JP3221954B2 - 塗装表面欠陥検出方法およびその装置 - Google Patents

塗装表面欠陥検出方法およびその装置

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JP3221954B2 JP00513393A JP513393A JP3221954B2 JP 3221954 B2 JP3221954 B2 JP 3221954B2 JP 00513393 A JP00513393 A JP 00513393A JP 513393 A JP513393 A JP 513393A JP 3221954 B2 JP3221954 B2 JP 3221954B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、画像処理により塗装
表面欠陥検出方法およびその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の車体塗装面における塗装表面欠
陥を検出する場合、塗装面に写った照明装置の画像をカ
メラ等の撮像手段で撮像し、塗装面における欠陥(例え
ば、ブツ、キズ等)を検出する画像処理方法が従来から
多用されている。該画像処理方法では、被検査面を画像
処理手段によって走査し、取り込まれた撮像画像毎に欠
陥の有無を検査することにより行なわれるのが一般的で
ある。
【0003】なお、特開昭62−233710号公報に
開示されているように、レーザスリット光を被検査面に
投射して、その反射光をスクリーン上に投影させ、その
スリット像から被検査面の表面欠陥を検出する方法も提
案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記画像処
理方法では、図5に示すように、被検査面Fを画像処理
手段7(ストロボ等の照明装置5とカメラ6とを含む)に
より所定ピッチで走査し、画像処理手段1により取り込
まれた撮像画像から検査可能な領域とされる計測幅を求
め、該計測幅毎に表面欠陥の有無を検査するのである
が、この計測幅は、例えば撮像画像を2値化することに
より求められる。
【0005】即ち、図6に示すように、画像処理手段に
より取り込まれた濃淡画像Xを2値化することにより2
値画像Yに変換し、該2値画像Yから計測幅Cを求める
こととなっている。
【0006】ところが、自動車の車体表面における塗装
表面欠陥を検出しようとする場合、車体表面は、曲面部
と平面部とが混在した複雑な形状の被検査面となってい
るため、上記計測幅Cが被検査面によって大きく相異す
るという事実がある。
【0007】例えば、曲面部からなる被検査面(図5に
おいて1〜2の撮像位置)の場合、図6(イ)に示すよう
に計測幅Cが狭くなり、平面部からなる被検査面(図5
において3〜4の撮像位置)の場合、図6(ロ)に示すよ
うに計測幅Cが広くなる。
【0008】従来行なわれている画像処理方法の場合、
画像処理手段による走査ピッチ(換言すれば、毎回の画
像取込領域)は一定とされているのが通例であるため、
その場合、走査ピッチをできるだけ小さくすれば、検査
モレは防止できるが、検査に要する時間が長くなってし
まい、作業能率が低下するとともに、画像処理手段(特
に照明装置)の耐用時間が短くなってしまうおそれがあ
る。一方、前記走査ピッチを大きくすれば、検査モレ部
分が生じるおそれがある。
【0009】このことを勘案すると、自動車の車体のよ
うに曲面部と平面部とが混在しているようなものを検査
する場合、曲面部と平面部とで計測幅に大きな差異が存
するため、検査モレを確実に防止しつつ、検査時間を可
及的に短くしようとすると、特別な工夫を要することと
なる。
【0010】本願発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、自動車の車体のように複雑な形状の検査対象物を
検査する場合にも、検査モレを確実に防止し且つ能率的
に検査し得るようにすることを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の方法では、上
記課題を解決するための手段として、被検査面を走査す
る画像処理手段により被検査面における塗装表面欠陥を
検出する塗装表面欠陥検出方法において、前記画像処理
手段により取り込まれた撮像画像毎に該画像における検
査可能領域としての計測幅を演算し、該計測幅に基づい
て次回の画像取込領域までの被検査面に対する前記画像
処理手段の相対移動量を決定するようにしている。
【0012】請求項2の装置では、上記課題を解決する
ための手段として、被検査面を走査する画像処理手段に
より被検査面における塗装表面欠陥を検出する塗装表面
欠陥検出装置において、前記画像処理手段により取り込
