JP2012529863A - 干渉消去のための方法およびシステム - Google Patents

干渉消去のための方法およびシステム Download PDF

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Abstract

ワイヤレス通信システム中の受信機における干渉消去のためのシステムおよび方法が提供される。一態様では、干渉消去のための方法が提供される。本方法は、複数のセルから受信された総受信チップを与えること(2810)を備える。本方法はまた、複数の反復中に複数のセルの各々の受信チップを連続的に推定すること(2820)を備え、第1の反復後の複数の反復の各々が、総受信チップから複数のセルのうちの1つまたは複数の、前に推定された受信チップを削除することと、複数のセルのうちの1つまたは複数の、前に推定された受信チップが削除された総受信チップを使用して複数のセルのうちの1つの受信チップを推定することと(2830)を備える。

Description

本出願は、一般にワイヤレス通信システムに関し、詳細には、多元接続システムにおける干渉消去のための方法およびシステムに関する。
ワイヤレス通信システムでは、多くのユーザがワイヤレス・チャネルを介して通信する。たとえば、符号分割多元接続(CDMA)変調技法は、多数のシステムユーザが存在する通信を可能にするためのいくつかの技法のうちの1つである。時分割多元接続(TDMA)および周波数分割多元接続(FDMA)など、他の多元接続通信システム技法も使用され得る。
ワイヤレス通信システムは、いくつかのセルに通信を与え得、各セルは、複数のユーザをサポートし、対応する基地局によってサービスされる。ユーザは、たとえば、セルラー電話、ユーザ機器(UE)、ワイヤレス通信デバイス、またはワイヤレス端末を指すことがある移動局を使用して、ワイヤレス通信システムからワイヤレス・サービスを受信する。
ワイヤレス通信システム中の移動局は、セル内干渉およびセル間干渉を受けやすいことがある。セル内干渉は、移動局をサービスする同じセル中の他のユーザによって引き起こされるが、セル間干渉は、近隣セル中の他のユーザによって引き起こされる。移動局は、一般に、近隣セルからの干渉がより強いサービングセルのエッジの近くに位置するとき、セル間干渉をより受けやすくなる。セル内干渉およびセル間干渉は移動局のデータ・スループットおよびボイス能力に悪影響を及ぼすので、両方のタイプの干渉を消去するための方法およびシステムが望ましい。
本開示の一態様によれば、ワイヤレス通信システム中の受信機における干渉消去のための方法が提供される。本方法は、複数のセルから受信された総受信チップ(total received chip)を与えることを備える。本方法は、複数の反復中に複数のセルの各々の受信チップを連続的に推定することをさらに備え、第1の反復後の複数の反復の各々が、総受信チップから複数のセルのうちの1つまたは複数の、前に推定された受信チップを削除することと、複数のセルのうちの1つまたは複数の、前に推定された受信チップが削除された総受信チップを使用して複数のセルのうちの1つの受信チップを推定することとを備える。
本開示の別の態様によれば、受信機中のワイヤレス通信システムにおける干渉消去のためのシステムが提供され、本システムは、複数のセルから受信された総受信チップを受信する。本システムは、複数の反復中に複数のセルの各々の受信チップを連続的に推定するように構成されたセル計算ユニットと、第1の反復後の複数の反復の各々において、総受信チップから複数のセルのうちの1つまたは複数の前に推定された受信チップを削除するように構成された減算ユニットとを備え、第1の反復後の複数の反復の各々において、セル計算ユニットは、複数のセルのうちの1つまたは複数の前に推定された受信チップが削除された総受信チップを使用して、複数のセルのうちの1つの受信チップを推定するように構成される。
本開示の別の態様によれば、ワイヤレス通信システム中の受信機における干渉消去のための装置が提供される。本装置は、複数のセルから受信された総受信チップを与えるための手段を備える。本装置は、複数の反復中に複数のセルの各々の受信チップを連続的に推定するための手段をさらに備え、第1の反復後の複数の反復の各々について、受信チップを連続的に推定するための手段が、総受信チップから複数のセルのうちの1つまたは複数の、前に推定された受信チップを削除するための手段と、複数のセルのうちの1つまたは複数の、前に推定された受信チップが削除された総受信チップを使用して、複数のセルのうちの1つの受信チップを推定するための手段とを備える。
本開示の別の態様によれば、ワイヤレス通信システム中の受信機における干渉消去のための命令を記憶する機械可読媒体が提供される。本命令は、複数のセルから受信された総受信チップを与えるためのコードを備える。本命令は、複数の反復中に複数のセルの各々の受信チップを連続的に推定するためのコードをも備え、第1の反復後の複数の反復の各々について、受信チップを連続的に推定するためのコードが、総受信チップから複数のセルのうちの1つまたは複数の、前に推定された受信チップを削除することと、複数のセルのうちの1つまたは複数の、前に推定された受信チップが削除された総受信チップを使用して、複数のセルのうちの1つの受信チップを推定することとを行うためのコードとをさらに備える。
本開示の別の態様によれば、ワイヤレス通信システム中の受信機における干渉消去のための装置が提供され、本システムは、複数のセルから受信された総受信チップを受信する。本装置は、複数の反復中に複数のセルの各々の受信チップを連続的に推定するように構成された少なくとも1つのプロセッサを備える。第1の反復後の複数の反復の各々について、少なくとも1つのプロセッサは、総受信チップから複数のセルのうちの1つまたは複数の、前に推定された受信チップを削除することと、複数のセルのうちの1つまたは複数の、前に推定された受信チップが削除された総受信チップを使用して複数のセルのうちの1つの受信チップを推定することとを行うように構成される。
主題の技術の様々な構成を例として図示および説明する以下の詳細な説明から、主題の技術の他の構成が容易に明らかになることが当業者には理解されよう。了解されるように、すべて本技術の範囲から逸脱しなければ、本技術は他の構成および異なる構成が可能であり、そのいくつかの詳細は様々な他の点で変更が可能である。したがって、図面および詳細な説明は、本質的に例示的なものと見なされるべきであり、限定的なものと見なされるべきではない。
本開示のいくつかの態様による、複数のユーザとのワイヤレス通信システムの図。 本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス通信システムにおいて使用される移動局のブロック図。 本開示のいくつかの態様による、シングル・ユーザ・チャネル・モデルの図。 本開示のいくつかの態様による、マルチ・ユーザ・チャネル・モデルの図。 本開示のいくつかの態様による、簡略化されたマルチ・ユーザ・チャネル・モデルの図。 本開示のいくつかの態様による、雑音を含む簡略化されたマルチ・ユーザ・チャネル・モデルの図。 本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス通信システムにおいて2段処理を使用するマルチ・ユーザ検出システムの概略図。 本開示のいくつかの態様による、2段処理とマルチ・ユーザ干渉行列とを使用するマルチ・ユーザ検出システムの概略図。 本開示のいくつかの態様による、2段処理を使用するマルチ・ユーザ検出の方法を示す流れ図。 本開示のいくつかの態様による、チップを受信機に送信する方法を示す流れ図。 本開示のいくつかの態様による、チップを複数のユーザの1つまたは複数の受信シンボルに処理する方法を示す流れ図。 本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス通信システムにおいて使用される移動局のブロック図。 本開示のいくつかの態様による、マルチ・チャネル・モデルの図。 本開示のいくつかの態様による、マルチ・ユーザ検出の方法を示す流れ図。 本開示のいくつかの態様による、マルチ・ユーザ干渉行列を計算する方法を示す流れ図。 本開示のいくつかの態様による、マルチ・ユーザ干渉およびショルダー行列(shoulder matrix)を計算するためのシステムの概略図。 本開示のいくつかの態様による、干渉消去を用いたマルチ・ユーザ検出システムの概略図。 本開示のいくつかの態様による、干渉消去を用いたマルチ・ユーザ検出システムの概略図。 本開示のいくつかの態様による、干渉消去を用いたマルチ・ユーザ検出の方法を示す流れ図。 本開示のいくつかの態様による、反復的干渉消去を用いたマルチ・ユーザ検出システムの概略図。 本開示のいくつかの態様による、反復的干渉消去を用いたマルチ・ユーザ検出の方法を示す流れ図。 本開示のいくつかの態様による、反復的干渉消去を用いたマルチ・ユーザ検出システムの概略図。 本開示のいくつかの態様による、チャネル推定システムの概略図。 本開示のいくつかの態様による、チャネル推定の方法を示す流れ図。 本開示のいくつかの態様による、総フィルタ(total filter)推定の方法を示す流れ図。 本開示のいくつかの態様による、簡略化されたマルチセル・マルチ・ユーザ・チャネル・モデルの図。 本開示のいくつかの態様による、セル間干渉消去のためのシステムの概略図。 本開示のいくつかの態様による、受信チップを計算するためのセル計算システムの概略図。 本開示のいくつかの態様による、スライス検出を用いた受信チップを計算するためのセル計算システムの概略図。 本開示のいくつかの態様による、連続干渉消去を実行することが可能なシステムの概略図。 本開示のいくつかの態様による、連続干渉消去を実行することが可能なシステムの概略図。 本開示のいくつかの態様による、連続干渉消去の方法を示すフローチャート。 本開示のいくつかの態様による、干渉消去のための装置の機能の一例を示すブロック図。
以下の詳細な説明では、本技術の完全な理解を与えるために多数の具体的な詳細を記載する。ただし、本技術は、これらの具体的な詳細の一部なしに実施され得ることは当業者には明らかであろう。他の場合では、本技術を不明瞭にしないために、よく知られている構造および技法を詳細に図示していない。
「例示的」という単語は、本明細書では「例または例示の働きをすること」を意味するために使用する。「例示的」として本明細書で説明するいかなる態様または設計も、必ずしも他の態様または設計よりも好ましいまたは有利なものと解釈すべきではない。
次に、その例が添付の図面に示されている、本技術の態様への言及を詳細に行う。図面全体にわたって、同様の参照番号は同様の要素を指す。
本明細書で開示するプロセス中のステップの特定の順序または階層は、例示的な手法の一例であることを理解されたい。設計上の選好に基づいて、プロセス中のステップの特定の順序または階層は本開示の範囲内のまま再構成され得ることを理解されたい。添付の方法クレームは、様々なステップの要素を例示的な順序で提示したものであり、提示された特定の順序または階層に限定されるものではない。
図1は、本開示のいくつかの態様による、複数のユーザをサポートするワイヤレス通信システムの図である。通信システム100は、(セル102と呼ばれる)いくつかのセル102A〜102Gに通信を与え、セル102の各々は、(基地局104と呼ばれる)対応する基地局104A〜104Gによってサービスされる。もちろん、任意の数のセル102および基地局104が通信システム100中に含まれ得る。例示的な通信システム100では、一部の基地局104は複数の受信アンテナを有し、他の基地局104はただ1つの受信アンテナを有する。同様に、一部の基地局104は複数の送信アンテナを有し、他の基地局104は単一の送信アンテナを有する。
(移動局106と呼ばれる)移動局106A〜106Hは、たとえば、セルラー電話、PDAなどを指すことがあり、モバイル・デバイス、ユーザ機器(UE)、ワイヤレス通信デバイス、端末、局、モバイル機器(ME)または何らかの他の用語でも呼ばれることがある。図1に示すように、様々な移動局106は通信システム100全体にわたって分散され得、各移動局106は、所与の瞬間においてダウンリンクおよびアップリンク上で少なくとも1つの基地局104と通信する。
(1)異なる直交符号系列を使用して異なるユーザのデータを送信するCDMAシステム、(2)異なる周波数サブバンド上で異なるユーザのデータを送信するFDMAシステム、(3)異なるタイムスロット中で異なるユーザのデータを送信するTDMAシステム、(4)異なる空間チャネル上で異なるユーザのデータを送信する空間分割多元接続(SDMA)システム、(5)異なる周波数サブバンド上で異なるユーザのデータを送信する直交周波数分割多元接続(OFDMA)システムなどの異なる技術が、様々な多元接続通信システムのために使用され得る。
図2は、本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス通信システム100において使用される移動局106のブロック図である。移動局106は、アンテナ220を使用して送信信号を受信するように構成された受信機200を含み得る。受信機200は、たとえば、チャネル・マッチド・フィルタおよび/または等化器を使用して受信信号をフィルタ処理するために使用され得るフロント・エンド処理ユニット210に通信可能に結合される。移動局106は、フロント・エンド処理ユニット210の出力を逆スクランブルし、逆拡散する逆スクランブルおよび逆拡散ユニット230を含み得る。移動局106は、処理ユニット240と、通信可能に結合されたメモリ250と、マルチ・ユーザ検出のために使用され、以下でさらに詳細に説明する、通信可能に結合された検出ユニット260とをさらに含み得る。移動局106は特定の構成に限定されず、構成要素の様々な組合せならびに他の構成要素が移動局106中に含まれ得る。
図3は、本開示のいくつかの態様によるシングル・ユーザ・チャネル・モデルの図である。図3に示すように、ユーザ・シンボルb(m)が、たとえば、基地局104内にあり得る送信機(図示せず)から送信される。ユーザ・シンボルは、ユーザのデータ・シンボルと呼ばれることもあり、2位相シフトキーイング(BPSK)変調、4位相シフトキーイング(QPSK)変調、直交振幅変調(QAM)、または他の方式を使用して1つまたは複数のデータビットをデータ・シンボルにマッピングすることによって取得され得る。mは、ユーザ・シンボルb(m)のシンボル期間を指すことに留意されたい。前のユーザ・シンボルはb(m−1)と標示され、後続のユーザ・シンボルはb(m+1)と標示されることになる。ユーザ・シンボルb(m)は、たとえば、ウォルシュ符号w(n)を使用して拡散され、符号p(n)を使用してスクランブルされる。ウォルシュ符号は拡散率Nを有し得、ウォルシュ符号w(n)は、1シンボル期間にわたるNチップのシーケンスを備える。拡散およびスクランブルの結果は、ブロック310においてチャネルh上で送信される。
移動局106は、アンテナ220を使用して、受信機200においてチップを受信し、チップは、次いで、フロント・エンド処理ユニット210においてフィルタ処理され、合計ブロック320において合計される前に、逆スクランブルおよび逆拡散ユニット230において逆スクランブル符号p*(n)を使用して逆スクランブルされ、逆拡散符号w*(n)を使用して逆拡散される。移動局106における得られた受信シンボルは、z(m)と標示される。合計ブロック320は、各受信シンボルz(m)を取得するために、1シンボル期間にわたって逆拡散された信号を合計する。
総フィルタ300「{c}」は、チャネル310hとフィルタ210fとの畳み込みである総フィルタを指す。チャネル310hは、以下でさらに詳細に説明するパイロット・ベース・チャネル推定および/またはデータ支援チャネル推定を使用して推定され得る。総フィルタ300の長さが2N+1(Nは拡散率)未満であるとき、z(m)は、以下の式(1)によって表され得る。
Figure 2012529863
c(l)、w(n)およびp(n)に関して、a-1(m)、a0(m)およびa1(m)は、式(2)〜(4)に示すように表され得る。
Figure 2012529863
図4(a)は、本開示のいくつかの態様によるマルチ・ユーザ・チャネル・モデルの図である。図3で説明したようにユーザ・シンボルb(m)を送信する代わりに、図4(a)はユーザ・シンボルセット{bk(m)}の送信を示す。すなわち、シンボルb1(m)〜bNu(m)は複数のユーザ1〜Nuに送信され得る。したがって、各ユーザ・シンボルb1(m)〜bNu(m)にそれぞれの拡散符号(たとえば、ウォルシュ符号)w1(n)〜wNu(n)が適用され得ることになる。もちろん、ウォルシュ符号の使用は例にすぎず、本開示の範囲から逸脱することなく他の拡散技法が使用され得る。さらに、それぞれのユーザ・シンボルb1(m)〜bNu(m)にそれぞれの利得g1〜gNuが適用され得る。本開示の範囲から逸脱することなく、それぞれのユーザ・シンボルb1(m)〜bNu(m)に別個または同様の拡散符号または利得が適用され得ることに留意されたい。異なるユーザの拡散信号は、スクランブル符号p(n)が適用される前にコンバイナ400において合成され得る。得られた合成信号はチャネル310hを介して送信される。
移動局106は、アンテナ220を使用して受信機200においてチップを受信し、チップは、次いで、フロント・エンド処理ユニット210においてフィルタ処理される。様々なフロント・エンド・フィルタ処理技法(たとえば、フロント・エンド・チャネル・マッチド・フィルタおよび/または等化)が実装され得る。フィルタ処理されたチップは、次いで、逆スクランブルおよび逆拡散ユニット230において、逆スクランブル符号p*(n)を使用して逆スクランブルされ、逆拡散符号w*1(n)〜w*Nu(n)を使用して逆拡散される。逆スクランブル符号p*(n)および逆拡散符号w*1(n)〜w*Nu(n)は、それぞれスクランブル符号p(n)および拡散符号w1(n)〜wNu(n)の共役であり得る。各逆拡散された信号は、受信シンボルz1(m)〜zNu(m)を取得するために、それぞれの合計ブロック320によって1シンボル期間にわたって合計される。得られた受信シンボルz1(m)〜zNu(m)は、移動局106において受信されたシンボルを表す。
得られた受信シンボルz1(m)〜zNu(m)は、以下の式(5)に示すベクトル(m)として表され得る。
Figure 2012529863
上式で、Gは利得行列415(図4(c)参照)であり、
Figure 2012529863
はスタック利得行列420(図4(b)参照)であり、それらは、式(6)に示すように表され得る。
Figure 2012529863
(m)は、ユーザ・シンボルb1(m)〜bNu(m)のベクトルであり、式(7)に示すように表され得る。
Figure 2012529863
Figure 2012529863
は、マルチ・ユーザ干渉行列410と呼ばれることがあり、式(8)に示すように表される。
Figure 2012529863
いくつかの実施形態によれば、A-1(m)、A0(m)およびA1(m)はNu×Nuマルチ・ユーザ干渉(MAI)およびショルダー行列であり、Nuは、サービングセル102中の符号チャネルの数である。行列A-1(m)、A0(m)およびA1(m)の判断について、図5を参照しながら以下でさらに詳細に説明する。
式(5)で得られた式は、以下の式(9)のように書き換えられ得る。
Figure 2012529863
上記の式の結果として、ユーザ・シンボルb1(m)〜bNu(m)の送信と受信シンボルz1(m)〜zNu(m)との簡略化されたモデルは、図4(b)に示すように表され得る。図4(b)では、スタック利得行列
Figure 2012529863
は420と標示され、(図4(a)では点線によって示される)マルチ・ユーザ干渉行列
Figure 2012529863
は410と標示される。
図4(c)は、本開示のいくつかの態様による、雑音を含む簡略化されたマルチ・ユーザ・チャネル・モデルの図である。図4(c)に示すように、ユーザ・シンボル(m)は、ブロック415において利得スケーリングされ、ブロック425において拡散され、スクランブルされる。得られた信号は、チャネル310hを介して送信され、送信中に雑音を受け得る。受信機において受信された信号は、フロント・エンド処理ユニット210においてフィルタ処理され、逆スクランブルおよび逆拡散ユニット230において逆スクランブルされ、逆拡散される。得られた受信シンボル(m)は式(10)によって表され得、雑音は(m)によって表される。
Figure 2012529863
したがって、得られた受信シンボル(m)(たとえば、逆拡散されたCDMA信号)は、マルチ・ユーザ・シンボル間干渉(ISI)、マルチ・ユーザ干渉(MUI)ならびに他の原因不明の雑音(m)を表す、単一の式によって示され得ることになる。単一の式は、式(11)に示すように、逆拡散信号のシンボル・レベル時間変動マルチ・ユーザ・モデルを表す。
Figure 2012529863
代替として、式(11)は、式(12)のように書き換えられ得る。
Figure 2012529863
図5は、本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス通信システム中の受信機において2段処理を使用するマルチ・ユーザ検出システムの概略図である。ステージ1 500は、チップr(n)が(図2に示す)受信機200において受信されるときのチップ・レベルを指す。受信チップr(n)は、フィルタ210(たとえば、チャネル・マッチド・フィルタおよび/または等化器)においてフロント・エンド処理を受ける。フィルタ210の出力y(n)は逆スクランブルおよび逆拡散ユニット230に入力され、そこで出力y(n)は、逆スクランブル符号p*(n)を使用して逆スクランブルされ、たとえば、前にメモリ250に記憶された逆拡散符号w*1(n)〜w*Nu(n)を使用して逆拡散される。逆スクランブルおよび逆拡散ユニット230は受信シンボルz1(m)〜zNu(m)を出力する。
一態様では、逆スクランブルおよび逆拡散ユニット230は、フィルタ処理されたチップy(n)を逆スクランブル符号p*(n)と混合する逆スクランブル・ミキサ315と、逆スクランブルされた逆拡散チップを逆拡散符号w*1(n)〜w*Nu(n)と混合するミキサ317とを備える。逆スクランブルおよび逆拡散ユニット230はまた、受信シンボルz1(m)〜zNu(m)を取得するために、1シンボル期間にわたって逆拡散された信号を合計するための合計ブロック320を備える。
マルチ・ユーザ検出システムのフィルタ処理、逆スクランブルおよび逆拡散演算は、受信シンボルz1(m)〜zNu(m)を取得するために、図5中の例に示す順序とは異なる順序で構成され得ることを理解されたい。たとえば、逆スクランブルおよび逆拡散演算はフィルタ処理の前に実行され得る。したがって、マルチ・ユーザ検出システムは、フィルタ処理、逆スクランブルおよび逆拡散演算の特定の順序に限定されない。
上記のように、総フィルタ300cは、チャネル310hとフィルタ210fとの畳み込みを指す。したがって、c(l)は、f(l)で畳み込まれたh(l)に等しく、h(l)およびf(l)は、計算され、メモリ250に記憶され得る。c(l)、w(n)およびp(n)に関して、A-1(m)、A0(m)およびA1(m)は、式(13)〜(15)に示すように表され得る。
Figure 2012529863
ステージ2 510はシンボル・レベルを指し、逆スクランブルおよび逆拡散ユニット230の出力が取得される(すなわち、受信シンボルz1(m)〜zNu(m)を生じる)。上記の式(11)は、受信シンボルz1(m)〜zNu(m)を所望のユーザ・シンボルb1(m)〜bNu(m)に関係づけるシンボル・レベル時間変動マルチ・ユーザ・モデルを与える。式(11)および計算された行列A-1(m)、A0(m)およびA1(m)、利得行列、および受信シンボルを使用して、所望のユーザ・シンボルb1(m)〜bNu(m)の値を求めることができる。
いくつかの実施形態によれば、ショルダー行列A-1およびA1は小さく、したがって雑音(m)とともに吸収され、その結果、総干渉
Figure 2012529863
を生じ得る。その結果、(m)は、式(16)に示すように表され得る。
Figure 2012529863
図6は、本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス通信システム中の受信機において2段処理とマルチ・ユーザ干渉行列とを使用するマルチ・ユーザ検出システムの概略図である。図6は、図5と同様であるが、行列計算ユニット240と検出ユニット260とを含む。図5を参照しながら上記で説明したステージ1 500およびステージ2 510の処理と同じ処理が行われる。しかしながら、いくつかの態様によれば、行列計算ユニット240は、たとえば、マルチ・ユーザ干渉行列A0(m)を計算し、その行列を検出ユニット260に通信し得る。マルチ・ユーザ干渉行列A0(m)の値と受信シンボル(m)とが与えられれば、検出ユニット260は、たとえば、式(16)中の所望のシンボル(m)の値を求めることによって所望のユーザ・シンボル
Figure 2012529863
を検出する。ハット上付き文字は、送信機側(たとえば、基地局104)においてユーザ・シンボルの推定値を与える検出されたユーザ・シンボルを示す。受信シンボル(m)は、すでに知られているように受信チップおよびGを逆スクランブルし、逆拡散することによってあらかじめ決定されていることに留意されたい。式(16)に基づいて、所望のユーザ・シンボルを判断するために、最小平均2乗誤差推定(MMSE)、最尤検出(MLD)または球復号(sphere decoding)(SD)、最大事後検出(MAPD)、およびスライシングなど、様々な検出および推定技法が検出ユニット260によって採用され得る。当技術分野で知られている他の技法も使用され得る。行列計算行列240および検出ユニット260は、説明しやすいように図5では別々に示されているが、それらの演算は同じプロセッサまたは複数のプロセッサによって実行され得る。
一態様では、マルチ・ユーザ干渉行列A0(m)は、各受信シンボルz1(m)〜zNu(m)を対応するユーザ・シンボルと他のユーザ・シンボルとに関係づけるNu×Nu行列である。たとえば、受信シンボルz1(m)の場合、マルチ・ユーザ干渉行列A0(m)の係数[A0(m)]1,1は受信シンボルz1(m)を対応するユーザ・シンボルb1(m)に関係づける。さらに、マルチ・ユーザ干渉行列A0(m)の第1行中の他の係数[A0(m)]1,2〜[A0(m)]1,Nuは、それぞれ、受信シンボルz1(m)を受信シンボルz1(m)に対するマルチ・ユーザ干渉に寄与する他のユーザ・シンボルb2(m)〜bNu(m)に関係づける。同じことが他の受信シンボルに適用し得る。
したがって、この態様におけるマルチ・ユーザ干渉行列A0(m)は、式(16)中のユーザ・シンボルb1(m)〜bNu(m)の値を求めるときにマルチ・ユーザ干渉を考慮する。したがって、マルチ・ユーザ干渉行列A0(m)は、複雑なチップ・レベルのマルチ・ユーザ干渉消去を実行する必要なしに、マルチ・ユーザ干渉を考慮するシンボル・レベルにおけるマルチ・ユーザユーザ・シンボル検出を行う。その結果、シンボル・レベルにおいて広範囲にわたる強力で高度な受信機を使用して所望のシンボルが正確に検出され得る。
図7は、本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス通信システム中の受信機において2段処理を使用するマルチ・ユーザ検出の方法を示す流れ図である。動作700において、移動局106の一部としての受信機200においてチップを受信する。動作700から、プロセスは動作710に進み、チップを複数のユーザの1つまたは複数の受信シンボル(m)に処理する。たとえば、受信チップがフィルタ処理され、次いで逆スクランブルされ、受信シンボルに逆拡散され得る。
動作710から、プロセスは動作720に進み、(たとえば、式(13)に基づいて)既知の符号、フィルタ係数およびチャネル推定値からマルチ・ユーザ干渉行列A0(m)を計算する。チャネルは、たとえば、以下で説明するパイロット・ベース・チャネル推定またはデータ支援チャネル推定を使用して推定され得る。
動作720から、プロセスは動作730に進み、計算された行列A0(m)および受信シンボルを使用して、所望のユーザ・シンボル(m)を受信シンボル(m)に関係づけるシンボル・レベルモデルに基づいて所望のユーザ・シンボルを検出する。たとえば、シンボル・レベル時間変動マルチ・ユーザ・モデルは式(16)によって表され得る。この例では、ユーザ・シンボル
Figure 2012529863
は、MMSE、MLD、SD、MAPDおよびスライシングを含む様々な技法を使用して式(16)中のユーザ・シンボル(m)の値を求めることによって検出され得る。行列A0(m)は、各ユーザの受信シンボルをそれぞれのユーザの所望のユーザ・シンボルに関係づけるだけでなく、他のユーザのユーザ・シンボルにも関係づける。したがって、行列A0(m)はマルチ・ユーザ干渉を考慮する。
マルチ・ユーザ・シンボル間干渉を考慮するために、動作720においてショルダー行列A1(m)およびA-1(m)をも計算する。次いで、動作730において、たとえば、式(12)中のユーザ・シンボル(m)の値を求めることによって、受信シンボル(m)と行列A1(m)、A0(m)、A-1(m)とを使用してユーザ・シンボル
Figure 2012529863
を検出する。ショルダー行列A1(m)とA-1(m)の両方を使用する代わりに、それらのショルダー行列のうちの一方がユーザ・シンボル(m)を検出するために使用され得る。この場合、式(12)中のユーザ・シンボル(m)の値を求めるときに、使用されていないショルダー行列に対応する式(12)中の項は省略される。
図8は、本開示のいくつかの態様による、チップを送信するプロセスを示す流れ図である。このプロセスは、たとえば、移動局106または他の受信デバイスにチップを送信するために基地局104または他の送信機において実行され得る。
動作800において、送信すべき1つまたは複数のユーザ・シンボルにそれぞれの利得を適用する。利得を適用するための任意の従来の手段が使用され得、それぞれの利得は、同じでもよく、互いに異なっていてもよい。
動作800から、プロセスは動作810に進み、1つまたは複数の利得スケーリングされたシンボルに拡散符号をそれぞれ適用する。ウォルシュ符号を適用することなど、従来のCDMA拡散技法が実装され得る。ユーザ・シンボルは、たとえば、異なるユーザの別個のユーザ・シンボルに拡散され得る。動作820において、コンバイナ400を使用して1つまたは複数の拡散されたシンボルを合成する。
動作820から、プロセスは動作830に進み、合成信号をスクランブルする。合成信号は、たとえば、(たとえば、他の基地局104によってサービスされる)他のセルからの信号から合成信号を分離するためにスクランブルされ得る。その後、動作840において、チャネル310h上で合成信号を送信する(図3参照)。
図9は、本開示のいくつかの態様による、チップを複数のユーザの1つまたは複数の受信シンボルに処理する方法を示す流れ図である。このプロセスは移動局106または他の受信デバイスにおいて実行され得る。
動作900において、フロント・エンド処理ユニット210がフィルタ210fによって受信チップをフィルタ処理する。本明細書に示すように、フロント・エンド処理は、たとえば、チャネル・マッチド・フィルタおよび/または等化器を使用して実行され得る。しかしながら、本発明の範囲から逸脱することなく他のフィルタ処理技法が実装され得る。
動作900から、プロセスは動作910に進み、前に送信側において信号をスクランブルするために使用されたスクランブル符号p(n)の共役に基づく逆スクランブル符号p*(n)を使用して、フィルタ処理されたチップを逆スクランブルする。その後、動作920において、たとえば、前に送信機側において信号を拡散するために使用されたウォルシュ符号の共役に基づく逆拡散符号を使用して、逆スクランブルされたチップを逆拡散する。各逆拡散符号は異なるユーザまたは符号チャネルに対応し得る。逆拡散および逆スクランブルは逆拡散および逆スクランブル・ユニット230によって実行され得る。逆スクランブルおよび逆拡散符号は、逆スクランブルおよび逆拡散ユニット230に通信可能に結合されたメモリ250に事前プログラムされ得る。
動作920から、プロセスは動作930に進み、それぞれのユーザの受信シンボルを取得するために1シンボル期間にわたって各ユーザの逆拡散チップを合計する。合計はそれぞれの合計ブロック320によって実行され得る。図9中の動作はまた、受信シンボルを取得するために異なる順序で実行され得る。
図10は、本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス通信システム100において使用される移動局106のブロック図である。図10の移動局106は、チップを受信するためのモジュール1000を含む。移動局106はまた、チップを複数のユーザの1つまたは複数の受信シンボルに処理するためのモジュール1010を含み、チップは、フロント・エンド処理ユニットによってフィルタ処理され、次いで、逆スクランブルされ、逆拡散され、シンボル(m)として出力される。
移動局106は、マルチ・ユーザ干渉行列を計算するためのモジュール1020をさらに含む。上記で説明したように、マルチ・ユーザ干渉行列A0(m)は、たとえば、既知の符号、フィルタ係数およびチャネル推定値に基づいて計算され得る。
移動局106は、所望のユーザ・シンボル(m)を受信シンボル(m)に関係づけるシンボル・レベル時間変動マルチ・ユーザ・モデルに基づいて、計算された行列A0(m)と受信シンボル(m)とを使用してユーザ・シンボル
Figure 2012529863
を検出するためのモジュール1030をさらに含む。たとえば、シンボル・レベル時間変動マルチ・ユーザ・モデルは式(16)によって表され得る。この例では、ユーザ・シンボル
Figure 2012529863
は、MMSE、MLD、SD、MAPDおよびスライシングを含む様々な技法を使用して式(16)中のユーザ・シンボル(m)の値を求めることによって検出され得る。
マルチ・ユーザ干渉およびショルダー行列の効率的な計算
本開示のいくつかの態様によれば、マルチ・ユーザ干渉およびショルダー行列を計算するための効率的な方法およびシステムが提供される。一態様では、ユーザ・シンボルがウォルシュ符号によって拡散されるとき、マルチ・ユーザ干渉およびショルダー行列は、以下でさらに詳細に説明するように、高速アダマール変換(Fast Hadamard Transform)(FHT)を使用して効率的に計算され得る。
図11は、一態様によるマルチ・チャネル・モデルの図である。図11において、シンボル期間mについてのユーザ・シンボルb1(m)〜bNu(m)は列ベクトル形式で(m)として表され、Nuはユーザまたは符号チャネルの数である。ユーザ・シンボル(m)に利得行列G(ブロック1110)が適用される。利得行列Gは、それぞれのユーザ・シンボルb1(m)〜bNu(m)に利得g1〜gNuを適用するNu×Nu対角行列であり、次のように与えられ得る。
Figure 2012529863
利得スケーリングされたユーザ・シンボルは、次いで、拡散行列W(ブロック1120)によって拡散される。拡散行列Wは、各利得スケーリングされたユーザ・シンボルにNチップのウォルシュ符号を適用するN×Nu行列である。拡散行列Wは次のように与えられ得る。
Figure 2012529863
上式で、 1は、第1のユーザのためのウォルシュ符号を表すN×1列ベクトルであり、 Nuは、第Nuのユーザのためのウォルシュ符号のN×1列ベクトルである。各ウォルシュ符号 1 NuはNチップを備え得る。拡散されたユーザ・シンボルは、次いで、スクランブル行列P(m)(ブロック1130)によってスクランブルされる。スクランブル行列P(m)は、拡散されたユーザ・シンボルにNチップのスクランブル符号を適用するN×N対角行列である。スクランブル行列P(m)は次のように与えられ得る。
Figure 2012529863
上式で、(m−1)N〜(mN−1)は、シンボル期間mに対応するNチップのスクランブル符号のチップ・インデックスを表す。拡散およびスクランブルの後に、得られたチップはチャネルh(ブロック1132)上で送信される。シンボル期間mについての送信チップは、図11に示すようにN×1列ベクトル(m)として表され得る。シンボル期間mについての送信チップは次のように与えられ得る。
Figure 2012529863
前および次のシンボル期間m−1およびm+1についての送信チップは、それぞれ次のように与えられ得る。
Figure 2012529863
上式で、ウォルシュ符号および利得は、シンボル期間m−1、mおよびm+1について同じであると仮定される。この態様では、ウォルシュ符号はシンボル期間ごとに繰り返し得る。
送信チップは、チャネルh(ブロック1132)上で受信機に送信され、フロント・エンド・フィルタf(ブロック1135)によって受信機においてフィルタ処理される。シンボル期間mについてのフィルタfの出力はN×1列ベクトル(m)として表され得、これは次のように表され得る。
Figure 2012529863
上式で、Cは、チャネルhとフィルタfとの畳み込みによって与えられる総フィルタ(ブロック1140)の行列である。シンボル期間m−1およびm+1についての送信チップは、シンボル間干渉を考慮するために(m)の式中に含まれる。総フィルタ行列Cは、次のように与えられるN×3Nテプリッツ行列(Toeplitz matrix)によって表され得る。
Figure 2012529863
上式で、フィルタ長は2Nチップ(−N〜N)にわたり、C-1、C0およびC1は、それぞれ、前、現在および次のシンボル期間についての送信チップに適用される総フィルタ行列Cの部分を表す。総フィルタ行列Cは[C-101]によって表され得る。式(20)〜(22)中の送信チップの式を、式(23)中のフィルタ出力(m)の式に代入すると次式になる。
Figure 2012529863
フロント・エンド・フィルタfによってフィルタ処理した後に、フィルタ出力(m)は、スクランブル行列P(m)のエルミート(Hermitian)である逆スクランブル行列PH(m)(ブロック1150)によって逆スクランブルされる。逆スクランブル後に、逆スクランブルされたフィルタ出力は、拡散行列Wの転置である逆拡散行列WT(ブロック1160)によって逆拡散される。逆スクランブルおよび逆拡散によりユーザ1〜Nuの受信シンボル(m)が生じる。受信シンボル(m)は次のように与えられ得る。
Figure 2012529863
(m)の式を式(26)に代入すると次式になる。
Figure 2012529863
式(27)に基づいて、シンボル期間mについてのマルチ・ユーザ干渉およびショルダー行列A-1、A0、A1は、それぞれ次のように表され得る。
Figure 2012529863
式(28)〜(30)を使用して、マルチ・ユーザ干渉およびショルダー行列A-1、A0、A1が計算され得る。一態様では、以下で説明するように、マルチ・ユーザ干渉行列およびショルダー行列A-1、A0、A1を効率的に計算するために高速アダマール変換(FHT)が使用される。
FHT演算はアダマール行列とベクトルとの積を計算し、2次アダマール行列は次式によって再帰的に定義され得る。
Figure 2012529863
上式で、H2は次式によって与えられる。
Figure 2012529863
行列は複数のベクトルによって表され得るので、FHT演算はまた、アダマール行列と行列との積を計算するために使用され得る。FHT演算を実行するために、計算量的に効率的なシステムおよび方法が開発された。ウォルシュ行列は、ウォルシュ行列の行または列を並べ替えることによってアダマール行列に変換され得る。代替的に、ウォルシュ行列中のウォルシュ符号は、アダマール行列を形成するようにすでに順序付けられていることがあり、その場合、ウォルシュ行列は変換される必要がない。ウォルシュ行列のこれらの性質は、FHT演算を使用して式(28)〜(30)中のマルチ・ユーザ干渉およびショルダー行列を効率的に計算するために活用され得る。
一態様では、式(28)〜(30)中の拡散行列Wは、行列Wの行または列を並べ替えることによってアダマール行列に変換され得るウォルシュ行列である。式(28)〜(30)中の逆拡散行列WTは、行列WTの行または列を並べ替えることによって、同じくアダマール行列に変換され得るウォルシュ行列と考えられ得る拡散行列Wの転置である。この態様では、式(28)〜(30)中のウォルシュ行列Wと別の行列との積は、ウォルシュ行列Wを対応するアダマール行列に変換するためにウォルシュ行列Wの行または列を並べ替え、同様にして他の行列の行または列を並べ替えることによって、FHT演算を使用して効率的に計算され得る。他の行列は、式(28)〜(30)中の行列のうちの1つでもよく、それらの行列の組合せでもよい。次いで、対応するアダマール行列と、その行または列が並べ替えられた他の行列との積を計算するためにFHT演算が使用される。FHT演算後に、得られた行列の行または列は、所望の積を取得するために逆の方法でウォルシュ行列Wとして並べ替えられ得る。ウォルシュ行列W中のウォルシュ符号が、アダマール行列を形成するようにすでに順序付けられている場合、並べ替え演算は不要であり、その場合、FHT演算はウォルシュ行列Wに直接適用され得る。
式(28)〜(30)中のウォルシュ行列WTと別の行列との積も、同様にしてFHT演算を使用して計算され得る。FHT演算のために選択される式(28)〜(30)中の行列は、たとえば、効率的なハードウェアおよび/またはソフトウェア実装形態を生じる選択に基づき得る。マルチ・ユーザ干渉およびショルダー行列を効率的に計算するためにFHT演算を使用する2つの例を以下で与える。
一例では、次式によって与えられる積を効率的に計算するためにFHT演算が使用され得る。
Figure 2012529863
上式で、WTは、この例では複数のウォルシュ符号を備えるウォルシュ行列である逆拡散行列であり、Mは、次式によって与えられる合成行列である。
Figure 2012529863
行列WTとMとの積は、干渉行列A0を計算するための式(29)と等価であり、行列WTは逆拡散行列に対応する。FHT演算を適用するために、ウォルシュ行列WTは、行列WT中の行(ウォルシュ符号)を並べ替えることによってアダマールに変換される。行列Mの行も、同様にして行列WTとして並べ替えられる。行並べ替えの後に、積は次式によって与えられ得る。
Figure 2012529863
上式で、Hは、WTに対応するアダマール行列であり、M’は、行が並べ替えられた後の行列Mである。次いで、式(35)において積を効率的に計算するためにFHT演算が使用され得る。FHT演算後に、得られた行列A0’の行は、干渉行列A0を取得するために逆の方法で行列WTとして並べ替えられ得る。ショルダー行列A-1およびA1は、FHT演算を使用して同様にして計算され得る。
式(33)中の行列MもFHT演算を使用して計算され得る。一態様では、行列Mは、性質
Figure 2012529863
を使用して次式によって表され得る。
Figure 2012529863
上式で、Tは転置である。式(36)は次のように書き換えられ得る。
Figure 2012529863
一態様では、FHT演算を使用して式(40)中の行列Mが効率的に計算される。これを行うために、行列WTは、行列WTの行を並べ替えることによって対応するアダマール行列に変換され、合成行列
Figure 2012529863
の行は同様にして並べ替えられる。行並べ替え後に、FHT演算を使用して積が効率的に計算され得る。FHT演算後に、得られた行列の行は逆の方法でWTの行として並べ替えられる。最後に、行並べ替えの後に、行列Mを取得するために、得られた行列の転置を行う。ショルダー行列A-1およびA1に関する行列Mは、FHT演算を使用して同様にして計算され得る。
図12aは、本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス通信システムにおいてアダマール行列を使用するマルチ・ユーザ検出のプロセスを示す流れ図である。動作1210において、移動局106の一部としての受信機200においてチップを受信する。動作1210から、プロセスは動作1220に進み、チップを複数のユーザの1つまたは複数の受信シンボルに処理する。
動作1220から、プロセスは動作1230に進み、チップを複数のユーザの1つまたは複数の受信シンボルに処理する。たとえば、式(29)中のウォルシュ行列をアダマール行列に変換し、FHT演算を使用して、アダマール行列に式(29)中の他の行列のうちの1つまたはそれらの組合せを乗算することによってマルチ・ユーザ干渉行列が計算され得る。
動作1230から、プロセスは動作1240に進み、計算された行列および受信シンボルを使用して所望のユーザ・シンボルを検出する。
図12bは、本開示のいくつかの態様による、アダマール行列を使用してマルチ・ユーザ干渉行列を計算するプロセスを示す流れ図である。動作1232において、たとえば、ウォルシュ行列の行または列を並べ替えることによってウォルシュ行列をアダマール行列に変換する。ウォルシュ行列は、複数のウォルシュ符号を備える拡散行列または逆拡散行列であり得る。ウォルシュ行列に対応するアダマール行列は、メモリに記憶され、マルチ・ユーザ干渉行列を計算するときにメモリから検索され得る。
動作1232から、プロセスは動作1234に進み、アダマール行列に別の行列を乗算する。たとえば、他の行列は、スクランブル行列、逆スクランブル行列、総フィルタ行列またはそれらの組合せであり得る。動作1232において、ウォルシュ行列の行または列の並べ替えに一致するように他の行列の行または列を並べ替える。動作1234において、効率的な計算のためにFHT演算を使用して乗算を実行する。
動作1234から、プロセスは動作1236に進み、動作1234から得られた行列の行または列を並べ替える。たとえば、得られた行列の行または列は逆の方法でウォルシュ行列として並べ替えられ得る。ウォルシュ行列のウォルシュ符号がすでにアダマール行列の形式で順序付けられている場合、上記で説明した並べ替え演算は省略され得る。
動作1236から、プロセスは動作1268に進み、動作1234から得られた行列を使用してマルチ・ユーザ干渉行列を計算する。
図13は、本開示のいくつかの態様による、マルチ・ユーザ干渉およびショルダー行列A-1、A0、A1を計算するためのシステム1305の概略図である。この態様では、システム1305は、行列計算ユニット1310と、符号ユニット1320と、チャネル推定ユニット1330と、フィルタ計算ユニット1340とを備える。符号ユニット1320は、行列計算ユニット1310に逆スクランブル符号p*(n)と逆拡散符号w*1(n)〜w*Nu(n)とを与える。符号ユニット1320は、多くのセルのための逆スクランブル符号と逆拡散符号とを(図2に示す)メモリ250に記憶し、移動局106を現在サービスしているセルのための符号を出力し得る。符号ユニット1320はまた、行列計算ユニット1310に、スクランブル符号p(n)と拡散符号w1(n)〜wNu(n)とを与え得る(図13に図示せず)。代替的に、符号ユニット1320は、行列計算ユニット1310にスクランブル符号または逆スクランブル符号のいずれかを与え得、その場合、行列計算ユニット1310は、受信した符号からスクランブル符号または逆スクランブル符号を導出することができる。同じことが拡散符号および逆拡散符号に適用する。
チャネル推定ユニット1330は行列計算ユニット1310にチャネル推定値hを与える。チャネル推定ユニット1330は、パイロット・ベース・チャネル推定、データ支援チャネル推定または任意の他のチャネル推定技法を使用してチャネルを推定し得る。データ支援チャネル推定については、以下でさらに詳細に説明する。
フィルタ計算ユニット1340は行列計算ユニット1310にフィルタfパラメータを与える。一態様では、フィルタ計算ユニット1340は、フロント・エンド・フィルタのフィルタ係数を計算し、計算されたフィルタ係数に基づいて行列計算ユニット1310にフィルタfパラメータを与え得る。チャネル・マッチド・フィルタ(CMF)の一例では、フィルタ係数、したがってフィルタfパラメータはチャネル推定値hの時間反転共役(time-inverse conjugate)h*(−n)に基づき得る。
一態様では、行列計算ユニット1310は、(たとえば、式(24)に基づいて)受信したチャネル推定値hとフィルタfパラメータとを使用して総フィルタ行列Cを計算し得る。行列計算ユニット1310は、次いで、(たとえば、式(28)〜(30)に基づいて)総フィルタ行列Cと、受信した符号から導出されたスクランブル、逆スクランブル、拡散および逆拡散行列とを使用して、マルチ・ユーザ干渉およびショルダー行列A-1、A0、A1を計算し得る。行列計算ユニット1310は、上記で説明したように、拡散のためにウォルシュ符号が使用されるとき、FHT演算を使用してマルチ・ユーザ干渉およびショルダー行列を効率的に計算し得る。行列計算1310は、次いで、計算されたマルチ・ユーザ干渉およびショルダー行列A-1、A0、A1と、を検出ユニット260または本開示で説明する検出ユニットのいずれかを含む任意の他の検出ユニットに与え得る。
マルチ・ユーザ干渉消去
本開示の一態様では、シンボル・レベルのマルチ・ユーザ干渉消去を伴うマルチ・ユーザ検出システムおよび方法が提供される。この態様では、シンボル期間m−1、m、およびm+1についてのユーザ・シンボルが最初に検出され、最初に検出されたユーザ・シンボルを使用して、シンボル期間mについてのマルチ・ユーザ干渉を計算する。次いで、計算されたマルチ・ユーザ干渉を、シンボル期間mについての受信シンボルから除去(減算)する。次いで、計算されたマルチ・ユーザ干渉が除去された受信シンボルから、シンボル期間mについてのユーザ・シンボルが再検出される。
この態様では、シンボル期間m−1、m、およびm+1についての最初に検出されたユーザ・シンボルは、ベクトル形式で、それぞれ
Figure 2012529863

Figure 2012529863
、および
Figure 2012529863
として表され得る。最初のユーザ・シンボル検出は、本開示で説明する検出技法のいずれかを含む任意の検出技法を使用して実行され得る。たとえば、特定のシンボル期間についてのユーザ・シンボルは、検出計算を簡略化するためにシンボル間干渉が無視される式(16)を使用して、同じシンボル期間についての受信シンボルから最初に検出され得る。この例では、式(16)における干渉行列、利得行列および受信したデータ・シンボルが知られると、MMSE、MLD、SD、MAPD、およびスライシングを含む様々な技法が、所望のユーザ・シンボルの値を求めるために式(16)に適用され得る。
シンボル期間m−1およびm+1についてのユーザ・シンボル
Figure 2012529863
および
Figure 2012529863
が最初に検出された後に、シンボル期間mについてのマルチ・ユーザ・シンボル間干渉が次のように計算され得る。
Figure 2012529863
上式で、A-1(m)およびA+1(m)は(それぞれ、式(15)および式(14)を使用して計算され得る)ショルダー行列であり、Gは(式(6)によって与えられ得る)利得行列である。ユーザごとに、式(41)は、他のユーザからのシンボル間干渉、ならびに同じユーザの前のユーザ・シンボルおよび次のユーザ・シンボルからのシンボル間干渉を考慮する。
シンボル期間mについてのユーザ・シンボル
Figure 2012529863
が最初に検出された後に、シンボル期間mにおけるユーザ・シンボルからのマルチ・ユーザ干渉が次のように計算され得る。
Figure 2012529863
上式で、A0(m)は(式(13)を使用して計算され得る)マルチ・ユーザ干渉行列であり、diag{A0(m)}は、マルチ・ユーザ干渉行列の対角係数のみが保持される(すなわち、非対角線係数が0である)対角行列である。マルチ・ユーザ干渉行列A0(m)は、受信シンボルをマルチ・ユーザ干渉に関係づけるだけでなく、受信したデータ・シンボルをそれらのそれぞれの所望のユーザ・シンボルに関係づける。したがって、式(42)において、対角行列diag{A0(m)}は、それぞれの所望のユーザ・シンボルによって与えられる
Figure 2012529863
の部分から減算するために使用され、それにより、式(42)では、マルチ・ユーザ干渉のみが残る。
次のように、式(41)および式(42)で与えられた干渉を組み合わせて、シンボル期間mについてのマルチ・ユーザ干渉
Figure 2012529863
を表し得る。
Figure 2012529863
式(43)では、シンボル期間mについての計算されたマルチ・ユーザ干渉
Figure 2012529863
は、シンボル期間mにおけるユーザ・シンボルからのマルチ・ユーザ干渉、ならびに前のシンボル期間m−1および次のシンボル期間m+1におけるユーザ・シンボルからのマルチ・ユーザ・シンボル間干渉を考慮する。マルチ・ユーザ干渉計算を簡略化するために、式(43)では、シンボル間干渉は省略され得る。
最初に検出されたユーザ・シンボル
Figure 2012529863

Figure 2012529863
、および
Figure 2012529863
を使用してマルチ・ユーザ干渉
Figure 2012529863
が計算された後に、次のように、計算されたマルチ・ユーザ干渉が、受信シンボルから除去(減算)され得る。
Figure 2012529863
上式で、
Figure 2012529863
は、シンボル期間mについての受信シンボルのベクトルであり、
Figure 2012529863
は、計算された干渉が除去されたシンボル期間mについての受信シンボルのベクトルである。式(43)からのマルチ・ユーザ干渉についての式を式(44)に代入すると次式になる。
Figure 2012529863
計算された干渉が受信シンボルから除去されて、
Figure 2012529863
を取得した後に、
Figure 2012529863
から所望のユーザ・シンボル
Figure 2012529863
が再検出され得る。
したがって、この態様は、最初の検出から取得されたシンボル期間m−1、m、m+1についてのユーザ・シンボルに関する情報を使用して、シンボル・レベルにおいてマルチ・ユーザ干渉を計算する。次いで、計算されたマルチ・ユーザ干渉が、シンボル期間mについての受信シンボルから除去され、それによって、マルチ・ユーザ干渉を受信シンボルから消去する。マルチ・ユーザ干渉消去により、ユーザ・シンボルの検出が改善される。さらに、マルチ・ユーザ干渉は、複雑なチップ・レベルのマルチ・ユーザ干渉消去を実行する必要なしに、シンボル・レベルにおいて計算され、受信シンボルから除去される。
一態様では、所望のユーザ・シンボル
Figure 2012529863
は、次のように、スライシングを使用して、計算された干渉が除去された受信シンボル
Figure 2012529863
から再検出される。
Figure 2012529863
2位相シフトキーイング(BPSK)変調の一例では、スライシングは、次のように与えられ得る。
Figure 2012529863
BPSK変調の例では、ユーザ・シンボルのビット値は、干渉消去を施した受信シンボル
Figure 2012529863
の符号に基づいて決定され得る。各シンボルが2ビットを表す4位相シフトキーイング(QPSK)変調の一例では、スライシングは次のように与えられ得る。
Figure 2012529863
QPSK変調の例では、ユーザ・シンボルの2ビット値は、干渉消去を施した受信シンボル
Figure 2012529863
の実数部および虚数部の符号に基づいて決定され得る。ユーザ・シンボル
Figure 2012529863
を再検出するために、スライシング以外に他の検出技法が使用され得る。また、ユーザ・シンボルのために他の変調方式、たとえば、各ユーザ・シンボルが4ビットの情報を搬送する16直交振幅変調(QAM)が使用され得る。さらに、上記のスライシングは、ユーザ・シンボルの最初の検出において使用され得る。
図14は、本開示のいくつかの態様による、干渉消去を用いたマルチ・ユーザ検出システム1405の概略図である。検出システム1405は、ワイヤレス通信システム中の受信機にあり得る。検出システム1405は、受信チップr(n)をフィルタ処理するためのフィルタ・ユニット1410と、フィルタ処理されたチップを逆スクランブルするための逆スクランブル・ユニット1415と、逆スクランブルされたチップを受信したデータ・シンボル(m)に逆拡散するための逆拡散ユニット1420とを備える。フィルタ・ユニット1410は等化器および/またはチャネル・マッチド・フィルタを備え得る。フィルタ処理後に、逆スクランブル・ユニット1415は、逆スクランブル符号を使用して、フィルタ処理されたチップを逆スクランブルする。次いで、逆拡散ユニット1420は、逆拡散符号のセットを使用して、逆スクランブルされたチップを逆拡散する。一態様では、各逆拡散符号は、異なるユーザに対応し、対応するユーザのための受信シンボルを取得するために使用され得る。この態様では、逆拡散ユニット1420は、逆拡散符号のセットを使用して各シンボル期間中に受信シンボル(m)のセットを出力する。
検出システム1405は、検出ユニット1430と、行列計算ユニット1440と、干渉消去ユニット1450と、再検出ユニット1460とをさらに備える。検出ユニット1430は、各シンボル期間中に、受信シンボル(m)からの所望のユーザ・シンボルの最初の検出を実行する。検出ユニット1430は、本開示で説明する検出技法のいずれかを含む任意の検出技法を使用して、ユーザ・シンボル
Figure 2012529863
を最初に検出し得る。
干渉消去ユニット1450は、検出ユニット1430から、シンボル期間ごとの最初に検出されたユーザ・シンボル
Figure 2012529863
を受信する。一態様では、干渉消去ユニット1450は、式(43)と、検出ユニット1430からの、それぞれ、シンボル期間m−1、m、m+1についての最初に検出されたユーザ・シンボル
Figure 2012529863

Figure 2012529863
および
Figure 2012529863
とを使用して、シンボル期間mについてのマルチ・ユーザ干渉
Figure 2012529863
を計算する。この態様では、消去ユニット1450は、少なくとも3シンボル期間のうちの1期間にわたる検出ユニット1430からの最初に検出されたユーザ・シンボルをメモリ(たとえば、バッファ)に記憶することによって、ユーザ・シンボル
Figure 2012529863

Figure 2012529863
および
Figure 2012529863
を取得し得る。この態様では、消去ユニット1450は、シンボル期間m+1についての最初に検出されたユーザ・シンボル
Figure 2012529863
が受信されるまで待ってから、戻って、シンボル期間mについてのマルチ・ユーザ干渉
Figure 2012529863
を計算する。
マルチ・ユーザ干渉を計算した後に、干渉消去ユニット1450は、受信シンボル(m)から計算された干渉
Figure 2012529863
を除去して、計算された干渉が除去された受信シンボル
Figure 2012529863
を取得する。
再検出ユニット1460は、計算された干渉が除去された受信シンボル
Figure 2012529863
を受信し、
Figure 2012529863
から所望のユーザ・シンボル
Figure 2012529863
を再検出し、ユーザ・シンボル
Figure 2012529863
を出力する。たとえば、再検出ユニット1460は、計算された干渉が除去された受信シンボル
Figure 2012529863
をスライスすることによって、所望のユーザ・シンボル
Figure 2012529863
を再検出し得る。
行列計算ユニット1440は、シンボル期間ごとに干渉およびショルダー行列A-1、A0、A+1を計算し、それらの行列を検出ユニット1430と消去ユニット1450とに供給する。行列計算ユニット1440は、FHT演算および/または任意の技法を使用して、行列A-1、A0、A+1を計算し得る。
図15は、本開示のいくつかの態様による、干渉消去を用いたマルチ・ユーザ検出システム1505の概略図である。検出システム1505は、ワイヤレス通信システム中の受信機にあり得る。検出システム1505は、受信チップr(n)をフィルタ処理するためのフィルタ・ユニット1510と、逆スクランブルおよび逆拡散ユニット1520とを備える。フィルタ・ユニット1510は等化器および/またはチャネル・マッチド・フィルタ(CFM)を備え得る。
逆スクランブルおよび逆拡散ユニット1520は、逆スクランブル・ミキサ1515と、複数の逆拡散ミキサ1522と、複数の対応する合計ブロック1525とを備える。逆スクランブル・ミキサ1515は、フィルタ処理された受信チップy(n)を逆スクランブルするために、フィルタ処理された受信チップy(n)を逆スクランブル符号p*(n)と混合する。逆スクランブル符号p*(n)は、送信機側(たとえば、基地局)において使用されるスクランブル符号の共役であり得る。次いで、逆拡散ミキサ1522は、逆スクランブルされた信号を、それぞれ、複数のユーザ1〜Nuに対応する、逆拡散符号のセットw1*(n)〜wNu*(n)と混合する。逆拡散符号w1*(n)〜wNu*(n)は、送信機側(たとえば、基地局104)において使用される拡散符号の共役であり得る。各逆拡散ミキサ1522からの逆拡散信号はそれぞれの合計ブロック1525に入力され、合計ブロック1525は、対応するユーザのための受信シンボルを生成するために1シンボル期間にわたって逆拡散信号を累積する。逆スクランブルおよび逆拡散ユニット1520は、各シンボル期間中の複数のユーザの受信シンボルのセットz1(m)〜zNu(m)を出力する。したがって、逆スクランブルおよび逆拡散ユニット1520は、フィルタ処理された受信チップをチップ・レベルからシンボル・レベルに変換する。受信シンボルのセットz1(m)〜zNu(m)はまた、ベクトル形式で(m)として表され得る。
検出システム1505はまた、検出ユニット1530と、消去および再検出ユニット1560と、符号ユニット1535と、行列計算ユニット1540とを備える。検出ユニット1530は、受信シンボルz1(m)〜zNu(m)からの所望のユーザ・シンボルの最初の検出を実行する。検出ユニット1530は、本開示で説明する技法のいずれかを含む任意の検出技法を使用して、ユーザ・シンボル
Figure 2012529863

Figure 2012529863
を最初に検出し得る。たとえば、検出ユニット1530は、MMSE、MLD、SD、MAPD、およびスライシングを含むいくつかの異なる技法のいずれか1つを使用して、式(16)において所望のユーザ・シンボルの値を求めることによって、ユーザ・シンボル
Figure 2012529863

Figure 2012529863
を最初に検出し得る。ユーザ・シンボル
Figure 2012529863

Figure 2012529863
はまた、ベクトル形式で
Figure 2012529863
として表され得る。
消去および再検出ユニット1560は、検出ユニット1530からシンボル期間ごとの最初に検出されたユーザ・シンボル
Figure 2012529863

Figure 2012529863
を受信し、(たとえば、式(43)と、検出ユニット1530からの、それぞれ、シンボル期間m−1、m、m+1についての最初に検出されたユーザ・シンボルとに基づいて)シンボル期間mについてのマルチ・ユーザ干渉を計算する。この態様では、消去および再検出ユニット1560は、少なくとも3シンボル期間のうちの1期間にわたる検出ユニット1530から最初に検出されたユーザ・シンボルを記憶するために、(図2に示す)メモリ250を備え得る。次いで、消去および再検出ユニット1560は、シンボル期間m−1、m、m+1についての記憶された最初に検出されたユーザ・シンボルを使用して、シンボル期間mについてのマルチ・ユーザ干渉を計算し得る。消去および再検出ユニット1560は、シンボル期間mについての受信シンボルz1(m)〜zNu(m)から、シンボル期間mについての計算された干渉を除去する。次いで、消去および再検出ユニット1560は、計算された干渉が除去された受信シンボルからユーザ・シンボル
Figure 2012529863

Figure 2012529863
を再検出し、再検出されたユーザ・シンボル
Figure 2012529863

Figure 2012529863
を出力する。再検出されたユーザ・シンボル
Figure 2012529863

Figure 2012529863
は、ベクトル形式で
Figure 2012529863
として表され得る。
符号ユニット1535は、逆スクランブルおよび逆拡散符号を、逆スクランブルおよび逆拡散ユニット1520と行列計算ユニット1565とに供給する。逆拡散符号は、メモリ250(図15に図示せず)に記憶され得る。行列計算ユニット1540は、シンボル期間ごとに干渉およびショルダー行列A-1、A0、A+1を計算し、それらの行列を検出ユニット1530と消去および再検出ユニット1560とに供給する。
図16は、本開示のいくつかの態様による、干渉消去を用いたマルチ・ユーザ検出のプロセスを示す流れ図である。このプロセスは、たとえば、送信機側(たとえば、基地局104)からのユーザ・シンボルを検出するために移動局106において実行され得、検出されるユーザ・シンボルは送信機側におけるユーザ・シンボルから推定される。
動作1610において、受信シンボルからユーザ・シンボルを最初に検出する。たとえば、MMSE、MLD、SD、MAPD、およびスライシングを含む様々な技法のいずれか1つを使用して、式(16)でユーザ・シンボルの値を求めることによって、特定のシンボル期間についてのユーザ・シンボルが、同じシンボル期間についての受信シンボルから、最初に検出され得る。
動作1610から、プロセスは動作1620に進み、最初に検出されたユーザ・シンボルを使用してマルチ・ユーザ干渉を計算する。たとえば、シンボル期間mについてのマルチ・ユーザ干渉は、式(43)と、シンボル期間m−1、m、およびm+1についての最初に検出されたユーザ・シンボルとを使用して計算され得る。
動作1620から、プロセスは動作1630に進み、受信シンボルから、計算されたマルチ・ユーザ干渉を除去する。
動作1630から、プロセスは動作1640に進み、計算された干渉が除去された受信シンボルからユーザ・シンボルを再検出する。たとえば、ユーザ・シンボルは、計算された干渉が除去された受信シンボルをスライスすることによって再検出され得る。
図17は、本開示のいくつかの態様による、反復的干渉消去を用いたマルチ・ユーザ検出システム1705の概略図である。検出システム1705は、ワイヤレス通信システム中の移動局にあり得る。本態様による検出システム1705は、再検出されたユーザ・シンボルを改善するために反復的プロセスが使用される図14中の検出システム1405と同様である。
一態様では、再検出されたユーザ・シンボルを改善するために、反復的プロセスにおいてマルチ・ユーザ消去および再検出が繰り返される。この態様では、反復ごとのマルチ・ユーザ干渉は、次のように与えられ得る。
Figure 2012529863
上式で、kは反復インデックスであり、
Figure 2012529863
は反復kについてのマルチ・ユーザ干渉であり、
Figure 2012529863

Figure 2012529863
、および
Figure 2012529863
は、それぞれ、シンボル期間m−1、m、およびm+1についての前の反復k−1から再検出されたユーザ・シンボルである。
反復ごとに、マルチ・ユーザ干渉が除去された受信したユーザ・シンボルは、次のように与えられ得る。
Figure 2012529863
上式で、kは反復インデックスであり、(m)は受信シンボルのベクトルであり、
Figure 2012529863
は、反復kについてのマルチ・ユーザ干渉が除去(減算)された受信シンボルのベクトルである。反復kについて
Figure 2012529863
が計算された後に、反復kについてのユーザ・シンボルが、任意の検出技法を使用して再検出され得る。たとえば、反復kについてのユーザ・シンボル
Figure 2012529863
は、次のように
Figure 2012529863
をスライスすることによって再検出され得る。
Figure 2012529863
反復kについてのユーザ・シンボル
Figure 2012529863
が再検出された後に、反復kについてのユーザ・シンボル
Figure 2012529863
は、次の反復k+1についてのマルチ・ユーザ反復を計算するために使用されるか、またはそれ以上の反復はなく検出システム1705によって出力され得る。
前のシンボル期間および次のシンボル期間についてのユーザ・シンボル
Figure 2012529863
および
Figure 2012529863
も、
Figure 2012529863
と同様の方法で、反復kについて再検出され得る。たとえば、それぞれ、前のシンボル期間
Figure 2012529863
についての干渉
Figure 2012529863
は、それぞれ、シンボル期間m−2、m−1、およびmについての前の反復k−1からの再検出されたユーザ・シンボル
Figure 2012529863

Figure 2012529863
、および
Figure 2012529863
を使用して計算され得る。次いで、計算された干渉
Figure 2012529863
は、再検出のためにシンボル期間m−1についての受信シンボル(m−1)から除去され得る。次のシンボル期間についてのユーザ・シンボル
Figure 2012529863
は、同様の方法で、反復kについて再検出され得る。
一態様では、受信シンボルはブロックごとに処理され得、そこでは、受信シンボルは、Lシンボル期間(たとえば、100シンボル期間)のブロックにわたって収集され、メモリに記憶され、一緒に処理される。ブロックにおける各反復の間に、次の反復に進む前に、現在の反復についてブロック中のすべてのシンボル期間についてのユーザ・シンボルが再検出され得る。このようにして、ブロック中の各シンボル期間についての干渉計算は、前の反復からのブロック中の前および次のシンボル期間についての再検出されたユーザ・シンボルにアクセスできる。
受信シンボルはまた、シンボルごとに処理され得る。この態様では、現在のシンボル期間についての干渉計算は、前のシンボル期間について前に記憶された再検出されたユーザ・シンボルを使用し、すべての反復について、次のシンボル期間について最初に検出されたユーザ・シンボルを使用し得る。
別の態様では、現在のシンボルについての干渉計算は、すべての反復について、前および次のシンボル期間について最初に検出されたユーザ・シンボルを使用し得る。したがって、この態様では、現在のシンボル期間についてのユーザ・シンボルのみが、各反復中に更新される。
図17に示す例では、検出ユニット1730はユーザ・シンボル
Figure 2012529863
を最初に検出し、これは図14における最初の検出と同様であり得る。図17に示すように、最初に検出されたユーザ・シンボルは、
Figure 2012529863
、k=0として、反復インデックスに関して表され得る。次いで、干渉消去ユニット1750は、最初に検出されたユーザ・シンボル
Figure 2012529863
を使用して、第1の反復k=1についてのマルチ・ユーザ干渉
Figure 2012529863
を計算し、受信シンボル(m)から、計算されたマルチ・ユーザ干渉
Figure 2012529863
を除去する。次いで、再検出ユニット1760は、計算されたマルチ・ユーザ干渉
Figure 2012529863
が除去された受信シンボル
Figure 2012529863
から、第1の反復についてのユーザ・シンボル
Figure 2012529863
を再検出する。次いで、再検出ユニット1760からの再検出されたユーザ・シンボル
Figure 2012529863
は、(たとえば、式(49)〜(51)に基づいて)別の反復を実行するために、フィードバック経路1752を使用して干渉消去ユニット1750にフィードバックされ得る。
検出システム1705は、再検出されたユーザ・シンボルを改善するために、任意の数の反復(たとえば、1つまたは複数)を実行し得る。たとえば、連続する反復についての再検出されたユーザ・シンボルが収束する(たとえば、連続する反復についてのユーザ・シンボル間の差が小さくなる)まで、および/または他の基準が満たされるまで、検出システム1705は反復を実行し得る。別の例では、所定の数の反復が検出システム1705にプログラムされ得る。この例では、検出システム1705は、反復が実行されるたびにカウンタを増分し、カウンタが反復のプログラムされた数に達すると、反復を停止し得る。
一態様では、再検出ユニット1760と干渉消去ユニット1750との間のフィードバック経路1752は、次の反復のために再検出ユニット1760からのユーザ・シンボルを一時的に記憶するバッファ1755を含み得る。この態様では、バッファ1755は、上記で説明したようにブロックごとの処理を実装するために、Lシンボル期間(たとえば、100シンボル期間)のブロックにわたる再検出されたユーザ・シンボルを記憶するために使用され得る。
検出ユニット1730と再検出ユニット1760とは、図17では別々に示されているが、それらの動作は共通の検出ユニットによって実行され得る。さらに、検出ユニット1730と再検出ユニット1760とは両方とも、同じ検出技法、たとえば、スライシングを使用し得、その例について、図19を参照しながら以下で説明する。
図18は、本開示のいくつかの態様による、反復的干渉消去を用いたマルチ・ユーザ検出のプロセスを示す流れ図である。動作1810において、受信シンボルからユーザ・シンボルを最初に検出する。
動作1810から、プロセスは動作1820に進み、マルチ・ユーザ干渉を計算する。第1の反復では、マルチ・ユーザ干渉は、動作1810において最初に検出されたユーザ・シンボルを使用して計算され得る。後続の反復では、前の反復において動作1840から再検出されたユーザ・シンボルを使用して、マルチ・ユーザ干渉が計算され得る。
動作1820から、プロセスは動作1830に進み、動作1820からの計算されたマルチ・ユーザ干渉を受信シンボルから除去する。
動作1830から、プロセスは動作1840に進み、計算された干渉が除去された受信シンボルからユーザ・シンボルを再検出する。たとえば、ユーザ・シンボルは、計算された干渉が除去された受信シンボルをスライスすることによって再検出され得る。
動作1840から、プロセスは動作1850に進み、別の反復が必要かどうかを判断する。別の反復が必要な場合、プロセスは動作1820に戻って、次の反復を実行する。動作1820において、前の反復において動作1840から再検出されたユーザ・シンボルを使用して、マルチ・ユーザ干渉を再計算する。次いで、動作1830において、受信シンボルから再計算されたマルチ・ユーザ干渉を除去し、動作1840において、再計算された干渉が除去された受信シンボルからユーザ・シンボルを再検出する。
別の反復が必要でない場合、動作1860において、現在の再検出されたユーザ・シンボルを出力する。動作1850は、上記で説明した技法のいずれかを使用して、別の反復が必要とされるかどうかを判断し得る。
図19は、本開示のいくつかの態様による、反復的干渉消去を用いたマルチ・ユーザ検出システム1905の概略図である。検出システム1905は、ワイヤレス通信システム中の移動局にあり得る。
検出システム1905は、減算ユニット1910と、シンボル検出器1920と、バッファ1930と、干渉計算ユニット1940とを備える。検出システム1905は、受信シンボル(m)を受信し、いくつかの反復について、マルチ・ユーザ干渉消去およびユーザ・シンボル検出を反復的に実行する。
次に、シンボル期間mについてのユーザ・シンボル
Figure 2012529863
のマルチ・ユーザ検出の例のために、検出システム1905の動作について説明する。マルチ・ユーザ干渉は、
Figure 2012529863
のように0に初期化され、反復インデックスk=0である。その結果、減算ユニット1910は、最初に、受信シンボル(m)からマルチ・ユーザ干渉を除去せず、受信シンボル(m)は、最初に、シンボル検出器1920に入力される。シンボル検出器1920は、最初に、受信シンボル(m)からユーザ・シンボル
Figure 2012529863
を検出する。たとえば、シンボル検出器1920は、受信シンボル(m)をスライスすること、または本開示において説明する検出技法のいずれかを含む他の検出技法を使用することによって、ユーザ・シンボル
Figure 2012529863
を最初に検出し得る。
シンボル期間mについて最初に検出されたユーザ・シンボル
Figure 2012529863
は、バッファ1930に一時的に記憶される。さらに、シンボル検出器1920はシンボル期間m−1およびm+1についてのユーザ・シンボルを最初に検出し、それらもバッファ1930に一時的に記憶される。次いで、シンボル期間m−1、mおよびm+1についての最初に検出されたユーザ・シンボルは、バッファ1930から干渉計算ユニット1940に出力される。干渉計算ユニット1940は、(たとえば、式(49)に基づいて)最初に検出されたユーザ・シンボル
Figure 2012529863

Figure 2012529863
および
Figure 2012529863
を使用して、第1の反復k=1についてのマルチ・ユーザ干渉
Figure 2012529863
を計算する。式(49)に基づいてマルチ・ユーザ干渉
Figure 2012529863
を計算するために、干渉計算ユニット1940は、行列計算ユニット、たとえば、図13中の行列計算ユニット1310から、マルチ・ユーザ干渉行列A0(m)と、ショルダー行列A-1(m)およびA1(m)とを受信し得る。行列A-1(m)、A0(m)およびA1(m)は、図19において[A(m)]によって表される。
減算ユニット1910は、受信シンボル(m)から、第1の反復についてのマルチ・ユーザ干渉
Figure 2012529863
を除去(すなわち、減算)する。計算されたマルチ・ユーザ干渉
Figure 2012529863
が除去された受信シンボル
Figure 2012529863
は、シンボル検出器1920に入力される。シンボル検出器1920は、計算されたマルチ・ユーザ干渉
Figure 2012529863
が除去された受信シンボル
Figure 2012529863
から、第1の反復についてのユーザ・シンボル
Figure 2012529863
を再検出する。次いで、第1の反復についての再検出されたユーザ・シンボル
Figure 2012529863
は、第2の反復k=2のために、バッファ1930にフィードバックされ得る。
干渉計算ユニット1940は、第1の反復から再検出されたユーザ・シンボルを使用して、第2の反復についてのマルチ・ユーザ干渉
Figure 2012529863
を再計算する。減算ユニット1910は、受信シンボル(m)から、第2の反復についてのマルチ・ユーザ干渉
Figure 2012529863
を除去する。次いで、計算されたマルチ・ユーザ干渉
Figure 2012529863
が除去された受信シンボル
Figure 2012529863
は、シンボル検出器1920に入力される。シンボル検出器1920は、計算されたマルチ・ユーザ干渉
Figure 2012529863
が除去された受信シンボル
Figure 2012529863
から、第2の反復についてのユーザ・シンボル
Figure 2012529863
を再検出する。次いで、第2の反復からの再検出されたユーザ・シンボル
Figure 2012529863
は、第3の反復を実行するために、バッファ1930を介して干渉計算ユニット1940にフィードバックされ得る。検出システム1905は、たとえば、連続する反復についてのユーザ・シンボルが収束するまで、任意の数の反復を実行し得る。
一態様では、干渉計算ユニット1940は、前の反復k−1からの検出されたユーザ・シンボル
Figure 2012529863

Figure 2012529863
、および
Figure 2012529863
を使用して反復kについてのマルチ・ユーザ干渉を計算する。前の反復k−1からの検出されたユーザ・シンボル
Figure 2012529863

Figure 2012529863
、および
Figure 2012529863
は、図19において
Figure 2012529863
によって表される。
データ支援チャネル推定
一態様では、受信シンボルから検出されたユーザ・シンボルを使用して、チャネル推定を向上させる。これは、データ支援チャネル推定と呼ばれることがある。データ支援チャネル推定について説明する前に、パイロット・ベース・チャネル推定の例について最初に説明することは有益であろう。
パイロット・ベース・チャネル推定では、送信機側(たとえば、基地局104)から受信機(たとえば、移動局106)にパイロット信号が送信される。パイロット信号は、受信機によってアプリオリに知られており、送信側と受信機との間のチャネルhを推定するために受信機によって使用される信号である。CDMAの一例では、パイロット信号は、既知のシーケンスのシンボルを備え得る。
シングル・ユーザ通信システムの一例では、送信機側における送信チップt(n)は、次のように表され得る。
Figure 2012529863
上式で、b1(n)はパイロット信号のシンボルであり、b2(n)はユーザのユーザ・シンボルである。式(52)では、パイロット・シンボルb1(m)は、b1(n)としてチップ・インデックスnに関して表され、Nチップのスパンにわたるb1(n)は、1シンボルに対応する(Nは拡散率である)。同様に、ユーザ・シンボルb2(m)は、b2(n)としてチップ・インデックスnに関して表される。式(52)は、対応する利得および拡散符号を含む、複数のユーザのための追加のユーザ・シンボルを式(52)中に加算することによって、マルチ・ユーザ通信システムに適用され得る。
受信機における受信チップr(n)は、離散畳み込みおよび雑音v(n)に関して、チャネルhと送信チップt(n)との畳み込みとして、次のように表され得る。
Figure 2012529863
上式で、Dは離散畳み込みの境界である。式(52)におけるt(n)の式を式(53)に代入すると次式になる。
Figure 2012529863
式(54)では、パイロット・シンボルb1(n)は受信機によってアプリオリに知られているが、ユーザb2(n)は知られていない。ユーザ・シンボルb2(n)は受信機によってアプリオリに知られていないので、式(54)中の2番目の合計項と雑音v(n)とは、未知のv’(n)としてまとめられ得る。その結果、受信チップr(n)は次のように表され得る。
Figure 2012529863
上式で、未知数は以下によって与えられる。
Figure 2012529863
受信機において、受信チップr(n)と、パイロット・シンボルb1(n)と、拡散符号w1(n)と、スクランブル符号p(n)とは知られている。したがって、既知の技法を使用してh(d)の値を求めることによってチャネルhを推定するために、式(55)をパイロット・ベース・チャネル推定において使用することができる。パイロット・シンボルb1(n)は定数でもよく、その場合、パイロット・シンボルは、式(55)において単にb1として表され得る。式(55)はマルチ・ユーザ通信システムに拡張され得、マルチ・ユーザのユーザ・シンボルは、受信機によってアプリオリに知られていないので、未知のv’(n)にまとめられ得る。
上記で説明したパイロット・ベース・チャネル推定の例では、受信機は、受信機によってアプリオリに知られている基準信号としてパイロット信号を使用して、送信チップt(n)を推定し、次いで、受信チップr(n)と推定された送信チップt(n)とを使用して、チャネルhを推定する。この手法の欠点は、未知の信号v’(n)の電力が高く、それにより、推定されたチャネルhの精度が低下することである。
一態様では、受信シンボルから検出されたユーザ・シンボルが、チャネル推定を向上させるために使用される仮想パイロット信号を作成するために使用される。この態様では、チャネル推定の目的で、検出されたユーザ・シンボルを既知のシンボルとして扱うことによって、検出されたユーザ・シンボルから仮想パイロット信号が作成される。仮想パイロット信号は、送信機側(たとえば、基地局104)と受信機側(たとえば、移動局106)との間で送信される実際のパイロット信号ではない。
ユーザ・シンボルは、本開示において説明する検出技法のいずれかを含む任意の検出技法を使用して検出され得る。式(54)の例では、ユーザ・シンボルb2(n)が、検出されたユーザ・シンボル
Figure 2012529863
と置き換えられて(
Figure 2012529863
としてチップ・インデックスnに関して表される)、式(55)を次のように書き換える。
Figure 2012529863
上式で、未知数は以下によって与えられる。
Figure 2012529863
したがって、式(57)において、検出されたユーザ・シンボル
Figure 2012529863
を使用して、仮想パイロット信号を作成して、チャネルhの推定を向上させ得る。上記で説明したように、式(57)におけるチャネル推定の目的で、検出されたユーザ・シンボル
Figure 2012529863
を既知のシンボルとして扱うことによって、仮想パイロット信号が作成される。検出されたユーザ・シンボル
Figure 2012529863
が実際のユーザ・シンボルb2(n)に近い場合、未知の信号v’(n)の電力は、式(57)において大幅に低減され得、それによりチャネル推定を向上させる。式(57)は、検出されたユーザ・シンボルを複数のユーザのために使用して複数の仮想パイロット信号を生成することによって、複数のユーザに拡張され得る。
図20は、本開示のいくつかの態様によるチャネル推定システム2005の概略図である。チャネル推定システム2005は、ワイヤレス通信システム中の受信機にある。チャネル推定システム2005は、受信チップr(n)をフィルタ処理するためのフィルタ2010と、逆スクランブルおよび逆拡散ユニット2020と、検出ユニット2030とを備える。フィルタ・ユニット2010は等化器および/またはチャネル・マッチド・フィルタを備え得る。
逆スクランブルおよび逆拡散ユニット2020は、逆スクランブル・ミキサ2015と、複数の逆拡散ミキサ2022と、複数の対応する合計ブロック2025とを備える。逆スクランブル・ミキサ2015は、フィルタ処理された受信チップy(n)を逆スクランブルするために、フィルタ処理された受信チップye(n)を逆スクランブル符号p*(n)と混合する。上付き文字「e」は、フィルタ処理されたチップが、チャネルhを推定するために使用されることを示す。
次いで、逆拡散ミキサ2022は、逆スクランブルされた信号を逆拡散符号のセットw1*(n)〜wNu*(n)と混合する。各逆拡散ミキサ2022からの逆拡散信号はそれぞれの合計ブロック2025に入力され、合計ブロック2025は、対応するユーザのための受信シンボルを生成するために1シンボル期間にわたって逆拡散信号を累積する。受信シンボルは検出ユニット2030に入力され、検出ユニット2030は受信シンボルからユーザ・シンボル
Figure 2012529863

Figure 2012529863
を検出する。検出ユニット2030は、本開示において説明するスライシングまたは任意の他の検出技法を含む任意の検出技法を使用し得る。ユーザ・シンボルのうちの1つが、既知のパイロット・シンボルに対応する場合、既知のパイロット・シンボルは、ユーザ・シンボル
Figure 2012529863

Figure 2012529863
のうちの1つとして(たとえば、メモリから)出力され得る。
チャネル推定システム2005は、利得ユニット2035と、拡散およびスクランブル・ユニット2040と、チャネル計算ユニット2050とをさらに備える。利得ユニット2035は、利得のセットg1〜gNuを、それぞれ検出されたユーザ・シンボル
Figure 2012529863

Figure 2012529863
に適用する複数の利得ミキサ2037を備える。拡散およびスクランブル・ユニット2040は、複数の拡散ミキサ2042と、コンバイナ2043と、スクランブル・ミキサ2045とを備える。拡散ミキサ2022は、利得スケーリングされたユーザ・シンボルを拡散符号のセットw1(n)〜wNu(n)と混合し、コンバイナ2043は拡散信号を合成し、スクランブル・ミキサ2045は合成信号をスクランブル符号p(n)と混合する。拡散およびスクランブル・ユニット2040の出力
Figure 2012529863
が送信機側において送信チップの推定値を与えるように、拡散符号およびスクランブル符号は、送信機側において使用されたものと同じであり得る。
拡散およびスクランブル・ユニット2040の出力は次のように与えられ得る。
Figure 2012529863
上式で、検出されたユーザ・シンボルはチップ・インデックスnに関して表されている。一態様では、式(59)中のシンボル
Figure 2012529863
のうちの1つは、既知のパイロット・シンボルであり得、他のシンボルは、検出されたユーザ・シンボルである。したがって、検出されたユーザ・シンボルとパイロット・シンボルとを拡散し、スクランブルすることによって、検出されたユーザ・シンボルと既知のパイロット・シンボルとに基づいて、推定された送信チップ
Figure 2012529863
を計算して、
Figure 2012529863
を取得し得る。
Figure 2012529863
は、送信チップの推定値を与えるので、受信チップr(n)は、次のようにチャネルhとの
Figure 2012529863
の畳み込みによって表され得る。
Figure 2012529863
式(59)中の
Figure 2012529863
の式を式(60)に代入すると次式になる。
Figure 2012529863
次いで、チャネル推定ユニット2050は、拡散およびスクランブル・ユニット2040からの入力
Figure 2012529863
と、受信チップr(n)と式(60)とを使用して、チャネルhを推定し得る。この態様では、検出されたユーザ・シンボル
Figure 2012529863

Figure 2012529863
は、チャネル推定の目的で式(60)において既知のシンボルとして扱われる。これは未知の信号v’(n)の電力を低減し、これはチャネル推定を向上させる。
一態様では、次のように、チップ長さAにわたる受信チップr(n)と推定された送信チップとの相互相関
Figure 2012529863
を計算することによって、チャネルのスケーリングされた推定値
Figure 2012529863
を取得することができる。
Figure 2012529863
上式で、
Figure 2012529863
は、チップlにおけるチャネルのスケーリングされた推定値である。チップ長さDにわたるチャネルhは、l=0〜l=Dについて式(61)を計算することによって推定され得る。
チャネル計算ユニット2050は、行列A-1、A0、A+1または他のシステムを計算するためにチャネル推定値を図13中の行列計算ユニット1310に与え得る。データ支援チャネル推定は、より正確なチャネル推定hを行い、その結果、より正確な計算された行列A-1、A0、A+1が生じる。さらに、チャネル計算ユニット2050は、フィルタのフィルタ係数を計算するためにチャネル推定値をフィルタに与え得る。たとえば、データ支援チャネル推定値は、フロント・エンド・フィルタ2010、1410、1510または任意の他のフィルタに与えられ得る。チャネル推定システム2005中のフィルタ2010は、パイロット・ベース・チャネル推定または前のデータ支援チャネル推定から導出されたチャネル推定値を使用し得る。
次に、本開示の一態様による、異なるユーザ・シンボルの利得を推定するためのプロセスについて説明する。この態様では、各ユーザ・シンボルまたは符号チャネルの利得は、連続するシンボル期間mおよびm+1について受信パイロット・シンボルを微分することによって推定され、これは次のように与えられ得る。
Figure 2012529863
上式で、0の下付き文字はパイロット・シンボルを指す。送信パイロット・シンボルが各シンボル期間について同じであると仮定すると、受信パイロット・シンボル間の差は雑音によるものである。したがって、パイロットの微分は、受信機における雑音の推定値を与える。雑音電力
Figure 2012529863
は、次のように受信パイロット・シンボルの微分に基づいて推定され得る。
Figure 2012529863
式(64)は、1タップの無限インパルス応答(IIR)フィルタを使用して実装され得、αはフィルタ係数であり、
Figure 2012529863
は前のシンボル期間m−1からの雑音電力の推定値である。雑音電力
Figure 2012529863
推定値は、
Figure 2012529863
が推定された、セルの各ユーザまたは符号チャネルに適用され得る。符号チャネルiの電力
Figure 2012529863
は次のように与えられ得る。
Figure 2012529863
上式で、zi(m)は、ユーザのうちの1人に対応する、符号チャネルiの受信シンボルである。式(65)は、1タップのIIRフィルタを使用して実装され得、αはフィルタ係数であり、
Figure 2012529863
は前のシンボル期間m−1からの雑音電力の推定値である。次いで、特定の符号チャネルまたはユーザの利得
Figure 2012529863
は次のように推定され得る。
Figure 2012529863
雑音電力の初期値は0であり得る。利得ユニット2035は、式(66)に基づいて、それぞれの検出されたユーザ・シンボル
Figure 2012529863

Figure 2012529863
に適用される利得のセットg1〜gNuを計算し得る。
一態様では、利得ユニット2035は、送信機側における対応する利得の推定値に基づいて、ミキサ2037において、検出されたユーザ・シンボル
Figure 2012529863

Figure 2012529863
に同じまたは異なる利得を適用し得る。一態様では、利得ユニット2035は、チャネルを推定する際にあまり信頼できないことがある、利得の低いユーザ・シンボルをなくすために、利得を利得しきい値と比較し得る。この態様では、利得しきい値を上回る利得は、それらのそれぞれのユーザ・シンボル
Figure 2012529863

Figure 2012529863
に適用され、チャネルを推定するために使用される。利得しきい値を下回る利得と、それらのそれぞれのユーザ・シンボル
Figure 2012529863

Figure 2012529863
とは、チャネルを推定するために使用されない。別の態様では、利得ユニット2035は、各ユーザ・シンボルに同じ利得を適用し得る。
一態様では、フィルタ2010は、データ支援チャネル推定が実行される前にパイロット・ベース・チャネル推定によって与えられたチャネル推定値hを使用し得る。この態様では、チャネル計算ユニット2050は、次のようにフィルタ2010ye(n)の出力を使用して総フィルタc(n)を推定し得る。
Figure 2012529863
上式は式(60)と同様であり、フィルタ出力ye(n)は、総フィルタc(n)との
Figure 2012529863
の畳み込みによって与えられる。チャネル計算ユニット2050は、拡散およびスクランブル・ユニット2040からの出力
Figure 2012529863
と、フィルタ出力ye(n)と、式(67)とを使用して総フィルタc(n)を推定し得る。総フィルタc(n)はまた、式(62)と同様に、フィルタ出力ye(n)と推定された送信チップ
Figure 2012529863
との相互相関を計算することによって推定され得、その場合、相互相関における受信チップr(n)の代わりに、フィルタ処理されたチップye(n)が使用される。
フィルタ2010は、パイロット・ベース・チャネル推定を使用して、初期チャネル推定値hに基づいて受信チップr(n)をフィルタ処理し得る。さらに、チャネル計算ユニット2050は、推定された総フィルタc(n)を行列計算ユニット(たとえば、行列計算ユニット1310)に与え得、その場合、行列計算ユニットは、チャネル推定値hとフィルタfパラメータとを使用して総フィルタc(n)を別々に計算する必要はない。この態様では、チャネル計算ユニット2350は、総フィルタc(n)を推定するために、フィルタ2010からフィルタ処理された出力ye(n)を受信し得る。
図21aは、本開示のいくつかの態様による、受信機におけるチャネル推定のプロセスを示す流れ図である。動作2100において、受信チップを受信シンボルに処理する。たとえば、受信チップがフィルタ処理され、次いで逆スクランブルされ、受信シンボルに逆拡散され得る。
動作2100から、プロセスは動作2110に進み、受信シンボルからユーザ・シンボルを検出する。たとえば、ユーザ・シンボルは、受信シンボルをスライスすることによって検出され得る。他の検出技法も使用され得る。
動作2120から、プロセスは動作2130に進み、(たとえば、式(60)に基づいて)受信チップと検出されたユーザ・シンボルとを使用してチャネルを推定する。たとえば、検出されたユーザ・シンボルは、送信機側において、送信チップを推定するために拡散され、スクランブルされ得る。また、検出されたユーザ・シンボルは、送信チップを推定するために、1つまたは複数の既知のパイロット・シンボルとともに使用され得る。その場合、推定された送信チップと受信チップとは、チャネルを推定するために使用され得る。
図21bは、本開示のいくつかの態様による、チャネルhとフィルタfとの畳み込みを表す総フィルタc(n)を推定するためのプロセスを示す流れ図である。動作2140において、受信機にあるフィルタによって受信チップをフィルタ処理する。
動作2140から、プロセスは動作2150に進み、フィルタ処理されたチップを受信シンボルに処理する。たとえば、フィルタ処理されたチップは、逆スクランブルされ、受信シンボルに逆拡散され得る。
動作2150から、プロセスは動作2160に進み、受信シンボルからユーザ・シンボルを検出する。たとえば、ユーザ・シンボルは、受信シンボルをスライスすることによって検出され得る。他の検出技法も使用され得る。
動作2160から、プロセスは動作2170に進み、(たとえば、式(67)に基づいて)フィルタ処理されたチップと検出されたユーザ・シンボルとを使用して総フィルタc(n)を推定する。たとえば、検出されたユーザ・シンボルは、送信機側において、送信チップを推定するために拡散され、スクランブルされ得る。また、検出されたユーザ・シンボルは、送信チップを推定するために、1つまたは複数の既知のパイロット・シンボルとともに使用され得る。その場合、推定された送信チップとフィルタ処理されたチップとは、(たとえば、式(67)に基づいて)総フィルタc(n)を推定するために使用され得る。
干渉消去
マルチ・ユーザ干渉消去について、同じセル中の複数のユーザ(たとえば、同じ基地局104によってサービスされる複数のユーザ)によってマルチ・ユーザ干渉が生じる、セル内干渉のコンテキストにおいて上記で説明した。ワイヤレス通信システム中の移動局106はまた、他のセル中のユーザによって干渉が引き起こされる、セル間干渉を受けやすいことがある。たとえば、移動局106は、近隣セルからの干渉がより強い、サービングセルのエッジの近くに位置するとき、セル間干渉をより受けやすいことがある。図1の例を参照すると、セル102Dによってサービスされている移動局106Dは、セル102Fおよび102Gからセル間干渉を受けやすいことがある。
図22は、本開示のいくつかの態様による、雑音を含むマルチセルマルチ・ユーザ・モデルの図である。図22において、モデル中の異なるセルはインデックスiによって識別され、i=1、...、Ncである。モデルは、各セルの送信ユーザ・シンボル
Figure 2012529863
を受信機(たとえば、移動局104)における受信チップr(n)に関係づける。各セルでは、ユーザ・シンボル
Figure 2012529863
は、ブロック2215においてそれぞれの利得行列Giによってスケーリングされ、それぞれのブロック2220において拡散行列Wによって拡散され、それぞれのブロック2225においてスクランブル行列Pi(m)によってスクランブルされる。次いで、各セル中の得られた信号は、それぞれのチャネルHi2230を介して受信機に送信される。各セルからの受信チップは、xi(n)によって表される。ブロック2240において異なるセルからの受信チップxi(n)が合成され、ブロック2245において雑音を考慮するために雑音v(n)が追加される。Nc=3の受信機における総受信チップr(n)は次のように与えられ得る。
Figure 2012529863
各セルの拡散行列Wは、セルの異なるユーザを分離するために使用される拡散符号、たとえば、ウォルシュ符号を表す。異なるセルは、それらのユーザを分離するために同じ拡散符号を使用し得る。各セルのスクランブル行列Pi(m)は、セルを他のセルから分離するために使用されるスクランブル符号を表す。
一態様では、各セルの受信チップxi(n)は、セルのユーザ・シンボルを検出し、セルの受信チップを再構成するために、上記のモデルに基づいて、検出されたユーザ・シンボルを処理することによって受信機において計算され得る。たとえば、セルiの受信チップxi(n)は、本開示において説明する検出技法のいずれかを含む任意の検出技法を使用してセルiのユーザ・シンボルを検出することによって計算される。次いで、送信ユーザ・シンボル
Figure 2012529863
の推定値を与える、検出されたユーザ・シンボルは、セルiの受信チップxi(n)を再構成するために、利得スケーリングされ、拡散され、スクランブルされ、セルiのチャネル推定値で畳み込まれる。
一態様によるセル間消去プロセスでは、異なるセルの受信チップ
Figure 2012529863
は、連続的に計算され、受信チップr(n)から除去される。本開示のこの態様および他の態様におけるハット上付き文字は、計算された受信チップが実際の受信チップの推定値であることを意味する。受信チップr(n)から、各セルの受信チップが除去された後、ターゲット・セルの受信チップ
Figure 2012529863
が再加算され、ターゲット・セルのユーザ・シンボルを検出するために処理される。ターゲット・セルは、所望のユーザ・シンボルに対応するセルであり、サービングセルと呼ばれることがある。他のセルは、干渉セル(すなわち、ターゲット・セルのユーザと干渉している他のセル)と呼ばれることがある。
図23は、本開示のいくつかの態様による、干渉消去をもつシステム2310の概略図である。システム2310は、それぞれ第1、第2および第3のセル計算ユニット2320a〜2320cと、それぞれ第1、第2および第3の減算ユニット2330a〜2330cとを備える。システム2310はまた、加算ユニット2345と検出システム2350とを含む。各セル計算ユニット2320a〜2320cは、選択されたセルまたは稼働セルの受信チップを計算するように構成される。
一態様では、第1のセル計算ユニット2320aはターゲット・セルの受信チップ
Figure 2012529863
を計算し、第2および第3のセル計算ユニット2320bおよび2320cの各々は、それぞれ第1および第2の干渉セルの受信チップを計算する。ハット上付き文字は、計算された受信チップを示す。セル計算ユニット2320a〜2320cの各々は、以下でさらに詳細に説明する、図24に示す例示的なセル計算ユニット2410を使用して実装され得る。
一態様では、セルは、受信機における信号強度またはジオメトリの降順でセル計算ユニット2320a〜2320cに割り当てられる。セルのジオメトリは、Ior/Iocによって定義され得、Iorはセル送信からの受信電力であり、Iocは干渉+雑音の電力である。一態様では、受信機において最高信号強度を有するセルは第1のセル計算ユニット2320aに割り当てられる。ターゲット・セルが最高信号強度を有すると仮定すると、ターゲット・セルは第1のセル計算ユニット2320に割り当てられる。受信機において第2の最高信号強度を有するセルは第2のセル計算ユニット2320bに割り当てられ、以下同様である。
動作中、第1のセル計算ユニット2320aは、受信チップr(n)を受信し、計算し、ターゲット・セルの受信チップ
Figure 2012529863
を出力する(ターゲット・セルが受信機において最高信号強度を有すると仮定する)。第1の減算ブロック2330aは、受信チップr(n)から、ターゲット・セルの計算された受信チップ
Figure 2012529863
を除去し、
Figure 2012529863
になる。第1の減算ブロック2330aの出力は、第2のセル計算ユニット2320bに入力される。したがって、ターゲット・セルの計算された受信チップ
Figure 2012529863
は、第2のセル計算ユニット2320bより前に受信チップr(n)から除去される。これにより、受信チップr(n)からターゲット・セルの寄与が除去され、後続のセルの受信チップのより確実な計算になる。
第2のセル計算ユニット2320bは、第1の干渉セル(たとえば、最高電力をもつ干渉セル)の受信チップ
Figure 2012529863
を計算し、出力する。第2の減算ユニット2330bは、第1の減算ユニット2330aの出力から、第1の干渉セルの受信チップ
Figure 2012529863
を除去し、
Figure 2012529863
になる。第2の減算ブロック2330bの出力は、第3のセル計算ユニット2320cに入力される。したがって、ターゲット・セルおよび第1の干渉セルの計算された受信チップ
Figure 2012529863
および
Figure 2012529863
は、それぞれ第3のセル計算ユニット2320cより前に受信チップr(n)から除去される。これにより、受信チップr(n)からターゲット・セルおよび第1の干渉セルの寄与が除去され、第2の干渉セルの受信チップのより確実な計算になる。第3のセル計算ユニット2320cは、第2の干渉セルの受信チップ
Figure 2012529863
を計算し、出力する。
第3の減算ユニット2330cは、第2の減算ユニット2330bの出力から、第2の干渉セルの受信チップ
Figure 2012529863
を除去し、
Figure 2012529863
になる。次いで、加算ユニット2345は、ターゲット・セルの受信チップ
Figure 2012529863
を第3の減算ユニット2330cの出力に再加算する。次いで、加算ユニット2345の出力は検出システム2350に入力される。したがって、第1および第2の干渉セルからのセル間干渉は、検出システム2350への入力から消去される。次いで、検出システム2350はターゲット・セルのユーザ・シンボルを検出する。たとえば、検出システム2350は、入力チップをフィルタ処理し、逆スクランブルし、ターゲット・セルの受信シンボルに逆拡散し得、次いで、本開示において説明する検出技法のいずれかを含む任意の検出技法を使用して、受信シンボルからターゲット・セルのユーザ・シンボルを検出する。
上記の態様では、ターゲット・セル、ならびに第1および第2の干渉セルの計算された受信チップは、受信チップr(n)から連続的に削除され、ターゲット・セルの計算されたチップは、ターゲット・セルのユーザ・シンボルを検出するために再加算される。
図24は、本開示のいくつかの態様によるセル計算ユニット2410の概略図である。セル計算ユニット2410は、受信チップr(n)を受信し、稼働セルの受信チップ
Figure 2012529863
を計算し、出力し、稼働セルは、セル計算ユニット2410が所与のインスタンスにおいて受信チップを計算している特定のセルを指す。セル計算ユニット2410はまた、チップr(n)を受信し得、他のセルの受信チップは除去される。たとえば、図23においてセル計算ユニット2410が第2のセル計算2320bを実装する場合、セル計算ユニット2410は、ターゲット・セル
Figure 2012529863
の計算された受信チップが除去された受信チップr(n)を受信し、第1の干渉セルの受信チップ
Figure 2012529863
を計算する。
セル計算ユニット2410は、フィルタ2415と、逆スクランブルおよび逆拡散ユニット2420と、検出システム2430とを備える。フィルタ・ユニット2415は、受信チップをフィルタ処理し、等化器および/またはチャネル・マッチド・フィルタを備え得る。フィルタ2415が等化器を備える例では、等化器は、周波数領域等化器(FDE)を使用して実装され得る。フィルタ2415は、稼働セルのチャネル推定値に基づいて受信チップをフィルタ処理し得る。
フィルタ処理後に、逆スクランブルおよび逆拡散ユニット2420は、稼働セルの逆スクランブル符号を使用して、フィルタ処理されたチップを逆スクランブルする。次いで、逆スクランブルおよび逆拡散ユニット2420は、稼働セルの逆拡散符号のセットを使用して、逆スクランブルされた信号を逆拡散し、各逆拡散符号は、稼働セルの異なるユーザに対応し得る。逆スクランブルおよび逆拡散ユニット2430は、稼働セルの受信シンボルのセット(m)を出力する。次いで、検出システム2430は、稼働セルの受信シンボル(m)からユーザ・シンボルを検出する。検出システム2430は、スライシングまたは他の検出技法を使用してユーザ・シンボルを検出し得る。一態様では、検出システム2340は、図19中の検出システム1905を使用して実装される。この態様では、検出システム2430は、再検出されたユーザ・シンボル
Figure 2012529863
を改良するために、k回の反復にわたって反復的にマルチ・ユーザ干渉を計算し、受信シンボルから消去する。したがって、検出システム2430は、稼働セルのためのセル内マルチ・ユーザ干渉消去を与える。干渉計算ユニット1940によって使用される行列A-1(m)、A0(m)およびA1(m)は、稼働セルの拡散符号、スクランブル符号、逆スクランブル符号、逆拡散符号、利得、フィルタおよびチャネル推定値を使用して計算され得る。検出されたユーザ・シンボル
Figure 2012529863
は、稼働セルの送信ユーザ・シンボルの推定値を与える。
セル計算ユニット2010は、利得ユニット2440と、拡散およびスクランブル・ユニット2450と、チャネル・ユニット2460とをさらに備える。利得ユニット2440および拡散およびスクランブル・ユニット2060は、稼働セルの送信機側(たとえば、基地局)と同様の方法で、検出されたユーザ・シンボルを処理する。利得ユニット2440は、利得のセットをユーザ・シンボルに適用し、利得は上記の式(66)に基づいて推定され得る。次いで、拡散およびスクランブル・ユニット2450は、稼働セルの送信チップの推定値を生成するために、拡散符号のセットを使用してユーザ・シンボルを拡散し、得られた拡散信号を組み合わせて、合成拡散信号をスクランブルする。拡散およびスクランブル・ユニット2450は、稼働セルの送信機側において使用された同じ拡散およびスクランブル符号を使用し得る。
次いで、チャネル・ユニット2460は、稼働セルの受信チップ
Figure 2012529863
を計算するために、スクランブルおよび拡散ユニット2450からの、推定された送信チップを稼働セルのチャネル推定値で畳み込む。上記で説明したように、稼働セルのチャネル推定値は、たとえば、パイロット・ベース・チャネル推定および/またはデータ支援チャネル推定を使用して推定され得る。
したがって、検出システム2430から検出されたユーザ・シンボル
Figure 2012529863
は、稼働セルの送信ユーザ・シンボルの推定値を与える。検出されたユーザ・シンボル
Figure 2012529863
を使用して、利得ユニット2440と、拡散およびスクランブル・ユニット2450と、チャネル・ユニット2460とは、稼働セルの受信チップ
Figure 2012529863
を再構成する。
セル計算ユニット2320a〜2030cは、説明しやすいように図23では別々に示されているが、それらの動作が同じセル計算ユニットによって実行され得ることを理解されたい。たとえば、セル計算ユニット2410は、図23中のセル計算ユニット2310a〜2310cの代わりに受信セルを連続的に計算するために使用され得る。
図25は、本開示のいくつかの態様によるセル計算ユニット2510の概略図である。セル計算ユニット2510は、図24に示すものと同様であり、図24におけるシンボル検出器1920は、スライサ2520を用いて実装されている。スライサ2520は受信シンボル
Figure 2012529863
からユーザ・シンボル
Figure 2012529863
を検出し、計算されたマルチ・ユーザ干渉は除去される。4位相シフトキーイング(QPSK)変調の一例では、スライサ2520は、次のようにユーザiの受信シンボル
Figure 2012529863
をスライスし得る。
Figure 2012529863
上記のスライスはハード・スライスと呼ばれることがある。ハード・スライスは、使用されている変調方式からのハード・シンボルを与える。たとえば、QPSK変調は4つの可能なシンボルを含んでおり、したがって、QPSK変調を使用しているハード・スライスは、1つまたは4つの可能なハード・シンボルを与える。ソフト・スライスは、ソフト、実数値シンボル推定を与える。線形最小平均2乗誤差推定(LMMSE)は、ソフト・スライシングのために使用され得る。バイナリ入力では、LMMSEは、以下に示すように双曲線正接の形で与えられ得る。別の態様では、QPSK変調の例で、スライサ2520はまた、次のように受信シンボル
Figure 2012529863
のソフト・スライスを実行し得る。
Figure 2012529863
上式で、σ2は複素雑音電力であり、giはそれぞれのユーザの推定された利得である。複素雑音電力σ2は、上記の式(64)に基づいてパイロット微分を使用して計算され得る。利得giは上記の式(66)に基づいて推定され得る。複素雑音電力σ2および利得giは前のシンボル期間m−1から計算され得る。ソフト・スライスは、それぞれのユーザ・シンボルに関する決定を行うとき、受信シンボルの雑音電力と利得とを考慮に入れる。
一態様では、検出システム2530はまた、対応するセルのジオメトリまたは信号強度に基づいてハード・スライスまたはソフト・スライスを選択するスライス選択ユニット2520を備える。たとえば、スライス選択ユニット2520は、対応するセルのジオメトリがしきい値に等しいかまたはそれを上回る(たとえば、≧5dB)場合はハード・スライスを選択し、対応するセルのジオメトリがしきい値を下回る(たとえば、<5dB)場合はソフト・スライスを選択する。次いで、スライス選択ユニット2520は、選択に基づいてスライサ2520に受信シンボル
Figure 2012529863
をスライスするように命令し得る。QPSKの例では、スライス選択ユニット2520は、対応するセルのジオメトリがしきい値に等しいかまたはそれを上回る場合は、式(69)を使用して受信シンボル
Figure 2012529863
をハード・スライスするようにスライサ2520に命令し、対応するセルのジオメトリがしきい値を下回る場合は、式(70)を使用して受信シンボル
Figure 2012529863
をソフト・スライスするようにスライサ2520に命令し得る。
高いジオメトリでは、ハード・スライシングから推定されたシンボルは確実であり、したがって干渉を消去するために使用され得る。しかしながら、低いジオメトリでは、ハード・スライシングから間違って検出されたシンボルは、干渉消去のための誤り伝搬を生じることがある。この場合、ソフト・スライシングは、誤り伝搬の影響を最小限に抑え、干渉消去のより良いパフォーマンスを生じる。
次に、一態様による干渉消去プロセスについて、以下の表1を参照しながら説明する。
Figure 2012529863
表1に示すように、干渉消去プロセスは反復または段において干渉消去を実行する。表1に7回の反復の例を示すが、より少ないまたはより多い反復が実行され得ることを理解されたい。反復ごとに、表1に、稼働セルと、前に推定された、削除された受信チップと、r(n)に再加算された受信チップと、推定された受信チップとを示す。表1に3つのセルの例を示すが、干渉消去プロセスは任意の数のセルを採用し得ることを理解されたい。一態様では、3つのセルは、第1のセルが最高ジオメトリを有し、第2のセルが第2の最高ジオメトリを有し、以下同様であるように、ジオメトリの降順で構成される。
第1の反復では、プロセスは受信チップr(n)を使用して第1のセル(たとえば、ターゲット・セル)の受信チップ
Figure 2012529863
を推定する。表1に示すように、3つのセルの受信チップは0で初期化され(
Figure 2012529863
)、したがって第1の反復においてセル間干渉消去はない。第1の反復は、たとえば、セル計算ユニット2410に受信チップr(n)を入力し、第1のセルの受信チップを計算することによって実行され得る。
第2の反復では、プロセスは、受信チップr(n)から、第1のセルの前に推定された受信チップ
Figure 2012529863
を削除する。次いで、プロセスは、前に推定された受信チップ
Figure 2012529863
が削除された受信チップr(n)を使用して第2のセルの受信チップ
Figure 2012529863
を推定する。
第3の反復では、プロセスは、受信チップr(n)から、第1および第2のセルの、それぞれ前に推定された受信チップ
Figure 2012529863
および
Figure 2012529863
を削除する。次いで、プロセスは、前に推定された受信チップ
Figure 2012529863
および
Figure 2012529863
が削除された受信チップr(n)を使用して第3のセルの受信チップ
Figure 2012529863
を推定する。
第4の反復では、プロセスは、受信チップr(n)から、第1、第2および第3のセルの、それぞれ前に推定された受信チップ
Figure 2012529863

Figure 2012529863
および
Figure 2012529863
を削除し、第1のセルの前に推定された受信チップ
Figure 2012529863
を再加算する。次いで、プロセスは、前に推定された受信チップ
Figure 2012529863

Figure 2012529863
および
Figure 2012529863
が削除され、前に推定された受信チップ
Figure 2012529863
が再加算された受信チップr(n)を使用して再び第1のセルの受信チップ
Figure 2012529863
を推定する。したがって、第4の反復は、後続の反復において使用される、第1のセルの受信チップ
Figure 2012529863
の推定値を更新する。
第5の反復では、プロセスは、受信チップr(n)から、第1、第2および第3のセルの、それぞれ前に推定された受信チップ
Figure 2012529863

Figure 2012529863
および
Figure 2012529863
を削除し、第2のセルの前に推定された受信チップ
Figure 2012529863
を再加算する。次いで、プロセスは、前に推定された受信チップ
Figure 2012529863

Figure 2012529863
および
Figure 2012529863
が削除され、前に推定された受信チップ
Figure 2012529863
が再加算された受信チップr(n)を使用して再び第2のセルの受信チップ
Figure 2012529863
を推定する。したがって、第5の反復は、後続の反復において使用される、第2のセルの受信チップ
Figure 2012529863
の推定値を更新する。
第6の反復では、プロセスは、受信チップr(n)から、第1、第2および第3のセルの、それぞれ前に推定された受信チップ
Figure 2012529863

Figure 2012529863
および
Figure 2012529863
を削除し、第3のセルの前に推定された受信チップ
Figure 2012529863
を再加算する。次いで、プロセスは、前に推定された受信チップ
Figure 2012529863

Figure 2012529863
および
Figure 2012529863
が削除され、前に推定された受信チップ
Figure 2012529863
が再加算された受信チップr(n)を使用して再び第3のセルの受信チップ
Figure 2012529863
を推定する。したがって、第6の反復は、後続の反復において使用される、第3のセルの受信チップ
Figure 2012529863
の推定値を更新する。
第7の反復では、プロセスは、受信チップr(n)から、第1、第2および第3のセルの、それぞれ前に推定された受信チップ
Figure 2012529863

Figure 2012529863
および
Figure 2012529863
を削除し、第1のセルの前に推定された受信チップ
Figure 2012529863
を再加算する。次いで、プロセスは、前に推定された受信チップ
Figure 2012529863

Figure 2012529863
および
Figure 2012529863
が削除され、前に推定された受信チップ
Figure 2012529863
が再加算された受信チップr(n)を使用して再び第1のセルの受信チップ
Figure 2012529863
を推定する。したがって、第7の反復は、後続の反復において使用される、第1のセルの受信チップ
Figure 2012529863
の推定値を更新する。プロセスは、第1のセルの推定された受信チップ
Figure 2012529863
を使用して第1のセルのユーザ・シンボルを検出するか(第1のセルがターゲット・セルであると仮定する)、または受信チップ
Figure 2012529863
の推定値をさらに改良するために追加の反復を続け得る。また、プロセスは、7回未満の反復を実行するために使用され得る。たとえば、図23に示すシステム2310は、表1に示す第4の反復までのプロセスを実行するために使用され得る。
したがって、各反復において、プロセスは、受信チップr(n)から、(前の反復から入手可能な場合は)各セルの受信チップの前の推定値を削除し、(前の反復から入手可能な場合は)稼働セルの受信チップの前の推定値を再加算する。次いで、プロセスは、稼働セルの受信チップの前の推定値が削除され、稼働セルの受信チップの前の推定値が再加算された受信チップr(n)を使用して稼働セルの受信チップを推定する。また、この例では、プロセスは、セル1〜3の受信チップを連続的に推定し、セル3の受信チップを推定した後、セル1にループバックする。
図26は、本開示のいくつかの態様による、表1に示す干渉消去プロセスを実行することが可能なシステム2610の概略図である。本システムは、減算ユニット2615と、加算ユニット2620と、検出システム2625と、チップ推定システム2630と、メモリ2640と、セル合計ユニット2650とを備える。減算ユニット2615は、(前の反復から利用可能である場合は)受信チップr(n)からセルの受信チップの前の推定値を削除するように構成され、加算ユニット2620は、(前の反復から利用可能である場合は)稼働セルの受信チップの前の推定値を再加算するように構成される。セルの受信チップの前の推定値が削除され、稼働セルの受信チップの前の推定値が再加算された受信チップr(n)は、図26中でrIC(n)によって示されている。
検出システム2625は、rIC(n)による受信チップを稼働セルの受信シンボルに処理し、稼働セルの受信シンボルから稼働セルのユーザ・シンボル(m)を検出するように構成される。チップ推定システム2630は、検出システム2625からの稼働セルの検出されたユーザ・シンボル(m)を使用して稼働セルの受信チップ
Figure 2012529863
を推定するように構成される。メモリ2640は、異なるセルの受信チップの推定値を記憶するように構成される。
各反復において、減算ユニット2615は、(前の反復から入手可能である場合は)受信チップr(n)から各セルの受信チップの前の推定値を削除する。これを行うために、合計ユニット2615は、(利用可能である場合は)メモリ2640からの各セルの受信セルの前の推定値を合計し、減算ユニット2615は、受信チップr(n)からその合計値を減算する。第1の反復では、減算ユニット2615は、受信チップr(n)からセルの受信チップの前の推定値を削除しない。後続の反復では、セルの受信チップの推定値は、メモリ2640に記憶され、したがって、合計ユニット2650および減算ユニット2615が使用するために利用可能になる。たとえば、表1を参照すると、セル1〜3の受信チップの推定値が第4の反復において利用可能である。
各反復において、加算ユニット2620は、(前の反復から利用可能である場合は)減算ユニット2620の出力に稼働セルの受信チップの推定値を再加算する。加算ユニット2620は、前の反復からの推定値を記憶したメモリ2640から稼働セルの受信チップの推定値を受信する。稼働セルの受信チップの前の推定値が利用可能でない場合、加算ユニット2620は稼働セルの受信チップの推定値を再加算しない。
各反復において、検出システム2625は、セルの受信チップの前の推定値が削除され、稼働セルの受信チップの推定値が再加算された受信チップr(n)を使用して、稼働セルのユーザ・シンボル(m)を検出する。その検出システムは、たとえば、図24中のフィルタと、逆スクランブルおよび逆拡散ユニットと、検出システムとを使用して実装され得る。
各反復において、チップ推定ユニット2630は、検出システムからの稼働セルの検出されたユーザ・シンボル(m)を使用して稼働セルの受信チップを推定する。チップ推定ユニット2630は、たとえば、図24中の利得ユニット2440と、拡散およびスクランブル・ユニット2450と、チャネル・ユニット2460とを使用して実装され得る。
各反復において、メモリ2640は、チップ推定ユニット2630からの稼働セルの受信チップの推定値を記憶する。前の反復からメモリ2640にすでに記憶されている稼働セルの受信チップの前の推定値がある場合、メモリ2640は、チップ推定ユニット2630からの直近の推定値を使用して稼働セルの受信チップの推定値を更新し、更新された推定値を後続の反復において使用する。
システム2610は、表1中のプロセスについて任意の数の反復を実行するために使用され得る。所望の数の反復が実行された後、ターゲット・セルのユーザ・シンボル(m)が検出システム2625から出力され得る。
図27は、本開示のいくつかの態様による、図25中の検出システム2625とチップ推定ユニット2630とのための実装形態の例を示すシステム2710の概略図である。システム2710では、図26中の検出システム2625は、フィルタ2710と、逆スクランブルおよび逆拡散ユニット2715と、検出システム2720とを備える。フィルタ2710は、チップrIC(n)をフィルタ処理されたチップy(n)にフィルタ処理するように構成される。逆スクランブルおよび逆拡散ユニット2715は、フィルタ処理されたチップy(n)を逆スクランブルし、逆拡散することによって、フィルタ処理されたチップy(n)を稼働セルの受信シンボル(m)に処理するように構成される。逆スクランブルおよび逆拡散ユニット2715は、稼働セルの逆スクランブル符号と逆拡散符号のセットとをそれぞれ使用して、フィルタ処理されたチップy(n)を逆スクランブルし、逆拡散する。検出ユニット2720は、受信シンボル(m)から稼働セルのユーザ・シンボル(m)を検出する。検出システム2720は、たとえば、稼働セルのセル内マルチ・ユーザ消去を行うための図19中の検出システム1905使用して実装され得る。
図26中のチップ推定システム2630は、再構成ユニット2725とチャネル・ユニット2730とを備える。再構成ユニット2725は、それぞれの検出されたユーザ・シンボル(m)に利得のセットを適用し、利得スケーリングされた検出されたユーザ・シンボルを拡散し、スクランブルして、送信チップt(n)を推定するように構成される。再構成ユニット2725は、稼働セルの拡散符号のセットとスクランブル符号とをそれぞれ使用して、利得スケーリングされた検出されたユーザ・シンボルを拡散し、スクランブルする。チャネル・ユニット2730は、推定された送信チップt(n)を稼働セルのチャネルの推定値で畳み込む。チャネル・ユニット2730は、稼働セルの推定された受信チップ
Figure 2012529863
をメモリ2640に出力する。
システム2710は、チャネル推定ユニット2735と、メモリ2740と、行列計算ユニット2745とをも備える。チャネル推定ユニット2735は、上記で説明したように、データ支援チャネル推定を使用して稼働セルのチャネルを推定するように構成される。チャネルを推定するために、チャネル推定ユニット2735は、受信チップrIC(n)と推定された送信チップt(n)とを受信し、上記で与えた式(60)、式(61)または式(62)に基づいて稼働セルのチャネルを推定する。チャネル推定ユニット2735は、上記で説明したように、パイロット・ベース・チャネル推定をも使用し得る。推定されたチャネルは、一時記憶のためにメモリ2740に与えられる。一態様では、メモリ2740は、推定されたチャネルをフィルタ2710と、チャネル・ユニット2730と、行列計算ユニット2745とに与える。メモリ2740は、たとえば、推定されたチャネルが1シンボル期間にわたってあまり変化しないとき、そのチャネルに1シンボル期間の遅延を与え得る。
フィルタ2715は、推定されたチャネルに基づいて受信チップrIC(n)をフィルタ処理する。チャネル・マッチド・フィルタの一例では、そのフィルタは、推定されたチャネルhの時間反転共役h*(−n)を使用するセル間消去を用いて受信チップrIC(n)をフィルタ処理し得る。チャネル・ユニット2730は、稼働セルの推定された受信チップ
Figure 2012529863
を生成するために、推定されたチャネルを推定された送信チップt(n)に適用する。行列計算ユニット2745は、(たとえば、式(28)〜(30)に基づいて)マルチ・ユーザ干渉行列A0とショルダー行列A-1およびA+1とを計算するために、推定されたチャネルを使用し、これらの行列を検出システム2720に与える。検出システム2720は、たとえば、稼働セルのセル内マルチ・ユーザ消去を実行するためのマルチ・ユーザ干渉を計算するために、マルチ・ユーザ干渉行列A0とショルダー行列A-1およびA+1とを使用し得る。
システム2710は、稼働セルの利得と雑音とのセットを推定する利得および雑音推定ユニット2750をも備える。利得および雑音推定ユニット2750は、(たとえば、式(66)に基づいて)それぞれの検出されたユーザ・シンボル(m)を使用して稼働セルの各符号チャネルまたはユーザの利得を推定し、(たとえば、式(64)に基づいて)雑音を推定し得る。利得および雑音推定ユニット2750は、推定された利得を再構成ユニット2725に与え得る。利得および雑音推定ユニット2750はまた、(たとえば、式(70)に基づいて)ソフト・スライシングを実行するために、推定された雑音と推定された利得とを検出ユニット2750に与え得る。
図28は、本開示のいくつかの態様による、干渉消去のプロセスを示す流れ図である。動作2810において、総受信チップr(n)を与える。総受信チップr(n)は、ターゲット・セルと1つまたは複数の干渉セルとを含む複数のセルからの受信チップx1(n)〜xNc(n)を備え得る。
動作2810から、プロセスは動作2820に進み、プロセスは、複数の反復中に複数のセルの各々の受信チップを連続的に計算する。たとえば、プロセスは、最初にセル1の受信チップ
Figure 2012529863
を計算し、次いでセル2の受信チップ
Figure 2012529863
を計算し、以下同様である。
動作2830において、第1の反復後の各反復について、プロセスは、総受信チップr(n)から複数のセルのうちの1つまたは複数の、前に計算された受信チップを削除する。たとえば、第2の反復では、プロセスは、受信チップr(n)から第1のセルの、前に計算された受信チップ
Figure 2012529863
を削除する。第3の反復では、プロセスは、総受信チップr(n)からセル1および2の、前に計算された受信チップ
Figure 2012529863
および
Figure 2012529863
を消去し、以下同様である。
第1の反復後の各反復について、動作2830において、プロセスはまた、前に計算された受信チップが削除された総受信チップr(n)を使用して、その反復において稼働セルの受信チップを推定または計算する。たとえば、第2の反復について、プロセスは、セル1の、前に計算されたチップ
Figure 2012529863
が削除された総受信チップr(n)を使用して、セル2の受信チップ
Figure 2012529863
を計算する。
プロセスが各セルの受信チップを計算した後、プロセスは、停止するかまたは第1のセルにループバックし、ターゲット・セル(たとえば、セル1)の計算された受信チップをさらに改良するために追加の反復を実行し得る。ループバックした後の各反復について、プロセスは、各セルの、前に計算された受信チップ
Figure 2012529863

Figure 2012529863
が削除され、その反復において、セルの、前に計算された受信チップが再加算された、総受信チップr(n)を使用して、その反復においてセルの受信チップを計算する。3つのセルの例では、第4の反復において、プロセスは、各セルの、前に計算された受信チップ
Figure 2012529863

Figure 2012529863
が削除され、セル1の、前に計算された受信チップ
Figure 2012529863
が再加算された総受信チップr(n)を使用して、セル1の受信チップ
Figure 2012529863
を計算し、ただし、セル1の受信チップは、第1の反復において前に計算された。第5の反復では、プロセスは、各セルの、前に計算された受信チップ
Figure 2012529863

Figure 2012529863
が削除され、セル2の、前に計算された受信チップ
Figure 2012529863
が再加算された総受信チップr(n)を使用して、セル2の受信チップ
Figure 2012529863
を計算し、ただし、セル2の受信チップは、第2の反復において前に計算された。
図29は、本開示の一態様による、移動局106における干渉消去のための装置2900の機能の一例を示すブロック図である。装置2900は、複数のセルから受信された総受信チップを与えるためのモジュール2910と、複数の反復中に複数のセルの各々の受信チップを連続的に推定するためのモジュール2920とを備える。第1の反復後の複数の反復の各々について、受信チップを連続的に推定するためのモジュール2920は、総受信チップから複数のセルのうちの1つまたは複数の、前に推定された受信チップを削除し、複数のセルのうちの1つまたは複数の、前に推定された受信チップが削除された総受信チップを使用して複数のセルのうちの1つの受信チップを推定する。
情報および信号は多種多様な技術および技法のいずれかを使用して表され得ることを、当業者は理解されよう。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。
さらに、本明細書で開示される実施形態に関して説明した様々な例示的な論理モジュールと、回路と、アルゴリズムとは、電子ハードウェア、コンピュータ・ソフトウェア、またはこの両方の組合せとして実装され得ることを当業者なら諒解されよう。ハードウェアとソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップについて、上記では概してそれらの機能に関して説明した。そのような機能をハードウェアとして実装するか、ソフトウェアとして実装するかは、特定の適用例および全体的なシステムに課せられた設計制約に依存する。当業者は、説明した機能を特定の適用例ごとに様々な方法で実装し得るが、そのような実装の決定は、本開示の範囲からの逸脱を生じるものと解釈すべきではない。
本明細書で開示した実施形態に関して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明した機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成として実装され得る。
1つまたは複数の例示的な実施形態では、説明した機能はハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装した場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとして機械可読媒体上に記憶されるか、あるいは機械可読媒体を介して送信され得る。機械可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのような機械可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。また、いかなる接続も機械可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバ・ケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバ・ケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびブルーレイディスク(disc)(登録商標)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザで光学的に再生する。上記の組合せも機械可読媒体の範囲内に含めるべきである。
開示された態様の前述の説明は、当業者が本開示を実施または使用できるようにするために提供されるものである。これらの態様への様々な修正は当業者にはすぐに明らかになり、本明細書で定義した一般原理は本開示から逸脱することなく他の態様に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で示した態様に限定されるものではなく、本明細書で開示した原理および新規の特徴に一致する最も広い範囲を与えられるべきである。

開示された態様の前述の説明は、当業者が本開示を実施または使用できるようにするために提供されるものである。これらの態様への様々な修正は当業者にはすぐに明らかになり、本明細書で定義した一般原理は本開示から逸脱することなく他の態様に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で示した態様に限定されるものではなく、本明細書で開示した原理および新規の特徴に一致する最も広い範囲を与えられるべきである。
以下に本件出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1] ワイヤレス通信システム中の受信機における干渉消去のための方法であって、
複数のセルから受信された総受信チップを与えることと、
複数の反復中に前記複数のセルの各々の受信チップを連続的に推定することと
を備え、第1の反復後の前記複数の反復の各々が、
前記総受信チップから前記複数のセルのうちの1つまたは複数の、前に推定された受信チップを削除することと、
前記複数のセルのうちの前記1つまたは複数の、前記前に推定された受信チップが削除された前記総受信チップを使用して、前記複数のセルのうちの1つの受信チップを推定することと、
を備える方法。
[2] 前記複数のセルの各々の受信チップを前記連続的に推定することが、
前記複数のセル中の最後のセルの受信チップを推定した後に、前記複数のセルの各々の、前に推定された受信チップが削除され、前記複数のセル中の第1のセルの、前に推定された受信チップが再加算された前記総受信チップを使用して、前記第1のセルの受信チップを推定すること、
を備える[1]に記載の方法。
[3] 複数のセルの各々の受信チップを前記連続的に推定することが、
前記複数のセルの各々の、前に推定された受信チップが削除され、前記複数のセル中の第2のセルの、前に推定された受信チップが再加算された前記総受信チップを使用して、前記第2のセルの受信チップを推定すること、
を備える[2]に記載の方法。
[4] 前記複数のセルの各々の、前に推定された受信チップが削除され、前記複数のセル中のターゲット・セルの、前に推定された受信チップが再加算された前記総受信チップを使用して、前記ターゲット・セルの複数のユーザ・シンボルを検出することをさらに備える[1]に記載の方法。
[5] 前記複数の反復の各々が、
前記複数のセル中の稼働セルの複数の受信シンボルから、前記稼働セルの複数のユーザ・シンボルを検出することと、
前記稼働セルの前記複数の検出されたユーザ・シンボルを使用して前記稼働セルの前記受信チップを計算することと、
を備える[1]に記載の方法。
[6] 前記稼働セルの前記複数のユーザ・シンボルを検出することが、
前記稼働セルの前記複数の受信シンボルから前記稼働セルの前記複数のユーザ・シンボルを最初に検出することと、
前記稼働セルの前記最初に検出された複数のユーザ・シンボルを使用して前記稼働セルのマルチ・ユーザ干渉を計算することと、
前記稼働セルの前記複数の受信シンボルから前記稼働セルの前記計算されたマルチ・ユーザ干渉を消去することと、
前記稼働セルの前記計算されたマルチ・ユーザ干渉が消去された前記稼働セルの前記複数の受信シンボルから、前記稼働セルの前記複数のユーザ・シンボルを再検出することと、
を備える[5]に記載の方法。
[7] 前記稼働セルの前記複数のユーザ・シンボルを検出することが、
前記稼働セルの信号強度をしきい値と比較することと、
前記稼働セルの前記信号強度が前記しきい値に等しいかまたはそれを上回る場合、前記稼働セルの前記複数の受信シンボルの各々に対してハード・スライスを実行することと、
前記稼働セルの前記信号強度が前記しきい値を下回る場合、前記稼働セルの前記複数の受信シンボルの各々に対してソフト・スライスを実行することと、
を備える[5]に記載の方法。
[8] 前記稼働セルの前記複数の検出されたユーザ・シンボルを使用して前記稼働セルの前記受信チップを計算することが、
前記稼働セルの前記複数の検出されたユーザ・シンボルを拡散することと、
前記稼働セルの送信チップの推定値を取得するために、前記稼働セルの前記拡散された複数の検出されたユーザ・シンボルをスクランブルすることと、
前記稼働セルの前記受信チップを推定するために、前記稼働セルの前記送信チップの前記推定値にチャネル推定値を適用することと、
を備える[5]に記載の方法。
[9] 前記複数のセルの信号強度に基づく順序で前記複数のセルを構成することであって、複数のセルの各々の前記受信チップを前記連続的に計算することが、前記順序に従って実行される構成することをさらに備える[1]に記載の方法。
[10] 前記複数のセルが信号強度の降順で構成された[9]に記載の方法。
[11] ワイヤレス通信システム中の受信機における干渉消去のためのシステムであって、前記システムが、複数のセルから受信された総受信チップを受信し、
複数の反復中に前記複数のセルの各々の受信チップを連続的に推定するように構成されたセル計算ユニットと、
第1の反復後の前記複数の反復の各々において、前記総受信チップから、前記複数のセルのうちの1つまたは複数の、前に推定された受信チップを削除するように構成された、減算ユニットと、
を備え、
前記第1の反復後の前記複数の反復の各々において、前記セル計算ユニットが、前記複数のセルのうちの前記1つまたは複数の、前記前に推定された受信チップが削除された前記総受信チップを使用して、複数のセルのうちの1つの受信チップを推定するように構成されたシステム。
[12] 前記複数のセル中の最後のセルの受信チップを計算した後に、前記セル計算ユニットが、前記複数のセル中の第1のセルにループバックするように構成され、前記システムが、
前記第1のセルの、前に推定された受信チップを、前記複数のセルの各々の、前に推定された受信チップが削除された前記総受信チップに再加算するように構成された加算ユニットであって、前記セル計算ユニットが、前記複数のセルの各々の、前記前に推定された受信チップが削除され、前記第1のセルの、前記前に推定された受信チップが再加算された前記総受信チップを使用して、前記第1のセルの受信チップを推定するように構成された、加算ユニットをさらに備える[11]に記載のシステム。
[13] 前記加算ユニットは、前記複数のセル中の第2のセルの、前に推定された受信チップを、前記複数のセルの各々の、前に推定された受信チップが削除された前記総受信チップに再加算するように構成され、前記セル計算ユニットは、前記複数のセルの各々の、前記前に推定された受信チップが削除され、前記第2のセルの、前記前に推定された受信チップが再加算された前記総受信チップを使用して、前記第2のセルの受信チップを推定するように構成された[12]に記載のシステム。
[14] 前記複数のセル中のターゲット・セルの、前に推定された受信チップを、前記複数のセルの各々の、前に推定された受信チップが削除された前記総受信チップに再加算するように構成された加算ユニットと、
前記複数のセルの各々の、前記前に推定された受信チップが削除され、前記ターゲット・セルの、前記前に推定された受信チップが再加算された前記総受信チップを使用して、前記ターゲット・セルの複数のユーザ・シンボルを検出するように構成された検出ユニットと、
をさらに備える[11]に記載のシステム。
[15] 前記セル計算ユニットは、
前記複数の反復の各々において、前記複数のセル中の稼働セルの複数の受信シンボルから、前記稼働セルの複数のユーザ・シンボルを検出するように構成された、検出ユニットと、
前記複数の反復の各々において、前記稼働セルの前記複数の検出されたユーザ・シンボルを使用して前記稼働セルの受信チップを推定するように構成された、チップ推定ユニットと、
を備える[11]に記載のシステム。
[16] 前記検出ユニットが、
シンボル検出器と、
マルチ・ユーザ干渉を計算するように構成された干渉計算ユニットと、
前記複数の反復の各々において、前記シンボル検出器は、前記稼働セルの前記複数のユーザ・シンボルを最初に検出するように構成され、前記干渉計算ユニットは、前記稼働セルの前記最初に検出された複数のユーザ・シンボルを使用してマルチ・ユーザ干渉を計算するように構成された、減算ユニットであって、前記減算ユニットは、前記稼働セルの前記複数の受信シンボルから前記稼働セルの前記計算されたマルチ・ユーザ干渉を消去するように構成され、前記シンボル検出器は、前記稼働セルの前記計算されたマルチ・ユーザ干渉が消去された前記稼働セルの前記複数の受信シンボルから、前記稼働セルの前記複数のユーザ・シンボルを再検出するように構成された、減算ユニットと、
を備える[15]に記載のシステム。
[17] 検出ユニットが、
シンボル検出器と、
前記稼働セルの信号強度をしきい値と比較することと、前記稼働セルの前記信号強度が前記しきい値に等しいかまたはそれを上回る場合、前記シンボル検出器にハード・スライスを実行するように命令することと、前記稼働セルの前記信号強度が前記しきい値を下回る場合、前記シンボル検出器にソフト・スライスを実行するように命令することとを行うように構成された選択ユニットと、
を備える[15]に記載のシステム。
[18] チップ推定ユニットが、
前記稼働セルの送信ユーザ・シンボルの推定値を取得するために、前記検出ユニットから前記稼働セルの前記複数の検出されたユーザ・シンボルを拡散し、スクランブルするように構成された、拡散およびスクランブル・ユニットと
前記稼働セルの前記受信チップを推定するために、前記稼働セルの前記送信チップの前記推定値にチャネル推定値を適用するように構成されたチャネル・ユニットと、
を備える[15]に記載のシステム。
[19] 前記セル計算ユニットが、前記複数のセルの信号強度に基づく順序で前記複数のセルを構成することと、前記順序に従って複数のセルの各々の前記受信チップを連続的に計算することとを行うように構成された[11]に記載のシステム。
[20] 前記セル計算ユニットが、信号強度の降順で前記複数のセルを構成するように構成された[19]に記載のシステム。
[21] ワイヤレス通信システム中の受信機における干渉消去のための装置であって、
複数のセルから受信された総受信チップを与えるための手段と、
複数の反復中に前記複数のセルの各々の受信チップを連続的に推定するための手段と
を備え、第1の反復後の前記複数の反復の各々について、受信チップを連続的に推定するための前記手段が、
前記総受信チップから前記複数のセルのうちの1つまたは複数の、前に推定された受信チップを削除するための手段と、
前記複数のセルのうちの前記1つまたは複数の、前記前に推定された受信チップが削除された前記総受信チップを使用して、前記複数のセルのうちの1つの受信チップを推定するための手段と、
を備える装置。
[22] 前記複数のセルの各々の受信チップを連続的に推定するための前記手段が、
前記複数のセル中の最後のセルの受信チップを推定した後に、前記複数のセルの各々の、前に推定された受信チップが削除され、前記複数のセル中の第1のセルの、前に推定された受信チップが再加算された前記総受信チップを使用して、前記第1のセルの受信チップを推定するための手段と、
を備える[21]に記載の装置。
[23] 複数のセルの各々の受信チップを連続的に推定するための前記手段が、
前記複数のセルの各々の、前に推定された受信チップが削除され、前記複数のセル中の第2のセルの、前に推定された受信チップが再加算された前記総受信チップを使用して、前記第2のセルの受信チップを推定するための手段を備える[22]に記載の装置。
[24] 前記複数のセルの各々の、前に推定された受信チップが削除され、前記複数のセル中のターゲット・セルの、前に推定された受信チップが再加算された前記総受信チップを使用して、前記ターゲット・セルの複数のユーザ・シンボルを検出するための手段をさらに備える[21]に記載の装置。
[25] 前記複数の反復の各々について、受信チップを連続的に推定するための前記手段が、
前記複数のセル中の稼働セルの複数の受信シンボルから、前記稼働セルの複数のユーザ・シンボルを検出するための手段と、
前記稼働セルの前記複数の検出されたユーザ・シンボルを使用して前記稼働セルの前記受信チップを計算するための手段と、
を備える[21]に記載の装置。
[26] 前記稼働セルの前記複数のユーザ・シンボルを検出するための前記手段が、
前記稼働セルの前記複数の受信シンボルから前記稼働セルの前記複数のユーザ・シンボルを最初に検出するための手段と、
前記稼働セルの前記最初に検出された複数のユーザ・シンボルを使用して前記稼働セルのマルチ・ユーザ干渉を計算するための手段と、
前記稼働セルの前記複数の受信シンボルから前記稼働セルの前記計算されたマルチ・ユーザ干渉を消去するための手段と、
前記稼働セルの前記計算されたマルチ・ユーザ干渉が消去された前記稼働セルの前記複数の受信シンボルから、前記稼働セルの前記複数のユーザ・シンボルを再検出するための手段と、
を備える[25]に記載の装置。
[27] 前記稼働セルの前記複数のユーザ・シンボルを検出するための前記手段が、
前記稼働セルの信号強度をしきい値と比較するための手段と、
前記稼働セルの前記信号強度が前記しきい値に等しいかまたはそれを上回る場合、前記稼働セルの前記複数の受信シンボルの各々に対してハード・スライスを実行するための手段と、
前記稼働セルの前記信号強度が前記しきい値を下回る場合、前記稼働セルの前記複数の受信シンボルの各々に対してソフト・スライスを実行するための手段と、
を備える[25]に記載の装置。
[28] 前記稼働セルの前記複数の検出されたユーザ・シンボルを使用して前記稼働セルの前記受信チップを計算するための前記手段が、
前記稼働セルの前記複数の検出されたユーザ・シンボルを拡散するための手段と、
前記稼働セルの送信チップの推定値を取得するために、前記稼働セルの前記拡散された複数の検出されたユーザ・シンボルをスクランブルするための手段と、
前記稼働セルの前記受信チップを推定するために、前記稼働セルの前記送信チップの前記推定値にチャネル推定値を適用するための手段と、
を備える[25]に記載の装置。
[29] 前記複数のセルの信号強度に基づく順序で前記複数のセルを構成するための手段であって、複数のセルの各々の前記受信チップを前記連続的に計算することが、前記順序に従って実行される、構成するための手段をさらに備える[21]に記載の装置。
[30] 前記複数のセルが信号強度の降順で構成された[29]に記載の装置。
[31] ワイヤレス通信システム中の受信機における干渉消去のための命令を記憶する機械可読媒体であって、前記命令は、
複数のセルから受信された総受信チップを与えることと、
複数の反復中に前記複数のセルの各々の受信チップを連続的に推定することと
を行うためのコードを備え、第1の反復後の前記複数の反復の各々について、受信チップを連続的に推定するための前記コードが、
前記総受信チップから前記複数のセルのうちの1つまたは複数の、前に推定された受信チップを削除することと、
前記複数のセルのうちの前記1つまたは複数の、前記前に推定された受信チップが削除された前記総受信チップを使用して、前記複数のセルのうちの1つの受信チップを推定することと、
を行うためのコードを備える機械可読媒体。
[32] 前記複数のセルの各々の受信チップを連続的に推定するための前記コードが、
前記複数のセル中の最後のセルの受信チップを推定した後に、前記複数のセルの各々の、前に推定された受信チップが削除され、前記複数のセル中の第1のセルの、前に推定された受信チップが再加算された前記総受信チップを使用して、前記第1のセルの受信チップを推定するためのコードを備える[31]に記載の機械可読媒体。
[33] 複数のセルの各々の受信チップを連続的に推定するための前記コードが、
前記複数のセルの各々の、前に推定された受信チップが削除され、前記複数のセル中の第2のセルの、前に推定された受信チップが再加算された前記総受信チップを使用して、前記第2のセルの受信チップを推定するためのコードを備える[32]に記載の機械可読媒体。
[34] 前記命令が、前記複数のセルの各々の、前に推定された受信チップが削除され、前記複数のセル中のターゲット・セルの、前に推定された受信チップが再加算された前記総受信チップを使用して、前記ターゲット・セルの複数のユーザ・シンボルを検出するためのコードをさらに備える[31]に記載の機械可読媒体。
[35] 前記複数の反復の各々について、受信チップを連続的に推定するための前記コードが、
前記複数のセル中の稼働セルの複数の受信シンボルから、前記稼働セルの複数のユーザ・シンボルを検出することと、
前記稼働セルの前記複数の検出されたユーザ・シンボルを使用して前記稼働セルの前記受信チップを計算することと、
を行うためのコードを備える[31]に記載の機械可読媒体。
[36] 前記稼働セルの前記複数のユーザ・シンボルを検出するためのコードが、
前記稼働セルの前記複数の受信シンボルから前記稼働セルの前記複数のユーザ・シンボルを最初に検出することと、
前記稼働セルの前記最初に検出された複数のユーザ・シンボルを使用して前記稼働セルのマルチ・ユーザ干渉を計算することと、
前記稼働セルの前記複数の受信シンボルから前記稼働セルの前記計算されたマルチ・ユーザ干渉を消去することと、
前記稼働セルの前記計算されたマルチ・ユーザ干渉が消去された前記稼働セルの前記複数の受信シンボルから、前記稼働セルの前記複数のユーザ・シンボルを再検出することと
を行うためのコードを備える[35]に記載の機械可読媒体。
[37] 前記稼働セルの前記複数のユーザ・シンボルを検出するための前記コードが、
前記稼働セルの信号強度をしきい値と比較することと、
前記稼働セルの前記信号強度が前記しきい値に等しいかまたはそれを上回る場合、前記稼働セルの前記複数の受信シンボルの各々に対してハード・スライスを実行することと、
前記稼働セルの前記信号強度が前記しきい値を下回る場合、前記稼働セルの前記複数の受信シンボルの各々に対してソフト・スライスを実行することと、
を行うためのコードを備える[35]に記載の機械可読媒体。
[38] 前記稼働セルの前記複数の検出されたユーザ・シンボルを使用して前記稼働セルの前記受信チップを計算するための前記コードが、
前記稼働セルの前記複数の検出されたユーザ・シンボルを拡散することと、
前記稼働セルの送信チップの推定値を取得するために、前記稼働セルの前記拡散された複数の検出されたユーザ・シンボルをスクランブルすることと、
前記稼働セルの前記受信チップを推定するために、前記稼働セルの前記送信チップの前記推定値にチャネル推定値を適用することと
を行うためのコードを備える[35]に記載の機械可読媒体。
[39] 前記命令が、前記複数のセルの信号強度に基づく順序で前記複数のセルを構成するためのコードをさらに備え、複数のセルの各々の前記受信チップを前記連続的に計算することが、前記順序に従って実行される[31]に記載の機械可読媒体。
[40] 前記複数のセルが信号強度の降順で構成された[39]に記載の機械可読媒体。
[41] ワイヤレス通信システム中の受信機における干渉消去のための装置であって、前記システムが、複数のセルから受信された総受信チップを受信し、
複数の反復中に前記複数のセルの各々の受信チップを連続的に推定するように構成された少なくとも1つのプロセッサであって、第1の反復後の前記複数の反復の各々について、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記総受信チップから前記複数のセルのうちの1つまたは複数の、前に推定された受信チップを削除することと、前記複数のセルのうちの前記1つまたは複数の、前記前に推定された受信チップが削除された前記総受信チップを使用して前記複数のセルのうちの1つの受信チップを推定することと、を行うように構成された少なくとも1つのプロセッサを備える装置。
[42] 前記複数のセル中の最後のセルの受信チップを推定した後に、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記複数のセルの各々の、前に推定された受信チップが削除され、前記複数のセル中の第1のセルの、前に推定された受信チップが再加算された前記総受信チップを使用して、前記第1のセルの受信チップを推定するように構成された[41]に記載の装置。
[43] 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記複数のセルの各々の、前に推定された受信チップが削除され、前記複数のセル中の第2のセルの、前に推定された受信チップが再加算された前記総受信チップを使用して、前記第2のセルの受信チップを推定するように構成された[42]に記載の装置。
[44] 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記複数のセルの各々の、前に推定された受信チップが削除され、前記複数のセル中のターゲット・セルの、前に推定された受信チップが再加算された前記総受信チップを使用して、前記ターゲット・セルの複数のユーザ・シンボルを検出するように構成された[41]に記載の装置。
[45] 前記複数の反復の各々について、前記少なくとも1つのプロセッサが、前記複数のセル中の稼働セルの複数の受信シンボルから前記稼働セルの複数のユーザ・シンボルを検出することと、前記稼働セルの前記複数の検出されたユーザ・シンボルを使用して前記稼働セルの前記受信チップを計算することとを行うように構成された[41]に記載の装置。
[46] 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記稼働セルの前記複数の受信シンボルから前記稼働セルの前記複数のユーザ・シンボルを最初に検出することと、前記稼働セルの前記最初に検出された複数のユーザ・シンボルを使用して前記稼働セルのマルチ・ユーザ干渉を計算することと、前記稼働セルの前記複数の受信シンボルから前記稼働セルの前記計算されたマルチ・ユーザ干渉を消去することと、前記稼働セルの前記計算されたマルチ・ユーザ干渉が消去された前記稼働セルの前記複数の受信シンボルから、前記稼働セルの前記複数のユーザ・シンボルを再検出することと、によって、前記稼働セルの前記複数のユーザ・シンボルを検出するように構成された[45]に記載の装置。
[47] 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記稼働セルの信号強度をしきい値と比較することと、前記稼働セルの前記信号強度が前記しきい値に等しいかまたはそれを上回る場合、前記稼働セルの前記複数の受信シンボルの各々に対してハード・スライスを実行することと、前記稼働セルの前記信号強度が前記しきい値を下回る場合、前記稼働セルの前記複数の受信シンボルの各々に対してソフト・スライスを実行することとによって、前記稼働セルの前記複数のユーザ・シンボルを検出するように構成された[45]に記載の装置。
[48] 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記稼働セルの前記複数の検出されたユーザ・シンボルを拡散することと、前記稼働セルの送信チップの推定値を取得するために、前記稼働セルの前記拡散された複数の検出されたユーザ・シンボルをスクランブルすることと、前記稼働セルの前記受信チップを推定するために、前記稼働セルの前記送信チップの前記推定値にチャネル推定値を適用することとによって、前記稼働セルの前記複数の検出されたユーザ・シンボルを使用して前記稼働セルの前記受信チップを計算するように構成された[45]に記載の装置。
[49] 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記複数のセルの信号強度に基づく順序で前記複数のセルを構成するように構成され、複数のセルの各々の前記受信チップを前記連続的に計算することが、前記順序に従って実行される[41]に記載の装置。
[50] 前記複数のセルが信号強度の降順で構成された[49]に記載の装置。
開示された態様の前述の説明は、当業者が本開示を実施または使用できるようにするために提供されるものである。これらの態様への様々な修正は当業者にはすぐに明らかになり、本明細書で定義した一般原理は本開示から逸脱することなく他の態様に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で示した態様に限定されるものではなく、本明細書で開示した原理および新規の特徴に一致する最も広い範囲を与えられるべきである。
以下に本件出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1] ワイヤレス通信システム中の受信機における干渉消去のための方法であって、
複数のセルから受信された総受信チップを与えることと、
複数の反復中に前記複数のセルの各々の受信チップを連続的に推定することと
を備え、第1の反復後の前記複数の反復の各々が、
前記総受信チップから前記複数のセルのうちの1つまたは複数の、前に推定された受信チップを削除することと、
前記複数のセルのうちの前記1つまたは複数の、前記前に推定された受信チップが削除された前記総受信チップを使用して、前記複数のセルのうちの1つの受信チップを推定することと、
を備える方法。
[2] 前記複数のセルの各々の受信チップを前記連続的に推定することが、
前記複数のセル中の最後のセルの受信チップを推定した後に、前記複数のセルの各々の、前に推定された受信チップが削除され、前記複数のセル中の第1のセルの、前に推定された受信チップが再加算された前記総受信チップを使用して、前記第1のセルの受信チップを推定すること、
を備える[1]に記載の方法。
[3] 複数のセルの各々の受信チップを前記連続的に推定することが、
前記複数のセルの各々の、前に推定された受信チップが削除され、前記複数のセル中の第2のセルの、前に推定された受信チップが再加算された前記総受信チップを使用して、前記第2のセルの受信チップを推定すること、
を備える[2]に記載の方法。
[4] 前記複数のセルの各々の、前に推定された受信チップが削除され、前記複数のセル中のターゲット・セルの、前に推定された受信チップが再加算された前記総受信チップを使用して、前記ターゲット・セルの複数のユーザ・シンボルを検出することをさらに備える[1]に記載の方法。
[5] 前記複数の反復の各々が、
前記複数のセル中の稼働セルの複数の受信シンボルから、前記稼働セルの複数のユーザ・シンボルを検出することと、
前記稼働セルの前記複数の検出されたユーザ・シンボルを使用して前記稼働セルの前記受信チップを計算することと、
を備える[1]に記載の方法。
[6] 前記稼働セルの前記複数のユーザ・シンボルを検出することが、
前記稼働セルの前記複数の受信シンボルから前記稼働セルの前記複数のユーザ・シンボルを最初に検出することと、
前記稼働セルの前記最初に検出された複数のユーザ・シンボルを使用して前記稼働セルのマルチ・ユーザ干渉を計算することと、
前記稼働セルの前記複数の受信シンボルから前記稼働セルの前記計算されたマルチ・ユーザ干渉を消去することと、
前記稼働セルの前記計算されたマルチ・ユーザ干渉が消去された前記稼働セルの前記複数の受信シンボルから、前記稼働セルの前記複数のユーザ・シンボルを再検出することと、
を備える[5]に記載の方法。
[7] 前記稼働セルの前記複数のユーザ・シンボルを検出することが、
前記稼働セルの信号強度をしきい値と比較することと、
前記稼働セルの前記信号強度が前記しきい値に等しいかまたはそれを上回る場合、前記稼働セルの前記複数の受信シンボルの各々に対してハード・スライスを実行することと、
前記稼働セルの前記信号強度が前記しきい値を下回る場合、前記稼働セルの前記複数の受信シンボルの各々に対してソフト・スライスを実行することと、
を備える[5]に記載の方法。
[8] 前記稼働セルの前記複数の検出されたユーザ・シンボルを使用して前記稼働セルの前記受信チップを計算することが、
前記稼働セルの前記複数の検出されたユーザ・シンボルを拡散することと、
前記稼働セルの送信チップの推定値を取得するために、前記稼働セルの前記拡散された複数の検出されたユーザ・シンボルをスクランブルすることと、
前記稼働セルの前記受信チップを推定するために、前記稼働セルの前記送信チップの前記推定値にチャネル推定値を適用することと、
を備える[5]に記載の方法。
[9] 前記複数のセルの信号強度に基づく順序で前記複数のセルを構成することであって、複数のセルの各々の前記受信チップを前記連続的に計算することが、前記順序に従って実行される構成することをさらに備える[1]に記載の方法。
[10] 前記複数のセルが信号強度の降順で構成された[9]に記載の方法。
[11] ワイヤレス通信システム中の受信機における干渉消去のためのシステムであって、前記システムが、複数のセルから受信された総受信チップを受信し、
複数の反復中に前記複数のセルの各々の受信チップを連続的に推定するように構成されたセル計算ユニットと、
第1の反復後の前記複数の反復の各々において、前記総受信チップから、前記複数のセルのうちの1つまたは複数の、前に推定された受信チップを削除するように構成された、減算ユニットと、
を備え、
前記第1の反復後の前記複数の反復の各々において、前記セル計算ユニットが、前記複数のセルのうちの前記1つまたは複数の、前記前に推定された受信チップが削除された前記総受信チップを使用して、複数のセルのうちの1つの受信チップを推定するように構成されたシステム。
[12] 前記複数のセル中の最後のセルの受信チップを計算した後に、前記セル計算ユニットが、前記複数のセル中の第1のセルにループバックするように構成され、前記システムが、
前記第1のセルの、前に推定された受信チップを、前記複数のセルの各々の、前に推定された受信チップが削除された前記総受信チップに再加算するように構成された加算ユニットであって、前記セル計算ユニットが、前記複数のセルの各々の、前記前に推定された受信チップが削除され、前記第1のセルの、前記前に推定された受信チップが再加算された前記総受信チップを使用して、前記第1のセルの受信チップを推定するように構成された、加算ユニットをさらに備える[11]に記載のシステム。
[13] 前記加算ユニットは、前記複数のセル中の第2のセルの、前に推定された受信チップを、前記複数のセルの各々の、前に推定された受信チップが削除された前記総受信チップに再加算するように構成され、前記セル計算ユニットは、前記複数のセルの各々の、前記前に推定された受信チップが削除され、前記第2のセルの、前記前に推定された受信チップが再加算された前記総受信チップを使用して、前記第2のセルの受信チップを推定するように構成された[12]に記載のシステム。
[14] 前記複数のセル中のターゲット・セルの、前に推定された受信チップを、前記複数のセルの各々の、前に推定された受信チップが削除された前記総受信チップに再加算するように構成された加算ユニットと、
前記複数のセルの各々の、前記前に推定された受信チップが削除され、前記ターゲット・セルの、前記前に推定された受信チップが再加算された前記総受信チップを使用して、前記ターゲット・セルの複数のユーザ・シンボルを検出するように構成された検出ユニットと、
をさらに備える[11]に記載のシステム。
[15] 前記セル計算ユニットは、
前記複数の反復の各々において、前記複数のセル中の稼働セルの複数の受信シンボルから、前記稼働セルの複数のユーザ・シンボルを検出するように構成された、検出ユニットと、
前記複数の反復の各々において、前記稼働セルの前記複数の検出されたユーザ・シンボルを使用して前記稼働セルの受信チップを推定するように構成された、チップ推定ユニットと、
を備える[11]に記載のシステム。
[16] 前記検出ユニットが、
シンボル検出器と、
マルチ・ユーザ干渉を計算するように構成された干渉計算ユニットと、
前記複数の反復の各々において、前記シンボル検出器は、前記稼働セルの前記複数のユーザ・シンボルを最初に検出するように構成され、前記干渉計算ユニットは、前記稼働セルの前記最初に検出された複数のユーザ・シンボルを使用してマルチ・ユーザ干渉を計算するように構成された、減算ユニットであって、前記減算ユニットは、前記稼働セルの前記複数の受信シンボルから前記稼働セルの前記計算されたマルチ・ユーザ干渉を消去するように構成され、前記シンボル検出器は、前記稼働セルの前記計算されたマルチ・ユーザ干渉が消去された前記稼働セルの前記複数の受信シンボルから、前記稼働セルの前記複数のユーザ・シンボルを再検出するように構成された、減算ユニットと、
を備える[15]に記載のシステム。
[17] 検出ユニットが、
シンボル検出器と、
前記稼働セルの信号強度をしきい値と比較することと、前記稼働セルの前記信号強度が前記しきい値に等しいかまたはそれを上回る場合、前記シンボル検出器にハード・スライスを実行するように命令することと、前記稼働セルの前記信号強度が前記しきい値を下回る場合、前記シンボル検出器にソフト・スライスを実行するように命令することとを行うように構成された選択ユニットと、
を備える[15]に記載のシステム。
[18] チップ推定ユニットが、
前記稼働セルの送信ユーザ・シンボルの推定値を取得するために、前記検出ユニットから前記稼働セルの前記複数の検出されたユーザ・シンボルを拡散し、スクランブルするように構成された、拡散およびスクランブル・ユニットと
前記稼働セルの前記受信チップを推定するために、前記稼働セルの前記送信チップの前記推定値にチャネル推定値を適用するように構成されたチャネル・ユニットと、
を備える[15]に記載のシステム。
[19] 前記セル計算ユニットが、前記複数のセルの信号強度に基づく順序で前記複数のセルを構成することと、前記順序に従って複数のセルの各々の前記受信チップを連続的に計算することとを行うように構成された[11]に記載のシステム。
[20] 前記セル計算ユニットが、信号強度の降順で前記複数のセルを構成するように構成された[19]に記載のシステム。
[21] ワイヤレス通信システム中の受信機における干渉消去のための装置であって、
複数のセルから受信された総受信チップを与えるための手段と、
複数の反復中に前記複数のセルの各々の受信チップを連続的に推定するための手段と
を備え、第1の反復後の前記複数の反復の各々について、受信チップを連続的に推定するための前記手段が、
前記総受信チップから前記複数のセルのうちの1つまたは複数の、前に推定された受信チップを削除するための手段と、
前記複数のセルのうちの前記1つまたは複数の、前記前に推定された受信チップが削除された前記総受信チップを使用して、前記複数のセルのうちの1つの受信チップを推定するための手段と、
を備える装置。
[22] 前記複数のセルの各々の受信チップを連続的に推定するための前記手段が、
前記複数のセル中の最後のセルの受信チップを推定した後に、前記複数のセルの各々の、前に推定された受信チップが削除され、前記複数のセル中の第1のセルの、前に推定された受信チップが再加算された前記総受信チップを使用して、前記第1のセルの受信チップを推定するための手段と、
を備える[21]に記載の装置。
[23] 複数のセルの各々の受信チップを連続的に推定するための前記手段が、
前記複数のセルの各々の、前に推定された受信チップが削除され、前記複数のセル中の第2のセルの、前に推定された受信チップが再加算された前記総受信チップを使用して、前記第2のセルの受信チップを推定するための手段を備える[22]に記載の装置。
[24] 前記複数のセルの各々の、前に推定された受信チップが削除され、前記複数のセル中のターゲット・セルの、前に推定された受信チップが再加算された前記総受信チップを使用して、前記ターゲット・セルの複数のユーザ・シンボルを検出するための手段をさらに備える[21]に記載の装置。
[25] 前記複数の反復の各々について、受信チップを連続的に推定するための前記手段が、
前記複数のセル中の稼働セルの複数の受信シンボルから、前記稼働セルの複数のユーザ・シンボルを検出するための手段と、
前記稼働セルの前記複数の検出されたユーザ・シンボルを使用して前記稼働セルの前記受信チップを計算するための手段と、
を備える[21]に記載の装置。
[26] 前記稼働セルの前記複数のユーザ・シンボルを検出するための前記手段が、
前記稼働セルの前記複数の受信シンボルから前記稼働セルの前記複数のユーザ・シンボルを最初に検出するための手段と、
前記稼働セルの前記最初に検出された複数のユーザ・シンボルを使用して前記稼働セルのマルチ・ユーザ干渉を計算するための手段と、
前記稼働セルの前記複数の受信シンボルから前記稼働セルの前記計算されたマルチ・ユーザ干渉を消去するための手段と、
前記稼働セルの前記計算されたマルチ・ユーザ干渉が消去された前記稼働セルの前記複数の受信シンボルから、前記稼働セルの前記複数のユーザ・シンボルを再検出するための手段と、
を備える[25]に記載の装置。
[27] 前記稼働セルの前記複数のユーザ・シンボルを検出するための前記手段が、
前記稼働セルの信号強度をしきい値と比較するための手段と、
前記稼働セルの前記信号強度が前記しきい値に等しいかまたはそれを上回る場合、前記稼働セルの前記複数の受信シンボルの各々に対してハード・スライスを実行するための手段と、
前記稼働セルの前記信号強度が前記しきい値を下回る場合、前記稼働セルの前記複数の受信シンボルの各々に対してソフト・スライスを実行するための手段と、
を備える[25]に記載の装置。
[28] 前記稼働セルの前記複数の検出されたユーザ・シンボルを使用して前記稼働セルの前記受信チップを計算するための前記手段が、
前記稼働セルの前記複数の検出されたユーザ・シンボルを拡散するための手段と、
前記稼働セルの送信チップの推定値を取得するために、前記稼働セルの前記拡散された複数の検出されたユーザ・シンボルをスクランブルするための手段と、
前記稼働セルの前記受信チップを推定するために、前記稼働セルの前記送信チップの前記推定値にチャネル推定値を適用するための手段と、
を備える[25]に記載の装置。
[29] 前記複数のセルの信号強度に基づく順序で前記複数のセルを構成するための手段であって、複数のセルの各々の前記受信チップを前記連続的に計算することが、前記順序に従って実行される、構成するための手段をさらに備える[21]に記載の装置。
[30] 前記複数のセルが信号強度の降順で構成された[29]に記載の装置。
[31] ワイヤレス通信システム中の受信機における干渉消去のための命令を記憶する機械可読媒体であって、前記命令は、
複数のセルから受信された総受信チップを与えることと、
複数の反復中に前記複数のセルの各々の受信チップを連続的に推定することと
を行うためのコードを備え、第1の反復後の前記複数の反復の各々について、受信チップを連続的に推定するための前記コードが、
前記総受信チップから前記複数のセルのうちの1つまたは複数の、前に推定された受信チップを削除することと、
前記複数のセルのうちの前記1つまたは複数の、前記前に推定された受信チップが削除された前記総受信チップを使用して、前記複数のセルのうちの1つの受信チップを推定することと、
を行うためのコードを備える機械可読媒体。
[32] 前記複数のセルの各々の受信チップを連続的に推定するための前記コードが、
前記複数のセル中の最後のセルの受信チップを推定した後に、前記複数のセルの各々の、前に推定された受信チップが削除され、前記複数のセル中の第1のセルの、前に推定された受信チップが再加算された前記総受信チップを使用して、前記第1のセルの受信チップを推定するためのコードを備える[31]に記載の機械可読媒体。
[33] 複数のセルの各々の受信チップを連続的に推定するための前記コードが、
前記複数のセルの各々の、前に推定された受信チップが削除され、前記複数のセル中の第2のセルの、前に推定された受信チップが再加算された前記総受信チップを使用して、前記第2のセルの受信チップを推定するためのコードを備える[32]に記載の機械可読媒体。
[34] 前記命令が、前記複数のセルの各々の、前に推定された受信チップが削除され、前記複数のセル中のターゲット・セルの、前に推定された受信チップが再加算された前記総受信チップを使用して、前記ターゲット・セルの複数のユーザ・シンボルを検出するためのコードをさらに備える[31]に記載の機械可読媒体。
[35] 前記複数の反復の各々について、受信チップを連続的に推定するための前記コードが、
前記複数のセル中の稼働セルの複数の受信シンボルから、前記稼働セルの複数のユーザ・シンボルを検出することと、
前記稼働セルの前記複数の検出されたユーザ・シンボルを使用して前記稼働セルの前記受信チップを計算することと、
を行うためのコードを備える[31]に記載の機械可読媒体。
[36] 前記稼働セルの前記複数のユーザ・シンボルを検出するためのコードが、
前記稼働セルの前記複数の受信シンボルから前記稼働セルの前記複数のユーザ・シンボルを最初に検出することと、
前記稼働セルの前記最初に検出された複数のユーザ・シンボルを使用して前記稼働セルのマルチ・ユーザ干渉を計算することと、
前記稼働セルの前記複数の受信シンボルから前記稼働セルの前記計算されたマルチ・ユーザ干渉を消去することと、
前記稼働セルの前記計算されたマルチ・ユーザ干渉が消去された前記稼働セルの前記複数の受信シンボルから、前記稼働セルの前記複数のユーザ・シンボルを再検出することと
を行うためのコードを備える[35]に記載の機械可読媒体。
[37] 前記稼働セルの前記複数のユーザ・シンボルを検出するための前記コードが、
前記稼働セルの信号強度をしきい値と比較することと、
前記稼働セルの前記信号強度が前記しきい値に等しいかまたはそれを上回る場合、前記稼働セルの前記複数の受信シンボルの各々に対してハード・スライスを実行することと、
前記稼働セルの前記信号強度が前記しきい値を下回る場合、前記稼働セルの前記複数の受信シンボルの各々に対してソフト・スライスを実行することと、
を行うためのコードを備える[35]に記載の機械可読媒体。
[38] 前記稼働セルの前記複数の検出されたユーザ・シンボルを使用して前記稼働セルの前記受信チップを計算するための前記コードが、
前記稼働セルの前記複数の検出されたユーザ・シンボルを拡散することと、
前記稼働セルの送信チップの推定値を取得するために、前記稼働セルの前記拡散された複数の検出されたユーザ・シンボルをスクランブルすることと、
前記稼働セルの前記受信チップを推定するために、前記稼働セルの前記送信チップの前記推定値にチャネル推定値を適用することと
を行うためのコードを備える[35]に記載の機械可読媒体。
[39] 前記命令が、前記複数のセルの信号強度に基づく順序で前記複数のセルを構成するためのコードをさらに備え、複数のセルの各々の前記受信チップを前記連続的に計算することが、前記順序に従って実行される[31]に記載の機械可読媒体。
[40] 前記複数のセルが信号強度の降順で構成された[39]に記載の機械可読媒体。
[41] ワイヤレス通信システム中の受信機における干渉消去のための装置であって、前記システムが、複数のセルから受信された総受信チップを受信し、
複数の反復中に前記複数のセルの各々の受信チップを連続的に推定するように構成された少なくとも1つのプロセッサであって、第1の反復後の前記複数の反復の各々について、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記総受信チップから前記複数のセルのうちの1つまたは複数の、前に推定された受信チップを削除することと、前記複数のセルのうちの前記1つまたは複数の、前記前に推定された受信チップが削除された前記総受信チップを使用して前記複数のセルのうちの1つの受信チップを推定することと、を行うように構成された少なくとも1つのプロセッサを備える装置。
[42] 前記複数のセル中の最後のセルの受信チップを推定した後に、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記複数のセルの各々の、前に推定された受信チップが削除され、前記複数のセル中の第1のセルの、前に推定された受信チップが再加算された前記総受信チップを使用して、前記第1のセルの受信チップを推定するように構成された[41]に記載の装置。
[43] 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記複数のセルの各々の、前に推定された受信チップが削除され、前記複数のセル中の第2のセルの、前に推定された受信チップが再加算された前記総受信チップを使用して、前記第2のセルの受信チップを推定するように構成された[42]に記載の装置。
[44] 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記複数のセルの各々の、前に推定された受信チップが削除され、前記複数のセル中のターゲット・セルの、前に推定された受信チップが再加算された前記総受信チップを使用して、前記ターゲット・セルの複数のユーザ・シンボルを検出するように構成された[41]に記載の装置。
[45] 前記複数の反復の各々について、前記少なくとも1つのプロセッサが、前記複数のセル中の稼働セルの複数の受信シンボルから前記稼働セルの複数のユーザ・シンボルを検出することと、前記稼働セルの前記複数の検出されたユーザ・シンボルを使用して前記稼働セルの前記受信チップを計算することとを行うように構成された[41]に記載の装置。
[46] 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記稼働セルの前記複数の受信シンボルから前記稼働セルの前記複数のユーザ・シンボルを最初に検出することと、前記稼働セルの前記最初に検出された複数のユーザ・シンボルを使用して前記稼働セルのマルチ・ユーザ干渉を計算することと、前記稼働セルの前記複数の受信シンボルから前記稼働セルの前記計算されたマルチ・ユーザ干渉を消去することと、前記稼働セルの前記計算されたマルチ・ユーザ干渉が消去された前記稼働セルの前記複数の受信シンボルから、前記稼働セルの前記複数のユーザ・シンボルを再検出することと、によって、前記稼働セルの前記複数のユーザ・シンボルを検出するように構成された[45]に記載の装置。
[47] 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記稼働セルの信号強度をしきい値と比較することと、前記稼働セルの前記信号強度が前記しきい値に等しいかまたはそれを上回る場合、前記稼働セルの前記複数の受信シンボルの各々に対してハード・スライスを実行することと、前記稼働セルの前記信号強度が前記しきい値を下回る場合、前記稼働セルの前記複数の受信シンボルの各々に対してソフト・スライスを実行することとによって、前記稼働セルの前記複数のユーザ・シンボルを検出するように構成された[45]に記載の装置。
[48] 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記稼働セルの前記複数の検出されたユーザ・シンボルを拡散することと、前記稼働セルの送信チップの推定値を取得するために、前記稼働セルの前記拡散された複数の検出されたユーザ・シンボルをスクランブルすることと、前記稼働セルの前記受信チップを推定するために、前記稼働セルの前記送信チップの前記推定値にチャネル推定値を適用することとによって、前記稼働セルの前記複数の検出されたユーザ・シンボルを使用して前記稼働セルの前記受信チップを計算するように構成された[45]に記載の装置。
[49] 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記複数のセルの信号強度に基づく順序で前記複数のセルを構成するように構成され、複数のセルの各々の前記受信チップを前記連続的に計算することが、前記順序に従って実行される[41]に記載の装置。
[50] 前記複数のセルが信号強度の降順で構成された[49]に記載の装置。

Claims (50)

  1. ワイヤレス通信システム中の受信機における干渉消去のための方法であって、
    複数のセルから受信された総受信チップを与えることと、
    複数の反復中に前記複数のセルの各々の受信チップを連続的に推定することと
    を備え、第1の反復後の前記複数の反復の各々が、
    前記総受信チップから前記複数のセルのうちの1つまたは複数の、前に推定された受信チップを削除することと、
    前記複数のセルのうちの前記1つまたは複数の、前記前に推定された受信チップが削除された前記総受信チップを使用して、前記複数のセルのうちの1つの受信チップを推定することと、
    を備える方法。
  2. 前記複数のセルの各々の受信チップを前記連続的に推定することが、
    前記複数のセル中の最後のセルの受信チップを推定した後に、前記複数のセルの各々の、前に推定された受信チップが削除され、前記複数のセル中の第1のセルの、前に推定された受信チップが再加算された前記総受信チップを使用して、前記第1のセルの受信チップを推定すること、
    を備える請求項1に記載の方法。
  3. 複数のセルの各々の受信チップを前記連続的に推定することが、
    前記複数のセルの各々の、前に推定された受信チップが削除され、前記複数のセル中の第2のセルの、前に推定された受信チップが再加算された前記総受信チップを使用して、前記第2のセルの受信チップを推定すること、
    を備える請求項2に記載の方法。
  4. 前記複数のセルの各々の、前に推定された受信チップが削除され、前記複数のセル中のターゲット・セルの、前に推定された受信チップが再加算された前記総受信チップを使用して、前記ターゲット・セルの複数のユーザ・シンボルを検出することをさらに備える請求項1に記載の方法。
  5. 前記複数の反復の各々が、
    前記複数のセル中の稼働セルの複数の受信シンボルから、前記稼働セルの複数のユーザ・シンボルを検出することと、
    前記稼働セルの前記複数の検出されたユーザ・シンボルを使用して前記稼働セルの前記受信チップを計算することと、
    を備える請求項1に記載の方法。
  6. 前記稼働セルの前記複数のユーザ・シンボルを検出することが、
    前記稼働セルの前記複数の受信シンボルから前記稼働セルの前記複数のユーザ・シンボルを最初に検出することと、
    前記稼働セルの前記最初に検出された複数のユーザ・シンボルを使用して前記稼働セルのマルチ・ユーザ干渉を計算することと、
    前記稼働セルの前記複数の受信シンボルから前記稼働セルの前記計算されたマルチ・ユーザ干渉を消去することと、
    前記稼働セルの前記計算されたマルチ・ユーザ干渉が消去された前記稼働セルの前記複数の受信シンボルから、前記稼働セルの前記複数のユーザ・シンボルを再検出することと、
    を備える請求項5に記載の方法。
  7. 前記稼働セルの前記複数のユーザ・シンボルを検出することが、
    前記稼働セルの信号強度をしきい値と比較することと、
    前記稼働セルの前記信号強度が前記しきい値に等しいかまたはそれを上回る場合、前記稼働セルの前記複数の受信シンボルの各々に対してハード・スライスを実行することと、
    前記稼働セルの前記信号強度が前記しきい値を下回る場合、前記稼働セルの前記複数の受信シンボルの各々に対してソフト・スライスを実行することと、
    を備える請求項5に記載の方法。
  8. 前記稼働セルの前記複数の検出されたユーザ・シンボルを使用して前記稼働セルの前記受信チップを計算することが、
    前記稼働セルの前記複数の検出されたユーザ・シンボルを拡散することと、
    前記稼働セルの送信チップの推定値を取得するために、前記稼働セルの前記拡散された複数の検出されたユーザ・シンボルをスクランブルすることと、
    前記稼働セルの前記受信チップを推定するために、前記稼働セルの前記送信チップの前記推定値にチャネル推定値を適用することと、
    を備える請求項5に記載の方法。
  9. 前記複数のセルの信号強度に基づく順序で前記複数のセルを構成することであって、複数のセルの各々の前記受信チップを前記連続的に計算することが、前記順序に従って実行される構成することをさらに備える請求項1に記載の方法。
  10. 前記複数のセルが信号強度の降順で構成された請求項9に記載の方法。
  11. ワイヤレス通信システム中の受信機における干渉消去のためのシステムであって、前記システムが、複数のセルから受信された総受信チップを受信し、
    複数の反復中に前記複数のセルの各々の受信チップを連続的に推定するように構成されたセル計算ユニットと、
    第1の反復後の前記複数の反復の各々において、前記総受信チップから、前記複数のセルのうちの1つまたは複数の、前に推定された受信チップを削除するように構成された、減算ユニットと、
    を備え、
    前記第1の反復後の前記複数の反復の各々において、前記セル計算ユニットが、前記複数のセルのうちの前記1つまたは複数の、前記前に推定された受信チップが削除された前記総受信チップを使用して、複数のセルのうちの1つの受信チップを推定するように構成されたシステム。
  12. 前記複数のセル中の最後のセルの受信チップを計算した後に、前記セル計算ユニットが、前記複数のセル中の第1のセルにループバックするように構成され、前記システムが、
    前記第1のセルの、前に推定された受信チップを、前記複数のセルの各々の、前に推定された受信チップが削除された前記総受信チップに再加算するように構成された加算ユニットであって、前記セル計算ユニットが、前記複数のセルの各々の、前記前に推定された受信チップが削除され、前記第1のセルの、前記前に推定された受信チップが再加算された前記総受信チップを使用して、前記第1のセルの受信チップを推定するように構成された、加算ユニットをさらに備える請求項11に記載のシステム。
  13. 前記加算ユニットは、前記複数のセル中の第2のセルの、前に推定された受信チップを、前記複数のセルの各々の、前に推定された受信チップが削除された前記総受信チップに再加算するように構成され、前記セル計算ユニットは、前記複数のセルの各々の、前記前に推定された受信チップが削除され、前記第2のセルの、前記前に推定された受信チップが再加算された前記総受信チップを使用して、前記第2のセルの受信チップを推定するように構成された請求項12に記載のシステム。
  14. 前記複数のセル中のターゲット・セルの、前に推定された受信チップを、前記複数のセルの各々の、前に推定された受信チップが削除された前記総受信チップに再加算するように構成された加算ユニットと、
    前記複数のセルの各々の、前記前に推定された受信チップが削除され、前記ターゲット・セルの、前記前に推定された受信チップが再加算された前記総受信チップを使用して、前記ターゲット・セルの複数のユーザ・シンボルを検出するように構成された検出ユニットと、
    をさらに備える請求項11に記載のシステム。
  15. 前記セル計算ユニットは、
    前記複数の反復の各々において、前記複数のセル中の稼働セルの複数の受信シンボルから、前記稼働セルの複数のユーザ・シンボルを検出するように構成された、検出ユニットと、
    前記複数の反復の各々において、前記稼働セルの前記複数の検出されたユーザ・シンボルを使用して前記稼働セルの受信チップを推定するように構成された、チップ推定ユニットと、
    を備える請求項11に記載のシステム。
  16. 前記検出ユニットが、
    シンボル検出器と、
    マルチ・ユーザ干渉を計算するように構成された干渉計算ユニットと、
    前記複数の反復の各々において、前記シンボル検出器は、前記稼働セルの前記複数のユーザ・シンボルを最初に検出するように構成され、前記干渉計算ユニットは、前記稼働セルの前記最初に検出された複数のユーザ・シンボルを使用してマルチ・ユーザ干渉を計算するように構成された、減算ユニットであって、前記減算ユニットは、前記稼働セルの前記複数の受信シンボルから前記稼働セルの前記計算されたマルチ・ユーザ干渉を消去するように構成され、前記シンボル検出器は、前記稼働セルの前記計算されたマルチ・ユーザ干渉が消去された前記稼働セルの前記複数の受信シンボルから、前記稼働セルの前記複数のユーザ・シンボルを再検出するように構成された、減算ユニットと、
    を備える請求項15に記載のシステム。
  17. 検出ユニットが、
    シンボル検出器と、
    前記稼働セルの信号強度をしきい値と比較することと、前記稼働セルの前記信号強度が前記しきい値に等しいかまたはそれを上回る場合、前記シンボル検出器にハード・スライスを実行するように命令することと、前記稼働セルの前記信号強度が前記しきい値を下回る場合、前記シンボル検出器にソフト・スライスを実行するように命令することとを行うように構成された選択ユニットと、
    を備える請求項15に記載のシステム。
  18. チップ推定ユニットが、
    前記稼働セルの送信ユーザ・シンボルの推定値を取得するために、前記検出ユニットから前記稼働セルの前記複数の検出されたユーザ・シンボルを拡散し、スクランブルするように構成された、拡散およびスクランブル・ユニットと
    前記稼働セルの前記受信チップを推定するために、前記稼働セルの前記送信チップの前記推定値にチャネル推定値を適用するように構成されたチャネル・ユニットと、
    を備える請求項15に記載のシステム。
  19. 前記セル計算ユニットが、前記複数のセルの信号強度に基づく順序で前記複数のセルを構成することと、前記順序に従って複数のセルの各々の前記受信チップを連続的に計算することとを行うように構成された請求項11に記載のシステム。
  20. 前記セル計算ユニットが、信号強度の降順で前記複数のセルを構成するように構成された請求項19に記載のシステム。
  21. ワイヤレス通信システム中の受信機における干渉消去のための装置であって、
    複数のセルから受信された総受信チップを与えるための手段と、
    複数の反復中に前記複数のセルの各々の受信チップを連続的に推定するための手段と
    を備え、第1の反復後の前記複数の反復の各々について、受信チップを連続的に推定するための前記手段が、
    前記総受信チップから前記複数のセルのうちの1つまたは複数の、前に推定された受信チップを削除するための手段と、
    前記複数のセルのうちの前記1つまたは複数の、前記前に推定された受信チップが削除された前記総受信チップを使用して、前記複数のセルのうちの1つの受信チップを推定するための手段と、
    を備える装置。
  22. 前記複数のセルの各々の受信チップを連続的に推定するための前記手段が、
    前記複数のセル中の最後のセルの受信チップを推定した後に、前記複数のセルの各々の、前に推定された受信チップが削除され、前記複数のセル中の第1のセルの、前に推定された受信チップが再加算された前記総受信チップを使用して、前記第1のセルの受信チップを推定するための手段と、
    を備える請求項21に記載の装置。
  23. 複数のセルの各々の受信チップを連続的に推定するための前記手段が、
    前記複数のセルの各々の、前に推定された受信チップが削除され、前記複数のセル中の第2のセルの、前に推定された受信チップが再加算された前記総受信チップを使用して、前記第2のセルの受信チップを推定するための手段を備える請求項22に記載の装置。
  24. 前記複数のセルの各々の、前に推定された受信チップが削除され、前記複数のセル中のターゲット・セルの、前に推定された受信チップが再加算された前記総受信チップを使用して、前記ターゲット・セルの複数のユーザ・シンボルを検出するための手段をさらに備える請求項21に記載の装置。
  25. 前記複数の反復の各々について、受信チップを連続的に推定するための前記手段が、
    前記複数のセル中の稼働セルの複数の受信シンボルから、前記稼働セルの複数のユーザ・シンボルを検出するための手段と、
    前記稼働セルの前記複数の検出されたユーザ・シンボルを使用して前記稼働セルの前記受信チップを計算するための手段と、
    を備える請求項21に記載の装置。
  26. 前記稼働セルの前記複数のユーザ・シンボルを検出するための前記手段が、
    前記稼働セルの前記複数の受信シンボルから前記稼働セルの前記複数のユーザ・シンボルを最初に検出するための手段と、
    前記稼働セルの前記最初に検出された複数のユーザ・シンボルを使用して前記稼働セルのマルチ・ユーザ干渉を計算するための手段と、
    前記稼働セルの前記複数の受信シンボルから前記稼働セルの前記計算されたマルチ・ユーザ干渉を消去するための手段と、
    前記稼働セルの前記計算されたマルチ・ユーザ干渉が消去された前記稼働セルの前記複数の受信シンボルから、前記稼働セルの前記複数のユーザ・シンボルを再検出するための手段と、
    を備える請求項25に記載の装置。
  27. 前記稼働セルの前記複数のユーザ・シンボルを検出するための前記手段が、
    前記稼働セルの信号強度をしきい値と比較するための手段と、
    前記稼働セルの前記信号強度が前記しきい値に等しいかまたはそれを上回る場合、前記稼働セルの前記複数の受信シンボルの各々に対してハード・スライスを実行するための手段と、
    前記稼働セルの前記信号強度が前記しきい値を下回る場合、前記稼働セルの前記複数の受信シンボルの各々に対してソフト・スライスを実行するための手段と、
    を備える請求項25に記載の装置。
  28. 前記稼働セルの前記複数の検出されたユーザ・シンボルを使用して前記稼働セルの前記受信チップを計算するための前記手段が、
    前記稼働セルの前記複数の検出されたユーザ・シンボルを拡散するための手段と、
    前記稼働セルの送信チップの推定値を取得するために、前記稼働セルの前記拡散された複数の検出されたユーザ・シンボルをスクランブルするための手段と、
    前記稼働セルの前記受信チップを推定するために、前記稼働セルの前記送信チップの前記推定値にチャネル推定値を適用するための手段と、
    を備える請求項25に記載の装置。
  29. 前記複数のセルの信号強度に基づく順序で前記複数のセルを構成するための手段であって、複数のセルの各々の前記受信チップを前記連続的に計算することが、前記順序に従って実行される、構成するための手段をさらに備える請求項21に記載の装置。
  30. 前記複数のセルが信号強度の降順で構成された請求項29に記載の装置。
  31. ワイヤレス通信システム中の受信機における干渉消去のための命令を記憶する機械可読媒体であって、前記命令は、
    複数のセルから受信された総受信チップを与えることと、
    複数の反復中に前記複数のセルの各々の受信チップを連続的に推定することと
    を行うためのコードを備え、第1の反復後の前記複数の反復の各々について、受信チップを連続的に推定するための前記コードが、
    前記総受信チップから前記複数のセルのうちの1つまたは複数の、前に推定された受信チップを削除することと、
    前記複数のセルのうちの前記1つまたは複数の、前記前に推定された受信チップが削除された前記総受信チップを使用して、前記複数のセルのうちの1つの受信チップを推定することと、
    を行うためのコードを備える機械可読媒体。
  32. 前記複数のセルの各々の受信チップを連続的に推定するための前記コードが、
    前記複数のセル中の最後のセルの受信チップを推定した後に、前記複数のセルの各々の、前に推定された受信チップが削除され、前記複数のセル中の第1のセルの、前に推定された受信チップが再加算された前記総受信チップを使用して、前記第1のセルの受信チップを推定するためのコードを備える請求項31に記載の機械可読媒体。
  33. 複数のセルの各々の受信チップを連続的に推定するための前記コードが、
    前記複数のセルの各々の、前に推定された受信チップが削除され、前記複数のセル中の第2のセルの、前に推定された受信チップが再加算された前記総受信チップを使用して、前記第2のセルの受信チップを推定するためのコードを備える請求項32に記載の機械可読媒体。
  34. 前記命令が、前記複数のセルの各々の、前に推定された受信チップが削除され、前記複数のセル中のターゲット・セルの、前に推定された受信チップが再加算された前記総受信チップを使用して、前記ターゲット・セルの複数のユーザ・シンボルを検出するためのコードをさらに備える請求項31に記載の機械可読媒体。
  35. 前記複数の反復の各々について、受信チップを連続的に推定するための前記コードが、
    前記複数のセル中の稼働セルの複数の受信シンボルから、前記稼働セルの複数のユーザ・シンボルを検出することと、
    前記稼働セルの前記複数の検出されたユーザ・シンボルを使用して前記稼働セルの前記受信チップを計算することと、
    を行うためのコードを備える請求項31に記載の機械可読媒体。
  36. 前記稼働セルの前記複数のユーザ・シンボルを検出するためのコードが、
    前記稼働セルの前記複数の受信シンボルから前記稼働セルの前記複数のユーザ・シンボルを最初に検出することと、
    前記稼働セルの前記最初に検出された複数のユーザ・シンボルを使用して前記稼働セルのマルチ・ユーザ干渉を計算することと、
    前記稼働セルの前記複数の受信シンボルから前記稼働セルの前記計算されたマルチ・ユーザ干渉を消去することと、
    前記稼働セルの前記計算されたマルチ・ユーザ干渉が消去された前記稼働セルの前記複数の受信シンボルから、前記稼働セルの前記複数のユーザ・シンボルを再検出することと
    を行うためのコードを備える請求項35に記載の機械可読媒体。
  37. 前記稼働セルの前記複数のユーザ・シンボルを検出するための前記コードが、
    前記稼働セルの信号強度をしきい値と比較することと、
    前記稼働セルの前記信号強度が前記しきい値に等しいかまたはそれを上回る場合、前記稼働セルの前記複数の受信シンボルの各々に対してハード・スライスを実行することと、
    前記稼働セルの前記信号強度が前記しきい値を下回る場合、前記稼働セルの前記複数の受信シンボルの各々に対してソフト・スライスを実行することと、
    を行うためのコードを備える請求項35に記載の機械可読媒体。
  38. 前記稼働セルの前記複数の検出されたユーザ・シンボルを使用して前記稼働セルの前記受信チップを計算するための前記コードが、
    前記稼働セルの前記複数の検出されたユーザ・シンボルを拡散することと、
    前記稼働セルの送信チップの推定値を取得するために、前記稼働セルの前記拡散された複数の検出されたユーザ・シンボルをスクランブルすることと、
    前記稼働セルの前記受信チップを推定するために、前記稼働セルの前記送信チップの前記推定値にチャネル推定値を適用することと
    を行うためのコードを備える請求項35に記載の機械可読媒体。
  39. 前記命令が、前記複数のセルの信号強度に基づく順序で前記複数のセルを構成するためのコードをさらに備え、複数のセルの各々の前記受信チップを前記連続的に計算することが、前記順序に従って実行される請求項31に記載の機械可読媒体。
  40. 前記複数のセルが信号強度の降順で構成された請求項39に記載の機械可読媒体。
  41. ワイヤレス通信システム中の受信機における干渉消去のための装置であって、前記システムが、複数のセルから受信された総受信チップを受信し、
    複数の反復中に前記複数のセルの各々の受信チップを連続的に推定するように構成された少なくとも1つのプロセッサであって、第1の反復後の前記複数の反復の各々について、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記総受信チップから前記複数のセルのうちの1つまたは複数の、前に推定された受信チップを削除することと、前記複数のセルのうちの前記1つまたは複数の、前記前に推定された受信チップが削除された前記総受信チップを使用して前記複数のセルのうちの1つの受信チップを推定することと、を行うように構成された少なくとも1つのプロセッサを備える装置。
  42. 前記複数のセル中の最後のセルの受信チップを推定した後に、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記複数のセルの各々の、前に推定された受信チップが削除され、前記複数のセル中の第1のセルの、前に推定された受信チップが再加算された前記総受信チップを使用して、前記第1のセルの受信チップを推定するように構成された請求項41に記載の装置。
  43. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記複数のセルの各々の、前に推定された受信チップが削除され、前記複数のセル中の第2のセルの、前に推定された受信チップが再加算された前記総受信チップを使用して、前記第2のセルの受信チップを推定するように構成された請求項42に記載の装置。
  44. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記複数のセルの各々の、前に推定された受信チップが削除され、前記複数のセル中のターゲット・セルの、前に推定された受信チップが再加算された前記総受信チップを使用して、前記ターゲット・セルの複数のユーザ・シンボルを検出するように構成された請求項41に記載の装置。
  45. 前記複数の反復の各々について、前記少なくとも1つのプロセッサが、前記複数のセル中の稼働セルの複数の受信シンボルから前記稼働セルの複数のユーザ・シンボルを検出することと、前記稼働セルの前記複数の検出されたユーザ・シンボルを使用して前記稼働セルの前記受信チップを計算することとを行うように構成された請求項41に記載の装置。
  46. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記稼働セルの前記複数の受信シンボルから前記稼働セルの前記複数のユーザ・シンボルを最初に検出することと、前記稼働セルの前記最初に検出された複数のユーザ・シンボルを使用して前記稼働セルのマルチ・ユーザ干渉を計算することと、前記稼働セルの前記複数の受信シンボルから前記稼働セルの前記計算されたマルチ・ユーザ干渉を消去することと、前記稼働セルの前記計算されたマルチ・ユーザ干渉が消去された前記稼働セルの前記複数の受信シンボルから、前記稼働セルの前記複数のユーザ・シンボルを再検出することと、によって、前記稼働セルの前記複数のユーザ・シンボルを検出するように構成された請求項45に記載の装置。
  47. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記稼働セルの信号強度をしきい値と比較することと、前記稼働セルの前記信号強度が前記しきい値に等しいかまたはそれを上回る場合、前記稼働セルの前記複数の受信シンボルの各々に対してハード・スライスを実行することと、前記稼働セルの前記信号強度が前記しきい値を下回る場合、前記稼働セルの前記複数の受信シンボルの各々に対してソフト・スライスを実行することとによって、前記稼働セルの前記複数のユーザ・シンボルを検出するように構成された請求項45に記載の装置。
  48. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記稼働セルの前記複数の検出されたユーザ・シンボルを拡散することと、前記稼働セルの送信チップの推定値を取得するために、前記稼働セルの前記拡散された複数の検出されたユーザ・シンボルをスクランブルすることと、前記稼働セルの前記受信チップを推定するために、前記稼働セルの前記送信チップの前記推定値にチャネル推定値を適用することとによって、前記稼働セルの前記複数の検出されたユーザ・シンボルを使用して前記稼働セルの前記受信チップを計算するように構成された請求項45に記載の装置。
  49. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記複数のセルの信号強度に基づく順序で前記複数のセルを構成するように構成され、複数のセルの各々の前記受信チップを前記連続的に計算することが、前記順序に従って実行される請求項41に記載の装置。
  50. 前記複数のセルが信号強度の降順で構成された請求項49に記載の装置。
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