JPH10193955A - 自動車用換気装置 - Google Patents

自動車用換気装置

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JPH10193955A
JPH10193955A JP575397A JP575397A JPH10193955A JP H10193955 A JPH10193955 A JP H10193955A JP 575397 A JP575397 A JP 575397A JP 575397 A JP575397 A JP 575397A JP H10193955 A JPH10193955 A JP H10193955A
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JP
Japan
Prior art keywords
air
vehicle
fan
suction port
vehicle interior
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Withdrawn
Application number
JP575397A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinobu Taihichi
由延 対比地
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Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Corp
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Publication date
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Publication of JPH10193955A publication Critical patent/JPH10193955A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造コストの低減を図りながら、車室内空気
を吸込バランス良く吸込んで素早く換気できる「自動車
用換気装置」を提供する。 【解決手段】 車室内空気を一方の吸込口12からフロ
アーパネル15の下側を通って他方の吸込口13近傍ま
で案内する空気通路14を設け、一方の吸込口12から
空気通路14を介して車室内空気を吸込むと共に他方の
吸込口から車室内空気を吸込む1台のファン20のみを
他方の吸込口13近傍に配置し、1台のファン20によ
り吸込んだ車室内空気を車外に吐出する吐出口17を車
両後部の片側にのみ設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用換気装置
に関し、詳しくは、製造コストの低減を図りながら、車
室内空気をバランス良く吸込んで素早く換気できる自動
車用換気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車用換気装置は、車室内前方
から取り入れた空気を、車両後部に設けられた、いわゆ
るドラフタと称される換気口から車外に排出している
が、車室内前方側の空気取り入れは、自動車用空気調和
装置を作動させることにより行なっているので、自動車
用空気調和装置停止時には、排気ガスや、汚染された外
気がドラフタから車室内に流入する虞れがある。
【0003】したがって、最近では、車室内の空気を強
制的に車外に排出する自動車用換気装置が用いられるよ
うになっている。すなわち、この自動車用換気装置1,
1は、図4及び図5に示すように、車両後部の両側部に
それぞれ設けられており、各々の自動車用換気装置1
は、車室内の空気を吸い込むための吸込口2と、当該吸
込口2の車幅方向外側に設けられたモータ駆動の多翼フ
ァン3と、吸込口2から車幅方向外側下方に向けて延出
されたダクト4と、このダクト4の外側に設けられたグ
リルを有する吐出口5とから構成されている。
【0004】そして、多翼ファン3を駆動すると、車室
内の空気を吸込口2から吸込み、ダクト4を介して吐出
口5から車室外に排出し、車内換気が行なわれる。
【0005】このように、車室内の空気を車両の左右両
側部から強制的に排出すれば、片側から排出する場合に
比べて、吸込バランスが良く、汚染した空気を車室外に
速やかに排出でき、高い換気効率が得られることにな
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、車両の
左右両側に独立して換気装置1,1を設けると、すべて
の部品が一対必要となり、当該換気装置1,1の組付け
作業が煩雑となるのみでなく、部品点数も増大し、コス
ト的に不利となる。
【0007】なお、コスト低減から車両の片側にのみに
換気装置を設け、車両の片側からのみ車室内空気を排出
することも考えられるが、このようにすれば、車室内の
汚染された空気が排出されるまでに通る経路が長く、換
気に時間が掛かるのみでなく、換気装置近傍の座席に着
座した乗員の周りに汚染空気が漂う虞れがあり、好まし
くない。
【0008】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、製造コストの低減を図りな
がら、車室内空気をバランス良く吸込んで素早く換気で
きる自動車用換気装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの請求項1に記載の発明は、車室後部の両側部に、車
室内空気を吸込む一対の吸込口を有する自動車用換気装
置において、車室内空気を一方の吸込口から他方の吸込
口まで案内する空気通路と、他方の吸込口近傍に配置さ
れ、前記一方の吸込口から前記空気通路を介して車室内
空気を吸込むと共に他方の吸込口から車室内空気を吸込
む1台のファンと、車両後部の片側にのみ配置され、前
記1台のファンにより吸込んだ車室内空気を車外に吐出
する吐出口とを有すること特徴とする。
【0010】このようにすれば、一方の吸込口から他方
の吸込口近傍まで車室内空気を案内する空気通路が設ら
れているので、1台のファンにより、双方の吸込口から
空気を吸込むことができ、しかも、車両の片側の吐出口
から車室内空気を吐出することができる。従って、ファ
ンが1台でよく、吐出口が片側でよいため、組付け作業
を簡易にでき製造コストを低減することができ、また、
車室内の左右両側の吸込口から車室内空気を吸込んでい
るため、吸込バランスが良く、汚染した空気を車室内に
長く留めずに素早く換気できる。
【0011】また、請求項2に記載の発明は、前記ファ
ンは、その両側面から空気を吸込む2層ファンであるこ
とを特徴とする。
【0012】このようにすれば、ファンの両側面から空
気を吸込むことができるため、換気装置のつなぎ目、吐
出口近傍等で漏れた空気を再度吸込んで吐出することが
できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
自動車用換気装置を図面を参照しつつ説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1に係る車
両後部の横断面図(図4のV−V線に沿う断面相当図)
であり、図2は図1の車両後部の片側を拡大して詳細に
示す断面概略図である。
【0014】図1に示すように本実施の形態は、車両後
部の両側部10,11に、車室内空気を吸込むための一
対の吸込口12,13が設けられ、これら両吸込口1
2,13は、フロアーパネル15の下側を車幅方向に横
切って伸延されたダクト14により連通されている。ま
た、車両後部の側部11には、1台のファンユニット1
6が設けられ、このファンユニット16の車幅方向外側
に、車室内空気をファンユニット16から車外に吐出す
るための吐出口17が開設されている。
【0015】さらに詳述すれば、前記吸込口13は、図
2に示すように、車両の室内板18に開設された開口に
グリル13aを取り付けたものであり、この吸込口13
から流入した車室内空気は、前記フロアーパネル15の
下部に設けられたダクト14を通った車室内空気ととも
に1台のファンユニット16により吸引されるようにな
っている。
【0016】このファンユニット16は、ファンスクロ
ール23内に遠心式の多翼ファン20が設けられ、当該
ファンスクロール23の一側壁にはベルマウス22が開
設され、他側壁に前記多翼ファン20を駆動するモータ
21が取り付けられている。また、ファンスクロール2
3の吹出し側先端は、車室内空気を外部に排出する吐出
口17と連通されているが、この吐出口17は、車両後
部のサイドパネル24に開設されており、当該吐出口1
7にも、前記吸込口13と同様にグリル17aが設けら
れている。
【0017】なお、図中符号「19」は前記ダクト14
の端板である。
【0018】次に、本実施の形態の作用を説明する。モ
ータ21により多翼ファン20を駆動すると、車両後部
の一方の側部10の吸込口12から車室内空気を吸込
み、空気ダクト14を介して車両後部の他方の側部11
に案内してベルマウス22より多翼ファン20内に吸引
すると共に、車両後部の他方の側部11の吸込口13か
らも車室内空気を多翼ファン20内に吸引する。これら
車室内空気を多翼ファン20から送出して、ファンスク
ロール23を介して吐出口17から車外に放出する。
【0019】このように、本実施の形態では、一方の吸
込口12から他方の吸込口13まで車室内空気を案内す
る空気通路14がフロアーパネル15の下側に設けられ
ているため、1台の多翼ファン20により、両側の吸込
口12,13から空気を吸込むことができ、しかも、車
両の片側の吐出口17から車室内空気を吐出することが
できる。従って、多翼ファン20は、1台で済み、吐出
口17は車両の片側に設ければよいため、組付け作業を
簡易にでき製造コストを低減することができ、また、車
室内の左右両側の吸込口12,13から車室内空気を吸
込んでいるため、吸込バランスが良く、汚染した空気を
車室内に長く留めずに素早く換気できる。
【0020】(実施の形態2)図3は本発明の実施の形
態2に係り、図2と同様の要部拡大した断面図である。
発明の実施の形態1と同じ部材については、同じ符号を
付しその説明を省略する。
【0021】本実施の形態では、車両の側部11に、室
内板18、端板19及びサイドパネル24により、一つ
の空間25を形成し、この空間25内に前記ファンユニ
ット16を設置すると共に当該ファンユニット16内に
設けられた多翼ファン20を両側面から空気を吸込むよ
うに前記多翼ファン20と同様の多翼ファン20a,2
0bを2段重ねとした2層の多翼ファンにより構成し、
またファンスクロール23の両側壁にベルマウス22
a,22bが開設されている。
【0022】本実施の形態では、2層の多翼ファン20
を駆動すると、吸込口12から吸引した車室内空気が空
気ダクト14を介してベルマウス22aよりファンスク
ロール23内に、また吸込口13から吸引した車室内空
気がベルマウス22bよりファンスクロール23内に導
入される。
【0023】また、当該多翼ファン20の内、ファン2
0bは、空間25内の空気も吸引するため、ファンスク
ロール23のつなぎ目、吐出口17近傍等で漏れた空気
を再度吸込んで吐出することができる。これにより外部
から車室内に入り込もうとする外気の侵入を確実に阻止
することになる。
【0024】尚、本発明は、上述した実施の形態に限定
されるものではなく、特許請求の範囲内で種々改変する
ことができる。例えば、実施の形態では、一方の吸込口
から他方の吸込口に車室内を案内する部材をダクトとし
たが、ダクトを別途に設けなくても、単に空気を案内で
きる通路が設けてあればよく、チューブ等如何なるもの
であってもよい。また、前記実施の形態では、ファン
は、多翼ファンを使用したものであるが、当該ファン
は、多翼ファンのみでなく、通常のプロペラファンであ
っても良い。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明は、一方の吸込口から他方の吸込口近傍まで車室内
空気を案内するため、1台のファンにより、双方の吸込
口の空気を吸込むことができ、しかも、車両の片側の吐
出口から車室内空気を吐出することができる。従って、
ファンが1台でよく、吐出口が片側でよいため、組付け
作業を簡易にでき製造コストを低減することができ、ま
た、車室内の左右両側の吸込口から車室内空気を吸込ん
でいるため、吸込バランスが良く、汚染した空気を車室
内に長く留めずに素早く換気できる。
【0026】また、請求項2に記載の発明は、ファンの
両側面から空気を吸込むことができるため、換気装置の
つなぎ目、吐出口近傍等で漏れた空気や外部から車室内
に入り込もうとする外気を確実に外部に排出することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る車両後部の断面
図である。
【図2】 図1の要部拡大断面図である。
【図3】 本発明の実施の形態2に係る車両後部の断面
図である。
【図4】 従来の換気装置を示す説明図である。
【図5】 図4のV−V線に沿う断面図である。
【符号の説明】
10,11…車両後部の側部、 12,13…吸込口、 14…空気ダクト(空気通路)、 16…ファンユニット、 17…吐出口、 20…多翼ファン(ファン)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室後部の両側部(10,11) に、車室内空
    気を吸込む一対の吸込口(12,13) を有する自動車用換気
    装置において、 車室内空気を一方の吸込口(12)から他方の吸込口(13)ま
    で案内する空気通路(14)と、 他方の吸込口(13)近傍に配置され、前記一方の吸込口(1
    2)から前記空気通路(14)を介して車室内空気を吸込むと
    共に他方の吸込口(13)から車室内空気を吸込む1台のフ
    ァン(20)と、 車両後部の片側にのみ配置され、前記1台のファン(20)
    により吸込んだ車室内空気を車外に吐出する吐出口(17)
    と、を有すること特徴とするを自動車用換気装置。
  2. 【請求項2】 前記ファン(20)は、その両側面から空気
    を吸込む2層の多翼ファンであることを特徴とする請求
    項1に記載の自動車用換気装置。
JP575397A 1997-01-16 1997-01-16 自動車用換気装置 Withdrawn JPH10193955A (ja)

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JP575397A JPH10193955A (ja) 1997-01-16 1997-01-16 自動車用換気装置

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JP575397A JPH10193955A (ja) 1997-01-16 1997-01-16 自動車用換気装置

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JPH10193955A true JPH10193955A (ja) 1998-07-28

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Effective date: 20040406