JPH10183452A - 水流交絡不織布製造用水の処理方法及びその装置 - Google Patents

水流交絡不織布製造用水の処理方法及びその装置

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JPH10183452A
JPH10183452A JP8354199A JP35419996A JPH10183452A JP H10183452 A JPH10183452 A JP H10183452A JP 8354199 A JP8354199 A JP 8354199A JP 35419996 A JP35419996 A JP 35419996A JP H10183452 A JPH10183452 A JP H10183452A
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JP
Japan
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water
fiber
wastewater
waste water
nonwoven fabric
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JP8354199A
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Inventor
Ikuo Aoki
郁男 青木
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Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水流交絡不織布を製造する際に生じる、廃水
の処理方法及びその装置を提供する。 【解決手段】 繊維ウェブ2に、水流を施して構成繊維
相互間を交絡させて水流交絡不織布を製造する方法にお
いて、使用後の水流を廃水として処理する際、まず、瀘
過装置Rによって清澄水と濃縮廃水とに分離する。次い
で、濃縮廃水を凝集加圧浮上式廃水処理装置Sに導入
し、凝集加圧浮上法による処理を行う。また、瀘過装置
Rを通さずに、廃水を廃水処理装置Sに導入し、凝集加
圧浮上法による処理を行う。この処理によって、処理水
上に浮上した繊維スカムと、清水とに分離しうる。この
廃水処理装置は、繊維ウェブ2に水流を施すための水流
噴射装置1と、繊維ウェブ2に施された水流を回収し
て、清澄水と濃縮廃水とに分離するための瀘過装置R
と、濃縮廃水を繊維スカム(汚泥)と清水とに分離する
ための廃水処理装置Sとを少なくとも具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水流交絡不織布を
製造する際に使用する水流を、廃水として処理する方法
に関し、特に、この廃水を効率良く清浄水と汚泥とに分
離しうる方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】短繊維を集積させてなる短繊維ウェブ,
長繊維を集積させてなる長繊維ウェブ,或いは短繊維ウ
ェブと長繊維ウェブの積層ウェブ等の各種繊維ウェブ
に、高圧水柱流或いは噴射水流(本明細書ではこれらを
単に「水流」と言う。)を施して、繊維ウェブを構成す
る構成繊維を交絡させて不織布を製造することは周知で
ある。また、この不織布を製造する際に使用する水流
を、使用後、廃水として処理することも周知である。こ
の廃水処理方法としては、一般的に、廃水を瀘過して、
清澄水と濃縮廃水とに分離した後、更に濃縮廃水を瀘過
して、清水と汚泥とに分離し、汚泥を焼却処理等で廃棄
処理し、一方、清澄水や清水等の清浄水は、そのまま外
部河川に放出したり、或いは水流源として再利用するこ
とが行われている。なお、廃水(濃縮廃水を含む。以下
同じ。)の瀘過には、瀘過材として、編織物や不織布等
の布帛類が用いられており、また場合によっては、この
布帛類と砂よりなる瀘過材が併用されている。
【0003】しかしながら、このような廃水、特に濃縮
廃水の瀘過は、効率良く行えないという憾みがあった。
即ち、水流交絡不織布を製造する際に生じる廃水中に
は、比較的多量の繊維屑や繊維毛羽(以下、これらを単
に「リント」と言う。)が含まれており、このリントが
瀘過材である布帛類の間隙に侵入し、この間隙を塞いで
しまいやすいということがあった。このため、瀘過材に
目詰まりが生じて、短期間に使用不能となって、頻繁に
瀘過材を交換しなければならず、作業上煩雑である上
に、瀘過材を大量に使用しなければならないということ
があった。これに対して、廃水中に細長い繊維形状のリ
ントではなく、球形粒子等の細長い形状ではない粒子が
含まれている場合には、布帛類の間隙に粒子が侵入しに
くく、布帛類上に堆積してケーキ層を形成するため、瀘
過材には目詰まりが生じにくく、長期間に亙って使用可
能であり、瀘過材の使用量も少なくしうるのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者は、
比較的多量のリントが含まれている廃水を瀘過するため
に、予め、廃水中に凝集剤を添加し、リントを凝集させ
た状態で(即ち、なるべく球形粒子状として)、布帛類
を用いて瀘過することを試みた。しかしながら、この方
法によっても、なお短期間で瀘過材の目詰まりが生じ
た。この理由は、リントの凝集物であっても、その表面
には繊維端が出ており、この繊維端が瀘過材である布帛
類の間隙に侵入するからであると考えられる。このた
め、本発明者は更に研究を重ねていたところ、予期せぬ
ことに、廃水を凝集加圧浮上法により処理すると、瀘過
材を用いることなく、廃水中から良好にリント及びその
他の汚濁物質を除去しうることを見出した。本発明は、
このような知見に基づくものである。
【0005】リントを含む廃水の処理に、凝集加圧浮上
法が適している理由は、本発明者の考察によると、以下
のとおりである。即ち、リントを凝集させると、リント
同士が絡み合った状態になり、この際、各リント相互間
にはどうしても空隙が生じる。例えば、多数の繊維毛羽
を丸めた場合、繊維毛羽同士は完全に密着せず、繊維毛
羽相互間に、どうしても空隙が生じるのと同様の原理で
ある。このような空隙が存在すると、例えばリント自体
の比重が水よりも重くても、リントの凝集物の比重は水
よりも軽くなる。従って、凝集加圧浮上法を適用した場
合、廃水中のリントが良好に浮上して、繊維スカムとな
り、廃水の処理が効率良く行えるのである。
【0006】また、繊維ウェブを構成する繊維、特に短
繊維には、その表面に繊維油剤が付与されている場合が
ある。この繊維油剤は、主として繊維に帯電防止能を与
えるため、或いは繊維相互間の摩擦係数を低下させるた
めに付与されるものである。従って、繊維油剤が付与さ
れていると、短繊維がカード機等の開繊装置に絡みつき
にくい、また繊維ウェブが搬送用等の各種ロール等に絡
みつきにくい、更には水流交絡する際には繊維相互間が
交絡しやすくなるという利点がある。このような繊維ウ
ェブに水流を施した場合、リントと共に繊維油剤が廃水
中に混入する。一般的に、繊維油剤としてはアニオン性
又はカチオン性等の界面活性剤が用いられ、この界面活
性剤は、多くの場合、凝集加圧浮上法による処理の際
に、凝集剤として或いは凝集促進剤としても機能する。
従って、繊維油剤が付与された繊維よりなる繊維ウェブ
に、水流を施した場合、廃水中には、繊維油剤が混入し
ており、これにより凝集効果が高められ、凝集加圧浮上
法を適用した場合、廃水中のリントを良好に凝集浮上さ
せることができるのである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した知見に基づく本
発明は、繊維ウェブに、水流を施して構成繊維相互間を
交絡させて水流交絡不織布を製造する方法において、使
用後の該水流を廃水として凝集加圧浮上法によって処理
し、繊維スカムと清水とに分離することを特徴とする水
流交絡不織布製造用水の処理方法及びこの方法に用いる
装置に関するものである。
【0008】本発明は、水流交絡不織布を製造する際に
生じる廃水を処理することが前提である。水流交絡不織
布を製造する方法は、繊維ウェブに、水流を施して構成
繊維相互間を交絡させるというものである。用いる繊維
ウェブとしては、従来公知のどのような繊維ウェブを用
いても差し支えない。例えば、短繊維よりなる短繊維ウ
ェブ,長繊維よりなる長繊維ウェブ,短繊維ウェブと長
繊維ウェブとを積層した積層ウェブ,短繊維ウェブと編
織物とを積層した積層ウェブ等の任意の繊維ウェブが用
いられる。また、短繊維としては、ポリオレフィン系短
繊維,ポリエステル系短繊維,ポリアミド系短繊維等の
各種合成短繊維、レーヨン繊維等の半合成短繊維、綿繊
維等の天然短繊維等を用いることができる。長繊維とし
ても、ポリオレフィン系長繊維,ポリエステル系長繊
維,ポリアミド系長繊維,レーヨン長繊維等を用いるこ
とができる。
【0009】本発明においては、特に、表面に繊維油剤
が付与された短繊維を用いるのが好ましい。繊維油剤と
しては、アニオン系界面活性剤,カチオン系界面活性
剤,ノニオン系界面活性剤,両性系界面活性剤等の界面
活性剤が単独で又は混合して用いられる。繊維油剤は、
一般的に、所定濃度(例えば、1〜1.5重量%程度)
に調整した水溶液又は水分散液の形態で、短繊維表面に
付与される。具体的には、繊維油剤水溶液等を、原料繊
維の塊に噴霧したり、又は繊維ウェブに噴霧するのが好
ましい。このような短繊維を用いると、カード機等の開
繊装置で開繊する際に、絡みつきが少なくなり、或いは
繊維ウェブをロール等で搬送する際に、ロール等に巻き
つきにくくなり、更には水流交絡の際に繊維相互間が交
絡しやすくなるので好ましい。また、この短繊維よりな
る繊維ウェブに水流を施した場合、リントと共に繊維油
剤も廃水中に混入し、凝集剤或いは凝集促進剤として機
能するので好ましい。
【0010】繊維油剤としてのアニオン系界面活性剤と
しては、ポリオキシエチレン(5モル付加)ラウリル硫
酸エステルナトリウム塩,ラウリルリン酸エステルカリ
ウム塩,ステアリルスルフォネートナトリウム塩,ドデ
シルベンゼンスルフォネートナトリウム塩等が用いられ
る。カチオン系界面活性剤としては、ジメチルステアリ
ルヒドロキシエチルアンモニウムナイトレート,ラウリ
ルトリメチルアンモニウムメトサルフェート等の第四級
アンモニウムタイプのものや、ジメチルラウリルアンモ
ニウム塩等の第三級アミン塩タイプのもの等が用いられ
る。ノニオン系界面活性剤としては、ポリオキシエチレ
ン(10モル付加)ノニルフェノール,ポリオキシエチ
レン(10モル付加)ラウリン酸エステル、ポリオキシ
エチレン(10モル付加)ソルビタンラウリン酸エステ
ル,ポリオキシエチレン(10モル付加)ラウリルアミ
ン,ラウリルアミンオキサイド等のものが用いられる。
両性系界面活性剤としては、ラウリルジメチルベタイン
等のカルボキシベタイン型のものや、ヘプタデシルカル
ボキシメチルヒドロキシエチルイミダゾリウムベタイン
やアルキルアラニン等のアミノカルボン酸塩型のもの等
が用いられる。また、繊維油剤中には、界面活性剤の他
に、鉱物油,シリコーン油,ワックス等が添加混合され
ていても良い。
【0011】本発明において最も好ましい例は、繊維油
剤として、炭素数8〜40のアルキル若しくはアルケニ
ルリン酸エステル又はその塩と、JIS K−2283
法,25℃の測定条件下で動粘度が10〜500センチ
ストークスのシリコーン化合物と、所望により他の界面
活性剤等を含有する繊維油剤を用い、これを綿繊維表面
に付与したものを採用する場合である。そして、この綿
繊維をカード機等の開繊装置で開繊及び集積させて得ら
れた繊維ウェブを用いる場合である。なお、アルキル又
はアルケニルリン酸エステル又はその塩と、シリコーン
油との配合割合は、前者100重量部に対して後者が5
〜25重量部程度であるのが好ましい。
【0012】ここで用いる炭素数8〜40のアルキル若
しくはアルケニルリン酸エステルは、アルキル(炭素数
8〜40)アルコール若しくはアルケニル(炭素数8〜
40)アルコールと、リン酸とがエステル結合によって
結合してなるものであり、例えば、炭素数8〜40の脂
肪族飽和若しくは不飽和アルコールと、五酸化リン又は
オキシ塩化リンとから生成されるものである。また、こ
のアルキル(炭素数8〜40)若しくはアルケニル(炭
素数8〜40)リン酸エステルは、塩であってもよく、
例えば、アルカリ金属,アルカリ土類金属、アミン又は
アルキルアミノ化合物等によって塩形成されていてもよ
い。アミンとしてはヒドラジン,アンモニア,アニリ
ン,ピリジン,尿素,ピベラジン,グリシン,ピロリド
ン等が用いられ、アルキルアミノ化合物としてはジメチ
ルアミン,ジフェニルアミン,ジエタノールアミン,ポ
リエトキシレートラウリルアミン,トリイソプロパノー
ルアミン等が用いられる。
【0013】アルキル若しくはアルケニルリン酸エステ
ルの炭化水素基(アルキル基又はアルケニル基)の炭素
数は8〜40である。炭化水素基の炭素数が8未満にな
ると、界面活性が低下し、カード機等による開繊機能や
廃水処理の際の凝集機能等が低下する傾向が生じ、また
アルキル若しくはアルケニルリン酸エステルの臭気が強
くなって作業環境が悪化する恐れがある。炭化水素基の
炭素数が40を超えると、水に溶解しにくくなり、繊維
油剤を水溶液の形態で綿繊維表面に付与しにくくなる。
更に、高価になるので不経済でもある。本発明において
好ましいアルキル基としては、ラウリル基,ミリスチル
基,パルミチル基,ステアリル基,炭素数30のアルキ
ル基が挙げられ、本発明において好ましいアルケニル基
としては、オレイル基が挙げられる。
【0014】繊維油剤中の他の一成分であるシリコーン
化合物は、線状のものであって、一般的に疎水性であ
り、その動粘度が、JIS K−2283法,25℃の
測定条件下で、10〜500センチストークスのもので
あるのが好ましい。動粘度が10センチストークス未満
であると、常温において揮発しやすく、使用上引火の危
険がある。また、500センチストークスを超えると、
綿繊維表面への被覆作用が低下する傾向が生じる。更
に、常温の水に対する溶解性も低下し、繊維油剤を水溶
液の形態で取り扱いにくくなる。本発明で使用するシリ
コーン化合物の具体例としては、ジメチルシリコーン,
フェニル変性シリコーン,長鎖アルキル変性シリコー
ン,カルボキシ変性シリコーン,アミノ変性シリコー
ン,末端アルコール変性シリコーン,メルカプト変性シ
リコーン等が挙げられる。
【0015】また、短繊維として使用する綿繊維として
は、従来公知の各種の綿繊維を用いることができる。例
えば、天然の綿繊維又は反毛を、漂白剤等によって漂白
処理した綿繊維(晒し処理された綿繊維)を用いること
ができる。この綿繊維は白度が向上しており、従って、
得られた水流交絡不織布も白度が良好で、おしぼりや手
拭き等の素材として好適に使用しうる。ここで、反毛と
は、綿製糸条や綿製編織物を反毛機にかけて解繊してな
る綿繊維のことである。反毛機としては、ラッグ・マシ
ン,ノット・ブレーカー,ガーネット・マシン,廻切機
を用いることができる。これらの反毛機は、綿製糸条や
綿製編織物を構成している綿繊維の太さ,繊維間の撚り
の程度,糸条や編織物の形態によって、任意に選択する
ことができ、また同一若しくは異種の反毛機を数台直列
に連結して使用することもできる。反毛機による解繊率
は、30〜95%の範囲が好ましい。解繊率が30%未
満であると、綿繊維相互間に撚り等が残っており、水流
によって個々の綿繊維相互間(反毛相互間)を交絡処理
しにくくなり、水流交絡不織布を得るための素材として
不適当な場合もある。また、95%を超えると、十分な
表面摩耗強度が得られず、綿繊維自体が強度低下を来
し、水流と共に廃水中に混入するリントが大量になりす
ぎる傾向がある。なお、反毛の解繊率は、次に示す式に
より求められる。解繊率(%)=(反毛重量−糸状物重
量)×100/反毛重量。
【0016】本発明においては、綿繊維として晒し処理
された綿繊維だけでなく、天然の綿繊維も使用すること
ができる。一般的に、天然の綿繊維は、その表面にコッ
トンワックスが付着しているため、晒し処理されてコッ
トンワックスが除去された綿繊維に比べて、表面の摩擦
係数が低く、カード機等による開繊性は良好である。従
って、天然の綿繊維を使用した場合には、その表面に繊
維油剤を付与しなくても良い。しかしながら、繊維油
剤、特に上記した特定の繊維油剤を付与すれば、更に開
繊性が向上すると共に、廃水処理の際における凝集性も
向上する。なお、以上主として、短繊維に繊維油剤を付
与する場合について説明したが、長繊維を用いる場合で
あっても、繊維油剤をその表面に付与しても良いことは
勿論である。また、繊維油剤は必ずしも短繊維や長繊維
に付与しなければならないものではなく、必要に応じて
付与されるものである。
【0017】繊維ウェブは、使用する原料繊維の種類に
応じて、任意の方法で作成される。例えば、短繊維を原
料繊維とするときは、ランダムカード,フラットカー
ド,ローラーカード,コンビネーションカード等のカー
ド機、又はランダムウェッバー等の開繊装置を用いて、
短繊維を開繊及び集積して繊維ウェブとすることができ
る。また、長繊維を原料繊維とするときは、溶融紡糸さ
れた長繊維群を、エアーサッカー等で引き取り、コロナ
放電法等で開繊した後、集積して繊維ウェブとすること
ができる。また、短繊維ウェブ,長繊維ウェブ,編織物
等を任意の組み合わせで積層して、繊維ウェブとするこ
ともできる。
【0018】この繊維ウェブは、金網製の有孔スクリー
ンやローラー等の支持体上に担持された状態で、繊維ウ
ェブ表面に水流が施され、水流交絡不織布が製造され
る。水流としては、一般的に高圧水柱流が用いられる。
高圧水柱流は、孔径が0.05〜2.0mm程度、特に
0.1〜0.4mmの噴射孔から、噴射圧力5〜150
kg/cm2・G程度で、水若しくは温水を噴出させれ
ば、容易に得ることができる。このような水流は、繊維
ウェブ表面に衝突して、繊維ウェブを構成する繊維に運
動エネルギーを与え、繊維相互間を交絡させる。その
後、この水流は繊維ウェブの背面から、支持体である有
孔スクリーン等の間隙を通って、外部に流出する。この
ようにして流出した水流には、リントが混入している。
即ち、短繊維ウェブの場合には、平均繊維長と比べて極
めて繊維長の短い繊維が混在している場合があり、この
ような繊維がリントとして、流出した水流中に混入す
る。また、長繊維ウェブの場合には、水流によって長繊
維が一部切断する場合があり、切断した繊維がリントと
して、流出した水流中に混入する。
【0019】流出した水流は、廃水として、一般的に図
1に示す如き手順、即ち、少なくとも凝集加圧浮上式廃
水処理装置を具備し、必要により他の布瀘過装置等を含
む廃水処理システムで処理される。具体的には、水流噴
射装置1から噴射された水流は、繊維ウェブ2に施さ
れ、その後有孔スクリーン等の支持体3の下部に設けら
れた回収槽4に回収される。この回収水は、水流が高圧
で噴射されたことから、多量の空気を含んでおり、この
ため気水分離機Qに導入され、空気を分離して、空気含
有量の低い廃水とする。この廃水は、瀘過装置Rに導入
され、汚濁物質を殆ど含まない清澄水と、汚濁物質を多
量に含有する濃縮廃水とに分離される。瀘過装置Rは、
従来公知の種々の装置が単独で、又は任意に組み合わせ
て用いられる。具体例としては、粗目スクリーン瀘過器
と、砂瀘過器と、布瀘過器とを組み合わせてなる瀘過装
置Rが用いられる。このような瀘過装置Rは、まず、粗
目スクリーンを用いて、大きな汚濁物質を取り除き、次
いで砂瀘過器を用いて、濃縮廃水とほぼ清浄な水とに分
離する。ほぼ清浄な水は、更に瀘過布を用いて微細な塵
埃を除去して、清澄水を得るというものである。この瀘
過装置Rで廃水を処理する際、適宜、アニオン性やカチ
オン性の界面活性剤を凝集剤として使用し、処理しても
良いことは言うまでもない。なお、この清澄水は、河川
等に放出しても良いし、再び水流源として利用するため
に、水流用水貯留タンクTに戻されても良い。
【0020】瀘過装置Rで分離された濃縮廃水は、凝集
加圧浮上式廃水処理装置Sに導入される。このとき、濃
縮廃水中に、凝集剤等として機能するアニオン性やカチ
オン性の界面活性剤を投入しておくのが好ましい。ま
た、本発明においては、瀘過装置Rを通さずに、廃水を
凝集加圧浮上式廃水処理装置Sに導入してもよい。この
ときにも、廃水中に、凝集剤等として機能するアニオン
性やカチオン性の界面活性剤を投入しておくのが好まし
い。そして、廃水(勿論、濃縮廃水を含む。)は、凝集
加圧浮上法によって処理されるのである。凝集加圧浮上
法とは、凝集させた汚濁物質を、加圧水によって処理水
(廃水と加圧水とを混合したものを処理水と呼ぶことに
する。)上に浮上させるというものである。そして、加
圧水とは、加圧することによって、空気を水中に過飽和
の状態で溶解させた水のことである。この加圧水と廃水
とを混合することによって、加圧水から発生する気泡と
共に、廃水中の汚濁物質が凝集して処理水上に浮上する
のである。一般に、廃水の処理は、凝集沈澱法や活性汚
泥法等により、汚濁物質を沈澱させて処理するのである
が、本発明においては、汚濁物質を浮上させて処理する
点に特徴がある。そして、本発明における汚濁物質は、
主としてリントであるため、このリントが絡み合って生
じる凝集物は、リント相互間に空隙が存在する。このた
め、凝集物は水よりも軽く、処理水上に浮上しやすいと
いう性質を持つ。また、リントには繊維油剤が付着して
いる場合があり、或いは廃水中には繊維油剤が存在して
いる場合があり、この繊維油剤は凝集剤(又は凝集促進
剤)としても機能し、廃水処理の際にリントは凝集しや
すい性質を持つ。このような性質を巧みに利用した点に
本発明の特徴があるのである。
【0021】廃水を凝集加圧浮上法によって処理する
と、処理水上に凝集物が浮上する。この凝集物はリント
を主体とするもので、本発明では繊維スカムと称する。
この繊維スカムは、任意の方法で排出され、汚泥として
焼却処理等の方法で廃棄される。繊維スカムの排出方法
は、例えば、特公昭51−1072号公報に記載された
ような方法で排出することができ、具体的には、掻き取
り板で掻きとって排出したり、処理水上に設けられた傾
斜板に沿って排出する。一方、処理水の下層に残った清
水は、河川等の外部に放出しても良いし、再び水流源と
して利用するために、水流用水貯留タンクTに戻されて
も良い。なお、上記した清澄水や清水等の清浄水を、水
流源として再利用する場合、清浄水中には繊維油剤が残
存している場合があるが、何ら問題はない。何故なら、
この残存している繊維油剤が、再び凝集剤(又は凝集促
進剤)として機能することもあり、却って好ましい結果
を生じる場合もあるからである。
【0022】凝集加圧浮上式廃水処理装置Sとしては、
従来公知の各種装置を用いることができる。具体的に
は、図2に示した如き装置を用いるのが好ましい。この
装置は、加圧水と廃水とを混合槽10に導入する。この
際、加圧水の圧力は、大気圧雰囲気に解放され、過飽和
の空気が気泡となり、この気泡は処理水中を上昇する。
この上昇する気泡と共に、廃水中のリント等の汚濁物質
が凝集すると共に浮上する。混合槽10は、劃壁11を
介して浮上槽12と接続している。劃壁11は、その上
部が少なくとも一部欠損しており、混合槽10中で浮上
した汚濁物質(繊維スカム)は、浮上槽12に移動す
る。そして、浮上槽12の上部に設けられた掻き取り板
13を傾斜板14の方向へ走行させることによって、浮
上している繊維スカムを傾斜板14に導入し、更に樋1
5に導入して、外部に排出するのである。なお、16は
清水取出管である。このような凝集加圧浮上式廃水処理
装置Sは、その全体形状が、直方体であっても良いし、
また円筒体であっても良い。直方体形状であるときは、
図2は、その縦断面図であると解釈すれば良いし、円筒
体形状であるときは、その展開図であると解釈すれば良
い。
【0023】以下、実施例に基づいて本発明を説明する
が、本発明はこの実施例に限定されるものではない。本
発明は、リントを含む廃水から生じる繊維スカムが、凝
集加圧浮上法による処理に適しているという知見に基づ
くものであるという点を基礎として解釈されるべきであ
る。
【0024】
【実施例】
実施例1 晒し処理した綿繊維(平均繊維長18.5mm、平均繊
度1.8デニール)を、大和機工社製開繊機(型式OP
−400)により解繊処理を施した。次いで、解繊処理
された綿繊維を、ランダムカード機に供給し、排出され
たフリースを積層して、目付100g/m2の繊維ウェ
ブを得た。この繊維ウェブに、下記組成の繊維油剤10
重量部と水900重量部とを混合した繊維油剤水溶液3
0gを噴霧法によって付与した。 記 セチルリン酸エステルカリウム塩 90重量部 ジメチルシリコーン(動粘度15センチストークス) 9重量部 ポリオキシエチレン(5モル付加)カスターオイル 0.8重量部 ドデシルベンゼンスルフォン酸ソーダ塩 0.2重量部
【0025】この繊維ウェブを、金属製ネット(金属線
の密度:100本/25mm)よりなる支持体上に載置
し、噴射圧力15kg/cm2・Gで第一段階の水流処
理を施し、綿繊維相互間を予備的に交絡させた。引き続
き、噴射圧力100kg/cm2・Gで第二段階の水流
処理を施し、乾燥して水流交絡不織布を得た。一方、金
属製ネットの下部に設けられた回収槽に、使用後の水流
を回収した。そして、この回収水を気水分離機及び瀘過
装置に通し、濃縮廃水と清澄水とに分離した。この濃縮
廃水中に、凝集剤としてカチオン性界面活性剤(ナルコ
ジャパン社製「ナルコ7607」)を適量投入し、また
凝集物を安定化させるためにアニオン性界面活性剤(ナ
ルコジャパン社製「ナルコ625」)を適量投入した
後、この濃縮廃水を凝集加圧浮上式廃水処理装置(ユニ
チカ株式会社製ユニフローターUFシリーズ)に導入
し、繊維スカムよりなる汚泥と、清水とに分離した。こ
の方法により、濃縮廃水中のリント等の汚濁物質は、凝
集加圧浮上法により繊維スカムとなって浮上し、清水中
に繊維スカムが混入することも少なく、効率良く汚泥と
清水とに分離することができた。清水中にリントは殆ど
含有されておらず(SSは1ppm未満)、また、清水
中のBODは5.6ppmであり、CODは7.2pp
mであった。
【0026】実施例2 晒し処理した綿繊維(平均繊維長18.5mm、平均繊
度1.8デニール)100gに、下記組成の組成物1重
量部と、ステアリルリン酸エステルのポリオキシエチレ
ン(10モル付加)オクチルアミン塩9重量部と、水9
00重量部とを混合した繊維油剤水溶液30gを噴霧法
によって付与した。 記 ジメチルシリコーン(動粘度30センチストークス) 90重量部 ポリオキシエチレン(5モル付加)カスターオイル 5重量部 ドデシルベンゼンスルフォン酸ソーダ塩 2重量部 ポリオキシエチレン(5モル付加)セチルエーテル 3重量部
【0027】この綿繊維をランダムカード機に供給し、
排出されたフリースを積層して、目付100g/m2
繊維ウェブを得た。この繊維ウェブに実施例1と同様の
方法で、水流処理を施し水流交絡不織布を得た。一方、
使用した水流も、実施例1と同様にして処理し、清水と
汚泥とに分離した。実施例2の方法においても、実施例
1と同様に効率良く汚泥と清水とに分離することがで
き、また、清水の水質も実施例1のものと同等程度のも
のであった。
【0028】実施例3 ステアリルリン酸エステルのポリオキシエチレン(10
モル付加)オクチルアミン塩9重量部に代えて、ステア
リルリン酸エステルナトリウム塩9重量部を使用する他
は、実施例2と同様の方法で廃水処理を行った。実施例
3の方法においても、実施例1と同様に効率良く汚泥と
清水とに分離することができ、また、清水の水質も実施
例1のものと同等程度のものであった。
【0029】比較例1 濃縮廃水の処理の際に、凝集加圧浮上式廃水処理装置に
代えて、布瀘過装置を用いる他は、実施例1と同様にし
て廃水処理を行った。即ち、濃縮廃水に、実施例1で用
いたのと同様のカチオン性界面活性剤及びアニオン性界
面活性剤を適量投入した後、瀘過布(東洋紡績株式会社
製ボンデンフィルター273#)を用いて、汚泥と清水
とに分離した。この清水は、SSが12ppmであり、
BODが19ppmであり、CODが23ppmであっ
た。この清水の水質は、一応、環境基準に適合するもの
であるが、このためには、布瀘過装置に用いる瀘過布が
大量に必要である。即ち、濃縮廃水の処理のために、瀘
過布が0.8m2/分(5m2/濃縮廃水1t)必要で、
ランニングコストが非常に高く、且つ瀘過布の更新及び
処理のために、作業要員を必要とした。
【0030】実施例1〜3に係る方法で処理された清水
と、比較例1に係る方法で処理された清水とを比較すれ
ば明らかな通り、実施例に係る方法によれば、極めて水
質の良好な清水が得られることが分かる。また、実施例
に係る方法によれば、凝集加圧浮上式廃水処理装置で自
動的に廃水を処理でき、比較例の如く、瀘過布を大量に
使用する必要もなく、またそれの更新及び処理のために
作業者を煩わすことも少ない。
【0031】
【作用】本発明は、繊維ウェブに水流を施して水流交絡
不織布を得る際に生じる、廃水を凝集加圧浮上法によっ
て処理するものである。水流交絡不織布を得る際に生じ
る廃水には、比較的多量のリントが含まれている。リン
トを凝集すると、リントは完全に密着せず、リント相互
間には多数の空隙が生じる。従って、リントの凝集物
は、たとえリントが水よりも重いものであっても、水上
に浮き易いという性質を有する。依って、凝集加圧浮上
法による処理で、リントの凝集物は処理水中に沈みにく
いので、効率良く凝集物を浮上させることができる。
【0032】また、開繊性を向上させるため、或いは繊
維ウェブを搬送用ロール等に巻きつきにくくするため、
更には繊維相互間の水流交絡を促進させるために、繊維
ウェブを構成する繊維に繊維油剤が付与されている場合
には、水流によって繊維油剤が洗い流され、又はリント
に繊維油剤が付着したまま、廃水中に繊維油剤が混入す
る。この繊維油剤は、凝集加圧浮上法による処理の際
に、凝集剤或いは凝集促進剤としても機能する。従っ
て、凝集加圧浮上法により廃水を処理する際に、リント
が凝集しやすくなる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る方法
で、水流交絡不織布を製造する際に生じる廃水を処理す
れば、リントの凝集物は処理水上に浮きやすいという性
質、更には場合によりリントが凝集しやすいという性質
によって、リントを主体とする凝集物である繊維スカム
は、処理水中から効率良く除去することができるという
効果を奏する。従って、繊維スカムを取り除いた清水
は、水質も良好で、そのまま外部河川等に放出しても、
環境上、悪影響を与えることは少ない。また、この清水
は水質が良好であるため、水流交絡不織布製造用の水流
源として、再利用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例に係る廃水の処理システムを示し
た概念図である。
【図2】本発明で使用する凝集加圧浮上式廃水処理装置
の一例を示した縦断面図(装置が直方体形状である場
合)又は展開図(装置が円筒体形状である場合)であ
る。
【符号の説明】
1 水流噴射装置 2 繊維ウェブ 10 混合槽 11 劃壁 12 浮上槽

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維ウェブに、水流を施して構成繊維相
    互間を交絡させて水流交絡不織布を製造する方法におい
    て、使用後の該水流を廃水として凝集加圧浮上法によっ
    て処理し、繊維スカムと清水とに分離することを特徴と
    する水流交絡不織布製造用水の処理方法。
  2. 【請求項2】 廃水が濃縮廃水である請求項1記載の水
    流交絡不織布製造用水の処理方法。
  3. 【請求項3】 表面に繊維油剤が付与された短繊維を、
    カード機等の開繊装置で開繊及び集積させて得られた繊
    維ウェブを用いる請求項1又は2記載の水流交絡不織布
    製造用水の処理方法。
  4. 【請求項4】 炭素数8〜40のアルキル若しくはアル
    ケニルリン酸エステル又はその塩と、JIS K−22
    83法,25℃の測定条件下で動粘度が10〜500セ
    ンチストークスのシリコーン化合物とを含有する繊維油
    剤が、表面に付与された綿繊維を用いる請求項3記載の
    水流交絡不織布製造用水の処理方法。
  5. 【請求項5】 繊維ウェブに水流を施すための水流噴射
    装置と、該繊維ウェブに施された該水流を回収して、清
    澄水と濃縮廃水とに分離するための瀘過装置と、該濃縮
    廃水を繊維スカムと清水とに分離するための凝集加圧浮
    上式廃水処理装置とを具備することを特徴とする水流交
    絡不織布製造用水の処理装置。
  6. 【請求項6】 加圧水と濃縮廃水とを導入し混合するた
    めの混合槽と、該混合槽に劃壁を介して接続された浮上
    槽とを具備し、該劃壁は、該混合槽中で浮上した繊維ス
    カムを該浮上槽に移動しうるように、その上部が少なく
    とも一部欠損している凝集加圧浮上式廃水処理装置を用
    いる請求項5記載の水流交絡不織布製造用水の処理装
    置。
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