JP2003294658A - 放射線検査装置 - Google Patents

放射線検査装置

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JP2003294658A JP2002097586A JP2002097586A JP2003294658A JP 2003294658 A JP2003294658 A JP 2003294658A JP 2002097586 A JP2002097586 A JP 2002097586A JP 2002097586 A JP2002097586 A JP 2002097586A JP 2003294658 A JP2003294658 A JP 2003294658A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】反射(後方散乱)法において、高輝度の後方散
乱成分を蛍光体で発光させ、光検出器が受ける光子のロ
スを少なくして高コントラストの撮像を得る。 【解決手段】被検体4に向けて放射線を放出する放射線
源3と、放出された放射線をコリメートする入射ビーム
整形孔5aと被検体4で反射(散乱)され、被検体から
反射された成分の中で、特定位置4aからの反射成分だ
けを通過させる反射ビーム通過溝5bとを有するコリメ
ータ5と、前記反射ビーム通過溝5bを通過した成分を
可視光に変換する蛍光体6と、その蛍光体6からの発光
を集光する光コレクタ7とからなるセンサヘッド2と、
前記光コレクタ7で集光された光を検出し蛍光信号とし
て信号処理する光検出器8と、光コレクタ7で集光され
た光を、光コレクタ内に複数の光ファイバ9aの端部を
設け、上記光ファイバ9aの他端を光検出器8に接続し
て光検出器8まで伝送する伝送系9とを備えた構成とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線やγ線等の放
射線を被検体に照射して内部の構造、組織の変化、欠陥
の有無・大きさ・位置等を調べる放射線検査装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】放射線検査装置は、レントゲン撮影等の
医療診断、構造物内の欠陥検査等の工業検査、空港の金
属探知機等の保安検査などの分野で利用されている。
【0003】現在は、被検体を透過する放射線で被検体
内の放射線透過率の差をとらえて画像化する、いわゆる
透過法が主流である。
【0004】しかし、レントゲン写真のような透過方式
では、厚さ方向に情報が積算されてしまうため、コント
ラストがつきにくく、また欠陥があってもその厚さ方向
の位置を知ることができないという欠点がある。
【0005】さらに、放射線源と検出器との間に被検体
を置く構成であるため、奥行きの大きい被検体の場合は
強力な放射線を照射する必要があり、検査することがで
きないか、またはできるとしても非常に大掛かりな設備
を要するという欠点もある。
【0006】例えば、溶接部の内部を検査する方法で代
表的なものには、上記のX線透過法と超音波探傷法があ
るが、超音波探傷法は検査に要する時間や精度等の問題
から採用できない場合がある。
【0007】ここで、大口径肉厚鋼管のジョイント部の
溶接においては、一回で盛れる肉厚の制限から連続して
何層にも周回して溶接作業を行うことになる。
【0008】この溶接検査は、溶接終了後に、溶接され
た部材を検査室に移し、撮像可能な大きさのフィルムを
溶接箇所に貼付して透過法で検査を行い、それを溶接部
分全体に亘って繰り返すという方法を採っていた。しか
しこの方法では、何層もの溶接のため得られた像が見難
いばかりか、溶接中に欠陥が見つかってもその深さ・何
層目か等を判断することができない。そこで、欠陥が発
見されるとその部分の溶接をすべて撤去しやり直すとい
う方法を取らざるを得ない状況にあった。
【0009】放射線検査方法には、上述の透過法の他に
反射(後方散乱)法がある。この反射(後方散乱)法
は、被検体に入射した放射線の反射成分(コンプトン散
乱成分)を信号としてとらえ、その信号を処理すること
によって被検体内部の状態を画像化するというものであ
る。
【0010】この反射(後方散乱)法によれば、図15
に示すように、被検体内に入射したX線ビームは、その
到達点において、その部分の物質の電子密度に比例した
コンプトン散乱を起こすので、被検体内に欠陥などの欠
損した部分があればコンプトン散乱X線は急減する。し
たがって、所定の位置におけるコンプトン散乱X線を測
