JPH10196607A - 油圧制御弁装置 - Google Patents

油圧制御弁装置

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JPH10196607A
JPH10196607A JP9003323A JP332397A JPH10196607A JP H10196607 A JPH10196607 A JP H10196607A JP 9003323 A JP9003323 A JP 9003323A JP 332397 A JP332397 A JP 332397A JP H10196607 A JPH10196607 A JP H10196607A
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pressure chamber
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英夫 荒木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピストン手段付ロードチェック弁を併設した
油圧制御弁装置において、装置全体を小形に形成すると
共に、負荷圧力の低いアクチュエータの単独操作時にも
装置の良好な省エネ性を維持する油圧制御弁装置を提供
する。 【解決手段】 複数の制御弁14,16を介して複数のアク
チュエータ10,12を1つのポンプ20で駆動する油圧回路の
特定(非優先駆動)の制御弁14に対して、ピストン手段
42付ロードチェック弁44を併設した油圧制御弁装置40に
おいて、ピストン手段42に形成したそれぞれの圧力室、
すなわち、大ピストン部42bの圧力室42cに別の油圧装置
(例えば制御弁16)からの信号圧力pを、小ピストン部4
2dの圧力室42eにパラレル通路22または供給通路14bの圧
力の中の高い方の圧力を、および延長小ピストン部42f
の補償圧力室42gに前記圧力室42eと同一圧力をそれぞれ
作用させる。更に、ロードチェック弁44に形成した、前
記圧力室42eと供給通路14bの間を接続する接続部62を、
ロードチェック弁44のフル開口時に連通するように構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、負荷圧力が異なる
複数のアクチュエータの同時駆動時に、負荷圧力の低い
アクチュエータの供給通路を規制することにより、負荷
圧力の高いアクチュエータを優先的に駆動できるように
構成した油圧制御弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、図4に示すように、複数(図示
例では2つ)のアクチュエータ10(例えばアームシリ
ンダ),12(例えば旋回モータ)を、パラレル通路2
2で接続したそれぞれの制御弁14,16を介して1つ
のポンプ20で駆動する油圧回路において、制御弁1
4,16の中の特定の制御弁14にピストン手段32を
備えたロードチェック弁34を併設して油圧制御弁装置
30を形成し、そして、前記ピストン手段32に、前記
とは別の油圧装置(例えば、制御弁)16からの信号圧
力p(両信号圧力16a,16bの中からシャトル弁1
6cを介して選択されている)を、パイロット油路16
dから作用させてロードチェック弁34を制御すること
により、特定の制御弁14に接続した特定のアクチュエ
ータ10よりも別の制御弁16に接続した別のアクチュ
エータ12を優先して駆動するように構成した装置は、
公知(例えば、特公平6ー27522号公報参照)であ
る。
【0003】すなわち、前記装置において、先ず、その
制御弁14は、そのスプール14aが信号圧力(図示せ
ず)を介して左右いずれかに切換えられることにより、
パラレル通路22およびロードチェック弁34を介し
て、ポンプ20に連通している供給通路14bがポート
14cまたは14dに接続され、ポンプ20の吐出油を
アームシリンダ10に供給すると共にアームシリンダ1
0からの戻り油をタンク通路14eまたは14fを介し
てタンク26に排出する。
【0004】また、ピストン手段32は、シリンダ部3
2a内に画定される受圧面積の大きい大ピストン部32
b側の圧力室32cと、受圧面積の小さい小ピストン部
32d側の圧力室32eとを有する。また、ロードチェ
ック弁34は、大ポペット36と小ポペット38とから
なり、そして、大ポペット36は、パラレル通路22の
シート部22aを開閉する大ポペット部36aを有し、
小ポペット38は、大ポペット36の円筒部36b内に
摺動自在に介装されて、大ポペット部36a内の連通口
36cを開閉する小ポペット部38aを有する。なお、
圧力室32eは、大ポペット円筒部36b上の周面溝3
6dを介して、供給通路14bに連通されており、一
方、圧力室32cは、前述したように、制御弁16から
の信号圧力pをパイロット油路16dから作用されてい
る。
【0005】従って、このような油圧制御弁装置30に
おいては、アームシリンダ10と旋回モータ12を同時
操作する場合、アームシリンダ10の負荷圧力(すなわ
ち、供給通路14b内の圧力)P1 が、(旋回モータ1
2を駆動する圧力P2 よりも)低い場合には、ロードチ
ェック弁34の大ポペット部36aは、ピストン手段3
2が両圧力室32c,32e間の作用力の差に応じて、
図示の位置から更に下降して、大ポペット36を押圧す
るので、大ポペット部36aはシート部22aとの接触
閉止を維持している。一方、小ポペット部38aは、パ
ラレル通路の圧力Pが供給通路14bの圧力P1 より高
くなればリフトされて連通口36cを開口する。従っ
て、ポンプ20からの(すなわち、パラレル通路22内
の)作動油は、連通口36cを通る通路から供給通路1
4bへ供給されて、アームシリンダ10を駆動するが、
この場合にパラレル通路22内の圧力Pは、前記通路に
オリフィス36eが介在していることから、このオリフ
ィスの絞り効果によって所望の圧力に昇圧されるので、
前記作動油は、制御弁16を介して旋回モータ12を駆
動するに至る。
【0006】なお、アームシリンダ10の負荷圧力P1
が、旋回モータ12を駆動できるほど充分高い場合に
は、ピストン手段32がリフトして、図示の位置に復帰
するので、大ポペット部36aは、シート部22aから
リフトして、ポンプ20からの作動油は規制されること
なく供給通路14bへも供給される。従って、アームシ
リンダ10も、旋回モータ12と同様に駆動することが
できる。
【0007】このように、この種の装置によれば、負荷
圧力の高いアクチュエータを、負荷圧力の低いアクチュ
エータよりも優先して駆動することができる。
【0008】しかしながら、前記従来の装置は、以下述
べるような難点を有し、その改善が要望されていた。
【0009】すなわち、前記装置のピストン手段32
は、アームシリンダ10の負荷圧力P1 が低い場合に
は、ロードチェック弁34の大ポペット部36aをシー
ト部22aに押圧維持するので、大ピストン部32b側
の圧力室32cの作用力F1 =(大ピストン部32bの
受圧面積S1 )×(信号圧力p)は、大ポペット部36
aのシート部22a作用力F2 =(シート部22aの面
積S2 )×(パラレル通路22内の圧力P2 )よりも大
きくなければならない。
【0010】しかるに、この場合、油圧ショベル等にお
いては、通常旋回モータの負荷圧力P2 は20Mpa程
度であり、一方その信号圧力pは3Mpa程度であるの
で、大ピストン部32bの面積S1 は、シート部22a
の面積S2 の6倍以上必要となる。このため、前記従来
の油圧制御弁装置においては、ピストン手段32の露出
シリンダ部32aが特に大形となり、結果的にポート1
4c,14d部の配管と干渉する等の難点が招来されて
いた。
【0011】そこで、本出願人は、先に、前記難点を克
服すべく、新規な技術を開発し提案(特願平8−359
24号)を行った。
【0012】すなわち、前記新規技術は、前述したピス
トン手段付ロードチェック弁を併設形成した油圧制御弁
装置40(図1参照)において、図5に示すように、先
ず、ピストン手段42は、受圧面積の大きい大ピストン
部42bの圧力室42cと、受圧面積の小さい小ピスト
ン部42dの圧力室42eと、この小ピストン部の圧力
室42eのピストン作用力F3 (後述される)を相殺す
る延長小ピストン部42fの補償圧力室42gとから形
成し、そして、前記大ピストン部の圧力室42cには、
別の制御弁16からの信号圧力pを作用させることによ
り、作用力F1 を発生させ、小ピストン部の圧力室42
eには、パラレル通路22の圧力Pが特定の制御弁14
の供給通路14bの圧力P1 より低い際にはこの特定の
制御弁の供給通路圧力P1 を作用させると共に、パラレ
ル通路22の圧力Pが特定の制御弁の供給通路圧力P1
より高い際にはパラレル通路圧力Pないしこの圧力およ
び前記特定の制御弁の供給通路圧力の中間圧力(実質的
にはP)をそれぞれ作用させることにより、前記作用力
F3 および作用力F5 を発生させ、そして、補償圧力室
42gには、小ピストン部の圧力室42eに作用する前
記圧力をそのまま導入作用させることにより、前記作用
力F3 を相殺する反対方向の作用力F4 を発生させる、
ように構成されている。
【0013】なお、この場合、ロードチェック弁44に
は、前記作用力F5 に対向する作用力F2 がパラレル通
路22の圧力Pから発生(負荷)されている。また、小
ピストン部42dと延長小ピストン部42fとは同一直
径に構成されている。また、参照符号42aおよび42
hはそれぞれケーシングおよび油路を示す。
【0014】従って、このような構成によれば、ロード
チェック弁44を開口しようとする作用力F2 は作用力
F5 により、作用力F3 は圧力室42eおよび補償圧力
室42gで発生される作用力F4 によってほぼ或いは完
全に相殺される。換言すれば、圧力室42cで発生され
るべき作用力F1 は極めて小さくて良く、この結果、大
ピストン部42bの面積、すなわち、ピストン手段42
の大きさは可及的に小さく設定される。すなわち、前記
難点が解消されることができる。
【0015】なお、因みに、この新規技術のロードチェ
ック弁の構成および全体の作動につき以下簡単に説明す
る。
【0016】先ず初めに、ロードチェック弁44は、基
本的には、ピストン手段42の構成に対応するように、
大ポペット46と小ポペット48とからなる。そして、
大ポペット46は、その円筒部46aが圧力室42e内
に摺動自在に介装されると共に、大ポペット部46bで
パラレル通路22のシート部22aを開閉する。一方、
小ポペット48は、その円筒部48aが大ポペット46
の円筒部46a内に摺動自在に介装されると共に、その
小ポペット部48bで大ポペット部46bのシート部2
2bを開閉する。なお、ピストン手段42とロードチェ
ック弁44との間に介装されているばね42i,42j
は、いずれも微弱で、ピストン手段42およびロードチ
ェック弁44の作動を妨げるものではない。また、参照
符号の46cは連通口を、46dはオリフィスを、48
cは油路をそれぞれ示す。
【0017】次に、全体の作動は、先ず、負荷圧力の低
いアームシリンダ10と負荷圧力の高い旋回モータ12
とを同時に操作する場合には、大ポペット46の大ポペ
ット部46bが、作用力F1 により図示(図5)位置か
ら押圧降下されるピストン手段42を介してパラレル通
路22のシート部22aに接触閉止されている間に、パ
ラレル通路22内の作動油がオリフィス46dの絞り効
果を介して所望の圧力まで昇圧されることにより、前記
作動油により別の制御弁16を介して、前記負荷圧力の
高い旋回モータ12が優先的に駆動される。一方、負荷
圧力の低いアームシリンダ10を単独で操作する場合に
は、前記大ポペット部46bが、図6に示すように、パ
ラレル通路22内の作動油の圧力Pによってシート部2
2aからリフトされることにより、このリフトされた開
口部60を通り供給通路14bへ流れる前記作動油を介
して、前記負荷圧力の低いアームシリンダ10が駆動さ
れる。なおこの場合、前記開口部60の面積は、前記駆
動を良好な省エネ性で達成するよう充分な大きさに設定
されている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記新
規技術においても、なお、特定の条件下では、次に述べ
るような難点を発生することが判明した。
【0019】すなわち、前記新規技術によれば、前述し
たように、負荷圧力の高いアクチュエータを負荷圧力の
低いアクチュエータより優先して駆動できると共に、し
かもその構造を小形に構成することができる。
【0020】しかるに、前記新規技術においては、負荷
圧力の低いアクチュエータの単独操作時−特に作動油の
流量が大きい高速駆動時−に、装置の省エネ性および安
定性が損われる場合があった。
【0021】すなわち、図6において、大ポペット46
の大ポペット部46bとパラレル通路22のシート部2
2aとの間の開口部60に作動油が流れると、開口部6
0にはいわゆるフローフォースと呼ばれる力が発生する
ので、大ポペット部46bは、図示下向きの吸引力fを
受けて図示のリフト位置Lから破線の吸引位置L1 へと
降下され、この結果、パラレル通路22の圧力Pと供給
通路14bの圧力P1との間には圧力損失ΔPが発生す
る。なお、この圧力損失ΔPは、アームシリンダ10の
駆動に際して、エネルギを損失することは明らかであ
る。
【0022】そこで、本発明の目的は、前述したピスト
ン手段付ロードチェック弁を併設形成した(すなわち、
負荷圧力の高いアクチュエータを負荷圧力の低いアクチ
ュエータより優先して駆動できるように構成した)油圧
制御弁装置において、装置全体を比較的小形に構成でき
ると共に、しかも、負荷圧力の低いアクチュエータの単
独操作時(特に、作動油の流量が大きい高速駆動時)に
も装置の良好な省エネ性を達成することができる、油圧
制御弁装置を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る油圧制御弁装置は、パラレルに接続さ
れた複数の制御弁を介して複数のアクチュエータを1つ
のポンプで駆動する油圧回路における前記制御弁の中の
特定の制御弁に、ピストン手段付ロードチェック弁を併
設形成した油圧制御弁装置からなり、前記ピストン手段
に前記特定の制御弁とは別の油圧装置からの信号圧力を
作用させて前記ロードチェック弁を制御することによ
り、前記特定の制御弁に接続した特定のアクチュエータ
よりも別の制御弁に接続した別のアクチュエータを優先
して駆動するように構成した油圧制御弁装置において、
前記ピストン手段は、受圧面積の大きい大ピストン部の
圧力室と受圧面積の小さい小ピストン部の圧力室とこの
小ピストン部の圧力室のピストン作用力を相殺する補償
圧力室とから形成すると共に、前記ロードチェック弁に
は、前記小ピストン部の圧力室と当該制御弁の供給通路
との間を接続する接続部を形成し、前記大ピストン部の
圧力室には、別の油圧装置からの前記信号圧力を作用さ
せ、前記小ピストン部の圧力室には、パラレル通路の圧
力が特定の制御弁の供給通路圧力より低い際には前記特
定の制御弁の供給通路圧力を作用させると共にパラレル
通路の圧力が前記特定の制御弁の供給通路圧力より高い
際にはパラレル通路の圧力ないしこの圧力と前記特定の
制御弁の供給通路圧力との中間圧力を作用させ、前記補
償圧力室には、小ピストン部の圧力室に作用する前記圧
力をそのまま導入作用させると共に、前記接続部は、前
記ロードチェック弁が閉止している際にはブロックされ
フル開口している際には連通されるように構成すること
を特徴とする。
【0024】従って、このような構成になる本発明によ
れば、先ず、負荷圧力の異なる複数のアクチュエータの
同時駆動時に負荷圧力の低いアクチュエータのロードチ
ェック弁のポペットに作用する作用力は、前記従来技術
の場合と同様に、大ピストン部の圧力室の作用力を除き
ほぼ相殺される。従って、前記大ピストン部の圧力室の
作用力は極めて小さくて良く、すなわち、前記大ピスト
ン部の面積(すなわち、装置全体の構成)は可及的に小
さく設定される。
【0025】また、負荷圧力の低いアクチュエータの単
独駆動に際して大ポペットとパラレル通路との間の開口
部に発生される圧力損失は−この場合、前記開口部の開
口リフト量は、大ピストン部の圧力室と供給通路との間
の接続部が連通されることによりフルリフト位置に保持
されるので−、前記新規技術の場合とは異なり、最低限
に維持される。従って、前記圧力損失に起因する難点、
すなわち、装置駆動における省エネ性の悪化を防ぐこと
ができる。
【0026】
【実施例】次に、本発明に係る油圧制御弁装置の実施例
につき、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。
なお、説明の便宜上、図4ないし図6に示す従来の構造
と同一の構成部分には同一の参照符号を付し、詳細な説
明は省略する。
【0027】先ず初めに、本発明に係る油圧制御弁装置
は、前述したことから既に明らかであるが、本出願人の
先の提案に係る前記新規技術の改良に関する。従って、
以下の説明において、前記新規技術におれる記載と重複
される部分がある。
【0028】図1において、先ず、本発明に係る油圧制
御弁装置40は、基本的には、パラレル通路22に接続
された2つ(複数)の制御弁14,16を介して2つの
アクチュエータ(アームシリンダおよび旋回モータ)1
0,12を1つのポンプ20で駆動する油圧回路におい
て、その特定の制御弁14に、ピストン手段42を備え
たロードチェック弁44を併設形成し、そして、ピスト
ン手段42に前記とは別の制御弁16からの信号圧力p
をパイロット油路16dから作用させて、ロードチェッ
ク弁44を制御することにより、特定の制御弁14に接
続した特定のアクチュエータ10よりも、別の制御弁1
6に接続した別のアクチュエータ12を、優先して駆動
するよう構成されている。
【0029】すなわち、本発明は、前記構成において
(以下、図2および図3を併せ参照)、ピストン手段4
2には、受圧面積の大きい大ピストン部42bの圧力室
42cと、受圧面積の小さい小ピストン部42dの圧力
室42eと、この小ピストン部42dの圧力室42eの
ピストン作用力F3 (後述される)を相殺する作用力F
4 を発生させるための延長小ピストン部42fの補償圧
力室42gとから形成する。そして更に、ロードチェッ
ク弁44には、小ピストン部42dの圧力室42eと当
該制御弁14の供給通路14bとの間を接続する(圧力
室42eの上部外周拡大部42e′と大ポペット部46
aの下部外周縦溝46a′とからなる)接続部62を形
成する。
【0030】そして、このような構成において、大ピス
トン部42bの圧力室42cには、別の制御弁16から
の信号圧力pを作用させることにより、作用力F1 を発
生させ、小ピストン部42dの圧力室42eには、パラ
レル通路22の圧力Pが特定の制御弁14の供給通路1
4bの圧力P1 より低い際にはこの特定の制御弁14の
供給通路圧力P1 を作用させると共に、パラレル通路2
2の圧力Pが特定の制御弁14の供給通路圧力P1 より
高い際にはパラレル通路の圧力Pないしこの圧力と前記
特定の制御弁の供給通路圧力との中間圧力(実質的には
P)をそれぞれ作用させることにより、小ピストン部4
2dに作用する前記作用力F3 および大ポペット46に
作用するF5 を発生させ、そして、補償圧力室42gに
は、小ピストン部42dの圧力室42eに作用する前記
圧力をそのまま導入することにより、前記作用力F3 を
相殺する反対方向の作用力F4 を発生させる。そして大
ポペット46の円筒部46aの直径はシート部22aの
直径より小さいが、ほぼ等しく構成し、更に、接続部6
2は、ロードチェック弁44が(その大ポペット部46
bをパラレル通路22のシート部22aに接触してパラ
レル通路22と供給通路14との間の開口部60を)閉
止している際にはブロックされ、一方フル開口している
際には連通されるように構成する。
【0031】なお、この場合、ロードチェック弁44の
大ポペット46には、前記作用力F5 に対向する作用力
F2 がパラレル通路22の圧力Pにより作用している。
また、小ピストン部42dと延長小ピストン部42fと
は同一直径に構成されている。また、参照符号42aお
よび42hはそれぞれケーシングおよび油路を示す。
【0032】このように、本発明の油圧制御弁装置は、
前記新規技術において、ロードチェック弁に、その小ピ
ストン部の圧力室と供給通路との間を接続する接続部6
2を設け、そしてこの接続部を、ロードチェック弁がフ
ル開口している際に連通するように構成したものであ
る。
【0033】従って、本発明によれば、この種の(すな
わち、負荷圧力の高いアクチュエータを負荷圧力の低い
アクチュエータより優先して駆動することができる)油
圧制御弁装置において、先ず、その装置が小形化され得
ることは、前記新規技術の場合と同様に、明らかある。
【0034】すなわち、前記構成において、大ポペット
46の円筒部46aの直径とシート部22aの直径がほ
ぼ等しいので、大ポペット46を開口しようとする作用
力F2 は、圧力室42eで発生される作用力F5 によっ
てほぼ相殺されている。また、小ピストン部42dと延
長小ピストン部42fの直径は等しいので、作用力F3
とF4 は完全に相殺される。換言すれば、圧力室42c
で発生されるべき作用力F1 は極めて小さくて良く、従
って、大ビストン部42bの面積、すなわち、ピストン
手段42の大きさは可及的に小さく設定されることがで
きる。
【0035】しかるに、本発明においては、前記効果と
同時に、更に、前記新規技術においてなお発生されてい
た難点(すなわち、負荷圧力の低いアクチュエータの単
独操作時における装置の省エネ性の低下)が解消され
る。
【0036】すなわち、開口部60に作動油が流れる
と、大ポペット部46bは、前述したように、フローフ
ォースに起因する吸引力fを受けてリフト位置Lから降
下されようとするが、しかるに、本発明においては、前
記大ポペット部46bは、圧力室42e内の圧力が(接
続部62が連通されていてパラレル通路22の圧力Pよ
り低い)供給通路14bの圧力P1 に近い圧力になるこ
とから、前記吸引力fとは逆向きの押上げ力f′を受け
る。従って、大ポペット部46bは降下されることがな
い。すなわち、開口部60における圧力損失ΔPは実質
的に無視される程度となり、この結果、装置駆動の省エ
ネ性は良好な状態を維持することができる。
【0037】このように、本発明によれば、ピストン手
段付ロードチェック弁を併設形成した(すなわち、負荷
圧力の高いアクチュエータを負荷圧力の低いアクチュエ
ータより優先して駆動できるように構成した)油圧制御
弁装置において、装置全体を比較的小形に構成すると共
に、しかも、負荷圧力の低いアクチュエータの単独操作
時(特に、作動油の流量が大きい高速駆動時)にも良好
な省エネ性を維持することができる油圧制御弁装置を提
供することができる。
【0038】なお、本発明に係わる制御弁装置全体の基
本的な構成およびその作動は、前記新規技術のそれと同
一であり、従って重複するが、分り易くするため以下再
度説明する。
【0039】先ず、制御弁14自体は、基本的にはスプ
ール14aによって作動油の方向が制御されるスプール
弁であり、このスプール14aを信号圧力(図示せず)
を介して左右いずれかに切換えることにより、パラレル
通路22およびロードチェック弁44を介して、ポンプ
20に連通している供給通路14bが、ポート14cま
たは14dに接続され、ポンプ20の吐出油をアームシ
リンダ10に供給すると共に、アームシリンダ10から
の戻り油をタンク通路14eまたは14fを介してタン
ク26に排出するように構成されている。
【0040】次に、ロードチェック弁44は、基本的に
は、ピストン手段42の構成に対応するように、大ポペ
ット46と小ポペット48とからなる。そして、大ポペ
ット46は、その円筒部46aが圧力室42e内に摺動
自在に介装されると共に、大ポペット部46bでパラレ
ル通路22のシート部22aを開閉する。一方、小ポペ
ット48は、その円筒部48aが大ポペット46の円筒
部46a内に摺動自在に介装されると共に、その小ポペ
ット部48bで大ポペット部46bのシート部22bを
開閉する。なお、ピストン手段42とロードチェック弁
44との間に介装されているばね42i,42jは、い
ずれも微弱で、ピストン手段42およびロードチェック
弁44の作動を妨げるものではない。また、参照符号の
46cは連通口を、46dはオリフィスを、48cは油
路をそれぞれ示す。
【0041】そして、このロードチェック弁44は、先
ず、負荷圧力の低いアームシリンダ10と負荷圧力の高
い旋回モータ12とを同時に操作する場合には、大ポペ
ット46の大ポペット部46bが、作用力F1 により図
示(図2)位置から押圧降下されるピストン手段42を
介してパラレル通路22のシート部22aに接触閉止さ
れている間に、パラレル通路22内の作動油がオリフィ
ス46dの絞り効果によって所望の圧力まで昇圧される
ことにより、前記作動油により別の制御弁16を介し
て、前記負荷圧力の高い旋回モータ12が優先的に駆動
される。一方、負荷圧力の低いアームシリンダ10を単
独で操作する場合には、前記大ポペット部46bが、図
3に示すように、パラレル通路22内の作動油の圧力P
によってシート部22aからリフトされることにより、
このリフトされた開口部60を通り供給通路14bへ流
れる前記作動油を介して、前記負荷圧力の低いアームシ
リンダ10が駆動される。なおこの場合、前記開口部6
0の面積は、前記駆動を良好な省エネ性で達成するよう
充分な大きさに設定されている。
【0042】以上、本発明の好適な実施例について説明
したが、本発明は前記実施例に限定されることなく、そ
の精神を逸脱しない範囲内において多くの改良変更が可
能である。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係わる油
圧制御弁装置は、パラレルに接続された複数の制御弁を
介して複数のアクチュエータを1つのポンプで駆動する
油圧回路における前記制御弁の中の特定の制御弁に、ピ
ストン手段付ロードチェック弁を併設形成した油圧制御
弁装置からなり、前記ピストン手段に前記特定の制御弁
とは別の油圧装置からの信号圧力を作用させて前記ロー
ドチェック弁を制御することにより、前記特定の制御弁
に接続した特定のアクチュエータよりも別の制御弁に接
続した別のアクチュエータを優先して駆動するように構
成した油圧制御弁装置において、前記ピストン手段は、
受圧面積の大きい大ピストン部の圧力室と受圧面積の小
さい小ピストン部の圧力室とこの小ピストン部の圧力室
のピストン作用力を相殺する補償圧力室とから形成する
と共に、前記ロードチェック弁には、前記小ピストン部
の圧力室と当該制御弁の供給通路との間を接続する接続
部を形成し、前記大ピストン部の圧力室には、別の油圧
装置からの前記信号圧力を作用させ、前記小ピストン部
の圧力室には、パラレル通路の圧力が特定の制御弁の供
給通路圧力より低い際には前記特定の制御弁の供給通路
圧力を作用させると共にパラレル通路の圧力が前記特定
の制御弁の供給通路圧力より高い際にはパラレル通路の
圧力ないしこの圧力と前記特定の制御弁の供給通路圧力
との中間圧力を作用させ、前記補償圧力室には、小ピス
トン部の圧力室に作用する前記圧力をそのまま導入作用
させると共に、前記接続部は、前記ロードチェック弁が
閉止している際にはブロックされフル開口している際に
は連通されるように構成した。
【0044】従って、このような構成になる本発明によ
れば、負荷圧力の高いアクチュエータを負荷圧力の低い
アクチュエータより優先して駆動する油圧制御弁装置に
おいて、装置全体を比較的小形に形成すると共に、しか
も、負荷圧力の低いアクチュエータの単独操作時(特
に、作動油の流量が大きい高速駆動時)にも装置の省エ
ネ性を良好に維持することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る油圧制御弁装置の一実施例を示す
全体断面図である。
【図2】図1に示す油圧制御弁装置のロードチェック弁
を示す拡大図である。
【図3】図1に示すロードチェック弁のリフト時の状態
を示す、図2の部分図である。
【図4】従来の一般的な油圧制御弁装置を示す全体断面
図である。
【図5】従来の(本出願人の提案に係る)新規な油圧制
御弁装置のロードチェック弁を示す拡大図である。
【図6】図5に示すロードチェック弁のリフト時の状態
を示す、図5の部分図である。
【符号の説明】
10 アームシリンダ 12 旋回モータ 14 制御弁 14a スプール 14b 供給通路 14c,14d ポート 14e,14f タンク通路 20 ポンプ 22 パラレル通路 22a シート部 26 タンク 40 油圧制御弁装置 42 ピストン手段 42a シリンダ部 42b 大ピストン部 42c 圧力室 42d 小ピストン部 42e 圧力室 42e′ 外周拡大部 42f 延長小ピストン部 42g 補償圧力室 42h 油路 42i,42j ばね 44 ロードチェック弁 46 大ポペット 46a 円筒部 46a′ 外周溝部 46b 大ポペット部 48 小ポペット 48a 円筒部 48b 小ポペット部 60 開口部 62 接続部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パラレルに接続された複数の制御弁を介
    して複数のアクチュエータを1つのポンプで駆動する油
    圧回路における前記制御弁の中の特定の制御弁に、ピス
    トン手段付ロードチェック弁を併設形成した油圧制御弁
    装置からなり、前記ピストン手段に前記特定の制御弁と
    は別の油圧装置からの信号圧力を作用させて前記ロード
    チェック弁を制御することにより、前記特定の制御弁に
    接続した特定のアクチュエータよりも別の制御弁に接続
    した別のアクチュエータを優先して駆動するように構成
    した油圧制御弁装置において、 前記ピストン手段は、受圧面積の大きい大ピストン部の
    圧力室と受圧面積の小さい小ピストン部の圧力室とこの
    小ピストン部の圧力室のピストン作用力を相殺する補償
    圧力室とから形成すると共に、 前記ロードチェック弁には、前記小ピストン部の圧力室
    と当該制御弁の供給通路との間を接続する接続部を形成
    し、 前記大ピストン部の圧力室には、別の油圧装置からの前
    記信号圧力を作用させ、前記小ピストン部の圧力室に
    は、パラレル通路の圧力が特定の制御弁の供給通路圧力
    より低い際には前記特定の制御弁の供給通路圧力を作用
    させると共にパラレル通路の圧力が前記特定の制御弁の
    供給通路圧力より高い際にはパラレル通路の圧力ないし
    この圧力と前記特定の制御弁の供給通路圧力との中間圧
    力を作用させ、前記補償圧力室には、小ピストン部の圧
    力室に作用する前記圧力をそのまま導入作用させると共
    に、 前記接続部は、前記ロードチェック弁が閉止している際
    にはブロックされフル開口している際には連通されるよ
    うに構成することを特徴とする油圧制御弁装置。
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