JPH10186255A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JPH10186255A
JPH10186255A JP8350968A JP35096896A JPH10186255A JP H10186255 A JPH10186255 A JP H10186255A JP 8350968 A JP8350968 A JP 8350968A JP 35096896 A JP35096896 A JP 35096896A JP H10186255 A JPH10186255 A JP H10186255A
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light beam
electro
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克彦 西沢
Tsuneo Toda
常雄 戸田
Takayoshi Suzuki
孝義 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラー画像のずれ量を短時間で精度よく補正
する。 【解決手段】 感光体に静電潜像を形成する光走査装置
2を複数の色各々に対応する複数の感光体1それぞれに
対応して配置し、光ビームの光路上に電気光学素子を配
置する。各感光体1に形成された静電潜像各々を現像手
段22により現像し、現像された静電潜像各々を用紙上
で互いに重ね合わせて転写して、カラー画像を形成す
る。上記光走査装置により搬送体3上に形成されたずれ
量検出用画像を検出して、各色の画像のずれ量を検出
し、検出したずれ量に基づいて、該ずれ量が所定範囲の
値となるように電気光学素子各々に電圧を印加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー画像形成装
置に係り、より詳しくは、現像する色に対応して設けら
れた複数の感光体各々に対応して配置された複数の光走
査手段により、光ビームを所定方向に偏向することによ
り走査して該感光体に静電潜像を形成し、各感光体に形
成された静電潜像各々を各感光体に対応する色の色材で
現像し、現像された各色の画像各々を転写媒体に互いに
重ね合わせて転写して、カラー画像を形成するカラー画
像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、カラー画像形成装置は、複数
の感光体(例えば、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、
C(シアン)、及びK(ブラック)の4つ)を備え、各
感光体に対応する各光走査装置により、レーザビームを
各色の画像情報に基づき点滅し、各色の感光体に静電潜
像を形成し、それぞれを現像手段により現像したトナー
像を、順次単一の転写媒体に重ね合わせることにより、
所望のカラー画像を形成している。
【0003】この時、単一の転写媒体に重ね合わせた画
像が、各色ごとにずれると(以下、色ずれと呼ぶ)、色
相が変わったり、色むらが発生してしまうなど、所望の
出力画像が得られない。この色ずれの原因は、それぞれ
の光走査装置の温度などによる光走査位置ずれや、各光
走査装置の走査ラインの傾き(SKEW)や湾曲(BO
W)、各色の書き込み開始位置ずれや、感光体や搬送体
の速度むら、振動による光走査位置ずれ、経時変化等で
ある。これらの内、画質に最も顕著に影響するのは、光
走査装置の走査ラインの傾き(SKEW)や湾曲(BO
W)、各色の書き込み開始位置ずれである。
【0004】このようなずれを補正するため従来では、
電源立ち上げ時や、プリントサイクル時に、ずれ検出用
のレジずれパッチ画像を転写媒体上に形成し、そのレジ
ずれパッチ画像を、CCDにより読み取ることで、基準
色からの相対的なずれ量を検出する。CCDは、転写媒
体上の画像形成領域の両端に2つ配置しており、ずれを
2点で検出することで、各光走査装置の走査ラインの傾
き(SKEW)を検出している。
【0005】特開平1−183676号公報において
は、その基準色からの相対ずれ量に応じて、その基準色
以外の光走査装置の折り返しミラーをステッピングモー
タを用いて、各々副走査方向に平行移動することによ
り、基準色からの副走査方向のずれを補正している。ま
た、折り返しミラー保持部の左右2箇所にあるステッピ
ングモータを、CCDにて読み取った検出量(ずれ量)
に応じて動かすことにより、SKEWを補正するという
技術があった。更に、特開平2−96780号公報にお
いては、CCDにより読み取られた検出結果から、基準
色からのSKEW量に応じて、他の色の光走査装置上の
fθレンズをステッピングモータで左右に傾け、SKE
W量を基準色に合わせることで、色ずれを目立たなくす
る補正を行っている。その他、ミラーを傾けたり、移動
することにより色ずれを補正するのに、ステッピングモ
ータ以外では圧電素子を用いているものもある。このよ
うに、色ずれ補正は、機械的に補正するのが従来一般的
であった。
【0006】また、光走査装置の走査湾曲(BOW)
は、光学レイアウトやミラーの平面度、ミラーの撓みな
どで発生するが、従来、光学部品の作りこみにより押さ
えられていた。
【0007】更に、所定の信号のカウント値(画像書き
出しを開始するための)を調整することにより、副走査
方向について一画素単位で調整しているのが従来一般的
であった。これに加えて特開平6−246975号公報
においては、各色の光走査装置のレーザビームを偏向す
る回転多面体(以下スキャナーモータと呼ぶ)の回転位
相を制御することで、一画素単位以下の調整を行ってい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
1−183676号公報や特開平2−96780号公報
等に記載の発明では、機械的な制御により色ずれをなく
すように補正し、補正サイクルに非常に時間がかかって
しまい、通常のプリントサイクル時には実行できないと
いう問題点があった。実際、この補正サイクルには数分
かかっているのが現状である。もし、プリントサイクル
時にこの補正サイクルを実行すれば、その間ユーザは待
たされることとなる。特に微妙な補正を各色毎に行う場
合には、さらに時間がかかってしまう。実際、現在の補
正サイクルでは、上記のようにミラーをステッピングモ
ータや圧電素子等により機械的に補正するのは、画像形
成装置の電源を立ち上げた初期設定の段階だけ調整して
いる。つまり、プリントサイクル中に温度等による走査
ビームの位置変動や、経時変化などでずれてしまった分
は補正できないという問題点がある。
【0009】また、プリントサイクル時に、補正サイク
ルを実行できないもう一つの理由として、上記の補正方
法では、例えば、各色の光走査装置のSKEWを補正す
ると、副走査方向のレジがずれてしまうというように、
複数のパラメータを独立に制御することができないとい
う問題点がある。つまり、従来技術のように機械的に補
正するとき、微妙な補正を行うには時間がかかりすぎ、
短時間で補正サイクルを終えようとする時は、粗い補正
までしかできない。即ち、機械的制御では、精度とスピ
ードがトレードオフとなってしまう。高画質化と高速化
を狙うとき、これは致命的となり、要求にあったものが
達成できないことになる。また、装置としても大がかり
なものとなってしまうという問題点もある。
【0010】本発明は、上記事実に鑑み成されたもの
で、複数の感光体に形成された静電潜像を感光体に対応
する色の色材で現像し、現像された各色の画像各々を転
写媒体に互いに重ね合わせて転写して形成されたカラー
画像のずれ量を短時間で精度よく補正することの可能な
カラー画像形成装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため請求
項1記載の発明は、現像する色に対応して設けられた複
数の感光体と、前記複数の感光体各々に対応して配置さ
れると共に、光ビームを所定方向に偏向することにより
走査して該感光体に静電潜像を形成する複数の光走査手
段と、前記各感光体に形成された静電潜像各々を各感光
体に対応する色の色材で現像する複数の現像手段と、前
記現像された各色の画像各々を転写媒体に互いに重ね合
わせて転写する転写手段と、前記複数の光走査手段によ
り照射される各光ビームの光路上に配置されかつ透過す
る光ビームを、印加された電圧に応じた量だけ偏向させ
る電気光学素子と、前記電気光学素子に電圧を印加する
印加手段と、前記複数の光走査手段、前記複数の現像手
段、及び前記転写手段により前記転写媒体上に形成され
たずれ量検出用画像を検出して、各色の画像のずれ量を
検出するずれ量検出手段と、前記検出されたずれ量に基
づいて、各色の画像のずれ量が所定範囲内の値となるた
めの電圧が前記電気光学素子各々に印加されるように前
記印加手段を制御する制御手段と、を備えている。
【0012】請求項2記載の発明は、現像する色に対応
して設けられた複数の感光体と、前記複数の感光体各々
に対応して配置されると共に、光ビームを所定方向に偏
向することにより走査して該感光体に静電潜像を形成す
る複数の光走査手段と、前記各感光体に形成された静電
潜像各々を各感光体に対応する色の色材で現像する複数
の現像手段と、前記現像された各色の画像各々を転写媒
体に互いに重ね合わせて転写する転写手段と、前記複数
の光走査手段により照射される各光ビームの光路上に配
置されかつ透過する光ビームを、印加された電圧に応じ
た量だけ偏向させる電気光学素子と、前記電気光学素子
に電圧を印加する印加手段と、前記複数の光走査手段、
前記複数の現像手段、及び前記転写手段により前記転写
媒体上に形成されたずれ量検出用画像を検出して、各色
の画像のずれ量を検出するずれ量検出手段と、前記検出
されたずれ量が所定値以上か否かを判断する判断手段
と、前記判断手段により所定値未満と判断された場合
に、前記検出されたずれ量に基づいて、各色の画像のず
れ量が所定範囲内の値となるための電圧が前記電気光学
素子各々に印加されるように前記印加手段を制御し、前
記判断手段により所定値以上と判断された場合に、前記
検出されたずれ量に基づいて、各色の画像のずれ量が所
定範囲内の値となるように前記複数の光走査手段各々の
光ビームの照射タイミングを制御すると共に前記印加手
段を制御する制御手段と、を備えている。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2記載の発明において、前記ずれ量検出手段は、前記
複数の光走査手段、前記複数の現像手段、及び前記転写
手段により前記転写媒体上の前記所定方向に対応する方
向に並ぶ複数の位置に形成された複数のずれ量検出用画
像を検出し、該検出した複数のずれ量検出用画像に基づ
いて、各感光体の前記所定方向の走査ライン各々の傾き
又は湾曲量を検出して、各色の画像のずれ量を検出する
ことを特徴とする。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、前記ずれ量検出手段は、前記複数のずれ量
検出用画像の各色の画像の位置を検出して、前記転写媒
体上のライン各々の傾き又は湾曲量を検出することを特
徴とする。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求
項4の何れか1項に記載の発明において、前記ずれ量検
出手段は、前記ずれ量を、前記転写媒体上に予め定めら
れた位置又は前記各色の画像の何れか1つの画像を基準
にして検出することを特徴とする。
【0016】請求項6記載の発明は、請求項1乃至請求
項5の何れか1項に記載の発明において、前記制御する
ための予め定められた条件が成立したか否かを判断する
条件成立判断手段を更に備え、前記制御手段は、前記条
件成立判断手段により条件が成立したと判断された場合
に、前記制御することを特徴とする。
【0017】請求項7記載の発明は、請求項1乃至請求
項6の何れか1項に記載の発明において、前記感光体各
々の走査ラインの位置を検出する位置検出手段を更に備
え、前記制御手段は、前記光ビームが偏向される毎の前
記検出された位置の変位量を算出し、算出された変位量
に基づいて、該変位量が所定範囲の値となる電圧が前記
電気光学素子各々に印加されるように前記印加手段を更
に制御することを特徴とする。
【0018】請求項8記載の発明は、請求項7記載の発
明において、前記位置検出手段は、前記感光体各々の画
像形成領域に最初に入射する位置以前の予め定められた
第1の位置及び最後に入射する位置以後の予め定められ
た第2の位置の少なくとも一方を通過する光ビームを検
出し、前記複数の光走査手段は、前記位置検出手段によ
る前記光ビームの検出に基づいて、前記光ビームの照射
タイミングを調整し、前記制御手段は、前記光ビームが
前記第1の位置及び前記第2の位置の少なくとも一方を
通過するタイミングで、前記電気光学素子各々に、前記
電気光学素子を透過した光ビームが前記第1の位置及び
前記第2の位置の少なくとも一方を通過するための予め
検出された大きさの電圧が印加されるように前記印加手
段を制御することを特徴とする。
【0019】請求項9記載の発明は、請求項7記載の発
明において、前記感光体各々の画像形成領域に最初に入
射する位置以前の予め定められた第1の位置及び最後に
入射する位置以後の予め定められた第2の位置の少なく
とも一方を通過する光ビームを検出する光ビーム検出手
段を更に備え、前記複数の光走査手段は、前記光ビーム
検出手段による前記光ビームの検出に基づいて、前記光
ビームの照射タイミングを調整し、前記制御手段は、前
記光ビームが前記第1の位置及び前記第2の位置の少な
くとも一方を通過するタイミングで、前記電気光学素子
各々に、前記電気光学素子を透過した光ビームが前記第
1の位置及び前記第2の位置の少なくとも一方を通過す
るための予め検出された大きさの電圧が印加されるよう
に前記印加手段を制御することを特徴とする。
【0020】即ち、請求項1記載の発明は、現像する色
に対応して複数の感光体を設けている。例えば、Y(イ
エロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、及びK(ブ
ラック)の4色に対応して4つの感光体を設けている。
【0021】この複数の感光体各々に対応して複数の光
走査手段が配置され、該複数の光走査手段は、光ビーム
を所定方向に偏向することにより走査して各感光体に静
電潜像を形成する。
【0022】複数の現像手段は、各感光体に形成された
静電潜像各々を各感光体に対応する色の色材で現像し、
転写手段は、現像された各色の画像各々を転写媒体に互
いに重ね合わせて転写する。これにより、カラー画像が
形成される。
【0023】ところで、本発明は、複数の光走査手段に
より照射される各光ビームの光路上に電気光学素子を配
置している。この電気光学素子は、透過する光ビーム
を、印加された電圧に応じた量だけ偏向させる。
【0024】また、複数の光走査手段、複数の現像手
段、及び転写手段により転写媒体上にずれ量検出用画像
を形成し、このずれ量検出画像をずれ量検出手段によっ
て検出して、各色の画像のずれ量を検出する。
【0025】そして、制御手段は、ずれ量検出手段によ
り検出されたずれ量に基づいて、各色の画像のずれ量が
所定範囲内の値となるための電圧が電気光学素子各々に
印加されるように、電気光学素子に電圧を印加する印加
手段を制御する。なお、所定範囲内の値は、ずれ量が全
くなくなる値(略0)でもよいが、各色の画像がずれて
いると認識されない程度のずれ量以内の値としてもよ
い。
【0026】このように、複数の光走査手段、複数の現
像手段、及び転写手段により転写媒体上に形成されたず
れ量検出用画像を検出して、各色の画像のずれ量を検出
し、検出されたずれ量に基づいて、各色の画像のずれ量
が所定範囲内の値となるための電圧を電気光学素子各々
に印加して、ずれ量を補正しており、ステッピングモー
タ等により機械的に補正していないので、ずれ量を短時
間で精度よく補正することができる。即ち、ずれ量を1
画素以下の微小なレベルまで補正することができる。
【0027】また、電気光学素子各々に印加してずれ量
を補正しているので、ステッピングモータ等により機械
的構成要素が不要となり、カラー画像形成装置を小型化
することができる。
【0028】ところで、各色の画像のずれ量が所定値以
上、例えば、1画素以上の場合でも、ずれ量が所定範囲
内の値となるための電圧を電気光学素子各々に印加して
もよいが、複数の光走査手段各々の光ビームの照射タイ
ミングを制御するようにしてもよい。即ち、請求項2記
載の発明のように、判断手段は、ずれ量検出手段により
検出されたずれ量が所定値以上か否かを判断し、制御手
段は、判断手段により所定値未満と判断された場合に、
検出されたずれ量に基づいて、各色の画像のずれ量が所
定範囲内の値となるための電圧が電気光学素子各々に印
加されるように印加手段を制御し、判断手段により所定
値以上と判断された場合に、検出されたずれ量に基づい
て、各色の画像のずれ量が所定範囲内の値となるように
複数の光走査手段各々の光ビームの照射タイミングを制
御すると共に印加手段を制御する。
【0029】このように、複数の光走査手段各々の光ビ
ームの照射タイミングを制御すると共に印加手段を制御
するので、電気光学素子に印加する電圧の大きさを小さ
くすることができ、これにより、電気光学素子の寿命を
長くすることができると共に、偏向角を小さくできるの
で、カラー画像形成装置を簡素化でき、低コストに構成
することがてきる。
【0030】なお、判断手段により所定値以上と判断さ
れた場合に、複数の光走査手段各々の光ビームの照射タ
イミングを制御して、1画素単位に各色の画像のずれ量
を補正し、1画素未満の各色の画像のずれ量を、印加手
段を制御して、補正するようにしてもよい。なお、複数
の光走査手段各々の光ビームの照射タイミングの制御及
び印加手段の制御方法は、この方法に限定されない。
【0031】また、ずれ量検出手段は、複数の光走査手
段、複数の現像手段、及び転写手段により転写媒体上の
所定方向に対応する方向に並ぶ複数の位置に形成された
複数のずれ量検出用画像を検出し、該検出した複数のず
れ量検出用画像に基づいて、各感光体の所定方向の走査
ライン各々の傾き又は湾曲量を検出して、各色の画像の
ずれ量を検出するようにしてもよい。なお、この場合、
複数のずれ量検出用画像の各色の画像の位置を検出し
て、転写媒体上のライン各々の傾き又は湾曲量を検出す
る。また、ずれ量検出手段は、ずれ量を、転写媒体上に
予め定められた位置又は各色の画像の何れか1つの画像
を基準にして検出する。
【0032】このように、転写媒体上の所定方向に対応
する方向に並ぶ複数の位置に形成された複数のずれ量検
出用画像を検出し、該検出した複数のずれ量検出用画像
に基づいて、各感光体の所定方向の走査ライン各々の傾
き又は湾曲量を検出して、各色の画像のずれ量を補正す
ることから、通常のカラー画像を形成しながらずれ量を
補正することができる。
【0033】なお、制御手段による上記制御は、条件成
立判断手段により、上記制御するための予め定められた
条件が成立したと判断された場合に、実行するようにし
てもよい。なお、この条件は、例えば、カラー画像形成
装置に電源が投入されたときや、カラー画像形成装置内
の所定部位の温度が変化したときや、上記各色のずれ量
が所定値以上となったときや、各感光体各々の走査ライ
ンの位置の変動量が所定値以上となったとき等がある。
【0034】また、感光体各々の走査ラインの位置を検
出する位置検出手段を更に備え、制御手段は、光ビーム
が偏向される毎の検出された位置の変位量を算出し、算
出された変位量に基づいて、該変位量が所定範囲の値と
なる電圧が電気光学素子各々に印加されるように印加手
段を更に制御するようにしてもよい。
【0035】ところで、位置検出手段は、感光体各々の
画像形成領域に最初に入射する位置以前の予め定められ
た第1の位置及び最後に入射する位置以後の予め定めら
れた第2の位置の少なくとも一方を通過する光ビームを
検出するようにしてもよく、また、感光体各々の画像形
成領域に最初に入射する位置以前の予め定められた第1
の位置及び最後に入射する位置以後の予め定められた第
2の位置の少なくとも一方を通過する光ビームを検出す
る光ビーム検出手段を備えてもよいが、複数の光走査手
段は、第1の位置及び第2の位置の少なくとも一方を通
過する光ビームの検出に基づいて、光ビームの照射タイ
ミングを調整している。
【0036】一方、上記のように電気光学素子に印加す
る電圧を制御等することにより上記ずれ量を補正した場
合、補正量が大き過ぎで、光ビームが第1の位置及び第
2の位置の少なくとも一方を通過しなくなる虞がある。
【0037】そこで、制御手段は、光ビームが第1の位
置及び第2の位置の少なくとも一方を通過するタイミン
グで、電気光学素子各々に、電気光学素子を透過した光
ビームが第1の位置及び第2の位置の少なくとも一方を
通過するための予め検出された大きさの電圧が印加され
るように印加手段を制御するようにしてもよい。これに
より、上記のように電気光学素子に印加する電圧を制御
等することにより上記ずれ量を補正した場合、補正量が
大き過ぎで、光ビームが第1の位置及び第2の位置の少
なくとも一方を通過しなくなることを防止することがで
きる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。本形態のカラー画像形成装
置は、図1に示す様に、Y(イエロー)、M(マゼン
タ)、C(シアン)、及びK(ブラック)のそれぞれの
色に対応して、複数(4個)の感光体1を備えている。
各感光体1の回りには、帯電手段21、現像手段22、
定着手段24、及びクリーニング手段26が順に設けら
れている。また、各感光体1に対応して、光走査手段と
しての光走査装置2が配置されている。
【0039】更に、カラー画像形成装置は、転写媒体と
しての用紙が各感光体1に接触するように搬送する搬送
体3を備えている。このように搬送体3により用紙が各
感光体1に接触するように搬送されるので、各感光体1
に形成されかつ現像された各像各々が、該用紙上に重ね
合わされて転写される。
【0040】図2に示すように、搬送体3により搬送さ
れる用紙の画像形成領域の先頭位置S、中央位置C、及
び後端位置Eのそれぞれの位置に対応して、後述するよ
うに搬送体3に形成された画像を読み取るCCD1〜C
CD3が配置されている。なお、CCD1〜CCD3
は、本発明のずれ量検出手段に対応する。そして、搬送
体3には定着手段25が設けられている。なお、搬送体
3に形成された画像を読み取ることができれば、CCD
に限定されるものではない。
【0041】各光走査装置2各々は、図3に示す様に、
レーザーダイオード5、を備えている。レーザーダイオ
ード5の光軸上には、レーザーダイオード5に近い方か
ら順にコリメータレンズ6、シリンダレンズ7、電気光
学素子11、及び回転多面鏡(ポリゴンミラー)9が配
置されている。また、この光軸には回転多面鏡9から近
い方から順に、fθレンズ8、折り返しミラー30、及
び感光体1が配置されている。よって、レーザーダイオ
ード5から照射されたレーザビームは、コリメータレン
ズ6、シリンダレンズ7、電気光学素子11を通過し
て、回転多面鏡9に入射し、かつ、回転多面鏡9により
偏向される。このように回転多面鏡9により偏向された
レーザビームは、fθレンズ8を通過し、折り返しミラ
ー30で反射して、感光体1を走査する。なお、回転多
面鏡9により偏向されたレーザビームによって感光体1
が走査される方向を主走査方向といい、主走査方向と直
交する方向を副走査方向という。
【0042】また、各光走査装置2各々には、該光走査
装置2内、本形態では、折り返しミラー30近傍の温度
を検出する図示しない温度検出手段が配置されている。
なお、温度検出手段の配置位置は、折り返しミラー30
近傍に限定されず、また、温度検出手段の個数は1つ以
上でもよい。即ち、光走査装置2の温度を検出すること
の可能な複数位置各々に温度検出手段を配置してもよ
い。
【0043】なお、電気光学素子11を回転多面鏡9よ
りも手前の位置に配置しているが、各光走査装置2内の
レーザビーム光路上であればどこでもよい。
【0044】また、各光走査装置2各々は、レーザビー
ムにより感光体1が走査される際に感光体1の画像形成
領域に最初に入射する位置以前の予め定められた位置
に、ミラー10Mを配置している。ミラー10Mにより
反射されたレーザビームの光軸上には、位置検出手段と
しての水平同期センサ(SOSセンサ)10を備えてい
る。
【0045】次に、電気光学素子11について説明す
る。一般的に、ある物質に電界を印加することによって
屈折率が変わる現象を、電気光学効果と言う。この電気
光学効果を有する物質としてはLiNbO3 結晶等が有
名である。これらの物質に外部より電界を印加すること
で、屈折率を変えて利用するのが電気光学素子である。
電気光学素子の種類は、大きく分けて、バルクタイプと
導波路タイプに分けられる。本件の実施例ではバルクタ
イプを用いるが、これに限定されない。また、バルクタ
イプの電気光学素子は、電極の設け方で、大きく分け
て、対向電極タイプ(図4(1)参照)と、くし形電極
タイプ(図4(2)参照)の2種類あり、本形態では、
対向電極タイプを用いているが、これに限定されない。
【0046】電気光学素子11は、印加された電界の大
きさ(印加された電圧の大きさ)に応じて、電気光学素
子11を透過したレーザビームの副走査方向の偏向角
を、図5に示すように、リニアに変化させる。また、レ
ーザーダイオード5、コリメータレンズ6、シリンダレ
ンズ7、電気光学素子11、回転多面鏡9、fθレンズ
8、折り返しミラー30、及び感光体1の配置位置は固
定されている。よって、レーザビームの偏向角の変化に
応じて、レーザビームの感光体1上の位置も変化する。
即ち、電気光学素子11に印加された電圧の変化に応じ
て、レーザビームの感光体1上の位置(感光体1上の走
査ライン)が変化する。
【0047】次に、水平同期センサ10を説明する。水
平同期センサ10は、本形態では、図6に示すように、
レーザビームを受光する受光部(フォトダイオード)7
2aを備えている。受光部72aの受光面の近傍には、
副走査方向に、濃度が変化するグラディエーションフィ
ルタ72bが配置されている。これにより、水平同期セ
ンサ10は、後述する高さを検知することもできる。
【0048】次に、本形態の制御系を説明する。本形態
の制御系は、図7に示すように、CPU19を備えてい
る。CPU19には、CCD1〜CCD3のそれぞれに
対応して画像読取部40N1〜40N3が接続されてい
る。また、CPU19には、各光走査装置2 に対応し
て、駆動部50N1〜50N4が接続されている。更
に、CPU19には、各光走査装置2の制御系SK 、S
C 、SM 、SY が接続されている。
【0049】次に、画像読取部40N1〜40N3を説
明するが、これらは同一の構成であるので、画像読取部
40N1のみを説明し、他の説明を省略する。画像読取
部40N1は、CPU19に接続されたCCD1、CC
D1に接続された増幅器(オペアンプ)52、増幅器5
0に接続されたローパスフィルター54を備えている。
ローパスフィルター54にはA/D変換器56が接続さ
れ、A/D変換器58には、メモリ58N1〜58N4
が接続され、メモリ58N1〜58N4には画像処理回
路60が接続されている。メモリ58N1〜58N4及
び画像処理回路60はCPU19に接続されている。な
お、メモリ58N1〜58N4は、CCD1により読み
取られた各色の画像データが対応して記憶される。
【0050】次に、駆動部50N1〜50N4を説明す
るが、これらは同一の構成であるので、駆動部50N1
のみを説明し、他の説明を省略する。駆動部50N1
は、CPU19に接続され、かつ、電気光学素子11に
印加する電圧をCPU19の制御に従って変化させる電
気光学素子駆動回路11D、電気光学素子駆動回路11
Dにより電圧が印加される電気光学素子11、及び、C
PU19及び電気光学素子駆動回路11Dに接続された
高さ検知回路10Sを備えている。
【0051】ここで、高さとは、レーザビームの副走査
方向の位置をいう。高さ検知回路10Sは、図8に示す
ように、第1の高さ検知回路10S1と、電気光学素子
駆動回路11D、CPU19及び第1の高さ検知回路1
0S1に接続された第2の高さ検知回路10S2と、を
備えている。
【0052】第1の高さ検知回路10S1は、図9に示
すように、前述した受光部72aを備えている。受光部
72aには、増幅器74が接続され、増幅器74には、
ピークホールド回路76及び比較器78が接続されてい
る。
【0053】第2の高さ検知回路10S2は、図10に
示すように、ピークホールド回路76に接続されたA/
D変換器82、及び比較器78に接続されたカウンタ8
0を備えている。カウンタ80には、リセット回路8
4、及びメモリ86が接続されている。このメモリ86
には、CPU19及びA/D変換器82も接続されてい
る。さらに、このメモリ86には、演算回路88が接続
され、演算回路88には、D/A変換器90を介して電
気光学素子駆動回路11Dが接続されている。
【0054】次に、本形態の作用を説明する。まず、カ
ラー画像の形成プロセスを説明する。各光走査装置2に
より、各色の画像情報に基づき各レーザダイオード5を
ON/OFFしてレーザビームを照射する。照射された
レーザビームは、コリメータレンズ6、シリンダレンズ
7、電気光学素子11を通過して、回転多面鏡9に入射
し、回転多面鏡9により偏向されて、fθレンズ8を通
過し、折り返しミラー30で反射して感光体1に入射し
て、各感光体1に静電潜像が形成される。
【0055】各感光体1に形成された静電潜像は、現像
手段22により、各感光体1に対応する色の色材(トナ
ー)で現像されて、トナー像が形成され、搬送体3によ
り搬送される用紙上に重ね合わされて転写されて、カラ
ー画像が形成される。そして、定着手段25によって定
着することにより、最終的なカラー画像が形成される。
なお、各感光体1はクリーニング手段26により清掃さ
れ、次のページの出力に備える。
【0056】一方、レーザビームは、感光体1が走査さ
れる際に感光体1の画像形成領域に最初に入射する位置
以前の予め定められた位置に配置されたミラー10Mに
より反射され、水平同期センサ10の受光部72aに入
射する。
【0057】受光部72aのアナログ出力は増幅器74
で増幅され、そのピーク値がピークホールド回路76で
検出される。このピーク値が上記高さの値となる。即
ち、受光部72aには、副走査方向に濃度が変化するグ
ラディエーションフィルタ72bが配置されているの
で、高さ位置に応じてレーザビームが通過するグラディ
エーションフィルタ72bの濃度部位置が変化し、これ
により、受光部72aによる受光量が変化する。よっ
て、受光部72aによる受光量はグラディエーションフ
ィルタ72bの濃度部位置に対応し、グラディエーショ
ンフィルタ72bの濃度部位置が高さ位置に対応するの
で、受光部72aによる受光量は、高さ位置に対応す
る。即ち、受光部72aからの出力を高さ情報と関連付
けることができる。なお、グラディエーションフィルタ
に代えて、スリットを利用してもよく、複数の受光セン
サを設けて、その受光光量比から高さ情報を得るように
してもよい。
【0058】ところで、回転多面鏡9の1回転周期にお
けるレーザビームの高さ変動は、画質に対して影響を与
える。特にカラー画像では色むらや色相の変化が目立っ
てしまう。このように回転多面鏡9の各面に対応してレ
ーザビームの高さを補正するためには、現在、レーザビ
ームを偏向している面がどの面であるかを知る必要があ
る。そこで、図9に示した比較器78からのロジック信
号をクロックとし、図10に示したカウンタ80は、回
転多面鏡9の総面数で繰り返してカウントする。このカ
ウンタ80はセット可能なカウンタであれば、各面に対
してフレキシブルに対応できる。なお、その他、回転多
面鏡9を駆動するモータの位相情報や、エンコーダ等を
設置することでもレーザビームを偏向している面を知る
ことができる。このカウンタ値をメモリ86に対するア
ドレスとして入力すると同時に、該アドレスに対応する
領域に、A/D変換器82によりデジタル変換された入
力データ(ピーク値)を書き込む。なお、この書き込み
タイミングは、CPU19よる書き込み信号(Writ
e)により定まる。また、読み出し信号(Read)を
メモリ86に出力することにより、レーザビームを偏向
する各面各々に対応するレーザビームの高さを読み出す
ことができる。このようにして読み出された各面に対応
するレーザビームの高さは、演算回路88に入力され、
演算回路88では、平均値を算出し、基準値とする。そ
して、高さ補正は、レーザビームを偏向する各面各々に
対応するレーザビームの高さをメモリ86から順に読み
出し、読み出し高さと前述した基準値とを比較して、差
分量を算出する。差分量は、D/A変換器90で変換さ
れ、電気光学素子駆動回路11Dに入力される。電気光
学素子駆動回路11Dからは、オフセット電圧として電
気光学素子11に印加される。これにより、レーザビー
ムを偏向する各面各々に対応するレーザビームの高さ
が、基準値に対応する位置に補正される。
【0059】図11には、本形態の補正制御ルーチンが
示されており、本ルーチンは、電源が投入されるとスタ
ートし、ステップ100で、ずれ補正処理を実行し、ス
テップ200で、後述する各条件を判断するための物理
量を記憶する。
【0060】即ち、本ステップ200では、各光走査装
置2の折り返しミラー30近傍の温度及び各光走査装置
2のレーザビームの前述した高さを検出し、かつ、記憶
する。
【0061】ここで、折り返しミラー30近傍の温度
を、前述した温度検出手段により検出し、かつ、検出し
た温度を記憶する。
【0062】また、前述した高さを、受光部72aによ
ってレーザビームを検出することにより、検出する。そ
して、受光部72aからの出力を、増幅器74、ピーク
ホールド回路76、及びA/ D変換器82を介して、メ
モリ86に記憶する。
【0063】ステップ202で、上記記憶した物理量
が、前回記憶した物理量より基準値以上変動したか否か
を判断することにより、条件が成立したか否かを判断す
る。即ち、折り返しミラー30近傍の温度が、基準値
(例えば、3°C)以上変化したか否かを判断する。折
り返しミラー30近傍の温度が、基準値以上変化してい
ない場合には、次に、前述した高さが各光走査装置2間
で基準値(例えば、1画素)以上変動したか否かを判断
する。
【0064】物理量が基準値以上変動しなかった場合に
は、ステップ202に戻って、以上の処理(ステップ2
00、202)を実行する。
【0065】一方、物理量が基準値以上変動した場合、
即ち、折り返しミラー30近傍の温度が基準値以上変化
したか又は前述した高さが各光走査装置2間で1画素以
上ずれた場合には、ステップ204で、色ずれ量が基準
値以上変動したか否かを判断する。即ち、後述するよう
に、各光走査装置2により形成されたレズずれパッチ画
像(先頭位置)をCCD1により読み取り、各光走査装
置2の感光体の画像形成領域の先頭位置(なお、中央位
置、後端位置等でもよい)が各光走査装置2間で基準値
(例えば、1画素)以上変動したか否かを判断する。
【0066】色ずれ量が基準値以上変動した場合には、
ステップ100に戻って、ずれ補正量を実行する。な
お、色ずれ量が基準値以上変動していない場合には、ス
テップ200に戻って、以上の処理(ステップ200〜
204)を実行する。次に、ずれ補正処理を、図12に
示したフローチャートに沿って説明する。
【0067】ここで、電気光学素子11によりずれ補正
を行う場合、各光走査装置2毎の電気光学素子11に印
加する電圧に対するレーザビームの副走査方向の変位量
を予め知る必要がある。
【0068】これは、まず、各電気光学素子11にV1
(V)の電圧を印加したときと、V 2 (V)の電圧を印
加したときの、それぞれのレーザビームの副走査方向の
位置をCCDにより読み取る。図5に示すように、電気
光学素子に印加する電圧と電気光学素子を透過したレー
ザビームの偏向角がほぼリニアな特性を示すことから、
2ポイント(V1 (V)、V2 (V))のレーザビーム
の偏向角を得ることで、各電気光学素子に印加する電圧
に対する、ビームの副走査方向の変位量を関係つけるこ
とができる。
【0069】即ち、例えば、Y色用の光走査装置2の2
ポイントにおける偏向角がθ1 、θ 2 であったとすれ
ば、θ=αy・Vから、傾きαy=(θ2 −θ1 )/
(V2 −V1 )が得られる。なお、他の色(M、C、
K)の傾き(αk、αm、αc)も同様に行う。この傾
きを予め記憶しておく。
【0070】このように、各光走査装置2毎に電気光学
素子11に、どれだけの電圧を印加すれば、レーザビー
ムの偏向角がどれだけ変化するか分かる。よって、レー
ザビームの位置の移動すべき量が分かれば、レーザビー
ムの偏向角をどれだけ変化させればよいか分かり、電気
光学素子11への印加電圧が分かる。
【0071】図12のステップ104で、ズレ量検出用
画像を作成する。即ち、各光走査装置2により、各感光
体1に、ずれ量検出用画像としてある規定したレジずれ
パッチのY,M,C,K画像を各光走査装置により書き
込み、それぞれの現像手段により現像する。それを一定
速度で動く搬送体3に、各々離間した位置に転写する。
これにより、搬送体3に、Y,M,C,K4色のトナー
像(レジずれパッチ画像)が、離間した位置に形成さ
れ、レジずれパッチ画像の各々を、ステップ106で、
図2に示すように、各CCD1〜CCD3により、該C
CD1、CCD2、CCD3を通過するタイミングで読
み取り、ステップ108で、転写媒体上の画像形成領域
の先頭位置、中央位置、及び後端位置を各光走査装置2
毎に算出する。
【0072】CCD1で読み取ったY、M、C、Kの各
色用の光走査装置2の上記先頭位置を、それぞれYy
1、Ym1、Yc1、Yk1とし、CCD2で読み取っ
たY、M、C、Kの各色用の光走査装置2の上記中央位
置を、それぞれYy2、Ym2、Yc2、Yk2とし、
そして、CCD3で読み取ったY、M、C、Kの各色用
の光走査装置2の上記後端位置を、それぞれYy3、Y
m3、Yc3、Yk3とする。
【0073】ステップ110で、各光走査装置2による
転写媒体上の画像形成領域の先頭位置の各光走査装置2
間のずれを補正するための電圧を算出する。
【0074】ここで、ステップ110を、図13に示し
たフローチャートに沿って説明する。図13のステップ
122で、各光走査装置の画像形成領域の先頭位置のず
れ量を算出する。
【0075】即ち、K色の各光走査装置2の上記先頭位
置Yk1を基準に、他の先頭位置のずれ量[(Yy1−
Yk1)、(Ym1−Yk1)、及び(Yc1−Yk
1)]を算出する。なお、上記先頭位置Yk1を基準に
することに限定されず、他の色の先頭位置(Yy1、Y
m1、及びYc1)を基準にしてもよい。
【0076】次のステップ124で、算出されたずれ量
が1画素以上であるか否かを判断する。なお、本ステッ
プ124は、本発明の判断手段に対応する。ずれ量が1
画素未満の場合には、ステップ130に進み、ずれ量が
1画素以上の場合には、ステップ126で、水平同期信
号のカウント比較値を設定する。
【0077】即ち、副走査方向の書き出し開始タイミン
グ(リードレジ)を決定するための水平同期信号のカウ
ント比較値を、例えば、Y色用の光走査装置2を例にと
ると、次の式から算出する。 (初期設定されている所定値)+(((Yy1−Yk
1)÷1画素)の商) そして、各光走査装置は、書き出し開始記号(ページシ
ンク信号)が発生した時点から、水平同期信号のカウン
ト値が、このカウント比較値になった次の水平同期信号
から、画像書き出しを開始するようにする。例えば、解
像度が400SPI(Spot Per Inch)の
場合、一画素は63.5μmである。つまり、上記のカ
ウント値の第二項は、副走査方向について一画素単位
(63.5μm)で画像書き出しタイミングを調整する
ことを意味している。
【0078】ステップ128では、1画素未満のずれ量
を算出する。即ち、例えば、((Yy1−Yk1)÷1
画素)の剰余を算出する。
【0079】ステップ130で、各光走査装置の各電気
光学素子への印加電圧を設定する。即ち、1画素未満の
ずれ量から、レーザビームの偏向角を算出し、算出した
偏向角と前述した傾き(αy、αk、αm、αc)とに
基づいて、偏向角に対応する電圧を算出する。
【0080】次のステップ112(図12参照)で、先
頭位置と中央位置とのずれを補正するための電圧を算出
し、ステップ114で、中央位置と後端位置とのずれを
補正するための電圧を算出する。なお、ステップ11
2、114は、前述したステップ110と同様に処理す
る。即ち、ステップ112では、CCD1及びCCD2
の検出によるずれ量の差(Yy2−Yy1)、(Ym2
−Ym1)、(Yc2−Yc1)、(Yk2−Yk1)
に対応する傾きの電圧を算出する。なお、ずれ量が1画
素以上の場合には、前述したように水平同期信号のカウ
ント比較値を設定する。ステップ114では、CCD2
及びCCD3の検出によるずれ量の差(Yy3−Yy
2)、(Ym3−Ym2)、(Yc3−Yc2)、(Y
k3−Yk2)に対応する傾きの電圧を算出する。な
お、ずれ量が1画素以上の場合には、前述したように水
平同期信号のカウント比較値を設定する。
【0081】ステップ116で、ステップ110〜ステ
ップ114で算出された電圧に基づいて、電気光学素子
の一周期の印加電圧を算出する。即ち、図14に示すよ
うに、回転多面鏡9の一面周期の電圧波形を算出する。
【0082】例えば、K色用の光走査装置2の電圧波形
は、図14(1)に示すように算出する。即ち、前述し
たように、K色用の光走査装置2の先頭位置を基準に他
の色用の色用の光走査装置2の先頭位置のずれを補正し
ているので、先頭位置の設定電圧は初期の電圧vk1であ
り、先頭位置では、図14(1)に示すように、vk1
ままである。中央位置では、(Yk2−Yk1)に応じ
て算出された偏向角に対応する電圧vk2が設定され、後
端位置では、(Yk3−Yk2)に応じて算出された偏
向角に対応する電圧vk3が設定される。そして、電圧v
k1、電圧vk2、電圧vk3により、電気光学素子の一周期
の印加電圧の波形が鋸歯状になるように、電気光学素子
の一周期の印加電圧を算出する。なお、その他の色
(Y、M、C)用の光走査装置2の電圧波形も同様に、
図14(2)〜図14(4)に示すように、回転多面鏡
9の一面周期の電圧波形を算出する。
【0083】なお、電気光学素子の一周期の印加電圧の
波形を、鋸歯状に算出することに限定されず、弓状に算
出してもよい。
【0084】また、上記のように算出された電圧により
電気光学素子11が制御されるので、図15(1)に示
すように、各光走査装置の先頭位置のずれ量が、本処理
により所定範囲の値(本形態では、0)となるように補
正される。よって、図15(2)に示すように、各先頭
位置が一致する。
【0085】また、同様に、中央位置及び後端位置の電
圧が電気光学素子に印加されると、中央位置及び後端位
置が補正される。
【0086】よって、図15(2)に示した各光走査装
置の中央位置及び後端位置のずれ量が、図15(3)に
示すように、各中央位置及び後端位置が一致するように
補正される。
【0087】以上より、各色の光走査装置2の感光体1
の走査ライン各々に対応する転写媒体上のライン各々間
のずれを補正することができると共に、各色の光走査装
置自体の走査ラインの湾曲(BOW)をも同時に補正で
きる。
【0088】ところで、各光走査装置間の温度上昇の不
均等等により、上記補正によりある色の光走査装置の光
路だけ大きくずれ、その色の光走査装置だけ、電気光学
素子による補正量が増えてしまい、結果として、レーザ
ビームの走査位置が、水平同期センサの受光面を外れて
しまう、即ち、水平同期が取れないことが発生するおそ
れがある。
【0089】そこで、上記ステップ116では、更に、
レーザビームが水平同期センサを通過するための電気光
学素子に印加する電圧VSOSC、VSOSK等を予め検出して
おき、各光走査装置によるレーザビームが水平同期セン
サ上を通過する時のタイミングでは、図16示すタイミ
ングチャートのように、検出した電圧VSOSC、VSOSK
が電気光学素子に印加されるように、回転多面鏡9の一
面周期の電圧を算出する。
【0090】以上説明した実施の形態では、画像形成領
域の先頭位置、中央位置、後端位置の各々の位置を検出
して、各色の光走査装置2の感光体1の走査ライン各々
に対応する転写媒体上のライン各々間のずれ量を算出し
ているが、本発明はこれに限定されるものでなく、画像
形成領域の先頭位置及び後端位置の各々の位置を検出し
て、各色の光走査装置2の感光体1の走査ライン各々に
対応する転写媒体上のライン各々間のずれ量を算出して
もよい。これにより、各色の光走査装置2の感光体1の
走査ライン各々に対応する転写媒体上のライン各々間の
ずれを補正することができると共に、各色の光走査装置
自体の走査ラインの傾き(SKEW)をも同時に補正で
きる。
【0091】即ち、CCD1とCCD3で読み取った画
像データに基づいて、前述したように、先頭位置(Yy
1、Ym1、Yc1、Yk1)及び後端位置(Yy3、
Ym3、Yc3、Yk3)を検出し、Kの各光走査装置
2の上記先頭位置Yk1を基準に、他の先頭位置のずれ
量[(Yy1−Yk1)、(Ym1−Yk1)、及び
(Yc1−Yk1)]を算出する。算出されたずれ量が
1画素以上であるか否かを判断し、ずれ量が1画素以上
の場合には、前述したように、水平同期信号のカウント
比較値を設定する。一方、一画素未満のずれ量について
は、ずれ量から、レーザビームの偏向角を算出し、算出
した偏向角と前述した傾き(αy、αk、αm、αc)
とに基づいて、偏向角に対応する電圧を算出する。
【0092】次に、CCD1及びCCD3の検出による
ずれ量の差(Yy3−Yy1)、(Ym3−Ym1)、
(Yc3−Yc1)、(Yk3−Yk1)に対応する傾
きの電圧を算出する。
【0093】そして、先頭位置及び後端位置の各々にお
いて算出された電圧に基づいて、電気光学素子の一周期
の印加電圧を算出する。
【0094】この場合も、図17に示すように、回転多
面鏡9の一面周期の電圧波形となるように算出する。例
えば、K色用の光走査装置2の電圧波形は、図17
(1)に示すように、先頭位置の設定電圧は初期の電圧
k1であり、後端位置では、(Yk3−Yk1)に応じ
て算出された偏向角に対応する電圧vk3が設定される。
そして、先端位置と後端位置との間の電圧を、前述した
ように鋸歯状又は弓状に算出する。なお、この場合も前
述したように、予め水平同期センサをレーザビームが通
過するための電気光学素子に印加する電圧VSOSC、V
SOSK等を検出しておき、各光走査装置によるレーザビー
ムが水平同期センサ上を通過する時のタイミングでは、
図16示すタイミングチャートのように、検出した電圧
SOSC、VSOSK等が電気光学素子に印加されるように、
回転多面鏡9の一面周期の電圧を算出する。なお、その
他の色(Y、M、C)用の光走査装置2の電圧波形も同
様に、図17(2)〜図17(4)に示すように、回転
多面鏡9の一面周期の電圧波形を算出する。
【0095】そして、先頭位置の電圧を電気光学素子に
印加することにより、図18(1)に示した各光走査装
置の先頭位置のずれ量が、図18(2)に示すように、
各先頭位置が一致するように補正される。
【0096】また、後端位置の電圧を電気光学素子に印
加することにより、図18(2)に示した各光走査装置
の後端位置のずれ量が、図18(3)に示すように、後
端位置が一致するように補正される。
【0097】よって、各色の光走査装置2の感光体1の
走査ライン各々に対応する転写媒体上のライン各々間の
ずれを補正することができると共に、各色の光走査装置
自体の走査ラインの傾き(SKEW)をも同時に補正で
きる。
【0098】以上説明した実施の形態では、電気光学素
子に印加する電圧を制御することによりずれ量を補正し
ているので、短時間で1画素未満のずれまでも精度よく
補正することができる。
【0099】また、前述した実施の形態では、副走査方
向のずれや各光走査装置のSKEW、BOW等を独立に
制御することができるため、補正サイクル時間も短縮で
きる。この結果、例えば、搬送体により連続して搬送さ
れる複数の用紙に順にカラー画像を形成すると共に、こ
の各々の用紙間の転送体上にレジずれパッチ画像を形成
し、上記のように補正すれば、従来技術では達成できな
かったプリントサイクル中の補正が可能となる。
【0100】なお、レジずれパッチ画像を転送体上に形
成し、用紙上に形成していないため、レジずれパッチ画
像を形成して上記補正をするためだけに用紙を無駄に浪
費することを防止することができる。
【0101】さらに、装置としても大がかりなものでは
なく、現在の光走査装置内に収まるため、スペース的に
も場所を取らない。
【0102】更に、従来光学部品の製造精度に頼ってい
た走査ラインの湾曲(BOW)の補正も、電気的な補正
が可能となるため、より良好な画像形成装置を提供する
ことが可能となる。
【0103】前述した実施の形態では、水平同期センサ
が、レーザビームの高さ位置を検出するようにしている
が、本発明はこれに限定されるものでなく、水平同期セ
ンサの他に、図19に示すように、感光体1の面と同一
面上でかつ感光体の画像形成領域に最初に入射する位置
以前の予め定められた位置及び最後に入射する位置以後
の予め定められた位置に受光部を位置させた、上記水平
同期センサと同様の構成の光検知器20を備えるように
してもよい。なお、光検知器20は、本発明の光ビーム
検出手段に対応する。
【0104】なお、前述した実施の形態では、何れかの
光走査装置の先頭位置を基準に他の先頭位置のずれ量を
算出しているが、本発明はこれに限定されるものでな
く、搬送体に予め定めた位置を基準に算出してもよい。
即ち、例えば、レジずれパッチ画像を作成する搬送体上
の位置に、あるマーキングを設け、マーキングを読み取
り、先頭位置のずれ量をこのマーキングからのずれ量と
して算出する。
【0105】前述した実施の形態では、CCDを先頭位
置、中央位置、及び後端位置に配置し、各光走査装置毎
に先頭位置、中央位置、及び後端位置、又は、先頭位置
及び後端位置にレジずれパッチ画像を形成しているが、
本発明はこれに限定されるものでなく、画像形成領域内
における複数の位置(先頭位置、中央位置、及び後端位
置以外)にCCDを配置し、該複数の位置にレジずれパ
ッチ画像を形成するようにしてもよい。
【0106】また、前述した実施の形態では、レジずれ
パッチ画像を搬送体に形成しているが、本発明はこれに
限定されるものでなく、搬送体により搬送される用紙上
に形成するようにしてもよい。
【0107】なお、前述した実施の形態では、ポリゴン
ミラーを用いた例を説明したが、本発明はこれに限定さ
れるものでなく、ガルバノメータミラー等を用いるよう
にしてもよい。
【0108】また、前述した実施の形態では、レーザダ
イオードを用いた例を説明したが、本発明はこれに限定
されるものでなく、LED等を用いるようにしてもよ
い。
【0109】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、転写媒体
上に形成されたずれ量検出用画像を検出して、各色の画
像のずれ量を検出し、検出されたずれ量に基づいて、各
色の画像のずれ量が所定範囲内の値となるための電圧を
電気光学素子各々に印加して、ずれ量を補正しており、
ステッピングモータ等により機械的に補正していないの
で、ずれ量を短時間で精度よく補正することができる、
という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態のカラー画像形成装置のプロセス
を示す図である。
【図2】各CCDのレジずれパッチ画像の読み取り位置
を示した図である。
【図3】本形態の光走査装置を示すブロック図である。
【図4】電気光学素子を示した図である。
【図5】電気光学素子に印加する電圧と透過するレーザ
ビームの偏向角との関係を示すグラフである。
【図6】水平同期センサを示した図である。
【図7】本形態の制御系を示したブロック図である。
【図8】高さ検知回路を示したブロック図である。
【図9】第1の高さ検知回路を示したブロック図であ
る。
【図10】第2の高さ検知回路を示したブロック図であ
る。
【図11】本形態の補正制御ルーチンを示すフローチャ
ートである。
【図12】図11のステップ100のサブルーチンを示
すフローチャートである。
【図13】図12のステップ110のサブルーチンを示
すフローチャートである。
【図14】各感光体の走査ラインに対応する転写媒体上
のラインの湾曲を補正する際に電気光学素子に印加する
電圧の波形を示した図である。
【図15】各感光体の走査ラインに対応する転写媒体上
のラインの湾曲の補正の流れを示した図である。
【図16】各レーザビームが水平同期センサを照射する
タイミングで、電気光学素子に印加する電圧を示した図
である。
【図17】各感光体の走査ラインに対応する転写媒体上
のラインの傾きを正する際に電気光学素子に印加する電
圧の波形を示した図である。
【図18】各感光体の走査ラインに対応する転写媒体上
のラインの傾きの補正の流れを示した図である。
【図19】光走査装置の変形例を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 感光体 2 光走査装置(光走査手段) 3 搬送体 9 回転多面鏡 10 水平同期センサ(位置検出手段) 11 電気光学素子 12 電気光学素子駆動回路(印加手段) 19 CPU(制御手段) 20 光検知器(光ビーム検出手段) 22 現像手段 24 転写手段

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像する色に対応して設けられた複数の
    感光体と、 前記複数の感光体各々に対応して配置されると共に、光
    ビームを所定方向に偏向することにより走査して該感光
    体に静電潜像を形成する複数の光走査手段と、 前記各感光体に形成された静電潜像各々を各感光体に対
    応する色の色材で現像する複数の現像手段と、 前記現像された各色の画像各々を転写媒体に互いに重ね
    合わせて転写する転写手段と、 前記複数の光走査手段により照射される各光ビームの光
    路上に配置されかつ透過する光ビームを、印加された電
    圧に応じた量偏向させる電気光学素子と、 前記電気光学素子に電圧を印加する印加手段と、 前記複数の光走査手段、前記複数の現像手段、及び前記
    転写手段により前記転写媒体上に形成されたずれ量検出
    用画像を検出して、各色の画像のずれ量を検出するずれ
    量検出手段と、 前記検出されたずれ量に基づいて、各色の画像のずれ量
    が所定範囲内の値となるための電圧が前記電気光学素子
    各々に印加されるように前記印加手段を制御する制御手
    段と、 を備えたカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】 現像する色に対応して設けられた複数の
    感光体と、 前記複数の感光体各々に対応して配置されると共に、光
    ビームを所定方向に偏向することにより走査して該感光
    体に静電潜像を形成する複数の光走査手段と、 前記各感光体に形成された静電潜像各々を各感光体に対
    応する色の色材で現像する複数の現像手段と、 前記現像された各色の画像各々を転写媒体に互いに重ね
    合わせて転写する転写手段と、 前記複数の光走査手段により照射される各光ビームの光
    路上に配置されかつ透過する光ビームを、印加された電
    圧に応じた量偏向させる電気光学素子と、 前記電気光学素子に電圧を印加する印加手段と、 前記複数の光走査手段、前記複数の現像手段、及び前記
    転写手段により前記転写媒体上に形成されたずれ量検出
    用画像を検出して、各色の画像のずれ量を検出するずれ
    量検出手段と、 前記検出されたずれ量が所定値以上か否かを判断する判
    断手段と、 前記判断手段により所定値未満と判断された場合に、前
    記検出されたずれ量に基づいて、各色の画像のずれ量が
    所定範囲内の値となるための電圧が前記電気光学素子各
    々に印加されるように前記印加手段を制御し、前記判断
    手段により所定値以上と判断された場合に、前記検出さ
    れたずれ量に基づいて、各色の画像のずれ量が所定範囲
    内の値となるように前記複数の光走査手段各々の光ビー
    ムの照射タイミングを制御すると共に前記印加手段を制
    御する制御手段と、 を備えたカラー画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記ずれ量検出手段は、前記複数の光走
    査手段、前記複数の現像手段、及び前記転写手段により
    前記転写媒体上の前記所定方向に対応する方向に並ぶ複
    数の位置に形成された複数のずれ量検出用画像を検出
    し、該検出した複数のずれ量検出用画像に基づいて、各
    感光体の前記所定方向の走査ライン各々の傾き又は湾曲
    量を検出して、各色の画像のずれ量を検出することを特
    徴とする請求項1又は請求項2記載のカラー画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 前記ずれ量検出手段は、前記複数のずれ
    量検出用画像の各色の画像の位置を検出して、前記転写
    媒体上のライン各々の傾き又は湾曲量を検出することを
    特徴とする請求項3記載のカラー画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記ずれ量検出手段は、前記ずれ量を、
    前記転写媒体上に予め定められた位置又は前記各色の画
    像の何れか1つの画像を基準にして検出することを特徴
    とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載のカラ
    ー画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記制御するための予め定められた条件
    が成立したか否かを判断する条件成立判断手段を更に備
    え、 前記制御手段は、前記条件成立判断手段により条件が成
    立したと判断された場合に、前記制御することを特徴と
    する請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載のカラー
    画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記感光体各々の走査ラインの位置を検
    出する位置検出手段を更に備え、 前記制御手段は、前記光ビームが偏向される毎の前記検
    出された位置の変位量を算出し、算出された変位量に基
    づいて、該変位量が所定範囲の値となる電圧が前記電気
    光学素子各々に印加されるように前記印加手段を更に制
    御することを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか
    1項に記載のカラー画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記位置検出手段は、前記感光体各々の
    画像形成領域に最初に入射する位置以前の予め定められ
    た位置を通過する光ビームを検出し、 前記複数の光走査手段は、前記位置検出手段による前記
    光ビームの検出に基づいて、前記光ビームの照射タイミ
    ングを調整し、 前記制御手段は、前記光ビームが前記予め定められた位
    置を通過するタイミングで、前記電気光学素子に、前記
    電気光学素子を透過した光ビームが前記予め定められた
    位置を通過するための予め検出された大きさの電圧が印
    加されるように前記印加手段を制御することを特徴とす
    る請求項7記載のカラー画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記感光体各々の画像形成領域に最初に
    入射する位置以前の予め定められた位置を通過する光ビ
    ームを検出する光ビーム検出手段を更に備え、 前記複数の光走査手段は、前記光ビーム検出手段による
    前記光ビームの検出に基づいて、前記光ビームの照射タ
    イミングを調整し、 前記制御手段は、前記光ビームが前記予め定められた位
    置を通過するタイミングで、前記電気光学素子各々に、
    前記電気光学素子を透過した光ビームが前記予め定めら
    れた位置を通過するための予め検出された大きさの電圧
    が印加されるように前記印加手段を制御することを特徴
    とする請求項7記載のカラー画像形成装置。
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