JP3231059B2 - 散乱線画像化装置 - Google Patents
散乱線画像化装置Info
- Publication number
- JP3231059B2 JP3231059B2 JP31435591A JP31435591A JP3231059B2 JP 3231059 B2 JP3231059 B2 JP 3231059B2 JP 31435591 A JP31435591 A JP 31435591A JP 31435591 A JP31435591 A JP 31435591A JP 3231059 B2 JP3231059 B2 JP 3231059B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- radiation
- slit
- scattered
- collimator
- linear
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 title claims description 38
- 230000005855 radiation Effects 0.000 claims description 71
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 claims description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 12
- 238000013480 data collection Methods 0.000 description 6
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 4
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 2
- 239000013256 coordination polymer Substances 0.000 description 1
- 238000002594 fluoroscopy Methods 0.000 description 1
- 238000005070 sampling Methods 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Length-Measuring Devices Using Wave Or Particle Radiation (AREA)
- Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
- Radiography Using Non-Light Waves (AREA)
- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
- Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放射線を用いて、例え
ば荷物等の被検体を検査する散乱線画像化装置に関し、
更に詳しくは、ペンシルビームに絞り込んだフライング
スポット放射線を被検体に向けて放射し、被検体の透過
線データあるいは散乱線データを収集して画像化する散
乱線画像化装置に関する。
ば荷物等の被検体を検査する散乱線画像化装置に関し、
更に詳しくは、ペンシルビームに絞り込んだフライング
スポット放射線を被検体に向けて放射し、被検体の透過
線データあるいは散乱線データを収集して画像化する散
乱線画像化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の散乱線画像化装置は、公
開特許公報昭63−25537等で公知であり、図9に
示すように、コンベア91上を搬送されてくるカバン等
の荷物92を検査するためにX線を発生するX線管93
を有し、該X線管93から放射させるX線を直線コリメ
ータ94および回転コリメータ95を介してペンシルビ
ーム状に形成し、このペンシルビーム状のX線、すなわ
ちフライングスポットX線を散乱線検出器96のスリッ
トを介して被検体に照射し、被検体を透過したX線を透
過線検出器97で検出するとともに、被検体からのコン
プトン散乱X線を散乱線検出器96で検出し、各検出し
たX線透過データおよび散乱データを収集して各データ
より被検体内部をそれぞれ独立に画像化するようになっ
ている。
開特許公報昭63−25537等で公知であり、図9に
示すように、コンベア91上を搬送されてくるカバン等
の荷物92を検査するためにX線を発生するX線管93
を有し、該X線管93から放射させるX線を直線コリメ
ータ94および回転コリメータ95を介してペンシルビ
ーム状に形成し、このペンシルビーム状のX線、すなわ
ちフライングスポットX線を散乱線検出器96のスリッ
トを介して被検体に照射し、被検体を透過したX線を透
過線検出器97で検出するとともに、被検体からのコン
プトン散乱X線を散乱線検出器96で検出し、各検出し
たX線透過データおよび散乱データを収集して各データ
より被検体内部をそれぞれ独立に画像化するようになっ
ている。
【0003】上述した図9の従来の散乱線画像化装置
は、コンベア上を移動してくる被検体を固定されたX線
管93から放射されるX線で透過してデータ収集するも
