JPH10195163A - 二液型硬化性組成物 - Google Patents

二液型硬化性組成物

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JPH10195163A
JPH10195163A JP9172474A JP17247497A JPH10195163A JP H10195163 A JPH10195163 A JP H10195163A JP 9172474 A JP9172474 A JP 9172474A JP 17247497 A JP17247497 A JP 17247497A JP H10195163 A JPH10195163 A JP H10195163A
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JP
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diaminodiphenylmethane
polyol
alkyl
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JP9172474A
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Yukio Matsumoto
幸夫 松本
Ichiro Kamemura
一郎 亀村
Joichi Saito
譲一 斎藤
Koichi Sasaki
康一 佐々木
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】低温時硬化性に優れた二液型硬化性組成物の提
供。 【解決手段】イソシアネート基末端ポリウレタンプレポ
リマー系の主剤成分と、芳香核に置換アルキル基を有す
る4,4’−ジアミノジフェニルメタン類、ジエチルト
ルエンジアミンおよびアミン化合物にアルキレンオキシ
ドを付加してなる水酸基数3〜4のアミンポリオールの
混合物からなりNH2 基/OH基が50〜90/10〜
50の硬化剤成分とからなる二液型硬化性組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は常温にて硬化し、硬
化性、硬化後の塗膜外観、機械強度および耐熱性に優れ
る二液型硬化性組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリウレタンエラストマーは、その優れ
た柔軟性により、防水材、床材、シーリング材、弾性舗
装材などの幅広い建材用途に用いられている。このポリ
ウレタンエラストマーは、通常、イソシアネート基末端
ポリウレタンプレポリマーを主成分とする主剤成分と活
性水素化合物からなる硬化剤成分とからなる常温で硬化
する二液型組成物である。防水材の用途においてはポリ
オキシプロピレンポリオールとトリレンジイソシアネー
トとの反応により得られるイソシアネート基末端ポリウ
レタンプレポリマーを主成分とする主剤成分と、ポリオ
ールおよび4,4’−メチレンビス(2−クロロアニリ
ン)を主成分とする硬化剤成分とからなる二液型が現在
でも主流である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の硬化剤に使われ
ている4,4’−メチレンビス(2−クロロアニリン)
は常温では固体であり、通常ポリオールに30〜50重
量%濃度に溶解させて使用するが、主剤成分のイソシア
ネート基との反応性がポリオールと4,4’−メチレン
ビス(2−クロロアニリン)では大きく異なるため常温
での反応を完結させるため有機金属鉛等の触媒が不可欠
になる。
【0004】しかし、硬化性は大気中の水分濃度や環境
温度に大きく左右され、冬場の5℃以下での硬化性は触
媒を増量しても未だ硬化性が不充分で翌日でも歩行不可
能であり、塗り重ねができないのが実状である。また夏
場では可使時間と硬化性のバランスが触媒量だけではコ
ントロールできにくく、無触媒ではポリオールがほとん
ど反応せず、少しでも触媒を添加すると4,4’−メチ
レンビス(2−クロロアニリン)の反応が促進され充分
な可使時間が取れなくなる。さらに特に高温多湿の状態
では空気中の水分との反応が並行して起こり、発泡して
表面外観を損ねるうえ、膨れの原因ともなる。
【0005】したがって、本発明の目的は、大気中の水
分濃度や環境温度に影響を受けることなく、高温多湿の
状態でも可使時間が保たれ、発泡して表面外観を損ねた
り、膨れることのない二液型硬化性組成物を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、活性水素化合物として、芳香核にアルキ
ル基を有するアルキル置換4,4’−ジアミノジフェニ
ルメタン類(a)、ジエチルトルエンジアミン(b)、
および、アミン化合物にアルキレンオキシドを付加して
得られる水酸基数3〜4のアミンポリオール(c)を含
み、かつ硬化剤成分中の活性水素含有基のモル数比(N
2 /OH)が50〜90/10〜50である硬化剤成
分(1)、および、ポリオキシアルキレンポリオールを
主成分とするポリオールとポリイソシアネートを反応さ
せて得られるイソシアネート基末端ポリウレタンプレポ
リマーを主成分とする主剤成分(2)からなる二液型硬
化性組成物を提供する。
【0007】本発明においては、芳香核にアルキル基を
有するアルキル置換4,4’−ジアミノジフェニルメタ
ン類(a)が、アミノ基に対するオルソ位に置換アルキ
ル基を有する4,4’−ジアミノジフェニルメタンであ
ることが好ましい。
【0008】芳香核にアルキル基を有するアルキル置換
4,4’−ジアミノジフェニルメタン類(a)は、3,
3’,5,5’−テトラアルキル−4,4’−ジアミノ
ジフェニルメタンおよび/または3,3’−ジアルキル
−4,4’−ジアミノジフェニルメタンであることがさ
らに好ましい。
【0009】本発明の二液型硬化性組成物は、特に防水
材、床材、シーリング材、弾性舗装材の用途に好適であ
る。本発明によれば、活性水素化合物として、芳香核に
アルキル基を有するアルキル置換4,4’−ジアミノジ
フェニルメタン類(a)、ジエチルトルエンジアミン
(b)およびアミン化合物にアルキレンオキシドを付加
して得られる水酸基数3〜4のアミンポリオール(c)
を含む硬化剤成分を用いることにより、大気中の水分濃
度や環境温度に影響を受けることなく、常に安定した硬
化性が得られる。その結果、高温多湿の状態でも可使時
間が保たれ、発泡して表面外観を損ねたり、膨れること
のない硬化性組成物を提供できる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明においてポリウレタンプレ
ポリマーの原料となるポリオキシアルキレンポリオール
は、通常、多官能の開始剤にアルキレンオキシドを反応
させて製造される。ここでいう開始剤とは、平均官能基
数2以上の活性水素化合物であり、具体的にはエチレン
グリコール、ジプロピレングリコール、ブタンジオー
ル、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリ
スリトール等の多価アルコール、ビスフェノールA等の
多価フェノール、多価アミンまたはこれらに少量のアル
キレンオキシドを付加した化合物などがある。
【0011】アルキレンオキシドとしてはエチレンオキ
シド、プロピレンオキシド、1,2−ブチレンオキシ
ド、2,3−ブチレンオキシド、スチレンオキシドなど
が好ましく、特にプロピレンオキシドまたはプロピレン
オキシドとエチレンオキシドの併用が好ましい。特に好
ましいポリオキシアルキレンポリオールは、オキシプロ
ピレン基が全オキシアルキレン基の80重量%以上を占
めるポリオキシプロピレン系ポリオールである。
【0012】主剤成分のウレタンプレポリマーの合成に
おいて反応性を高めるために、ポリオキシアルキレンポ
リオールがオキシエチレン基を有していてもよい。しか
し、オキシアルキレン基中のオキシエチレン基の割合が
20重量%を超えると、得られた硬化塗膜の親水性が高
くなりすぎ、水に浸漬されると膨潤するので好ましくな
い。より好ましくは10重量%以下である。
【0013】ポリオールの平均水酸基数は2〜4である
ことが好ましい。3以下、特には2〜2. 5、さらには
2. 1〜2. 4、がより好ましい。平均水酸基数が2未
満では硬化塗膜の高分子量化が困難になるため、硬化物
の機械強度が不充分となる。また、4を超えると架橋密
度が高くなりすぎ、硬化物の伸び性能が悪化する。
【0014】ポリオキシアルキレンポリオールは、ポリ
オキシアルキレンジオールとポリオキシアルキレントリ
オールの混合物からなることが好ましく、また、その重
量比が60〜90/40〜10であることが好ましい。
【0015】ポリオキシアルキレンポリオールの分子量
は、小さすぎると硬化物の伸びが著しく悪くなり防水材
の用途には不適なものとなる。しかしポリオールの分子
量が高すぎても得られるポリウレタンプレポリマーの粘
度が高くなり、また硬化物の機械強度が不充分となる恐
れがあるのでポリオールの水酸基当たりの分子量は20
0〜7000であることが好ましい。より好ましくは5
00〜4000であり、特に好ましくは500〜200
0であり、さらに好ましくは700〜1500である。
【0016】また、ポリオールとして、上記ポリオキシ
アルキレンポリオール以外のポリオールを使用できる。
たとえば、ポリオキシテトラメチレン系ポリオール、ポ
リエステル系ポリオール、ポリブタジエン系ポリオール
等のポリジエン系ポリオールなどが挙げられる。好まし
くは、上記ポリオキシアルキレンポリオールのみを使用
する。
【0017】本発明においてポリウレタンプレポリマー
の原料となるポリイソシアネートとしては、イソシアネ
ート基を平均して2以上有する芳香族系、脂肪族系、変
性ポリイソシアネート等のポリイソシアネートが考えら
れるが、得られるプレポリマーの粘度、硬化性、硬化塗
膜の機械強度の面からトリレンジイソシアネート、キシ
リレンジイソシアネート、および4,4’−メチレンビ
ス(フェニルイソシアネート)から選ばれることが好ま
しい。2,4−異性体の含有率が95重量%以上である
トリレンジイソシアネートが特に好ましい。
【0018】イソシアネート基末端ポリウレタンプレポ
リマーはポリイソシアネートとポリオキシアルキレンポ
リオールを主成分とするポリオールとを窒素雰囲気中、
80〜100℃で数時間反応させて製造することが好ま
しい。
【0019】得られたポリウレタンプレポリマーのイソ
シアネート基含有量は1〜8重量%であることが好まし
い。8重量%超では硬化が速くなりすぎ、得られる塗膜
は硬くなり、充分な伸び性能が発現しなくなる。1重量
%未満では塗膜の機械強度が弱くなり、防水材として必
要な性能が発揮しにくくなる。2. 0〜4. 0重量%が
より好ましく、2.5〜3.5重量%が特に好ましい。
【0020】得られるイソシアネート基末端ポリウレタ
ンプレポリマー中の未反応のポリイソシアネート含有量
は2重量%以下であることが好ましい。この未反応のポ
リイソシアネート含有量が2重量%超では硬化剤成分中
の活性水素化合物とポリウレタンポリマーとの反応過程
で未反応のポリイソシアネートと活性水素化合物との反
応が先行して起こり、ポリウレタンプレポリマー中のイ
ソシアネート基との反応が遅れてポリウレアのハードセ
グメントが大量に生成するようになる。このことは得ら
れた塗膜の機械物性に大きな影響を与え、防水材に必要
な伸び性能や機械強度を著しく損ねる。
【0021】未反応のポリイソシアネート含有量を2重
量%以下にするには、有機ポリイソシアネートとポリオ
キシアルキレンポリオールのNCO基/OH基の当量比
が1. 5超2. 1未満の条件で反応させることが好まし
い。2. 1以上では未反応のポリイソシアネート含有量
が2重量%を超えやすくなるので好ましくない。また、
1. 5以下では得られるイソシアネート基末端ポリウレ
タンプレポリマーの高分子量化が進み、粘度が高くなり
すぎるので好ましくない。より好ましくはNCO基/O
H基の当量比が1. 8以上2. 0未満の条件で反応させ
る。
【0022】ポリウレタンプレポリマーを製造する際に
2−エチルヘキサン酸スズ、ナフテン酸スズ、ジブチル
スズジラウレート、オクタン酸亜鉛などの有機酸触媒を
用いてもよい。
【0023】本発明の硬化剤成分は、活性水素化合物と
して、芳香核にアルキル基を有するアルキル置換4,
4’−ジアミノジフェニルメタン類(a)、ジエチルト
ルエンジアミン(b)およびアミン化合物にアルキレン
オキシドを付加して得られる水酸基数3〜4のアミンポ
リオール(c)を含む。
【0024】芳香核にアルキル基を有するアルキル置換
4,4’−ジアミノジフェニルメタン類(a)におい
て、置換アルキル基の数は1〜8個であり、1〜4個で
あることが特に好ましい。置換アルキル基の位置はアミ
ノ基に対してオルソ位であることが特に好ましい。また
アルキル基以外の置換基は有しないことが好ましい。
【0025】芳香核にアルキル基を有するアルキル置換
4,4’−ジアミノジフェニルメタン類(a)として
は、アミノ基に対するオルソ位がアルキル基で置換され
た4,4’−ジアミノジフェニルメタンが好ましい。
【0026】さらには、3,3’,5,5’−テトラア
ルキル−4,4’−ジアミノジフェニルメタン(3,
3’,5,5’−テトラアルキル−4,4’−ジアミノ
ジフェニルメタン)および3,3’−ジアルキル−4,
4’−ジアミノジフェニルメタン(3,3’−ジアルキ
ル−4,4’−ジアミノジフェニルメタン)から選ばれ
る少なくとも1種であることが好ましい。
【0027】本発明における芳香核にアルキル基を有す
るアルキル置換4,4’−ジアミノジフェニルメタン類
(a)は3,3’,5,5’−テトラアルキル−4,
4’−ジアミノジフェニルメタンであることが好まし
い。または3,3’,5,5’−テトラアルキル−4,
4’−ジアミノジフェニルメタンと3,3’−ジアルキ
ル−4,4’−ジアミノジフェニルメタンの混合物であ
ることが好ましい。本発明においてもっとも好ましくは