まれた撮像画像から該画像における検査可能領域として
の計測幅を演算する計測幅演算手段と、前記計測幅演算
手段により演算された計測幅に基づいて次回の画像取込
領域までの被検査面に対する前記画像処理手段の相対移
動量を決定する画像取込領域決定手段とを付設するよう
にしている。
【0013】
【作用】請求項1の方法あるいは請求項2の装置では、
上記手段によって次のような作用が得られる。
【0014】即ち、画像処理手段により取り込まれた撮
像画像毎における検査可能領域である計測幅に基づいて
次回の画像取込領域までの被検査面に対する画像処理手
段の相対移動量を決定するようにしているため、被検査
面が曲面と平面との複合面とされている場合であっても
曲面あるいは平面に対応した計測幅に基づいて次回の画
像取込領域が決定されることとなり、曲面においては小
さなピッチで、平面においては大きなピッチで画像取込
が行えることとなる。
【0015】
【発明の効果】請求項1の方法あるいは請求項2の装置
によれば、画像処理手段により取り込まれた撮像画像毎
における検査可能領域である計測幅に基づいて次回の画
像取込領域までの被検査面に対する画像処理手段の相対
移動量を決定するようにしているので、被検査面が曲面
と平面との複合面とされている場合であっても曲面ある
いは平面に対応した計測幅に基づいて次回の画像取込領
域が決定されることとなる結果、曲面においては小さな
ピッチで、平面においては大きなピッチで画像取込が行
えることとなり、複雑な複合面からなる被検査面を検査
する場合においても検査スピードをある程度確保しつつ
検査モレを確実に防止することができるという優れた効
果がある。
【0016】
【実施例】以下、添付の図面を参照して、本願発明の好
適な実施例を説明する。
【0017】本願発明は、図1ないし図3に示す塗装表
面欠陥検出装置および該塗装表面欠陥検出装置を用いた
塗装表面欠陥検出方法に関するものである。
【0018】本実施例の塗装表面欠陥検出装置は、図1
に示すように、矢印A方向に所定速度で移動自在とされ
た台車1上に搭載されたワーク2(本実施例の場合、自
動車の車体)における塗装表面である被検査面Fの欠陥
を検出するものであって、前記台車1の移動方向(即
ち、矢印A方向)とは逆の矢印B方向に所定速度で移動
自在とされた検査ロボット3により構成されている。符
号4は検査ロボット3を移動させるためのロボット走行
装置である。
【0019】前記検査ロボット3は、被検査面Fを照射
する照明装置であるストロボ5と被検査面Fの所定領域
を撮像するカメラ6とからなる画像処理手段7を備えて
構成されている(図5参照)。
【0020】本実施例の場合、台車1にはその移動量を
検出する台車移動量検出器8が付設され、検査ロボット
3にはその移動量を検出するロボット移動量検出器9が
付設されている。
【0021】なお、図1において1〜6は検査ロボット
3の軌跡を示している。
【0022】そして、前記台車移動量検出器8およびロ
ボット移動量検出器9により検出された移動量は、図2
に示すように、台車定寸移動パルス発生器10およびロ
ボット定寸移動パルス発生器11にそれぞれ入力される
こととなっている。該台車定寸移動パルス発生器10お
よびロボット定寸移動パルス発生器11からの台車定寸
移動パルス信号P1およびロボット定寸移動パルス信号
2は、パルス減算器12に入力されることとなってい
る。該パルス減算器12において得られた移動パルス信
号P3は、台車1と検査ロボット3との相対移動量を表
すこととなっている。そして、前記パルス減算器12か
らの移動パルス信号P3は、画像処理手段7により撮像
された画像の計測幅を演算したり、画像取込タイミング
を決定する等の処理を行うコントローラ13に入力され
ることとなっている。
【0023】前記コントローラ13は、図3に示すよう
に、前記検査ロボット3の画像処理手段7(具体的に
は、カメラ6)により取り込まれた撮像画像毎に該画像
における検査可能領域である計測幅Cを演算する計測幅
演算手段131と、該計測幅演算手段131により得ら
れた計測幅Cをフィードバックすることにより次回の画
像取込領域を決定する画像取込領域決定手段132とを
備えている。
【0024】本実施例の場合、前記計測幅演算手段13
1においては、図6に示すように、カメラ6により撮像
された濃淡画像Xを2値化して2値画像Yとなし、かく
して得られた2値画像Yにおける白色部分を計測幅Cと
して求める処理がなされることとなっている。このよう
にして演算される計測幅Cは、被検査面Fが曲面である
場合には図6(イ)に示すように幅の狭いものとなり、被
検査面Fが平面である場合には図6(ロ)に示すように幅
の広いものとなる。
【0025】また、前記画像取込領域決定手段132に
おいては、画像処理手段7により取り込まれた撮像画像
における計測幅C(前記計測幅演算手段131により演
算されたもの)がフィードバックされ、該計測幅Cだけ
台車1と検査ロボット3との相対移動量(以下車体移動
量という)Mが達した時点で次回の画像取込(具体的に
は、ストロボ5をたくこと)を行うよう撮像信号Pが出
力されることとなっている。なお、検査モレを防止する
ために、前回の画像取込領域と今回の画像取込領域とが
若干オーバーラップするように、C−α≦Mとなった時
点で画像取込を行うようにしている。ここで、C−α
は、車体移動方向に換算された値とされている。
【0026】次に、本実施例の塗装表面欠陥検出装置を
用いた塗装表面欠陥検出方法を、図4に示すフローチャ
ートを参照して説明する。
【0027】ステップS1において画像処理手段7によ
り所定位置での画像取込を行い、取り込まれた濃淡画像
に対して2値化処理を行う(ステップS2)。しかる後、
ステップS3においては計測幅Cの演算が前述したよう
に計測幅演算手段131により行なわれる。かくして得
られた計測幅Cに基づいてステップS4においてC−α
と車体移動量Mとの比較がなされ、C−α≦Mとなった
時点で画像取込領域決定手段132から画像処理手段7
に対して撮像信号Pが出力される(ステップS5)。上記
処理が計測終了まで繰り返される。このようにすると、
撮像信号Pのパルス幅は、曲面部において狭く、平面部
において広くなる。
【0028】上記したように、本実施例においては、画
像処理手段7により取り込まれた撮像画像毎における検
査可能領域である計測幅Cに基づいて次回の画像取込領
域を決定するようにしているため、被検査面Fが曲面と
平面との複合面とされている場合であっても曲面あるい
は平面に対応した計測幅Cに基づいて次回の画像取込領
域が決定されることとなる。従って、曲面においては小
さなピッチで、平面においては大きなピッチで画像取込
が行えることとなり、複雑な複合面からなる被検査面F
を検査する場合においても検査スピードをある程度確保
しつつ検査モレを確実に防止することができるのであ
る。
【0029】本願発明は、上記実施例に限定されるもの
ではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜設
計変更可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施例にかかる塗装表面欠陥検出装
置の該略構成を示す側面図である。
【図2】本願発明の実施例にかかる塗装表面欠陥検出装
置の要部ブロック図である。
【図3】本願発明の実施例にかかる塗装表面欠陥検出装
置におけるコントローラの内容を示すブロック図であ
る。
【図4】本願発明の実施例にかかる塗装表面欠陥検出装
置の作用を説明するためのフローチャートである。
【図5】一般的な塗装表面欠陥検出方法を説明する図で
ある。
【図6】(イ)は曲面からなる被検査面を撮像した場合に
おける計測幅演算例を示す図であり、(ロ)は平面からな
る被検査面を撮像した場合における計測幅演算例を示す
図である。
【符号の説明】
1は台車、2は車体、3は検査ロボット、4は検査ロボ
ット走行装置、5はストロボ、6はカメラ、7は画像処
理手段、8は台車移動量検出器、9はロボット移動量検
出器、10は台車定寸移動パルス発生器、11はロボッ
ト定寸移動パルス発生器、12はパルス減算器、13は
コントローラ、131は計測幅演算手段、132は画像
取込領域決定手段、Cは計測幅、Fは被検査面。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検査面を走査する画像処理手段により
    被検査面における塗装表面欠陥を検出する塗装表面欠陥
    検出方法であって、 前記画像処理手段により取り込まれた撮像画像毎に該画
    像における検査可能領域としての計測幅を演算し、該計
    測幅に基づいて次回の画像取込領域までの被検査面に対
    する前記画像処理手段の相対移動量を決定するようにし
    たことを特徴とする塗装表面欠陥検出方法。
  2. 【請求項2】 被検査面を走査する画像処理手段により
    被検査面における塗装表面欠陥を検出する塗装表面欠陥
    検出装置であって、 前記画像処理手段により取り込まれた撮像画像から該画
    像における検査可能領域としての計測幅を演算する計測
    幅演算手段と、 前記計測幅演算手段により演算された計測幅に基づいて
    次回の画像取込領域までの被検査面に対する前記画像処
    理手段の相対移動量を決定する画像取込領域決定手段と
    を付設したことを特徴とする塗装表面欠陥検出装置。
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