JPH10184896A - 車両用ロックアップクラッチの制御装置 - Google Patents

車両用ロックアップクラッチの制御装置

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JPH10184896A
JPH10184896A JP8343887A JP34388796A JPH10184896A JP H10184896 A JPH10184896 A JP H10184896A JP 8343887 A JP8343887 A JP 8343887A JP 34388796 A JP34388796 A JP 34388796A JP H10184896 A JPH10184896 A JP H10184896A
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lock
engagement
control
engine
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Toru Matsubara
亨 松原
Kunihiro Iwatsuki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両減速時に係合ショックを発生させること
なくロックアップクラッチを速やかに係合させる。 【解決手段】 減速スリップ制御の開始時に、駆動デュ
ーティ比DSLU=SLUSTEP1(S2)として通
常のスリップ制御時よりも大きな係合圧をロックアップ
クラッチに作用させるとともに、ISCバルブを開き制
御する(S3)。その後、ロックアップクラッチの回転
が略同期したら(S5がYES)、駆動デューティ比D
SLU=SLUSTEP2(S6)として十分に高い完
全係合圧をロックアップクラッチに作用させて直ちに完
全係合させるとともに、ISCバルブを閉じ制御し(S
7)、その後スリップ制御(S9)へ移行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用ロックアップ
クラッチの制御装置に係り、特に、車両の減速走行時の
係合制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エンジンと駆動輪との間に、トルクコン
バータやフルードカップリングのような流体伝動装置が
設けられている車両が、クラッチ操作を必要としないオ
ートマチック車両として広く知られている。そして、こ
のような車両の一種に、上記流体伝動装置と並列に油圧
式のロックアップクラッチが配設され、車両の減速走行
時、すなわちアクセル操作量が略0のエンジンブレーキ
走行時に、エンジン回転速度を引き上げてフューエルカ
ット領域を拡大したり、比較的大きな減速Gを車両に作
用させたりするために、ロックアップクラッチを係合
(スリップ係合を含む)させる減速時係合制御を行うよ
うにしたものがある。本願出願人が先に出願した特願平
7−216983号に記載されている車両は減速時係合
制御として減速スリップ制御を行うもので、その減速ス
リップ制御の開始時に、ISC(アイドル回転速度制
御)バルブを開いてエンジン出力を上昇させるととも
に、通常のスリップ係合時よりも低い係合油圧をロック
アップクラッチに作用させることにより、係合ショック
を発生させることなく滑らかにロックアップクラッチを
スリップ係合させ、その後にISCバルブを閉じてエン
ジン出力を低下させるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにロックアップクラッチの係合油圧が低いと、スリッ
プ係合するまでに時間がかかるため、なかなか減速Gが
得られないという問題があった。すなわち、ロックアッ
プクラッチのスリップ量が略0であっても、必ずしも係
合しているわけではなく、ISCバルブが閉じられると
再びスリップ量が増大する場合があるため、ISCバル
ブを閉じるまでに個体差などを考慮して十分な時間を設
定する必要があったのである。ロックアップクラッチの
係合油圧を高くすると、スリップ係合までの時間を短縮
できるが、係合時にショックを発生する可能性がある。
【0004】本発明は以上の事情を背景として為された
もので、その目的とするところは、車両減速時に係合シ
ョックを発生させることなくロックアップクラッチを速
やかに係合させることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、第1発明は、エンジンと駆動輪との間に設けられ
た流体伝動装置と並列に配設されたロックアップクラッ
チを車両の減速走行時に係合させる減速時係合制御を行
う車両用ロックアップクラッチの制御装置であって、
(a) 前記減速時係合制御の開始時に、予め設定された初
期係合力を前記ロックアップクラッチに作用させる初期
係合手段と、(b) その初期係合手段によって前記初期係
合力が前記ロックアップクラッチに作用させられている
際に、そのロックアップクラッチの回転が略同期したか
