JPH10191672A - モータの制御装置 - Google Patents

モータの制御装置

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JPH10191672A
JPH10191672A JP8346977A JP34697796A JPH10191672A JP H10191672 A JPH10191672 A JP H10191672A JP 8346977 A JP8346977 A JP 8346977A JP 34697796 A JP34697796 A JP 34697796A JP H10191672 A JPH10191672 A JP H10191672A
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昭彦 中村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低速回転時に安定な起動を実現することがで
きるモータの制御装置を提供する。 【解決手段】 モータの制御信号を作り出す補償手段
は、モータの回転速度に対応した速度情報信号(Tv,q
v)により速度誤差を作成する速度誤差作成手段24と
加算信号作成手段34と制御信号作成手段27と制御信
号更新手段31と、制御動作選択手段22とを含んで構
成される。また、制御動作選択手段22は時間計測手段
23の動作により時間管理を行い、速度情報信号が所定
時間入力されないことを検出した場合には、制御信号更
新手段31を動作させ、さらに加算信号Mを所定量α変
化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータの制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】モータの回転速度に比例した周波数を発
生する周波数発生器からのFG信号により速度検出を行
い、その速度検出結果によりモータへの供給電力を制御
するモータの速度制御装置はビデオテープレコーダのキ
ャプスタンモータなどに広く利用されている。
【0003】一方、ビデオカメラなどにおいては、テー
プの走行メカニズムを小型軽量化し、ビデオカメラ本体
の小型軽量化を実現しようと取り組まれている。そし
て、テープの走行メカニズムを小型軽量化しようとした
場合、前述のキャプスタンモータなどの小型軽量化も必
要となってくるが、それにともない慣性モーメントが低
下するため、安定な制御を行うのが難しくなっている。
【0004】特に近年では、小型軽量で、かつ、高性能
なDVフォーマットに基づくディジタル記録方式のビデ
オカメラが普及してきている。このようなビデオカメラ
においては、小型軽量化を実現するために上記のような
低慣性のキャプスタンモータが採用され、一方では、高
機能を実現するために、複雑なテープ走行を実現するこ
とが必要となってくる。
【0005】一例として、スロー再生時の動作を挙げ
る。DVフォーマットにおいては1フレームの映像信号
が10トラック(NTSC方式の場合)または12トラ
ック(PAL方式の場合)に分割して記録されるため、
スロー再生時には1フレームづつテープを送り、1フレ
ーム送った後の停止時間を制御することにより、平均テ
ープ速度が所望のスロー再生速度となるようにを制御す
る。1フレーム分のテープを送るときのテープ速度は、
通常の記録再生速度と比較して、例えば1/3倍速など
の遅い速度が選択される。このとき、回転シリンダに搭
載される再生ヘッドとテープ上のトラックとのトラッキ
ングをとらずにデータを再生する。ここで低速走行させ
ていることにより同一トラックを複数回スキャンするこ
とが可能なので、すべてのデータを再生することができ
る。データは不規則に再生されることになるが、付随さ
れるIDに基づきメモリに格納され、1フレーム分のデ
ータが格納されると出画されることになる。
【0006】このようなテープの間欠走行をさせるため
には、キャプスタンモータを所定量低速で回転させ、停
止した後再び回転させるという動作を繰り返す必要があ
る。ここで、再生画の速度を安定させるためには、安定
したキャプスタンモータの起動が必要である。そして低
慣性のモータを低速で回転させるときに、安定な起動を
させることが非常に困難であることは、すでに特開平6
−30575号公報で指摘されているとおりである。
【0007】同公報では、低慣性のモータを低速で走行
/停止という動作を繰り返す場合に、安定なモータの起
動を行うための方法が提案されている。この方法による
とモータの起動時には、まず、所定時間毎に階段状にモ
ータへの供給電力を決定する制御信号を変化させ、モー
タへの供給電力を増加させる。このとき、ある程度供給
電力が増えたところでモータが回転し始める。そして、
FG信号により速度検出ができたならば、速度検出値か
ら求められた回転誤差に対して所定の加算値を加算し、
その値を前述の制御信号とするようにしている。ここ
で、加算値は前回走行時の制御信号値に基づくものが選
ばれている。特開平6−30575号公報では、このよ
うな構成とすることにより、モータの起動直後からモー
タにかかる負荷トルクのDC成分に起因する定常偏差を
キャンセルすることが可能となっている。その結果、安
定したモータの起動を実現している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のモータ
の制御装置では、前回の走行時の負荷トルク値は次の走
行時の負荷トルク値とほぼ等しいとみなし、構成された
ものである。このような構成においてもテープの間欠送
りを行いスロー再生を実行している際には何ら問題は生
じない。しかしながら、停止前とその後の起動時とで負
荷トルク値が変化してしまった場合に不具合が生じる。
ビデオテープレコーダのキャプスタンモータでは、軸受
け部分にかかる負荷が停止前とその後の起動時とでは、
変化してしまうケースが存在した。この傾向は特に停止
時間が長い場合に顕著に現れ、ビデオテープレコーダで
の動作に置き換えると、スチル状態からひとこま送りま
たはスロー再生を行うような場合にあてはまる。そして
このとき、負荷トルクは常に増加方向に変化してる。な
お、原因としては軸受け部分の潤滑油にまつわるものと
推測している。
【0009】また、従来のモータの制御装置では、モー
ド移行については十分な考慮がなされていなかった。例
えば、通常再生からスチル状態に移行する場合、1倍速
からスロー再生速度を経由して1フレーム走行させてか
らテープを停止させる方法がある。これは、スチル時に
修整の入らない画像を出力しようとするようにし、ま
た、スチル後のスロー再生またはひとこま送りを行うと
きにスチル状態から連続したフレームを出画するために
(出画するフレームが欠落することがないようにするた
めに)採られる方法である。通常、モータの速度制御に
おいては、定常偏差をキャンセルするための積分補償器
が導入されている。この積分補償器の応答周波数はFG
周波数に依存するので、低速回転時には、その応答は遅
くなってしまう。従って、1倍速からスロー再生速度に
移行した場合に、そのときのスロー再生速度での走行距
離(時間)が短いうちにモータを停止させてしまうと、
積分補償器は完全に引き込んでいないことがあり得る。
【0010】ここで、1倍速からスロー速度への移行時
の動作について、さらに詳細に説明する。このときは減
速動作を行うことになるのであるが、過渡状態では、
「回転速度が目標値よりも速い」ことに相当する速度誤
差が連続して得られることになる。そして積分補償器で
はこのような速度誤差が積分されていく。そのとき、積
分補償器出力値としては実際の負荷トルクよりも小さい
値しか補償できない値となってしまう。もちろん、積分
補償器の引き込み動作が完了した後は、実際の負荷トル
ク値に相当した値が積分補償器により出力される。しか
しながら、スロー速度で走行する距離(時間)が短い場
合には、スチル(モータ停止)状態に移行するときには
積分補償器が完全に引き込んでいないことがあり得る。
そしてそのときは、積分補償器の出力は実際の負荷トル
クに比べて小さい負荷トルク相当の値となってしまう。
そして、その値を用いて次回の起動動作を行うならば、
起動直後に定常偏差を完全にキャンセルすることができ
ずに、起動動作が不安定になってしまう。
【0011】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、起動時などのモータが停止しているときま
たは回転速度が非常に遅いために所定時間速度検出がで
きない場合には、トルク増加方向にモータへの供給電力
を決定する制御信号を変化させる。また、制御信号を所
定時間毎に変化させている間にモータが回転を始め速度
検出ができたならば、速度誤差に定常負荷トルクを補償
する値に相当する加算信号を加えて制御信号を作成す
る。このとき、いったん速度誤差が検出できた後、再
び、回転速度が落ち、所定時間速度検出ができない状態
になってしまった場合には、そのような状態を状態管理
手段により検出し、加算信号をトルク増加方向に所定量
変化させる。
【0012】これにより、安定なモータの起動とその後
の制御引き込み動作を行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の第1の発明は、モータの
回転速度に対応した速度情報信号を作成する速度情報作
成手段と、前記速度情報信号に応じて前記モータを制御
する制御信号を作り出す補償手段と、前記補償手段の制
御信号に応じて前記モータを駆動する駆動手段とを具備
し、前記補償手段は、前記速度情報作成手段の前記速度
情報信号から速度誤差信号を作成する速度誤差作成手段
と、前記速度誤差に加算する加算信号を作成する加算信
号作成手段と、前記速度誤差信号と前記加算信号に応じ
て前記制御信号を作成する制御信号作成手段と、前記制
御信号を所定量変化させて新たな制御信号を作成する制
御信号更新手段と、前記速度情報信号の入力周期に応じ
て前記制御信号作成手段と前記制御信号更新手段を切り
替えて動作させる制御動作選択手段を含んで構成され、
前記制御動作選択手段は、前記速度情報信号の入力タイ
ミングに応じて時間計測を開始する時間計測手段を含ん
だ構成でされ、かつ、前記時間計測手段の動作により時
間管理を行い、前記速度情報信号が所定時間入力されな
いことを検出した場合には前記制御信号更新手段を動作
させ、所定時間以内に前記速度情報が入力されたことを
検出した場合には前記制御信号作成手段を動作させる構
成であり、前記加算信号作成手段は、前記制御動作選択
手段により前記制御信号更新手段が選択されて動作した
場合には、前記加算信号を所定量変化させることを特徴
とするモータの制御装置である。このような構成にする
ことにより、モータの回転速度が遅い場合には、時間計
測手段により所定時間の間速度情報信号が入力されてい
ないことを検出し、制御信号更新手段により制御信号を
更新し(モータへの供給電力を増加させ)、さらに定常
偏差をキャンセルするための加算信号を(トルク増加方
向に)所定量変化させるという作用を有する。
【0014】本発明の第2の発明は、上記第1の発明に
加え、補償手段が、制御動作選択手段により制御信号作
成手段が選択されて動作している状態と、制御信号更新
手段が選択されて動作している状態とを識別し、前記状
態の遷移を管理する状態管理情報を作成する状態管理手
段を含んで構成され、加算信号作成手段は、前記制御動
作選択手段により前記制御信号更新手段が選択されて動
作した場合には、前記状態管理情報に応じて加算信号を
所定量変化させることを特徴とする構成であり、これに
より、モータの回転速度が遅い場合には、状態管理情報
に格納された過去の状態の遷移を表す状態管理情報に基
づき、加算信号を所定量変化させるという作用を有す
る。
【0015】以下、本発明の実施の形態について、図面
を用いて説明する。図2は本発明の実施の形態によるモ
ータの制御装置の構成を示すブロック図である。図2に
おいて、モータ1にはモータの回転速度を検出する回転
センサ2(速度情報作成手段)が取り付けられており、
負荷10と合わせて直接回転駆動する。回転センサ2は
モータの回転にともなって1回転あたりZqサイクル
(Zqは2以上の整数であり、例えば、ここではZq=
500とする)の交流信号S_FGを発生する。
【0016】交流信号S_FGは波形整形器3(速度情
報作成手段)に入力され、モータ1の回転速度に対応し
た速度情報信号としてのFG信号となる。このFG信号
は補償器4(補償手段)のエッジ入力時間検出器5に入
力される。交流信号S_FGの波形図を図3(a)に、
FG信号の波形図を図3(b)に示す。さて、次に補償
器4について説明する。ここでは補償器4を制御用のハ
ードウェアも含んで1チップ上に組み込んだマイクロプ
ロセッサによって実現した場合を示す。補償器4はFG
信号のエッジが到来した時間を計測するためのエッジ入
力時間検出器5と演算器6とメモリ7と制御信号を補償
器4の外部にアナログ信号として出力するためのD/A
変換器8を内蔵した構成となっている。そして、補償器
4では、エッジ入力時間検出器5においてFG信号の入
力時間を測定し、その結果、信号Tv、信号qv(後述
する)を演算器6にに転送し、後述するプログラムによ
って計算加工して制御信号Yを作成し、D/A変換器8
でディジタル信号からアナログ信号に変換され制御信号
cを出力する。補償器4の制御信号cは電力増幅器9に
入力され駆動信号d(制御信号cに比例した電流)がモ
ータ1に供給される。したがって、モータ1と、速度情
報作成手段としての回転センサ2,波形整形器3と、補
償手段としての補償器8と駆動手段としての電力増幅器
9とによって速度制御系が構成され、モータ1の回転速
度が所定の値に制御される。
【0017】次にエッジ入力時間検出器5の動作につい
て説明する。エッジ入力時間検出器5は、所定のクロッ
ク(例えば10MHz)で動作するカウンタを内蔵して
いる。このカウンタは例えば32ビットで構成される。
すなわち、ダウンカウンタの場合には、x’FFFFF
FFF’からx’00000000’かまで変化するこ
とになる。そして、FG信号のエッジ(立ち上がりエッ
ジまたは立ち下がりエッジ)を検出すると、そのときの
カウンタ値を信号Tvとして演算器6に転送する。ま
た、同時に信号qvを”0”から”1”にセットする。
演算器6では信号qvが”0”から”1”になったこと
を検出したならば所定の動作を行うと共に、信号qv
を”1”から”0”にクリアする。
【0018】近年では、このように1チップのマイクロ
プロセッサ内にこのようなハードウェアが搭載されるこ
とが多くなっている。そして、上述のカウンタ値が特殊
レジスタなどに格納されるようになっており、マイコン
に内蔵のプログラム内で読み出すことが可能であり、同
様に信号qvが1つのフラグとして扱えるのが一般的で
ある。ここで、信号Tvは32ビットの情報であるが、
カウンタのクロックが10MHzであるとするならば、
1ビットは100nsecに相当することになる。すな
わち、100nsecの精度で時間計測が可能となる。
また、カウンタが32ビットであるので、最長429秒
程度の時間まで計測することができる。このエッジ入力
時間検出器5は、さまざまな制御対象に用いることが可
能となるように、その精度、ビット数が設計される。近
年半導体技術の進歩と共に様々な制御装置が高精度化し
ていく状況においては、そのクロックの周波数は高くな
り、また、ビット数も多くなる傾向にある。
【0019】また、エッジ入力時間検出器5では、時間
計測期間においてカウンタ値がx’00000000’
からx’FFFFFFFF’に切り替わる場合も存在す
る。そのようなケースに対しては補償器4内での演算に
おいて考慮すればよい。そのような場合においても問題
なく制御演算は可能である。ここでは、本発明の本質か
らはずれることになるので詳細については省略する。ま
た、モータ1の回転速度が非常に遅い、または、停止し
ている場合などには、FG信号のエッジ入力周期がカウ
ンタの測定可能な周期を越える場合もあり得る。しかし
ながら本発明においては、そのような場合が生じないよ
うに考慮している。詳細については後述する。
【0020】さて、補償器4のメモリ7は、所定のプロ
グラムと定数が格納されたROM領域(ROM:Read O
nly Memory)と随時必要なときに値を格納するRAM領
域(RAM:Random Access Memory)に分かれている。
演算器6はROM領域内のプログラムに従って所定の動
作や演算を行っている。前述の信号Tv,qvもRAM
の一部として扱える構成となっているものとして以後の
説明を行っていく。
【0021】次に、図2の補償器4のROM領域内に内
蔵のプログラムの具体的な例を示す。以下にその動作に
ついて、図1を用いて詳細に説明する。またここでは、
以前にモータは回転しており、その後モータを停止さ
せ、次に起動させようとしたケースを想定して、その起
動時の動作を説明する。ステップ20(初期設定部)で
は、モータの制御信号を作成するための制御演算を行う
ための演算用RAM領域を初期化する。
【0022】まず、制御信号値YをYiniに設定する
(Y←Yini)。ここでYiniとしては、例えば以
前にモータが回転していたときに制御信号値YをYin
iとして格納しておいたものが選ばれる。また、トルク
オフ(電力増幅器9によりモータ1に供給される電流が
0)に相当する値でもよい。そして制御信号YをD/A
変換器8に出力し、Yの値に対応した直流的な電圧(制
御信号)に変換する。
【0023】さらに、加算値MをMiniに設定する
(M←Mini)。ここでMiniは以前にモータが回
転していたときの制御信号値YをMiniとして格納し
ておく。加算値Mはモータが定常状態で回転していると
きの負荷トルクDC値を補償するような値が選択される
のが好ましい。そしてさらに、フラグf_ref_on
とフラグf_tim_onをそれぞれクリアする(f_
ref_on←0,f_tim_on←0)。フラグf
_ref_onは、FG信号のエッジが入力されて速度
基準が作成されているときにセットされる(f_ref
_on←1)。また、次回のFGエッジ入力時には速度
基準を作成し直す必要がある場合にはクリアしておく。
この動作についての詳細は後述する。また、フラグf_
tim_onはモータの回転速度が遅い場合、もしくは
停止している場合を検出するためのタイマーの動作状態
を示すフラグである。f_tim_onがセットされて
いれば(f_tim_on=1)タイマーがセットされ
ている状態を示し、また、f_tim_onがクリアさ
れていれば(f_tim_on=0)タイマーがセット
されていない状態を示す。停止時にはタイマーは停止し
ているため、その初期状態を判別するためにこのフラグ
が必要となる。
【0024】そして、モータの状態遷移を示す状態管理
情報stateは停止状態を示す「0」が設定される
(state←0)。この状態管理情報stateには
その状態により0〜4の値が設定される。すなわち、モ
ータの回転状況に応じて5つのケースに分けて状態が管
理される。その後ステップ22の動作を行う。ステップ
22(制御動作の選択)ではまず、信号qvを読み込
む。前述したようにエッジ入力時間検出器ではFG信号
のエッジが入力されると信号qvが「1」にセットされ
る(qv←1)。
【0025】そして、qv=1(FG信号のエッジが入
力された)ならばまず、qvをクリアする(qv←
0)。その後タイマーをセットする(T←Tw,f_t
im_on←1)。ここで変数Tは後述するような方法
でデクリメントされていき、所定時間が経過するとT=
0となる。それによりTwに相当する所定時間を測定す
ることができる。また、フラグf_tim_onは上記
のようにタイマーを設定済みであることを示すために
「1」にセットする。そして、その後ステップ24の動
作を行う。
【0026】一方、qv=0のときはまず、フラグf_
tim_onをみることによりタイマーが設定されてい
るか否かを判別する。そして、タイマーが未設定(f_
tim_on=0)ならばタイマーをセットする(T←
Tw,f_tim_on←1)。タイマーが設定されて
いれば(f_tim_on=1)何も行わない。両ケー
スともその後、変数Tをデクリメントする(T←T−
1)。そして、Tが0であれば、タイマーをセット(T
←Tw)した後ステップ31の動作を行う。また、Tが
0でなければステップ22の動作に復帰する。
【0027】ここで、図1においてステップ23で示し
た時間計測器の動作は、FG信号のエッジが検出されて
から、または、初期設定(ステップ20)が行われてか
ら、または、ステップ31〜35の動作を行ってから、
所定量Twに相当する時間を計測することになる。ま
た、ステップ22の制御動作選択器の動作全体としてみ
れば、FG信号のエッジが入力されたことを検出したな
らば、ステップ24以下に続く処理を行うように動作を
選択し、時間計測器(ステップ23)の動作によりFG
信号のエッジが入力されることなく時間Twが経過した
ことを検出したならば、ステップ31以下に続く処理を
行うように動作を選択する。なお、そのようなときに選
択されるステップ31以降の処理を以後タイムアウト処
理と呼ぶことにする。
【0028】ステップ31は制御信号の更新である。ス
テップ31〜34に続く処理は、起動開始直後(すなわ
ち停止状態)、もしくは、何らかの要因でモータの回転
速度が低下し、前回のFGエッジ入力から時間Twが経
過しても次のFGエッジが入力されない場合の処理であ
る。ここで制御信号Yをトルク増加方向に所定量だけ変
化させる(Y←Y−Ystep)。ステップ31以後の
タイムアウト処理を行った後ステップ22の処理に復帰
した場合にFGエッジ入力が検出されれば、FG信号の
入力時間に応じた処理(ステップ24〜29)が行われ
るが(詳細は後述)、タイムアウト処理を行った後、時
間Tw経過後もFGエッジが入力されなければ、再びタ
イムアウト処理が行われることになる。つまり、FGエ
ッジが検出されるまで(モータが起動するまで)、時間
Twごとに所定量Ystepだけ制御信号Yをトルク増
加方向に変化させていく。
【0029】その後ステップ32(フラグf_ref_
onのクリア)の処理を行う。ここでは、速度基準が設
定済みか否かを示すフラグf_ref_onをクリアす
る(f_ref_on←0)。このフラグはFGエッジ
入力が検出され、次回にFGエッジ入力が検出されたと
きに速度誤差を算出するための速度基準が作成されてい
る場合にセットされる。そしてタイムアウト処理を行っ
た後は、過去のFGエッジ入力時間に基づく情報は、使
わないようにしておく。その後ステップ33の動作を行
う。
【0030】ステップ33(状態管理情報の作成)で
は、状態管理情報stateを設定する。state≦
2ならばstate←2とする。またそうでなければ、
state←4とする。詳細については後述する。そし
てその後ステップ34の動作を行う。ステップ34(加
算値の作成)では状態管理情報stateに応じて加算
信号Mを作成する。まず、state≧4ならば加算信
号を所定量αだけトルク増加方向に変化させる(M←M
−α)。そしてstateを2に設定する(state
←2)。また、state≧4でないならば、加算値M
はそのまま保存する。そしてその後ステップ35の動作
を行う。
【0031】ステップ35(制御信号の出力)ではステ
ップ31の処理により作成された制御信号YをD/A変
換器8に出力し、Yの値に対応した直流的な電圧(制御
信号)に変換する。その後ステップ22の動作を行う。
ステップ24(速度誤差作成)は、FG信号のエッジが
入力された場合の処理である。まず、信号Tvを読み込
む。信号TvはFG信号エッジが入力された時間に相当
するカウンタ値が格納されている。そして速度基準が作
成されているか否かを示すフラグf_ref_onが0
ならばステップ28の動作を行う。f_ref_onが
1にセットされていれば、以前に作成しておいた速度基
準との誤差量を算出し、その値に所定のゲインRを掛け
て速度誤差Evを作成する(Ev←R・(Tv−Tv_
ref))。詳細については後述するが、Tv_ref
は前回のFGエッジ入力時にステップ29の動作により
作成されている。速度基準Tv_refはモータが目標
回転速度で回っているとした場合に、FG信号のエッジ
が到来すべき時間に相当するカウンタ値が格納されてい
る。したがって、上記の演算により速度誤差を算出する
ことができる。そしてその後ステップ25の動作を行
う。
【0032】なお、フラグf_ref_onが0の場合
は速度基準が作成されておらず、速度誤差を算出できな
い状態であることを示す。これは、本実施の形態におい
ては2つのFGエッジ間の入力周期を測定することによ
り速度検出を行う方法を用いていることに起因する。ス
テップ25(状態管理情報の作成)では、状態管理情報
stateを設定する。state≦1ならばstat
e←1とする。またそうでなければ、state←3と
する。詳細については後述する。そしてその後ステップ
27の動作を行う。
【0033】ステップ27(制御信号の作成)では、ス
テップ24の動作により作成された速度誤差Evに対し
て加算値Mを加算し、制御信号Yを作成する(Y←Ev
+M)。ここで、加算値Mについて説明する。加算値M
は、初期値はステップ20の動作で設定され、また、状
態管理情報stateに応じてステップ34の動作によ
りトルク増加方向に変化させれらる。この加算値Mはモ
ータにかかる負荷トルクのDC成分に相当した値である
ことが好ましい。その場合はモータの速度制御開始直後
から定常偏差をキャンセルすることができ、安定なモー
タの起動が実現できる。
【0034】その後ステップ28(制御信号の出力)の
動作を行う。ここでは制御信号YをD/A変換器8に出
力し、Yの値に対応した直流的な電圧(制御信号)に変
換する。その後ステップ29の動作を行う。ステップ2
9(速度基準の作成)では、FGエッジ入力時間に基づ
き、次回にFGエッジが入力された場合の速度誤差算出
のための速度基準Tv_refを作成する(Tv_re
f←Tv−Tv_period)。ここでここでTv_
periodはモータが目標回転速度で回転していると
きのFG信号のエッジ入力周期に対応した値である。本
実施の形態においては、エッジ入力時間検出器5により
時間計測を行っているので、そのカウンタ値に対応した
値となっている。そしてTv_refは、「モータが目
標回転速度で回転しているとした場合の次のFGエッジ
入力時のカウンタの値Tv」を示している。
【0035】次にステップ29の動作説明の補足を図4
を用いて行う。いま、エッジ入力時間検出器はダウンカ
ウンタを用いて構成されているものとする。そして、時
間t11にFG信号のエッジが入力されたものとし、そ
のときのカウンタ値はTv1である。このときモータが
目標回転数で回転しているとするならば、FGエッジが
入力する間にTv_periodだけ変化するはずであ
る。したがって、次回FGエッジが入力された場合の速
度誤差演算用の速度基準Tv_ref2はTv1からT
v_periodだけ変化させた値を設定しておく。そ
して、時間t12に次のFGエッジが入力されたときに
はTv2とTv_ref2の差が速度誤差相当の値であ
るとして、制御演算を行う。そしてそのとき次回FG入
力時の速度誤差算出用の速度基準Tv_ref3を算出
しておく。以上が本実施の形態における速度誤差算出動
作である。
【0036】さて次に、状態管理情報stateについ
て説明する。本実施の形態においてはstateは0〜
