JPH10194158A - フード跳ね上げ装置 - Google Patents
フード跳ね上げ装置Info
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- JPH10194158A JPH10194158A JP9001644A JP164497A JPH10194158A JP H10194158 A JPH10194158 A JP H10194158A JP 9001644 A JP9001644 A JP 9001644A JP 164497 A JP164497 A JP 164497A JP H10194158 A JPH10194158 A JP H10194158A
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- B60—VEHICLES IN GENERAL
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- B60R21/38—Protecting non-occupants of a vehicle, e.g. pedestrians using means for lifting bonnets
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- Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract
歩行者のときにのみフードの後端を跳ね上げるようにす
る。 【解決手段】 車両の前端が障害物に衝突したとき、車
両の前部に設けられたフードを跳ね上げるフード跳ね上
げ装置において、車両の前端が障害物に衝突したとき、
衝突した相手が人か物かを判別する衝突対象判別手段
と、この手段が人と判別したとき、フードの後端を跳ね
上げる跳ね上げ手段とを備え、衝突対象判別手段が、車
速と、車両に作用する前後方向加速度とに基づいて衝突
相手を判別する。
Description
行者に衝突した際、衝突後の歩行者が跳ね上げられて、
車両前部のフード上に倒れ込んだ場合のフード上面との
二次衝突の衝撃を吸収緩和して、歩行者を保護する自動
車のフード跳ね上げ装置に関する。
走行中の車両が歩行者に衝突した際、フードの後端を跳
ね上げて、エンジンルーム内の構造物とフードとの間に
クリアランスを確保し、フード上面に歩行者が二次衝突
した場合の衝撃を吸収緩和するというものである。
08902号公報あるいは実開昭49−110432号
公報に記載のものが知られている。
バンパセンサ及びフードセンサを設け、これらセンサの
衝突検知と、車速が所定以上というAND条件で、フー
ドに内蔵されたエアバッグをフード上に展開させ、フー
ド上に倒れ込む歩行者を保護するようにしたものであ
る。
と衝突した際の衝撃でフードを機械的に跳ね上げるよう
にしたものである。
は、バンパを蹴るなどの子供のいたずらや、強風で物が
バンパに当たったとき等、不必要なときに、エアバッグ
が作動してしまうおそれがあった。また、それを防止す
るために、フード上にセンサを設け、該センサの信号を
跳ね上げの条件に加えた場合、フード上に歩行者が跳ね
上げられてからでないと、エアバッグが展開せず、エア
バッグの展開時間が稼げないおそれがあった。さらに、
ガードレールや車等の歩行者以外の固定物と衝突したと
きにも、不必要にエアバッグが展開してしまうおそれが
あった。また、後者の装置は、衝突検知を機構的に行う
ため、構造が複雑で、軽衝突時等の必要でないときに
も、フードが開く可能性があった。
止し、必要なときにのみフードを跳ね上げることのでき
る構成の簡単なフード跳ね上げ装置を提供することを目
的とする。
の前端が障害物に衝突したとき、車両の前部に設けられ
たフードを跳ね上げるフード跳ね上げ装置において、車
両の前端が障害物に衝突したとき、衝突した相手が人か
物かを判別する衝突対象判別手段と、該衝突対象判別手
段が人と判別したとき、前記フードの後端を跳ね上げる
跳ね上げ手段とを備え、前記衝突対象判別手段が、車速
と、車両に作用する前後方向加速度とに基づいて衝突相
手を判別することを特徴とする。
は、通常走行では発生しないような前後方向の加速度変
化が生じる。その場合、衝突した相手が人(歩行者)か
物(ガードレール、電柱、車両等)かで、車両に作用す
