JP2001336673A - クランプ - Google Patents

クランプ

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JP2001336673A
JP2001336673A JP2000164762A JP2000164762A JP2001336673A JP 2001336673 A JP2001336673 A JP 2001336673A JP 2000164762 A JP2000164762 A JP 2000164762A JP 2000164762 A JP2000164762 A JP 2000164762A JP 2001336673 A JP2001336673 A JP 2001336673A
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pipe
diameter
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Shigeo Oi
茂雄 大井
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Togo Seisakusho Corp
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L3/00Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets
    • F16L3/22Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets specially adapted for supporting a number of parallel pipes at intervals
    • F16L3/223Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets specially adapted for supporting a number of parallel pipes at intervals each support having one transverse base for supporting the pipes

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Supports For Pipes And Cables (AREA)
  • Clamps And Clips (AREA)
  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 クランプ本体へ、外径の異なるパイプを選択
的に保持可能でありながら、パイプをぐらつくことなく
安定して保持することのできるクランプを提供する。 【解決手段】 クランプ1には、パイプを保持させる主
クランプ部2及び副クランプ部3と、被取付部へクラン
プ1を取付ける取付部4及び副クランプ部用取付部5が
設けられている。通常保持する径のパイプは、主クラン
プ部2へ保持させるが、通常とは異なる径を保持させる
場合は、クランプ1を上下方向へ180°回転させて、
副クランプ部3へ保持させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として自動車の
エンジンルーム内やフロアパネルに沿って配管されるフ
ューエルパイプ、ブレーキチューブ等のパイプ、或いは
ワイヤーハーネス或いはその他の棒状態等の物品を保持
するクランプに関する。
【0002】
【従来の技術】パイプ類やそれに類する物品を保持する
クランプとしては、特公平5−85796号公報により
開示されたものがある。この公報において開示されたク
ランプについて図4〜図6を参照して述べることにす
る。図4はクランプの斜視図、図5は小径のパイプを保
持した状態のクランプの正面図、図6は大径のパイプを
保持した状態のクランプの正面図がそれぞれ示されてい
る。
【0003】図4において、合成樹脂製のクランプは、
クランプ本体101を主体として構成されている。クラ
ンプ本体101には、ほぼU字形状をなす凹部102が
中央の壁部101eを間にしてほぼ左右対称状に形成さ
れている。凹部102は、外径の異なる2種の物品、例
えば小径のパイプP1(図5参照)と大径のパイプP2
(図6参照)を選択的に径方向に嵌入可能に形成されて
いる。
【0004】図4に示すように、前記クランプ本体10
1の左側壁101cと右側壁101dの上端部には、前
記凹部102の内部に向って下方へ傾斜状に突出する2
種の戻り止め部103、104が形成されている。戻り
止め部103、104は、前記凹部102に嵌合される
小径のパイプP1(図5参照)と大径のパイプP2(図
6参照)にそれぞれ対応するものであり、互いに異なる
長さをもって突出されている。また、戻り止め部10
3、104は、前記凹部102に対する各パイプP1、
P2の嵌入(図5および図6中、矢印A参照)により撓
み変形可能な弾性を有している。
【0005】図4に示すように、前記凹部102の底部
には、受け片106が脚107を介して設けられてい
る。受け片106は、断面ほぼ円弧形状に形成されてお
り、その開口面が上方に向けられている。受け片106
は、その内周面の曲率半径が増加する方向に撓み変形可
能な弾性を有している。
【0006】上記したクランプにおいて、まずクランプ
本体101に小径のパイプP1を保持する場合について
説明する。図5において、クランプ本体101の凹部1
02内に対し小径のパイプP1を径方向すなわち図示上
方から下方(図5中、矢印A参照)に嵌入させると、戻
り止め部103、104が撓み変形する。そして、小径
のパイプP1が受け片106に対し嵌合することにより
受止められるとともに、戻り止め部103、104が小
径のパイプP1の通過により弾性復元する。すると、短
い方の戻り止め部104は小径のパイプP1に届かない
が、長い方の戻り止め部103が小径のパイプP1に当
接することにより、小径のパイプP1の逆戻り(図5に
おいて上方への移動)が阻止される。このようにして、
クランプ本体101に小径のパイプP1が保持される。
【0007】続いて、次にクランプ本体101に大径の
パイプP2を保持する場合について説明する。図6にお
いて、クランプ本体101の凹部102内に対し大径の
パイプP2を小径のパイプP1の場合と同様に径方向す
なわち図示上方から下方(図6中、矢印A参照)へ嵌入
させると、戻り止め部103、104が前に述べたよう
に撓み変形する。そして、大径のパイプP2が受け片1
06に対しその受け片106の撓み変形により嵌合する
ことにより受止められる。この状態では、長い方の戻り
止め部103は大径のパイプP2によって撓み変形され
たままの状態に保たれる。また、短い方の戻り止め部1
04は大径のパイプP2の通過により弾性復元する。す
ると、短い方の戻り止め部104が大径のパイプP2に
当接することにより、大径のパイプP2の逆戻り(図6
において上方への移動)が阻止される。このようにし
て、クランプ本体101に大径のパイプP2が保持され
る。
【0008】したがって、上記クランプによると、クラ
ンプ本体101の凹部102に外径の異なる小径のパイ
プP1と大径のパイプP2とを選択的に保持することが
できる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
クランプによると、受け片106の撓み変形によって、
各径のパイプを保持していることから、特に小径のパイ
プP1を保持した場合、小径のパイプP1へ振動等が加
わったとき、受け片106の撓み変形が小さいことか
ら、保持力が弱いため、小径のパイプP1がぐらつく恐
れがあり、小径のパイプP1を安定して保持することが
できなかった。
【0010】本発明は上記した問題点を解決するために
なされたものであって、本発明が解決しようとする課題
は、クランプ本体へ、外径の異なるパイプを選択的に保
持可能でありながら、パイプをぐらつくことなく安定し
て保持することのできるクランプを提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する請求
項1の発明は、パイプ等の長尺物を保持する主クランプ
部と、被取付部へ取付け可能とする取付手段を備え、か
つ、前記主クランプ部へ収容する径とは異なる径のパイ
プ等の長尺物を保持可能とする副クランプ部が設けられ
ていることを特徴とするクランプである。
【0012】このように構成すると、クランプの主クラ
ンプ部へパイプ等の長尺物を保持させる際、通常保持す
る径と同じ径のものであれば、何ら問題無くクランプ部
にて保持可能である。しかし、通常とは異なる径を保持
する場合は、主クランプ部では保持できなくなる。そこ
で副クランプ部へ保持させるようにすれば、通常とは異
なる径のパイプ等の長尺物でもしっかりと保持させるこ
とができる。
【0013】請求項2の発明は、主クランプ部と副クラ
ンプ部は、背中合わせに設けられていることを特徴とす
る請求項1記載のクランプである。このように構成する
と、主クランプ部と副クランプ部のどちらかを選択して
パイプ等を取付ける際、クランプを回転させるだけで、
パイプ等の長尺物の経路を変更することなく、容易に主
クランプ部または副クランプ部を選択して、パイプ等の
長尺物を保持させることができる。
【0014】請求項3の発明は、主クランプ部と副クラ
ンプ部は、背中合わせに、かつ、互い違いの位置に設け
られていることを特徴とする請求項1記載のクランプで
ある。このように構成すると、主クランプ部と副クラン
プ部が、互いの凹部に入り込むことにより、主クランプ
部と副クランプ部の両方を備えながら、クランプの高さ
を低くすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態1、2につい
て図面を参照しながら説明する。 [実施の形態1]本発明の実施の形態1について説明す
る。図1にクランプの斜視図、図2は大径のパイプを保
持した状態と小径のパイプを保持した状態のクランプの
斜視図がそれぞれ示されている。なお、クランプは、合
成樹脂製の一体成形品からなり、外径の異なる2種の物
品として大径のパイプP1と小径のパイプP2とを選択
的に保持するものである。
【0016】図1に示すように、クランプ1は、主クラ
ンプ部2と副クランプ部3、および、取付部4と副クラ
ンプ部用取付部5より構成される。
【0017】まず主クランプ部2について説明する。主
クランプ部2は一箇所或いは複数箇所設けられていても
良く、この本発明の実施の形態1では、三箇所設けられ
ている場合を例示する。主クランプ部2は、図2に示す
大径のパイプP1をぐらつきなく強固に保持するため、
所定の剛性を有しながら、この大径のパイプP1の径と
ほぼ同じ径の円弧で、かつ、ほぼ半円分の溝状に形成さ
れている。
【0018】また溝状の主クランプ部2の端部の上部に
は、ほぼ垂直方向で、かつ、後述する押え片の押え部の
厚さの寸法分、端部からオフセットされた位置へ、壁状
の壁部6が形成されている。そしてその壁部6の一方の
端部からは、大径のパイプP1を主クランプ部2へ保持
した際、その外周面を押え込むための押え片7が、その
パイプのほぼ中心の方向へ、折り返し状に形成される。
また、押え片7の先端部には、大径のパイプP1の外周
面への接触面を大きくして押え込む、押え部8が形成さ
れる。
【0019】次に副クランプ部3について説明する。副
クランプ部3は、主クランプ部2とほぼ同じ構成であ
り、副クランプ部3は、主クランプ部2に対応した数で
あれば、一箇所或いは複数箇所設けられていても良く、
この本発明の実施の形態1では、三箇所設けられている
場合を例示する。副クランプ部3は、図2に示す小径の
パイプP2をぐらつきなく強固に保持するため、所定の
剛性を有しながら、この小径のパイプP2の径とほぼ同
じ径の円弧で、かつ、ほぼ半円分の溝状に形成されてい
る。
【0020】また溝状の副クランプ部3の端部の上部に
は、ほぼ垂直方向で、かつ、後述する副クランプ部用押
え片の副クランプ部用押え部の厚さの寸法分、端部から
オフセットされた位置へ、壁状の副クランプ部用壁部9
が形成されている。そしてその副クランプ部用壁部9の
一方の端部からは、小径のパイプP2を副クランプ部3
へ保持した際、その外周面を押え込むための副クランプ
部用押え片10が、そのパイプのほぼ中心の方向へ、折
り返し状に形成される。また、副クランプ部用押え片1
0の先端部には、小径のパイプP2の外周面への接触面
を大きくして押え込む、副クランプ部用押え部11が形
成される。
【0021】そして副クランプ部3は、主クランプ部2
に対して背中合わせで、垂直方向のほぼ同位置に形成さ
れている。その際、主クランプ部2と副クランプ部3の
背中合わせの付近には、材料の節約と軽量化を兼ねて隙
間部12が形成されている。
【0022】次に取付部4について説明する。取付部4
は、ほぼ立方体状を成しており、その高さは、主クラン
プ部2とほぼ同じである。そして、その上面には、被取
付部へ設けられた取付け手段、この場合、図示しないス
タッドボルトを挿入可能とする挿入孔13が開けられて
いる。挿入孔13は、クランプ1を被取付部へ取付ける
際、被取付部に溶接されたスタッドボルトの取付け位置
が、製造誤差等により正規の位置からずれていても、そ
の誤差を吸収できるように、スタッドボルトを挿入させ
た際、遊嵌できるように、スタッドボルトの軸径よりも
かなり大きな孔とされる。そして、取付部4の内部に
は、前記スタッドボルトへ係合する係合片14が複数
段、この実施の形態では四段形成されており、かつ、対
向状に形成されている。
【0023】係合片14は、前記挿入孔13と同じ様
に、スタッドボルトの取付け位置の誤差を吸収できるよ
うに、スタッドボルトとの軸径よりもかなり幅広な平板
状に形成されている。そして、各係合片14の端部に
は、スタッドボルトの側面の突起部に引っ掛り易くする
ため、二股状に分かれた引掛部17が形成されている。
更に、各係合片14は、スタッドボルトを係合する際、
挿入させ易く、かつ、抜け難くするため、スタッドボル
トの挿入方向へ傾斜状に形成されている。
【0024】また、取付部4の側面は、それぞれの係合
片14の長手方向の一端部が自由端となり、かつ、それ
ぞれが撓み易くなるように、窓部15が開けられてい
る。そして、窓部15の両隣部、即ち、主クランプ部2
と取付部4とのつなぎ部及び、取付部4の端部付近に
は、材料の節約と軽量化を兼ねて肉抜き部16が形成さ
れている。
【0025】次に副クランプ部用取付部5について説明
する。副クランプ部用取付部5は、取付部4とほぼ同じ
構成である。副クランプ部用取付部5は、ほぼ立方体形
状を成しており、その高さは、副クランプ部3とほぼ同
じである。そして、その上面には、被取付部へ設けられ
た取付け手段、この場合、図示しないスタッドボルトを
挿入可能とする、図示しない副クランプ部用挿入孔が開
けられている。副クランプ部用挿入孔は、クランプ1を
被取付部へ取付ける際、被取付部に溶接されたスタッド
ボルトの取付け位置が、製造誤差等により正規の位置か
らずれていても、その誤差を吸収できるように、スタッ
ドボルトを挿入させた際、遊嵌できるように、スタッド
ボルトの軸径よりもかなり大きな孔とされる。そして、
副クランプ部用取付部5の内部には、前記スタッドボル
トへ係合する副クランプ部用係合片19が複数段、この
実施の形態では四段形成されており、かつ、対向状に形
成されている。
【0026】副クランプ部用係合片19は、前記副クラ
ンプ部用挿入孔と同じ様に、スタッドボルトの取付け位
置の誤差を吸収できるように、スタッドボルトとの軸径
よりもかなり幅広な平板状に形成されている。そして、
各副クランプ部用係合片19の端部には、スタッドボル
トの側面の突起部に引っ掛り易くするため、二股状に分
かれた副クランプ部用引掛部20が形成されている。更
に、各副クランプ部用係合片19は、スタッドボルトを
係合する際、挿入させ易く、かつ、抜け難くするため、
スタッドボルトの挿入方向へ傾斜状に形成されている。
【0027】また、副クランプ部用取付部5の側面は、
それぞれの副クランプ部用係合片19の長手方向の一端
部が自由端となり、かつ、それぞれが撓み易くなるよう
に、副クランプ部用窓部21が開けられている。そし
て、副クランプ部用窓部21の両隣部、即ち、副クラン
プ部3と副クランプ部用取付部5とのつなぎ部及び、副
クランプ部用取付部5の端部付近には、材料の節約と軽
量化を兼ねて肉抜き部16が形成されている。
【0028】上記したクランプ1において、図2を参照
して、大径のパイプP1又は小径のパイプP2を保持し
て、被取付部へ取付ける場合について説明する。まず大
径のパイプP1を保持するには、主クランプ部2を使用
する。大径のパイプP1を、主クランプ部2へ保持させ
るために押し込むと、まず大径のパイプP1は押え片7
へ当接する。それを更に押し込む事により押え片7は所
定の弾性力を有しているため、弾性変形し、壁部6へと
近づく。その際、主クランプ部2の端部と壁部6とは、
ほぼ押え片7の厚さ分オフセットして接続されているの
で、押え片7と壁部6とが接近するころには、押え片7
は、大径のパイプP1が通過できる寸法まで弾性変形可
能であるので、押え片7の厚みに邪魔されることなく、
大径のパイプP1は、主クランプ部2へ挿入可能とな
る。更に押し込むことにより、大径のパイプP1は、主
クランプ部2へ保持される。その際、大径のパイプP1
挿入時、弾性変形していた押え片7は、復帰変形して、
元の位置へ戻る。押え片7の径方向の長さは、ほぼ壁部
6の端部から、保持された大径のパイプP1の外周面ま
での距離に設定されており、且、押え片7の端部には押
え片7の厚みより厚く設定された押え部8が設けられて
いるので、押え片7が元の位置へ戻ると同時に、大径の
パイプP1の外周面を、幅広な押え部8が押さえること
になるので、大径のパイプP1は、しっかりと抜け止め
される。又、主クランプ部2は、所定の剛性を有してい
るので、大径のパイプP1にずれる力が不意に作用して
も、ぐらつくことなく保持可能である。
【0029】その後、大径のパイプP1を保持したクラ
ンプ1を、被取付部へ取付けるには、取付部4を使用す
る。被取付部に設けられた、図示しないスタッドボルト
へ、前記クランプ1の取付部4に設けられた挿入孔13
を合わせて押し込む。すると、スタッドボルトは挿入孔
13を経て、係合片14のところまで挿入される。その
際、各係合片14は、所定の弾性力を有しており、又、
挿入方向へ傾斜状に形成され、かつ、窓部15により、
長手方向の一端部が自由端となっているので、スタッド
ボルトは容易に挿入可能である。挿入されると同時に、
各係合片14がスタッドボルトへ係合することにより、
抜け止めされることになるが、係合片14の端部には、
二股状に分かれた引掛部17が形成されているので、そ
の引掛部17が、スタッドボルトの側部の凹凸部に引っ
掛ることにより、より強い抜け止めをする。更に各係合
片14は、傾斜状に形成されていることから、挿入方向
とは反対の抜け方向の力について、更に強力な抜け止め
力を作用させる。また挿入孔13及び係合片14は、大
径のパイプP1の軸方向へ、スタッドボルトの径よりも
幅広に設定されているため、スタッドボルトの取付け位
置が、製造誤差等により正規の位置からずれていても、
その誤差を吸収できる。
【0030】前記の様にして大径のパイプP1はクラン
プ1により、被取付部へ取付けられるが、小径のパイプ
P2については以下の様にして取付け先へ取付けられ
る。
【0031】小径のパイプP2を保持するには、前記ク
ランプ1を上下方向へ180°回転させて副クランプ部
3を使用する。その後、大径のパイプP1を主クランプ
部2へ保持させることと同様に、小径のパイプP2を、
副クランプ部3へ押し込む。副クランプ部3も、主クラ
ンプ部2と同様に、所定の剛性を有しているので、ぐら
つきなく強固に保持される。そして、小径のパイプP2
を保持したクランプ1を、被取付部へ取付けるには、副
クランプ部3に隣接した副クランプ部用取付部5を使用
する。副クランプ部用取付部5を被取付部へ取付けるに
は、取付部4を被取付部へ取付ける作用と同様に、スタ
ッドボルトを副クランプ部用取付部5の副クランプ部用
挿入孔へ挿入させることにより、容易にかつ強固に取付
けることができる。
【0032】前記の様に、通常はクランプ部1へパイプ
を保持させる時は、それに隣接する取付部4を使用、或
いは、副クランプ部3へパイプを保持させる時は、それ
に隣接する副クランプ部用取付部5を使用する。言い換
えれば、それぞれのクランプ部の挿入口は、取付け先の
方向を向く様に使用されるが、場合によっては、主クラ
ンプ部2へパイプを保持させる時に、対角線側である副
クランプ部用取付部5を使用し、副クランプ部3へパイ
プを保持させる時に、同じ様に、対角線側である取付部
4を使用する場合もある。この様にして大径のパイプP
1又は小径のパイプP2を、被取付部へ取付ける場合、
主クランプ部2か副クランプ部3を選択するに際し、ク
ランプ1を上下方向へ回転させて、パイプを押し込むだ
けで、容易にパイプをぐらつきなく保持することができ
る。更に、副クランプ部3は主クランプ部2の真裏面に
設けられているので、クランプ1の全長を長くすること
なく、かつ、パイプの経路を変更することなく、パイプ
を取付けられる。
【0033】[実施の形態2]本発明の実施の形態2に
ついて図3を参照して説明する。その際、実施の形態1
と同じ機能をする部位については、詳細な説明は省略す
ると同時に、同一符号を付す。
【0034】実施の形態2は、実施の形態1と同じよう
に、クランプ22は、主クランプ部2と副クランプ部
3、および、取付部4と副クランプ部用取付部5より構
成されるが、主クランプ部2と副クランプ部3は、背中
合わせに、かつ、互い違いの位置に設けられる。そし
て、取付部4は、クランプ22の一端側へ設けられ、副
クランプ部用取付部5は、取付部4とは反対側の他端側
へ設けられる。
【0035】実施の形態2のクランプ22において、大
径のパイプP1又は小径のパイプP2を保持して、被取
付部へ取付ける場合について説明する。まず大径のパイ
プP1を保持するには、主クランプ部2を使用する。大
径のパイプP1を、主クランプ部2へ保持させるために
押し込むと、実施の形態1のように、所定の剛性を有し
た主クランプ部2と、弾性変形可能な押え片7により、
容易に挿入され、そして、ぐらつくことなく強固に保持
される。その後、図示しないスタッドボルトへ、取付部
4に設けられた挿入孔13を合わせて押し込む。する
と、実施の形態1の取付部4と同様に、スタッドボルト
の取付け位置が、正規の位置からずれていても、その誤
差を吸収しながら、容易に挿入され、挿入後、強力な抜
け止め力を作用する。
【0036】次に、小径のパイプP2を保持するには、
前記クランプ22を上下方向へ180°回転させ、さら
に、左右方向へも180°回転させてから、小径のパイ
プP2を副クランプ部3へ押し込む。すると、大径のパ
イプP1を保持させた時と同様に、所定の剛性を有した
副クランプ部3と、弾性変形可能な副クランプ部用押え
片10により、容易に挿入され、そして、ぐらつくこと
なく強固に保持される。その後、図示しないスタッドボ
ルトへ、副クランプ部用取付部5に設けられた副クラン
プ部用挿入孔18を合わせて押し込む。すると、スタッ
ドボルトの取付け位置が、正規の位置からずれていて
も、その誤差を吸収しながら、容易に挿入され、挿入
後、強力な抜け止め力を作用する。
【0037】クランプ22では、主クランプ部2と副ク
ランプ部3は、背中合わせに、かつ、互い違いの位置に
設けられており、また、取付部4と副クランプ部用取付
部5は、背中合わせに設けることなく、クランプ22の
両端側へ、それぞれ設けられているので、クランプ22
の全高を低くすることができる。そして、上下方向へ1
80°回転させ、さらに、左右方向へも180°回転さ
せるのみで、取付ける各径のパイプの経路を変更するこ
となく、容易に取付けられる。
【0038】本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
が、下記の如く可能である。取付部4と副クランプ部用
取付部5は、クランプ1では、それぞれ同じ側の端部に
設け、クランプ22では、それぞれ違う端部に設けてい
たが、副クランプ部用取付部5を廃止し、取付部4のみ
とすることも可能である。この時、取付部4を中心と
し、その一方の側面に主クランプ部2を設け、反対の側
面へ副クランプ部3を設けるようにする。これにより、
主クランプ部2と副クランプ部3との使用の切り替え
は、左右方向へ180°回転させるだけで可能となり、
その際の各径のパイプの取り付けは、その取り付けるパ
イプの経路を変更することなく、挿入するだけで容易に
取付けられるうえ、実施の形態2のクランプ22よりも
全幅は長くなのものの、全高は、さらに低くすることが
できる。主クランプ部2及び副クランプ部3の挿入口付
近に設けられた押え片7及び副クランプ部用押え片10
は、一方から一つづつ設けられていたが、左右から、一
対づつに設けても良く、また、壁部6及び副クランプ部
用壁部9が、各パイプを保持できるような、オーバーハ
ング状に形成されていれば、廃止しても可能である。取
付部4及び副クランプ部用取付部5には、スタッドボル
トへ係合する係合片14及び副クランプ部用係合片19
が複数段形成されていたが、一対でも可能であり、ま
た、廃止して、代わりに樹脂ナットで止めることも可能
である。さらに、スタッドボルトを使用して取付けるこ
との他に、ネジ止め、クリップ形状に形成して止める、
接着剤・接着テープ等で貼り付けることも可能である。
主クランプ部2には大径のパイプを保持させ、副クラン
プ部3には小径のパイプを保持させていたが、主クラン
プ部2には小径のパイプを保持させ、副クランプ部3に
は大径のパイプを保持させられるように、主クランプ部
2と副クランプ部3の口径の比を変えても可能である。
【0039】
【発明の効果】本発明のクランプによれば、クランプ本
体へ、外径の異なるパイプを選択的に保持可能でありな
がら、パイプをぐらつくことなく安定して保持すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】クランプの斜視図である。
【図2】各径のパイプを保持した状態のクランプの斜視
図である。
【図3】実施の形態2を示すクランプの斜視図である。
【図4】従来例を示すクランプの斜視図である。
【図5】従来例の小径のパイプを保持した正面図であ
る。
【図6】従来例の大径のパイプを保持した正面図であ
る。
【符号の説明】
1 クランプ 2 主クランプ部 3 副クランプ部 4 取付部(取付手段) 5 副クランプ部用取付部(取付手段) 22 クランプ P1 大径のパイプ P2 小径のパイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02G 3/30 H02G 3/28 F 3/38

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイプ等の長尺物を保持する主クランプ
    部と、被取付部へ取付け可能とする取付手段を備え、か
    つ、前記主クランプ部へ収容する径とは異なる径のパイ
    プ等の長尺物を保持可能とする副クランプ部が設けられ
    ていることを特徴とするクランプ。
  2. 【請求項2】 主クランプ部と副クランプ部は、背中合
    わせに設けられていることを特徴とする請求項1記載の
    クランプ。
  3. 【請求項3】 主クランプ部と副クランプ部は、背中合
    わせに、かつ、互い違いの位置に設けられていることを
    特徴とする請求項1記載のクランプ。
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