JPH10193410A - 液晶ポリマー用射出成形機 - Google Patents

液晶ポリマー用射出成形機

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JPH10193410A
JPH10193410A JP9004304A JP430497A JPH10193410A JP H10193410 A JPH10193410 A JP H10193410A JP 9004304 A JP9004304 A JP 9004304A JP 430497 A JP430497 A JP 430497A JP H10193410 A JPH10193410 A JP H10193410A
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screw
zone
liquid crystal
crystal polymer
injection molding
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Shigeki Uneme
茂樹 采女
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐熱性に優れた液晶ポリマーを品質・生産性
共に安定して射出成形することが可能な液晶ポリマー用
射出成形機を提供することを目的とする。 【解決手段】 シリンダ内に装着されるスクリューを、
供給ゾーンA、圧縮ゾーンB、計量ゾーンCと区分した
時、計量ゾーン長<供給ゾーン長<圧縮ゾーン長とし、
供給ゾーンAより搬送される材料を圧縮ゾーンBにて緩
やかにしかも高圧縮するように構成することにより、液
晶ポリマーを品質・生産性共に安定して射出成形するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は耐熱性を要する小型
部品を液晶ポリマーを用いて射出成形するのに最適な液
晶ポリマー用射出成形機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】セットの小型化・低価格化に伴ない、そ
れに使用する部品の軽薄短小化と小型化が求められる中
で、リフロー半田を用いてプリント基板上に部品を実装
するタイプのものが増加し、このような背景の中でリフ
ロー半田時の耐熱性に優れた樹脂材料として液晶ポリマ
ーが注目視されている。
【0003】この液晶ポリマーを用いて所望の形状の部
品を射出成形する際の従来の射出成形機について図面を
用いて説明する。
【0004】図2は従来の一般的な射出成形機の全体構
成を示す一部切欠正面図であり、同図において、5は射
出シリンダ、6は加熱シリンダ、7はこの加熱シリンダ
6の先端に結合されたノズル、8は上記両シリンダ内に
組み込まれたスクリュー、9はこのスクリュー8を回転
するための油圧モータ、10は上記スクリュー8の先端
に結合されたスクリューヘッド、11は上記ノズル7の
先端に当接して配置された成形金型、12はこの成形金
型内に上記ノズル7から射出される溶融樹脂、15は上
記成形金型11内に投入されてインサート成形されるフ
ープ材料、16は成形金型11で成形された成形品であ
る。
【0005】また、図3は上記従来の射出成形機内に組
み込まれたスクリュー8を示したものであり、同図にお
いて、18は本体部17の外周面に螺旋状に設けられた
フライト部であり、このフライト部18は図中矢印に示
す材料搬送方向に向かって、ペレット状の材料を搬送す
る供給ゾーンA、供給された材料を圧縮することにより
加熱溶融する圧縮ゾーンB、圧縮溶融された材料を更に
混練しながら1回の射出量分を送り出す計量ゾーンCの
3つのゾーンに区分され、上記フライト部18間のピッ
チPと最大外径φDは一定にし、各ゾーンにおいてフラ
イト部18の幅Eを変えたり、本体部17の外径寸法φ
D1,φD2を変えることによってフライト部18の外
径寸法φDと本体部との隙間寸法となるフライト部18
の高さF1,F2を変えたり、さらにはフライト部18
の根元部分のR(R1,R2)を変えたりすることによ
って使用する樹脂材料に最適な形状・寸法を選定するよ
うにしていた。
【0006】また、上記スクリュー8はフライト部18
の高さ寸法F1,F2により決定される圧縮比CRも重
要な要素となっており、この圧縮比CRはF1(φD−
F1)/F2(φD−F2)によって求められ、一般的
には圧縮比CR=2.5前後に設定されていたものであ
った。
【0007】また、図4(a),(b)は上記図3に示
したスクリュー8の先端に結合されたスクリューヘッド
を示したものであり、図4(a)は非射出時の状態を示
し、図4(b)は射出時の状態を示したものである。
【0008】次に、このように構成された従来の射出成
形機について図2〜図4を用いて説明する。
【0009】まず、加熱シリンダ6内に投入されたペレ
ット状の樹脂材料(図示せず)は油圧モータ9の回転に
より回転されるスクリュー8によってノズル7方向へ搬
送され、加熱シリンダ6による加熱に加えてスクリュー
8に設けられた圧縮ゾーンBによって圧縮されることに
より加熱溶融する。
【0010】この時の動作は図4(a)に示すように、
スクリュー8の先端に結合されたスクリューヘッド10
がスクリュー8の回転に伴なって回転すると共にスクリ
ュー8と共に上昇し、溶融した樹脂12が、逆流防止リ
ング13と押し金14の隙間を通り、ノズル7内に1回
の射出量分を溜める動作を混練しながら行うように構成
されている。
【0011】このようにしてノズル7内に1回の射出量
分が溜められた時点で、射出シリンダ5を作動させるこ
とにより、図4(b)に示すようにスクリュー8ならび
にスクリューヘッド10をノズル7側へ降下させること
によって、逆流防止リング13と押し金14のテーパ部
が密着し、ノズル7内に溜められた溶融した樹脂12の
逆流を防止しつつノズル7を介して成形金型11内へ注
入し、成形金型11内にあらかじめ準備されたフープ材
料15をインサート成形するように構成されたものであ
った。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の一般的な射出成形機で、樹脂材料として液晶ポリマー
を用いて射出成形を行う場合には、液晶ポリマーが有す
る性質に起因する以下に示すような課題があった。
【0013】すなわち、液晶ポリマーは耐熱温度が25
0℃以上という優れた耐熱特性を有し、成形的には流動
性が良く、固化速度が速く、バリが出にくいといった特
徴があるものの、その反面、温度上昇に伴う粘度低下が
急激であり、そのため加熱シリンダ6内での溶融時の半
溶融領域が少なく、樹脂がシリンダに噛み込み難く計量
が不安定になるという現象が発生するものであった。
【0014】また、液晶ポリマーは金属との密着性が良
く、滞留によりスクリュー8等に樹脂が分解して生じる
炭化物が多量に付着し、この炭化物が黒点となって成形
品16に現われて外観不良になったり、炭化物がゲート
等に詰まって成形品16の細かい部分がショートショッ
トになったりするという課題を有していた。
【0015】従って、この優れた性能を有する液晶ポリ
マーをいかに射出成形するかという技術が着目され、各
射出成形機メーカーが競って開発を行っているのが実情
であるが、液晶ポリマーという樹脂の歴史が浅いだけに
充分に満足できるだけの射出成形機が無く、液晶ポリマ
ーの普及に当たって専用の射出成形機の登場が期待され
ているという課題を有したものであった。
【0016】本発明はこのような従来の課題を解決し、
生産性と信頼性に優れた液晶ポリマー用射出成形機を提
供することを目的とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明による液晶ポリマー用射出成形機は、シリンダ
内に回転ならびに摺動自在に装着されるスクリューを材
料搬送方向に向かってペレット状の材料を搬送する供給
ゾーン、供給された材料を圧縮することにより加熱溶融
する圧縮ゾーン、圧縮溶融された材料を更に混練しなが
ら1回の射出量分を送り出す計量ゾーンとした時、計量
ゾーン長<供給ゾーン長<圧縮ゾーン長とすることによ
り、供給ゾーンにより搬送される材料を圧縮ゾーンにお
いて緩やかにしかも高圧縮するように構成したものであ
る。
【0018】この本発明により、液晶ポリマーが溶融時
に極めて低い粘度になった状態で精度良く射出成形し、
しかもスクリュー等に炭化物が付着し難い優れた液晶ポ
リマー用射出成形機を提供することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、先端に吐出用のノズルが結合されると共に外周に加
熱部を備えたシリンダと、外周面に螺旋状の山となった
フライト部を備えて上記シリンダ内に回転ならびに摺動
自在に装着され、上記フライト部を除く軸部の外周面と
シリンダ内壁面との間に形成される空洞部により材料を
溶融して上記ノズル側へ搬送するスクリューと、このス
クリューの先端に結合されて所定量の材料をノズルを介
して金型内へ射出するスクリューヘッドと、上記スクリ
ューを回転させる回転駆動部と、同スクリューをノズル
側へ押し出す射出駆動部により構成され、上記スクリュ
ーを材料搬送方向に向かってペレット状の材料を搬送す
る供給ゾーン、供給された材料を圧縮することにより加
熱溶融する圧縮ゾーン、圧縮溶融された材料を更に混練
しながら1回の射出量分を送り出す計量ゾーンとした
時、計量ゾーン長<供給ゾーン長<圧縮ゾーン長とする
ことにより、供給ゾーンにより搬送される材料を圧縮ゾ
ーンにおいて緩やかにしかも高圧縮するようにした構成
のものであり、液晶ポリマーが溶融時に極めて低い粘度
になった状態で精度良く射出成形し、しかもスクリュー
等に炭化物が付着しにくいという作用を有する。
【0020】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
発明において、スクリューの圧縮ゾーンにおける圧縮比
を5〜9とした構成のものであり、請求項1記載の発明
による作用と同様の作用を有する。
【0021】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2記載の発明において、スクリューの全長に対して、供
給ゾーン長を略1/3、圧縮ゾーン長を略1/2、残部
を計量ゾーン長とした構成のものであり、請求項1記載
の発明による作用と同様の作用を有する。
【0022】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれか一つに記載の発明において、スクリューの供給
ゾーンの軸部外周に形成されたフライト部の根元部分に
設けるRを、同計量ゾーンならびに圧縮ゾーンに同様に
設けるRよりも小さくした構成のものであり、請求項1
記載の発明による作用に加えて、材料供給能力を高める
ことができるという作用を有する。
【0023】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
いずれか一つに記載の発明において、スクリューの外表
面に硬化・耐食処理を施した構成のものであり、請求項
1記載の発明による作用に加えて、更にスクリューに炭
化物が付着し難くなるという作用を有する。
【0024】以下、本発明の一実施の形態による液晶ポ
リマー用射出成形機について図面を用いて説明する。
【0025】なお、本実施の形態による液晶ポリマー用
射出成形機は、スクリュー以外の構成は従来の液晶ポリ
マー用射出成形機と同様の構成であるために詳細な説明
は省略し、異なる部分であるスクリューについてのみ説
明を行う。
【0026】図1は本発明による液晶ポリマー用射出成
形機のスクリューを示した正面図であり、同図におい
て、3はモータ結合部、4はスクリューヘッド結合部、
2は本体部1の外周面に螺旋状に設けられたフライト部
であり、このフライト部2は図中矢印に示す材料搬送方
向に向かって、ペレット状の材料を搬送する供給ゾーン
A、供給された材料を圧縮することにより加熱溶融する
圧縮ゾーンB、圧縮溶融された材料を更に混練しながら
1回の射出量分を送り出す計量ゾーンCの3つのゾーン
に区分されていることは従来の技術と同じであるが、本
実施の形態のスクリューはこの3つのゾーンの関係が、
計量ゾーン長<供給ゾーン長<圧縮ゾーン長となるよう
に構成され、更に具体的には、スクリューの全長に対し
て、供給ゾーン長を略1/3、圧縮ゾーン長を略1/
2、残部を計量ゾーン長とした仕様になっている。
【0027】また、上記供給ゾーンAにおいては、スク
リューの谷径φD1(本体部1の外径寸法)をできるだ
け太くし、材料である液晶ポリマーの供給能力を高める
ためにフライト部2の根元に設けるRを従来品に較べて
小さく(背面側R1は75%、前面側R2は40%に設
定した)し、また圧縮ゾーンBにおいては、炭化物の発
生防止のために長さを可能な限り長くして緩やかな形状
にすると共に、炭化物付着防止のためにフライト部2の
根元に設けるRを従来品に較べてできるだけ大きく(背
面側R3は175%、前面側R4は120%に設定し
た)し、さらに計量ゾーンCにおいては、スクリューの
谷径φD2(本体部1の外径寸法)を従来品に較べてで
きるだけ太く(112%に設定した)し、フライト部2
の高さ(フライト部2の外径寸法φDと本体部1との隙
間寸法)F2を従来品に較べて小さく(約30%に設定
した)して炭化物の発生を防止するようにしている。
【0028】また、フライト部2の幅E1,E2も圧縮
ゾーンBの途中から計量ゾーンCにかけて広く取るよう
にすると共に、このような仕様により発生する可塑化能
力(一定時間内に溶融する樹脂量)の低下に対する対策
としてフライト部2のピッチPも従来品に較べて大きく
(122%)してこれを解決するようにしている。
【0029】さらに、フライト部2の外径寸法φDとフ
ライト部2の高さF1,F2により決定される圧縮比C
R=F1(φD−F1)/F2(φD−F2)=7.3
6であり、従来の一般的な射出成形機の圧縮比CR=
2.5前後と比較すると極めて高い数字に設定されてい
る。
【0030】また、同図に示すスクリューは硬化と耐食
の目的で外表面にTiC(炭化チタン)コーティング処
理(図示せず)が施されており、これにより硬化・耐食
性が向上しているだけでなく、炭化物の付着防止にも大
きく貢献しているものである。
【0031】このように構成された本発明の液晶ポリマ
ー用射出成形機の基本的な動作については従来の技術の
項で説明した一般的な射出成形機と同じであるために詳
細な説明は省略するが、上記のように構成されたスクリ
ューを用いることにより、供給ゾーンAにおいては材料
の供給能力を高め、圧縮ゾーンBにおいては炭化物の発
生や付着が無い状態で緩やかに、しかも効率良く材料を
加熱溶融し、計量ゾーンCにおいては炭化物の発生や付
着無く正確に1回の射出量分を送り出すことができるも
のである。
【0032】また、圧縮比CRを従来の一般的な射出成
形機と比較すると常識を越えた極めて高い値に設定して
いるが、この圧縮比CRは5〜9の範囲内であれば、液
晶ポリマーは通常の樹脂では考えられない程低粘度にな
るためにスクリュー及びシリンダの摩耗は一般的な樹脂
と同程度になって摩耗に対しては問題無く、また通常圧
縮比CRを上げると剪断発熱により樹脂温度が上昇する
ものであるが、液晶ポリマーに関しては大きな温度上昇
は無く、何ら異常は認められなかった。
【0033】さらに、吐出ノズルの内径も従来品と較べ
て細く(約90%)することにより、より良好な結果が
得られたことも付記しておく。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明による液晶ポリマー
用射出成形機は、液晶ポリマーが有する成形性の良さを
最大限に活かし、炭化物の発生を無くして高品質に、し
かも効率良く成形品を生産することが可能な優れたもの
であり、さらにスクリューを変更するのみで対応できる
ことからコスト的にも安価であり、貢献度の大なるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による液晶ポリマー用射
出成形機に使用されるスクリューの正面図
【図2】従来の一般的な射出成形機を示す一部切欠正面
【図3】従来の一般的な射出成形機に使用されるスクリ
ューの正面図
【図4】(a)従来の一般的な射出成形機に使用される
スクリューヘッドの非吐出時の状態を示す断面図 (b)同吐出時の状態を示す断面図
【符号の説明】
1 本体部 2 フライト部 3 モータ結合部 4 スクリューヘッド結合部 5 射出シリンダ 6 加熱シリンダ 7 ノズル 8 スクリュー 9 油圧モータ 10 スクリューヘッド 11 成形金型 12 溶融樹脂 13 逆流防止リング 14 押し金 15 フープ材料 16 成形品 17 本体部 18 フライト部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端に吐出用のノズルが結合されると共
    に外周に加熱部を備えたシリンダと、外周面に螺旋状の
    山となったフライト部を備えて上記シリンダ内に回転な
    らびに摺動自在に装着され、上記フライト部を除く軸部
    の外周面とシリンダ内壁面との間に形成される空洞部に
    より材料を溶融して上記ノズル側へ搬送するスクリュー
    と、このスクリューの先端に結合されて所定量の材料を
    ノズルを介して金型内へ射出するスクリューヘッドと、
    上記スクリューを回転させる回転駆動部と、同スクリュ
    ーをノズル側へ押し出す射出駆動部により構成され、上
    記スクリューを材料搬送方向に向かってペレット状の材
    料を搬送する供給ゾーン、供給された材料を圧縮するこ
    とにより加熱溶融する圧縮ゾーン、圧縮溶融された材料
    を更に混練しながら1回の射出量分を送り出す計量ゾー
    ンとした時、計量ゾーン長<供給ゾーン長<圧縮ゾーン
    長とすることにより、供給ゾーンにより搬送される材料
    を圧縮ゾーンにおいて緩やかにしかも高圧縮するように
    した液晶ポリマー用射出成形機。
  2. 【請求項2】 スクリューの圧縮ゾーンにおける圧縮比
    を5〜9とした請求項1記載の液晶ポリマー用射出成形
    機。
  3. 【請求項3】 スクリューの全長に対して、供給ゾーン
    長を略1/3、圧縮ゾーン長を略1/2、残部を計量ゾ
    ーン長とした請求項1または2記載の液晶ポリマー用射
    出成形機。
  4. 【請求項4】 スクリューの供給ゾーンの軸部外周に形
    成されたフライト部の根元部分に設けるRを、同計量ゾ
    ーンならびに圧縮ゾーンに同様に設けるRよりも小さく
    した請求項1〜3のいずれか一つに記載の液晶ポリマー
    用射出成形機。
  5. 【請求項5】 スクリューの外表面に硬化・耐食処理を
    施した請求項1〜4のいずれか一つに記載の液晶ポリマ
    ー用射出成形機。
JP9004304A 1997-01-14 1997-01-14 液晶ポリマー用射出成形機 Pending JPH10193410A (ja)

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Cited By (5)

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