JPH08325770A - 水溶性洗浄兼防錆剤組成物および防錆洗浄方法 - Google Patents

水溶性洗浄兼防錆剤組成物および防錆洗浄方法

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JPH08325770A
JPH08325770A JP15381095A JP15381095A JPH08325770A JP H08325770 A JPH08325770 A JP H08325770A JP 15381095 A JP15381095 A JP 15381095A JP 15381095 A JP15381095 A JP 15381095A JP H08325770 A JPH08325770 A JP H08325770A
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acid
cleaning
divalent
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JP15381095A
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Shinichi Seto
新一 瀬戸
Yoshikazu Sugano
美和 菅野
Hirotoshi Ushiyama
広俊 牛山
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Lion Corp
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  • Detergent Compositions (AREA)
  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
  • Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 オクチル酸、安息香酸等のカルボン酸ないし
はドデカン二酸、フタル酸等のジカルボン酸またはその
塩、およびN−ラウロイル−N−メチル−β−アラニ
ン、N−ラウロイルサルコシンまたはこれらの塩等のN
−アシルアミノ酸を含有する水溶性洗浄兼防錆剤組成
物、およびにこれを用いた防錆洗浄方法。 【効果】 防錆性に優れ、しかも曇点が低下することな
く高温での洗浄が可能となり、金属部品に対して強力な
脱脂力を発揮する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フロン系溶剤や塩素系
溶剤に替わる水系洗浄剤組成物およびこれを用いた防錆
洗浄方法に関し、更に詳しく言えば、自動車等の金属部
品の洗浄及び防錆を同時に行うことができる洗浄兼防錆
剤組成物ならびに防錆洗浄方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、切削油、熱処理油、プレス油等の
各種油やグリース等が金属加工の工程で多数使用されて
いる。この加工工程において、金属加工油等の付着は避
けられず、これらの汚染物質が次工程に大きく影響を与
えることから脱脂洗浄が要求される。これらの分野の洗
浄には従来から、優れた脱脂洗浄能力を有するフロン系
溶剤、塩素系溶剤が主として用いられてきた。しかし、
近年、これらの溶剤の環境への安全性が危惧され、その
使用が制限されつつあるため、水系洗浄剤への要求が高
まっている。
【0003】従来の水系洗浄剤組成物は、不燃性のた
め、取り扱い易い長所を持つ反面、水系洗浄剤で洗浄さ
れた表面は、洗浄または水洗工程後の全面が水もしくは
水溶液の膜で覆われている。そのため、金属表面は乾燥
時に極めて錆び易くなり、鉄などでは錆の発生が問題点
となっていた。また、特開平7−11467号公報に
は、高級脂肪酸とソルビタンエステルとアニオン界面活
性剤、HLB9〜16のノニオン界面活性剤および無機
ビルダーを配合し、洗浄と防錆を兼ね備えた水溶性洗浄
兼防錆剤組成物が開示されているが、防錆を目的とする
成分が主となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の水溶性洗浄兼防
錆剤組成物あるいは洗浄方法では、脱脂力のある界面活
性剤が少量であり、金属部品の洗浄には長時間を要して
いた。また、界面活性剤を多量に配合する場合には、防
錆性を有する成分の共存により曇点が低下し、高温での
洗浄が困難となっていた。したがって本発明は、従来使
用されていた水溶性洗浄兼防錆剤組成物よりも界面活性
剤を多量に配合しても曇点が低下せず、従来よりも格段
に優れた洗浄性を有する水溶性洗浄兼防錆剤組成物およ
びれを用いた防錆洗浄方法を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】我々は、金属部品に対す
る防錆力を有し、界面活性剤を多量に配合しても曇点の
低下しない洗浄剤および洗浄方法の開発を目指して鋭意
検討を行った結果、カルボン酸もしくはジカルボン酸、
及びN−アシルアミノ酸を含有する水溶性洗浄兼防錆剤
において、鉄をはじめ各種の金属の錆や腐食に対する防
錆力はもとより、界面活性剤を多量に配合しても曇点が
低下せずに優れた脱脂力を発揮する組成を見い出した。
即ち、本発明の水溶性洗浄兼防錆剤組成物は、下記の
(A)及び(B)成分を含有することを特徴とする。
【0006】(A) 化4の一般式(I)で表されるカ
ルボン酸もしくはその塩、又は、化5の一般式(II)で
表されるジカルボン酸もしくはその塩、あるいはその酸
無水物から選択される1種又は2種以上の防錆剤。
【0007】
【化4】R1−COOM1 …(I) (R1 :炭素数1〜18のアルキル基、アルケニル基も
しくはアルカノール基、フェニル基もしくはフェノール
基、又は、炭素数7〜30のアルキルフェニル基、アル
ケニルフェニル基もしくはアルキルオキシフェニル基 M1 :水素原子、又は、アルカリ金属、アルカリ土類金
属、アンモニア、アルカノールアミン又はアルキルアミ
ンによる塩を示す。)
【0008】
【化5】 M2−OOC−R2−COO−M2 …(II) (R2 :炭素数1〜40の2価のアルキル基(すなわち
アルキレン基)、2価のアルケニル基(すなわちアルケ
ニレン基)、2価のアルカノール基、2価のフェニル基
(すなわちフェニレン基)、2価のフェノール基、又
は、炭素数7〜40の2価のアルキルフェニル基もしく
は2価のアルケニルフェニル基 M2 :水素原子、又は、アルカリ金属、アルカリ土類金
属、アンモニア、アルカノールアミン又はアルキルアミ
ンによる塩を示す。) (B) 化6の一般式(III) で表されるN−アシルア
ミノ酸もしくはその塩1種又は2種以上。
【0009】
【化6】 (R3 :炭素数1〜20のアルキル基 R4 :水素原子、又は、炭素数1〜4のアルキル基 R5 :炭素数1〜12のアルキレン基 M3 :水素原子、又は、アルカリ金属、アルカリ土類金
属、アンモニア、アルカノールアミン又はアルキルアミ
ンによる塩を示す。)
【0010】また、本発明の水溶性洗浄兼防錆剤組成物
は、上記の(A)及び(B)成分に加え、界面活性剤成
分として下記の(C)成分を含有することが望ましい。 (C) HLB4〜16の非イオン性界面活性剤1種又
は2種以上。さらに、本発明の水溶性洗浄兼防錆剤組成
物は、上記の(A)、(B)及び(C)成分を含有し、
pHが6以上、好ましくは6〜11に調整されているこ
とが望ましい。本発明の防錆洗浄方法は、上記の水溶性
洗浄兼防錆剤組成物を1〜50倍に希釈し、金属加工部
品を洗浄し、ついで乾燥することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施態様】(A)成分としてのカルボン酸また
はジカルボン酸は、防錆剤として作用する。(A)成分
のカルボン酸としては化7の一般式(I)で表されるも
のが用いられる。
【0012】
【化7】R1−COOM1 …(I) (R1 :炭素数1〜18のアルキル基、アルケニル基も
しくはアルカノール基、フェニル基もしくはフェノール
基、又は、炭素数7〜30のアルキルフェニル基、アル
ケニルフェニル基もしくはアルキルオキシフェニル基 M1 :水素原子、又は、アルカリ金属、アルカリ土類金
属、アンモニア、アルカノールアミン又はアルキルアミ
ンによる塩を示す。) 上記R1 の中でも、炭素数5〜13のアルキル基ないし
はアルケニル基、フェニル基、炭素数7〜16のアルキ
ルフェニル基ないしはアルケニルフェニル基が好まし
い。
【0013】カルボン酸の具体例としては、オクチル
酸、ドデカン酸、ステアリン酸、安息香酸、トルイル
酸、p−tert−ブチル安息香酸等が挙げられ、これ
らの塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニ
ウム塩、モノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン
塩、トリエタノールアミン塩、トリメチルアミン塩等が
用いられる。ジカルボン酸としては化8の一般式(II)
で表されるものが用いられる。
【0014】
【化8】 M2−OOC−R2−COO−M2 …(II) (R2 :炭素数1〜40の2価のアルキル基(一般にア
ルキレン基と呼ばれる)、2価のアルケニル基(一般に
アルケニレン基と呼ばれる)、2価のアルカノール基、
2価のフェニル基(一般にフェニレン基と呼ばれる)、
2価のフェノール基、又は、炭素数7〜40の2価のア
ルキルフェニル基もしくは2価のアルケニルフェニル基 M2 :水素原子、又は、アルカリ金属、アルカリ土類金
属、アンモニア、アルカノールアミン又はアルキルアミ
ンによる塩を示す。) 上記R2 の中でも、炭素数4〜20の2価のアルキル基
(すなわちアルキレン基)または2価のアルケニル基
(すなわちアルケニレン基)、2価のフェニル基(すな
わちフェニレン基)、もしくは炭素数が7〜24の2価
のアルキルフェニル基またはアルケニルフェニル基が好
ましい。
【0015】ジカルボン酸の具体例としては、セバシン
酸、ドデカン二酸、フタル酸、化9の一般式(IV)で表
されるアルキルコハク酸または化10の一般式(V)で
表されるアルケニルコハク酸やその酸無水物等が挙げら
れる。これらの塩としては、ナトリウム塩、カリウム
塩、アンモニウム塩、モノエタノールアミン塩、ジエタ
ノールアミン塩、トリエタノールアミン塩、トリメチル
アミン塩等が用いられる。
【0016】
【化9】 (R6,R7:炭素数12から8のアルキル基もしくはア
ルケニル基)
【0017】
【化10】 (R8,R9:炭素数12から8のアルキル基もしくはア
ルケニル基)
【0018】(A)成分の防錆成分の添加量としては、
水溶性洗浄兼防錆剤組成物(以下、「組成物」とい
う。)中に、0.5〜90重量%配合することが好適で
あり、好ましくは1〜50重量%である。(B)成分の
N−アシルアミノ酸は、防錆性を補完するとともに、界
面活性剤水溶液の曇点上昇剤として作用する。(B)成
分のN−アシルアミノ酸としては、化11の一般式(II
I) で表すものが用いられる。
【0019】
【化11】 (R3 :炭素数1〜20のアルキル基 R4 :水素原子、又は、炭素数1〜4のアルキル基 R5 :炭素数1〜12のアルキレン基 M3 :水素原子、又は、アルカリ金属、アルカリ土類金
属、アンモニア、アルカノールアミン又はアルキルアミ
ンによる塩を示す。)
【0020】上記一般式(III)において、好ましく
はR3 の炭素数は7〜13であり、R4 は水素原子もし
くは炭素数1〜3のアルキル基、一方、R5 の炭素数は
1〜4である。典型的には、R4 およびR5 の炭素数が
1のアラニン誘導体(例えば、N−ラウロイル−N−メ
チル−β−アラニン塩)、R4 がメチル基、R5 の炭素
数が2つのサルコシン誘導体(例えば、N−ラウロイル
サルコシン塩)などが挙げられる。(B)成分の添加量
としては、組成物中に0.5〜90重量%配合すること
が好適であり、好ましくは1〜50重量%である。
(C)成分のHLB4〜16の非イオン性界面活性剤の
具体例としては、ポリオキシエチレンラウリルエーテ
ル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル等のポリオキ
シエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンノニ
ルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェ
ニルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルフェニル
エーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブ
ロックポリマー、ポリオキシアルキレンアリルフェニル
エーテル、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エス
テル、ポリオキシアルキレンアルキルアミン、ポリオキ
シアルキレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシア
ルキレン等が挙げられ、HLBが4より小さいと親油性
が強すぎ洗浄力が弱く、一方、16より大きいと親水性
が強すぎるため乳化力が不足し、好ましくない。より好
ましいHLBは、10〜16である。ここでポリオキシ
アルキレンとは、エチレンオキサイド、プロピレンオキ
サイドまたは、ブチレンオキサイドがそれぞれ単独でま
たは混合して複数モル付加していることを示す。なお、
上記界面活性剤の例示において、「アルキル」とは二重
結合を有するアルケニル基をも包含する概念である。
【0021】これら非イオン界面活性剤の添加量として
は、水溶性洗浄兼防錆剤組成物中に0.5〜95重量%
配合することが好適であり、好ましくは1〜80重量%
である。本発明の組成物のpHは6以上が好適であり、
好ましくはpH6〜11である。また、防錆性を損なわ
ない範囲であれば、本発明の水溶性洗浄兼防錆剤組成物
中には、さらに必要に応じ付加成分として、他の界面活
性剤、キレート剤、有機酸、防錆剤、低温安定化剤、消
泡剤、酸化防止剤、防腐剤等を配合することが可能であ
る。
【0022】本発明の水溶性洗浄兼防錆剤組成物を用い
て洗浄するに際しては、1〜50倍、好ましくは2〜3
0倍に希釈した洗浄液を調製し、金属加工部品を洗浄す
ることが、脱脂性及び防錆性の点から好ましい。洗浄方
法としては、浸漬洗浄法、超音波洗浄法、スプレー洗浄
法、ブラッシング、電解洗浄法等の公知の洗浄方法をす
べて利用できる。洗浄後は、必要に応じてすすぎを行
い、エアーブロー、熱風乾燥、真空乾燥等により乾燥を
行う。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、カルボン酸もしくはジ
カルボン酸、N−アシルアミノ酸および非イオン性界面
活性剤を用いて水溶性洗浄兼防錆剤組成物とすることに
より、防錆性に優れ、しかも曇点が低下することなく高
温で洗浄が可能となるために強力な脱脂力を発揮する洗
浄方法が実現できる。なお、本発明により、脱脂力が向
上するために、洗浄時間を短縮化できるという利点があ
る。
【0024】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明するが、それに先立って実施例で採用した評価方法を
説明する。 (1)曇点 洗浄液50gをガラス試験管中に温度計及び撹拌棒とと
もに入れて白濁するまで加温する。冷却、撹拌しながら
洗浄液が透明になる洗浄液温度を曇点とし、以下の基準
で評価した。 ○:曇点が50℃以上 △:曇点が40℃以上、50℃未満 ×:曇点が40℃未満
【0025】(2)防錆力 あらかじめ溶剤で洗浄した清浄な鉄鋼テストピースを3
0℃の洗浄液中に浸漬し、3日間放置後の外観につい
て、以下の基準により目視判定で評価した。 ○:錆の発生なし △:一部に錆が発生 ×:全面に錆が発生
【0026】(3)洗浄力 鉄鋼テストピースに切削油を付着させた汚垢板を調製
し、以下の洗浄条件で洗浄した。すなわち洗浄液100
0mlを用い、30℃及び50℃で28kHz超音波洗
浄を1分行なった後、イオン交換水100mlを用い、
40℃で28kHz超音波すすぎを1分行なう。つい
で、105℃恒温槽で乾燥後のテストピースの外観を、
以下の基準により目視判定で評価した。 ◎:油分が完全に除去されており、非常に良好 ○:ほとんど油分が除去されており、良好 △:わずかに油分が残り、やや悪い ×:油分が残っており、悪い
【0027】実施例1〜10 表1〜5に示す組成の水溶性洗浄兼防錆剤組成物を調製
した。ここで、pHの調整は、カルボン酸もしくはN−
アシルアミン酸の塩形成の際の中和度により行なった。
ついで、これを同表に示した所定の希釈倍率で希釈して
洗浄液とし、曇点、防錆力、洗浄力を評価し、表2,表
4,表5に示した。なお、表1と表2,表3と表4とは
それぞれ一組で1つの組成を示している。
【0028】
【表1】 表1:洗浄剤組成物及び評価結果(洗浄剤組成の影響)(その1) 実 施 例 1 2 3 4 5 6 7 組成(wt%) (A)成分 オクチル酸-MEA塩*1 − 86 − − − − − 安息香酸-TEA塩*2 40 − − − − − 20 トルイル酸-DEA塩*3 − − − 6 − − − p-tert-ブチル安息香酸-MEA塩*1 − − − − 30 − − ドデカン二酸-DEA塩*3 − − − − − 1 − フタル酸 − − 20 − − − − (B)成分 N-ラウロイル-N-メチル-β − 5 − − − − − -アラニン-Na塩 N-ラウロイル-N-メチル-β − − 20 − − 87 − -アラニン-MEA塩 N-ラウロイルサルコシン − − − 6 − − − -MEA塩*1 N-ラウロイルサルコシン 60 − − − 1 − 20 -TEA塩*2 (C)成分 POE(p=9)NPE*4 − 1 − − 12 5 25 POE(p=9)LauE*5 − − 40 − 45 5 − POE(p=8)MyrE*6 − − − 87 − − 35