る加速度には顕著な違いが表れる。例えば、人に衝突し
た場合、人の質量はガードレール等の固定物と比べて相
当に小さいから、衝突による前後方向の加速度波形のピ
ークが小さくなる。それに対し、ガードレール等の固定
物に衝突した場合、固定物の質量は人に比べて相当に大
きいから、衝突による前後方向の加速度波形のピークが
大きくなる。
場合のピークの予測値と、後者の場合のピークの予測値
との間に閾値を設定し、検出した加速度がその閾値を超
えたら衝突相手が物と判断し、閾値を超えなかったら衝
突相手が人と判別する。
突センサの信号等により、車両が障害物に衝突したこと
を検出した上で行う。また、車速が低いときには、もし
歩行者に衝突しても、歩行者をフード上に跳ね上げるこ
とがないので、車速が一定以上であるという条件のもと
に前記の判別制御を行う。
跳ね上げ装置であって、車両の前端に該前端に対する障
害物の接触を検知する衝突センサを備え、前記衝突対象
判別手段が、前記車速、前後方向加速度に加え、衝突セ
ンサの検知信号に基づいて衝突相手を判別することを特
徴とする。
衝突を確認した上で、衝突相手の判別を行う。この場
合、加速度で衝突が起こったことを検出するのではない
から、衝突検知の閾値(衝突相手を判別するための閾値
より低い値)は設定する必要がなくなる。
のフード跳ね上げ装置であって、前記衝突対象判別手段
が、車速が一定以上のときの前後方向加速度と時間の相
関関係に基づいて衝突相手を判別することを特徴とす
る。
波形のピークが異なることを述べたが、異なるのはピー
クばかりでなく、波形の形そのものにも表れる。即ち、
衝突によって加速度が大きくなっている時間(一定以上
の加速度の発生時間)に差が出るのである。例えば、人
に衝突した場合は、質量が小さいために、加速度波形の
ピーク値が小さくなる上、上昇していた加速度が収束す
るまでの時間(発生時間)が短くなる。これに対し、固
定物に衝突した場合は、質量が大きいために、加速度波
形のピーク値が大きくなる上、上昇していた加速度が収
束するまでの時間(発生時間)が長くなる。そこで、加
速度と時間の相関関係、特に加速度の上昇が収束するま
での時間の長さに基づいて、衝突相手が人か物かを判別
することができる。
跳ね上げ装置であって、前記衝突対象判別手段が、一定
以上に前後方向加速度が上昇した状態が所定時間内に収
束した場合は衝突相手が人であると判別し、一定以上に
加速度が上昇した状態が所定時間以上続いた場合は衝突
相手が物であると判別することを特徴とする。
以上に加速度が上昇した状態の継続時間(一定以上の加
速度が発生している時間)に基づいて衝突相手を人か物
か判別する。
かに記載のフード跳ね上げ装置であって、前記衝突対象
判別手段が、人と判別した場合に、複数の判別レベル信
号を出力するよう構成され、前記跳ね上げ手段が、前記
判別レベル信号に応じてフードの跳ね上げ量を変化させ
ることを特徴とする。
に応じて、フードの跳ね上げ量を変化させるので、衝突
の程度あるいは衝突時の歩行者の人数等に応じて、歩行
者保護の特性を最適化することができる。
かに記載のフード跳ね上げ装置であって、前記跳ね上げ
手段が、エアバッグ内のガス圧の上昇により膨脹してフ
ードの後端に跳ね上げ力を与えるエアバッグ式アクチュ
エータよりなることを特徴とする。
バッグ式アクチュエータが作動することにより、エアバ
ッグが膨脹して、フードの後端を跳ね上げる。
よれば、車両が衝突した相手が歩行者のときにのみフー
ドを跳ね上げ、ガードレール等の固定物や重量物に衝突
したとき、つまり不要時にはフードを跳ね上げないよう
にすることができる。従って、軽度の物損事故で自走可
能のときに、フードが跳ね上がった状態で視界を妨げる
ようなことがなくなる。しかも、車速と加速度に基づい
て衝突相手を判別するので、誤作動の可能性を少なくで
きる上、感応速度を高めることができ、歩行者がフード
の上面に接触する前に、確実にフードの跳ね上げを完了
させておくことができる。よって、歩行者保護の効果を
一層高めることができる。また、車速と加速度とを入力
信号として制御を行うので、構成が簡単である。
って衝突を検知した上で、衝突相手の判別を行うので、
請求項1の効果を奏する上に、制御が若干簡単になる。
相関関係に基づいて、衝突相手を判別するので、請求項
1、2の発明に比べて、一層判別の精度を高めることが
できる。
態の継続時間を衝突判別の要素として加えているので、
請求項3の発明における判別精度が更に上がる。
いずれかの発明の効果の他に、衝突の程度や衝突した人
数等に応じて、歩行者保護の特性を最適化することがで
きるという効果を奏する。
ってフードを跳ね上げるようにしたので、請求項1〜5
のいずれかの発明の効果の他に次の効果を奏する。即
ち、フードの跳ね上げ速度を速めることができると共
に、エアバッグのクッション作用によって衝撃吸収力を
高めることができる。
基づいて説明する。
を搭載した車両1の外観を示す斜視図である。車両1は
前部にフード2を有する。
うに前が上に開く形式であるが、非常時に、図2(a)
に示すように、前端のフードロック12を支点にして、
後端を跳ね上げられるようになっている。
可能にするため、ヒンジで車体9に連結されている。ま
た、フード2の後部側には、衝突時にフード2の後端を
跳ね上げるための跳ね上げ機構が組み込まれている。こ
の車両1の場合、フード2の左右後端部に、ヒンジ4付
きの跳ね上げ機構3A、3Bが組み付けられ、これを介
してフード2が車体9に連結されている。
られ、バンパ11の内側に加速度センサ7が配置されて
いる。この加速度センサ7は、少なくとも車両1に作用
する前後方向の加速度を検知するものである。この加速
度センサ7は車体9の中央部に設けてあってもよい。ま
た、車両1には、衝突時にフードの跳ね上げを制御する
ためのコントローラ10Aが搭載されている。
は、加速度センサ7の信号と、車速センサ6の信号が入
力されている。コントローラ10Aは、それらの入力信
号に基づいて、衝突相手が人か物かを判別し、人と判別
した場合は、跳ね上げ機構3A、3Bに対して跳ね上げ
信号を出力して、フードを跳ね上げさせる。
て示すように、駆動源としてのアクチュエータ5を備え
ている。このアクチュエータ5は、トラニオン型シリン
ダよりなり、伸縮ロッド5aの先端が、フード2の裏面
に設けたブラケット2aにヒンジ4で連結され、本体部
分が車体9側のブラケット9aにピン5bで結合されて
いる。5cは信号線である。
クチュエータ5が非作動の時、ヒンジ4が低い定位置に
拘束されるので、定位置にあるヒンジ4を支点にして、
フード2の前側を持ち上げて、エンジンルームの点検を
行うことができる。
号が入力されると、アクチュエータ5が作動して、ロッ
ド5aが延び、瞬時にフード4の後端を跳ね上げる。こ
の跳ね上げ状態では、フード2に下向き荷重がかかって
も、所定荷重まではそのままの状態を維持する。そし
て、所定荷重以上でアクチュエータ5が退縮方向にスト
ロークし始め、フード2に加わる衝撃を吸収する。よっ
て、歩行者がフード2上に倒れてきても、ショックを軽
減することができる。
する。
た場合の時間と前後方向加速度(Gレベル)の変化の関
係を示す。
部が当たったときに発生する。次のピークは、歩行者の
腰部がフード2の前端に当たったときに発生し、更に次
のピークは、歩行者の頭部がフード2の上面に衝突した
ときに発生する。加速度発生のタイミングについて見て
みると、脚部から頭部が当たるまでの時間cが約70ms
ec程度、腰部から頭部が当たるまでの時間dが約50ms
ec程度である。
1の前端のバンパ11が障害物に衝突したとき、車両1
に作用する前後方向加速度に基づいて、衝突した相手が
人か物かを判別する機能(衝突対象判別手段)を有す
る。そして、人と判別した場合に、フード2の後端を跳
ね上げる信号を跳ね上げ機構3A、3Bに出力する。
の、図5のA部のタイミングに相当するバンパまたは車
体側に発生する前後加速度(減速度)を示す。
ときの加速度波形、G2はガードレールや壁等の固定物
に衝突したときの加速度波形を示す。また、G3は複数
の歩行者に衝突したときの加速度波形を示す。歩行者は
固定物に比べて質量が小さいため、発生する加速度G
1、G3も小さく、発生時間T1、T3も短いが、壁や
ガードレール等の固定物への衝突時には、受ける反力が
大きいため、発生する加速度G2も大きく、また発生時
間T2も長いのが特徴である。
したかどうかを判断するのと、前後加速度の発生時間を
計測するための閾値であり、この実施形態では、加速度
波形の立ち上がり付近、例えば、0.1G(G=重力加
速度)に設定されている。また、G02、G03は、加
速度のピーク値Gp1、Gp2、Gp3により、衝突相
手を判別するための閾値である。例えば、G02は0.