否かを判断する同期判定手段と、(c) その同期判定手段
により前記ロックアップクラッチの回転が略同期した旨
の判断が為された場合に、前記初期係合力よりも高い予
め設定された完全係合力を前記ロックアップクラッチに
作用させて完全係合させる完全係合手段とを有すること
を特徴とする。
【0006】第2発明は、第1発明において、前記減速
時係合制御の開始時から、前記同期判定手段により前記
ロックアップクラッチの回転が略同期した旨の判断が為
されるまでの間だけ、前記エンジンの吸入空気量を増大
させる出力増大手段を有することを特徴とする。
【0007】
【発明の効果】このような車両用ロックアップクラッチ
の制御装置においては、減速時係合制御の開始時に初期
係合力がロックアップクラッチに作用させられるととも
に、そのロックアップクラッチの回転が略同期すると、
初期係合力よりも高い完全係合力がロックアップクラッ
チに作用させられて、ロックアップクラッチが完全係合
させられるため、ロックアップクラッチは比較的速やか
に且つ確実に係合させられ、減速Gが速やかに得られる
ようになる。しかも、完全係合させられるのは、ロック
アップクラッチの回転が略同期してからであるため、ロ
ックアップクラッチを完全係合させても大きな係合ショ
ックを生じる恐れはない。
【0008】第2発明では、減速時係合制御の開始時か
ら、同期判定手段によりロックアップクラッチの回転が
略同期した旨の判断が為されるまでの間だけ、エンジン
の吸入空気量を増大させるようになっているため、係合
ショックを発生することなくロックアップクラッチを更
に速やかに同期、係合させることができるとともに、同
期判定が為された段階でエンジンの吸入空気量が低減さ
れるため減速Gが一層速やかに得られる。すなわち、同
期判定の段階では、ロックアップクラッチが係合してい
るか否かは不明であるが、吸入空気量の減少後に実際に
エンジン出力が低下するまでには応答遅れがあるため、
同期判定の段階で、完全係合力をロックアップクラッチ
に作用させるのと略同時にエンジンの吸入空気量の低減
制御を行えば、ロックアップクラッチが完全係合させら
れた後に速やかにエンジン出力が低下させられて減速G
が得られるようになるのである。
【0009】
【発明の実施の形態】前記流体伝動装置としては、トル
クコンバータが好適に用いられるが、フルードカップリ
ングなどであっても良い。また、ロックアップクラッチ
は、例えば油圧によってピストンが移動させられること
により摩擦材が係合、解放されるものが好適に用いら
れ、その場合はピストンに作用する係合油圧が係合力に
相当する。
【0010】減速時係合制御が行われる減速走行時は、
例えばアクセル操作量が略0でエンジンブレーキが作用
し且つ所定車速以上の走行時などで、その制御開始条件
や制御中止条件等は適宜設定される。減速時係合制御
は、ロックアップクラッチを完全係合(スリップ量=
0)させる場合であっても良いが、所定のスリップ量で
スリップ係合させる場合であっても良く、その場合は、
前記完全係合手段によってロックアップクラッチが完全
係合させられた後に、そのロックアップクラッチが所定
のスリップ係合状態となるようにスリップ制御するスリ
ップ制御手段を設ければ良い。
【0011】初期係合手段による初期係合力は、例えば
所定の条件下でロックアップクラッチをスリップ制御す
るものにおいては、通常のスリップ係合時よりも高い係
合力とすることが望ましい。
【0012】同期判定手段は、例えば初期係合手段によ
って初期係合力がロックアップクラッチに作用させられ
るようになってから所定時間以上経過した後に同期判定
を行うように構成することが望ましい。すなわち、アク
セルON状態からアクセルOFF状態になると、エンジ
ン側の回転体(ポンプ翼車)の回転速度が駆動輪側の回
転体(タービン翼車)よりも速い状態から遅くなり、そ
の後、ロックアップクラッチの係合力によって駆動輪側
の回転体の回転速度に再び接近させられるが、最初のエ
ンジン側の回転体の回転速度の低下は比較的速いため、
その段階でロックアップクラッチを完全係合させると大
きな係合ショックを発生する可能性があるのである。
【0013】ロックアップクラッチの回転が略同期した
か否かは、ロックアップクラッチのエンジン側の回転体
と駆動輪側の回転体の回転速度が略同じになったか否か
であり、例えば実際のスリップ量(相対回転速度)を検
出して、そのスリップ量の絶対値が所定の同期判定値
(例えば15rpm程度)以下になったか否かなどによ
り判断できる。
【0014】第2発明の出力増大手段は、吸入空気量を
増大するように例えばスロットル弁やISCバルブを開
き制御するように構成され、それに伴って燃料噴射量な
ども増大させられる。これにより、エンジン側の回転体
の回転速度が速やかに上昇させられ、駆動輪側の回転体
の回転速度と速やかに同期させられるようになる。
【0015】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1は、本発明の一実施例である車両用
ロックアップクラッチの制御装置を備えている車両駆動
装置8の骨子図で、エンジン10の出力は、トルクコン
バータ12を介して自動変速機14に入力され、図示し
ない差動歯車装置および車軸を介して駆動輪へ伝達され
るようになっている。トルクコンバータ12は流体伝動
装置に相当するもので、エンジン10のクランク軸16
に連結されたポンプ翼車18と、自動変速機14の入力
軸20に連結されたタービン翼車22と、それらポンプ
翼車18およびタービン翼車22の間を直結するため
に、軸方向に移動可能且つ相対回転不能にタービン翼車
22のハブ軸に嵌合されたピストン23を介して上記入
力軸20に連結されたロックアップクラッチ24と、一
方向クラッチ26によって一方向の回転が阻止されてい
るステータ28とを備えている。ロックアップクラッチ
24は、油圧による摩擦力で係合または解放されるよう
になっている。
【0016】自動変速機14は、ハイおよびローの2段
の切り換えを行う第1変速機30と、後進1段および前
進4段の切り換えが可能な第2変速機32を備えてい
る。第1変速機30は、サンギヤS0、リングギヤR
0、およびキャリヤK0に回転可能に支持されてそれら
サンギヤS0およびリングギヤR0に噛み合わされてい
る遊星ギヤP0から成るHL遊星歯車装置34と、サン
ギヤS0とキャリヤK0との間に設けられたクラッチC
0および一方向クラッチF0と、サンギヤS0およびハ
ウジング41間に設けられたブレーキB0とを備えてい
る。
【0017】第2変速機32は、サンギヤS1、リング
ギヤR1、およびキャリヤK1に回転可能に支持されて
それらサンギヤS1およびリングギヤR1に噛み合わさ
れている遊星ギヤP1から成る第1遊星歯車装置36
と、サンギヤS2、リングギヤR2、およびキャリヤK
2に回転可能に支持されてそれらサンギヤS2およびリ
ングギヤR2に噛み合わされている遊星ギヤP2から成
る第2遊星歯車装置38と、サンギヤS3、リングギヤ
R3、およびキャリヤK3に回転可能に支持されてそれ
らサンギヤS3およびリングギヤR3に噛み合わされて
いる遊星ギヤP3から成る第3遊星歯車装置40とを備
えている。
【0018】上記サンギヤS1とサンギヤS2は互いに
一体的に連結され、リングギヤR1とキャリヤK2とキ
ャリヤK3とが一体的に連結され、そのキャリヤK3は
出力軸42に連結されている。また、リングギヤR2が
サンギヤS3に一体的に連結されている。そして、リン
グギヤR2およびサンギヤS3と中間軸44との間にク
ラッチC1が設けられ、サンギヤS1およびサンギヤS
2と中間軸44との間にクラッチC2が設けられてい
る。また、サンギヤS1およびサンギヤS2の回転を止
めるためのバンド形式のブレーキB1がハウジング41
に設けられている。また、サンギヤS1およびサンギヤ
S2とハウジング41との間には、一方向クラッチF1
およびブレーキB2が直列に設けられている。この一方
向クラッチF1は、サンギヤS1およびサンギヤS2が
入力軸20と反対の方向へ逆回転しようとする際に係合
させられるように構成されている。
【0019】キャリヤK1とハウジング41との間には
ブレーキB3が設けられており、リングギヤR3とハウ
ジング41との間には、ブレーキB4と一方向クラッチ
F2とが並列に設けられている。この一方向クラッチF
2は、リングギヤR3が逆回転しようとする際に係合さ
せられるように構成されている。
【0020】以上のように構成された自動変速機14
は、たとえば図2に示す作動表に従って後進1段および
前進5段の変速段が成立させられる。図2において○印
は係合状態を示し、×印は非係合状態を示し、◎はロッ
クアップクラッチ24が係合或いはスリップ状態である
ときに作動させられることを示している。この図2から
も明らかなように、第3変速段(3rd)から第4変速
段(4th)への3→4変速ではクラッチC2が係合さ
せられ、第4変速段から第5変速段(5th)への4→
5変速ではクラッチC0が解放されるとともにブレーキ
B0が係合させられる。上記第4変速段では、自動変速
機14の入力軸20と出力軸42とが同じ回転速度とさ
れる。
【0021】図3に示すように、車両のエンジン10の
吸気配管には、アクセルペダル50によって操作される
第1スロットル弁52とスロットルアクチュエータ54
によって操作される第2スロットル弁56とが設けられ
ている。また、エンジン10の回転速度NE を検出する
エンジン回転速度センサ58、エンジン10の吸入空気
量Qを検出する吸入空気量センサ60、吸入空気の温度
THaを検出する吸入空気温度センサ62、上記第1ス
ロットル弁52の開度TAを検出するアイドルスイッチ
付スロットルセンサ64、出力軸42の回転速度NO
どから車速Vを検出する車速センサ66、エンジン10
の冷却水温度THwを検出する冷却水温センサ68、ブ
レーキの作動を検出するブレーキスイッチ70、シフト
レバー72の操作位置Pshを検出する操作位置センサ7
4などが設けられており、それらのセンサから、エンジ
