JPH10184966A - 流体圧制御機器ブロック - Google Patents

流体圧制御機器ブロック

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JPH10184966A
JPH10184966A JP34980996A JP34980996A JPH10184966A JP H10184966 A JPH10184966 A JP H10184966A JP 34980996 A JP34980996 A JP 34980996A JP 34980996 A JP34980996 A JP 34980996A JP H10184966 A JPH10184966 A JP H10184966A
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Japan
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port
flow path
manifold
fluid pressure
valve block
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JP34980996A
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Shuzo Masuo
秀三 増尾
Tomohiko Hibino
智彦 日比野
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CKD Corp
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CKD Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 負荷への接続部であるマニホールドのAポー
トとBポートが設けられた面に設置できる流体圧制御機
器ブロックを提供すること。 【解決手段】 Aポート減圧弁ブロック10は、マニホ
ールド100の負荷への接続部であるAポート104と
Bポート105が設けられた面に、取り付けねじ80を
介して設置される。また、Aポート減圧弁ブロック10
は、マニホールド100のAポート104と連通する第
1流路10Aと、第1流路10Aの開口部である第1ポ
ート10Cと、マニホールド100のAポート104に
対応するBポート105と連通する第2流路10Bと、
第2流路10Bの開口部である第2ポート10Dとを備
えている。さらに、その上部には、第1流路10Aの圧
縮空気に対し、流体圧制御機器の一つである減圧弁の制
御機能を作用させる減圧部がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制御弁などの流体
圧制御機器の制御機能をマニホールドの電磁弁単位で付
加する流体圧制御機器ブロックに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、流体圧システムで使用する電磁弁
は、狭い場所や制御盤内に設置できるようにするため、
一つのブロックに複数の電磁弁を設置しポートを共通化
させた状態で使用しており、かかる状態のものはいわゆ
るマニホールドとして取り扱われている。
【0003】例えば、図16に示すマニホールド100
は、複数の電磁弁103を積層サブプレート方式で連結
させたものである。かかる積層サブプレート方式は、電
磁弁103が設置されたサブプレート101を複数並
べ、その両端をスッタクプレート102で止めることに
よって、サブプレート101とスッタクプレート102
に設けられた圧力ポートPと2つの排気ポートR1、R
2と2つのパイロット排気ポートPR1、PR2を、複
数の電磁弁103に対して共通化させている。また、各
サブプレート101には、Aポート104とBポート1
05が設けられており、電磁弁103ごとに負荷への接
続を可能にしている。
【0004】このように複数の電磁弁103が連結され
たマニホールド100においては、サブプレート101
と電磁弁103との間に、流体圧制御機器ブロックを設
置することにより、流体圧制御機器の制御機能を電磁弁
103単位で付加することができる。例えば、図17に
示すように、サブプレート101と電磁弁103との間
に、流体圧制御機器の一つである減圧弁ブロック106
を設置することにより、Aポート104又はBポート1
05の圧縮空気を減圧させることができる。すなわち、
減圧弁ブロック106をブロックマニホールド100に
設置することによって、マニホールド100の電磁弁1
03と一対一に対応しつつ、流体圧制御機器の一つであ
る減圧弁の制御機能を付加させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、サブプ
レート101と電磁弁103との間に挟まれて減圧弁ブ
ロック106が設置されているので、サブプレート10
1に設けられた圧力ポートP、排気ポートR1、R2、
パイロット排気ポートPR1、PR2、Aポート10
4、Bポート105の7つのポートと電磁弁103を連
通させるために、減圧弁ブロック106に7つの流路を
設けなければならなかった。さらに、例えば、減圧弁ブ
ロック106がAポート104の圧縮空気を減圧させる
ものならば、Aポート104の圧縮空気を減圧させるた
めに、Aポート104の流路から減圧弁ブロック106
の減圧部に連通する流路を設けなければならなかった。
その結果、減圧弁ブロック106の限られたスペースに
多くの流路を設けることになって、各流路の断面積を著
しく減少させなければならず、減圧弁ブロック106の
性能が流路の断面積で制限されてしまう問題があった。
【0006】また、減圧弁ブロック106は、取付ねじ
107(図17参照)を用いて電磁弁103と共にサブ
プレート101に固定されているので、減圧弁ブロック
106の脱着において電磁弁103も共に脱着しなけれ
ばならない問題があった。また、減圧弁ブロック106
が設置されると、マニホールド100の高さ寸法が増大
するので、マニホールド100の高さ方向に何らかの制
限があるときは支障をきたす問題があった。
【0007】このような問題点に対しては、Aポート1
04とBポート105が設けられたサブプレート101
の面において、減圧弁ブロック106を設置することが
可能になれば、以下に述べる点において大変に有効であ
る。すなわち、減圧弁ブロック106には、Aポート1
04とBポート105のみが接続するので、圧力ポート
P、排気ポートR1、R2、パイロット排気ポートPR
1、PR2の5つのポートに対する流路を設ける必要が
なくなり、減圧弁ブロック106に設けられる流路の断
面積を著しく減少させることはない。さらに、電磁弁1
03は、減圧弁ブロック106を設置させたときでも、
断面積の小さい流路を介することなく、サブプレート1
01の各ポートと連通する。
【0008】また、減圧弁ブロック106は電磁弁10
3と共に固定されることがないので、減圧弁ブロック1
06の脱着において電磁弁103も共に脱着する必要は
ない。 また、Aポート104とBポート105がサブ
プレート101の側面に設けらているときは、減圧弁ブ
ロック106を設置してもマニホールド100の高さ寸
法は増大することはないので、マニホールド100の高
さ方向に何らかの制限があっても支障をきたすことがな
い。
【0009】そこで、本発明は、上述した問題点を解決
するためになされたものであり、マニホールドの負荷へ
の接続部であるAポートとBポートが設けられた面に設
置できる流体圧制御機器ブロックを提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に成された請求項1に係る流体圧制御機器ブロックは、
マニホールドに設置されるとともに前記マニホールドの
電磁弁のAポートとBポートに対応して流体圧制御機器
の制御機能を付加する流体圧制御機器ブロックであっ
て、マニホールドの接続部であるAポートと連通する第
1流路と、前記第1流路の開口部である第1ポートと、
前記マニホールドの接続部であるとともに前記Aポート
に対応するBポートと連通する第2流路と、前記第2流
路の開口部である第2ポートとを備え、前記第1流路と
前記第2流路で流体圧制御機器の制御機能を作用させる
とともに、前記第1ポート及び前記第2ポートを前記マ
ニホールドの接続部として使用することを特徴とする。
【0011】また、請求項2に係る流体圧制御機器ブロ
ックは、請求項1に記載する流体圧制御機器ブロックで
あって、前記流体圧制御機器の制御機能が前記第1流路
の加圧流体を減圧させるものであることを特徴とする。
また、請求項3に係る流体圧制御機器ブロックは、請求
項1に記載する流体圧制御機器ブロックであって、前記
流体圧制御機器の制御機能が前記第2流路の加圧流体を
減圧させるものであることを特徴とする。
【0012】また、請求項4に係る流体圧制御機器ブロ
ックは、請求項1に記載する流体圧制御機器ブロックで
あって、前記流体圧制御機器の制御機能が前記第1流路
と前記第2流路の加圧流体の流量を個別に調節するもの
であることを特徴とする。また、請求項5に係る流体圧
制御機器ブロックは、請求項1に記載する流体圧制御機
器ブロックであって、前記流体圧制御機器の制御機能
が、前記マニホールド側の前記第1流路又は前記第2流
路の加圧流体の圧力により、前記第1流路及び前記第2
流路の加圧流体の流れを許すものであることを特徴とす
る。
【0013】このような構成を有する本発明の流体圧制
御機器ブロックは、マニホールドの負荷への接続部であ
るAポートとBポートが設けられた面に設置されること
により、第1流路がマニホールドのAポートと連通する
とともに、第2流路がマニホールドのBポートと連通す
る。そして、Aポートに連通する第1流路とBポートに
連通する第2流路において流体圧制御機器の制御機能を
作用させることによって、マニホールドの電磁弁のAポ
ートとBポートに対応して流体圧制御機器の制御機能を
付加する。
【0014】流体圧制御機器の制御機能を作用させる態
様は、第1流路と第2流路を個別に作用させたものでも
よいし、第1流路と第2流路のいずれか一方を作用させ
たものでもよいし、第1流路と第2流路を関連させて作
用させたものでもよい。また、第1流路と第2流路の加
圧流体に制御機能を作用させるものでもよいし、第1流
路と第2流路の加圧流体から流体圧制御機器ブロックに
制御機能を作用させるものでもよい。
【0015】また、マニホールドのAポートとBポート
が設けられた面に流体圧制御機器ブロックが設置される
ことにより、マニホールドは直接的に負荷に接続するこ
とはできないが、マニホールドのAポートは流体圧制御
機器ブロックの第1ポートと第1流路を介して連通して
おり、マニホールドのBポートは流体圧制御機器ブロッ
クの第2ポートと第2流路を介して連通しているので、
流体圧制御機器ブロックの第1ポートと第2ポートを介
して、マニホールドは間接的に負荷に接続することがで
きる。
【0016】従って、マニホールドのAポートとBポー
トが設けられた面に流体圧制御機器ブロックを設置する
ことにより、流体圧制御機器ブロックはマニホールドの
AポートとBポートのみと接続するので、マニホールド
の圧力ポートや排気ポートやパイロット排気ポートに対
する流路を流体圧制御機器ブロックに設ける必要がな
く、流体圧制御機器ブロックに設けられる流路の断面積
を従来技術のものと比べて大きく確保することができ
る。さらに、マニホールドの電磁弁は、流体圧制御機器
ブロックを設置させても、従来技術とは異なり、断面積
の小さい流路を介することなく、マニホールドの各ポー
トと連通することができる。
【0017】また、マニホールドのAポートとBポート
が設けられた面に流体圧制御機器ブロックを設置するこ
とにより、流体圧制御ブロックは電磁弁と共に固定され
ることはないので、従来技術とは異なり、流体圧制御ブ
ロックの脱着において電磁弁も共に脱着する必要はな
く、流体圧制御ブロックのみを脱着させることができ
る。また、マニホールドのAポートとBポートが設けら
れた面がマニホールドの側面側のものであるときは、そ
の面に流体圧制御機器ブロックを設置することにより、
マニホールドの高さ寸法は増大することはないので、従
来技術とは異なり、マニホールドの高さ方向に何らかの
制限がある場合に対応することができる。
【0018】また、従来技術の流体圧制御機器ブロック
は、サブプレートと電磁弁との間に挟まれて設置されて
いるので、設置によるシール箇所は2面必要であるが、
本発明の流体圧制御機器ブロックは、マニホールドのA
ポートとBポートが設けられた面に設置されるので、設
置によるシール箇所は1面のみでよく、設置によるシー
ル箇所を減少させることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照にして説明する。本発明の流体圧制御機器ブロッ
クの実施の形態は全部で4つあり、4つともに従来技術
の欄で説明した図16の積層サブプレート方式のマニホ
ールド100に設置するものである。図1は、流体圧制
御機器ブロックであるAポート減圧弁ブロック10を設
置したマニホールド100の斜視図であり、第1実施の
形態を示したものである。さらに、図1は、流体圧制御
機器ブロックであるBポート減圧弁ブロック30を設置
したマニホールド100の斜視図でもあり、第2実施の
形態を示したものでもある。また、図2は、流体圧制御
機器ブロックである絞り弁ブロック50を設置したマニ
ホールド100の斜視図であり、第3実施の形態を示し
たものである。また、図3は、流体圧制御機器ブロック
であるダブルパイロットチェック弁ブロック70を設置
したマニホールド100の斜視図であり、第4実施の形
態を示したものである。尚、いずれの実施の形態の流体
圧制御機器ブロックにおいても、加圧流体として圧縮空
気を取り扱っている。
【0020】また、Aポート減圧弁ブロック10、Bポ
ート減圧弁ブロック30、絞り弁ブロック50、ダブル
パイロットチェック弁ブロック70のいずれの流体圧制
御機器ブロックについても、マニホールド100の負荷
への接続部であるAポート104とBポート105が設
けられたサブプレート101の面に、取り付けねじ80
を介して設置されている。また、マニホールド100の
Aポート104とBポート105が設けられたサブプレ
ート101の面は、マニホールド100の側面側に位置
しているので、Aポート減圧弁ブロック10、Bポート
減圧弁ブロック30、絞り弁ブロック50、ダブルパイ
ロットチェック弁ブロック70のいずれの流体圧制御機
器ブロックをマニホールド100に設置しても、マニホ
ールド100の高さ寸法が増大することはない。
【0021】次に、図1に示した第1実施の形態のAポ
ート減圧弁ブロック10について、詳しく説明する。A
ポート減圧弁ブロック10は、マニホールド100の負
荷であるエアシリンダの推力の調整などに使われるもの
である。図4に、Aポート減圧弁ブロック10の断面図
を示す。Aポート減圧弁ブロック10は、マニホールド
100のAポート104と連通する第1流路10Aと、
第1流路10Aの開口部である第1ポート10Cと、マ
ニホールド100のAポート104に対応するBポート
105と連通する第2流路10Bと、第2流路10Bの
開口部である第2ポート10Dとを備えている。また、
その上部には、第1流路10Aの圧縮空気に対し、流体
圧制御機器の一つである減圧弁の制御機能を作用させる
減圧部がある。
【0022】かかる減圧部は、第1流路10Aの圧縮空
気に対し、以下のようにして、減圧弁の制御機能を作用
させている。すなわち、マニホールド100のAポート
104から図4の左側の第1流路10Aに流入してきた
圧縮空気を図4の右側の第1流路10Aへ流入させるた
め、アジャスティングスクリュウ11をねじ込んで、調
圧スプリング12を圧縮させるとともにピストン13を
押し下げることより、バルブステム14を押し下げて、
図4の左側の第1流路10Aから図4の右側の第1流路
10Aへの流れを確保する。また、図4の右側の第1流
路10Aは、ピストン13の下側の空間と孔15を介し
て連通しており、図4の右側の第1流路10Aに流入し
た圧縮空気の一部がピストン13の下側の空間に導入さ
れ、圧縮空気の力でピストン13を持ち上げようとす
る。
【0023】このとき、ピストン13を持ち上げようと
する力が調圧スプリング12の反発力よりも小さけれ
ば、ピストン13やバルブステム14は押し下げられた
状態を維持し、図4の左側の第1流路10Aから図4の
右側の第1流路10Aへの流れを確保し続ける。一方、
ピストン13を持ち上げようとする力が調圧スプリング
12の反発力より大きければ、ピストン13を介してバ
ルブステム14は押し上げられ、図4の左側の第1流路
10Aから図4の右側の第1流路10Aへの流れは阻止
される。このようにして、アジャスティングスクリュウ
11をねじ込むことによって発生する調圧スプリング1
2の反発力と、第1流路10Aの圧縮空気の圧力に比例
するピストン13を持ち上げようとする力とのバランス
によって、所定圧力の圧縮空気を図4の左側の第1流路
10Aから図4の右側の第1流路10Aへ流すことがで
きる。
【0024】尚、図4の右側の第1流路10Aと圧力計
17は連通していて、図4の右側の第1流路10Aの圧
力を圧力計17は示すことができる。また、チェックボ
ール16により、ピストン13の下側の空間に入った圧
縮空気を、図4の左側の第1流路10Aに戻す流れを確
保している。また、図4の右側にある第1ポート10C
及び第2ポート10Dは、マニホールド100の負荷で
あるエアシリンダなどに接続することができる。
【0025】図5に、図4の線A−Aで切断したAポー
ト減圧弁ブロック10の第2流路10Bにおける断面図
を示す。第2流路10B内においては、減圧部と連通す
るための第1流路10Aが介在するものの、マニホール
ド100の圧力ポートPや排気ポートR1、R2やパイ
ロット排気ポートPR1、PR2に対する流路は介在し
ていないので、Aポート減圧弁ブロック10に設けられ
る第2流路10Bの断面積を従来技術のものと比べて大
きく確保することができる。
【0026】図6に、図4の線B−Bで切断したAポー
ト減圧弁ブロック10の第1流路10Aにおける断面図
を示す。第1流路10A内においては、マニホールド1
00の圧力ポートPや排気ポートR1、R2やパイロッ
ト排気ポートPR1、PR2に対する他の流路が介在し
ていないので、Aポート減圧弁ブロック10に設けられ
る第1流路10Aの断面積を従来技術のものと比べて大
きく確保することができる。
【0027】次に、図1に示した第2実施の形態のBポ
ート減圧弁ブロック30について、詳しく説明する。B
ポート減圧弁ブロック30は、マニホールド100の負
荷であるエアシリンダの推力の調整などに使われるもの
である。図7に、Bポート減圧弁ブロック30の断面図
を示す。Bポート減圧弁ブロック30は、マニホールド
100のAポート104と連通する第1流路30Aと、
第1流路30Aの開口部である第1ポート30Cと、マ
ニホールド100のAポート104に対応するBポート
105と連通する第2流路30Bと、第2流路30Bの
開口部である第2ポート30Dとを備えている。また、
その上部には、第2流路30Bの圧縮空気に対し、流体
圧制御機器の一つである減圧弁の制御機能を作用させる
減圧部がある。
【0028】かかる減圧部は、第2流路30Bの圧縮空
気に対し、以下のようにして、減圧弁の制御機能を作用
させている。すなわち、マニホールド100のBポート
105から図7の左側の第2流路30Bに流入してきた
圧縮空気を図7の右側の第2流路30Bへ流入させるた
め、アジャスティングスクリュウ31をねじ込んで、調
圧スプリング32を圧縮させるとともにピストン33を
押し下げることより、バルブステム34を押し下げて、
図7の左側の第2流路30Bから図7の右側の第2流路
30Bへの流れを確保する。また、図7の右側の第2流
路30Bは、ピストン33の下側の空間と孔35を介し
て連通しており、図7の右側の第2流路30Bに流入し
た圧縮空気の一部がピストン33の下側の空間に導入さ
れ、圧縮空気の力でピストン33を持ち上げようとす
る。
【0029】このとき、ピストン33を持ち上げようと
する力が調圧スプリング32の反発力よりも小さけれ
ば、ピストン33やバルブステム34は押し下げられた
状態を維持し、図7の左側の第2流路30Bから図7の
右側の第2流路30Bへの流れを確保し続ける。一方、
ピストン33を持ち上げようとする力が調圧スプリング
32の反発力より大きければ、ピストン33を介してバ
ルブステム34は押し上げられ、図7の左側の第2流路
30Bから図7の右側の第2流路30Bへの流れは阻止
される。このようにして、アジャスティングスクリュウ
31をねじ込むことによって発生する調圧スプリング3
2の反発力と、第2流路30Bの圧縮空気の圧力に比例
するピストン33を持ち上げようとする力とのバランス
によって、所定圧力の圧縮空気を図7の左側の第2流路
30Bから図7の右側の第2流路30Bへ流すことがで
きる。
【0030】尚、図7の右側の第2流路30Bと圧力計
37は連通していて、図7の右側の第2流路30Bの圧
力を圧力計37は示すことができる。また、チェックボ
ール36により、ピストン33の下側の空間に入った圧
縮空気を、図7の左側の第2流路30Bに戻す流れを確
保している。また、図7の右側にある第1ポート30C
及び第2ポート30Dは、マニホールド100の負荷で
あるエアシリンダなどに接続することができる。
【0031】図8に、図7の線C−Cで切断したBポー
ト減圧弁ブロック30の第2流路30Bにおける断面図
を示す。第2流路30B内においては、マニホールド1
00の圧力ポートPや排気ポートR1、R2やパイロッ
ト排気ポートPR1、PR2に対する他の流路が介在し
ていないので、Bポート減圧弁ブロック10に設けられ
る第2流路30Bの断面積を従来技術のものと比べて大
きく確保することができる。
【0032】図9に、図7の線D−Dで切断したBポー
ト減圧弁ブロック30の第1流路30Aにおける断面図
を示す。第1流路30A内においては、マニホールド1
00の圧力ポートPや排気ポートR1、R2やパイロッ
ト排気ポートPR1、PR2に対する他の流路が介在し
ていないので、Bポート減圧弁ブロック30に設けられ
る第1流路30Aの断面積を従来技術のものと比べて大
きく確保することができる。
【0033】次に、図2に示した第3実施の形態の絞り
弁ブロック50について、詳しく説明する。絞り弁ブロ
ック50は、マニホールド100の負荷であるエアシリ
ンダのシリンダ速度の調整などに使われるものである。
図10と図12に、絞り弁ブロック50の断面図を示
す。図10は、図14の線F−Fで切断した図である。
また、図12は、図14の線E−Eで切断した図であ
る。
【0034】絞り弁ブロック50は、マニホールド10
0のAポート104と連通する第1流路50Aと、第1
流路50Aの開口部である第1ポート50Cと、マニホ
ールド100のAポート104に対応するBポート10
5と連通する第2流路50Bと、第2流路50Bの開口
部である第2ポート50Dとを備えている。また、その
上部には、第1流路50Aの圧縮空気に対し、流体圧制
御機器の一つである絞り弁の制御機能を作用させるニー
ドル51がある。さらに、第2流路50Bの圧縮空気に
対し、絞り弁の制御機能を作用させるニードル55があ
る。従って、第1流路50Aはニードル51で、第2流
路50Bはニードル55で、それぞれ二分される。
【0035】かかるニードル51、55は、第1流路5
0Aと第2流路50Bの圧縮空気に対し、以下のように
して、絞り弁の制御機能を作用させている。すなわち、
図10に示す第2流路50Bについては、第2ポート5
0Dと連通する第2流路50B(図10の右側のもの)
の圧縮空気が、ニードル55を介して、マニホールド1
00のBポート105と連通する第2流路50B(図1
0の左側のもの)に流入している状態において、ニード
ル55をねじ込んで下側の孔の有効断面を調節すること
により、第2ポート50Dと連通する第2流路50B
(図10の右側のもの)からマニホールド100のBポ
ート105と連通する第2流路50B(図10の左側の
もの)に所定量の圧縮空気を流入させることができる。
【0036】また、図12に示す第1流路50Aについ
ては、第1ポート50Cと連通する第1流路50A(図
12の右側のもの)の圧縮空気が、ニードル51を介し
て、マニホールド100のAポート104と連通する第
1流路50C(図12の左側のもの)に流入している状
態において、ニードル51をねじ込んで下側の孔の有効
断面を調節することにより、第1ポート50Cと連通す
る第1流路50A(図12の右側のもの)からマニホー
ルド100のAポート104と連通する第1流路50A
(図12の左側のもの)に所定量の圧縮空気を流入させ
ることができる。
【0037】尚、ニードル51、55は、その位置をナ
ット52、56で固定することができる。また、図10
のチェック弁アダプタ57は、図10の孔58に組み込
まれた弁体をばねを介して付勢するものであり、マニホ
ールド100のBポート105から図10の左側の第2
流路50Bに圧縮空気が流入すると、図10の孔58に
組み込まれた弁体が上方に移動して、図10の第2ポー
ト50D側の第2流路50Bに大きな流量の圧縮空気を
流入させることができる。
【0038】また、図12のチェック弁アダプタ53
は、図12の孔54に組み込まれた弁体をばねを介して
付勢するものであり、マニホールド100のAポート1
04から図12の左側の第1流路50Aに圧縮空気が流
入すると、図12の孔54に組み込まれた弁体が上方に
移動して、図12の第1ポート50C側の第1流路50
Aに大きな流量の圧縮空気を流入させることができる。
【0039】図11に、図10の線H−Hで切断した絞
り弁ブロック50の第2流路50Bにおける断面図を示
す。第2流路50B内においては、マニホールド100
の圧力ポートPや排気ポートR1、R2やパイロット排
気ポートPR1、PR2に対する他の流路が介在してい
ないので、絞り弁ブロック50に設けられる第2流路5
0Bの断面積を従来技術のものと比べて大きく確保する
ことができる。
【0040】図13に、図12の線G−Gで切断した絞
り弁ブロック50の第1流路50Aにおける断面図を示
す。第1流路50A内においては、マニホールド100
の圧力ポートPや排気ポートR1、R2、パイロット排
気ポートPR1、PR2に対する他の流路が介在してい
ないので、絞り弁ブロック50に設けられる第1流路5
0Aの断面積を従来技術のものと比べて大きく確保する
ことができる。
【0041】次に、図3に示した第4実施の形態のダブ
ルパイロットチェック弁ブロック70について、詳しく
説明する。ダブルパイロットチェック弁ブロック70
は、マニホールド100の負荷であるエアシリンダのシ
リンダの中間停止などに使われるものである。図15
に、ダブルパイロットチェック弁ブロック70の断面図
を示す。ダブルパイロットチェック弁ブロック70は、
マニホールド100のAポート104と連通する第1流
路70Aと、第1流路70Aの開口部である第1ポート
70Cと、マニホールド100のAポート104に対応
するBポート105と連通する第2流路70Bと、第2
流路70Bの開口部である第2ポート70Dとを備えて
いる。また、その中央には、第1流路70A又は第2流
路70Bの圧縮空気の圧力により、第1流路70A及び
第2流路70Bの開閉を同時に行う弁に対して、パイロ
ット操作を行うダブルパイロットチェック弁部がある。
【0042】かかるダブルパイロットチェック弁部は、
第1流路70A及び第2流路70Bの圧縮空気に対し、
以下のようにして、ダブルパイロットチェック弁部の制
御機能を作用させている。すなわち、マニホールド10
0のBポート105から図15の左側の第2流路70B
に圧縮空気が流入すると、弁シート72が押し上げられ
て、図15の左側の第2流路70Bから図15の右側の
第2流路70Bへの流れが確保される。このとき、スプ
ール71は押し下げられ、それに伴い弁シート73も押
し下げられるので、図15の左側の第1流路70Aと図
15の右側の第1流路70Aとの流れも確保される。
【0043】逆に、マニホールド100のBポート10
5から図15の左側の第2流路70Bに圧縮空気が流入
しなくなると、弁シート72がばね力により押し下げら
れて、図15の左側の第2流路70Bから図15の右側
の第2流路70Bへの流れが阻止される。同時に、スプ
ール71はばね力より原位置に戻り、弁シート73も押
し上げられるので、図15の右側の第1流路70Aから
図15の左側の第1流路70Aへの流れも阻止される。
尚、マニホールド100のAポート104から図15の
左側の第1流路70Aに圧縮空気が流入するときも、上
述した動作が行われる。
【0044】断面図で図示しないが、第1流路70Aと
第2流路70B内においては、マニホールド100の圧
力ポートPや排気ポートR1、R2、パイロット排気ポ
ートPR1、PR2に対する他の流路が介在していない
ので、ダブルパイロットチェック弁ブロック70に設け
られる第1流路70Aと第2流路70Bの断面積を従来
技術のものと比べて大きく確保することができる。
【0045】よって、本実施の形態の流体圧制御機器ブ
ロックを設置したマニホールド100は、従来技術のも
のを設置した場合と比べ、流量の大きい圧縮空気をマニ
ホールド100の負荷に対して供給することができる。
また、圧力損失の少ない圧縮空気をマニホールド100
の負荷に対して供給することができる。
【0046】以上詳細に説明したように、本実施の形態
の流体圧制御機器ブロックであるAポート減圧弁ブロッ
ク10、Bポート減圧弁ブロック30、絞り弁ブロック
50、ダブルパイロットチェック弁ブロック70は、マ
ニホールド100の負荷への接続部であるAポート10
4とBポート105が設けられたサブプレート101の
面に設置されることにより、第1流路10A、30A、
50A、70Aがマニホールド100のAポート104
と連通するとともに、第2流路10B、30B、50
B、70Bがマニホールド100のBポート105と連
通する。そして、Aポート104と連通する第1流路1
0A、30A、50A、70AとBポート105と連通
する第2流路10B、30B、50B、70Bで流体圧
制御機器である減圧弁、絞り弁、ダブルパイロットチェ
ック弁の制御機能を作用させることによって、マニホー
ルド100の電磁弁103のAポート104とBポート
105に対応して流体圧制御機器の制御機能を付加す
る。
【0047】流体圧制御機器の制御機能を作用させる態
様は、絞り弁ブロック50のように、第1流路50Aと
第2流路50Bを個別に作用させたものでもよい。ま
た、Aポート減圧弁ブロック10のように、第1流路1
0Aのみを作用させたものでもよいし、Bポート減圧弁
ブロック30のように、第2流路30Bのみを作用させ
たものでもよい。また、ダブルパイロットチェック弁ブ
ロック70のように、第1流路70Aと第2流路70B
を関連させて作用させたものでもよい。
【0048】また、マニホールド100のAポート10
4とBポート105が設けられたサブプレート101の
面に、Aポート減圧弁ブロック10、Bポート減圧弁ブ
ロック30、絞り弁ブロック50、ダブルパイロットチ
ェック弁ブロック70が設置されることにより、マニホ
ールド100は直接的に負荷に接続することはできない
が、マニホールド100のAポート104は、Aポート
減圧弁ブロック10、Bポート減圧弁ブロック30、絞
り弁ブロック50、ダブルパイロットチェック弁ブロッ
ク70の第1ポート10C、30C、50C、70Cと
第1流路10A、30A、50A、70Aを介して連通
しており、また、マニホールド100のBポート105
は、Aポート減圧弁ブロック10、Bポート減圧弁ブロ
ック30、絞り弁ブロック50、ダブルパイロットチェ
ック弁ブロック70の第2ポート10D、30D、50
D、70Dと第2流路10B、30B、50B、70B
を介して連通しているので、Aポート減圧弁ブロック1
0、Bポート減圧弁ブロック30、絞り弁ブロック5
0、ダブルパイロットチェック弁ブロック70の第1ポ
ート10C、30C、50C、70Cと第2ポート10
D、30D、50D、70Dを介して、マニホールド1
00は間接的に負荷に接続することができる。
【0049】従って、マニホールド100のAポート1
04とBポート105が設けられたサブプレート101
の面にAポート減圧弁ブロック10、Bポート減圧弁ブ
ロック30、絞り弁ブロック50、ダブルパイロットチ
ェック弁ブロック70を設置することにより、Aポート
減圧弁ブロック10、Bポート減圧弁ブロック30、絞
り弁ブロック50、ダブルパイロットチェック弁ブロッ
ク70はマニホールド100のAポート104とBポー
ト105のみと接続するので、マニホールド100の圧
力ポートPや排気ポートR1、R2やパイロット排気ポ
ートPR1、PR2に対する流路をAポート減圧弁ブロ
ック10、Bポート減圧弁ブロック30、絞り弁ブロッ
ク50、ダブルパイロットチェック弁ブロック70に設
ける必要がなく、Aポート減圧弁ブロック10、Bポー
ト減圧弁ブロック30、絞り弁ブロック50、ダブルパ
イロットチェック弁ブロック70に設けられる第1流路
10A、30A、50A、70Aと第2流路10B、3
0B、50B、70Bの断面積を従来技術のものと比べ
て大きく確保することができる。
【0050】さらに、マニホールド100の電磁弁10
3は、Aポート減圧弁ブロック10、Bポート減圧弁ブ
ロック30、絞り弁ブロック50、ダブルパイロットチ
ェック弁ブロック70を設置させても、従来技術とは異
なり、断面積の小さい流路を介することなく、マニホー
ルド100の圧力ポートP、排気ポートR1、R2、パ
イロット排気ポートPR1、PR2、Aポート104、
Bポート105の各ポートと連通することができる。
【0051】また、マニホールド100のAポート10
4とBポート105が設けられた面にAポート減圧弁ブ
ロック10、Bポート減圧弁ブロック30、絞り弁ブロ
ック50、ダブルパイロットチェック弁ブロック70を
設置することにより、Aポート減圧弁ブロック10、B
ポート減圧弁ブロック30、絞り弁ブロック50、ダブ
ルパイロットチェック弁ブロック70は電磁弁103と
共に固定されることはないので、従来技術とは異なり、
Aポート減圧弁ブロック10、Bポート減圧弁ブロック
30、絞り弁ブロック50、ダブルパイロットチェック
弁ブロック70の脱着において電磁弁103も共に脱着
する必要はなく、Aポート減圧弁ブロック10、Bポー
ト減圧弁ブロック30、絞り弁ブロック50、ダブルパ
イロットチェック弁ブロック70のみを脱着させること
ができる。
【0052】また、マニホールド100のAポート10
4とBポート105が設けられたサブプレート101の
面がマニホールド100の側面側のものであるので、そ
の面にAポート減圧弁ブロック10、Bポート減圧弁ブ
ロック30、絞り弁ブロック50、ダブルパイロットチ
ェック弁ブロック70を設置することにより、マニホー
ルド100の高さ寸法が増大することはないので、従来
技術とは異なり、マニホールド100の高さ方向に何ら
かの制限がある場合に対応することができる。
【0053】また、従来技術の減圧弁ブロック106
(図17参照)は、サブプレート101と電磁弁103
との間に挟まれて設置されているので、設置によるシー
ル箇所は2面必要であるが、本実施の形態のAポート減
圧弁ブロック10、Bポート減圧弁ブロック30、絞り
弁ブロック50、ダブルパイロットチェック弁ブロック
70は、マニホールド100のAポート104とBポー
ト105が設けられた面に設置されるので、設置による
シール箇所は1面のみでよく、設置によるシール箇所を
減少させることができる。
【0054】尚、本発明は上記実施の形態に限定される
ものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が
可能である。例えば、本実施の形態の流体圧制御機器ブ
ロックであるAポート減圧弁ブロック10、Bポート減
圧弁ブロック30、絞り弁ブロック50、ダブルパイロ
ットチェック弁ブロック70は、第1流路10A、30
A、50A、70Aと第2流路10B、30B、50
B、70Bの圧縮空気に制御機能を作用させるものであ
るが、流体圧センサ、リミットバルブ、圧力スイッチの
流体圧制御機器のように、第1流路10A、30A、5
0A、70Aと第2流路10B、30B、50B、70
Bの圧縮空気から流体圧制御機器ブロックに制御機能を
作用させるものでもよい。
【0055】また、本実施の形態の流体圧制御機器ブロ
ックであるAポート減圧弁ブロック10、Bポート減圧
弁ブロック30、絞り弁ブロック50、ダブルパイロッ
トチェック弁ブロック70は、第1流路10A、30
A、50A、70Aと第2流路10B、30B、50
B、70Bの圧縮空気に減圧弁、絞り弁、ダブルパイロ
ットチェック弁の制御機能を作用させるものであった
が、その他の方向制御弁、圧力制御弁、流量制御弁の制
御機能を作用させる流体圧制御機器ブロックでもよい。
【0056】また、本第1実施の形態のAポート減圧弁
ブロック10は第1流路10Aの圧縮空気のみを減圧さ
せる流体圧制御機器ブロックであり、本第2実施の形態
のBポート減圧弁ブロック30は第2流路30Bの圧縮
空気のみを減圧させる流体圧制御機器ブロックである
が、一つの流体圧制御機器ブロックにおいて、第1流路
と第2流路の圧縮空気を個別的に減圧させるものでもよ
い。
【0057】また、本第3実施の形態の絞り弁ブロック
50は、第1流路50A及び第2流路50Bの圧縮空気
の流量を個別に調節することができる流体圧制御機器ブ
ロックであるが、第1流路50A又は第2流路50Bの
圧縮空気の流量のいずれか一方を調節することができる
流体圧制御機器ブロックでもよい。
【0058】また、本第4実施の形態のダブルパイロッ
トチェック弁ブロック70は、第1流路70A及び第2
流路70Bの圧縮空気の流れを同時に許す流体圧制御機
器ブロックであるが、第1流路50A又は第2流路50
Bの圧縮空気の流れのいずれか一つを許す流体圧制御機
器ブロックでもよい。
【0059】また、本実施の形態のAポート減圧弁ブロ
ック10、Bポート減圧弁ブロック30、絞り弁ブロッ
ク50、ダブルパイロットチェック弁ブロック70が設
置されるマニホールド100の取り付け方式は積層サブ
プレート方式であるが、例えば、マルチサブプレート方
式、マニホールドブロック方式などの取り付け方式のマ
ニホールドに設置されてもよい。
【0060】また、本実施の形態のAポート減圧弁ブロ
ック10、Bポート減圧弁ブロック30、絞り弁ブロッ
ク50、ダブルパイロットチェック弁ブロック70は、
マニホールド100のAポート104とBポート105
が設けられたサブプレート101の面に設置される流体
圧制御機器ブロックであるが、マニホールド100のA
ポート104とBポート105が電磁弁103に設けら
れているときは、かかる電磁弁103に設置される流体
圧制御機器ブロックでもよい。
【0061】
【発明の効果】本発明の流体圧制御機器ブロックにおい
ては、マニホールドのAポートとBポートが設けられた
面に流体圧制御機器ブロックを設置することにより、流
体圧制御機器ブロックはマニホールドのAポートとBポ
ートのみと接続するので、マニホールドの圧力ポートや
排気ポートやパイロット排気ポートに対する流路を流体
圧制御機器ブロックに設ける必要がなく、流体圧制御機
器ブロックに設けられる流路の断面積を従来技術のもの
と比べて大きく確保することができる。さらに、マニホ
ールドの電磁弁は、流体圧制御機器ブロックを設置させ
ても、従来技術とは異なり、断面積の小さい流路を介す
ることなく、マニホールドの各ポートと連通することが
できる。
【0062】また、マニホールドのAポートとBポート
が設けられた面に流体圧制御機器ブロックを設置するこ
とにより、流体圧制御ブロックは電磁弁と共に固定され
ることはないので、従来技術とは異なり、流体圧制御ブ
ロックの脱着において電磁弁も共に脱着する必要はな
く、流体圧制御ブロックのみを脱着させることができ
る。また、マニホールドのAポートとBポートが設けら
れた面がマニホールドの側面側のものであるときは、そ
の面に流体圧制御機器ブロックを設置することにより、
マニホールドの高さ寸法は増大することはないので、従
来技術とは異なり、マニホールドの高さ方向に何らかの
制限がある場合に対応することができる。
【0063】また、従来技術の流体圧制御機器ブロック
は、サブプレートと電磁弁との間に挟まれて設置されて
いるので、設置によるシール箇所は2面必要であるが、
本発明の流体圧制御機器ブロックは、マニホールドのA
ポートとBポートが設けられた面に設置されるので、設
置によるシール箇所は1面のみでよく、設置によるシー
ル箇所を減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】Aポート減圧弁ブロック又はBポート減圧弁ブ
ロックを設置したマニホールドの斜視図である。
【図2】絞り弁ブロックを設置したマニホールドの斜視
図である。
【図3】ダブルパイロットチェック弁ブロックを設置し
たマニホールドの斜視図である。
【図4】Aポート減圧弁ブロックの断面図である。
【図5】Aポート減圧弁ブロックの第1流路の断面図で
ある。
【図6】Aポート減圧弁ブロックの第2流路の断面図で
ある。
【図7】Bポート減圧弁ブロックの断面図である。
【図8】Bポート減圧弁ブロックの第1流路の断面図で
ある。
【図9】Bポート減圧弁ブロックの第2流路の断面図で
ある。
【図10】絞り弁ブロックの第1流路の断面図である。
【図11】絞り弁ブロックの第1流路の断面図である。
【図12】絞り弁ブロックの第2流路の断面図である。
【図13】絞り弁ブロックの第2流路の断面図である。
【図14】絞り弁ブロックの断面図の矢視を示した図で
ある。
【図15】ダブルパイロットチェック弁ブロックの断面
図である。
【図16】流体圧制御機器ブロックを設置する前のマニ
ホールドの斜視図である。
【図17】従来の流体圧制御機器ブロックを設置したマ
ニホールドの斜視図である。
【符号の説明】
10 Aポート減圧弁ブロック(流体圧制御機器ブロッ
ク) 30 Bポート減圧弁ブロック(流体圧制御機器ブロッ
ク) 50 絞り弁ブロック(流体圧制御機器ブロック) 70 ダブルパイロットチェック弁ブロック(流体圧制
御機器ブロック) 10A、30A、50A、70A 第1流路 10B、30B、50B、70B 第2流路 10C、30C、50C、70C 第1ポート 10D、30D、50D、70D 第2ポート 100 マニホールド 103 電磁弁 104 Aポート 105 Bポート
【選択図】 図1

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マニホールドに設置されるとともに前記
    マニホールドの電磁弁のAポートとBポートに対応して
    流体圧制御機器の制御機能を付加する流体圧制御機器ブ
    ロックにおいて、 マニホールドの接続部であるAポートと連通する第1流
    路と、 前記第1流路の開口部である第1ポートと、 前記マニホールドの接続部であるとともに前記Aポート
    に対応するBポートと連通する第2流路と、 前記第2流路の開口部である第2ポートとを備え、 前記第1流路と前記第2流路で流体圧制御機器の制御機
    能を作用させるとともに、前記第1ポート及び前記第2
    ポートを前記マニホールドの接続部として使用すること
    を特徴とする流体圧制御機器ブロック。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載する流体圧制御機器ブロ
    ックにおいて、 前記流体圧制御機器の制御機能が前記第1流路の加圧流
    体を減圧させるものであることを特徴とする流体圧制御
    機器ブロック。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載する流体圧制御機器ブロ
    ックにおいて、 前記流体圧制御機器の制御機能が前記第2流路の加圧流
    体を減圧させるものであることを特徴とする流体圧制御
    機器ブロック。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載する流体圧制御機器ブロ
    ックにおいて、 前記流体圧制御機器の制御機能が前記第1流路と前記第
    2流路の加圧流体の流量を個別に調節するものであるこ
    とを特徴とする流体圧制御機器ブロック。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載する流体圧制御機器ブロ
    ックにおいて、 前記流体圧制御機器の制御機能が、前記マニホールド側
    の前記第1流路又は前記第2流路の加圧流体の圧力によ
    り、前記第1流路及び前記第2流路の加圧流体の流れを
    許すものであることを特徴とする流体圧制御機器ブロッ
    ク。
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