JPH10185006A - 管吊り具 - Google Patents

管吊り具

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Publication number
JPH10185006A
JPH10185006A JP35508396A JP35508396A JPH10185006A JP H10185006 A JPH10185006 A JP H10185006A JP 35508396 A JP35508396 A JP 35508396A JP 35508396 A JP35508396 A JP 35508396A JP H10185006 A JPH10185006 A JP H10185006A
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JP
Japan
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pipe
tube
support
pressing
peripheral surface
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Ceased
Application number
JP35508396A
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English (en)
Inventor
Takeshi Okumura
武司 奥村
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Kunimori Kagaku Co Ltd
Original Assignee
Kunimori Kagaku Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kunimori Kagaku Co Ltd filed Critical Kunimori Kagaku Co Ltd
Priority to JP35508396A priority Critical patent/JPH10185006A/ja
Publication of JPH10185006A publication Critical patent/JPH10185006A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】軸部材及び管の微少移動を許容しながら管を長
期にわたって安定的に保持することができる管吊り具の
提供。 【解決手段】本体部の上部及び下部に軸部材の外周面を
支持するように設けられた固定支持部材間に、押圧支持
部材を軸部材外周面を支持するように設ける。固定支持
部材及び押圧支持部材と反対側の本体部に、管外周面を
少なくとも半周に亘って保持する管保持部材を設ける。
固定支持部材に、付勢部材を屈曲可能に設け、押圧支持
部材を弾性変形させて軸部材を挟持させる。上部の固定
支持部材或いは付勢部材に対し、軸部材の軸線と直交す
る水平方向へ延出し、該固定支持部材及び本体部のいず
れか一方或いは双方に係合する係合部及び保持された管
の上部外周面に当接する管当接部を有した管押圧部材を
屈曲可能に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ケーブル(電
線、信号線)を収容配線したり、流体(水、油、エア
ー)を流通させたりする各種の管を吊り下げて固定する
管吊り具、詳しくは吊り下げられた管を押圧する管押圧
部材を備えた管吊り具に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】本出願人は、特願平8
−160517号において、管保持部が設けられた本体
部に、取付けようとする取付け軸部材の一部外周面とほ
ぼ一致する湾曲部を有した固定腕部及び固定腕部の湾曲
部とほぼ一致し、相対する湾曲部を有した押圧腕部を設
けると共に固定腕部或いは押圧腕部の端部に、自由端部
が他方の腕部の端部に錠止可能な錠止部材を屈曲可能に
設け、固定腕部及び押圧腕部の湾曲部相互間に取付け軸
部材を挿嵌した際に取付け軸部材の外周面に当接する固
定腕部及び押圧腕部の湾曲部により仮止め可能にすると
共に錠止部材の自由端部を他方の腕部に錠止した際に湾
曲部の相互間隔を狭少化して取付け軸部材を挟持可能に
した管吊り具を提案した。
【0003】しかしながら、上記した管吊り具の管保持
部は、吊り下げようとする管より若干小径で、空間部内
に圧入された管を少なくとも半周にわたって弾性力によ
り保持する構造であるため、例えば地震等で軸部材が大
きく振動した場合や、管の保守点検時に作業員が管に接
触した場合には管保持部から管が外れるおそれを有して
いる。そして管保持部から管が外れた場合には管に沿っ
て配列された他の軸部材に固定された管吊り具に過大な
負荷が作用して切損するおそれも有している。
【0004】この欠点は、管保持部をバンド形式にして
管を強固に保持することにより解決し得るが、この場合
にあっては管の保持作業に手間がかかると共に管及び軸
部材を微少移動させて振動を吸収することができないた
め、管保持部に過大な負荷が作用して切損するおそれが
ある。
【0005】本発明は、上記した従来の欠点を解決する
ために発明されたものであり、その課題とするところ
は、軸部材及び管の微少移動を許容しながら管を長期に
わたって安定的に保持することができる管吊り具を提供
することにある。
【0006】
【問題点を解決するための手段】このため本発明は、本
体部に対し、その上部及び下部に夫々設けられて軸部材
の外周面を支持する固定支持部に隣接して軸部材外周面
を支持する押圧支持部を設けると共にこれら固定支持部
及び押圧支持部と反対側の本体部に管外周面を少なくと
も半周に亘って保持する管保持部材を設け、かつ固定支
持部材に押圧支持部材を弾性変形させて軸部材を挟持さ
せる付勢部材を設けた管吊り具において、上部の固定支
持部材に対し、軸部材の軸線と直交する水平方向へ延出
し、該固定支持部材及び本体部のいずれか一方或いは双
方に係合する係合部及び保持された管の上部外周面に当
接する管当接部を有した管押圧部材を屈曲可能に設けた
ことを特徴としている。
【0007】そして管保持部材に管を保持させた際に、
固定支持部材或いは付勢部材に対して管押圧部材を、管
当接部が管の上部外周面に当接するように屈曲させて係
合部を固定支持部材及び本体部のいずれか一方或いは双
方に係合させて固定することにより管保持部材から管が
抜け出すのを規制する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
従って説明する。
【0009】実施の形態1 図1は管吊り具の斜視図である。
【0010】図2は図1のA箇所を拡大して示す部分斜
視図である。
【0011】図3は図1のiii-iii 線断面図である。
【0012】図4は図1のiv-iv 線断面図である。
【0013】図5は図1のv-v 線断面図である。
【0014】管吊り具1はABS樹脂、ポリプロピレ
ン、ポリアミド等の合成樹脂からなり、その本体部5の
上部及び下部には固定支持部材7・9が所要の間隔をお
いて水平方向へ延出するように一体形成されている。管
吊り具1としては後述する付勢部材21及び管押圧部材
27の屈曲操作に伴う切損を防止するため、耐ヒンジ性
を有したポリプロピレン樹脂が適している。
【0015】各固定支持部材7・9は吊り下げられる軸
部材11の外径と一致する内径で、外周面を最大で半周
にわたって支持する支持部7a・9a及び各支持部7a
・9aから接線方向の前方へ突出し、軸部材11を差し
込み可能な開口を有した案内部7b・9bを有してい
る。又、各固定支持部材7・9の後部には水平方向へ延
出する平板状の取付け部13・15が一体形成され、図
2に示すように各取付け部13・15の前面の端部には
係合凹部13a・15aが上下方向へ延出して形成され
ている。
【0016】尚、軸部材11の外周面にはねじ11aが
旋設されている。又、各支持部7a・9aの内周面には
ねじ11aに噛み合うねじ部(図示せず)を形成しても
よい。更に、各固定支持部材7・9の外側面には対応す
る取付け部13・15から延出する各上下一対のリブ7
c・9cが一体形成されている。
【0017】上部及び下部の固定支持部材7・9間の本
体部5には押圧支持部材17が一体形成されている。該
押圧支持部材17は軸部材11の外径と一致する内径
で、外周面を少なくとも半周にわたって支持する支持部
17aを有し、その前面には軸部材11を差し込み可能
な開口を有している。又、該支持部17aの内周面には
軸部材11のねじ11aに噛み合うねじ部17bが形成
され、該ねじ部17bは支持部17aの非弾性変形状態
で差し込まれた軸部材11のねじ11aに噛み合わされ
る。支持部17aの前端部には取付け部13・15と平
行して水平方向へ延出する平板状の作動部19が一体形
成され、取付け部13・15に相対する作動部19の一
面端部には係合凹部19aが上下方向へ延出して形成さ
れている。
【0018】各取付け部13・15の上下端部には付勢
部材21が屈曲可能に設けられている。該付勢部材21
としては取付け部13・15に対して一体成形したもの
或いは可撓性シート(図示せず)を介して取付けたもの
であってもよい。該付勢部材21の上下直交方向幅は取
付け部13・15及び押圧支持部材17の相互間隔より
若干幅広に形成されると共に付勢部材21と取付け部1
3・15の境界部は肉厚が薄手状のヒンジ部に形成さ
れ、該付勢部材21の屈曲を可能にしている。又、取付
け部13・15に相対する付勢部材21の端面には突部
21a・21bが係合凹部13a・15aと係合可能に
形成されると共に作動部19に相対する付勢部材21の
自由端部は係合凹部19aに係合する係合部を構成して
いる。
【0019】固定支持部材7・9及び押圧支持部材17
と反対側の本体部5には管保持部材23が一体形成され
ている。該管保持部材23は吊り下げようとする管25
の外径より若干小さい内径で、管25外周を少なくとも
半周にわたって支持するものであり、上部には挿入用開
口23aが設けられている。尚、管保持部材23の外周
には本体部5から延出するリブ23bが一体形成されて
いる。
【0020】付勢部材21の上端部には管押圧部材27
が屈曲可能に設けられている。該管押圧部材27として
は付勢部材21の上部に一体成形したもの、又は可撓性
シート(図示せず)を介して取付けた何れの場合であっ
てもよい。
【0021】該管押圧部材27は腕部29と管保持部材
23に保持された管25の上部外周面に圧接する管当接
部31とから構成され、付勢部材21の上面に相対する
腕部29の端面には付勢部材21に設けられた係合凹部
21cに係合する係合突部29aが設けられている。
又、案内部7bの外側面に相対する腕部29にはガイド
部29bが上下リブ7c間に位置するように一体形成さ
れると共に支持部7aに相対する腕部29には上下一対
の軸当接部29cが一体形成されている。各軸当接部2
9cの端面は軸部材11の外周面と一致する湾曲面に形
成されている。
【0022】管当接部31側の腕部29端部には管保持
部材23側の本体部5に形成された被係合部5aに係合
する係合部29dが一体形成されている。上記被係合部
5aは係合部29dが挿入可能な凹所で、かつ側壁に係
合部29dの爪部29eが係止する開口を有している。
【0023】腕部29の端部から側方に突出する管当接
部31は図示する右方へ延出するアーム部31aと該ア
ーム部31aの先端部にて図示する前後方向へ延出する
押圧板31bとから構成され、押圧板31bの上面には
アーム部31a先端部から延出するリブ31cが一体形
成されている。尚、押圧板31bはアーム部31a先端
部に対し、管保持部材23に保持された管25の外周上
端より若干低い位置になるように設けられている。
【0024】次に、上記のように構成された管吊り具1
の作用を説明する。
【0025】図6は軸部材に管吊り具1を仮止めした状
態を示す斜視図である。
【0026】図7は図6のvii-vii 線横断面図である。
【0027】図8は軸部材に管吊り具を固定した状態を
示す斜視図である。
【0028】図9は図8のix-ix 線横断面図である。
【0029】図10は保持された管の押圧状態を示す斜
視図である。
【0030】図11は図10のxi-xi 線横断面図であ
る。
【0031】例えば天井面に端部が固定された軸部材1
1の所望高さ箇所の側面に対し、支持部7a・9a、1
7aの開口内に軸部材11が位置するように管吊り具1
を押圧すると、各支持部7a・9a、17a内に軸部材
11を支持させる。このとき、支持部17aは軸部材1
1の少なくとも半周にわたって支持するように形成され
ているため、軸部材11に対する押圧(圧入)に伴って
拡径方向へ弾性変形して軸部材11を挿入させた後、そ
の弾性復帰力により元に戻り、非付勢状態にてねじ部1
7bをねじ11aに噛み合わせる。これにより管吊り具
1は軸部材11に対して上下方向へ移動可能な状態で仮
止めされる。
【0032】次に、上記状態にて付勢部材21を、自由
端部が作動部19側に位置するように屈曲させると、該
付勢部材21の基端部端面が取付け部13・15の上面
に位置されると共に自由端部が作動部19の係合凹部1
9aに係合し、押圧支持部材17を、その支持部17a
が縮径する方向へ弾性変形させて軸部材11のねじ11
aにねじ部17bを強固に噛合させる。このとき、付勢
部材21の基端部に設けられた突部21a・21bが係
合凹部13a・15aに夫々係合し、取付け部13・1
5及び作動部19間から付勢部材21が抜け出すのを規
制する。
【0033】そして軸部材11に固定された管吊り具1
の管保持部材23に対して挿入用開口23aを介して管
25を圧入し、該管保持部材23の弾性力により管25
を挟持させる。
【0034】次に、上記管保持状態にて管押圧部材27
を、その管当接部31が管25の上部外周面に位置する
ように付勢部材21のヒンジ部を中心に屈曲させると、
係合突部29aは係合凹部21cに、又係合部29dは
被係合部5aに夫々係合して本体部5に固定させる。こ
のとき、リブ7c間に侵入するガイド部29bにより上
記係合突部29aが係合凹部21cに、又係合部29d
が被係合部5aに夫々係合するように案内させる。又、
軸当接部29cは支持部7a内に支持された軸部材11
の反対側外周面に当接して保持させる。
【0035】これにより管保持部材23に保持された管
25は管押圧部材27の管当接部31により押圧される
ため、軸部材11が振動した場合であっても、管保持部
材23から管25が抜け出すのを防止することができ
る。
【0036】又、管押圧部材27は係合突部29aと係
合凹部21c及び係合部29dと被係合部5aの各係合
により本体部5に固定されるため、付勢部材21と管押
圧部材27間のヒンジ部が経時使用により切離した場合
であっても、本体部5に対する管押圧部材27の固定状
態を保つことができる。
【0037】実施の形態2 図12は管吊り具の全体斜視図である。
【0038】図13は図12のxiii-xiii 線断面図であ
る。
【0039】管吊り具51はABS樹脂、ポリアミド樹
脂、或いはポリプロピレン樹脂等の合成樹脂からなり、
本体部53の上部及び下部には固定支持部材55・57
が所定の間隔をおいて一体形成されている。各固定支持
部材55・57は軸部材11の外周面をほぼ半周にわた
って支持し、図示する後面が開口した支持部55a・5
7aと、各支持部55a・57aの一方端部にて円弧の
接線方向へ延出した後に円弧の半径方向と平行に延出す
る取付け部55b・57bが一体形成されている。又、
取付け部55b・57bの側端には軸線直交方向の幅が
後述する所定の幅からなる付勢部材59が屈曲可能に一
体形成されている。各取付け部55b・57bの側縁と
付勢部材59との境界箇所は肉厚が薄手状のヒンジ部に
形成されている。
【0040】尚、管吊り具51は上記したように各種の
合成樹脂であればよいが、ヒンジ部での切損を防止する
には耐ヒンジ特性に優れたポリプロピレン樹脂が適して
いる。又、付勢部材59は取付け部55b・57bに対
して可撓性シート(図示せず)を介して屈曲可能にして
もよい。
【0041】固定支持部材55・57間の本体部53に
は押圧支持部材61が、固定支持部材55・57に相対
するように一体形成されている。該押圧支持部材61は
支持部55a・57aとほぼ一致する半円弧状の支持部
61a及び該支持部61aの一端から取付け部55b・
57bと交差して円弧の接続方向へ延出した後に取付け
部55b・57bとほぼ平行に延出する被錠止部61b
が一体形成されている。又、付勢部材59の端面に相対
する被錠止部61bには凹部61cが付勢部材59の自
由端部と係合可能に形成されている。
【0042】尚、各固定支持部材55・57の支持部5
5a・57a及び押圧支持部材61の支持部61aによ
り想定される円弧は軸部材11の外径より若干大径に設
定され、軸部材11に対して挿入可能に形成されてい
る。又、各支持部55a・57a、61aの各内周面に
は軸部材11のねじ11aに噛み合うねじ部55d・5
7d、61dが夫々形成されている。更に、付勢部材5
9はその自由端部が被錠止部61bの凹部61cに係合
されたとき、支持部55a・57a、61aによる円弧
が軸部材11の外径より若干小径となる幅に設定されて
いる。
【0043】固定支持部材55側の付勢部材59端部に
は管押圧部材63が屈曲可能に一体形成されている。該
管押圧部材63は付勢部材59に対して屈曲可能な腕部
65と管当接部67とから構成され、腕部65と管押圧
部材63の境界部は肉厚が薄手状のヒンジ部に形成され
ている。腕部65の基端部には付勢部材59端部側面に
設けられた凹部59bに係合する突部65aが設けられ
ると共に腕部65の先端部には支持部55aの外周面に
係合する横断面がU字形の係合部65bが形成されてい
る。そして係合部65bの先端部には支持部55a外周
面に形成された被係合部55eに係合する爪部65cが
形成されている。
【0044】固定支持部材55・57及び押圧支持部材
61と反対側の本体部53には実施の形態1と同様の管
保持部材23が側方へ突出するように一体形成されてい
る。
【0045】次に、上記のように構成された管吊り具1
による押圧支持部材17の吊り下げ作用を説明する。
【0046】図14は管の固定状態を示す斜視図であ
る。
【0047】図15は管押圧状態を示す横断面図であ
る。
【0048】先ず、天井面或いは壁面に端部が固定され
た軸部材11の他方端部側から固定支持部材55・57
の取付け部55b・57b及び押圧支持部材61の被錠
止部61bを相互に近接する方向に把持して支持部55
a・57a、61aを、相互の空間部が拡径するように
弾性変形させながら所望の高さまで差し込んだ後に上記
把持を中断すると、弾性復帰する支持部55a・57
a、61aにより軸部材11を挟持して管吊り具51を
仮止めさせる。このとき、支持部55a・57a、61
aの係合部55d・57d、61dは軸部材11のねじ
11aに噛み合わされ、軸部材11に対する管吊り具5
1の位置ずれを防止する。
【0049】上記状態で管保持部材23に管25を保持
させた後、上記作業に従って管吊り具51を上下方向へ
移動して位置調整する。そして上記状態にて軸部材11
に管吊り具51を固定させるには、取付け部55b・5
7bに対して付勢部材59を屈曲して自由端部を被錠止
部61bの凹部61cに係合して支持部55a・57
a、61a相互が離間する方向へ弾性変形させることに
より支持部55a・57a、61aの空間部を狭少化さ
せて軸部材11を挟持して固定する。
【0050】次に、上記状態にて付勢部材59に対して
管押圧部材63を、管当接部67が管保持部材23に保
持された管25の上部外周面に位置するように屈曲させ
ると、管押圧部材63は凹部59bに突部65aを、又
被係合部55eに爪部65cを夫々係合させて本体部5
3に固定されると共に管当接部67は管保持部材23に
保持された管25の上部外周面に当接し、管25の抜け
出すのを規制する。
【0051】本実施の形態においても、経時使用により
付勢部材59と管押圧部材63の境界部であるヒンジ部
が経時使用により劣化して切損した場合であっても、実
施の形態1と同様に凹部59bに突部65aが、又被係
合部55eに爪部65cが夫々係合されるため、本体部
53から管押圧部材63が離脱するのを防止し、管保持
部材23による管25の保持状態を長期にわたって確実
に保つことができる。
【0052】
【発明の効果】このため本発明は、軸部材及び管の微少
移動を許容しながら管を長期にわたって安定的に保持す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】管吊り具の斜視図である。
【図2】図1のA箇所を拡大して示す部分斜視図であ
る。
【図3】図1のiii-iii 線断面図である。
【図4】図1のiv-iv 線断面図である。
【図5】図1のv-v 線断面図である。
【図6】軸部材に管吊り具1を仮止めした状態を示す斜
視図である。
【図7】図6のvii-vii 線横断面図である。
【図8】軸部材に管吊り具を固定した状態を示す斜視図
である。
【図9】図8のix-ix 線横断面図である。
【図10】保持された管の押圧状態を示す斜視図であ
る。
【図11】図10のxi-xi 線横断面図である。
【図12】管吊り具の全体斜視図である。
【図13】図12のxiii-xiii 線断面図である。
【図14】管の固定状態を示す斜視図である。
【図15】管押圧状態を示す横断面図である。
【符号の説明】
1 管吊り具、5 本体部、7・9 固定支持部材、1
1 軸部材、17 押圧支持部材、21 付勢部材、2
3 管保持部材、25 管、27 管押圧部材、31
管当接部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体部に対し、その上部及び下部にて軸部
    材の外周面を支持する固定支持部材に隣接して軸部材外
    周面を支持する押圧支持部材を設けると共にこれら固定
    支持部材及び押圧支持部材と反対側の本体部に管外周面
    を少なくとも半周に亘って保持する管保持部材を設け、
    かつ固定支持部材に押圧支持部材を弾性変形させて軸部
    材を挟持させる付勢部材を設けた管吊り具において、上
    部の固定支持部材或いは付勢部材に対し、軸部材の軸線
    と直交する水平方向へ延出し、該固定支持部材及び本体
    部のいずれか一方或いは双方に係合する係合部及び保持
    された管の上部外周面に当接する管当接部を有した管押
    圧部材を屈曲可能に設け、管保持部材に保持された管の
    外周面上部に管押圧部材を当接可能にした管吊り具。
  2. 【請求項2】請求項1において、上部及び下部の固定支
    持部材と押圧支持部材は同一側に軸部材の差し込み開口
    部を有し、該軸部材の外周面を少なくとも半周に亘って
    支持する支持部を有した管吊り具。
  3. 【請求項3】請求項1において、上部及び下部の固定支
    持部材と押圧支持部材は軸部材外周面の少なくとも半周
    を互い違いに支持する支持部を有した管吊り具。
  4. 【請求項4】請求項1において、本体部、固定支持部
    材、押圧支持部材、管保持部材、付勢部材及び管押圧部
    材を合成樹脂にて一体成形した管吊り具。
  5. 【請求項5】請求項4において、合成樹脂は耐ヒンジ特
    性を有したポリプロピレン樹脂からなる管吊り具。
  6. 【請求項6】請求項1において、管押圧部材は先端部に
    管当接部を有し、付勢部材にヒンジ部を介して回動可能
    に支持された腕部と、該腕部に固定支持部材及び本体部
    のいずれか一方又は双方に係合する係合部を設けた管吊
    り具。
  7. 【請求項7】請求項3において、管押圧部材の腕部には
    固定支持部材の支持部内に位置し、該支持部と反対側の
    軸部材外周面に当接する軸当接部を設けた管吊り具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006105194A (ja) * 2004-10-01 2006-04-20 Burest Kogyo Kenkyusho Co Ltd 長尺物支持具
JP2008025823A (ja) * 2006-06-20 2008-02-07 Inaba Denki Sangyo Co Ltd 長尺体支持具

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