ン回転速度NE 、吸入空気量Q、吸入空気温度THa、
第1スロットル弁の開度TA、車速V、エンジン冷却水
温THw、ブレーキの作動状態BK、シフトレバー72
の操作位置Pshを表す信号がエンジン用電子制御装置7
6や変速用電子制御装置78に供給されるようになって
いる。また、タービン翼車22の回転速度NT 或いはク
ラッチC0のクラッチドラムの回転速度(クラッチ回転
速度)NCOを検出することによって実質的に入力軸回転
速度NINを検出するタービン回転速度センサ75、およ
び作動油温度TOIL を検出する油温センサ77から、そ
れぞれタービン回転速度NT および作動油温度TOIL
表す信号が変速用電子制御装置78にそれぞれ供給され
る。
【0022】エンジン用電子制御装置76は、CPU、
RAM、ROM、入出力インターフェースを備えた所謂
マイクロコンピュータであって、CPUはRAMの一時
記憶機能を利用しつつ予めROMに記憶されたプログラ
ムに従って入力信号を処理し、種々のエンジン制御を実
行する。たとえば、燃料噴射量制御のために燃料噴射弁
80を制御し、点火時期制御のためにイグナイタ82を
制御し、エンジン10のアイドル回転速度制御のために
スロットル弁52、56と並列に設けられたISC(ア
イドル回転速度制御)バルブ83を制御し、トラクショ
ン制御などのためにスロットルアクチュエータ54によ
り第2スロットル弁56を制御する。また、フューエル
カット制御では、たとえば、第1スロットル弁52が全
閉状態とされたような車両の減速走行時には、所定のフ
ューエルカット回転速度Ncut よりもエンジン回転速度
E が高い期間において燃料噴射弁80が閉じられる。
【0023】変速用電子制御装置78も、上記と同様の
マイクロコンピュータであって、CPUはRAMの一時
記憶機能を利用しつつ予めROM79に記憶されたプロ
グラムに従って入力信号を処理し、油圧制御回路84の
各電磁弁或いはリニアソレノイド弁を駆動する。たとえ
ば、変速用電子制御装置78は、第1スロットル弁52
の開度TAに対応した大きさの出力圧PSLT を発生させ
るためにリニアソレノイド弁SLT を、アキュム背圧を制
御するためにリニアソレノイド弁SLN を、ロックアップ
クラッチ24を係合させ或いはそのスリップ量を制御す
るためにリニアソレノイド弁SLU をそれぞれ駆動する。
また、変速用電子制御装置78は、予め記憶された変速
線図から実際のスロットル弁開度TAおよび車速Vに基
づいて自動変速機14の変速段やロックアップクラッチ
24の係合状態を決定し、この決定された変速段および
係合状態が得られるように電磁弁S1、S2、S3を駆
動し、エンジンブレーキを発生させる際には電磁弁S4
を非駆動とする。
【0024】変速用電子制御装置78は、さらにロック
アップクラッチ24の係合制御およびスリップ制御を実
行し、自動変速機14の第1変速段(1st)および第
2変速段段(2nd)ではロックアップクラッチ24を
解放するが、第3変速段(3rd)〜第5変速段(5t
h)では、予めROM79に記憶された複数種類の関係
から、自動変速機14の変速段に対応した例えば図4に
示す関係が選択され、その関係からスロットル弁開度T
A、車速(出力軸回転速度NO に対応)Vに基づいて解
放、スリップ制御、係合のいずれかの領域を判定し、解
放或いは係合領域であれば、ロックアップクラッチ24
を解放或いは係合させる。また、スリップ制御領域であ
れば、変速用電子制御装置78はロックアップクラッチ
24のスリップ制御を実行する。
【0025】上記スリップ制御では、車両の駆動走行状
態において運転性を損なうことなく燃費を可及的に良く
することを目的としてエンジン10の回転変動を吸収し
つつ連結させてトルクコンバータ12の回転損失を可及
的に抑制するために、ロックアップクラッチ24がスリ
ップ状態に維持される。また、車両の非駆動走行状態す
なわち減速惰行走行中でも、エンジン回転速度NE をフ
ューエルカット回転速度Ncut よりも高めてフューエル
カット制御の制御域を拡大したり、大きな減速Gを車両
に作用させたりすること等を目的として、ロックアップ
クラッチ24の減速時係合制御として減速スリップ制御
が実行される。この減速スリップ制御は、スロットル弁
開度TAが略零、すなわち前記スロットルセンサ64の
アイドルスイッチがONであること、車速Vが所定値以
上であることなどを条件として実行される。
【0026】上記のスリップ制御においては、図示しな
いスリップ制御ルーチンに従って、実スリップ量Nslip
(=NE −NT )が算出され、予め設定された目標スリ
ップ量Nslip T と実スリップ量Nslipとが一致するよう
に、例えば下記 (1)式に従ってリニアソレノイド弁SLU
への指令値すなわち駆動デューティ比DSLU(%)が
算出され、リニアソレノイド弁SLU から出力される制御
圧PSLU が調節される。 DSLU=DFWD+DFB ・・・ (1)
【0027】上記 (1)式において、DFWDは例えばエ
ンジン10の出力トルクの関数であるフィードフォワー
ド制御出力値であり、DFBは例えば上記目標スリップ
量N slip T と実スリップ量Nslipとの間の偏差ΔNslip
(=Nslip−Nslip T )を解消するためのフィードバッ
ク制御出力値である。これらDFWD、DFBは、デュ
ーティ比に換算された量であってその単位は%である。
上記フィードバック制御出力値DFBは、良く知られた
PID制御式から算出されるものである。なお、 (1)式
において、上記フィードバック制御出力値DFBの負担
を少なくするための学習補正項が、必要に応じて設けら
れる。
【0028】図5は、油圧制御回路84(図3参照)の
要部を示している。図において、制御圧発生弁として機
能するリニアソレノイド弁SLU は、モジュレータ圧PM
を元圧とする減圧弁であって、図6に示すように変速用
電子制御装置78(図3参照)から出力される駆動デュ
ーティ比DSLUに伴って大きくなる制御圧PSLU を出
力し、ロックアップリレー弁98およびロックアップコ
ントロール弁100へ供給する。
【0029】ロックアップリレー弁98は、互いに当接
可能であり且つ両者間にスプリング102が介在させら
れた第1スプール弁子104および第2スプール弁子1
06と、その第1スプール弁子104の軸端側に設けら
れ、第1スプール弁子104および第2スプール弁子1
06を係合(ON)側の位置へ付勢するために制御圧P
SLU を受け入れる油室108と、第1スプール弁子10
4および第2スプール弁子106を解放側位置へ付勢す
るために第2ライン圧PL2を受け入れる油室110とを
備えている。第1スプール弁子104がその解放(OF
F)側位置に位置すると、入力ポート112に供給され
た第2ライン圧PL2が解放側ポート114からトルクコ
ンバータ12の解放側油室116へ供給されると同時
に、トルクコンバータ12の係合側油室118内の作動
油が係合側ポート120から排出ポート122を経てク
ーラバイパス弁124或いはオイルクーラ126へ排出
させられる。反対に、第1スプール弁子104がその係
合側位置に位置すると、入力ポート112に供給された
第2ライン圧PL2が係合側ポート120からトルクコン
バータ12の係合側油室118へ供給されると同時に、
トルクコンバータ12の解放側油室116内の作動油が
解放側ポート114から排出ポート128、ロックアッ
プコントロール弁100の制御ポート130、排出ポー
ト132を経て排出されるようになっている。
【0030】したがって、上記制御圧PSLU が所定値以
下の場合には、第1スプール弁子104は第2ライン圧
L2に基づく推力に従って図5の中心線より右側に示す
解放側(OFF)位置に位置させられてロックアップク
ラッチ24が解放されるが、制御圧PSLU が所定値を超
えると、第1スプール弁子104は図5の中心線より左
側に示す係合側(ON)位置に位置させられてロックア
ップクラッチ24が係合或いはスリップ状態とされる。
このときのロックアップクラッチ24の係合或いはスリ
ップ状態は、制御圧PSLU の大きさに従って作動するロ
ックアップコントロール弁100により制御される。
【0031】ロックアップコントロール弁100は、ロ
ックアップリレー弁98が係合側位置にあるときに制御
圧PSLU に従ってロックアップクラッチ24のスリップ
量を制御するためのものであって、スプール弁子134
と、このスプール弁子134に当接して図5の中心線よ
り右側に示す排出側位置へ向かう推力を付与するプラン
ジャ136と、スプール弁子134に図5の中心線より
左側に示す供給側位置へ向かう推力を付与するスプリン
グ138と、スプリング138を収容し且つスプール弁
子134を供給側位置へ向かって付勢するためにトルク
コンバータ12の係合側油室118内の油圧Ponを受け
入れる油室140と、プランジャ136の軸端側に設け
られ、スプール弁子134を排出側位置へ向かって付勢
するためにトルクコンバータ12の解放側油室116内
の油圧Poff を受け入れる油室142と、プランジャ1
36の中間部に設けられ、制御圧PSLU を受け入れる油
室144とを備えている。
【0032】このため、上記スプール弁子134がその
排出側位置に位置させられると、制御ポート130と排
出ポート132との間が連通させられるのでロックアッ
プクラッチ24の係合トルクが増加させられるが、反対
に供給側位置に位置させられると、第1ライン圧PL1
供給されている供給ポート146と制御ポート130と
が連通させられるので、第1ライン圧PL1がトルクコン
バータ12の解放側油室116内へ供給されてロックア
ップクラッチ24の係合トルクが減少させられる。すな
わち、上記ロックアップコントロール弁100では、ト
ルクコンバータ12の係合側油室118内の油圧Pon
解放側油室116内の油圧Poff との差圧、すなわちロ
ックアップクラッチ24の係合トルクが制御圧PSLU
従って制御されるのである。このロックアップクラッチ
24の係合トルクは係合力に対応する。
【0033】したがって、制御圧PSLU が前記所定値を
超えて増加するに伴って、ロックアップクラッチ24の
係合トルクが増加させられ、完全係合に到達するように
なっている。ロックアップクラッチ24が解放される場
合には、制御圧PSLU が前記所定値よりも小さい値とな
るようにリニアソレノイド弁SLU が変速用電子制御装置
78により駆動される。ロックアップクラッチ24が係
合される場合には、制御圧PSLU が最大値となるように
リニアソレノイド弁SLU が変速用電子制御装置78によ
り駆動され、ロックアップクラッチ24がスリップさせ
られる場合には、制御圧PSLU が前記所定値と最大値と
の間となるようにリニアソレノイド弁SLU が変速用電子
制御装置78により駆動されるのである。すなわち、ロ
ックアップコントロール弁100では、図7に示すよう
に、トルクコンバータ12の解放側油室116内の油圧
off が制御圧PSLU に従って変化させられるので、係
合圧すなわち油圧PonとPoff との差圧(Pon
off )に対応するロックアップクラッチ24の係合ト
ルクも制御圧SLU に従って変化させられてスリップ量N
sl ipが制御されるのである。
【0034】ソレノイドリレー弁170は、ロックアッ
プリレー弁98の油室108に接続された出力ポート1
72と、ドレンポート174と、リニアソレノイド弁SL
U の制御圧PSLU が供給される入力ポート176と、出
力ポート172をドレンポート174に連通させるロッ
クアップ解放位置と出力ポート172を入力ポート17
6に連通させるロックアップ許可位置とに切り換えられ
るスプール弁子178と、このスプール弁子178をロ
ックアップ許可位置に向かって付勢するスプリング18
0と、上記スプリング180を収容し、且つスプール弁
子178をロックアップ許可位置に向かって付勢するた
めに第3変速段以上の変速段において発生させられるブ
レーキB2の係合圧PB2をオリフィス181を介して受
け入れる油室182と、スプール弁子178をロックア
ップ解放位置に向かって付勢するために第1ライン圧P
L1を受け入れる油室184とを備えている。これによ
り、ロックアップリレー弁98は、第3変速段以上の変
速段においてのみ、上記制御圧PSLU がその油室108
に供給され得、その制御圧PSLU に従って係合(ON)
側の位置へ切り換えられ得るようになっている。前記第
2ライン圧PL2は上記第1ライン圧PL1を減圧すること
により調圧されたものであるから、第1ライン圧PL1
常時第2ライン圧PL2よりも高圧である。
【0035】そして、リニアソレノイド弁SLU とロック
アップコントロール弁100の油室144との間には油
路186が設けられており、リニアソレノイド弁SLU か
ら出力される制御圧PSLU が上記ソレノイドリレー弁1
70を経ないでロックアップコントロール弁100の油
室144へ直接供給されるようになっている。この油路
186は、第2変速段以下でも制御圧PSLU によりロッ
クアップコントロール弁100を作動させてロックアッ
プリレー弁98が係合(ON)側に位置する異常を検出
可能とするために設けられている。
【0036】前記変速用電子制御装置78は、図8のフ
ローチャートに従って、減速時係合制御としての減速ス
リップ制御を実行する。図8の各ステップのうち、ステ
ップS2は初期係合手段として機能しており、ステップ
S3およびS7は出力増大手段として機能しており、ス
テップS5は同期判定手段として機能しており、ステッ
プS6は完全係合手段として機能しており、ステップS
9はスリップ制御手段として機能している。また、図9
は、かかる減速スリップ制御の開始時の各部の作動状態
を示すタイムチャートの一例である。
【0037】図8のステップS1では、トルコン状態す
なわちアクセルペダル50が踏込み操作されているとと
もにロックアップクラッチ24がOFF(DSLU=
0)でトルクコンバータ12が本来の機能を果たしてい
る状態から、車速Vが所定値以上で且つスロットル弁開
度TAが略0のアイドルON状態に変化したか否か、等
の所定の減速スリップ開始条件を満足したか否かを判断
する。所定の減速スリップ開始条件を満足した場合に
は、ステップS2において、リニアソレノイド弁SLU の
駆動デューティ比DSLU=SLUSTEP1に設定す
るとともに、ステップS3でISCバルブ83を予め定
められた所定量だけ開くようにエンジン用電子制御装置
76に要求する。エンジン用電子制御装置76は、変速
用電子制御装置78からの要求に従ってISCバルブ8
3を開き制御する。
【0038】上記SLUSTEP1は、通常のスリップ
制御時の値すなわちフィードフォワード制御出力値DF
WDよりも大きな値で、この駆動デューティ比DSLU
に従って制御される差圧Pon−Poff に応じてロックア
ップクラッチ24は係合させられる。この時の差圧Pon
−Poff は初期係合力に対応する。また、ISCバルブ
83の開き量は予め一定値が設定されても良いが、現在
の変速段や車速Vなどをパラメータとするデータマップ
や演算式などから求められるようにしても良い。図9の
時間ta は、ステップS1の判断がYESとなって減速
スリップ制御が開始された時間である。
【0039】ステップS4では、減速スリップ制御が開
始されてから予め定められた所定時間TSTEが経過し
たか否かを判断し、所定時間TSTEが経過したらステ
ップS5を実行する。ステップS5では、例えばスリッ
プ量Nslipが所定値(例えば−15rpm)以上になっ
たか否か等により、ロックアップクラッチ24の回転が
略同期したか否かを判断し、略同期した場合には、ステ
ップS6でリニアソレノイド弁SLU の駆動デューティ比
DSLU=SLUSTEP2に設定し、ロックアップク
ラッチ24を完全係合させるとともに、ステップS7で
ISCバルブ83を閉じるようにエンジン用電子制御装
置76に要求する。エンジン用電子制御装置76は、変
速用電子制御装置78からの要求に従ってISCバルブ
83を閉じ制御する。
【0040】上記所定時間TSTEは、アクセルOFF
に伴ってエンジン回転速度NE が低下し、タービン回転
速度NT を下回る際に、ステップS5で同期判定が為さ
れてステップS6でロックアップクラッチ24が完全係
合させられると大きな係合ショックを発生する可能性が
あるため、最初にエンジン回転速度NE がタービン回転
速度NT を下回ってから、ステップS5以下を実行する
ようにするためのもので、予め一定値が設定されても良
いが、現在の変速段や車速Vなどをパラメータとするデ
ータマップや演算式などに従って設定されるようにして
も良い。
【0041】図9の時間tb は、ロックアップクラッチ
24の回転が略同期してステップS5の判断がYESと
なった時間である。SLUSTEP2は、前記SLUS
TEP1よりも十分に大きな値、例えば80%等で、こ
の駆動デューティ比DSLUに従って制御される大きな
差圧Pon−Poff により、ロックアップクラッチ24は
速やかに且つ確実に完全係合させられる。この時の差圧
on−Poff は、完全係合力に対応する。
【0042】ステップS8では、予め定められた所定時
間TSTEPが経過したか否かを判断し、所定時間TS
TEPが経過したら、ステップS9を実行してロックア
ップクラッチ24のスリップ制御へ移行する。所定時間
TSTEPは、ロックアップクラッチ24が完全係合さ
せられるまでに必要な十分な時間であるが、ここではS
LUSTEP2に対応する大きな差圧Pon−Poff が作
用させられるため、例えば100ms〜200ms程度
の極短時間が設定される。
【0043】ここで、本実施例では、減速スリップ制御
の開始時に、駆動デューティ比DSLU=SLUSTE
P1とされることにより通常のスリップ制御時よりも大
きな係合圧(初期係合力)がロックアップクラッチ24
に作用させられるとともに、ロックアップクラッチ24
の回転が略同期させられると、駆動デューティ比DSL
U=SLUSTEP2とされることにより初期係合力よ
りも十分に高い完全係合力がロックアップクラッチ24
に作用させられて直ちに完全係合させられるため、ロッ
クアップクラッチ24は速やかに且つ確実に係合させら
れ、減速Gが速やかに得られるようになる。しかも、完
全係合させられるのは、ロックアップクラッチ24の回
転が略同期してからであるため、DSLU=80%程度
の大きな係合圧でロックアップクラッチ24を完全係合
させても大きな係合ショックを生じる恐れはない。
【0044】また、駆動デューティ比DSLU=SLU
STEP1とされると同時にISCバルブ83が開き制
御されるため、係合ショックを発生することなくロック
アップクラッチ24を更に速やかに同期、係合させるこ
とができる。しかも、同期判定が為されて駆動デューテ
ィ比DSLU=SLUSTEP2とされる段階で、IS
Cバルブ83が閉じ制御されるため、減速Gが一層速や
かに得られるようになってドラビリ性能が大幅に向上す
る。すなわち、同期判定の段階では、ロックアップクラ
ッチ24が係合しているか否かは不明であるが、ISC
バルブ83が閉じ制御されてから実際にエンジン10の
出力が低下するまでには応答遅れがあるため、駆動デュ
ーティ比DSLU=SLUSTEP2とされる段階でI
SCバルブ83の閉じ制御を行えば、ロックアップクラ
ッチ24が完全係合させられた後に速やかにエンジン出
力が低下させられて減速Gが得られるようになるのであ
る。
【0045】因みに、図9の点線は、駆動デューティ比
DSLU=SLUSTEP1としたままロックアップク
ラッチ24が確実にスリップ係合させられる十分な時間
が経過した後に、ISCバルブ83を閉じ制御するとと
もに駆動デューティ比DSLUをフィードフォワード制
御出力値DFWDとした場合で、出力軸トルクの低下が
遅くなって減速Gが得られるようになるまでに時間がか
かり、十分に満足できるドラビリ性能が得られない。
【0046】なお、減速スリップ制御の開始当初はフィ
ードフォワード制御出力値DFWDだけで油圧制御が行
われるが、所定時間後には、前記(1) 式のようにフィー
ドバック制御出力値DFBを加えて油圧制御が行われる
ようになり、それと略同時にエンジン10のフューエル
カット制御が行われる。その場合に、フューエルカット
制御の開始時間も、ロックアップクラッチ24のスリッ
プ制御(ステップS9)の開始が早くなるのに伴って早
くなるため、実用燃費が向上する。
【0047】以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
詳細に説明したが、本発明は他の態様で実施することも
できる。
【0048】たとえば、前述の実施例において、自動変
速機14の入力軸回転速度NINすなわちタービン翼車2
2の回転速度NT 或いはクラッチC0のクラッチドラム
の回転速度(クラッチ回転速度)NCOを検出することに
よって実質的に自動変速機14の入力軸回転速度NIN
検出するタービン回転速度センサ75が用いられていた
が、車速センサ66により検出される自動変速機14の
出力軸回転速度NO にそのときの変速比iG を乗算する
ことにより上記入力軸回転速度NINが算出されるように
してもよい。
【0049】また、前述の実施例では前進5段の自動変
速機14が用いられているが、たとえばトヨタAS40
Eオートマチックトランスミッションのように前進4段
の自動変速機など、他の種々の自動変速機が用いられ得
る。CVTなどの無段変速機を使用することも可能であ
る。
【0050】また、前述の実施例では、ISCバルブ8
3の制御がエンジン用電子制御装置76により実行され
ていたが、入力信号或いは出力信号を相互に伝送するこ
とにより変速用電子制御装置78により実行されてもよ
い。
【0051】その他一々例示はしないが、本発明は当業
者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実
施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の制御装置によってロックア
ップクラッチが制御される車両用駆動装置の構成を説明
する骨子図である。
【図2】図1の自動変速機における複数の摩擦係合装置
の作動の組合わせとそれにより成立する変速段との関係
を示す図表である。
【図3】図1の車両用駆動装置の制御系統を説明するブ
ロック線図である。
【図4】図1の実施例において、ロックアップクラッチ
の解放領域、スリップ制御領域、係合領域をそれぞれ示
す図である。
【図5】図3の油圧制御回路の要部を説明する図であ
る。
【図6】図5のリニアソレノイド弁の出力特性を説明す
る図である。
【図7】図5の油圧制御回路における制御圧PSLU とロ
ックアップクラッチの係合側油圧Ponおよび解放側油圧
off との関係を示す特性図である。
【図8】図1の実施例において実行される減速スリップ
制御の一例を説明するフローチャートである。
【図9】図8のフローチャートに従って行われる減速ス
リップ制御時の各部の作動状態を示すタイムチャートの
一例である。
【符号の説明】
10:エンジン 12:トルクコンバータ(流体伝動装置) 24:ロックアップクラッチ 76:エンジン用電子制御装置 78:変速用電子制御装置 83:ISCバルブ ステップS2:初期係合手段 ステップS3、S7:出力増大手段 ステップS5:同期判定手段 ステップS6:完全係合手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンと駆動輪との間に設けられた流
    体伝動装置と並列に配設されたロックアップクラッチを
    車両の減速走行時に係合させる減速時係合制御を行う車
    両用ロックアップクラッチの制御装置であって、 前記減速時係合制御の開始時に、予め設定された初期係
    合力を前記ロックアップクラッチに作用させる初期係合
    手段と、 該初期係合手段によって前記初期係合力が前記ロックア
    ップクラッチに作用させられている際に、該ロックアッ
    プクラッチの回転が略同期したか否かを判断する同期判
    定手段と、 該同期判定手段により前記ロックアップクラッチの回転
    が略同期した旨の判断が為された場合に、前記初期係合
    力よりも高い予め設定された完全係合力を前記ロックア
    ップクラッチに作用させて完全係合させる完全係合手段
    とを有することを特徴とする車両用ロックアップクラッ
    チの制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記減速時係合制御の開始時から、前記同期判定手段に
    より前記ロックアップクラッチの回転が略同期した旨の
    判断が為されるまでの間だけ、前記エンジンの吸入空気
    量を増大させる出力増大手段を有することを特徴とする
    車両用ロックアップクラッチの制御装置。
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