のであるが、被検体が移動できない場合には、逆にX線
システム側を動かして、データ収集することになる。
は、コンベア上を移動してくる被検体を固定されたX線
管93から放射されるX線で透過してデータ収集するも
のであるが、被検体が移動できない場合には、逆にX線
システム側を動かして、データ収集することになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の散乱線
画像化装置は、被検体を移動させたり、またはX線シス
テムを動かして、データを収集するものであるため、動
かすことができるスペースが十分ある場合には、利用す
ることができるが、動かすことのできるスペースがない
場合には、利用することができないという問題があると
ともに、また機動性も劣るという問題もある。
画像化装置は、被検体を移動させたり、またはX線シス
テムを動かして、データを収集するものであるため、動
かすことができるスペースが十分ある場合には、利用す
ることができるが、動かすことのできるスペースがない
場合には、利用することができないという問題があると
ともに、また機動性も劣るという問題もある。
【0005】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、被検体もX線装置側も動かす
ことなく、例えば狭い場所に置かれた被検体でも簡単に
透視してデータを収集することができる散乱線画像化装
置を提供することにある。
その目的とするところは、被検体もX線装置側も動かす
ことなく、例えば狭い場所に置かれた被検体でも簡単に
透視してデータを収集することができる散乱線画像化装
置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の本発明に係る散乱線画像化装置は、
放射線管と、放射線管からの放射線を直線スリットによ
り直線的に絞り込む直線コリメータと、直線的に絞り込
まれた放射線をスリットによりペンシルビームにすると
ともにこのペンシルビームを直線スリットのスリット方
向に走査させるためのロータリコリメータと、ペンシル
ビームを被検体に照射して発生した散乱線を検出する散
乱線検出器とが取り付けられた回転架台と、前記回転架
台を直線スリットのスリット方向に対して垂直な方向へ
揺動させる回転駆動手段と、前記散乱線検出器により収
集された散乱線データを用いて画像化する画像化手段
と、を有することを特徴とする。請求項2記載の本発明
に係る散乱線画像化装置は、放射線管と、放射線管から
の放射線を直線スリットにより直線的に絞り込む直線コ
リメータと、直線的に絞り込まれた放射線をスリットに
よりペンシルビームにするとともにこのペンシルビーム
を直線スリットのスリット方向に走査させるためのロー
タリコリメータと、ペンシルビームを被検体に照射して
発生した散乱線を検出する散乱線検出器と、前記直線コ
リメータと放射線管を前記スリット方向に対して垂直な
方向に相対的に移動させてペンシルビームをこの方向に
扇状走査させる相対移動手段と、前記散乱線検出器によ
り収集された散乱線データを用いて画像化する画像化手
段と、を有することを特徴とする。
め、請求項1記載の本発明に係る散乱線画像化装置は、
放射線管と、放射線管からの放射線を直線スリットによ
り直線的に絞り込む直線コリメータと、直線的に絞り込
まれた放射線をスリットによりペンシルビームにすると
ともにこのペンシルビームを直線スリットのスリット方
向に走査させるためのロータリコリメータと、ペンシル
ビームを被検体に照射して発生した散乱線を検出する散
乱線検出器とが取り付けられた回転架台と、前記回転架
台を直線スリットのスリット方向に対して垂直な方向へ
揺動させる回転駆動手段と、前記散乱線検出器により収
集された散乱線データを用いて画像化する画像化手段
と、を有することを特徴とする。請求項2記載の本発明
に係る散乱線画像化装置は、放射線管と、放射線管から
の放射線を直線スリットにより直線的に絞り込む直線コ
リメータと、直線的に絞り込まれた放射線をスリットに
よりペンシルビームにするとともにこのペンシルビーム
を直線スリットのスリット方向に走査させるためのロー
タリコリメータと、ペンシルビームを被検体に照射して
発生した散乱線を検出する散乱線検出器と、前記直線コ
リメータと放射線管を前記スリット方向に対して垂直な
方向に相対的に移動させてペンシルビームをこの方向に
扇状走査させる相対移動手段と、前記散乱線検出器によ
り収集された散乱線データを用いて画像化する画像化手
段と、を有することを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明の散乱線画像化装置では、ペンシルビー
ムとした放射線を被検体に対して2次元的に走査させ、
被検体の散乱線データを収集する。
ムとした放射線を被検体に対して2次元的に走査させ、
被検体の散乱線データを収集する。
【0008】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。
る。
【0009】図1(a)は、本発明の一実施例に係わる
散乱線画像化装置の内部構成を示す図であり、図1
(b)は図1(a)の横方向から見た内部構成を示す図
である。両図に示すように、本散乱線画像化装置は、X
線を発生するX線管2を有し、該X線管2から放射され
るX線はX線管2の下方に設けられている直線コリメー
タ3、ロータリコリメータ4および散乱線検出器6のス
リット6aを通り、これによりペンシルビームに絞り込
まれたフライングスポットX線として下方に設けられて
いる図示しない例えばカバン、荷物等の被検体を照射す
るようになっている。そして、被検体を照射したX線の
うち、被検体を透過したものは図示しない透過線検出器
で検出され、また被検体からの散乱線は散乱線検出器6
で検出し、これらの検出データを後述する図2(a)に
示すデータ収集部25で収集した後、画像化装置26に
供給し、ディスプレイ29で表示するようになってい
る。なお、ロータリコリメータ4はロータリコリメータ
駆動部5で回転駆動されるようになっている。
散乱線画像化装置の内部構成を示す図であり、図1
(b)は図1(a)の横方向から見た内部構成を示す図
である。両図に示すように、本散乱線画像化装置は、X
線を発生するX線管2を有し、該X線管2から放射され
るX線はX線管2の下方に設けられている直線コリメー
タ3、ロータリコリメータ4および散乱線検出器6のス
リット6aを通り、これによりペンシルビームに絞り込
まれたフライングスポットX線として下方に設けられて
いる図示しない例えばカバン、荷物等の被検体を照射す
るようになっている。そして、被検体を照射したX線の
うち、被検体を透過したものは図示しない透過線検出器
で検出され、また被検体からの散乱線は散乱線検出器6
で検出し、これらの検出データを後述する図2(a)に
示すデータ収集部25で収集した後、画像化装置26に
供給し、ディスプレイ29で表示するようになってい
る。なお、ロータリコリメータ4はロータリコリメータ
駆動部5で回転駆動されるようになっている。
【0010】図1(a),(b)に示すように、前記X
線管2、直線コリメータ3、ロータリコリメータ4、散
乱線検出器6は回転架台1に一緒に取り付けられてい
る。そして、この回転架台1は回動ベース7、軸8、タ
イミングベルト12、回動軸11を介して回転駆動部1
0に連結され、これにより該回転駆動部10によって回
転架台1が図1(b)において矢印19として示すよう
に回転駆動され、X線管2から直線コリメータ3、ロー
タリコリメータ4を通ったフライングスポットX線は図
1(a)に示すように振り角βで揺動され、これにより
被検体をセクタスキャン、すなわち扇状に走査するよう
になっている。また、ペンシルビームに絞り込まれたX
線ビームの振り角は図1(b)に示すファン角αであ
る。
線管2、直線コリメータ3、ロータリコリメータ4、散
乱線検出器6は回転架台1に一緒に取り付けられてい
る。そして、この回転架台1は回動ベース7、軸8、タ
イミングベルト12、回動軸11を介して回転駆動部1
0に連結され、これにより該回転駆動部10によって回
転架台1が図1(b)において矢印19として示すよう
に回転駆動され、X線管2から直線コリメータ3、ロー
タリコリメータ4を通ったフライングスポットX線は図
1(a)に示すように振り角βで揺動され、これにより
被検体をセクタスキャン、すなわち扇状に走査するよう
になっている。また、ペンシルビームに絞り込まれたX
線ビームの振り角は図1(b)に示すファン角αであ
る。
【0011】なお、図1に示す散乱線画像化装置の全体
は取付架台13に取り付けられ、更にアーム14に取り
付けられ、自由に移動し得るようになっている。
は取付架台13に取り付けられ、更にアーム14に取り
付けられ、自由に移動し得るようになっている。
【0012】図2は図1に示す散乱線画像化装置の回路
構成を示すブロック図である。同図に示すように、散乱
線画像化装置は、前記X線管2、直線コリメータ3、ロ
ータリコリメータ4およびロータリコリメータ駆動部5
からなるフライングスポット発生装置9および散乱線検
出器6からなる回転駆動部10と、X線管2に動作電源
を供給するX線電源21と、該X線電源21を介してX
線管2を制御するX線コントローラ23と、回転駆動部
10およびロータリコリメータ駆動部5等の機構部を制
御するメカコントローラ24と、散乱線検出器6から検
出データを収集するデータ収集部25と、該データ収集
部25からのデータに基づいて画像を構成する画像化装
置26と、該画像化装置26からの画像を表示するディ
スプレイ29と、前記X線コントローラ23、メカコン
トローラ24および画像化装置26などを制御するCP
U27とから構成されている。
構成を示すブロック図である。同図に示すように、散乱
線画像化装置は、前記X線管2、直線コリメータ3、ロ
ータリコリメータ4およびロータリコリメータ駆動部5
からなるフライングスポット発生装置9および散乱線検
出器6からなる回転駆動部10と、X線管2に動作電源
を供給するX線電源21と、該X線電源21を介してX
線管2を制御するX線コントローラ23と、回転駆動部
10およびロータリコリメータ駆動部5等の機構部を制
御するメカコントローラ24と、散乱線検出器6から検
出データを収集するデータ収集部25と、該データ収集
部25からのデータに基づいて画像を構成する画像化装
置26と、該画像化装置26からの画像を表示するディ
スプレイ29と、前記X線コントローラ23、メカコン
トローラ24および画像化装置26などを制御するCP
U27とから構成されている。
【0013】なお、散乱線検出器6はフライングスポッ
トの走査に同期して被検体から発生する散乱X線を検出
し、データ収集部25に供給するが、データ収集部25
はサンプリングピッチ、タイミングを制御する。そし
て、その制御信号のトリガはロータリコリメータ4の各
スリットの通過点で発生されたタイミングパルスを元と
している。すなわち、フライングスポットX線に同期す
ることになる。このタイミング関係、すなわち基準クロ
ック、ロータリコリメータ4のトリガ、データ収集パル
スの関係を図2(b)に示す。なお、図2(b)におい
て、nは規定データ収集点数である。
トの走査に同期して被検体から発生する散乱X線を検出
し、データ収集部25に供給するが、データ収集部25
はサンプリングピッチ、タイミングを制御する。そし
て、その制御信号のトリガはロータリコリメータ4の各
スリットの通過点で発生されたタイミングパルスを元と
している。すなわち、フライングスポットX線に同期す
ることになる。このタイミング関係、すなわち基準クロ
ック、ロータリコリメータ4のトリガ、データ収集パル
スの関係を図2(b)に示す。なお、図2(b)におい
て、nは規定データ収集点数である。
【0014】上述したように構成される散乱線画像化装
置において、回転駆動部10の回転制御により回転架台
1が回転し、これによりフライングスポットX線が図1
(a)に示すように振り角βでセクタスキャンされるた
め、従来のように被検体を動かしたり、または本散乱線
画像化装置全体を動かすことなく、被検体の散乱線画像
を得ることができ、全体として小型化されるとともに、
狭い場所でも被検体の散乱線画像を簡単に得ることがで
きる。
置において、回転駆動部10の回転制御により回転架台
1が回転し、これによりフライングスポットX線が図1
(a)に示すように振り角βでセクタスキャンされるた
め、従来のように被検体を動かしたり、または本散乱線
画像化装置全体を動かすことなく、被検体の散乱線画像
を得ることができ、全体として小型化されるとともに、
狭い場所でも被検体の散乱線画像を簡単に得ることがで
きる。
【0015】図3は、本発明の他の実施例に係わる散乱
線画像化装置の構成を示す図である。同図に示す散乱線
画像化装置は、X線管2をトラバースさせて、セクタス
キャンを行うようにしたものであり、X線管2は移動架
台31を介してX線管直線駆動部34に取り付けられ、
これによりX線管2は矢印32で示すように横方向にト
ラバースし、この結果X線管2から放射されるX線はロ
ータリコリメータ駆動部5で回転駆動されるロータリコ
リメータ4および直線コリメータ3を介してペンシルビ
ームに絞り込まれ、フライングスポットX線として、A
→A’,B→B’,C→C’に示すように揺動し、セク
タスキャンするようになっている。
線画像化装置の構成を示す図である。同図に示す散乱線
画像化装置は、X線管2をトラバースさせて、セクタス
キャンを行うようにしたものであり、X線管2は移動架
台31を介してX線管直線駆動部34に取り付けられ、
これによりX線管2は矢印32で示すように横方向にト
ラバースし、この結果X線管2から放射されるX線はロ
ータリコリメータ駆動部5で回転駆動されるロータリコ
リメータ4および直線コリメータ3を介してペンシルビ
ームに絞り込まれ、フライングスポットX線として、A
→A’,B→B’,C→C’に示すように揺動し、セク
タスキャンするようになっている。
【0016】なお、直線コリメータ3の下側に直結され
ている散乱線検出器61は、図4に拡大して示すよう
に、X線出口に向かって開くような構造に形成され、こ
れによりX線が図3のA’,B’,C’のように振られ
た時に、散乱線検出器61が該X線ビームを検出しない
ように構成されている。また、散乱線検出器61の内面
には蛍光体が塗布され蛍光を検出することでX線を検出
している。
ている散乱線検出器61は、図4に拡大して示すよう
に、X線出口に向かって開くような構造に形成され、こ
れによりX線が図3のA’,B’,C’のように振られ
た時に、散乱線検出器61が該X線ビームを検出しない
ように構成されている。また、散乱線検出器61の内面
には蛍光体が塗布され蛍光を検出することでX線を検出
している。
【0017】図5は、図3に示すように、X線がA’,
B’,C’のように振られた場合のX線ジオメトリを示
しているが、直線コリメータ3の直線スリットをセクタ
スキャンの中心としている。
B’,C’のように振られた場合のX線ジオメトリを示
しているが、直線コリメータ3の直線スリットをセクタ
スキャンの中心としている。
【0018】図6は、本発明の別の実施例に係わる散乱
線画像化装置の構成を示す図である。同図に示す散乱線
画像化装置は、X線管2を固定し、直線コリメータ3お
よび散乱線検出器61を検出部駆動装置41によって矢
印35で示すように直線運動させ、これによりセクタス
キャンを行うようにしているものである。
線画像化装置の構成を示す図である。同図に示す散乱線
画像化装置は、X線管2を固定し、直線コリメータ3お
よび散乱線検出器61を検出部駆動装置41によって矢
印35で示すように直線運動させ、これによりセクタス
キャンを行うようにしているものである。
【0019】この場合、図5に示したX線ジオメトリの
代わりとして、図7に示すようにX線焦点を中心にセク
タスキャンされる。
代わりとして、図7に示すようにX線焦点を中心にセク
