JP3514107B2 - 塗装欠陥検査装置 - Google Patents

塗装欠陥検査装置

Info

Publication number
JP3514107B2
JP3514107B2 JP07613698A JP7613698A JP3514107B2 JP 3514107 B2 JP3514107 B2 JP 3514107B2 JP 07613698 A JP07613698 A JP 07613698A JP 7613698 A JP7613698 A JP 7613698A JP 3514107 B2 JP3514107 B2 JP 3514107B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
defect
vehicle body
image
inspected
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP07613698A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11271038A (ja
Inventor
裕 鈴木
清 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP07613698A priority Critical patent/JP3514107B2/ja
Publication of JPH11271038A publication Critical patent/JPH11271038A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3514107B2 publication Critical patent/JP3514107B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/84Systems specially adapted for particular applications
    • G01N21/88Investigating the presence of flaws or contamination
    • G01N21/8806Specially adapted optical and illumination features

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば自動車の
生産過程において車体の塗装面の状態を光学的に検査す
る塗装欠陥検査装置に係り、特に、簡単な装置構成によ
り車体表面のように湾曲した面に対しても高い精度で欠
陥を検出し得る塗装欠陥検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車体表面の塗装状態を光学的に検査する
塗装欠陥検査装置には、ストライプ状の光(ストライプ
光)を投光することによって車体表面にストライプパタ
ーンを形成し、このストライプパターンを車体表面に対
して相対的に移動させながら車体表面を撮像し、撮像さ
れた画像から欠陥を検出するものがある。
【0003】このような塗装欠陥検査装置では、例えば
図12(A)のように透明と黒色のパターンが交互に設
けられたシート32を通して光源30の光を投光するこ
とによって被検査面sにストライプパターンを形成す
る。そしてストライプパターンが形成された被検査面s
をカメラ60で斜め上方から撮像し、撮像された画像を
処理して欠陥pを検出している。
【0004】ところで、車体に対して塗装欠陥検査を行
なう場合、車体表面は通常湾曲していることから、車体
の部位によって固定されているカメラ60と被検査面s
とのなす角度が変わり、カメラ60に撮像された画像に
映るストライプパターンの本数が変化することになる。
被検査面sが湾曲している場合、画像に映るストライプ
パターンの本数は、被検査面sが平面である場合に比べ
て多くなる。(図12(B))。このとき画像処理で
は、ストライプパターンの境界上にある欠陥は孤立点と
して検出されないため、境界線が増えると欠陥の検出精
度が低下してしまう。
【0005】このようなストライプパターン本数の変化
を抑えて欠陥検査の精度を高めるため、車体の上面、あ
るいは側面などの形状の違いによって形成されるストラ
イプパターンのピッチを変更し、撮像される画像に常に
一定の本数のストライプパターンが形成されるようにし
た塗装欠陥検査装置がある(特開平9−184713号
公報)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、塗装欠
陥検査装置は、欠陥検査の工程で汎用的に使用されるも
のである。よって、塗装欠陥検査装置は複数の車種の車
体に対して適用され、この全ての車種の車体形状にスト
ライプパターンを合わせるためには様々なパターンのシ
ート32を用意する必要があり、しかもこれを頻繁に交
換する必要が生じる。
【0007】また、従来の塗装欠陥検査装置では被検査
面sに対してカメラ60を斜めに向けていることから測
定視野vが比較的大きくなり、測定視野vにストライプ
