JPH10183446A - 擬絽擬紗織物 - Google Patents
擬絽擬紗織物Info
- Publication number
- JPH10183446A JPH10183446A JP8359717A JP35971796A JPH10183446A JP H10183446 A JPH10183446 A JP H10183446A JP 8359717 A JP8359717 A JP 8359717A JP 35971796 A JP35971796 A JP 35971796A JP H10183446 A JPH10183446 A JP H10183446A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yarn
- wefts
- woven fabric
- superposed
- tissues
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Woven Fabrics (AREA)
Abstract
下層側を細かい組織に上層側を粗い組織にして緯糸同志
を重合せしめその前後に綴れ組織を介在させた織物にお
いて、絽や紗の組織によって製織したかの外観を得るこ
と 【解決手段】 重合する緯糸の下層を箔糸で上層を撚糸
で構成し、この重合する緯糸を一方の綴れ組織の緯糸の
上に重合させ、経糸が重合する緯糸を一回又は二回以上
越すごとに上層の撚糸を省略して下層の箔糸を表面に露
出させること
Description
異色の緯糸を下層側を細かい組織に上層側を粗い組織に
して緯糸同志を重合せしめその前後に綴れ組織を介在さ
せた織物に関するもので、帯地、打掛け等の和服の他、
装身具用の素材として使用される。
新案登録第1673159号において開示されたものが
ある。この織物は、重合した緯糸同志が織組織の窮屈さ
から不完全な重合状態となり、また前後に交互上下する
綴れ糸が配置された構成であるために、緯糸の不完全な
重合を一層助長して上に位置する緯糸の側面で下に位置
する緯糸を見え隠れさせ、模様を構成する色彩に奥深さ
を持たせると共に見る角度によって模様の色彩が微妙に
変化するようになっている。
の色彩の変化をもたらすだけであって、模様自体の形態
の変化については解決することができず、模様の変化に
自ずと限界がある。また、帯はその織組織に応じて夏も
のと冬ものとが使い分けられていて、夏期には涼しげに
見える絽や紗の組織の帯が使用されるのが通例である。
通常の組織であっても帯自体は薄く形成することができ
るものの、外観上絽や紗のイメージが形成できないため
に、夏期において使用されないのが現状であった。
の異色の緯糸を下層側を細かい組織に上層側を粗い組織
にして緯糸同志を重合せしめその前後に綴れ組織を介在
させた織物において、絽や紗の組織によって製織したか
の外観が得られるようにすることを課題としたものであ
る。
手段は、(イ)重合する緯糸の下層を箔糸で上層を撚糸
で構成し、(ロ)この重合する緯糸を一方の綴れ組織の
緯糸の上に重合させ、(ハ)経糸が重合する緯糸を一回
又は二回以上越すごとに上層の撚糸を省略して下層の箔
糸を表面に露出させること、である。
構成すると、撚糸の側面で箔糸が織物の表面から見るこ
とができると共に、上層の撚糸が織物の表面に凸状に現
れることになる。この重合した緯糸が綴れ組織(平織組
織或いは畦組織ともいう)を構成する一方の緯糸の上に
重合させられているために、撚糸が織目に沿って表面に
現れて凸条が並列する状態となる。重合する緯糸を経糸
が一回又は二回以上越すごとに上層の撚糸が省略される
と、その部分では下層の箔糸だけが現れるために凸条が
欠落した状態となり、織物表面に凹条が形成されること
になる。露出する箔糸は上層の撚糸とは異なる色彩であ
るために、凹条は織物表面に明瞭に現れることになる。
したがって、撚糸による凸条の並列状態に対して織物上
に空間が形成されているかの外観となり、凹凸条が交互
に現れる場合には紗の織物外観を呈し、複数の凸条ごと
に凹条が現れる場合には絽の織物外観を呈することにな
る。
ても、下層の緯糸が存在していて織組織を崩すことはな
い。そのため、下層の箔糸を露出させた織目の間に位置
する複数の重合する緯糸において、断続的に下層の箔糸
を省略させても織組織が崩れることはなく、織物の表面
に上層の撚糸による凸条の形成だけが行われるため、織
物の外観が変化することはない(請求項2参照)。な
お、上層の撚糸としては、通常の色糸の他、芯糸の外側
に箔糸を螺旋状に捲回させたいわゆる金銀糸(金属糸)
を使用することができる。
の外観を与えられる結果、帯等に仕立てることによって
夏用の帯としても使用することができるようになり、通
念の装着が可能となる利点がある。表面に撚糸による凸
条の織目を形成すると、織物を見る角度によってした層
の箔糸が隠れてしまうため、織物の表面における色彩や
模様に変化をせたせられる利点もある。
図面を参酌しながら説明する。図1は請求項2に対応す
る織物の表面における組織を示したものである。整経さ
れた経糸Aに対し、銀糸1及び緑色の箔糸2とを緯糸と
して使用し、その前後に二本の緯糸3、4からなる綴れ
組織(平織組織)を介在させている。図1に示した織組
織におけるII〜VIの符号は、図2〜6の断面図に対
応する部分である。
に、箔糸2はこれより細かい組織で四本交互の浮き沈み
になっていて、その後に一本浮いて七本沈む綴れ糸3、
4を二本配置している。綴れ糸3、4は同じ浮き沈みの
構成になっているが、先に織り込まれる綴れ糸3は重合
する撚糸1および箔糸2より細かい組織となっているた
めに撚糸1および箔糸2に重合させられていまい、後で
織り込まれる綴れ糸4がこれに重なり合うことはない。
に、箔糸2はこれより細かい組織で四本交互の浮き沈み
になっているが、糸の沈む位置がそれぞれ四本ずつずれ
た位置となっており、そのあとに二本浮いて六本沈む綴
れ糸3と一本浮いて七本沈む綴れ糸4を配置している。
この組織でも、銀糸1、箔糸2、綴れ糸3が重合するこ
とになる。
緯入しているものの、箔糸2の緯入を省略し、そのあと
に一本浮いて七本沈む綴れ糸3、4を二本配置し、銀糸
1が直接綴れ糸3と重合することになる。
に、箔糸2はこれより細かい組織で四本交互の浮き沈み
になっていて、沈む位置は図2に示した組織と同じ状態
となっている。そのあとに二本浮いて六本沈む綴れ糸3
と一本浮いて七本沈む綴れ糸4を配置している。
本交互の浮き沈みとなし、そのあとに一本浮いて七本沈
む綴れの組織糸3、4を二本配置している。図2〜5の
組織で銀糸1を表面に表した状態で図6のように銀糸1
を省略すると、この組織の部分で凹条だ形成されること
になる。
に粗い組織を配置して糸の浮き沈みの位置を調整するこ
とによって可能となるため、図面に示した組織以外の組
織によっても本発明の課題を達成することができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 整経された経糸に対して二本の異色の緯
糸を下層側を細かい組織に上層側を粗い組織にして緯糸
同志を重合せしめその前後に綴れ組織を介在させた織物
において、重合する緯糸の下層を箔糸で上層を撚糸で構
成し、この重合する緯糸を一方の綴れ組織の緯糸の上に
重合させ、経糸が重合する緯糸を一回又は二回以上越す
ごとに上層の撚糸を省略して下層の箔糸を表面に露出さ
せた織物。 - 【請求項2】 下層の箔糸を露出させた織目の間に位置
する複数の重合する緯糸において、断続的に下層の箔糸
を省略した請求項1に記載の織物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08359717A JP3101727B2 (ja) | 1996-12-20 | 1996-12-20 | 擬絽擬紗織物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08359717A JP3101727B2 (ja) | 1996-12-20 | 1996-12-20 | 擬絽擬紗織物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10183446A true JPH10183446A (ja) | 1998-07-14 |
JP3101727B2 JP3101727B2 (ja) | 2000-10-23 |
Family
ID=18465945
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08359717A Expired - Fee Related JP3101727B2 (ja) | 1996-12-20 | 1996-12-20 | 擬絽擬紗織物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3101727B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2107597A1 (en) | 2001-09-19 | 2009-10-07 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Gallium nitride crystal |
KR101105337B1 (ko) * | 2009-04-13 | 2012-01-16 | 주식회사텍스넷 | 시각차에 따라 무늬가 변하는 직물 |
-
1996
- 1996-12-20 JP JP08359717A patent/JP3101727B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2107597A1 (en) | 2001-09-19 | 2009-10-07 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Gallium nitride crystal |
KR101105337B1 (ko) * | 2009-04-13 | 2012-01-16 | 주식회사텍스넷 | 시각차에 따라 무늬가 변하는 직물 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3101727B2 (ja) | 2000-10-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS60119293A (ja) | 製紙用織物 | |
JP3101727B2 (ja) | 擬絽擬紗織物 | |
JP2000070117A (ja) | カーテン | |
JPH10121347A (ja) | 織物及びその製造方法 | |
CN217149492U (zh) | 一种具有快干功能的双面网孔针织面料 | |
JPH0318522Y2 (ja) | ||
JP3420878B2 (ja) | リバーシブル遮光カーテン | |
JPS6127988Y2 (ja) | ||
CN216514404U (zh) | 一种带隐纹图案的强肌理感鞋用面料 | |
CN215792328U (zh) | 一种条纹针织布 | |
KR101865034B1 (ko) | 문양직물 | |
JPH0734947Y2 (ja) | 隠し模様のある織物 | |
JPH0527514Y2 (ja) | ||
JPS6126387Y2 (ja) | ||
JPH089177Y2 (ja) | 織 物 | |
JPH0243901Y2 (ja) | ||
JPH0311264Y2 (ja) | ||
JPH0431279Y2 (ja) | ||
JP2851254B2 (ja) | 織 物 | |
JPS6235035Y2 (ja) | ||
JPS5929969Y2 (ja) | 装飾織物 | |
JPS6135576Y2 (ja) | ||
JPS5842463Y2 (ja) | 織物 | |
JPS6011118Y2 (ja) | 装飾織物 | |
JPH0623587Y2 (ja) | タオル織物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070825 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080825 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090825 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090825 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100825 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110825 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110825 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120825 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120825 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130825 Year of fee payment: 13 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |