JPH10188500A - データ記録再生装置及び同装置におけるヘッドのシーク・位置決め制御方法 - Google Patents

データ記録再生装置及び同装置におけるヘッドのシーク・位置決め制御方法

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JPH10188500A
JPH10188500A JP34520296A JP34520296A JPH10188500A JP H10188500 A JPH10188500 A JP H10188500A JP 34520296 A JP34520296 A JP 34520296A JP 34520296 A JP34520296 A JP 34520296A JP H10188500 A JPH10188500 A JP H10188500A
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servo
servo area
seek
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JP34520296A
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Satoshi Shibata
聡 柴田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】サーボエリアでTAが発生した場合に、それを
検出して状況に応じた制御を行うことで信頼性を向上さ
せ、パフォーマンスの低下を最小限に止める。 【解決手段】ディスク1からヘッド2により読み取ら
れ、ヘッドアンプ101により増幅されたアナログ出力
と基準電圧とをTA検出回路102で比較して、TAの
発生を検出するとTA検出信号105を出力する。TA
発生タイミング検出回路120は、サーボエリアの期間
にTA検出信号105が出力された場合に、サーボエリ
アでのTA発生を検出する。CPU14は、シーク中に
サーボエリアでのTA発生が検出された場合には、その
サーボエリアから得られるサーボデータをもとに算出さ
れたヘッド位置に従うシーク・位置決め制御を控え、シ
ーク後のヘッド位置決め処理中にサーボエリアでのTA
発生が検出された場合には、ライト動作を禁止すると共
にリード動作は許可する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク上に記録
されたサーボデータに基づいてMR(Magnet Resistiv
e)素子を有するヘッドのシーク・位置決め制御を行う
データ記録再生装置及び同装置におけるヘッドのシーク
・位置決め制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ヘッドによりデータの記録再生を行うデ
ータ記録再生装置、例えば磁気ディスク装置では、記録
媒体としてのディスク(磁気ディスク)に記録されたサ
ーボデータに基づいて当該ディスク上の指定位置にヘッ
ドをシーク・位置決め制御する、いわゆるセクタサーボ
方式の位置決め制御を適用するのが一般的である。
【0003】サーボデータが記録されるディスク上の領
域はサーボエリアと呼ばれる。このディスク上には、半
径方向に同心円状の多数のトラックが形成されている。
サーボエリアは、ディスク上では中心から各トラックを
渡って放射状に一定間隔で配置されている。各サーボエ
リアは、シリンダ番号(シリンダアドレス)を示すシリ
ンダコードが記録されたシリンダコードエリア、位置情
報(シリンダコードの示すシリンダ内の位置誤差)を波
形の振幅で示すためのデータであるバーストデータ(バ
ーストパターン)が記録されたバーストパターンエリア
を有する。
【0004】磁気ディスク装置のサーボシステムは、ヘ
ッドによりサーボエリアのシリンダコードエリアから再
生されたシリンダコードとバーストパターンエリアから
再生されたバーストデータに基づいて、ヘッドを目標シ
リンダまで移動し、最終的に目標シリンダの中心に位置
決めするシーク・位置決め制御(シーク・位置決め処
理)を行う。従来の磁気ディスク装置におけるシーク・
位置決め処理の手順を図6のフローチャートに示す。
【0005】図6のフローチャートから明らかなよう
に、従来のシーク・位置決め処理では、サーボエリアか
らサーボデータを取り込んで当該サーボデータをもとに
ヘッドの現在位置を算出すると(ステップ601,60
2)、シーク中であるならば(ステップ603)、ヘッ
ドによるリード/ライト動作を禁止した上で(ステップ
604)、ヘッドをヘッド移動機構(キャリッジ)によ
りディスクの半径方向に移動させるのに必要な駆動力を
与えるボイスコイルモータ(VCM)の制御量(VCM
制御量)を算出し(ステップ605)、その制御量に従
うVCMへの駆動電流出力(VCM制御出力)を行う
(ステップ606)。ここで、VCM制御量の演算は、
ステップ602で算出されたヘッド位置の情報と、先行
する予め定められた数のサーボエリアのサーボデータを
もとに算出された過去数サンプル(サーボサンプル)の
ヘッド位置の情報とをもとに行われる。
【0006】これに対し、シーク中でないならば、即ち
シーク後のヘッド位置決め処理中であるならば(ステッ
プ603)、ヘッドの目標位置とステップ602で算出
(検出)されたヘッド位置との差(即ち位置誤差)を調
べ(ステップ607)、位置誤差が規定値より大きい場
合にはリード/ライト動作を禁止し(ステップ60
8)、位置誤差が規定値より小さい場合にはリード/ラ
イト動作を許可した上で(ステップ609)、VCM制
御量を算出し(ステップ610)、その制御量に従うV
CM制御出力を行う(ステップ606)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年の磁気
ディスク装置の中には、高記録密度化を実現するため
に、MR(Magnet Resistive)ヘッドと呼ばれる新しい
タイプの読み出し専用ヘッドを備えたものが出現してき
ている。
【0008】しかし、MRヘッドは、従来主流であった
MIG(Metal In Gap)ヘッドや薄膜ヘッドとは特性が
かなり異なり、サーマルアスペリティ(TA)と呼ばれ
る特有の問題を抱えている。このサーマルアスペリティ
は、MRヘッド(MR素子)がディスク上の突起物など
に接触した場合に熱が発生し、その熱により当該MRヘ
ッドの抵抗値が変化することにより起きるもので、ディ
スクからMRヘッドにより読み取られた信号(リード信
号)の波形(再生波形)がDC的に変化する(歪む)現
象をいう。
【0009】サーボエリアでサーマルアスペリティが発
生した場合、正しいシリンダコードやバーストデータを
得ることができない。したがって、サーマルアスペリテ
ィが発生したサーボエリアから取り込んだサーボデータ
をもとに算出したヘッド位置の情報を使って従来のよう
に無条件でVCM制御量を演算し、シーク制御を行った
のでは(図6ステップ605,606)、安定したシー
クを行うことができないという問題があった。
【0010】また、位置決め制御中であれば、本来は正
しい位置に位置決めできているにも拘らず、誤ったサー
ボデータをもとに算出したヘッド位置のために位置誤差
大と誤判定し(即ち誤った位置であると誤認識し)、デ
ータのリード/ライトを禁止してしまう(図6ステップ
607,608)可能性がある。更に、その後の位置決
め制御に過渡応答が生じてしまい、安定した位置決め制
御状態に戻るまでデータのリード/ライトが行えないと
いう問題もあった。
【0011】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
でその目的は、シーク中にサーボエリアでサーマルアス
ペリティが発生した場合に、そのサーボエリアでのサー
ボサンプルに限り、そのサーボエリアから得られるサー
ボデータを用いたシーク・位置決め制御を控えることに
より、サーマルアスペリティがシーク・位置決め制御に
与える影響を最小限に止めることができるデータ記録再
生装置及び同装置におけるヘッドのシーク・位置決め制
御方法を提供することにある。
【0012】本発明の他の目的は、シーク後の位置決め
処理中にサーボエリアでサーマルアスペリティが発生し
た場合に、そのサーボエリアから得られるサーボデータ
をもとに検出されたヘッド位置に無関係にライト動作を
禁止することにより、誤った位置にデータがライトされ
るのを防止できるデータ記録再生装置及び同装置におけ
るヘッドのシーク・位置決め制御方法を提供することに
ある。
【0013】本発明の更に他の目的は、シーク後の位置
決め処理中にサーボエリアでサーマルアスペリティが発
生した場合に、そのサーボエリアから得られるサーボデ
ータをもとに検出されたヘッド位置に無関係にリード動
作は許可することにより、ヘッドが正しい位置に位置決
めされているならば、サーマルアスペリティ発生時で
も、目標位置に書かれているデータを読み出せる可能性
を向上することができるデータ記録再生装置及び同装置
におけるヘッドのシーク・位置決め制御方法を提供する
ことにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の観点に係
る構成は、ディスク上に配置された各サーボエリアに記
録されているサーボデータに基づいてMR素子を有する
ヘッドの位置を算出し、その算出したヘッド位置をもと
に上記ヘッドを目標位置にシーク・位置決めするデータ
記録再生装置において、上記サーボエリアでサーマルア
スペリティが発生したことを検出するサーマルアスペリ
ティ発生タイミング検出手段と、このサーマルアスペリ
ティ発生タイミング検出手段によりサーボエリアでサー
マルアスペリティが発生したことがシーク中に検出され
た場合に、そのサーボエリアでのサーボサンプルに限
り、そのサーボエリアから得られるサーボデータをもと
に算出されたヘッド位置に従うシーク・位置決め制御を
控える制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0015】このような構成においては、シーク中にサ
ーボエリアでサーマルアスペリティが発生したことが検
出された場合には、そのサーボエリアでのサーボサンプ
ルに限り、そのサーボエリアから得られるサーボデータ
を用いたシーク・位置決め制御が控えられる。もし、サ
ーマルアスペリティにより歪んだ波形を復号したサーボ
データをシーク・位置決め制御に用いたならば、そのシ
ーク・位置決め制御が不安定になることから、サーボエ
リアでサーマルアスペリティが発生した場合に、そのサ
ーボエリアから得られるサーボデータを用いたシーク・
位置決め制御を行わないことで、そのシーク・位置決め
制御が不安定になるのを防止することができ、サーマル
アスペリティがシーク・位置決め制御に与える影響を最
小限に止めることができる。
【0016】本発明の第2の観点に係る構成は、サーボ
エリアでサーマルアスペリティが発生したことを検出す
るサーマルアスペリティ発生タイミング検出手段と、こ
のサーマルアスペリティ発生タイミング検出手段により
サーボエリアでサーマルアスペリティが発生したことが
シーク後のヘッド位置決め処理中に検出された場合に、
そのサーボエリアから得られるサーボデータをもとに算
出されたヘッド位置に無関係にライト動作を禁止する制
御手段とを備えたことを特徴とする。
【0017】このような構成においては、シーク後のヘ
ッド位置決め処理中にサーボエリアでサーマルアスペリ
ティが発生したことが検出された場合には、そのサーボ
エリアから得られるサーボデータをもとに算出されたヘ
ッド位置に拘らずに、ライト動作が禁止されることか
ら、実際にはヘッドが誤った位置に位置決めされている
にも拘らずに、サーマルアスペリティの影響で正しいヘ
ッド位置であると誤検出されて誤った位置にデータがラ
イトされるのを防ぎ、目標位置以外のデータが破壊され
るのを防止することができる。
【0018】本発明の第3の観点に係る構成は、上記第
2の観点に係る構成における制御手段に代えて、上記サ
ーマルアスペリティ発生タイミング検出手段によりサー
ボエリアでサーマルアスペリティが発生したことがシー
ク後のヘッド位置決め処理中に検出された場合に、その
サーボエリアから得られるサーボデータをもとに算出さ
れたヘッド位置に無関係にライト動作を禁止すると共
に、リード動作については許可する制御手段を備えたこ
とを特徴とする。
【0019】このような構成においては、シーク後のヘ
ッド位置決め処理中にサーボエリアでサーマルアスペリ
ティが発生したことが検出された場合には、ライト動作
は禁止されるものの、リード動作は算出されたヘッド位
置に拘らずに許可されることから、実際にはヘッドが正
しい位置に位置決めされているにも拘らずに、サーマル
アスペリティの影響で誤ったヘッド位置であると誤検出
されてリードが禁止されるのを防ぐことができ、サーマ
ルアスペリティ発生時でも、データを読み出せる可能性
が向上する。なお、上記第1の観点における制御手段と
上記第2または第3の観点における制御手段の各制御機
能を併せ持つ構成とすることも可能である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につき
図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態に
係る磁気ディスク装置の構成を示すブロック図である。
【0021】図1において、1はデータが記録される媒
体であるディスク(磁気ディスク)、2はディスク1へ
のデータ書き込み(データ記録)及びディスク1からの
データ読み出し(データ再生)に用いられるヘッド(磁
気ヘッド)である。ここでは、ディスク1は複数枚(図
では2枚)積層して設けられており、ヘッド2は各ディ
スク1の各データ面に対応してそれぞれ設けられてい
る。ヘッド2は、読出し専用ヘッドとしてのMRヘッド
(MR素子)と、記録ヘッドとを持つ再生記録分離型ヘ
ッドである。
【0022】ディスク1の両面には同心円状の多数のト
ラックが形成され、各トラックには、位置決め制御等に
用いられる(シリンダ番号を示すシリンダコード、当該
シリンダコードの示すシリンダ内の位置誤差を波形の振
幅で示すためのバーストデータを含む)サーボデータが
記録された複数のサーボエリアが等間隔で配置されてい
る。これらのサーボエリアは、ディスク1上では中心か
ら各トラックを渡って放射状に配置されている。サーボ
エリア間はデータエリア(ユーザエリア)となってお
り、当該データエリアには複数のデータセクタが設定さ
れる。
【0023】ディスク1はスピンドルモータ(SPM)
3により高速に回転する。ヘッド2はキャリッジ4と称
するヘッド移動機構に取り付けられて、このキャリッジ
4の移動によりディスク1の半径方向に移動する。キャ
リッジ4は、ボイスコイルモータ(VCM)5により駆
動される。
【0024】スピンドルモータ(SPM)3は、当該モ
ータ3に制御電流を流して当該モータ3を駆動するため
のSPMドライバ6に接続され、ボイスコイルモータ
(VCM)5は、当該モータ5に制御電流を流して当該
モータ5を駆動するためのVCMドライバ7に接続され
ている。このモータ3,5駆動用の制御電流の値(制御
量)は、CPU(マイクロプロセッサ)14の計算処理
で決定され、D/A(ディジタル/アナログ)コンバー
タ8,9にディジタル値で与えられる。D/Aコンバー
タ8,9は、CPU14からのディジタルの制御量をア
ナログの制御量に変換してドライバ6,7に出力する。
【0025】各ヘッド2は例えばフレキシブルプリント
配線板(FPC)に実装されたヘッドアンプ回路10と
接続されている。ヘッドアンプ回路10は、ヘッド2の
切り替え、ヘッド2との間のリード/ライト信号の入出
力等を司るもので、ヘッド2で読み取られたアナログ出
力を増幅するヘッドアンプ(プリアンブ)101を有す
る。またヘッドアンプ回路10は、リード/ライト回路
11から送られてくる書き込みデータに従いヘッド2に
ライト信号(ライト電流)を出力するライトドライバ
(図示せず)も有する。
【0026】ヘッドアンプ回路10は更に、ヘッドアン
プ101の出力信号からTA(サーマルアスペリティ)
を検出するTA検出回路(サーマルアスペリティ検出回
路)102を有する。
【0027】TA検出回路102は、図2に示すよう
に、基準電圧発生器103と、コンパレータ104とか
ら構成される。基準電圧発生器103はTA(サーマル
アスペリティ)が発生したか否かの判定の基準となる電
圧(基準電圧)Vref を発生する。コンパレータ104
は、ヘッドアンプ101の出力と基準電圧Vref とを比
較して、ヘッドアンプ101からの出力が基準電圧Vre
f よりも高くなった場合に、TAが発生したことが検出
されたものとして、その期間だけ有効なTA検出信号1
05を出力する。
【0028】リード/ライト回路11は、ヘッド2によ
りディスク1から読み取られてヘッドアンプ回路10内
のヘッドアンプ101により増幅されたアナログ出力
(ヘッド2のリード信号)を入力してデータ再生動作に
必要な信号処理を行うデコード機能(リードチャネル)
と、ディスク1へのデータ記録に必要な信号処理を行う
エンコード機能(ライトチャネル)と、ヘッド位置決め
制御等のサーボ処理に必要なサーボデータ中のバースト
データを抽出する処理を行う信号処理機能とを有する。
【0029】サーボ処理回路12は、リード/ライト回
路11で再生されたデータを受けてサーボ処理に必要な
信号処理を実行する。即ちサーボ処理回路12は、リー
ド/ライト回路11で再生されたデータからサーボエリ
アの期間だけ有効(真)となる周知のタイミング信号で
あるサーボゲートSG等のタイミング生成機能、サーボ
エリアに記録されているサーボデータ中のシリンダコー
ドを抽出・復号するデコード機能を有する。
【0030】またサーボ処理回路12は、ヘッドアンプ
回路10中のTA検出回路102からのTA検出信号1
05を受けて、TA(サーマルアスペリティ)がサーボ
エリアのタイミングで発生したか否かを検出するTA発
生タイミング検出回路120を有している。
【0031】TA発生タイミング検出回路120は、図
3に示すように、サーボゲートSGをデータ入力(D入
力)、(TA検出回路102からの)TA検出信号10
5をクロック入力(CK入力)、ROM15に格納され
ている制御プログラム(FW)に従って発生されるリセ
ット信号121をリセット入力(R入力)とするDフリ
ップフロップ122から構成される。Dフリップフロッ
プ122のQ出力は、サーボエリアのタイミングでのT
A発生検出を示すサーボエリア内TA発生検出信号12
3として用いられる。
【0032】サーボ処理回路12は、例えばゲートアレ
イ(GA)により構成される。A/D(アナログ/ディ
ジタル)コンバータ13は、リード/ライト回路11に
よりサーボデータから抽出されたバーストデータ(アナ
ログ信号)をA/D変換してCPU14に出力する。
【0033】CPU14は、例えばワンチップのマイク
ロプロセッサである。このCPU14は、ROM15に
格納されている制御プログラム(FW)に従って磁気デ
ィスク装置内の各部を制御する。即ちCPU14は、サ
ーボ処理回路12により抽出されたサーボデータ中のシ
リンダコード及びリード/ライト回路11により抽出さ
れたサーボデータ中のバーストデータに従って(D/A
コンバータ9、VCMドライバ7を介してボイスコイル
モータ5を駆動制御することで)ヘッド2を目標位置に
移動させるためのシーク・位置決め制御、HDC17を
制御することによるリード/ライトデータの転送制御な
どの制御を行う。CPU14は、ヘッド2のシーク・位
置決め制御に際しては、サーボ処理回路12内のTA発
生タイミング検出回路120の出力(サーボエリア内T
A発生検出信号123)を参照し、その出力の状態を考
慮した制御を行う。
【0034】CPU14には、ヘッド2のシーク・位置
決め制御用のプログラム(ファームウェア)を含む磁気
ディスク装置全体を制御するための制御プログラム(F
W)等が格納されているROM(Read Only Memory)1
5と、CPU14のワーク領域、CPU14が使用する
制御用パラメータの記憶領域等を提供するRAM(Rand
om Access Memory)16と、ディスクコントローラ(H
DC)17が接続されている。
【0035】HDC(ディスクコントローラ)17は、
ホスト装置(図示せず)との間のコマンド、データの通
信を制御すると共に、リード/ライト回路11(を介し
てディスク1)との間のデータの通信を制御する。
【0036】次に、図1の構成の磁気ディスク装置の動
作を、(ROM15に格納されているシーク・位置決め
制御プログラムに従う)ヘッドのシーク・位置決め制御
処理を例に図4のフローチャート及び図5のタイミング
チャートを参照して説明する。
【0037】まず、ディスク1に記録された情報はヘッ
ド2により読み取られ、その読み取り出力(リード信
号)はヘッドアンプ回路10内のヘッドアンプ101で
増幅されてリード/ライト回路(R/W回路)11に供
給される。
【0038】リード/ライト回路11は、ヘッドアンプ
回路10内のヘッドアンプ101により増幅されたリー
ド信号(アナログ信号)からデータ(サーボエリアのデ
ータ及びデータエリアのデータ)を再生する。またリー
ド/ライト回路11は、サーボ処理回路12から供給さ
れるタイミング信号に応じて、上記再生したデータから
サーボデータ中のバーストデータ(バーストパターン信
号)を抽出する。リード/ライト回路11により再生さ
れたデータはサーボ処理回路12に供給され、当該リー
ド/ライト回路11により抽出されたバーストデータは
A/Dコンバータ13に供給される。
【0039】サーボ処理回路12は、リード/ライト回
路11により再生されたデータからサーボエリアの期間
だけ有効(真)となるサーボゲートSG等のタイミング
信号を生成すると共に、当該サーボエリアに記録されて
いたサーボデータ中のシリンダコードを抽出・復号す
る。一般にサーボデータ中には、当該サーボデータ(が
記録されているサーボエリア)を識別するための固有の
識別パターン(サーボエリア識別パターン)が含まれて
おり、この識別パターンをサーボ処理回路12にて検出
することにより、この識別パターンより後ろに配置され
る同じサーボエリアのサーボデータ中のバーストデータ
を抽出するためのタイミング信号、及び次のサーボエリ
アの期間に相当するサーボゲートSGが生成される。サ
ーボ処理回路12にて生成されたバーストデータ抽出用
のタイミング信号はリード/ライト回路11に送られ、
このタイミング信号に応じてバーストデータが抽出され
る。
【0040】サーボ処理回路12により抽出・復号され
たシリンダコードはCPU14に供給される。また、リ
ード/ライト回路11により抽出されてA/Dコンバー
タ13に供給されたバーストデータは、当該A/Dコン
バータ13によりディジタル値に変換されてCPU14
に供給される。
【0041】CPU14は、サーボ処理回路12により
抽出・復号されたシリンダコード及びA/Dコンバータ
13によりディジタル値に変換されたバーストデータを
含むサーボデータを取り込んで、当該サーボデータをも
とにヘッドの現在位置を算出する(ステップ401,4
02)。
【0042】次にCPU14は、シーク中であるか否か
を判断し(ステップ403)、シーク中であるならば、
ヘッド2によるリード/ライト動作を禁止した上で(ス
テップ404)、サーボエリアのタイミングでTA(サ
ーマルアスペリティ)が発生しているか否かを判断する
(ステップ405)。このステップ405での判断は、
サーボ処理回路12内のTA発生タイミング検出回路1
20から有効なサーボエリア内TA発生検出信号123
が出力されているか否かを各サーボエリアからのサーボ
データ取り込み毎に(各サーボサンプル毎に)監視する
ことで行われる。
【0043】本実施形態においては、TAが発生したこ
とを検出するためのTA検出回路102がヘッドアンプ
回路10に設けられている。TA検出回路102内のコ
ンパレータ104は、ヘッドアンプ回路10内のヘッド
アンプ101からの出力信号(リード信号)と基準電圧
発生器103により発生される基準電圧Vref とを比較
し、ヘッドアンプ101からの出力信号が、TAのため
に図5において符号51で示すように基準電圧Vref よ
りも高くなっている場合に、TAが発生したことが検出
されたものとして、その期間だけ有効なTA検出信号1
05を出力する。このTA検出信号105はサーボ処理
回路12内のTA発生タイミング検出回路120に供給
される。
【0044】TA検出回路102(内のコンパレータ1
04)からTA発生タイミング検出回路120に供給さ
れたTA検出信号105は、当該TA発生タイミング検
出回路120内のDフリップフロップ122のCK入力
に導かれる。このDフリップフロップ122のD入力に
は、(サーボエリアの期間だけ高レベルとなる)サーボ
ゲートSGが導かれる。
【0045】Dフリップフロップ122は、サーボゲー
トSGが高レベル(論理“1”)の期間に、TA検出信
号105が高レベル(論理“1”)となった場合、即ち
サーボエリアのタイミングでTAが発生した場合だけセ
ットする。これによりDフリップフロップ122のQ出
力は低レベル(論理“0”)から高レベル(論理“1”
に遷移する。このDフリップフロップ122の高レベル
のQ出力は、サーボエリアのタイミングでTAが発生し
たこと(が検出されたこと)を示す真のサーボエリア内
TA発生検出信号123として用いられる。
【0046】さてCPU14は、上記ステップ405で
の判断処理、即ちサーボエリアのタイミングでTAが発
生しているか否かを、サーボ処理回路12内のTA発生
タイミング検出回路120(が有するDフリップフロッ
プ122)からのサーボエリア内TA発生検出信号12
3をもとに行う。
【0047】もし、サーボエリア内TA発生検出信号1
23が真であれば、CPU14は、該当するサーボエリ
ア内でTAが発生したものと判断し、そのサーボエリア
のサーボサンプルに限り、サーボ処理回路12にて得ら
れたシリンダコード及びリード/ライト回路11で得ら
れた(A/Dコンバータ13からの)バーストデータを
用いたシーク・位置決め制御を控える。即ちCPU14
は、そのサーボサンプルで行うべきボイスコイルモータ
(VCM)5の制御量(VCM制御量)の演算(ステッ
プ406)と、ボイスコイルモータ(VCM)5への制
御出力(ステップ407)を控える。そしてCPU14
は、ROM15に格納されている制御プログラム(F
W)に従って有効なリセット信号121を発生する(ス
テップ414)。このリセット信号121はDフリップ
フロップ122のR入力に導かれ、これにより(サーボ
エリアのタイミングで検出されたTA検出信号105に
応じてセットされた)Dフリップフロップ122はリセ
ットし、サーボエリア内TA発生検出信号123は偽
(低レベル)となる。
【0048】VCM制御量の演算は、ステップ402で
算出されたヘッド位置の情報と、先行する予め定められ
た数のサーボエリアのサーボデータをもとに算出された
過去数サンプル(サーボサンプル)のヘッド位置の情報
とをもとに行われるのが一般的である。このため、一度
でも異常データが入力されると、しばらくの間はその後
のVCM制御量の演算結果に影響が残り、その結果とし
て、シーク・位置決め制御が不安定になる。しかし本実
施形態では、サーボエリアでのTA発生時には、そのサ
ーボエリアのサーボサンプルに限り、VCM制御量の演
算並びにシーク・位置決め制御を控えるため、1サンプ
ル分の制御は抜けることになるものの、異常値によって
VCM制御量を演算することと比較して、シーク・位置
決め制御に与える影響は少なくて済む。
【0049】一方、上記ステップ403でシーク中でな
いと判断した場合、即ちシーク後のヘッド位置決め処理
中の場合には、CPU14は、上記ステップ405と同
様に、サーボエリアのタイミングでTA(サーマルアス
ペリティ)が発生しているか否かを判断する(ステップ
408)。
【0050】ところで、TA発生時には、ヘッド2の出
力波形が歪んでいる。したがって、サーボエリアでのT
A発生時であれば、ヘッドアンプ101の出力波形もサ
ーボエリアの期間内で図5において符号51で示したよ
うに歪んでいる。このため、当該サーボエリアから抽出
されるシリンダコードやバーストデータも正しく得られ
ない。このような場合、従来は、ヘッド2を本来正しく
位置決めできているにも拘らずに位置決め不良(位置誤
差が規定値より大きい)と誤認識してしまい、リード動
作を禁止してしまう可能性があった。逆に、ヘッド2を
正しく位置決めできていないにも拘らずに位置決めでき
ている(位置誤差が規定値より小さい)と誤認識してし
まい、その場合にライト動作を行えばデータ破壊を引き
起こす可能性もあった。更に、誤ったヘッド位置情報に
従ってVCM制御量の演算を行えば、VCM制御出力も
異常になるので、その後のシーク・位置決め制御は不安
定になる。
【0051】そこで本実施形態では、シーク中でないと
きに、即ちシーク後のヘッド位置決め処理中に(ステッ
プ403)、サーボエリアでTAが発生しているならば
(ステップ408)、CPU14はライト動作を禁止す
ると共に、リード動作は許可する(ステップ409)。
【0052】このように、位置決め処理中にサーボエリ
アでTAが発生した場合に、「ライト動作を禁止する」
ことにより、ステップ402で算出されたヘッド位置情
報が誤っていたためにディスク1上の他のシリンダのデ
ータが破壊されるのを防止することができる。また、位
置決め処理中にサーボエリアでTAが発生しても、「リ
ード動作は許可する」ことにより、ステップ402で算
出されたヘッド位置情報が正しかった場合に、目標位置
に書かれているデータを読み出せる可能性を向上するこ
とができる。
【0053】これに対し、位置決め処理中に(ステップ
403)、サーボエリアでTAが発生していない場合に
は(ステップ408)、CPU14は従来のシーク中で
ないときと同様の制御を行う。即ちCPU14は、ヘッ
ドの目標位置とステップ402で算出(検出)されたヘ
ッド位置との差(即ち位置誤差)を調べ(ステップ41
0)、位置誤差が規定値より大きい場合にはリード/ラ
イト動作を禁止し(ステップ411)、位置誤差が規定
値より小さい場合にはリード/ライト動作を許可した上
で(ステップ412)、VCM制御量を算出し(ステッ
プ413)、その制御量に従うVCM制御出力を行う
(ステップ407)。
【0054】以上に述べた実施形態では磁気ディスク装
置について説明したが、本発明は、ディスク上に記録さ
れたサーボデータに基づいてMR素子を有するヘッドの
シーク・位置決め制御を行うデータ記録再生装置装置で
あれば、光磁気ディスク装置など、磁気ディスク装置以
外のデータ記録再生装置にも適用可能である。
【0055】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、シ
ーク中にサーボエリアでサーマルアスペリティが発生し
た場合に、そのサーボエリアでのサーボサンプルに限
り、そのサーボエリアから得られるサーボデータを用い
たシーク・位置決め制御を控えるようにしたので、サー
マルアスペリティがシーク・位置決め制御に与える影響
を最小限に止めることができる。
【0056】また本発明によれば、シーク後のヘッド位
置決め処理中にサーボエリアでサーマルアスペリティが
発生した場合に、そのサーボエリアから得られるサーボ
データをもとに検出されたヘッド位置に無関係にライト
動作を禁止するようにしたので、誤った位置にデータが
ライトされるのを防止できる。
【0057】また本発明によれば、シーク後のヘッド位
置決め処理中にサーボエリアでサーマルアスペリティが
発生した場合に、そのサーボエリアから得られるサーボ
データをもとに検出されたヘッド位置に無関係にリード
動作は許可するようにしたので、ヘッドが正しい位置に
位置決めされているならば、サーマルアスペリティ発生
時でも、目標位置に書かれているデータを読み出せる可
能性を向上することができる。
【0058】このように本発明によれば、サーボエリア
でサーマルアスペリティが発生したことを検出した場合
に、状況に応じた制御を行うことにより、信頼性を向上
させ、パフォーマンスの低下を最小限に止めることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る磁気ディスク装置の
構成を示すブロック図。
【図2】図1中のTA検出回路102のブロック構成
図。
【図3】図1中のTA発生タイミング検出回路120の
ブロック構成図。
【図4】同実施形態におけるヘッドのシーク・位置決め
制御処理の手順を示すフローチャート。
【図5】同実施形態における動作を説明するためのタイ
ミングチャート。
【図6】従来のヘッドのシーク・位置決め制御処理の手
順を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…ディスク、 2…ヘッド、 5…ボイスコイルモータ(VCM)、 10…ヘッドアンプ回路、 11…リード/ライト回路(R/W回路)、 12…サーボ処理回路、 14…CPU(制御手段)、 15…ROM、 101…ヘッドアンプ、 102…TA検出回路(サーマルアスペリティ検出回
路)、 105…TA検出信号、 120…TA発生タイミング検出回路(サーマルアスペ
リティ発生タイミング検出手段)、 123…サーボエリア内TA発生検出信号。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク上に配置された各サーボエリア
    に記録されているサーボデータに基づいてMR(Magnet
    Resistive)素子を有するヘッドの位置を算出し、その
    算出したヘッド位置をもとに前記ヘッドを目標位置にシ
    ーク・位置決めするデータ記録再生装置において、 前記サーボエリアでサーマルアスペリティが発生したこ
    とを検出するサーマルアスペリティ発生タイミング検出
    手段と、 前記サーマルアスペリティ発生タイミング検出手段によ
    り前記サーボエリアでサーマルアスペリティが発生した
    ことがシーク中に検出された場合に、そのサーボエリア
    でのサーボサンプルに限り、そのサーボエリアから得ら
    れるサーボデータをもとに算出されたヘッド位置に従う
    シーク・位置決め制御を控える制御手段とを具備するこ
    とを特徴とするデータ記録再生装置。
  2. 【請求項2】 ディスク上に配置された各サーボエリア
    に記録されているサーボデータに基づいてMR(Magnet
    Resistive)素子を有するヘッドの位置を算出し、その
    算出したヘッド位置をもとに前記ヘッドを目標位置にシ
    ーク・位置決めするデータ記録再生装置におけるヘッド
    のシーク・位置決め制御方法であって、 前記サーボエリアに記録されているサーボデータに基づ
    くヘッド位置の算出毎に、当該サーボエリアでサーマル
    アスペリティが発生したか否かを検査し、 前記サーボエリアでサーマルアスペリティが発生したこ
    とをシーク中に検出した場合には、そのサーボエリアで
    のサーボサンプルに限り、そのサーボエリアから得られ
    るサーボデータをもとに算出されたヘッド位置に従うシ
    ーク・位置決め制御を控えるようにしたことを特徴とす
    るヘッドのシーク・位置決め制御方法。
  3. 【請求項3】 ディスク上に配置された各サーボエリア
    に記録されているサーボデータに基づいてMR(Magnet
    Resistive)素子を有するヘッドの位置を算出し、その
    算出したヘッド位置をもとに前記ヘッドを目標位置にシ
    ーク・位置決めするデータ記録再生装置において、 前記サーボエリアでサーマルアスペリティが発生したこ
    とを検出するサーマルアスペリティ発生タイミング検出
    手段と、 前記サーマルアスペリティ発生タイミング検出手段によ
    り前記サーボエリアでサーマルアスペリティが発生した
    ことがシーク後のヘッド位置決め処理中に検出された場
    合に、そのサーボエリアから得られるサーボデータをも
    とに算出されたヘッド位置に無関係にライト動作を禁止
    する制御手段とを具備することを特徴とするデータ記録
    再生装置。
  4. 【請求項4】 ディスク上に配置された各サーボエリア
    に記録されているサーボデータに基づいてMR(Magnet
    Resistive)素子を有するヘッドの位置を算出し、その
    算出したヘッド位置をもとに前記ヘッドを目標位置にシ
    ーク・位置決めするデータ記録再生装置におけるヘッド
    のシーク・位置決め制御方法であって、 前記サーボエリアに記録されているサーボデータに基づ
    くヘッド位置の算出毎に、当該サーボエリアでサーマル
    アスペリティが発生したか否かを検査し、 前記サーボエリアでサーマルアスペリティが発生したこ
    とをシーク後のヘッド位置決め処理中に検出した場合に
    は、そのサーボエリアから得られるサーボデータをもと
    に算出されたヘッド位置に無関係にライト動作を禁止す
    るようにしたことを特徴とするヘッドのシーク・位置決
    め制御方法。
  5. 【請求項5】 ディスク上に配置された各サーボエリア
    に記録されているサーボデータに基づいてMR(Magnet
    Resistive)素子を有するヘッドの位置を算出し、その
    算出したヘッド位置をもとに前記ヘッドを目標位置にシ
    ーク・位置決めするデータ記録再生装置において、 前記サーボエリアでサーマルアスペリティが発生したこ
    とを検出するサーマルアスペリティ発生タイミング検出
    手段と、 前記サーマルアスペリティ発生タイミング検出手段によ
    り前記サーボエリアでサーマルアスペリティが発生した
    ことがシーク後のヘッド位置決め処理中に検出された場
    合に、そのサーボエリアから得られるサーボデータをも
    とに算出されたヘッド位置に無関係にライト動作を禁止
    すると共にリード動作は許可する制御手段とを具備する
    ことを特徴とするデータ記録再生装置。
  6. 【請求項6】 ディスク上に配置された各サーボエリア
    に記録されているサーボデータに基づいてMR(Magnet
    Resistive)素子を有するヘッドの位置を算出し、その
    算出したヘッド位置をもとに前記ヘッドを目標位置にシ
    ーク・位置決めするデータ記録再生装置におけるヘッド
    のシーク・位置決め制御方法であって、 前記サーボエリアに記録されているサーボデータに基づ
    くヘッド位置の算出毎に、当該サーボエリアでサーマル
    アスペリティが発生したか否かを検査し、 前記サーボエリアでサーマルアスペリティが発生したこ
    とをシーク後のヘッド位置決め処理中に検出した場合に
    は、そのサーボエリアから得られるサーボデータをもと
    に算出されたヘッド位置に無関係にライト動作を禁止す
    ると共にリード動作は許可するようにしたことを特徴と
    するヘッドのシーク・位置決め制御方法。
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