JPH03175000A - プレスパネル表面欠陥検査装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明のし的コ （産業上の利用分封） 本発明は、プレスされた後のパネル表面の欠陥を自動的
に検出し、その粘果をプレスラインにフィードバックす
るようにしたプレスパネル表面欠陥検査装置に関する。

（従来の技術） 車両用車体部品は、各種のプレス加工によって製造され
る。例えば、自動車のドアやフードを製造する場合には
、トランスファプレスによってプレス加工が施される。

そして、そのプレス後には、そのプレスされたパネルに
「うねり」や「歪み」さらには「星目」と称される微少
なキズが６゛るか否かが検査される。この検査において
なんらかの欠陥が発見されれば、そのパネルの後工程へ
の搬送を回避する処置がとられ、同時に、その欠陥の発
生がプレスラインに報知される。これによって、パネル
の品質が維持されている。

（発明が解決しようとする課題） 上記したような検査は、従来では非常に熟練した作業者
がプレス後のパネルを手で触って、あるいは目視によっ
て「うねり」や「歪み」さらには「星目」の有無を判断
しているか、又は、このような欠陥をレーザー光などを
用いて自動的に検出する装置によって行なっている。こ
のように、人間によって欠陥を検査する場合には、非常
に熟練を要するばかりではなく、検査の信頼性が十分で
はないという欠点がある。また、レーザー光などを用い
てその欠陥の検査を行なう装置にあっては、検査の信頼
性という面では非常に優れているが、検査に要する時間
は、現時点では人間よりも多くかかってしまうという欠
点がある。このように多くの時間を要するのは、レーザ
ー光で表面を検査する場合には、レーザー光を全面に走
査する必凍があるからである。

本発明はこのような従来の問題点を解消するために成さ
れたものであり、高信頼性を何すると同時に、検査に要
する時間も従来に比較して短縮された表面欠陥検査装置
の提供を目的とする。

［発用の構成］ （課題を解決するための手段） 上記目的を達成するための本発明は、プレス装置によっ
てプレスされた後のパネル表面全体を均一の照度で照ら
す照明と、当該照明で照らされている前記パネル表面の
画像を入力する画像入力手段と、当該画像入力手段から
入力した画像を処理し、前記パネル表面の欠陥を検出す
る画像処理手段と、当該画像処理手段によってパネル表
面の欠陥が検出された場合には、欠陥ををするパネルの
後工程への搬送が行われないようにする一方、前記プレ
ス装置にプレス成型条件の変更を指示するプレスライン
制御手段とをｈすることを特徴とする。

（作用） 以トのように構成された本発明の表面欠陥検査装置は次
のように作用する。

照明は、パネル表面全体を均一の照度で照射するもので
あるので、画像入力手段から入力した画像は、パネルの
表面が全く欠陥のない理想的なものであれば、全面に渡
って同一の明るさのものとなる。ところが、パネルのど
こかに欠陥があれば、入力した画像内において、その欠
陥部分と周囲部分とでは明るさが異なることになる。こ
の明るさの相違は画像処理手段によって検出され、パネ
ルの表面の欠陥の存在が検出される。欠陥の存在が検出
されると、このことは画像処理手段からプレスライン制
御手段に報知される。プレスライン制御手段は、この報
知がされると、欠陥を有するパネルの後工程への搬送が
行われないようにする一方、前記プレス装置にプレス成
型条件の変更を指示することになる。

このように、画像入力手段はパネル表面全体の画像を一
時に入力し、この画像が画像処理手段によって処理され
るので、欠陥の検査に要する時間を従来に比較して短縮
することができることになる。また、この欠陥の検出は
入子によらず画像処理によって行われるので、信頼性は
非常に高いものとなる。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説■列す
る。

第１図は、本発明のプレスパネル表面欠陥検査装置を偏
えたプレスラインの概略構成図である。

トランスファプレス１０の後流側には、プレスされたパ
ネルを後工程に搬送する搬送凡のコンベア１１が備えら
れ、トランスファブレス１０の直後には、エアロベル噴
霧装置１２が設けられている。このエアロベル噴霧装置
１２によって、トランスファブレス１０でプレスされた
パネルに光沢油が塗布される。このように光沢油を塗布
するのは、塗装前のパネル表面の良質な画像を入力する
ために、光の拡散反射を防止するためである。このエア
ロベル噴霧装置１２には、排気ダクト１３と、バイラト
ロンオイル回収装置１４とが設けられ、余分な光沢油が
排気ダクト１３内に導かれて効率的に回収される。また
、揺動装置１５は、エアロベル噴霧装置１２に設けられ
ている光沢油を噴霧するノズルをパネルの大きさに合わ
せて揺動させ、光沢油がパネルの全面にまんべんなく噴
霧されるようにするものである。このエアロベル噴霧装
置１２はエアロベルコントロール装置１６によって制御
される。そして、光沢油が塗布されたパネルはコンベア
１１によって表面欠陥検査が行われるスクリーン１８ま
で搬送される。スクリーン１８はパネルに反射した光を
受けるものであり、パネル表面に欠陥が存在すれば、こ
の欠陥はスクリーン１８上に増幅されて投映されること
になる。

このスクリーン１８に対向する位置には画像入力手段で
あるＣＣＤカメラ２０が備えられている。

このＣＣＤカメラ２０によってパネル１表面の画像が入
力される。この画像は、データ処理コンソール２２内に
設けられている画像処理装置によって処理され、欠陥り
無の情報はエアロベルコントロール装置１６及びプレス
ライン全体の制御を行なうプレスライン制御装置２５に
出力される。

このように構成されたプレスラインにおいて、−枚のパ
ネルの表面欠陥検品が終了するまでの処理は、第２図の
フローチャートに示される通りである。

まず、鋼板がトランスファプレス１０によって所定の形
状にプレスされる（ステップ１）。プレスされたパネル
は、コンベア１１によってエアロベル噴霧装ぺ１２まで
搬送されて光沢油が塗布される（ステップ２）。そして
、このパネルはコンベア１１によってスクリーン１８の
所定位置まで搬送され、パネル表面の画像がＣＣＤカメ
ラ２０によって入力される。この画像はデータ処理コン
ソール２２内に設けられている画像処理装置によって処
理され、そのパネルに欠陥が・Ｇるか無いかのｉ１１断
がされる（ステップ３）。この判断の結果、欠陥がなけ
れば、パネルＰを次Ｔ程に搬送すべき信号をプレスライ
ン制御装置２５に出力し、パネルＰはコンベア１１によ
って次王程に搬送される（ステップ４，５）。一方、前
記判断の結果、欠陥がｈｏるとされたときには、パネル
ＰをＮＧパレットに搬送すべき信号と、プレスの成型条
件を変更すべき信号をプレスライン制御装置２５に出力
する。これにより、パネルＰは図示されていないＮＧパ
レットに搬送され、プレスの成型条件が変更される（ス
テップ４．６．７）。

第３図は、データ処理コンソール２２内に設けられてい
る画像処理装置の概略ブロック図である。

ＣＣＤカメラ２０は、パネルＰ表面全体の画像を一度に
入力して画像記憶部３０に出力する。画像記憶部３０で
は、ＣＣＤカメラ２０から出力されたアナログ信号をデ
ジタル信号に変換して記憶する。微分処理部３２では、
画像記憶部３０に記憶されている画像データに対して、
隣り合う上下の画像データ同志間で値が急変していると
ころがないかどうかを探す処理、すなわち入力した画像
内における濃度の不連続性を検出する微分処理が行われ
る。また、二値化処理部３４では、微分処理において検
出された濃度の不連続部分の抽出を行なう為に、予め定
められたスレッショルド値と前記画像データとを比較し
、画像データがスレッショルド値よりも大きければ１に
、逆にスレッショルド値が画像データ以上であればＯに
、全ての前記画像データを二値化する処理が行われる。

ノイズ除去部３６では、二値化されたデータに対してノ
イズを除去し、より質の良い画像データとするための処
理が行われる。具体的には、二値化され、１となってい
る画像データが孤立している場合には、その画像データ
をノイズとみなし、欠陥であるとは見なされないような
処理を行なう。基準値記憶部３８には、パネルをＮＧと
確定するために必要なデータが記憶されている。例えば
、二値化された結果１となっている画像データの数が記
憶しである。比較部４０では、ノイズが除去されてもな
お１となっている画像データの数と、基準値記憶部３８
に記憶されている数とが比較され、その比較結果をＯＫ
、ＮＧ判定部４２に出力する。

ＯＫ、ＮＧ判定部４２では、ノイズが除去されてもなお
１となっている画像データの数が基準値記憶部３８に記
憶されている数よりも多いときにＮＧと判定し、また、
この逆であれば、ＯＫと判定してプレスラインの制御装
置ｄにこの結果を報知する。

概略の動作は以上の通りであるが、さらに具体的な処理
を第４図のフローチャートに基づいて説明する。

まず、ＣＣＤカメラ２０はパネルＰ表面全体の画像を入
力しくステップ１０）、その画像はデジタルデータに変
換された後に画像記憶部３０に記憶される。この記憶さ
れる画像データは、ＣＣＤカメラ２０に備えられている
各ＣＣＤ素子が大村した光量に比例した大きさをｈ゛す
るものである（ステップ１１）。次に、画像記憶部３ｏ
に記憶されている画像データは、微分処理部３２におい
て微分処理が施される。この微分処理は第５図に示され
るように、隣り合う上の画素との差を求めることによっ
て行われる。このようにして、次の二値化処理において
画像の濃度の不均一な部分が確実に抽出されるように前
処理が行われる（ステップ１２）。前のステップの処理
によって得られた微分後の画像データに対して二値化処
理を行なう。この二値化処理は、二値化処理部３４によ
って行われる。前記したように、予め定められたスレッ
ショルド値と前記画像データとを比較し、画像データが
スレッショルド値よりも大きければ１に、逆にスレッシ
ョルド値が画像データ以上であれば０に夫々設定すると
いう処理である。この二値化処理は、一画素づつ全ての
前記画像データに対して行なう（ステップ１３）。次に
、ステップ１３において二値化処理された画像データに
対してノイズ除去処理を行なう。この処理は、ノイズ除
五部３６によって行われる。この処理は具体的には、対
照画素の周囲８画素に対してフィルターをかけ、連続し
た４画素以上が１となっている部分を抽出する処理であ
る。例えば二値化処理された後の一部の画像データが第
６図（Ａ）〜（Ｄ）に示すような画像データであった場
合、任意の画素を対照画素とした８画素近傍内に連続し
た４画素以上が１（図面中では黒で表されている部分）
となっている（Ａ）、　　（Ｂ）のものについては、そ
の１となっている部分が抽出され、その抽出された部分
はノイズではなくパネル表面に行在する欠陥であると判
断する。一方、任意の画素を対照画素とした８画素近傍
内に連続した４画素以上が１となってはいない（Ｃ）、
（Ｄ）のものについては、その１となっている部分は抽
出されず、単なるノイズであると判断する（ステップ１
４）。

そして、このようにして抽出された欠陥部分の個数が基
準値記憶部３８に記憶されている個数と比較される。こ
の比較は、比較部４ｏによって行われる（ステップ１５
）。この比較において、欠陥部分の個数が基準値よりも
小さければ、検査されたパネルはＯＫであると判断され
、プレスラインの制御装置に対してＯＫ信号が出力され
る（ステップ１６．１７）。一方、ヒ記比較において、
欠陥部分の個数が基準値以上であれば、検査されたパネ
ルはＮＧであると判断され、プレスライン制御装置２５
に対してＮＧ信号が出力されることになる。尚、Ｌ記判
断及び信号の出力は、ＯＫ、ＮＧ　”ＩＩＩ定部身部４
２って行われる（ステップ１６゜１８）。このようにし
て、ＣＣＤカメラ２ｏから入力した第７囚のような画像
に対して上述したような画像処理が施され、その結果、
同図の黒の部分で示されるような欠陥部分が抽出される
ことになる。そして、このＯＫ、ＮＧの情報はプレスラ
イン全体にフィードバックされる。ＮＧの場合には、欠
陥をｈ゛するパネルの後工程への搬送か行われないよう
にするーｈ゛、プレスライン全体を制御する装置に対し
てプレス成型条件の変更を指示することになる。

［発明の効果］ 以上の説明により明らかなように、本発明によれば、画
像入力手段によってパネル表面全体の画像を一時に入力
し、この画像を画像処理平段によって処理するようにし
たので、検査の自動化が図れるばかりでなく、欠陥の検
査に要する時間を従来に比較して短縮することができる
。また、この欠陥の検出は人手によらず画像処理によっ
て行われるので、高信頼性とすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明のプレスパネル表面欠陥検査装置を備
えたプレスラインの（既略構ｆｆｌ　ＩＺ＋、第２図は
、本発明のプレスパネル表面欠陥検杏装へによって一枚
のパネルが検査されるまでの処理を示すフローチャート
、 第３図は、第１図に示したデータ処理コンソール内に設
けられている画像処理装置のＩＩ！Ｅ略ブロック図、 第４図は、第３図に示した画像処理装置なのフロ−チャ
ート、 第５図から第７図は、第４図のフローチャートの動作説
団に供される図である。 １０・・・トランスファプレス（プレス装置）、１８・
・・スクリーン（照叩）、 ２０・・・ＣＣＤカメラ（画像入力子役）、２２・・・
データ処理コンソール（画像処理子役）、２５・・・プ
レスライン制御装置（プレスライン制御手段）、 Ｐ・・・パネル。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 プレス装置によってプレスされた後のパネル表面全体を
   均一の照度で照らす照明と、 当該照明で照らされている前記パネル表面の画像を入力
   する画像入力手段と、 当該画像入力手段から入力した画像を処理し、前記パネ
   ル表面の欠陥を検出する画像処理手段と、当該画像処理
   手段によってパネル表面の欠陥が検出された場合には、
   欠陥を有するパネルの後工程への搬送が行われないよう
   にする一方、前記プレス装置にプレス成型条件の変更を
   指示するプレスライン制御手段とを有することを特徴と
   するプレスパネル表面欠陥検査装置。