定することによって欠陥の有無を検知することができ、
X線源と検出器が被検体表面を走査することによって被
検体内部の位置、形状をとらえた3次元断層画像を得る
ことができる。
【0011】この反射(後方散乱)方式では、上述のよ
うに被検体のあるポイントに物質がない場合は信号量が
原理的に0となるため高コントラストの判定ができると
いう特長がある。またX線/γ線源と、検出器を同じ側
に設置できるため、一方向からの検査が可能で、大型対
象物の検査に適するなどの特長を有している。このこと
から、従来の透過法では困難とされていた検査対象に対
して有効な手法として検討されはじめている。
【0012】図16を用いてこの反射(後方散乱)方式
の放射線検査を説明する。あるポイントの情報を高分解
能で得るためには入射X線を細く絞る(コリメートす
る)必要がある。そのため、放射線源が発生するX線の
一部しか有効に利用できない。また、コンプトン散乱X
線は全方向に発生するため、情報を得たいポイントから
返ってくるコンプトン散乱X線のみを選別する必要があ
る。これによりさらにX線量は減少する。
【0013】したがって、図16(A)に示すように入
射X線、散乱X線を十分にコリメートしなければある程
度のX線量は得られるが、被検体のある体積の積算情報
になってしまい、必要な分解能が得られないことにな
る。この分解能を上げるには図16(B)のように入射
X線と散乱X線を十分にコリメートすることが必要とな
る。
【0014】しかし、このコリメートによってX線量が
減少すると信号量も減少することになるので、必要な分
解能を満足できるコリメート方法を選択し、かつ入射X
線量と反射(散乱)X線量を増加させ、低ノイズで検出
することが必要となる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】放射線検査装置では、
特に分解能について高い検査性能を得るためには、高い
指向性と高強度を両立して有する高輝度のX線源を備え
ていることが望ましい。しかし、高輝度のX線ビームが
得られる放射光リング装置(電子蓄積リング加速器)は
非常に大型であり、装置規模、コスト、維持費の点で問
題がある。
【0016】そこで、一般的なX線源としては、装置構
成が簡単で低コストであることから、電子衝撃型のX線
管を用いることが多い。その一方で、電子衝撃型のX線
管は、X線の放出角が広いため集中して照射することが
できずその一部しか利用できないという短所が指摘され
ている。
【0017】ここで、一般的なX線管を使用した場合に
は、X線発生点と照射点の距離をrとすると、(1/
r)の2乗で光子密度が減少し、X線管から被検体が離
れると照射される入射X線量は減少するので、結果とし
て信号として検出できる被検体からの散乱X線量も減少
する。また、被検体から検出器間の距離を離すと、同様
に(1/r)の2乗で散乱X線による信号量も減少す
る。
【0018】また、反射(後方散乱)法の場合、コンプ
トン散乱を起こす散乱微分断面積は、非常に小さいオー
ダ(〜10−27cm/Steradian/電子)であるた
め、小さい領域からの少量の散乱X線を効果的に集める
ことが重要なポイントとなる。
【0019】したがって、反射式放射線検査装置では、
入射X線量を増加させることと、散乱X線を効率良く低
ノイズ下で検出することが高い検査性能を得るための課
題となる。また、散乱X線はシンチレータなどの蛍光体
でX線を光に変換し、光電子増倍管などの光検出器で検
出する構成となるが、この光信号を効率良く集めて検出
器まで伝送することと、光検出器が受ける放射線、電磁
ノイズの影響を低減することが高い検出性能を得るため
の課題となる。
【0020】本発明は、上述した事情を考慮してなされ
たもので、反射(後方散乱)法において、高輝度の後方
散乱成分を蛍光体に受光させる放射線検査装置を提供す
ることを目的とする。
【0021】本発明の他の目的は、光検知器が受ける光
子のロスを少なくすることにより高いコントラストの撮
像を得る放射線検査装置を提供することにある。
【0022】本発明のさらに他の目的は、溶接部位の検
査において、溶接作業とリアルタイムで検査できる放射
線検査装置を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明に係る放射線検査
装置は、上述した課題を解決するために、請求項1に記
載したように、被検体に向けて放射線を放出する放射線
源と、放出された放射線をコリメートする入射ビーム整
形孔と被検体で反射(散乱)され、被検体から反射され
た成分の中で、特定位置からの反射成分だけを通過させ