パターンを形成するために光を投光する照明領域uも測
定視野に応じて大きくする必要がある。その上、図12
(B)のように被検査面sが湾曲している場合では、被
検査面sが平面である場合(図12(A))よりも測定
視野vが大きくなることから、塗装欠陥検査装置では最
大の測定視野vに合わせて照明領域uを設計しなければ
ならなくなる。
【0008】また、車体の塗装欠陥を検査する場合に
は、図12(C)のようにボンネット、ルーフといった
高さの異なる被検査面sに対して欠陥の検査を行なうこ
とが必要となる。高さの異なる被検査面sを被検査面に
対して斜めに向けて固定されたカメラ60で撮像するた
めには、測定視野v1,v2にストライプパターンを形
成するために照明領域u1,u2が必要になり、塗装欠
陥検査装置の大型化を招くことになる。
【0009】さらに近年の塗装欠陥検査装置では、検出
された欠陥の位置を車体の展開図上に表示する機能を有
しているものがある。この車体の展開図には、通常車体
を真横、あるいは真上から見たものが使用されている。
よって、車体を斜めから撮像した画像によって検出され
た欠陥の位置をこの展開図上に表示すると、検出された
欠陥の位置と展開図上の欠陥の位置とがずれることにな
る。
【0010】このため従来の塗装欠陥検査装置には、撮
像された画像から欠陥を検出する処理に加えて検出され
た欠陥の位置を撮像された角度に応じて補正する処理が
必要になり、このための装置構成や処理時間が必要であ
った。
【0011】本発明は、従来の塗装欠陥検査装置におけ
る上記課題に着目してなされたものであり、被検査面の
高さや傾きによらず塗装面の欠陥を高精度に検出でき、
しかも装置構成が簡易な塗装欠陥検査装置を提供するこ
とを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、被検査物の塗装状態を光学
的に検査する塗装欠陥検査装置において、被検査物の外
周面に所定の明暗パターンを照射する明暗パターン照射
手段と、当該明暗パターン照射手段と共に被検査物に対
して相対的に移動しながら、被検査物に照射された明暗
パターンを含む外周面を移動方向に対して垂直に撮像す
る撮像手段と、当該撮像手段によって時系列的に撮像さ
れた明暗パターンの動的画像を処理して、被検査物の外
周面の塗装欠陥を検出する欠陥検出手段とを有し、前記
明暗パターンは、前記被検査物に一様に光を照射する光
源と、前記光源によって照射された光を透過する明パタ
ーンおよび遮光する暗パターンとを交互に配置した明暗
パターン形成部とよりなり、前記撮像手段は、前記暗パ
ターンの領域内に設けられ、前記撮像手段前面に前記撮
像手段上での光の散乱を抑止するメッシュ状の孔からな
る散乱光抑止部材を設けることを特徴とするものであ
る。
【0013】このように構成することによって、被検査
物の外周面が移動方向に対して傾いていない場合には撮
像手段によって撮像される撮像領域を最小限にし、ま
た、外周面が傾いた場合にも撮像領域の変化を最小限に
抑えることができる。
【0014】したがって、被検査面が傾いた場合にも撮
像領域内の明暗パターンの変化を少なくし、特に明暗パ
ターンの境界線数の変化を低減することによって欠陥検
査の精度を一定にすることができる。
【0015】また、被検査面が傾いた場合にも照射手段
のうち明暗パターンを形成するのに使用される領域の変
動が小さくなり、撮像領域に明暗パターンを照射する明
暗パターン照射手段を小型なものにすることができる。
【0016】
【0017】さらに、このように構成することによっ
て、被検査物上の明暗パターンを損なうことなく撮像手
段を被検査物の移動方向に垂直に設けることができる。
よって、比較的簡易な構成で本発明の塗装欠陥検査を実
現することができる。
【0018】
【0019】さらに、このように構成することによっ
て、撮像手段上で起こる光の散乱が抑止され、撮像手段
によって撮像される画像の画質を高めることができ、ひ
いては欠陥検出の精度を高めることができる。
【0020】また、請求項2記載の発明は、前記欠陥検
出手段は、前記欠陥検出手段の結果を前記被検査物の展
開図に表示する図形処理手段を有することを特徴とする
ものである。
【0021】このように構成することによって、被検査
物を真横、あるいは真上から見た画像に基づいて検出さ
れた塗装欠陥の位置を展開図上に表示することができ
る。
【0022】よって、検出された塗装欠陥の位置を被検
査体が撮像された角度によって補正することなく展開図
上に表示でき、展開図上に塗装欠陥の位置を表示する処
理を簡易なものにすることができる。
【0023】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、被検査面
の傾きによらず欠陥検査の精度を一定にすることができ
る。また、撮像領域に明暗パターンを照射する明暗パタ
ーン照射手段を小型なものにでき、ひいては塗装欠陥検
査装置を小形化することができる。したがって、塗装面
の欠陥を高精度に検出でき、しかも装置構成が簡易な塗
装欠陥検査装置を提供することができる。また、比較的
簡易な構成で本発明の塗装欠陥検査を実現することがで
きる。さらに、撮像手段によって撮像される画像の画質
を高めることができ、ひいては欠陥検出の精度を高める
ことができる。
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】また、請求項2記載の発明は、展開図上に
塗装欠陥の位置を表示する処理を簡易なものにすること
ができ、ひいては塗装欠陥検査装置の構成を簡易なもの
にすることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態に係る
塗装欠陥検査装置の光学系の構成図であり、同図(A)
は車体に帯状の光を投光するための光源(ストライプ光
源)40の設置例を示し、同図(B)はCCDカメラ6
の設置例を示している。
【0029】被測定物としての車体1は、台車2の上に
載置された状態で、塗装ブースから検査ステージにコン
ベアによって紙面に対して垂直方向に搬送されてくる。
検査ステージには、搬送されてきた車体1を取り囲むよ
うにトンネル状の照明装置40が設けられており、照明
装置40の内側にはさらにストライプシート5が設けら
れている。
【0030】照明装置40は、車体1の外周面1a上に
くまなく光を投光できるように配置された光源4を有し
ている。また、ストライプシート5は、外側から投光さ
れた照明装置40の光を透過、あるいは遮って車体1の
外周面1aにストライプパターンを形成するよう構成さ
れている。この照明装置40とストライプシート5とを
合わせてストライプ光源が形成される。
【0031】また、検査ステージには、CCDカメラ6
を固定するカメラスタンド7がストライプ光源と共に設
けられていて(図1(B))、ストライプパターンが形
成された外周面1aを撮像している。
【0032】なお、照明装置40、ストライプシート
5、カメラスタンド7の詳細な構成については後述する
ものとする。
【0033】また、照明装置40の幅Cは、車体の大き
さが異なるいろいろな車種に対応できるようにするた
め、一定の範囲で調整可能である(ストライプシート
5、カメラスタンド7についても同様)。また、ここで
は、車体1を移動させる形態を示したが、これに限られ
るわけではなく、照明装置40、ストライプシート5、
およびCCDカメラ6(カメラスタンド7)を動かして
車体1の外周面1a上の撮像部位を時間と共に変化させ
るようにしてもよい。
【0034】本実施の形態のCCDカメラ6は、図1
(B)示したように車体1の長さ方向、すなわち搬送方
向に対してすべて垂直に固定されている。このため、C
CDカメラ6に撮像される被検査面の領域(測定視野)
が小さくなり、外周面1aの起伏によって生じる測定視
野内のストライプパターンの変化が低減される。よっ
て、車体1のすべての外周面1aに対して略一定の幅、
ピッチのストライプパターンが取り込まれた画像が撮像
でき、車体1全体について塗装欠陥検査の条件を同一に
近付けることができる。
【0035】また、CCDカメラ6を車体1の搬送方向
に垂直に設けた場合には、斜めに設けた場合に比べて前
述した測定視野が小さくなる上、被検査面の傾きによる
測定視野の変化が小さくなる。したがって、光源領域が
比較的小さくて済み、ストライプ光源を小型化すること
ができる。
【0036】以下、図1に記した本実施の形態の塗装欠
陥検査装置をより詳細に説明する。
【0037】図2は、ストライプシート5を説明するた
めの斜視図である。ストライプシート5は、光を散乱拡
散させて面光源と同様の光源を作り出す拡散板(図示せ
ず)と、車体1の外周面1a上にストライプパターンを
形成するシート部5aとをアーチ型のフレーム部5bに
取り付けて構成されている。シート部5aは、透明な基
材に例えば艶消し黒色のマスキングテープを等間隔に張
り付けることによって透明部51と黒色部52とよりな
るストライプパターンが形成されたシートである。
【0038】図3は、照明装置40を図1(A)中に示
した矢線Dの方向から見た図である。照明装置40は、
2つのユニット14を有してなり、各ユニット14は、
フレーム3に白色もしくは光を拡散反射するように表面
処理された背景板3aと、光源4として例えば複数本の
直管型の蛍光ランプとが取り付けられて構成されてい
る。背景板3aの裏面には、光源4に高周波電力を供給
するインバータ90が取り付けられている(図4)。
【0039】また、本実施の形態では、ユニット14の
間にCCDカメラ6を一列に取り付けたカメラスタンド
7が配置されている。照明装置40の内側には、前記し
たストライプシート5が設けられているから(図1)、
各光源4の光はストライプシート5によって拡散されて
面状のストライプパターンの光(ストライプ光)となっ
て車体1の外周面(塗装面である被検査面)1a上に照
射される。このため、車体1の外周面1a上にはストラ
イプシート5のシート部5aと同様のストライプパター
ンが形成されることになる。
【0040】また、カメラスタンド7は、シート部5a
の黒色部52後方に配置されている。カメラスタンド7
前方の黒色部52にはCCDカメラ6が被検査面sを撮
像するための孔6bが設けられている。カメラスタンド
7もまた、車体1を取り囲むようなアーチ型の形状を有
しており(図1(B))、カメラスタンド7に取り付け
られているCCDカメラ6の個数と位置は、車体1の全
外周面1aをくまなく撮像できるよう適当に設定されて
いる。
【0041】すなわち、各CCDカメラ6は所定の測定
視野を持っており、隣り合うCCDカメラ6の測定視野
は連続している。したがって、設置されているすべての
CCDカメラ6によって車体1の全外周面1aがくまな
く映し出されることになる。
【0042】図4、図5は、ストライプシート5とCC
Dカメラ6との位置関係を説明する図で、図4は、図3
に記した構成のA−A線に沿う断面図であって、図5
は、検査ステージ上の車体1とCCDカメラ6とを模式
的に示す上面図である。
【0043】CCDカメラ6は、前述したようにシート
部5aの黒色部52後方に配置され、被検査面sからの
反射光を受光して被検査面sを撮像をしている。反射光
の光路は、遮光板41で覆われており、CCDカメラ6
の撮像に外乱光などが影響しないようになっている。よ
って、CCDカメラ6は、孔6bを通る反射光のみを受
光する。そしてCCDカメラ6は、図5のように車体1
の進行方向Eに対して垂直な光軸(破線)を持つ反射光
を受光するように固定されており、進行方向Eに対して
垂直な方向から被検査面sを撮像している。
【0044】また、孔6bに当たる部分をメッシュ状に
した場合、CCDカメラ6のレンズ上で起こる反射光の
散乱が低減でき、より画質の高い画像を撮像することも
可能である。
【0045】以下、このように固定されたCCDカメラ
6によって撮像される画像について図6を用いて説明す
る。
【0046】図6(A)、(B)、(C)は、いずれも
車体1の進行方向に垂直に固定されたCCDカメラ6に
撮像された画像を示している。このうち図6(A)で
は、水平な被検査面s1上で測定視野v1を取り込み、
画像d1を得ている。このとき、CCDカメラ6には反
射角度が直角に近い、いわゆる反射角度の立った反射光
が入る。反射角度と入射角度は同じであることから、C
CDカメラ6にはストライプ光源から投光される光のう
ち、被検査面s1に対する入射角度の立った光が入るこ
とになる。
【0047】つまり、CCDカメラ6には被検査面s1
を真上から見た像が撮像されることになり、図6(B)
のように湾曲した被検査面s2を撮像する場合にも、被
検査面s2の角度変化に対して画像d2のストライプパ
ターンの位置と幅の変化が小さくなる。
【0048】よって、画像に映るストライプパターンの
本数(黒、白パターンの境界線の数)が変動しにくくな
り、欠陥検査の精度が低下することを防ぎ、検査精度を
安定させることができる。
【0049】また、被検査面の角度が変化した場合に
も、被検査面で反射される光の角度の変化が小さいため
に測定視野v1,v2の変化が小さい。よって、この測
定視野にストライプパターンを形成するためのストライ
プ光源の領域も大きくする必要がなく、ストライプ光源
の車体の長さ方向に沿う長さ(以降、幅という)を短く
し、ひいては塗装欠陥検査装置を小形化することができ
る。
【0050】さらに、図6(C)のように高さの異なる
被検査面s3、s4を同一のCCDカメラ6で撮像する
場合、測定視野v4にストライプパターンを形成できる
ストライプ光源の領域があれば、被検査面s3上の測定
視野v3、被検査面s4上の測定視野v4のいずれにも
ストライプパターンを形成することができる。このこと
からも、本実施の形態の塗装欠陥検査装置は、ストライ
プ光源の幅を小さくし、ひいては塗装欠陥検査装置を小
形化することができる。
【0051】なお、図7、図8に、被検査面の傾きと、
ストライプ光源の領域との関係を実測したデータを参考
に示す。図7は、水平な被検査面(塗装面)に対してカ
メラを65度の角度に配置した例を示す図である。ま
た、図8は、水平な被検査面に対してカメラを90度の
角度に配置した本装置の例を示す図である。
【0052】次に、以上説明した構成の塗装欠陥検査装
置で撮像された画像から、塗装欠陥を検出する方法につ
いて説明する。図9は、本装置の信号処理系の構成を示
すブロック図である。n台のCCDカメラ6はそれぞれ
カメラコントロールユニット8に接続されており、これ
らカメラコントロールユニット8はそれぞれ欠陥検出手
段としての画像処理装置9に接続されている。
【0053】各CCDカメラ6は、一定の時間間隔(た
とえば、1/30秒)ごとに測定視野のストライプパタ
ーンが取り込まれた画像(ストライプ画像)を後述する
カメラコントロールユニットを介して画像処理装置に送
るようになっている。このとき、車体は一定の速度で一
定の方向Bに移動しているので、CCDカメラ6によっ
て一定時間ごとに撮像されるストライプ画像は、車体1
の外周面1a上の測定視野が一定時間ごとにずれた画像
となる。
【0054】CCDカメラ6によって一定時間ごとに撮
像された車体外周面1a上のストライプ画像はビデオ信
号としてカメラコントロールユニット8を介して画像処
理装置9に送られる。各画像処理装置9は、CCDカメ
ラ6によって撮像されたストライプ画像を処理して塗装
