JPH10194654A - エスカレータのコンベアステップ用清掃機 - Google Patents

エスカレータのコンベアステップ用清掃機

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JPH10194654A
JPH10194654A JP182897A JP182897A JPH10194654A JP H10194654 A JPH10194654 A JP H10194654A JP 182897 A JP182897 A JP 182897A JP 182897 A JP182897 A JP 182897A JP H10194654 A JPH10194654 A JP H10194654A
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JP
Japan
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escalator
brush
cleaning machine
horizontal
cleaning
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JP182897A
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English (en)
Inventor
Fujio Tsujiguchi
不二雄 辻口
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Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エスカレータのコンベアステップを確実に迅
速に清掃する清掃機の提供。 【解決手段】 清掃機支持部材12が清掃機をエスカレ
ータのコンベアステップ上に支持する。清掃機支持部材
12には水平方向に延びる水平ガイド部材10が取り付
けられ、この水平ガイド部材10に水平可動部材16が
案内されて水平方向に移動可能する。水平可動部材16
にはコンベアステップに向かって垂下するようブラシ支
持部材20が取り付けられ、その下端部にブラシ24が
取り付けられている。おもり部26は、水平可動部材1
6をエスカレータの上昇方向側に付勢する。清掃機をエ
スカレータに設置してエスカレータを下降方向に駆動す
ると、下降するステップライザ2にブラシ24が押され
ることによりステップライザ2が清掃され、おもり部2
6の自重で水平可動部材16が移動することによりステ
ップ踏面1が清掃される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エスカレータのコ
ンベアステップを清掃するための清掃機、特にステップ
踏面と、ステップライザの両方を自動清掃可能な清掃機
に関する。
【0002】
【従来の技術】エスカレータは、駅や空港、あるいは百
貨店等、多くの場所に設置されて利用されており、現
在、このようなエスカレータの稼働時間は長く、不稼働
時間は限られた時間帯であることが多い。また、近年で
は、一箇所に多数のエスカレータが設置されることも多
い。このような状況では、エスカレータの清掃のため
に、長時間エスカレータの稼働を止めることが難しい。
よって、エスカレータの清掃は、稼働の妨げとならない
ようにより短時間に確実に行われることが望まれてい
る。
【0003】ところで、エスカレータの乗客を運ぶコン
ベアステップは、ステップ踏面と、ステップの垂直面で
あるステップライザとにより一つのステップが構成され
ている。そして、このコンベアステップには、滑り止め
等の安全性の確保の観点等からステップ踏面とステップ
ライザの両方にクリートと呼ばれる凹凸が設けられてい
る。
【0004】しかし、クリートが設けられているが故
に、コンベアステップの清掃にあたっては、クリートの
凹部に入り込んだ塵が除去しづらい。従って、コンベア
ステップの清掃は容易でなく、また清掃時間を要する原
因の一つとなっている。
【0005】このような背景から、従来より、コンベア
ステップの清掃をより短時間にかつ容易に行うことを目
的として、コンベアステップ用の清掃機が提案されてい
る。図8は、従来の清掃機の一例(特開昭61−217
487号)である。
【0006】この清掃機は、モータで駆動されるローラ
ブラシ4と、このローラブラシ4の上に配置されるカバ
ー5、さらに、これらを固定するための図示されない固
定装置とによって構成されている。
【0007】エスカレータのコンベアステップを清掃す
る際には、この清掃機をエスカレータの下階側床板3の
ステップ水平部上に設置する。そして、エスカレータを
上昇方向に駆動し、ローラブラシ4を回転させる。コン
ベアステップが一巡してエスカレータの下階側に戻って
くる間、ローラブラシ4を回転させると、これにより、
ステップ踏面1の清掃が終了する。
【0008】ところが、この清掃機では、ローラブラシ
4がステップ踏面1にしか触れないため、ステップライ
ザ2を清掃することができない。従って、図8の清掃機
を用いてコンベアステップを清掃した場合、ステップラ
イザ2については別途清掃しなければならない。しか
し、このステップライザ2は、ステップの垂直面であ
り、清掃にあたって良好な作業姿勢がとりづらいことか
ら、ステップ踏面1と比べて一段と清掃が困難な場所で
あり、結局、清掃時間を要してしまうこととなる。
【0009】このようなステップライザ2についても清
掃できる清掃機として、図9に示すような清掃機が提案
されている(特開平1−46436号)。
【0010】この清掃機は、ピボット7に取り付けられ
たアーム6の先端にブラシ9が取り付けられて構成され
ている。そして、コンベアステップの清掃時には、ピボ
ット7の基台をエスカレータのスカートガードあるいは
インナーデッキ8と称される部分に取り付ける。取り付
け後、エスカレータのコンベアステップを下降方向に駆
動すると、アーム6は下降するステップライザ2に押さ
れて回動する。即ち、コンベアステップが下降するにつ
れ、アーム6の先端、つまりブラシ9がライザ底部(ア
ーム位置6a)からライザ頂部(アーム位置6b)まで
ステップライザ2の表面を擦り上げるように移動する。
また、さらにコンベアステップが下降すると、ブラシ9
は、ライザ2の頂部を乗り越えステップ踏面1を擦りな
がら次の段のライザ底部位置に到達する。アーム位置6
bは、これによりアーム位置6aへと戻る。下降するコ
ンベアステップの各段毎に、アーム6がこのような動作
を繰り返し、コンベアステップがエスカレータを一巡す
ると、全ステップに対して清掃が行われることとなる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図9に
示す如き清掃機では、ステップライザ2を清掃すること
は可能であるものの、ブラシ9が、ステップライザ2及
びステップ踏面1に対して常に同じ角度で接触しないと
いう問題がある。即ち、ブラシ9がステップの溝底部、
つまりライザ底部2aに位置する時は、ブラシ9は、ス
テップライザ2に対して直角に近い角度で当接し、ブラ
シ9がライザ頂部2bに位置する時は、ステップライザ
2に30度ぐらいで当接する。
【0012】一方、ステップ踏面1に対しては、ブラシ
9がライザ頂部2b付近に位置するときは、このブラシ
9は、このステップ踏面1に60度ぐらいで当接し、ブ
ラシ9がライザ底部2aに位置するときはステップ踏面
1に対して0度に近い角度で当たることとなる。
【0013】このようにステップ踏面1及びステップラ
イザ2に対するブラシ9の当接角度が浅くなればなるほ
ど、ブラシ9による清掃能力が低下し、コンベアステッ
プのそのような部分は、実質的に清掃されないこととな
ってしまう。
【0014】従って、このような清掃機だけでは、確実
にコンベアステップの自動清掃はできず、結局、清掃し
残した部分の清掃を人手に委ねることとなり、清掃時間
の短縮化はそれほど進まないという問題があった。
【0015】本発明は、このような課題を解決するため
になされ、確実にエスカレータのコンベアステップを清
掃することの容易な清掃機を提供することを目的とす
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明の清掃機は、エ
スカレータのコンベアステップ上に配置され、前記エス
カレータを駆動してそのコンベアステップを清掃する清
掃機であって、この清掃機を前記コンベアステップ上に
支持するための清掃機支持手段と、前記支持手段に支持
され水平方向に延びる水平ガイド手段と、前記水平ガイ
ド手段に案内され、水平方向に移動可能な水平可動手段
と、前記コンベアステップに向かって垂下するよう前記
水平可動手段に取り付けられたブラシ支持手段と、前記
ブラシ支持手段の下端部に、前記エスカレータの駆動方
向と反対の方向に向かって傾いて取り付けられたブラシ
手段と、前記水平可動手段を前記エスカレータの駆動方
向と反対の方向に付勢する付勢手段と、を備えるもので
ある。
【0017】この清掃機では、清掃機をエスカレータに
設置してエスカレータを下降方向に駆動すると、下降す
るコンベアステップの垂直面であるステップライザにブ
ラシ手段が押されることによりステップライザが清掃さ
れ、付勢手段によって水平可動部材16がエスカレータ
の駆動方向と反対の方向に付勢されて移動することによ
りステップ踏面が自動的に清掃される。
【0018】また、この発明の清掃機は、上記水平ガイ
ド手段のエスカレータの上段方向側の高さが下段方向側
より低くなるように前記コンベアステップ上に配置する
ことによりより効率的な清掃を可能とするものである。
【0019】さらに、この発明において、上記ブラシ支
持手段は、前記水平可動手段に垂直方向に位置調整可能
に取り付けられている構成も適用される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
(以下実施形態という)について図面を用いて説明す
る。なお、既に説明した図面と対応する部分には同一符
号を付して説明を省略する。
【0021】実施形態1. [清掃機の概略構成]図1は、エスカレータのコンベア
ステップ上に本実施形態1の清掃機を取り付けた場合に
おいて、コンベアステップ中央からみた清掃機の一部断
面構造を示し、図2は、この清掃機を上方よりみたもの
である。本実施形態1の清掃機は、主として、ガイド組
立体と、ブラシ組立体と、おもり組立体とによって構成
される。ガイド組立体は図3に示し、ブラシ組立体は図
4に、水平可動手段を付勢するための付勢手段であるお
もり組立体は図5にそれぞれ示す。
【0022】図3に示すガイド組立体は、エスカレータ
のコンベアステップ上に清掃機を支持するための清掃機
支持部材12と、清掃機支持部材12に保持され、水平
方向に延びる一対の水平ガイド部材10とを有する。清
掃機支持部材12は、支柱の両先端部にジャッキボルト
14が設けられている。そして、エスカレータの手摺パ
ネル40間に配置する際に、このボルト14を回して、
支持部材12の幅(長さ)を調整することにより、手摺
パネル40に対して外向きの押圧力を与え手摺パネル4
0間に清掃機を支持することを可能としている。但し、
清掃機をエスカレータのコンベアステップ上に配置でき
ればこのような構成には限られない。
【0023】支持部材12に取り付けられた一対の水平
ガイド部材10は、それぞれ水平方向に延びるガイドレ
ール11を有し、一方の水平ガイド部材10には、他方
の水平ガイド部材10との対向面側に2つのおもり返し
車18が設けられている。また、水平ガイド部材10の
上部には、後述するブラシ組立体(図4)をこの水平ガ
イド部材10内に組み込むための挿入口が設けられてお
り、挿入口にはカバー13が被せられている。
【0024】図4に示すブラシ組立体は、上記水平ガイ
ド部材10に対応して水平方向に沿って延びる一対の水
平可動部材16を有し、水平可動部材16の前後には、
ガイドローラ22が取り付けられている。水平可動部材
16を上記水平ガイド部材10内に挿入しそのガイドレ
ール11にガイドローラ22をかみ合わせると、水平可
動部材16は、水平ガイド部材10のガイドレール11
に案内されて水平方向に移動可能となる。
【0025】また、水平可動部材16には、エスカレー
タのコンベアステップに向かって垂下するようにブラシ
支持部材20がそれぞれ取り付けられている。なお、水
平可動部材16に対するブラシ支持部材20の取り付け
角度は、ターンバックル42によって調整可能であり、
このターンバックル42を調整すれば、上記水平可動部
材16の多少の傾きに関わらず、ブラシ支持部材20を
鉛直方向に垂下させることができる。なお、一対の水平
可動部材16及びブラシ支持部材20は、それぞれ連結
部材32によって連結されており、互いの間隔が一定に
保たれている。
【0026】ブラシ支持部材20の下端部には、一般的
なエスカレータのコンベアステップの横幅に等しい長さ
を備えるライン状のブラシ24が設けられている。ま
た、このブラシ24は、そのブラシ先端がエスカレータ
の駆動方向の反対側、つまり上段方向側に向かうように
傾けられて上記ブラシ支持部材20に取り付けられてい
る。このように傾けられて取り付けられているのは、コ
ンベアステップのステップ踏面1と、この踏面からほぼ
直角に垂下するステップライザ2の両方に対し、ブラシ
24を比較的大きな角度で接触させて、清掃効率を向上
させるためである。
【0027】おもり組立体は、図5に示すようにおもり
部26と、これに接続されたロープ28とからなる。ロ
ープ28の先端は、図4に示す水平可動部材16に設け
られたおもり掛けピン30に引っかけ可能であり、図1
のように、水平ガイド部材10に水平可動部材16を取
り付けた状態で、ロープ28は片側2個のおもり返し車
18を介してピン30に引っかけ固定される。図1のよ
うにおもり組立体を取り付けると、おもり部26の自重
によって、図1の左方向、つまり、エスカレータの清掃
時駆動方向と反対の方向(ここでは、上段方向)に水平
可動部材16が付勢されることとなる。
【0028】[動作]次に、エスカレータのコンベアス
テップの清掃時における本実施形態の清掃機の動作を図
1、図2及び図6を用いて説明する。
【0029】まず、上述のガイド組立体(図3)にブラ
シ組立体(図4)を組み込む。そして、図1に示される
ように、水平可動部材16が水平ガイド部材10のほぼ
中央に位置する時に、ブラシ9がステップXのステップ
踏面1の中央となり、かつブラシ24がステップ踏面1
のクリートの凹底面を水平に擦るように位置決めし、清
掃機支持部材12によりエスカレータのガラス等の手摺
パネル40間に固定する。
【0030】この状態で、おもり組立体(図5)を取り
付けると、水平可動部材16が図6の矢印aのようにス
テップの上段方向に引っ張られて移動し、ブラシ支持部
材20は、ブラシ24がステップX(図1参照)のステ
ップ踏面1を擦ってステップYのライザ底部βy1まで
移動したところで停止する(ブラシ支持部材位置P
1)。
【0031】ここで、エスカレータのコンベアを下降方
向に駆動すると、ステップYは、図6に示すようにY1
→Y2→Y3と刻々と下降していく。なお、図6におい
て、ステップYの一段下のステップXは省略しており、
また図中軌跡αは、各ステップのライザ頂部の移動軌跡
を示し、軌跡βは、各ステップのライザ底部の移動軌跡
を示している。
【0032】ステップYがY1の位置からY2への下降
すると、ブラシ24がステップYに押され、ブラシ支持
部材20が図6の矢印b1に示すように移動して位置P
2に戻る。ブラシ支持部材20は、水平可動部材16に
支持されて水平移動するので、ステップYがY2の位置
になった時点では、ブラシ24の先端はステップYのス
テップライザ2の中間部に位置する事となる。
【0033】さらにステップYが下降してY2の位置か
らY3への下降すると、ステップYに押されてブラシ支
持部材20が図6の矢印b2に示すように移動して位置
P3となる。この時点では、ブラシ24はステップYの
ステップライザ2のライザ頂部αy3に位置する事とな
る。このようにしてステップYが下降することにより、
ブラシ24がステップライザ2のライザ面を下から上に
向けて擦りながら移動することとなり、ステップライザ
2の清掃が実行される。
【0034】さらにステップYがY3から下降してブラ
シ24がライザ頂部αy3を乗り越えると、おもり部2
6によって水平可動部材16が引っ張られるため、ブラ
シ24は、ライザ頂部αy3からステップYのステップ
踏面1を擦りながらライザ底部βy1に向かって進む。
これにより、ステップ踏面1が清掃される。
【0035】また、ステップYのステップ踏面1を移動
した後ライザ底部βy1に移動したブラシ24は、次
は、このステップYの上段に位置するステップZのステ
ップライザ2に押されることにより、このステップライ
ザ2を下から上に向かって擦り上げて清掃する。
【0036】以上のような動作を順次下降してくるステ
ップ毎に実行し、エスカレータのコンベアステップが下
降し続ける限り清掃が行われることとなる。例えば、コ
ンベアステップが一巡すればこれにより一基のエスカレ
ータの清掃が終了する。なお、清掃の際、乗客のエスカ
レータの使用を中止するため、エスカレータの下降速度
を例えば通常の動作の時よりも速く設定することも可能
であり、より短時間にエスカレータの清掃を行うことが
できる。
【0037】ところで、おもり部26の自重の作用によ
ってブラシ24がステップ踏面1上を清掃している間に
も、ステップ踏面1が下降するので、ブラシ24が水平
方向に移動して次段のステップライザ2に当接した際に
は、ブラシ24は、実際にはライザ底部ではなく、ライ
ザ底部より多少上の位置に到達することとなる。つま
り、ライザ底部、ステップ踏面1のライザ底部側にはブ