る反射ビーム通過溝とを有するコリメータと、前記反射
ビーム通過溝を通過した成分を可視光に変換する蛍光体
と、その蛍光体からの発光を集光する光コレクタとから
なるセンサヘッドと、前記光コレクタで集光された光を
検出し蛍光信号として信号処理する光検出器と、光コレ
クタで集光された光を、光コレクタ内に複数の光ファイ
バの端部を設け、上記光ファイバの他端を光検出器に接
続して光検出器まで伝送する伝送系とを備えたことを特
徴とする。
【0024】また、上述した課題を解決するために、請
求項2に記載したように、前記放射線検査装置は、複数
本の光ファイバの端部を蛍光体の発光部に向けて蛍光体
近くに配置した光コレクタと、光ファイバおよび集合光
ファイバからなる伝送系とを有することを特徴とする。
【0025】さらに、上述した課題を解決するために、
請求項3に記載したように、本発明に係る放射線検査装
置の放射線源は、電子衝撃型X線源であって、前記入射
ビーム整形孔端部に当接して設置され、前記コリメータ
と一体的に構成されたことを特徴とする。
【0026】さらにまた、上述した課題を解決するため
に、請求項4に記載したように、本発明に係る放射線検
査装置の放射線源は、同位体(RI)線源であって、前
記入射ビーム整形孔端部に当接して設置され、前記コリ
メータと一体的に構成されたことを特徴とする。
【0027】さらに、上述した課題を解決するために、
請求項5に記載したように、本発明に係る放射線検査装
置は、前記センサヘッドと隔離して設置された同位体格
納用遮蔽ボックスと、この遮蔽ボックスに格納された同
位体を、前記センサヘッドの放射線源としての所定の位
置へ遠隔操作で導入する導入装置とを備えたことを特徴
とする。
【0028】また、上述した課題を解決するために、請
求項6に記載したように、本発明に係る放射線検査装置
は、前記同位体格納用遮蔽ボックス内に同位体のカプセ
ルを複数個備えたカセットと、任意の種類の同位体のカ
プセルを選定可能な遠隔操作装置とを備えたことを特徴
とする。
【0029】さらに、上述した課題を解決するために、
請求項7に記載したように、本発明に係る放射線検査装
置は、前記蛍光体を設置するハウジングを備え、そのハ
ウジングが蛍光体と接する面を鏡面加工またはメッキ処
理したものであることを特徴とする。
【0030】またさらに、上述した課題を解決するため
に、請求項8に記載したように、本発明に係る放射線検
査装置の前記光ファイバの端部は、前記反射ビーム通過
溝の傾きに合わせて所定の角度をもって蛍光体発光部に
取付けられたことを特徴とする。
【0031】さらに、上述した課題を解決するために、
請求項9に記載したように、本発明に係る放射線検査装
置の前記コリメータの被検体側の端面には、前記入射ビ
ーム整形孔と直交する直線上に、一定の幅を除いて反射
ビーム通過溝を設けたことを特徴とする。
【0032】さらに、上述した課題を解決するために、
請求項10に記載したように、本発明に係る放射線検査
装置は、前記センサヘッドを自在移動できるロボットア
ームと、放射線または電磁ノイズから隔離された場所に
設置された蛍光信号測定用の検出器およびロボットアー
ム制御装置とを有することを特徴とする。
【0033】また、上述した課題を解決するために、請
求項11に記載したように、本発明に係る放射線検査装
置は、長い線状の検査部を有する被検体を連続的に検査
する放射線検出装置において、前記センサヘッドを自在
移動できるロボットアームと、放射線または電磁ノイズ
から隔離された場所に設置された蛍光信号測定用の検出
器およびロボットアーム制御装置と、この検査部上を前
記反射ビーム通過溝が通過しないようにコリメータの向
きを調整してこの検査部を走査する機構とを有すること
を特徴とする。
【0034】
【発明の実施の形態】本発明に係る放射線検査装置の第
1の実施の形態について、図1ないし図3を参照して説
明する。
【0035】本実施の形態の放射線検査装置1は、図1
に示すように、センサヘッド2と光検出器8と伝送系9
を備えており、センサヘッド2は、放射線源3とコリメ
ータ5と蛍光体としての蛍光板6と光コレクタ7とを備
えている。ここに放射線源3は一般的な電子衝撃型X線
源であり、光検出器8は光電子倍増管等である。
【0036】コリメータ5は、X線の遮蔽材となる鉛、
タングステンなどの高原子番号の金属または合金ででき
ており、図1および図2に示すように、コリメータの中
心軸上に入射ビーム整形孔(入射コリメート孔)5a
と、被検体4の表面または内部で反射(散乱)され、被
検体4から放出された成分の中で、特定位置4aからの
成分だけを通過させる一つまたは複数の反射ビーム通過
溝(反射コリメート孔または溝)5bとが穿設されてい
る。
【0037】反射ビーム通過溝5bは、微細な溝が被検
体4の特定の1点からの散乱成分を見込む角度で放射さ
れるような方向で設けられていることが必要である。反
射ビーム通過溝5bは、被検体4の特定位置からの信号
のみを取出し、他の部位からのノイズとなる散乱成分を
除去できる構造であればよく、円錐形状とすると多数の
溝を切るより加工がし易いという利点がある。また、そ
のように形成されていれば、散乱成分を見込む角度が一
のものであっても複数であってもよい。ここで反射ビー
ム通過溝5bのサイズは、要求するX線透過像の解像度
に合わせて調整する。
【0038】蛍光板6は、反射ビーム通過溝5bの端部
に取付けられる。到達するX線bの量は入射X線aに比
べ小さなものとなっているので、特に使用するX線量に
対して蛍光効率の高い材料を選んで作られたもの、ある
いは反応部位を大きくするような厚みを持った材料を用
いる。
【0039】光コレクタ7は、図3(A)および(B)
に示すような構成になっている。すなわち、伝送系9の
集合光ファイバ9bの先端部において、各光ファイバ9
aの端面を円周状等になるように配列し、これを蛍光板
6に向けて蛍光板6の近くに配置し、蛍光信号を光ファ
イバ9a内に導光することができる。
【0040】伝送系9は、プラスティックや石英などの
細線ロッドを束ねてつくられた光ファイバ9a光学系
と、同じように光ファイバを複数本束ねてつくられた集
合光ファイバ9bとから構成される。蛍光板6からの蛍
光は、この伝送系9によってセンサヘッド2の外部に設
置された光検出器8に送られ、蛍光信号として信号処理
される。
【0041】このような構成によって、放射線源3から
放出された放射線としてのX線aは、入射ビーム整形孔
5aを通ることによってコリメートされたペンシル状の
X線ビームとなる。このペンシル状X線ビームは、被検
体4の中に入射して被検体4を照射し、その特定部位4
aから反射(後方散乱)した成分は、反射ビーム通過溝
5bを通して蛍光板6に入射し、蛍光を発する。ここで
発生した蛍光は、蛍光板6に向けて蛍光板6の近くに配
置された光コレクタ7に直接入射して光ファイバ9aを
通して光検出器8まで伝送され、蛍光信号量が測定され
る。
【0042】従来の、蛍光体の背後にミラー、レンズな
どを設置し、CCDカメラや光電子増倍管等の光検出器
で直接集光する空間伝送方式では、伝送効率の低下を防
ぐために光検出器を蛍光体の近傍に設置する必要があ
る。しかし、このように光コレクタ7と光ファイバ9a
を用いた集光、伝送方式により、放射線ノイズの影響を
受けやすい光検出器8をセンサヘッド2から離れた位置
に設置することが可能となる。すなわち、光検出器8を
X線発生点から十分離した位置に設置することができる
ため、光検出器8に対する放射線、電磁ノイズの影響を
低減することが可能となる。
【0043】また、光検出器8に厳重な放射線シールド
を施してセンサヘッドに組み込むことが不要となり、ミ
ラー、レンズなどを設置するための中間空間スペースも
不要となるためX線管から入射ビーム整形孔5aまでの
距離を小さくすることができる。これによりX線源3a
と被検体4、被検体4と蛍光板6との距離を短くするこ
とができ、被検体4への入射X線量と反射信号量を増加
することが可能となる。
【0044】さらに、光コレクタ7自体は非常に小さな
ものであるため、放射線検査装置1を十分小型化するこ
とが可能となる。
【0045】次に、本発明に係る放射線検査装置の第2
の実施の形態について、図4を参照して説明する。
【0046】本実施の形態の放射線検査装置1Aは、前
記第1の実施の形態の放射線検査装置1における放射線
源3の部分を、コリメータと当接し、嵌合して一体とな
るような電子衝撃型X線源3aを設置した構成としたも
のである。他の構成は上述の第1の実施の形態と実質的
に同じであり、同じ符号を付して説明を省略する。
【0047】電子衝撃型X線源3aは、電子銃(カソー
ド)10、電子銃10から射出される電子ビームcを集
束させる集束用電磁レンズ12およびX線発生ターゲッ
ト(アノード)13を収納した筒状体11とを組み合せ
て形成され、コリメータ5と一体型となる構成とし、電
子銃10から射出された電子ビームcは、集束用電磁レ
ンズ12を通ってターゲット13に照射されることによ
り入射X線2を発生させる。
【0048】このように構成された本発明の実施形態で
は、X線源3と被検体4との距離をさらに短くすること
が可能となるため、被検体4への入射X線量を増加さ
せ、それに伴う反射X線信号量も増加させることができ
る。また、さらにセンサヘッド2を小型化することがで
きる。
【0049】さらに、このようにX線源一体型のセンサ
ヘッド2を構成することにより、入射ビーム整形孔5a
とX線源3の軸とを合わせる照準作業が不要となり、作
業量の低減を図ることができる。
【0050】次に、本発明に係る放射線検査装置の第3
の実施の形態について、図5を参照して説明する。
【0051】本実施の形態の放射線検査装置1Bは、前
記第2の実施の形態の放射線検査装置1Aの電子衝撃型
X線源3aに代えて同位体線源3bを採用した構成とし
たものである。他の構成は上述の第2の実施の形態と実
質的に同じであり、同じ符号を付して説明を省略する。
【0052】この放射線検査装置1Bは、同位体線源3
bをコリメータ5と一体型となる構成とし、第2の実施
の形態に示された放射線検査装置1Aと同じ作用によ
り、同位体線源3bと被検体4との距離を短くすること
ができ、被検体4への入射X線量の増加、それに伴う反
射X線信号量の増加を図ることができる。
【0053】同位体線源3bは、金属あるいは酸化物ペ
レットなど化学的に安定な形態をしたものを、ステンレ
ス鋼などのカプセルに密封したものである。
【0054】同位体線源3bは入射ビーム整形孔の端部
に設けられた格納箱14に収納される。格納箱14は、
コリメータ5と同じく、X線の遮蔽材となる鉛、タング
ステンなどの高原子番号の金属または合金でできてい
る。同位体線源3bは、シャッタの開閉を遠隔操作で行
うことにより、被検体4への照射時間を調節することが
できる。
【0055】これにより、線源一体型の検査装置として
被検体4へのX線やγ線照射量を増加させることが可能
となる。
【0056】次に、本発明に係る放射線検査装置の第4
の実施の形態について、図6および図7を参照して説明
する。
【0057】本実施の形態の放射線検査装置1Cは、前
記第3の実施の形態に示された放射線検査装置1Bの同
位体線源3bを、導入管20を通してセンサヘッド2ま
で輸送する機構を備えて、これを遠隔で操作することを
可能とするものである。
【0058】格納用遮蔽ボックス17内に収められた同
位体線源3bは、カプセル器内に密封され、このカプセ
ル器は、リードワイヤ18の先端に取付けられたフック
18aに掛着される。このリードワイヤ18はローラ1
9に巻きとられており、このリードワイヤ18をモータ
にて遠隔駆動操作することにより、導入管20を通して
同位体線源3bをコリメータ5まで輸送させる。検査実
施時には、コリメータ5まで輸送された同位体線源3b
によって同位体線源3bから被検体4までの距離を短く
でき、第3の実施形態に示された放射線検査装置1Bと
同じ作用により、被検体4へ高密度の入射γ線を照射す
ることができる。
【0059】次に、本発明に係る放射線検査装置の第5
の実施の形態について、図8を参照して説明する。
【0060】本実施の形態の放射線検査装置1Dは、第
4の実施の形態に示された放射線検査装置1Cに加え
て、格納用遮蔽ボックス17に異なる種類の同位体線源
3bを複数個入れることのできるカセット21を備え、
検査対象の被検体4に合わせて同位体線源3bを任意に
選定し、遠隔にて導入管20を通してセンサヘッド2ま
で同位体線源3bを輸送する構成とし、第4の実施形に
示された放射線検査装置1Cで得られる作用と同様に、
検査実施時には、コリメータ5まで輸送された任意の同
位体線源3bによって、被検体4へ高密度の入射γ線を
照射することができ、それに伴う反射信号量を増加させ
ることができる。
【0061】現在実用されている同位体(RI)型γ線
源は、60Co、192Irがおもに使用されており、
137Csもその中間のエネルギーとして実用されてい
る。低エネルギーγ線源として、その放射定数は小さい
が、170Tmが供給されている。
【0062】これにより対象物の材質、厚さに応じて適
するγ線エネルギーを放出する同位体を任意に選定する
ことができるため、部位によって材質が異なる複合材構
造物、または厚さの不連続な対象物に対して検査の効率
化をはかることが可能となる。
【0063】次に、本発明に係る放射線検査装置の第6
の実施の形態について、図9を参照して説明する。
【0064】本実施の形態の放射線検査装置1Eは、蛍
光体がハウジング16を介して反射ビーム通過溝5bの
端部に設置されるものである。
【0065】このハウジング16はアルミ等の材料で構
成され、そのハウジング16が蛍光体と接する面は鏡面
仕上げ、またはメッキ処理を施される。
【0066】シンチレータなどの蛍光板6は、反射ビー
ム通過溝5bを通過した、被検体4内部の特定部位から
の反射(後方散乱)X線bやγ線をとらえて蛍光を発
し、このうち光コレクタ7の方向へ進む蛍光は光ファイ
バ9aの伝送系9を通して光検出器8まで導光される。
本実施の形態では、それ以外の方向へ進み、蛍光板6の
側面や底面を通過して散逸してしまう蛍光信号をも有効
に光コレクタ7まで導光しようとするものである。
【0067】これにより、蛍光板6内部で等方向に発生
した蛍光をこの反射面で有効に反射させて光コレクタ7
の入射面に効率良く導くことによって、光検出器8まで
伝送される信号量を増加させることができる。
【0068】次に、本発明に係る放射線検査装置の第7
の実施の形態について、図10を参照して説明する。
【0069】本実施の形態の放射線検査装置1Fは、光
コレクタ7内の光ファイバ9aを反射ビーム通過溝5b
の傾きに合わせて角度をつけて蛍光板6発光部に取付け
たものである。
【0070】蛍光板6は、一般的に蛍光板6に入射して
くるX線やγ線の侵入深さと、蛍光の透過率を考慮して
最適化された厚さに設定されるが、この蛍光板6内での
X線やγ線の軌道に対して光コレクタ7内の光ファイバ
9aの端部が垂直に維持されているときが最も入射効率
が高くとれる。そこで、光コレクタ7内の光ファイバ9
aの端部をこの条件に合わせて傾斜をとって設置するも
のである。
【0071】これにより、蛍光板6内部に侵入したX線
やγ線の軌道に沿って発した蛍光は、有効に光コレクタ
7内の光ファイバ9aに入射され、光検出器8まで伝送
されることになり、検出信号量を増加させることが可能
となる。
【0072】次に、本発明に係る放射線検査装置の第8
の実施の形態について、図11および図12を参照して
説明する。
【0073】本実施の形態の放射線検査装置1Gは、本
発明に係る放射線検査用センサヘッド2を走査して、例
えば溶接線に沿って検査を行うような場合、反射ビーム
通過溝5bがこの溶接線上を通過しないようなコリメー
タ構造とするものである。
【0074】反射ビーム通過溝5bは、図11(B)お
よび(C)に示すように、微細な溝が被検体4の特定の
1点4aからの散乱成分を見込む角度で放射されるよう
な方向で設けられる。したがって、これら反射ビーム通
過溝5bは、コリメータの被検体側の端面において、信
号量増加とコリメータ加工の点から円形を描くように形
成される。
【0075】しかし、これを用いて溶接線等の長い線状
の検査部を有する被検体4を検査する場合、以下の不都
合が生じる。すなわち、溶接ビード15の表面は波状の
凹凸があり表面の高さが異なるため、溶接線上の一方か
ら反射して反射ビーム通過溝5bに入る成分と、溶接線
上の反対側から反射して反射ビーム通過溝5bに入る成
分とでは、溶接線の側方から反射する成分に比べ、被検
体4内通過距離の差が大きくなり易く、したがって欠陥
深さとして検出されるものの幅が大きくなる。そこで、
このような溶接線上に反射ビーム通過溝5bが来ないよ
うに、コリメータ5の対応する位置に反射ビーム通過溝
5bを設けないこととするものである。
【0076】この場合、これら反射ビーム通過溝5b
は、コリメータ5の被検体4側の端面において、通常円
形に現れるものが、入射ビーム整形孔5aを中心とする
直径との交点において一定の幅の区間円周が途切れた、
二つの対称な円弧として現れる。
【0077】また、反射ビーム通過溝5bは、図12
(A)および(B)に示すように、2本の平行な線を描
くものとなるように形成してもよい。この場合、線を長
くすることで被検体4からの反射信号量を増加すること
が可能となるほか、平行線の間隔を自由に取ることがで
き様々な溶接線に対応できるというメリットがある。
【0078】これにより、溶接部位の表面のビード15
の凹凸の影響を小さくして反射X線bやγ線を測定する
ことができ、溶接部の欠陥検査の精度を向上させること
が可能となる。
【0079】次に、本発明に係る放射線検査装置の第9
の実施の形態について、図13を参照して説明する。
【0080】本実施の形態では、放射線検査装置1Hを
ロボット22と組み合せたものであり、放射線源3を含
むセンサヘッド2を自在移動できるロボットアーム24
上に設置し、蛍光信号測定用の光検出器8を放射線また
は電磁ノイズから隔離された場所に設置する構成とす
る。ロボットアーム23の制御は、専用のロボットアー
ム制御装置24によって行い、蛍光信号の測定は、放射
線場から離れた場所に光検出器8を設置して行う。
【0081】この放射線検査装置1Hでは、本発明では
光コレクタ7と光ファイバ9aを用いた集光、伝送方式
を採用したことにより、センサヘッド2を小型化するこ
とができる。したがって、ロボットアーム22にかかる
負荷も減少し、ロボットアーム22の小型化も可能とな
る。
【0082】これにより、蛍光信号検出器8を放射線バ
ックグラウンド、または電磁ノイズの低い環境下に置く
ことができ、精度の高い放射線検査を遠隔操作にて行う
ことが可能となる。
【0083】図14は、本発明に係る放射線検査装置の
第10の実施の形態を示すものである。本実施の形態の
放射線検査装置1Iは、上記第8および第9の実施の形
態で示された放射線検査装置について、さらに溶接線2
8を避けて反射X線やγ線が反射ビーム通過溝5bに入
射できるような角度を維持し、かつ反射ビーム通過溝5
bが溶接線28上を通過しないように走査できるような
機構を備えた構成としている。
【0084】放射線検査装置1Iは、溶接装置26が溶
接施工した直後の溶接部位を上述の第9の発明の放射線
検査装置1Iを用いて検査する場合、センサヘッド2を
ロボットアーム23の先端に設置した回転機構25に搭
載し、これにより反射X線/γ線が溶接線28上を通過
しないようにするために、モニタカメラ26を使ってコ
リメータ5の反射X線やγ線の反射ビーム通過溝5bが
溶接線28に対して平行になるように自動調整した後、
センサヘッド2を任意の方向に走査できる機構とする。
【0085】これによって溶接部位の放射線検査を遠
隔、高精度にて実施することが可能となる。
【0086】
【発明の効果】本発明によれば、反射(後方散乱)法に
おいて、高輝度の後方散乱成分を蛍光体に受光させる放
射線検査装置を提供することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の放射線検査装置の第1の実施の形態の
説明図。
【図2】(A)は本発明の放射線検査装置の第1の実施
の形態に係るコリメータのX−X断面図、(B)は同コ
リメータの透視図。
【図3】(A)は本発明の放射線検査装置で使用する光
コレクタの構成を説明する断面図、(B)は同平面図。
【図4】本発明の放射線検査装置の第2の実施の形態の
説明図。
【図5】本発明の放射線検査装置の第3の実施の形態の
説明図。
【図6】本発明の放射線検査装置の第4の実施の形態の
説明図。
【図7】本発明の放射線検査装置の第4の実施の形態の
線源の導入法を説明する図。
【図8】本発明の放射線検査装置の第5の実施の形態の
説明図。
【図9】本発明の放射線検査装置の第6の実施の形態の
説明図。
【図10】本発明の放射線検査装置の第7の実施の形態
の説明図。
【図11】本発明の放射線検査装置の第8の実施の形態
の説明図であり、(A)はコリメータの断面図、(B)
はコリメータ端面と溶接線との位置関係を示す図、
(C)はその透視図。
【図12】本発明の放射線検査装置の第8の実施の形態
の説明図であり、(A)は反射ビーム通過溝が平行線と
なる場合の位置関係図、(B)はその透視図。
【図13】本発明の放射線検査装置の第9の実施の形態
の説明図。
【図14】本発明の放射線検査装置の第10の実施の形
態の説明図。
【図15】(A)はX線コンプトン散乱撮像法の装置構
成を説明する図、(B)はX線コンプトン散乱撮像法の
採取信号を説明する図。
【図16】後方散乱の放射線検査におけるコリメータの
役割を説明する図であり、(A)はコリメートが不十分
な場合を示す図、(B)はコリメートが十分な場合を示
す図。
【符号の説明】
1,1A,1B,1C,1D,1E,1F,1G,1
H,1I 放射線検査装置 2 センサヘッド 3 放射線源 3a X線源 3b 同位体線源 4 被検体 4a 被検体の特定部位 5 コリメータ 5a 入射ビーム整形孔 5b 反射ビーム通過溝 6 蛍光板 7 光コレクタ 8 光検出器 9 伝送系 9a 光ファイバ 9b 集合光ファイバ 10 電子銃 11 筒状体 12 収束電磁レンズ 13 ターゲット 14 格納箱 15 溶接ビード 16 蛍光体ハウジング 17 遮蔽ボックス 18 リードワイヤ 18a フック 19 ローラ 20 導入管 21 (RI)カセット 22 ロボット 23 ロボットアーム 24 アーム制御装置 25 回転機構 26 モニタカメラ 27 溶接装置 28 溶接線 29 画像 a 入射X線 a1 入射X線の有効成分 a2 入射X線の無効成分 b 散乱X線 b1 散乱X線の有効成分 b2 散乱X線の無効成分 c 電子ビーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G001 AA01 AA02 AA10 BA15 CA01 CA02 DA01 DA02 DA06 DA10 GA04 HA12 HA13 JA06 LA02 SA02 SA10 SA13 SA30 2G088 EE29 FF02 FF04 GG15 JJ02 JJ12

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体に向けて放射線を放出する放射線
    源と、放出された放射線をコリメートする入射ビーム整
    形孔と、被検体で反射(散乱)され、被検体から反射さ
    れた成分の中で、特定位置からの反射成分だけを通過さ
    せる反射ビーム通過溝とを有するコリメータと、 前記反射ビーム通過溝を通過した成分を可視光に変換す
    る蛍光体と、 その蛍光体からの発光を集光する光コレクタとからなる
    センサヘッドと、前記光コレクタで集光された光を検出
    し蛍光信号として信号処理する光検出器と、光コレクタ
    で集光された光を、光コレクタ内に複数の光ファイバの
    端部を設け、上記光ファイバの他端を光検出器に接続し
    て光検出器まで伝送する伝送系とを備えたことを特徴と
    する放射線検査装置。
  2. 【請求項2】 前記放射線検査装置は、複数本の光ファ
    イバの端部を蛍光体の発光部に向けて蛍光体近くに配置
    した光コレクタと、光ファイバおよび集合光ファイバか
    らなる伝送系とを有することを特徴とする請求項1記載
    の放射線検査装置。
  3. 【請求項3】 前記放射線源は、電子衝撃型X線源であ
    って、前記入射ビーム整形孔端部に当接して設置され、
    前記コリメータと一体的に構成されたことを特徴とする
    請求項1記載の放射線検査装置。
  4. 【請求項4】 前記放射線源は、同位体(RI)線源で
    あって、前記入射ビーム整形孔端部に当接して設置さ
    れ、前記コリメータと一体的に構成されたことを特徴と
    する請求項1記載の放射線検査装置。
  5. 【請求項5】 前記放射線検査装置は、 前記センサヘッドと隔離して設置された同位体格納用遮
    蔽ボックスと、 この遮蔽ボックスに格納された同位体を、前記センサヘ
    ッドの放射線源としての所定の位置へ遠隔操作で導入す
    る導入装置とを備えたことを特徴とする請求項4記載の
    放射線検査装置。
  6. 【請求項6】 前記導入装置は、 前記同位体格納用遮蔽ボックス内に同位体のカプセルを
    複数個備えたカセットと、 任意の種類の同位体のカプセルを選定可能な遠隔操作装
    置とを備えたことを特徴とする請求項5記載の放射線検
    査装置。
  7. 【請求項7】 前記蛍光体を設置するハウジングを備
    え、該ハウジングの蛍光体と接する面を鏡面加工または
    メッキ処理したものであることを特徴とする請求項1記
    載の放射線検査装置。
  8. 【請求項8】 前記光ファイバの端部は、前記反射ビー
    ム通過溝の傾きに合わせて所定の角度をもって蛍光体発
    光部に取付けられたことを特徴とする請求項1記載の放
    射線検査装置。
  9. 【請求項9】 前記コリメータの被検体側の端面には、
    前記入射ビーム整形孔と直交する直線上に、一定の幅を
    除いて反射ビーム通過溝を設けたことを特徴とする請求
    項1記載の放射線検査装置。
  10. 【請求項10】 前記センサヘッドを自在移動できるロ
    ボットアームと、 放射線または電磁ノイズから隔離された場所に設置され
    た蛍光信号測定用の検出器およびロボットアーム制御装
    置とを有することを特徴とする請求項1記載の放射線検
    出装置。
  11. 【請求項11】 長い線状の検査部を有する被検体を連
    続的に検査する放射線検出装置において、 前記センサヘッドを自在移動できるロボットアームと、 放射線または電磁ノイズから隔離された場所に設置され
    た蛍光信号測定用の検出器およびロボットアーム制御装
    置と、 この検査部上を前記反射ビーム通過溝が通過しないよう
    にコリメータの向きを調整してこの検査部を走査する機
    構とを有することを特徴とする請求項9記載の放射線検
    出装置。
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