JPH10186925A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JPH10186925A
JPH10186925A JP34741096A JP34741096A JPH10186925A JP H10186925 A JPH10186925 A JP H10186925A JP 34741096 A JP34741096 A JP 34741096A JP 34741096 A JP34741096 A JP 34741096A JP H10186925 A JPH10186925 A JP H10186925A
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JP
Japan
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release agent
fixing
fixing roller
cleaning
applying device
Prior art date
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Pending
Application number
JP34741096A
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English (en)
Inventor
Mitsuhiro Ota
光弘 太田
Takeshi Menjo
健 校條
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Publication of JPH10186925A publication Critical patent/JPH10186925A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ジャム発生時のオフセットトナーによる離型
剤塗布装置の汚染を防ぐことができる定着装置を提供す
ること。 【構成】 定着ローラ(定着部材)1と、該定着ローラ
1に圧接するように配設された加圧部材と、定着ローラ
1に常時に当接された離型剤塗布装置10とを備えた定
着装置において、前記離型剤塗布装置10を記録紙搬送
不良時及びクリーニング時にのみ前記定着ローラ1から
離脱させるようにする。本発明によれば、離型剤塗布装
置10を記録紙搬送不良時及びクリーニング時にのみ定
着ローラ1から離脱させるようにしたため、該離型剤塗
布装置10を汚すことなくジャム処理を行うことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やレーザビ
ームプリンタ等の画像形成装置に使用される定着部材及
び加圧部材を備えた定着装置に関するものであり、特に
離型剤を塗布するための塗布装置を備える定着装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の定着装置を図2に基づいて説明す
る。
【0003】即ち、図2は電子写真方式を採用する複写
機等に使用される従来の定着装置の断面図であり、定着
装置はロール状に成形された定着部材である定着ローラ
1を有しており、該定着ローラ1はアルミニウム、鉄等
から成る中空芯金2の表層部に室温加硫型シリコーンゴ
ム3を被覆することによって構成されている。又、定着
ローラ1の内部には加熱体であるハロゲンランプ等のヒ
ータ7が配置されており、このヒータ7によって定着ロ
ーラ1が加熱される。
【0004】一方、上記定着ローラ1の下方には、加圧
部材である加圧ローラ4が定着ローラ1に圧接するよう
に配設されており、該加圧ローラ4は鉄やステンレス等
から成る芯金6の表面を高温加硫型シリコーンゴム5で
被覆し、その表層部にフッ素コーティングを施すことに
よって構成されている。そして、この加圧ローラ4の内
部にもハロゲンランプ等のヒータ7が配置されている。
【0005】又、上記加圧ローラ4にはサーミスタ等の
感温素子19が配設されており、該感温素子19によっ
て検知された加圧ローラ4の表面温度に基づいて不図示
の温度調節回路を介してヒータ7への電圧を制御するこ
とにより、加圧ローラ4の表面温度が所定の設定値に制
御されている。
【0006】以上のような定着装置を備えた複写機にお
いては、周知の方法にて形成されたトナー像16を担持
した転写材Pが入口ガイド8aに沿って定着ローラ1と
加圧ローラ4の間へと導入されると、転写材P上のトナ
ー像16は定着ローラ1と加圧ローラ4の間で加圧及び
加熱されて転写材P上に定着される。そして、定着後の
転写材Pは排紙ガイド8bに沿って機外へと排出され
る。
【0007】ところで、定着が行われる度に定着ローラ
1の表面にはトナーや紙粉が付着するため、これらを除
去するクリーナ9が定着ローラ1の表面に当接するよう
に配設されているが、このクリーナ9だけではトナーや
紙粉等を十分に除去することはできないため、離型剤を
塗布する離型剤塗布装置10を設けて定着ローラ1の表
面の離型性を向上させることが行われている。
【0008】上記離型剤塗布装置10においては、離型
剤15が離型剤槽14に収容されており、定着ローラ1
の表面に当接する塗布部材であるフェルト11によって
離型剤浴槽14から離型剤15が吸い上げられるように
なっている。
【0009】そして、フェルト11によって吸い上げら
れた離型剤15は定着ローラ1の表面に移行し、その定
着ローラ1の表面への塗布量はフェルト11の下方に配
置された弾性体ブレード12によって規制される。この
弾性体ブレード12によってフェルト11による離型剤
15の塗布ムラをなくすことができるため、画像へのオ
イルムラの影響を少なく抑えることができる。又、弾性
体ブレード12によって常に離型剤15が同様に定着ロ
ーラ1上にコートされるため、離型剤15の塗布量を安
定に保つことができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フェル
ト11と弾性体ブレード12を用いた図2に示す従来の
離型剤塗布装置10においては、フェルト11と弾性体
ブレード12の定着ローラ1への接触位置が常に同じで
あるために接触位置のみが早くトナーによって汚染さ
れ、離型剤15の塗布量が不均一になり、定着画像が不
安定になるばかりか定着ローラ1の寿命にも影響するこ
とがあった。
【0011】又、フェルト11の当接位置を変える場合
は、サービスマン等によって行われるために多大な手間
を要する場合があり、トナーによる汚染が早いために何
度も同様の作業を行わなければならない場合があった。
【0012】特に、定着ローラ1と加圧ローラ4でジャ
ムが発生した場合、転写材Pからオフセットしたトナー
がフェルト11や弾性体ブレード12に付着してこれら
が著しく汚れることがある。
【0013】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、ジャム発生時のオフセットト
ナーによる離型剤塗布装置の汚染を防ぐことができる定
着装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、定着部材と、該定着部材に
圧接するように配設された加圧部材と、定着部材又は加
圧部材の何れか一方に常時に当接された離型剤塗布装置
とを備えた定着装置において、前記離型剤塗布装置を記
録紙搬送不良時及びクリーニング時にのみ前記定着部材
又は加圧部材から離脱させるようにしたこと特徴とす
る。
【0015】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記離型剤塗布装置はフェルト製の塗布部
材を有するものとしたことを特徴とする。
【0016】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記離型剤塗布装置は弾性体ブレードから
成る離型剤規制部材を有するものとしたことを特徴とす
る。
【0017】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記クリーニングは、記録紙搬送不良処理
後に前記定着部材を空回転させることによって行われる
ものとしたことを特徴とする。
【0018】請求項5記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記離型剤塗布装置の定着部材への当接を
クリーニング終了時に行うことを特徴とする。
【0019】従って、本発明によれば、離型剤塗布装置
を記録紙搬送不良時及びクリーニング時にのみ定着部材
又は加圧部材から離脱させるようにしたため、該離型剤
塗布装置を汚すことなくジャム処理を行うことができ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0021】<実施の形態1>本実施の形態に係る定着
装置においては、図1に示す定着ローラ1に当接された
離型剤塗布装置10がジャム処理時及びクリーニング時
に定着ローラ1から離れるよう構成されている。
【0022】即ち、図1に示す離型剤塗布装置は10は
フェルト11と弾性体ブレード12とを含んで構成され
ており、例えば手前と奥側に設けられた不図示のバネで
定着ローラ1に押し付けられている。そして、離型剤塗
布装置10の定着ローラ1に対する着脱動作は、不図示
のソレノイドによって電気的になされる。尚、図1にお
いて、14は離型剤槽、15は離型剤槽14内に収容さ
れた離型剤である。
【0023】而して、定着装置においてジャムが発生す
ると、例えばソレノイドへの通電が遮断されてソレノイ
ドの磁力が弱くなり、離型剤塗布装置10が定着ローラ
1から離脱せしめられる。そして、その状態でユーザー
は定着装置を本体から引き出し、排紙部等の扉を開けて
ジャム処理を行うことができる。
【0024】ところで、ジャム紙を定着ローラ1から取
り除いても、オフセットトナーは定着ローラ1上に滞留
するため、定着ローラ1を回転させてクリーニングウェ
ブ定着ローラ1の表面をクリーニングしなければならな
い。
【0025】表1に定着ローラ1の回転数とクリーニン
グの度合いの関係を示す。クリーニングの度合いは定着
ローラ1の回転終了後に白紙を流し、それの汚染具合に
よって判断した。
【0026】 ×:多量のトナーが紙に付着する。 △:僅かなトナーが紙に付着する。 ○:全くトナーの付着が見られない。
【0027】表1に示すように、定着ローラ1を約8回
転以上回転させれば、オフセットトナーはクリーニング
ウェブで除去される。
【0028】而して、定着装置を再スタートさせるとき
には、離型剤塗布装置10を定着ローラ1から離脱させ
たまま定着ローラ1を例えば8回転以上空回転させる。
これは、ジャム発生後再立ち上げ時に自動的に行われる
ようになっている。
【0029】そして、定着ローラ1の空回転が終了する
と、離型剤塗布装置10が自動的に定着ローラ1に当接
して再びコピー可能な状態となる。
【0030】以上説明したように、本実施の形態におい
ては、ジャムが発生した場合は自動的に離型剤塗布装置
10が定着ローラ1から離脱し、更に、その状態で定着
ローラ1を空回転させることによって該定着ローラ1が
クリーニングされる。これにより、離型剤塗布装置10
を汚すことなくジャム処理をおこなうことができるよう
になった。
【0031】<実施の形態2>本実施の形態では、離型
剤塗布装置10の定着ローラ1に対する着脱を手動で行
うようにしている。
【0032】即ち、本実施の形態に係る定着装置におい
ては、外部に不図示のつまみが設けられている。このつ
まみは離型剤塗布装置10に連動しており、ジャム発生
時にユーザーがこのつまみを回したり(或は押したり引
いたり)することによって離型剤塗布装置10が定着ロ
ーラ1から離脱せしめられる。尚、この離型剤塗布装置
10の定着ローラ1からの離脱は、例えばユーザーがジ
ャムした紙を定着ローラ1から引き出すときに開ける不
図示の排紙ドアを開ける際に行われるようにしても良
い。又、ジャム処理をするために定着装置及びその他の
画像形成部を本体から引き抜くとき、或は引き抜くため
のレバーを解除したときに離型剤塗布装置10を定着ロ
ーラ1から離脱させるようにしても良い。
【0033】そして、離型剤塗布装置10が定着ローラ
1から離脱した状態で、ユーザーはジャムしている紙を
定着ローラ1から取り除く。
【0034】尚、定着ローラ1上にオフセットしたトナ
ーは、不図示の定着ローラ駆動つまみを回すことによっ
てクリーニングウェブによって除去される。このとき、
定着ローラ1を出来るだけ多く(例えば8周以上)空回
転させることが望ましい。
【0035】ところで、クリーニング法としては、白紙
を通紙させて定着ローラ1上のトナーを除去する方法も
ある。
【0036】そして、定着ローラ1のクリーニングが終
了すると、離型剤塗布装置10を本体に戻して定着ロー
ラ1に当接せしめる。
【0037】而して、本実施の形態においても、離型剤
塗布装置10を汚すことなくジャム処理を行うことがで
きる。
【0038】<実施の形態3>本実施の形態では、離型
剤塗布装置10が画像形成装置の本体側に設けられてい
る。
【0039】ジャムが発生した場合、定着装置を本体か
ら引き出すと定着ローラ1と離型剤塗布装置10が分離
されることとなる。
【0040】そして、本体から引き出した定着装置のジ
ャム処理を実施の形態1と同様に行う。オフセットして
定着ローラ1に付着したトナーを除去するために、ユー
ザーが自分で不図示の外部つまみを回す。或は、白紙を
通して、白紙にトナーを付着させクリーニングする。
【0041】而して、定着ローラ1のクリーニングが終
了した後に定着装置を元に戻せば、再びプリントができ
る状態になる。このようにすれば、定着ローラ1に常時
当接する離型剤塗布装置10であってもジャム発生時に
汚れることはなくなり、離型剤塗布装置10を更に長く
使用することが可能となる。
【0042】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、定着部材と、該定着部材に圧接するように配設
された加圧部材と、定着部材又は加圧部材の何れか一方
に常時に当接された離型剤塗布装置とを備えた定着装置
において、前記離型剤塗布装置を記録紙搬送不良時及び
クリーニング時にのみ前記定着部材又は加圧部材から離
脱させるようにしたため、ジャム発生時のオフセットト
ナーによる離型剤塗布装置の汚染を防ぐことができると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る定着装置の離型剤塗布装置部分の
断面図である。
【図2】従来の定着装置の断面図である。
【符号の説明】
1 定着ローラ(定着部材) 4 加圧ローラ(加圧部材) 10 離型剤塗布装置 11 塗布部材(フェルト) 12 弾性体ブレード(離型剤規制部材) 15 離型剤

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定着部材と、該定着部材に圧接するよう
    に配設された加圧部材と、定着部材又は加圧部材の何れ
    か一方に常時に当接された離型剤塗布装置とを備えた定
    着装置において、 前記離型剤塗布装置を記録紙搬送不良時及びクリーニン
    グ時にのみ前記定着部材又は加圧部材から離脱させるよ
    うにしたこと特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 前記離型剤塗布装置はフェルトから成る
    塗布部材を有することを特徴とする請求項1記載の定着
    装置。
  3. 【請求項3】 前記離型剤塗布装置は弾性体ブレードか
    ら成る離型剤規制部材を有することを特徴とする請求項
    1記載の定着装置。
  4. 【請求項4】 前記クリーニングは、記録紙搬送不良処
    理後に前記定着部材を空回転させることによって行われ
    ることを特徴とする請求項1記載の定着装置。
  5. 【請求項5】 前記離型剤塗布装置の定着部材への当接
    をクリーニング終了時に行うことを特徴とする請求項1
    記載の定着装置。
JP34741096A 1996-12-26 1996-12-26 定着装置 Pending JPH10186925A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006259189A (ja) * 2005-03-16 2006-09-28 Ricoh Co Ltd 定着装置及び画像形成装置
JP2013109089A (ja) * 2011-11-18 2013-06-06 Canon Inc 像加熱装置

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JP4675128B2 (ja) * 2005-03-16 2011-04-20 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
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