JPH10188052A - 券類処理装置 - Google Patents

券類処理装置

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JPH10188052A
JPH10188052A JP34519796A JP34519796A JPH10188052A JP H10188052 A JPH10188052 A JP H10188052A JP 34519796 A JP34519796 A JP 34519796A JP 34519796 A JP34519796 A JP 34519796A JP H10188052 A JPH10188052 A JP H10188052A
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JP
Japan
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transport
separating
ticket
tickets
information
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JP34519796A
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English (en)
Inventor
Tomohiro Shimura
知廣 志村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、一時保留部に保留した旧券が原券の
搬送時に一時保留部から放出するのを簡単な構成で、確
実に防止できるようにした券類処理装置を提供すること
を目的とする。 【解決手段】本発明は旧券Kを一時保留部18に挾持搬
送する接離自在な搬送ベルト31および搬送ローラ32
と、この搬送ベルト31および搬送ローラ32により前
記旧券Kが前記一時保留部18に搬送されたとき、前記
搬送ベルト31および搬送ローラ32を離間させる接離
機構20とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、定期券
発行機として適用される券類処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】定期券発行機で定期券を発行する際、前
回発行された使用済みの定期券(以降、旧券とする)が
あるときは、投入・発券口から旧券を投入させる。この
旧券は搬送手段によって第1の方向に搬送され、エンコ
ード部によりその磁気情報が読み取られる。磁気情報が
読み取られた旧券は一時保留部に搬送されて保留され
る。しかるのち、ホッパ部から原券が供給され、この原
券は前記第1の方向とは逆の第2の方向に搬送されて印
刷部へ送られ、上記した読取情報に基づいて情報が印刷
され、ついで、エンコード部に搬送されてエンコード処
理されて挿入・発券口から新しい定期券として発行され
る。この発行後、一時保留部に保留されてた旧券は逆方
向に再び搬送されてパンチ部に送られ、ここで穿孔され
たのち旧券回収箱に回収されるようになっている。
【0003】上記した搬送手段は搬送ベルトとこの搬送
ベルトに圧接して券を挾持搬送する搬送ローラとにより
構成され、これら搬送ベルトと搬送ローラは旧券および
原券を正逆方向に搬送するために、正逆方向に動作する
ようになっている。
【0004】ところで、搬送手段を一系統の搬送系で構
成すると、原券の搬送時に、一時保留部に保留されてい
る旧券も同時に搬送されて一時保留部から放出されてし
まう。
【0005】そこで、従来においては、旧券を一時保留
部に搬送する搬送系と、原券を搬送する搬送系を独立し
て設けたり、あるいは、クラッチ機構を用いて駆動を断
続させて、一時保留部から旧券が放出することのないよ
うにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、搬送系
を2系統に分離した場合には、駆動モータが別個に必要
になり、構造的に複雑化しコスト高になる。また、クラ
ッチ機構を設けた場合には、その制御が複雑化するとい
う不都合があった。
【0007】本発明は上記実情に鑑みなされたもので、
簡単な構成で、一時保留部に保留された第1の券類が第
2の券類の搬送時に一時保留部から放出することなく、
確実に保留できるようにした券類処理装置を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、請求項1記載のものは、券類を第1の方向と
この第1の方向とは逆の第2の方向に搬送する搬送手段
と、この搬送手段により搬送される第1の券類の情報を
読み取る読取手段と、前記搬送手段に設けられ、前記読
取手段により情報が読み取られた第1の券類を保留する
ため挾持搬送する接離自在な第1および第2の搬送部材
と、この第1および第2の搬送部材により挾持搬送され
前記第1の券類が保留されたとき、前記第1および第2
の搬送部材を離間させる離間手段と、この離間手段によ
る離間処理に応じて前記搬送手段により前記第2の方向
に搬送される第2の券類に対して前記読取り情報に基づ
いた情報を記録する記録手段とを具備する。
【0009】請求項2記載のものは、券類を第1の方向
とこの第1の方向とは逆の第2の方向に搬送する搬送手
段と、この搬送手段により搬送される第1の券類の情報
を読み取る読取手段と、前記搬送手段に設けられ、前記
読取手段により情報が読み取られた第1の券類を保留す
るため挾持搬送する接離自在な第1および第2の搬送部
材と、この第1および第2の搬送部材により挾持搬送さ
れ前記第1の券類が保留されたとき、前記第1および第
2の搬送部材を離間させる離間手段と、この離間手段に
よる離間処理に応じて前記搬送手段により前記第2の方
向に搬送される第2の券類に対して前記読取り情報に基
づいた情報を記録する記録手段と、前記離間手段により
前記第1および第2の搬送部材が離間されたとき、前記
第1の券類に係止してその移動を規制する規制手段と具
備する。
【0010】請求項3記載のものは、券類を第1の方向
とこの第1の方向とは逆の第2の方向に搬送する搬送手
段と、この搬送手段により搬送される第1の券類の情報
を読み取る読取手段と、前記搬送手段に設けられ、前記
読取手段により情報が読み取られた第1の券類を保留す
るため挾持搬送する接離自在な第1および第2の搬送部
材と、この第1および第2の搬送部材により挾持搬送さ
れ前記第1の券類が保留されたとき、前記第1および第
2の搬送部材を離間させる離間手段と、この離間手段に
よる離間処理に応じて前記搬送手段により前記第2の方
向に搬送される第2の券類に対して前記読取り情報に基
づいた情報を記録する記録手段と、前記離間手段により
前記第1および第2の搬送部材が離間されたとき、その
離間動作に伴って動作し前記第1の券類に係止してその
移動を規制する規制手段とを具備する。
【0011】請求項4記載のものは、券類を第1の方向
とこの第1の方向とは逆の第2の方向に搬送する搬送手
段と、この搬送手段により搬送される第1の券類の情報
を読み取る読取手段と、前記搬送手段に設けられ、前記
読取手段により情報が読み取られた第1の券類を保留す
るため挾持搬送する接離自在な第1および第2の搬送部
材と、この第1および第2の搬送部材により挾持搬送さ
れ前記第1の券類が保留されたとき、前記第1および第
2の搬送部材を離間させる離間手段と、この離間手段に
よる離間処理に応じて前記搬送手段により前記第2の方
向に搬送される第2の券類に対して前記読取り情報に基
づいた情報を記録する記録手段と、前記離間手段により
前記第1および第2の搬送部材が離間されたとき、その
離間動作に伴って動作し前記一時保留部に垂直に保留さ
れた第1の券類の上端部に係止してその移動を規制する
規制手段とを具備する。
【0012】請求項5記載のものは、券類を第1の方向
とこの第1の方向とは逆の第2の方向に搬送する搬送手
段と、この搬送手段により搬送される第1の券類の情報
を読み取る読取手段と、前記搬送手段に設けられ、前記
読取手段により情報が読み取られた第1の券類を保留す
るため挾持搬送する接離自在な搬送ベルトおよび搬送ロ
ーラと、この搬送ベルトと搬送ローラにより挾持搬送さ
れ前記第1の券類が保留されたとき、前記搬送ベルトと
搬送ローラを離間させる離間手段と、この離間手段によ
る離間処理に応じて前記搬送手段により前記第2の方向
に搬送される第2の券類に対して前記読取り情報に基づ
いた情報を記録する記録手段とを具備し、前記離間手段
は支軸により回動自在に支持され、前記搬送ローラを取
り付けるフラッパと、このフラッパを回動させて前記搬
送ローラを前記搬送ベルトに接離させる駆動手段とから
なる。
【0013】請求項6記載のものは、券類を第1の方向
とこの第1の方向とは逆の第2の方向に搬送する搬送手
段と、この搬送手段により搬送される第1の券類の情報
を読み取る読取手段と、前記搬送手段に設けられ、前記
読取手段により情報が読み取られた第1の券類を保留す
るため挾持搬送する接離自在な搬送ベルトおよび搬送ロ
ーラと、この搬送ベルトと搬送ローラにより挾持搬送さ
れ前記第1の券類が保留されたとき、前記搬送ベルトと
搬送ローラを離間させる離間手段と、この離間手段によ
る離間処理に応じて前記搬送手段により前記第2の方向
に搬送される第2の券類に対して前記読取り情報に基づ
いた情報を記録する記録手段とを具備し、前記離間手段
は支軸により回動自在に支持され、前記搬送ローラを取
り付けるフラッパと、このフラッパを回動させて前記搬
送ローラを前記搬送ベルトに接離させる駆動手段とから
なり、前記規制手段は前記フラッパの支軸に同軸的に取
り付けられ、前記フラッパの回動に伴って回動して前記
第1の券類の上端部に係止するストッパを有する。
【0014】請求項7記載のものは、券類を第1の方向
とこの第1の方向とは逆の第2の方向に搬送する搬送手
段と、この搬送手段により搬送される第1の券類の情報
を読み取る読取手段と、前記搬送手段に設けられ、前記
読取手段により情報が読み取られた第1の券類を保留す
るため挾持搬送する接離自在な搬送ベルトおよび搬送ロ
ーラと、この搬送ベルトと搬送ローラにより挾持搬送さ
れ前記第1の券類が保留されたとき、前記搬送ベルトと
搬送ローラを離間させる離間手段と、この離間手段によ
る離間処理に応じて前記搬送手段により前記第2の方向
に搬送される第2の券類に対して前記読取り情報に基づ
いた情報を記録する記録手段とを具備し、前記離間手段
は支軸により回動自在に支持され、前記搬送ローラを取
り付けるフラッパと、このフラッパを回動させて前記搬
送ローラを前記搬送ベルトに接離させる駆動手段とから
なり、前記規制手段は前記フラッパの支軸に同軸的に取
り付けられ、前記フラッパの回動に伴って該フラッパよ
り大きな角度で回動して前記第1の券類の上端部に先端
係止部を係脱し、前記先端係止部の離脱時には該先端係
止部が前記フラッパの内側に位置するストッパを有す
る。
【0015】本発明は、第1および第2の搬送部材によ
り第1の券類が一時保留部に挾持搬送されたときは、離
間手段により第1および第2の搬送部材を離間させてそ
の挾持力を解除することにより、第2の券類の搬送動作
に伴って第1の券類を一時保留部から放出させることの
ないようにする。
【0016】また、第1の券類が一時保留部に保留され
て第1および第2の搬送部材が離間されたときは、第1
の券類に規制手段を係止してその移動を規制することに
より、第1の券類が何らかの原因で第1あるいは第2の
搬送部材に軽く密着したり、あるいは、第1の券類がカ
ール状に変形してその一部が接触しても、第1および第
2の搬送部材の動作に連れて一時保留部から第1の券類
を放出することのないようにする。
【0017】さらに、一時保留部を垂直に設けることに
より、保留された第1の券類が第1および第2の搬送部
材に接触してもその連れ移動力を小さくできるようにす
る。また、ストッパの回動量をフラッパより大きくし、
第1および第2の搬送部材の離間時に、ストッパの回動
先端をフラッパの内側に位置させることにより、ストッ
パの先端係止部を搬送面に突出させないようにして第1
の券類を良好に一時保留部に出入できるようにする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す一実施
の形態を参照して説明する。図1は自動定期券発行機を
示す内部構成図である。図中1は装置本体で、この装置
本体1の前面部には券を投入させ、あるいは発行する投
入発行口2が設けられている。装置本体1内には搬送手
段を構成する水平搬送部3およびこの水平搬送部3に連
続する垂直搬送部4が配設されている。水平搬送部3に
はバイパス搬送部5が設けられている。水平搬送部3に
は記録部としてのエンコード部7が設けられ、バイパス
搬送路5には記録部としての印刷部8が配設されてい
る。垂直搬送部4には第1〜第3の各検出センサー10
〜12が配設されている。垂直搬送路4の下部には後述
する旧券を一時保留する一時保留部18が設けられてい
る。
【0019】また、装置本体1内の背面側には垂直搬送
部4に沿う状態で第2の券類としての原券を収納する原
券ホッパ14,15、旧券を収納する旧券回収箱16、
廃券を回収する廃券回収箱17が配設されている。装置
本体1内の前面側には検出センサ10〜12の検出信号
に応じて搬送手段の駆動を制御する制御部9が設けられ
ている。
【0020】定期券を発行する際に、使用済みの古い定
期券(以降、旧券とする)があるときには、その旧券を
投入・発券口2から投入させる。この投入された旧券は
水平搬送部3に沿って第1の方向に搬送され、その磁気
情報がエンコード部7により、読み取られる。磁気情報
が読み取られた旧券は垂直搬送部4に沿って搬送され、
一時保留部18に保留される。この保留後、ホッパ部1
4(15)から原券が供給されて第1の方向とは逆の第
2の方向に搬送され、水平搬送部3およびバイパス搬送
部5を介して印刷部8へ送られて情報が印刷される。つ
いで、この原券はエンコード部7に送られてエンコード
処理されたのち、挿入・発券口2から新しい定期券とし
て発行される。この発行後、保留されている旧券は再び
搬送されてパンチ部19へ送られ、ここで、穿孔されて
旧券回収箱16に回収されるようになっている。
【0021】図2は旧券Kを一時保留部18に搬送する
垂直搬送部4を示すものである。この垂直搬送部4は正
逆走行する第1の搬送部材としての搬送ベルト31と、
この搬送ベルト31に接触し搬送ベルト31の走行に伴
って回転する第2の搬送部材としての搬送ローラ32を
有している。
【0022】搬送ベルト31および搬送ローラ32は旧
券Kを一時保留部18に搬送するときには、矢印a方向
に回転され、一時保留部18から送り出すときは、矢印
b方向に回転されるようになっている。
【0023】また、搬送ローラ32は図3に示すよう
に、搬送ベルト31に対し接離自在に設けられ、一時保
留部18に旧券Kを保留する場合には、搬送ベルト31
から離間されるようになっている。
【0024】図4、図5は搬送ローラ32の離間手段と
しての接離機構20を示すものである。搬送ローラ32
は2枚のフラッパ21,21間にリンク軸26を介して
取り付けられている。2枚のフラッパ21,21は支軸
24を介して支持フレーム25に回転自在に支持されて
いる。また、支軸24には規制部材としてのストッパ2
2が回動自在に支持されている。ストッパ22の下部は
図8にも示すようにピン29およびリンク30を介して
リンク軸26に接続されている。そして、リンク軸26
にはソレノイド27のプランジャー27aが接続されて
いる。
【0025】ソレノイド27が励磁されると、図6に示
すようにプランジャー27aが引き付けられてリンク軸
26を介してフラッパ21,21が支軸24を中心とし
て回動されて搬送ベルト31に接触する方向に移動され
る。
【0026】ソレノイド27の励磁が解除されると、プ
ランジャー27aが前進されて図4に示すように、フラ
ッパ21,21が支軸24を中心として回動され搬送ベ
ルト31から離間する方向に移動される。通常はこの状
態になっている。
【0027】また、このフラッパ21,21の回動時に
は、これに連動してストッパ22も支軸24を中心に回
動される。このときのストッパ22の回動量はフラッパ
21,21の回動量よりも大となり、フラッパ21の先
端係止部21aを旧券Kの搬送面に出ないようにして旧
券Kを良好に一時集積部18に導入できるようになって
いる。
【0028】次に、旧券Kの一時保留動作について説明
する。旧券Kはエンコードリード処理の後、そのまま搬
送され、第1のセンサ10によって検知されると、ソレ
ノイド27が励磁されてリンク軸26が引き付けられ、
フラッパ21,21が回動される。これにより、図9に
示すように、搬送ローラ32が搬送ベルト31に接触す
る方向に移動するとともに、ストッパ22の先端係止部
22aが搬送ベルト31から離間する方向へ回動して一
時保留部18が開放され、旧券Kが一時保留部18内に
垂直状態で導入される。この導入により旧券Kが第3の
センサ12により検出されると、ソレノイド27が消磁
され、そのプランジャー27aが前進されて図10に示
すように、フラッパ21,21が逆方向に回動され、こ
れにより、搬送ローラ32が搬送ベルト31から離間す
る方向へ移動して旧券Kから離間するとともに、ストッ
パ22が回動して旧券Kの上端部にその先端係止部22
aを係止させる。この搬送ローラ32の離間により、搬
送ベルト31による旧券Kの搬送力がなくなり、原券の
搬送時に搬送ベルト31が逆方向に走行されても、一時
保留部18から旧券Kが放出されることなく保留され
る。
【0029】旧券Kが保留された後、旧券Kにエンコー
ドされていた必要情報と、定期券購買者により新しく入
力された情報を基に原券が処理され、新しい定期券とし
て発行される。
【0030】この新券発行後、ソレノイド27が再び、
励磁されてリンク軸26が引き付けられ、フラッパ2
1,21が回動される。これにより、図9に示すよう
に、搬送ローラ32が移動して旧券Kを搬送ベルト31
に押圧するとともに、ストッパ22の先端係止部22a
が搬送ベルト31から離間する方向へ回動して一時保留
部18が開放され、搬送ベルト31の走行により、旧券
Kが一時保留部18から放出される。この旧券Kはパン
チ部19でパンチされて旧券回収部17に回収される。
この回収後、再び接離機構20は図10に示すように、
定常状態である保留状態にする。
【0031】なお、この保留時には、付加されているフ
ラッパ21,21により、エラー券等の廃券を廃券回収
箱17へ案内するようになっている。上記したように、
旧券Kの一時保留方法として、一時保留部18まで搬送
ベルト31と搬送ローラ32により挾持搬送されてきた
旧券Kを搬送ローラ32を離間することで、旧券Kと搬
送ベルト31とを非接触状態にして保留するため、従来
のように搬送系を2系統に分離したり、クラッチ機構を
用いるといったことなく、原券搬送時における旧券Kの
一時保留部からの連れ移動を防止できる。したがって、
構造的に簡略できるとともに制御も容易になるという利
点がある。
【0032】また、搬送ローラ32の移動に連動するス
トッパ22を備え、旧券Kの保留時にはストッパ22の
先端係止部22aを旧券Kに係止させるため、確実に旧
券Kの連れ移動を防止できる。
【0033】更に、一時保留部18を垂直に設け、旧券
Kを重力方向に垂直な状態で保留してストッパ22の先
端係止部22aを係止させるため、小さな力でも確実に
旧券Kの連れ移動を防止できる。
【0034】したがって、搬送ベルト31と旧券Kが図
11に示すように、何らかの原因で軽く密着していた
り、図12に示すようにカール状に変形してその一部が
接触しても、搬送ベルト31の移動に連れて旧券Kが移
動してしまうことがない。
【0035】なお、カール券による搬送ベルト31との
接触を避けるために搬送ローラ32の離間幅を大きくす
ることも考えられるが、その場合には、搬送ローラ32
を離間するためのスペースを大きくとらねばならず、大
型化してしまう。
【0036】更に、ストッパ22の回動量をフラッパ2
1よりも大きくしてストッパ22の先端係止部22aを
フラッパ21の内側に入るようにするため、ストッパ2
2の先端係止部22aが搬送面に突出せず、旧券Kを良
好に一時保留部18に出入できる。
【0037】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、第1およ
び第2の搬送部材により第1の券類が一時保留部に挾持
搬送されたときは、離間手段により第1および第2の搬
送部材を離間させてその挾持力を解除するから、第2の
券類の搬送動作に伴って第1の券類を一時保留部から放
出させることがない。
【0038】したがって、搬送手段を2系統に分離した
り、クラッチ機構を用いて搬送力を断続させたりするも
のと比較し、構造的に簡略化できるとともに、制御も容
易になる。
【0039】また、第1の券類が一時保留部に保留され
て第1および第2の搬送部材が離間されたときは、規制
手段を第1の券類に係止してその移動を規制するから、
第1の券類が何らかの原因で第1あるいは第2の搬送部
材に軽く密着したり、あるいは、第1の券類がカール状
に変形してその一部が接触しても、第1および第2の搬
送部材の動作に連れて一時保留部から放出することがな
く、確実に保留できる。
【0040】さらに、一時保留部を垂直に設けるから、
第1の券類が搬送部材に接触したときの連れ移動力を小
さくでき、より一層確実に保留できる。また、ストッパ
の回動量をフラッパより大きくし、第1および第2の搬
送部材の離間時に、ストッパの先端係止部をフラッパの
内側に位置させるから、ストッパの先端係止部を搬送面
に突出させることがなく、第1の券類を良好に一時保留
部に出入できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である定期券発行機を示
す内部構成図。
【図2】一時保留部から旧券を送り出す状態を示す図。
【図3】一時保留部に旧券を保留した状態を示す図。
【図4】搬送ローラの接離機構を示す側面図。
【図5】搬送ローラの接離機構を示す正断面図。
【図6】ソレノイドにより搬送ローラが引き付けられた
状態を示す図。
【図7】フラッパを示す正面図。
【図8】ストッパおよびリンクを示す図。
【図9】一時保留部に対する旧券の出入動作を示す図。
【図10】一時保留部に旧券を保留した状態を示す図。
【図11】一時保留部に保留された旧券が搬送ベルトに
密着した状態を示す図。
【図12】一時保留部に変形した旧券が保留された状態
を示す図。
【符号の説明】
K…第1の券類 7…エンコード部(読取部/記録部) 8…印刷部(記録部) 18…一時保留部 20…接離機構(離間手段) 21…フラッパ 22…ストッパ 22a…先端係止部 27…ソレノイド(駆動手段) 31…搬送ベルト(第1の搬送部材) 32…搬送ローラ(第2の搬送部材)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】券類を第1の方向とこの第1の方向とは逆
    の第2の方向に搬送する搬送手段と、 この搬送手段により搬送される第1の券類の情報を読み
    取る読取手段と、 前記搬送手段に設けられ、前記読取手段により情報が読
    み取られた第1の券類を保留するため挾持搬送する接離
    自在な第1および第2の搬送部材と、 この第1および第2の搬送部材により挾持搬送され前記
    第1の券類が保留されたとき、前記第1および第2の搬
    送部材を離間させる離間手段と、 この離間手段による離間処理に応じて前記搬送手段によ
    り前記第2の方向に搬送される第2の券類に対して前記
    読取り情報に基づいた情報を記録する記録手段とを具備
    したことを特徴とする券類処理装置。
  2. 【請求項2】券類を第1の方向とこの第1の方向とは逆
    の第2の方向に搬送する搬送手段と、 この搬送手段により搬送される第1の券類の情報を読み
    取る読取手段と、 前記搬送手段に設けられ、前記読取手段により情報が読
    み取られた第1の券類を保留するため挾持搬送する接離
    自在な第1および第2の搬送部材と、 この第1および第2の搬送部材により挾持搬送され前記
    第1の券類が保留されたとき、前記第1および第2の搬
    送部材を離間させる離間手段と、 この離間手段による離間処理に応じて前記搬送手段によ
    り前記第2の方向に搬送される第2の券類に対して前記
    読取り情報に基づいた情報を記録する記録手段と、 前記離間手段により前記第1および第2の搬送部材が離
    間されたとき、前記第1の券類に係止してその移動を規
    制する規制手段と、を具備したことを特徴とする券類処
    理装置。
  3. 【請求項3】券類を第1の方向とこの第1の方向とは逆
    の第2の方向に搬送する搬送手段と、 この搬送手段により搬送される第1の券類の情報を読み
    取る読取手段と、 前記搬送手段に設けられ、前記読取手段により情報が読
    み取られた第1の券類を保留するため挾持搬送する接離
    自在な第1および第2の搬送部材と、 この第1および第2の搬送部材により挾持搬送され前記
    第1の券類が保留されたとき、前記第1および第2の搬
    送部材を離間させる離間手段と、 この離間手段による離間処理に応じて前記搬送手段によ
    り前記第2の方向に搬送される第2の券類に対して前記
    読取り情報に基づいた情報を記録する記録手段と、 前記離間手段により前記第1および第2の搬送部材が離
    間されたとき、その離間動作に伴って動作し前記第1の
    券類に係止してその移動を規制する規制手段と、 を具備することを特徴とする券類処理装置。
  4. 【請求項4】券類を第1の方向とこの第1の方向とは逆
    の第2の方向に搬送する搬送手段と、 この搬送手段により搬送される第1の券類の情報を読み
    取る読取手段と、 前記搬送手段に設けられ、前記読取手段により情報が読
    み取られた第1の券類を保留するため挾持搬送する接離
    自在な第1および第2の搬送部材と、 この第1および第2の搬送部材により挾持搬送され前記
    第1の券類が保留されたとき、前記第1および第2の搬
    送部材を離間させる離間手段と、 この離間手段による離間処理に応じて前記搬送手段によ
    り前記第2の方向に搬送される第2の券類に対して前記
    読取り情報に基づいた情報を記録する記録手段と、 前記離間手段により前記第1および第2の搬送部材が離
    間されたとき、その離間動作に伴って動作し前記一時保
    留部に垂直に保留された第1の券類の上端部に係止して
    その移動を規制する規制手段と、 を具備することを特徴とする券類処理装置。
  5. 【請求項5】券類を第1の方向とこの第1の方向とは逆
    の第2の方向に搬送する搬送手段と、 この搬送手段により搬送される第1の券類の情報を読み
    取る読取手段と、 前記搬送手段に設けられ、前記読取手段により情報が読
    み取られた第1の券類を保留するため挾持搬送する接離
    自在な搬送ベルトおよび搬送ローラと、 この搬送ベルトと搬送ローラにより挾持搬送され前記第
    1の券類が保留されたとき、前記搬送ベルトと搬送ロー
    ラを離間させる離間手段と、 この離間手段による離間処理に応じて前記搬送手段によ
    り前記第2の方向に搬送される第2の券類に対して前記
    読取り情報に基づいた情報を記録する記録手段とを具備
    し、 前記離間手段は支軸により回動自在に支持され、前記搬
    送ローラを取り付けるフラッパと、このフラッパを回動
    させて前記搬送ローラを前記搬送ベルトに接離させる駆
    動手段とからなることを特徴とする券類処理装置。
  6. 【請求項6】券類を第1の方向とこの第1の方向とは逆
    の第2の方向に搬送する搬送手段と、 この搬送手段により搬送される第1の券類の情報を読み
    取る読取手段と、 前記搬送手段に設けられ、前記読取手段により情報が読
    み取られた第1の券類を保留するため挾持搬送する接離
    自在な搬送ベルトおよび搬送ローラと、 この搬送ベルトと搬送ローラにより挾持搬送され前記第
    1の券類が保留されたとき、前記搬送ベルトと搬送ロー
    ラを離間させる離間手段と、 この離間手段による離間処理に応じて前記搬送手段によ
    り前記第2の方向に搬送される第2の券類に対して前記
    読取り情報に基づいた情報を記録する記録手段とを具備
    し、 前記離間手段は支軸により回動自在に支持され、前記搬
    送ローラを取り付けるフラッパと、このフラッパを回動
    させて前記搬送ローラを前記搬送ベルトに接離させる駆
    動手段とからなり、 前記規制手段は前記フラッパの支軸に同軸的に取り付け
    られ、前記フラッパの回動に伴って回動して前記第1の
    券類の上端部に係止するストッパを有することを特徴と
    する券類処理装置。
  7. 【請求項7】券類を第1の方向とこの第1の方向とは逆
    の第2の方向に搬送する搬送手段と、 この搬送手段により搬送される第1の券類の情報を読み
    取る読取手段と、 前記搬送手段に設けられ、前記読取手段により情報が読
    み取られた第1の券類を保留するため挾持搬送する接離
    自在な搬送ベルトおよび搬送ローラと、 この搬送ベルトと搬送ローラにより挾持搬送され前記第
    1の券類が保留されたとき、前記搬送ベルトと搬送ロー
    ラを離間させる離間手段と、 この離間手段による離間処理に応じて前記搬送手段によ
    り前記第2の方向に搬送される第2の券類に対して前記
    読取り情報に基づいた情報を記録する記録手段とを具備
    し、 前記離間手段は支軸により回動自在に支持され、前記搬
    送ローラを取り付けるフラッパと、このフラッパを回動
    させて前記搬送ローラを前記搬送ベルトに接離させる駆
    動手段とからなり、 前記規制手段は前記フラッパの支軸に同軸的に取り付け
    られ、前記フラッパの回動に伴って該フラッパより大き
    な角度で回動して前記第1の券類の上端部に先端係止部
    を係脱し、前記先端係止部の離脱時には該先端係止部が
    前記フラッパの内側に位置するストッパを有することを
    特徴とする券類処理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008165521A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Oki Electric Ind Co Ltd 券類発行装置および廃券処理システム

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JP2008165521A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Oki Electric Ind Co Ltd 券類発行装置および廃券処理システム

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