JPH0764432A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0764432A
JPH0764432A JP5214275A JP21427593A JPH0764432A JP H0764432 A JPH0764432 A JP H0764432A JP 5214275 A JP5214275 A JP 5214275A JP 21427593 A JP21427593 A JP 21427593A JP H0764432 A JPH0764432 A JP H0764432A
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JP
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roller
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nip
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JP5214275A
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Inventor
Fumitaka Aoki
文孝 青木
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Canon Finetech Nisca Inc
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Copyer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロ―ラ汚れが清掃され、未然にロ―ラ汚れが
防止され、転写材への汚れトナ―の付着、転写材のロ―
ラへの巻き付き、クリ―ニング手段の耐久寿命の低下等
の問題が解消される。 【構成】 制御手段により定着ニップ跡形成モ―ドが選
択された時には、ニップ後形勢モ―ドの跡に白紙通紙モ
―ドを実施し、またはニップ形成モ―ドとほぼ同時また
はその後にロ―ラクリ―ニング強化モ―ドを実施し、ま
たはニップ跡形成モ―ドに先立って離型剤供給強化モ―
ドを実施し、またはニップ跡形成モ―ドと同時に低温定
着モ―ドを実施してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱ロ―ラ定着装置と、
定着ロ―ラニップ跡形成モ―ドとを有する複写機、プリ
ンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機、プリンタ、ファクシミリ
等の画像形成装置に使用される熱ロ―ラ定着装置は、例
えば複写機の画像定着性の品質を管理する測定項目とし
て、定着ロ―ラの表面温度および定着ロ―ラと加圧ロ―
ラとの間の加圧力があり、この加圧力を直接測定するこ
とが難しいために、代用手段として定着ロ―ラと加圧ロ
―ラとの圧接面であるニップ部の幅を測定して管理して
いた。
【0003】ニップ部の幅の測定方法は、黒原稿を用い
るかまたは黒画像を形成する手段を用いてトナ―像を形
成し、トナ―像を転写された転写紙が定着ロ―ラのニッ
プ部を通過中に搬送を停止して、ニップ部に停止させ
る。
【0004】その後、転写紙を取出して転写紙に形成さ
れたニップ跡の幅を測定する。ニップ部に停止している
間に絵けた熱によりその部分だけ黒画像のつやが増し、
ニップ跡が形成される。
【0005】このニップ跡の幅を物差し、ノギス、目盛
り付きル―ペ等を用いて測定し、ニップ幅が目標の管理
値になるようにロ―ラ間の加圧力を調整し管理してい
た。従って、ニップ跡の形勢動作を自動的に制御する定
着ニップ跡形成モ―ドを選択できるように構成された画
像形成装置が要望されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の方法
でトナ―像を形成した転写紙をニップ面に停止させてい
る間に、通常の画像形成時と同様に定着ロ―ラの加熱手
段であるヒ―タへの電力供給を継続して、定着温度を制
御していると、ニップ跡の境界線が曖昧になるという欠
点があり、また十数秒から数十秒の間トナ―が加熱され
るので、トナ―が溶融し液状化して粘着性が高くなり、
高温オフセット現象を生じ、ニップ部のトナ―が定着ロ
―ラおよび加圧ロ―ラに付着し、ロ―ラの汚れの原因と
なってしまう。
【0007】また、トナ―像を形成した転写紙をニップ
部に停止させている間に、定着ロ―ラの加熱手段である
ヒ―タへの電力供給を遮断した場合にも、ニップ部では
高温オフセット現象を生じ易く、さらに再度転写紙の搬
送を開始しニップ跡を形成した部分より後にニップ部を
通過した部分では、定着ロ―ラの温度が低下しているた
め、トナ―像は定着不良気味となり、低温オフセット現
象を生じて一部のトナ―が定着ロ―ラおよび加圧ロ―ラ
に付着し、ロ―ラ汚れの原因になる。低温オフセット現
象でロ―ラに付着した汚れも、ロ―ラ上で熱を受け溶融
して粘着性が高くなり、ロ―ラからクリ―ニングされ難
くなる。
【0008】ロ―ラには離型性を良くするための処理、
例えばフッ素樹脂コ―ティング等が施されているが、高
温状態ではトナ―の粘着性が強く、クリ―ニングされ難
く、ロ―ラ汚れとして残ってしまう。
【0009】ニップ跡形成動作を実行した後、トナ―に
よるロ―ラ汚れが生じている状態で通常の画像形成を行
うと、定着ニップ部を転写材が通過するときに、ロ―ラ
に比較して転写材は離型性が低いので、ロ―ラ上の汚れ
トナ―が転写材に移り、転写材を汚して画像品質を低下
させる結果となるという問題があった。
【0010】また、ロ―ラ汚れのためにロ―ラの離型性
が低下するので、ロ―ラ表面上に汚れが広がると、転写
材がロ―ラに巻き付き、転写材詰まりというトラブルを
引き起こすという問題が生じる。
【0011】さらに、ロ―ラ汚れにより定着ロ―ラある
いは加圧ロ―ラのクリ―ニング手段にかかる負担が大き
くなり、クリ―ニング手段の耐久寿命を低下させてしま
うという問題が生じる。
【0012】本発明の目的は、上記問題点を改善するた
めに、ニップ跡形成動作を行うに伴って生じるトナ―に
よるロ―ラ汚れを軽減または防止することにより、画像
品質を低下させることなく、また転写材詰りの発生がな
くまたはクリ―ニング手段の耐久寿命の低下を招くこと
のない画像形成装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、定着ロ―ラと加圧ロ―ラとを有する熱ロ
―ラ定着装置を設け、転写材上にトナ―像を形成し、前
記トナ―像を担持した転写材を定着ロ―ラと加圧ロ―ラ
との圧接部に搬送し、前記圧接部を通過中に前記転写材
の搬送を停止させ、停止後所定時間の経過後再び前記転
写材を搬送することにより、前記圧接部の形状を転写材
に残るニップ跡として形成する定着ニップ跡形成モ―ド
を選択する選択手段と、装置全体を制御し前記選択手段
により定着ニップ跡形成モ−ドが選択された時に前記定
着ニップ跡形成モ−ドを実施するように制御する制御手
段と、を有する画像形成装置において、前記転写材上に
トナ―像を形成することなく前記圧接部を通過させる白
紙通紙モ―ドを設け、制御手段は、定着ニップ跡形成モ
−ドの後、白紙通紙モ―ドを実施するように制御するこ
とを特徴とする画像形成装置である。
【0014】本発明の他の実施態様によれば、通常の画
像形成時よりも定着ロ―ラと加圧ロ―ラの一方または両
方の清掃の程度を高めるロ―ラクリ―ニング強化モ―ド
を設け、制御装置は、定着ニップ跡形成モ−ドの実施と
ほぼ同時に、あるいは定着ニップ跡形成モ−ドを実行し
た後、ロ―ラクリ―ニング強化モ―ドを実施するように
制御する。
【0015】本発明のさらに他の実施態様によれば、通
常の画像形成時よりも定着ロ―ラと加圧ロ―ラとの一方
または両方への離型剤の供給の程度を高める離型剤供給
強化モ―ドを設け、制御装置は、定着ニップ跡形成モ−
ドの実施に先立って、離型剤供給強化モ―ドを実施する
ように制御する。
【0016】本発明のさらにまた他の実施態様によれ
ば、通常の画像形成時よりも定着温度を低い温度に制御
する低温定着モ―ドを設け、制御装置は、定着ニップ跡
形成モ−ドの実施と同時に、低温定着モ―ドを実施する
ように制御する。
【0017】
【作用】本発明の画像形成装置を採用することにより、
制御手段により定着ニップ跡形成モ―ドが選択された時
には、ニップ後形勢モ―ドの跡に白紙通紙モ―ドを実施
し、またはニップ形成モ―ドとほぼ同時またはその後に
ロ―ラクリ―ニング強化モ―ドを実施し、またはニップ
跡形成モ―ドに先立って離型剤供給強化モ―ドを実施
し、またはニップ跡形成モ―ドと同時に低温定着モ―ド
を実施することによって、ニップ跡形成動作を行うに伴
って生じるトナ―によるロ―ラ汚れが軽減または防止さ
れ、画像品質が向上し、かつ転写材詰まりの発生が防止
され、クリ―ニング手段の耐久寿命の低下が解消され
る。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて、詳
細に説明する。
【0019】図1は本発明が実施される電子複写機の一
実施例の概略構成図を示す。図において光学系は、原稿
Dを載せる原稿ガラス50、移動する第1ミラ―台51
と第2ミラ―第54、レンズ57、固定の第4ミラ―5
8から構成されている。第1ミラ―台51には、第1ミ
ラ―52と照明ランプ53が配設されている。
【0020】第2ミラ―台54には、第1ミラ―55と
第3ミラ―56が配設され、原稿台40に沿って移動す
る。この第2ミラ−台54は、第1ミラ―台51と同方
向に半分の速度で移動するものである。
【0021】原稿台ガラス50の上に置かれた原稿Dを
照明ランプ53によって照明し、第1ミラ―台51およ
び第2ミラ―台54を指導させながら原稿画像の反射光
を、レンズ57および第4ミラ―58を経て感光ドラム
1上の露光部2に結像させる。
【0022】感光ドラム1の周辺には、帯電器11、露
光部2、ブランク露光器13、現像器14、転写帯電器
15、分離帯電器16、クリ―ナ17、前露光器18等
の画像形成手段が配設されて、帯電、露光、ブランク露
光、現像、転写、分離、クリ―ニング、前除電露光等の
画像形成プロセスを回転させた感光ドラム1上で行い、
感光ドラム1上にトナ―像を形成する。
【0023】一方、カセット70から転写材Pを給紙
し、一旦レジストロ―ラ部72で待機させ、感光ドラム
1上の画像形成動作に同期させて転写部5に搬送する。
感光ドラム1上のトナ―像を転写材Pに転写し、次に転
写材Pを感光ドラム1から分離した後、搬送部75によ
り定着器80に搬送する。定着器80の定着ロ―ラ81
と加圧ロ―ラ82とのニップ部83に転写材Pを通過さ
せて加熱・加圧し、トナ―像を転写材に定着させ、排出
ロ―ラ88により機外へ排出する。
【0024】排紙ロ―ラ83の近傍には、転写材Pが定
着器80を通過中であることを検知する通紙検知センサ
85を設けてある。
【0025】制御部は、電子写真複写機全体の制御を行
う主制御回路部90、図示省略の操作部ユニットの操作
部制御回路、主制御回路部90との間で授受する電気信
号により駆動・制御される電気部品および電子部品また
は検知用センサ類等によって構成されている。
【0026】通常のコピ―動作の場合には、上述の一連
のコピ―プロセスを行う。図示省略の操作部ユニット等
の操作により、ニップ跡形成モ―ドを選択した場合に
は、主制御回路部90に記憶されているニップ跡形成プ
ログラムに従って、以下のようなニップ形成モ―ドの制
御を行う。
【0027】ニップ跡形成に適したサイズの転写材Pを
収納したカセット70を選択し、給紙動作を開始する。
【0028】同時に、感光ドラム1を回転させ、帯電器
11、ブランク露光器13等を制御して、感光ドラム面
1上に、選択したサイズの転写材Pの先端から所定の長
さの位置、ニップ跡形成に適正な長さの位置マで、かつ
転写材Pの幅に対応させたほぼ同じ幅の部分に帯電領域
を形成し、これを現像器14で現像してトナ―像を形成
する。
【0029】レジストロ―ラ72で一旦待機させた転写
材Pを、感光ドラム1上のトナ―像に同期させ搬送し、
転写部5でトナ―像を転写材P上に転写し、次に転写材
Pを感光ドラム1から分離した後、搬送部75により定
着器80に搬送する。
【0030】定着器80のニップ部83に転写材Pを通
過させ、通紙検知センサ85により記録紙先端を検知す
ると、所定の時間後、定着ロ―ラ81と加圧ロ―ラ82
の回転を停止し、転写材Pのトナ―像部分をニップ部8
3に停止させる。さらに、一定の時間後、転写材Pの搬
送を再開し、排出ロ―ラ88により機外に排出する。こ
の時点で、定着ロ―ラ81、加圧ロ―ラ82の表面に
は、オフセツト現象によってトナ―によるロ―ラの汚れ
が生じる。
【0031】上述のようなニップ跡形成モ―ドの後に、
白紙通紙モ―ドを実施する。ニップ跡形成モ―ドで使用
したサイズの転写材Pを収納したカセット70を選択
し、給紙動作を開始する。
【0032】トナ―像は形成せずに転写材Pの搬送を行
う手段のみ動作させる。転写材Pは、レジストロ―ラ7
2、転写部75、定着器80と順次搬送される。定着器
80のニップ部83に停止させることなく転写材Pを通
過させ、排出ロ―ラ83により機外に排出する。
【0033】転写材Pが定着ニップ部を通過するとき
に、定着ロ―ラ81、加圧ロ―ラ82表面の汚れトナ―
は、転写材Pに移し取られロ―ラ表面から汚れトナ―が
除去される。
【0034】以上のように、ニップ跡形成モ―ドの後に
白紙通紙モ―ドを実行することにより、ニップ跡形成モ
―ドで生じるトナ―によるロ―ラ汚れを除去するから、
その後に行う通常のコピ―動作時に、転写材を汚して画
像品質を低下させるということがない。
【0035】また、ロ―ラ汚れのためにロ―ラの離型性
を低下することがないので、転写材Pがロ―ラに巻き付
き、転写材詰まりというトラブルを引起すということが
ない。なお、クリ―ニング手段の耐久寿命を低下させて
しまうということがない。
【0036】本実施例では、ニップ跡形成モ―ドで使用
したのと同じ転写材Pを用いて、トナ―像を形成せずに
通紙する白紙通紙モ―ドとしたが、ロ―ラ汚れを移し取
るのに適した材質の転写材や表面処理を施した転写材を
用いることは、好ましく適用できる。
【0037】また、白紙通紙モ―ドでは、ロ―ラの周囲
より長い転写材Pを使用することにより、ロ―ラ全周の
ロ―ラ汚れを移し取ることができる。
【0038】次に、図2は本発明が実施される電子複写
機の定着装置の他の実施例の概略構成図を示す。図にお
いて本実施例のロ―ラクリ―ニング手段は、シリコ−ン
オイル等の離型剤を含浸させた耐熱性の不織布をベルト
状に巻いたクリ―ニングウエッブ101と、このクリ−
ニングウエッブ101を介して定着ロ―ラ81に押圧さ
せるウエッブロ―ラ102とからなる。
【0039】クリ−ニングウエッブ101を介して定着
ロ―ラ81に押圧させ、定着ロ―ラ81を回転させる。
この際、クリ―ニングウエッブ101およびウエッブロ
―ラ102は、定着ロ―ラ81の速度に比べ非常に遅い
速度で、または間欠的に駆動して矢印方向Sに回転駆動
させる。その結果、クリ―ニングウエッブ101が定着
ロ―ラ81上の付着トナ―を拭い取り、定着ロ―ラ81
の表面をクリ―ニングする。
【0040】ウエッブロ―ラ102の軸受け103を圧
縮バネ104で加圧することによって定着ロ―ラ81方
向にウエップロ―ラ102を定着ロ―ラ81に押圧して
いる。この圧縮バネ104の他端は加圧レバ―105で
受けている。加圧レバ―105は回転支軸105aで回
転自在に軸支されている。加圧レバ―105の他端はソ
レノイド106と連結し、ソレノイド106を動作させ
ると、加圧レバ―105は回転支軸105aを中心に図
の反時計方向に回転し、圧縮バネ104をさらに圧縮
し、ウエップロ―ラ102の押圧力を増加させる。押圧
力を増加させることにより、クリ―ニング効果を向上さ
せることができる。なお、ストッパ107はソレノイド
106を動作させないときの加圧レバ―105の位置を
決めている。
【0041】図示省略の操作部ユニット等の操作によ
り、ニップ跡形成モ―ドを選択した場合には、主制御回
路部90に記憶されるニップ跡形成プログラムに従っ
て、図1と同様のニップ跡形成モ―ドの制御を行う。
【0042】この時点で、定着ロ―ラ81、加圧ロ―ラ
82の表面にはオフセット現象によりトナ―によるロ―
ラ汚れが生じている。このニップ跡形成モ―ドの後に、
ロ―ラクリ―ニング強化モ―ドを実施する。ソレノイド
106を動作させ、加圧レバ―105を回転させ、圧縮
バネ104をさらに圧縮してウエッブロ―ラ102の押
圧力を高める。定着ロ―ラ81を一定時間回転させる。
クリ―ニングウエッブ101が定着ロ―ラ81上の付着
トナ―を拭い取り、定着ロ―ラ81の表面をクリ―ニン
グする。
【0043】定着ロ―ラ81の回転を停止し、ソレノイ
ド106の動作を停止してロ―ラクリ―ニング強化モ―
ドを終了する。なお、このクリ―ニング強化モ―ドは、
単独ではなくニップ跡形成モ―ドの中に組み込み、ほぼ
同時に実施してもよい。
【0044】通常のコピ―動作時には、オフセット現象
は僅かであるために、ウエッブロ―ラ102の押圧力は
それほど高くする必要がない。また、通常のコピ―動作
時にロ―ラクリ―ニング強化モ―ドと同じ押圧力にして
おくと、駆動負荷が大きくなり好ましくない。
【0045】上述のように、ニップ跡形成モ―ドとほぼ
同時またはその実施の後にロ―ラクリ―ニング強化モ―
ドを実施することにより、ニップ跡形成モ―ドで生じる
トナ―によるロ―ラ汚れを除去するから、その後に実施
する通常のコピ―動作時に転写材Pを汚して画像品質を
低下させることがない。
【0046】また、ロ―ラ汚れのためにロ―ラの離型性
を低下することがないのて、転写材がロ―ラに巻き付
き、転写材詰まりというトラブルを引き起す恐れがな
く、クリ―ニング手段の耐久寿命を低下させてしまうこ
とがない。
【0047】ロ―ラクリ―ニング強化手段は、本実施例
に限ることなく、例えばクリ―ニングウエッブの回転移
動速度を早くすることで強化することが可能である。ま
た、クリ―ニング手段についても、他方式、例えばブレ
−ドクリ―ニング方式またはフェルトパッドクリ―ニン
グ方式等にも適用でき、それぞれの方式でロ―ラクリ―
ニング強化手段を実施することができる。
【0048】次に、図3は本発明の電子複写機が実施さ
れるさらに他の実施例の概略構成図を示す。図において
本実施例の定着装置は、離型剤であるシリコ−ンオイル
を定着ロ―ラ81に供給し塗布するオイル供給ユニット
110と、定着ロ―ラ81の表面にシリコ―ンオイルを
展延してオイル被膜を形成すると共に、付着トナ―等を
除去する板ブレ―ド115とからなるロ―ラクリ―ニン
グ手段を用いている。オイル供給ユニット110は、シ
リコ−ンオイルを蓄えたオイルタンク111と、主制御
回路部90からの駆動信号によって開閉する電磁バルブ
112と、定着ロ―ラ81に接触し、フェルト状または
スポンジ状の耐熱部材で作られたオイル塗布パッド11
4と、これらをシリコ−ンオイルを流通させるパイプ1
13とからなる。
【0049】主制御回路部90は、適宜のタイミングで
電磁バルブ112を開き、オイルタンクからシリコ−ン
オイルを塗布パッド114に供給し、定着ロ―ラ81に
塗布する。電磁バルブ112の開時間を制御することに
よって、シリコ−ンオイルの供給量を増減することがで
きる。
【0050】板ブレ―ド115は、耐熱性の弾性部材、
例えばシリコ―ンゴム等で作られ、エッジ部を定着ロ―
ラ81に当接させ、かつ加圧バネ116によって一定の
加圧力で当接させている。
【0051】定着ロ―ラ81が矢印方向Sに回転する
と、オイル供給ユニット110で定着ロ―ラ81上に塗
布されたシリコ−ンオイルを、板ブレ―ド115が定着
ロ―ラ81の表面に展延し、オイル被膜を形成する。こ
のオイル被膜により離型性が高めにれるが、転写材上の
トナ―がニップ部を通過する際に、オフセット現象によ
り僅かに定着ロ―ラ81上にトナ―付着が生じた定着ロ
―ラ81の表面に、再びオイル供給ユニット110から
シリコ−ンオイルを供給する。
【0052】板ブレ―ド115は、オイル被膜を形成す
ると共に、定着ロ―ラ81の上の付着トナ―等を除去す
る。
【0053】以上の動作を繰り返し、定着ロ―ラ81の
クリ―ニングを行うものとする。
【0054】図示省略の操作部ニット等の操作により、
ニップ跡形成モ―ドを選択した場合には、主制御回路部
90に記憶されているニップ跡形成プログラムに先立っ
て、離型剤供給強化モ―ドが実施される。
【0055】すなわち、主制御回路部90は、離型剤供
給強化モ―ドとして、通常のコピ―動作時よりも長い時
間電磁バルブ112を開放状態にして多量のシリコ−ン
オイルを定着ロ―ラ81に供給し塗布する。その後、ニ
ップ跡形成モ―ドの制御を行う。
【0056】予め通常のコピ―動作時よりも多量のシリ
コ―ンオイルを供給して、定着ロ―ラ81の表面の離型
性を高めているので、ニップ跡形成モ―ドを実行しても
オフセット現象が低減され、トナ―によるロ―ラ汚れが
ほとんどない。
【0057】次に、通常のコピ―動作時とニップ跡形成
モ―ド時とで、シリコ―ンオイルの供給量を換える必要
性について説明する。
【0058】通常のコピ―動作時に離型剤供給強化モ―
ドと同程度のシリコ―ンオイルを常時供給すると、シリ
コ―ンオイルの供給量が過多となり、定着ロ―ラ81か
らシリコ―ンオイルが垂れ落ちて装置内を汚してしま
う。また、過剰なシリコ―ンオイルが転写材に移り、オ
イルシミとなり画像品質を低下させるという問題を生じ
るので好ましくない。
【0059】なお、定着ニップ跡形成時には、黒画像部
を定着ニップ部に停止させるという特殊な条件になるた
めに、オフセツト現象が増大し、定着ロ―ラ81上に多
量のオイル被膜を必要とするが、通常のコピ―動作時に
は少ない量のシリコ―ンオイルで充分にオフセット現象
の発生を最小レベルに軽減できる。
【0060】以上のように、ニップ跡形成モ―ドに先立
って、離型剤供給強化モ―ドを実行することにより、ニ
ップ跡形成モ―ドで生じるトナ―によるロ―ラ汚れを低
減するから、その後行う通常のコピ―動作時に、転写材
を汚して画像品質を低下させることがない。
【0061】また、ロ―ラ汚れのためにロ―ラの離型性
を低下することがないから、転写材がロ―ラに巻き付い
て転写材詰まりというトラブルを引き起こすということ
もなく、クリ―ニング手段の耐久寿命を低下させてしま
うこともない。
【0062】なお、離型剤供給強化手段は、本実施例に
限るものてはなく、周知の手段を用い供給量の制御を行
うものであれば、供給強化が可能である。また、クリ―
ニング手段についても、他の方式、例えばウエップクリ
―ニング方式またはフェルトパッドクリ―ニング方式等
にも適用でき、それぞれの方式で、離型剤供給強化手段
を実施することができるものであれば適用可能である。
【0063】次に、図4は定着ロ―ラの表面温度の制御
状態を示すグラフである。図において通常のコピ―動作
時には、表面温度を第1設定温度TC、実際にはTCLか
らTCHの間に制御する。低温定着モ―ド時は、表面温度
を第2設定温度TN 、実際にはTNLからTNHの間に制御
する。
【0064】第1設定温度TC は、通常のコピ―動作時
に定着ニップを通過する転写材上のトナ―像を転写材に
定着するのに必要な温度である。第2設定温度TN は、
ニップ跡形成モ―ド時に、トナ―像を形成した転写材を
ニップ部に停止させている間に高温オフセット現象を生
じない温度にまで低下させた温度である。
【0065】TC,TN は、トナ―の特性、定着器構成等
により変るので、実験により温度を決定する。図示省略
の操作部ユニット等の操作により、ニップ跡形成モ―ド
を選択した場合には、主制御回路部90は、同時に低温
定着モ―ドを同時に実施し、定着ロ―ラ81の制限設定
温度をTC からTN に切替える。
【0066】その後、ニップ跡形成モ―ドの制御を行
い、さらにその後、設定温度をTN からTC に戻すもの
である。
【0067】以上のように制御することにより、ニップ
跡形成モ―ド時に、定着温度が高過ぎて、高温オフセッ
トを生じることなく、また定着ロ―ラ81の温度が下が
り過ぎて低温オフセットを生じることもなくなる。
【0068】従って、トナ―によるロ―ラ汚れの発生を
防止でき、転写材への汚れトナ―の付着、転写材のロ―
ラへの巻き付き、クリ―ニング手段の耐久寿命の低下と
いう問題が解消される。
【0069】
【発明の効果】上述の説明ですでに明らかなように、本
発明の画像形成装置は、制御手段により定着ニップ跡形
成モ―ドが選択された時には、ニップ後形勢モ―ドの跡
に白紙通紙モ―ドを実施し、またはニップ形成モ―ドと
ほぼ同時またはその後にロ―ラクリ―ニング強化モ―ド
を実施し、またはニップ跡形成モ―ドに先立って離型剤
供給強化モ―ドを実施し、またはニップ跡形成モ―ドと
同時に低温定着モ―ドを実施することによって、従来技
術の問題点が有効に解決され、ロ―ラ汚れが清掃され、
未然にロ―ラ汚れが防止され、転写材への汚れトナ―の
付着、転写材のロ―ラへの巻き付き、クリ―ニング手段
の耐久寿命の低下等の問題が解消される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が実施される電子複写機の一実施例の概
略構成図である。
【図2】本発明が実施される定着装置の他の実施例の概
略構成図である。
【図3】本発明の定着装置の他の実施例の概略構成図で
ある。
【図4】定着ロ―ラの表面温度の制御状態を示すグラフ
である。
【符号の説明】
1 感光ドラム 2 露光部 5 転写部 11 帯電器 13 ブランク露光器 14 現像器 60 レ―ザビ―ム露光装置 75 搬送部 80 定着器 81 定着ロ―ラ 82 加圧ロ―ラ 83 ニップ部 85 通紙検知センサ 90 主制御回路部 101 クリ―ニングウエッブ 102 ウエッブロ―ラ P 転写材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 21/00 370 2107−2H

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定着ロ―ラと加圧ロ―ラとを有する熱ロ
    ―ラ定着装置を設け、転写材上にトナ―像を形成し、前
    記トナ―像を担持した転写材を定着ロ―ラと加圧ロ―ラ
    との圧接部に搬送し、前記圧接部を通過中に前記転写材
    の搬送を停止させ、停止後所定時間の経過後再び前記転
    写材を搬送することにより、前記圧接部の形状を転写材
    に残るニップ跡として形成する定着ニップ跡形成モ―ド
    を選択する選択手段と、 装置全体を制御し前記選択手段により定着ニップ跡形成
    モ−ドが選択された時に前記定着ニップ跡形成モ−ドを
    実施するように制御する制御手段と、 を有する画像形成装置において、 前記転写材上にトナ―像を形成することなく前記圧接部
    を通過させる白紙通紙モ―ドを設け、 前記制御手段は、前記定着ニップ跡形成モ−ドの後、前
    記白紙通紙モ―ドを実施するように制御することを特徴
    とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 定着ロ―ラと加圧ロ―ラとを有する熱ロ
    ―ラ定着装置を設け、転写材上にトナ―像を形成し、前
    記トナ―像を担持した転写材を定着ロ―ラと加圧ロ―ラ
    との圧接部に搬送し、前記圧接部を通過中に前記転写材
    の搬送を停止させ、停止後所定時間の経過後再び前記転
    写材を搬送することにより、前記圧接部の形状を転写材
    に残るニップ跡として形成する定着ニップ跡形成モ―ド
    を選択する選択手段と、 装置全体を制御し前記選択手段により定着ニップ跡形成
    モ−ドが選択された時に前記定着ニップ跡形成モ−ドを
    実施するように制御する制御手段と、 を有する画像形成装置において、 通常の画像形成時よりも定着ロ―ラと加圧ロ―ラの一方
    または両方の清掃の程度を高めるロ―ラクリ―ニング強
    化モ―ドを設け、 前記制御装置は、定着ニップ跡形成モ−ドの実施とほぼ
    同時に、あるいは前記定着ニップ跡形成モ−ドを実行し
    た後、前記ロ―ラクリ―ニング強化モ―ドを実施するよ
    うに制御することを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 定着ロ―ラと加圧ロ―ラとを有する熱ロ
    ―ラ定着装置を設け、転写材上にトナ―像を形成し、前
    記トナ―像を担持した転写材を定着ロ―ラと加圧ロ―ラ
    との圧接部に搬送し、前記圧接部を通過中に前記転写材
    の搬送を停止させ、停止後所定時間の経過後再び前記転
    写材を搬送することにより、前記圧接部の形状を転写材
    に残るニップ跡として形成する定着ニップ跡形成モ―ド
    を選択する選択手段と、 装置全体を制御し前記選択手段により定着ニップ跡形成
    モ−ドが選択された時に前記定着ニップ跡形成モ−ドを
    実施するように制御する制御手段と、 を有する画像形成装置において、 通常の画像形成時よりも定着ロ―ラと加圧ロ―ラとの一
    方または両方への離型剤の供給の程度を高める離型剤供
    給強化モ―ドを設け、 前記制御装置は、定着ニップ跡形成モ−ドの実施に先立
    って、前記離型剤供給強化モ―ドを実施するように制御
    することを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 定着ロ―ラと加圧ロ―ラとを有する熱ロ
    ―ラ定着装置を設け、転写材上にトナ―像を形成し、前
    記トナ―像を担持した転写材を定着ロ―ラと加圧ロ―ラ
    との圧接部に搬送し、前記圧接部を通過中に前記転写材
    の搬送を停止させ、停止後所定時間の経過後再び前記転
    写材を搬送することにより、前記圧接部の形状を転写材
    に残るニップ跡として形成する定着ニップ跡形成モ―ド
    を選択する選択手段と、 装置全体を制御し前記選択手段により定着ニップ跡形成
    モ−ドが選択された時に前記定着ニップ跡形成モ−ドを
    実施するように制御する制御手段と、 を有する像形成装置において、 通常の画像形成時よりも定着温度を低い温度に制御する
    低温定着モ―ドを設け、 前記制御装置は、定着ニップ跡形成モ−ドの実施と同時
    に、前記低温定着モ―ドを実施するように制御すること
    を特徴とする画像形成装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0892322A2 (en) * 1997-07-14 1999-01-20 Canon Kabushiki Kaisha Fixing apparatus having cleaning mode and storage medium storing program therefor

Cited By (3)

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EP0892322A3 (en) * 1997-07-14 1999-10-06 Canon Kabushiki Kaisha Fixing apparatus having cleaning mode and storage medium storing program therefor
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