【0029】
【表2】 表2:洗浄剤組成物及び評価結果(洗浄剤組成の影響)(その2) 実 施 例 1 2 3 4 5 6 7 組成(wt%) その他の成分*7 C4H9-O(EO)3-H − 8 − − − − − C6H13-O(EO)2-H − − 20 − − − − C4H9-O(EO)1-(PO)2-H − − − − − 2 − トリルトリアゾール − − − 1 − − − ベンゾトリアゾール − − − − 12 − − pH 10 11 6 10 7 9 8 希釈倍率 5 35 3 10 25 20 5 曇点 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 防錆力 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 洗浄力 △ ○ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ *1) MEA塩:モノエタノールアミン塩 *2) TEA塩:トリエタノールアミン塩 *3) DEA塩:ジエタノールアミン塩 *4) POE(p=9)NPE:ポリオキシエチレン(p=9)ノニルフェ ニルエーテル(HLB:12.8)、Pはエチレンオキシドの平均付加モル数を 示す。 *5) POE(p=9)LauE:ポリオキシエチレン(p=9)ラウリル エーテル(HLB:13.3) *6) POE(p=9)MyrE:ポリオキシエチレン(p=9)ミリスチ ルエーテル(HLB:12.7) *7) EOはエチレンオキシドを、POはプロピレンオキシドを示し、カッ コ外の数字はこれらの付加モル数を示す。
【0030】
【表3】 表3:洗浄剤組成物及び評価結果(洗浄剤組成の影響)(その1) 実 施 例 比 較 例 8 9 1 2 組成(wt%) (A)成分 オクチル酸-MEA塩*1 0.2 − − − 安息香酸-TEA塩*2 − − 50 − トルイル酸-DEA塩*3 − − − − p-tert-ブチル安息香酸-MEA塩*1 − 98 − − ドデカン二酸-DEA塩*3 − − − − (B)成分 N-ラウロイル-N-メチル-β − − − 40 -アラニン-Na塩 N-ラウロイル-N-メチル-β 50 − − − -アラニン-MEA塩 N-ラウロイルサルコシン − 1 − − -TEA塩*2 (C)成分 POE(p=9)NPE*4 − − 50 − POE(p=9)LauE*5 − 1 − 50 POE(p=8)MyrE*6 30 − − −
【0031】
【表4】 表4:洗浄剤組成物及び評価結果(洗浄剤組成の影響)(その2) 実 施 例 比 較 例 8 9 1 2 組成(wt%) その他の成分*7 C4H9-O(EO)3-H − − − 10 C6H13-O(EO)2-H 19.8 − − − C4H9-O(EO)1-(PO)2-H − − − − トリルトリアゾール − − − − ベンゾトリアゾール − − − − pH 9 11 7 8 希釈倍率 30 3 10 20 曇点 △ △ × ○ 防錆力 △ ○ ○ × 洗浄力 ○ △ △ ○ *1) MEA塩:モノエタノールアミン塩 *2) TEA塩:トリエタノールアミン塩 *3) DEA塩:ジエタノールアミン塩 *4) POE(p=9)NPE:ポリオキシエチレン(p=9)ノニルフェ ニルエーテル(HLB:12.8)、Pはエチレンオキシドの付加モル数を示す 。 *5) POE(p=9)LauE:ポリオキシエチレン(p=9)ラウリル エーテル(HLB:13.3) *6) POE(p=9)MyrE:ポリオキシエチレン(p=9)ミリスチ ルエーテル(HLB:12.7) *7) EOはエチレンオキシドを、POはプロピレンオキシドを示し、カッ コ外の数字はこれらの付加モル数を示す。
【0032】
【表5】 表5:洗浄剤組成物及び評価結果(洗浄剤pHの影響) 実施例 比較例 10 3 4 組成(wt%) (A)成分 オクチル酸-MEA塩*1 − − − 安息香酸-TEA塩*2 20 20 20 トルイル酸-DEA塩*3 − − − p-tert-ブチル安息香酸-MEA塩*1 − − − ドデカン二酸-DEA塩*3 − − − (B)成分 N-ラウロイル-N-メチル-β-アラニン-Na塩 − − − N-ラウロイル-N-メチル-β-アラニン-MEA塩 20 20 20 N-ラウロイルサルコシン-MEA塩*1 − − − N-ラウロイルサルコシン-TEA塩*2 − − − (C)成分 POE(p=9)NPE*4 − − − POE(p=9)LauE*5 40 40 40 POE(p=8)MyrE*6 − − − その他の成分 C4H9-O(EO)3-H*7 10 10 10 C6H13-O(EO)2-H − − − C4H9-O(EO)1-(PO)2-H − − − トリルトリアゾール 10 10 10 ベンゾトリアゾール − − − pH 7 5 3 希釈倍率 10 10 10 曇点 ○ ○ △ 防錆力 ○ × × 洗浄力 ◎ ○ △ *1) MEA塩:モノエタノールアミン塩 *2) TEA塩:トリエタノールアミン塩 *3) DEA塩:ジエタノールアミン塩 *4) POE(p=9)NPE:ポリオキシエチレン(p=9)ノニルフェ ニルエーテル(HLB:12.8)、Pはエチレンオキシドの付加モル数を示す 。 *5) POE(p=9)LauE:ポリオキシエチレン(p=9)ラウリル エーテル(HLB:13.3) *6) POE(p=9)MyrE:ポリオキシエチレン(p=9)ミリスチ ルエーテル(HLB:12.7) *7) EOはエチレンオキシドを、POはプロピレンオキシドを示し、カッ コ外の数字はこれらの付加モル数を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C23F 11/12 101 C23F 11/12 101 C23G 5/036 C23G 5/036

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の(A)及び(B)成分を含有する
    ことを特徴とする、防錆効果を有する水溶性洗浄兼防錆
    剤組成物。 (A) 化1の一般式(I)で表されるカルボン酸もし
    くはその塩、又は、化2の一般式(II)で表されるジカ
    ルボン酸もしくはその塩、あるいはその酸無水物から選
    択される1種又は2種以上の防錆剤。 【化1】R1−COOM1 …(I) (R1 :炭素数1〜18のアルキル基、アルケニル基も
    しくはアルカノール基、フェニル基もしくはフェノール
    基、又は、炭素数7〜30のアルキルフェニル基、アル
    ケニルフェニル基もしくはアルキルオキシフェニル基 M1 :水素原子、又は、アルカリ金属、アルカリ土類金
    属、アンモニア、アルカノールアミン又はアルキルアミ
    ンによる塩を示す。) 【化2】 M2−OOC−R2−COO−M2 …(II) (R2 :炭素数1〜40の2価のアルキル基すなわちア
    ルキレン基、2価のアルケニル基すなわちアルケニレン
    基、2価のアルカノール基、2価のフェニル基すなわち
    フェニレン基、2価のフェノール基、又は、炭素数7〜
    40の2価のアルキルフェニル基もしくは2価のアルケ
    ニルフェニル基 M2 :水素原子、又は、アルカリ金属、アルカリ土類金
    属、アンモニア、アルカノールアミン又はアルキルアミ
    ンによる塩を示す。) (B) 化3の一般式(III) で表されるN−アシルア
    ミノ酸もしくはその塩1種又は2種以上。 【化3】 (R3 :炭素数1〜20のアルキル基 R4 :水素原子、又は、炭素数1〜4のアルキル基 R5 :炭素数1〜12のアルキレン基 M3 :水素原子、又は、アルカリ金属、アルカリ土類金
    属、アンモニア、アルカノールアミン又はアルキルアミ
    ンによる塩を示す。)
  2. 【請求項2】 下記の(C)成分をさらに含有するこ
    とを特徴とする、請求項1記載の水溶性洗浄兼防錆剤組
    成物。 (C) HLB4〜16の非イオン性界面活性剤1種又
    は2種以上。
  3. 【請求項3】 pHが6以上である請求項2に記載の水
    溶性洗浄兼防錆剤組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一項に記載の水
    溶性洗浄兼防錆剤組成物を1〜50倍に希釈し、金属加
    工部品を洗浄し、ついで乾燥することを特徴とする防錆
    洗浄方法。
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