JPH10190496A - 干渉キャンセラ及び仮判定方法 - Google Patents

干渉キャンセラ及び仮判定方法

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JPH10190496A
JPH10190496A JP34092196A JP34092196A JPH10190496A JP H10190496 A JPH10190496 A JP H10190496A JP 34092196 A JP34092196 A JP 34092196A JP 34092196 A JP34092196 A JP 34092196A JP H10190496 A JPH10190496 A JP H10190496A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マルチステージ型の干渉キャンセラ及び仮判
定方法に関し、判定部に於ける仮判定精度を向上する。 【解決手段】 逆拡散器6とチャネル推定器7とを含む
逆拡散処理部1と、第1の合成部2と、判定部3と、拡
散器10を含む拡散処理部4と、第2の合成部5とを有
する干渉キャンセラ・ユニットICU1 〜ICUk を有
する干渉キャンセラに於いて、判定部3は、比較器8と
硬判定&軟判定器9とを有し、第1の合成部2からの受
信シンボルベクトルの振幅和と、チャネル推定器7から
のチャネル推定値の振幅和とを比較器8により比較し、
その比較結果に対応して硬判定&軟判定器9に於ける受
信シンボルベクトルに対する硬判定と軟判定とを切替え
て、仮判定出力を行う構成を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CDMA通信方式
に於けるマルチステージ型の干渉キャンセラ及び仮判定
方法に関する。DS−CDMA(Direct Sequence C
ode Division Multiple Access ;直接スペクトル拡
散符号分割多重アクセス)方式を適用したディジタル移
動無線システムが知られている。このようなシステムに
於いて、信号電力対干渉電力比(SIR)を向上させる
為に干渉キャンセラを用いることになる。この干渉キャ
ンセラは、ユーザチャネルの仮判定を行う判定部を備え
ており、この判定部に於ける判定精度の向上が望まれて
いる。
【0002】
【従来の技術】CDMAシステムに於いて、拡散符号間
の相互相関に起因する他のユーザからの干渉を低減し、
信号電力対干渉電力比(SIR)を向上させる為の干渉
キャンセラが、既に各種提案されている。その場合、干
渉レプリカを生成して受信信号から差し引くステージを
複数備えたマルチステージ型干渉キャンセラが有望視さ
れている。
【0003】図7は従来例のマルチステージ型干渉キャ
ンセラの説明図であり、第1ステージ、第2ステージ、
・・・第mステージが縦続接続された構成の場合を示
し、各ステージは、干渉キャンセラ・ユニット71と合
成部72とにより構成されている。又干渉キャンセラ・
ユニット71(ICU1,1 〜ICU1,k ,ICU2,1
ICU2,k ,・・・ICUm,1 〜ICUm,k )の添字は
ステージ番号1〜mと、ユーザ番号1〜kとを示してい
る。
【0004】第1ステージでは、受信信号R0 がユーザ
対応の干渉キャンセラ・ユニットICU1,1 〜ICU
1,k に入力され、干渉レプリカ信号s1,2 〜s1,k と干
渉残差推定信号d1,1 〜d1,k が出力され、干渉残差推
定信号d1,1 〜d1,k が合成され、受信信号R0 から差
し引くことにより、誤差信号e1 を出力する。
【0005】第2ステージでは、ユーザ対応の干渉キャ
ンセラ・ユニットICU2,1 〜ICU1,k に、第1ステ
ージの合成部72からの誤差信号e1 と、各干渉キャン
セラ・ユニットICU1,1 〜ICU1,k からの干渉レプ
リカ信号s1,2 〜s1,k とが入力されて、干渉レプリカ
信号s2,1 〜s2,k と干渉残差推定信号d2,1 〜d2, k
が出力され、干渉残差推定信号d2,1 〜d2,k が合成さ
れ、誤差信号e1 から差し引くことにより誤差信号e2
を出力する。
【0006】同様に、第mステージに於いては、前段の
合成部からの誤差信号em-1 と、前段の干渉キャンセラ
・ユニットからの干渉レプリカ信号sm-1,1 〜sm-1,k
とが入力されて、干渉残差推定信号dm,1 〜dm,k と干
渉レプリカ信号sm,1 〜sm, k とが出力される。従っ
て、各ステージの処理に従ってユーザ間の干渉が除去さ
れた干渉レプリカ信号が得られる。
【0007】図8は従来例の干渉キャンセラ・ユニット
の説明図であり、(A)は図7に於ける各干渉キャンセ
ラ・ユニット71の要部を示し、又レイク(RAKE)
合成の為の3フィンガー構成の場合を示し、(B)はQ
PSK変調方式を適用した時の信号空間の一例を示す。
同図に於いて、81は逆拡散処理部、82は合成部、8
3は判定部、84は拡散処理部、85は合成部、86は
逆拡散器、87は加算器、88は乗算器、89はチャネ
ル推定器、90は乗算器、91は加算器、92は拡散器
を示す。
【0008】前段の誤差信号em-1,1 (第1ステージの
場合は受信信号R0 )と、前段の干渉レプリカ信号s
m-1,k (第1ステージの場合は零)とが、受信信号の遅
延プロファイル対応(パス対応)の逆拡散処理部81に
入力され、逆拡散器86に於いて拡散コードによって逆
拡散復調される。この場合の入力信号R0 は拡散コード
と同期がとれた状態で干渉キャンセラに入力される。
【0009】逆拡散復調された信号と前段の干渉レプリ
カ信号(第1ステージでは零)と加算器87により加算
され、第iパスの受信シンボルベクトルRi が生成され
る。この第iパスの受信シンボルベクトルRi は、チャ
ネル推定器89に入力されて、第iパスのチャネル(フ
ェージングベクトル)の推定値ξi ^を出力する。
【0010】乗算器88に於いては受信シンボルベクト
ルRi と、チャネル推定値ξi ^の複素共役ξi *
乗算して、チャネル推定値ξi ^の振幅に比例した重み
付けと位相補償とを行い、パス対応の乗算器88の出力
信号を合成部82に於いて最大比合成する。
【0011】判定部83に於いては、合成後の受信シン
ボルベクトルΣRi ξi * に対して仮判定を行うもの
であり、干渉キャンセラの最終段からの誤差信号と干渉
レプリカ信号とを入力する受信処理部に於いてユーザシ
ンボルの確定を行うことになる。この判定部83は、合
成後の受信シンボルベクトルΣRi ξi * の硬判定に
より推定情報シンボルベクトルZs ^を出力する。この
推定情報シンボルベクトルZs ^に対して拡散処理部8
4の乗算器90に於いてチャネル推定値ξi ^を乗算し
て、各パスの干渉レプリカ信号sm,k を生成して次段へ
出力する。
【0012】又各パスの干渉レプリカ信号sm,k から前
段の干渉レプリカ信号sm-1,k を加算器91に於いて差
し引き、その加算器91の出力信号に対して拡散器92
に於いて拡散コードで拡散し、各パスの拡散出力信号を
合成部85により合成して干渉残差推定信号dm,k を出
力する。
【0013】前述の動作を各ユーザ対応に且つ各ステー
ジ毎に行うことにより、次第に誤差信号em は零に近づ
き、干渉レプリカ信号の精度が向上し、最終段の誤差信
号と干渉レプリカ信号とを用いたレイク(RAKE)受
信処理により、ユーザ間の干渉を除去した受信信号を得
ることができる。
【0014】又図8の(B)は、QPSK変調方式を適
用した場合のI,QチャネルIch,Qchにより囲ま
れた信号空間の第1象限について示し、受信シンボルベ
クトルΣRi ξi * を硬判定することにより、推定情
報シンボルベクトルZs ^とする場合を示す。即ち、受
信シンボルベクトルΣRi ξi * の位相を正規の位相
となるように補正し、チャネル推定値ξi ^の振幅和に
相当するレベルの推定情報シンボルベクトルZs ^を仮
判定出力信号とするものである。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来例
の干渉キャンセラに於ける各ステージの各ユーザ対応の
干渉キャンセラ・ユニットは、合成部82によりレイク
合成出力された受信シンボルベクトルΣRi ξi *
入力して判定する判定部83を備えており、そのレベル
が異常に大きい場合や反対に小さい場合或いは位相差が
大きい場合でも、図8の(B)に示すように、推定情報
シンボルベクトルZs ^の判定出力を行うことなる。即
ち、ノイズ等の影響によって、硬判定により得られる推
定情報シンボルベクトルZs ^に対して、受信シンボル
ベクトルΣRi ξi * のレベルが大きく相違する場合
や位相差が大きい場合等に於いては、仮判定による推定
情報シンボルベクトルZs ^の信頼性が低いものとな
り、このような信頼性の低い推定情報シンボルベクトル
s ^を用いて、次段への干渉レプリカ信号及び干渉残
差推定信号を出力することにより、干渉除去能力の劣化
が問題となる。本発明は、信頼性の高い判定を行わせる
ことを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の干渉キャンセラ
は、(1)逆拡散器6とチャネル推定器7とを少なくと
も含み、且つ受信信号R0 又は前段の誤差信号em-1
前段の干渉レプリカ信号sm-1 とを入力する逆拡散処理
部1と、この逆拡散処理部1の出力信号を合成する第1
の合成部2と、この合成部2の出力信号を判定する判定
部3と、拡散器10を少なくとも含み、且つ前記判定部
3の判定出力信号と前記逆拡散処理部1からのチャネル
推定値とを入力する拡散処理部4と、この拡散処理部4
の出力信号を合成して干渉残差推定信号dm を出力する
第2の合成部5とを有する干渉キャンセラ・ユニットI
CU1 〜ICUk を少なくとも備えた干渉キャンセラに
於いて、干渉キャンセラ・ユニットICU1 〜ICUk
の判定部3は、第1の合成部2の合成出力信号とチャネ
ル推定器7からのチャネル推定値とを比較する比較器8
と、この比較器8の比較結果により合成部2の合成出力
信号の硬判定と軟判定とを切替える硬判定&軟判定器9
とを有するものである。従って、判定部3は、信頼性が
低いと判断した時に軟判定を行い、信頼性が高いと判断
した時は硬判定を行うことにより、判定精度を向上する
ことができる。
【0017】又(2)干渉キャンセラ・ユニットの判定
部3は、第1の合成部2からの受信シンボルベクトルの
振幅和と、チャネル推定器7からのチャネル推定値の振
幅和とを比較する比較器8と、この比較器8による前記
受信シンボルベクトルの振幅和が前記チャネル推定値の
振幅和以上のレベル比較結果により硬判定を行い、それ
以外の比較結果により軟判定を行う硬判定&軟判定器9
とを有するものである。即ち、受信シンボルベクトルの
振幅和がチャネル推定値の振幅和以上のレベルであれ
ば、信頼性が高いから硬判定を行い、受信シンボルベク
トルの振幅和がチャネル推定値の振幅和より小さいレベ
ルであれば、信頼性が低いと判断して軟判定を行うもの
である。
【0018】又(3)干渉キャンセラ・ユニットの判定
部3は、第1の合成部2からの受信シンボルベクトルの
振幅和と、チャネル推定器7からのチャネル推定値の振
幅和と、このチャネル推定値の振幅和より予め大きい値
として設定した設定値とを比較する比較器8と、この比
較器8により比較し、前記受信シンボルベクトルの振幅
和が前記設定値以上のレベル比較結果の時に前記チャネ
ル推定値の振幅和より小さいレベルに変更して軟判定を
行い、前記設定値より小さく且つ前記チャネル推定値の
振幅和以上のレベル比較結果の時に硬判定を行い、前記
チャネル推定値の振幅和より小さいレベルの比較結果の
時に軟判定を行う硬判定&軟判定器9とを有するもので
ある。
【0019】又(4)干渉キャンセラ・ユニットの判定
部3は、第1の合成部2からの受信シンボルベクトルの
振幅和と、チャネル推定器7からのチャネル推定値の振
幅和と、このチャネル推定値の振幅和より小さい値とし
て予め設定した設定値とを比較する比較器8と、零の判
定結果を出力する零出力器と、比較器8により比較し、
前記受信シンボルベクトルの振幅和が前記設定値より小
さいレベルの比較結果により、零出力器から零の判定結
果を出力し、前記チャネル推定値の振幅和以上のレベル
の比較結果により硬判定を行い、前記チャネル推定値の
振幅和より小さく、且つ前記設定値以上の比較結果によ
り軟判定を行う硬判定&軟判定器9とを有するものであ
る。
【0020】又(5)干渉キャンセラ・ユニットの判定
部3は、第1の合成部2からの受信シンボルベクトルの
振幅和と、チャネル推定器7からのチャネル推定値の振
幅和とを比較するレベル比較器と、前記受信シンボルベ
クトルの硬判定結果とこの受信シンボルベクトルとの位
相差と予め設定した位相の設定値とを比較する位相比較
器と、この位相比較器からの前記位相差が前記設定値以
上の比較結果により前記受信シンボルレベルを前記チャ
ネル推定値の振幅和より小さい値のレベルに変更して軟
判定を行い、前記位相比較器からの前記位相差が前記設
定値より小さい比較結果と、前記レベル比較器からの前
記受信シンボルベクトルの振幅和が前記チャネル推定値
の振幅和以上のレベル比較結果とにより硬判定を行い、
且つ前記位相比較器からの前記位相差が前記設定値より
小さい比較結果と、前記レベル比較器からの前記受信シ
ンボルベクトルの振幅和が前記チャネル推定値の振幅和
より小さいレベル比較結果とにより軟判定を行う硬判定
&軟判定器9とを有するものである。この場合、位相差
が設定値より大きい場合に信頼性が低いと判断してレベ
ルを小さくして軟判定を行い、判定精度を向上する。
【0021】又本発明の干渉キャンセラに於ける仮判定
方法は、(6)逆拡散器6とチャネル推定器7とを少な
くとも含み、且つ受信信号R0 又は前段の誤差信号e
m-1 と前段の干渉レプリカ信号sm-1 とを入力する逆拡
散処理部1と、この逆拡散処理部1の出力信号を合成す
る第1の合成部2と、この合成部2の出力信号を判定す
る判定部3と、拡散器10を少なくとも含み、且つ判定
部3の判定出力信号と逆拡散処理部1からのチャネル推
定値とを入力する拡散処理部4と、この拡散処理部4の
出力信号を合成して干渉残差推定信号dm を出力する第
2の合成部5とを有する干渉キャンセラ・ユニットIC
1 〜ICUk を少なくとも備えた干渉キャンセラに於
ける仮判定方法に於いて、干渉キャンセラ・ユニットI
CU1 〜ICUk の判定部3を硬判定と軟判定とに切替
える構成とし、第1の合成部2からの受信シンボルベク
トルの振幅和と、チャネル推定器7からのチャネル推定
値の振幅和とを比較して、前記受信シンボルベクトルの
振幅和が前記チャネル推定値以上の時に硬判定を行い、
前記受信シンボルベクトルの振幅和が前記チャネル推定
値より小さい時は軟判定を行う過程を含むものである。
【0022】又(7)干渉キャンセラ・ユニットICU
1 〜ICUk の判定部3を硬判定と軟判定とに切替える
構成とし、第1の合成部2からの受信シンボルベクトル
の振幅和と、チャネル推定器7からのチャネル推定値の
振幅和と、このチャネル推定値の振幅和より予め大きい
値として設定した設定値とを比較し、前記受信シンボル
ベクトルの振幅和が、前記設定値以上のレベルの時は、
前記チャネル推定値の振幅和より小さいレベルに変更し
て軟判定を行い、前記設定値より小さく且つ前記チャネ
ル推定値の振幅和以上のレベルの時は硬判定を行い、前
記チャネル推定値の振幅和より小さいレベルの時は軟判
定を行う過程を含むものである。
【0023】又(8)干渉キャンセラ・ユニットICU
1 〜ICUk の判定部3を硬判定と軟判定とに切替える
構成とし、第1の合成部2からの受信シンボルベクトル
の振幅和と、チャネル推定器7からのチャネル推定値の
振幅和と、このチャネル推定値の振幅和より小さい値と
して予め設定した設定値とを比較し、前記受信シンボル
ベクトルの振幅和が、前記設定値より小さいレベルの時
に零の判定結果を出力し、前記チャネル推定値の振幅和
以上のレベルの時に硬判定を行い、前記チャネル推定値
の振幅和より小さく、且つ前記設定値以上のレベルの時
に軟判定を行う過程を含むものである。
【0024】又(9)干渉キャンセラ・ユニットICU
1 〜ICUk の判定部3を硬判定と軟判定とに切替える
構成とし、第1の合成部2からの受信シンボルベクトル
に対する硬判定結果とこの受信シンボルベクトルとの位
相差と、予め設定した位相の設定値とを比較し、前記位
相差が前記設定値以上の時に、前記受信シンボルレベル
を前記チャネル推定値の振幅和より小さい値のレベルに
変更して軟判定を行い、前記位相差が前記設定値より小
さく、前記受信シンボルベクトルの振幅和が前記チャネ
ル推定値の振幅和以上のレベルの時に硬判定を行い、且
つ前記受信シンボルベクトルの振幅和が前記チャネル推
定値の振幅和より小さいレベルの時に軟判定を行う過程
を含むものである。
【0025】
【発明の実施の形態】図1は本発明の原理説明図であ
り、各ステージのユーザ対応の干渉キャンセラ・ユニッ
トICU1 〜ICUk は、逆拡散器6とチャネル推定器
7とを含む逆拡散処理部1と、第1の合成部2と、比較
器8と硬判定&軟判定器9とを含む判定部3と、拡散器
10を含む拡散処理部4と、第2の合成部5とを備えて
いる。
【0026】逆拡散処理部1及び拡散処理部4は、従来
例と同様に、受信信号の遅延プロファイル(マルチパ
ス)に対応して複数個設けられており、逆拡散処理部1
には、前段の誤差信号em-1 (マルチステージ型の干渉
キャンセラに於ける第1ステージでは受信信号R0
と、前段の干渉レプリカ信号sm-1 (第1ステージでは
零)とが入力され、逆拡散器6に於いて拡散コードによ
り逆拡散復調され、その逆拡散復調信号に干渉レプリカ
信号sm-1 が加算されて受信シンボルベクトルRiとな
り、チャネル推定器7からチャネル推定値ξi ^が出力
され、このチャネル推定値ξi ^の複素共役ξi *
受信シンボルベクトルRi に乗算され、第1の合成器2
によりレイク(RAKE)合成され、合成された受信シ
ンボルベクトルΣRi ξi * が判定部3に入力され
る。
【0027】又判定部3の比較器8に於いて、チャネル
推定値ξi ^の振幅和Σ|ξi ^|と、合成部2からの
合成受信シンボルベクトルの振幅和Σ|Ri ξi *
とを比較し、Σ|ξi ^|≦Σ|Ri ξi * |の場
合、判定部3の硬判定&軟判定器9は硬判定を行い、又
Σ|ξi ^|>Σ|Ri ξi * |の場合は、ベクトル
の振幅は保持し、位相のずれを補正した出力とする軟判
定を行う。
【0028】この判定部3からの推定情報シンボルベク
トルZs は、拡散処理部4に於いてチャネル推定値ξi
^を乗算して干渉レプリカ信号sm として次段に出力
し、又干渉レプリカ信号sm から前段の干渉レプリカ信
号sm-1 を差し引いて、拡散器10に於いて拡散コード
により拡散し、第2の合成部5により合成して干渉残差
推定信号dm を出力する。
【0029】従って、レベルが低く信頼性に乏しい受信
シンボルベクトルに対しては軟判定を行うことにより、
硬判定を行う場合に比較して判定誤りが小さくなり、干
渉レプリカ信号の精度を向上させることができる。
【0030】図2は本発明の第1の実施の形態の説明図
であり、(A)は各ステージの各ユーザ対応の干渉キャ
ンセラ・ユニットを示し、(B)はQPSK変調方式を
適用した時のI,QチャネルIch,Qchの信号空間
の第1象限の一例を示す。同図に於いて、11は逆拡散
処理部、12は第1の合成部(Σ)、13は判定部、1
4は拡散処理部、15は第2の合成部(Σ)、16は逆
拡散器、17はチャネル推定器、19は拡散器、20は
加算器、21,22は乗算器、23は加算器、24,2
5は合成部(Σ)である。
【0031】前段の誤差信号em-1 (第1ステージの場
合は受信信号R0 )と、前段の干渉レプリカ信号s
m-1,j (第1ステージの場合は零)とが、従来例と同様
に、受信信号の遅延プロファイル対応(パスi対応)の
逆拡散処理部11に入力され、逆拡散器16に於いて拡
散コードによって逆拡散復調される。この場合の入力信
号R0 は拡散コードと同期がとれた状態で干渉キャンセ
ラに入力される。
【0032】逆拡散復調された信号と前段の干渉レプリ
カ信号(第1ステージでは零)と加算器20により加算
され、第iパスの受信シンボルベクトルRi が生成され
る。この第iパスの受信シンボルベクトルRi は、チャ
ネル推定器17に入力されて、第iパスのチャネル(フ
ェージングベクトル)の推定値ξi ^を出力する。
【0033】乗算器21に於いては受信シンボルベクト
ルRi に、チャネル推定値ξi ^の複素共役ξi *
乗算して、チャネル推定値ξi ^の振幅に比例した重み
付けと位相補償とを行い、パスi対応の乗算器21の出
力信号を合成部12に於いて最大比合成(レイク合成)
する。
【0034】又合成部24は、受信シンボルベクトルの
振幅和Σ|Ri ξi * |を求めるもので、Ri ξi
* の絶対値を合成することになる。又合成部25は、チ
ャネル推定値ξi ^の振幅和Σ|ξi ^|を求めるもの
で、チャネル推定値ξi ^の絶対値を合成することにな
る。そして、受信シンボルベクトルの振幅和Σ|Riξ
i * |と、チャネル推定値の振幅和Σ|ξi ^|とが
判定部13に入力される。
【0035】判定部13は、図1の判定部3と同様に比
較器と硬判定&軟判定器とを含むものであり、合成部2
5からのチャネル推定値ξi ^の振幅和Σ|ξi ^|
と、合成部24からの受信シンボルベクトルの振幅和Σ
|Ri ξi * |とを比較器により比較し、その比較結
果がΣ|ξi ^|≦Σ|Ri ξi * |の場合は硬判定
を行い、又Σ|ξi ^|>Σ|Ri ξi * |の場合
は、ベクトルの振幅は保持し、位相のずれを補正した出
力とする軟判定を行うように、硬判定&軟判定器を制御
することになる。
【0036】この判定部13からの推定情報シンボルベ
クトルZs ^は、逆拡散処理部11に対応する拡散処理
部14にそれぞれ入力され、乗算器22によりチャネル
推定値ξi ^を乗算して、干渉レプリカ信号sm,j を次
段に出力し、又この干渉レプリカ信号sm,j から前段の
干渉レプリカ信号sm-1,j を減算し、拡散部19に於い
て拡散コードによって拡散し、第2の合成部15により
合成して干渉残差推定信号dm,j を次段に出力する。
【0037】従って、図2の(B)に示すように、Σ|
ξi ^|≦Σ|Ri ξi * |の場合は、正規の位相に
補正された推定情報シンボルベクトルZs ^が仮判定出
力信号となる。又Σ|ξi ^|>Σ|Ri ξi * |の
場合は、レベルが低く信頼性に乏しい場合であるから、
その振幅を維持し、位相を補正した推定情報シンボルベ
クトルとする。従って、レベルが低く、信頼性に乏しい
場合は、合成した受信シンボルベクトルRi ξi *
振幅を保持し、位相のみを補正した推定情報シンボルベ
クトルZs ^が仮判定信号となる。従って、信頼性に乏
しい場合は、低いレベルの状態の推定シンボルベクトル
s ^として出力されるから、その後段に於ける誤判定
を防止し、干渉レプリカ信号と干渉残差推定信号の精度
を向上することができる。
【0038】図3は本発明の第1の実施の形態の判定部
の説明図であり、(A)は判定部の構成の要部を示し、
(B)は図2の(B)と同様に、信号空間の一例を示
す。又(12)は第1の合成部12によるレイク合成後
の受信シンボルベクトルΣRiξi * 、又(24)は
合成部24によるレイク合成後の受信シンボルベクトル
の振幅和Σ|Ri ξi * |、又(25)は合成部25
によるチャネル推定値の振幅和Σ|ξi ^|を示す。
【0039】この判定部13は、硬判定&軟判定器31
と、レベル比較器32とを有し、このレベル比較器32
は、図2に於ける合成部24によるレイク合成した受信
シンボルベクトルの振幅和Σ|Ri ξi * |(24)
と、合成部25によるチャネル推定値の振幅和Σ|ξi
^|(25)とを比較するものである。
【0040】そして、硬判定&軟判定器31に於いて、
図2に於ける合成部12によるレイク合成した受信シン
ボルベクトルRi ξi * (12)について、レベル比
較器32の比較結果、Σ|ξi ^|≦Σ|Ri ξi *
|の場合は硬判定を行い、又Σ|ξi ^|>Σ|Ri ξ
i * |の場合は軟判定を行うものである。
【0041】即ち、図3の(B)に示すように、Σ|ξ
i ^|≦Σ|Ri ξi * |の場合の受信シンボルベク
トルRi ξi * については、硬判定により正規の位相
に補正し、且つチャネル推定値の振幅和Σ|ξi ^|に
相当するレベルの推定情報シンボルベクトルZs ^を仮
判定として出力し、又Σ|ξi ^|>Σ|Ri ξi *
|の場合の受信シンボルベクトルRi ξi * について
は、レベルが低く信頼性に乏しいから、位相を補正する
が、振幅はそのまま保持する軟判定結果の推定情報シン
ボルベクトルZs ^を仮判定として出力とする。
【0042】図4は本発明の第2の実施の形態の判定部
の説明図であり、(A)は判定部の構成の要部を示し、
(B)は図2の(B)と同様な信号空間の一例を示す。
この判定部13は、硬判定&軟判定器31aと、レベル
比較器32aとを有し、レベル比較器32aは、図2に
於ける合成部24によるレイク合成した受信シンボルベ
クトルの振幅和Σ|Ri ξi * |(24)と、合成部
25によるチャネル推定値の振幅和Σ|ξi ^|(2
5)と、設定値Aとを比較する。この設定値Aは、チャ
ネル推定値の振幅和Σ|ξi ^|より大きい値として予
め設定する。
【0043】そして、硬判定&軟判定器31aは、合成
部12による受信シンボルベクトルΣRi ξi * につ
いて、Σ|ξi ^|≦Σ|Ri ξi * |<Aの時に硬
判定結果を出力し、Σ|ξi ^|>Σ|Ri ξi *
の時に軟判定結果を出力し、更に、A≦Σ|Ri ξi
* |の時に、チャネル推定値の振幅和より小さい振幅に
して軟判定を行うものである。
【0044】即ち、レイク合成後の受信シンボルベクト
ルΣRi ξi * が、図4の(B)の信号空間のbで示
すベクトルの場合、その受信シンボルベクトルの振幅和
Σ|Ri ξi * |について、Σ|ξi ^|≦Σ|Ri
ξi * |<Aの比較結果となるから、硬判定により推
定情報シンボルベクトルZ1 ^を仮判定出力とし、又c
で示すベクトルの場合、Σ|ξi ^|>Σ|Ri ξi
* |となるから、軟判定により推定情報シンボルベクト
ルZ2 ^を仮判定出力とし、又aで示すベクトルの場
合、A≦Σ|Ri ξi * |となるから、チャネル推定
値の振幅和より小さいレベルに変更して軟判定を行い、
例えば、推定情報シンボルベクトルZ2 ^を仮判定出力
とする。
【0045】従って、レイク合成後の受信シンボルベク
トルΣRi ξi * の振幅和が設定値Aを超えた場合
は、ノイズ等が等位相で重畳されて異常にレベルが高く
なった場合に相当し、信頼性が低下した状態であるか
ら、チャネル推定値の振幅和より小さいレベルに変更し
て軟判定を行うことにより、判定誤り誤差を小さく抑え
て、干渉レプリカ信号と干渉残差推定信号との精度を向
上させることができる。
【0046】図5は本発明の第3の実施の形態の判定部
の説明図であり、(A)は判定部の構成の要部を示し、
(B)は図2の(B)と同様な信号空間の一例を示す。
この判定部13は、硬判定&軟判定器31bと、レベル
比較器32bと零出力器33とを有し、レベル比較器3
2bは、図2に於ける合成部24によるレイク合成した
受信シンボルベクトルの振幅和Σ|Ri ξi * |(2
4)と、合成部25によるチャネル推定値の振幅和Σ|
ξi ^|(25)と、設定値Bとを比較する。この設定
値Bは、チャネル推定値の振幅和Σ|ξi ^|より小さ
い値として予め設定する。
【0047】そして、硬判定&軟判定器31bは、合成
部12による受信シンボルベクトルΣRi ξi * につ
いて、レベル比較器32bに於ける比較結果、Σ|ξi
^|≦Σ|Ri ξi * |の時に硬判定による推定情報
シンボルベクトルを仮判定出力とし、又Σ|ξi ^|>
Σ|Ri ξi * |>Bの時に軟判定による推定情報シ
ンボルベクトルを仮判定出力とし、又、B>Σ|Ri ξ
i * |の時に、零出力器33から零を仮判定出力とす
る。
【0048】即ち、レイク合成後の受信シンボルベクト
ルΣRi ξi * が、図5の(B)の信号空間のdで示
すベクトルの場合、その受信シンボルベクトルの振幅和
Σ|Ri ξi * |について、Σ|ξi ^|≦Σ|Ri
ξi * |の比較結果となるから、硬判定により推定情
報シンボルベクトルZ1 ^を仮判定出力とする。又eで
示すベクトルの場合、Σ|ξi ^|>Σ|Ri ξi *
|>Bとなるから、軟判定により推定情報シンボルベク
トルZ2 ^を仮判定出力とする。又fで示すベクトルの
場合、B>Σ|Ri ξi * |となるから、零出力器3
3から零を仮判定出力とする。
【0049】従って、レイク合成後の受信シンボルベク
トルΣRi ξi * の振幅和が設定値Bに満たない大き
さの場合は、信頼性が低いから、推定情報シンボルベク
トルは零として出力する。それによって、判定誤りを小
さく抑えて、干渉レプリカ信号と干渉残差推定信号との
精度を向上することができる。
【0050】図6は本発明の第4の実施の形態の判定部
の説明図であり、(A)は判定部の構成の要部を示し、
(B)は図2の(B)と同様な信号空間の一例を示す。
この判定部13は、硬判定&軟判定器31cと、レベル
比較器32cと、位相比較器34とを有し、レベル比較
器32cは、図2に於ける合成部24によるレイク合成
した受信シンボルベクトルの振幅和Σ|Ri ξi *
(24)と、合成部25によるチャネル推定値の振幅和
Σ|ξi ^|(25)とを比較する。
【0051】又位相比較器34は、レイク合成後の受信
シンボルベクトルΣRi ξi * と硬判定&軟判定器3
1cに於ける硬判定結果との位相差θを求め、この位相
差θと、設定値θA とを比較する。この設定値θA は、
各象限に於ける正規の位相に対する位相差が確からしさ
を維持できる範囲として予め設定するものである。
【0052】そして、レベル比較器32cと位相比較器
34との比較結果を硬判定&軟判定器31cに入力し、
硬判定と軟判定との切替えを行うものであり、硬判定&
軟判定器31cは、Σ|ξi ^|≦Σ|Ri ξi
* |、且つθ<θA の比較結果の場合に硬判定を行い、
Σ|ξi ^|>Σ|Ri ξi * |、且つθ<θA の比
較結果の場合に軟判定を行う。又θ≧θA で且つΣ|ξ
i ^|≦Σ|Ri ξi *|の比較結果の場合は、チャ
ネル推定値の振幅和より小さい振幅として軟判定を行
う。
【0053】即ち、レイク合成後の受信シンボルベクト
ルΣRi ξi * が、図6の(B)の信号空間のgで示
すベクトルの場合、その受信シンボルベクトルの振幅和
Σ|Ri ξi * |について、Σ|ξi ^|≦Σ|Ri
ξi * |の比較結果となり、且つこのベクトルgと硬
判定による推定情報シンボルベクトルZ1 ^との位相差
θが、設定値θA 以内となる場合であるから、信頼性が
高いと判断して硬判定結果の推定情報シンボルベクトル
1 ^を仮判定出力とする。
【0054】又レイク合成後の受信シンボルベクトルΣ
i ξi * が、hで示すベクトルの場合、その受信シ
ンボルベクトルの振幅和Σ|Ri ξi * |について、
Σ|ξi ^|>Σ|Ri ξi * |の比較結果となり、
且つこのベクトルhと硬判定による推定情報シンボルベ
クトルZ1 ^との位相差θが、設定値θA 以内となる場
合であり、信頼性が低いと判断して、軟判定結果の推定
情報シンボルベクトルZ2 ^を仮判定出力とする。
【0055】又レイク合成後の受信シンボルベクトルΣ
i ξi * が、kで示すベクトルの場合、その受信シ
ンボルベクトルの振幅和Σ|Ri ξi * |について、
Σ|ξi ^|≦Σ|Ri ξi * |の比較結果となり、
且つこのベクトルkと硬判定による推定情報シンボルベ
クトルZ1 ^との位相差θが、設定値θA を超えること
になる。この場合は、ベクトルkの振幅和がチャネル推
定値の振幅和を超えていても、位相差θが大きいから、
信頼性が低いと判断して、チャネル推定値の振幅和より
小さい振幅として、軟判定結果の推定情報シンボルベク
トルZ2 ^を仮判定出力とする。
【0056】従って、受信シンボルベクトルの振幅和Σ
|Ri ξi * |が、チャネル推定値の振幅和Σ|Ri
ξi * |より大きい場合でも、硬判定結果の推定情報
シンボルベクトルZ1 ^と受信シンボルベクトルΣRi
ξi * との位相差θが設定値θA を超えている場合
は、隣接した象限に近いベクトルであるから、信頼性が
低いものと判断し、その場合、チャネル推定値の振幅和
より小さいレベルに変更して軟判定を行い、象限内の位
相差が大きいことによる判定誤りを抑えることができ
る。従って、干渉レプリカ信号と干渉残差推定信号との
精度を向上することができる。
【0057】本発明は、前述の各実施の形態のみに限定
されるものではなく、種々付加変更することができるも
のであり、又各実施の形態を組み合わせることも可能で
ある。例えば、設定値A,Bにより、設定値Aを超える
レベルの受信シンボルベクトルの振幅和の場合は、小さ
いレベルに変更して軟判定を行い、又設定値B以下のレ
ベルの受信シンボルベクトルの振幅和の場合は、零を出
力する構成とすることもできる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、複数の
干渉キャンセラ・ユニットを有する干渉キャンセラに於
いて、各干渉キャンセラ・ユニットの判定部3に、比較
器8と硬判定&軟判定器9とを設けて、第1の合成部2
からの受信シンボルベクトルの振幅和とチャネル推定値
の振幅和との比較更には設定値A,Bとの比較により、
信頼性が高い受信シンボルベクトルか否かを判断し、信
頼性が高いと判断できる時は硬判定を行い、信頼性が低
いと判断した時は軟判定或いはレベルを小さくして軟判
定を行うものであり、従って、判定誤差を小さくするこ
とが可能となり、干渉キャンセラ・ユニットから出力さ
れる干渉残差推定信号dm と干渉レプリカ信号sm との
推定精度を向上することができる。それによって、干渉
キャンセラに於ける干渉除去特性を改善することができ
る利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の説明図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の判定部の説明図で
ある。
【図4】本発明の第2の実施の形態の判定部の説明図で
ある。
【図5】本発明の第3の実施の形態の判定部の説明図で
ある。
【図6】本発明の第4の実施の形態の判定部の説明図で
ある。
【図7】従来例のマルチステージ型干渉キャンセラの説
明図である。
【図8】従来例の干渉キャンセラ・ユニットの説明図で
ある。
【符号の説明】
1 逆拡散処理部 2 第1の合成部 3 判定部 4 拡散処理部 5 第2の合成部 6 逆拡散器 7 チャネル推定器 8 比較器 9 硬判定&軟判定器 10 拡散器 ICU1 〜ICUk 干渉キャンセラ・ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小早川 周磁 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 関 宏之 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 筒井 正文 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 逆拡散器とチャネル推定器とを少なくと
    も含み、且つ受信信号又は前段の誤差信号と前段の干渉
    レプリカ信号とを入力する逆拡散処理部と、該逆拡散処
    理部の出力信号を合成する第1の合成部と、該第1の合
    成部の出力信号を判定する判定部と、拡散器を少なくと
    も含み、且つ前記判定部の判定出力信号と前記逆拡散処
    理部からのチャネル推定値とを入力する拡散処理部と、
    該拡散処理部の出力信号を合成して干渉残差推定信号を
    出力する第2の合成部とを有する干渉キャンセラ・ユニ
    ットを少なくとも備えた干渉キャンセラに於いて、 前記干渉キャンセラ・ユニットの前記判定部は、前記第
    1の合成部の合成出力信号と前記チャネル推定器からの
    チャネル推定値とを比較する比較器と、該比較器の比較
    結果により前記第1の合成部の合成出力信号の硬判定と
    軟判定とを切替える構成とを有することを特徴とする干
    渉キャンセラ。
  2. 【請求項2】 前記判定部は、前記第1の合成部からの
    受信シンボルベクトルの振幅和と前記チャネル推定器か
    らのチャネル推定値の振幅和とを比較する比較器と、該
    比較器による前記受信シンボルベクトルの振幅和が前記
    チャネル推定値の振幅和以上のレベル比較結果により硬
    判定を行い、それ以外の比較結果により軟判定を行う硬
    判定&軟判定器とを有することを特徴とする請求項1記
    載の干渉キャンセラ。
  3. 【請求項3】 前記判定部は、前記第1の合成部からの
    受信シンボルベクトルの振幅和と前記チャネル推定器か
    らのチャネル推定値の振幅和と該チャネル推定値の振幅
    和より予め大きい値として設定した設定値とを比較する
    比較器と、該比較器により比較し、前記受信シンボルベ
    クトルの振幅和が前記設定値以上のレベル比較結果の時
    に前記チャネル推定値の振幅和より小さいレベルに変更
    して軟判定を行い、前記設定値より小さく且つ前記チャ
    ネル推定値の振幅和以上のレベル比較結果の時に硬判定
    を行い、前記チャネル推定値の振幅和より小さいレベル
    の比較結果の時に軟判定を行う硬判定&軟判定器とを有
    することを特徴とする請求項1記載の干渉キャンセラ。
  4. 【請求項4】 前記判定部は、前記第1の合成部からの
    受信シンボルベクトルの振幅和と、前記チャネル推定器
    からのチャネル推定値の振幅和と、該チャネル推定値の
    振幅和より小さい値として予め設定した設定値とを比較
    する比較器と、零の判定結果を出力する零出力器と、前
    記比較器による前記受信シンボルベクトルの振幅和が前
    記設定値より小さいレベルの比較結果により、前記零出
    力器から零の判定結果を出力し、前記チャネル推定値の
    振幅和以上のレベル比較結果により硬判定を行い、前記
    チャネル推定値の振幅和より小さく、且つ前記設定値以
    上のレベル比較結果により軟判定を行う硬判定&軟判定
    器とを有することを特徴とする請求項1又は2又は3記
    載の干渉キャンセラ。
  5. 【請求項5】 前記判定部は、前記第1の合成部からの
    受信シンボルベクトルの振幅和と前記チャネル推定器か
    らのチャネル推定値の振幅和とを比較するレベル比較器
    と、前記受信シンボルベクトルの硬判定結果と該受信シ
    ンボルベクトルとの位相差と予め設定した位相の設定値
    とを比較する位相比較器と、該位相比較器からの前記位
    相差が前記設定値以上の比較結果により前記受信シンボ
    ルレベルを前記チャネル推定値の振幅和より小さい値の
    レベルに変更して軟判定を行い、前記位相比較器からの
    前記位相差が前記設定値より小さい比較結果と、前記レ
    ベル比較器からの前記受信シンボルベクトルの振幅和が
    前記チャネル推定値の振幅和以上のレベル比較結果とに
    より硬判定を行い、且つ前記位相比較器からの前記位相
    差が前記設定値より小さい比較結果と、前記レベル比較
    器からの前記受信シンボルベクトルの振幅和が前記チャ
    ネル推定値の振幅和より小さいレベルの比較結果とによ
    り軟判定を行う硬判定&軟判定器とを有することを特徴
    とする請求項1乃至4の何れか1項記載の干渉キャンセ
    ラ。
  6. 【請求項6】 逆拡散器とチャネル推定器とを少なくと
    も含み、且つ受信信号又は前段の誤差信号と前段の干渉
    レプリカ信号とを入力する逆拡散処理部と、該逆拡散処
    理部の出力信号を合成する第1の合成部と、該第1の合
    成部の出力信号を判定する判定部と、拡散器を少なくと
    も含み、且つ前記判定部の判定出力信号と前記逆拡散処
    理部からのチャネル推定値とを入力する拡散処理部と、
    該拡散処理部の出力信号を合成して干渉残差推定信号を
    出力する第2の合成部とを有する干渉キャンセラ・ユニ
    ットを少なくとも備えた干渉キャンセラに於ける仮判定
    方法に於いて、 前記干渉キャンセラ・ユニットの前記判定部を硬判定と
    軟判定とに切替える構成とし、前記第1の合成部からの
    受信シンボルベクトルの振幅和と前記チャネル推定器か
    らのチャネル推定値の振幅和とを比較して、前記受信シ
    ンボルベクトルの振幅和が前記チャネル推定値以上の時
    に硬判定を行い、前記受信シンボルベクトルの振幅和が
    前記チャネル推定値より小さい時は軟判定を行う過程を
    含むことを特徴とする仮判定方法。
  7. 【請求項7】 前記干渉キャンセラ・ユニットの前記判
    定部を硬判定と軟判定とに切替える構成とし、前記第1
    の合成部からの受信シンボルベクトルの振幅和と前記チ
    ャネル推定器からのチャネル推定値の振幅和と該チャネ
    ル推定値の振幅和より予め大きい値として設定した設定
    値とを比較し、前記受信シンボルベクトルの振幅和が、
    前記設定値以上のレベルの時は、前記チャネル推定値の
    振幅和より小さいレベルに変更して軟判定を行い、前記
    設定値より小さく且つ前記チャネル推定値の振幅和以上
    のレベルの時は硬判定を行い、前記チャネル推定値の振
    幅和より小さいレベルの時は軟判定を行う過程を含むこ
    とを特徴とする請求項6記載の仮判定方法。
  8. 【請求項8】 前記干渉キャンセラ・ユニットの前記判
    定部を硬判定と軟判定とに切替える構成とし、前記第1
    の合成部からの受信シンボルベクトルの振幅和と、前記
    チャネル推定器からのチャネル推定値の振幅和と、該チ
    ャネル推定値の振幅和より小さい値として予め設定した
    設定値とを比較し、前記受信シンボルベクトルの振幅和
    が、前記設定値より小さいレベルの時に零の判定結果を
    出力し、前記チャネル推定値の振幅和以上のレベルの時
    に硬判定を行い、前記チャネル推定値の振幅和より小さ
    く、且つ前記設定値以上のレベルの時に軟判定を行う過
    程を含むことを特徴とする請求項6又は7記載の仮判定
    方法。
  9. 【請求項9】 前記干渉キャンセラ・ユニットの前記判
    定部を硬判定と軟判定とに切替える構成とし、前記第1
    の合成部からの受信シンボルベクトルに対する硬判定結
    果と該受信シンボルベクトルとの位相差と予め設定した
    位相の設定値とを比較し、前記位相差が前記設定値以上
    の時に、前記受信シンボルレベルを前記チャネル推定値
    の振幅和より小さい値のレベルに変更して軟判定を行
    い、前記位相差が前記設定値より小さく、前記受信シン
    ボルベクトルの振幅和が前記チャネル推定値の振幅和以
    上のレベルの時に硬判定を行い、且つ前記受信シンボル
    ベクトルの振幅和が前記チャネル推定値の振幅和より小
    さいレベルの時に軟判定を行う過程を含むことを特徴と
    する請求項6又は7又は8記載の仮判定方法。
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