JP2006281817A - 傾動機構 - Google Patents

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理 古川
Yoshinobu Nakagawa
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Abstract

【課題】 小型化を図りつつ、小さな駆動でも作動する傾動機構を提供する。
【解決手段】 第1リンク部103と第2リンク部104を回動自在に連結して傾動部81を支持するリンク101を構成し、第1リンク部103と第2リンク部104が90°に達した際に、第1リンク部103に対する第2リンク部104の回動を阻止する回動ロック機構を設定し、チルト駆動キャリッジ72をアーム側支持点106へ近接させる過程において、昇降アーム41に対して第2リンク部104を第1リンク部103に先行して起立させる段階と、第2リンク部104が第1リンク部103に対して90°に達した際に第1リンク部103に対する第2リンク部104の回動を阻止する段階と、第1リンク部103と第2リンク部104とを90°に維持した状態で昇降アーム41に対する第1リンク部103の起立を開始する段階とを形成可能に構成する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、傾動部を傾動する傾動機構に関する。
従来、車両への乗降を支援する昇降装置が知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照。)。
この昇降装置は、シートを車室内位置と車室外位置との間で変位できるように構成されており、車室外に配置されたシートに着座した着座者を、着座したまま車室内まで移動できるように構成されている。前記シートの取付部を昇降する機構は、四節の平行リンクで構成されており、当該平行リンクを回動してシートを昇降する際に、当該シートの座面を水平に維持できるように構成されている。
このような昇降装置においては、昇降機構が四節の平行リンクで構成されているため、機構部分の構成が複雑化するとともに大型化してしまうという。
これを解決する為に、図7に示すように、回動される昇降アーム701の先端部に、シート取付部702の角度を任意に可変する傾動機構703を設けることで、昇降機構の簡素化するとともに小型化を図る構成を考案するに至った。
すなわち、この傾動機構703は、前記昇降アーム701に沿って駆動されるキャリッジ711に前記シート取付部702の基端部を回動自在に支持するとともに、該シート取付部702の中途部と前記昇降アーム701とをリンク712によって連結する。これにより、前記キャリッジ711を前記昇降アーム701の先端側へ移動することによって、該昇降アーム701を下向きに回動するに従って前のめりになる前記シート取付部702の先端部を上方へ変位し、当該シート取付部702に取り付けられるシートを水平に保持するものである。
特開2004−074865号公報 特開平9−039622号公報
しかしながら、このような傾動機構703にあっては、シート取付部702を傾倒するリンク712は、シート取付部702の先端と昇降アーム701とを所定以上離間できるように、所定の長さを有している。また、昇降アーム701側の支点721を中心に回動するリンク712は、初期状態において前記昇降アーム701と平行に維持されており、前記シート取付部702を介して前記リンク712を起立させるキャリッジ711は、昇降アーム701に沿って移動されるように構成されている。
このため、前記リンク712が前記昇降アーム701に対して平行に維持された初期状態から前記リンク712を起立させる初動時には、前記支点721から比較的離れた位置にある力点731に駆動力を加えなければならず、乗員が着座したシートを傾動するには大きな駆動力を必要とする。これに伴って、駆動源が大型化するという問題が生じてしまう。
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、小型化を図りつつ、小さな駆動でも作動する傾動機構を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために本発明の請求項1の傾動機構にあっては、対象物を支持する傾動部の回動中心が、昇降アームに沿って移動されるキャリッジに回動自在に支持されるとともに、前記昇降アームに設定されたアーム側支持点に回動自在に支持されたリンクの端部が、前記傾動部に設定された傾動部側支持点に回動自在に支持され、前記キャリッジを前記アーム側支持点へ近接するに従って前記傾動部を前記昇降アームに対して起立させる一方、前記キャリッジを前記アーム側支持点から離間するに従って前記傾動部を傾倒する傾動機構において、基端部が前記アーム側支持点に支持された第1リンク部の先端部と、先端部が前記傾動部側支持点に支持された第2リンク部の基端部とを回動自在に連結して前記リンクを構成するとともに、前記第1リンク部に対する前記第2リンク部の角度が所定角度に達した際に、前記第1リンク部に対する前記第2リンク部の回動を阻止する回動ロック機構を設定し、前記キャリッジを前記アーム側支持点へ近接させる過程において、前記昇降アームに対して前記第2リンク部を前記第1リンク部に先行して起立させる段階と、前記第2リンク部が前記第1リンク部に対して前記所定角度に達した際に前記第1リンク部に対する前記第2リンク部の回動を阻止する段階と、前記第1リンク部と前記第2リンク部とを前記所定角度に維持した状態で前記昇降アームに対する前記第1リンク部の起立を開始する段階とを形成可能に構成した。
すなわち、キャリッジをアーム側支持点へ近接し、傾動部を昇降アームに対して起立させる際には、初期段階において、リンクの先端側を構成する第2リンク部が第1リンク部に先行して起立する。
このとき、前記キャリッジからの駆動力で回動される前記第2リンク部の回転中心は、当該第2リンク部と前記第1リンク部との連結点となり、前記リンクが単体の部材で構成された場合と比較して、前記駆動力が加えられる傾動部側支持点から回転中心までの直線距離が短くなる。このため、前記傾動部側支持点から回転中心までの直線距離が長い場合と比較して、第2リンク部を起立させる為に必要な駆動力を小さくすることができる。
そして、前記第2リンク部が前記第1リンク部に対して前記所定角度に達した際には、前記第1リンク部に対する前記第2リンク部の回動が回動ロック機構によって阻止され、前記第1リンク部と前記第2リンク部とが前記所定角度に維持された状態で前記第1リンク部の起立が開始される。
これにより、前記傾動部は、前記第1リンク部が起立するに従って、前記昇降アームに対して傾動される。
また、請求項2の傾動機構においては、前記第1リンク部と前記第2リンク部とを回動自在に支持する連結点から前記傾動部側支持点までの直線距離を、前記連結点から前記アーム側支持点までの直線距離より短く設定した。
このため、連結点から傾動部側支持点までの直線距離が、前記連結点からアーム側支持点までの直線距離が等しく又は長く設定された場合と比較して、第2リンク部を起立させる為に必要な駆動力を、より小さくすることができる。
さらに、請求項3の傾動機構では、前記傾動部で支持される前記対象物を、車両の座席を構成するシートで構成した。
これにより、着座者の荷重が加えられる傾動部の角度が、小さな力で変更される。
以上説明したように本発明の請求項1の傾動機構にあっては、傾動部を起立させるリンクを、互いに連結された第1アーム部と第2アーム部とで構成し、傾動部を起立させる初期段階において、リンクの先端側を構成する第2リンク部を第1リンク部に先行して起立させるため、構成の複雑化を招くこと無く、小さな駆動力で前記傾動部を昇降アームに対して起立させることができる。これにより、大きな駆動力を必要とする場合と比較して、駆動源の小型化を図ることができる。
そして、互いに連結された第1アーム部と第2アーム部とによって前記リンクを構成することで、小さな駆動力による作動を実現したため、構造を複雑化する場合と比較して、機構全体としての大型化を回避することができる。
また、請求項2の傾動機構においては、第1リンク部と第2リンク部とを回動自在に支持する連結点から傾動部に設定された傾動部側支持点までの直線距離を、前記連結点から昇降アーム側に設定されたアーム側支持点までの直線距離より短く設定したので、前記連結点から前記傾動部側支持点までの直線距離が、前記連結点から前記アーム側支持点までの直線距離と等しく又は長く設定された場合と比較して、第2リンク部を起立させる為に必要な駆動力を、より小さくすることができる。
さらに、請求項3の傾動機構では、傾動部で支持される対象物を、車両の座席を構成するシートで構成することによって、着座者の荷重が加えられる傾動部であっても、小さな駆動力で、昇降アームに対するシートの角度を変更することができる。
以下、本発明の一実施の形態を図に従って説明する。図1は、本実施の形態にかかる傾動機構1を備えた昇降装置2を示す図であり、該昇降装置2は、車両に設けられている。
すなわち、車両の乗降口近傍のフロア11には、車両前後方向に延在する固定レール12,12が固定されている。この固定レール12,12には、スイベルロア13が当該固定レール12,12の長さ方向へ移動自在に支持されており、前記スイベルロア13には、図2及び図3に示すように、ベアリング14を介してスイベルアッパ15が回動自在に支持されている。また、前記スイベルアッパ15は、前記スイベルロア13に対して回動制御されるように構成されており、長方形状に形成された前記スイベルアッパ15の先端が、図1及び図2に示したように、車両左方Lであるドア開口部側を向いた横向き状態16と、図3に示すように、車両前方Fを向いた前向き状態17とを形成できるように構成されている。