3,3’,5,5’−テトラアルキル−4,4’−ジア
ミノジフェニルメタンと3,3’−ジアルキル−4,
4’−ジアミノジフェニルメタンの混合物である。
【0028】3,3’,5,5’−テトラアルキル体と
3,3’−ジアルキル体のモル数比は100〜10/0
〜90が好ましく、100〜30/0〜70が好まし
い。もっとも好ましくは80〜30/20〜70であ
る。
【0029】置換アルキル基としては、炭素数6以下の
アルキル基が好ましい。具体的には、メチル基、エチル
基、n−プロピル基、イソプロピル基、t−ブチル基、
n−ブチル基などが挙げられる。エチル基、イソプロピ
ル基が特に好ましい。
【0030】化合物として具体的には、3,3’,5,
5’−テトラアルキル−4,4’−ジアミノジフェニル
メタンとして、3,3’,5,5’−テトラエチル−
4,4’−ジアミノジフェニルメタン、3,3’−ジメ
チル−5,5’−ジイソプロピル−4,4’−ジアミノ
ジフェニルメタン、3,3’,5,5’−テトライソプ
ロピル−4,4’−ジアミノジフェニルメタン等が挙げ
られる。
【0031】3,3’−ジアルキル−4,4’−ジアミ
ノジフェニルメタンとして、3,3’−ジエチル−4,
4’−ジアミノジフェニルメタン、3,3’−ジメチル
−4,4’−ジアミノジフェニルメタン、3,3’−ジ
イソプロピル−4,4’−ジアミノジフェニルメタンな
どが挙げられる。
【0032】これらのうちでも、3,3’,5,5’−
テトラエチル−4,4’−ジアミノジフェニルメタンお
よび/または3,3’−ジエチル−4,4’−ジアミノ
ジフェニルメタンが特に好ましい。
【0033】ジエチルトルエンジアミン(b)としては
3,5−ジエチルトルエン−2,4−ジアミン、3,5
−ジエチルトルエン−2,6−ジアミンなどがあり、こ
れらの混合物であることが好ましく、特に3,5−ジエ
チルトルエン−2,4−ジアミンが70〜85重量%含
まれることが好ましい。
【0034】アミンポリオール(c)の開始剤として用
いるアミン化合物としては、アルカノールアミン、脂肪
族ポリアミン、芳香族ポリアミン、脂環族ポリアミンな
どがある。アルキレンオキシドと反応性の活性水素を3
〜4個有するものが好ましい。モノエタノールアミン、
ジエタノールアミン、エチレンジアミン、トルエンジア
ミンが好ましい。アルキレンオキシドとしてはプロピレ
ンオキシド、エチレンオキシドが好ましく、特にプロピ
レンオキシドが好ましい。
【0035】アミンポリオール(c)は、水酸基数が3
〜4である。水酸基数が3のアミンポリオール、水酸基
数が4のアミンポリオールまたはその混合物であること
が好ましい。水酸基数が3であることが、硬化性や硬化
塗膜の伸び性能と機械強度の面で特に好ましい。
【0036】さらに、アミンポリオール(c)は、分子
量200〜800であることが好ましい。200未満で
は硬化塗膜の伸び性能が悪化し、800超ではアミンポ
リオールのアミノ基の濃度が低くなりすぎ、イソシアネ
ート基との反応性が遅くなり、反応が完結せず、塗膜の
機械強度が不充分なものとなる。より好ましい分子量は
300〜500である。
【0037】硬化剤成分は、活性水素含有基として、ア
ミノ基NH2 と水酸基OHの両方を含む。硬化剤成分中
の活性水素含有基のモル数比(NH2 /OH)が50〜
90/10〜50である。
【0038】全活性水素含有基中のアミノ基の割合(N
2 /(NH2 +OH))が90%を超える場合、主剤
のイソシアネート成分との反応が速くなるため夏場の高
温時には充分な可使時間が取れなくなる。また50%未
満であると、逆に反応が遅くなりすぎ、低温時の硬化性
が悪くなり、得られた硬化塗膜の伸び性能や機械強度も
劣るようになる。なお、硬化剤成分中の活性水素含有基
のモル数比(NH2 /OH)は、60〜80/20〜4
0であることが特に好ましい。
【0039】本発明においては、(a)、(b)の比率
を変えることでも可使時間や硬化性を調整できる。
(a)と(b)の混合比はアミノ基NH2 のモル数比
で、1/99〜99/1であることが好ましい。
【0040】1種の芳香族ポリアミンだけではそのアミ
ン固有の反応性で可使時間や硬化性の範囲が制限され、
(a)と(b)だけでは反応性の高い芳香族ポリアミン
が先行してイソシアネート基と反応し、反応性の低い方
の芳香族ポリアミンが完全に反応せず、硬化塗膜は充分
な機械強度が得られ難い。(a)、(b)および(c)
を併用することで段階的に硬化が進むので充分な可使時
間が取れ、硬化途中でも結晶化が起きにくく、反応性の
低いアミンポリオールもそれ自身の触媒作用に促され、
反応が完結しやすくなる。
【0041】また、アミンポリオール(c)の代わりに
多価アルコール、すなわちエチレングリコール、ジプロ
ピレングリコール、ブタンジオール、グリセリン、トリ
メチロールプロパン、ペンタエリスリトール等を開始剤
としてプロピレンオキシドを付加したポリアルキレンポ
リオールを使用した場合、芳香族ポリアミンである、
(a)、(b)との反応性が大きく異なり、主剤との反
応が充分に完結せず、硬化塗膜の機械強度が弱いものと
なるので、好ましくない。
【0042】硬化剤成分は充填材、顔料、触媒、安定
剤、可塑剤および溶剤から選ばれる添加剤を含有してい
てもよい。充填材としては炭酸カルシウム、タルク、ク
レー、シリカ、カーボンなどが、顔料には酸化クロム、
酸化チタンなどの無機顔料およびフタロシアニン顔料な
どの有機顔料が挙げられる。
【0043】硬化剤成分が充填材として炭酸カルシウム
を含み、かつその含有量が、硬化剤成分中50〜68重
量%であることが好ましい。硬化剤成分中の充填材を5
0〜68重量%にすることで硬化性と硬化後の塗膜性能
がバランスよく最大限に良好となり、またこの炭酸カル
シウムからなる充填材を50〜68重量%の範囲内で添
加量を加減させることで塗膜の歩行可能までの時間を大
幅に調整でき、塗膜の硬度や機械強度も大きく変えう
る。
【0044】充填材の添加量を増やすことで硬化性が速
くなり、硬度や機械強度を高くできる。しかし、68重
量%超では硬化剤中の液成分が少ないので、混練が困難
になり、二液型防水材として使用しづらくなる。50重
量%未満では硬化性が不充分で塗膜の強度も満足できな
くなる。
【0045】可塑剤としてはフタル酸ジオクチル、フタ
ル酸ジブチル、フタル酸ジノニル、フタル酸ジイソノニ
ル、アジピン酸ジオクチル、塩素化パラフィン、および
石油系可塑剤などが使用できる。フタル酸ジオクチルが
特に好ましい。溶剤にはトルエン、キシレンなどの芳香
族炭化水素およびn−ヘプタン、n−デカンなどの脂肪
族炭化水素が使用できる。
【0046】塗布後の硬化を速めるためにポリウレタン
化学において公知の触媒を添加しておくこともできる。
たとえば、オクタン酸スズ、ナフテン酸スズ、ジブチル
スズジラウレート、オクタン酸亜鉛などの有機酸とS
n、Co、Ni、Fe、Zn、Pbなどからなる金属塩
類や、トリエチルアミン、ジメチルシクロヘキシルアミ
ン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン、
1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エ
ン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−
7−エン、ジエチルベンジルアミンなどの3級アミン類
が挙げられる。
【0047】さらに、ポリウレタン樹脂に一般的に使用
される酸化防止剤、紫外線吸収剤、脱水剤などの安定剤
を配合できる。
【0048】上述の添加剤の配合量は特に限定されない
が、一般的には硬化剤成分中、40〜80重量%である
ことが好ましい。主剤成分のイソシアネート基と硬化剤
成分のアミノ基との当量比(NCO/NH2 )は0. 9
〜1. 8であることが好ましい。
【0049】以上のような構成からなる本発明の二液型
硬化性組成物は、高温時においても充分な可使時間が取
れ、硬化剤中の水分や大気中の水分濃度にもほとんど影
響を受けず、高温多湿の状態でも発泡して表面外観を損
ねたり、膨れることがない。また、特に冬場の5℃以下
での硬化性が著しく改善され、翌日でも歩行可能とな
り、充分に塗り重ねができる。本発明の二液型硬化性組
成物は、防水材、塗り床材等の床材、シーリング材、弾
性舗装材の用途に使用されることが好ましい。
【0050】
【実施例】以下、本発明を実施例(例1〜6)、比較例
(例7〜21)によって具体的に説明するが、本発明は
これらに限定されない。
【0051】芳香族ポリアミン化合物、ポリオールとし
て、次の化合物を使用し、硬化剤を調製した。硬化剤成
分における、(a’)『カヤハードAA』のアミノ基の
モル数比、(a”)『カヤボンドC−300』のアミノ
基のモル数比、(b’)ジエチルトルエンジアミンのア
ミノ基のモル数比、および(c’)各種ポリオールの水
酸基のモル数比、を表1のモル数比の欄に示す。
【0052】カヤハードAA(商品名):日本化薬社
製、3,3’−ジエチル−4,4’−ジアミノジフェニ
ルメタン。 カヤボンドC−300(商品名):日本化薬社製、3,
3’,5,5’−テトラエチル−4,4’−ジアミノジ
フェニルメタン。 ジエチルトルエンジアミン:エチルコーポレーション
製、3,5−ジエチルトルエン−2,4−ジアミンと
3,5−ジエチルトルエン−2,6−ジアミンの74〜
80/18〜24(重量比)混合物。
【0053】ポリオールA:モノエタノールアミンに
4. 6倍モルのプロピレンオキシドを付加した分子量3
30のポリオキシプロピレントリオール。 ポリオールB:エチレンジアミンに6. 7倍モルのプロ
ピレンオキシドを付加した分子量450のポリオキシプ
ロピレンテトラオール。 ポリオールC:アニリンに2. 0倍モルのプロピレンオ
キシドを付加した分子量210のポリオキシプロピレン
ジオール。 ポリオールD:ペンタエリスリトールに6. 3倍モルの
プロピレンオキシドを付加した分子量500のポリオキ
シプロピレンテトラオール。 ポリオールE:エチレングリコールを開始剤として、プ
ロピレンオキシドを付加した分子量2000のポリオキ
シプロピレンジオール。
【0054】(主剤成分の合成)分子量2000のポリ
オキシプロピレンジオール800gと分子量3000の
ポリオキシプロピレントリオール200gの混合物に
2, 4−異性体含有率が100重量%のトリレンジイソ
シアネート169. 7g(NCO基/OH基の当量比=
1. 95)を加え、反応容器中で80℃、6時間反応を
行い、未反応ポリイソシアネート含有量が2重量%以
下、イソシアネート基含有率3. 38重量%、粘度10
500cP/20℃のポリウレタンプレポリマーを得
た。すべての実施例、比較例にこの主剤を使用した。
【0055】上記主剤成分と下記例1〜21で製造した
硬化剤成分を1/2重量比(NCO/NH2 当量比=
1. 2)で混合し、防水材として使用した。これらの防
水材を下記の方法により、評価した。例1〜20につい
ての評価結果を表1に示す。
【0056】<可使時間>主剤成分と硬化剤を混合して
から、塗布作業が行える可能時間。5℃、20℃および
35℃(表中、℃を省略)において測定。
【0057】<硬化性>塗布後、その上を人が歩けるよ
うになるまでの必要時間。5℃、20℃および35℃
(表中、℃を省略)において測定。
【0058】<基礎物性>JIS A6021に準じる
測定による塗膜の機械物性。表中、Eは破断時の伸び
(単位:%)、Ts は引張り強度(単位:kg・c
-2)、Tr は引裂き強度(単位:kg・cm-1)。
【0059】(例1) 『カヤボンドC−300』15. 6gとフタル酸ジオク
チル140. 4gの混合物をあらかじめ加熱溶融させた
ものをニーダに投入し、さらにジエチルトルエンジアミ
ン11.9g、ポリオールA11.1g、フタル酸ジオ
クチル161g、炭酸カルシウム600g、酸化チタン
50g、およびカーボンブラック10gを投入して均一
に混合した。
【0060】(例2) 『カヤボンドC−300』15. 6gとフタル酸ジオク
チル140. 4gの混合物をあらかじめ加熱溶融させた
ものをニーダに投入し、さらにジエチルトルエンジアミ
ン8.9g、ポリオールA14.7g、フタル酸ジオク
チル160.4g、炭酸カルシウム600g、酸化チタ
ン50g、およびカーボンブラック10gを投入して均
一に混合した。
【0061】(例3) 『カヤボンドC−300』18.2gとフタル酸ジオク
チル163.8gの混合物をあらかじめ加熱溶融させた
ものをニーダに投入し、さらにジエチルトルエンジアミ
ン13.4g、ポリオールB7.5g、フタル酸ジオク
チル137.2g、炭酸カルシウム600g、酸化チタ
ン50g、およびカーボンブラック10gを投入して均
一に混合した。
【0062】(例4) 『カヤボンドC−300』9. 35gとフタル酸ジオク
チル84. 2gの混合物をあらかじめ加熱溶融させたも
のをニーダに投入し、さらに『カヤハードAA』6. 8
g、ジエチルトルエンジアミン10.7g、ポリオール
A11.1g、フタル酸ジオクチル218g、炭酸カル
シウム600g、酸化チタン50g、およびカーボンブ
ラック10gを投入して均一に混合した。
【0063】(例5) 『カヤボンドC−300』8. 3gとフタル酸ジオクチ
ル74. 7gの混合物をあらかじめ加熱溶融させたもの
をニーダに投入し、さらに『カヤハードAA』5. 96
g、ジエチルトルエンジアミン8.9g、ポリオールA
14.7g、フタル酸ジオクチル227.4g、炭酸カ
ルシウム600g、酸化チタン50g、およびカーボン
ブラック10gを投入して均一に混合した。
【0064】(例6) 『カヤボンドC−300』10.4gとフタル酸ジオク
チル93.6gの混合物をあらかじめ加熱溶融させたも
のをニーダに投入し、さらに『カヤハードAA』8.5
g、ジエチルトルエンジアミン11.9g、ポリオール
B7.5g、フタル酸ジオクチル208.1g、炭酸カ
ルシウム600g、酸化チタン50g、およびカーボン
ブラック10gを投入して均一に混合した。
【0065】(例7)ジエチルトルエンジアミン29.
8g、フタル酸ジオクチル310. 2g、炭酸カルシウ
ム600g、酸化チタン50g、およびカーボンブラッ
ク10gをニーダに投入して均一に混合した。
【0066】(例8) 『カヤボンドC−300』51. 9gとフタル酸ジオク
チル288. 1gの混合物をあらかじめ加熱溶融したも
のをニーダに投入し、さらに炭酸カルシウム600g、
酸化チタン50g、およびカーボンブラック10gを投
入して均一に混合した。
【0067】(例9) 『カヤハードAA』42. 5g、フタル酸ジオクチル2
97. 5g、炭酸カルシウム600g、酸化チタン50
g、およびカーボンブラック10gをニーダに投入して
均一に混合した。
【0068】(例10) 『カヤボンドC−300』26gとフタル酸ジオクチル
234gの混合物をあらかじめ加熱溶融させたものをニ
ーダに投入し、さらにジエチルトルエンジアミン14.
9g、フタル酸ジオクチル65. 1g、炭酸カルシウム
600g、酸化チタン50g、およびカーボンブラック
10gを投入して均一に混合した。
【0069】(例11) 『カヤボンドC−300』17.1gとフタル酸ジオク
チル153.9gの混合物をあらかじめ加熱溶融したも
のをニーダに投入し、さらに『カヤハードAA』14
g、ジエチルトルエンジアミン10.1g、フタル酸ジ
オクチル144.9g、炭酸カルシウム600g、酸化
チタン50g、およびカーボンブラック10gを投入し
て均一に混合した。
【0070】(例12) 『カヤボンドC−300』8.8gとフタル酸ジオクチ
ル79.2gの混合物をあらかじめ加熱溶融させたもの
をニーダに投入し、さらにジエチルトルエンジアミン
6.9g、ポリオールA22.1g、フタル酸ジオクチ
ル223g、炭酸カルシウム600g、酸化チタン50
g、およびカーボンブラック10gを投入して均一に混
合した。
【0071】(例13) 『カヤボンドC−300』5.2gとフタル酸ジオクチ
ル46.8gの混合物をあらかじめ加熱溶融したものを
ニーダに投入し、さらに『カヤハードAA』4.3g、
ジエチルトルエンジアミン6.0g、ポリオールA2
2.1g、フタル酸ジオクチル255.6g、炭酸カル
シウム600g、酸化チタン50g、およびカーボンブ
ラック10gを投入して均一に混合した。
【0072】(例14)ジエチルトルエンジアミン2
0.9g、フタル酸ジオクチル188. 1g、ポリオー
ルA11.1g、炭酸カルシウム600g、酸化チタン
50g、およびカーボンブラック10gをニーダに投入
して均一に混合した。
【0073】(例15) 『カヤボンドC−300』36. 4gとフタル酸ジオク
チル292. 5gの混合物をあらかじめ加熱溶融したも
のをニーダに投入し、さらにポリオールA11.1g、
炭酸カルシウム600g、酸化チタン50g、およびカ
ーボンブラック10gを投入して均一に混合した。
【0074】(例16) 『カヤハードAA』29.8g、フタル酸ジオクチル2
99. 1g、ポリオールA11.1g、炭酸カルシウム
600g、酸化チタン50g、およびカーボンブラック
10gをニーダに投入して均一に混合した。
【0075】(例17) 『カヤボンドC−300』15.6gとフタル酸ジオク
チル140.4gの混合物をあらかじめ加熱溶融させた
ものをニーダに投入し、さらにジエチルトルエンジアミ
ン11.9g、ポリオールC10.6g、フタル酸ジオ
クチル161.5g、炭酸カルシウム600g、酸化チ
タン50g、およびカーボンブラック10gを投入して
均一に混合した。
【0076】(例18) 『カヤボンドC−300』15.6gとフタル酸ジオク
チル140.4gの混合物をあらかじめ加熱溶融させた
ものをニーダに投入し、さらにジエチルトルエンジアミ
ン11.9g、ポリオールD12.6g、フタル酸ジオ
クチル159.5g、炭酸カルシウム600g、酸化チ
タン50g、およびカーボンブラック10gを投入して
均一に混合した。
【0077】(例19) 『カヤボンドC−300』7.8gとフタル酸ジオクチ
ル70.2gの混合物をあらかじめ加熱溶融したものを
ニーダに投入し、さらに『カヤハードAA』6.4g、
ジエチルトルエンジアミン11.9g、ポリオールC1
0.6g、フタル酸ジオクチル233.1g、炭酸カル
シウム600g、酸化チタン50g、およびカーボンブ
ラック10gを投入して均一に混合した。
【0078】(例20) 『カヤボンドC−300』7.8gとフタル酸ジオクチ
ル70.2gの混合物をあらかじめ加熱溶融したものを
ニーダに投入し、さらに『カヤハードAA』6.4g、
ジエチルトルエンジアミン11.9g、ポリオールD1
2.6g、フタル酸ジオクチル231.1g、炭酸カル
シウム600g、酸化チタン50g、およびカーボンブ
ラック10gを投入して均一に混合した。
【0079】(例21)4,4’−メチレンビス(2−
クロロアニリン)34.2gとポリオールE79.8g
の混合物をあらかじめ加熱溶融したものをニーダに投入
し、さらにフタル酸ジオクチル216g、炭酸カルシウ
ム600g、酸化チタン50g、カーボンブラック10
g、および鉛オクトエート(鉛含有量24重量%)10
gを投入して均一に混合した。
【0080】可使時間は215分(5℃)、120分
(20℃)、76分(35℃)、硬化性は48時間(5
℃)、16時間(20℃)、9時間(35℃)、Eは7
40(%)、Ts は44(kg・cm-2)、Tr は36
(kg・cm-1)であった。
【0081】
【表1】
【0082】
【発明の効果】以上のように、本発明の二液型硬化性組
成物は、硬化剤中の水分や大気中の水分濃度にもほとん
ど影響を受けず、高温多湿の状態でも可使時間が保た
れ、発泡して表面外観を損ねたり、膨れたりすることが
ない。また、特に冬場の5℃以下での硬化性が著しく改
善され、翌日でも歩行可能となり、充分に塗り重ねがで
きる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 康一 神奈川県川崎市幸区塚越3丁目474番地2 旭硝子株式会社玉川分室内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】活性水素化合物として、芳香核にアルキル
    基を有するアルキル置換4,4’−ジアミノジフェニル
    メタン類(a)、ジエチルトルエンジアミン(b)、お
    よび、アミン化合物にアルキレンオキシドを付加して得
    られる水酸基数3〜4のアミンポリオール(c)を含
    み、かつ硬化剤成分中の活性水素含有基のモル数比(N
    2 /OH)が50〜90/10〜50である硬化剤成
    分(1)、および、ポリオキシアルキレンポリオールを
    主成分とするポリオールとポリイソシアネートを反応さ
    せて得られるイソシアネート基末端ポリウレタンプレポ
    リマーを主成分とする主剤成分(2)からなる二液型硬
    化性組成物。
  2. 【請求項2】芳香核にアルキル基を有するアルキル置換
    4,4’−ジアミノジフェニルメタン類(a)が、アミ
    ノ基に対するオルソ位がアルキル基で置換された4,
    4’−ジアミノジフェニルメタンである、請求項1記載
    の組成物。
  3. 【請求項3】芳香核にアルキル基を有するアルキル置換
    4,4’−ジアミノジフェニルメタン類(a)が、3,
    3’,5,5’−テトラアルキル−4,4’−ジアミノ
    ジフェニルメタンおよび/または3,3’−ジアルキル
    −4,4’−ジアミノジフェニルメタンである、請求項
    1記載の組成物。
  4. 【請求項4】芳香核にアルキル基を有するアルキル置換
    4,4’−ジアミノジフェニルメタン類(a)が、3,
    3’,5,5’−テトラアルキル−4,4’−ジアミノ
    ジフェニルメタンと3,3’−ジアルキル−4,4’−
    ジアミノジフェニルメタンとの混合物である、請求項1
    記載の組成物。
  5. 【請求項5】芳香核にアルキル基を有するアルキル置換
    4,4’−ジアミノジフェニルメタン類(a)が、3,
    3’,5,5’−テトラアルキル−4,4’−ジアミノ
    ジフェニルメタンである、請求項1記載の組成物。
  6. 【請求項6】二液型硬化性組成物が防水材、床材、シー
    リング材、弾性舗装材の用途に使用される、請求項1、
    2、3、4または5記載の組成物。
JP9172474A 1996-11-14 1997-06-27 二液型硬化性組成物 Pending JPH10195163A (ja)

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JP30334596 1996-11-14
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013513675A (ja) * 2009-12-11 2013-04-22 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア 芳香族アミン系の多孔質材料の改善品
JP2013543034A (ja) * 2010-11-04 2013-11-28 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア エアロゲル又はキセロゲルの製造方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013513675A (ja) * 2009-12-11 2013-04-22 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア 芳香族アミン系の多孔質材料の改善品
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