JPH10192775A - 板金変形光沢剤組成物 - Google Patents
板金変形光沢剤組成物Info
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- JPH10192775A JPH10192775A JP9017179A JP1717997A JPH10192775A JP H10192775 A JPH10192775 A JP H10192775A JP 9017179 A JP9017179 A JP 9017179A JP 1717997 A JP1717997 A JP 1717997A JP H10192775 A JPH10192775 A JP H10192775A
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- deformation
- sheet metal
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- ether
- surfactant
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09K—MATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
- C09K13/00—Etching, surface-brightening or pickling compositions
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
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- Detergent Compositions (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 自動車車体表面に生じた凹凸のある変形を容
易に探すことのできる水系変形探光沢剤組成物におい
て、グリコールエーテル系化合物と、界面活性剤を併用
して水に溶解することにより、低泡性で光沢性に優れる
液体薄膜を提供する。 【解決手段】 下記の一般式化1の一般式(I)で表さ
れる化合物(a)と、例えばノニルフェノール(EO)9H等
の界面活性剤(b)を水に溶解させて水系板金変形光沢
剤組成物とする。上記(a)成分、(b)成分の比は重
量比で1/8〜8/1好ましくは1/5〜5/1であ
り、合計で1〜80重量%、好ましくは5〜50重量%
含有させる。残りの成分として水を加える。さらに、防
錆剤0.01〜10重量%を加えても良い。 【化1】 【化2】
易に探すことのできる水系変形探光沢剤組成物におい
て、グリコールエーテル系化合物と、界面活性剤を併用
して水に溶解することにより、低泡性で光沢性に優れる
液体薄膜を提供する。 【解決手段】 下記の一般式化1の一般式(I)で表さ
れる化合物(a)と、例えばノニルフェノール(EO)9H等
の界面活性剤(b)を水に溶解させて水系板金変形光沢
剤組成物とする。上記(a)成分、(b)成分の比は重
量比で1/8〜8/1好ましくは1/5〜5/1であ
り、合計で1〜80重量%、好ましくは5〜50重量%
含有させる。残りの成分として水を加える。さらに、防
錆剤0.01〜10重量%を加えても良い。 【化1】 【化2】
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は板金変形(以下変形
と略す)、特に自動車車体表面に生じた凹凸のある変形
を容易に探すことのできる探変形剤組成物に関するもの
で、表面処理前の変形を容易に検出し修正することによ
り、工数の大幅な減少による作業の合理化と変形の耐食
性劣化の要因をなくす事ができる板金変形光沢剤組成物
に関する。
と略す)、特に自動車車体表面に生じた凹凸のある変形
を容易に探すことのできる探変形剤組成物に関するもの
で、表面処理前の変形を容易に検出し修正することによ
り、工数の大幅な減少による作業の合理化と変形の耐食
性劣化の要因をなくす事ができる板金変形光沢剤組成物
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、プレス加工によって製造された
板金製品等のプレス成形品には、取り扱い上の不注意等
により、その表面に凸凹やくぼみ、突起、ゆがみ等の変
形が生じる場合がある。製品表面にこのような変形が生
じていると、後工程において重大な問題が惹起する。例
えば板金製品に変形があると、後工程で塗装を行った場
合に、その変形が目立ち、塗装された製品の全てが使用
できなくなるおそれがある。従って、これらの製品に
は、次の製造工程に導入される前に製品の検査工程が不
可欠である。
板金製品等のプレス成形品には、取り扱い上の不注意等
により、その表面に凸凹やくぼみ、突起、ゆがみ等の変
形が生じる場合がある。製品表面にこのような変形が生
じていると、後工程において重大な問題が惹起する。例
えば板金製品に変形があると、後工程で塗装を行った場
合に、その変形が目立ち、塗装された製品の全てが使用
できなくなるおそれがある。従って、これらの製品に
は、次の製造工程に導入される前に製品の検査工程が不
可欠である。
【0003】ところで、前記検査工程においては、例え
ば、製品の表面を光ビームによって走査し、その反射光
を処理することにより、変形を検出する提案がある。こ
の場合、前記製品の表面が非光沢面や反射効率が著しく
低い面であると、処理に適した表面像を得ることができ
ず、変形検出の精度が低下するおそれがあった。
ば、製品の表面を光ビームによって走査し、その反射光
を処理することにより、変形を検出する提案がある。こ
の場合、前記製品の表面が非光沢面や反射効率が著しく
低い面であると、処理に適した表面像を得ることができ
ず、変形検出の精度が低下するおそれがあった。
【0004】そこで、前記の不具合を解消することが可
能な従来技術として、製品の表面に光沢油からなる油性
液体を塗布して光の拡散反射を防止する提案がある(特
開平3−175000号公報)。また、前記油性液体の
代わりに気化性の強い液体を塗布し、後工程における処
理の際に前記液体が残存しないようにした提案がある
(特公昭48−7986号公報)。
能な従来技術として、製品の表面に光沢油からなる油性
液体を塗布して光の拡散反射を防止する提案がある(特
開平3−175000号公報)。また、前記油性液体の
代わりに気化性の強い液体を塗布し、後工程における処
理の際に前記液体が残存しないようにした提案がある
(特公昭48−7986号公報)。
【0005】しかしながら、前記光沢油からなる油性液
体を用いて均一な光沢面を形成するためには、例えば、
静電塗装方式等を使用することが望ましいが、前記油性
液体は導電性を有するため、静電塗装装置に対して絶縁
処理を施す必要があり、この方式は非常に高価であり、
また、アルコールやトリクロルエチレン等の気化性の強
い液体は、非導電性であるために前記絶縁処理が不要で
あるが、可燃性であって、且つ、有害であるため、その
取り扱いに相当な注意を要していた。
体を用いて均一な光沢面を形成するためには、例えば、
静電塗装方式等を使用することが望ましいが、前記油性
液体は導電性を有するため、静電塗装装置に対して絶縁
処理を施す必要があり、この方式は非常に高価であり、
また、アルコールやトリクロルエチレン等の気化性の強
い液体は、非導電性であるために前記絶縁処理が不要で
あるが、可燃性であって、且つ、有害であるため、その
取り扱いに相当な注意を要していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、自動車車体
表面に生じた凹凸のある変形を容易に探すことのできる
水系変形探光沢剤組成物を提供することを目的とする。
表面に生じた凹凸のある変形を容易に探すことのできる
水系変形探光沢剤組成物を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記問題点
を解決すべく、水系変形探光沢剤について鋭意検討した
結果、グリコールエーテル系化合物と界面活性剤を併用
することにより、低泡性で光沢性に優れる液体薄膜を形
成することを見い出し本発明に至った。
を解決すべく、水系変形探光沢剤について鋭意検討した
結果、グリコールエーテル系化合物と界面活性剤を併用
することにより、低泡性で光沢性に優れる液体薄膜を形
成することを見い出し本発明に至った。
【0008】即ち、本発明の水系板金変形光沢剤組成物
は、以下の(a)、(b)成分を必須成分として含有す
る。 (a)下記式化3の一般式(I)で表される化合物。
は、以下の(a)、(b)成分を必須成分として含有す
る。 (a)下記式化3の一般式(I)で表される化合物。
【0009】
【化3】
【0010】
【化4】
【0011】(b)界面活性剤 本発明に使用される(a)成分の一般式(I)で表され
る化合物は、グリコールのモノエーテル又はジエーテル
である。
る化合物は、グリコールのモノエーテル又はジエーテル
である。
【0012】一般式(I)のグリコールモノエーテル類
としては、エチレングリコールモノメチルエーテル、ジ
エチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレン
グリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモ
ノプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノプロピ
ルエーテル、トリエチレングリコールモノプロピルエー
テル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチ
レングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリ
コールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノヘ
キシルエーテル、ジエチレングリコールモノヘキシルエ
ーテル、エチレングリコールモノ−2−エチルヘキシル
エーテル、ジエチレングリコールモノ−2−エチルヘキ
シルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノフェニルエーテル、トリ
エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレング
リコールモノベンジルエーテル、ジエチレングリコール
モノベンジルエーテル、トリエチレングリコールモノベ
ンジルエーテル等が挙げられる。
としては、エチレングリコールモノメチルエーテル、ジ
エチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレン
グリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモ
ノプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノプロピ
ルエーテル、トリエチレングリコールモノプロピルエー
テル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチ
レングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリ
コールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノヘ
キシルエーテル、ジエチレングリコールモノヘキシルエ
ーテル、エチレングリコールモノ−2−エチルヘキシル
エーテル、ジエチレングリコールモノ−2−エチルヘキ
シルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノフェニルエーテル、トリ
エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレング
リコールモノベンジルエーテル、ジエチレングリコール
モノベンジルエーテル、トリエチレングリコールモノベ
ンジルエーテル等が挙げられる。
【0013】グリコールジエーテル類としては、エチレ
ングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジ
エチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル
等が挙げられる。
ングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジ
エチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル
等が挙げられる。
【0014】これらの化合物はそれぞれ単独で使用して
も良いが、2種以上組み合わせて使用しても良い。一般
式(I)のグリコールエーテル化合物の中でも、末端エ
ーテル残基の合計炭素数(R1+R2の合計炭素数)が4
以上のものが好ましく、また、グリコール部分はエチレ
ンオキシド又はプロピレンオキシドの付加により形成さ
れることが好ましく、その付加モル数nは1〜4が好適
である。
も良いが、2種以上組み合わせて使用しても良い。一般
式(I)のグリコールエーテル化合物の中でも、末端エ
ーテル残基の合計炭素数(R1+R2の合計炭素数)が4
以上のものが好ましく、また、グリコール部分はエチレ
ンオキシド又はプロピレンオキシドの付加により形成さ
れることが好ましく、その付加モル数nは1〜4が好適
である。
【0015】(b)成分の界面活性剤は非イオン性界面
活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性
剤、両性界面活性剤を用いることが可能であるが、特に
非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤が好まし
い。
活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性
剤、両性界面活性剤を用いることが可能であるが、特に
非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤が好まし
い。
【0016】非イオン性界面活性剤としては以下のもの
が例示される。ここでpはアルキレンオキシドの平均付
加モル数を示す。アルキレンオキシドとしてはエチレン
オキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド又は
これらの混合付加物が用いられる。 (1) ポリオキシアルキレン(p=1〜40)アルキル又は
アルケニル(C10〜C22)エーテル、好ましくはp=3〜
40 (2) ポリオキシアルキレン(p=1〜40)アルキル又は
アルケニル(C10〜C22)フェニルエーテル、好ましくは
p=3〜40 (3) ポリオキシアルキレン(p=0.5〜40)アルキル
又はアルケニル(C10〜C22)アミン、好ましくはp=2
〜20 (4) ポリオキシアルキレン(p=0.5〜50)アルキル
又はアルケニル(C10〜C22)アミド、好ましくはp=3
〜50、より好ましくはp=2〜20 (5) エチレンオキシド/プロピレンオキシドブロック付
加物(プルロニック型界面活性剤) 上記非イオン性界面活性剤の中でも、下記化5の一般式
(III)に示した非イオン性界面活性剤が本発明に最適
である。
が例示される。ここでpはアルキレンオキシドの平均付
加モル数を示す。アルキレンオキシドとしてはエチレン
オキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド又は
これらの混合付加物が用いられる。 (1) ポリオキシアルキレン(p=1〜40)アルキル又は
アルケニル(C10〜C22)エーテル、好ましくはp=3〜
40 (2) ポリオキシアルキレン(p=1〜40)アルキル又は
アルケニル(C10〜C22)フェニルエーテル、好ましくは
p=3〜40 (3) ポリオキシアルキレン(p=0.5〜40)アルキル
又はアルケニル(C10〜C22)アミン、好ましくはp=2
〜20 (4) ポリオキシアルキレン(p=0.5〜50)アルキル
又はアルケニル(C10〜C22)アミド、好ましくはp=3
〜50、より好ましくはp=2〜20 (5) エチレンオキシド/プロピレンオキシドブロック付
加物(プルロニック型界面活性剤) 上記非イオン性界面活性剤の中でも、下記化5の一般式
(III)に示した非イオン性界面活性剤が本発明に最適
である。
【0017】
【化5】
【0018】これら界面活性剤は、単独で配合しても良
いが2種類以上を適宜に組み合わせても良い。特に好ま
しい組み合わせとしては、一般式(III)に示した非イ
オン性界面活性剤と、ポリオキシアルキレンアルキル又
はアルケニルアミン又はアミドの組み合わせである。併
用比は、一般式(III)に示した非イオン性界面活性剤
/アミン又はアミド=9/1〜1/9(重量比)が好ま
しい。
いが2種類以上を適宜に組み合わせても良い。特に好ま
しい組み合わせとしては、一般式(III)に示した非イ
オン性界面活性剤と、ポリオキシアルキレンアルキル又
はアルケニルアミン又はアミドの組み合わせである。併
用比は、一般式(III)に示した非イオン性界面活性剤
/アミン又はアミド=9/1〜1/9(重量比)が好ま
しい。
【0019】アニオン性界面活性剤としては、例えば以
下のものが例示できる。 (1)平均炭素数8〜16のアルキル基を有する直鎖ア
ルキルベンゼンスルホン酸塩 (2)平均炭素数10〜20のアルファオレフィンスル
ホン酸塩 (3)アルキル基又はアルケニル基の炭素数が4〜10
のジアルキルスルホコハク酸塩 (4)化6の一般式(IV)で表される脂肪酸低級アルキ
ルエステルのスルホン酸塩又は脂肪酸スルホン化物のジ
塩化合物
下のものが例示できる。 (1)平均炭素数8〜16のアルキル基を有する直鎖ア
ルキルベンゼンスルホン酸塩 (2)平均炭素数10〜20のアルファオレフィンスル
ホン酸塩 (3)アルキル基又はアルケニル基の炭素数が4〜10
のジアルキルスルホコハク酸塩 (4)化6の一般式(IV)で表される脂肪酸低級アルキ
ルエステルのスルホン酸塩又は脂肪酸スルホン化物のジ
塩化合物
【0020】
【化6】
【0021】(5)平均炭素数10〜20のアルキル硫
酸塩 (6)平均炭素数10〜20の直鎖又は分岐鎖のアルキ
ル基もしくはアルケニル基を有し、平均0.5〜8モル
のエチレンオキシドを付加したアルキルエーテル硫酸塩 (7)平均炭素数10〜22の飽和又は不飽和脂肪酸塩
酸塩 (6)平均炭素数10〜20の直鎖又は分岐鎖のアルキ
ル基もしくはアルケニル基を有し、平均0.5〜8モル
のエチレンオキシドを付加したアルキルエーテル硫酸塩 (7)平均炭素数10〜22の飽和又は不飽和脂肪酸塩
【0022】これらのアニオン性界面活性剤における対
イオンとしては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金
属、又はモノエタノールアミン、ジエタノールアミン等
のアルカノールアミン塩が用いられる。
イオンとしては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金
属、又はモノエタノールアミン、ジエタノールアミン等
のアルカノールアミン塩が用いられる。
【0023】これら界面活性剤は、単独で配合しても良
いが2種類以上を適宜に組み合わせても良い。上記
(a)成分、(b)成分の比は重量比で1/8〜8/
1、好ましくは1/5〜5/1であり、合計で1〜80
重量%、好ましくは5〜50重量%含有させることがで
きる。残りの成分として水を加える。
いが2種類以上を適宜に組み合わせても良い。上記
(a)成分、(b)成分の比は重量比で1/8〜8/
1、好ましくは1/5〜5/1であり、合計で1〜80
重量%、好ましくは5〜50重量%含有させることがで
きる。残りの成分として水を加える。
【0024】本発明の板金変形光沢剤組成物中には、上
記(a)、(b)成分に対し、さらに(c)成分として
防錆剤0.01〜10重量%、好ましくは0.05〜3
重量%の範囲で配合し、鉄板に対する防錆力の向上を図
ることもできる。
記(a)、(b)成分に対し、さらに(c)成分として
防錆剤0.01〜10重量%、好ましくは0.05〜3
重量%の範囲で配合し、鉄板に対する防錆力の向上を図
ることもできる。
【0025】(c)成分の防錆剤としてはオレイン酸
(塩)、安息香酸(塩)等のカルボン酸(塩)、ジアル
キルアミン等のアミン類、ポリオキシエチレンドデシル
アルコールリン酸エステル、ポリオキシエチレンノニル
フェノールリン酸エステル等のモノリン酸塩類、ジシク
ロヘキシルアミン亜硝酸塩、亜硝酸ソーダ等の公知の防
錆剤が挙げられる。
(塩)、安息香酸(塩)等のカルボン酸(塩)、ジアル
キルアミン等のアミン類、ポリオキシエチレンドデシル
アルコールリン酸エステル、ポリオキシエチレンノニル
フェノールリン酸エステル等のモノリン酸塩類、ジシク
ロヘキシルアミン亜硝酸塩、亜硝酸ソーダ等の公知の防
錆剤が挙げられる。
【0026】本発明の板金変形光沢剤組成物中には、上
記成分の他にエチレングリコール、プロピレングリコー
ル等のグリコール類、トルエンスルホン酸塩、キシレン
スルホン酸塩等のハイドロトロープ剤を液安定性を保持
するために配合しても良いし、ゼラチン、水溶性高分子
等を配合しても良い。
記成分の他にエチレングリコール、プロピレングリコー
ル等のグリコール類、トルエンスルホン酸塩、キシレン
スルホン酸塩等のハイドロトロープ剤を液安定性を保持
するために配合しても良いし、ゼラチン、水溶性高分子
等を配合しても良い。
【0027】本剤をインライン(生産ライン上)で使用
する場合、板金製品表面に手動もしくは自動で本剤を塗
布し、その表面の変形(凸凹)状況を把握し、後工程作
業者にその情報を視覚的にリアルタイムで配信すること
により、板金製品の変形(凸凹)不良をインライン上で
修正でき、生産ラインのインライン保証が可能となる。
する場合、板金製品表面に手動もしくは自動で本剤を塗
布し、その表面の変形(凸凹)状況を把握し、後工程作
業者にその情報を視覚的にリアルタイムで配信すること
により、板金製品の変形(凸凹)不良をインライン上で
修正でき、生産ラインのインライン保証が可能となる。
【0028】更に連続した変形(凸凹)不良を早期発見
することが可能となり、その状況を上流工程へフィード
バックすれば板金製品の更なる精度向上が目論める。本
剤をオフライン(生産ライン以外)で使用する場合、試
作板金に本剤を塗布し、その表面の変形(凸凹)状況を
サンプリングして定量的にその原因解析や板金製品習熟
のためのバックデータ収集に用いる。
することが可能となり、その状況を上流工程へフィード
バックすれば板金製品の更なる精度向上が目論める。本
剤をオフライン(生産ライン以外)で使用する場合、試
作板金に本剤を塗布し、その表面の変形(凸凹)状況を
サンプリングして定量的にその原因解析や板金製品習熟
のためのバックデータ収集に用いる。
【0029】
【実施例】以下実施例を用いて本発明を更に具体的に説
明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。
明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。
【0030】表1および表2に示す組成の板金変形光沢
剤組成物を調製し、得られた光沢剤の性能を以下の方法
で評価した。尚、配合量は重量%で示し、不足分はイオ
ン交換水で調整した。 [評価方法]
剤組成物を調製し、得られた光沢剤の性能を以下の方法
で評価した。尚、配合量は重量%で示し、不足分はイオ
ン交換水で調整した。 [評価方法]
【0031】1.光沢性 溶融亜鉛メッキ鋼板(150mm×70mm×1mm)にスポンジを用
いて、試料を塗布し光沢計(ミノルタ製 GM−26
8)により光沢性を判定した。
いて、試料を塗布し光沢計(ミノルタ製 GM−26
8)により光沢性を判定した。
【0032】以下の基準に従って光沢性を評価した。○
以上が合格である。 ◎:よく反射する ○:反射する △:わずかに反射する ×:ほとんど反射しない
以上が合格である。 ◎:よく反射する ○:反射する △:わずかに反射する ×:ほとんど反射しない
【0033】2.泡量 光沢性の評価と同様に試料を塗布し、鋼板表面に発生す
る泡量を評価した。結果は以下の基準に従って判定し
た。○以上が合格である。泡高は、100ml容積のエ
プトン管に試料10mlを入れて3回振温し、2分間静
置後の泡高を測定した。
る泡量を評価した。結果は以下の基準に従って判定し
た。○以上が合格である。泡高は、100ml容積のエ
プトン管に試料10mlを入れて3回振温し、2分間静
置後の泡高を測定した。
【0034】 ◎:ほとんど泡がない ○:やや泡がある △:泡が多い ×:非常に泡が多い
【0035】3.塗布時の滑り性 光沢性の評価と同様に試料をスポンジで塗布し、その時
の塗り易さ(滑り性)を官能評価した。結果は以下の基
準に従って判定した。○以上が合格である。
の塗り易さ(滑り性)を官能評価した。結果は以下の基
準に従って判定した。○以上が合格である。
【0036】 ◎:よく滑る ○:滑る △:やや重い ×:非常に重い
【0037】4.アルカリ脱脂性 溶融亜鉛メッキ鋼板(150mm×70mm×1mm)を、試料に浸漬
した後に引き上げ、3日間垂直につり下げて放置した。
アルカリ性脱脂剤を所定の濃度に調製し、45℃に加温し
た。撹拌しながら、鋼板を2分間浸漬し、直ちにオーバ
ーフローさせた水道水中に入れ、30秒間揺動して引き
上げた直後の鋼板の水濡れ面積率を目視判定した。以下
の基準に従って、アルカリ脱脂性を評価した。結果は以
下の基準に従って判定した。○以上が合格である。
した後に引き上げ、3日間垂直につり下げて放置した。
アルカリ性脱脂剤を所定の濃度に調製し、45℃に加温し
た。撹拌しながら、鋼板を2分間浸漬し、直ちにオーバ
ーフローさせた水道水中に入れ、30秒間揺動して引き
上げた直後の鋼板の水濡れ面積率を目視判定した。以下
の基準に従って、アルカリ脱脂性を評価した。結果は以
下の基準に従って判定した。○以上が合格である。
【0038】 ◎:水濡れ面積率95〜100% ○:水濡れ面積率90〜95% △:水濡れ面積率50〜90% ×:水濡れ面積率50%以下
【0039】5.化成処理性 予めアルカリ脱脂された鋼板(150mm×70mm×
1mm)を連続して化成処理した。化成処理剤を所定の
濃度に調節し40℃から50℃に加温し撹拌しながら鋼
板を2分間浸漬し直ちに常温水道水にて洗浄し乾燥させ
る。
1mm)を連続して化成処理した。化成処理剤を所定の
濃度に調節し40℃から50℃に加温し撹拌しながら鋼
板を2分間浸漬し直ちに常温水道水にて洗浄し乾燥させ
る。
【0040】その表面を電子顕微鏡にて拡大観察し、単
位面積当たりの結晶状態を以下の基準にしたがって評価
した。○以上が合格である。 ◎:結晶状態の不均一が0〜5% ○:結晶状態の不均一が5〜10% △:結晶状態の不均一が10〜15% ×:結晶状態の不均一が15%以上
位面積当たりの結晶状態を以下の基準にしたがって評価
した。○以上が合格である。 ◎:結晶状態の不均一が0〜5% ○:結晶状態の不均一が5〜10% △:結晶状態の不均一が10〜15% ×:結晶状態の不均一が15%以上
【0041】
【表1】
【0042】表1から明らかな通り、本発明の実施例品
No.1〜12および15〜19は前記一般式(I)で
示されるグリコールエーテル系化合物である(a)成分
と、界面活性剤である(b)成分を必須成分としている
ため、光沢性が高く、泡量、塗布時の滑り性、アルカリ
脱脂性、化成性がいずれも好ましかった。これに対して
比較例品のNo.13は前記(b)成分を加えていない
ため、光沢性と化成性に劣り、塗布時の滑り性が好まし
くなかった。また比較例品のNo.14は前記(a)成
分を加えていないため、泡量と化成性に劣り、光沢性と
塗布時の滑り性が好ましくなかった。
No.1〜12および15〜19は前記一般式(I)で
示されるグリコールエーテル系化合物である(a)成分
と、界面活性剤である(b)成分を必須成分としている
ため、光沢性が高く、泡量、塗布時の滑り性、アルカリ
脱脂性、化成性がいずれも好ましかった。これに対して
比較例品のNo.13は前記(b)成分を加えていない
ため、光沢性と化成性に劣り、塗布時の滑り性が好まし
くなかった。また比較例品のNo.14は前記(a)成
分を加えていないため、泡量と化成性に劣り、光沢性と
塗布時の滑り性が好ましくなかった。
【0043】
【表2】
【0044】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の変形探光沢
剤組成物は、前記一般式(I)で示されるグリコールエ
ーテル系化合物と、界面活性剤を併用することにより、
低泡性で光沢性に優れる液体薄膜を実現できる。また、
本発明の変形探光沢剤組成物は、塗布時の滑り性、アル
カリ脱脂性、化成性も優れる液体薄膜を実現できる。
剤組成物は、前記一般式(I)で示されるグリコールエ
ーテル系化合物と、界面活性剤を併用することにより、
低泡性で光沢性に優れる液体薄膜を実現できる。また、
本発明の変形探光沢剤組成物は、塗布時の滑り性、アル
カリ脱脂性、化成性も優れる液体薄膜を実現できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮岡 博也 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 畑 浩 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 本田 技研工業株式会社埼玉製作所内 (72)発明者 小林 直樹 東京都墨田区本所一丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 (72)発明者 佐々木 久美 東京都墨田区本所一丁目3番7号 ライオ ン株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 下記の一般式化1の一般式(I)で表さ
れる化合物と界面活性剤を含有する水系板金変形光沢剤
組成物。 【化1】 【化2】 - 【請求項2】 防錆剤0.01〜10重量%をさらに含
有する請求項1記載の板金変形光沢剤組成物。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9017179A JPH10192775A (ja) | 1996-11-18 | 1997-01-30 | 板金変形光沢剤組成物 |
US08/959,415 US6241912B1 (en) | 1996-11-18 | 1997-10-28 | Sheet metal deformation brightener composition |
GB9723639A GB2319255B (en) | 1996-11-18 | 1997-11-07 | Sheet metal deformation brightener composition |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8-306721 | 1996-11-18 | ||
JP30672196 | 1996-11-18 | ||
JP9017179A JPH10192775A (ja) | 1996-11-18 | 1997-01-30 | 板金変形光沢剤組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10192775A true JPH10192775A (ja) | 1998-07-28 |
Family
ID=26353664
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9017179A Pending JPH10192775A (ja) | 1996-11-18 | 1997-01-30 | 板金変形光沢剤組成物 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6241912B1 (ja) |
JP (1) | JPH10192775A (ja) |
GB (1) | GB2319255B (ja) |
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---|---|---|---|---|
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US7179774B2 (en) * | 2002-06-19 | 2007-02-20 | Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien | Flushing solutions for coatings removal |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3992319A (en) * | 1973-01-29 | 1976-11-16 | Alburger James R | Inspection penetrant process using solvency-inhibited remover composition |
JPS53126980A (en) | 1977-04-12 | 1978-11-06 | Nippon Packaging Kk | Flaw detecting agent for sheet metals |
JPS5481181A (en) | 1977-12-12 | 1979-06-28 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Metal touch detecting agent |
US4629319A (en) * | 1984-02-14 | 1986-12-16 | Diffracto Ltd. | Panel surface flaw inspection |
JPH03175000A (ja) | 1989-12-01 | 1991-07-30 | Nissan Motor Co Ltd | プレスパネル表面欠陥検査装置 |
JPH05125395A (ja) * | 1991-11-05 | 1993-05-21 | Metsuku Kk | 洗浄剤組成物 |
JPH08337797A (ja) * | 1995-06-13 | 1996-12-24 | Lion Corp | レンジ用洗浄剤組成物 |
-
1997
- 1997-01-30 JP JP9017179A patent/JPH10192775A/ja active Pending
- 1997-10-28 US US08/959,415 patent/US6241912B1/en not_active Expired - Fee Related
- 1997-11-07 GB GB9723639A patent/GB2319255B/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
GB9723639D0 (en) | 1998-01-07 |
US6241912B1 (en) | 2001-06-05 |
GB2319255A (en) | 1998-05-20 |
GB2319255B (en) | 2000-07-12 |
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