前記スイベルアッパ15の両側部には、図1に示したように、基端側から先端側に渡って延在するスライドレール21,21が延設されており、両スライドレール21,21には、両スライドレール21,21に架橋した昇降駆動キャリッジ22が両スライドレール21,21に沿って移動自在に支持されている。前記スイベルアッパ15の基端部には、昇降モータ23,23が設けられており、該昇降モータ23,23は、前記各スライドレール21,21上に配設されたボールネジ24,24を回転制御するように構成されている。
前記各ボールネジ24,24は、前記スイベルアッパ15の先端部に回動自在に支持されており、各ボールネジ24,24には、前記昇降駆動キャリッジ22に設けられたネジ部に螺合している。これにより、前記昇降モータ23,23で前記各ボールネジ24,24を回動することによって、前記昇降駆動キャリッジ22を前記スイベルアッパ15の長さ方向に移動できるように構成されている。
前記スイベルアッパ15の両側には、図1及び図2に示したように、昇降ガイドプレート31,31が設けられており、該昇降ガイドプレート31,31の先端部は、先端へ向かうに従って高さ寸法が低くなるように構成されている。これにより、当該昇降ガイドプレート31,31の上面が形成するカム面32は、図2に示したように、基端側が水平に延在する水平部33を構成するとともに、先端部が、先端へ向かうに従って下方に傾斜する傾斜面34を構成している。
前記昇降駆動キャリッジ22の両端部には、昇降アーム41,41を構成するアーム本体部42,42が回動自在に支持されている。該アーム本体部42,42は、図1に示したように、一対の板状部材43,43によって構成されており、前記昇降駆動キャリッジ22に支持された当該アーム本体部42の基端部には、昇降ガイドローラ44が前記両板状部材43,43間に挟持された状態で回動自在に支持されている。この昇降ガイドローラ44は、図2に示したように、前記昇降ガイドプレート31の前記カム面32を転動するように構成されている。
これにより、前記昇降駆動キャリッジ22を前記スイベルアッパ15の先端側へ駆動することによって、図3に示したように、前記スイベルアッパ15上に配置された格納状態51にある前記昇降アーム41,41を、図1及び図2に示したように、前記スイベルアッパ15の先端より延出させるに従って、当該昇降アーム41,41の先端部を下方に変位させた展開状態52を形成できるように構成されている。一方、前記昇降駆動キャリッジ22を前記スイベルアッパ15の基端側へ駆動することによって、前記展開状態52において前記スイベルアッパ15先端より延出した前記昇降アーム41,41を後退するとともに前記昇降アーム41,41の先端部を上方に変位して前記格納状態51を形成する昇降駆動部53が構成されている。
前記両アーム本体部42,42の先端部には、図1に示したように、固定ブラケット61が架橋した状態で固定されており、該固定ブラケット61には、補助スライド部62が長さ方向へスライド自在に支持されている。該補助スライド部62は、図外の伸縮駆動部によって前記補助スライド部62の長さ方向へ移動制御されるように構成されており、図1及び図2に示したように、前記補助スライド部62を前記アーム本体部42,42より先端側へ延出した状態と、図3に示したように、前記補助スライド部62を前記アーム本体部42,42の内側に配置した状態とを形成できるように構成されている。
前記補助スライド部62には、図1に示したように、長さ方向に延在するレール71が設けられており、該レール71には、図2に示したように、チルト駆動キャリッジ72が移動自在に支持されている。前記補助スライド部62の先端部には、チルト駆動モータ73が設けられており、該チルト駆動モータ73は、図1に示したように、前記補助スライド部62の中央部に延設されたボールネジ74を回転制御するように構成されている。該ボールネジ74は、前記チルト駆動キャリッジ72に螺合しており、前記チルト駆動モータ73で前記ボールネジ74を回動することによって、前記チルト駆動キャリッジ72を前記補助スライド部62に沿って移動できるように構成されている。
前記チルト駆動キャリッジ72には、図2に示したように、傾動部81が回動自在に支持されており、前記チルト駆動キャリッジ72に回動自在に支持された前記傾動部81の基端部には、当該傾動部81の回動中心82が設定されている。この傾動部81は、図3に示したように、前記チルト駆動キャリッジ72の両側部に軸支された支持板83,83と、両支持板83,83間に架橋した状態で支持された固定ブラケット84とによって構成されており、該固定ブラケット84には、図1に示したように、車両の座席を構成するシート85が固定されている。
前記支持板83は、図2に示すように、前記固定ブラケット84を支持する第1支持部91と、該第1支持部91より斜め方向に延出する第2支持部92とによってく字状に形成されており、該第2支持部92の先端部が前記チルト駆動キャリッジ72に支持されている。この第2支持部92は、図3に示したように、前記格納状態51において前記チルト駆動キャリッジ72より先端方向へ向けて斜め上方に延在するように構成されている。
一方、前記昇降アーム41を構成する前記補助スライド部62の先端部には、図2及び図3に示したように、リンク101が回動自在に軸支されている。該リンク101は、図3に示したように、前記補助スライド部62に設けられた突片102に回動自在に支持された長板状の第1リンク部103と、該第1リンク部103の先端部に回動自在に軸支された長板状の第2リンク部104とによって構成されており、該第2リンク部104の先端部は、前記傾動部81における前記固定ブラケット84の下面中央部に突設された突片105に回動自在に軸支されている。前記第1リンク部103の基端部には、前記補助スライド部62の前記突片102に軸支された部位にアーム側支持点106が設定されており、前記第2リンク部104の先端部には、前記固定ブラケット84の突片105に回動自在に軸支された部位にアーム側支持点107が設定されている。また、前記両リンク部103,104を軸支して連結した部位には、連結点108が設定されており、当該リンク101は、この連結点108にて屈曲できるように構成されている。
前記第1リンク部103は、前記格納状態51において、前記昇降アーム41に沿って配置されるように構成されており、この第1リンク部103の先端部に支持された前記第2リンク部104は、前記突片105へ向けて斜め上方に延出するように構成されている。また、前記昇降アーム41に支持された前記アーム側支持点106から前記連結点108までの直線距離L1は、前記傾動部側支持点107から前記連結点108までの直線距離L2より長くなるように、前記第1リンク部103及び前記第2リンク部104の長さ寸法が設定されている。
前記リンク101には、前記第1リンク部103に対する前記第2リンク部104の角度が所定角度である90°に達した際に、前記第1リンク部103に対する前記第2リンク部104の回動を阻止する回動ロック機構111が設定されている。この回動ロック機構111としては、例えば前記第1リンク部103と前記第2リンク部104との角度が90°に達した際に、第2リンク部104に当接する爪を前記第1リンク部103に突出し、第2リンク部104のそれ以上の回動を阻止する構造が挙げられる。
これにより、前記チルト駆動キャリッジ72を前記アーム側支持点106へ近接させる過程において、図4に示すように、前記昇降アーム41に対して前記第2リンク部104を前記第1リンク部103に先行して起立させる第1段階121と、図5に示すように、前記第2リンク部104が前記第1リンク部103に対して前記所定角度αである90°に達した際に、前記第1リンク部103に対する前記第2リンク部104の回動を前記回動ロック機構111によって阻止する第2段階122と、図6に示すように、前記第1リンク部103と前記第2リンク部104とを前記所定角度αに維持した状態で、前記昇降アーム41に対する前記第1リンク部103の起立を開始する第3段階123とを形成可能できるように構成されている。
そして、前記昇降アーム41を回動して先端部を下方に変位する際には、前記チルト駆動キャリッジ72を前記アーム側支持点106へ近接する方向へ駆動するに従って、前記傾動部81を、前記チルト駆動キャリッジ72に軸支された回動中心82を中心として、前記昇降アーム41に対して起立させることにより、前のめりになるシート85を略水平に保てるように構成されている。一方、前記昇降アーム41の先端部を上方に変位する際には、前記チルト駆動キャリッジ72を前記アーム側支持点106から離間する方向へ駆動するに従って、前記傾動部81の先端部が前記昇降アーム41に近接する方向へ傾倒することにより、前上がりとなるシート85を略水平に保てるように構成されている。
以上の構成にかかる本実施の形態において、昇降アーム41に設けられたチルト駆動キャリッジ72をアーム側支持点106へ近接し、傾動部81を昇降アーム41に対して起立させる際には、リンク101の先端側を構成する第2リンク部104が第1リンク部103に先行して起立する。
このとき、前記チルト駆動キャリッジ72からの駆動力で回動される前記第2リンク部104の回転中心は、当該第2リンク部104と前記第1リンク部103との連結点108となり、前記リンク101が単体の部材で構成された場合と比較して、駆動力が加えられる傾動部側支持点107から回転中心までの直線距離が短くなる。このため、前記傾動部側支持点107から回転中心までの直線距離が長い場合と比較して、第2リンク部104を起立させる為に必要な駆動力を小さくすることができる。
そして、前記第2リンク部104が前記第1リンク部103に対して前記所定角度αに達した際には、前記第1リンク部103に対する前記第2リンク部104の回動が回動ロック機構111によって阻止され、前記第1リンク部103と前記第2リンク部104とが前記所定角度αに維持された状態で前記第1リンク部103の起立が開始される。
これにより、前記傾動部81は、前記第1リンク部103が起立するに従って、前記昇降アーム41に対して傾動される。
このように、前記傾動部81を起立させるリンク101を、互いに連結された第1リンク部103と第2リンク部104とで構成し、前記傾動部81を起立させる初期段階において、リンク101の先端側を構成する第2リンク部104を第1リンク部103に先行して起立させるため、構成の複雑化を招くこと無く、小さな駆動力で前記傾動部81を昇降アーム41に対して起立させることができる。これにより、大きな駆動力を必要とする場合と比較して、駆動源の小型化を図ることができる。
そして、互いに連結された第1リンク部103と第2リンク部104とによって前記リンク101を構成することで、小さな駆動力による作動を実現したため、構造を複雑化する場合と比較して、機構全体としての大型化を回避することができる。
また、前記第1リンク部103と前記第2リンク部104とを回動自在に支持する連結点108から前記傾動部側支持点107までの直線距離L2は、前記連結点108から前記アーム側支持点106までの直線距離L1より短く設定されている。このため、前記連結点108から前記傾動部側支持点107までの直線距離L2が、前記連結点108から前記アーム側支持点106までの直線距離L1が等しく又は長く設定された場合と比較して、前記第2リンク部104を起立させる為に必要な駆動力を、より小さくすることができる。
そして、前記傾動部81で支持される対象物を、車両の座席を構成するシート85で構成することによって、着座者の荷重が加えられる前記傾動部81であっても、小さな駆動力によって、前記昇降アーム41に対するシート85の角度を変更することができる。
本発明の一実施の形態を示す斜視図である。 同実施の形態の側面図である。 同実施の形態の格納状態を示す側面図である。 同実施の形態の動作を示す模式図である。 図4に続く動作を示す模式図である。 図5に続く動作を示す模式図である。 従来の動作を示す模式図である。
符号の説明
1 傾動機構
41 アーム
72 チルト駆動キャリッジ
81 傾動部
82 回動中心
101 リンク
103 第1リンク部
104 第2リンク部
106 アーム側支持点
107 傾動部側支持点
108 連結点
111 回転ロック機構

Claims (3)

  1. 対象物を支持する傾動部の回動中心が、昇降アームに沿って移動されるキャリッジに回動自在に支持されるとともに、前記昇降アームに設定されたアーム側支持点に回動自在に支持されたリンクの端部が、前記傾動部に設定された傾動部側支持点に回動自在に支持され、前記キャリッジを前記アーム側支持点へ近接するに従って前記傾動部を前記昇降アームに対して起立させる一方、前記キャリッジを前記アーム側支持点から離間するに従って前記傾動部を傾倒する傾動機構において、
    基端部が前記アーム側支持点に支持された第1リンク部の先端部と、先端部が前記傾動部側支持点に支持された第2リンク部の基端部とを回動自在に連結して前記リンクを構成するとともに、前記第1リンク部に対する前記第2リンク部の角度が所定角度に達した際に、前記第1リンク部に対する前記第2リンク部の回動を阻止する回動ロック機構を設定し、前記キャリッジを前記アーム側支持点へ近接させる過程において、前記昇降アームに対して前記第2リンク部を前記第1リンク部に先行して起立させる段階と、前記第2リンク部が前記第1リンク部に対して前記所定角度に達した際に前記第1リンク部に対する前記第2リンク部の回動を阻止する段階と、前記第1リンク部と前記第2リンク部とを前記所定角度に維持した状態で前記昇降アームに対する前記第1リンク部の起立を開始する段階とを形成可能に構成したことを特徴とする傾動機構。
  2. 前記第1リンク部と前記第2リンク部とを回動自在に支持する連結点から前記傾動部側支持点までの直線距離を、前記連結点から前記アーム側支持点までの直線距離より短く設定したことを特徴とする請求項1記載の傾動機構。
  3. 前記傾動部で支持される前記対象物を、車両の座席を構成するシートで構成したことを特徴とする請求項1又は2記載の傾動機構。
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