欠陥を検出するとともに車体1の有無を検知する機能を
有している。検出された塗装欠陥の位置と程度(大きさ
またはランク)および検知された車体1の有無(位置を
含む)はそれぞれ欠陥データおよび車体有無データとし
て内蔵メモリの所定の領域に記憶される。
【0055】各画像処理装置9には図形処理手段として
のホストコンピュータ10が接続されている。ホストコ
ンピュータ10は、各画像処理装置9から送られてくる
欠陥データおよび車体有無データを集計して、車種を検
知し、検出した欠陥の位置と程度をその車種の展開図に
表示する機能を有している。そのため、ホストコンピュ
ータ10の内蔵メモリには、車種ごとの展開図データ、
車種ごとの登録パターンデータ、および各CCDカメラ
6の位置(角度)データなどがあらかじめ記憶されてい
る。
【0056】ホストコンピュータ10の処理結果はモニ
ター11やプリンタ12に出力される。その出力の一例
は図11に示すとおりである。
【0057】以下に、各画像処理装置9における欠陥検
出処理を説明する。まず、検出原理は次のとおりであ
る。塗装面に明暗パターンを照射すると、欠陥部で光が
乱反射し孤立点となって見える。そこで、これをCCD
カメラ6で撮像し、高速画像処理して、孤立点(欠陥候
補点)とその動きから欠陥の検出を行う。つまり、撮像
時刻の異なる複数のストライプ画像を一定時間ごとに並
べるよう処理すると、欠陥候補点のうち実際の欠陥は車
体1と共に移動するが誤検出した点は動かない。このこ
とから検出した欠陥候補点の追跡を行い、欠陥かどうか
を判定する。具体的には、抽出した欠陥候補点の移動量
がパルスジェネレータ14の出力から得られる車体1の
実際の移動量と等しい場合に限り、その欠陥候補点が車
体1の被検査面1a上に実際に存在する欠陥であると決
定する。このように欠陥候補点の動きを追跡処理するこ
とによって、塗装欠陥を高精度に検出することができ
る。
【0058】ホストコンピュータ10は、前記したよう
に、検出された欠陥を検査した車種の展開図に表示する
機能を有している。なお、検査された自動車の車種は、
欠陥検査中に撮像された画像をホストコンピュータによ
って判断することも可能である。また、ホストコンピュ
ータ10に予め車種による車体形状のデータを記憶させ
ておき、検査される車種に応じて検査者がこのデータか
ら該当する車種のデータを選択するようにしても良い。
また、車体形状をCCDカメラに写し、このデータをホ
ストコンピュータ10で処理することによって車種を判
断するようにしても良い。
【0059】ここでは、欠陥を表示する展開図を各CC
Dカメラ6の角度から見た展開図とするのであるが、本
実施の形態では、前述したようにCCDカメラ6をすべ
て車体1の移動方向に対して垂直に向けている。したが
って、車体1の側面に向くCCDカメラ6には車体1を
真横から見た画像が撮像され、また、車体1の上面に向
くCCDカメラ6には車体1を真下から見た画像が撮像
されることになる。
【0060】よって、本装置によって検出された欠陥位
置をデータ上の展開図にそのまま表示して、欠陥の実際
の位置と展開図上の位置とを一致させることができる。
したがって本装置では、欠陥位置の補正にかかる構成や
処理を不要にし、データ処理に係る構成を簡易化すると
ともに処理時間を短縮することができる。
【0061】次に、以上のように構成された本装置の動
作を図10のフローチャートを用いて説明する。リミッ
トスイッチ15によって車体1が検査ステージに入って
きたことが検出されると(ステップS1)、ホストコン
ピュータ10は各画像処理装置9に画像処理ON信号を
出力して測定を開始させる(ステップS2)。また、こ
こでは、車体INと同時に、各光源4を点灯させ、か
つ、各CCDカメラ6の電源を投入するようになってい
る。なお、各光源4と各CCDカメラ6は、検査ステー
ジへのIN/OUTに応じてON/OFFすることな
く、たとえば、ラインの稼働中は最初の車体が入ってか
ら最後の車体が出るまで常にONしておくようにしても
よい。
【0062】測定が始まると、各画像処理装置9は、上
記した欠陥検出処理を行う(ステップS3)。すなわ
ち、対応するCCDカメラ6から被検査面1aの測定視
野の画像を取り込んで欠陥候補点を抽出する。そして、
この抽出処理を一定時間ごとに所定回数行った後、複数
の画像のそれぞれから抽出した欠陥候補点の位置や大き
さから、その欠陥候補点が各画像において時系列的にど
のように移動しているかを算出し、この移動量が車体1
の実際の移動に同期していると判断された場合に、その
欠陥候補点を実際の欠陥であると決定する。このように
して検出した欠陥は、その位置と大きさ(程度)を欠陥
データとして内蔵メモリの他の所定の領域に記憶する。
【0063】また、本フローチャートでは、以下の処理
によって画像処理装置9によって欠陥の検出と同時に検
査される車体1の車種を自動的に検知している。すなわ
ち、各画像処理装置9は、対応するCCDカメラ6の画
像データから、車体1の画像が映っているかどうかを検
知し、その結果を撮像位置データと共に内蔵メモリの所
定の領域に車体有無データとして記憶する(ステップS