タスキャンされる。
【0020】図8は、本発明の更に他の実施例を示すも
のであり、この実施例では、X線焦点を中心として半径
Rで直線コリメータ3と散乱線検出器61とを回転させ
て、セクタスキャンさせているものである。
のであり、この実施例では、X線焦点を中心として半径
Rで直線コリメータ3と散乱線検出器61とを回転させ
て、セクタスキャンさせているものである。
【0021】なお、セクタスキャンとロータリコリメー
タ4のデータ収集パルスを同期させる場合には、ロータ
リコリメータ4の前記タイミングパルスにより図1に示
した回転、図3および図6に示した直線運動の駆動、図
8に示した回転を制御することにより達成される。
タ4のデータ収集パルスを同期させる場合には、ロータ
リコリメータ4の前記タイミングパルスにより図1に示
した回転、図3および図6に示した直線運動の駆動、図
8に示した回転を制御することにより達成される。
【0022】なお、図3および図6に示す実施例では、
X線管または直線コリメータおよび散乱線検出器を直線
運動させて、セクタスキャンを行っているが、直線運動
に限定されるものではない。
X線管または直線コリメータおよび散乱線検出器を直線
運動させて、セクタスキャンを行っているが、直線運動
に限定されるものではない。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
フライングスポット放射線を被検体に対して扇状に走査
させ、被検体のデータを収集するので、被検体または装
置全体を動かすことなく、被検体の散乱線画像を容易に
得ることができ、狭い場所でも利用することができ、機
動性に富むという利点がある。また、片側のみのX線照
射と検出で透視が可能である。
フライングスポット放射線を被検体に対して扇状に走査
させ、被検体のデータを収集するので、被検体または装
置全体を動かすことなく、被検体の散乱線画像を容易に
得ることができ、狭い場所でも利用することができ、機
動性に富むという利点がある。また、片側のみのX線照
射と検出で透視が可能である。
【図1】本発明の一実施例に係わる散乱線画像化装置の
構成を示す図である。
構成を示す図である。
【図2】図1に示す散乱線画像化装置の回路構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図3】本発明の他の実施例に係わる散乱線画像化装置
の構成を示す図である。
の構成を示す図である。
【図4】図3の散乱線画像化装置に使用される散乱線検
出器の部分拡大断面図である。
出器の部分拡大断面図である。
【図5】図3の散乱線画像化装置によって振られるX線
のジオメトリを示す図である。
のジオメトリを示す図である。
【図6】本発明の別の実施例に係わる散乱線画像化装置
の構成を示す図である。
の構成を示す図である。
【図7】別のX線ジオメトリを示す図である。
【図8】本発明の更に他の実施例の構成を示す図であ
る。
る。
【図9】従来の散乱線画像化装置の構成を示す図であ
る。
る。
1 回転架台 2 X線管 3 直線コリメータ 4 ロータリコリメータ 5 ロータリコリメータ駆動部 6 散乱線検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−123188(JP,A) 特開 昭59−99210(JP,A) 特開 昭56−11039(JP,A) 実開 昭62−115149(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 15/04 A61B 6/00 300 G01N 23/04 G03B 42/02
Claims (2)
- 【請求項1】 放射線管と、放射線管からの放射線を直
線スリットにより直線的に絞り込む直線コリメータと、
直線的に絞り込まれた放射線をスリットによりペンシル
ビームにするとともにこのペンシルビームを直線スリッ
トのスリット方向に走査させるためのロータリコリメー
タと、ペンシルビームを被検体に照射して発生した散乱
線を検出する散乱線検出器とが取り付けられた回転架台
と、 前記回転架台を直線スリットのスリット方向に対して垂
直な方向へ揺動させる回転駆動手段と、 前記散乱線検出器により収集された散乱線データを用い
て画像化する画像化手段と、 を有することを特徴とする散乱線画像化装置。 - 【請求項2】 放射線管と、放射線管からの放射線を直
線スリットにより直線的に絞り込む直線コリメータと、
直線的に絞り込まれた放射線をスリットによりペンシル
ビームにするとともにこのペンシルビームを直線スリッ
トのスリット方向に走査させるためのロータリコリメー
タと、ペンシルビームを被検体に照射して発生した散乱
線を検出する散乱線検出器と、 前記直線コリメータと放射線管を前記スリット方向に対
して垂直な方向に相対的に移動させてペンシルビームを
この方向に扇状走査させる相対移動手段と、 前記散乱線検出器により収集された散乱線データを用い
て画像化する画像化手段と、 を有することを特徴とする散乱線画像化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31435591A JP3231059B2 (ja) | 1991-11-28 | 1991-11-28 | 散乱線画像化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31435591A JP3231059B2 (ja) | 1991-11-28 | 1991-11-28 | 散乱線画像化装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05149735A JPH05149735A (ja) | 1993-06-15 |
JP3231059B2 true JP3231059B2 (ja) | 2001-11-19 |
Family
ID=18052335
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31435591A Expired - Fee Related JP3231059B2 (ja) | 1991-11-28 | 1991-11-28 | 散乱線画像化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3231059B2 (ja) |
-
1991
- 1991-11-28 JP JP31435591A patent/JP3231059B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05149735A (ja) | 1993-06-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7088799B2 (en) | Method and apparatus for presenting multiple pre-subject filtering profiles during CT data acquisition | |
US7286636B2 (en) | Flat panel detector based slot scanning configuration | |
JP3487599B2 (ja) | 改良されたx線容積測定ctスキャナー | |
EP0948930B1 (en) | Acquiring volumetric image data | |
US7046756B2 (en) | Rotatable filter for a pre-subject CT collimator having multiple filtering profiles | |
US6094472A (en) | X-ray backscatter imaging system including moving body tracking assembly | |
US6904119B2 (en) | Radiographic apparatus | |
US7039153B2 (en) | Imaging tomography device with at least two beam detector systems, and method to operate such a tomography device | |
JP4322515B2 (ja) | 自動駆動システムを備えたトモシンセシスx線マンモグラム・システム及び方法 | |
US4144457A (en) | Tomographic X-ray scanning system | |
US11730439B2 (en) | Fast 3D radiography using X-ray flexible curved panel detector with motion compensated multiple pulsed X-ray sources | |
WO2016018002A1 (ko) | 엑스선 영상 촬영장치 및 엑스선 영상 촬영방법 | |
US20050226368A1 (en) | Arrangement and method for obtaining imaging data | |
US4723259A (en) | Computed tomography motor | |
JPS5953055B2 (ja) | 医療用放射線写真装置 | |
JP4654551B2 (ja) | Ct装置 | |
JP3231059B2 (ja) | 散乱線画像化装置 | |
US6381299B1 (en) | X-ray examination apparatus and imaging method of X-ray image | |
JPH06317542A (ja) | 放射線透視検査装置 | |
JPS6283772A (ja) | X線像形成装置 | |
JPH08275937A (ja) | X線断層撮影方法および装置 | |
US4311911A (en) | Tomographic apparatus for producing transverse layer images | |
JPH05172764A (ja) | 散乱線画像化装置 | |
JPH0619337B2 (ja) | 断層撮影装置 | |
JPH04354942A (ja) | X線ct装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080914 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |