JPH10189214A - 放電ワイヤの高さ検査装置 - Google Patents
放電ワイヤの高さ検査装置Info
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- JPH10189214A JPH10189214A JP34927296A JP34927296A JPH10189214A JP H10189214 A JPH10189214 A JP H10189214A JP 34927296 A JP34927296 A JP 34927296A JP 34927296 A JP34927296 A JP 34927296A JP H10189214 A JPH10189214 A JP H10189214A
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Abstract
う。 【解決手段】 シ−ルドケ−ス14sおよび放電ワイヤ
14wを有する放電装置14の、該シ−ルドケ−スの開
口側端縁が当る導電体の基準面と、該基準面から、放電
ワイヤの深さ上限値aの高さに放電ワイヤ受け端を有し
該基準面と電気的な接続接続関係にあるワイヤ検出導体
6A1を有する測定駒5A1;シ−ルドケ−スの開口側
端縁が当る導電体の基準面と、該基準面から、放電ワイ
ヤの深さ下限値bの高さに放電ワイヤ受け端を有し、基
準面と電気的な接続接続関係にあるワイヤ検出導体6B
1を有する測定駒5B1;および、各測定駒5A1,5
B1のワイヤ検出導体6A1,6B1への放電ワイヤの
接触を電気的に検出する通電検出手段9A2,9B2,
13;を備える。
Description
に放電ワイヤを張架した放電装置の、放電ワイヤの高さ
の良否を検査するための高さ検査装置に関する。該放電
装置は、例えば電子写真装置においては、感光体の荷
電,除電,感光体上の顕像の記録紙への転写などに用い
られる。しかし、本発明の高さ検査装置は、電子写真装
置に使用する放電装置のみならず、他の用途の放電装置
にも同様に適用できる。
電に用いられる放電装置は、そのシ−ルドケ−スをドラ
ム軸と平行にして配設され、放電ワイヤがシ−ルドケ−
スと平行に延びるので、放電ワイヤがドラム軸に平行で
ある。感光体に対する放電ワイヤの距離のばらつきは感
光体の荷電レベルのばらつきとなる。放電装置において
は、シ−ルドケ−スの開口端縁(感光体対向端)に対す
る放電ワイヤの距離(高さ又は深さと呼ばれる)を所定
にするワイヤ支持具を備えるが、組上った放電装置個々
に、高さにばらつきを生じ易い。放電ワイヤの高さが、
一定の規格内に収まっていないと帯電不良を起こし、画
像濃度が薄いといった障害が発生する。
さの計測が必要であるが、放電ワイヤの高さの測定は困
難を極めていた。ワイヤの線径は細く0.1mm以下でスケ
ールや様々なゲージ類でも、宙吊りのワイヤの高さの正
確な測定は困難であった。実開昭58−1941号公
報,特開平6−130785号公報および特開平7−8
4377号公報には、放電ワイヤの高さを調整する機構
が開示されている。しかし、部品点数が増え、コストが
かかってしまう。高さ調整機構を備える場合には、調整
の前および又は調整の後に、高さ測定が必要である。高
さ調整機構を備えない場合は、出荷前に高さ測定をして
規格品のみを選別するのが好ましい。しかし上述のよう
に、正確な高さ測定が困難であり、作業能率のよい高さ
合否検査が必要と思われる。
率よく行なうことを目的とする。
さ検査装置は、シ−ルドケ−ス(14s)および放電ワイヤ
(14w)を有する放電装置(14)の、該シ−ルドケ−スの開
口側端縁が当る導電体の基準面と、該基準面から、放電
ワイヤの深さ上限値aの高さに放電ワイヤ受け端を有し
該基準面と電気的な接続接続関係にあるワイヤ検出導体
(6A1)を有する測定駒(5A1);前記シ−ルドケ−スの開口
側端縁が当る導電体の基準面と、該基準面から、放電ワ
イヤの深さ下限値bの高さに放電ワイヤ受け端を有し、
該基準面と電気的な接続接続関係にあるワイヤ検出導体
(6B1)を有する測定駒(5B1);および、各測定駒(5A1,5B
1)のワイヤ検出導体(6A1,6B1)への前記放電ワイヤの接
触を電気的に検出する通電検出手段(9A2,9B2,13);を備
える。
は、図面に示し後述する実施例の対応要素の記号を、参
考までに付記した。
−ルドケ−スの開口側端縁に当てたとき、測定駒(5A1)
がシ−ルドケ−スと同電位になるが、放電ワイヤ(14w)
の深さが上限値aを越えるときには、ワイヤ検出導体(6
A1)に放電ワイヤ(14w)が当らないので、放電ワイヤ(14
w)はシ−ルドケ−スと同電位にはならない。放電ワイヤ
(14w)の深さが上限値a以下のときにはワイヤ検出導体
(6A1)に放電ワイヤ(14w)が当り、放電ワイヤ(14w)もシ
−ルドケ−スと同電位となる。したがって、通電検出手
段(9A2,9B2,13)で、シ−ルドケ−ス又は測定駒(5A1)に
電位を与えてこの電位が放電ワイヤ(14w)に現われるか
否かを検出することにより、放電ワイヤ(14w)の深さが
上限値aを越える(放電ワイヤが低すぎる)か否かが分
かる。
ケ−スの開口側端縁に当てたとき、測定駒(5B1)がシ−
ルドケ−スと同電位になるが、放電ワイヤ(14w)の深さ
が下限値b未満のときには、ワイヤ検出導体(6B1)に放
電ワイヤ(14w)が当らないので、放電ワイヤ(14w)はシ−
ルドケ−スと同電位にはならない。放電ワイヤ(14w)の
深さが下限値b以上のときにはワイヤ検出導体(6B1)に
放電ワイヤ(14w)が当り、放電ワイヤ(14w)もシ−ルドケ
−スと同電位となる。したがって、通電検出手段(9A2,9
B2,13)で、シ−ルドケ−ス又は測定駒(5B1)に電位を与
えてこの電位が放電ワイヤ(14w)に現われるか否かを検
出することにより、放電ワイヤ(14w)の深さが下限値b
未満(放電ワイヤが高すぎる)か否かが分かる。
いて、放電ワイヤ(14w)の深さが上限値aを超える(放
電ワイヤが低すぎる)か、上限値a以下下限値b以上
(OK)か、あるいは下限値b未満(放電ワイヤが高す
ぎる)かを判定することができる。
いは抵抗値を設定しうる通電測定器の1対の測定プロ−
ブの1つをシ−ルドケ−ス又は測定駒(5A1,5B
1)に接続し、もう1つの測定プロ−ブを放電装置(1
4)の、放電ワイヤ(14w)を接続した電源接続ピン(コネ
クタピン)に接続して、測定駒(5A1,5B1)を、そのワイヤ
検出導体(6A1,6B1)をシ−ルドケ−スの開口内に挿入す
るようにして、その基準面をシ−ルドケ−スの開口縁に
当てたときの、前記1対のプロ−ブ間の電気接続(通
電)の有無もしくは抵抗値を把握又は計測することによ
り、簡易に上述の、放電ワイヤ(14w)の深さが上限値a
を超えるか否か、および、放電ワイヤ(14w)の深さが下
限値b未満か否かの測定をすることができる。また放電
装置(14)に装着した測定駒(5A1,5B1)を放電ワイヤに沿
ってそれが延びる方向にずらすことにより、放電ワイヤ
の長手方向各部のワイヤ高さの合否を測定することがで
きる。本発明のこの簡易な実施態様では、通電検出手段
は、テスタなどの通電測定器である。
(5A1,5A2);シ−ルドケ−ス(14s)および放電ワイヤ(14
w)を有する放電装置(14)の、該シ−ルドケ−スの開口側
端縁を前記基準面に当てて、前記検査台上の所定位置に
該放電装置を位置決めするための、位置規制部材(3A1,3
A2,4A1,4A2);基準面から、前記シ−ルドケ−スの開口
側端縁に対する前記放電ワイヤの深さ上限値aの高さに
放電ワイヤ受け端を有する第1のワイヤ検出導体(6A
1);基準面から、前記シ−ルドケ−スの開口側端縁に対
する前記放電ワイヤの深さ上限値aの高さに放電ワイヤ
受け端を有し、第1のワイヤ検出導体(6A1)とは放電ワ
イヤ(14w)の延びる方向に離れた第2のワイヤ検出導体
(6A2);および、第1および第2のワイヤ検出導体(6A1,
6A2)に対する放電ワイヤ(14w)の接触の有無を検知しそ
れを表わす信号を発生する手段(13);を備える放電ワイ
ヤの高さ検査装置。
1,4A2)の規制に従って放電装置(14)を検査台(1,2)上
に、そのシ−ルドケ−ス(14s)の開口側端縁を基準面(5A
1,5A2)に当てて載せると、放電ワイヤ(14w)の深さ(開
口側端縁からの距離)が上限値a以下であると手段(13)
が接触を表わす信号(低くない)を発生し、放電ワイヤ
(14w)の深さが上限値a超であると手段(13)が非接触を
表わす信号(ワイヤ低すぎ)を発生する。放電装置(14)
を所定の姿勢で検査台(1,2)上の所定位置に載せること
により、このように放電ワイヤ(14w)の高さが上限値a
以下かそれを越えるかを表わす信号が自動的に発生さ
れ、放電ワイヤ(14w)の高さが低過ぎるか否かの検査の
作業能率が高い。
(5B1,5B2);シ−ルドケ−ス(14s)および放電ワイヤ(14
w)を有する放電装置(14)の、該シ−ルドケ−スの開口側
端縁を前記基準面に当てて、前記検査台上の所定位置に
該放電装置を位置決めするための、位置規制部材(3B1,3
B2,4B1,4B2);基準面から、前記シ−ルドケ−スの開口
側端縁に対する前記放電ワイヤの深さ下限値bの高さに
放電ワイヤ受け端を有する第1のワイヤ検出導体(6B
1);基準面から、前記シ−ルドケ−スの開口側端縁に対
する前記放電ワイヤの深さ下限値bの高さに放電ワイヤ
受け端を有し、第1のワイヤ検出導体(6B1)とは放電ワ
イヤ(14w)の延びる方向に離れた第2のワイヤ検出導体
(6B2);および、第1および第2のワイヤ検出導体(6B1,
6B2)に対する放電ワイヤ(14w)の接触の有無を検知しそ
れを表わす信号を発生する手段(13);を備える放電ワイ
ヤの高さ検査装置。
1,4B2)の規制に従って放電装置(14)を検査台(1,2)上
に、そのシ−ルドケ−ス(14s)の開口側端縁を基準面(5B
1,5B2)に当てて載せると、放電ワイヤ(14w)の深さ(開
口側端縁からの距離)が下限値b以下であると手段(13)
が接触を表わす信号(ワイヤ高すぎ)を発生し、放電ワ
イヤ(14w)の深さが下限値b超であると手段(13)が非接
触を表わす信号(高くない)を発生する。放電装置(14)
を所定の姿勢で検査台(1,2)上の所定位置に載せること
により、このように放電ワイヤ(14w)の高さが下限値b
以下かそれを越えるかを表わす信号が自動的に発生さ
れ、放電ワイヤ(14w)の高さが高過ぎるか否かの検査の
作業能率が高い。
(5A1,5A2/5B1,5B2);シ−ルドケ−ス(14s)および放電ワ
イヤ(14w)を有する放電装置(14)の、該シ−ルドケ−ス
の開口側端縁を前記基準面に当てて、前記検査台上の所
定位置に該放電装置を位置決めするための、位置規制部
材(3A1,3A2,4A1,4A2/3B1,3B2,4B1,4B2);基準面から、
前記シ−ルドケ−スの開口側端縁に対する前記放電ワイ
ヤの深さ上限値aの高さに放電ワイヤ受け端を有する第
1組の第1ワイヤ検出導体(6A1);基準面から、前記シ
−ルドケ−スの開口側端縁に対する前記放電ワイヤの深
さ上限値aの高さに放電ワイヤ受け端を有し、第1ワイ
ヤ検出導体(6A1)とは放電ワイヤ(14w)の延びる方向に離
れた第1組の第2ワイヤ検出導体(6A2);第1および第
2ワイヤ検出導体(6A1,6A2)に対する放電ワイヤ(14w)の
接触の有無を検知しそれを表わす信号を発生する第1手
段(13);基準面から、前記シ−ルドケ−スの開口側端縁
に対する前記放電ワイヤの深さ下限値bの高さに放電ワ
イヤ受け端を有する第2組の第1ワイヤ検出導体(6B
1);基準面から、前記シ−ルドケ−スの開口側端縁に対
する前記放電ワイヤの深さ下限値bの高さに放電ワイヤ
受け端を有し、第2組の第1ワイヤ検出導体(6B1)とは
放電ワイヤ(14w)の延びる方向に離れた第2組の第2ワ
イヤ検出導体(6B2);および、第2組の第1および第2
ワイヤ検出導体(6B1,6B2)に対する放電ワイヤ(14w)の接
触の有無を検知しそれを表わす信号を発生する第2手段
(13);を備える放電ワイヤの高さ検査装置。
1,4A2)の規制に従って放電装置(14)を検査台(1,2)上
に、そのシ−ルドケ−ス(14s)の開口側端縁を基準面(5A
1,5A2)に当てて載せると、放電ワイヤ(14w)の深さ(開
口側端縁からの距離)が上限値a以下であると第1手段
(13)が接触を表わす信号(低くない)を発生し、放電ワ
イヤ(14w)の深さが上限値a超であると第1手段(13)が
非接触を表わす信号(ワイヤ低すぎ)を発生する。
規制に従って放電装置(14)を検査台(1,2)上に、そのシ
−ルドケ−ス(14s)の開口側端縁を基準面(5B1,5B2)に当
てて載せると、放電ワイヤ(14w)の深さ(開口側端縁か
らの距離)が下限値b以下であると第2手段(13)が接触
を表わす信号(ワイヤ高すぎ)を発生し、放電ワイヤ(14
w)の深さが下限値b超であると第2手段(13)が非接触を
表わす信号(高くない)を発生する。
上の所定位置に順次に載せることにより、放電ワイヤ(1
4w)の高さが上限値a以下かそれを越えるかを表わす信
号と、放電ワイヤ(14w)の高さが下限値b以下かそれを
越えるかを表わす信号が順次に、自動的に発生され、放
電ワイヤ(14w)の高さが低過ぎるか否か、および、放電
ワイヤ(14w)の高さが高過ぎるか否か、の検査の作業能
率が高い。
2手段(13)が接触無しを検知したとき正常(OK)を表わす
報知情報を、第1手段(13)が接触無しを検知したとき放
電ワイヤが低すぎる報知情報を、第1手段(13)が接触有
りを検知し第2手段(13)が接触有りを検知したとき放電
ワイヤが高すぎる報知情報を発生する論理処理手段(LA
1,AN7,AN8);を更に備える。
照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
す。両図面を参照すると、金属ベ−ス1に図示しない止
めねじで絶縁体の検査台2が固着されており、この検査
台2に、帯電チャ−ジャ(放電装置)14のシ−ルドケ
−ス14sを第1位置(A位置)に位置決めするための
規制柱3A1,3A2および規制ピン4A1,4A2が
立てられている。なお図1において、細線の丸は、止め
ねじ又はリ−ド接続ねじがねじ込まれ又は貫通する雌ね
じ穴を示す。これらのねじ穴にねじ込まれた止めねじお
よびリ−ド接続ねじの図示は省略した。上述の規制柱3
A1,3A2は、それらのねじ通し穴(細線丸)を貫通
し検査台2にの雌ねじ穴にねじ込まれた止めねじによっ
て検査台2に固着されている。
のシ−ルドケ−ス14sを第2位置(B位置)に位置決
めするための規制柱3B1,3B2および規制ピン4B
1,4B2が立てられている。
結合した帯電チャ−ジャ取手側ストッパ7Aと、ねじ8
Bがねじ結合した帯電チャ−ジャ取手側ストッパ7B
が、検査台2に立てられている。ねじ8Aは、規制柱3
A2と規制ピン4A2の中間に位置し、ねじ8Bは、規
制柱3B2と規制ピン4B2の中間に位置する。
ャ14を、その取手側エンドブロックと一体の取手をね
じ8Aの先端に当てて、シ−ルドケ−ス14sの開口
(感光体対向端の開口)を検査台2の表面に向けて検査
台2に載せたとき、帯電チャ−ジャ14のコネクタピン
(2本)の先端が位置する所に、接点導体9A1,9A
2がある。これらの接点導体9A1,9A2はステム1
0を有し、それらのステムが絶縁体のホルダで、帯電チ
ャ−ジャ14の長手方向に移動自在に支持され、かつ圧
縮コイルスプリング11a(押し用)および11b(電
気接続用)の反発力で、絶縁体のホルダから突き出すよ
うに付勢されている。図1に2点鎖線で示すように帯電
チャ−ジャ14を第1位置(A位置)に置くと、帯電チ
ャ−ジャ14のシ−ルドケ−ス接続ピンが接点導体9A
1に、放電ワイヤ接続ピンが接点導体9A2に接触す
る。
点導体9B1,9B2が、帯電チャ−ジャ14を、その
取手側エンドブロックと一体の取手をねじ8Bの先端に
当てて、シ−ルドケ−ス14sの開口を検査台2の表面
に向けて検査台2上の第2位置(B位置)に載せたと
き、帯電チャ−ジャ14のコネクタピン(2本)の先端
が位置する所にあり、帯電チャ−ジャ14を第2位置
(B位置)に置くと、帯電チャ−ジャ14のシ−ルドケ
−ス接続ピンが接点導体9B1に、放電ワイヤ接続ピン
が接点導体9B2に接触する。
置(A位置)に置いたとき、その放電ワイヤ14wのコ
ネクタピン近くの部位が位置する所に、第1組(A組)
の第1ワイヤ検出導体6A1が、放電ワイヤ14wの取
手近くの部位が位置する所に、第1組(A組)の第2ワ
イヤ検出導体6A2がある。同様に、帯電チャ−ジャ1
4を第2位置(B位置)に置いたとき、その放電ワイヤ
14wのコネクタピン近くの部位が位置する所に、第2
組(B組)の第1ワイヤ検出導体6B1があり、放電ワ
イヤ14wの取手近くの部位が位置する所に、第2組
(B組)の第2ワイヤ検出導体6B2がある。
6A1および6B1はそれぞれ、全体が導電体(金属)
の第1組の第1の測定駒5A1および第2組の第1の測
定駒5B1の一部分(削り出し部)であり、第1組の第
1ワイヤ検出導体6A1の上端面は、測定駒5A1の上
面(基準面)よりa(放電ワイヤの深さ上限値;具体的
には6mm)の高さである。ところが第2組の第1ワイヤ検
出導体6B1の上端面は、測定駒5B1の上面(基準
面)よりb(放電ワイヤの深さ下限値;具体的には5.4m
m)の高さであり、第1組のものよりも低い。
図3に示す。図3において14,15が検査台2にねじ
込む止めねじが通るねじ通し穴、16は、ワイヤ検出導
体(測定駒)を測定回路装置13の電気回路に接続する
ための電気リ−ドを測定駒に固着(電気接続)する接続
ねじがねじ結合する雌ねじ穴である。
B1は全体が導電体のものであるが、第2測定駒5A
2,5B2は、絶縁体ベ−ス(駒本体)に第2ワイヤ検
出導体6A2,6B2を立て、絶縁体ベ−スの下底のく
ぼみに沿って導体6A2,6B2に接続した電気リ−ド
を配設してその電気リ−ドをねじ通し穴(15相当)を
通して絶縁体ベ−スの上面の上方に引き出したものであ
り、基準面となる駒本体の表面は絶縁体面である。な
お、第1組の第2ワイヤ検出導体6A2の上端面は、測
定駒5A2の上面よりaの高さであり、第2組の第2ワ
イヤ検出導体6B2の上端面は、測定駒5B2の上面よ
りbの高さであり、第1組のものよりも低い。
ジャ14を検査台2上の第1位置(A位置)に載せてそ
のシ−ルドケ−スの開口縁を第1測定駒5A1および第
2測定駒5B1の基準面に当てると、第1測定駒5A1
(および第1ワイヤ検出導体6A1),シ−ルドケ−ス
14sおよび第1接点導体9A1が同電位となる。すな
わち、第1測定駒5A1に正電圧(Vc)を印加する
と、第1接点導体9A1が正電圧となる。この状態で、
仮に第1ワイヤ検出導体6A1に放電ワイヤ14wが当
接していると放電ワイヤ14w(したがって第2接点導
体9A2)が正電圧となる。この状態で仮に第2ワイヤ
検出導体6A2に放電ワイヤ14wが当接していると、
第2ワイヤ検出導体6A2も正電圧となる。つまり、第
1測定駒5A1に正電圧を印加したとき、第2ワイヤ検
出導体6A2に正電圧が現われる(これを以下におい
て、検出導体間導通と称す)。これは、放電ワイヤ14
wが第1および第2ワイヤ検出導体6A1,6A2の両
者に接触していることを意味する。第1測定駒5A1に
正電圧を印加しているとき、放電ワイヤ14wが第1お
よび第2ワイヤ検出導体6A1,6A2の少くとも一方
と接触していないと、第2ワイヤ検出導体6A2に正電
圧が現われない(これを以下において、検出導体間遮断
と称す)。
置(B位置)に置いて、上述と同様に、検出導体間導通
か検出導体間遮断かを知ることができる。上述のように
第1組(A組)のワイヤ検出導体6A1,6A2の高さ
aが放電ワイヤの深さ上限値、第2組(B組)のワイヤ
検出導体6B1,6B2の高さbが放電ワイヤの深さ限
下値に定められているので、上述の、第1位置および第
2位置での検出導体間導通か検出導体間遮断かの検出に
より、次のように、放電ワイヤの高さが規格内か否かを
判定しうる。
置13の内部の電気回路を示す。第1組および第2組の
第1ワイヤ検出導体6A1および6B1に電源回路PS
Oが正電圧Vc(以下単に高レベルH又は単にHと称
す)を印加する。なお、Hの反転である機器ア−スレベ
ルを、以下単に低レベルL又はLと称す。
鎖線で示すように第1位置(A位置)に置くと、そのシ
−ルドケ−ス14sが測定駒5A1に接触したときに第
1接点導体9A1がHとなり、その立上り点でラッチL
A1に、そのときのワイヤ検出導体6A2の電圧(検出
導体間導通のときH/検出導体間遮断のときL)と、イ
ンバ−タIN1が発生するその反転電圧(検出導体間導
通のときL/検出導体間遮断のときH)が保持される。
また、第1接点導体9A1がHの間、ラッチLA2はク
リア(初期化)される。
置(B位置)に置くと、そのシ−ルドケ−ス14sが測
定駒5B1に接触したときに第1接点導体9B1がHと
なり、そのとき、ラッチLA1およびアンドゲ−トAN
7,8の出力(上記第1表の規格内外判定の欄の該当す
る行がHの信号)がラッチLA2に保持される。すなわ
ち規格内外判定がOKのときにはOK信号ラインがH
に、低のときには低信号ラインがHに、高のときには高
信号ラインがHになる。
ドライバLADがOK表示ランプ16を点灯すると共
に、ブザ−ドライバBZDが所定短時間の間ブザ−19
を鳴動付勢する。この表示およびブザ−音より作業者は
帯電チャ−ジャ14の放電ワイヤの高さが規格内である
ことを認知する。
LADが低表示ランプ17を点灯する。この表示より作
業者は帯電チャ−ジャ14の放電ワイヤの高さが、低す
ぎ規格外れであることを認知する。
LADが高表示ランプ18を点灯する。この表示より作
業者は帯電チャ−ジャ14の放電ワイヤの高さが、高す
ぎ規格外れであることを認知する。
成が第1実施例のものと異なる。図5に第2実施例の測
定回路装置13の内部の電気回路を示す。また第2実施
例では、第1組の第2測定駒5A2は第1組の第1測定
駒5A1と同一構造であり、全体が導電体(金属)であ
る。同様に、第2組の第2測定駒5B2も第2組の第1
測定駒5B1と同一構造であり、全体が導電体(金属)
である。その他は、第1実施例と同様である。
接点導体9A1,9B1にHを印加するので、帯電チャ
−ジャ14を第1位置(A位置)に置いたときならびに
第2位置(B位置)に置いたときに、帯電チャ−ジャ1
4のシ−ルドケ−ス14sがHとなる。
置いたときには、第1測定駒5A1(およびそのワイヤ
検出導体6A1)および第2測定駒5A2(およびその
ワイヤ検出導体6A2)がHになり、ワイヤ検出導体6
A1,6A2の少くとも一方に放電ワイヤが当接してい
る(ワイヤが低すぎない)と第2接点導体9A2がHと
なって、アンドゲ−トAN1の出力がHとなるが、ワイ
ヤ検出導体6A1,6A2のいずれにも放電ワイヤが接
触していなとアンドゲ−トAN2の出力がHとなる。ワ
イヤ検出導体6A1,6A2の両者が共にH(測定駒5
A1,5A2の両者にシ−ルドケ−スが接触)になった
ときにアンドゲ−トAN3の出力がHとなりその立上り
点でラッチLA1に、アンドゲ−トAN1の出力(H:
OK/L:低すぎる)およびアンドゲ−トAN1の出力
(H:低すぎる/L:OK)が保持される。なお、ワイ
ヤ検出導体6A1,6A2の少くとも一方がH(測定駒
5A1,5A2の少くとも一方にシ−ルドケ−スが接
触)のときにラッチLA2がクリアされる。
置に置いたときには、第1測定駒5B1(およびそのワ
イヤ検出導体6B1)および第2測定駒5B2(および
そのワイヤ検出導体6B2)がHになり、ワイヤ検出導
体6B1,6B2の少くとも一方に放電ワイヤが当接し
ている(ワイヤが高すぎる)と第2接点導体9B2がH
となって、アンドゲ−トAN4の出力がHとなるが、ワ
イヤ検出導体6B1,6B2のいずれにも放電ワイヤが
接触していなとアンドゲ−トAN5の出力がHとなる。
ワイヤ検出導体6B1,6B2の両者が共にH(測定駒
5B1,5B2の両者にシ−ルドケ−スが接触)になっ
たときにアンドゲ−トAN6の出力がHとなりその立上
り点でラッチLA2に、ラッチLA1およびアンドゲ−
トAN7,8の出力が保持される。すなわち規格内外判
定がOKのときにはOK信号ラインがHに、低のときに
は低信号ラインがHに、高のときには高信号ラインがH
になる。ラッチLA2以降の構成は、上述の第1実施例
(図4)と同一である。
場合には、上述の検査装置(第1実施例又は第2実施
例)を各サイズ対応で備えてもよいし、同一ベ−ス
(1)上に、サイズ対応で複数の検査装置を装備しても
よい。
ができる2種類(第1組および第2組)の測定駒を有し
ているので、容易に短時間にワイヤ高さの判定が可能と
なった。従来のハイトゲージやスケールで測定する方法
だと時間もかかるし、測定誤差も多かったが、帯電チャ
−ジャ1台あたりの測定時間2分位で判定が可能であ
る。この装置だと具体的なワイヤ高さは測定できない
が、製造ラインでは高さを測る必要もなく、OK(規格
内)/NG(規格外)の判定をするだけであるので十分
である。
固定しているので、測定駒に付いているリ−ド線又はハ
ーネスが絡まったりする事がなくなり、さらに測定時間
の短縮が可能である。また、作業者によって測定駒をセ
ットする位置がばらついたりするため、判定に差が出た
りしたが、この装置を使うことにより、ばらつきはなく
なる。測定時間は、2分くらいから1分くらいに短縮で
きる。
スタの代わりにブザー/ランプを有しているので、OK
/NGの判定が容易にできるようになった。テスタでの
判定も決して困難ではないが、作業者によってはもっと
簡単に判別できる方法を好む。また、官能的に瞬時に判
断できる。
して示す図面であり、(a)は測定駒5A1の拡大平面
図、(b)は測定駒5A1の拡大正面図、(c)は測定
駒5B1の拡大平面図、(d)は測定駒5B1の拡大正
面図である。
部の電気回路を示すブロック図である。
部の電気回路を示すブロック図である。
2:規制ピン 5A1〜5B2:測定駒 6A1〜6B
2:ワイヤ検出導体 7A,7B:ストッパ 8A,8B:
ねじ 9A1〜9B2:接点導体 10:ステム 11a,11b:圧縮コイルスプリング 12:外部接
続導体 13:測定回路装置 14:帯電チ
ャ−ジャ(放電装置) 15S:電源スイッチ 15L:電源
ランプ 16〜18:表示灯 19:ブザ− LA1,LA2:ラッチ
Claims (5)
- 【請求項1】シ−ルドケ−スおよび放電ワイヤを有する
放電装置の、該シ−ルドケ−スの開口側端縁が当る導電
体の基準面と、該基準面から、放電ワイヤの深さ上限値
aの高さに放電ワイヤ受け端を有し、該基準面と電気的
な接続接続関係にあるワイヤ検出導体を有する測定駒;
前記シ−ルドケ−スの開口側端縁が当る導電体の基準面
と、該基準面から、放電ワイヤの深さ下限値bの高さに
放電ワイヤ受け端を有し、該基準面と電気的な接続接続
関係にあるワイヤ検出導体を有する測定駒;および、 各測定駒のワイヤ検出導体への前記放電ワイヤの接触を
電気的に検出する通電検出手段;を備える放電ワイヤの
高さ検査装置。 - 【請求項2】検査台;該検査台上の基準面;シ−ルドケ
−スおよび放電ワイヤを有する放電装置の、該シ−ルド
ケ−スの開口側端縁を前記基準面に当てて、前記検査台
上の所定位置に該放電装置を位置決めするための、位置
規制部材;基準面から、前記シ−ルドケ−スの開口側端
縁に対する前記放電ワイヤの深さ上限値aの高さに放電
ワイヤ受け端を有する第1のワイヤ検出導体;基準面か
ら、前記シ−ルドケ−スの開口側端縁に対する前記放電
ワイヤの深さ上限値aの高さに放電ワイヤ受け端を有
し、第1のワイヤ検出導体とは放電ワイヤの延びる方向
に離れた第2のワイヤ検出導体;および、 第1および第2のワイヤ検出導体に対する放電ワイヤの
接触の有無を検知しそれを表わす信号を発生する手段;
を備える放電ワイヤの高さ検査装置。 - 【請求項3】検査台;該検査台上の基準面;シ−ルドケ
−スおよび放電ワイヤを有する放電装置の、該シ−ルド
ケ−スの開口側端縁を前記基準面に当てて、前記検査台
上の所定位置に該放電装置を位置決めするための、位置
規制部材;基準面から、前記シ−ルドケ−スの開口側端
縁に対する前記放電ワイヤの深さ下限値bの高さに放電
ワイヤ受け端を有する第1のワイヤ検出導体;基準面か
ら、前記シ−ルドケ−スの開口側端縁に対する前記放電
ワイヤの深さ下限値bの高さに放電ワイヤ受け端を有
し、第1のワイヤ検出導体とは放電ワイヤの延びる方向
に離れた第2のワイヤ検出導体;および、 第1および第2のワイヤ検出導体に対する放電ワイヤの
接触の有無を検知しそれを表わす信号を発生する手段;
を備える放電ワイヤの高さ検査装置。 - 【請求項4】検査台;該検査台上の基準面;シ−ルドケ
−スおよび放電ワイヤを有する放電装置の、該シ−ルド
ケ−スの開口側端縁を前記基準面に当てて、前記検査台
上の所定位置に該放電装置を位置決めするための、位置
規制部材;基準面から、前記シ−ルドケ−スの開口側端
縁に対する前記放電ワイヤの深さ上限値aの高さに放電
ワイヤ受け端を有する第1組の第1ワイヤ検出導体;基
準面から、前記シ−ルドケ−スの開口側端縁に対する前
記放電ワイヤの深さ上限値aの高さに放電ワイヤ受け端
を有し、第1ワイヤ検出導体とは放電ワイヤの延びる方
向に離れた第1組の第2ワイヤ検出導体;第1組の第1
および第2ワイヤ検出導体に対する放電ワイヤの接触の
有無を検知しそれを表わす信号を発生する第1手段;基
準面から、前記シ−ルドケ−スの開口側端縁に対する前
記放電ワイヤの深さ下限値bの高さに放電ワイヤ受け端
を有する第2組の第1ワイヤ検出導体;基準面から、前
記シ−ルドケ−スの開口側端縁に対する前記放電ワイヤ
の深さ下限値bの高さに放電ワイヤ受け端を有し、第2
組の第1ワイヤ検出導体とは放電ワイヤの延びる方向に
離れた第2組の第2ワイヤ検出導体;および、 第2組の第1および第2ワイヤ検出導体に対する放電ワ
イヤの接触の有無を検知しそれを表わす信号を発生する
第2手段;を備える放電ワイヤの高さ検査装置。 - 【請求項5】第1手段が接触有りを検知し第2手段が接
触無しを検知したとき正常を表わす報知情報を、第1手
段が接触無しを検知したとき放電ワイヤが低すぎる報知
情報を、第1手段が接触有りを検知し第2手段が接触有
りを検知したとき放電ワイヤが高すぎる報知情報を発生
する論理処理手段;を更に備える請求項4記載の放電ワ
イヤの高さ検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34927296A JP3542247B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 放電ワイヤの高さ検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34927296A JP3542247B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 放電ワイヤの高さ検査装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10189214A true JPH10189214A (ja) | 1998-07-21 |
JP3542247B2 JP3542247B2 (ja) | 2004-07-14 |
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---|---|---|---|
JP34927296A Expired - Fee Related JP3542247B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 放電ワイヤの高さ検査装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3542247B2 (ja) |
-
1996
- 1996-12-27 JP JP34927296A patent/JP3542247B2/ja not_active Expired - Fee Related
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