JPH10190494A - 干渉キャンセラ及びチャネル推定方法 - Google Patents

干渉キャンセラ及びチャネル推定方法

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JPH10190494A
JPH10190494A JP34091996A JP34091996A JPH10190494A JP H10190494 A JPH10190494 A JP H10190494A JP 34091996 A JP34091996 A JP 34091996A JP 34091996 A JP34091996 A JP 34091996A JP H10190494 A JPH10190494 A JP H10190494A
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Hiroyuki Seki
宏之 関
Yoshiaki Tanaka
良紀 田中
Shiyuuji Kobayakawa
周磁 小早川
Takeshi Toda
健 戸田
Masabumi Tsutsui
正文 筒井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CDMA通信システムに於けるマルチステー
ジ型の干渉キャンセラ及びチャネル推定方法に関し、チ
ャネル推定精度の劣化を抑えて遅延時間を短縮する。 【解決手段】 干渉キャンセラ・ユニット1(ICU
1,1 〜ICU1,k 、ICU 2,1 〜ICU2,k )と合成部
2と遅延回路4とを含むステージを縦続接続したマルチ
ステージ型の干渉キャンセラに於いて、各ステージの干
渉キャンセラ・ユニットのチャネル推定回路によるチャ
ネル推定値ξを転送するように構成し、スロットの前端
のパイロットシンボルによるチャネル推定値ξと、この
ステージより前段のステージに於けるこのスロットの後
端のパイロットシンボルによるチャネル推定値ξとを用
いて、このスロットの情報シンボルに対するチャネル推
定値を形成し、少なくともステージ間の遅延時間を1ス
ロット長とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CDMA通信方式
に於けるマルチステージ型の干渉キャンセラ及びチャネ
ル推定方法に関する。CDMA通信方式に於いて、信号
電力対干渉電力比(SIR)を向上させる為に干渉キャ
ンセラが用いられている。この場合、一定長の情報シン
ボルの前後にパイロットシンボルを付加してスロットと
し、このスロットの複数個によりフレームを構成し、パ
イロットシンボルによりチャネル推定を行って、情報シ
ンボルについての干渉を除去する方式が知られており、
マルチステージ型の干渉キャンセラに於ける遅延を低減
することが要望されている。
【0002】
【従来の技術】図12は従来例のマルチステージ型の干
渉キャンセラの説明図であり、71はステージ毎のユー
ザ対応の干渉キャンセラ・ユニット(干渉レプリカ生成
ユニット)ICU1,1 〜ICU1,k ,ICU2,1 〜IC
2,k ,・・・、72は合成部、73は最終ステージの
ユーザ対応の受信処理部REC1 〜RECk 、74は遅
延回路DLを示す。
【0003】干渉キャンセラに入力される受信信号は、
上方に示すように、一定長の情報シンボルの前後に既知
のデータパターンのパイロットシンボルを付加してスロ
ットとし、この複数個のスロットによりフレームを構成
したもので、第1ステージの干渉キャンセラ・ユニット
71(ICU1,1 〜ICU1,k )と遅延回路74とに入
力される。各ステージの遅延回路74は、各ステージに
於ける処理時間を補償する為のものである。
【0004】この第1ステージの干渉キャンセラ・ユニ
ット71(ICU1,1 〜ICU1,k)から干渉レプリカ
(干渉残差推定信号)dとシンボルレプリカsとが出力
され、各干渉キャンセラ・ユニット71からの干渉レプ
リカdと、遅延回路74を介した受信信号とが合成部7
2に入力され、干渉レプリカdが合成されて受信信号か
ら差し引くことにより、誤差信号eが出力される。
【0005】第2ステージでは、合成部72からの誤差
信号eと、第1ステージの干渉キャンセラ・ユニット7
1(ICU1,1 〜ICU1,k )からのシンボルレプリカ
sとがユーザ対応の干渉キャンセラ・ユニット71(I
CU2,1 〜ICU2,k )に入力され、各干渉キャンセラ
・ユニット71(ICU2,1 〜ICU2,k )から干渉レ
プリカdとシンボルレプリカsとが出力され、干渉レプ
リカdは合成されて、遅延回路74を介した誤差信号e
から差し引くことにより、次のステージに加える誤差信
号eが出力される。
【0006】各ステージに於いて前述の動作が繰り返さ
れて、誤差信号eは零に近づき、干渉が除去されたシン
ボルレプリカsが得られ、最終ステージの受信処理部7
3(REC1 〜RECk )に誤差信号eとシンボルレプ
リカsとが入力され、RAKE受信処理が行われて、ユ
ーザシンボルが出力される。
【0007】図13は従来例の干渉キャンセラ・ユニッ
トの説明図であり、図12の各干渉キャンセラ・ユニッ
ト(干渉レプリカ生成ユニット)71の要部を示し、レ
イク(RAKE)合成に於ける3フィンガー構成の場合
を示す。同図に於いて、81は逆拡散処理部、82は合
成部(Σ)、83は判定部、84は拡散処理部、85は
合成部(Σ)、86は逆拡散器、87は加算器、88は
乗算器、89はチャネル推定回路、90は乗算器、91
は加算器、92は再拡散器を示す。
【0008】前段の誤差信号e(第1ステージの場合は
受信信号)と、前段のシンボルレプリカ信号s(第1ス
テージの場合は零)とが、受信信号の遅延プロファイル
対応(遅延波のパス対応)の逆拡散処理部81に入力さ
れ、逆拡散器86に於いて拡散コードによって逆拡散復
調される。この場合の受信信号は拡散コードと同期がと
れた状態で干渉キャンセラに入力される。
【0009】逆拡散復調された信号と前段のシンボルレ
プリカ信号(第1ステージでは零)と加算器87により
加算され、第iパスの受信シンボルベクトルRi が生成
され、この第iパスの受信シンボルベクトルRi は、チ
ャネル推定回路89に入力され、このチャネル推定回路
89から第iパスのチャネル(フェージングベクトル)
の推定値(推定チャネルベクトル)ξi が出力される。
【0010】又乗算器88には、受信シンボルベクトル
i と、チャネル推定値ξi の複素共役ξi * とが入力
されて乗算され、チャネル推定値の振幅に比例した重み
付けと位相補償とが行われた信号が出力され、合成部8
2に於いて最大比合成が行われ、合成受信シンボルベク
トルΣRi ξi * が出力される。
【0011】判定部83は、合成受信シンボルベクトル
ΣRi ξi * に対して仮判定を行うものであり、干渉キ
ャンセラの最終段からの誤差信号とシンボルレプリカ信
号とを入力する受信処理部に於いてユーザシンボルの確
定を行うことになる。各ステージに於ける判定部83に
於いては、合成受信シンボルベクトルΣRi ξi * の仮
判定により推定情報シンボルベクトルZs を出力するも
ので、遅延波のパス対応の拡散処理部84の乗算器90
に入力される。そして、推定情報シンボルベクトルZs
に対してチャネル推定値ξi が乗算されて各パスのシン
ボルレプリカ信号sが生成され、次段へ出力される。
【0012】又各パスのシンボルレプリカ信号sから前
段のシンボルレプリカ信号sを加算器91に於いて差し
引き、その加算器91の出力信号に対して再拡散器92
に於いて拡散コードで拡散し、各パスの拡散出力信号を
合成部85により合成して干渉レプリカ信号dを出力す
ることになる。
【0013】前述のチャネル推定回路89に於けるチャ
ネル推定処理は、スロットの前後の既知のパイロットシ
ンボルを用いて行い、それによるチャネル推定値の内挿
補間或いは平均値算出により、パイロットシンボルに挟
まれた1スロット分のチャネル推定値とする手段が、移
動通信システム等に於ける高速変動フェージング環境に
於いて有効とされている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来例のマルチステー
ジ型の干渉キャンセラに於いては、各ステージ毎に、ス
ロットの前後のパイロットシンボルを用いてチャネル推
定を行うことにより、スロットの後端のパイロットシン
ボルを受信するまでの時間と、チャネル推定を行ってス
ロットについての干渉除去処理を行う時間とを必要とす
ることから、1ステージに於ける処理に、2スロット長
の時間を要することになる。
【0015】又充分な干渉除去特性を得る為には、少な
くとも3乃至4ステージを必要とし、前述のように、各
ステージ毎に2スロット長の処理時間を要することによ
り、6乃至8スロット長の遅延時間となる。又干渉除去
特性を更に向上させる為にステージ数を増加すると、更
に遅延時間が長くなる問題がある。
【0016】そこで、スロットの前端のパイロットシン
ボルのみを用いてチャネル推定を行い、その結果を用い
てスロットの干渉除去処理を行うことにより、遅延時間
を短縮することが考えられる。しかし、高速変動フェー
ジング環境に於いては、チャネル推定精度が低下し、そ
れによって干渉除去特性が著しく劣化する問題があり、
干渉キャンセラとしての効果が殆ど得られない場合が生
じる。本発明は、チャネル推定精度の低下を少なくして
遅延時間の短縮を図ることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の干渉キャンセラ
は、(1)一定長の情報シンボルの前後にパイロットシ
ンボルを付加した複数のスロットからなるフレーム構成
の受信信号を入力し、前記パイロットシンボルによるチ
ャネル推定値を用いて、情報シンボルに含まれる干渉を
除去する干渉キャンセラ・ユニット1を含むステージを
縦続接続したマルチステージ型の干渉キャンセラに於い
て、干渉キャンセラ・ユニット1のチャネル推定回路に
於ける少なくともパイロットシンボルによるチャネル推
定値を、他のステージの干渉キャンセラ・ユニットのチ
ャネル推定回路に転送する構成を有するものである。即
ち、各ステージ間の遅延時間を従来例の半分の1スロッ
ト長とすると、スロットの前端のパイロットシンボルよ
るチャネル推定と、前段ステージに於けるスロットの後
端のパイロットシンボルによるチャネル推定との処理時
間が重なることになるから、この前段ステージに於ける
チャネル推定値を利用することにより、情報シンボルの
前後のパイロットシンボルによるチャネル推定値を利用
した場合と等価となり、且つステージ間の遅延時間を短
縮することができる。
【0018】又(2)干渉キャンセラ・ユニット1のチ
ャネル推定回路に於けるスロットの前端のパイロットシ
ンボルによるチャネル推定値を、前段ステージと後段ス
テージとのそれぞれの干渉キャンセラ・ユニット1のチ
ャネル推定回路に転送し、スロットの後端のパイロット
シンボルによるチャネル推定値を、前段ステージと後段
ステージと更にその後段のステージとのそれぞれの干渉
キャンセラ・ユニットのチャネル推定回路に転送する構
成とすることができる。この場合は、ステージ間の遅延
時間を1/2スロット長とすることができる。
【0019】又(3)干渉キャンセラ・ユニット1のチ
ャネル推定回路に於けるスロットの前端のパイロットシ
ンボルによるチャネル推定値を、前段の総ての干渉キャ
ンセラ・ユニットのチャネル推定回路に転送する構成と
することができる。この場合は、ステージ間の遅延時間
を1シンボル長とすることができる。
【0020】又(4)縦続接続したステージの前半の各
ステージの前記干渉キャンセラ・ユニットのチャネル推
定回路に於けるスロットの前端のパイロットシンボルに
よるチャネル推定値を、前段の総ての干渉キャンセラ・
ユニットのチャネル推定回路に転送し、後半の各ステー
ジの前記干渉キャンセラ・ユニットのチャネル推定回路
に於ける少なくとも前記パイロットシンボルによるチャ
ネル推定値を、他のステージの干渉キャンセラ・ユニッ
トのチャネル推定回路に転送する構成とすることができ
る。この場合、マルチステージ型の干渉キャンセラの前
半に於けるステージ間の遅延時間を1シンボル長とし、
後半に於けるステージ間の遅延時間を1スロット長と
し、全体としての遅延時間を短縮すると共にチャネル推
定精度を向上することができる。
【0021】又本発明のチャネル推定方法は、(5)一
定長の情報シンボルの前後にパイロットシンボルを付加
した複数のスロットからなるフレーム構成の受信信号を
入力し、前記パイロットシンボルによるチャネル推定値
を用いて前記情報シンボルに含まれる干渉を除去する干
渉キャンセラ・ユニットを含むステージを縦続接続した
マルチステージ型の干渉キャンセラに於けるチャネル推
定方法に於いて、前記ステージに於ける前記スロットの
前端のパイロットシンボルによるチャネル推定値と、前
段ステージに於けるスロットの後端のパイロットシンボ
ルによるチャネル推定値とを用いて、平均処理又は内挿
補間処理により当該スロットのチャネル推定を行う過程
を含むものである。この場合、ステージ間の遅延時間を
1スロット長とすることができる。
【0022】又(6)一定長の情報シンボルの前後にパ
イロットシンボルを付加した複数のスロットからなるフ
レーム構成の受信信号を入力し、前記パイロットシンボ
ルによるチャネル推定値を用いて前記情報シンボルに含
まれる干渉を除去する干渉キャンセラ・ユニットを含む
ステージを縦続接続したマルチステージ型の干渉キャン
セラに於けるチャネル推定方法に於いて、前記ステージ
に於ける前記スロットの前端のパイロットシンボルによ
るチャネル推定値と、このステージに対して2ステージ
前段のステージに於ける前記スロットの後端のパイロッ
トシンボルによるチャネル推定値とを用いて、前記スロ
ットの前半に於けるチャネル推定を行い、このステージ
に対する前段ステージに於ける前記スロット後端のパイ
ロットシンボルによるチャネル推定値と、このステージ
に対する後段ステージに於ける前記スロットの前端のパ
イロットシンボルによるチャネル推定値とを用いて、前
記パイロットの後半に於けるチャネル推定を行う過程を
含むものである。この場合、ステージ間の遅延時間を1
/2スロット長とすることができる。
【0023】又(7)一定長の情報シンボルの前後にパ
イロットシンボルを付加した複数のスロットからなるフ
レーム構成の受信信号を入力し、前記パイロットシンボ
ルによるチャネル推定値を用いて前記情報シンボルに含
まれる干渉を除去する干渉キャンセラ・ユニットを含む
ステージを縦続接続したマルチステージ型の干渉キャン
セラに於けるチャネル推定方法に於いて、前記ステージ
に於ける前記スロットの情報シンボルのシンボル対応
に、後段の各ステージに於ける前記スロットの前端のパ
イロットシンボルによるチャネル推定値を用いてチャネ
ル推定を行う過程を含むものである。この場合、ステー
ジ間の遅延時間を1シンボル長とすることができる。
【0024】又(8)一定長の情報シンボルの前後にパ
イロットシンボルを付加した複数のスロットからなるフ
レーム構成の受信信号を入力し、前記パイロットシンボ
ルによるチャネル推定値を用いて前記情報シンボルに含
まれる干渉を除去する干渉キャンセラ・ユニットを含む
ステージを縦続接続したマルチステージ型の干渉キャン
セラに於けるチャネル推定方法に於いて、縦続接続した
ステージの前半の各ステージの前記干渉キャンセラ・ユ
ニットのチャネル推定回路に於ける前記スロットの前端
のパイロットシンボルによるチャネル推定値を、前段の
総ての干渉キャンセラ・ユニットのチャネル推定回路に
転送することにより、前段ステージ側に於いてスロット
の情報シンボルのシンボル対応にチャネル推定を行い、
後半の各ステージの前記干渉キャンセラ・ユニットのチ
ャネル推定回路に於ける少なくとも前記パイロットシン
ボルによるチャネル推定値を、他のステージの干渉キャ
ンセラ・ユニットのチャネル推定回路に転送して、前記
スロットの前端のパイロットシンボルによるチャネル推
定値と、前段ステージに於ける前記スロットの後端のパ
イロットシンボルによるチャネル推定値とを用いて当該
スロットのチャネル推定を行う過程を含むものである。
この場合、マルチステージ型に於ける前半のステージ間
の遅延時間を1シンボル長とし、後半のステージ間の遅
延時間を1スロット長とすることができる。
【0025】又(9)一定長の情報シンボルの前後にパ
イロットシンボルを付加した複数のスロットからなるフ
レーム構成の受信信号を入力し、前記パイロットシンボ
ルによるチャネル推定値を用いて前記情報シンボルに含
まれる干渉を除去する干渉キャンセラ・ユニットを含む
ステージを縦続接続したマルチステージ型の干渉キャン
セラに於けるチャネル推定方法に於いて、前記パイロッ
トシンボルによるチャネル推定と共に、前記パイロット
シンボルに挟まれ且つ仮判定された情報シンボルを用い
てチャネル推定を行う過程を含むことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施の形態
の説明図であり、1はステージ毎のユーザ対応の干渉キ
ャンセラ・ユニット(干渉レプリカ生成ユニット)IC
1,1 〜ICU1,k ,ICU2,1 〜ICU2,k ,・・
・、2は合成部、3は最終ステージのユーザ対応の受信
処理部REC1 〜RECk 、4は遅延回路DLを示す。
【0027】一定長の情報シンボルの前後にパイロット
シンボルを付加したスロットによりフレームが構成され
た受信信号が、第1ステージの干渉キャンセラ・ユニッ
ト1(ICU1,1 〜ICU1,k )と遅延回路4とに入力
される。各ステージの遅延回路4は、各ステージに於け
る処理時間を補償する為のものであり、処理時間が1ス
ロット長に相当する場合は、遅延回路4の遅延時間を1
スロット長となるように選定する。又或るステージの干
渉キャンセラ・ユニット1に於けるチャネル推定値ξ
を、他のステージの干渉キャンセラ・ユニットに於いて
利用できるように構成している。
【0028】受信信号が入力される第1ステージの干渉
キャンセラ・ユニット1(ICU1, 1 〜ICU1,k )か
ら干渉レプリカdとシンボルレプリカsとが出力され、
各干渉キャンセラ・ユニット1からの干渉レプリカd
と、遅延回路4を介した受信信号とが合成部2に入力さ
れ、受信信号から、合成された干渉レプリカdを差し引
くことにより、誤差信号eが出力される。
【0029】第2ステージでは、合成部2からの誤差信
号eと、第1ステージの干渉キャンセラ・ユニット1
(ICU1,1 〜ICU1,k )からのシンボルレプリカs
とがユーザ対応の干渉キャンセラ・ユニット1(ICU
2,1 〜ICU2,k )に入力され、各干渉キャンセラ・ユ
ニット1(ICU2,1 〜ICU2,k )から干渉レプリカ
dとシンボルレプリカsとが出力され、干渉レプリカd
は合成されて、遅延回路4を介した誤差信号eから差し
引くことにより、次のステージに加える誤差信号eが出
力される。
【0030】各ステージが縦続接続されて干渉キャンセ
ラが構成され、各ステージに於いて前述の動作が繰り返
されて、誤差信号eは零に近づき、干渉が除去されたシ
ンボルレプリカsが得られ、最終ステージの受信処理部
3(REC1 〜RECk )に誤差信号eとシンボルレプ
リカsとが入力され、RAKE受信処理が行われて、ユ
ーザシンボルが出力される。
【0031】図2は本発明の第1の実施の形態の干渉キ
ャンセラ・ユニットの説明図であり、図1の各干渉キャ
ンセラ・ユニット(干渉レプリカ生成ユニット)1の要
部を示し、前述の従来例の場合と同様に、レイク(RA
KE)合成に於ける3フィンガー構成の場合を示す。同
図に於いて、11は逆拡散処理部、12は第1の合成部
(Σ)、13は判定部、14は拡散処理部、15は第2
の合成部(Σ)、16は逆拡散器、17は加算器、18
は乗算器、19はチャネル推定回路、20は乗算器、2
1は加算器、22は再拡散器を示す。
【0032】前段の誤差信号e(第1ステージの場合は
受信信号)と、前段のシンボルレプリカ信号s(第1ス
テージの場合は零)とが、受信信号の遅延プロファイル
対応(遅延波のパス対応)の逆拡散処理部11に入力さ
れ、逆拡散器16に於いて拡散コードによって逆拡散復
調される。この場合の受信信号は拡散コードと同期がと
れた状態で干渉キャンセラに入力される。
【0033】逆拡散復調された信号と前段のシンボルレ
プリカ信号(第1ステージでは零)と加算器17により
加算され、第iパスの受信シンボルベクトルRi が生成
され、この第iパスの受信シンボルベクトルRi は、チ
ャネル推定回路19に入力され、各スロットの前後端に
付加されたパイロットシンボルを用いて第iパスのチャ
ネル(フェージングベクトル)の推定値ξi が出力され
る。このチャネル推定値ξi は、他のステージのユーザ
対応の干渉キャンセラ・ユニットに転送され、そのステ
ージに於けるチャネル推定値ξi として利用することに
より、処理時間の短縮を図るものである。
【0034】又乗算器18には、受信シンボルベクトル
i と、チャネル推定値ξi の複素共役ξi * とが入力
されて乗算され、チャネル推定値の振幅に比例した重み
付けと位相補償とが行われた信号が出力され、第1の合
成部12に於いて最大比合成が行われ、合成受信シンボ
ルベクトルΣRi ξi * が出力される。
【0035】判定部13は、合成受信シンボルベクトル
ΣRi ξi * に対して仮判定を行うものであり、干渉キ
ャンセラの最終段からの誤差信号とシンボルレプリカ信
号とを入力する受信処理部に於いてユーザシンボルの確
定を行うことになる。各ステージに於ける判定部13に
於いては、合成受信シンボルベクトルΣRi ξi * の仮
判定により推定情報シンボルベクトルZs を出力するも
ので、遅延波のパス対応の拡散処理部14の乗算器20
に入力される。そして、推定情報シンボルベクトルZs
に対してチャネル推定値ξi が乗算されて各パスのシン
ボルレプリカ信号sが生成され、次段へ出力される。
【0036】又各パスのシンボルレプリカ信号sから前
段のシンボルレプリカ信号sを加算器21に於いて差し
引き、その加算器21の出力信号に対して再拡散器22
に於いて拡散コードで拡散し、各パスの拡散出力信号を
第2の合成部15により合成して干渉レプリカ信号dを
出力することになる。
【0037】図3は本発明の第1の実施の形態の動作説
明図であり、マルチステージ型の干渉キャンセラのN−
1ステージと次のNステージとに於けるスロットA,
B,・・・を示すもので、各スロットA,B,・・・
は、それぞれ情報シンボルの前後にパイロットシンボル
が付加されており、N−1ステージから次のNステージ
に転送される。
【0038】その場合、N−1ステージでは、スロット
Aの前端のパイロットシンボルによるチャネル推定値ξ
N-1 と、スロットAの後端のパイロットシンボルによ
るチャネル推定値ξbN-2 との平均或いは内挿補間等に
より、スロットAのチャネル推定を行って、スロットA
の干渉除去処理を行うものである。なお、N−1ステー
ジに於けるスロットAの後端のパイロットシンボルによ
るチャネル推定値を求める時間と、次のNステージに於
けるスロットAの前端のパイロットシンボルによるチャ
ネル推定値を求める時間とが丁度等しくなる場合を示
す。
【0039】従って、Nステージに於いてスロットAを
処理する際には、このNステージで推定したスロットA
の前端のパイロットシンボルによるチャネル推定値ξa
N と、Nステージに対して前段ステージのN−1ステー
ジで推定したスロットAの後端のパイロットシンボルに
よるチャネル推定値ξbN-1 とを利用することにより、
Nステージに於いては、スロットAの後端のパイロット
シンボルが転送されるまで待つことなくスロットAに対
する干渉除去の処理を行うことができる。即ち、ステー
ジ間の遅延時間を1スロット長とすることができる。
【0040】図4は本発明の第1の実施の形態の要部フ
ローチャートであり、N−1ステージに於いて、前述の
ように、スロットAの前端のパイロットシンボルによる
チャネル推定値ξaN-1 を求め、このチャネル推定値ξ
N-1 と、このステージに対して前段のN−2ステージ
に於けるスロットAの後端のパイロットシンボルによる
チャネル推定値ξbN-2 とを用いてスロットAを処理
し、次にスロットBの前端のパイロットシンボルによる
チャネル推定値ξbN-1 を求め、このチャネル推定値ξ
N-1 を、このN−1ステージに対して後段のNステー
ジに転送する。即ち、N−1ステージの干渉キャンセラ
・ユニットの図2に示すチャネル推定回路19によって
推定したチャネル推定値ξbN-1 を、N−1ステージに
対して後段のNステージの干渉キャンセラ・ユニットの
図2に示すチャネル推定回路19に転送する。
【0041】又N−2ステージの干渉キャンセラ・ユニ
ットの図2に示すチャネル推定回路19によって推定し
たスロットBの後端のパイロットシンボルによるチャネ
ル推定値ξcN-2 が、N−2ステージに対して後段ステ
ージのN−1ステージの干渉キャンセラ・ユニットの図
2に示すチャネル推定回路19に転送される。従って、
N−1ステージに於いては、チャネル推定値ξb
N-1 と、このステージに対して前段のN−2ステージか
らのチャネル推定値ξcN-2 とを用いて、スロットBの
処理を行うことになる。次のスロットCについても同様
に、その前端のパイロットシンボルによるチャネル推定
値ξcN-1を求め、N−2ステージからのチャネル推定値
とを用いてスロットCの処理を行うことになる。
【0042】又Nステージに於いても同様に、前段のN
−1ステージから転送されたスロットAの前端のパイロ
ットシンボルによるチャネル推定値ξaN を求め、この
チャネル推定値ξaN と、N−1ステージに於けるチャ
ネル推定値ξbN-1 (チャネル推定回路19間で転送し
たチャネル推定値)とを用いてスロットAの処理を行
い、次にスロットBの前端のパイロットシンボルによる
チャネル推定値ξbN を求め、このチャネル推定値ξb
N と、N−1ステージに於けるチャネル推定値ξ cN-1
を用いて、スロットBの処理を行うことになる。
【0043】従って、各ステージに於いては、1スロッ
ト分の処理時間で済むことになる。それにより、3乃至
4ステージの干渉キャンセラに於ける遅延時間は、3乃
至4スロット長の時間となり、従来例の約半分の遅延時
間となる。なお、スロットの前後のパイロットシンボル
によるチャネル推定値について、一般的には、チャネル
変動が小さい場合は平均処理し、反対にチャネル変動が
大きい場合は内挿補間処理することにより、全体として
のチャネル推定精度が良くなる。
【0044】又マルチステージ型の干渉キャンセラに於
いて、第1ステージに於いては、それより前のステージ
がないから、スロットの前端のパイロットシンボルによ
るチャネル推定値のみを利用して、そのスロットの処理
を行い、遅延時間の増加が生じないようにすることがで
きる。
【0045】図5は本発明の第1の実施の形態の誤り率
特性曲線図であり、縦軸は誤り率、横軸はS/Nを示
し、4ステージ構成により3回の干渉除去処理を行った
場合に於ける誤り率特性のシミュレーション結果を示
す。又実線曲線(a1)は本発明の第1の実施の形態の
場合の誤り率特性を示し、点線曲線(b1)は従来例の
誤り率特性を示し、又実線曲線(c1)は干渉キャンセ
ラ無しの場合の誤り率特性を示す。即ち、本発明の第1
の実施の形態によると、1ステージ当たり1スロット長
の遅延時間となり、従来例に比較して遅延時間を半分に
短縮することができると共に、それによる誤り率特性の
劣化は、実線曲線(a1)と点線曲線(b1)とに示す
ように、従来例に比較して無視できる程度のものとな
る。
【0046】図6は本発明の第2の実施の形態の動作説
明図であり、この実施の形態は、マルチステージ型の干
渉キャンセラに於けるN−2〜N+1ステージについて
示し、N−2ステージに於いて、例えば、スロットAの
後端のパイロットシンボルによるチャネル推定の時間
と、Nステージに於けるスロットAの前端のパイロット
シンボルによるチャネル推定の時間とが丁度等しくなる
場合を示す。
【0047】従って、Nステージに於けるスロットAの
処理には、このNステージに於けるスロットAの前端の
パイロットシンボルによるチャネル推定値ξan と、こ
のNステージに対して2ステージ前段のN−2ステージ
に於けるスロットAの後端のパイロットシンボルによる
チャネル推定値ξbN-2 とを利用して、そのスロットA
の前半を処理し、このNステージに対して1ステージ前
段のN−1ステージに於けるスロットAの後端のパイロ
ットシンボルによるチャネル推定値ξbN-1 と、このN
ステージに対して1ステージ後段のN+1ステージに於
けるスロットAの前端のパイロットシンボルによるチャ
ネル推定値ξaN+1 とを利用して、そのスロットAの後
半を処理する。
【0048】又Nステージに於ける次のスロットBの処
理は、このNステージに於けるスロットBの前端のパイ
ロットシンボルによるチャネル推定値ξbN と、2ステ
ージ前段のN−2ステージに於けるスロットBの後端の
パイロットシンボルによるチャネル推定値ξcN-2 とを
用いて、そのスロットBの前半を処理し、1ステージ前
段のN−1ステージに於けるスロットBの後端のパイロ
ットシンボルによるチャネル推定値ξcN-1 と、1ステ
ージ後段のN+1ステージに於けるスロットBの前端の
パイロットシンボルによるチャネル推定値ξbN+1 とを
利用して、そのスロットBの後半を処理する。以下同様
に各ステージに於いて、各スロットの前半と後半との処
理を行うもので、ステージ間の遅延は1/2スロット長
となり、従来例に比較して遅延時間を1/4にすること
ができる。
【0049】図7は本発明の第2の実施の形態の要部フ
ローチャートであり、図6に示すN−2,N−1,N,
N+1ステージに於けるスロットAの処理を示し、例え
ば、N−2ステージに於けるスロットAの後端のパイロ
ットシンボルによるチャネル推定値ξbN-2 を、N−2
ステージの干渉キャンセラ・ユニットのチャネル推定回
路19(図2参照)から、1ステージ前段のN−3ステ
ージ、1ステージ後段のN−1ステージ及び2ステージ
後段のNステージのそれぞれの干渉キャンセラ・ユニッ
トのチャネル推定回路に転送する。
【0050】又N−1ステージに於けるスロットAの前
端のパイロットシンボルによるチャネル推定値ξaN-1
を、1ステージ前段のN−2ステージ、1ステージ後段
のNステージ及び2ステージ後段のN+1ステージのチ
ャネル推定回路に転送する。又N−1ステージに於ける
スロットAの後端のパイロットシンボルによるチャネル
推定値ξbN-1 を、N−1ステージの干渉キャンセラ・
ユニットのチャネル推定回路から、1ステージ前段のN
−2ステージ、1ステージ後段のNステージ及び2ステ
ージ後段のN+1ステージのそれぞれの干渉キャンセラ
・ユニットのチャネル推定回路に転送する。
【0051】それにより、例えば、Nステージに於ける
スロットAの前半を、チャネル推定値ξaN と、2ステ
ージ前段のN−2ステージからのチャネル推定値ξb
N-2 とを用いて処理し、スロットAの後半を、1ステー
ジ後段のN+1ステージからのチャネル推定値ξaN+1
と、1ステージ前段のN−1ステージからのチャネル推
定値ξbN-1 とを用いて処理する。
【0052】この場合、スロットの前半と後半とに於け
るチャネル推定値が異なることになるが、ステージの後
段側に於けるチャネル推定値の精度が良くなることか
ら、遅延時間の短縮に伴うチャネル推定精度の劣化を最
小限に抑えることができる。
【0053】即ち、図8に示す誤り率特性曲線図に於い
て、点線曲線(b2)と実線曲線(c2)とは、図5に
示す場合と同様の従来例及び干渉キャンセラなしの場合
の誤り率特性を示し、実線曲線(a2)は前述の第2の
実施の形態の誤り率特性のシミュレーション結果を示
す。この実線曲線(a2)と点線曲線(b2)とを比較
すれば明らかなように、誤り率特性の劣化は僅かであ
り、各ステージ間の遅延時間の短縮を図ることができ
る。
【0054】又この実施の形態に於いて、第1ステージ
に於いては全スロットについて、又第2ステージに於い
てはスロットの前半について、それぞれスロットの後端
のパイロットシンボルによるチャネル推定値を利用でき
ないので、スロットの前端のパイロットシンボルによる
チャネル推定値のみを利用することになる。
【0055】図9は本発明の第3の実施の形態の動作説
明図であり、各ステージ間の遅延を1シンボル長とした
場合を示し、例えば、スロットAについて、Nステージ
に於いては、前端のパイロットシンボルによるチャネル
推定値ξaN を用いて、情報シンボルの第1データシン
ボルを処理し、次のN+1ステージに於けるスロットA
の前端のパイロットシンボルによるチャネル推定値ξa
N+1 を用いて、情報シンボルの第2データシンボルを処
理し、次のN+2ステージに於けるスロットAの前端の
パイロットシンボルによるチャネル推定値ξaN+2 を用
いて、情報シンボルの第3データシンボルを処理するこ
とを順次行う。
【0056】従って、後段のステージからのチャネル推
定値を用いて情報シンボルの各データシンボルを処理す
ることになり、ステージ間の遅延を1シンボル長とする
ことができる。その場合に、スロットの情報シンボル
は、順次後段のステージに於ける推定精度の高いチャネ
ル推定値を用いて処理することにより、処理遅延の短縮
を図ると共に、チャネル推定精度の劣化を抑えることが
できる。
【0057】図10は本発明の第4の実施の形態の動作
説明図であり、N−1ステージとNステージとの間は、
図9に示す実施の形態のようにステージ間の遅延を1シ
ンボル長とし、NステージとN+1ステージとの間は、
図3に示す実施の形態のようにステージ間の遅延を1ス
ロット長とした場合を示す。
【0058】即ち、マルチステージ型の干渉キャンセラ
に於いて、縦続接続されたステージを前半と後半とに分
け、受信信号の入力側の前半のステージでは、情報シン
ボルの各データシンボルと、後段ステージとを対応つけ
て、各ステージに於けるチャネル推定値を利用して各ス
ロットのデータシンボルについて処理し、後半のステー
ジでは、例えば、N+1ステージに於いて、スロットA
の前端のパイロットシンボルによるチャネル推定値ξa
N+1 と、1ステージ前段のNステージに於けるスロット
Aの後端のパイロットシンボルによるチャネル推定値ξ
N とを用いて、スロットAの情報シンボルを処理する
ものである。
【0059】この実施の形態によれば、前半のステージ
数と後半のステージ数を選択することにより、処理遅延
とチャネル推定精度とのバランスを自由に調整すること
ができ、高速変動フェージング環境に対しても適用可能
となる。又送信電力制御用のSIR(信号電力対干渉電
力比)測定に於けるように、極力小さい遅延時間で測定
したい場合は、ステージ間の遅延時間が1シンボル長の
数ステージにより処理されたデータを用いることによ
り、或る程度の干渉が除去された数シンボル長の遅延後
のデータを得ることができるから、これにより所望のS
IRを少ない遅延で測定することができる。又その場合
に、後半のステージに於いて所望の精度のチャネル推定
により干渉を除去することができる。
【0060】図11は本発明の第5の実施の形態の動作
説明図であり、情報シンボルも用いてチャネル推定精度
を向上する場合を示し、例えば、Nステージに於いて、
スロットBの処理を行う時に、Nステージで仮判定され
たスロットAの情報シンボルを用いたチャネル推定値η
N と、スロットBの前端のパイロットシンボルによる
チャネル推定値ξbN と、1ステージ前段のN−1ステ
ージで仮判定されたスロットBの情報シンボルを用いた
チャネル推定値ηcN-1 と、そのスロットBの後端のパ
イロットシンボルによるチャネル推定値ξcN-1 とを利
用する。
【0061】各ステージに於ける各スロットの処理に於
いても同様に情報シンボルを用いたチャネル推定値を利
用するものであり、ステージ間の遅延は1スロット長と
なり、従来例に比較して処理遅延を半分としても、チャ
ネル推定精度を向上することができる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、情報シ
ンボルの前後に付加されたパイロットシンボルによるチ
ャネル推定値を用いるマルチステージ型の干渉キャンセ
ラに於いて、各ステージに於けるチャネル推定値を他の
ステージに転送して利用するものであり、或るステージ
に於けるスロットの前端のパイロットシンボルによるチ
ャネル推定値と、それより前段のステージに於けるこの
スロットの後端のパイロットシンボルによるチャネル推
定値とを用いることにより、このステージに於いては、
このスロットの後端のパイロットシンボルが転送される
前に、このスロットのチャネル推定により干渉除去処理
を行うことができる。この場合は、ステージ間の遅延時
間を1スロット長とすることができ、従来例に比較して
半分の遅延時間とすることができる利点がある。
【0063】又スロットの前端のパイロットシンボルに
よるチャネル推定値と、2ステージ前段のステージに於
けるスロットの後端のパイロットシンボルによるチャネ
ル推定値とを用いてスロットの前半を処理し、1ステー
ジ前段のステージに於けるスロットの後端のパイロット
シンボルによるチャネル推定値と、1ステージ後段のス
テージに於けるスロットの前端のパイロットシンボルに
よるチャネル推定値とを用いてスロットの後半を処理す
ることにより、ステージ間の遅延時間を1/2スロット
長に短縮することができる。
【0064】又各ステージ間の遅延時間を1シンボル長
とし、各ステージに於けるチャネル推定値を前段側のス
テージに転送することにより、情報シンボルの各1シン
ボル毎にチャネル推定処理を行うことが可能となる。こ
の場合、遅延時間を大幅に短縮することができると共
に、後段側のステージに於ける精度が高いチャネル推定
値を利用することができるから、全体としてのチャネル
推定精度の劣化を抑えることができる。
【0065】又前述の手段の組合せにより、所望の遅延
時間とチャネル推定精度とを得るように構成するとが容
易であり、フェージング環境等に容易に対応できる構成
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の説明図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の干渉キャンセラ・
ユニットの説明図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の動作説明図であ
る。
【図4】本発明の第1の実施の形態の要部フローチャー
トである。
【図5】本発明の第1の実施の形態の誤り率特性曲線図
である。
【図6】本発明の第2の実施の形態の動作説明図であ
る。
【図7】本発明の第2の実施の形態の要部フローチャー
トである。
【図8】本発明の第2の実施の形態の誤り率特性曲線図
である。
【図9】本発明の第3の実施の形態の動作説明図であ
る。
【図10】本発明の第4の実施の形態の動作説明図であ
る。
【図11】本発明の第5の実施の形態の動作説明図であ
る。
【図12】従来例のマルチステージ型干渉キャンセラの
説明図である。
【図13】従来例の干渉キャンセラ・ユニットの説明図
である。
【符号の説明】
1(ICU1,1 〜ICU1,k 、ICU2,1 〜IC
2,k ) 干渉キャンセラ・ユニット 2 合成部 3 受信部(REC1 〜RECk ) 4 遅延回路(DL) d 干渉レプリカ s シンボルレプリカ ξ チャネル推定値
フロントページの続き (72)発明者 小早川 周磁 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 戸田 健 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 筒井 正文 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定長の情報シンボルの前後にパイロッ
    トシンボルを付加した複数のスロットからなるフレーム
    構成の受信信号を入力し、前記パイロットシンボルによ
    るチャネル推定値を用いて前記情報シンボルを復調した
    後、前記情報シンボルに含まれる干渉を除去する干渉キ
    ャンセラ・ユニットを含むステージを縦続接続したマル
    チステージ型の干渉キャンセラに於いて、 前記干渉キャンセラ・ユニットのチャネル推定回路に於
    ける少なくとも前記パイロットシンボルによるチャネル
    推定値を、他のステージの干渉キャンセラ・ユニットの
    チャネル推定回路に転送する構成を有することを特徴と
    する干渉キャンセラ。
  2. 【請求項2】 前記干渉キャンセラ・ユニットのチャネ
    ル推定回路に於けるスロットの前端のパイロットシンボ
    ルによるチャネル推定値を、前段ステージと後段ステー
    ジとのそれぞれの干渉キャンセラ・ユニットのチャネル
    推定回路に転送し、前記スロットの後端のパイロットシ
    ンボルによるチャネル推定値を、前段ステージと後段ス
    テージと更にその後段のステージとのそれぞれの干渉キ
    ャンセラ・ユニットのチャネル推定回路に転送する構成
    を有することを特徴とする請求項1記載の干渉キャンセ
    ラ。
  3. 【請求項3】 前記干渉キャンセラ・ユニットのチャネ
    ル推定回路に於けるスロットの前端のパイロットシンボ
    ルによるチャネル推定値を、前段の総ての干渉キャンセ
    ラ・ユニットのチャネル推定回路に転送する構成とした
    ことを特徴とする請求項1記載の干渉キャンセラ。
  4. 【請求項4】 前記縦続接続したステージの前半の各ス
    テージの前記干渉キャンセラ・ユニットのチャネル推定
    回路に於けるスロットの前端のパイロットシンボルによ
    るチャネル推定値を、前段の総ての干渉キャンセラ・ユ
    ニットのチャネル推定回路に転送し、後半の各ステージ
    の前記干渉キャンセラ・ユニットのチャネル推定回路に
    於ける少なくとも前記パイロットシンボルによるチャネ
    ル推定値を、他のステージの干渉キャンセラ・ユニット
    のチャネル推定回路に転送する構成としたことを特徴と
    する請求項1記載の干渉キャンセラ。
  5. 【請求項5】 一定長の情報シンボルの前後にパイロッ
    トシンボルを付加した複数のスロットからなるフレーム
    構成の受信信号を入力し、前記パイロットシンボルによ
    るチャネル推定値を用いて前記情報シンボルに含まれる
    干渉を除去する干渉キャンセラ・ユニットを含むステー
    ジを縦続接続したマルチステージ型の干渉キャンセラに
    於けるチャネル推定方法に於いて、 前記ステージに於ける前記スロットの前端のパイロット
    シンボルによるチャネル推定値と、前段ステージに於け
    る前記スロットの後端のパイロットシンボルによるチャ
    ネル推定値とを用いて、平均処理又は内挿補間処理によ
    り当該スロットのチャネル推定を行う過程を含むことを
    特徴とするチャネル推定方法。
  6. 【請求項6】 一定長の情報シンボルの前後にパイロッ
    トシンボルを付加した複数のスロットからなるフレーム
    構成の受信信号を入力し、前記パイロットシンボルによ
    るチャネル推定値を用いて前記情報シンボルに含まれる
    干渉を除去する干渉キャンセラ・ユニットを含むステー
    ジを縦続接続したマルチステージ型の干渉キャンセラに
    於けるチャネル推定方法に於いて、 前記ステージに於ける前記スロットの前端のパイロット
    シンボルによるチャネル推定値と、2ステージ前段のス
    テージに於ける前記スロットの後端のパイロットシンボ
    ルによるチャネル推定値とを用いて、前記スロットの前
    半に於けるチャネル推定を行い、前段ステージに於ける
    前記スロット後端のパイロットシンボルによるチャネル
    推定値と、後段ステージに於ける前記スロットの前端の
    パイロットシンボルによるチャネル推定値とを用いて、
    前記パイロットの後半に於けるチャネル推定を行う過程
    を含むことを特徴とするチャネル推定方法。
  7. 【請求項7】 一定長の情報シンボルの前後にパイロッ
    トシンボルを付加した複数のスロットからなるフレーム
    構成の受信信号を入力し、前記パイロットシンボルによ
    るチャネル推定値を用いて前記情報シンボルに含まれる
    干渉を除去する干渉キャンセラ・ユニットを含むステー
    ジを縦続接続したマルチステージ型の干渉キャンセラに
    於けるチャネル推定方法に於いて、 前記ステージに於ける前記スロットの情報シンボルのシ
    ンボル対応に、後段の各ステージに於ける前記スロット
    の前端のパイロットシンボルによるチャネル推定値を用
    いてチャネル推定を行う過程を含むことを特徴とするチ
    ャネル推定方法。
  8. 【請求項8】 一定長の情報シンボルの前後にパイロッ
    トシンボルを付加した複数のスロットからなるフレーム
    構成の受信信号を入力し、前記パイロットシンボルによ
    るチャネル推定値を用いて前記情報シンボルに含まれる
    干渉を除去する干渉キャンセラ・ユニットを含むステー
    ジを縦続接続したマルチステージ型の干渉キャンセラに
    於けるチャネル推定方法に於いて、 前記縦続接続したステージの前半の各ステージの前記干
    渉キャンセラ・ユニットのチャネル推定回路に於ける前
    記スロットの前端のパイロットシンボルによるチャネル
    推定値を、前段の総ての干渉キャンセラ・ユニットのチ
    ャネル推定回路に転送して、前記スロットの情報シンボ
    ルのシンボル対応にチャネル推定を行い、後半の各ステ
    ージの前記干渉キャンセラ・ユニットのチャネル推定回
    路に於ける少なくとも前記パイロットシンボルによるチ
    ャネル推定値を、他のステージの干渉キャンセラ・ユニ
    ットのチャネル推定回路に転送して、前記スロットの前
    端のパイロットシンボルによるチャネル推定値と、前段
    ステージに於ける前記スロットの後端のパイロットシン
    ボルによるチャネル推定値とを用いて当該スロットのチ
    ャネル推定を行う過程を含むことを特徴とするチャネル
    推定方法。
  9. 【請求項9】 一定長の情報シンボルの前後にパイロッ
    トシンボルを付加した複数のスロットからなるフレーム
    構成の受信信号を入力し、前記パイロットシンボルによ
    るチャネル推定値を用いて前記情報シンボルに含まれる
    干渉を除去する干渉キャンセラ・ユニットを含むステー
    ジを縦続接続したマルチステージ型の干渉キャンセラに
    於けるチャネル推定方法に於いて、前記パイロットシン
    ボルによるチャネル推定と共に、前記パイロットシンボ
    ルに挟まれ且つ仮判定された情報シンボルを用いてチャ
    ネル推定を行う過程を含むことを特徴とする請求項5乃
    至8の何れか1項記載のチャネル推定方法。
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