JP2011019041A - ラジオ受信機及び方法 - Google Patents

ラジオ受信機及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2011019041A
JP2011019041A JP2009161653A JP2009161653A JP2011019041A JP 2011019041 A JP2011019041 A JP 2011019041A JP 2009161653 A JP2009161653 A JP 2009161653A JP 2009161653 A JP2009161653 A JP 2009161653A JP 2011019041 A JP2011019041 A JP 2011019041A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
unit
list
reception
radio receiver
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009161653A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4962537B2 (ja
Inventor
Atsushi Tsukamoto
淳 塚本
Kazuji Yamazaki
和次 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2009161653A priority Critical patent/JP4962537B2/ja
Priority to EP10251210.0A priority patent/EP2285024B1/en
Publication of JP2011019041A publication Critical patent/JP2011019041A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4962537B2 publication Critical patent/JP4962537B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04HBROADCAST COMMUNICATION
    • H04H20/00Arrangements for broadcast or for distribution combined with broadcast
    • H04H20/53Arrangements specially adapted for specific applications, e.g. for traffic information or for mobile receivers
    • H04H20/55Arrangements specially adapted for specific applications, e.g. for traffic information or for mobile receivers for traffic information
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04HBROADCAST COMMUNICATION
    • H04H2201/00Aspects of broadcast communication
    • H04H2201/10Aspects of broadcast communication characterised by the type of broadcast system
    • H04H2201/13Aspects of broadcast communication characterised by the type of broadcast system radio data system/radio broadcast data system [RDS/RBDS]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04HBROADCAST COMMUNICATION
    • H04H2201/00Aspects of broadcast communication
    • H04H2201/60Aspects of broadcast communication characterised in that the receiver comprises more than one tuner
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04HBROADCAST COMMUNICATION
    • H04H60/00Arrangements for broadcast applications with a direct linking to broadcast information or broadcast space-time; Broadcast-related systems
    • H04H60/35Arrangements for identifying or recognising characteristics with a direct linkage to broadcast information or to broadcast space-time, e.g. for identifying broadcast stations or for identifying users
    • H04H60/38Arrangements for identifying or recognising characteristics with a direct linkage to broadcast information or to broadcast space-time, e.g. for identifying broadcast stations or for identifying users for identifying broadcast time or space
    • H04H60/41Arrangements for identifying or recognising characteristics with a direct linkage to broadcast information or to broadcast space-time, e.g. for identifying broadcast stations or for identifying users for identifying broadcast time or space for identifying broadcast space, i.e. broadcast channels, broadcast stations or broadcast areas
    • H04H60/43Arrangements for identifying or recognising characteristics with a direct linkage to broadcast information or to broadcast space-time, e.g. for identifying broadcast stations or for identifying users for identifying broadcast time or space for identifying broadcast space, i.e. broadcast channels, broadcast stations or broadcast areas for identifying broadcast channels

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Abstract

【課題】ステーションリストの更新タイミングと交通情報の受信タイミングとを状況に応じて変更すること。
【解決手段】ラジオ受信機に、ラジオデータシステムにより提供される放送局情報及び/又は交通情報を受信し、該交通情報を車載機に提供する受信部と、放送局情報に基づいて、受信可能な放送局のリストを設定する放送局リスト設定部と、車載機から、該車載機の状態を示す状態情報を取得する状態情報取得部と、状態情報に基づいて、放送局のリストを更新するか、車載機に交通情報を提供するかを設定する動作モード設定部と、該設定に従って、受信される情報を変更する受信情報変更部とを有する。
【選択図】図6

Description

本発明は、ラジオ受信機に関する。
欧州では、FM放送を利用して交通情報を提供するラジオデータシステム−トラヒックメッセージチャネル(RDS-TMC: Radio Data System-Traffic Message Channel)の普及が進められている。
RDSは、FM放送をラジオ放送サービスの主体とする欧州を中心に開発され、欧州放送連合により規格化されたデジタルデータ多重システムである。
RDSは、主に多くの放送局がネットワークを組んで同一番組を放送する地域において特に有効である。具体的には、19kHzのステレオパイロット信号の3次高調波である57kHzを副搬送波とする。そして、フィルタリング及び2相コード化された番組関連情報や交通情報関連等のデータを示すデータ信号により、該副搬送波を振幅変調してラジオデータ信号とする。そして、該振幅変調された副搬送波を主搬送波に周波数変調して放送する。該ラジオデータ信号は、RDSデータと呼ばれる。
図1は、RDSデータの基本的なベースバンドコーディング構造を示す。
RDSデータは、104ビットを1グループとするグループ単位で構成される。各グループは4ブロック(ブロックA、B、C、及びD)からなる。各ブロックは、16ビットの情報語(m0〜m15)と10ビットの検査語及びオフセット語(C´0〜C´9)とから構成される。なお、RDSデータの送信速度は、1187.5ビット/秒である。
ブロックAには、国名データや番組データからなるネットワークを示す番組識別データ(PIコード: Program Identification code)が配置される。PIコードは、4ビットの国名データと、4ビットの地域データと、8ビットの番組データとの3つの要素から構成される。ブロックBには、交通情報番組を放送する交通情報放送局であることを示す交通情報放送局識別データ(TPコード: Traffic program Identification Code)や交通情報に係る放送番組が始まることを示す交通アナウンス識別データ(TAコード: Traffic Announcement code)が配置される。ブロックCには、同一番組を放送している放送局群の各放送局の周波数に係るデータが配置される。換言すれば、ブロックCには、代替局周波数データ(AFデータ: Alternative Frequency Code)が配置される。ブロックDには、放送局名やネットワーク名等の放送局名データ(PSコード: Program Service code)が配置される。
また、各グループは、その内容に応じて4ビットによりタイプ0〜15の16通りに区別される。さらに、各タイプ(0〜15)に対応してそれぞれ2つのバージョン(A、B)が定義されている。バーションの識別コードはブロックBに配置される。なお、バージョンAに定義されたタイプについては、ブロックAに必ずPIコードが含まれるが、バージョンBに定義されたタイプについては、ブロックAに加えてブロックCにもPIコードが含まれる。
TMCは、RDSデータにおける例えば8Aグループ、換言すれば、バージョンAに定義されたグループ8を利用して放送される。
図2は、TMCを送信する8Aグループのベースバンドコーディング構造を示す。
ブロックAには、PIコードが含まれる。ブロックBには、8Aグループタイプを識別する4ビットのグループタイプ識別コードの他に、メッセージの管理及び拡張システムに関する様々なコードが含まれる。ブロックBには、例えばショートメッセージがあることを示す1ビットのショートメッセージコード「S」と、1つのメッセージが1つのグループデータで送信されるシングルグループメッセージであるか、或は1つのメッセージが複数のグループデータに亘って送信されるか否かを示す1ビットのグループメッセージ識別コード「G」と、大体の渋滞時間を示す3ビットの渋滞時間コード「DP」とを有する。なお、該渋滞時間コードDPは、8段階の渋滞時間(0〜4時間)を示すために使用される。
ブロックCには、例えば迂回路の有無を示す迂回路識別コード「D」と、ロケーションオフセットアドレスを含む3ビットの「EXTENT」コードと、例えば天候状態、工事、交通渋滞等などの情報を示す11ビットの「EVENT」コードが含まれる。ブロックDには、位置情報を示す16ビットの「LOCATION」コードが含まれる。これらコードによる拡張システムを利用することにより、交通渋滞に対する迂回路についても適切に指示する様々な情報等が送信される。
ラジオ受信機は、自動追従機能を有する。ラジオ受信機は、例えば、マルチパス妨害等の外乱により現在受信中の放送局における受信レベルが低下したとき、AFデータに基づいて受信レベルの良好な他の放送局(代替局)を選局する。ラジオ受信機は、受信可能な放送局が多数ある場合、該受信可能な放送局をリスト化する。該受信可能な放送局のリストをステーションリストと呼ぶ。ラジオ受信機は、所定の周期でステーションリストを更新する。他の放送局を選局することにより、外乱の影響を受けること無く常に受信良好な同一番組の放送をユーザに提供することができる。
また、ラジオ受信機は、TPコードに応じて交通情報放送局を識別し、TAコードに応じて交通情報番組が行われることを識別する。ラジオ受信機は、交通情報放送局及び/又は交通情報番組の識別通知を当該受信装置の表示部に表示する。識別通知を表示部に表示することにより、交通情報を望むドライバにとっては該交通情報放送局及び/又は該番組放送開始を認識することができるため非常に便利である。
また、ラジオ受信機は、送信されるTMCデータを受信して順次記憶することができる。TMCデータは、交通情報用の放送番組が無くても送信されるので、受聴中の放送番組を途中で中断させることなく、交通情報を取得できる。
特開2002−344340号公報
ラジオ受信機は、RDS-TMCの受信時間を分割して、ステーションリストを更新する。該ラジオ受信機は、TMC受信の合間に、PIコードスキャンとPSコードスキャンをフルスキャンで実施することによりステーションリストを更新する。以下、本明細書では、RDS-TMCの受信時間は、TMCの受信時間と呼ばれることもある。
図3は、RDS-TMCチューナにおけるステーションリストの更新を示すタイムチャートの一例を示す。図3に示されるタイムチャートには、ユーザの操作により切り替え可能な、FMラジオの画面とナビゲーション(Navi)画面との切り替えと、RDS-TMCチューナにより実行されるTMC受信とステーションリストサーチとの切り替えが示される。また、図3には、TMCデータの送信が示される。TMCデータは放送局により送信される。
図3によれば、ユーザによる操作とTMCデータの送信時間(周期)に関係なく、RDS-TMCチューナは一定の動作を実行する。
図3によれば、t1の間TMCを受信し、該TMCの受信の後のt2の間ステーションリストサーチを行う。該t1はTMCの受信に要する時間である。該t2は、PIコード及び/又はPSコードの受信に要する時間であり、ラジオ受信機の周辺に位置する放送局の数に依存する。TMC情報の長さは規格により規定されており、最長15分である。換言すれば、交通情報を取得するためには、最長15分間データを取得しないと、周辺の交通情報を取得することができない。TMCのサービス提供時間が15分間である場合に一部分のデータを受信できなかった場合には、該サービス提供時間と次のサービス提供時間はTMCを受信する必要がある。例えば、サービス提供時間の先頭部分のデータを受信できなかった場合には、ステーションリストを更新するためのフルスキャンは約30分後となる。サービス提供時間の先頭部分のデータを受信できない状況が続いた場合には、ステーションリストの更新頻度は30分となる。
実際には、TMCのサービス提供平均時間は5分程度であり、サービス提供時間の15分の間に該5分程度のサービスが3回繰り返される場合が多い。例えば、サービス提供平均時間が5分間である場合に一部分のデータを受信できなかった場合には、該サービス提供平均時間と次のサービス提供平均時間の5分間はTMCを受信する必要がある。例えば、サービス提供平均時間の先頭部分のデータを受信できなかった場合には、ステーションリストを更新するためのフルスキャンは約10分後となる。サービス提供平均時間の先頭部分のデータを受信できない状況が続いた場合には、ステーションリストの更新頻度は10分となる。
従って、TMCの先頭部分のデータを受信できない状況が続いた場合には、ステーションリストの更新頻度は、10分から30分程度となる。
TMCを受信するためには、TMCを放送している放送局にチューナを合わせる必要がある。一方、RDSデータは各放送局により送信されるため、該各放送局にチューナを合わせる必要がある。TMCを受信するためにTMCを放送している放送局にチューナを合わせている間は、他の放送局を探索することができない。
また、ステーションリストの更新のためのフルスキャンを最優先とした場合、PIコード及びPSコードのスキャンには5分程度の時間が必要である。従って、該更新されたステーションリストは、最短で5分、最長で約30分後に提供される。従って、提供されたステーションリストが、実際の状況を反映したものでない場合もある。
また、ステーションリストの更新が行われる際には、フルスキャンが実行される。フルスキャンでは、PIコードのスキャンと、PSコードのスキャンとが行われる。従って、ステーションリストの更新が開始されると、しばらくの間は、放送局の選局はできない。
また、例えば、車両がトンネルを通過した場合、該車両に搭載されたラジオ受信機は、TMCを放送している放送局をサーチする必要がある。TMCを放送する放送局はステーションリストに含まれるため、該ラジオ受信機は、TMCを放送する放送局をサーチするためにステーションリストの更新を行う。ステーションリストの更新が行われるため、トンネルを通過してしばらくの間は、放送局の選局はできない。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、ステーションリストの更新タイミングと交通情報の受信タイミングとを状況に応じて変更できるラジオ受信機及び方法を提供することを目的とする。
本ラジオ受信機は、
ラジオデータシステムにより提供される放送局情報及び/又は交通情報を受信し、該交通情報を車載機に提供する受信部と、
該受信部により受信された放送局情報に基づいて、受信可能な放送局のリストを設定する放送局リスト設定部と、
前記車載機から、該車載機の状態を示す状態情報を取得する状態情報取得部と、
該状態情報取得部により取得された状態情報に基づいて、前記放送局のリストを更新するか、前記車載機に交通情報を提供するかを設定する動作モード設定部と、
該動作モード設定部による設定に従って、前記受信部により受信すべき情報を変更する受信情報変更部と
を有する。
本方法は、
ラジオデータシステムにより提供される放送局情報及び/又は交通情報を受信する受信ステップと、
該受信ステップにより受信された交通情報を車載機に提供する交通情報提供ステップと、
前記受信ステップにより受信された放送局情報に基づいて、受信可能な放送局のリストを設定する放送局リスト設定ステップと、
前記車載機から、該車載機の状態を示す状態情報を取得する状態情報取得ステップと、
該状態情報取得ステップにより取得された状態情報に基づいて、前記放送局のリストを更新するか、前記車載機に交通情報を提供するかを設定する動作モード設定ステップと、
該動作モード設定ステップによる設定に従って、前記受信ステップにより受信すべき情報を変更する受信情報変更ステップと
を有する。
開示のラジオ受信機及び方法によれば、ステーションリストの更新タイミングと交通情報の受信タイミングとを状況に応じて変更できる。
RDSデータのベースバンドコーディング構造の一例を示す説明図である。 TMCのベースバンドコーディング構造の一例を示す説明図である。 RDS-TMCチューナにおけるステーションリストの更新タイミングの一例を示すタイムチャートである。 一実施例に従ったシステムを示す機能ブロック図である。 一実施例に従ったラジオ受信機を示す機能ブロック図である。 一実施例に従ったラジオ受信機の動作の一例を示すフローチャートである。 一実施例に従ったラジオ受信機の動作の一例を示すフローチャートである。 一実施例に従ったラジオ受信機の動作の一例を示すフローチャートである。 一実施例に従ったラジオ受信機の動作の一例を示すタイムチャートである。 一実施例に従ったラジオ受信機の動作の一例を示タイムチャートである。
次に、本発明を実施するための形態を、以下の実施例に基づき図面を参照しつつ説明する。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を用い、繰り返しの説明は省略する。
<システム>
図4は、本実施例に従ったシステムを示す。
本システムは、ラジオ受信機100と、ナビゲーション装置200とを有する。
本ラジオ受信機100は、ナビゲーション装置200の状態と、受信環境とに応じて、ステーションリストの更新タイミングを動的に変更する。本実施例では、ナビゲーション装置200の状態に応じて、ステーションリストの更新タイミングを動的に変更する例について説明するが、より一般的には車載機であってもよい。該車載機には、ナビゲーション装置とオーディオとが一体となった装置が含まれてもよい。
<ラジオ受信機>
本ラジオ受信機100は、メインチューナ102と、サブチューナ104と、RDS-TMCチューナ106と、ディーエスピー(DSP: Digital Signal Processor)108と、オーディオCPU(Central Processing Unit)110とを有する。
メインチューナ102は、アンテナを介してラジオを受信する。メインチューナ102は、受信した音声信号をDSP108に入力する。
サブチューナ104は、メインチューナ102とともに、アンテナを介してラジオを受信する。サブチューナ104は、受信した音声信号をDSP108に入力する。また、同一又は隣接地域で同一番組を異なる周波数で放送している場合があるので、サブチューナ104は、代替周波数で、他の周波数の状況をスキャンするようにしてもよい。
RDS-TMCチューナ106は、アンテナを介してRDSデータ及び/又はTMCを受信する。RDS-TMCチューナ106は、TMCを送信する放送局からRDSデータ及びTMCを受信する。RDS-TMCチューナ106は、RDSデータ及び/又はTMCが含まれるコンポジット信号をDSP108及びナビゲーション装置200に入力する。上述したように、RDSデータにはPIコード、PSコードなどの文字情報が含まれ、TMCには交通情報が含まれる。
DSP108は、メインチューナ102、サブチューナ104、及びRDS-TMCチューナ106と接続される。DSP108は、オーディオCPU110の制御により、メインチューナ102及びサブチューナ104により入力された音声信号を音声化し、スピーカ(図示なし)に出力する。DSP108は、メインチューナ102により入力された音声信号と、サブチューナ104により入力された音声信号とを合成することにより、最適な受信状態を継続する。複数のチューナにより受信された音声信号を合成することにより、位相ダイバーシチ(Phase Diversity)の効果を得ることができる。また、DSP108は、RDS-TMCチューナ106により入力されたコンポジット信号からRDSデータ及び/又はTMCを取得し、該RDSデータ及び/又はTMCをオーディオCPU110に入力する。また、DSP108は、サブチューナ104により入力された同一又は隣接地域で同一番組を放送する他の周波数の情報(以下、代替周波数情報とよぶ)をオーディオCPU110に入力する。また、DSP108は、電界強度スキャンを行い、電界強度と周波数との関係を取得し、オーディオCPU110に、該電界強度と周波数との関係を示す情報を入力する。
オーディオCPU110は、DSP108及びRDS-TMCチューナ106と接続される。
図5は、オーディオCPU110を示す機能ブロック図である。
オーディオCPU110は、操作状況判定部1102と、動作モード設定部1104と、受信状況判定部1106と、リスト更新部1108と、TMCデータ判定部1110とを有する。
操作状況判定部1102は、ナビゲーション装置200と接続され、該ナビゲーション装置200から該ナビゲーション装置200の操作状況を示す情報(以下、操作状況情報と呼ぶ)を取得する。該操作状況情報は、ナビゲーション装置200の表示画面を示す情報であってもよい。そして、操作状況判定部1102は、操作状況情報に基づいて、ナビゲーション装置200により行われている操作を判定する。例えば、ラジオ操作又は該ラジオ操作以外の操作が行われているかを判定するようにしてもよい。該ラジオ操作以外の操作には、ナビゲーションの操作が含まれる。操作状況判定部1102は、ナビゲーション装置200により行われている操作を示す情報(以下、操作情報と呼ぶ)を動作モード設定部1104に入力する。
動作モード設定部1104は、操作状況判定部1102と接続され、該操作状況判定部1102により入力された操作情報に基づいて、当該ラジオ受信機100の動作モードを変更する。例えば、該動作モードには、「ステーションリストサーチ」と「RDS-TMC局受信」とが含まれる。「ステーションリストサーチ」は、RDSサーチが行われることによりステーションリストの更新を行う動作モードである。「ステーションリストサーチ」の期間にAFリストの更新が行われてもよい。「RDS-TMC局受信」は、TMC受信を行う動作モードである。動作モードとして「ステーションリストサーチ」が選択された場合には、TMC受信よりも、ステーションリストの更新が優先される。動作モードとして「RDS-TMC局受信」が選択された場合には、ステーションリストの更新よりもTMC受信が優先される。動作モード設定部1104は、設定した動作モードを受信状況判定部1106に通知する。
受信状況判定部1106は、DSP108、動作モード設定部1104及びRDS-TMCチューナ106と接続され、該動作モード設定部1104により入力された動作モードに基づいて、RDS-TMCチューナ106を制御する。また、受信状況判定部1106は、電波環境が正常であるかどうかを判定する。例えば、受信状況判定部1106は、RDS-TMC受信ができているかを判定するようにしてもよいし、ラジオ受信ができているかを判定するようにしてもよい。
また、電波状況判定部1106は、RDS-TMC受信及びラジオ受信ができているかを判定するようにしてもよい。また、受信状況判定部1106は、動作モードとして「ステーションリストサーチ」が入力された場合に、リスト更新部1108に、動作モードとして「ステーションリストサーチ」が設定されたことを通知する。動作モードとして「ステーションリストサーチ」が入力された場合に、受信状況判定部1106は、リスト更新部1108に、ステーションリスト及び/又はAFリストの更新を行うように命令するようにしてもよい。また、受信状況判定部1106は、動作モードとして「RDS-TMC局受信」が入力された場合に、TMCデータ判定部1110に、動作モードとして「RDS-TMC局受信」が設定されたことを通知する。動作モードとして「RDS-TMC局受信」が入力された場合に、受信状況判定部1106は、TMCデータ判定部1110に、TMCデータを判定するように命令するようにしてもよい。
リスト更新部1108は、DSP108、受信状況判定部1106、及びナビゲーション装置200と接続され、該受信状況判定部1106による通知に応じて、DSP108により入力されるRDSデータに基づいて、ステーションリストの更新を行う。また、リスト更新部1108は、DSP108により入力される代替周波数情報に基づいて、AFリストを更新する。そして、リスト更新部1106は、更新後のステーションリスト及び/又はAFリストをナビゲーション装置200に入力する。
TMCデータ判定部1110は、DSP108、受信状況判定部1106、及びナビゲーション装置200と接続される。TMCデータ判定部1110は、受信状況判定部1106による通知に応じて、DSP108により入力されるTMCデータに基づいて、TMC受信に関する制御を行う。
<ナビゲーション装置>
ナビゲーション装置200は、RDS-TMCチューナ106により入力されたコンポジット信号から交通情報を取得し、該交通情報を設定する。そして、ナビゲーション装置200は、設定した交通情報を表示する。また、ナビゲーション装置200は、該交通情報に基づいて、ナビゲーション動作を行うようにしてもよい。また、ナビゲーション装置200は、ユーザによる当該ナビゲーション装置200の操作状況を示す操作状況情報をオーディオCPU110に入力する。該操作状況情報には、当該ナビゲーション装置200に表示されている画面情報であってもよい。また、ナビゲーション装置200は、オーディオCPU110により入力されたステーションリスト及び/又はAFリストを設定する。
<ラジオ受信機の動作>
図6は、本ラジオ受信機100の動作を示すフロー図である。
本ラジオ受信機100は、受信状況が悪化した場合には、ステーションリストの更新を優先する。
本ラジオ受信機100は、周波数スキャン(走査)を行う。該周波数スキャンには、電界強度のスキャンと、PIコードのスキャンと、PSコードのスキャン(フルスキャン)とが含まれる。電界強度のスキャンは、周波数と電界強度との関係を求めるためのスキャンである。電界強度のスキャンは、ラジオの受信帯域全体をスキャンした場合でも6sec程度である。PIスキャンは、PIコードを取得するためのスキャンである。PIスキャンは、局数が100の場合、2分程度である。PSスキャンは、PIコードとPSコードとを取得するためのスキャンである。PSスキャンでは、全周波数帯域がスキャンされる。PSスキャンは、局数が100の場合、4分程度である。
電界強度スキャン、PIコードスキャン、PSコードスキャンとなるに従って、データ内部の解析のために、オーディオCPU110における処理時間が必要となるため、スキャンに要する時間が長くなる。従って、本ラジオ受信機100では、電界強度スキャンにより、周波数と電界強度との関係を求めることにより状態を監視し、状態が著しく変化した場合に、電波環境が変化したと判断する。例えば、周波数と電界強度との関係を示すテーブルを保持するようにしてもよい。例えば、電界強度が高い順に、放送局と、周波数と、電界強度とがリスト化されてもよい。そして、電界強度スキャンを実施し、該テーブルと異なる場合には、電波環境が変化したと判断するようにしてもよい。電界強度スキャンにより電波環境の変化を検出し、該電波環境の変化が検出された後に、必要に応じて、PIコードスキャン、PSコードスキャンが行われる。そして、周波数と電界強度との関係を示すテーブルが更新される。複数のスキャンを併用することにより、処理時間を短縮できる。
また、本フローでは、TMCのサービス提供時間がtaであるとする。すなわち、ta毎にTMCデータが更新される。
ラジオ受信機100は、ナビゲーション装置200の画面にラジオ操作画面が表示されているかを判断する(ステップS602)。例えば、操作状況判定部1102は、ナビゲーション装置200により入力された操作状況情報に基づいて、ナビゲーション装置200の画面にラジオ操作画面が表示されているかどうかを判定する。また、操作状況判定部1102は、ナビゲーションの画面以外の画面であるかどうかを判定するようにしてもよい。換言すれば、操作状況判定部1102は、ラジオを使用している際に表示されると想定される画面であるかどうかを判定するようにしてもよい。例えば、CD(Compact Disc)やHD(hard disk)オーディオなどの操作画面が表示されている場合には、ラジオが使用されていないと判定される。
ナビゲーション装置200の画面にラジオ操作画面が表示されている場合(ステップS602:YES)、ラジオ受信機100は、「RDS-TMC局受信」に対して、「ステーションリストサーチ」を優先モードとする(ステップS604)。例えば、動作モード設定部1104は、「ステーションリストサーチ」を優先モードとする。「ステーションリストサーチ」を優先モードとすることにより、走行中に、現在受信している放送局からの電波の受信状態が悪化した場合でも、ステーションリストが最新のものに更新されるため、受信状態の良好な放送局に切り替えることができる。
ラジオ受信機100は、RDS-TMCデータの更新からの時間経過がta以下であるかどうかを判定する(ステップS606)。例えば、受信状況判定部1106は、RDS-TMCデータの更新からの時間経過がta以下であるかどうかを判定する。
TMCを受信してからの経過時間がtaを超える場合(ステップS606:NO)、ラジオ受信機100は、電波環境は正常であるかどうかを判定する(ステップS608)。例えば、電波状況判定部1106は、電波環境は正常であるかどうかを判定する。例えば、電波状況判定部1106は、RDS-TMC受信ができているかどうかを判定するようにしてもよいし、ラジオ受信ができているかどうかを判定するようにしてもよい。また、電波状況判定部1106は、RDS-TMC受信及びラジオ受信ができているかどうかを判定するようにしてもよい。具体的には、電波状況判定部1106は、交通情報を示す文字情報を受信できているかどうかにより、TMCが受信できているかどうかを判断する。また、電波状況判定部1106は、電界強度に基づいてラジオ放送が受信できているかどうかを判断するようにしてもよいし、PIコードを取得できるかどうかによりラジオ放送が受信できているかどうかを判断するようにしてもよい。
ステップS606によりTMCを受信してからの経過時間がta以下であると判定された場合(ステップS606:YES)及びステップS608により電波環境は正常でないと判定された場合(ステップS608:NO)、TMC及び/又はラジオの受信ができていないことになるため、ラジオ受信機100は、周波数スキャンを実施し、帯域内の電界強度と周波数との関係が変化しているかどうかを判定する(ステップS610)。例えば、リスト更新部1108は、DSP108に電界強度のスキャンを実施させる。そして、リスト更新部1108は、DSP108から、帯域内の電界強度と周波数との関係を取得し、該帯域内の電界強度と周波数との関係が変化しているかどうかを判定する。電界強度のスキャンを行うことにより、フルスキャンと比較して、スキャン処理時間を短縮できる。
帯域内の電界強度と周波数との関係が変化していると判定された場合(ステップS610:YES)、ラジオ受信機100は、電波強度順に、予め設定された数の周波数のチャネルを保持する(ステップS612)。例えば、リスト更新部1108は、電波強度順に、予め設定された数の周波数のチャネルを保持する。例えば、リスト更新部1108は、64個の周波数と予備のチャネルとを保持するようにしてもよい。該64個の周波数は一例であり、適宜変更可能である。
ラジオ受信機100は、PIコードを取得する(ステップS614)。例えば、リスト更新部1108は、ステップS612により、電界強度順に保持された放送局の設定情報に基づいて、PIコードを取得する。例えば、電界強度順に、PIコードを取得するようにしてもよい。
ラジオ受信機100は、ステップS614により取得されたPIコードと、PI、PS対照データとを比較する(ステップS616)。リスト更新部1108は、ステップS614により取得されたPIコードと、例えば、データベースに格納されたPI、PS対照データとを比較する。
ラジオ受信機100は、ステップS614により取得されたPIコードが、PI、PS対照データに含まれるかを判断する(ステップS618)。リスト更新部1108は、ステップS614により取得されたPIコードが、PI、PS対照データに含まれるかを判断する。取得されたPIコードがPI、PS対照データに含まれるかを判断することにより、取得されたPIコードに対応する放送局が、現在設定されているステーションリストに含まれるかどうかを判断できる。
ステップS614により取得されたPIコードが、PI、PS対照データに含まれないと判断された場合(ステップS618:NO)、ラジオ受信機100は、ステップS614により取得されたPIコードに対応するPSコードを取得する(ステップS620)。リスト更新部1108は、ステップS614により取得されたPIコードが、PI、PS対照データに含まれないと判断した場合、該PI、PS対照データに含まれないPIコードに対応するPSコードを取得する。PI、PS対照データに含まれないPIコードに対応するPSコードを取得することにより、全PIコードに対応するPSコードを取得する必要がない。現在設定されているPI、PS対照データに含まれないPIコードに対応するPSコードを取得することにより、差分情報のみを取得できるため、処理時間を短縮できる。
ラジオ受信機100は、PI、PSデータのテーブルを更新する(ステップS622)。リスト更新部1108は、PI、PSデータのテーブルを更新する。
ステップS618により取得されたPIコードが、PI、PS対照データに含まれると判断された場合(ステップS618:YES)、及びステップS622によりPI、PSデータのテーブルの更新が行われた後、ラジオ受信機100は、ステーションリストの更新を行う(ステップS624)。例えば、ステップS618により取得されたPIコードが、PI、PS対照データに含まれる場合には、電界強度順に、放送局を並べ替えることによりステーションリストを更新する。ステップS622によりPS、PIデータの更新が行われた場合には該更新されたPS、PIデータにより、電界強度順に、放送局を並べ替えることによりステーションリストを更新する。
ラジオ受信機100は、RDS-TMC局に、受信周波数を設定する(ステップS626)。例えば、受信状況判定部1106は、ステップ624により更新されたステーションリストを参照し、RDS-TMCチューナ106を制御することによりRDS-TMC局に、受信周波数を設定する。ステーションリストが更新されていることにより、該ステーションリストに含まれるRDS-TMC局も更新されていると想定されるためである。
ラジオ受信機100は、ラジオ受信シーケンスを継続する(ステップS628)。オーディオCPU110は、ラジオ受信シーケンスを継続する。その後、ステップS602に戻る。
ステップS608により電波環境が正常であると判定された場合(ステップS608:YES)、ラジオ受信機100は、TMCを受信してからの経過時間がta×2を超えているかどうかを判断する(ステップS630)。例えば、受信状況判定部1106は、TMCを受信してからの経過時間がta×2を超えているかどうかを判定する。
ステップS630によりTMCを受信してからの経過時間がta×2を超えていないと判断された場合(ステップS630:NO)、TMC受信を行うべき時間の前であるため、ステップS610に遷移する。TMCはta時間毎に更新されるためである。
ステップS630によりTMCを受信してからの経過時間がta×2を超えていると判断された場合(ステップS630:YES)、ラジオ受信機100は、タイムアウトしたと判断し、RDS-TMC局を受信する(ステップS632)。例えば、受信状況判定部1106は、TMCを受信できるように、RDS-TMCチューナ106を制御する。
ラジオ受信機100は、TMCのデータサイズに基づいて、データ更新間隔taを演算により求める(ステップS634)。例えば、TMCデータ判定部1110は、TMCのデータサイズに基づいて、データ更新間隔taを演算することにより求める。該データ更新間隔taは、TMCのサービス提供平均時間であってもよいし、TMC情報の長さであってもよい。放送局により放送されるTMCのデータサイズも変わるため、TMCの受信が行われた場合には、データ更新間隔taを再設定することが好ましい。
ラジオ受信機100は、TMCの受信が成功したかどうかを判定する(ステップS636)。例えば、TMCデータ判定部1110は、TMCの受信が成功したかどうかを判定する。例えば、誤り率により判定するようにしてもよい。
TMCの受信が成功したと判定された場合(ステップS636:YES)、ラジオ受信機100は、ナビゲーション装置200にTMCデータを更新するように命令する(ステップS638)。例えば、TMCデータ判定部1110は、TMCの受信が成功したと判定した場合、ナビゲーション装置200へTMCの受信が成功したことを通知する。TMCの受信が成功した場合、TMCデータ判定部1110は、ナビゲーション装置200へTMCデータを更新するように命令してもよい。その後、ステップS602に戻る。TMCの受信が成功したと判定された場合に、ナビゲーション装置200にTMCデータを更新させることにより、ナビゲーション装置200により使用される交通情報を最新のものに設定できる。
ステップS636によりTMCの受信が成功したと判定されない場合(ステップS636:NO)、ラジオ受信機100は、TMCの電界強度が十分であるかどうかを判定する(ステップS640)。例えば、TMCデータ判定部1110は、TMCの受信電界強度が十分であるかどうかを判定する。TMCの受信電界強度が十分であるかどうかを判定することにより、電界強度が十分でないため受信できなかったのか、電界強度は十分であったが一時的に電界強度が低下したため受信できなかったのかを判定できる。
TMCの受信強度が十分であると判定された場合(ステップS640:YES)、ラジオ受信機100は、該TMCの受信の試行が3度目(以上)であるかどうかを判定する(ステップS642)。例えば、TMCデータ判定部1110は、TMCの受信強度が十分であると判定した場合、該TMCの受信の試行が3度目であるかどうかを判定する。該3度目は一例であり、TMCの受信の試行回数として任意に設定できる。
TMCの受信の試行が3度目であると判定された場合(ステップS642:YES)、ステップS610に遷移する。3回試行してもTMCの受信が失敗した場合には、帯域内の電界強度と周波数との関係に変化が生じていると想定される。従って、電界強度のスキャンを実施する(ステップS610)。
ステップS640によりTMCの受信強度が十分でないと判定される場合(ステップS640:NO)、ステップS610に遷移する。TMCの受信強度が十分でない場合には、帯域内の電界強度と周波数との関係に変化が生じていると想定される。従って、電界強度のスキャンを実施する。
ステップS642によりTMCの受信の試行が3度目でないと判定された場合(ステップS642:NO)、ステップS632に遷移する。TMCの受信の試行が3度目でない場合には、一時的にTMCの電界強度が低下したために受信できなかったと想定される。従って、再度TMCの受信を試行する。
ステップS602によりナビゲーション装置200の画面にラジオ操作画面が表示されていない場合(ステップS602:NO)、ラジオ受信機100は、「ステーションリストサーチ」に対して、「RDS-TMC局受信」を優先モードとする(ステップS644)。そして、後述するステップS802に遷移する。
本ラジオ受信機100によれば、電波環境に応じて、ステーションリストの更新タイミングと、TMCの更新タイミングとを動的に変更できる。従って、ユーザが放送局を選局する際に使用するステーションリストを最新のものとすることができる。また、ステーションリストの更新が優先される期間に、AFリストの更新も可能であるため、電波環境の変化に応じて、受信可能な放送局への変更が容易である。また、TMCを受信する放送局も最新のものとすることができる。
例えば、ユーザがラジオを聴いているときには、RDS情報を優先的に受信できるように設定される。RDS情報を優先的に受信できるように設定されることにより、ステーションリストの更新を早期に行うことができる。ステーションリストの更新を早期に行うことができるため、受信状態が悪化してもユーザに最新のステーションリストを提供できる。また、例えば、ユーザがラジオを聴いていないときには、TMC情報を優先的に受信できるように設定される。TMC情報を優先的に受信できるように設定されることにより、交通情報の更新を早期に行うことができる。交通情報の更新を早期に行うことができるため、道路状況が変化した場合でも、最新の交通情報に更新できる。最新の交通情報に更新できるため、該最新の交通情報を提供できる。
<ステーションリストの更新フロー>
図7は、ステーションリストの更新フローを示す。
本ラジオ受信機100は、ステーションリストを更新する際に、全放送局を更新するか、一部の放送局を更新するかを設定できる。さらに、一部の放送局を更新するように設定されている場合には、更新すべき放送局数を設定できる。例えば、一部の放送局として、画面に表示可能な放送局を更新するように設定してもよい。更新すべき放送局数は予め設定されてもよいし、ユーザにより設定されるようにしてもよい。以下、更新すべき放送局数を閾値と呼ぶ。
ラジオ受信機100は、ユーザにより全放送局を更新するように設定されたかどうか、一部の放送局を更新するように設定されたかどうかを判定する。例えば、リスト更新部1108は、全放送局を更新するように設定されたかどうか、一部の放送局を更新するように設定されたかどうかを判定する。例えば、リスト更新部1108に、ユーザのステーションリストに関する操作に対応する操作信号が入力されてもよい。
一部の放送局を更新するように設定された場合(ステップS702:部分更新)、ラジオ受信機100は、ステーションリストに含まれる放送局のうち、入れ替えるべき放送局の数が閾値を超えているかどうかを判定する(ステップS704)。例えば、リスト更新部1108は、取得できた放送局と、保持しているステーションリストとを比較し、入れ替えるべき放送局の数を求める。そして、リスト更新部1108は、入れ替えるべき放送局の数が閾値を超えるかどうかを判定する。例えば、取得できた放送局の内、保持しているステーションリストに含まれない放送局の数を求めてもよい。そして、該放送局の数が閾値を超えるかどうかを判定するようにしてもよい。
ステップS702により全放送局を更新するように設定された場合(ステップS702:全更新)及びステップS704により入れ替えるべき放送局の数が閾値を超えると判定された場合(ステップS704:YES)、ラジオ受信機100は、保持しているステーションリストをクリアして、受信状態のよい順に、取得できた放送局をソーティングし、順次表示する(ステップS706)。例えば、リスト更新部1108は、全放送局を更新するように設定された場合及びステップS704により入れ替えるべき放送局の数が閾値を超えると判定された場合、保持しているステーションリストに含まれる放送局をクリアして、取得できた放送局に基づいて、ステーションリストを更新する。そして、リスト更新部1108は、ステーションリストをナビゲーション装置200に入力する。ナビゲーション装置200は、リスト更新部1108により入力されたステーションリストを設定する。
ステップS704により入れ替えるべき放送局の数が閾値以下であると判定された場合(ステップS704:NO)、ラジオ受信機100は、現在のステーションリストに含まれる放送局をクリアせず、受信状態に基づいて、該受信状態のよい順序に変化が生じている放送局を入れ替える(ステップS708)。例えば、リスト更新部1108は、入れ替えるべき放送局の数が閾値を超えていないと判定された場合、現在のステーションリストに含まれる放送局をクリアせず、受信状態に基づいて、該受信状態のよい順序に変化が生じている放送局を入れ替える。例えば、順番を入れ替えるようにしてもよい。
ステップS706及びS708の処理の終了後、図6を参照して説明したステップS602に戻る。
本ステーションリストの更新フローにおいて、全放送局を更新するための閾値を設定できるようにしてもよい。全放送局を更新するための閾値を設定できることにより、更新すべき放送局の数を超え、全放送局を更新するための閾値以下の場合には、入れ替えるべき放送局が入れ替えられるが、全放送局は更新されない。更新すべき放送局の数を超えた場合でも、全放送局を更新する必要がない場合もある。従って、全放送局を更新する必要がある場合にのみ、全放送局を更新できる。
本ステーションリストの更新フローによれば、ステーションリストを更新する際に、全放送局を更新するか、一部の放送局を更新するかを設定できる。一部の放送局を更新するように設定できることにより、ステーションリストの更新時間を短縮できる。
さらに、一部の放送局を更新すると設定された場合に、更新すべき放送局数を設定できる。更新すべき放送局数を設定できることにより、必要な放送局数だけを更新できる。さらに、一部の放送局を更新すると設定された場合でも、入れ替えるべき放送局の数が更新すべき放送局数を超えた場合には、全放送局が更新される。全放送局が更新されることにより、ステーションリストの精度(正確性)を高めることができる。
本ステーションリストの更新フローによれば、入れ替えるべき放送局の数などにより示される受信環境に応じて、ステーションリストに含まれる放送局を動的に更新できる。
<TMCの受信を優先する場合の処理>
図8は、「ステーションリストサーチ」に対して、「RDS-TMC局受信」を優先モードとするように設定された場合の処理を示す。
TMCの受信を優先するように設定された場合でも、電波環境の変化に基づいて、ステーションリストのサーチを実行するのが好ましい場合もある。受信品質が劣化した状況で、放送局を変更することなくTMC受信を行った場合、TMCの誤り率が増加するためである。従って、受信状態のよい放送局が存在する場合には、該放送局により放送される電波を受信できるように設定する。
図6を参照して説明したステップS644により、「ステーションリストサーチ」に対して、「RDS-TMC局受信」が優先モードに設定される。
ラジオ受信機100は、TMC受信の間に周波数スキャンを実施し、周波数と電界強度との関係を監視する(ステップS802)。例えば、リスト更新部1108は、TMC受信の間にDSP108に周波数スキャンを実施させる。そして、リスト更新部1108は、DSP108から、帯域内の電界強度と周波数との関係を取得し、該周波数と電界強度との関係を監視する。例えば、リスト更新部1108は、電界強度と周波数との関係が変化しているかどうかを監視する。
ラジオ受信機100は、ステップS802により取得した周波数と電界強度との関係に基づいて、ステーションリストに含まれる放送局の電界強度が変化しているかどうかを判定する(ステップS804)。例えば、リスト更新部1108は、ステップS802により取得した周波数と電界強度との関係に基づいて、電界強度に変化が見られる放送局の数及び/又は周波数と電界強度との関係の変化に基づいて、ステーションリストに含まれる放送局の電界強度が変化しているかどうかを判定する。
ステーションリストに含まれる放送局の電界強度は変化していないと判定された場合(ステップS804:NO)、ラジオ受信機100は、TMCの受信ルーチンを継続する(ステップS806)。例えば、リスト更新部1108によりステーションリストに含まれる放送局の電界強度は変化していないと判定された場合、TMCデータ判定部1110は、TMCの受信ルーチンを継続する。そして、図6を参照して説明したステップS602に戻る。
ステーションリストに含まれる放送局の電界強度が変化していると判定された場合(ステップS804:YES)、ラジオ受信機100は、ステーションリストに含まれる放送局以外の周波数のPIコードをTMC受信の間に取得するように設定する(ステップS808)。例えば、リスト更新部1108は、ステーションリストに含まれる放送局の電界強度が変化している判定した場合、ステーションリストに含まれる放送局以外の周波数のPIコードをTMC受信の間に取得するように設定する。
ラジオ受信機100は、取得すべき放送局の数が閾値を超えるかどうかを判定する(ステップS810)。例えば、リスト更新部1108は、取得すべき放送局の数が閾値を超えるかどうかを判定する。
取得すべき放送局の数が閾値を超えると判定された場合(ステップS810:YES)、図7を参照して説明したステップS702に遷移する。取得すべき放送局の数が多い場合には、ステーションリストの更新に関する設定に従って、全放送局又は一部の放送局を更新する。
取得すべき放送局の数が閾値を超えないと判定される場合(ステップS810:NO)、図6を参照して説明したステップS610に遷移する。
本TMCの受信を優先する場合の処理によれば、TMCの受信を優先するように設定された場合でも、受信品質が劣化した状況では放送局が変更される。受信品質が劣化した状況では放送局が変更されるため、受信品質のよい放送局により送信されたTMCを受信できる。TMCの受信を予め設定された時間間隔で行うのではなく、TMCの受信タイミングを電波環境の変化に基づいて動的に変更できるため、TMCの誤り率を低減できる。
<タイムチャート(その1)>
図9は、本ラジオ受信機100の動作を示すタイムチャートである。図9において横軸は時間である。
図9には、ユーザがFMラジオの操作画面とナビゲーション画面とを交互に切り替えた場合のタイムチャートが示される。図9には、ユーザ操作画面、RDS-TMCチューナ、RDS-TMC更新タイマー、TMCデータ、RDS受信状態、FM radio受信状態、周波数強度スキャン、周波数と電界強度との関係の変化、PIコードスキャン、PSデータ取得について示される。
ユーザがナビゲーション画面からラジオ操作画面に切り替えると(1)、ラジオ受信機100は、TMCの受信処理からステーションリストサーチへと切り替え(2)、RDS-TMC更新タイマーをオンにする(3)。そして、ラジオ受信機100は、電界強度スキャンを行う(4)。ここでは、周波数と電界強度との関係に変化がないため、PIコードスキャン及びPSデータの取得は行われない。電界強度スキャンが終了すると、ラジオ受信機100は、TMC受信へと切り替える(5)。
ユーザはラジオ操作画面からナビゲーション画面に切り替える(6)。ナビゲーション画面に切り替えられた場合、ラジオ受信機100は、TMC受信の間に電界強度スキャンを実施する。ラジオ受信機100は、RDS-TMCタイマーにより設定された時間が経過すると(7)、TMCの受信処理からステーションリストサーチへと切り替える(8)。そして、ラジオ受信機100は、電界強度スキャンを行う(9)。電界強度スキャンの結果、周波数と電界強度との関係に変化が検出される(10)。ラジオ受信機100は、周波数と電界強度との関係に変化が検出されたため、PIコードスキャンを行い(11)、新たに検出されたPIコードに対応するPSデータの取得を行う(12)。
ユーザはナビゲーション画面からラジオ操作画面に切り替える(13)。ラジオ受信機100は、ステーションサーチの状態であるため、該状態のまま、電界強度スキャンを行う(14)。ここでは、周波数と電界強度との関係に変化がないため、PIコードスキャン及びPSデータの取得は行われない。電界強度スキャンが終了すると、ラジオ受信機100は、TMC受信へと切り替える(15)。
その後、電波状態が変化し、何も受信できない状態となる。
RDS受信状態がOKからNGとなり(16)、FM Radio受信状態がOKからNGとなる(17)。ラジオ受信機100は、TMCの受信処理からステーションリストサーチへと切り替える(18)。そして、ラジオ受信機100は、電界強度スキャンを行う(19)。電界強度スキャンの結果、周波数と電界強度との関係に変化が検出される(20)。ラジオ受信機100は、周波数と電界強度との関係に変化が検出されたため、PIコードスキャンを行い(21)、新たに検出されたPIコードに対応するPSデータの取得を行う(22)。新たに検出されたPIコードの数が多い場合には、PSデータの取得に要する時間が長くなる。
<タイムチャート(その2)>
図10は、本ラジオ受信機100の動作を示すタイムチャートである。図10において横軸は時間である。
図10には、ユーザがFMラジオの操作画面を維持した場合のタイムチャートが示される。図10には、ユーザ操作画面、RDS-TMCチューナ、RDS-TMC更新タイマー、TMCデータ、RDS受信状態、FM radio受信状態、周波数強度スキャン、周波数と電界強度との関係の変化、PIコードスキャン、PSデータ取得について示される。
ユーザがナビゲーション画面からラジオ操作画面に切り替えると(1)、ラジオ受信機100は、TMCの受信処理からステーションリストサーチへと切り替え(2)、RDS-TMC更新タイマーをオンにする(3)。そして、ラジオ受信機100は、電界強度スキャンを行う(4)。ここでは、周波数と電界強度との関係に変化がないため、PIコードスキャン及びPSデータの取得は行われない。電界強度スキャンが終了すると、ラジオ受信機100は、TMC受信へと切り替える(5)。
TMC受信が終了すると、ラジオ受信機100は、ステーションリストサーチへと切り替え(6)、RDS-TMC更新タイマーをオンにする(7)。そして、ラジオ受信機100は、電界強度スキャンを行う(8)。電界強度スキャンの結果、周波数と電界強度との関係に変化が検出される(9)。ラジオ受信機100は、周波数と電界強度との関係に変化が検出されたため、PIコードスキャンを行い(10)、新たに検出されたPIコードに対応するPSデータの取得を行う(11)。
ラジオ受信機100は、ステーションリストサーチに切り替えられている間、電界強度スキャンを行う(12)。電界強度スキャンの結果、周波数と電界強度との関係に変化が検出される(13)。ラジオ受信機100は、周波数と電界強度との関係に変化が検出されたため、PIコードスキャンを行い(14)、新たに検出されたPIコードに対応するPSデータの取得を行う(15)。新たに検出されたPIコードの数が多い場合には、PSデータの取得に要する時間が長くなる。
RDS-TMCタイマーにより設定された時間が経過すると(16)。ラジオ受信機100は、ステーションリストサーチからTMC受信へと切り替える(17)。
ラジオ受信機100は、RDS受信状態がNGとなったことを一時的に検出する(18)。
ラジオ受信機100は、TMCの受信処理からステーションリストサーチへと切り替え(19)、RDS-TMC更新タイマーをオンにする(20)。そして、ラジオ受信機100は、電界強度スキャンを行う(21)。電界強度スキャンの結果、周波数と電界強度との関係に変化が検出される(22)。ラジオ受信機100は、周波数と電界強度との関係に変化が検出されたため、PIコードスキャンを行い(23)、新たに検出されたPIコードに対応するPSデータの取得を行う(24)。
図9及び図10に示されるタイムチャートによれば、RDS-TMCチューナの受信状態が動的に変更される。RDS-TMCチューナの受信状態を動的に変更できるため、ユーザに最新のステーションリスト及び交通情報を提供できる。
本ラジオ受信機によれば、周辺の環境の変化と、ナビゲーション装置200の操作状況に基づいて、RDS-TMCチューナ106の受信状態を動的に変化させることができる。RDS-TMCチューナ106の受信状態には、ステーションリストの更新のための受信、TMCの受信が含まれる。また、サブチューナによるAFリスト更新のための受信が含まれてもよい。
本実施例によれば、複数のスキャン方法を併用することにより処理時間を短縮できる。
これまでは、ラジオを受信できない状態から受信できる状態になった際に、ステーションリストの更新が行われるが、フルスキャンが実行されるため、ステーションリストの更新に5分程度の時間を要していた。本実施例では、電界強度スキャンが実行される場合には6sec程度、PIスキャンが実行される場合には30sec-40sec程度であり、処理時間を短縮できる。
本実施例によれば、ラジオ受信機が提供される。
該ラジオ装置は、
ラジオデータシステムにより提供される放送局情報及び/又は交通情報を受信し、該交通情報を車載機に提供する、RDS-TMCチューナとしての受信部と、
該受信部により受信された放送局情報に基づいて、受信可能な放送局のリストを設定するリスト更新部としての放送局リスト設定部と、
前記車載機から、該車載機の状態を示す状態情報を取得する操作状況判定部としての状態情報取得部と、
該状態情報取得部により取得された状態情報に基づいて、前記放送局のリストを更新するか、前記車載機に交通情報を提供するかを設定する動作モード設定部と
該動作モード設定部による設定に従って、前記受信部により受信される情報を変更する受信状況判定部としての受信情報変更部と
を有する。
車載機の状態に応じて、放送局のリストを更新するか、車載機に交通情報を提供するかを設定することにより、状況に応じて、放送局のリストを更新するタイミング及び車載機に交通情報を提供するタイミングを変更できる。
さらに、前記状態情報取得部は、車載機の画面に表示されている画面情報を取得する。車載機の画面に表示されている画面情報を取得することにより、車載機の状態を判定できる。例えば、ユーザがラジオを聴いているかを想定できる。
さらに、前記受信情報変更部は、前記状態情報取得部により取得された車載機の画面情報がラジオ操作画面である場合に、放送局情報が受信されるように設定する。
車載機の画面情報がラジオ操作画面である場合に放送局のリストを更新することにより、ユーザが選択できる放送局のリストであるステーションリストを常に最新の状態とすることができる。
さらに、前記受信情報変更部により放送局情報が受信されるように設定された場合に、代替局周波数リストの更新を行うサブチューナとしての代替局周波数リスト更新部を有する。
放送局のリストを更新することが優先される設定がされた場合に代替局周波数リストの更新を行うことにより、ステーションリストを常に最新の状態とできることに加え、AFリストも更新されるため、電波環境の変化に応じて、受信可能な放送局への変更が可能となる。
さらに、電波環境を判定する受信状況判定部としての電波環境判定部を有する。前記受信情報変更部は、前記電波環境判定部により電波環境が正常でないと判定された場合に、周波数スキャンを実行するように前記受信部を制御し、前記放送局リスト設定部は、前記受信部により受信された放送局情報に基づいて、受信可能な放送局のリストを更新する。
電波環境が正常でないと判定された場合に周波数スキャンを実行することにより、受信状態が悪化した場合に、ステーションリストを更新できる。
さらに、前記放送局リスト設定部は、前記周波数スキャンの結果、新たな放送局情報が受信された場合、放送局のリストを更新する。
新たな放送局情報が受信された場合に該新たな放送局を含むように放送局のリストを更新することにより、新たな放送局が検出された場合に、放送局のリストを更新できる。
さらに、前記受信部により受信された交通情報に基づいて、該交通情報の更新間隔を演算するTMCデータ判定部としての更新間隔演算部を有する。前記電波環境判定部は、前記更新間隔が経過したかに基づいて、電波環境を判定する。
交通情報に基づいて該交通情報の更新間隔を演算することにより、放送されるTMCのデータサイズも変化した場合でも、TMCの受信が行われた場合には、データ更新間隔を再設定できる。
さらに、前記放送局リスト設定部は、放送局のリストを更新する際に、前記受信部により受信された放送局情報に基づいて、一部の放送局を入れ替える。
受信された放送局情報に基づいて一部の放送局を入れ替えることにより、処理時間を短縮できる。
さらに、前記受信情報変更部は、前記状態情報取得部により取得された車載機の画面情報がラジオ操作画面以外である場合に、前記交通情報が受信されるように設定する。
車載機の画面情報がラジオ操作画面以外である場合に前記車載機に交通情報を提供することにより、ユーザがラジオを聴いていない場合に、ステーションリストよりも、交通情報を優先して更新できる。
さらに、前記受信情報変更部は、前記受信部により交通情報が受信される間に、周波数スキャンを実行するように前記受信部を制御し、前記放送局リスト設定部は、前記受信部により受信された放送局情報に基づいて、受信可能な放送局のリストを更新する。
ステーションリストよりも、交通情報を優先して更新できるように設定された場合でも、交通情報を送信する放送局の情報を含むステーションリストを更新できる。
以上、本発明は特定の実施例を参照しながら説明されてきたが、各実施例は単なる例示に過ぎず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。説明の便宜上、本発明の実施例に従った装置は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウエアで、ソフトウエアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明は上記実施例に限定されず、本発明の精神から逸脱することなく、様々な変形例、修正例、代替例、置換例等が包含される。
100 ラジオ受信機
102 メインチューナ
104 サブチューナ
106 ラジオデータシステム−トラヒックメッセージチャネル(RDS-TMC: Radio Data System-Traffic Message Channel)チューナ
108 ディーエスピー(DSP: Digital Signal Processor)
110 オーディオCPU(Central Processing Unit)
200 ナビゲーション装置
1102 操作状況判定部
1104 動作モード設定部
1106 受信状況判定部
1108 リスト更新部
1110 TMCデータ判定部

Claims (11)

  1. ラジオデータシステムにより提供される放送局情報及び/又は交通情報を受信し、該交通情報を車載機に提供する受信部と、
    該受信部により受信された放送局情報に基づいて、受信可能な放送局のリストを設定する放送局リスト設定部と、
    前記車載機から、該車載機の状態を示す情報を取得する状態情報取得部と、
    該状態情報取得部により取得された状態情報に基づいて、前記放送局のリストを更新するか、前記車載機に交通情報を提供するかを設定する動作モード設定部と、
    該動作モード設定部による設定に従って、前記受信部により受信される情報を変更する受信情報変更部と
    を有するラジオ受信機。
  2. 請求項1に記載のラジオ受信機において、
    前記状態情報取得部は、車載機の画面に表示されている画面情報を取得するラジオ受信機。
  3. 請求項2に記載のラジオ受信機において、
    前記受信情報変更部は、前記状態情報取得部により取得された車載機の画面情報がラジオ操作画面である場合に、放送局情報が受信されるように設定するラジオ受信機。
  4. 請求項3に記載のラジオ受信機において、
    前記受信情報変更部により放送局情報が受信されるように設定された場合に、代替局周波数リストの更新を行う代替局周波数リスト更新部
    を有するラジオ受信機。
  5. 請求項1に記載のラジオ受信機において、
    電波環境を判定する電波環境判定部
    を有し、
    前記受信情報変更部は、前記電波環境判定部により電波環境が正常でないと判定された場合に、周波数スキャンを実行するように前記受信部を制御し、
    前記放送局リスト設定部は、前記受信部により受信された放送局情報に基づいて、受信可能な放送局のリストを更新するラジオ受信機。
  6. 請求項5に記載のラジオ受信機において、
    前記放送局リスト設定部は、前記周波数スキャンの結果、新たな放送局情報が受信された場合、放送局のリストを更新するラジオ受信機。
  7. 請求項5に記載のラジオ受信機において、
    前記受信部により受信された交通情報に基づいて、該交通情報の更新間隔を演算する更新間隔演算部
    を有し、
    前記電波環境判定部は、前記更新間隔が経過したかに基づいて、電波環境を判定するラジオ受信機。
  8. 請求項1に記載のラジオ受信機において、
    前記放送局リスト設定部は、放送局のリストを更新する際に、前記受信部により受信された放送局情報に基づいて、一部の放送局を入れ替えるラジオ受信機。
  9. 請求項2に記載のラジオ受信機において、
    前記受信情報変更部は、前記状態情報取得部により取得された車載機の画面情報がラジオ操作画面以外である場合に、前記交通情報が受信されるように設定するラジオ受信機。
  10. 請求項9に記載のラジオ受信機において、
    前記受信情報変更部は、前記受信部により交通情報が受信される間に、周波数スキャンを実行するように前記受信部を制御し、
    前記放送局リスト設定部は、前記受信部により受信された放送局情報に基づいて、受信可能な放送局のリストを更新するラジオ受信機。
  11. ラジオデータシステムにより提供される放送局情報及び/又は交通情報を受信する受信ステップと、
    該受信ステップにより受信された交通情報を車載機に提供する交通情報提供ステップと、
    前記受信ステップにより受信された放送局情報に基づいて、受信可能な放送局のリストを設定する放送局リスト設定ステップと、
    前記車載機から、該車載機の状態を示す状態情報を取得する状態情報取得ステップと、
    該状態情報取得ステップにより取得された状態情報に基づいて、前記放送局のリストを更新するか、前記車載機に交通情報を提供するかを設定する動作モード設定ステップと
    該動作モード設定ステップによる設定に従って、前記受信ステップにより受信される情報を変更する受信情報変更ステップと
    を有する方法。
JP2009161653A 2009-07-08 2009-07-08 ラジオ受信機及び方法 Expired - Fee Related JP4962537B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009161653A JP4962537B2 (ja) 2009-07-08 2009-07-08 ラジオ受信機及び方法
EP10251210.0A EP2285024B1 (en) 2009-07-08 2010-07-06 Radio receiver and method of controlling the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009161653A JP4962537B2 (ja) 2009-07-08 2009-07-08 ラジオ受信機及び方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011019041A true JP2011019041A (ja) 2011-01-27
JP4962537B2 JP4962537B2 (ja) 2012-06-27

Family

ID=42813311

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009161653A Expired - Fee Related JP4962537B2 (ja) 2009-07-08 2009-07-08 ラジオ受信機及び方法

Country Status (2)

Country Link
EP (1) EP2285024B1 (ja)
JP (1) JP4962537B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012178757A (ja) * 2011-02-28 2012-09-13 Pioneer Electronic Corp ラジオ放送受信機
JP2013175967A (ja) * 2012-02-27 2013-09-05 Alpine Electronics Inc 受信装置、放送局の表示方法および表示プログラム
JP2013175968A (ja) * 2012-02-27 2013-09-05 Alpine Electronics Inc 受信装置、放送局の表示方法および表示プログラム
KR20130129733A (ko) * 2012-05-21 2013-11-29 현대모비스 주식회사 Dab 방송 수신기 및 수신 방법
JP2014116692A (ja) * 2012-12-06 2014-06-26 Alpine Electronics Inc 車両用放送受信装置
EP2884680A1 (en) 2013-12-14 2015-06-17 Alpine Electronics, Inc. Broadcast receiver
KR20190109766A (ko) * 2017-02-10 2019-09-26 히르쉬만 카 커뮤니케이션 게엠베하 터널을 통한 차량들에 의한 이동들 동안의 송신기 식별

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2513892A (en) 2013-05-09 2014-11-12 Frontier Silicon Ltd Digital radio receiver system and method
GB2513891A (en) * 2013-05-09 2014-11-12 Frontier Silicon Ltd A digital radio receiver system and method
JP6587496B2 (ja) * 2015-10-22 2019-10-09 アルパイン株式会社 放送受信装置及び代替放送チャネルチェック方法
CN105846839A (zh) * 2016-03-25 2016-08-10 乐视控股(北京)有限公司 收音机提示方法及装置
JP6929120B2 (ja) * 2017-04-28 2021-09-01 フォルシアクラリオン・エレクトロニクス株式会社 放送受信機及びリスト作成方法
FR3070796B1 (fr) * 2017-09-05 2019-08-30 Continental Automotive France Procede de mise a jour d'une liste de stations recevables par un systeme de reception radio

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09162817A (ja) * 1995-10-06 1997-06-20 Clarion Co Ltd 多重放送用受信装置
JP2001196954A (ja) * 2000-01-14 2001-07-19 Kenwood Corp ラジオ受信機
JP2005159868A (ja) * 2003-11-27 2005-06-16 Alpine Electronics Inc 多重放送用受信装置および多重放送受信方法
JP2006187043A (ja) * 1995-10-06 2006-07-13 Clarion Co Ltd 多重放送用受信装置
JP2007174304A (ja) * 2005-12-22 2007-07-05 Fujitsu Ten Ltd Rdsデータ受信装置及びデータ受信装置
JP2008109572A (ja) * 2006-10-27 2008-05-08 Sanyo Electric Co Ltd 車載用ナビゲーション装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3660974B2 (ja) 2001-05-14 2005-06-15 株式会社ケンウッド Rds受信機及びその受信方法
JP4775238B2 (ja) * 2006-11-29 2011-09-21 株式会社デンソー 車両用ラジオ受信装置
EP2073410A1 (en) * 2007-12-21 2009-06-24 Fujitsu Ten Limited A programme switching method and a radio apparatus for in-vehicle use

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09162817A (ja) * 1995-10-06 1997-06-20 Clarion Co Ltd 多重放送用受信装置
JP2006187043A (ja) * 1995-10-06 2006-07-13 Clarion Co Ltd 多重放送用受信装置
JP2001196954A (ja) * 2000-01-14 2001-07-19 Kenwood Corp ラジオ受信機
JP2005159868A (ja) * 2003-11-27 2005-06-16 Alpine Electronics Inc 多重放送用受信装置および多重放送受信方法
JP2007174304A (ja) * 2005-12-22 2007-07-05 Fujitsu Ten Ltd Rdsデータ受信装置及びデータ受信装置
JP2008109572A (ja) * 2006-10-27 2008-05-08 Sanyo Electric Co Ltd 車載用ナビゲーション装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012178757A (ja) * 2011-02-28 2012-09-13 Pioneer Electronic Corp ラジオ放送受信機
JP2013175967A (ja) * 2012-02-27 2013-09-05 Alpine Electronics Inc 受信装置、放送局の表示方法および表示プログラム
JP2013175968A (ja) * 2012-02-27 2013-09-05 Alpine Electronics Inc 受信装置、放送局の表示方法および表示プログラム
KR20130129733A (ko) * 2012-05-21 2013-11-29 현대모비스 주식회사 Dab 방송 수신기 및 수신 방법
KR101905871B1 (ko) * 2012-05-21 2018-10-08 현대모비스 주식회사 Dab 방송 수신기 및 수신 방법
JP2014116692A (ja) * 2012-12-06 2014-06-26 Alpine Electronics Inc 車両用放送受信装置
EP2884680A1 (en) 2013-12-14 2015-06-17 Alpine Electronics, Inc. Broadcast receiver
KR20190109766A (ko) * 2017-02-10 2019-09-26 히르쉬만 카 커뮤니케이션 게엠베하 터널을 통한 차량들에 의한 이동들 동안의 송신기 식별
KR102213760B1 (ko) * 2017-02-10 2021-02-05 히르쉬만 카 커뮤니케이션 게엠베하 터널을 통한 차량들에 의한 이동들 동안의 송신기 식별

Also Published As

Publication number Publication date
EP2285024A2 (en) 2011-02-16
JP4962537B2 (ja) 2012-06-27
EP2285024B1 (en) 2016-03-02
EP2285024A3 (en) 2011-08-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4962537B2 (ja) ラジオ受信機及び方法
US20080200125A1 (en) Radio Broadcasting Device
EP1475909A1 (en) Background tuner of a radio broadcast receiver to receive traffic and travel information (TTI) and to check alternative frequencies
JP4181021B2 (ja) 多重放送用受信装置および多重放送受信方法
JP4879664B2 (ja) 移動体用デジタル放送受信装置
EP2632065B1 (en) Reception apparatus and method of displaying broadcasting station
EP1603258A2 (en) Digital multimedia broadcasting receiver and a channel display method
WO2006098108A1 (ja) 受信装置
EP2866363B1 (en) Digital broadcast receiving apparatus and digital broadcast receiving method
JP5787788B2 (ja) 受信装置、放送局の表示方法および表示プログラム
JP5363365B2 (ja) ラジオ受信機及び方法
JP4883130B2 (ja) 移動型デジタル放送受信装置
EP2627017B1 (en) Radio receiver that avoids updating stored frequency lists in tunnels
JP2000209071A (ja) 車載用受信装置
JP5787427B2 (ja) ラジオ受信機
EP3174226B1 (en) Broadcasting reception device and broadcasting reception control method
KR20070030561A (ko) 디지털 방송 시스템에서 핸드오버를 위한 방법 및 시스템
JP4214914B2 (ja) 緊急警報放送受信機
JP2907293B2 (ja) 受信装置
JP2006074665A (ja) 放送チャンネル検出装置
JP4919865B2 (ja) ラジオ受信機及びラジオ受信方法
JP2001196954A (ja) ラジオ受信機
JP2004180072A (ja) Fm多重受信装置
JP2007201700A (ja) 受信装置
JPH10126294A (ja) Fm多重放送受信機

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110422

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110510

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110614

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120104

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120228

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120312

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4962537

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150406

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees