JPH10186386A - 液晶表示素子およびその製造方法 - Google Patents
液晶表示素子およびその製造方法Info
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- JPH10186386A JPH10186386A JP34487696A JP34487696A JPH10186386A JP H10186386 A JPH10186386 A JP H10186386A JP 34487696 A JP34487696 A JP 34487696A JP 34487696 A JP34487696 A JP 34487696A JP H10186386 A JPH10186386 A JP H10186386A
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Abstract
良の解消を図ると共に、封止剤の基板からの剥離を無く
す。 【解決手段】 液晶表示素子1において、シール剤7に
よって注入口8を除く基板外周を接着している。二枚の
基板の間には、液晶材料9が挟持されており、液晶材料
9を注入するために設けられた注入口8が封止剤10に
より封止されている。このとき、液晶表示素子の液晶注
入口の封止剤として5000〜10000cpsの粘度
を有する材料を、注入口幅より4〜20mm広く塗布
し、さらに、塗布後の封止剤の接着界面からの盛り上が
りを0.3mm以下に抑える。
Description
化性樹脂などにより封止した液晶表示素子およびその製
造方法に関する。
によって液晶を注入する液晶表示セルは、注入口を封止
剤によって封止することでセル内に液晶が密封される
が、この封止剤としては、一般に硬化性樹脂材料が使用
されている。
示し、この液晶表示素子の製造プロセスを以下に説明す
る。図5(a)は、従来の液晶表示素子の上面図であ
り、図5(b)は、図5(a)のD−D断面図である。
00a,100bのそれぞれに、ITO等からなる透明
電極101a,101bを形成し、その上に、ポリイミ
ド等からなる配向膜102a,102bを形成する。そ
の後、一方の透明基板100aの配向膜102aの上に
シール材103を印刷し、透明電極101a,101b
が形成された面が互いに向かい合うようにして二枚の基
板を配置し、プラスチックビーズやガラスビーズ等から
なるスペーサ104を用いて一定の間隔を保ちながら貼
り合わせる(この状態の構造をセルと称する)。続い
て、液晶材料105を注入口106より注入して基板間
に充填する。尚、シール材103の印刷パターンには予
め、液晶を注入するための注入口106のパターンが形
成されている。この後、注入口106に、ディスペンサ
を用いて紫外線硬化型樹脂からなる封止剤107を塗布
し、紫外光を照射して硬化させることにより、液晶表示
素子110を完成させる。
サによりセルの注入口106に塗布されるものである
が、このとき、用いる封止剤の粘度が20000cps
を越えるものであると、封止剤をセル内に充分浸透させ
るために、塗布後、硬化までに長時間の放置を必要とす
ることから著しく作業性を損なうとともに、封止剤が未
硬化のまま液晶材料に長時間接触することから、表示品
位の低下が発生するという問題があった。逆に、封止剤
の粘度が5000cpsを下回ると、放置中にディスペ
ンサからの封止剤の垂れが生じるために封止剤の損失が
あり、さらには図4に示すように、注入口やセル内での
封止剤の流動が起こりやすくなるために、部分的な浸透
不足や浸透過多が発生し、信頼性が低下するという問題
があった。以上のことから、注入口の封止に用いる封止
剤の粘度は5000〜20000cpsとするのが一般
的であった。
慮すると、封止剤は注入口幅と略同じか、あるいはそれ
よりもやや長めに塗布される(注入口幅よりも0〜4m
m広く塗布される)のが一般的であった。
応用範囲が広まる中で、カーナビゲーションシステムや
TVとしての車載用途や屋外用途等、より苛酷な使用条
件を伴う製品が増えている。また、このような製品を市
場に送り出すためには、室内用途よりもさらに厳しい条
件下で信頼性試験を行う必要がある。
された液晶表示素子に対し、このような厳しい信頼性試
験を行うと、以下に説明するような不具合が生じてい
た。
は、基板表面に対する濡れ性や張力の影響により、封止
剤が基板端面より最高1mmの高さまで盛り上がった状
態で硬化する。このような液晶表示素子に対し、信頼性
試験としてカーナビゲーションシステム等の車載を意図
した冷熱衝撃試験(−40℃で30分および90℃で3
0分を1サイクルとした環境下で静置)を行った際、基
板端面より大きく盛り上がった硬化物(封止剤)には応
力が蓄積しやすく、さらに、熱収縮および熱膨張の繰り
返し過程において硬化物の割裂や接着界面の剥離が発生
しやすくなるため、十分な信頼性が得られない。信頼性
の観点からは上記試験において1000時間以上の耐性
を有することが必要であるが、例えば粘度20000c
psの封止剤を用いた場合に盛り上がり量は1mmにも
なり、試験開始240時間以内に基板界面からの剥離が
生じてしまう。
じとすると、図4に見られるように、封止剤の端部にお
いて基板間への封止剤の回り込みが少なく、接着力が低
いため、熱収縮または熱膨張に対し封止剤の端部におい
て剥離が発生しやすい。
に、用いる封止剤の25℃での粘度が20000cps
に近づく程、封止剤が塗布されてから十分なシール効果
が期待される2mm以上の浸透を達成するまでの時間が
長くなる。例えば20000cpsにおいては10分も
の時間を要するため、生産性を著しく低下させるほか、
封止剤中の未硬化成分が液晶材料中に拡散し、表示不良
が発生しやすくなる。生産性を低下させないためにも、
また、液晶材料中への拡散を抑制するためにも、浸透速
度は5分を越えないものであることが望ましい。
たものであり、その目的とするところは、封止剤硬化物
の割裂および封止剤接着界面の剥離を防止すると共に、
封止剤の浸透時間の短縮化を図り、注入口近傍の表示不
良の生じない液晶表示素子およびその製造方法を提供す
ることにある。
は、液晶をセル内部へ注入した後、前記セルの注入口を
硬化性封止剤により封止した液晶表示素子において、前
記封止剤の幅が、前記注入口の幅よりも4〜20mm広
いことを特徴とし、そのことにより上記目的が達成され
る。
以内であることが望ましい。
が5000〜10000cpsの封止剤によって封止さ
れていることが望ましい。
をセル内部へ注入した後、前記セルの注入口を封止する
液晶表示素子の製造方法において、25℃における粘度
が5000〜10000cpsの封止剤を、前記注入口
の幅よりも4〜20mm広く、かつ、硬化後の盛り上が
り高さが0.3mm以内となるよう塗布する工程を含む
ことを特徴とし、そのことにより上記目的が達成され
る。
行う。
が注入口幅よりも4〜20mm広いので、上記の封止剤
を液晶表示素子の二枚の基板間の注入口外部に(注入口
幅よりも幅広に)浸透・硬化させることにより封止剤の
塗布端部の接着力が向上し、上記冷熱衝撃試験に対して
も樹脂の割裂や、接着界面の剥がれの発生しにくい液晶
表示素子を提供することが可能となる。また、硬化後の
封止剤の接着界面からの盛り上がりを0.3mm以下に
抑えることにより、封止剤硬化後も応力が蓄積しにく
い。さらに、25℃における粘度が5000〜1000
0cpsである封止剤を用いるので、セル内部への封止
剤の浸透速度が増大し、生産効率の向上を図ることがで
きる。また、封止剤が未硬化状態で液晶に接触する時間
も短縮されるため、未硬化封止剤より液晶中への不純物
溶出を減少させ、表示不良の発生を抑制することが期待
される。
ば、25℃における粘度が5000〜10000cps
の封止剤を、前記注入口の幅よりも4〜20mm広く、
かつ、硬化後の盛り上がり高さが0.3mm以内となる
よう封止する工程を含むことにより、セル内部への封止
剤の浸透速度が増大するので、生産効率の向上を図るこ
とができる。また、封止剤が未硬化状態で液晶に接触す
る時間も短縮されるため、未硬化封止剤より液晶中への
不純物溶出を減少させ、表示不良の発生を抑制できる。
また、上記の封止剤を液晶表示素子の二枚の基板間の注
入口外部に(注入口幅よりも幅広に)浸透・硬化させる
ことにより封止剤の塗布端部の接着力が向上し、上記冷
熱衝撃試験に対しても樹脂の割裂や、接着界面の剥がれ
の発生しにくい液晶表示素子を提供することが可能とな
る。
における生産性および信頼性を、従来の液晶表示素子の
ものと比較した。比較項目は、25℃における封止剤粘
度に対し、1)封止剤塗布後、浸透深度が2mmに到達
するまでに要した時間および生産性の観点による評価
(〇×△)、2)封止剤が硬化した後の基板界面からの
盛り上がり量(高さ)、3)冷熱衝撃試験による封止剤
の基板からの剥がれ発生時間および信頼性の観点による
評価(〇×△)、4)封止剤塗布長さと注入口幅との
差、5)封止口における液ダレの発生の有無(〇×)の
5点である。
の製造方法によれば、粘度範囲5000〜10000c
ps(25℃)の封止剤において、塗布幅および基板界
面からの盛り上がり量を制御することにより、封止剤の
基板界面からの剥離および封止剤の割裂を抑制し、製造
時間を短縮が可能であることが明らかである。
1乃至図5を参照して説明する。
である。図1(a)は上面図、図1(b)は図1(a)
のA−A断面図である。図1の液晶表示素子1におい
て、2,3はそれぞれ、第1および第2の電極基板であ
り、それぞれITOからなる透明電極4a,4bと配向
膜5a,5bを一方の面に備え、相互の透明電極4a,
4bを対向した状態でスペーサ6によって間隔を一定に
保持しており、シール剤7によって注入口8を除く基板
外周を接着している。二枚の基板の間には、液晶材料9
が挟持されており、液晶材料9を注入するために設けら
れた注入口8が封止剤10により封止されている。
電極基板2,3として10.4インチサイズ、厚み1.
1mmのガラス基板を使用し、二枚の基板の間隔を一定
に保つためのスペーサ6として粒径4.5μmのプラス
チックビーズを用い、基板の一辺には幅5mmの注入口
を4個設けている。
す。図2(a)は、注入口8付近の上面図を示し、図2
(b)は、図2(a)のB−B断面図を示すものであ
る。
より液晶材料を真空注入法によって注入した後に、注入
口8をディスペンサを用いて封止剤10で封止してい
る。ここでは、封止剤10として5000〜10000
cpsの粘度を有する材料を注入口幅より4〜20mm
広く塗布し、さらに、塗布後の封止剤の接着界面からの
盛り上がりを0.3mm以内に抑えた。
り封止剤を噴出させるタイプの装置(武蔵エンジニアリ
ング製、商品名ML−505X)を用い、ディスペンサ
の針としては内径が0.58mmのものを用いた。封止
剤10の塗布方法としては、ディスペンサの針先より封
止剤を噴出させながら、基板の幅方向の所望とする塗布
範囲に対して一定の速度で一方向に移動させるという方
法を採った。尚、用いるディスペンサおよび塗布方法に
ついてはこの限りではなく、所望とする塗布形状が得ら
れるならば何れの方法でもよい。
封止性能を付与するために、封止剤をセル内にある程度
浸透させなければならないため、塗布後すぐ硬化させず
に所定の浸透量が得られるまで待機する。
面積の不足による接着界面の剥離や、封止剤硬化物を経
由する水分浸入等が発生しやすく、信頼性が低下する。
一方、浸透量が多い場合(3mmを越える)、UV硬化
の際にパネルの奥まで浸透した封止剤にはUVが充分届
かず、残留未硬化物が残りやすく、さらに、封止剤が表
示部に近づくために不純物溶出による表示不良が発生し
やすいことにより、信頼性を損なうことになる。以上の
ことから、パネルの種類ごとにシール構造や額縁の幅に
よって多少の差異はあるものの、浸透量は1〜3mmで
あることが望ましい。
mに統一し、2mmの浸透が得られた時点で封止剤の塗
布面に垂直な方向よりUV光を照射し、封止剤を硬化さ
せた。
ける最適値は封止剤の種類によって異なるが、今回は市
販の水銀−キセノンランプを用い、100mW/cm2
のUV光を30秒間照射し、封止剤を硬化させた。
成した。
子を8サンプル作製した。このうちの3サンプルは、本
発明の実施例1〜3による液晶表示素子であり、他の5
サンプルは比較例1〜5によるものである。各サンプル
はそれぞれ、表2に示すような条件により、封止剤10
として異なる粘度のものを用いて作製したものである。
また、封止剤10には全て紫外線硬化型樹脂を使用し、
粘度を除く接着強度、硬化物の硬度等の物性について略
同等のものを使用した。また、封止剤の塗布は、ディス
ペンサの針として内径が0.58mmのものを用い、針
先より封止剤を1.5kg/mmの空気圧により噴出さ
せながら、速度10mm/sで針を基板の幅方向に一方
向に移動させることにより行った。
線硬化型樹脂を用いたが、これに限らず、他にも熱硬化
型樹脂、二液混合硬化型樹脂、電子線硬化型樹脂等を用
いてもよい。しかしながら、熱硬化型樹脂を用いた場合
には加熱処理の際に樹脂が熱だれを生じて硬化後の盛り
上がり量および塗布幅が塗布時と異なるようなことがあ
るが、このように、硬化処理を経ることによって硬化前
後で封止剤の形状に相違が生じる場合には、硬化後の形
状が所望とする形状となるように塗布条件を調整する必
要がある。
10の浸透時間、盛り上がり量、剥がれ発生時間を測定
した。このときの測定結果を表2に示す。尚、浸透速度
とは封止剤10を塗布した後、注入口8の基板端部から
の深度が2mmとなるまでに要した時間のことであり、
盛り上がり量とは、基板端面からの封止剤が最も盛り上
がった点までの高さのことであり、剥がれ発生時間と
は、熱衝撃試験により封止剤10の基板からの剥離が観
察された経過時間のことである。また、冷熱衝撃試験と
は、サンプルを−40℃環境下で0.5時間、90℃環
境下で0.5時間静置することを1サイクルとし、この
サイクルを繰り返し行う試験のことである。
記号は評価結果を示し、それぞれ〇(問題無し)、△
(比較的好ましくない)、×(使用上問題有り)の三段
階で評価を行った。
10mm広く塗布している。また、注入口端部から封止
剤端部までの長さは、いずれも5mm程度としている。
sを越える場合(比較例3〜5)、いずれの測定項目に
おいても判定は△ないし×ということであった。すなわ
ち、浸透速度が遅いために作業性を損なう上、盛り上が
り量が高く応力が貯まり易いために、冷熱衝撃試験にお
いて封止剤の剥離が発生し易い。一方、粘度が5000
cpsを下回る場合(比較例1、2)には、セル内部へ
の封止剤の浸透速度が不均一となるため、図3に示すよ
うに封止剤の浸透不良が発生し、封止剤の硬化不良や、
シール不良による表示不良を引き起こし易い。また、粘
度範囲5000〜10000cpsの封止剤を使用した
実施例1〜3については、いずれの測定項目においても
判定は〇であった。
て、塗布長さと注入口幅との差がそれぞれ異なる6つの
サンプルを作製し、これらの液晶表示素子について封止
剤の塗布長さと注入口幅の差および上記冷熱衝撃試験に
よる剥離発生を判定した。このうち3つは本実施例によ
るもの(実施例4〜6)であり、他の3つは比較例によ
るもの(比較例6〜8)である。このときの測定結果を
表3に示す。
sとし、盛り上がり量は0.3mmとなるように調整し
た。また、注入口の端部から封止剤端部までの長さは二
か所とも同じ長さになるように塗布した。
の差を4mm未満とした場合(比較例6および7)、図
4に示すように(尚、図4(b)は図4(a)のC−C
断面図である)、注入口8の外側の基板間への封止剤浸
透がほとんど無い。この結果、封止剤の塗布端部におけ
る基板と封止剤10との接着面積が小さく、熱収縮に対
する接着力のマージンが少ないため、熱衝撃試験で剥が
れが発生している。また、封止剤10を注入口幅より2
0mmより広く塗布した場合(比較例6)の熱衝撃試験
においては、塗布端部に剥がれが発生していた。これ
は、基板と封止剤10の熱膨張率の差に起因する歪みが
塗布部分の中央から塗布端部に向かうほど大きくなるた
めであると考えられる。
の封止剤として5000〜10000cpsの粘度を有
する材料を注入口幅より4〜20mm広く塗布すること
により、液晶表示セル内部への封止剤の浸透時間を5分
以内に抑えることができるので、生産効率の向上を図る
ことができると共に、封止剤が未硬化状態で液晶に接触
する時間も短縮されるため未硬化封止剤より液晶中への
不純物溶出を減少させ、表示不良の発生を抑制すること
が可能となる。また、注入口外部の基板間に封止剤を十
分浸透させることができるので、封止剤の塗布端部の接
着力が向上し、冷熱衝撃試験等に対しても樹脂の割裂や
接着界面の剥がれの発生しにくい液晶表示素子を得るこ
とが可能となる。さらに、塗布後の封止剤の接着界面か
らの盛り上がりが0.3mm以下に抑えられるので封止
剤硬化後も応力が蓄積しにくく、封止剤の剥離をより生
じにくくする。
幅が注入口幅よりも4〜20mm広いので、上記の封止
剤を液晶表示素子の二枚の基板間の注入口外部に(注入
口幅よりも幅広に)浸透・硬化させることにより封止剤
の塗布端部の接着力が向上し、上記冷熱衝撃試験に対し
ても樹脂の割裂や、接着界面の剥がれの発生しにくい液
晶表示素子を提供することが可能となる。また、硬化後
の封止剤の接着界面からの盛り上がりを0.3mm以下
に抑えることにより、封止剤硬化後も応力が蓄積しにく
い。さらに、25℃における粘度が5000〜1000
0cpsである封止剤を用いるので、セル内部への封止
剤の浸透速度が増大し、生産効率の向上を図ることがで
きる。また、封止剤が未硬化状態で液晶に接触する時間
も短縮されるため、未硬化封止剤より液晶中への不純物
溶出を減少させ、表示不良の発生を抑制することが期待
される。
よれば、25℃における粘度が5000〜10000c
psの封止剤を、前記注入口の幅よりも4〜20mm広
く、かつ、硬化後の盛り上がり高さが0.3mm以内と
なるよう封止する工程を含む。以上のことにより、セル
内部への封止剤の浸透速度が増大し、生産効率の向上を
図ることができる。同時に、封止剤が未硬化状態で液晶
に接触する時間も短縮されるため、未硬化封止剤より液
晶中への不純物溶出を減少させ、表示不良の発生を抑制
することが期待される。また、上記の封止剤を液晶表示
素子の二枚の基板間の注入口外部に(注入口幅よりも幅
広に)浸透・硬化させることにより封止剤の塗布端部の
接着力が向上し、さらに、封止剤硬化後も応力が蓄積し
にくいので、上記冷熱衝撃試験に対しても樹脂の割裂
や、接着界面の剥離の発生しにくい液晶表示素子を提供
することが可能となる。
図である。
る。
口周辺の状態を示す概略図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 液晶をセル内部へ注入した後、前記セル
の注入口を硬化性封止剤により封止した液晶表示素子に
おいて、 前記封止剤の幅が、前記注入口の幅よりも4〜20mm
広いことを特徴とする液晶表示素子。 - 【請求項2】 前記封止剤の盛り上がり高さが0.3m
m以内であることを特徴とする請求項1記載の液晶表示
素子。 - 【請求項3】 前記注入口が、25℃における粘度が5
000〜10000cpsの封止剤によって封止されて
いることを特徴とする請求項1または2記載の液晶表示
素子。 - 【請求項4】 液晶をセル内部へ注入した後、前記セル
の注入口を封止する液晶表示素子の製造方法において、 25℃における粘度が5000〜10000cpsの封
止剤を、前記注入口の幅よりも4〜20mm広く、か
つ、硬化後の盛り上がり高さが0.3mm以内となるよ
う塗布する工程を含むことを特徴とする液晶表示素子の
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34487696A JP3220651B2 (ja) | 1996-12-25 | 1996-12-25 | 液晶表示素子およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34487696A JP3220651B2 (ja) | 1996-12-25 | 1996-12-25 | 液晶表示素子およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10186386A true JPH10186386A (ja) | 1998-07-14 |
JP3220651B2 JP3220651B2 (ja) | 2001-10-22 |
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ID=18372679
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34487696A Expired - Fee Related JP3220651B2 (ja) | 1996-12-25 | 1996-12-25 | 液晶表示素子およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3220651B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6801293B1 (en) | 1999-10-06 | 2004-10-05 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Method for manufacturing an in-plane electric field mode liquid crystal element |
JP2009042363A (ja) * | 2007-08-07 | 2009-02-26 | Hitachi Displays Ltd | 液晶表示装置の製造方法 |
-
1996
- 1996-12-25 JP JP34487696A patent/JP3220651B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US6801293B1 (en) | 1999-10-06 | 2004-10-05 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Method for manufacturing an in-plane electric field mode liquid crystal element |
JP2009042363A (ja) * | 2007-08-07 | 2009-02-26 | Hitachi Displays Ltd | 液晶表示装置の製造方法 |
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