JP2008309676A - 検査システム - Google Patents

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Abstract

【課題】より効率的に材料検査を実施可能とすること、およびX線検査をより高精度に実施可能とすること。
【解決手段】第1の検査セットは、電界放射型電子エミッタと、X線検出器と、を含み、材料検査に用いる。第2の検査セットは、陽極先端部の半径方向外側を環状に囲む電界放射型の環状電子エミッタと、環状電子エミッタのX線照射方向両側位置に配置された電子遮蔽部材と、を備え、X線検査に用いる。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば原子力発電プラントや火力発電プラントやその他における各種設備や機器の構造物例えば原子炉容器、炉内構造物、配管等の壁面に亀裂等の欠陥を検査する検査システムに関するものてある。
図11で示すように原子力発電プラント等の例えば原子炉容器41の内壁面、炉心42を支持する炉内構造物43の外壁面、原子炉容器41からの配管43の内壁面等の定期点検においては、図示略のCCDカメラ等を投入し、制御コンピュータによる遠隔操作による目視検査が行われている。そして、この遠隔目視検査により検査対象に応力腐食割れ(SCC)等の疑わしい欠陥の箇所が検出された場合には、さらに詳細に検査するために、材料検査が行われる。この材料検査では疑わしい箇所に電子線を照射し、該箇所から発生する特性X線を用いて行う。しかしながら、現状では、従来の検査システムに対して、原子炉容器41内部や配管43内部からさらに効率的に材料検査を行うことが可能な検査システムが要望されている。
一方、例えば図11中で円Aで囲む部分を拡大して示すように、溶接部49に亀裂等が存在するかどうかの検査の例として、例えば超音波探傷検査装置45から溶接部49に超音波Bを照射し、その反射波Cにより溶接部49の亀裂等を検査する。ただ、この検査の場合、溶接部49では溶接裏波51が存在し、この溶接裏波51による反射波Cが存在していると、欠陥からの反射波Cか溶接裏波51からの反射波Cかの判断が難しいと指摘されている。そのため、従来の検査システムに対して、このような溶接部49等に対して、正確なX線検査を行うことができる検査システムが要望されている。
なお、この原子炉等での検査装置は、例えば特開平08−211022号公報で提案されている。また、遠隔操作指令に従って自走ロボットを検査対象位置まで自走させ、検査対象に向けてX線を照射し、検査対象を透過したX線を検出する検査装置が例えば特開2004−053475号公報で提案されている。
特開平08−211022号公報 特開2004−053475号
本発明では、第1に、原子炉容器内壁面、炉内構造物外壁面、配管内壁面等に対し欠陥等がある場合に、その材料組織等について効率的に材料検査を実施可能とすること、第2に、原子炉容器内部や配管内部から例えば溶接部等に欠陥が存在するか、溶接裏波であるか等のX線検査をより高精度に実施可能とすること、を解決すべき課題としている。
本発明第1による検査システムは、搬送ロボットに搭載されて移動制御が可能な検査セットと、遠隔位置から検査セットの操作を制御する制御コンピュータとを含み、上記検査セットは、放射線源としての電界放射型電子エミッタと、X線検出器とを備え、検査に際しては上記検査セットを密封装置により検査対象と共に同一真空空間に密封制御可能としたことを特徴とするものである。
上記電界放射型電子エミッタは、陰極表面に電界放射により電子線を放射線として放出するナノ炭素膜を設けてなるものであることが好ましい。
上記ナノ炭素膜は、カーボンナノチューブ、カーボンナノウォール、カーボンナノファイバー、ダイヤモンドライクカーボン、アモルファスダイヤモンド、結晶性ダイヤモンド、グラファィト、フラーレン、針状炭素膜等、微細なnmオーダーの突起を有するものであり、電界印加により電界放射して上記突起から電子線を放出することができる炭素膜である。
本発明第1では、上記放射線源がナノ炭素膜から電界放射により高密度に電子線を放出する電界放射型電子エミッタで構成されているので、検査対象から発生するX線強度を高くでき、検査装置を小型化することが可能となり、検査対象の存在位置が原子炉容器や配管等の狭隘内部空間で作業員の立ち入りが困難な所であっても検査装置を制御コンピュータの制御により目的とする検査対象位置にセットして検査を実施することができると共に放射線源が電界放射型であるので、検査装置を検査対象位置にセットし電源起動後即座に電子線を照射することが可能となり検査を迅速効率的に実施することができる。
本発明第2による検査システムは、搬送ロボットに搭載されて移動制御が可能な検査セットと、遠隔位置から検査セットの操作を制御する制御コンピュータとを含み、上記検査セットは、真空管内部に、X線照射方向線上に錐形に延びる陽極先端部と、この陽極先端部を環状に囲む電界放射型の環状電子エミッタと、上記環状電子エミッタに対し少なくともそのX線照射方向後方位置に配置された電子遮蔽部材とを備え、陽極先端部前方の真空管の管壁にX線透過可能な薄膜からなるX線導出窓を備えたことを特徴とするものである。
本発明第2では、配管等の内部に検査セットを配置し、検査対象にX線を照射し、検査対象を透過したX線を配管等の外部でX線フィルム等に照射し、配管等の溶接部の状態をX線検査できるので、超音波探傷検査で困難とされている配管等の内壁面から突出する溶接裏波と溶接部欠陥との検査判断を正確に行うことができる。本発明第2ではまた、X線を陽極先端部からビーム状に高密度に放出することができるので、検査対象背部に配置したX線フィルムを含むX線撮影装置への入射X線強度を高くでき、検査セットを小型化することが可能となる結果、配管等の狭隘空間にも容易にセットすることができ、さらには、電子エミッタが電界放射型であるので、検査装置を検査対象位置にセットし電源起動後即座に環状陰極から電子放出し、陽極先端部からX線を検査対象に向けて照射することが可能となり検査を迅速効率的に実施することができる。
本発明の好ましい一態様は、上記環状電子エミッタは、環状陰極表面に電界放射により電子線を放射線として放出するナノ炭素膜を設けることである。
本発明の好ましい一態様は、上記陽極先端部後部に導熱部を備えることである。
本発明の好ましい一態様は、上記電子遮蔽部材は、X線照射方向周りを環状に配置されていることである。
本発明の好ましい一態様は、上記電子遮蔽部材は、環状電子エミッタの内径より小径の内径を有した環状板構造を有する、ことである。
本発明の好ましい一態様は、上記電子遮蔽部材は、環状電子エミッタのX線照射方向両側を該X線照射方向周りを環状に配置されかつ環状電子エミッタの内径より小径の内径を有する一対の環状板部を備える、ことである。
本発明の好ましい一態様は、上記環状電子エミッタと電子遮蔽部材とが上記陽極先端部に対してX線照射方向前後に移動可能になっていて、上記移動により陽極先端部から放射されるX線束の束径が制御可能になっている、ことである。
本発明の好ましい一態様は、上記検査セットを、検査対象と共に同一空間内に密封装置で覆うと共に該密封装置内部空間の排水および気圧の制御を可能とすることである。
本発明の好ましい一態様は、陽極先端部から放射したX線を、検査対象を透過させると共にこの透過したX線(透過X線)を検出することである。
本発明の好ましい一態様は、陽極先端部から放射したX線のうち検査対象で反射したX線(反射X線)を検出することである。
本発明の好ましい一態様は、上記検査セットは、制御コンピュータで搬送動作を制御される搬送ロボットに搭載されている、ことである。
本発明の好ましい一態様は、上記陽極先端部の外周斜面のX線照射方向線に対する角度が、環状電子エミッタからの電子線のビーム径よりもターゲットから発生したX線束の束径を小さくする角度に調整されていることである。
本発明の好ましい一態様は、撮像カメラセットを搬送ロボットに搭載すると共に、制御コンピュータによる遠隔操作指令に従い撮像カメラセットと検査セットとの両セットを検査対象の検査に協同制御することである。
なお、上記「錐形」には円錐形、角錐形、を含む。この場合、全周が錐形に限定されず、部分的に錐形でもよい。上記錐形斜面のプロフィールは先端に向けての縮径割合が一定である直線状に限定されず、先端に向けて縮径割合が連続的またはステップ的に変化する形状(放物線状等)であってもよいし、先端に向けて縮径する針形であっても、錐形状に含むことができる。
上記「環状」は完全に閉じた環状に限定されず、部分環状も含む。
上記「錐形頂部」は鋭利な頂部に限定されず、多少の丸み等を含むことができる。
本発明の好ましい一態様は、陽極先端部は該陽極先端部より熱容量が大きくかつ陽極先端部の発生熱を導熱して当該陽極先端部を冷却することが可能な導熱材を備えることが好ましい。
本発明の好ましい一態様は、陽極先端部の斜面角度を陽極先端部先端ほど連続指数関数的にまたはステップ的に小さくする構成とすることである。この態様では、環状電子エミッタとターゲット斜面との対向位置を軸方向にずらせることにより、X線束の束径をより小さく集束させたり、その逆に束径を広がらせたりすることができる。
陽極先端部と環状電子エミッタとの間に電子加速手段を配置してもよい。環状電子エミッタは中実でも中空でもよい。
陽極先端部は中実でも中空でもよい。
本発明第1では、原子炉容器内壁面、炉内構造物外壁面、配管内壁面等に対しより効率的に材料検査を実施することができる。
本発明第2では、原子炉容器内部や配管内部に検査対象が存在する場合でも当該内部にセットし例えば溶接部に対する検査で内部欠陥か溶接裏波かのX線検査をより高精度に実施可能とすることができる。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施の形態に係る検査システムを説明する。
(実施の形態1)
図1を参照して、この検査システムは、材料検査を行うために、検査セット1と、撮像カメラセット3と、これらセット1,3を検査対象部位にまで搬送する搬送ロボット5と、制御コンピュータ7と、を備えて構成されている。
実施の形態では説明の都合で、搬送ロボット5に電源等の補助装置類、材料検査に用いる硬度計、各種顕微鏡、機械研磨装置、等を搭載していない例を示すが、搬送ロボット5にこのような装置類が搭載されても、また、搭載されていなくても、実施の形態の検査システムに含むものである。実施の形態では検査対象の種類に限定されないが、例えば原子炉内壁面、炉内構造物外壁面、配管内壁面等である。これらは符号で壁面9とする。
搬送ロボット5は、検査セット1、撮像カメラセット3、電磁石式吸着部材10、等を搭載している。搬送ロボット5は、外部の制御コンピュータ7に実施の形態では通信/電源ケーブル11で接続され、制御コンピュータ7からの遠隔制御指令に応答して壁面9に沿って搬送すると共に、検査対象位置に検査セット1を搬送すると、撮像カメラセット3、検査セット1の搬送を終了する。通信/電源ケーブル11はガンマ線等の放射線遮蔽/防護被覆処理が施されている。
上記検査システムでは、壁面9上を制御コンピュータ7の制御により搬送ロボット5を自走させながら、撮像カメラセット3で壁面9を画像表示し、この画像により遠隔操作目視検査を行うことができる。そして、この遠隔目視検査により壁面9に亀裂等の欠陥が検出された場合は、その原因調査、対策、復旧等のためにさらに亀裂等の検査対象13に対する詳細な検査のため検査セット1が使用される。制御コンピュータ7は、搬送ロボット5の移動制御、検査セット1、撮像カメラセット3、電磁石式吸着部材10の作動を制御する。
図2、図3を参照して、検査セット1は、検査対象に放射線として電子線を照射する放射線源15と、検査対象13から放出される特性X線(蛍光X線)を検出するX線検出器17とを備える。検査セット1は、放射線源15と検査対象13とを同一真空空間19内に密封する密封装置21と、密封装置21内を真空排気する真空排気装置23と、排水装置24と、を付随して備える。
放射線源15は制御コンピュータ7の制御により通信/電源ケーブル11を介して作動電源25から作動電源が供給される。
X線検出器17は制御コンピュータ7の制御により通信/電源ケーブル11を介して作動電源25の供給を受けると共に検出出力を制御コンピュータ7に出力する。
密封装置21は排水/予備排気室21aと、本排気室21bと、開閉扉21cとを有する。
排水装置24は、通信/電源ケーブル11から作動電源25の供給を受けると共に通信/電源ケーブル11から制御コンピュータ7の制御を受けて密封装置21内の排水/予備排気室21aを排水する。
真空排気装置23は通信/電源ケーブル11から作動電源25の供給を受けると共に通信/電源ケーブル11から制御コンピュータ7の制御を受けて密封装置21内を真空排気する。真空排気装置23は電磁弁23a,23bで排水/予備排気室21aと、本排気室21bとにつながり、電磁弁23a,23bが閉じて、排水/予備排気室21a内が排水装置24で排水され、電磁弁23aが閉じ、電磁弁23bが開いて排水/予備排気室21aが真空排気され、電磁弁23aが開いて、電磁弁23bが閉じて本排気室21bが真空排気される。
密封装置21には真空シール27が装着されている。この真空シール27はゴム製真空シールや磁性流体真空シールを設けることができる。
電磁石式吸着部材10は、通信/電源ケーブル11を介して制御コンピュータ7から通電制御され、通電により壁面9に搬送ロボット5を吸着させる。この通電の大小制御により、壁面9に対する搬送ロボット5の吸着力を制御することができるようになっている。搬送ロボット5の壁面9への吸着形態は、上記電磁石式吸着部材10に限定されず、他の吸着形態も含む。電磁石式吸着部材10は耐熱、耐油、耐酸性、耐圧性、耐放射線性の弾性部材の内部に電磁石を備えたものであり、弾性圧縮、弾性復元が可能になっている。電磁石に対する制御コンピュータ7からの制御信号により磁力が可変になっている。
搬送ロボット5は、検査セット1や撮像カメラセット(電子顕微鏡や光学顕微鏡類を含む)3等を搭載するための搭載台5aを有し、この搭載台5aには壁面9上を自走するための耐熱、耐油、耐酸性、耐圧性、耐放射線性の複数の前輪5bと複数の後輪5cとが装備されている。これら車輪5b,5cは電磁石式吸着部材10により壁面9に着地していて制御コンピュータ7からの遠隔指令により回転駆動制御されて搬送ロボット5を前進、後退制御可能にしていると共に、電磁石式吸着部材10により図2から図3の状態に検査セット1の後述する密封装置21を壁面9に押し付け可能になっている。
密封装置21は図2の状態では、開閉扉21cで分断された真空排気室21aと予備排気室21bとを有している。そして、搬送ロボット5により予備排気室21aが壁面9に図3の状態に押し付けられると、排水/予備排気室21aが排水装置24で排水され、次いで真空排気装置23で予備排気され、この予備排気が完了すると、真空排気室21aが真空排気され、予備排気室21aと真空排気室21aとが共に真空排気されると、両排気室21a,21b間の開閉扉21cが開く。こうして、真空排気室21aと予備排気室21bとが連通し、検査対象13と検査セット1とが同一真空空間19に真空密封された状態を得ることができる。
この密封装置21の動作のため、密封装置21は壁面9に沿うカバー形状で構成されていて、排水および真空排気時には、上記により密封装置21が壁面9に押し付けられ、真空シール27のシール作用で密封装置21と壁面9との隙間が密封された状態となり、この状態で上記排水および真空排気が行われることで密封装置21内が真空状態とされる。また、密封装置21はカバー形状に限定する趣旨ではない。なお、壁面9内側に排水対象が無い場合は上記排水動作は行われない。もちろん、検査対象位置に水等が存在しない場合では、排水装置24を装備する必要は必ずしもない。
図4で示すように放射線源15は、陰極15a表面に電界放射により電子放出するナノ炭素膜15bを設けた電界放射型の電子エミッタ15Aから構成されている。放射線源15は、さらに、同一ケース15c内に電子線引出/集束電極15d,電子線集束電極15e、電子線加速電極15fを有する。 これら電子エミッタ15A、電子線加速集束器としての電極15d−15fは制御コンピュータ7の制御下、電源5から電圧印加を制御される。
ナノ炭素膜15bはカーボンナノチューブ、カーボンナノウォール、カーボンナノファイバー、ダイヤモンドライクカーボン、アモルファスダイヤモンド、結晶性ダイヤモンド、グラファィト、フラーレン、針状炭素膜等、微細なnmオーダーの突起を有するものである。放射線源15では、電子線加速電極15fを接地電位にした状態で陰極15aに電源25から直流負電圧を印加すると共に各電極15d−15fで電子エミッタ15Aから検査対象13に電子線を加速照射するように構成されている。
壁面9における亀裂等の検査対象13は電子線の照射を受けると、特性X線を発生する。特性X線は元素の原子核を取り巻く内殻電子の遷移により発生するX線であり、元素に固有の幾つかの波長(エネルギ)としてあらわれる。この特性X線の波長と強度とを含むスペクトル測定でX線分析を行う。この測定には各種方式のものがあり、その1つにエネルギ分散型(EDS)がある。X線検出器17には、Si(Li)検出器やシリコンドリフト検出器などの半導体検出器がある。このX線検出器17に入射したX線はそのエネルギに比例した数の電子−正孔対を作るので、これを電流として取り出し、測定することで入射したX線のエネルギを知ることができる。制御コンピュータ7は、X線検出器17から送信されるX線検出信号から材料検査を行う。この材料検査は周知であり詳細しない。
以上の構成を備えた検査システムの動作を説明すると、作業員は、制御コンピュータ7を操作して壁面9上に沿って搬送ロボット5を移動させると共に撮像カメラセット3を作動させて壁面9を撮像し、制御コンピュータ7の表示画面上にその撮像画面を表示する。そして、検査対象13に外観目視検査で亀裂等が存在している疑いがあると判明すると、検査セット1を作動させ、検査セット1の放射線源15から電子線を検査対象13に照射する。検査対象13から特性X線が発生し、この特性X線がX線検出器17で検出され、その検出出力が制御コンピュータ7に送られる。制御コンピュータ7ではその検出出力から検査対象13内部のX線分析画像を表示する。作業員はこのX線分析画像から検査対象13の材料検査を実施する。
(実施の形態2)
図5ないし図9に本発明の実施の形態2に係る検査システムを示す。これらの図で図1ないし図4と対応ないし類似する部分には同一の符号を付している。図5は図2に対応する実施の形態2の検査システムの構成を示す図、図6はX線管の断面図、図7はX線管の要部の外観を拡大して示す図である。図8はX線管の動作を説明するための図、図9はX線管から照射するX線の直径を可変にする構成を示す図である。実施の形態2では、X線検査のため、放射線源がX線を照射するX線管により構成されている。
図5で示すように、実施の形態2の検査システムは、検査セット1と、撮像カメラセット3と、搬送ロボット5と、電磁石式吸着部材10と、制御コンピュータ7と、密封装置21と、排水装置24と、気圧制御装置26と、を備える。
そして、この検査セット1は、X線管15Bにより構成されている。検査システムの作動時には、排水/予備気圧制御室21aが排水装置24で排水され気圧制御装置26で気圧制御された後、本気圧制御室21bが気圧制御され、排水/予備気圧制御室21aと本気圧制御室21bが共に同一気圧に制御されると、両室21a,21b間の開閉扉21cが開く。こうして、密封装置21内空間の気圧が例えば大気圧に制御される。なお、上記密封装置21は、検査対象13の検査位置の気圧(水圧等)が高い場合に、検査セット1を例えば大気圧等の気圧に維持するために用いて好ましく、検査対象13の検査位置の気圧が例えば大気圧であれば、必ずしも必要とするものではない。また、密封装置21は、検査対象13の検査位置に水等が存在する場合に、防水するために密封装置21を用いることができるが、検査セット1等を防水構造とすれば、必ずしも必要とするものではない。
図6ないし図8を参照して、X線管15Bは真空管33の構成とされ、X線照射方向線L1方向に長手の円筒直管からなり内部が真空とされており、当該内部に軸状陽極28、環状電子エミッタ29、電子遮蔽部材31を備える。真空管33のX線照射方向側の管壁面にX線透過可能な薄膜からなるX線導出窓33aが設けられている。
軸状陽極28はX線照射方向線L1方向に直線的に延びるように配置されている。軸状陽極28の先端部である陽極先端部28aのX線照射方向線L1と同軸前方にX線導出窓33aが位置している。
軸状陽極28の先端部は円錐斜面28a2形状をなし電子線衝突によりX線が発生する陽極先端部28aとなる。ターゲット材料は特に限定しない。軸状陽極28の陽極先端部28aの後部側は熱容量が大きくかつ先端部28aでの発生熱を導熱する導熱部28bとなり、また導熱部28bの後部側に図示略の通信/電源ケーブル11が接続され高電圧が印加可能となっている。
陽極先端部28aは、頂部28a1がX線照射方向線L1上に位置し円錐中心線がX線照射方向線L1に一致する円錐形状をなし、その円錐斜面28a2は、X線照射方向線L1に対して所定角度の斜面である。
環状電子エミッタ29は、陽極先端部28aのX線照射方向線周りを環状に囲み環状陰極29aの外周面にナノ炭素膜29bを設けて構成されている。
ナノ炭素膜29bはカーボンナノチューブ、カーボンナノウォール、カーボンナノファイバー、ダイヤモンドライクカーボン、アモルファスダイヤモンド、結晶性ダイヤモンド、グラファィト、フラーレン、針状炭素膜等、微細なnmオーダーの突起を有するものである。
環状電子エミッタ29は、陽極先端部28aとの間の電界印加により電界放射して半径方向内側の陽極先端部28aに向けて電子を放出する。上記電界印加は、陽極先端部28aに例えば電源25から高電位を印加することにより行われる。電位の印加形態は各種あり、本実施の形態は特に限定されない。
例えば電源を制御コンピュータ7で制御されるパルス電源で構成し、この制御コンピュータ7の制御でパルス電源から陽極先端部28aに極短パルスを印加してもよい。例えばターゲットに正パルス状電圧+V、環状電子エミッタ29に正パルス状電圧+Vと同期してこの正パルス状電圧+Vと絶対値が同じ大きさの負パルス状電圧−Vを印加するようにしてパルス電源の電圧の大きさを半分に制御可能としてもよい。このパルス状電圧の波形は矩形状波でもよいし、鋸歯状波でもよいし、その他の波形形状でもよい。
電子遮蔽部材31は、環状電子エミッタ29のX線照射方向両側に配置されて環状電子エミッタ29が放出する電子のうち軸方向両側方向への電子を遮蔽する電子遮蔽部材であり、X線照射方向両側一対の環状板部31a,31bと両環状板部31a,31bを連設する円筒部31cとを備える。この環状板部31a,31bの内径は、環状電子エミッタ29の内径より小径になっている。電子遮蔽部材31は環状電子エミッタ29と同電位または略同電位が印加される。
陽極先端部28aに高パルス状電圧が印加されると、陽極先端部28aと環状電子エミッタ29との間に高電界が印加される。これによって環状電子エミッタ29から陽極先端部28aに向けて電子が電界放射により放出され、この放出した電子が陽極先端部28aの円錐斜面28a2に衝突する。
円錐斜面28a2に電子が衝突すると、該円錐斜面28aからX線が発生する。このX線はX線照射方向線L1方向に直進し、X線導出窓33aから窓外の溶接部等の検査対象13をスポット状に照射する。
この場合、環状電子エミッタ29から放出した電子を電子遮蔽部材31で遮蔽することにより電子を陽極先端部28aに衝突させるが、このとき環状板部31a,31bの対向距離や内径を調整することにより電子を破線で示す軌道の電子を遮蔽し実線で示す軌道の電子のみを陽極先端部28aに広がりが狭い電子線として衝突させる。したがって、電子遮蔽部材31の環状板部31a,31bの内径を環状電子エミッタ29の内径よりさらに小径することにより、環状電子エミッタ29から放出する電子を、より広がりが狭い電子線として陽極先端部28aに衝突させることができる。
これにより陽極先端部28aの円錐斜面28a2から発生するX線束の束径を小さく絞り込み可能とし、検査対象13に対してX線照射スポットの形態でX線を照射することができる。
また、陽極先端部28aの円錐斜面28a2の角度を調整することにより、陽極先端部28aの円錐斜面28a2に衝突する電子線のビーム径が同じでも、陽極先端部28aの円錐斜面28a2から発生するX線束の束径をより小さく絞り込み可能としている。
図9を参照して、環状電子エミッタ29と電子遮蔽部材31とを図9(a)の位置d11にセットすることによりX線束の束径は第1の束径D1に、図9(b)の位置d12にセットすることによりX線束の束径は第2の束径D2(<D1)に、図9(c)の位置d13にセットすることによりX線束の束径は第3の束径D3(<D2)に、それぞれ設定することができる。これにより、検査対象13に対してのX線照射スポット49を任意のスポット径に調整することができる。
以上の構成を備えた実施の形態2の検査システムの動作を説明すると、作業員は、制御コンピュータ7を操作して壁面9上を搬送ロボット5を移動させると共に撮像カメラセット3を作動させて壁面内を撮像し、制御コンピュータ7の表示画面上にその撮像画面を表示する。そして、検査対象13に溶接部の溶接裏波か欠陥かの疑わしい箇所が存在すると外観目視検査で判明すると、検査セット1を作動させ、検査セット1の電子エミッタ29から陽極先端部28aに電子線を照射して陽極先端部28aから発生するX線を検査対象13に照射する。X線は検査対象13を透過しその背後のX線フィルム26に照射される。作業員は透過X線が照射されたX線フィルムを用いて検査対象13のX線検査を実施してその欠陥の解明を行う。
図10にさらに本発明の実施の形態3を説明すると、この実施の形態3では、陽極先端部28aからのX線を検査対象を透過させるのではなく反射させる。この反射X線をX線CCDカメラ32等で検出するようにしている。こうした場合では、壁面9の壁厚が厚い場合では、X線を透過させず、反射させることにより、検査対象13をより容易にX線検査することができるようになる。
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内で、種々な変更ないしは変形を含むものである。
図1は本発明の実施の形態1に係る検査システムの概略構成を示す図である。 図2は上記検査システムにおいて搬送ロボットに搭載した検査セットを示し特に密封装置が配管内壁に押し付けられていない状態を示す断面図である。 図3は図2に対応し特に密封装置が配管内壁に押し付けられている状態を示す断面図である。 図4は上記密封装置内に配置した放射線源の概略構成を示す図である。 図5は実施の形態2に係る検査システムの概略構成を示す図である。 図6は実施の形態2に用いる放射線源の概略構成を示す図である。 図7は図6の放射線源の一部を破断して示す斜視図である。 図8は図6の放射線源の動作を説明するための図である。 図9はX線束の束径を任意に絞り込む構成を示す図である。 図10は実施の形態3に用いる検査システムの概略構成を示す図である。 図11は原子炉容器と炉内構造物と配管とを部分的に示す図である。
符号の説明
1 検査セット
3 撮像カメラセット
5 搬送ロボット
5a 搭載台
5b 前輪
5c 後輪
7 制御コンピュータ
9 壁面
10 電磁石式吸着部材
11 通信/電源ケーブル
13 検査対象
15 放射線源
17 X線検出器
19 真空空間
21 密封装置
23 真空排気装置
24 排水装置
25 電源
27 真空シール
28 軸状陽極
29 環状電子エミッタ
31 電子遮蔽部材

Claims (12)

  1. 搬送ロボットに搭載されて移動制御が可能な検査セットと、遠隔位置から検査セットの操作を制御する制御コンピュータとを含み、
    上記検査セットは、放射線源としての電界放射型電子エミッタと、X線検出器とを備え、
    検査に際しては上記検査セットを密封装置により検査対象と共に同一真空空間に密封制御可能とした、ことを特徴とする検査システム。
  2. 上記電界放射型電子エミッタは、陰極表面に電界放射により電子線を放射線として放出するナノ炭素膜を設けてなるものである、ことを特徴とする請求項1に記載の検査システム。
  3. 搬送ロボットに搭載されて移動制御が可能な検査セットと、遠隔位置から検査セットの操作を制御する制御コンピュータとを含み、
    上記検査セットは、真空管内部に、X線照射方向線上に錐形に延びる陽極先端部と、この陽極先端部を環状に囲む電界放射型の環状電子エミッタと、上記環状電子エミッタに対して少なくともそのX線照射方向後方位置に配置された電子遮蔽部材とを備え、陽極先端部前方の真空管の管壁にX線透過可能な薄膜からなるX線導出窓を備えた、ことを特徴とする検査システム。
  4. 上記環状電子エミッタは、環状陰極表面に電界放射により電子線を放射線として放出するナノ炭素膜を設けてなるものである、ことを特徴とする請求項3に記載の検査システム。
  5. 上記陽極先端部後部に導熱部を備えた、ことを特徴とする請求項3に記載の検査システム。
  6. 上記電子遮蔽部材は、X線照射方向周りを環状に配置されている、ことを特徴とする請求項3ないし5のいずれかに記載の検査システム。
  7. 上記電子遮蔽部材は、環状電子エミッタの内径より小径の内径を有した環状板構造を有する、ことを特徴とする請求項6に記載の検査システム。
  8. 上記電子遮蔽部材は、環状電子エミッタのX線照射方向両側を該X線照射方向周りを環状に配置されかつ環状電子エミッタの内径より小径の内径を有する一対の環状板部を備える、ことを特徴とする請求項3ないし5のいずれかに記載の検査システム。
  9. 上記環状電子エミッタと電子遮蔽部材とが一体に上記陽極先端部に対してX線照射方向前後に移動可能になっている、ことを特徴とする請求項3ないし8のいずれかに記載の検査システム。
  10. 上記検査セットを、検査対象と共に同一空間内に密封装置で覆うと共に該密封装置内部空間の気圧の制御を可能とした、ことを特徴とする請求項3ないし9のいずれかに記載の検査システム。
  11. 陽極先端部から放射したX線を、検査対象を透過させると共にこの透過したX線(透過X線)を検出する、ことを特徴とする請求項3ないし10のいずれかに記載の検査システム。
  12. 陽極先端部から放射したX線を検査対象で反射させると共にこの反射したX線(反射X線)を検出する、ことを特徴とする請求項3ないし10のいずれかに記載の検査システム。
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