JP2002333792A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

Info

Publication number
JP2002333792A
JP2002333792A JP2002116242A JP2002116242A JP2002333792A JP 2002333792 A JP2002333792 A JP 2002333792A JP 2002116242 A JP2002116242 A JP 2002116242A JP 2002116242 A JP2002116242 A JP 2002116242A JP 2002333792 A JP2002333792 A JP 2002333792A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
fixing
fixing device
cleaning
application roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002116242A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Hinokigaya
敏明 桧ケ谷
Yuzo Kono
雄三 河野
Yukichi Shindo
雄吉 新藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2002116242A priority Critical patent/JP2002333792A/ja
Publication of JP2002333792A publication Critical patent/JP2002333792A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coating Apparatus (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 塗布ローラに汚れが付きにくく、しかも塗布
ローラの汚れを清浄でき、画像品質の低下を防止するこ
とのできる定着装置を提供することである。 【解決手段】 定着ローラ3の周面に離型層を設け、該
定着ローラ3の離型層と同質で多孔質な表層9を備え、
かつ、オイルが内填された塗布ローラ7を設けており、
該塗布ローラ7には定着ローラ3に接触せず当該塗布ロ
ーラ7に当接するクリーニングローラ15を設けられて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、定着ローラ対により未
定着トナー像を担持した転写材を挾持搬送することによ
り、転写材上の未定着トナー像を定着する定着装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】上記形式の定着装置は、周知であり、プ
リンタ、複写機、ファクシミリ等の粉体トナーを用いる
画像形成装置によく付設されている。この種の定着装置
は、概ね定着ローラの熱でトナーを溶かして転写材に融
着している。このとき、定着ローラの離型性が悪いと、
一部のトナーが定着ローラに付着してしまうオフセット
が生じてしまう。そこで、従来より定着ローラの良好な
離型性を得るために、そのローラ表面に離型層を設ける
とともに、定着ローラにシリコーンオイルを塗布してい
る。このシリコーンオイルを塗布する装置としては、種
々提案されており、内部にオイルを充填し、多孔質の表
層を備えた塗布ローラを用いるものも既に知られてい
る。
【0003】このような塗布ローラを用いた定着装置
は、定着ローラにオイルを薄く均一に塗布することがで
き、良好な離型性とオイル塗布過多となって転写紙にオ
イルしみ等が生ぜず、極めて有利である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、定着ロ
ーラの離型性が良くなってもオフセットを完全になくす
ことは困難であり、微量のオフセットが定着ローラに残
ってしまう。このため、多孔質の塗布ローラを用いた定
着装置でもやがて塗布ローラの表面がトナーや紙粉で汚
れてしまい、経時使用により塗布ローラのオイル塗布量
が低下してしまう。そして、この塗布ローラの汚れが定
着ローラに再転写することで、転写紙を汚すという問題
が発生した。
【0005】本発明は、上記した従来の問題を解消し、
塗布ローラに汚れが付きにくく、しかも塗布ローラの汚
れを清浄でき、画像品質の低下を防止することのできる
定着装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、定着ローラ対により未定着トナー像を担持
した転写材を挾持搬送することにより、転写材上の未定
着トナー像を定着する定着装置において、前記定着ロー
ラの周面に離型層を設け、該定着ローラの離型層と同質
で多孔質な表層を備え、かつ、オイルが内填された塗布
ローラを設けており、該塗布ローラには前記定着ローラ
に接触せず当該塗布ローラに当接するクリーニングロー
ラを設けたことを特徴としている。
【0007】なお、本発明は、前記クリーニングローラ
の少なくとも表層がフッ素系のゴムから作られている
と、効果的である。さらに、本発明は、前記クリーニン
グローラが接離機構によって塗布ローラに対して接離さ
れると、効果的である。
【0008】さらにまた、本発明は、前記クリーニング
部材の塗布ローラに対する接離が前記定着ローラの回転
中に行われると、効果的である。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に従って説
明する。図1は、本発明に係る定着装置を示す側面図で
ある。図1において、定着装置1は定着ローラ対として
ヒーター2を内蔵した定着ローラ3と、該定着ローラ3
に加圧アーム6を介した加圧バネ5によって圧接される
加圧回転体としての加圧ローラ4とを有し、定着ローラ
3と加圧ローラ4はともに軸受(図示せず)介して回転
自在に装着され、定着ローラ3はさらにギヤ等の駆動手
段(図示せず)に駆動連結されている。本実施例の定着
ローラ3は、ジャーナル部がアルミで、表層に離型層と
してのフッ素樹脂加工が施されている。このフッ素樹脂
加工としては、PFA,PTFE等である。なお、図1
の定着装置1において、符号10入口ガイド、11はサ
ーミスタ、12は温度ヒューズ、13は分離爪、14は
出口ガイドである。
【0010】上記定着ローラ3には、オイル塗布ローラ
としての塗布ローラ7が当接され、該塗布ローラ7は定
着ローラ3の回転によって従動回転される。この塗布ロ
ーラ7は、図2に示すように、発泡体よりなるローラ基
体8に定着ローラ3の離型層と同質のフッ素樹脂、例え
ばPTFEに微細な孔を無数にあけた表層9を備えてお
り、またローラ基体8にはシリコーンオイルが充填され
ている。そして、塗布ローラ5は定着ローラ3が回転す
ると、ローラに内填されたシリコーンオイルが微細な孔
からしみ出し、定着ローラ3の表面に微少で均一なオイ
ル塗布をする。
【0011】かかる塗布ローラ7は、定着ローラ3の表
面に付着したトナーが転写して汚れると、その表層9に
形成された微細な孔がトナーによって目詰まり等してし
まい、オイル塗布量が減少し、それに伴って画像品質を
低下せしめる問題があることは先に説明した。
【0012】そこで、本発明では上記の如く、塗布ロー
ラ7の表層9を定着ローラ3の離型層と同質に設定して
いる。すなわち、定着ローラ3の離型層をPFA,PT
FE等のフッ素樹脂加工をしているとき、塗布ローラ7
の表層9を同質のPTFEで構成している。
【0013】かく構成すれば、定着ローラ3の離型層と
塗布ローラ7の表層9が同質なので、定着ローラ3に付
着したトナーが転写しにくくなり、塗布ローラ7のクリ
ーニング効果が弱まる。従って、定着ローラ3にオフセ
ットしたトナーの多くは塗布ローラ7に転写しにくく転
写紙によるセルフクリーニングされ、塗布ローラ7の汚
れに対する負荷が低減される。なお、塗布ローラ7のク
リーニング性の低下は、定着ローラ3の離型層と塗布ロ
ーラ7の表層9と同質ならば、離型作用に差が生ぜず、
温度差も生じにくいためである。
【0014】ところで、上記定着装置1は塗布ローラ7
の汚れにくいものであるが、塗布ローラ7に僅かな汚れ
が付着してしまうことは避けられない。そこで、定着装
置1には塗布ローラ7に当接して回転するクリーニング
部材としてのクリーニングローラ15が設けられてい
る。本実施例のクリーニングローラ15は、金属ローラ
16と表層17とからなり、表層17は塗布ローラ7の
表層9よりも離型性の悪いフッ素ゴムを、金属ローラ1
6の表面に10〜100μコーティングして構成されて
いる。
【0015】かく構成の定着装置1は、塗布ローラ7に
付着したトナー、紙粉等の汚れをクリーニングローラ1
5が清掃するので、塗布ローラ7を常に汚れのない状態
に保持する。また、クリーニングローラ15の表層17
にフッ素系のゴムを使用することにより、フッ素系のゴ
ムが塗布ローラ7の表層9よりも離型性が悪く、しかも
温度差も生ずるので、塗布ローラ7に対してのクリーニ
ング効果が大となり、塗布ローラ7の汚れを確実の清掃
できる。なお、クリーニングローラ15の表層17はフ
ッ素ゴムの厚さを0.5mm〜2mmにして、弾性を持
たせるようにしても良い。また、クリーニングローラ1
5の表層17は金属ローラ16上に低硬度(20HS以
下またはスポンジローラ)のシリコーンゴムを設け、そ
の上にフッ素系のゴム層を設けたものでも良い。かく構
成すれば、クリーニングローラ15のニップ幅が拡が
り、自ずとクリーニング幅も拡大する。
【0016】図4は、本発明の別の実施例を示し、本例
では塗布ローラ7に対しクリーニングローラ15が接離
可能に設けられている。そして、定着装置1が停止中の
ときには塗布ローラ7に対してクリーニングローラ15
を離しておき、作動時にクリーニングローラ15を塗布
ローラ7に当接させ、かつその接離動作を定着装置1が
作動中、すなわち定着ローラ3の回転中に行うように構
成している。なお、クリーニングローラ15を接離させ
る接離機構としては、偏心カム、ソレノイドを等を用い
た適宜な往復動手段を備え、この手段の作動により行う
ようにする。
【0017】かく構成の定着装置1は、トナー種類によ
っては低融点で溶けやすいものがあり、かかるトナーを
使用している場合、高温の停止状態で塗布ローラ7とク
リーニングローラ15が当接していると、そのニップ部
でトナーが溶けて塗布ローラ7に再転写することがある
ので、このような不具合を防止できる。なお、クリーニ
ングローラ15を接離させる時期としては、画像形成が
開始されて、定着ローラ3が回転を開始して転写紙が定
着装置1に到来する前に、クリーニングローラ15を塗
布ローラ7に当接させ、最後の転写紙が排紙され、定着
ローラ3の回転中に離すことが好ましい。
【0018】以上、本発明の好ましい実施例について説
明したが、本発明は上記実施例に限定されず各種改変で
きるものである。例えば、上記した定着装置はクリーニ
ング部材をローラで構成したが、クリーニング部材は不
回転のものでも良い。この場合、塗布ローラ7とクリー
ニング部材との間に汚れが溜り、それが所定量を越える
と、塗布ローラ7の汚れになるが、ある期間内ではこの
ような問題が生ずることがない。また、本発明は定着ロ
ーラを使用する形式の種々の定着装置に適用できる。
【0019】
【発明の効果】請求項1の構成によれば、塗布ローラを
定着ローラの離型層と同質で多孔質な表層を備えての
で、塗布ローラにクリーニングローラを当接させたの
で、塗布ローラを常に汚れのない状態に維持することが
できる。
【0020】請求項2の構成によれば、クリーニング部
材にフッ素系のゴムを使用したので、塗布ローラに対し
てのクリーニング効果が大とすることができる。請求項
3の構成によれば、クリーニング部材が接離機構によっ
て塗布ローラに対して接離されるので、長期放置による
塗布ローラの目詰りをすることができる。
【0021】請求項4の構成によれば、クリーニング部
材の塗布ローラに対する接離が前記定着ローラの回転中
に行われるので、スタート時に発生するトナーの層間剥
離による画像の汚れをぼうしすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る定着装置を示す側面図である。
【図2】図1の塗布ローラの拡大説明図である。
【図3】図1のクリーニングローラの拡大説明図であ
る。
【図4】本発明の別の実施例を示す定着装置の側面図で
ある。
【符号の説明】
1 定着装置 3 定着ローラ 4 加圧ローラ 7 塗布ローラ 9 塗布ローラの表層 15 クリーニングローラ 17 クリーニングローラの表層
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年5月1日(2002.5.1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、一対のローラにより未定着トナー像を担持
した転写材を挾持搬送することにより、転写材上の未定
着トナー像を定着する定着装置において、前記ローラの
周面に離型層を設け、該ローラの離型層と同質で多孔質
な表層を備え、かつ、オイルが内填された塗布ローラを
設けており、該塗布ローラには前記定着ローラに接触せ
ず当該塗布ローラに当接するクリーニングローラを設け
たことを特徴としている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】さらにまた、本発明は、前記クリーニング
部材の塗布ローラに対する接離が前記ローラの回転中に
行われると、効果的である。
フロントページの続き (72)発明者 新藤 雄吉 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H033 AA01 AA09 BA08 BA10 BA11 BA25 BA42 BA43 BA44 BA49 BA54 BA56 BB01 BB18 BB28 4F040 AA02 AB08 BA12 CB02 CB36 4F042 AA02 AB00 CB05 CC02 CC07 DD09

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定着ローラ対により未定着トナー像を担
    持した転写材を挾持搬送することにより、転写材上の未
    定着トナー像を定着する定着装置において、前記定着ロ
    ーラの周面に離型層を設け、該定着ローラの離型層と同
    質で多孔質な表層を備え、かつ、オイルが内填された塗
    布ローラを設けており、該塗布ローラには前記定着ロー
    ラに接触せず当該塗布ローラに当接するクリーニングロ
    ーラを設けたことを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の定着装置において、前記
    クリーニングローラの少なくとも表層がフッ素系のゴム
    から作られていることを特徴とする定着装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の定着装置にお
    いて、前記クリーニングローラが接離機構によって塗布
    ローラに対して接離されることを特徴とする定着装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の定着装置において、前
    記クリーニング部材の塗布ローラに対する接離が前記定
    着ローラの回転中に行われることを特徴とする定着装
    置。
JP2002116242A 2002-04-18 2002-04-18 定着装置 Pending JP2002333792A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002116242A JP2002333792A (ja) 2002-04-18 2002-04-18 定着装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002116242A JP2002333792A (ja) 2002-04-18 2002-04-18 定着装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02558094A Division JP3337304B2 (ja) 1994-02-23 1994-02-23 定着装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002333792A true JP2002333792A (ja) 2002-11-22

Family

ID=19194016

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002116242A Pending JP2002333792A (ja) 2002-04-18 2002-04-18 定着装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002333792A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3337304B2 (ja) 定着装置
JP4125031B2 (ja) 定着装置及びその定着装置を有する画像形成装置
JP3236169B2 (ja) 定着装置
JP3121563B2 (ja) 定着装置のウェブクリーニング装置
JP2002333792A (ja) 定着装置
JP4651421B2 (ja) 定着装置、および該定着装置を備えた画像形成装置
JPH0748124B2 (ja) 画像形成装置の定着装置
JP2002304080A (ja) 定着装置
JP3228837B2 (ja) 画像形成装置の定着装置
JP2003076198A (ja) 画像形成装置
JP3450604B2 (ja) 定着装置
JP2003098884A (ja) 定着装置
JP3244970B2 (ja) 定着装置
JP2918233B2 (ja) 定着装置
JP2003162171A (ja) 定着装置のクリーニング装置
JPH10186925A (ja) 定着装置
JP4026785B2 (ja) 定着装置
JP2949686B2 (ja) 定着装置
JP2000155492A (ja) 定着装置における離型オイル塗布装置および定着装置
JPH08241005A (ja) 定着装置
JP2009058536A (ja) 定着装置及びこれを備える画像形成装置
JP2001034103A (ja) 離型剤量規制ブレード
JP2004151487A (ja) ベルト定着装置及び画像形成装置
JP2002357974A (ja) 画像形成装置
JPH09114302A (ja) 定着装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040330

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040427

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040628

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050104