4)。上記ステップS3とステップS4の各処理は、車
体1が通過するまで(ステップS5)繰り返される。こ
れにより、車体1の全外周面1a上の欠陥が検出され、
また、車体のパターン(車種データ)の集合が測定され
ることになる。
【0064】車体1が通過すると、ホストコンピュータ
10は、各画像処理装置9の処理結果を集計する。な
お、ここでは、省エネのため、車体1の通過と同時に、
各光源4を消灯させ、かつ、各CCDカメラ6の電源を
切るようになっている。
【0065】車体1が検査ステージを通過すると、ま
ず、車種データから車種を検知する。これは、欠陥を表
示する展開図を選択するためである。(ステップS
6)。次に、不要欠陥の削除を行う。すなわち、検出さ
れた欠陥が車体展開図のボディ以外の位置にあるものは
削除し、表示しないようにする(ステップS7)。そし
て、ステップS7で得られた、不要欠陥を除くすべての
欠陥を表示した車体展開図を、モニター11の画面に表
示したり、プリンタ12からプリントアウトする(ステ
ップS8)。
【0066】図11にホストコンピュータ10からモニ
ター11やプリンタ12を介して出力される欠陥表示付
きの車体展開図の一例を示してある。これにより、作業
者は、車体のどの位置にどの程度の欠陥があるかを一目
で容易に確認することができる。
【0067】以上説明した本実施形態によれば、車体の
外周面が車体の搬送方向に対して傾いていない場合に
は、CCDカメラによって撮像される測定視野を最小限
にし、また、外周面が傾いた場合にも測定視野の変化を
最小限に抑えることができる。したがって、車体表面が
傾いた形状を有している場合にも撮像領域内の明暗パタ
ーンの変化を少なくし、特に明暗パターンの境界線数の
変化を低減することによって欠陥検査の精度を一定にす
ることができる。
【0068】また、本実施の形態によれば、被検査面が
傾いた場合にも、測定視野にストライプパターンを形成
するのに使用されるストライプ光源の位置のずれが小さ
くなり、ストライプ光源を小型なものにすることができ
る。
【0069】また、本実施の形態によれば、車体外周面
上のストライプパターンを損なうことなくCCDカメラ
を車体の移動方向に垂直に設けることができる。よっ
て、比較的簡易な構成で本検査を実現することができ
る。
【0070】また、本実施の形態によれば、CCDカメ
ラで起こる光の散乱が抑止され、撮像される画像の画質
を高めることができ、ひいては欠陥検出の精度を高める
ことができる。
【0071】さらに本実施の形態によれば、検出された
塗装欠陥の位置を車体が撮像された角度によって補正す
ることなく展開図上に表示でき、展開図上に塗装欠陥の
位置を表示する処理を簡易なものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の塗装欠陥検査装置の光
学系の構成図であり、図1(A)は車体に帯状の光を投
光するためのストライプ光源の設置例を示し、図1
(B)はCCDカメラの設置例を示している。
【図2】 本発明の一実施の形態のストライプシートを
説明するための斜視図である。
【図3】 図1(A)に記した塗装欠陥検査装置を図1
(A)中に示した矢線Dの方向から見た図である。
【図4】 図3に記した構成のA−A線に沿う断面図で
ある。
【図5】 本発明の一実施の形態の検査ステージ上の車
体とCCDカメラとを模式的に示す上面図である。
【図6】 本発明の一実施の形態のCCDカメラに撮像
された画像を示す図であって、図6(A)、(B)、
(C)は、いずれも車体の進行方向に垂直に固定された
CCDカメラ6に撮像された画像である。
【図7】 被検査面の傾きとストライプ光源の領域との
関係を実測したデータ示す参考図である。
【図8】 被検査面の傾きによって起こる測定視野にス
トライプパターンを形成するストライプ光源の領域の変
化を実測したデータ示す他の参考図である。
【図9】 本発明の一実施の形態の塗装欠陥検査装置の
信号処理系の構成を示すブロック図である。
【図10】 本発明の一実施の形態の塗装欠陥検査装置
の動作を説明するフローチャートである。
【図11】 本発明の一実施の形態の塗装欠陥検査装置
で出力される欠陥表示付きの車体展開図の一例を示す図
である。
【図12】 従来の塗装欠陥検査装置の課題を説明する
ための図である。
【符号の説明】
1…車体 2…台車 4…光源 5…ストライプシート 6…CCDカメラ 7…カメラスタンド 8…カメラコントロールユニット 9…画像処理装置 10…ホストコンピュータ 11…モニター 12…プリンタ 13…コンベアモータ 14…パルスジェネレータ 15、16、24、25…リミットスイッチ 40…照明装置 51…透明部 52…黒色部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−9837(JP,A) 特開 平5−45143(JP,A) 特開 平1−276006(JP,A) 特開 昭62−110108(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 11/30 G01N 21/89

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検査物の塗装状態を光学的に検査する
    塗装欠陥検査装置において、 被検査物の外周面に所定の明暗パターンを照射する明暗
    パターン照射手段と、 当該明暗パターン照射手段と共に被検査物に対して相対
    的に移動しながら、被検査物に照射された明暗パターン
    を含む外周面を移動方向に対して垂直に撮像する撮像手
    段と、 当該撮像手段によって時系列的に撮像された明暗パター
    ンの動的画像を処理して、被検査物の外周面の塗装欠陥
    を検出する欠陥検出手段とを有し、 前記明暗パターンは、前記被検査物に一様に光を照射す
    る光源と、前記光源によって照射された光を透過する明
    パターンおよび遮光する暗パターンとを交互に配置した
    明暗パターン形成部とよりなり、 前記撮像手段は、前記暗パターンの領域内に設けられ、 前記撮像手段前面に前記撮像手段上での光の散乱を抑止
    するメッシュ状の孔からなる散乱光抑止部材を設ける
    とを特徴とする塗装欠陥検査装置。
  2. 【請求項2】 前記欠陥検出手段は、前記欠陥検出手段
    の結果を前記被検査物の展開図に表示する図形処理手段
    を有することを特徴とする請求項1記載の塗装欠陥検査
    装置。
JP07613698A 1998-03-24 1998-03-24 塗装欠陥検査装置 Expired - Fee Related JP3514107B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07613698A JP3514107B2 (ja) 1998-03-24 1998-03-24 塗装欠陥検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07613698A JP3514107B2 (ja) 1998-03-24 1998-03-24 塗装欠陥検査装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11271038A JPH11271038A (ja) 1999-10-05
JP3514107B2 true JP3514107B2 (ja) 2004-03-31

Family

ID=13596563

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07613698A Expired - Fee Related JP3514107B2 (ja) 1998-03-24 1998-03-24 塗装欠陥検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3514107B2 (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FI19992761A (fi) * 1999-12-22 2001-06-23 Visy Oy Menetelmä kuljetusvälineen kunnon valvomiseksi
DE10233295A1 (de) * 2002-07-22 2004-02-12 Volkswagen Ag Verfahren zur Qualitätskontrolle von Oberflächen
JP4084150B2 (ja) * 2002-09-18 2008-04-30 ダイハツ工業株式会社 バンパの塗装検査装置
AT502094B1 (de) * 2005-06-20 2007-08-15 Polymer Competence Ct Leoben G Verfahren zur analyse der oberflächeneigenschaften eines materials
JP6099115B2 (ja) * 2011-10-26 2017-03-22 学校法人福岡工業大学 三次元表面検査装置および三次元表面検査方法
JP6367862B2 (ja) * 2016-06-09 2018-08-01 本田技研工業株式会社 欠陥検査方法及びその装置
JP6474756B2 (ja) * 2016-06-09 2019-02-27 本田技研工業株式会社 欠陥検査方法及びその装置
JP6584454B2 (ja) 2017-06-14 2019-10-02 キヤノン株式会社 画像処理装置及び方法
US20180367722A1 (en) * 2017-06-14 2018-12-20 Canon Kabushiki Kaisha Image acquisition device and image acquisition method
JP2019082452A (ja) * 2017-10-31 2019-05-30 キヤノン株式会社 画像生成方法、画像生成装置、及びそれらを用いた欠陥判定方法
FR3075371B1 (fr) * 2017-12-19 2020-10-30 Moncarrosse Systeme d'aide a la detection d'un defaut de surface
CN109342320A (zh) * 2018-12-13 2019-02-15 深源恒际科技有限公司 汽车外观损伤检测识别硬件系统
CN110146507B (zh) * 2019-04-30 2024-01-26 杭州晶耐科光电技术有限公司 汽车漆面表面外观缺陷检测系统及方法
EP3792619B1 (fr) * 2019-09-11 2023-11-01 Proov Station Ensemble de détection de défauts sur une carrosserie d'un véhicule automobile
CN113030101A (zh) * 2021-03-02 2021-06-25 成都小淞科技有限公司 条纹光涂装瑕疵检出装置
CN113030100A (zh) * 2021-03-02 2021-06-25 成都小淞科技有限公司 涂层瑕疵在线自动检测系统

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11271038A (ja) 1999-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3514107B2 (ja) 塗装欠陥検査装置
JP5410092B2 (ja) 複合構造に不整合がないか検査するための装置および方法
JPH09184713A (ja) 表面欠陥検査装置
JP3271549B2 (ja) 表面検査装置
JP3204444B2 (ja) 表面欠陥検査装置
JP3185599B2 (ja) 表面欠陥検査装置
JPH08334319A (ja) 曲げ板ガラスの曲げ率測定方法
JPH0979988A (ja) 表面欠陥検査装置
JP3204442B2 (ja) 表面欠陥検査装置
JPH109839A (ja) 表面欠陥検査装置
JP3178508B2 (ja) 表面欠陥検査装置
JP3206430B2 (ja) 表面欠陥検査装置
JP3204443B2 (ja) 表面欠陥検査装置
JP3054227B2 (ja) 表面欠陥検査装置
JP3168864B2 (ja) 表面欠陥検査装置
JP3160838B2 (ja) 表面欠陥検査装置
KR100229070B1 (ko) 인쇄 회로 기판의 크림 납 검사 장치 및 방법
JP3405118B2 (ja) 表面欠陥検査装置
JP3062293B2 (ja) 表面欠陥検査装置
JP2000121574A (ja) 鋼板の疵検査装置
JP3100448B2 (ja) 表面状態検査装置
JP2004132800A (ja) 帯状体の表面欠陥検査装置
JP3080750B2 (ja) シャドウマスクの欠陥検査装置
JP2001074666A (ja) 異物検査装置
JPH04204314A (ja) 表面欠陥検査装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20031224

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040106

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080123

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090123

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090123

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100123

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100123

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110123

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120123

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130123

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130123

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140123

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees