JPH10190502A - データ受信機 - Google Patents
データ受信機Info
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- JPH10190502A JPH10190502A JP35537696A JP35537696A JPH10190502A JP H10190502 A JPH10190502 A JP H10190502A JP 35537696 A JP35537696 A JP 35537696A JP 35537696 A JP35537696 A JP 35537696A JP H10190502 A JPH10190502 A JP H10190502A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- station
- dgps
- data
- reception
- vics
- Prior art date
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- Pending
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- Channel Selection Circuits, Automatic Tuning Circuits (AREA)
- Circuits Of Receivers In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 差動グローバルポジショニングシステム(D
GPS)用の送信データと他局の文字情報等の情報デー
タとをそれぞれ時分割受信するデータ受信機において、
それぞれの放送局の受信状態や使用者の希望を考慮した
データ受信制御を行うことを目的とする。 【解決手段】 放送局周波数の異なるDGPS局とVI
CS局(又は文字放送局)とを時分割受信するデータ受
信機であって、受信制御部と、受信制御部にて設定され
た周波数に同調する同調手段と、同調した周波数に位置
する放送局から得られるデータをデコードするデコード
手段とを有し、受信制御部は、少なくとも同調したDG
PS局から得られるデータを用いて、DGPS関連デー
タを得るための放送局周波数切り替えのタイミングを決
定する第1切り替えタイミング決定手段と、決定した第
1切り替えタイミングにてVICS局(又は文字放送
局)からDGPS局へ受信周波数の設定を切り替える第
1切り替え手段とを備えたことを特徴とする。
GPS)用の送信データと他局の文字情報等の情報デー
タとをそれぞれ時分割受信するデータ受信機において、
それぞれの放送局の受信状態や使用者の希望を考慮した
データ受信制御を行うことを目的とする。 【解決手段】 放送局周波数の異なるDGPS局とVI
CS局(又は文字放送局)とを時分割受信するデータ受
信機であって、受信制御部と、受信制御部にて設定され
た周波数に同調する同調手段と、同調した周波数に位置
する放送局から得られるデータをデコードするデコード
手段とを有し、受信制御部は、少なくとも同調したDG
PS局から得られるデータを用いて、DGPS関連デー
タを得るための放送局周波数切り替えのタイミングを決
定する第1切り替えタイミング決定手段と、決定した第
1切り替えタイミングにてVICS局(又は文字放送
局)からDGPS局へ受信周波数の設定を切り替える第
1切り替え手段とを備えたことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主信号に各種デー
タを多重したデータ多重放送波を受信するためのデータ
受信機に関し、特に、1チューナ構成で複数局を時分割
受信することにより各局データを一括取得するデータ受
信機に関する。
タを多重したデータ多重放送波を受信するためのデータ
受信機に関し、特に、1チューナ構成で複数局を時分割
受信することにより各局データを一括取得するデータ受
信機に関する。
【0002】
【従来の技術】車両などの移動体を対象として、渋滞情
報、駐車場案内、事故規制情報、所要時間といった複数
種類の交通情報データを送信することで、運転者へのリ
アルタイムの情報提供を行うようにした道路交通情報通
信システム(VICS)が一部地域で実用化されてい
る。
報、駐車場案内、事故規制情報、所要時間といった複数
種類の交通情報データを送信することで、運転者へのリ
アルタイムの情報提供を行うようにした道路交通情報通
信システム(VICS)が一部地域で実用化されてい
る。
【0003】VICSの送信媒体としては、例えば、N
HK(登録商標)が開発したFM多重放送の一つである
DARC(Data Radio Channel:商
標)方式を利用したFM多重波があり、これらの交通情
報は、受信側にてその内容種別、対象地域が識別可能な
ように、データフォーマットが構成されている。
HK(登録商標)が開発したFM多重放送の一つである
DARC(Data Radio Channel:商
標)方式を利用したFM多重波があり、これらの交通情
報は、受信側にてその内容種別、対象地域が識別可能な
ように、データフォーマットが構成されている。
【0004】DARC(商標)は、76kHzサブキャ
リアを使用してステレオ音声信号に応じて多重レベルを
制御するLMSK(Level Controlled
Minimum Shift Keying)方式で
あり、16kbpsの高速伝送が可能である。このDA
RC方式の1伝送フレームは272ブロックから構成さ
れ、5秒間で1フレームが伝送される。
リアを使用してステレオ音声信号に応じて多重レベルを
制御するLMSK(Level Controlled
Minimum Shift Keying)方式で
あり、16kbpsの高速伝送が可能である。このDA
RC方式の1伝送フレームは272ブロックから構成さ
れ、5秒間で1フレームが伝送される。
【0005】このDARC方式を利用したFM多重方式
による情報サービスを行う放送には、前述のVICSの
みならず、各ネットがネットごとに独立してニュースや
気象情報等を文字データとして送信する文字放送局によ
る放送もあり、さらに、グローバルポジショニングシス
テム(GPS)の測位値の誤差を補正するために固定局
で測位したデータに基づく補正データを各GPSの識別
データと共に提供する差動グローバルポジショニングシ
ステム(以下、DGPSという)データを送信するDG
PS局による放送も提案されている。なお、この固定局
情報は、1フレーム内の2つのデータパケットを用いて
伝送される。従って、5秒毎に固定局情報が送信されて
くることになる。
による情報サービスを行う放送には、前述のVICSの
みならず、各ネットがネットごとに独立してニュースや
気象情報等を文字データとして送信する文字放送局によ
る放送もあり、さらに、グローバルポジショニングシス
テム(GPS)の測位値の誤差を補正するために固定局
で測位したデータに基づく補正データを各GPSの識別
データと共に提供する差動グローバルポジショニングシ
ステム(以下、DGPSという)データを送信するDG
PS局による放送も提案されている。なお、この固定局
情報は、1フレーム内の2つのデータパケットを用いて
伝送される。従って、5秒毎に固定局情報が送信されて
くることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】かかる各種放送は、デ
ータフォーマットが共通なので、同一のデコーダによる
復調可能であるが、必ずしも同一ネットワークで提供さ
れるとは限らない。例えば、VICS(または文字放
送)に関するデータとDGPSに関するデータとが、別
々のネットワークから提供されるという状況が起こり得
る。
ータフォーマットが共通なので、同一のデコーダによる
復調可能であるが、必ずしも同一ネットワークで提供さ
れるとは限らない。例えば、VICS(または文字放
送)に関するデータとDGPSに関するデータとが、別
々のネットワークから提供されるという状況が起こり得
る。
【0007】このような場合に、運転者がDGPSに関
するデータ及びVICS(又は文字放送)に関するデー
タのサービスを両方とも取得しようとすると、複数のF
M多重チューナを有する受信機が必要となり受信機のコ
スト並びに規模が増大してしまうといった問題が生じ
る。
するデータ及びVICS(又は文字放送)に関するデー
タのサービスを両方とも取得しようとすると、複数のF
M多重チューナを有する受信機が必要となり受信機のコ
スト並びに規模が増大してしまうといった問題が生じ
る。
【0008】本発明は上述の問題点に鑑みなされたもの
であり、差動グローバルポジショニングシステム(DG
PS)用のデータと、VICS(又は文字放送)に関す
るデータと、を1つの受信部で受信可能な受信機を提供
することを目的とする。
であり、差動グローバルポジショニングシステム(DG
PS)用のデータと、VICS(又は文字放送)に関す
るデータと、を1つの受信部で受信可能な受信機を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
放送局周波数の異なるDGPS局とVICS局(又は文
字放送局)とを時分割受信するデータ受信機において、
受信制御部と、受信制御部にて設定された周波数に同調
する同調手段と、同調した周波数に位置する放送局から
得られるデータをデコードするデコード手段とを有し、
受信制御部は、少なくとも同調したDGPS局から得ら
れるデータを用いて、DGPS関連データを得るための
放送局周波数切り替えのタイミングを決定する第1切り
替えタイミング決定手段と、決定した第1切り替えタイ
ミングにてVICS局(又は文字放送局)からDGPS
局へ受信周波数の設定を切り替える第1切り替え手段と
を備えたことを特徴とする。
放送局周波数の異なるDGPS局とVICS局(又は文
字放送局)とを時分割受信するデータ受信機において、
受信制御部と、受信制御部にて設定された周波数に同調
する同調手段と、同調した周波数に位置する放送局から
得られるデータをデコードするデコード手段とを有し、
受信制御部は、少なくとも同調したDGPS局から得ら
れるデータを用いて、DGPS関連データを得るための
放送局周波数切り替えのタイミングを決定する第1切り
替えタイミング決定手段と、決定した第1切り替えタイ
ミングにてVICS局(又は文字放送局)からDGPS
局へ受信周波数の設定を切り替える第1切り替え手段と
を備えたことを特徴とする。
【0010】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のデータ受信機において、第1切り替えタイミング決
定手段は、VICS局(又は文字放送局)の受信品質を
も判定し、VICS局(又は文字放送局)の受信品質が
悪化している時にはDGPS局への受信周波数の切り替
えを制限することを特徴とする。
載のデータ受信機において、第1切り替えタイミング決
定手段は、VICS局(又は文字放送局)の受信品質を
も判定し、VICS局(又は文字放送局)の受信品質が
悪化している時にはDGPS局への受信周波数の切り替
えを制限することを特徴とする。
【0011】また、請求項3記載の発明は、請求項1記
載のデータ受信機において、第1切り替えタイミング決
定手段は、DGPS局の受信品質をも判定し、DGPS
局の受信品質が良好な時にはDGPS局への受信周波数
の切り替えを制限することを特徴とする。
載のデータ受信機において、第1切り替えタイミング決
定手段は、DGPS局の受信品質をも判定し、DGPS
局の受信品質が良好な時にはDGPS局への受信周波数
の切り替えを制限することを特徴とする。
【0012】また、請求項4記載の発明は、請求項1記
載のデータ受信機において、第1切り替えタイミング決
定手段は、VICS局(又は文字放送局)の受信を優先
するための指示を出力するための操作部を有し、VIC
S局(又は文字放送局)の受信を優先する指示が与えら
れた時にはDGPS局への受信周波数の切り替えを制限
することを特徴とする。
載のデータ受信機において、第1切り替えタイミング決
定手段は、VICS局(又は文字放送局)の受信を優先
するための指示を出力するための操作部を有し、VIC
S局(又は文字放送局)の受信を優先する指示が与えら
れた時にはDGPS局への受信周波数の切り替えを制限
することを特徴とする。
【0013】また、請求項5記載の発明は、請求項1記
載のデータ受信機において、受信制御部は、少なくとも
DGPS局から得られるデータを用いて、DGPS関連
データを得た後にVICS局(又は文字放送局)に放送
局周波数を切り替えるタイミングを決定する第2切り替
えタイミング決定手段と、決定した第2切り替えタイミ
ングにてDGPS局からVICS局(又は文字放送局)
受信周波数の設定を切り替える第2切り替え手段とを有
することを特徴とする。
載のデータ受信機において、受信制御部は、少なくとも
DGPS局から得られるデータを用いて、DGPS関連
データを得た後にVICS局(又は文字放送局)に放送
局周波数を切り替えるタイミングを決定する第2切り替
えタイミング決定手段と、決定した第2切り替えタイミ
ングにてDGPS局からVICS局(又は文字放送局)
受信周波数の設定を切り替える第2切り替え手段とを有
することを特徴とする。
【0014】また、請求項6記載の発明は、請求項5記
載のデータ受信機において、第2切り替えタイミング決
定手段は、DGPS関連データが実際に取得されたかを
も判定し、DGPS関連データが取得されなかった場合
にはDGPS局の受信を継続するように第2切り替えタ
イミングを変更することを特徴とする。
載のデータ受信機において、第2切り替えタイミング決
定手段は、DGPS関連データが実際に取得されたかを
も判定し、DGPS関連データが取得されなかった場合
にはDGPS局の受信を継続するように第2切り替えタ
イミングを変更することを特徴とする。
【0015】また、請求項7記載の発明は、請求項1記
載のデータ受信機において、受信制御部は、第1切り替
えタイミングの設定に先立ってVICS局(又は文字放
送局)並びにDGPS局が受信可能かをも判定し、VI
CS局(又は文字放送局)及びDGPS局がいずれも受
信可能な場合に第1切り替えタイミングの設定を行うこ
とを特徴とする。
載のデータ受信機において、受信制御部は、第1切り替
えタイミングの設定に先立ってVICS局(又は文字放
送局)並びにDGPS局が受信可能かをも判定し、VI
CS局(又は文字放送局)及びDGPS局がいずれも受
信可能な場合に第1切り替えタイミングの設定を行うこ
とを特徴とする。
【0016】また、請求項8記載の発明は、請求項1又
は7記載のデータ受信機において、受信制御部は、第1
切り替えタイミングの設定に先立って、VICS局(又
は文字放送局)並びにDGPS局が受信可能かをも判定
し、VICS局(又は文字放送局)又はDGPS局のい
ずれか一方の局が受信不能な場合には他方の局の受信を
継続し、受信不能な局の受信状況の再確認のために第1
切り替えタイミングにかわり第1切り替えタイミングよ
り大なる第3切り替えタイミングの設定を行うことを特
徴とする。
は7記載のデータ受信機において、受信制御部は、第1
切り替えタイミングの設定に先立って、VICS局(又
は文字放送局)並びにDGPS局が受信可能かをも判定
し、VICS局(又は文字放送局)又はDGPS局のい
ずれか一方の局が受信不能な場合には他方の局の受信を
継続し、受信不能な局の受信状況の再確認のために第1
切り替えタイミングにかわり第1切り替えタイミングよ
り大なる第3切り替えタイミングの設定を行うことを特
徴とする。
【0017】また、請求項9記載の発明は、放送局周波
数の異なるDGPS局とVICS局(又は文字放送局)
とを時分割受信するデータ受信機において、受信制御部
と、受信制御部にて設定された周波数に同調する同調手
段と、同調した周波数に位置する放送局から得られるデ
ータをデコードするデコード手段とを有し、受信制御部
は、デコード手段によって既に取得されたVICS局
(又は文字放送局)データと同一データが繰り返される
繰り返しデータ期間においては、DGPS局データの取
得を優先することを特徴とする。
数の異なるDGPS局とVICS局(又は文字放送局)
とを時分割受信するデータ受信機において、受信制御部
と、受信制御部にて設定された周波数に同調する同調手
段と、同調した周波数に位置する放送局から得られるデ
ータをデコードするデコード手段とを有し、受信制御部
は、デコード手段によって既に取得されたVICS局
(又は文字放送局)データと同一データが繰り返される
繰り返しデータ期間においては、DGPS局データの取
得を優先することを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明に好適な一実施形態
について図に基づいて以下に説明する。図1は、本発明
の一実施形態における自動車用ナビゲーション装置並び
にデータ受信機の概略構成を示すブロック図である。
について図に基づいて以下に説明する。図1は、本発明
の一実施形態における自動車用ナビゲーション装置並び
にデータ受信機の概略構成を示すブロック図である。
【0019】データ受信機1は、操作部3、FMアンテ
ナ4、FMチューナ5、受信品位検出部6、受信制御部
7、データデコード部8、RAM9、にて構成される。
ナ4、FMチューナ5、受信品位検出部6、受信制御部
7、データデコード部8、RAM9、にて構成される。
【0020】FMアンテナ4にて受信されたFM放送波
は、FMチューナ5に供給される。FMチューナ5は、
受信制御部7によって指示された同調周波数に同調す
る。受信品位検出部6は同調したFM放送波の電界強度
等を検出することでその受信品質を検出する。さらに、
データデコード部8には受信したデータ放送波が供給さ
れる。データデコード部8は、バンドパスフィルタ、リ
ミッタ回路、等を含み、入力されたデータ放送波を復調
し、受信制御部7に出力する。
は、FMチューナ5に供給される。FMチューナ5は、
受信制御部7によって指示された同調周波数に同調す
る。受信品位検出部6は同調したFM放送波の電界強度
等を検出することでその受信品質を検出する。さらに、
データデコード部8には受信したデータ放送波が供給さ
れる。データデコード部8は、バンドパスフィルタ、リ
ミッタ回路、等を含み、入力されたデータ放送波を復調
し、受信制御部7に出力する。
【0021】受信制御部7は、受信品位検出部6から供
給された受信品位に関するデータに基づいて受信信号の
受信品位を判断する。さらに、受信制御部7は、データ
デコード部8から供給される復調データに対し、クロッ
ク再生、ブロック同期、フレーム同期、データ誤り訂正
等の復調データの解読に必要な処理を施す。解読された
復調データの中で必要とされるものは、RAM9に記憶
され、必要に応じてナビゲーション制御部10に供給さ
れる。なお、操作部3は各種指示を入力するための操作
ボタン等で構成されている。ボタンはプッシュスイッチ
等で構成される。
給された受信品位に関するデータに基づいて受信信号の
受信品位を判断する。さらに、受信制御部7は、データ
デコード部8から供給される復調データに対し、クロッ
ク再生、ブロック同期、フレーム同期、データ誤り訂正
等の復調データの解読に必要な処理を施す。解読された
復調データの中で必要とされるものは、RAM9に記憶
され、必要に応じてナビゲーション制御部10に供給さ
れる。なお、操作部3は各種指示を入力するための操作
ボタン等で構成されている。ボタンはプッシュスイッチ
等で構成される。
【0022】一方、ナビゲーション装置2は、ナビゲー
ション制御部10、GPS受信機11、地図データベー
ス12、表示部13を備えている。ナビゲーション制御
部10には、搭載される自車の走行位置を測位する手段
としてのGPS受信機11の出力データが供給されてお
り、GPS受信機11の出力データに基づいて、測位さ
れた現在地を含む道路地図データを地図データベース1
2より読み出す。
ション制御部10、GPS受信機11、地図データベー
ス12、表示部13を備えている。ナビゲーション制御
部10には、搭載される自車の走行位置を測位する手段
としてのGPS受信機11の出力データが供給されてお
り、GPS受信機11の出力データに基づいて、測位さ
れた現在地を含む道路地図データを地図データベース1
2より読み出す。
【0023】ナビゲーション制御部10は、さらに、読
み出された地図データに現在位置マーク等の付加情報を
加え、液晶ディスプレイなどで構成された表示部13に
て表示する制御も行う。
み出された地図データに現在位置マーク等の付加情報を
加え、液晶ディスプレイなどで構成された表示部13に
て表示する制御も行う。
【0024】また、ナビゲーション制御部10には、受
信制御部7が受信し、RAM9に記憶した復調データが
受信制御部7を介して供給される。供給された復調デー
タ、言い換えれば、受信したDGPS局、VICS局、
文字放送局等から得られたデータは、ナビゲーション制
御部10の制御の下、地図データに重ねて、または、単
独に表示部13に表示される。
信制御部7が受信し、RAM9に記憶した復調データが
受信制御部7を介して供給される。供給された復調デー
タ、言い換えれば、受信したDGPS局、VICS局、
文字放送局等から得られたデータは、ナビゲーション制
御部10の制御の下、地図データに重ねて、または、単
独に表示部13に表示される。
【0025】次に、DGPS局から得られるDGPS関
連データを用いてGPS受信機11が出力する測位デー
タを逐次補正すると共に、DGPS局と放送局周波数の
異なるVICS局(又は文字放送局)から得られる関連
データを用いて自車の走行に必要な道路情報や交通情
報、ニュース、気象情報などの各種情報を取得する処理
について説明する。
連データを用いてGPS受信機11が出力する測位デー
タを逐次補正すると共に、DGPS局と放送局周波数の
異なるVICS局(又は文字放送局)から得られる関連
データを用いて自車の走行に必要な道路情報や交通情
報、ニュース、気象情報などの各種情報を取得する処理
について説明する。
【0026】1.動作原理 本発明の一実施形態における自動車用ナビゲーション装
置用データ受信機は、受信制御部7が放送局周波数の異
なるDGPS局とVICS局(又は文字放送局)とを、
適宜切り替えて受信することによって、必要な情報をナ
ビゲーション制御部10に供給している。図4はその動
作原理を示すタイムチャートである。ここでは現在受信
中の放送局をVICS局(周波数F1)とし、異なる放
送周波数にDGPS局(周波数F2)が存在する場合を
例にとっている。DARCでは、1フレームが272ブ
ロックで構成される。また、説明を簡単にするためにD
GPS関連データがブロック1、2に配置されているも
のとして説明する。
置用データ受信機は、受信制御部7が放送局周波数の異
なるDGPS局とVICS局(又は文字放送局)とを、
適宜切り替えて受信することによって、必要な情報をナ
ビゲーション制御部10に供給している。図4はその動
作原理を示すタイムチャートである。ここでは現在受信
中の放送局をVICS局(周波数F1)とし、異なる放
送周波数にDGPS局(周波数F2)が存在する場合を
例にとっている。DARCでは、1フレームが272ブ
ロックで構成される。また、説明を簡単にするためにD
GPS関連データがブロック1、2に配置されているも
のとして説明する。
【0027】受信機は、まず、DGPS関連データが到
来する数ブロック前に受信周波数をF1からF2に変更
する処理を行う。受信周波数がF2,すなわちDGPS
局に切り替えられると、DGPS局から得られるデータ
に対するブロック同期処理が行われる。ブロック同期が
取られることにより、DGPS関連データの読み込みの
ための正確なタイミングが決定されることになる。
来する数ブロック前に受信周波数をF1からF2に変更
する処理を行う。受信周波数がF2,すなわちDGPS
局に切り替えられると、DGPS局から得られるデータ
に対するブロック同期処理が行われる。ブロック同期が
取られることにより、DGPS関連データの読み込みの
ための正確なタイミングが決定されることになる。
【0028】続いて、受信機は、DGPS関連データが
配置されている第1、第2ブロックのデータを取得す
る。データ取得が完了すると、同調周波数をF2からF
1に変更する処理を行う。受信周波数がF1、すなわち
VICS局に切り替えられると、同様にブロック同期が
とられ、VICS局のデータの取得が再開される。以上
のような1チューナによる時分割受信では、DGPS局
に同調周波数を変更している期間はVICS局からみれ
ばデータ欠落部分となる。図では6ブロック分のデータ
の欠落が生じているが、このデータの欠落はDARCが
272ブロックを1フレームとしており、フレームを単
位とした縦方向のエラー訂正が可能なことから、十分訂
正可能なエラーとみなせる。したがって、DGPS局の
データを取得するためにVICS局の受信を短時間中断
しても、理想的には双方のデータ取得に支障がないので
ある。以上が基本原理である。
配置されている第1、第2ブロックのデータを取得す
る。データ取得が完了すると、同調周波数をF2からF
1に変更する処理を行う。受信周波数がF1、すなわち
VICS局に切り替えられると、同様にブロック同期が
とられ、VICS局のデータの取得が再開される。以上
のような1チューナによる時分割受信では、DGPS局
に同調周波数を変更している期間はVICS局からみれ
ばデータ欠落部分となる。図では6ブロック分のデータ
の欠落が生じているが、このデータの欠落はDARCが
272ブロックを1フレームとしており、フレームを単
位とした縦方向のエラー訂正が可能なことから、十分訂
正可能なエラーとみなせる。したがって、DGPS局の
データを取得するためにVICS局の受信を短時間中断
しても、理想的には双方のデータ取得に支障がないので
ある。以上が基本原理である。
【0029】次に、図1における受信制御部7が放送局
周波数の異なる2つのFM多重放送局を適宜時分割切り
替えして同調制御する場合の制御動作を図2乃至図3の
動作フローチャートに基づき説明する。図2及び図3
は、受信制御部7の同調制御の動作フローチャートを示
す図である。ここでは、自動車用ナビゲーション装置用
データ受信機がVICS局とDGPS局との時分割受信
をする場合を説明するが、これは文字放送局とDGPS
局との時分割受信をする場合も同様であり、その場合
は、動作フローチャート中のVICSと文字放送とを読
み替えれば良い。
周波数の異なる2つのFM多重放送局を適宜時分割切り
替えして同調制御する場合の制御動作を図2乃至図3の
動作フローチャートに基づき説明する。図2及び図3
は、受信制御部7の同調制御の動作フローチャートを示
す図である。ここでは、自動車用ナビゲーション装置用
データ受信機がVICS局とDGPS局との時分割受信
をする場合を説明するが、これは文字放送局とDGPS
局との時分割受信をする場合も同様であり、その場合
は、動作フローチャート中のVICSと文字放送とを読
み替えれば良い。
【0030】操作部3によって、VICS局とDGPS
局の両データを取得することが指示されると、図2の処
理が受信制御部7にて実行される。まず、ステップS1
にて、FMチューナ5がVICS局に同調するように同
調指示を行う。
局の両データを取得することが指示されると、図2の処
理が受信制御部7にて実行される。まず、ステップS1
にて、FMチューナ5がVICS局に同調するように同
調指示を行う。
【0031】続いて、ステップS2にて、FMチューナ
5が同調しているVICS局の受信品位(以後、受信品
位Aと称する)を受信品位検出部6より得る。受信品位
Aは検出した受信品位に応じて0〜nの中で1つの値を
とるものである。
5が同調しているVICS局の受信品位(以後、受信品
位Aと称する)を受信品位検出部6より得る。受信品位
Aは検出した受信品位に応じて0〜nの中で1つの値を
とるものである。
【0032】本実施例では、受信品位m(m<n)以上
が受信可能の状態を示す値とし、値が大きくなる程、受
信状態が良好であると仮定する。
が受信可能の状態を示す値とし、値が大きくなる程、受
信状態が良好であると仮定する。
【0033】次に、受信制御部7は、ステップS3に移
行し、FMチューナ5がDGPS局に同調するように同
調周波数変更の指示を行う。ステップS4では、先ず、
ステップ2と同様に、FMチューナ5が同調しているD
GPS局の受信品位(以後、受信品位Bと称する)を受
信品位検出部6より得る。受信品位Bも受信品位Aと同
じく検出した受信品位に応じて0〜nの中で1つの値を
とるものであり、受信品位m(m<n)以上が受信可能
の状態を示す値であり、値が大きくなる程、受信状態が
良好であることを示す。
行し、FMチューナ5がDGPS局に同調するように同
調周波数変更の指示を行う。ステップS4では、先ず、
ステップ2と同様に、FMチューナ5が同調しているD
GPS局の受信品位(以後、受信品位Bと称する)を受
信品位検出部6より得る。受信品位Bも受信品位Aと同
じく検出した受信品位に応じて0〜nの中で1つの値を
とるものであり、受信品位m(m<n)以上が受信可能
の状態を示す値であり、値が大きくなる程、受信状態が
良好であることを示す。
【0034】続いて、受信制御部7は、受信品位Bの値
がm以上か否かを判断し、受信品位Bがmより小さい、
(即ち、DGPS局が受信不能の場合)には、ステップ
S5の処理を行う。
がm以上か否かを判断し、受信品位Bがmより小さい、
(即ち、DGPS局が受信不能の場合)には、ステップ
S5の処理を行う。
【0035】ステップS5では、先のステップS2にて
検出した受信品位Aがm以上か否かを判断する。受信品
位Aの値がmより小さい場合(即ち、VICS局が受信
不能の場合)には、VICS局とDGPS局が共に受信
不能ということになるのでステップS1に移行し、上述
したステップS1以降の処理を繰り返し実行する。
検出した受信品位Aがm以上か否かを判断する。受信品
位Aの値がmより小さい場合(即ち、VICS局が受信
不能の場合)には、VICS局とDGPS局が共に受信
不能ということになるのでステップS1に移行し、上述
したステップS1以降の処理を繰り返し実行する。
【0036】次に、VICS局又はDGPS局のいずれ
か、または両方が受信可能な場合について説明する。 2−1.VICS局が受信可能でDGPS局が受信不能
な場合 ステップS5にて受信品位Aの値がm以上の場合には、
ステップS6に移行する。ステップS6では、FMチュ
ーナ5がVICS局を再度選局するように同調周波数の
変更指示がおこなわれる。続いて、ステップS7では、
差し当たりVICS局に同調し続ける時間Yをタイマー
に設定し、タイマー起動処理を開始させる。タイマーの
起動後、ステップS8に移行して、VICS局から得ら
れるデータの取得動作を開始する。
か、または両方が受信可能な場合について説明する。 2−1.VICS局が受信可能でDGPS局が受信不能
な場合 ステップS5にて受信品位Aの値がm以上の場合には、
ステップS6に移行する。ステップS6では、FMチュ
ーナ5がVICS局を再度選局するように同調周波数の
変更指示がおこなわれる。続いて、ステップS7では、
差し当たりVICS局に同調し続ける時間Yをタイマー
に設定し、タイマー起動処理を開始させる。タイマーの
起動後、ステップS8に移行して、VICS局から得ら
れるデータの取得動作を開始する。
【0037】VICS局から得られるデータは、先に述
べたようにDARC方式を用いており、1伝送フレーム
当たり272ブロックのデータパケットが伝送される。
VICSでは、5分毎にデータが更新され、2分半周期
で同じデータを2回伝送することになっている。
べたようにDARC方式を用いており、1伝送フレーム
当たり272ブロックのデータパケットが伝送される。
VICSでは、5分毎にデータが更新され、2分半周期
で同じデータを2回伝送することになっている。
【0038】ステップS9では、1フレーム分のデータ
の取得が完了したかを判断する。1フレーム分のデータ
の取得が完了した場合は、ステップS10に移行してデ
ータの誤り訂正を行った後、次いでステップS11に移
行して取得した1フレーム分の復調データの中で必要と
される復調データをRAM9またはナビゲーション制御
部10に出力する。なお、ステップS10、S11で
は、データ取得が並列処理として実施されている。
の取得が完了したかを判断する。1フレーム分のデータ
の取得が完了した場合は、ステップS10に移行してデ
ータの誤り訂正を行った後、次いでステップS11に移
行して取得した1フレーム分の復調データの中で必要と
される復調データをRAM9またはナビゲーション制御
部10に出力する。なお、ステップS10、S11で
は、データ取得が並列処理として実施されている。
【0039】ステップS9において、未だ1フレーム分
のデータの取得が完了していないと判断した場合は、ス
テップS12に移行する。ステップS12では、先のス
テップS7にて設定した設定時間Yが完了したか否かを
判断する。まだ完了していないと判断した場合には、再
度ステップS8に移行し、先に述べたステップS8〜S
12の各ステップの処理を繰り返す。このステップS8
〜S12の繰り返し動作は、タイマーの設定時間Yが完
了するまで行われ、ステップS12において、タイマー
の設定時間Yが完了したと判断された場合は、先のステ
ップS3に移行し、DGPS局の受信状況の再チェック
が実行される。
のデータの取得が完了していないと判断した場合は、ス
テップS12に移行する。ステップS12では、先のス
テップS7にて設定した設定時間Yが完了したか否かを
判断する。まだ完了していないと判断した場合には、再
度ステップS8に移行し、先に述べたステップS8〜S
12の各ステップの処理を繰り返す。このステップS8
〜S12の繰り返し動作は、タイマーの設定時間Yが完
了するまで行われ、ステップS12において、タイマー
の設定時間Yが完了したと判断された場合は、先のステ
ップS3に移行し、DGPS局の受信状況の再チェック
が実行される。
【0040】ステップS6〜S12の処理により、現時
点ではDGPS局が受信不能な場合でも、タイマーの設
定時間Yのタイミングで、DGPS局の受信品位の再確
認を行うことが可能となる。また、タイマーの設定時間
Yが到来するまでの間は、受信周波数はVICS局に固
定されるので、VICS局のデータの復調が優先される
ことになる。したがって、DGPS局の受信を優先した
い場合は、設定時間Yを短くし、VICS局の受信を優
先したい場合は設定時間Yを長くすればよいことにな
る。
点ではDGPS局が受信不能な場合でも、タイマーの設
定時間Yのタイミングで、DGPS局の受信品位の再確
認を行うことが可能となる。また、タイマーの設定時間
Yが到来するまでの間は、受信周波数はVICS局に固
定されるので、VICS局のデータの復調が優先される
ことになる。したがって、DGPS局の受信を優先した
い場合は、設定時間Yを短くし、VICS局の受信を優
先したい場合は設定時間Yを長くすればよいことにな
る。
【0041】一方、ステップS4において、受信品位B
がm以上の場合(即ち、DGPS局が受信可能の場合)
には、ステップS13に移行する。
がm以上の場合(即ち、DGPS局が受信可能の場合)
には、ステップS13に移行する。
【0042】ステップS13では、DGPS局から得ら
れるデータからDGPS関連のデータが配置されている
データパケット位置を確認する。ただし、DGPS関連
のデータが配置されているデータパケット位置が予め規
定されている場合は、現時点のデータパケット位置の確
認でも良い。
れるデータからDGPS関連のデータが配置されている
データパケット位置を確認する。ただし、DGPS関連
のデータが配置されているデータパケット位置が予め規
定されている場合は、現時点のデータパケット位置の確
認でも良い。
【0043】次に、ステップS14に移行し、先のステ
ップS2にて検出した受信品位Aがm以上か否かを判断
することによりVICS局の受信品位を判断する。ステ
ップS14において受信品位Aの値がmより小さい場合
(即ち、VICS局が受信不能の場合)には、VICS
局へ受信周波数を再同調しても受信できない可能性が大
きいので、DGPS関連データの取得を優先すべくステ
ップS15に移行する。
ップS2にて検出した受信品位Aがm以上か否かを判断
することによりVICS局の受信品位を判断する。ステ
ップS14において受信品位Aの値がmより小さい場合
(即ち、VICS局が受信不能の場合)には、VICS
局へ受信周波数を再同調しても受信できない可能性が大
きいので、DGPS関連データの取得を優先すべくステ
ップS15に移行する。
【0044】2−2.VICS局が受信不能でDGPS
局が受信可能な場合 ステップS15では、差し当たりDGPS局に同調し続
けるる時間Zをタイマーに設定し、タイマー処理を開始
させる。タイマーの起動後ステップS16に移行して、
DGPS局のデータの取得動作を開始する。
局が受信可能な場合 ステップS15では、差し当たりDGPS局に同調し続
けるる時間Zをタイマーに設定し、タイマー処理を開始
させる。タイマーの起動後ステップS16に移行して、
DGPS局のデータの取得動作を開始する。
【0045】DGPS局から得られるデータも、先に述
べたDARC方式を用いており、1伝送フレーム当たり
272ブロックのデータパケットが伝送される。
べたDARC方式を用いており、1伝送フレーム当たり
272ブロックのデータパケットが伝送される。
【0046】ステップS17では、1フレーム分のデー
タの取得が完了したかを判断する。1フレーム分のデー
タの取得が完了した場合は、ステップS18に移行して
データの誤り訂正を行った後、次いで取得した1フレー
ム分の復調データの中で必要とされる復調データをRA
M9またはナビゲーション制御部10に出力する。な
お、ステップS18では、データ取得が並列処理として
実施されている。
タの取得が完了したかを判断する。1フレーム分のデー
タの取得が完了した場合は、ステップS18に移行して
データの誤り訂正を行った後、次いで取得した1フレー
ム分の復調データの中で必要とされる復調データをRA
M9またはナビゲーション制御部10に出力する。な
お、ステップS18では、データ取得が並列処理として
実施されている。
【0047】ステップS17において、未だ1フレーム
分のデータの取得が完了していないと判断した場合は、
ステップS19に移行する。ステップS19では、先の
ステップS15にて設定した設定時間Zが完了したか否
かを判断する。まだ完了していないと判断した場合に
は、再度ステップS16に移行し、先に述べたステップ
S16〜S19の各ステップの処理を繰り返す。このス
テップS16〜S19の繰り返し動作は、タイマーの設
定時間Zが完了するまで行われ、ステップS19におい
て、タイマーの設定時間Zが完了したと判断された場合
は、先のステップS1に移行し、VICS局の受信状況
の再チェックが実行される。
分のデータの取得が完了していないと判断した場合は、
ステップS19に移行する。ステップS19では、先の
ステップS15にて設定した設定時間Zが完了したか否
かを判断する。まだ完了していないと判断した場合に
は、再度ステップS16に移行し、先に述べたステップ
S16〜S19の各ステップの処理を繰り返す。このス
テップS16〜S19の繰り返し動作は、タイマーの設
定時間Zが完了するまで行われ、ステップS19におい
て、タイマーの設定時間Zが完了したと判断された場合
は、先のステップS1に移行し、VICS局の受信状況
の再チェックが実行される。
【0048】ステップS15〜S19の処理により、現
時点ではVICS局が受信不能な場合でも、タイマーの
設定時間Zのタイミングで、VICS局の受信品位の再
確認を行うことが可能となる。また、タイマーの設定時
間Zが到来するまでの間は、受信周波数はDGPS局に
固定されるので、DGPS局のデータの復調が優先され
ることになる。したがって、VICS局の受信を優先し
たい場合は、設定時間Zを短くし、DGPS局の受信を
優先したい場合は設定時間Zを長くすればよいことにな
る。
時点ではVICS局が受信不能な場合でも、タイマーの
設定時間Zのタイミングで、VICS局の受信品位の再
確認を行うことが可能となる。また、タイマーの設定時
間Zが到来するまでの間は、受信周波数はDGPS局に
固定されるので、DGPS局のデータの復調が優先され
ることになる。したがって、VICS局の受信を優先し
たい場合は、設定時間Zを短くし、DGPS局の受信を
優先したい場合は設定時間Zを長くすればよいことにな
る。
【0049】2−3.VICS局、DGPS局が共に受
信可能な場合 他方、ステップS14において受信品位Aの値がm以上
の場合には図3のステップS20に移行する。ステップ
S20では、DGPS局に同調周波数を切り替える動作
を開始するまでの時間Xをタイマーに設定する。
信可能な場合 他方、ステップS14において受信品位Aの値がm以上
の場合には図3のステップS20に移行する。ステップ
S20では、DGPS局に同調周波数を切り替える動作
を開始するまでの時間Xをタイマーに設定する。
【0050】タイマーの設定は、先のステップS13に
て確認されたデータパケット位置に基づき設定される。
予めDGPS関連データが配置されているデータブロッ
ク位置が分かっているのであれば、先のステップS13
では現時点で読取り中のブロック番号を確認する。そう
すると、目標とするブロックまでの時間が算出できるの
でDGPS局に同調周波数を切り替える動作を開始する
までの時間Xを決定することが可能となる。
て確認されたデータパケット位置に基づき設定される。
予めDGPS関連データが配置されているデータブロッ
ク位置が分かっているのであれば、先のステップS13
では現時点で読取り中のブロック番号を確認する。そう
すると、目標とするブロックまでの時間が算出できるの
でDGPS局に同調周波数を切り替える動作を開始する
までの時間Xを決定することが可能となる。
【0051】また、DGPS関連データが配置されてい
るデータブロック位置が分かっていない場合は、先のス
テップS13ではDGPS関連データが取得されるまで
復調を継続し、DGPS関連データが配置されているデ
ータブロック番号を確認する。そうすると、次回も同じ
データブロック番号にDGPS関連データが配置される
と考えられるので、DGPS局に同調周波数を切り替え
る動作を開始するまでの時間Xを決定することが可能と
なる。
るデータブロック位置が分かっていない場合は、先のス
テップS13ではDGPS関連データが取得されるまで
復調を継続し、DGPS関連データが配置されているデ
ータブロック番号を確認する。そうすると、次回も同じ
データブロック番号にDGPS関連データが配置される
と考えられるので、DGPS局に同調周波数を切り替え
る動作を開始するまでの時間Xを決定することが可能と
なる。
【0052】受信制御部7は、このタイマー処理を開始
させた後、ステップS21に移行して、FMチューナ5
がVICS局に再度同調するように同調指示を行い、V
ICS局の受信品位を検出する。
させた後、ステップS21に移行して、FMチューナ5
がVICS局に再度同調するように同調指示を行い、V
ICS局の受信品位を検出する。
【0053】ステップS22では、優先順位Mの値が設
定される。ここで優先順位Mとは、DGPS局への切り
替え頻度を表す値である。以下切り替え頻度について説
明する。図4で示す原理でVICS局からDGPS局へ
受信周波数を切り替えると言う事は、1フレーム中で6
ブロック分のデータが必ずエラーになることを意味して
いる。VICS局の受信状況が良好であれば、この6ブ
ロックを除く残りのブロックにエラーが生じるは可能性
は少ないが、VICS局の受信状況が悪化するにしたが
って残りのブロックにもエラーが生じる可能性が上が
り、最後にはエラー訂正の限界を越える場合がある。よ
って、VICS局のデータ受信を優先するのであれば、
受信状況が悪化してきたときにはできるだけDGPS局
への切り替えを制限すべきである。
定される。ここで優先順位Mとは、DGPS局への切り
替え頻度を表す値である。以下切り替え頻度について説
明する。図4で示す原理でVICS局からDGPS局へ
受信周波数を切り替えると言う事は、1フレーム中で6
ブロック分のデータが必ずエラーになることを意味して
いる。VICS局の受信状況が良好であれば、この6ブ
ロックを除く残りのブロックにエラーが生じるは可能性
は少ないが、VICS局の受信状況が悪化するにしたが
って残りのブロックにもエラーが生じる可能性が上が
り、最後にはエラー訂正の限界を越える場合がある。よ
って、VICS局のデータ受信を優先するのであれば、
受信状況が悪化してきたときにはできるだけDGPS局
への切り替えを制限すべきである。
【0054】他方、DGPS関連データは各フレームに
配置されており、常に取得することが望まれるが、数フ
レームであれば取得しなくても大きな誤差とならない。
したがって、VICS局の受信品位に応じてDGPS局
への切り替え頻度を決定すること可能となる。例えばV
ICS局の受信品位が悪化してきた場合は、2フレーム
毎にDGPS局を受信し、VICS局の受信品位が良好
な場合は各フレームでDGPS局を受信するといったき
め細かい制御が可能となる。切り替え頻度はDGPSデ
ータにて補正した現在位置が有する誤差が許容できる範
囲で設定されることが望ましいが、VICS受信が最優
先される場合はこの限りとはならないであろう。
配置されており、常に取得することが望まれるが、数フ
レームであれば取得しなくても大きな誤差とならない。
したがって、VICS局の受信品位に応じてDGPS局
への切り替え頻度を決定すること可能となる。例えばV
ICS局の受信品位が悪化してきた場合は、2フレーム
毎にDGPS局を受信し、VICS局の受信品位が良好
な場合は各フレームでDGPS局を受信するといったき
め細かい制御が可能となる。切り替え頻度はDGPSデ
ータにて補正した現在位置が有する誤差が許容できる範
囲で設定されることが望ましいが、VICS受信が最優
先される場合はこの限りとはならないであろう。
【0055】本実施例では、優先順位Mを0から10ま
での11段階に設定可能とし、受信制御部7は、少なく
ともVICS局の受信状況に応じてMの値をいずれかの
値に設定している。
での11段階に設定可能とし、受信制御部7は、少なく
ともVICS局の受信状況に応じてMの値をいずれかの
値に設定している。
【0056】ステップS23では、先にステップS20
にて開始したタイマーの設定時間Xが経過したか否かを
判断し、未だ経過していない場合は、ステップS24に
てVICS局データの取得動作を継続し、続いてステッ
プS25にて1フレーム分のVICS局のデータを取得
したか否かを判断する。
にて開始したタイマーの設定時間Xが経過したか否かを
判断し、未だ経過していない場合は、ステップS24に
てVICS局データの取得動作を継続し、続いてステッ
プS25にて1フレーム分のVICS局のデータを取得
したか否かを判断する。
【0057】ステップS25にて1フレーム分のデータ
の取得が完了したと判断した場合は、ステップS26、
S27にてステップS10、S11と同様に、データの
誤り訂正並びに復調データの出力が実施される。この
後、再びステップS23に移行してタイマー設定時間X
が経過したか否かを再度判断する。また、ステップS2
5において、未だ1フレーム分のデータの取得が完了し
ていないと判断した場合も、再びステップS23に移行
してタイマー処理Xが完了したか否かを判断する。
の取得が完了したと判断した場合は、ステップS26、
S27にてステップS10、S11と同様に、データの
誤り訂正並びに復調データの出力が実施される。この
後、再びステップS23に移行してタイマー設定時間X
が経過したか否かを再度判断する。また、ステップS2
5において、未だ1フレーム分のデータの取得が完了し
ていないと判断した場合も、再びステップS23に移行
してタイマー処理Xが完了したか否かを判断する。
【0058】このように、タイマーの設定時間Xが経過
するまでの間は上記ステップS23〜S27の繰り返し
動作が実行され、VICS局のデータが取得される。
するまでの間は上記ステップS23〜S27の繰り返し
動作が実行され、VICS局のデータが取得される。
【0059】次に、タイマーの設定時間Xが経過した場
合について説明する。この場合、ステップS28に移行
し、保持されている優先順位Mの値が0か否かを判断す
る。ここで、保持されている優先順位Mの値が0でない
場合にはステップS29に移行し、保持しているMの値
を1つ少ない値にして、再記憶しステップS30に移行
する。ステップS30ではタイマーが再設定される。具
体的には次のフレームでDGPS局に周波数を切り替え
る場合の切り替えタイミングに応じた待ち時間が設定時
間Xとして再設定される。なお、この時のXの値は、ス
テップS20でのXの値と異なることがある。ステップ
S30でのタイマーの設定後、再びステップS23に戻
り上述の動作がM=0になるまで繰り返される。
合について説明する。この場合、ステップS28に移行
し、保持されている優先順位Mの値が0か否かを判断す
る。ここで、保持されている優先順位Mの値が0でない
場合にはステップS29に移行し、保持しているMの値
を1つ少ない値にして、再記憶しステップS30に移行
する。ステップS30ではタイマーが再設定される。具
体的には次のフレームでDGPS局に周波数を切り替え
る場合の切り替えタイミングに応じた待ち時間が設定時
間Xとして再設定される。なお、この時のXの値は、ス
テップS20でのXの値と異なることがある。ステップ
S30でのタイマーの設定後、再びステップS23に戻
り上述の動作がM=0になるまで繰り返される。
【0060】このように、Mの値が0となるまでステッ
プS24〜S27の各動作がおこなわれるので、その間
はVICS局に周波数は固定されていることになる。す
なわち、ステップS22において初期設定されたMの値
が大きい場合(つまり、VICS局の受信品位が悪い場
合)は、DGPS局へ切り替え頻度が減少し、VICS
局のデータをより好条件で取得することが可能となる。
プS24〜S27の各動作がおこなわれるので、その間
はVICS局に周波数は固定されていることになる。す
なわち、ステップS22において初期設定されたMの値
が大きい場合(つまり、VICS局の受信品位が悪い場
合)は、DGPS局へ切り替え頻度が減少し、VICS
局のデータをより好条件で取得することが可能となる。
【0061】次に、ステップS23〜S30の各動作が
繰り返された後にステップS28にて優先順位Mの値が
0となった場合について説明する。この場合、ステップ
S30に移行してVICS局の受信からDGPS局の受
信へ切り替えるための同調制御が実施される。
繰り返された後にステップS28にて優先順位Mの値が
0となった場合について説明する。この場合、ステップ
S30に移行してVICS局の受信からDGPS局の受
信へ切り替えるための同調制御が実施される。
【0062】続いて、ステップS31にてDGPS関連
データの取得が完了したか否かが判定される。このステ
ップは、DGPS局の受信不良、または、DGPS関連
データの配置ブロックの変更に対応するために設けられ
ている。ステップS31にて、DGPS関連データが取
得された場合にはステップS32に移行して復調データ
をナビゲーション制御部10に出力した後、再びステッ
プS20に戻り以降の各ステップ動作を同様に行う。
データの取得が完了したか否かが判定される。このステ
ップは、DGPS局の受信不良、または、DGPS関連
データの配置ブロックの変更に対応するために設けられ
ている。ステップS31にて、DGPS関連データが取
得された場合にはステップS32に移行して復調データ
をナビゲーション制御部10に出力した後、再びステッ
プS20に戻り以降の各ステップ動作を同様に行う。
【0063】以上述べたステップS20〜ステップS3
2の各動作により、VICS局及びDGPS局が受信可
能な場合には、タイマーの設定時間Xと優先順位Mとで
決定されるタイミングで受信周波数を変更し、同調した
DGPS局からDGPS関連データを取得しナビゲーシ
ョン装置に出力することができる。なお、反対にDGP
S局の受信を優先する場合は、優先順位Mを固定できる
ようにすると、一層きめ細かい処理が可能となる。かか
る指示は、例えば、操作部3から入力され、優先順位M
は0に固定される。
2の各動作により、VICS局及びDGPS局が受信可
能な場合には、タイマーの設定時間Xと優先順位Mとで
決定されるタイミングで受信周波数を変更し、同調した
DGPS局からDGPS関連データを取得しナビゲーシ
ョン装置に出力することができる。なお、反対にDGP
S局の受信を優先する場合は、優先順位Mを固定できる
ようにすると、一層きめ細かい処理が可能となる。かか
る指示は、例えば、操作部3から入力され、優先順位M
は0に固定される。
【0064】次に、ステップS31においてDGPS局
の関連データが取得できなかった場合について説明す
る。ステップS31において、所定時間内においてDG
PS関連データが取得されない場合、(DGPS局の受
信状況が悪化した場合や、DGPS関連データの配置さ
れるブロックが変更された場合)には、ステップS33
に移行してDGPS局の受信の中断又は継続の判断を行
う。
の関連データが取得できなかった場合について説明す
る。ステップS31において、所定時間内においてDG
PS関連データが取得されない場合、(DGPS局の受
信状況が悪化した場合や、DGPS関連データの配置さ
れるブロックが変更された場合)には、ステップS33
に移行してDGPS局の受信の中断又は継続の判断を行
う。
【0065】例えば、操作部3からDGPS関連データ
の優先受信が指示されている場合や、VICS局のデー
タが繰り返し期間の時にはDGPS局の継続受信が実行
され、それ以外のときには、中断処理を実行するように
することができる。なお、VICS局のデータの繰り返
し期間について補足すると、VICSデータは5分単位
で情報が更新され、その5分の中で同じデータが2分半
を1サイクルとして繰り返される。すなわち、最初の2
分半で受信が完了していれば、後の2分半は受信の必要
がない期間であるといえる。よって、最初の1サイクル
でデータ取得が完了していれば、繰り返し期間の時には
DGPS局の受信を優先的に継続しても問題がないので
ある。また、繰り返し期間はVICSに限らず文字多重
放送の一括番組選択時にも存在するので文字放送局とD
GPS局との時分割受信においても同様の処理が可能で
ある。
の優先受信が指示されている場合や、VICS局のデー
タが繰り返し期間の時にはDGPS局の継続受信が実行
され、それ以外のときには、中断処理を実行するように
することができる。なお、VICS局のデータの繰り返
し期間について補足すると、VICSデータは5分単位
で情報が更新され、その5分の中で同じデータが2分半
を1サイクルとして繰り返される。すなわち、最初の2
分半で受信が完了していれば、後の2分半は受信の必要
がない期間であるといえる。よって、最初の1サイクル
でデータ取得が完了していれば、繰り返し期間の時には
DGPS局の受信を優先的に継続しても問題がないので
ある。また、繰り返し期間はVICSに限らず文字多重
放送の一括番組選択時にも存在するので文字放送局とD
GPS局との時分割受信においても同様の処理が可能で
ある。
【0066】したがって、ステップS33において、上
記のように受信継続が判断された場合は、ステップS3
4に移行し、DGPS局データの取得を継続する。な
お、この場合は、ステップS16〜S18と同様に、1
フレームを単位としてデータ取得がなされ、縦並びに横
の誤り訂正処理を行って得られる復調データに基づきD
GPS局関連データの有無を判断する。
記のように受信継続が判断された場合は、ステップS3
4に移行し、DGPS局データの取得を継続する。な
お、この場合は、ステップS16〜S18と同様に、1
フレームを単位としてデータ取得がなされ、縦並びに横
の誤り訂正処理を行って得られる復調データに基づきD
GPS局関連データの有無を判断する。
【0067】ステップS35においてDGPS関連デー
タが発見された場合には、DGPS関連データの配置さ
れているブロック番号を再確認し、ステップS31に戻
りDGPS関連データを取得する。次いでステップS3
2に移行して復調データをナビゲーション制御部10に
出力した後、再びステップS20に戻り以降の各ステッ
プ動作を同様に行う。なお、このときは新たに確認され
たブロック番号に基づいてタイマーの設定値Xが設定さ
れることになる。
タが発見された場合には、DGPS関連データの配置さ
れているブロック番号を再確認し、ステップS31に戻
りDGPS関連データを取得する。次いでステップS3
2に移行して復調データをナビゲーション制御部10に
出力した後、再びステップS20に戻り以降の各ステッ
プ動作を同様に行う。なお、このときは新たに確認され
たブロック番号に基づいてタイマーの設定値Xが設定さ
れることになる。
【0068】また、ステップS35においてDGPS関
連データがないと判断された場合には再度ステップS3
3に戻ってその後ステップS34,S35の動作を繰り
返す。なお、このステップS33〜S35の繰り返し動
作は例えば所定時間以内で行われ、所定時間を経過して
もDGPS関連データが取得できない場合にはステップ
S33において受信中断と判断しステップS36に移行
する。所定時間としては、例えば、VICSデータの1
サイクルである2分半とすることができる。なお、後述
の処理のために、ステップS33にて中断処理を実行す
ることを判定する度に、受信制御部7では内部のカウン
タのカウントアップがなされる。
連データがないと判断された場合には再度ステップS3
3に戻ってその後ステップS34,S35の動作を繰り
返す。なお、このステップS33〜S35の繰り返し動
作は例えば所定時間以内で行われ、所定時間を経過して
もDGPS関連データが取得できない場合にはステップ
S33において受信中断と判断しステップS36に移行
する。所定時間としては、例えば、VICSデータの1
サイクルである2分半とすることができる。なお、後述
の処理のために、ステップS33にて中断処理を実行す
ることを判定する度に、受信制御部7では内部のカウン
タのカウントアップがなされる。
【0069】続いて、ステップS36では、中断回数が
チェックされる。ここでは、前述のカウンタの値が評価
される。中断回数が少ない場合、例えば、所定時間内に
カウンタの値が所定回数を越えない場合はステップS2
0に移行しVICS局とDGPS局との時分割受信処理
が継続される。また、中断回数が所定回数を越えた場合
には、DGPS局の受信状況の悪化が著しいと判断し、
図2のステップS6に移行しる。すなわち、VICS局
に受信周波数を固定する処理を行うのである。
チェックされる。ここでは、前述のカウンタの値が評価
される。中断回数が少ない場合、例えば、所定時間内に
カウンタの値が所定回数を越えない場合はステップS2
0に移行しVICS局とDGPS局との時分割受信処理
が継続される。また、中断回数が所定回数を越えた場合
には、DGPS局の受信状況の悪化が著しいと判断し、
図2のステップS6に移行しる。すなわち、VICS局
に受信周波数を固定する処理を行うのである。
【0070】以上の制御動作により、放送局周波数の異
なる2つのFM多重放送局に適宜同調周波数を切り替
え、受信機にとって必要な情報を取得することができ
る。
なる2つのFM多重放送局に適宜同調周波数を切り替
え、受信機にとって必要な情報を取得することができ
る。
【0071】なお、上述した実施形態では、VICS局
とDGPS局との時分割受信の例を示したが、文字放送
局とDGPS局との時分割受信も可能である。その場合
は、図2及び図3の動作フローチャート中のVICSを
文字放送と読み替えれば良い。
とDGPS局との時分割受信の例を示したが、文字放送
局とDGPS局との時分割受信も可能である。その場合
は、図2及び図3の動作フローチャート中のVICSを
文字放送と読み替えれば良い。
【0072】また、図3中のステップS22において、
優先順位Mの値を0から10までの11段階に設定可能
としたが、これに限らない。
優先順位Mの値を0から10までの11段階に設定可能
としたが、これに限らない。
【0073】本実施例では受信品位A、Bの判断を、受
信品位検出部6が検出するFM信号の電界強度に基づい
て設定するようにしたが、これに限らず、上記電界強度
の変動成分(マルチパス)を抽出し、この変動量に応じ
て受信品位に関するデータを生成しても良い。また、F
M検波出力に含まれる高域ノイズ成分に応じて受信品位
に関するデータを生成しても良く、受信制御部7にて行
われる復調データに対する誤り訂正処理に基づくエラー
率を利用することも可能である。当然、各検出結果を併
用してもよい。
信品位検出部6が検出するFM信号の電界強度に基づい
て設定するようにしたが、これに限らず、上記電界強度
の変動成分(マルチパス)を抽出し、この変動量に応じ
て受信品位に関するデータを生成しても良い。また、F
M検波出力に含まれる高域ノイズ成分に応じて受信品位
に関するデータを生成しても良く、受信制御部7にて行
われる復調データに対する誤り訂正処理に基づくエラー
率を利用することも可能である。当然、各検出結果を併
用してもよい。
【0074】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したため、請
求項1記載の発明によれば、受信制御部は、第1切り替
えタイミング決定手段により少なくとも同調したDGP
S局から得られるデータを用いて、DGPS関連データ
を得るための放送局周波数切り替えのタイミングを決定
し、決定した第1切り替えタイミングにて第1切り替え
手段がVICS局(又は文字放送局)からDGPS局へ
受信周波数の設定を切り替えるように制御するので、放
送局周波数の異なるDGPS局とVICS局(又は文字
放送局)であっても1チューナで切り替えて受信するこ
とができる。
求項1記載の発明によれば、受信制御部は、第1切り替
えタイミング決定手段により少なくとも同調したDGP
S局から得られるデータを用いて、DGPS関連データ
を得るための放送局周波数切り替えのタイミングを決定
し、決定した第1切り替えタイミングにて第1切り替え
手段がVICS局(又は文字放送局)からDGPS局へ
受信周波数の設定を切り替えるように制御するので、放
送局周波数の異なるDGPS局とVICS局(又は文字
放送局)であっても1チューナで切り替えて受信するこ
とができる。
【0075】また、請求項2記載の発明によれば、受信
制御部は、第1切り替えタイミング決定手段によってV
ICS局(又は文字放送局)の受信品質をも判定しVI
CS局(又は文字放送局)の受信品質が悪化している時
にはDGPS局への受信周波数の切り替えを制限するよ
うに制御するので、VICS局(又は文字放送局)の受
信を優先できるので、きめ細かい制御が可能となる。
制御部は、第1切り替えタイミング決定手段によってV
ICS局(又は文字放送局)の受信品質をも判定しVI
CS局(又は文字放送局)の受信品質が悪化している時
にはDGPS局への受信周波数の切り替えを制限するよ
うに制御するので、VICS局(又は文字放送局)の受
信を優先できるので、きめ細かい制御が可能となる。
【0076】また、請求項3記載の発明によれば、受信
制御部は、第1切り替えタイミング決定手段によって、
DGPS局の受信品質をも判定し、DGPS局の受信品
質が良好な時にはDGPS局への受信周波数の切り替え
を制限するように制御するので、DGPS局の受信品質
を考慮にいれたVICS局の優先受信が可能となるの
で、きめ細かい制御を実現できる。
制御部は、第1切り替えタイミング決定手段によって、
DGPS局の受信品質をも判定し、DGPS局の受信品
質が良好な時にはDGPS局への受信周波数の切り替え
を制限するように制御するので、DGPS局の受信品質
を考慮にいれたVICS局の優先受信が可能となるの
で、きめ細かい制御を実現できる。
【0077】また、請求項4記載の発明によれば、使用
者は、第1切り替えタイミング決定手段が有する操作部
によって、VICS局(又は文字放送局)受信を優先す
るための指示を入力することができ、DGPS局への受
信周波数の切り替えが制限されるので、使用者はVIC
S局(又は文字放送局)の受信を優先することが可能と
なる。
者は、第1切り替えタイミング決定手段が有する操作部
によって、VICS局(又は文字放送局)受信を優先す
るための指示を入力することができ、DGPS局への受
信周波数の切り替えが制限されるので、使用者はVIC
S局(又は文字放送局)の受信を優先することが可能と
なる。
【0078】また、請求項5記載の発明によれば、受信
制御部は、第2切り替えタイミング決定手段によって、
DGPS関連データに基づいてVICS局(又は文字放
送局)に放送局周波数を切り替えるタイミングを決定す
る。よって、DGPS局の受信状況に応じた制御が可能
となる。
制御部は、第2切り替えタイミング決定手段によって、
DGPS関連データに基づいてVICS局(又は文字放
送局)に放送局周波数を切り替えるタイミングを決定す
る。よって、DGPS局の受信状況に応じた制御が可能
となる。
【0079】特に、請求項6記載の発明によれば、受信
制御部は、第2切り替えタイミング決定手段によって、
DGPS関連データが実際に取得されたかをも判定し、
DGPS関連データが取得されなかった場合にはDGP
S局の受信を継続するように第2切り替えタイミングを
変更するようにしたので、使用者は、DGPS局を延長
受信することができる。
制御部は、第2切り替えタイミング決定手段によって、
DGPS関連データが実際に取得されたかをも判定し、
DGPS関連データが取得されなかった場合にはDGP
S局の受信を継続するように第2切り替えタイミングを
変更するようにしたので、使用者は、DGPS局を延長
受信することができる。
【0080】また、請求項7記載の発明によれば、受信
制御部は、第1切り替えタイミングの設定に先立って、
VICS局(又は文字放送局)並びにDGPS局が受信
可能かをも判定し、VICS局(又は文字放送局)及び
DGPS局がいずれも受信可能な場合に第1切り替えタ
イミングの設定を行うように構成しているので、双方の
受信状態が良好な場合とそうでない場合とで制御方法を
異ならせることができる。
制御部は、第1切り替えタイミングの設定に先立って、
VICS局(又は文字放送局)並びにDGPS局が受信
可能かをも判定し、VICS局(又は文字放送局)及び
DGPS局がいずれも受信可能な場合に第1切り替えタ
イミングの設定を行うように構成しているので、双方の
受信状態が良好な場合とそうでない場合とで制御方法を
異ならせることができる。
【0081】特に、請求項8記載の発明によれば、受信
制御部は、第1切り替えタイミングの設定に先立って、
VICS局(又は文字放送局)並びにDGPS局が受信
可能かをも判定し、VICS局(又は文字放送局)及び
DGPS局のいずれか一方の局が受信不能な場合には他
方の局の受信を継続し、受信不能な局の受信状況の再確
認のために第1切り替えタイミングにかわり第1切り替
えタイミングより大なる第3切り替えタイミングの設定
を行うようにすることで、受信可能な局の受信品位の悪
化をおさえながら受信不能な局の受信確認ができる。
制御部は、第1切り替えタイミングの設定に先立って、
VICS局(又は文字放送局)並びにDGPS局が受信
可能かをも判定し、VICS局(又は文字放送局)及び
DGPS局のいずれか一方の局が受信不能な場合には他
方の局の受信を継続し、受信不能な局の受信状況の再確
認のために第1切り替えタイミングにかわり第1切り替
えタイミングより大なる第3切り替えタイミングの設定
を行うようにすることで、受信可能な局の受信品位の悪
化をおさえながら受信不能な局の受信確認ができる。
【0082】また、請求項9記載の発明によれば、受信
制御部は、デコード手段によって既に取得したVICS
局(又は文字放送局)データと同一データが繰り返され
る繰り返しデータ期間においては、DGPS局データの
取得を優先するように制御するので、VICS局(又は
文字放送局)データを取得しつつDGPS局データの受
信品質を向上させることが可能となる。
制御部は、デコード手段によって既に取得したVICS
局(又は文字放送局)データと同一データが繰り返され
る繰り返しデータ期間においては、DGPS局データの
取得を優先するように制御するので、VICS局(又は
文字放送局)データを取得しつつDGPS局データの受
信品質を向上させることが可能となる。
【図1】本発明の一実施形態における自動車用ナビゲー
ション装置並びにデータ受信機の概略構成を示すブロッ
ク図である。
ション装置並びにデータ受信機の概略構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】受信制御部の同調制御の動作フローチャートを
示す図である。
示す図である。
【図3】受信制御部の同調制御の動作フローチャートを
示す図である。
示す図である。
【図4】カレント局(VICS局)とDGPS局とを時
分割受信するための動作原理をを示した図である。
分割受信するための動作原理をを示した図である。
1・・・・データ受信機 2・・・・ナビゲーション装置 3・・・・操作部 4・・・・FMアンテナ 5・・・・FMチューナ 6・・・・受信品位検出部 7・・・・受信制御部 8・・・・データデコード部 9・・・・RAM 10・・・ナビゲーション制御部 11・・・GPS受信機 12・・・地図データベース 13・・・表示部
Claims (9)
- 【請求項1】 放送局周波数の異なるDGPS局とVI
CS局(又は文字放送局)とを時分割受信するデータ受
信機において、 受信制御部と、 前記受信制御部にて設定された周波数に同調する同調手
段と、 前記同調した周波数に位置する放送局から得られるデー
タをデコードするデコード手段と、を有し、 前記受信制御部は、少なくとも同調した前記DGPS局
から得られるデータを用いて、DGPS関連データを得
るための放送局周波数切り替えのタイミングを決定する
第1切り替えタイミング決定手段と、 前記決定した第1切り替えタイミングにて前記VICS
局(又は文字放送局)から前記DGPS局へ受信周波数
の設定を切り替える第1切り替え手段と、 を備えたことを特徴とするデータ受信機。 - 【請求項2】 前記第1切り替えタイミング決定手段
は、前記VICS局(又は文字放送局)の受信品質をも
判定し、前記VICS局(又は文字放送局)の受信品質
が悪化している時には前記DGPS局への受信周波数の
切り替えを制限することを特徴とする請求項1記載のデ
ータ受信機。 - 【請求項3】 前記第1切り替えタイミング決定手段
は、前記DGPS局の受信品質をも判定し、前記DGP
S局の受信品質が良好な時には前記DGPS局への受信
周波数の切り替えを制限することを特徴とする請求項1
記載のデータ受信機。 - 【請求項4】 前記第1切り替えタイミング決定手段
は、前記VICS局(又は文字放送局)の受信を優先す
るための指示を出力するための操作部を有し、前記VI
CS局(又は文字放送局)の受信を優先する指示が与え
られた時には前記DGPS局への受信周波数の切り替え
を制限することを特徴とする請求項1記載のデータ受信
機。 - 【請求項5】 前記受信制御部は、少なくとも前記DG
PS局から得られるデータを用いて、前記DGPS関連
データを得た後に前記VICS局(又は文字放送局)に
放送局周波数を切り替えるタイミングを決定する第2切
り替えタイミング決定手段と、 前記決定した第2切り替えタイミングにて前記DGPS
局から前記VICS局(又は文字放送局)受信周波数の
設定を切り替える第2切り替え手段とを有することを特
徴とする請求項1記載のデータ受信機。 - 【請求項6】 前記第2切り替えタイミング決定手段
は、前記DGPS関連データが実際に取得されたかをも
判定し、前記DGPS関連データが取得されなかった場
合には前記DGPS局の受信を継続するように前記第2
切り替えタイミングを変更することを特徴とする請求項
5記載のデータ受信機。 - 【請求項7】 前記受信制御部は、前記第1切り替えタ
イミングの設定に先立って、前記VICS局(又は文字
放送局)並びに前記DGPS局が受信可能かをも判定
し、 前記VICS局(又は文字放送局)及び前記DGPS局
がいずれも受信可能な場合に前記第1切り替えタイミン
グの設定を行うことを特徴とする請求項1記載のデータ
受信機。 - 【請求項8】 前記受信制御部は、前記第1切り替えタ
イミングの設定に先立って、前記VICS局(又は文字
放送局)並びに前記DGPS局が受信可能かをも判定
し、 前記VICS局(又は文字放送局)又は前記DGPS局
のいずれか一方の局が受信不能な場合には他方の局の受
信を継続し、前記受信不能な局の受信状況の再確認のた
めに前記第1切り替えタイミングにかわり前記第1切り
替えタイミングより大なる第3切り替えタイミングの設
定を行うことを特徴とする請求項1又は7記載のデータ
受信機。 - 【請求項9】 放送局周波数の異なるDGPS局とVI
CS局(又は文字放送局)とを時分割受信するデータ受
信機において、 受信制御部と、 前記受信制御部にて設定された周波数に同調する同調手
段と、 前記同調した周波数に位置する放送局から得られるデー
タをデコードするデコード手段と、を有し、 前記受信制御部は、前記デコード手段によって既に取得
されたVICS局(又は文字放送局)データと同一デー
タが繰り返される繰り返しデータ期間においては、前記
DGPS局データの取得を優先することを特徴とするデ
ータ受信機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35537696A JPH10190502A (ja) | 1996-12-20 | 1996-12-20 | データ受信機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35537696A JPH10190502A (ja) | 1996-12-20 | 1996-12-20 | データ受信機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10190502A true JPH10190502A (ja) | 1998-07-21 |
Family
ID=18443580
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35537696A Pending JPH10190502A (ja) | 1996-12-20 | 1996-12-20 | データ受信機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10190502A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006333414A (ja) * | 2005-05-30 | 2006-12-07 | Kyocera Corp | 無線通信システムおよび携帯端末 |
-
1996
- 1996-12-20 JP JP35537696A patent/JPH10190502A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006333414A (ja) * | 2005-05-30 | 2006-12-07 | Kyocera Corp | 無線通信システムおよび携帯端末 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040106 |