JPH10188385A - 光磁気記録媒体の再生方法及び再生装置 - Google Patents

光磁気記録媒体の再生方法及び再生装置

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JPH10188385A
JPH10188385A JP8337372A JP33737296A JPH10188385A JP H10188385 A JPH10188385 A JP H10188385A JP 8337372 A JP8337372 A JP 8337372A JP 33737296 A JP33737296 A JP 33737296A JP H10188385 A JPH10188385 A JP H10188385A
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magneto
signal
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recording medium
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JP8337372A
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Masakazu Taguchi
雅一 田口
Akihiro Itakura
昭宏 板倉
Takeshi Tamanoi
健 玉野井
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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    • G11B11/105Recording on or reproducing from the same record carrier wherein for these two operations the methods are covered by different main groups of groups G11B3/00 - G11B7/00 or by different subgroups of group G11B9/00; Record carriers therefor using recording by magnetic means or other means for magnetisation or demagnetisation of a record carrier, e.g. light induced spin magnetisation; Demagnetisation by thermal or stress means in the presence or not of an orienting magnetic field using a beam of light or a magnetic field for recording by change of magnetisation and a beam of light for reproducing, i.e. magneto-optical, e.g. light-induced thermomagnetic recording, spin magnetisation recording, Kerr or Faraday effect reproducing
    • G11B11/10502Recording on or reproducing from the same record carrier wherein for these two operations the methods are covered by different main groups of groups G11B3/00 - G11B7/00 or by different subgroups of group G11B9/00; Record carriers therefor using recording by magnetic means or other means for magnetisation or demagnetisation of a record carrier, e.g. light induced spin magnetisation; Demagnetisation by thermal or stress means in the presence or not of an orienting magnetic field using a beam of light or a magnetic field for recording by change of magnetisation and a beam of light for reproducing, i.e. magneto-optical, e.g. light-induced thermomagnetic recording, spin magnetisation recording, Kerr or Faraday effect reproducing characterised by the transducing operation to be executed
    • G11B11/10515Reproducing

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ジッタが小さい高品質な光磁気再生信号を得
る。 【解決手段】 光磁気ディスク1から読出された再生信
号の前エッジ及び後エッジを二値化回路9により検出
し、第1の磁界変調指示回路により夫々のエッジに応じ
た方向の磁界変調を指示する再生磁界変調信号27を磁
気コイル駆動回路4に与える。夫々のエッジに対し、ジ
ッタに関して有利な方向の磁界を印加するので、両エッ
ジの傾きが急峻なジッタが小さい再生信号を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光磁気記録媒体の
再生方法及び再生装置に関し、特に磁気超解像(Magnet
ically Induced Super Resolution ,MSR)再生が可
能な光磁気記録媒体の再生方法及び再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光磁気ディスク及びこの記録再生装置
は、大容量、可換性、高信頼性等によりその市場を急速
に拡げ、画像、イメージ情報及びコンピュータ用コード
情報等の記録/再生を可能としている。このような光磁
気ディスクの記録容量のさらなる増大化が要望されてい
る。記録密度を増大させるためには媒体上にさらに多く
の記録マークを形成することが必要であり、そのために
は記録マーク長をレーザ光のスポット径よりも短くする
と共に記録マーク間隔を詰める必要がある。光磁気記録
/再生における記録マークの記録密度はディスクを照射
する光ビームのスポット径によって制限される。スポッ
ト径以下の周期を有する微細な記録マークを形成するの
は比較的簡単であるが、微細な記録マークを再生する際
には照射するレーザ光の波長λと対物レンズの開口数N
Aとの制約により、再生可能な記録マークの長さに限界
があった。
【0003】そこで、光ビームのスポット内に生じる媒
体の温度分布を利用し、スポット内の一部領域から記録
マーク(ビット)を読出すことにより、スポット径を絞
った場合と同等の効果を生ぜしめるMSR再生方式及び
MSR媒体が、特開平1−143041号公報,特開平3−93
058 号公報等で提案されている。前者は、基板上に再生
層、スイッチ層及び記録層を積層した多層構造の光磁気
ディスクに再生磁界を印加しつつ光ビームを照射する光
磁気再生方法である。再生時に、光磁気ディスクの回転
によりビームスポット内には温度分布が生じ、高温領域
と低温領域とが形成される。低温領域ではスイッチ層を
介した記録層と再生層との交換結合力により、記録層の
ビットが再生層に転写されて読み出される。高温領域で
は記録層と再生層との交換結合力が切れるために再生層
の磁化が再生磁界の方向に揃えられ、記録層のビットが
マスクされる。これにより、スポット内の低温領域のみ
からビットが再生され(FAD方式)、実質的にビーム
スポットを絞った場合と同様に再生分解能が向上する。
【0004】図11は、後者の特開平3−93058 号公報
で提案されているMSR媒体の膜構成と再生時の磁化状
態とを示す図である。図示しない基板上に再生層41、
再生補助層42、中間層43及び記録層44を積層した
多層構造の光磁気ディスクに初期磁界及び再生磁界Hr
を印加しつつ光ビームを照射する光磁気再生方法であ
る。再生時に、光磁気ディスクの回転によりビームスポ
ットS内には温度分布が生じ、高温領域、低温領域及び
その間の中間温度領域が形成される。低温領域では中間
層43が面内磁化特性を有するので記録層44と再生層
41との間の交換結合力が切れ、再生層41の磁化が初
期化磁界の方向に揃えられて記録層44のビットがマス
クされる(フロントマスク)。また高温領域では再生補
助層42がキュリー温度以上となって記録層44と再生
層41との間の交換結合力が切れ、再生層41の磁化が
再生磁界の方向に揃えられて記録層44のビットがマス
クされる(リアマスク)。
【0005】中間温度領域においては中間層43が垂直
磁化特性を有しており、記録層44のビットが中間層4
3及び再生補助層42を介して再生層41に転写され、
これが読み出される(開口部)。これによりビームスポ
ットS内の中間温度領域のみからビットが再生され、実
質的にビームスポットを絞った場合と同様に再生分解能
が向上する(RADダブルマスク方式)。
【0006】このような特開平3−93058 号公報にて提
案されたMSR再生方式では、初期化磁石45により数
kOe程度の初期化磁界を光磁気ディスクに印加して再
生層41及び再生補助層42の磁化を同方向に揃える必
要があった。これは、低温領域において再生層41と再
生補助層42との保磁力が中間層43を介した記録層4
4からの交換結合力よりも大きいためである。中間温度
領域である転写領域では、光磁気ディスクの温度の上昇
とともにこの大小関係が逆転することで交換結合力がは
たらく。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図12は従来の光磁気
再生装置の構成を示すブロック図である。図中16は、
光磁気ディスクであり、前述したようなRADダブルマ
スク方式のMSR媒体である。光磁気ディスク16は、
レーザパルス磁界変調記録方式を用いて記録マークが形
成されている。レーザパルス磁界変調記録方式とは磁界
変調記録の一種であり、記録すべき情報に基づいて変調
された磁界を印加しつつ、パルス発光せしめたレーザ光
を照射する記録方法である。これらの記録方式により、
より微細な記録マークを形成することができる。
【0008】このような光磁気ディスク16の一面側に
は光学ヘッド2が配されている。光学ヘッド2はレーザ
光源、該レーザ光源から出射したレーザ光を導く光学
系、及び光磁気信号を電気信号に変換する変換手段を備
えている。また、光磁気ディスク16の他面側には磁気
コイル3が配されており、磁気コイル駆動回路4から与
えられる信号により光磁気ディスク16に所定方向の再
生磁界を印加する。光学ヘッド2から出力されるレーザ
光は光磁気ディスク16を照射し、その反射光が集光さ
れて光磁気信号が検出され、電気信号である再生信号に
変換される。
【0009】光学ヘッド2から出力された再生信号はア
ンプ5に入力されて増幅され、AGC(オートゲインコ
ントロール)回路6へ出力される。AGC回路6へ入力
された信号はゲイン調整され、等化器7へ出力されて波
形等化され、波形等化された信号はLPF(ローパスフ
ィルタ)8へ出力されて高域雑音が除去される。LPF
8から入力された信号は二値化回路9へ出力されて二値
化され、データ弁別器10及びPLL(フェーズロック
ループ)11へ出力される。データ弁別器10に入力さ
れた二値化信号は、PLL11から出力された信号を受
けてセパレートデータとクロック信号とを復調器12へ
出力する。入力されたセパレートデータは復調器12に
て復調される。このように光磁気ディスク16に記録さ
れた情報が再生される。
【0010】図13及び図14は、光磁気ディスク16
に形成された記録マークと、マイナス磁界及びプラス磁
界の再生磁界を印加して得られた夫々の再生信号の波形
を示す図であり、再生信号の波形の前エッジ及び後エッ
ジの位相分布を共に示している。記録マークは、磁化方
向が記録方向であるビットをハッチングで示している。
このようなMSR再生の際の再生信号のエッジは、ビー
ムスポットSの全領域を開口部とする通常の再生の場合
と比較してエッジの傾斜が急峻であり、同一なノイズパ
ワーに対する二値化信号のジッタが小さいことが知られ
ている。これは、MSR再生ではビームスポットSの中
央に近い一部領域のみからビットを読出すために、再生
信号がビームスポットSのガウス分布中央付近の光強度
に対応して得られるからである。
【0011】再生磁界の向きを記録方向に対して逆の方
向(マイナス磁界)と同じ方向(プラス磁界)とで夫々
再生して比較してみると、マイナス磁界を印加した場合
は、図13に示すように再生信号の波形は前エッジの傾
斜が後エッジの傾斜に比べて緩やかであり、プラス磁界
の再生磁界を印加した場合は、図14に示すように後エ
ッジの傾斜が前エッジの傾斜に比べて緩やかである。こ
れは、ビームスポットS内でのフロントマスク及びリア
マスクの形成範囲の違いに起因する。ビームスポットS
の中央に近い範囲に形成されたマスク側のエッジの方が
傾斜が急峻である。
【0012】また、図13及び図14にはエッジ位相分
布を共に示しており、エッジ位相分布は再生信号に含ま
れるノイズによる位相ぶれを表し、ジッタの大きさを示
している。マイナス磁界を印加した場合は、再生信号の
後エッジよりも前エッジの位相分布が広く、ジッタが大
きい。またプラス磁界を印加した場合は、前エッジより
も後エッジの位相分布が広く、ジッタが大きい。
【0013】図15は光磁気ディスクの記録密度に対す
るジッタ特性を示すグラフである。縦軸はジッタを示
し、横軸は記録マークの寸法を示している。グラフに示
すように、記録マークが小さくなる、即ち記録密度が高
くなるほど前エッジ及び後エッジの双方のジッタは大き
くなっている。再生信号は前エッジ及び後エッジのジッ
タの平均値で決まるために、図13及び図14で示した
ように、片側のエッジのジッタが大きい場合はこのジッ
タが再生信号の品質に大きく影響を与える。特にMSR
媒体のように高記録密度媒体では、エッジが非対称な再
生信号は品質が著しく劣化するという問題があった。
【0014】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、再生時に磁界を変調して印加することによ
り、再生信号の波形の前後両エッジの傾きを急峻にでき
る光磁気記録媒体の再生方法を提供することを目的とす
る。また、ビームスポット径より小さい領域から再生信
号の読出しが可能なMSR媒体又はビームスポット内の
高温側の一部領域から再生信号の読出しが可能なRAD
ダブルマスク方式のMSR媒体を再生する際に、変調磁
界を印加することにより、前後両エッジの傾きをさらに
急峻にできる再生信号が得られる光磁気記録媒体の再生
方法を提供することを目的とする。
【0015】さらに、読出した再生信号の前エッジ及び
後エッジを検出し、夫々のエッジに対応させて磁界の方
向を定めることにより、前後エッジの傾きが急峻で略対
称である再生信号が得られる光磁気記録媒体の再生方法
及び再生装置を提供することを目的とする。さらにま
た、変調磁界の磁界零の時点で生じる再生信号の変動を
マスクすることにより、再生信号のエッジを正確に検出
できる光磁気記録媒体の再生方法及び再生装置を提供す
ることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る光磁気記
録媒体の再生方法は、データが記録された光磁気記録媒
体に光ビームを照射しつつ磁界を印加して前記データに
対応する再生信号を読出し、該再生信号から前記データ
を得る光磁気記録媒体の再生方法において、前記光磁気
記録媒体の再生時に、前記再生信号に基づいて変調した
磁界を印加することを特徴とする。
【0017】第2発明に係る光磁気記録媒体の再生方法
は、データが記録された光磁気記録媒体に光ビームを照
射しつつ磁界を印加して前記データに対応する再生信号
を読出し、該再生信号から前記データを得る光磁気記録
媒体の再生方法において、前記光磁気記録媒体との相対
移動を伴って光ビームを照射することにより該光ビーム
のスポット内に前記移動方向の温度分布を生ぜしめ、磁
界印加により前記スポット内の所定領域でデータをマス
クし、前記スポット内の残りの領域から前記再生信号を
読出す際に、前記磁界を変調せしめることを特徴とす
る。
【0018】第3発明に係る光磁気記録媒体の再生方法
は、データが記録された光磁気記録媒体に光ビームを照
射しつつ磁界を印加して前記データに対応する再生信号
を読出し、該再生信号から前記データを得る光磁気記録
媒体の再生方法において、前記光磁気記録媒体との相対
移動を伴って光ビームを照射することにより該光ビーム
のスポット内に前記移動方向の温度分布を生ぜしめ、磁
界印加により低温側の領域及び高温側の一部領域でデー
タをマスクし、高温側の残りの領域から前記再生信号を
読出す際に、前記磁界を変調せしめることを特徴とす
る。
【0019】第4発明に係る光磁気記録媒体の再生方法
は、第1、第2又は第3発明において、読出された前記
再生信号の前エッジ及び後エッジを検出し、夫々のエッ
ジの検出に応じて前記磁界の方向を変調せしめることを
特徴とする。
【0020】本願出願人は、初期化磁石を用いることな
く、数百Oe程度の低い再生磁界を印加することにより
RADダブルマスク方式でMSR再生が可能な光磁気媒
体を特開平7−244877号公報にて提案している。図16
は本願出願人提案によるMSR媒体の再生時の磁化状態
を示す図であり、膜構成と共に示している。なお、図1
6(a)はビットの記録方向と逆方向の再生磁界を印加
した場合の磁化状態を示し、図16(b)は同方向の再
生磁界を印加した場合の磁化状態を示している。何れも
媒体の基板及び保護層等は省略して示している。
【0021】図16に示すように、光磁気ディスク1は
基板(図示せず)上に再生層33、中間層34及び記録
層35をこの順に積層して構成されている。再生層33
は遷移金属磁化優勢膜であり、垂直方向即ち積層方向に
磁化容易軸を有している。中間層34は希土類磁化優勢
膜であり、室温(10℃〜35℃)では面内方向に磁化
容易軸を有しており、室温より高い所定温度以上になる
と磁化容易軸が面内方向から垂直方向に変化する。記録
層35は遷移金属磁化優勢膜であり、垂直方向に磁化容
易軸を有している。
【0022】このような構成の光磁気ディスク1に記録
マークを形成する際には、記録用磁界を印加しつつ、記
録用レーザ光を照射する。記録方法には光変調記録及び
磁界変調記録の2通りがあり、何れの記録方法を用いて
も記録可能である。上向きを記録方向として情報が記録
された光磁気ディスク1の再生時の磁化状態を説明す
る。図16(a)に示すように、光磁気ディスク1に再
生用レーザ光が照射され、照射領域に記録方向とは逆の
下向きの再生磁界(マイナス磁界)が印加される。レー
ザ光に対して前方側となる低温領域では中間層34と記
録層35との交換結合力は弱く、中間層34の磁化が再
生磁界の方向即ち下方向に揃う。そして、中間層34と
再生層33との交換結合力により再生層33の磁化方向
は上向きに揃って記録層35の磁化方向をマスクするは
たらきをする(フロントマスク)。また、高温領域は中
間層34のキュリー温度を越えた領域であり、中間層3
4と再生層33との交換結合力が切れている。これによ
り、再生層33の磁化方向は再生磁界の下方向に揃い、
記録層35の磁化方向をマスクするはたらきをする(リ
アマスク)。低温領域と高温領域との間の中間温度領域
では、中間層34を介して記録層35と再生層33との
交換結合力により、記録層35の磁化方向が再生層33
に転写される(開口部)。
【0023】また、図16(b)に示すように、光磁気
ディスク1に再生用レーザ光が照射され、照射領域に図
16(a)とは逆の上向きの再生磁界(プラス磁界)が
印加される。低温領域では中間層34と記録層35との
交換結合力は弱く、中間層34の磁化が再生磁界の方向
即ち上方向に揃う。そして、中間層34と再生層33と
の交換結合力により再生層33の磁化方向は下向きに揃
って記録層35の磁化方向をマスクするはたらきをする
(フロントマスク)。また、高温領域は中間層34のキ
ュリー温度を越えた領域であり、中間層34と再生層3
3との交換結合力が切れている。これにより、再生層3
3の磁化方向は再生磁界の上方向に揃い、記録層35の
磁化方向をマスクするはたらきをする(リアマスク)。
低温領域と高温領域との間の中間温度領域では、中間層
34を介して記録層35と再生層33との交換結合力に
より、記録層35の磁化方向が再生層33に転写される
(開口部)。
【0024】このように本願出願人のMSR媒体では低
温領域において中間層34の磁化方向を数百Oeの再生
磁界の向きに揃えることができるので、数kOeのよう
な大きな初期磁石を必要とせず、フロントマスクを形成
することができる。上述したようなビームスポットS内
にマスクを形成するMSR媒体では、再生時に印加する
磁界の向きによって、マスクのビームスポット内形成範
囲が若干異なる。マスクの形成範囲が異なることによ
り、再生信号のエッジの傾斜が異なる。例えば、MSR
媒体にマイナス磁界を印加して再生した場合には(図1
6(a))、記録方向のビットを読出す時点で、開口部
の中間層34の磁化の向きは再生磁界と同じ向きであ
り、プラス磁界を印加した場合には(図16(b))再
生磁界と逆向きになる。この磁化方向の違いにより、フ
ロントマスクはマイナス磁界を印加した場合よりもプラ
ス磁界を印加した場合の方がビームスポットSの中央に
近い位置まで形成される。従って、再生信号の前エッジ
はプラス磁界を印加した方が急峻になる。一方、リアマ
スクの領域の再生層33の磁化の向きは、マイナス磁界
を印加した場合には、記録ビットを読出す時点で開口部
の中間層34の磁化の向きと同じ向きになり、プラス磁
界を印加した場合には逆向きになる。この磁化方向の違
いにより、リアマスクはマイナス磁界を印加した方がプ
ラス磁界を印加した場合よりもビームスポットSの中央
に近い位置まで形成される。従って、再生信号の後エッ
ジはマイナス磁界を印加した方が急峻になる。
【0025】これらのことから、前エッジの出力時には
プラス磁界を印加し、後エッジの出力時にはマイナス磁
界を印加することにより、両エッジの傾斜を対称に近づ
けることができる。即ち、得られた再生信号の前後エッ
ジの検出に応じて再生磁界をプラス磁界からマイナス磁
界に又はその逆に切り換えて光磁気再生することによ
り、両エッジのジッタが共に小さい、高品質の再生信号
を得ることができる。
【0026】また、第6発明に係る光磁気記録媒体の再
生装置は、データが記録された光磁気記録媒体に、光ビ
ームを照射しつつ磁界印加手段により磁界を印加し、前
記光磁気記録媒体で反射した光ビームの反射光を光学ヘ
ッドにより集光して前記データに対応する再生信号に変
換し、該再生信号から前記データを得る光磁気記録媒体
の再生装置において、前記光学ヘッドにより得られた再
生信号が入力され、該再生信号の前エッジ及び後エッジ
を検出するエッジ検出回路と、夫々のエッジの検出に応
じて磁界の変調を指示する信号を前記磁界印加手段に与
える磁界変調指示回路とを備えることを特徴とする。
【0027】第6発明にあっては、エッジ検出回路にて
再生信号のエッジが検出されたタイミングで磁界変調を
指示する磁界変調指示回路を備える。例えば、再生信号
の前エッジは記録方向と同方向の磁界を印加して得、前
エッジを検出した時点で印加磁界を反転するように磁界
印加手段に指示し、後エッジを記録方向と逆方向の磁界
印加で得ることにより、夫々のエッジに対してジッタに
有利な方向の磁界を印加できるので、再生特性を向上で
きる。
【0028】さらに、第5発明に係る光磁気記録媒体の
再生方法は、第4発明において、印加された変調磁界が
磁界零となる時点で生じる前記再生信号の変動をマスク
しつつ、前記前エッジ及び後エッジを検出することを特
徴とする。また、第7発明に係る光磁気記録媒体の再生
装置は、第6発明において、前記磁界変調指示回路は、
前記エッジ検出回路からの信号が入力され、印加された
変調磁界の磁界零の時点で生じる前記再生信号の変動を
マスクするための信号を生成する回路を備えることを特
徴とする。
【0029】第5又は第7発明にあっては、変調磁界を
印加した場合に、磁界零の時点で再生信号にグリッチの
ような変動が生じるので、磁界変調指示回路は磁界の変
調を指示する信号が出力されてから所定の期間、該信号
がグリッチに影響を受けて出力されないような信号、又
は再生信号からグリッチ自身を除去したような信号を生
成する回路を備える。これにより、磁界の変調を指示す
る信号が再生信号の変動に影響を受けて誤出力すること
を防止する。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を
示す図面に基づき具体的に説明する。 第1の実施の形態 図1は、本発明の光磁気再生装置の構成を示すブロック
図であり、図2は本発明の特徴となる第1の磁界変調指
示回路の構成回路図である。図1において、1は本発明
の再生方法の実施に用いる光磁気ディスクである。図3
は、この光磁気ディスク1の膜構成図である。
【0031】図3に示すように、光磁気ディスク1はフ
ォトポリマーガラス(2Pガラス)製の基板31上にS
iNからなる厚さ70nmの下地層32と、GdFeC
oからなる厚さ40nmの第1磁性層たる再生層33,
GdFeからなる厚さ40nmの第2磁性層たる中間層
34,及びTbFeCoからなる厚さ50nmの第3磁
性層たる記録層35と、SiNからなる厚さ60nmの
保護層36とがこの順に積層して構成されている。これ
らの磁性層の積層はマグネトロンスパッタ法により行な
う。
【0032】再生層33は遷移金属磁化優勢膜であり、
垂直方向即ち積層方向に磁化容易軸を有している。中間
層34は、キュリー温度まで補償温度が見られない希土
類磁化優勢膜であり、室温では面内方向に磁化容易軸を
有している。また室温より高い所定温度以上になるとそ
の磁化容易軸は面内方向から垂直方向に変化する。記録
層35は遷移金属磁化優勢膜であり、垂直方向に磁化容
易軸を有している。また、再生層33,中間層34及び
記録層35のキュリー温度を夫々Tc1,Tc2及びT
c3とした場合に、Tc2<Tc1,Tc2<Tc3の
関係を満たしている。また、再生層33及び記録層35
の室温における保磁力を夫々Hc1及びHc3とした場
合に、Hc3>Hc1の関係を満たしている。光磁気デ
ィスク1は、本願出願人が特開平7−244877号公報にて
提案しているMSR媒体と同様のものであり、その他の
構成及び製造工程等の説明は省略する。
【0033】以上の如き構成の光磁気ディスク1には、
レーザパルス磁界変調記録方式により(1,7)RLL
変調符号を用いて記録マークが形成されている。記録条
件は、記録レーザ光パワーが11.0mW、記録磁界が300
Oeである。
【0034】図1に示すように、光磁気ディスク1の一
面側には光学ヘッド2が配されている。光学ヘッド2は
レーザ光源、該レーザ光源から出射したレーザ光を導く
光学系、及び光磁気信号を電気信号に変換する変換手段
を備えている。また、光磁気ディスク1の他面側には磁
気コイル3が配されており、磁気コイル駆動回路4から
与えられる信号により光磁気ディスク1に所定方向の再
生磁界を印加する。光学ヘッド2から出力されるレーザ
光は光磁気ディスク1を照射し、その反射光が集光され
て光磁気信号が検出され、電気信号である再生信号に変
換されるようになっている。
【0035】なお、レーザ光の波長λは685nmであ
り、対物レンズの開口数NAは0.55である。光磁気ディ
スク1の再生条件は、再生レーザ光パワーが3.0 mWで
あり、再生磁界が400 Oeである。また、本実施の形態
では記録マークはマークエッジ方式で再生される。マー
クエッジ方式とは記録マークのエッジの有無を二値情報
の‘1’,‘0’に対応させる記録マークの記録/再生
方式であり、記録マークの有無を‘1’,‘0’に対応
させるマークポジション方式と比較して高密度に情報を
記録できる。
【0036】光学ヘッド2から出力された再生信号はア
ンプ5に入力されて増幅され、AGC回路6へ出力され
る。AGC回路6へ入力された信号はゲイン調整され、
等化器7へ出力されて波形等化され、波形等化された信
号はLPF8へ出力されて高域雑音が除去される。LP
F8から出力された信号は二値化回路9に与えられて二
値化され、二値化信号に基づいて生成されたローデータ
21が第1の磁界変調指示回路13に与えられる。この
ときのローデータ21は、二値化信号のエッジにタイミ
ングを合わせて立ち上がるパルスである。第1の磁界変
調指示回路13には、PLL11からの反転エッジ同期
クロック(バー)CLKも入力され、弁別用データ23
をデータ弁別器10へ、PLL同期用信号25をPLL
11へ、再生磁界変調信号27を磁気コイル駆動回路4
へ夫々与える。
【0037】図2に示す第1の磁界変調指示回路13の
回路構成について説明する。ローデータ21はモノマル
チ回路(MM)M1にトリガ信号として入力され、モノ
マルチ信号22が第1のDフリップフロップ(D−F
F)D1のD入力端子に与えられる。Dフリップフロッ
プD1は出力信号である弁別用データ23を、自身のク
ロック端子と第2のDフリップフロップD2のD入力端
子と、データ弁別器10(図1参照)とに与える。Dフ
リップフロップD2は、反転エッジ同期クロック(バ
ー)CLKがクロック端子に入力され、出力信号である
PLL同期用信号25をDフリップフロップD1のリセ
ット端子とTフリップフロップT1のT入力端子とPL
L11(図1参照)とに与える。また、Dフリップフロ
ップD2の反転出力信号はクリア信号としてモノマルチ
回路M1に与えられる。TフリップフロップT1の反転
出力信号は再生磁界変調信号27として磁気コイル駆動
回路4(図1参照)に与えられる。
【0038】図1に示すように、第1の磁界変調指示回
路13から出力される再生磁界変調信号27は磁気コイ
ル駆動回路4へ入力され、この再生磁界変調信号27に
応じて磁気コイル3が駆動され、光磁気ディスク1に印
加する再生磁界が制御されるようになっている。一方、
第1の磁界変調指示回路13から出力される弁別用デー
タ23はデータ弁別器10に入力され、反転エッジ同期
クロック(バー)CLKが与ええられてセパレートデー
タ28とエッジ同期クロックCLKとを復調器12へ出
力する。反転エッジ同期クロック(バー)CLKは、P
LL同期用信号25に基づいてPLL11から出力され
る。セパレートデータ28は復調器12にて復調され
る。
【0039】以上の如き構成の再生装置を用いて光磁気
ディスク1に記録された情報を再生する際の各回路の動
作を説明する。図4は、本実施の形態でのローデータ、
再生磁界変調信号及びセパレートデータ等のタイミング
チャートであり、記録マーク、再生磁界波形及びそのエ
ッジの位相分布を共に示している。記録マークは、磁化
方向が記録方向であるビットをハッチングで示してい
る。光磁気ディスク1に3.0 mWのレーザ光を照射し、
磁気コイル駆動回路4により磁気コイルを駆動せしめ
て、まず記録方向と同方向のプラス磁界を400 Oeで印
加する。光学ヘッド2により記録マークの前エッジが読
み出され、図4に示すように再生信号の前エッジのタイ
ミングでローデータ21はパルスを立ち上げる(A時
点)。前述したように、プラス磁界を印加しつつ再生信
号の前エッジを得た場合は再生波形が急峻であり、ジッ
タが小さい。
【0040】ローデータ21はモノマルチ回路M1にト
リガ信号として入力され、図4に示すように、A時点で
モノマルチ信号22が立ち上がり、第1のDフリップフ
ロップD1に入力されて弁別用データ23が立ち上が
る。第2のDフリップフロップD2では、弁別用データ
23がHレベル(以下‘H’で示す)で、反転エッジ同
期クロック(バー)CLKが‘H’のときに、PLL同
期用信号25が立ち上がる(B時点)。ここでエッジ同
期クロックCLK及び反転エッジ同期クロック(バー)
CLKは記録マークに同期して1記録マークが1クロッ
クに対応しており、記録マークのエッジ位置でエッジ同
期クロックCLKが立ち上がる。第1のFフリップフロ
ップF1では、PLL同期用信号25の立ち上がりのタ
イミングで再生磁界変調信号27が立ち下がり、磁気コ
イル駆動回路4が磁気コイル3に磁界変調を指示し、再
生磁界がプラス磁界からマイナス磁界へ変調される。同
時に第1のDフリップフロップD1には、再生磁界変調
信号27が与えられてリセットされ、弁別用データ23
を立ち下げる。
【0041】図4に示すように、第2のDフリップフロ
ップD2に入力される弁別用データ23がLレベル(以
下‘L’で示す)で、反転エッジ同期クロック(バー)
CLKが‘H’のときPLL同期用信号25が‘L’に
なり、反転PLL同期用信号26が立ち上がる(C時
点)。このときモノマルチ回路M1がクリアされ、モノ
マルチ信号22が立ち下がる。図4に示すように、再生
磁界は再生磁界変調信号27が出力された後、1クロッ
クの間に磁界をプラスからマイナスに変調する。C時点
において、磁気コイル3はマイナス磁界(−400 Oe)
を光磁気ディスク1に印加している。
【0042】このように、再生信号の前エッジの検出に
応じて磁界をプラス磁界からマイナス磁界に変調させる
が、この磁界反転の遷移過程において磁界が零となる時
点がある。このとき再生信号の振幅が零となり、二値化
信号にグリッチが生じてローデータ21が出力され、モ
ノマルチ信号22が立ち上がって再生磁界変調信号27
が‘H’となる虞があるが、モノマルチ信号22はA時
点から反転PLL同期信号26が立ち上がるC時点まで
は‘H’の状態を維持しているのでグリッチがマスクさ
れ、再生磁界変調信号27が‘H’になることはない。
例えば本実施の形態では再生磁界変調信号27が出力さ
れた時点から略0.5 クロック以内に磁界が零となってグ
リッチが生じており、モノマルチ信号22は再生信号の
前エッジを検出後1.5 クロック間は‘H’であるので、
この期間は再生磁界変調信号27が‘H’になることは
なく、グリッチの影響による誤出力が防止される。な
お、磁界が変調し始めてから磁界零になる時点までの期
間は0.5 クロックであり、この期間は磁気コイル3の特
性に依存する。従って、グリッチ発生までの期間を考慮
してモノマルチ信号22が‘H’を維持するような回路
構成とすることが好ましい。
【0043】一方、第1のDフリップフロップD1から
出力された弁別用データ23はデータ弁別器10に与え
られ、セパレートデータ28が出力されて復調器12に
て復調される。
【0044】次に後エッジの検出について説明する。マ
イナス磁界が印加された状態で記録マークの後エッジが
読み出され、図4に示すように、再生信号の後エッジの
タイミングでローデータ21はパルスを立ち上げる。こ
のように再生信号の後エッジを得る際にはマイナス磁界
を印加するので再生波形が急峻となり、ジッタが小さ
い。ローデータ21が立ち上がると、上述の動作と同様
にPLL同期用信号25が立ち上がる。再生磁界変調信
号27はプラス磁界印加でのB時点での立ち下がりの後
は‘L’の状態を維持しており、今回のマイナス磁界印
加でのPLL同期用信号25の次の立ち上がりのタイミ
ングで‘H’になる。磁気コイル駆動回路4は磁気コイ
ル3に磁界変調を指示し、再生磁界がマイナス磁界から
プラス磁界へ変調される。
【0045】このマイナス磁界からプラス磁界への磁界
反転の遷移過程において磁界が零となる時点がある。こ
のとき再生信号の振幅が零となり、二値化信号にグリッ
チが生じ、再生磁界変調信号が‘H’となる虞がある
が、上述したプラス磁界からマイナス磁界への変調の際
と同様に、モノマルチ信号22により再生磁界変調信号
27の誤出力がマスクされる。
【0046】一方、第1のDフリップフロップD1から
出力された弁別用データ23はデータ弁別器10に与え
られ、セパレートデータ28が出力されて復調器12に
て復調される。このように、再生信号の前エッジ及び後
エッジ夫々の検出に応じて再生磁界変調信号27の出力
を繰り返し行い、夫々のエッジでジッタに対して有利な
方向の磁界を印加するようにしている。
【0047】以上の如く、本実施の形態では前エッジ及
び後エッジの両方で急峻な傾きを有する再生信号が得ら
れるので再生信号波形のエッジが前後対称に近づき、再
生特性が向上する。
【0048】以上の如き光磁気再生装置にあっては、最
小マーク長の寸法及び光磁気ディスクの線速度によって
はAGC回路6,等化器7及びLPF8の回路遅延が大
きくなり、光学ヘッド2により再生信号が読み出されて
からエッジが検出されるまでの期間が長くなる場合があ
る。このような場合には、再生磁界変調信号27が出力
された時点で既に次のエッジが得られている、即ち次の
エッジまでに再生磁界の変調が行なえないことがある。
そこで、データ再生のための回路遅延が大きくても、エ
ッジ検出が回路遅延に関係なく迅速に行なえる光磁気再
生装置を以下に説明する。
【0049】第2の実施の形態 図5は第2の実施の形態の光磁気再生装置の構成を示す
ブロック図である。図5に示すように、光磁気ディスク
1の一面側には光学ヘッド2が配されており、読み出さ
れた再生信号はアンプ5で増幅されてAGC回路6及び
第2の二値化回路9bに入力される。AGC回路6に入
力された信号は、等化器7,LPF8,第1の二値化回
路9a,データ弁別器10及び復調器12に順次送られ
てデータ再生される。なお、第1の二値化回路9a及び
第2の二値化回路9bは同様の回路構成を有する。
【0050】一方、第2の二値化回路9bに入力された
信号は第1の磁界変調指示回路13へ入力される。第1
の磁界変調指示回路13は、第1の実施の形態と同様の
回路構成を有しており、ローデータ21がモノマルチ回
路M1に与えられ、図4のタイミングチャートに示すよ
うに再生信号のエッジが検出されて再生磁界変調信号2
7を磁気コイル駆動回路4に与え、再生磁界を変調す
る。光磁気再生装置のその他の構成及びこれらのブロッ
クの機能は第1の実施の形態と同様であり、同部分に同
符号を付してその説明を省略する。
【0051】このように第2の実施の形態では、第1の
実施の形態と同様の効果が得られ、さらに、再生信号は
増幅された後にデータ再生経路とエッジ検出経路とに分
かれて信号処理されるので、再生経路の回路遅延が大き
くてもエッジ検出は迅速に行われ、エッジが検出されて
から次のエッジまでに確実に再生磁界の変調を行なうこ
とができる。
【0052】上述した第1及び第2の実施の形態では、
磁界反転に伴って生じるグリッチをマスクする期間が1.
5 クロック間であるために、記録される情報は(1,
7)RLL変調符号又は(2,7)RLL変調符号のよ
うにd制約が1以上の符号を用いる必要がある。この符
号制限をなくして、どのような変調符号であってもグリ
ッチによる影響を受けずに磁界変調できる光磁気再生装
置を以下に示す。
【0053】第3の実施の形態 図6は、本発明の第3の実施の形態の光磁気再生装置の
構成を示すブロック図である。図中1はMSR再生可能
な光磁気ディスクであり、その膜構成及び磁気特性は第
1の実施の形態で示したものと同様である。光磁気ディ
スク1から読み出された再生信号は二値化回路9へ与え
られ、二値化回路9から出力される二値化信号は、第3
実施の形態の特徴であるヒステリシス回路15に入力さ
れる。ヒステリシス回路15では再生磁界の反転時に生
じるグリッチが除去され、整形二値化信号24が出力さ
れる。整形二値化信号24は第2の磁界変調指示回路1
4及びデータ弁別器10に与えられる。第2の磁界変調
指示回路14は、整形二値化信号24と反転エッジ同期
クロック(バー)CLKとが与えられて再生磁界変調信
号29を磁気コイル駆動回路4へ与える。反転エッジ同
期クロック(バー)CLKは、整形二値化信号24に基
づいてPLL11から出力される。再生磁界変調信号2
9に応じて磁気コイル3が駆動され、光磁気ディスク1
に印加する再生磁界が制御されるようになっている。
【0054】図7は、第2の磁界変調指示回路の構成回
路図である。ヒステリシス回路15から出力される整形
二値化信号24は、第3のDフリップフロップD3の入
力端子に与えられ、PLL11から出力される反転エッ
ジ同期クロック(バー)CLKはインバータ45に入力
される。その出力であるエッジ同期クロックCLKはD
フリップフロップD3のクロック端子に与えられる。D
フリップフロップD3の反転出力は磁気コイル駆動回路
4へ与えられる。また、DフリップフロップD3のリセ
ット端子には、後述するリードゲート信号が与えられる
ようになっている。
【0055】一方、ヒステリシス回路15から整形二値
化信号24が入力されたデータ弁別器10は、PLL1
1から出力される反転エッジ同期クロック(バー)CL
Kが入力されてセパレートデータ28とエッジ同期クロ
ックCLKとを復調器12へ出力する。入力されたセパ
レートデータは復調器12にて復調される。その他の構
成は、上述した第1の実施の形態と同様であり、同部分
に同符号を付してその説明を省略する。なお、ヒステリ
シス回路15はグリッチ除去の目的で用いられる周知の
回路である。
【0056】以上の如き構成の再生装置を用いて光磁気
ディスク1に記録された情報を再生する。図8は、第3
の実施の形態での二値化信号、再生磁界変調信号及びセ
パレートデータ等のタイミングチャートであり、記録マ
ーク、再生磁界波形及びそのエッジの位相分布を共に示
している。記録マークは、記録方向のビットをハッチン
グで示している。光磁気ディスク1に3.0 mWのレーザ
光を照射し、磁気コイル駆動回路4により磁気コイル3
を駆動せしめて、まず記録方向と同方向のプラス磁界を
400 Oeで印加する。光学ヘッド2により記録マークの
前エッジが読み出され、図8に示すように、再生信号の
前エッジのタイミングで二値化信号及び整形二値化信号
24はパルスを立ち上げる。前述したように、プラス磁
界を印加しつつ再生信号の前エッジを得た場合は再生波
形が急峻であり、ジッタが小さい。
【0057】整形二値化信号24はDフリップフロップ
D3に与えられ、エッジ同期クロックCLKが立ち下が
るタイミングで再生磁界変調信号29を‘L’にする。
再生磁界変調信号29は磁気コイル駆動回路4に与えら
れて磁気コイル3に磁界変調を指示し、再生磁界はプラ
ス磁界からマイナス磁界へ変調される。図8に示すよう
に、再生磁界は再生磁界変調信号29が出力された後、
後エッジまでの間に磁界をプラスからマイナスに変調す
る。
【0058】このように、再生信号の前エッジの検出に
応じて磁界をプラス磁界からマイナス磁界に変調させる
が、この磁界反転の遷移過程において磁界が零となる時
点がある。このとき再生信号の振幅が零となるために、
二値化信号にグリッチが生じて再生磁界変調信号29が
‘H’となる虞があるが、第3実施の形態ではヒステリ
シス回路15によりグリッチが除去されている。二値化
信号は再生信号の前エッジ及び後エッジ間で同レベルを
維持するようにレベル反転するために、ヒステリシス回
路15から出力される整形二値化信号24は必ずグリッ
チが除去されている。グリッチ除去により、再生磁界変
調信号29の誤出力が防止される。
【0059】次に後エッジの検出について説明する。マ
イナス磁界が印加された状態で記録マークの後エッジが
読み出され、図8に示すように、再生信号の後エッジの
タイミングで整形二値化信号24はパルスを立ち下げ
る。このように再生信号の後エッジを得る際にはマイナ
ス磁界を印加するので再生波形が急峻となり、ジッタが
小さい。整形二値化信号24が立ち下がると、エッジ同
期クロックCLKが立ち下がるタイミングで再生磁界変
調信号29が‘H’となる。再生磁界変調信号29は磁
気コイル駆動回路4に与えられて磁気コイル3に磁界変
調を指示し、再生磁界はマイナス磁界からプラス磁界へ
変調される。図8に示すように、再生磁界は再生磁界変
調信号29が出力された後、前エッジまでの間に磁界を
プラスからマイナスに変調する。
【0060】このマイナス磁界からプラス磁界への磁界
反転の遷移過程において磁界が零となる時点があるが、
上述したプラス磁界からマイナス磁界への変調の際と同
様に、ヒステリシス回路15によりグリッチが除去さ
れ、再生磁界変調信号29の誤出力が防止される。
【0061】一方、ヒステリシス回路15から整形二値
化信号24が入力されたデータ弁別器10では、PLL
11からの出力が与えられてセパレートデータ28が出
力され、復調器12にて復調される。このように、再生
信号の前エッジ及び後エッジ夫々の検出に応じて再生磁
界変調信号29の出力を繰り返し行い、夫々のエッジで
ジッタに対して有利な方向の磁界を印加するようにして
いる。
【0062】以上の如く、第3の実施の形態では前エッ
ジ及び後エッジの両方で急峻な傾きを有する再生信号が
得られ、再生信号波形のエッジが前後対称に近づくの
で、再生特性が向上する。
【0063】第3の実施の形態の光磁気再生装置にあっ
ては、前述したように、最小マーク長の寸法及び光磁気
ディスクの線速度によっては回路遅延が大きくなり、エ
ッジが検出されてから次のエッジまでの期間に再生磁界
の変調が行なえないことがある。そこで、データ再生の
ための回路遅延が大きくても、エッジ検出が回路遅延に
関係なく迅速に行なえる光磁気再生装置を以下に説明す
る。
【0064】第4の実施の形態 図9は第4の実施の形態の光磁気再生装置の構成を示す
ブロック図である。図9に示すように、光磁気ディスク
1の一面側には光学ヘッド2が配されており、読み出さ
れた再生信号はアンプ5で増幅されてAGC回路6及び
第2の二値化回路9bに入力される。AGC回路6に入
力された信号は、等化器7,LPF8,第1の二値化回
路9a,データ弁別器10及び復調器12に順次送られ
てデータ再生される。なお、第1の二値化回路9a及び
第2の二値化回路9bとは同様の回路構成を有する。
【0065】一方、第2の二値化回路9bに入力された
信号はヒステリシス回路15に入力され、グリッチが取
り除かれる。ヒステリシス回路15から出力された整形
二値化信号24は第2の磁界変調指示回路14に入力さ
れる。ヒステリシス回路15及び第2の磁界変調指示回
路14は、第3の実施の形態と同様の回路構成を有して
おり、整形二値化信号24がDフリップフロップD3に
与えられ、図8のタイミングチャートに示すように再生
信号のエッジが検出されて再生磁界変調信号27を磁気
コイル駆動回路4に与え、再生磁界を変調する。光磁気
再生装置のその他の構成及びこれらのブロックの機能は
第3の実施の形態と同様であり、同部分に同符号を付し
てその説明を省略する。
【0066】このように第4の実施の形態では、第3の
実施の形態と同様の効果が得られ、さらに、再生信号は
増幅された後にデータ再生経路とエッジ検出経路とに分
かれて信号処理されるので、再生経路の回路遅延が大き
くてもエッジ検出は迅速に行われ、エッジが検出されて
から次のエッジまでに確実に再生磁界の変調を行なうこ
とができる。
【0067】図10は、本発明の光磁気再生装置に適用
されるフォーマット及び磁界変調のタイミングを示すタ
イミングチャートである。光磁気ディスク1のISO規
格のフォーマット構造の一部を示しており、データ部の
MO(光磁気)領域は同期信号を制御するVFO領域及
びSync領域とユーザの情報が記録されるData領
域とを備えている。リードゲートはMO領域の再生開始
のタイミングを決定する信号、PLLゲートはPLL制
御開始のタイミングを決定する信号、磁界ゲートは磁界
印加開始のタイミングを決定する信号であり、これらの
信号は光磁気再生装置が備えるドライブコントローラか
ら出力される。
【0068】以下に、第1〜第4の実施の形態で説明し
た磁界変調を行なうタイミングについて、図10に基づ
いて説明する。VFO領域の再生が開始されるとリード
ゲート信号が‘H’レベルになり、AGC調整を行な
う。記録マークとスペースとを認識した後、VFO領域
の略中間でPLLゲートが‘H’レベルとなり、キャプ
チャレンジが広いファストモードでPLL制御を開始す
る。そしてVFO領域の終盤ではキャプチャレンジを狭
くしたノーマルモードでPLL制御を行ない、磁界ゲー
トを‘H’レベルにして変調を開始するようになってい
る。これにより、クロックが再生信号に十分に同期して
いる状態で、認識した記録マーク及びスペースから磁界
変調開始時の磁化方向を決定することができる。そして
セクタが終了するとリードゲート及び磁界ゲートを
‘L’レベルにして再生動作及び磁界印加を終了する。
なお、磁界変調は再生信号に応じて常時行なうようにし
てあっても良い。
【0069】なお、第1〜第4の実施の形態において、
光磁気ディスク1にはマークエッジ方式により記録マー
クが形成されているが、これに限るものではなく、マー
クポジション方式を用いて記録マークが形成された光磁
気ディスクであっても本発明に適用できる。マークポジ
ション方式の場合は、再生信号のピークを二値情報の
‘1’,‘0’に対応させるので、再生信号波形が前後
エッジで非対称である場合は再生信号のピークの決定に
誤差が生じてジッタが大きくなるが、上述した実施の形
態により、再生信号波形の前後エッジが対称に近づき、
再生信号の品質を向上させる。
【0070】また、第1〜第4の実施の形態では、RA
Dダブルマスク再生可能なMSR媒体を例に挙げて説明
しているが、これに限るものではなく、RADシングル
マスク再生方式又はFAD再生方式のMSR媒体であっ
ても本発明に適用可能であり、前述した特開平1−1430
41号公報,特開平3−93058 号公報にて提案されたMS
R媒体においても本発明方法の適用により、同様の効果
を得ることができる。
【0071】
【発明の効果】以上のように、本発明においては、得ら
れた再生信号の波形の前エッジ及び後エッジを検出し、
エッジ検出に応じて再生磁界を変調するので、前エッジ
及び後エッジ夫々にジッタに関して有利な方向の磁界を
印加できる。これにより前後エッジの傾きが急峻で略対
称な再生信号の波形が得られ、ジッタが小さい高品質な
再生信号を得ることができる。また、磁界反転の遷移過
程において、磁界零の時点での再生信号の変動をマスク
するので、再生信号のエッジの検出を正確に行なうこと
ができる等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の光磁気再生装置の構成を示
すブロック図である。
【図2】第1の磁界変調指示回路の構成回路図である。
【図3】本発明の実施に用いる光磁気ディスクの膜構成
図である。
【図4】第1の実施の形態の動作タイミングチャートで
ある。
【図5】第2の実施の形態の光磁気再生装置の構成を示
すブロック図である。
【図6】第3の実施の形態の光磁気再生装置の構成を示
すブロック図である。
【図7】第2の磁界変調指示回路の構成回路図である。
【図8】第3の実施の形態の動作タイミングチャートで
ある。
【図9】第4の実施の形態の光磁気再生装置の構成を示
すブロック図である。
【図10】本発明の光磁気再生装置のフォーマット及び
磁界変調のタイミングを示すタイミングチャートであ
る。
【図11】従来のMSR媒体の膜構成と再生時の磁化状
態とを示す図である。
【図12】従来の光磁気再生装置の構成を示すブロック
図である。
【図13】従来の再生方法(マイナス磁界)による再生
信号及びエッジ位相分布を示す図である。
【図14】従来の再生方法(プラス磁界)による再生信
号及びエッジ位相分布を示す図である。
【図15】記録密度に対するジッタ特性を示すグラフで
ある。
【図16】本願出願人の提案によるMSR媒体の再生時
の磁化状態を示す図である。
【符号の説明】
1 光磁気ディスク 2 光学ヘッド 3 磁気コイル 4 磁気コイル駆動回路 9a 第1の二値化回路 9b 第2の二値化回路 11 PLL 13 第1の磁界変調指示回路 14 第2の磁界変調指示回路 15 ヒステリシス回路 24 整形二値化信号 27,29 再生磁界変調信号 28 セパレートデータ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データが記録された光磁気記録媒体に光
    ビームを照射しつつ磁界を印加して前記データに対応す
    る再生信号を読出し、該再生信号から前記データを得る
    光磁気記録媒体の再生方法において、 前記光磁気記録媒体の再生時に、前記再生信号に基づい
    て変調した磁界を印加することを特徴とする光磁気記録
    媒体の再生方法。
  2. 【請求項2】 データが記録された光磁気記録媒体に光
    ビームを照射しつつ磁界を印加して前記データに対応す
    る再生信号を読出し、該再生信号から前記データを得る
    光磁気記録媒体の再生方法において、 前記光磁気記録媒体との相対移動を伴って光ビームを照
    射することにより該光ビームのスポット内に前記移動方
    向の温度分布を生ぜしめ、磁界印加により前記スポット
    内の所定領域でデータをマスクし、前記スポット内の残
    りの領域から前記再生信号を読出す際に、前記磁界を変
    調せしめることを特徴とする光磁気記録媒体の再生方
    法。
  3. 【請求項3】 データが記録された光磁気記録媒体に光
    ビームを照射しつつ磁界を印加して前記データに対応す
    る再生信号を読出し、該再生信号から前記データを得る
    光磁気記録媒体の再生方法において、 前記光磁気記録媒体との相対移動を伴って光ビームを照
    射することにより該光ビームのスポット内に前記移動方
    向の温度分布を生ぜしめ、磁界印加により低温側の領域
    及び高温側の一部領域でデータをマスクし、高温側の残
    りの領域から前記再生信号を読出す際に、前記磁界を変
    調せしめることを特徴とする光磁気記録媒体の再生方
    法。
  4. 【請求項4】 読出された前記再生信号の波形の前エッ
    ジ及び後エッジを検出し、夫々のエッジの検出に応じて
    前記磁界の方向を変調せしめる請求項1、2又は3記載
    の光磁気記録媒体の再生方法。
  5. 【請求項5】 印加された変調磁界が磁界零となる時点
    で生じる前記再生信号の変動をマスクしつつ、前記前エ
    ッジ及び後エッジを検出する請求項4記載の光磁気記録
    媒体の再生方法。
  6. 【請求項6】 データが記録された光磁気記録媒体に、
    光ビームを照射しつつ磁界印加手段により磁界を印加
    し、前記光磁気記録媒体で反射した光ビームの反射光を
    光学ヘッドにより集光して前記データに対応する再生信
    号に変換し、該再生信号から前記データを得る光磁気記
    録媒体の再生装置において、 前記光学ヘッドにより得られた再生信号が入力され、該
    再生信号の波形の前エッジ及び後エッジを検出するエッ
    ジ検出回路と、夫々のエッジの検出に応じて磁界の変調
    を指示する指示信号を前記磁界印加手段に与える磁界変
    調指示回路とを備えることを特徴とする光磁気記録媒体
    の再生装置。
  7. 【請求項7】 前記磁界変調指示回路は、前記エッジ検
    出回路からの信号が入力され、印加された変調磁界の磁
    界零の時点で生じる前記再生信号の変動をマスクするた
    めの信号を生成する回路を備える請求項6記載の光磁気
    記録媒体の再生装置。
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