JPH06317542A - 放射線透視検査装置 - Google Patents

放射線透視検査装置

Info

Publication number
JPH06317542A
JPH06317542A JP10794893A JP10794893A JPH06317542A JP H06317542 A JPH06317542 A JP H06317542A JP 10794893 A JP10794893 A JP 10794893A JP 10794893 A JP10794893 A JP 10794893A JP H06317542 A JPH06317542 A JP H06317542A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radiation
holding
detecting means
ray
generating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10794893A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaji Fujii
正司 藤井
Kiichiro Uyama
喜一郎 宇山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP10794893A priority Critical patent/JPH06317542A/ja
Publication of JPH06317542A publication Critical patent/JPH06317542A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 可搬性に優れ、被検体を移動させないで被検
体の透視画像を得ることができる放射線透視検査装置を
提供する。 【構成】 保持アーム3の下方に折曲した両下端部にX
線発生器1およびX線検出器2が取り付けられ、該X線
発生器1とX線検出器2との間に被検体19が設けら
れ、X線発生器1から発生したX線は被検体19を透過
して、X線検出器2で検出される。保持アーム3はロボ
ットアーム旋回台6に回転自在に取り付けられたロボッ
トアーム5によって自在に移動し得るとともに、また装
置全体は車両7に取り付けられ、監視用TVカメラ4で
周囲を監視しながら車両7で移動することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放射線を利用して被検
体の透視画像を作成し、該透視画像により被検体を検査
する放射線透視検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の放射線透視検査装置は、
例えば図19に示すように、X線管91から発生するX
線を直線コリメータ92、回転コリメータ93に通し
て、フライングスポットペンシルビームX線96を形成
し、このペンシルビームX線を散乱線検出器98のスリ
ットを介して被検体99に照射する。そして、この被検
体99を透過したX線を透過線検出器95で検出し、ま
た被検体からの散乱線を散乱線検出器98で検出し、こ
の検出器の検出信号を図20に示すような画像メモリに
透視画像データとして記憶し、この記憶された透視画像
データに基づいて被検体の透視画像を構成し、この透視
画像により被検体を検査している。なお、前記被検体9
9は、コンベア94上に載置されて移動するようになっ
ている。
【0003】また、従来の放射線透視検査装置として
は、図21に示すように、蛍光板とTVカメラからなる
X線エリアセンサを利用した装置がある。同図に示す装
置においては、X線管101から発生し、被検体102
を透過したX線を暗箱103内に設けられた蛍光板10
4で受け、この蛍光板で変換された光像をミラー10
5、レンズ106を介してTVカメラ107で撮影して
いる。
【0004】更に、従来の放射線透視検査装置として
は、例えば特公平4−51172号公報に開示されてい
る装置がある。この公報に開示されている装置は、パル
スカウント方式のX線ラインセンサを使用しており、X
線源またはラインセンサを移動することによりデータ収
集を行っている。なお、この公報では、変形例として、
X線源とスリット、X線ラインセンサの組合せおよびそ
れらが一体となって移動する方法も示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図19に示した従来の
装置は、コンベア94上に載置された移動する被検体を
対象とし、また特公平4−51172号公報に開示され
ている装置は逆にX線源またはセンサ側を移動するよう
に構成し、いずれも据置型の装置を指向しているもので
あるが、このように装置とは別に、被検体を移動させる
ことなく、可搬性に優れた装置の開発が要望されてい
る。
【0006】また、特公平4−51172号公報に開示
されている装置において、X線の検出はパルスカウント
方式を使用しているため、回路規模が大きくなり、大形
で複雑なシステムになるとともに、耐ノイズ性にも問題
がある。更に、X線量を増大すると、フォトカウンティ
ング分解能が保てないという問題もある。
【0007】図21に示した蛍光板とTVカメラからな
るエリアセンサを使用した装置は、被検体が静止してい
る状態を透視可能であるが、エリアセンサを使用してい
るため、被検体で散乱したX線が外乱として入りやすい
とともに、TVカメラのデータ収集周期でデータ収集の
制約をうけるため、装置の柔軟性に欠けるという問題が
ある。また、蛍光板で変換された光像をレンズで集光し
ているので、レンズの集光効率が感度の低下を招くとい
う問題がある。なお、X線蛍光増倍管を用いても同様の
問題はある。更に、他の方法として、X線フィルムやイ
メージングプレートを用いる方法もあるが、リアルタイ
ム性に欠けるという問題がある。
【0008】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、可搬性に優れ、被検体を移動
させないで被検体の透視画像を得ることができる放射線
透視検査装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の放射線透視検査装置は、一次元の空間分解
能をもって検知線上の放射線を検知する一次元放射線検
知手段および該放射線検知手段を前記検知線とほぼ直交
する方向に所定範囲走査させる走査手段を有し、実質的
に二次元の空間分解能をもって放射線を検知する二次元
放射線検知手段と、前記走査の間前記検知線がおおう包
絡面をおおうように放射線を発生する放射線発生手段
と、前記二次元放射線検知手段と前記放射線発生手段の
間に被検体を設定し得るように前記二次元放射線検知手
段および前記放射線発生手段を一体的に保持する保持手
段と、該保持手段を保持して、前記二次元放射線検知手
段および前記放射線発生手段を自在に移動させる移動手
段と、前記走査の間に前記二次元放射線検知手段が出力
する検知信号を放射線強度データとして収集するデータ
収集手段と、該データ収集手段で収集した放射線強度デ
ータを画像として表示する表示手段とを有することを要
旨とする。
【0010】また、本発明の放射線透視検査装置は、二
次元の空間分解能をもって放射線を検知する二次元放射
線検知手段と、該二次元放射線検知手段の検知面をおお
うように放射線を発生する放射線発生手段と、前記二次
元放射線検知手段と前記放射線発生手段の間に被検体を
設定し得るように前記二次元放射線検知手段および前記
放射線発生手段を一体的に保持する保持手段と、該保持
手段を保持して、前記二次元放射線検知手段および前記
放射線発生手段を自在に移動させる移動手段と、該移動
手段による移動を遠隔操作し得る操作手段と、前記二次
元放射線検知手段が出力する検知信号を放射線強度デー
タとして収集するデータ収集手段と、該データ収集手段
で収集した放射線強度データを画像として表示する表示
手段とを有することを要旨とする。
【0011】更に、本発明の放射線透視検査装置は、放
射線を発生する放射線発生手段と、該放射線発生手段か
ら発生する放射線をペンシルビームに絞り、放射線発生
点を頂点とする錘体内で前記ペンシルビームを所定の手
順で走査させるビーム走査手段と、前記走査の間前記ペ
ンシルビームを受けるように配設された放射線検知手段
と、前記放射線発生手段と前記放射線検知手段の間に被
検体を設定し得るように前記放射線発生手段、前記ビー
ム走査手段および前記放射線検知手段を一体的に保持す
る保持手段と、該保持手段を保持して、前記放射線発生
手段、前記ビーム走査手段および前記放射線検知手段を
自在に移動させる移動手段と、前記走査の間前記放射線
検知手段が出力する検知信号を放射線強度データとして
収集するデータ収集手段と、該データ収集手段で収集し
た放射線強度データを画像として表示する表示手段とを
有することを要旨とする。
【0012】また更に、本発明の放射線透視検査装置
は、空間内を走査する放射線ペンシルビームを発生する
放射線発生手段と、前記ペンシルビームを受けるように
配設された放射線検知手段と、前記放射線発生手段と前
記放射線検知手段の間に被検体を設定し得るように前記
放射線発生手段および前記放射線検知手段を一体的に保
持する保持手段と、該保持手段を保持して、前記放射線
発生手段および前記放射線検知手段を自在に移動させる
移動手段と、前記放射線検知手段が出力する検知信号を
放射線強度データとして収集するデータ収集手段と、該
データ収集手段で収集した放射線強度データを画像とし
て表示する表示手段とを有することを要旨とする。
【0013】本発明の放射線透視検査装置は、所定の空
間内を走査する放射線ペンシルビームを発生する放射線
発生手段と、前記ペンシルビームが被検体に当たって発
生する散乱放射線を受けるように配設された放射線検知
手段と、前記放射線発生手段および前記放射線検知手段
を一体的に保持する保持手段と、該保持手段を保持し
て、前記放射線発生手段および前記放射線検知手段を自
在に移動させる移動手段と、前記走査の間前記放射線検
知手段が出力する検知信号を放射線強度データとして収
集するデータ収集手段と、該データ収集手段で収集した
放射線強度データを画像として表示する表示手段とを有
することを要旨とする。
【0014】また、本発明の放射線透視検査装置は、放
射線を発生する放射線発生手段と、該放射線発生手段か
ら発生する放射線を検知する放射線検知手段と、前記放
射線発生手段および前記放射線検知手段を保持する保持
手段と、該保持手段を保持して移動し得る移動手段と、
該移動手段による移動を遠隔操作する遠隔操作手段と、
前記保持手段の周囲を撮影する撮影手段と、該撮影手段
で撮影した前記周囲を表示するモニタ手段と、前記放射
線検知手段から出力される検知信号を放射線強度データ
として収集するデータ収集手段と、該データ収集手段で
収集した放射線強度データを画像として表示する表示手
段とを有することを要旨とする。
【0015】
【作用】本発明の放射線透視検査装置では、一次元の空
間分解能をもって検知線上の放射線を検知する一次元放
射線検知手段を検知線とほぼ直交する方向に所定範囲走
査させて、実質的に二次元の空間分解能をもって放射線
を検知する二次元放射線検知手段によって放射線発生手
段からの放射線を検知し、二次元放射線検知手段と放射
線発生手段の間に被検体を設定し得るように二次元放射
線検知手段および放射線発生手段を一体的に保持すると
ともに、この保持された二次元放射線検知手段および前
記放射線発生手段を自在に移動させ得るようになってい
る。
【0016】また、本発明の放射線透視検査装置では、
二次元放射線検知手段によって放射線発生手段からの放
射線を検知し、二次元放射線検知手段と放射線発生手段
の間に被検体を設定し得るように二次元放射線検知手段
および放射線発生手段を一体的に保持するとともに、こ
の保持された二次元放射線検知手段および放射線発生手
段を自在に移動させ、この移動を遠隔操作し得るように
なっている。
【0017】更に、本発明の放射線透視検査装置では、
放射線発生手段から発生する放射線をペンシルビームに
絞り、このペンシルビームを走査させ、この走査ペンシ
ルビームを放射線検知手段で検知し、放射線発生手段と
放射線検知手段の間に被検体を設定し得るように放射線
発生手段、ビーム走査手段および放射線検知手段を一体
的に保持し、この保持された放射線発生手段、ビーム走
査手段および放射線検知手段を自在に移動させ得るよう
になっている。
【0018】また更に、本発明の放射線透視検査装置で
は、放射線発生手段から発生する放射線ペンシルビーム
を放射線検知手段で検知し、放射線発生手段と放射線検
知手段の間に被検体を設定し得るように放射線発生手段
および放射線検知手段を一体的に保持し、この保持され
た放射線発生手段および放射線検知手段を自在に移動さ
せ得るようになっている。
【0019】本発明の放射線透視検査装置では、放射線
発生手段から発生する放射線ペンシルビームが被検体に
当たって発生する散乱放射線を放射線検知手段で検知
し、放射線発生手段および放射線検知手段を一体的に保
持し、この保持された放射線発生手段および放射線検知
手段を自在に移動させ得るようになっている。
【0020】また、本発明の放射線透視検査装置では、
放射線発生手段から発生する放射線を放射線検知手段で
検知し、放射線発生手段および放射線検知手段を保持し
て移動させ、この移動を遠隔操作し得るとともに、保持
手段の周囲を撮影して表示し得るようになっている。
【0021】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。図1は、本発明の一実施例に係わる放射線透視検査
装置の構成を示す斜視図である。同図に示す放射線透視
検査装置は、X線発生器1およびX線検出器2が保持ア
ーム3の下方に折曲している両下端部に対向して保持さ
れ、該X線発生器1とX線検出器2との間に被検体19
が入るようになっている。
【0022】X線発生器1およびX線検出器2を保持し
ている保持アーム3は、そのほぼ中央がロボットアーム
5の一端によって支持されている。ロボットアーム5の
他端は車両7に取り付けられたロボットアーム旋回台6
に旋回自在に取り付けられている。また、X線発生器1
およびX線検出器2の電気接続用のケーブル11,21
は保持アーム3の中を通り、それからロボットアーム5
に沿ってケーブル51として配線され、車両7に設けら
れているターミナルボックス71内に入っている。X線
発生器1に近い保持アーム3の途中には、監視用TVカ
メラ4が取り付けられているが、この監視用TVカメラ
4からのケーブル41も同様に保持アーム3内を通り、
ロボットアーム5に沿ってターミナルボックス71内に
入っている。
【0023】図2は、図1に示す放射線透視検査装置の
回路構成を示すブロック図である。同図に示すように、
保持アーム3に保持されたX線発生器1はX線制御装置
10で制御され、またX線検出器2はデータ収集部20
を介して中央制御装置9に接続され、X線検出器2から
の検出データはデータ収集部20に収集されてから、中
央制御装置9に供給され、ここで被検体19の透視画像
が構成され、CRTディスプレイ90に表示されるよう
になっている。保持アーム3を支持しているロボットア
ーム5はロボット駆動部13を介してロボット制御部8
に接続され、中央制御装置9の制御によりロボット制御
部8およびロボット駆動部13を介して制御される。更
に、監視用TVカメラ4はケーブル41を介して監視用
CRTディスプレイ40に接続され、監視用TVカメラ
4で撮影した画像はこの監視用CRTディスプレイ40
でモニタし得るようになっている。
【0024】以上のように構成される放射線透視検査装
置では、X線発生器1およびX線検出器2が保持アーム
3に保持されているので、この保持アーム3をロボット
アーム5を介して自在に移動させることにより、X線発
生器1とX線検出器2との間に被検体19が位置するよ
うにX線発生器1およびX線検出器2を所望の位置に設
定することができるとともに、またロボットアーム5は
ロボットアーム旋回台6を介して車両7に取り付けられ
ているので、車両7を移動することによりX線発生器1
およびX線検出器2を所望の位置まで自在に移動させる
ことができる。そして、この移動は保持アーム3に取り
付けられた監視用TVカメラ4で周囲を監視しながら遠
隔制御で行うことができる。
【0025】上述した図1および図2に示す放射線透視
検査装置に使用されているX線発生器1およびX線検出
器2は、更に詳細には次に示す図3〜図5または図6〜
図8に示すものを使用することができる。まず、図3〜
図5に示すX線発生器1およびX線検出器2について説
明する。
【0026】図3において、X線発生器1は被検体19
に必要な立体角でX線を照射し、被検体19を透過した
X線はX線検出器2を構成するX線ラインセンサ22で
検出される。このX線ラインセンサ22は検出部22a
を有し、スキャン機構23に取り付けられ、該スキャン
機構23によってスキャンしながら透過X線を検出し、
この検出データをデータ収集部20で収集し、中央制御
装置9で透視画像を構成し、CRTディスプレイ90に
表示する。また、X線発生器1の近傍にはリファレンス
検出器18が設けられている。
【0027】スキャン機構23は、図4に示すように、
両側をローラ25および駆動ローラ24に掛けられたベ
ルト26に取り付けられている。そして、駆動ローラ2
4を駆動モータ31によって回転駆動することによりベ
ルト26がX線ラインセンサ22の素子が並んでいる検
出部22aの検出線の方向に直角方向に往復移動し、こ
れによりスキャン機構23はスキャン動作を行う。X線
ラインセンサ22とスキャン機構23は全体として一体
的に構成されている。
【0028】図5は、データ収集部20によるデータ収
集パルスを示している。同図(a)に示すようなトリガ
パルスが1ライン分のデータ収集スタート信号として与
えられると、このトリガパルスによりX線ラインセンサ
22の1ライン分のデータ収集が同図(b)に示すデー
タ収集パルスに同期して行われる。このデータ収集パル
スはX線ラインセンサ22に対してクロックパルスとし
て与えられる。なお、トリガパルスはクロックパルスを
分周したものであるかまたはエンコーダパルスを利用し
ている。
【0029】なお、図3において、X線発生器1の近傍
にはリファレンス検出器18が設けられているが、この
リファレンス検出器18で検出した信号を利用して、X
線発生器1の補正を行うことができる。
【0030】また、図3および図4において、X線ライ
ンセンサ22の駆動は、例えば他の場所に設けた駆動源
からワイヤ等を介して駆動することもできる。このよう
に構成することによりX線データ収集系の重量を軽減す
ることができる。次に、図6〜図8に示すX線発生器1
およびX線検出器2について説明する。
【0031】図6(a),(b)に示すように、X線発
生器1は、X線管14の周囲にロータリコリメータ15
を有し、このロータリコリメータ15に近接して直線コ
リメータ16が設けられている。また、このように構成
されるX線発生器1に対して被検体19を挟んで対向し
て設けられているX線検出器2は、蛍光板27および光
電増倍管(PMT)28で構成されている。
【0032】X線発生器1の構成は、更に詳細には図7
に示すように、ロータリコリメータ15にスリット15
aが形成され、このスリットを通過したX線管14から
のX線は平面状のX線ビームとして絞られてから、直線
コリメータ16に形成されたスリット16aを通過し
て、フライングスポットX線、すなわちペンシルビーム
が形成され、ロータリコリメータ15が実線の矢印35
で示すように回転することにより、ペンシルビームは直
線コリメータ16に沿って移動し、29で示すような軌
跡を描く。また、直線コリメータ16が実線の矢印36
で示すようにロータリコリメータ15のスリット15a
に沿って動作すると、ペンシルビームは点線の矢印30
で示すようにスキャンするようになっている。
【0033】なお、直線コリメータ16は、直線コリメ
ータ走査機構17によって前記移動を行うが、この機構
は図6(d)に詳細に示すように駆動モータ32で回転
駆動される駆動ローラ33とローラ34との間に設けら
れたベルトを有し、このベルトに直線コリメータ16が
取り付けられ、ベルトが駆動モータ32によって矢印で
示すように往復動作することにより直線コリメータ16
も同様に往復動作するようになっている。
【0034】X線検出器2は、図6(a),(b)に示
すように、二次元の広がりを有する蛍光板27と光電増
倍管28で構成されているが、この蛍光板27に前記ペ
ンシルビームが当たると、蛍光板27は発光し、これが
光電増倍管28で検出される。光電増倍管28の出力電
流を定期的に測定し、この測定データをデータ収集部2
0で収集し、中央制御装置9に供給することにより被検
体19の透視画像が構成され、CRTディスプレイ90
に表示される。
【0035】図8は、データ収集部20によるデータ収
集パルスを示している。同図(a)に示すようなトリガ
パルスがロータリスリットの位置センサから出力され、
1ライン分のデータ収集スタート信号として与えられる
と、データ収集が同図(b)に示すように内部クロック
またはロータリコリメータ15の回転角を検出するエン
コーダパルスで規定数のデータ点について行われる。そ
して、収集されたデータは図20に示したように記憶さ
れる。この1面のデータをCRTディスプレイ90に表
示することにより被検体のX線透視画像が得られる。
【0036】なお、図6において、X線発生器1の近傍
に設けられているリファレンス検出器18で検出した信
号を利用して、X線発生器1の補正を行うことができ
る。また、図6および図7に示したロータリコリメータ
15および直線コリメータ16の駆動は、例えば他の場
所に設けた駆動源からワイヤ等を介して駆動することも
できる。このように構成することによりX線データ収集
系の重量を軽減することができる。
【0037】以上のように構成される実施例では、検出
効率のよいX線ラインセンサ方式により静止した被検体
のX線透視像を得たり、またはフライングスポットX線
方式によりSN比のよい静止した被検体のX線透視像を
得ることができる。
【0038】更に、保持アーム3でX線発生器1および
X線検出器2を一体的に保持しながら、ロボットアーム
5で自在に移動したり、更には車両7で全体的に移動し
たり、また遠隔操作も可能である。そして、この場合に
監視用TVカメラ4で被検体を含む周囲状況を監視しな
がら遠隔操作したり移動して、被検体のX線透視を容易
に行うことができる。
【0039】また、X線透視をリアルタイムで行うこと
ができるとともに、何回でも透視を繰り返し行うことが
できる。更に、従来のようにパルスカウント方式で問題
になるパルスカウントの分解能の制限を受けないでデー
タ収集を行うことができ、X線源選択の自由度が高い。
【0040】図9は、本発明の他の実施例に係わる放射
線透視検査装置の構成を示す斜視図である。同図に示す
放射線透視検査装置においては、X線発生器1およびX
線検出器2が自由に移動し得るように構成され、それぞ
れケーブル37,38を介して中央制御装置9に接続さ
れている。また、中央制御装置9には画像ハードコピー
装置39が接続され、中央制御装置9で構成された被検
体の透視画像のハードコピーがこの画像ハードコピー装
置39から得られるようになっている。
【0041】なお、図9に示すX線発生器1およびX線
検出器2は、図3に示したX線発生器およびX線検出器
であり、同図においては被検体19として円筒形のもの
が示され、この円筒形の被検体19の中にX線検出器2
が設置されている。このように自由に移動し得るX線発
生器1、X線検出器2を有することにより被検体19の
透視画像をX線フィルム撮影のような感覚で得ることが
できるとともに、X線フィルムやイメージングプレート
にはないリアルタイム性を得ることができる。
【0042】図10は、本発明の別の実施例に係わる放
射線透視検査装置に使用されるX線検出器の構成を示す
斜視図である。同図に示す実施例では、X線検出器2の
検出側42の周囲に磁石43が取り付けられている。こ
のように磁石43を設けることにより、被検体19が磁
性体で構成されている場合、図10(b)に示すよう
に、この磁石43に被検体19を磁気的に吸着固定する
ことができる。なお、磁気的に固定する代わりに、エア
吸着を利用して被検体19を固定することも可能であ
る。
【0043】図11は、本発明の更に他の実施例に係わ
る放射線透視検査装置の構成を示す図である。同図に示
す放射線透視検査装置は、例えば壁や塀等のような比較
的広く高さのある被検体19を表裏から検査し易いよう
に位置制御機能をもって構成されているものであり、X
線発生器1およびX線検出器2はそれぞれX線駆動部4
4および検出器駆動部45を介してX線保持部46およ
び検出器保持部47に取り付けられ、この保持部46,
47上を上下方向に移動し得るように構成され、これに
より高さのある被検体19を上下方向に検査できるよう
になっている。なお、X線駆動部44および検出器保持
部45は走行駆動部48によって駆動制御されるように
なっている。
【0044】図12は、図11に示す放射線透視検査装
置の位置制御のタイミングチャートである。同図(a)
に示す走行スタート信号によりX線検出器2のラインセ
ンサが同図(b)に示すように走査し、走査完了でX線
発生器1とX線検出器2が位置を変えて次の透視動作を
行う。同図(e)に示す位置検出信号は走査のほぼ中央
でX線源の位置測定を行うためのものである。走査の中
央部の識別はスタート信号からのデータ収集ライン数n
のn/2の位置を中央部としている。
【0045】図13は、図11に示した放射線透視検査
装置における位置測定法を示す図である。同図において
は、X線検出器2の検出部52が設けられている側、す
なわちX線が照射される側に、X線に対して不透明な物
質からなるスリット板49が図13(d)に示すように
距離dをあけて設けられている。なお、距離dは図示し
ないX線発生器1とX線検出器2との間の距離に応じて
決められる。
【0046】スリット板49は、同図(b)に拡大して
示すように斜めに形成されたスリット49aを有する。
このように形成されたスリット49aを有するスリット
板49に対して図示しないX線発生器1からX線を照射
した場合に、X線発生器1とX線検出器2との位置関係
によりX線検出器2からの出力信号は同図(c)に示す
ようなA,B,Cのようになる。すなわち、Aの場合は
X線検出器2はX線発生器1との位置関係が良好であ
り、Bの場合はX線発生器1が下方にずれている(右に
ずれている)場合であり、またCの場合はX線発生器1
が上方にずれている(左にずれている)場合であること
を示す。従って、このように変化するX線検出器2の出
力信号に基づいてX線検出器2の位置を調整することに
よりX線発生器1とX線検出器2の位置関係を適確にす
ることができる。
【0047】図14は位置検出回路の構成を示すブロッ
ク図である。同図において、X線検出器2の出力信号6
2,63,64はそれぞれ増幅器53,54,55を介
して比較器56,57で比較され、また比較器56,5
7の出力信号はノア(NOR)回路58で負の論理和が
取られ、出力端子65,66,67から位置信号が得ら
れる。なお、図11では、ラインセンサの走査方向が紙
面と直角であるため上下方向のずれ修正に使用すること
になる。
【0048】上述した実施例では、大形の被検体でも透
視位置のアライメントを取りながら、透視画像を適確に
得ることができる。また、X線源位置測定法によりX線
発生器1とX線検出器2の相対位置を検出することがで
きる。
【0049】また、図13に示したX線検出器2のライ
ンセンサ走査およびX線発生器1とX線検出器2の昇降
動作を同時に行い、連続的に透視像を得ることもでき
る。昇降動作は通常ラインセンサの1走査に要する時間
で画面の上下方向の寸法より少ない距離を昇降するよう
に制御する。このように昇降動作を間欠的でなく連続的
に行えるため、機構部の動作をスムーズに振動が少なく
行うことができ、機構部の寿命を長くし、更に検査速度
を速くすることができる。
【0050】図15(a)〜(f)は、ラインセンサの
走査方法を示す図である。いずれもX線発生器1とX線
検出器2を一体的に保持しながら、X線データを得るた
めのスキャン動作を行うものである。
【0051】図15(a)はX線発生器1を中心にセク
タ動作を行うソースファンスキャンであり、図15
(b)はX線検出器2を中心にセクタ動作を行うディテ
クタファンスキャンであり、図15(c)および(d)
はX線発生器1とX線検出器2を結ぶ線上のX線発生器
1またはX線検出器2を除いた位置に回転中心があるコ
ンベックススキャンであり、図15(e)はリニアスキ
ャンである。
【0052】図16は、図15(a)に示したソースフ
ァンスキャンを説明する図である。同図に示すように、
X線発生器1とX線検出器2は保持アーム3で連結さ
れ、この保持アーム3の中程は連結部材60を介して回
転駆動部61に接続され、これにより保持アーム3は矢
印68で示すように回転するようになっている。この場
合の回転中心はほぼX線発生器1のX線焦点1aの位置
にある。
【0053】なお、図15(b)〜(d)に示したよう
なディテクタファン、コンベッスクファンは、図16の
回転中心を移動することにより実現可能である。回転中
心は必ずしもX線発生器1とX線検出器2を結ぶ線上に
ある必要はなく、他の位置でも同等な効果を得ることが
できる。
【0054】また、図11に示した放射線透視検査装置
において、X線検出器2のX線ラインセンサの向きを紙
面に対して直角方向になるように構成して、X線検出器
2を昇降させると、リニアスキャンが可能となる。この
場合、図13のX線位置測定はラインセンサの並び方向
に対して直角方向の位置検出を行うことができる。すな
わち、昇降方向の位置検出を行い、この信号によりX線
発生器1とX線検出器2の同期を取りながら、リニアス
キャンを完成させることができる。
【0055】なお、上記各実施例において、X線は他の
放射線でもよいことは勿論であるし、またラインセンサ
は直線、曲線、立体形状等でもよいものである。図17
は、本発明の更に別の実施例の構成を示す図である。同
図に示す実施例は、散乱線イメージング型のものであ
り、X線管72の周囲に図6と同様にフライングスポッ
トX線を発生する回転スリット73を有し、この回転ス
リット73の前方に移動直線スリット74が設けられ、
この移動直線スリット74は移動機構75で駆動される
ようになっている。そして、X線管72から発生したX
線は、回転スリット73および移動直線スリット74を
通ることによりフライングスポットX線ビームであるペ
ンシルビームX線として被検体77を照射し、被検体7
7から発生する散乱X線79は散乱線検出器81で検出
される。ペンシルビームX線は直線コリメータの走査に
より被検体をスキャニングするため、被検体の全体を散
乱線データとして得ることができる。そして、このデー
タは図6と同様にデータ収集部20で収集され、中央制
御装置9で画像化され、CRTディスプレイ90に透視
画像として表示される。
【0056】また、図17に示すように、上述したX線
管72、回転スリット73、直線スリット74、散乱線
検出器81を含むデータ収集装置全体は、移動手段であ
る遠隔操作車両80に搭載され、移動できるようになっ
ているとともに、またTVカメラ78も搭載されている
ので、現場周囲を監視しながら操作することができる。
【0057】図17の実施例では、散乱線イメージング
により透過線では画像化が困難である軽元素の被検体を
可視化することができるという特徴がある。図18は、
本発明のまた更に別の実施例の構成を示す図である。同
図に示す実施例も図17の実施例と同様に散乱線イメー
ジング型のものであるが、図17に示す実施例とは異な
り、移動用の車両が移動することにより地面等を面走査
するようになっている。
【0058】図18において、X線管100の下方に
は、直線固定スリット82および回転スリット83が設
けられ、これらのスリットを通ったX線管100からの
X線はコリメータ86を介してフライングスポットペン
シルビームX線84として移動手段である車両120の
走行方向に対してほぼ直角に放射され、被検体である地
面113に当たり、地面から発生した散乱X線85は散
乱線検出器87で検出される。なお、散乱線検出器87
は取付部88に取り付けられている。89は車両120
の車輪である。
【0059】このように構成されたものにおいては、地
面113からの散乱線を散乱線検出器87で検出し、こ
の検出データを定期的に収集することにより透視画像を
得ることができる。この場合に、車両120の上部にカ
メラ操作部112を介して取り付けられたTVカメラ1
11を介して遠隔操作しながら透視画像を得ることがで
きる。
【0060】以上のように構成される各実施例では、静
止した被検体の放射線透視像を被検体を動かすことなく
一次元ラインセンサで得ることができる。エリアセンサ
と比較して、散乱放射線によりSN比劣化の少ない透視
画像を得ることができる。また、TVカメラを使用しな
いデータ収集方式であるため、データ収集の周囲を自由
に選択できる。更に、ラインセンサを走査させる方式で
あるため、小型軽量の透視装置を簡便に構成できる。ま
た、可搬型放射線透視検査装置を簡便に構成できる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
検出効率のよいX線ラインセンサ方式により静止した被
検体のX線透視像を得ることができるとともに、または
フライングスポットX線方式によりSN比のよい静止し
た被検体のX線透視像を得ることができる。更に、放射
線発生手段およびX線検出手段を一体的に保持しなが
ら、自在に移動したり、更には全体的に移動したり、ま
た遠隔操作も可能であり、被検体を含む周囲状況を監視
しながら遠隔操作したり移動して被検体の放射線透視を
容易に行うことができる。また、従来のようにパルスカ
ウント方式で問題になるパルスカウントの分解能の制限
を受けないでデータ収集を行うことができ、X線源選択
の自由度が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる放射線透視検査装置
の構成を示す斜視図である。
【図2】図1に示す放射線透視検査装置の回路構成を示
すブロック図である。
【図3】図1の放射線透視検査装置に使用されているX
線発生器およびX線検出器の詳細を示す構成図である。
【図4】図3の装置に使用されているX線検出器のスキ
ャン機構の構成を示す図である。
【図5】図3の装置に使用されるデータ収集パルスを示
す図である。
【図6】図1の放射線透視検査装置に使用されているX
線発生器およびX線検出器の詳細を示す構成図である。
【図7】図6の装置に使用されているロータリコリメー
タおよび直線コリメータの構成を示す図である。
【図8】図6の装置に使用されるデータ収集パルスを示
す図である。
【図9】本発明の他の実施例に係わる放射線透視検査装
置の構成を示す斜視図である。
【図10】本発明の別の実施例に係わる放射線透視検査
装置に使用されるX線検出器の構成を示す斜視図であ
る。
【図11】本発明の更に他の実施例に係わる放射線透視
検査装置の構成を示す図である。
【図12】図11に示す放射線透視検査装置の位置制御
のタイミングチャートである。
【図13】図11に示した放射線透視検査装置における
位置測定法を示す図である。
【図14】位置検出回路を示すブロック図である。
【図15】ラインセンサの走査方法を示す図である。
【図16】図15(a)に示したソースファンスキャン
を説明する図である。
【図17】本発明の更に別の実施例の構成を示す図であ
る。
【図18】本発明のまた更に別の実施例の構成を示す図
である。
【図19】従来の放射線透視検査装置の構成を示す斜視
図である。
【図20】図19に示す放射線透視検査装置における収
集データの記憶構成を示す図である。
【図21】蛍光板とTVカメラからなるエリアセンサを
使用した従来の装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 X線発生器 2 X線検出器 3 保持アーム 4 監視用TVカメラ 5 ロボットアーム 6 ロボットアーム旋回台 7 車両 19 被検体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一次元の空間分解能をもって検知線上の
    放射線を検知する一次元放射線検知手段および該放射線
    検知手段を前記検知線とほぼ直交する方向に所定範囲走
    査させる走査手段を有し、実質的に二次元の空間分解能
    をもって放射線を検知する二次元放射線検知手段と、前
    記走査の間前記検知線がおおう包絡面をおおうように放
    射線を発生する放射線発生手段と、前記二次元放射線検
    知手段と前記放射線発生手段の間に被検体を設定し得る
    ように前記二次元放射線検知手段および前記放射線発生
    手段を一体的に保持する保持手段と、該保持手段を保持
    して、前記二次元放射線検知手段および前記放射線発生
    手段を自在に移動させる移動手段と、前記走査の間に前
    記二次元放射線検知手段が出力する検知信号を放射線強
    度データとして収集するデータ収集手段と、該データ収
    集手段で収集した放射線強度データを画像として表示す
    る表示手段とを有することを特徴とする放射線透視検査
    装置。
  2. 【請求項2】 二次元の空間分解能をもって放射線を検
    知する二次元放射線検知手段と、該二次元放射線検知手
    段の検知面をおおうように放射線を発生する放射線発生
    手段と、前記二次元放射線検知手段と前記放射線発生手
    段の間に被検体を設定し得るように前記二次元放射線検
    知手段および前記放射線発生手段を一体的に保持する保
    持手段と、該保持手段を保持して、前記二次元放射線検
    知手段および前記放射線発生手段を自在に移動させる移
    動手段と、該移動手段による移動を遠隔操作し得る操作
    手段と、前記二次元放射線検知手段が出力する検知信号
    を放射線強度データとして収集するデータ収集手段と、
    該データ収集手段で収集した放射線強度データを画像と
    して表示する表示手段とを有することを特徴とする放射
    線透視検査装置。
  3. 【請求項3】 放射線を発生する放射線発生手段と、該
    放射線発生手段から発生する放射線をペンシルビームに
    絞り、放射線発生点を頂点とする錘体内で前記ペンシル
    ビームを所定の手順で走査させるビーム走査手段と、前
    記走査の間前記ペンシルビームを受けるように配設され
    た放射線検知手段と、前記放射線発生手段と前記放射線
    検知手段の間に被検体を設定し得るように前記放射線発
    生手段、前記ビーム走査手段および前記放射線検知手段
    を一体的に保持する保持手段と、該保持手段を保持し
    て、前記放射線発生手段、前記ビーム走査手段および前
    記放射線検知手段を自在に移動させる移動手段と、前記
    走査の間前記放射線検知手段が出力する検知信号を放射
    線強度データとして収集するデータ収集手段と、該デー
    タ収集手段で収集した放射線強度データを画像として表
    示する表示手段とを有することを特徴とする放射線透視
    検査装置。
  4. 【請求項4】 空間内を走査する放射線ペンシルビーム
    を発生する放射線発生手段と、前記ペンシルビームを受
    けるように配設された放射線検知手段と、前記放射線発
    生手段と前記放射線検知手段の間に被検体を設定し得る
    ように前記放射線発生手段および前記放射線検知手段を
    一体的に保持する保持手段と、該保持手段を保持して、
    前記放射線発生手段および前記放射線検知手段を自在に
    移動させる移動手段と、前記放射線検知手段が出力する
    検知信号を放射線強度データとして収集するデータ収集
    手段と、該データ収集手段で収集した放射線強度データ
    を画像として表示する表示手段とを有することを特徴と
    する放射線透視検査装置。
  5. 【請求項5】 所定の空間内を走査する放射線ペンシル
    ビームを発生する放射線発生手段と、前記ペンシルビー
    ムが被検体に当たって発生する散乱放射線を受けるよう
    に配設された放射線検知手段と、前記放射線発生手段お
    よび前記放射線検知手段を一体的に保持する保持手段
    と、該保持手段を保持して、前記放射線発生手段および
    前記放射線検知手段を自在に移動させる移動手段と、前
    記走査の間前記放射線検知手段が出力する検知信号を放
    射線強度データとして収集するデータ収集手段と、該デ
    ータ収集手段で収集した放射線強度データを画像として
    表示する表示手段とを有することを特徴とする放射線透
    視検査装置。
  6. 【請求項6】 放射線を発生する放射線発生手段と、該
    放射線発生手段から発生する放射線を検知する放射線検
    知手段と、前記放射線発生手段および前記放射線検知手
    段を保持する保持手段と、該保持手段を保持して移動し
    得る移動手段と、該移動手段による移動を遠隔操作する
    遠隔操作手段と、前記保持手段の周囲を撮影する撮影手
    段と、該撮影手段で撮影した前記周囲を表示するモニタ
    手段と、前記放射線検知手段から出力される検知信号を
    放射線強度データとして収集するデータ収集手段と、該
    データ収集手段で収集した放射線強度データを画像とし
    て表示する表示手段とを有することを特徴とする放射線
    透視検査装置。
JP10794893A 1993-05-10 1993-05-10 放射線透視検査装置 Pending JPH06317542A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10794893A JPH06317542A (ja) 1993-05-10 1993-05-10 放射線透視検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10794893A JPH06317542A (ja) 1993-05-10 1993-05-10 放射線透視検査装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06317542A true JPH06317542A (ja) 1994-11-15

Family

ID=14472116

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10794893A Pending JPH06317542A (ja) 1993-05-10 1993-05-10 放射線透視検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06317542A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003075372A (ja) * 2001-09-04 2003-03-12 Hitachi Building Systems Co Ltd 不審物検査装置
JP2004069575A (ja) * 2002-08-08 2004-03-04 Kawasaki Heavy Ind Ltd X線検査装置付き保安ゲート
WO2006033225A1 (ja) * 2004-09-22 2006-03-30 Shimadzu Corporation X線透視装置
JP2006519369A (ja) * 2003-02-21 2006-08-24 ムルカイ,グイド,デー.,カー. ダ 腐食と表面欠陥を走査するための方法と装置
JP2006258781A (ja) * 2005-02-15 2006-09-28 Takashima Giken Kk 異物検査方法及び異物検査装置
JP2007514172A (ja) * 2003-12-15 2007-05-31 パロデクス・グループ・オサケユフティオ シングルポイント投影イメージングを実施する方法及び装置
JP2008516238A (ja) * 2004-10-08 2008-05-15 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ 管設備へx線を放射するシステム
JP2008309676A (ja) * 2007-06-15 2008-12-25 Dialight Japan Co Ltd 検査システム
JP2016109600A (ja) * 2014-12-09 2016-06-20 パルステック工業株式会社 X線回折測定システム

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003075372A (ja) * 2001-09-04 2003-03-12 Hitachi Building Systems Co Ltd 不審物検査装置
JP2004069575A (ja) * 2002-08-08 2004-03-04 Kawasaki Heavy Ind Ltd X線検査装置付き保安ゲート
JP2006519369A (ja) * 2003-02-21 2006-08-24 ムルカイ,グイド,デー.,カー. ダ 腐食と表面欠陥を走査するための方法と装置
JP2007514172A (ja) * 2003-12-15 2007-05-31 パロデクス・グループ・オサケユフティオ シングルポイント投影イメージングを実施する方法及び装置
WO2006033225A1 (ja) * 2004-09-22 2006-03-30 Shimadzu Corporation X線透視装置
US7477723B2 (en) 2004-09-22 2009-01-13 Shimadzu Corporation X-ray fluoroscope
JP2008516238A (ja) * 2004-10-08 2008-05-15 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ 管設備へx線を放射するシステム
JP2006258781A (ja) * 2005-02-15 2006-09-28 Takashima Giken Kk 異物検査方法及び異物検査装置
JP2008309676A (ja) * 2007-06-15 2008-12-25 Dialight Japan Co Ltd 検査システム
JP2016109600A (ja) * 2014-12-09 2016-06-20 パルステック工業株式会社 X線回折測定システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6333962B1 (en) Non-destructive inspection apparatus and inspection system using it
US4144457A (en) Tomographic X-ray scanning system
US7200201B2 (en) Flat panel detector based slot scanning configuration
US11730439B2 (en) Fast 3D radiography using X-ray flexible curved panel detector with motion compensated multiple pulsed X-ray sources
CN102138803A (zh) 放射线成像系统和用于该放射线成像系统的辅助装置
US8693618B2 (en) Scanner device and method for computed tomography imaging
WO1995004268A1 (en) Three-dimensional microtomographic analysis system
WO2016018002A1 (ko) 엑스선 영상 촬영장치 및 엑스선 영상 촬영방법
JPH06317542A (ja) 放射線透視検査装置
JP2003121392A (ja) 放射線検出装置
JP4654551B2 (ja) Ct装置
JP2006061464A (ja) 被検体移動装置および撮影装置
JP2001013089A (ja) X線断層撮像装置
JP2007322384A (ja) X線断層撮像装置及びx線断層撮像方法
JP2005292047A (ja) X線断層撮像装置及びx線断層撮像方法
CN107708562A (zh) X射线摄影装置
JP5454861B2 (ja) 非破壊検査システム
JPH10246708A (ja) 非破壊検査装置及び方法
RU2352253C1 (ru) Рентгенографическая установка для медицинской диагностики
JP3664713B2 (ja) X線検出装置
US20240057955A1 (en) System and method for incorporating lidar-based techniques with a computed tomography system
RU2352252C1 (ru) Рентгенографическая установка для медицинской диагностики
JP5435527B2 (ja) 非破壊検査装置
JP3231059B2 (ja) 散乱線画像化装置
JPH07153803A (ja) ラミノグラフ