5G、G03は5Gに設定されている。また、T0は衝
突時の加速度発生時間の閾値であり、例えば20msecに
設定されている。
ら、コントローラ10Aの制御内容を説明する。コント
ローラ10Aは、図7のフローに従って処理を進める。
10Aは、最初のステップS101で前後加速度センサ
7の信号Gaを読み込み、次のステップS102で車速
センサ11の信号を読み込む。車速信号は、たとえばト
ランスミッションの出力軸やアクスルからの回転パルス
信号として入力される。
以下であるかを判断する。車速が所定値以下では、歩行
者を跳ね上げないため、以降のフードの跳ね上げ制御は
行わず、初期化のステップS113を経てスタートに戻
る。この所定車速は、目安として15〜20km/hであ
る。
04で加速度の大きさを判断する。即ち、ここではバン
パに障害物が接触したかどうか、つまり、車両の前端が
障害物に衝突したかどうかを、加速度が閾値G01を超
えたことがあるかどうかで判断する。超えたことがあれ
ばステップS105に進む。超えたことがなければ、初
期化のステップS113を経てスタートに戻る。
るかどうかを判断しており、タイマが作動していなけれ
ば、ステップS106に進んでタイマTaをスタート
し、タイマが既に作動していれば、ステップS107へ
進む。このタイマは、前後方向加速度の発生時間を計測
するタイマである。
G02、G03の間に入ったことがあるかどうかで、衝
突した相手が歩行者なのか、壁やガードレール等の固定
物なのかを判断する。これらの閾値G02及びG03
は、実験またはシミュレーション等で決定される。加速
度センサで検出した前後方向加速度GaがG02<Ga
<G03であれば、衝突した相手が歩行者であることの
第1条件と判断する。
aが閾値G03を超えたかどうかを判断する。超えてい
れば、衝突した相手が壁やガードレール等の固定物であ
ると判断し、この場合はフード跳ね上げは不要であるか
ら、初期化のステップS113を経てスタートヘ戻る。
超えていなければ、更にステップS109、110に進
む。
aが閾値G01を下回ったかどうかを判断し、下回って
いればステップS110へ進む。ステップS110で
は、前後方向加速度Gaの発生時間Taと閾値T0を比
較しており、所定以上の前後方向加速度Ga(>G0
1)の発生時間Taが閾値T0を下回っていればステッ
プS111に進む。
判断、つまり前後方向加速度GaがG02〜G03に入
っていること(第1条件)、また、前後加速度Gaの発
生時間TaがT0以下であること(第2条件)、の2つ
の条件で、衝突した相手が固定物ではない、即ち人であ
ると判断する。
後進かを判断し、後進中のフード跳ね上げを禁止する。
そして、ステップS112にて、ステップS111の判
断を受けて跳ね上げ機構を作動させる信号(跳ね上げ信
号)を出力する。
明したが、複数の歩行者に衝突したときでも、前後方向
加速度Gaのピーク値Gp3(Gp)がG02<Gp<
G03、加速度の発生時間T3(Ta)がT0>Taと
なるように、それぞれの閾値G02、G03、T0が予
め設定されているので、歩行者が一人でも複数でも同様
に判断できる。
した相手が歩行者のときにのみフードを跳ね上げ、ガー
ドレール等の固定物や重量物に衝突したとき、つまり不
要時にはフードを跳ね上げない。従って、軽度の物損事
故で自走可能のときに、フードが跳ね上がった状態で視
界を妨げるようなことがなくなる。しかも、車速と加速
度と一定以上の加速度の発生時間とに基づいて衝突相手
を判別するので、判別精度が高く、誤作動の可能性が少
ない。また、感応速度を高めることもでき、歩行者がフ
ードの上面に接触する前に、確実にフードの跳ね上げを
完了させておくことができる。よって、歩行者保護の効
果を一層高めることができる。また、車速と加速度と時
間を入力信号として用いるだけであるから、複雑な検知
機構も不要で、構成が簡単である。
に満たされるときに、衝突相手が人であると判断した
が、判別の精度は落ちる可能性があるものの、第1の条
件、即ち加速度のピーク値のみで衝突相手を判定するこ
とも可能である。
ら前後方向加速度の信号を取り出しているが、加速度セ
ンサ以外の要素から前後方向加速度の信号を取り出すこ
とも可能である。
を搭載した車両の外観を示す斜視図である。この車両1
では、バンパ11にバンパセンサ15を追加し、障害物
との衝突の判別を、加速度センサ7の信号とバンパセン
サ15の信号により行うようにしている。
受けると接点がONするタッチセンサや圧電素子等で構
成されている。加速度センサ7は、剛性の比較的高い車
両中央部に取り付けられている。この加速度センサ7
は、他のエアバッグシステム等の加速度センサと共用化
してもよい。10Bはコントローラである。他の構成は
第1実施形態と略同じであり、同一部分は同符号を付し
て説明を省略する。
は、加速度センサ7の信号と、車速センサ6の信号の加
えてバンパセンサ15の信号が入力されている。コント
ローラ10Bは、それらの入力信号に基づいて、衝突相
手が人か物かを判別し、人と判別した場合は、跳ね上げ
機構3A、3Bに対して跳ね上げ信号を出力して、フー
ドを跳ね上げさせる。
前後方向加速度Gaの大きさに基づいて行っていたが、
本実施形態では、衝突自体の判定はバンパセンサ15の
信号に基づいて行う。そのため、図10の判別原理の図
から一番低い閾値G01を無くしている。また、図10
では複数の歩行者に衝突した場合の加速度波形を省略し
てある。
がら、コントローラ10Bの制御内容を説明する。コン
トローラ10Bは図7のフローに従って処理を進める。
10Bは、ステップS201で前後方向加速度センサの
出力信号Gaを読み込み、ステップS202で車速信号
(例えばトランスミッション出力軸やアクスルからの回
転パルス信号)を読み込み、ステップS203でバンパ
センサ15の信号を読み込む。
以下であるかを判断し、ステップS205でバンパセン
サ15の信号がONかOFFか、つまり衝突したかかど
うかを判断する。車速が所定値以下では、歩行者を跳ね
上げないため、以降のフードの跳ね上げ制御は行わず、
初期化のステップS214を経てスタートに戻る。ま
た、車速が所定以上で、且つバンパセンサがONの場合
は、ステップS206に進む。バンパセンサの信号がO
FFのときは、衝突でないと判断して初期化のステップ
S214を経てスタートに戻る。
るかどうかを判断しており、タイマが作動していなけれ
ば、ステップS207に進んでタイマTaをスタート
し、タイマが既に作動していれば、ステップS208へ
進む。
G02、G03の間に入ったことがあるかどうかで、衝
突した相手が歩行者なのか、壁やガードレール等の固定
物なのかを判断する。加速度センサで検出した前後方向
加速度GaがG02<Ga<G03であれば、衝突した
相手が歩行者であることの第1条件と判断する。
度Gaが閾値G03を超えたかどうかを判断する。超え
ていれば、衝突した相手が壁やガードレール等の固定物
であると判断し、この場合はフード跳ね上げは不要であ
るから、初期化のステップS214を経てスタートヘ戻
る。超えていなければステップS210に進む。
発生時間Taを、時間の閾値T0と比較しており、一致
していればステップS211へ進む。一致していなけれ
ば、初期化のステップS214を経ずにスタートに直接
戻る。
の前後方向加速度GaがG02を下回っているかどうか
を判断する。つまり、一定以上の加速度が発生してから
T0時間経過したとき(Ta=T0)の加速度Gaの値
を閾値G02と比較し、T0時間内に加速度が収束した
かどうかを見ている。T0時間の範囲内で加速度が一定
値以下に収束していれば(Ga<G02)、衝突した相
手が固定物でない、つまり人であると判断する。
判断、つまり前後方向加速度GaがG02〜G03に入
っていること(第1条件)、また、一定以上の加速度の
継続時間TaがT0以下であること(第2条件)、の2
つの条件で、衝突した相手が固定物ではない、即ち人で
あると判断する。
進か後進かを判断し、後進中のフード跳ね上げを禁止す
る。そして、ステップS213にて、ステップS212
の判断を受けて跳ね上げ機構を作動させる信号(跳ね上
げ信号)を出力する。
相手が歩行者であると判別するための条件を、単に加速
度がG02以上かG03以下と規定していたが、G02
からG03を細分化して、衝突のレベルに応じた判別レ
ベル信号を出力させ、その判別レベル信号に応じてフー
ドの跳ね上げ量を変化させるように構成することも可能
である。また、車速に応じて異なる判別レベル信号を出
力させ、フードの跳ね上げ量を変化させるようにするこ
とも可能である。こうすることで、歩行者保護特性を最
適化することができる。
搭載した車両の外観を示す斜視図である。
的構成を示す概略側面図で、(a)はフードの後端を跳
ね上げた状態を示す図、(b)は通常の点検時にフード
の前側を持ち上げた状態を示す図である。
る跳ね上げ機構の詳細を示す側面図である。
系統の構成を示すブロック図である。
フード跳ね上げ装置の加速度センサの検出波形を示す特
性図である。
を示す特性図である。
フローチャートである。
搭載した車両の外観斜視図である。
系統の構成を示すブロック図である。
ける加速度波形を示す特性図である。
御フローチャートである。
Claims (6)
- 【請求項1】 車両の前端が障害物に衝突したとき、車
両の前部に設けられたフードを跳ね上げるフード跳ね上
げ装置において、 車両の前端が障害物に衝突したとき、衝突した相手が人
か物かを判別する衝突対象判別手段と、 該衝突対象判別手段が人と判別したとき、前記フードの
後端を跳ね上げる跳ね上げ手段とを備え、 前記衝突対象判別手段が、車速と、車両に作用する前後
方向加速度とに基づいて衝突相手を判別することを特徴
とするフード跳ね上げ装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のフード跳ね上げ装置であ
って、 車両の前端に該前端に対する障害物の接触を検知する衝
突センサを備え、 前記衝突対象判別手段が、前記車速、前後方向加速度に
加え、衝突センサの検知信号に基づいて衝突相手を判別
することを特徴とするフード跳ね上げ装置。 - 【請求項3】 請求項1または2記載のフード跳ね上げ
装置であって、 前記衝突対象判別手段が、車速が一定以上のときの前後
方向加速度と時間の相関関係に基づいて衝突相手を判別
することを特徴とするフード跳ね上げ装置。 - 【請求項4】 請求項3記載のフード跳ね上げ装置であ
って、 前記衝突対象判別手段が、一定以上に前後方向加速度が
上昇した状態が所定時間内に収束した場合は衝突相手が
人であると判別し、一定以上に加速度が上昇した状態が
所定時間以上続いた場合は衝突相手が物であると判別す
ることを特徴とするフード跳ね上げ装置。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のフード
跳ね上げ装置であって、 前記衝突対象判別手段が、人と判別した場合に、複数の
判別レベル信号を出力するよう構成され、 前記跳ね上げ手段が、前記判別レベル信号に応じてフー
ドの跳ね上げ量を変化させることを特徴とするフード跳
ね上げ装置。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載のフード
跳ね上げ装置であって、 前記跳ね上げ手段が、エアバッグ内のガス圧の上昇によ
り膨脹してフードの後端に跳ね上げ力を与えるエアバッ
グ式アクチュエータよりなることを特徴とするフード跳
ね上げ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00164497A JP3785713B2 (ja) | 1997-01-08 | 1997-01-08 | フード跳ね上げ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00164497A JP3785713B2 (ja) | 1997-01-08 | 1997-01-08 | フード跳ね上げ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10194158A true JPH10194158A (ja) | 1998-07-28 |
JP3785713B2 JP3785713B2 (ja) | 2006-06-14 |
Family
ID=11507238
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00164497A Expired - Fee Related JP3785713B2 (ja) | 1997-01-08 | 1997-01-08 | フード跳ね上げ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3785713B2 (ja) |
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