JPH10185842A - X線検査装置 - Google Patents
X線検査装置Info
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- JPH10185842A JPH10185842A JP8341669A JP34166996A JPH10185842A JP H10185842 A JPH10185842 A JP H10185842A JP 8341669 A JP8341669 A JP 8341669A JP 34166996 A JP34166996 A JP 34166996A JP H10185842 A JPH10185842 A JP H10185842A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 人力で持ち運びが可能であり、建造物等の移
動困難な対象物の内部を、片側からのみで検査可能なX
線検査装置を提供する。 【解決手段】 X線発生手段とX線ビーム走査手段と散
乱X線を検出するX線検出手段とを一体構成してなる測
定ユニットYUと、X線検出手段の出力データを収集す
るデータ収集手段と、散乱X線画像を作成する画像化手
段とを備えた。
動困難な対象物の内部を、片側からのみで検査可能なX
線検査装置を提供する。 【解決手段】 X線発生手段とX線ビーム走査手段と散
乱X線を検出するX線検出手段とを一体構成してなる測
定ユニットYUと、X線検出手段の出力データを収集す
るデータ収集手段と、散乱X線画像を作成する画像化手
段とを備えた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線検査装置に係
り、特に建造物の内部構造を非破壊で検査するX線検査
装置に関する。
り、特に建造物の内部構造を非破壊で検査するX線検査
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建造物の内部構造、例えば石膏ボ
ードの壁の中の筋違いや電気配線,コンクリートの中の
鉄筋等を非破壊で検査・調査する場合には、X線写真を
用いていた。該X線写真は検査対象物に対してX線を透
過させて撮影するのが基本的な撮影手段であるが、この
場合は撮影・現像等に非常に手間が掛かる。また、建造
物によっては壁面の両側にX線撮影用の機材を配置でき
ないため、片側だけからのX線撮影により検査対象物の
検査が要望されている。
ードの壁の中の筋違いや電気配線,コンクリートの中の
鉄筋等を非破壊で検査・調査する場合には、X線写真を
用いていた。該X線写真は検査対象物に対してX線を透
過させて撮影するのが基本的な撮影手段であるが、この
場合は撮影・現像等に非常に手間が掛かる。また、建造
物によっては壁面の両側にX線撮影用の機材を配置でき
ないため、片側だけからのX線撮影により検査対象物の
検査が要望されている。
【0003】この要望を実現する手段として、X線が検
査対象物に当たって散乱した散乱X線を用いて物体の内
部を画像化する手段が考えられる。この種の装置とし
て、例えば特開昭63−25537号公報に記載の荷物
検査用装置(X線作像装置)が知られている。図13
は、特開昭63−25537号公報に開示された荷物検
査用装置の概略構成図である。
査対象物に当たって散乱した散乱X線を用いて物体の内
部を画像化する手段が考えられる。この種の装置とし
て、例えば特開昭63−25537号公報に記載の荷物
検査用装置(X線作像装置)が知られている。図13
は、特開昭63−25537号公報に開示された荷物検
査用装置の概略構成図である。
【0004】図13に示すように、直線コリメータ10
1と回転コリメータ102により作られたペンシル状の
走査X線ビーム103により、コンベア104により矢
印方向に移動する荷物105を照射する。荷物105か
ら発生した散乱X線106を、シンチレータ柱と光電子
増倍管等を備えた散乱線検出器107により検出し、画
像メモリ(図示せず)に記憶しながら画像として表示部
(図示せず)に表示する。
1と回転コリメータ102により作られたペンシル状の
走査X線ビーム103により、コンベア104により矢
印方向に移動する荷物105を照射する。荷物105か
ら発生した散乱X線106を、シンチレータ柱と光電子
増倍管等を備えた散乱線検出器107により検出し、画
像メモリ(図示せず)に記憶しながら画像として表示部
(図示せず)に表示する。
【0005】また、この装置は透過線検出器109を備
え、前記散乱X線と同時に透過X線に基づく画像を作成
することも可能である。更に、図13に示す装置に加
え、荷物検査用装置の制御と画像化を行う装置が付属し
ている。なお、108はX線管、102aは回転コリメ
ータ102の回転スリットである。
え、前記散乱X線と同時に透過X線に基づく画像を作成
することも可能である。更に、図13に示す装置に加
え、荷物検査用装置の制御と画像化を行う装置が付属し
ている。なお、108はX線管、102aは回転コリメ
ータ102の回転スリットである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例の装置は据え置き型の装置であり、持ち運びができ
ず、例えば建造物等の固定物の検査には不向きである。
また、X線ビームの走査手段は、X線的に不透明な鉛等
の重金属で構成する必要があるため、重量が重く、装置
が大型である。そこで、本発明の目的は、人力で持ち運
びが可能であり、建造物等の移動困難な対象物の内部
を、片側からのみで検査可能なX線検査装置を提供する
ことである。
来例の装置は据え置き型の装置であり、持ち運びができ
ず、例えば建造物等の固定物の検査には不向きである。
また、X線ビームの走査手段は、X線的に不透明な鉛等
の重金属で構成する必要があるため、重量が重く、装置
が大型である。そこで、本発明の目的は、人力で持ち運
びが可能であり、建造物等の移動困難な対象物の内部
を、片側からのみで検査可能なX線検査装置を提供する
ことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に請求項1記載の発明は、X線発生手段と、該X線発生
手段により発生されたX線ビームを走査するX線ビーム
走査手段と、該X線ビーム走査手段により走査されたX
線ビームが検査対象物に当たって生ずる散乱X線を検出
するX線検出手段と、前記X線発生手段とX線ビーム走
査手段とX線検出手段とを一体に構成してなる測定ユニ
ットと、前記検査対象物と測定ユニットの相対移動に伴
う前記X線検出手段の出力データを収集するデータ収集
手段と、該データ収集手段が収集したデータに基づき検
査対象物の散乱X線画像を作成する画像化手段とを備え
たことを特徴とする。
に請求項1記載の発明は、X線発生手段と、該X線発生
手段により発生されたX線ビームを走査するX線ビーム
走査手段と、該X線ビーム走査手段により走査されたX
線ビームが検査対象物に当たって生ずる散乱X線を検出
するX線検出手段と、前記X線発生手段とX線ビーム走
査手段とX線検出手段とを一体に構成してなる測定ユニ
ットと、前記検査対象物と測定ユニットの相対移動に伴
う前記X線検出手段の出力データを収集するデータ収集
手段と、該データ収集手段が収集したデータに基づき検
査対象物の散乱X線画像を作成する画像化手段とを備え
たことを特徴とする。
【0008】また、請求項2記載の発明は、X線発生手
段と、該X線発生手段により発生されたX線ビームを走
査するX線ビーム走査手段と、該X線ビーム走査手段に
より走査されたX線ビームが壁に当たって生ずる散乱X
線を検出するX線検出手段と、前記X線発生手段とX線
ビーム走査手段とX線検出手段とを一体に構成してな
り、可搬手段としての把持手段を備えた測定ユニット
と、前記壁に対する測定ユニットの移動に伴う前記X線
検出手段の出力データを収集するデータ収集手段と、該
データ収集手段が収集したデータに基づき前記壁の散乱
X線画像を作成する画像化手段とを備えたことを特徴と
する建造物の壁の内部を検査する可搬型のX線検査装置
である。
段と、該X線発生手段により発生されたX線ビームを走
査するX線ビーム走査手段と、該X線ビーム走査手段に
より走査されたX線ビームが壁に当たって生ずる散乱X
線を検出するX線検出手段と、前記X線発生手段とX線
ビーム走査手段とX線検出手段とを一体に構成してな
り、可搬手段としての把持手段を備えた測定ユニット
と、前記壁に対する測定ユニットの移動に伴う前記X線
検出手段の出力データを収集するデータ収集手段と、該
データ収集手段が収集したデータに基づき前記壁の散乱
X線画像を作成する画像化手段とを備えたことを特徴と
する建造物の壁の内部を検査する可搬型のX線検査装置
である。
【0009】請求項1または請求項2記載の発明によれ
ば、例えば図2に示すように、測定ユニットYUをオペ
レータ(作業員)Oが手に持って、検査対象物41に沿
って移動させ、検査対象物41を散乱X線画像により検
査できる。
ば、例えば図2に示すように、測定ユニットYUをオペ
レータ(作業員)Oが手に持って、検査対象物41に沿
って移動させ、検査対象物41を散乱X線画像により検
査できる。
【0010】また、請求項3記載の発明は、前記X線検
出手段は、光を遮蔽する暗箱と、該暗箱の内部に配置し
た前記散乱X線を検出し可視光化するX線−光変換手段
と、該X線−光変換手段により発生された可視光を検出
する光電子増倍管とを備えることを特徴とする。請求項
3記載の発明によれば、暗箱と内面のX線−光変換手段
よりなるX線検出手段により軽量で検出面積を大きくで
き、散乱X線は効率よく検出できる。
出手段は、光を遮蔽する暗箱と、該暗箱の内部に配置し
た前記散乱X線を検出し可視光化するX線−光変換手段
と、該X線−光変換手段により発生された可視光を検出
する光電子増倍管とを備えることを特徴とする。請求項
3記載の発明によれば、暗箱と内面のX線−光変換手段
よりなるX線検出手段により軽量で検出面積を大きくで
き、散乱X線は効率よく検出できる。
【0011】また、請求項4記載の発明は、前記X線ビ
ーム走査手段は、回転体に形成されたX線通過口に前記
X線ビームを通過させて円形X線ビームを生成する手段
であり、前記画像化手段は、前記円形X線ビームに基づ
く散乱円形X線ビームの幾何歪みを補正する補正手段を
備えたことを特徴とする。請求項4記載の発明によれ
ば、(直線状でなく)円弧状に走査されるX線ビームを
作るので走査手段は小型軽量にできる。(スリットの組
合せでなく)1つのX線通過口で1つのX線ビームが形
成されるので、ビーム形状は走査位置によらず一定とな
り画質が良好となる。円弧状になるために生ずる画像の
歪は補正手段で補正される。
ーム走査手段は、回転体に形成されたX線通過口に前記
X線ビームを通過させて円形X線ビームを生成する手段
であり、前記画像化手段は、前記円形X線ビームに基づ
く散乱円形X線ビームの幾何歪みを補正する補正手段を
備えたことを特徴とする。請求項4記載の発明によれ
ば、(直線状でなく)円弧状に走査されるX線ビームを
作るので走査手段は小型軽量にできる。(スリットの組
合せでなく)1つのX線通過口で1つのX線ビームが形
成されるので、ビーム形状は走査位置によらず一定とな
り画質が良好となる。円弧状になるために生ずる画像の
歪は補正手段で補正される。
【0012】また、請求項5記載の発明は、前記X線ビ
ーム走査手段は、X線通過口を設けた円筒状の回転体を
前記X線発生手段を覆うように配置してなることを特徴
とする。請求項5記載の発明によれば、1つの回転体の
みで走査されるX線ビームを作るので走査手段は小型軽
量にできる。(スリットの組合せでなく)1つのX線通
過口で1つのX線ビームが形成されるので、ビーム形状
は走査位置によらず一定となり画質が良好となる。ま
た、直線状の走査となるので画像の歪はない。
ーム走査手段は、X線通過口を設けた円筒状の回転体を
前記X線発生手段を覆うように配置してなることを特徴
とする。請求項5記載の発明によれば、1つの回転体の
みで走査されるX線ビームを作るので走査手段は小型軽
量にできる。(スリットの組合せでなく)1つのX線通
過口で1つのX線ビームが形成されるので、ビーム形状
は走査位置によらず一定となり画質が良好となる。ま
た、直線状の走査となるので画像の歪はない。
【0013】また、請求項6記載の発明は、前記回転体
の前記X線通過口は大きさの異なる複数の穴よりなり、
各穴を選択切換えて使用することを特徴とする。請求項
6記載の発明によれば、被検体によりX線ビームの太さ
を切換えて使用する。太い場合はX線量が増えノイズの
少ない画像が得られ、細い場合は高分解能の画像が得ら
れる。
の前記X線通過口は大きさの異なる複数の穴よりなり、
各穴を選択切換えて使用することを特徴とする。請求項
6記載の発明によれば、被検体によりX線ビームの太さ
を切換えて使用する。太い場合はX線量が増えノイズの
少ない画像が得られ、細い場合は高分解能の画像が得ら
れる。
【0014】また、請求項7記載の発明は、前記回転体
の前記X線通過口は大きさの異なる複数の穴よりなり、
各穴それぞれに対応するX線ビームにより穴の大きさ毎
に散乱線画像を作成することを特徴とする。請求項7記
載の発明によれば、異なる太さのX線ビームによる走査
が交互に行われ、それぞれのデータは別々に画像化さ
れ、同一部位の異なる散乱線画像を1回の移動で得るこ
とができる。大きい穴の画像はX線量が多くノイズが少
なく、小さい穴の画像は高分解能となる。
の前記X線通過口は大きさの異なる複数の穴よりなり、
各穴それぞれに対応するX線ビームにより穴の大きさ毎
に散乱線画像を作成することを特徴とする。請求項7記
載の発明によれば、異なる太さのX線ビームによる走査
が交互に行われ、それぞれのデータは別々に画像化さ
れ、同一部位の異なる散乱線画像を1回の移動で得るこ
とができる。大きい穴の画像はX線量が多くノイズが少
なく、小さい穴の画像は高分解能となる。
【0015】また、請求項8記載の発明によれば、前記
X線発生手段の管電圧は、50kV以上、100kV以
下であることを特徴とする。請求項8記載の発明によれ
ば、管電圧が50kV未満であれば、最も薄い建造物の
壁をX線が透過できず、また、100kV以上である
と、X線を遮蔽するための手段の重量が重くなり、手動
で移動することが困難になる。従って、X線発生手段の
管電圧が、50kV以上、100kV以下であれば、可
搬型のX線検査装置を構成することができる。
X線発生手段の管電圧は、50kV以上、100kV以
下であることを特徴とする。請求項8記載の発明によれ
ば、管電圧が50kV未満であれば、最も薄い建造物の
壁をX線が透過できず、また、100kV以上である
と、X線を遮蔽するための手段の重量が重くなり、手動
で移動することが困難になる。従って、X線発生手段の
管電圧が、50kV以上、100kV以下であれば、可
搬型のX線検査装置を構成することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明のX線検査装置を図
示の実施形態例に基づいて説明する。 (I)第1実施形態例 本実施形態例を(1)機構系の概略構成と、(2)制御
系の概略構成と、(3)動作に分けて説明する。
示の実施形態例に基づいて説明する。 (I)第1実施形態例 本実施形態例を(1)機構系の概略構成と、(2)制御
系の概略構成と、(3)動作に分けて説明する。
【0017】(1)機構系の概略構成 図1は本実施形態例のX線検査装置をシステムとして構
成した場合の機構的な概念図である。図1に示すよう
に、該システムは、散乱X線検出器等を備えた測定ユニ
ットYUと、検査対象物の画像等を表示する表示ユニッ
トDと、操作パネルP(後述)と、前記測定ユニットY
Uおよび表示ユニットD、画像化部60(後述)等を収
納する可搬収納箱M等からなる。
成した場合の機構的な概念図である。図1に示すよう
に、該システムは、散乱X線検出器等を備えた測定ユニ
ットYUと、検査対象物の画像等を表示する表示ユニッ
トDと、操作パネルP(後述)と、前記測定ユニットY
Uおよび表示ユニットD、画像化部60(後述)等を収
納する可搬収納箱M等からなる。
【0018】そして、図2に示すように、検査対象物
(壁)41の内部の検出対象物(筋違い)42を検査す
る場合には、測定ユニットYUの所定の測定面を壁41
に沿って移動させ、検出対象物(筋違い)42を表示ユ
ニットDに表示させて目視により検査を行う(検査方法
については後述する)。
(壁)41の内部の検出対象物(筋違い)42を検査す
る場合には、測定ユニットYUの所定の測定面を壁41
に沿って移動させ、検出対象物(筋違い)42を表示ユ
ニットDに表示させて目視により検査を行う(検査方法
については後述する)。
【0019】次に、各ユニット等について説明する。 測定ユニットYU 図1,図2に示すように、測定ユニットYUは、オペレ
ータ(作業者)Oが持ち運び可能なように全体形状が一
体構成された略直方体状をなし、後半側の把持部10と
前半側の筐体20とからなる。把持部10は掴みやすい
ように楕円形に形成し、その内面側には測定ユニットY
Uによりデータ収集の開始・停止等のオン・オフ制御を
行うためのスイッチ12を設ける。
ータ(作業者)Oが持ち運び可能なように全体形状が一
体構成された略直方体状をなし、後半側の把持部10と
前半側の筐体20とからなる。把持部10は掴みやすい
ように楕円形に形成し、その内面側には測定ユニットY
Uによりデータ収集の開始・停止等のオン・オフ制御を
行うためのスイッチ12を設ける。
【0020】筐体20の背面側にはX線発生器21とD
AS(データ収集装置)22と該X線発生器21の前面
側には次に説明する走査用のX線ビームを発生するX線
ビーム発生器23を配置する。なお、DAS22は可搬
収納箱Mに収納してもよい。
AS(データ収集装置)22と該X線発生器21の前面
側には次に説明する走査用のX線ビームを発生するX線
ビーム発生器23を配置する。なお、DAS22は可搬
収納箱Mに収納してもよい。
【0021】また、筐体20の前面側には散乱X線検出
器30を配置し、該散乱X線検出器30は略立方体をな
す暗箱を兼ねた保持箱31とその内部の構成よりなる。
該保持箱31の前面側の内面には検査対象物42からの
散乱X線Rを受けて発光し、可視光に変換する蛍光板3
2を配置する。保持箱31の内面には光反射のよい白色
塗料を塗る。更に、保持箱31の内部には前記蛍光板3
2により変換された可視光を検出するPMT(光電子増
倍管)33とPMT用の電源34とを配置する。
器30を配置し、該散乱X線検出器30は略立方体をな
す暗箱を兼ねた保持箱31とその内部の構成よりなる。
該保持箱31の前面側の内面には検査対象物42からの
散乱X線Rを受けて発光し、可視光に変換する蛍光板3
2を配置する。保持箱31の内面には光反射のよい白色
塗料を塗る。更に、保持箱31の内部には前記蛍光板3
2により変換された可視光を検出するPMT(光電子増
倍管)33とPMT用の電源34とを配置する。
【0022】筐体20の前面側にはローラ35を取り付
ける。これにより、建造物の壁41等の内部を検査する
際に、該壁41の壁面に沿って測定ユニットYUをスム
ーズに移動させることが可能になる。
ける。これにより、建造物の壁41等の内部を検査する
際に、該壁41の壁面に沿って測定ユニットYUをスム
ーズに移動させることが可能になる。
【0023】なお、保持箱31を壁41に押しつけたと
きに、データ収集の開始信号を発生する接触検出手段を
設けてもよい。具体的には、ローラ35に回転スイッチ
を組み込んだり、接触スイッチを設けることにより、例
えば回転スイッチの場合は移動によりローラが回転を開
始したときデータ収集の開始信号を発生するようにす
る。そして、走査X線ビーム発生器23から図1の上下
方向に走査するX線ビームBが発せられ、測定ユニット
YUをX線ビームBの走査方向と略直角に移動すること
により、壁41の面についての散乱X線Rのデータ収集
が可能となる。
きに、データ収集の開始信号を発生する接触検出手段を
設けてもよい。具体的には、ローラ35に回転スイッチ
を組み込んだり、接触スイッチを設けることにより、例
えば回転スイッチの場合は移動によりローラが回転を開
始したときデータ収集の開始信号を発生するようにす
る。そして、走査X線ビーム発生器23から図1の上下
方向に走査するX線ビームBが発せられ、測定ユニット
YUをX線ビームBの走査方向と略直角に移動すること
により、壁41の面についての散乱X線Rのデータ収集
が可能となる。
【0024】表示ユニットD 図1,図2に示すように、表示ユニットDは、手軽に持
ち運び可能な液晶等により構成され、可搬収納箱Mに接
続されている。なお、表示ユニットDを測定ユニットY
Uに一体に構成してもよい(例えば、測定ユニットYU
の側面,手前面(把持部10の近傍)等に取り付ければ
よい)。
ち運び可能な液晶等により構成され、可搬収納箱Mに接
続されている。なお、表示ユニットDを測定ユニットY
Uに一体に構成してもよい(例えば、測定ユニットYU
の側面,手前面(把持部10の近傍)等に取り付ければ
よい)。
【0025】可搬型収納箱M 図1,図2に示すように、可搬型収納箱Mは、縦長の直
方体状をなし、オペレータOが背負った場合の動作がし
やすくなっている。また、該収納箱Mには画像表示器D
のケーブル,商用電源用のコンセント,家庭用のテレビ
受像機D1 (用途は次に説明する)が接続可能になって
いる。
方体状をなし、オペレータOが背負った場合の動作がし
やすくなっている。また、該収納箱Mには画像表示器D
のケーブル,商用電源用のコンセント,家庭用のテレビ
受像機D1 (用途は次に説明する)が接続可能になって
いる。
【0026】(2)制御系の概略構成 図3(A),(B)は、本実施形態例の制御系のシステ
ム構成図である。図3(A),(B)に示すように、制
御系システムは、X線発生器等からなる測定部50と、
該測定部50で測定したX線データを画像化する画像メ
モリ等からなる画像化部60と、該画像化部60で画像
化された像を表示する表示部Dと各種の指示入力を行う
操作パネルP等からなる。
ム構成図である。図3(A),(B)に示すように、制
御系システムは、X線発生器等からなる測定部50と、
該測定部50で測定したX線データを画像化する画像メ
モリ等からなる画像化部60と、該画像化部60で画像
化された像を表示する表示部Dと各種の指示入力を行う
操作パネルP等からなる。
【0027】制御系システムを、測定部50と、画
像化部60と、その他に分けて説明する。 測定部50 測定部50は、前述のスイッチ12とX線発生器21と
DAS22と走査X線ビーム発生器23と散乱X線検出
器30(蛍光板32,PMT33)に加えて、DAS2
2へ制御信号を供給するタイミング信号発生器51を備
えている。
像化部60と、その他に分けて説明する。 測定部50 測定部50は、前述のスイッチ12とX線発生器21と
DAS22と走査X線ビーム発生器23と散乱X線検出
器30(蛍光板32,PMT33)に加えて、DAS2
2へ制御信号を供給するタイミング信号発生器51を備
えている。
【0028】(i) 走査X線ビーム発生器23 図4(A),(B)は、走査X線ビーム発生器23の構
成図である。図4(A),(B)に示すように、走査X
線ビーム発生器23は、X線的に不透明な回転体(ホイ
ール)23aの一部にX線通過穴P,Qを穿設して構成
した回転ビーム発生手段である。
成図である。図4(A),(B)に示すように、走査X
線ビーム発生器23は、X線的に不透明な回転体(ホイ
ール)23aの一部にX線通過穴P,Qを穿設して構成
した回転ビーム発生手段である。
【0029】前記回転体23aは、鉛又はステンレス板
からなる円板状のホイール板23a1 に、大径の穴Pを
3個と、小径の穴Qを3個とを穿設して構成する。そし
て、X線的に不透明な板材(例えば、鉛板)からなる3
方に突起を設けた遮蔽板23a2 で3個の小径の穴Qを
同時に遮蔽する。遮蔽板23a2 は取り付け角度を変更
することにより、3個の大径の穴P側を遮蔽可能であ
る。23bはコリメータ、23cは検査対象物の照射面
である。
からなる円板状のホイール板23a1 に、大径の穴Pを
3個と、小径の穴Qを3個とを穿設して構成する。そし
て、X線的に不透明な板材(例えば、鉛板)からなる3
方に突起を設けた遮蔽板23a2 で3個の小径の穴Qを
同時に遮蔽する。遮蔽板23a2 は取り付け角度を変更
することにより、3個の大径の穴P側を遮蔽可能であ
る。23bはコリメータ、23cは検査対象物の照射面
である。
【0030】なお、穴の数は1個でもよいが、効率よく
データ収集するためには、複数の穴を等分に配置し(穴
が3個の場合は120°ピッチ)、必要な回転角のデー
タを取り込むようにすればよい。また、大径と小径の穴
を設けた理由は、大小を切り換えて使用することにより
壁41や検査対象物42のX線透過特性に合わせたデー
タ収集が可能になるからである。即ち、X線が透過し難
い場合は大径の穴を用いる。
データ収集するためには、複数の穴を等分に配置し(穴
が3個の場合は120°ピッチ)、必要な回転角のデー
タを取り込むようにすればよい。また、大径と小径の穴
を設けた理由は、大小を切り換えて使用することにより
壁41や検査対象物42のX線透過特性に合わせたデー
タ収集が可能になるからである。即ち、X線が透過し難
い場合は大径の穴を用いる。
【0031】X線ビームBの強度は穴P,Qの大きさで
決まり、大きいと強度が増すが、データのボケが増加す
る。そして、ホイール板23aを回転させ、複数の穴
(X線通過口)P(或いはQ)をそれぞれ通過したX線
ビームBによる散乱X線Rが干渉しない範囲の散乱X線
Rを検出し、これを画像データとする。
決まり、大きいと強度が増すが、データのボケが増加す
る。そして、ホイール板23aを回転させ、複数の穴
(X線通過口)P(或いはQ)をそれぞれ通過したX線
ビームBによる散乱X線Rが干渉しない範囲の散乱X線
Rを検出し、これを画像データとする。
【0032】検査対象物42に照射されるX線ビームの
軌跡は、回転体23aの回転に伴い形成されるので円弧
を描くことになる。なお、前記従来例では直線状の軌跡
になるため、幾何歪みは発生し難いという利点がある。
しかし、コリメータの構成要素が増加し、重量も増える
ため、軽量化が難しく、またX線ビームが検査対象物上
を走査する速度やビームの断面形状が一定にならず、ム
ラが生じ、画像データの精度が低下する欠点がある。
軌跡は、回転体23aの回転に伴い形成されるので円弧
を描くことになる。なお、前記従来例では直線状の軌跡
になるため、幾何歪みは発生し難いという利点がある。
しかし、コリメータの構成要素が増加し、重量も増える
ため、軽量化が難しく、またX線ビームが検査対象物上
を走査する速度やビームの断面形状が一定にならず、ム
ラが生じ、画像データの精度が低下する欠点がある。
【0033】また、大きさの異なる穴P,Qの両方とも
開放にしておき、データ収集部のデータ収集タイミング
(1ラインの収集トリガのタイミング)を切換えて片方
のデータのみを収集するようにすることも可能である
([変形例]参照)。更に、大きさの異なる穴P,Qの
両方とも開放にしておき、それぞれに対応するX線ビー
ムによるX線データを分けて記憶することにより、X線
ビームBの1回の移動で分解能の異なる2種類の画像を
同時に得ることも可能である([変形例]参照)。
開放にしておき、データ収集部のデータ収集タイミング
(1ラインの収集トリガのタイミング)を切換えて片方
のデータのみを収集するようにすることも可能である
([変形例]参照)。更に、大きさの異なる穴P,Qの
両方とも開放にしておき、それぞれに対応するX線ビー
ムによるX線データを分けて記憶することにより、X線
ビームBの1回の移動で分解能の異なる2種類の画像を
同時に得ることも可能である([変形例]参照)。
【0034】(ii)データ収集のタイミング信号発生器5
1 タイミング信号発生器51はデータ収集のためのタイミ
ング信号を発生する手段であり、走査X線ビーム発生器
23のホイール23aの回転周期の信号に基づいて発生
させる。走査X線ビーム発生器23の回転速度を変化さ
せることにより、データ収集周期を変えることができ
る。
1 タイミング信号発生器51はデータ収集のためのタイミ
ング信号を発生する手段であり、走査X線ビーム発生器
23のホイール23aの回転周期の信号に基づいて発生
させる。走査X線ビーム発生器23の回転速度を変化さ
せることにより、データ収集周期を変えることができ
る。
【0035】前記図4の23a3 はロータリエンコーダ
であり、ホイール23aが回転したときパルスを発生
し、タイミング信号発生器51に信号を送る。タイミン
グ信号発生器51はこれを分周しDAS22(図3参
照)へ送り、DAS22はこれをデータ収集のトリガと
する。1ラインの収集のトリガはロータリエンコーダ2
3a3 のZ相信号(ロータリエンコーダの回転の基準位
置で発生する信号)で取るが、例えばホイール23aの
一部に穴を形成し、その穴の位置と相関した光電式や電
磁式の収集開始点検出器を設けて前記トリガを取っても
よい。
であり、ホイール23aが回転したときパルスを発生
し、タイミング信号発生器51に信号を送る。タイミン
グ信号発生器51はこれを分周しDAS22(図3参
照)へ送り、DAS22はこれをデータ収集のトリガと
する。1ラインの収集のトリガはロータリエンコーダ2
3a3 のZ相信号(ロータリエンコーダの回転の基準位
置で発生する信号)で取るが、例えばホイール23aの
一部に穴を形成し、その穴の位置と相関した光電式や電
磁式の収集開始点検出器を設けて前記トリガを取っても
よい。
【0036】また、次に説明する画像メモリ65のクロ
ック信号に基づいてデータ収集のタイミング信号を発生
させ、また、走査X線ビーム発生器23の回転周期の同
期をとってもよい。この場合、クロック信号はインター
フェース63(図3(A))からDAS22を経由し、
タイミング信号発生器51に供給される。クロック信号
は、また走査X線ビーム発生器23へも供給される。走
査X線ビーム発生器23はこの信号に基づきパルスモー
タ等で同期させた回転制御を行う。
ック信号に基づいてデータ収集のタイミング信号を発生
させ、また、走査X線ビーム発生器23の回転周期の同
期をとってもよい。この場合、クロック信号はインター
フェース63(図3(A))からDAS22を経由し、
タイミング信号発生器51に供給される。クロック信号
は、また走査X線ビーム発生器23へも供給される。走
査X線ビーム発生器23はこの信号に基づきパルスモー
タ等で同期させた回転制御を行う。
【0037】画像化部60 画像化部60は、画像歪み補正を行なうCPU61と、
前述のDAS22とのインタフェース63と、X線発生
器21およびスイッチ12とのインタフェース62と、
画像歪み補正後の画像を記憶する画像メモリ(VIDEO ME
MORY)65と、画像表示器Dとのインタフェース64
と、各種の入力を行う操作パネルPとのインタフェース
66等を備えている。
前述のDAS22とのインタフェース63と、X線発生
器21およびスイッチ12とのインタフェース62と、
画像歪み補正後の画像を記憶する画像メモリ(VIDEO ME
MORY)65と、画像表示器Dとのインタフェース64
と、各種の入力を行う操作パネルPとのインタフェース
66等を備えている。
【0038】画像メモリ65は、図3(B)に示すよう
に、メモリ部65aと、書き込み,読み出し制御部65
b,65cとを備えて構成され、所望の番地において画
像データを読み書き可能である。CPU61による画像
歪みの補正は、画像メモリ65から画像データをCPU
61が読み出し、所定のデータ変換を行った後に、再度
画像メモリ65へデータを書き込むことにより実行され
る。
に、メモリ部65aと、書き込み,読み出し制御部65
b,65cとを備えて構成され、所望の番地において画
像データを読み書き可能である。CPU61による画像
歪みの補正は、画像メモリ65から画像データをCPU
61が読み出し、所定のデータ変換を行った後に、再度
画像メモリ65へデータを書き込むことにより実行され
る。
【0039】ここで、画像歪み補正の手段(i),(ii)につ
いて説明する。 (i) 第1の画像歪み補正手段 本手段は、散乱X線データをラスタデータとして第1の
画像メモリ65A(メモリ部65aの一部をなす)に一
度記憶し、歪み補正した後に第2画像メモリ65B(メ
モリ部65aの一部をなす)に格納し、補正済みの散乱
X線データをそのまま読み出す場合である。
いて説明する。 (i) 第1の画像歪み補正手段 本手段は、散乱X線データをラスタデータとして第1の
画像メモリ65A(メモリ部65aの一部をなす)に一
度記憶し、歪み補正した後に第2画像メモリ65B(メ
モリ部65aの一部をなす)に格納し、補正済みの散乱
X線データをそのまま読み出す場合である。
【0040】壁41および検査対象物42のスキャンは
測定ユニットYU全体を走査することで行われ(図2参
照)、この際、走査X線ビーム発生器23から回転して
いるX線ビームBが検査対象物42に照射される(図4
参照)。従って、収集されたデータは図5(A)に示す
符号Fの如く、円弧状のデータ列となる。このデータを
マトリクス状の第1画像メモリ65A上にラスタデータ
として書き込むと、図5(B)に示すように、Y軸方向
に0番地からm番地まで直線状に書き込まれる(斜線部
で示す)。そして、画像表示の際にはそのまま読み出す
ので、元来円弧であるものが直線となってしまい、幾何
歪みが発生するので好ましくない。
測定ユニットYU全体を走査することで行われ(図2参
照)、この際、走査X線ビーム発生器23から回転して
いるX線ビームBが検査対象物42に照射される(図4
参照)。従って、収集されたデータは図5(A)に示す
符号Fの如く、円弧状のデータ列となる。このデータを
マトリクス状の第1画像メモリ65A上にラスタデータ
として書き込むと、図5(B)に示すように、Y軸方向
に0番地からm番地まで直線状に書き込まれる(斜線部
で示す)。そして、画像表示の際にはそのまま読み出す
ので、元来円弧であるものが直線となってしまい、幾何
歪みが発生するので好ましくない。
【0041】そこで、この幾何歪みを補正するために、
散乱X線データを第2画像メモリ65Bに記憶する際
に、図5(C)に示すように、データの記憶アドレスを
1ラインのデータの画素毎に、記憶番地を歪み補正量に
応じて順次指定する。即ち、図5(C)において、ライ
ンデータをY軸の0番地からm番地に記憶するとき、補
正すべき値をX軸の番地にプラスした値を発生させる
(例えば、F1(0,0)に対してはF11(0+6,
0)にする)。この補正量はY軸の番地に対して固定し
た値となる。つまり、回転するX線ビームBの直径は図
4(B)に示す穴P,Qの位置により決定されるが、前
記補正値はこの直径の曲率に対応した固定値とする。
散乱X線データを第2画像メモリ65Bに記憶する際
に、図5(C)に示すように、データの記憶アドレスを
1ラインのデータの画素毎に、記憶番地を歪み補正量に
応じて順次指定する。即ち、図5(C)において、ライ
ンデータをY軸の0番地からm番地に記憶するとき、補
正すべき値をX軸の番地にプラスした値を発生させる
(例えば、F1(0,0)に対してはF11(0+6,
0)にする)。この補正量はY軸の番地に対して固定し
た値となる。つまり、回転するX線ビームBの直径は図
4(B)に示す穴P,Qの位置により決定されるが、前
記補正値はこの直径の曲率に対応した固定値とする。
【0042】そして、画像表示の際には図5(C)に示
した状態(図5(A)の円弧に対応した状態)の散乱X
線データを第2画像メモリ65Bからラスタ走査順に読
み出すので、画像歪みが補正されたことになる。
した状態(図5(A)の円弧に対応した状態)の散乱X
線データを第2画像メモリ65Bからラスタ走査順に読
み出すので、画像歪みが補正されたことになる。
【0043】(ii)第2の画像歪み補正手段 他の画像歪み補正手段は次の通りである。散乱X線デー
タを画像メモリ65Aへ記憶する際に、このデータをメ
モリの画素毎に前記曲率に応じて決められた補正値によ
り位置補正して記憶する(図5(C)の状態)。この操
作により最初に記憶するとき、直接画像歪みを補正す
る。或いは、ラスタ状に記憶し(図5(B)の状態)、
読み出す差に常に位置補正して読み出すようにしてもよ
い。
タを画像メモリ65Aへ記憶する際に、このデータをメ
モリの画素毎に前記曲率に応じて決められた補正値によ
り位置補正して記憶する(図5(C)の状態)。この操
作により最初に記憶するとき、直接画像歪みを補正す
る。或いは、ラスタ状に記憶し(図5(B)の状態)、
読み出す差に常に位置補正して読み出すようにしてもよ
い。
【0044】(iii) 散乱X線データの補間 散乱X線データの幾何歪みの補正に際しては、図5
(C)のように番地をずらすのみでは厳密には正確では
ない。より正確に補正するために、理想位置の画像デー
タを周囲の画像データから補間して求めることが有効で
ある。補間は、簡易的にはX軸方向のみの両隣のデータ
から補間する。
(C)のように番地をずらすのみでは厳密には正確では
ない。より正確に補正するために、理想位置の画像デー
タを周囲の画像データから補間して求めることが有効で
ある。補間は、簡易的にはX軸方向のみの両隣のデータ
から補間する。
【0045】更に正確に補間を行うためには、第2画像
メモリ65B上の画素番地に対し、X線ビームの軌跡の
番地とのずれ量から4近傍、又は8近傍のデータを用い
て補間を行う。元データの正確な画像上の位置は、も
し、ラインデータをY軸方向に直線上に書き込んだ場合
は、図5(C)のY軸方向にも位置が異なっている。従
って、Y軸方向も補間することで正確な補間となる。
メモリ65B上の画素番地に対し、X線ビームの軌跡の
番地とのずれ量から4近傍、又は8近傍のデータを用い
て補間を行う。元データの正確な画像上の位置は、も
し、ラインデータをY軸方向に直線上に書き込んだ場合
は、図5(C)のY軸方向にも位置が異なっている。従
って、Y軸方向も補間することで正確な補間となる。
【0046】その他 操作パネルPに、散乱X線検出器30から画像化部60
へ送られる信号の幾何歪みを補正する動作,停止を指示
する歪み補正制御スイッチを設ける。この場合は、歪み
補正を行わないことを選択すると歪み画像が表示される
が、画像化する壁41,検査対象物42の構造,形状等
が予測可能の場合は、検査対象物42の良否判断の支障
にならい場合もある。
へ送られる信号の幾何歪みを補正する動作,停止を指示
する歪み補正制御スイッチを設ける。この場合は、歪み
補正を行わないことを選択すると歪み画像が表示される
が、画像化する壁41,検査対象物42の構造,形状等
が予測可能の場合は、検査対象物42の良否判断の支障
にならい場合もある。
【0047】(3)動作説明 次に本実施形態例のX線検査装置の動作を、図6を参照
して説明する。
して説明する。
【0048】オペレータOは図1に示した状態にシステ
ムを組み、商用電源を可搬収納箱Mに供給しておく。そ
して、オペレータOは図2に示すように、可搬収納箱M
を背負い、画像表示器Dを左手に持ち、右手に測定ユニ
ットYUの把持部10を握り、測定ユニットYUの前面
側を建造物の壁41に向ける。検査対象物(壁)41の
内部には筋違いが配設されていて、該筋違いが検出対象
物42である。
ムを組み、商用電源を可搬収納箱Mに供給しておく。そ
して、オペレータOは図2に示すように、可搬収納箱M
を背負い、画像表示器Dを左手に持ち、右手に測定ユニ
ットYUの把持部10を握り、測定ユニットYUの前面
側を建造物の壁41に向ける。検査対象物(壁)41の
内部には筋違いが配設されていて、該筋違いが検出対象
物42である。
【0049】この状態でオペレータは測定ユニットを壁
に沿って移動させながらスイッチ12をオンにする(ス
テップS1)。すると、検出対象物42を照射したX線
ビームから発生した散乱X線を検出して得られた散乱X
線データは(ステップS2)、インターフェース63を
介して画像化部60に取り込まれ、画像メモリ65にラ
スタ状に記憶される(ステップS3)。
に沿って移動させながらスイッチ12をオンにする(ス
テップS1)。すると、検出対象物42を照射したX線
ビームから発生した散乱X線を検出して得られた散乱X
線データは(ステップS2)、インターフェース63を
介して画像化部60に取り込まれ、画像メモリ65にラ
スタ状に記憶される(ステップS3)。
【0050】この記憶された散乱X線データをテレビ方
式の信号タイミングで読み出して画像表示部Dに表示す
ることで、散乱X線Rの画像が観察可能になる。この
時、DAS22によるデータ収集時の画像歪みの幾何的
な補正を行い、画像表示を行う(ステップS4)。オペ
レータOは散乱X線画像を視認し、検出対象物42を検
出する(ステップS5)。
式の信号タイミングで読み出して画像表示部Dに表示す
ることで、散乱X線Rの画像が観察可能になる。この
時、DAS22によるデータ収集時の画像歪みの幾何的
な補正を行い、画像表示を行う(ステップS4)。オペ
レータOは散乱X線画像を視認し、検出対象物42を検
出する(ステップS5)。
【0051】なお、測定ユニットYUの保持箱31で散
乱X線Rが遮蔽されるようになされているので、オペレ
ータOは検査作業の間にX線被曝を受けることがない。
また、画像データ収集の開始を指令する開始信号として
は、検出対象物42に対してX線発生器21,走査X線
ビーム発生器23,散乱X線検出器30を相対的に移動
開始したときの信号を使用することもできる。
乱X線Rが遮蔽されるようになされているので、オペレ
ータOは検査作業の間にX線被曝を受けることがない。
また、画像データ収集の開始を指令する開始信号として
は、検出対象物42に対してX線発生器21,走査X線
ビーム発生器23,散乱X線検出器30を相対的に移動
開始したときの信号を使用することもできる。
【0052】更に、本装置は、検査対象物(移動可能な
物体の場合)を移動させる使用方法も可能であり、この
場合は(X線検査装置を固定しておく場合)、検査の開
始信号として検査対象物の搬送手段(ベルトコンベア
等)の移動指令信号、又は速度検出器(ベルトコンベア
の速度検出器等)の出力信号を使用する。また、画像表
示部Dにデータ収集中の画像を順次表示できるスクロー
ル機能付き画像化手段を用いることもでき、連続したデ
ータ収集,画像表示を可能とすることができる。
物体の場合)を移動させる使用方法も可能であり、この
場合は(X線検査装置を固定しておく場合)、検査の開
始信号として検査対象物の搬送手段(ベルトコンベア
等)の移動指令信号、又は速度検出器(ベルトコンベア
の速度検出器等)の出力信号を使用する。また、画像表
示部Dにデータ収集中の画像を順次表示できるスクロー
ル機能付き画像化手段を用いることもでき、連続したデ
ータ収集,画像表示を可能とすることができる。
【0053】また、画像化部Dの映像出力のテレビ方式
を一般的なNTSC方式等にすれば、家庭用のテレビモ
ニタD1 に検出対象物42を表示することも可能となる
(図1参照)。
を一般的なNTSC方式等にすれば、家庭用のテレビモ
ニタD1 に検出対象物42を表示することも可能となる
(図1参照)。
【0054】以上説明したように本実施形態例によれ
ば、 (a) X線検査装置を人力で持ち運ぶことが可能なので、
固定された(或いは移動が困難な)検査対象物の検査を
片側だけからの接近で行うことができる。特に、建築物
の壁の内部を片側接近のみで画像化できる。 (b) 散乱X線検出器30を暗箱(保持箱)31と蛍光板
32とPMT33とを備えて構成したので、軽量で検出
面積が大きく検出効率の高い散乱X線の検出が可能とな
る。従って、可搬型のX線検査装置で良好な画像が得ら
れる。
ば、 (a) X線検査装置を人力で持ち運ぶことが可能なので、
固定された(或いは移動が困難な)検査対象物の検査を
片側だけからの接近で行うことができる。特に、建築物
の壁の内部を片側接近のみで画像化できる。 (b) 散乱X線検出器30を暗箱(保持箱)31と蛍光板
32とPMT33とを備えて構成したので、軽量で検出
面積が大きく検出効率の高い散乱X線の検出が可能とな
る。従って、可搬型のX線検査装置で良好な画像が得ら
れる。
【0055】(c) 把持部をオペレータが握って測定ユニ
ットをスキャンできるので、狭い場所等でもきめ細かく
データ収集が行える。 (d) 1つの回転体(ホイール23a)のみで(直線状で
なく)円弧状に走査されるビームを作るので、走査手段
は小型軽量にできる。また、(スリットの組合せでな
く)1つのX線通過口(穴P,Q)で1つのX線ビーム
が形成されるので、ビーム形状は走査位置によらず一定
となり画質が良好となる。
ットをスキャンできるので、狭い場所等でもきめ細かく
データ収集が行える。 (d) 1つの回転体(ホイール23a)のみで(直線状で
なく)円弧状に走査されるビームを作るので、走査手段
は小型軽量にできる。また、(スリットの組合せでな
く)1つのX線通過口(穴P,Q)で1つのX線ビーム
が形成されるので、ビーム形状は走査位置によらず一定
となり画質が良好となる。
【0056】(e) 走査が円弧状になるために生ずる画像
の歪は補正手段で補正され、良好な画像が得られる。 (f) 検査対象物(例えば、石膏ボードとコンクリート)
により、X線ビームの太さを切換えて使用できる。太い
場合はX線量が増えノイズの少ない画像が得られ(コン
クリート)、細い場合は高分解能の画像が得られる(石
膏ボード)。従って、1回の測定ユニットの移動で同一
部位のノイズが少ない画像と、分解能の高い画像の2種
の画像を同時に得ることも可能である。
の歪は補正手段で補正され、良好な画像が得られる。 (f) 検査対象物(例えば、石膏ボードとコンクリート)
により、X線ビームの太さを切換えて使用できる。太い
場合はX線量が増えノイズの少ない画像が得られ(コン
クリート)、細い場合は高分解能の画像が得られる(石
膏ボード)。従って、1回の測定ユニットの移動で同一
部位のノイズが少ない画像と、分解能の高い画像の2種
の画像を同時に得ることも可能である。
【0057】(g) 幾何歪みを補正する補正手段の動作ま
たは動作停止を選択的に制御できるので、検査対象物に
応じて処理時間を短くでき、リアルタイム性を高められ
る。
たは動作停止を選択的に制御できるので、検査対象物に
応じて処理時間を短くでき、リアルタイム性を高められ
る。
【0058】(h) 回転式の走査X線ビーム発生手段23
の回転速度を変化させることにより、DASにおけるデ
ータ収集周期を可変にできる。 (i) 画像メモリ65のクロック信号とデータ収集と、X
線ビームの走査とを同期させることができる。
の回転速度を変化させることにより、DASにおけるデ
ータ収集周期を可変にできる。 (i) 画像メモリ65のクロック信号とデータ収集と、X
線ビームの走査とを同期させることができる。
【0059】(j) 画像データ収集の開始を指令する開始
信号を、測定ユニットYUを検査対象物等に押し付けた
とき、或いは相対的に移動させたときに発生させること
ができる。 (k) 測定ユニットYUの把持部10にスイッチを設ける
ことで、任意のデータ収集開始が制御可能になる。
信号を、測定ユニットYUを検査対象物等に押し付けた
とき、或いは相対的に移動させたときに発生させること
ができる。 (k) 測定ユニットYUの把持部10にスイッチを設ける
ことで、任意のデータ収集開始が制御可能になる。
【0060】(l) 測定ユニットYUを検査対象物に押し
つけたときデータ収集を開始できる。 (m) 測定ユニットYUと表示ユニットDを一体で構成し
た場合、測定ユニットYU上で画像を観察できる。 (n) 連続したデータ収集,画像表示を可能とすることが
できる。 (o) 家庭用のテレビモニタにも表示可能になる。 [変形例]本変形例は、前記図4(A),(B)を敷衍
したものである。図7は、回転円盤(ホイール)に複数
の穴径の穴群を設け、データ収集の間隔を空けることに
より、どの穴を使用するかを切り替えることができる。
図7ではPの穴でX線透過が悪く大まかな構造物に(例
えば、コンクリート)、Qの穴ではその逆の検査対象物
41(例えば、石膏ボード)に有効である。
つけたときデータ収集を開始できる。 (m) 測定ユニットYUと表示ユニットDを一体で構成し
た場合、測定ユニットYU上で画像を観察できる。 (n) 連続したデータ収集,画像表示を可能とすることが
できる。 (o) 家庭用のテレビモニタにも表示可能になる。 [変形例]本変形例は、前記図4(A),(B)を敷衍
したものである。図7は、回転円盤(ホイール)に複数
の穴径の穴群を設け、データ収集の間隔を空けることに
より、どの穴を使用するかを切り替えることができる。
図7ではPの穴でX線透過が悪く大まかな構造物に(例
えば、コンクリート)、Qの穴ではその逆の検査対象物
41(例えば、石膏ボード)に有効である。
【0061】また、前記の複数の穴をもったコリメータ
でデータ収集の休止期間を設けないでP,Q両方のデー
タを取り、PとQのデータを分けて画像メモリ65に記
憶すると1回のデータ収集で異なる性質の画像データを
得ることができる。図8にその構成を示す。データ収集
部DASからのデータをインターフェースを介してCP
U61に取り込み、PとQを分けて画像メモリ65Cと
65Dへ記憶する。画像メモリ65CへはPの画像、画
像メモリ65DへはQの画像が記憶される。これを選択
して画像表示すると、より正確な検出対象物42の確認
が可能になる。
でデータ収集の休止期間を設けないでP,Q両方のデー
タを取り、PとQのデータを分けて画像メモリ65に記
憶すると1回のデータ収集で異なる性質の画像データを
得ることができる。図8にその構成を示す。データ収集
部DASからのデータをインターフェースを介してCP
U61に取り込み、PとQを分けて画像メモリ65Cと
65Dへ記憶する。画像メモリ65CへはPの画像、画
像メモリ65DへはQの画像が記憶される。これを選択
して画像表示すると、より正確な検出対象物42の確認
が可能になる。
【0062】(II)第2実施形態例 図9(A)は、本実施形態例を構成する測定ユニットの
平面図であり、図9(B)は側面図である。なお、測定
ユニット以外の部分は前記第1実施形態例と同じであ
る。図9(A),(B)に示すように、検出器を構成す
る暗箱81の側面形状(図9(B))は台形をなし、長
辺側にX線窓82を形成し、短辺側に次に説明するX線
発生器21等を配置する。
平面図であり、図9(B)は側面図である。なお、測定
ユニット以外の部分は前記第1実施形態例と同じであ
る。図9(A),(B)に示すように、検出器を構成す
る暗箱81の側面形状(図9(B))は台形をなし、長
辺側にX線窓82を形成し、短辺側に次に説明するX線
発生器21等を配置する。
【0063】前記暗箱81はX線遮蔽性の材料(例え
ば、鉛)が内面に貼られた箱であり、該暗箱81の検査
対象物41側にX線透過性のX線窓82を設ける。暗箱
81の内側にはX線ビーム通路W1 を除いてシンチレー
タ膜83を貼付する。暗箱81の内部のシンチレータ膜
83以外の部分には、光反射率の高い銀メッキ等の処理
を施す。
ば、鉛)が内面に貼られた箱であり、該暗箱81の検査
対象物41側にX線透過性のX線窓82を設ける。暗箱
81の内側にはX線ビーム通路W1 を除いてシンチレー
タ膜83を貼付する。暗箱81の内部のシンチレータ膜
83以外の部分には、光反射率の高い銀メッキ等の処理
を施す。
【0064】暗箱81の内部にはPMT34を配置する
他に、X線発生器21と回転円筒84とモータ&エンコ
ーダ85を配置する。回転円筒84はその中心軸の回り
に回転され、穴86a,86bを通ってできるX線ビー
ムBを走査する。暗箱81には更に把持部87と、デー
タ収集開始を指令するスイッチ87aと、2軸フレキシ
ブルなジョイント88を介して画像表示部Dを取り付け
る。
他に、X線発生器21と回転円筒84とモータ&エンコ
ーダ85を配置する。回転円筒84はその中心軸の回り
に回転され、穴86a,86bを通ってできるX線ビー
ムBを走査する。暗箱81には更に把持部87と、デー
タ収集開始を指令するスイッチ87aと、2軸フレキシ
ブルなジョイント88を介して画像表示部Dを取り付け
る。
【0065】X線発生器21は高電圧発生器とX線管を
備え、管電圧70kVでX線を発生させる。これにより
通常の家屋の壁内の検査ができる。また、検査対象物に
より50kV〜100kVの範囲でX線管,高電圧発生
器,検出器を選択して測定ユニットを組むことが可能で
ある。50kV未満の場合は、建造物の最も薄い壁でも
透過できず、100kVを越えるとX線遮蔽の重量が増
し、手動で走査することが困難になる。
備え、管電圧70kVでX線を発生させる。これにより
通常の家屋の壁内の検査ができる。また、検査対象物に
より50kV〜100kVの範囲でX線管,高電圧発生
器,検出器を選択して測定ユニットを組むことが可能で
ある。50kV未満の場合は、建造物の最も薄い壁でも
透過できず、100kVを越えるとX線遮蔽の重量が増
し、手動で走査することが困難になる。
【0066】本第2実施形態例の用途はほぼ前記第1実
施形態例と同一であるが、異なる点はX線ビームが直線
状に走査されるので幾何歪の補正が不要な点である。前
記第1実施形態例の効果に加えて第2実施形態例の効果
は下記の通りである。
施形態例と同一であるが、異なる点はX線ビームが直線
状に走査されるので幾何歪の補正が不要な点である。前
記第1実施形態例の効果に加えて第2実施形態例の効果
は下記の通りである。
【0067】(a) 幾何歪補正が不要である。 (b) 暗箱81の中にPMT34,X線発生器21,走査
X線ビーム発生器23等を配置したのでスペースファク
タがよい。 (c) 暗箱81の検査対象物側以外の面にもシンチレータ
膜83を貼ったので、散乱X線の補足効率が上がりノイ
ズの少ない画像が得られる。
X線ビーム発生器23等を配置したのでスペースファク
タがよい。 (c) 暗箱81の検査対象物側以外の面にもシンチレータ
膜83を貼ったので、散乱X線の補足効率が上がりノイ
ズの少ない画像が得られる。
【0068】(d) 暗箱81の内面および内部の部品(X
線発生器21,モータ85等)に銀メッキ等の反射処理
を施したのでPMT34の受光効率が上がり、ノイズの
少ない画像が得られる。 (e) フレキシブルなジョイント88を用いて測定ユニッ
トに画像表示部が接続されているので、楽な姿勢で画像
観察ができる。
線発生器21,モータ85等)に銀メッキ等の反射処理
を施したのでPMT34の受光効率が上がり、ノイズの
少ない画像が得られる。 (e) フレキシブルなジョイント88を用いて測定ユニッ
トに画像表示部が接続されているので、楽な姿勢で画像
観察ができる。
【0069】[第1応用例]図10は第2実施形態例の
第1応用例である。本応用例は、キャスタCA1 のガイ
ド棒に測定ユニットYU21を取り付けた場合である。
第1応用例である。本応用例は、キャスタCA1 のガイ
ド棒に測定ユニットYU21を取り付けた場合である。
【0070】この場合はX線ビームBは矢印Y11方向に
スキャンし、矢印X11方向にオペレータOが移動させ
る。このようにすれば、測定ユニットYU21の移動が楽
になり、オペレータへの負担を減らすことができる。
スキャンし、矢印X11方向にオペレータOが移動させ
る。このようにすれば、測定ユニットYU21の移動が楽
になり、オペレータへの負担を減らすことができる。
【0071】[第2応用例]図11は第2実施形態例の
第2応用例である。本応用例は、台車91にガイド棒C
A2 を固定し、そのガイド棒に測定ユニットYU22を取
り付けた場合である。Mは可搬収納箱である。この場合
はX線ビームBは矢印Y12方向にスキャンし、矢印X12
方向にオペレータOが移動させる。
第2応用例である。本応用例は、台車91にガイド棒C
A2 を固定し、そのガイド棒に測定ユニットYU22を取
り付けた場合である。Mは可搬収納箱である。この場合
はX線ビームBは矢印Y12方向にスキャンし、矢印X12
方向にオペレータOが移動させる。
【0072】このようにすれば、測定ユニットYU22お
よび画像化部を収納した可搬収納箱M等の装置一式を台
車91に搭載できるので、装置一式の移動が楽になり、
オペレータへの負担を更に減らすことができる。
よび画像化部を収納した可搬収納箱M等の装置一式を台
車91に搭載できるので、装置一式の移動が楽になり、
オペレータへの負担を更に減らすことができる。
【0073】[第3応用例]図12は第2実施形態例の
第3応用例である。本応用例は、キャスタCA3 のガイ
ド棒に測定ユニットYU23を上下動可能に取り付け、ワ
イヤ93を巻取器94で巻き取り測定ユニットYU23を
上下移動させる場合である。
第3応用例である。本応用例は、キャスタCA3 のガイ
ド棒に測定ユニットYU23を上下動可能に取り付け、ワ
イヤ93を巻取器94で巻き取り測定ユニットYU23を
上下移動させる場合である。
【0074】この場合はX線ビームBは矢印X13方向に
スキャンし、矢印Y13方向に測定ユニットYU23をオペ
レータOが移動させる。このようにしても、オペレータ
への負担を減らすことができる。
スキャンし、矢印Y13方向に測定ユニットYU23をオペ
レータOが移動させる。このようにしても、オペレータ
への負担を減らすことができる。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように各請求項記載の発明
によれば、X線検査装置を人力で持ち運び可能に構成
し、散乱X線を検出するようにしたので、固定された建
造物やデータ収集を行うために移動させることが困難な
検査対象物の内部の画像化を片側からのみの接近で行う
ことが可能である。
によれば、X線検査装置を人力で持ち運び可能に構成
し、散乱X線を検出するようにしたので、固定された建
造物やデータ収集を行うために移動させることが困難な
検査対象物の内部の画像化を片側からのみの接近で行う
ことが可能である。
【図1】本発明の第1実施形態例の機構系のシステム構
成図である。
成図である。
【図2】同第1実施形態例の使用状態説明図である。
【図3】同第1実施形態例の制御系のシステム構成図で
ある。
ある。
【図4】同第1実施形態例における走査X線ビーム発生
器の側面図および要部正面図である。
器の側面図および要部正面図である。
【図5】同第1実施形態例における歪み補正の原理説明
図であって、(A)はX線ビームの走査軌跡、(B)は
第1画像メモリへの格納状態図、(C)は第2画像メモ
リへの格納状態図である。
図であって、(A)はX線ビームの走査軌跡、(B)は
第1画像メモリへの格納状態図、(C)は第2画像メモ
リへの格納状態図である。
【図6】同第1実施形態例の動作フローチャートであ
る。
る。
【図7】同第1実施形態例における走査X線ビーム発生
手段のホイールの変形例を示す図である。
手段のホイールの変形例を示す図である。
【図8】同変形例で複数画像をデータ収集するためのブ
ロック図である。
ロック図である。
【図9】同第2実施形態例の測定ユニットの平面図およ
び側面図である。
び側面図である。
【図10】同第2実施形態例の第1応用例の斜視図であ
る。
る。
【図11】同第2実施形態例の第2応用例の斜視図であ
る。
る。
【図12】同第2実施形態例の第3応用例の斜視図であ
る。
る。
【図13】従来のX線検査装置の一例の斜視図である。
B X線ビーム D 画像表示器 M 可搬収納箱 P 操作パネル YU 測定ユニット 10 把持部 12 スイッチ 20 筐体 21 X線発生器 22 DAS 23 走査X線ビーム発生器 30 散乱X線検出器 31 保持箱 32 蛍光板 33 PMT 35 ローラ 41 建造物の壁 42 検出対象物
Claims (8)
- 【請求項1】 X線発生手段と、該X線発生手段により
発生されたX線ビームを走査するX線ビーム走査手段
と、該X線ビーム走査手段により走査されたX線ビーム
が検査対象物に当たって生ずる散乱X線を検出するX線
検出手段と、前記X線発生手段とX線ビーム走査手段と
X線検出手段とを一体に構成してなる測定ユニットと、 前記検査対象物と測定ユニットの相対移動に伴う前記X
線検出手段の出力データを収集するデータ収集手段と、 該データ収集手段が収集したデータに基づき検査対象物
の散乱X線画像を作成する画像化手段とを備えたことを
特徴とするX線検査装置。 - 【請求項2】 X線発生手段と、該X線発生手段により
発生されたX線ビームを走査するX線ビーム走査手段
と、該X線ビーム走査手段により走査されたX線ビーム
が壁に当たって生ずる散乱X線を検出するX線検出手段
と、前記X線発生手段とX線ビーム走査手段とX線検出
手段とを一体に構成してなり、可搬手段としての把持手
段を備えた測定ユニットと、 前記壁に対する測定ユニットの移動に伴う前記X線検出
手段の出力データを収集するデータ収集手段と、 該データ収集手段が収集したデータに基づき前記壁の散
乱X線画像を作成する画像化手段とを備えたことを特徴
とする建造物の壁の内部を検査する可搬型のX線検査装
置。 - 【請求項3】 前記X線検出手段は、光を遮蔽する暗箱
と、該暗箱の内部に配置した前記散乱X線を検出し可視
光化するX線−光変換手段と、該X線−光変換手段によ
り発生された可視光を検出する光電子増倍管とを備える
ことを特徴とする請求項1または請求項2記載のX線検
査装置。 - 【請求項4】 前記X線ビーム走査手段は、回転体に形
成されたX線通過口に前記X線ビームを通過させて円形
X線ビームを生成する手段であり、 前記画像化手段は、前記円形X線ビームに基づく散乱円
形X線ビームの幾何歪みを補正する補正手段を備えたこ
とを特徴とする請求項1または請求項2記載のX線検査
装置。 - 【請求項5】 前記X線ビーム走査手段は、X線通過口
を設けた円筒状の回転体を前記X線発生手段を覆うよう
に配置してなることを特徴とする請求項1または請求項
2記載のX線検査装置。 - 【請求項6】 前記回転体の前記X線通過口は大きさの
異なる複数の穴よりなり、各穴を選択切換えて使用する
ことを特徴とする請求項4または請求項5に記載のX線
検査装置。 - 【請求項7】 前記回転体の前記X線通過口は大きさの
異なる複数の穴よりなり、各穴それぞれに対応するX線
ビームにより穴の大きさ毎に散乱線画像を作成すること
を特徴とする請求項4または請求項5記載のX線検査装
置。 - 【請求項8】 前記X線発生手段の管電圧は、50kV
以上、100kV以下であることを特徴とする請求項2
記載の建造物の壁の内部を検査する可搬型のX線検査装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8341669A JPH10185842A (ja) | 1996-12-20 | 1996-12-20 | X線検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8341669A JPH10185842A (ja) | 1996-12-20 | 1996-12-20 | X線検査装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10185842A true JPH10185842A (ja) | 1998-07-14 |
Family
ID=18347875
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8341669A Pending JPH10185842A (ja) | 1996-12-20 | 1996-12-20 | X線検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10185842A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1996
- 1996-12-20 JP JP8341669A patent/JPH10185842A/ja active Pending
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