4の値が設定され、すなわち、モータの回転状態の遷移
を5つのケースに分けて管理している。そして、停止状
態の時には0が設定される。また、停止している状態で
起動開始した場合は、制御動作選択器(ステップ22)
の動作によりステップ31以降のタイムアウト処理が選
択され実行されるが、このとき、stateは2に設定
される。また、一旦FG信号のエッジが2つ以上検出さ
れた場合にはステップ25での動作によりstateは
3が設定される。ただし、その後回転速度が遅くなり、
ステップ33の処理が実行されるときには、state
は4が設定される。すなわちステップ33の処理では、
起動開始時と、一旦速度検出ができた後にまた減速して
しまった場合とを区別するようにstateの値を設定
している。
【0037】そして、ステップ34の処理では、sta
teが4(以上)のときとそうでないときとを区別して
いるが、stateが4以上の時は加算信号Mをトルク
増加方向に変化させている。すなわち、一旦速度検出が
できた後にまた減速してしまった場合加算信号Mを変化
させている。次に図5を用いて、モータの起動時のプロ
グラムの動作について説明する。図5において(a)は
FG信号,(b)は状態をモニタするためにテスト用に
出力させた信号であり、タイムアウト処理が行われる毎
に論理を反転させている。また、(c)は制御信号Yで
ある。今、時刻t0に起動開始したとする。このとき、
ステップ20の処理により制御信号Yが出力される。な
お、このときの制御信号値YはYiniである。ただ
し、この場合、Yiniは前回の走行時に制御信号Yと
して出力されていた値を別途格納しておいたものである
とする。そして、停止している間にモータにかかる負荷
トルクが増加方向に変化してしまった場合を以下想定し
て説明する。
【0038】さて、制御動作選択手段(ステップ22)
の動作により時間Tw経過後の時刻t1になると、ステ
ップ31の処理により制御信号Yがトルク増加方向に変
化させられる。このとき起動に必要なトルクが不足して
いるため、モータは停止している。その後さらにステッ
プ22の動作によりqvを読み込むことによりFG信号
のエッジが入力されたかどうかを検出しているが、その
まま、時間Twが経過し、時刻t2が到来したとする。
時刻t1でも制御信号をトルク増加方向に変化させた
が、今回もステップ31の動作により制御信号Yをトル
ク増加方向に変化させる。なお、このときステップ33
の動作により状態管理情報stateには2が設定され
ている。
【0039】そして、その後制御動作選択手段(ステッ
プ22)によりFG信号エッジ入力をモニタし続ける。
そしてその後モータが回転を始め、時刻t3にFG信号
エッジを検出したとする。そのときはまず、ステップ2
4の動作を行うのだが、このとき、時刻t2において処
理ステップ32を行っており、f_ref_onはクリ
アされている。すなわち、時刻t3においては速度基準
は作成されていない状態でFGエッジが入力されたこと
になる。この場合はステップ28の動作(この場合は制
御信号値Yは前回出力したものがホールドされる)を行
い、その後、ステップ29の速度基準作成動作を行う。
そしてステップ22の動作に復帰する。
【0040】さて、再び制御動作選択手段(ステップ2
2)によりFG信号エッジ入力をモニタする。そして、
時刻t4にFG信号エッジ入力を検出したとする。そし
て、ここではすでに時刻t3での処理において速度基準
が作成されているので、ステップ24の処理において速
度誤差Evを作成する。そして、ステップ25の処理で
あるが、状態管理情報stateとしては時刻t2にお
けるステップ33の処理で2が設定されているので、こ
こではstateに3を設定する。その後ステップ27
の処理で速度誤差に対して加算値Mを加算し、制御信号
を作成する。ただしここでは、加算値Mが負荷トルクD
C値分を補償するのには十分な値ではなかったとする。
【0041】そして、モータが減速してしまい、次の制
御動作選択手段(ステップ22)の動作においては、時
刻t4から時間Tw経過後もFG信号のエッジが入力さ
れず、時刻t5においてステップ31の処理が行われ
る。そして、制御信号Yをトルク増加方向に変化させ、
その後ステップ33の処理においては、時刻t4におけ
るステップ25の動作においてstateには3が設定
されているので、ここではstateには4が設定され
る。そして、ステップ35の処理においては、stat
eに4が設定されているので、加算信号を所定量トルク
増加方向に変化させ(M←M−α)、stateには2
を設定する。その後、時間Twの間もFG入力エッジが
ないものとする。すると、時刻t6に再びステップ22
の動作によりステップ31の処理が選択される。そして
制御信号値Yをトルク増加方向に変化させる。次のステ
ップ33の処理では、時刻t5でのステップ34の処理
においてstateには2が設定されているので、ここ
ではstateに2を設定する。そして次のステップ3
4の処理では前回作成した加算値Mをホールドしてお
く。
【0042】そして制御動作選択手段(ステップ22)
によりFG信号エッジ入力をモニタする。そしてここで
はモータが起動するのに十分なトルクが供給されている
ので、時刻t7において再びFG信号エッジ入力を検出
したとする。ここでは速度基準が作成されていないの
で、時刻t3での動作と同様に制御信号Yの出力はホー
ルドしておき、ステップ29の動作により速度基準を作
成して、ステップ22の動作に復帰する。
【0043】その後は、時刻t8においてFGエッジが
検出されステップ24〜29の処理が行われる。この場
合のステップ27で用いられる加算値Mは時刻t4での
処理で用いられたものと比較すると「α」だけトルク増
加方向に変化している。これは、前述の時刻t5の処理
ステップ34によるものである。したがって、ここでは
続く時刻t9とそれ以降においてもモータが大幅に減速
してしまうことはなく、モータは安定に起動する。
【0044】以上説明してきたように、モータの回転速
度が落ちてしまった場合には、加算信号を増加させるこ
とにより、前回の走行からその後停止し、時間t0まで
の間に増加してしまった分の負荷トルク値との差をキャ
ンセルできるようになり、その後速度検出ができたとき
には安定な速度引き込みを行うことができる。またさら
に状態管理情報を格納しておくようにすれば、起動時
と、トルクDC値の不足による起動失敗とを区別するこ
とができ、その状態に応じて加算信号を作成することが
できる。したがって、モータの状態に応じて、より厳密
・適切なな制御を行うことができる。
【0045】次に、図6に示す例について説明する。図
6に示す例においては、加算値として積分補償器出力を
用いている。負荷トルクの定常偏差をキャンセルために
積分補償器を用いることは一般的に行われていることで
あるが、その積分補償器と本発明とを組み合わせた場合
について説明する。ステップ40(初期設定部)では、
モータの制御信号を作成するための制御演算を行うため
のRAM領域を初期化する。
【0046】まず、制御信号値YをYiniに設定する
(Y←Yini)。ここでYiniは、ステップ20で
の動作と同様に、以前にモータが回転していたときに制
御信号値YをYiniとして格納しておいたものでもよ
い。また、トルクオフ(電力増幅器9によりモータに供
給される電流が0)に相当する値でもよい。そして制御
信号YをD/A変換器8に出力し、Yの値に対応した直
流的な電圧(制御信号)に変換する。
【0047】さらに、加算値MをMiniに設定する
(M←Mini)。ここでMiniは以前にモータが回
転していたときの制御信号値YをMiniとして格納し
ておく。この動作もステップ20と同様である。さらに
積分値INTと積分補償器出力値にそれぞれ初期値を設
定しておく(INT←INTini,INTH←INT
Hini)。なおこれらはそれぞれトルクオフに相当す
るような値でもよい。
【0048】さらに、フラグf_ref_onとフラグ
f_tim_onをそれぞれクリアする。これらのフラ
グの意味は図1を用いて説明した場合と同様である。そ
して、モータの状態遷移を示す状態管理情報state
は停止状態を示す「0」が設定される(state←
0)。その後ステップ42の動作を行う。ステップ42
(制御動作の選択)での動作は基本的にステップ22で
の動作と同一である。ここではまず、信号qvを読み込
む。そして、qv=1(FG信号のエッジが入力され
た)ならばまず、qvをクリアする(qv←0)。その
後タイマーをセットする(T←Tw,f_tim_on
←1)。そして、その後ステップ44の動作を行う。一
方、qv=0のときはまず、フラグf_tim_onを
みることによりタイマーが設定されているか否かを判別
する。そして、タイマーが未設定(f_tim_on=
0)ならばタイマーをセットする(T←Tw,f_ti
m_on←1)。タイマーが設定されていれば(f_t
im_on=1)何も行わない。両ケースともその後、
変数Tをデクリメントする(T←T−1)。そして、T
が0であれば、タイマーをセット(T←Tw)した後ス
テップ51の動作を行う。また、Tが0でなければステ
ップ42の動作に復帰する。
【0049】ステップ51(制御信号の更新)での処理
はステップ31での処理の意味と同一である。そして制
御信号Yをトルク増加方向に所定量だけ変化させる(Y
←Y−Ystep)。その後ステップ52の処理を行
う。ステップ52(フラグf_ref_onのクリア)
では、速度基準が設定済みか否かを示すフラグf_re
f_onをクリアする(f_ref_on←0)。その
後ステップ53の動作を行う。
【0050】ステップ53(状態管理情報の作成)で
は、状態管理情報stateを設定する。state≦
2ならばstate←2とする。またそうでなければ、
state←4とする。その後ステップ54の動作を行
う。ステップ54(加算値の作成)では状態管理情報s
tateに応じて加算信号Mを作成する。まず、sta
te≧4ならば加算信号を所定量αだけトルク増加方向
に変化させる(M←M−α)。そしてstateを2に
設定する(state←2)。また、state≧4で
ないならば、加算値Mはそのまま保存する。その後積分
値INTには、加算値Mを所定のゲインhで割ったもの
を格納する(INT←M/h)。さらに積分補償器出力
INTHには加算値Mを加工せずに保存する(INT←
M)。そしてその後ステップ55の動作を行う。
【0051】ステップ55(制御信号の出力)ではステ
ップ51の処理により作成された制御信号YをD/A変
換器8に出力し、Yの値に対応した直流的な電圧(制御
信号)に変換する。その後ステップ42の動作を行う。
ステップ44(速度誤差作成)では、まず、信号Tvを
読み込む。信号TvはFG信号エッジが入力された時間
に相当するカウンタ値が格納されている。そして速度基
準が作成されているか否かを示すフラグf_ref_o
nが0ならばステップ48の動作を行う。f_ref_
onが1にセットされていれば、以前に作成しておいた
速度基準との誤差量を算出し、その値に所定のゲインR
を掛けて速度誤差を作成する(Ev←R・(Tv−Tv
_ref))。その後ステップ45の動作を行う。ステ
ップ45(状態管理情報の作成)では、状態管理情報s
tateを設定する。state≦1ならばstate
←1とする。またそうでなければ、state←3とす
る。その後ステップ46の動作を行う。
【0052】ステップ46(積分動作)では、まず、ス
テップ44の動作により作成された速度誤差Evを積分
する(INT←INT+Ev)。そして、積分値INT
に所定のゲインhを乗算して積分補償器出力INTHを
作成する(INTH←INT×h)。なお、積分補償器
出力INTHには負荷トルクDCをキャンセルする偏差
分が格納されることになる。このような積分補償器の動
作については従来からよく知られている技術なので詳細
な説明は省略する。ただし、本実施の形態においては、
積分補償器はステップ54の処理で作成された加算値M
に応じた値を初期値として積分動作を行っていくことに
なる。なお、ここで作成された積分補償器出力INTH
を加算値Mとして格納しておく。この加算値Mは次回に
ステップ51〜55のタイムアウト処理を行った場合
に、ステップ54の処理で用いられる。また、このMは
外部からの指令による停止後、次回の起動動作時の初期
設定処理でのMの初期値Miniとして用いてもよい。
なお、この動作は次のステップ47の処理で作成される
制御信号Yを加算値Mとして格納しても動作的には大差
はない。さてその後ステップ47の動作を引き続き行
う。
【0053】ステップ47(制御信号の作成)では、ス
テップ44の動作により作成された速度誤差Evに対し
てステップ46の動作により作成された積分補償器出力
値INTHを加算し、制御信号Yを作成する(Y←Ev
+M)。ステップ46、47の処理により一般的な積分
補償器を実現している。その後ステップ48の動作を行
う。
【0054】ステップ48(制御信号の出力)では制御
信号YをD/A変換器8に出力し、Yの値に対応した直
流的な電圧(制御信号)に変換する。その後ステップ4
9の動作を行う。ステップ49(速度基準の作成)で
は、FGエッジ入力時間に基づき、次回にFGエッジが
入力された場合の速度誤差算出のための速度基準Tv_
refを作成する(Tv_ref←Tv−Tv_per
iod)。ここでここでTv_periodはモータが
目標回転速度で回転しているときのFG信号のエッジ入
力周期に対応した値である。
【0055】以上説明したように、モータの速度制御系
に積分補償器を導入すれば、外乱トルクが加わった場合
の速度制御性能が改善されることはいうまでもない。そ
して、上記したように、加算値Mに応じて積分補償器の
積分値の初期値を設定し、積分動作を行うようにするな
らば、速度検出直後から積分補償器による負荷トルクの
補償ができる。すなわち、より高性能なモータの制御装
置を実現することができる。
【0056】次に図7に示す場合について説明する。こ
の場合は図6で示した場合に加えて、モータの状態管理
をさらに詳細に行った場合を示している。以下順を追っ
て説明する。ステップ60(初期設定部)では、モータ
の制御信号を作成するための制御演算を行うためのRA
M領域を初期化する。
【0057】まず、制御信号値YをYiniに設定する
(Y←Yini)。ここでYiniは、ステップ20で
の動作と同様に、以前にモータが回転していたときに制
御信号値YをYiniとして格納しておいたものでもよ
い。また、トルクオフ(電力増幅器9によりモータに供
給される電流が0)に相当する値でもよい。そして制御
信号YをD/A変換器8に出力し、Yの値に対応した直
流的な電圧(制御信号)に変換する。
【0058】さらに、加算値MをMiniに設定する
(M←Mini)。ここでMiniは以前にモータが回
転していたときの積分補償器出力値INTHまたは制御
信号値YをMiniとして格納しておく。この動作もス
テップ20と同様である。さらに積分値INTと積分補
償器出力値にそれぞれ初期値を設定しておく(INT←
INTini,INTH←INTHini)。なおこれ
らはそれぞれトルクオフに相当するような値でもよい。
【0059】さらに、フラグf_ref_onとフラグ
f_tim_onをそれぞれクリアする。これらのフラ
グの意味は図1を用いて説明した場合と同様である。そ
して、モータの状態遷移を示す状態管理情報state
は停止状態を示す「0」が設定される(state←
0)。その後ステップ61の動作を行う。ステップ61
(目標速度変更時のリセット処理)での処理は、外部か
らの指令により、モータの目標回転速度が変化したか否
かを検出する。変化した場合には状態管理情報stat
eを0に設定する(state←0)。
【0060】ステップ62(制御動作の選択)での動作
は基本的にステップ22での動作と同一である。ここで
はまず、信号qvを読み込む。 そして、qv=1(F
G信号のエッジが入力された)ならばまず、qvをクリ
アする(qv←0)。その後タイマーをセットする(T
←Tw,f_tim_on←1)。そして、その後ステ
ップ64の動作を行う。一方、qv=0のときはまず、
フラグf_tim_onをみることにより、タイマーが
設定されているか否かを判別する。そして、タイマーが
未設定(f_tim_on=0)ならばタイマーをセッ
トする(T←Tw,f_tim_on←1)。タイマー
が設定されていれば(f_tim_on=1)何も行わ
ない。両ケースともその後、変数Tをデクリメントする
(T←T−1)。そして、Tが0であれば、タイマーを
セット(T←Tw)した後ステップ70〜75からのタ
イムアウト処理を行う。また、Tが0でなければステッ
プ62の動作に復帰する。
【0061】ステップ71(制御信号の更新)での処理
はステップ31での処理と意味は同一である。そして制
御信号Yをトルク増加方向に所定量だけ変化させる(Y
←Y−Ystep)。その後ステップ72の処理を行
う。ステップ72(フラグf_ref_onのクリア)
では、速度基準が設定済みか否かを示すフラグf_re
f_onをクリアする(f_ref_on←0)。その
後ステップ73の動作を行う。
【0062】ステップ73(状態管理情報の作成)で
は、状態管理情報stateを設定する。state≦
2ならばstate←2とする。またそうでなければ、
state←4とする。その後ステップ74の動作を行
う。ステップ74(加算値の作成)では状態管理情報s
tateに応じて加算信号Mを作成する。まず、sta
te≧4ならば加算信号を所定量αだけトルク増加方向
に変化させる(M←M−α)。そしてstateを2に
設定する(state←2)。また、state≧4で
ないならば、加算値Mはそのまま保存する。その後積分
値Mには、加算値Mを所定のゲインhで割ったものを格
納する(INT←M/h)。さらに積分補償器出力IN
THには加算値Mを加工せずに保存する(INTH←
M)。そしてその後ステップ75の動作を行う。
【0063】ステップ75(制御信号の出力)ではステ
ップ71の処理により作成された制御信号YをD/A変
換器8に出力し、Yの値に対応した直流的な電圧(制御
信号)に変換する。その後ステップ72の動作を行う。
ステップ64(速度誤差作成)では、まず、信号Tvを
読み込む。信号TvはFG信号エッジが入力された時間
に相当するカウンタ値が格納されている。そして速度基
準が作成されているか否かを示すフラグf_ref_o
nが0ならばステップ68の動作を行う。f_ref_
onが1にセットされていれば、以前に作成しておいた
速度基準との誤差量を算出し、その値に所定のゲインR
を掛けて速度誤差を作成する(Ev←R・(Tv−Tv
_ref))。その後ステップ65の動作を行う。
【0064】ステップ65(状態管理情報の作成)で
は、状態管理情報stateを設定する。state≦
1ならばstate←1とする。またそうでなければ、
state←3とする。その後ステップ66の動作を行
う。ステップ66(積分動作)では、まず、ステップ6
4の動作により作成された速度誤差Evを積分する(I
NT←INT+Ev)。そして、積分値INTに所定の
ゲインhを乗算して積分補償器出力INTHを作成する
(INTH←INT×h)。さらに、ここで作成された
積分補償器出力INTHを加算値Mとして格納してお
く。その後ステップ67の動作を引き続き行う。
【0065】ステップ67(制御信号の作成)では、ス
テップ64の動作により作成された速度誤差Evに対し
てステップ66の動作により作成された積分補償器出力
値Mを加算し、制御信号Yを作成する(Y←Ev+
M)。ステップ66、67の処理により一般的な積分補
償器を実現している。その後ステップ68の動作を行
う。ステップ68(制御信号の出力)では制御信号Yを
D/A変換器8に出力し、Yの値に対応した直流的な電
圧(制御信号)に変換する。その後ステップ69の動作
を行う。
【0066】ステップ69(速度基準の作成)では、F
Gエッジ入力時間に基づき、次回にFGエッジが入力さ
れた場合の速度誤差算出のための速度基準Tv_ref
を作成する(Tv_ref←Tv−Tv_perio
d)。ここでここでTv_periodはモータが目標
回転速度で回転しているときのFG信号のエッジ入力周
期に対応した値である。
【0067】以上のように構成するならば、まず、モー
ド移行時に安定した速度引き込み動作ができる。ここで
は1倍速から1/3倍速へ移行する場合を例に挙げて説
明する。今、モータが1倍速で安定に回転しているとす
る。この場合、ステップ61〜69の処理を繰り返し行
っている。そして、ここで処理ステップ61により目標
速度が1/3倍速に切り替わったことを検出したとす
る。なお、一般的には目標回転速度が変わった場合、速
度誤差を算出するときのゲインRと速度基準を作成する
場合の定数Tv_periodも切り替えられるのが一
般的であるが、ここでは詳細な説明は省略する。そして
処理ステップ61において状態管理情報stateがク
リアする(state←0)。このように状態管理情報
stateを設定することにより、1/3倍速への減速
時に仮に速度が落ちすぎて、タイムアウト処理を行うこ
とになっても、加算値を変更してしまうようなことはな
い。つまり、モータが定常状態で回転している場合には
ステップ65での処理により、stateが3に設定さ
れている場合があるのだが、そのような場合に、速度が
落ちたからといって、タイムアウト処理において加算値
(積分補償値)を増加させてしまうと、速度検出直後の
処理において今度は回転速度が大きくオーバーシュート
する可能性がある。しかしながら、目標回転速度が切り
替わった場合には、本実施の形態のようにstateを
クリアするようにしておけば、その後減速時に速度が落
ちすぎてタイムアウト処理に陥ったとしても、加算値を
変更してしまうようなことはない。
【0068】また、例えば1倍速から1/3倍速に移行
したものの、1/3倍速で回転走行する時間が短いうち
に停止した場合を考える。ことのき積分補償器が完全に
引き込んではおらず、次に起動には、負荷トルクを補償
するには不足するような値が加算値の初期値として設定
されるような可能性もあり得るが、そのような場合にお
いてもステップ74の動作により安定な起動を行うこと
ができる。
【0069】なお、本実施の形態におけるモータの状態
管理の方法はあくまでも一例であって、補償している負
荷トルクが不足していることによりタイムアウト処理に
陥った場合と、そうでない場合とを識別できるように状
態管理のケース分けをすればよい。そのような場合すべ
てが本発明に含まれることはいうまでもない。本実施の
形態においては、FGエッジが2回検出できた時点で状
態管理情報stateを操作するような構成にしたがそ
の限りではなく、回転センサの特徴により低速領域での
センサ出力の信頼性が低い場合には、FG3エッジが入
力された時点で状態管理情報stateを操作するよう
にしてもよい。そのような場合には、合わせてタイムア
ウト処理を通過した回数をカウントしておくような構成
にしておき、状態管理情報とタイムアウト処理を通った
回数を示すカウント値の両方をみて加算値を決定するよ
うな構成にしてもよい。そのような場合すべてが本発明
に含まれる。
【0070】また、本実施の形態においては積分補償器
により負荷トルクDC分を補償する例を示したが、例え
ば、補償器4内にモータの状態推定モデルを設け、すな
わち速度情報を基にモータに加わる外乱トルクを推定す
る外乱推定器を設け、その外乱推定器出力により負荷ト
ルクDC分を補償しようとする構成の場合も本実施の形
態に含まれる。
【0071】さらに、補償器の出力をディジタル信号や
PWM信号(パルス幅変調信号)にしたり、電力増幅器
の出力信号をPWM信号にしてもよい。さらに補償器を
完全なハードウェアによって構成し、前述のプログラム
と同じ動作を行わせるようにしてもよい。その他本発明
の趣旨を変えずして種々の変更が可能である。
【0072】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、低慣性の
モータを様々な条件下で安定に起動させることができる
モータの制御装置を実現できる。したがって、本発明を
VTRのキャプスタンモータに適用すれば、小型軽量な
モータを用いて複雑なテープ走行をさせることができる
ため、小型軽量ながら高機能なVTRを実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるモータの制御装置の
補償器の動作の一例を示すフローチャート
【図2】同モータの制御装置の構成を示すブロック図
【図3】同モータの制御装置の速度情報信号の波形図
【図4】同モータの制御装置における速度誤差算出動作
の説明図
【図5】同モータの制御装置における動作説明のための
波形図
【図6】同モータの制御装置の補償器の動作の他の例を
示すフローチャート
【図7】同モータの制御装置の補償器の動作の他の例を
示すフローチャート
【符号の説明】
1 モータ 2 回転センサ 3 波形整形器 4 補償器 5 エッジ入力時間検出器 6 演算器 7 メモリ 8 D/A変換器 9 電力増幅器 10 負荷

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの回転速度に対応した速度情報信
    号を作成する速度情報作成手段と、 前記速度情報信号に応じて前記モータを制御する制御信
    号を作り出す補償手段と、 前記補償手段の制御信号に応じて前記モータを駆動する
    駆動手段とを具備し、 前記補償手段は、前記速度情報作成手段の前記速度情報
    信号から速度誤差信号を作成する速度誤差作成手段と、
    前記速度誤差に加算する加算信号を作成する加算信号作
    成手段と、前記速度誤差信号と前記加算信号に応じて前
    記制御信号を作成する制御信号作成手段と、前記制御信
    号を所定量変化させて新たな制御信号を作成する制御信
    号更新手段と、前記速度情報信号の入力周期に応じて前
    記制御信号作成手段と前記制御信号更新手段を切り替え
    て動作させる制御動作選択手段を含んで構成され、 前記制御動作選択手段は、前記速度情報信号の入力タイ
    ミングに応じて時間計測を開始する時間計測手段を含ん
    だ構成でされ、かつ、前記時間計測手段の動作により時
    間管理を行い、前記速度情報信号が所定時間入力されな
    いことを検出した場合には前記制御信号更新手段を動作
    させ、所定時間以内に前記速度情報が入力されたことを
    検出した場合には前記制御信号作成手段を動作させる構
    成であり、 前記加算信号作成手段は、前記制御動作選択手段により
    前記制御信号更新手段が選択されて動作した場合には、
    前記加算信号を所定量変化させることを特徴とするモー
    タの制御装置。
  2. 【請求項2】 補償手段は、制御動作選択手段により制
    御信号作成手段が選択されて動作している状態と、制御
    信号更新手段が選択されて動作している状態とを識別
    し、前記状態の遷移を管理する状態管理情報を作成する
    状態管理手段を含んで構成され、加算信号作成手段は、
    前記制御動作選択手段により前記制御信号更新手段が選
    択されて動作した場合には、前記状態管理情報に応じて
    加算信号を所定量変化させることを特徴とする請求項1
    記載のモータの制御装置。
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