JPH10196074A - 排水枡 - Google Patents

排水枡

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JPH10196074A
JPH10196074A JP462797A JP462797A JPH10196074A JP H10196074 A JPH10196074 A JP H10196074A JP 462797 A JP462797 A JP 462797A JP 462797 A JP462797 A JP 462797A JP H10196074 A JPH10196074 A JP H10196074A
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drain pipe
drainage
pipe
drain
basin
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JP462797A
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Yukihiro Kato
幸弘 加藤
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビルの外壁を貫通した排水パイプと竪樋を接
続する排水枡であって、種々な角度の排水パイプに適応
できる排水枡を提供する。 【解決手段】 枡本体4と、竪樋接続筒5と排水パイプ
接続筒6とからなる。排水パイプ接続筒6は排水パイプ
の外形より大きい内径を有する筒状体61と、排水パイ
プの外径より小さい内径を有する弾性筒状体62とから
なり、弾性筒状体62を筒状体61の内周面に取り付け
たものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアパート、マンショ
ン、事務所等のビルの外壁を貫通した排水パイプと竪樋
を接続する排水枡に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ビルの外壁を貫通した排水パイプ
と竪樋を接続する排水枡は、実開平5−78764号公
報に記載あるように、枡本体の側壁に排水パイプを接続
する排水パイプ接続筒が設けられている。そして、この
排水枡は次のようにして使用する。
【0003】即ち、外壁に取り付けられた取付筒体の中
にビルの外壁を貫通した排水パイプを突出させ、この取
付筒体を排水枡の排水パイプ接続筒の中に挿入し、排水
パイプと取付筒体との間と、取付筒体と排水パイプ接続
筒との間にパッキンを挿入して水密にし、ビルの屋上に
降った雨水を排水パイプを通して排水枡に流入させ、こ
の排水枡から竪樋を通して地上に導くのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、外壁に取り付
けられる排水パイプは外壁を一定角度で貫通するもので
なく、建物によって異なっている。例えば、排水パイプ
が外壁をほぼ水平に貫通することもあるし、種々な角度
に傾斜して貫通することもある。
【0005】上記排水枡をほぼ水平に貫通している排水
パイプや種々な角度に貫通する排水パイプに適応させる
ためには、傾斜した排水パイプと水平な排水パイプの両
方を入れることができるようにするためには、排水パイ
プ接続筒の内径を大きくする必要があり、その結果、排
水パイプと取付筒体との間が大きくなり、この間をパッ
キンで水密し難くなる。
【0006】従って、従来はそれぞれの角度に合わせた
排水枡や取付筒体を多種類用意していたが、多種類用意
すること不便であるばかりか排水枡が高価になるという
問題があった。そこで、本発明の目的は、種々な角度の
排水パイプに適応できる排水枡を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになしたものであって、ビルの外壁を貫通した
排水パイプと竪樋とを接続する排水枡であって、枡本体
と、この枡本体の底面に設けられ竪樋を接続する竪樋接
続筒と、枡本体の側壁に設けられ排水パイプを接続する
排水パイプ接続筒とからなる排水枡において、前記排水
パイプ接続筒は排水パイプの外径より大きい内径を有す
る筒状体と、排水パイプの外径より小さい内径を有する
弾性筒状体とからなり、筒状体の内周面に弾性筒状体が
取り付けられているものである。
【0008】本発明に使用される弾性筒状体とは、弾性
筒状体の内径より大きな外径を有する排水パイプを挿入
したとき変形し、しかも、元の形状に戻ろうとする弾性
を有するものであって、軟質合成樹脂発泡体の筒状体や
ゴム状弾性体の筒状体がある。
【0009】軟質合成樹脂発泡体としては、軟質ポリウ
レタン樹脂発泡体、軟質塩化ビニル樹脂発泡体、ポリエ
チレン樹脂発泡体等が好適である。ゴム状弾性体として
は、天然ゴムや合成ゴム等のゴム、軟質塩化ビニル樹脂
等の軟質合成樹脂が好適である。
【0010】(作用)本発明の作用を、使用方法を説明
しながら説明する。排水枡を、例えば、取付金具で壁に
固定し、竪樋接続筒を竪樋に、又、排水パイプ接続筒の
中に排水パイプを挿入して排水パイプ接続筒を排水パイ
プに接続する。
【0011】本発明では、排水パイプ接続筒が排水パイ
プの外径より大きい内径を有する筒状体と、排水パイプ
の外径より小さい内径を有する弾性筒状体からなり、筒
状体の内周面に弾性筒状体が取り付けられているから、
上記のように、排水パイプ接続筒の中に排水パイプを挿
入すると、排水パイプはこの排水パイプの外径より小さ
い内径を有する弾性筒状体の中に弾性筒状体の径を拡大
させながら挿入される。
【0012】このように、弾性筒状体は弾性により変形
するので、排水パイプを排水パイプ接続部の中に挿入す
ることができる。そして、排水パイプを挿入すると、弾
性筒状体が元の状態に戻ろうとする弾性により密着し、
排水パイプと排水パイプ接続筒との間が水密に接続され
る。この際、排水パイプの角度が異なっていても挿入で
きるほど排水パイプ接続筒の内径を大きくしても、弾性
筒状体が排水パイプと面となって密着するから、従来の
パッキンのように水密し難いということがない。
【0013】このように、単に、排水枡を取付金具で壁
に取り付け、竪樋接続筒を竪樋に、又、排水パイプ接続
筒を排水パイプにそれぞれ接続するだけであるから施工
が極めて簡単である。このようにして排水枡を取り付け
ると、ビルの屋上に降った雨水は排水パイプを通って排
水枡に流入し、この排水枡から竪樋を通して地上に導か
れる。その際、排水パイプと排水パイプ接続筒との間が
水密に接続されているから、この間から雨水が漏れるこ
とがない。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例を説明す
る。 (実施例1)図1〜図4は本発明の一実施例を示すもの
で、図1は排水枡を示す説明図、図2は排水パイプがビ
ルの外壁を貫通して取り付けられた状態の断面を示す説
明図、図3は排水枡を取り付けている状態を示す説明
図、図4は排水枡を取り付けた状態の断面を示す説明図
である。
【0015】図1〜図4において、1はビルであり、1
1はビル1の屋上、12はビル1の笠木、13はビルの
外壁である。2はステンレス製の排水パイプであり、こ
の排水パイプ2は、図2に示すように、外壁13を斜め
に傾斜して貫通し、外壁13から若干突出している。2
1はルーフドレンである。そして、ビル1の屋上11に
降った雨水はルーフドレン21に集められ、このルーフ
ドレン21から排水パイプ2を通して外壁13の外側に
導かれるようになっている。
【0016】8はステンレス製の竪樋であり、ビル1の
外壁13にほぼ垂直に取り付けられている。3はステン
レス製の排水枡であり、図1に示すように、この排水枡
3は枡本体4と、竪樋接続筒5と、排水パイプ接続筒6
とからなる。
【0017】枡本体4は円筒状の円筒部41と、この円
筒部の上面に設けられた蓋体42と、円筒部41の底面
に設けられた底板43とからなる。竪樋接続筒5は竪樋
8の内径より若干小さい外径を有する円筒で、底板43
に取り付けられていて、この竪樋接続筒5を竪樋8の中
に挿入するだけで竪樋接続筒5が竪樋8に接続できるよ
うになっている。
【0018】排水パイプ接続筒6は枡本体4の円筒部4
1の側壁に取り付けられたものであり、排水パイプ2の
外径より大きな内径を有する筒状体61と、排水パイプ
2の外径より小さい内径を有する軟質ポリウレタン樹脂
発泡体からなる弾性筒状体62とからなる。そして、こ
の弾性筒状体62は上側を除いて、その他の外周面が筒
状体61の内周面に接着剤で接着されて取り付けられて
いる。筒状体61の上面には通孔63が設けられてい
る。
【0019】7はステンレス製の取付金具であり、図3
に示すように、円弧状の本体71と、この本体71から
ほぼ水平に突出している取付部72とからなり、本体7
1の両側に通孔73が、又、取付部72にビス孔74が
設けられている。次に、この排水枡3の取付方法および
使用方法について説明する。ビル1の外壁13から突出
している排水パイプ2の上方を円弧状の本体71で囲む
ようにして取付金具7を外壁13に当接させ、通孔73
にビス9を通し外壁13に螺入して取付金具7を外壁1
3に取り付ける。
【0020】次に、排水パイプ接続筒6の中に排水パイ
プ2を挿入しながら、取付金具7の取付部72を筒状体
61と弾性筒状体62との間(接着されてない部分)に
挿入しビス91を筒状体61の通孔63に通し取付金具
7のビス孔74に螺入して排水パイプ接続筒6を排水パ
イプ2に接続すると同時に排水枡3を外壁13に取り付
ける。
【0021】すると、排水パイプ接続筒6は排水パイプ
2の外径より大きい内径を有する筒状体61と、排水パ
イプ2の外径より小さい内径を有する弾性筒状体62か
らなり、筒状体61の内周面に弾性筒状体62が取り付
けられているから、排水パイプ接続筒6の中に排水パイ
プ2を挿入すると、図4に示すように、この排水パイプ
2が斜めに傾斜していても、弾性筒状体62は弾性によ
り変形するので、排水パイプ2を排水パイプ接続筒6の
中に支障なく挿入することができる。
【0022】そして、排水パイプ2を挿入すると、弾性
筒状体62が元の状態に戻ろうとする弾性により密着
し、排水パイプ2と排水パイプ接続筒6との間が水密に
接続される。次に、竪樋接続筒5を竪樋8の中に挿入す
るにようにして、竪樋接続筒5を竪樋8に接続する。こ
のように、単に、排水枡3を取付金具7でビル1の外壁
13に取り付け、竪樋接続筒5を竪樋8に、又、排水パ
イプ接続筒6を排水パイプ2に接続するだけであるから
施工が極めて簡単である。
【0023】このようにして排水枡3を取り付けると、
ビルの屋上に降った雨水は排水パイプ2を通って排水枡
3に流入し、この排水枡3から竪樋8を通して地上に導
かれる。その際、排水パイプ2と排水パイプ接続筒5と
の間が水密に接続されているから、この間から雨水が漏
れることがない。
【0024】(実施例2)図5は本発明の他の実施例を
示すもので、排水パイプに排水枡を取り付けている状態
の断面を示す説明図である。
【0025】図5に示す実施例2を図1〜図4に示す実
施例1と比較すると、排水パイプ2aがビル1aの外壁
13aにほぼ水平に設けられていることが異なる。そし
て、使用する排水枡3aは実施例1に使用した排水枡を
使用する。
【0026】次に、この排水枡3aの取付方法および使
用方法について説明する。実施例1と同様にして、取付
金具を外壁13aに取り付ける。次に、実施例1と同様
にして、排水パイプ接続筒6aの中に排水パイプ2aを
挿入しながら、取付金具の取付部を筒状体61aと弾性
筒状体62aとの間(接着されてない部分)に挿入しビ
スで排水パイプ接続筒6aを排水パイプ2aに接続する
と同時に排水枡3aを外壁13aに取り付ける。
【0027】すると、排水パイプ接続筒6aは排水パイ
プ2aの外径より大きい内径を有する筒状体61aと、
排水パイプ2aの外径より小さい内径を有する弾性筒状
体62aからなり、筒状体61aの内周面に弾性筒状体
62aが取り付けられているから、実施例1と同様にし
て、排水パイプ接続筒6aの中に排水パイプ2aを挿入
する。すると、この排水パイプ2aがほぼ水平になって
いるから、実施例1より更に容易に排水パイプ2aを排
水パイプ接続筒6aの中に挿入することができる。
【0028】そして、排水パイプ2aを挿入すると、弾
性筒状体62aが元の状態に戻ろうとする弾性により密
着し、排水パイプ2aと排水パイプ接続筒6aとの間が
水密に接続される。次に、竪樋接続筒5aを竪樋に接続
する。このように、単に、排水枡3aを取付金具でビル
1aの外壁13aに取り付け、竪樋接続筒5aを竪樋
に、又、排水パイプ接続筒6aを排水パイプ2aに接続
するだけであるから施工が極めて簡単である。
【0029】このようにして排水枡3aを取り付ける
と、ビルの屋上に降った雨水は排水パイプ2aを通って
排水枡3aに流入し、この排水枡3aから竪樋を通して
地上に導かれる。その際、排水パイプと排水パイプ接続
筒との間が水密に接続されているから、この間から雨水
が漏れることがない。この実施例1と実施例2に示すよ
うに排水パイプが傾斜して取り付けられていても、又、
ほぼ水平に取り付けられていても、排水枡3aを使用し
て支障なく排水パイプ2aと竪樋とを接続できる。
【0030】(実施例3)図6〜図9は本発明の別の実
施例を示すもので、図6は排水枡を示す説明図、図7は
排水パイプがビルの外壁を貫通して取り付けられた状態
の断面を示す説明図、図8は排水枡を取り付けている状
態を示す説明図、図9は排水枡を取り付けた状態の断面
を示す説明図である。
【0031】図6〜図9に示す実施例3を図1〜図4に
示す実施例1と比較すると、排水パイプ接続筒6bの弾
性筒状体62bが異なる。従って、この排水パイプ接続
筒6bについて説明しその他の説明を省略する。即ち、
排水パイプ接続筒6bは排水パイプ2bの外径より大き
な内径を有する筒状体61bと、排水パイプ2bの外径
より小さい内径を有する合成ゴムからなる弾性筒状体6
2bとからなる。そして、この弾性筒状体62bは上側
を除いて、その他の外周面が筒状体61bの内周面に接
着剤で接着されて取り付けられている。
【0032】次に、この排水枡3bの取付方法および使
用方法について説明する。実施例1と同様にして、取付
金具7bを外壁13bに取り付ける。次に、排水パイプ
接続筒6bの中に排水パイプ2bを挿入しながら、取付
金具7bの取付部72bを筒状体61bと弾性筒状体6
2bとの間(接着されてない部分)に挿入しビス91b
を筒状体61bの通孔63bに通し取付金具7bのビス
孔74bに螺入して排水パイプ接続筒6bを排水パイプ
2bに接続すると同時に排水枡3bを外壁13bに取り
付ける。
【0033】この際、排水パイプ接続筒6bは排水パイ
プ2bの外径より大きい内径を有する筒状体61bと、
排水パイプ2bの外径より小さい内径を有する弾性筒状
体62bからなり、筒状体61bの内周面に弾性筒状体
62bが取り付けられているから、排水パイプ接続筒6
bの中に排水パイプ2bを挿入すると、図7に示すよう
に、この排水パイプ2bが斜めに傾斜していても、弾性
筒状体62bは弾性により変形するので、排水パイプ2
bを排水パイプ接続筒6bの中に支障なく挿入すること
ができる。
【0034】そして、排水パイプ2bを挿入すると、弾
性筒状体62bが元の状態に戻ろうとする弾性により密
着し、排水パイプ2bと排水パイプ接続筒6bとの間が
水密に接続される。次に、竪樋接続筒5bを竪樋8bの
中に挿入するようにして、竪樋接続筒5bを竪樋8bに
接続する。このように、単に、排水枡3bを取付金具7
bでビル1bの外壁13bに取り付け、竪樋接続筒5b
を竪樋8bに、又、排水パイプ接続筒6bを排水パイプ
2bに接続するだけであるから施工が極めて簡単であ
る。
【0035】このようにして排水枡3bを取り付ける
と、ビルの屋上に降った雨水は排水パイプ2bを通って
排水枡3bに流入し、この排水枡3bから竪樋8bを通
して地上に導かれる。その際、排水パイプ2bと排水パ
イプ接続筒5bとの間が水密に接続されているから、こ
の間から雨水が漏れることがない。
【0036】(実施例4)図10は本発明の更に別の実
施例を示すもので、排水パイプに排水枡を取り付けてい
る状態の断面を示す説明図、図11は弾性筒状体を斜め
方向から見た説明図である。
【0037】図10および図11に示す実施例4を図6
〜図9に示す実施例3と比較すると、排水パイプ2cが
ビル1cの外壁13cにほぼ水平に設けられていること
と排水枡3cの弾性筒状体62cの形状が異なる。排水
枡3cの弾性筒状体62cは、図11に示すように、筒
状の本体65cと、この本体65cの先端が内方向に突
出した先端部66cとからなり、この先端部66cの内
径が排水パイプ2bの外径より小さくなされている。
【0038】次に、この排水枡3cの取付方法および使
用方法について説明する。実施例1と同様にして、取付
金具を外壁13cに取り付ける。次に、実施例1と同様
にして、排水パイプ接続筒6cの中に排水パイプ2cを
挿入しながら、取付金具の取付部を筒状体61cと弾性
筒状体62cとの間(接着されてない部分)に挿入しビ
スで排水パイプ接続筒6cを排水パイプ2cに接続して
排水枡3cを排水パイプ2cに取り付ける。
【0039】この際、排水パイプ接続筒6cは排水パイ
プ2cの外径より大きい内径を有する筒状体61cと、
排水パイプ2cの外径より小さい内径を有する弾性筒状
体62cからなり、筒状体61cの内周面に弾性筒状体
62cが取り付けられているから、排水パイプ接続筒6
cの中に排水パイプ2cを挿入すると、この排水パイプ
2cがほぼ水平になっているし、弾性筒状体62cの先
端部66cの内径だけが排水パイプ2cの外径より小さ
くなされているから、実施例3より更に容易に排水パイ
プ2cを排水パイプ接続部6cの中に挿入することがで
きる。
【0040】そして、排水パイプ2cを挿入すると、弾
性筒状体62cの先端部66cが元の状態に戻ろうとす
る弾性により密着し、排水パイプ2cと排水パイプ接続
筒6cとの間が水密に接続される。次に、竪樋接続筒5
cを竪樋に接続する。このように、単に、排水枡3cを
取付金具でビル1cの外壁13cに取り付け、竪樋接続
筒5cを竪樋に、又、排水パイプ接続筒6cを排水パイ
プに接続するだけであるから施工が極めて簡単である。
【0041】このようにして排水枡3cを取り付ける
と、ビル1cの屋上に降った雨水は排水パイプ2cを通
って排水枡3cに流入し、この排水枡3cから竪樋を通
して地上に導かれる。その際、排水パイプ2cと排水パ
イプ接続筒6cとの間が水密に接続されているから、こ
の間から雨水が漏れることがない。この実施例のように
弾性筒状体62cの先端部66cの内径だけが排水パイ
プ2cの外径より小さくしていると、排水パイプ2cが
傾斜していても、又、ほぼ水平になっていても、この排
水枡3cを使用して更に容易に排水パイプ2cと竪樋と
を接続できる。
【0042】
【発明の効果】本発明では、排水パイプ接続筒が排水パ
イプの外径より大きい内径を有する筒状体と、排水パイ
プの外径より小さい内径を有する弾性筒状体からなり、
筒状体の内周面に弾性筒状体が取り付けられているか
ら、排水パイプ接続筒の中に排水パイプを挿入すると、
排水パイプは弾性筒状体を変形させながら排排水パイプ
接続部の中に挿入することができる。
【0043】このように、排水パイプを挿入すると、弾
性筒状体が元の状態に戻ろうとする弾性により密着し、
排水パイプと排水パイプ接続筒との間が水密に接続され
る。この際、排水パイプが傾斜していても、又、ほぼ水
平であっても排水パイプ接続部の中に挿入できるように
排水パイプ接続部の筒状体の内径を大きくしていても、
弾性筒状体が排水パイプと面となって密着するから、従
来のパッキンのように水密し難いということがないの
で、1個の排水枡でよく極めて便利である。又、排水パ
イプ接続筒を排水パイプに接続するだけであるから施工
が極めて簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、排水枡を示す
説明図である。
【図2】排水パイプがビルの外壁を貫通して取り付けら
れた状態の断面を示す説明図である。
【図3】排水枡を取り付けている状態を示す説明図であ
る。
【図4】排水枡を取り付けた状態の断面を示す説明図で
ある。
【図5】本発明の他の実施例を示すもので、排水パイプ
に排水枡を取り付けている状態の断面を示す説明図であ
る。
【図6】本発明の別の実施例を示すもので、排水枡を示
す説明図である。
【図7】排水パイプがビルの外壁を貫通して取り付けら
れた状態の断面を示す説明図である。
【図8】排水枡を取り付けている状態を示す説明図であ
る。
【図9】排水枡を取り付けた状態の断面を示す説明図で
ある。
【図10】本発明の更に別の実施例を示すもので、排水
パイプに排水枡を取り付けている状態の断面を示す説明
図である。
【図11】弾性筒状体を斜め方向から見た説明図であ
る。
【符号の説明】
1、1a、1c ビル 13、13a、13b、13c 外壁 2、2a、2b、2c 排水パイプ 3、3a、3b、3c 排水枡 4 枡本体 5、5a、5b、5c 竪樋接続筒 6、6a、6b、6c 排水パイプ接続筒 61、61a、61b 筒状体 62、62a、62b、62c 弾性筒状体 7、7b 取付金具

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビルの外壁を貫通した排水パイプと竪樋
    とを接続する排水枡であって、枡本体と、この枡本体の
    底面に設けられ竪樋を接続する竪樋接続筒と、枡本体の
    側壁に設けられ排水パイプを接続する排水パイプ接続筒
    とからなる排水枡において、前記排水パイプ接続筒は排
    水パイプの外径より大きい内径を有する筒状体と、排水
    パイプの外径より小さい内径を有する弾性筒状体とから
    なり、筒状体の内周面に弾性筒状体が取り付けられてい
    ることを特徴とする排水枡。
JP462797A 1997-01-14 1997-01-14 排水枡 Withdrawn JPH10196074A (ja)

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JP462797A JPH10196074A (ja) 1997-01-14 1997-01-14 排水枡

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005146637A (ja) * 2003-11-14 2005-06-09 Mitsubishi Plastics Ind Ltd 呼び樋
JP2006132285A (ja) * 2004-11-09 2006-05-25 Sekisui Chem Co Ltd 雨樋の接続部構造

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