ラシ24が届かず清掃ができないこととなる。
【0038】そこで、ライザ底部についても確実にブラ
シ24を当接させて清掃するためには、清掃機支持部材
12によって、水平ガイド部材10を完全に水平でな
く、そのエスカレータの上段方向側(図1では左側)の
高さが、下段方向側より多少低くなるように傾けて固定
することが好ましい。この水平ガイド部材10の傾き量
は、ステップ踏面1上をブラシ24が移動する間のステ
ップ下降量に応じて決定すればよい。このように傾けて
清掃機を設置すれば、ライザ底部についても確実に清掃
を行うことが可能となる。また、水平ガイド部材10を
傾けた場合には、水平ガイド部材10の傾きに拘わらず
ブラシ支持部材20が鉛直方向に垂下するように、ター
ンバックル42を調整して、水平可動部材16に対する
ブラシ支持部材20の取り付け角度を調整する。これに
より、ブラシ24のステップへの接触角度を適切な角度
とすることができる。
【0039】なお、本実施形態1においては、清掃時の
エスカレータの駆動方向は下降方向であるものとして説
明したが、上昇方向に駆動して各ステップを清掃しても
よい。但し、ステップライザの清掃効率の観点からは、
上述のようにエスカレータを下降させて清掃することが
好ましい。
【0040】実施形態2.図7は、実施形態2に係る清
掃機の構成を示している。本実施形態2において、実施
形態1と異なる点は、ブラシ支持部材50を水平可動部
材16に対して垂直方向に移動可能に取り付けたことで
あり、他は実施形態1と同様である。
【0041】具体的には、水平可動部材16に垂直ガイ
ド部材56を取り付け、この垂直ガイド部材56のガイ
ドレールに案内されるローラ54を備えた垂直可動部材
52をこの垂直ガイド部材56に組み込んでいる。そし
て、垂直可動部材52の下端部にブラシ支持部材50を
取り付けている。なお、垂直ガイド部材56の上端には
ストッパ58が設けられている。
【0042】この構成により、エスカレータの清掃に先
だって、ガイド組立体の清掃機支持部材12によってガ
イド組立体の位置を固定してから、ブラシ24がエスカ
レータのステップ踏面1にブラシ24が確実に接触する
ようにブラシ支持部材50の高さを調整して適切な高さ
で固定することが可能となる。従って、清掃機の位置決
めの自由度が向上し、取り付け作業の容易性が高まるこ
ととなる。なお、ブラシ支持部材50の下端部にストッ
パローラ60を設けておくとブラシ24に過大な負荷を
かけずにブラシ支持部材50の高さ調整することが容易
となる。
【0043】なお、垂直可動部材52は、清掃中に可動
するものとしてもよい。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の清掃機に
よれば、ブラシ手段の水平移動によって、エスカレータ
の1ステップを構成するステップ踏面とステップライザ
との両方を確実に自動的に清掃することができる。従っ
て、エスカレータの清掃時間を短縮でき、少ない清掃要
員で、エスカレータの不稼働時間中に確実に清掃を行う
ことが可能となる。
【0045】また、清掃機の水平ガイド手段をエスカレ
ータの上段側を低く下段側を高くするように多少傾けて
固定することにより、ブラシ手段の移動軌跡がこの水平
ガイド手段の傾きに対応して傾くため、清掃時において
常時下降し続けるコンベアステップのステップライザの
底部についても確実に清掃することが可能となる。
【0046】さらに、ブラシ支持手段を水平可動手段に
対して垂直方向に位置調整可能に取り付けることとすれ
ば、この発明の清掃機のコンベアステップ上への設置の
自由度が高くなり、様々なエスカレータを同一の清掃機
を用いて清掃することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態1のコンベアステップ用清掃機をエ
スカレータに設置した際における一部断面図である。
【図2】 図1の清掃機をその上方よりみた構成を示す
図である。
【図3】 清掃機のガイド組立体の構成を示す図であ
る。
【図4】 清掃機のブラシ組立体の構成を示す図であ
る。
【図5】 清掃機のおもり組立体の構成を示す図であ
る。
【図6】 本実施形態1の清掃機の清掃時の動作を示す
図である。
【図7】 実施形態2のコンベアステップ用清掃機をエ
スカレータに設置した際における一部断面図である。
【図8】 従来のエスカレータのコンベアステップ用清
掃機を示す図である。
【図9】 従来の他のエスカレータのコンベアステップ
用清掃機を示す図である。
【符号の説明】
1 ステップ踏面、2 ステップライザ、10 水平ガ
イド部材、11 ガイドレール、12 清掃機支持部
材、13 カバー、14 ジャッキボルト、16水平可
動部材、18 おもり返し車、20,50 ブラシ支持
部材、22,54ガイドローラ、24 ブラシ、26
おもり部、28 ロープ、30 おもり掛けピン、32
連結部材、40 手摺パネル、42 ターンバック
ル、52垂直可動部材、56 垂直ガイド部材、58
ストッパ。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年6月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】以上のような動作を順次下降してくるステ
ップ毎に実行し、エスカレータのコンベアステップが下
降し続ける限り清掃が行われることとなる。例えば、コ
ンベアステップが一巡すればこれにより一基のエスカレ
ータの清掃が終了する
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】そこで、ライザ底部についても確実にブラ
シ24を当接させて清掃するためには、清掃機支持部材
12によって、水平ガイド部材10を完全に水平でな
く、そのエスカレータの上段方向側(図1では左側)の
高さが、下段方向側より多少低くなるように傾けて固定
することが好ましい。この水平ガイド部材10の傾き量
は、ステップ踏面1上をブラシ24が移動する間のステ
ップ下降量に応じて決定すればよい
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】このように傾けて清掃機を設置すれば、ラ
イザ底部についても確実に清掃を行うことが可能とな
る。また、水平ガイド部材10を傾けた場合には、水平
ガイド部材10の傾きに拘わらずブラシ支持部材20が
鉛直方向に垂下するように、ターンバックル42を調整
して、水平可動部材16に対するブラシ支持部材20の
取り付け角度を調整する。これにより、ブラシ24のス
テップへの接触角度を適切な角度とすることができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エスカレータのコンベアステップ上に配
    置され、前記エスカレータを駆動してそのコンベアステ
    ップを清掃するコンベアステップ用清掃機であって、 前記コンベアステップ用清掃機を前記コンベアステップ
    上に支持するための清掃機支持手段と、 前記支持手段に支持され、水平方向に延びる水平ガイド
    手段と、 前記水平ガイド手段に案内されて水平方向に移動可能な
    水平可動手段と、 前記コンベアステップに向かって垂下するよう前記水平
    可動手段に取り付けられたブラシ支持手段と、 前記ブラシ支持手段の下端部に、前記エスカレータの駆
    動方向と反対の方向に向かって傾いて取り付けられたブ
    ラシ手段と、 前記水平可動手段を前記エスカレータの駆動方向と反対
    の方向に付勢する付勢手段と、 を備えることを特徴とするエスカレータのコンベアステ
    ップ用清掃機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の清掃機は、前記水平ガ
    イド手段のエスカレータの上段方向側の高さが下段方向
    側より低くなるように前記コンベアステップ上に配置さ
    れることを特徴とするエスカレータのコンベアステップ
    用清掃機。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の清掃機におい
    て、 前記ブラシ支持手段は、前記水平可動手段に対して垂直
    方向に位置調整可能に取り付けられていることを特徴と
    するエスカレータのコンベアステップ用清掃機。
JP182897A 1997-01-09 1997-01-09 エスカレータのコンベアステップ用清掃機 Pending JPH10194654A (ja)

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JP182897A JPH10194654A (ja) 1997-01-09 1997-01-09 エスカレータのコンベアステップ用清掃機

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