JP2013531199A - ガラス製造機に使用する弁ブロック用互換可能弁 - Google Patents

ガラス製造機に使用する弁ブロック用互換可能弁 Download PDF

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Abstract

【課題】メインテナンスのため容易に交換または修理できる、ガラス製造機の弁ブロックに使用されるワンタッチ互換可能弁を提供することにある。
【解決手段】ベース(24)と、該ベースに取付けられた弁本体(40)を備えた弁(22)とを有する、ガラス製造機に使用する空気弁マニホルド(20)。弁本体は、この前部の第1突出部(42)と、反対側の後部の対向する第2突出部(44)とを備えている。ベースの前部には第1アタッチメント部材(50)が固定され、弁本体の第1突出部の少なくとも一部を保持する。ベースには第2アタッチメント部材(52)が固定され、弁本体の対向する第2突出部の少なくとも一部を保持する。
【選択図】図7

Description

本発明は、広くは、ガラス製造機に使用される弁ブロックに使用するワンタッチ互換可能弁に関する。
従来のシステムでは、頂グループの弁は弁ブロックベースの頂面に配置され、底グループの弁は弁ブロックベースの底面に配置されている。頂弁の各々は、頂から垂直方向に挿入される取付けねじにより弁ブロックベースに取付けられ、底弁の各々は、底から垂直方向に挿入される取付けねじにより弁ブロックベースに取付けられる。従来の一システムでは、各弁を弁ブロックベースに固定するのに4本の取付けねじを用いている。メインテナンスのため底弁を交換しまたは修理するとき、取付けねじの位置のため、底弁の取付けねじにアクセスすることは困難である。
空気弁マニホルドは、ベースと、該ベースに取付けられた弁本体を備えた弁とを有している。弁本体は、該弁本体の前部の第1突出部と、弁本体の反対側の後部の対向する第2突出部とを有している。ベースの前部には第1アタッチメント部材が固定され、弁本体の第1突出部の少なくとも一部を保持する。ベースには第2アタッチメント部材も固定され、弁本体の反対側の第2突出部の少なくとも一部を保持する。
他の実施形態の例では、空気弁マニホルドがベースと、該ベースに取付けられた弁本体を備えた弁とを有している。弁本体は、該弁本体の前部の第1突出部と、弁本体の反対側の後部の対向する第2突出部とを有している。ベースの前部には第1アタッチメント部材が固定され、弁本体の第1突出部の少なくとも一部を保持する。第1アタッチメント部材は第1アタッチメント部材突出部を有し、該第1アタッチメント部材突出部の下には凹部が形成され、弁本体の第1突出部が、第1アタッチメント部材の第1アタッチメント部材突出部とベースとの間で凹部内に配置されるようになっている。ベースには第2アタッチメント部材も固定され、弁本体の反対側の第2突出部の少なくとも一部を保持している。第2アタッチメント部材は第2アタッチメント部材突出部を有し、該第2アタッチメント部材突出部の下には凹部が形成され、弁本体の第2突出部が、第2アタッチメント部材の第2アタッチメント部材突出部とベースとの間で凹部内に配置されるようになっている。第1突出部および第2突出部は弁本体の下部の近くに配置されている。
本発明のこれらの特徴および他の特徴は、明細書の以下の記載および図面から最も良く理解されよう。
本発明の種々の特徴および長所は、現在の好ましい実施形態についての以下の詳細な説明から当業者には明らかになるであろう。
ワンタッチ互換可能弁を備えた弁ブロックを示す斜視図である。 ワンタッチ互換可能弁を備えた弁ブロックを示す正面図である。 ワンタッチ互換可能弁を備えた弁ブロックを示す分解図である。 パイロットが除勢されたときの、ワンタッチ互換可能弁を備えた弁ブロックの図2のA−A線に沿う断面図である。 パイロットが付勢されたときの、ワンタッチ互換可能弁を備えた弁ブロックの図2のA−A線に沿う断面図である。 ワンタッチ互換可能弁を示す側面図である。 概略的に示すベースに取付けられたワンタッチ互換可能弁を示す斜視図である。 クランプを示す斜視図である。 概略的に示すベースに取付けられたクランプおよびブロックを示す斜視図である。 概略的に示すベースに取付けられたクランプを示す斜視図である。 ガラスボトル製造方法を示すフローチャートである。
図1、図2および図3は、中空ガラスボトル78(図11)の成形方法の機能を制御するのに使用されるワンタッチ互換可能弁20を備えた弁ブロックを示す。通常、ワンタッチ互換可能弁20を備えた弁ブロックは、21個の弁22を有している。しかしながら、ワンタッチ互換可能弁20を備えた弁ブロックには、26個の弁22を設けることができる。ワンタッチ互換可能弁20を備えた弁ブロックは、弁22が取付けられるベース24を有している。ベース24の頂列には11個の弁22が配置され、ベース24の底列には10個の弁22が配置されている。
空気導入ユニット27がベース24に圧縮空気を供給し、空気導入ユニット27には速度制御ユニット26も取付けられている。速度制御ユニット26は、ニードル弁83を用いて、ガラス製造機内に流入する空気の速度および量のようなパラメータを制御する。ニードル29を下方に移動させることにより、ポート81を通ってガラス製造機に流入する空気流は減少する。ガラスボトル78が製造されるとき、後述しかつ図11に示すように、各弁22は、ガラスボトル78の成形方法における機能を遂行しまたは機能に寄与する。
図4および図5に示すように、弁22は、常開状態または常閉状態にすることができる。弁22は、3ポートおよび2位置を備えた3/2弁であるカートリッジインサート23(図3)を有している。カートリッジインサート23は、破線で示すカートリッジハウジング31を有している。図4および図5には、常開弁22aおよび常閉弁22bが示されている。図4に示すように、パイロット28が除勢されているとき、弁22aは常開状態にあり、弁22bは常閉状態にある。弁22a、22bのカートリッジインサート23のピストン32a、32bは、それぞれ第1位置に位置している。圧力は、弁22aの出口30aを通って流れるが、弁22bの出口30bを通って流れることはなく、排出される。
図5に示すように、ソレノイドのマグネット34を作動させることによりパイロット28が付勢されると、弁22aが閉じられかつ弁22bが開かれる。弁22a、22bのピストン32a、32bは、それぞれ第2位置に移動されかつ定置される。圧力は弁22bの出口30bを通って流れるが、弁22aの出口30aを通って流れることはなく、排出される。マグネット34は、緊締具36により弁22a、22bに取付けられている。各弁22a、22bは、更に手動リリース38を有している。
図6に示すように、弁22は弁本体40を有し、該弁本体40は、この下方前部領域46および下方後部領域48にそれぞれベベル状突出部42、44を有している。弁22をベース24に固定するのにクランプ50およびブロック52が使用される(図1および図7参照)。クランプ50の形状は、カウンタベアリング(肩落し支持)を形成すべく実質的にC型をなしている。
図7に示すように、クランプ50はこの頂部に突出部54を有し、この下に、弁本体40のベベル状突出部42を受入れる形状を有する凹部56が形成されている。クランプ50はまた、この底の突出部58と、該突出部58に対しほぼ平行に延びている孔60とを有している。両突出部54、58は、孔60を含むステム62により分離されている。
ブロック52は、ほぼ垂直方向に延びている少なくとも1つの孔64を有している。一例では、ブロック52は2つの孔64を有している。ブロック52はまた、この頂に突出部66を有し、該突出部66の下には、弁本体40のベベル状突出部44を受入れる形状を有する凹部68が形成されている。
図7は、単一弁22を示す斜視図である。弁22は、クランプ50およびブロック52によりベース24に固定されている。ベース24は2つの孔(図示せず)を有している。ブロック52は、該ブロック52の孔64がベース24の孔と整合するように位置決めされている。図9に示すように、整合した孔内に取付けねじ70が受入れられ、ブロック52をベース24に固定している。ひとたび固定されると、ブロック52の突出部66とベース24との間に凹部68が形成される。凹部68は、弁本体40のベベル状突出部44を受入れることができる。例えば、弁本体40は、ベベル状突出部44が凹部68内かつ突出部66の下に受入れられるまで、後方に摺動することができる。
一例では、弁本体40およびベース24の一方は突出部72を有し、他方はスロット(図示せず)を有している。弁本体40がベース24に対して摺動されたとき、突出部72はスロット内に受入れられ、これらの両コンポーネンツの適正整合を確保する。図9の例では、ベース24が突出部72を有し、弁本体40がスロット(図示せず)を有している。
次に、クランプ50を使用して、弁22を所定位置に固定する。クランプ50は、突出部54が弁本体40のベベル状突出部42上に配置されるように位置決めされる。クランプ50を弁本体40の方向に移動させると、弁本体40は、クランプ50とブロック52との間にクランプされる。緊締具41がクランプ50の孔60およびベース24の整合孔(開口)内に受入れられる。弁本体40のベベル状突出部42がクランプ50の突出部54の下に位置するようにして、緊締具41を回転させてクランプ50をベース24に固定するのにアレンキー(六角棒スパナ)74が使用される。弁本体40のベベル状突出部42、44が、それぞれ、クランプ50およびブロック52の凹部56、68の下に受入れられ、弁22がベース24に固定される。ベベル状突出部42、44はクランプ50の力を偏向させ、弁本体40をベース24に向けて押付ける。押圧力およびシールが気密連結を形成する。
図10に示すように、クランプ50と弁本体40との間には弾性部材76が配置されている。スプリングのような弾性部材76は、クランプ50をベース24から分離させて、クランプ50をベース24から取外す補助をするのに使用される。
弁22を取外す場合には、アレンキー(六角棒スパナ)74を用いて緊締具41を回転させ、クランプ50を弁22から分離できるようにする。これにより、メインテナンス、修理または交換のために、弁22をワンタッチ互換可能弁20の弁ブロックから容易に取外すことが可能になる。
図11は、ワンタッチ互換可能弁20の弁ブロックを用いて、いかにしてガラスボトル78を製造するかの一例を示すものである。各弁22は、ガラスボトル78の成形方法の一工程を遂行する。各工程に関連する弁22は図示または説明されていないが、各弁22はガラスボトル78の製造に寄与する機能を遂行することを理解されたい。
工程100では、粘性ガラスのゴブ80が、ファンネル82を通って、ボトル形状を形成する型84内に落下される。プランジャ86は、ガラスボトル78の開口を形成する。工程102では、ゴブ80が沈下でき、バッフル85が、ファンネル82を介してゴブ80上に空気を吹き込む。工程104では、空気が開口88を通って型84内に吹き込まれ、ゴブ80をボトル形状コンポーネント90に膨張させる。次に工程106で、型84が他の位置に移動され、工程108で再加熱される。工程110では、空気が、ブローヘッド89を通して開口88内に最終的に吹き込まれる。最後に工程112では、型84が持上げられ、アーム94がガラスボトル78と係合してガラスボトル78を他の場所に搬送する。
上記説明は本発明の原理の単なる例示である。上記教示から、本発明の変更および改変が可能である。しかしながら、或る好ましい実施形態が本発明の範囲内に含まれることを当業者が認識できるように、本発明の好ましい実施形態は開示されている。したがって、本発明は、特別に説明したもの以外に、特許請求の範囲内で実施できることを理解すべきである。このような理由から、特許請求の範囲の記載から本発明の真の範囲および内容を定めるべきである。
20 ワンタッチ互換可能弁
22 弁
24 ベース
40 弁本体
42、44 ベベル状突出部
50 クランプ
52 ブロック
54、58、66 突出部
56、68 凹部
76 弾性部材

Claims (21)

  1. ベースと、
    該ベースに取付けられた弁本体を備えた弁とを有し、弁本体は、この前部の第1突出部と、反対側の後部の対向する第2突出部とを備え、
    ベースの前部に固定される第1アタッチメント部材を有し、該第1アタッチメント部材は弁本体の第1突出部の少なくとも一部を保持し、
    ベースに固定される第2アタッチメント部材を更に有し、該第2アタッチメント部材は弁本体の対向する第2突出部の少なくとも一部を保持することを特徴とする空気弁マニホルド。
  2. 複数の弁を有し、各弁がガラスボトルの成形に使用されることを特徴とする請求項1記載の空気弁マニホルド。
  3. 速度制御ユニットおよびベースは、空気導入ユニットに取付けられていることを特徴とする請求項1記載の空気弁マニホルド。
  4. 前記第1突出部および対向する第2突出部は、弁本体の下部の近くに配置されていることを特徴とする請求項1記載の空気弁マニホルド。
  5. 前記第1アタッチメント部材は第1アタッチメント部材突出部を有し、該第1アタッチメント部材突出部は下に凹部を形成しており、弁本体の第1突出部が、第1アタッチメント部材の第1アタッチメント部材突出部とベースとの間で凹部内に配置されることを特徴とする請求項1記載の空気弁マニホルド。
  6. 前記第1アタッチメント部材は、ほぼ水平方向に延びる軸線を有する緊締具によりベースに固定されることを特徴とする請求項1記載の空気弁マニホルド。
  7. 前記第2アタッチメント部材は第2アタッチメント部材突出部を有し、該第2アタッチメント部材突出部は下に凹部を形成しており、弁本体の対向する第2突出部が、第2アタッチメント部材の第2アタッチメント部材突出部とベースとの間で凹部内に配置されることを特徴とする請求項1記載の空気弁マニホルド。
  8. 前記第2アタッチメント部材は、ほぼ垂直方向に延びる軸線を有する緊締具によりベースに固定されることを特徴とする請求項1記載の空気弁マニホルド。
  9. 前記弁本体およびベースの一方が突出部およびスロットを有し、弁本体およびベースの他方が突出部およびスロットの他方を有し、突出部がスロット内に受入れられて、ベースに対して弁本体を整合させることを特徴とする請求項1記載の空気弁マニホルド。
  10. 前記ベースは突出部を有し、弁本体はスロットを有することを特徴とする請求項9記載の空気弁マニホルド。
  11. 前記第1アタッチメント部材と弁本体との間に配置された弾性部材を有することを特徴とする請求項1記載の空気弁マニホルド。
  12. 前記弁本体の第1突出部および対向する第2突出部はベベル状になっていることを特徴とする請求項1記載の空気弁マニホルド。
  13. ベースと、
    該ベースに取付けられた弁本体を備えた弁とを有し、弁本体は、この前部の第1突出部と、反対側の後部の対向する第2突出部とを備え、
    ベースの前部に固定される第1アタッチメント部材を有し、該第1アタッチメント部材は弁本体の第1突出部の少なくとも一部を保持し、第1アタッチメント部材は第1アタッチメント部材突出部を有し、該第1アタッチメント部材突出部は下に凹部を形成しており、弁本体の第1突出部が、第1アタッチメント部材の第1アタッチメント部材突出部とベースとの間で凹部内に配置され、
    ベースに固定される第2アタッチメント部材を更に有し、該第2アタッチメント部材は弁本体の対向する第2突出部の少なくとも一部を保持し、第2アタッチメント部材は第2アタッチメント部材突出部を有し、該第2アタッチメント部材突出部は下に凹部を形成しており、弁本体の対向する第2突出部が、第2アタッチメント部材の第2アタッチメント部材突出部とベースとの間で凹部内に配置され、
    第1突出部および対向する第2突出部は弁本体の下部の近くに配置されていることを特徴とする空気弁マニホルド。
  14. 複数の弁を有し、各弁がガラスボトルの成形方法に使用されることを特徴とする請求項13記載の空気弁マニホルド。
  15. 速度制御ユニットおよびベースが、空気導入ユニットに取付けられていることを特徴とする請求項13記載の空気弁マニホルド。
  16. 前記第1アタッチメント部材は、ほぼ水平方向に延びる軸線を有する緊締具によりベースに固定されることを特徴とする請求項13記載の空気弁マニホルド。
  17. 前記第2アタッチメント部材は、ほぼ垂直方向に延びる軸線を有する緊締具によりベースに固定されることを特徴とする請求項13記載の空気弁マニホルド。
  18. 前記弁本体およびベースの一方が突出部およびスロットを有し、弁本体およびベースの他方が突出部およびスロットの他方を有することを特徴とする請求項13記載の空気弁マニホルド。
  19. 前記ベースが突出部を有し、弁本体がスロットを有し、突出部がスロット内に受入れられて、ベースに対して弁本体を整合させることを特徴とする請求項18記載の空気弁マニホルド。
  20. 前記第1アタッチメント部材と弁本体との間に配置された弾性部材を有することを特徴とする請求項13記載の空気弁マニホルド。
  21. 前記弁本体の第1突出部および対向する第2突出部はベベル状になっていることを特徴とする請求項13記載の空気弁マニホルド。
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