JPH0318522Y2 - - Google Patents

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JPH0318522Y2
JPH0318522Y2 JP3367786U JP3367786U JPH0318522Y2 JP H0318522 Y2 JPH0318522 Y2 JP H0318522Y2 JP 3367786 U JP3367786 U JP 3367786U JP 3367786 U JP3367786 U JP 3367786U JP H0318522 Y2 JPH0318522 Y2 JP H0318522Y2
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JP
Japan
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weft
threads
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fabric
texture
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JP3367786U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、整経された経糸に対して一方の緯糸
を粗い組織に他方の緯糸を細かい組織にして緯糸
を重合せしめその前後に綴織りを施して表裏両面
に図柄を現わした織物に関するもので、両面使用
帯等として使用されるものである。
(従来技術とその問題点) この種の織物は、出願人の実開昭60−49168号
公報においてすでに開示されている。
この織物は、第7図に示した平織1と綴織2と
を混合させた全く新しい組織の織物で、重合させ
た粗い組織の緯糸3と細かい組織の緯糸4とが、
織目の接点が一致しないこと及び両側に綴の組織
が位置することによつて重合状態にずれが生じ、
前後の綴糸2,2間で下に位置する緯糸4が上に
位置する緯糸3から断続的にみえ隠れするため
に、見る角度によつて光の反射模様に変化をもた
せようとしたものである。
しかしながら、通常の両面使用織物である風通
織と同様に、この織物は、表地の緯糸と裏地の緯
糸を交換して図柄を表現するために、表裏両面の
図柄が色彩の異なる同じ図柄となり、糸の色彩以
外に図柄に変化をもたせることができない不都合
があつた。
(技術的課題) 本考案は、整経された経糸に対して一方の緯糸
を粗い組織に他方の緯糸を細かい組織にして緯糸
を重合せしめその前後に綴織りを施して表裏両面
に図柄を表した織物において、前後に位置する緯
糸と綴糸とで表裏に図柄を表すことを課題とした
ものである。
(技術的手段) この技術的課題を解決するための技術的手段
は、 (イ) 綴糸を緯糸の組織よりも粗くして同一面に浮
かせ (ロ) 一方の綴糸を重合している緯糸の上へ重合さ
せること、 である。
(技術的手段の作用) 綴糸の組織を緯糸の組織よりも粗くすると、先
に織込まれて重合している緯糸よりも浮き長さが
多くなり、筬打ちすることによつて綴糸が重合し
た緯糸の上に乗つた状態で経糸が越すことにな
る。
この場合、綴糸は、往復して交互上下になつて
いるが、一方の綴糸が重合した緯糸の上に乗るた
め、表面では、重合する綴糸と重合しない綴糸と
が交互に現れて図柄が浮いた綴糸だけで表現され
ることになる。
この図柄の裏面では、重合した緯糸のいずれか
で図柄が構成されることになる。
従つて、前後に位置する緯糸と綴糸とで織物の
表裏に図柄を表すことができる訳である。
(本考案の効果) 前後に位置する緯糸と綴糸とで織物の表裏に図
柄を表すことができる結果、表面に綴糸で図柄を
表した場合に裏面に表す緯糸を選択することが可
能となり、従来の緯糸の交換で図柄を表わす場合
に加えて、図柄の表現を多様化でき、表裏の図柄
に大幅な変化を持たせられる利点がある。
(実施例) 次に、上記技術的手段の具体例を図面を参酌し
て説明する。
第一実施例 第1図は表面の組織、第2図は裏面の組織を示
したもので、平織11にした緯糸13は、経糸1
5に対して三本浮いて一本沈み、緯糸14は二本
浮いて二本沈みとなつており、緯糸13の組織は
緯糸14より粗く、製織時に後順に緯入される緯
糸14は緯糸13の下に潜り込んで重合する。従
つて、表面側には緯糸13が裏面側には緯糸14
が現れる。
綴織12した綴糸16,17は、交互に一本浮
きの七本沈みとなつていて、綴糸16は表面側で
は緯糸13,14より粗い組織となつて、緯糸1
4の下に潜り込んでいる。組織上は緯糸13で表
現された図柄のなかに重合しない綴糸17の浮き
が現れているが、糸が三重になつているために、
綴糸17は外観上隠れてしまい、表面側では、緯
糸13だけで図柄が構成されることになる。
裏面においては、綴糸16は、緯糸13,14
よりさらに粗い組織となつていて重合した緯糸1
3,14の上(表面からみれば下)に重合する
(第3図参照)。従つて、裏面側では、緯糸が表面
に現れず、重合した綴糸16と重合してしない綴
糸17とで図柄が表されることになる。
第二実施例 第4図乃至第6図は、他の実施例を示したもの
で、平織21にした緯糸23は、経糸25に対し
て一本浮いて三本沈み、緯糸24は二本浮いて二
本沈みとなつており、緯糸23の組織は緯糸24
より粗く、製織時に後順に緯入される緯糸24は
緯糸24の上に乗つて重合する。従つて、表面側
には緯糸24が現れ、裏面側には緯糸23が現れ
ることになる。
綴織22した綴糸26,27は、第一実施例と
同様に、交互に一本浮きの七本沈みとなつてい
て、綴糸26は表面側では緯糸23と同じで緯糸
23より粗い組織となつて緯糸23の下に潜り込
んでいる。組織上は緯糸24で表現された図柄の
なかに重合しない綴糸27の浮きが現れている
が、糸が三重になつているために、綴糸27は外
観上隠れてしまい、表面側では、緯糸24だけで
図柄が構成されることになる。
裏面においては、綴糸26は、緯糸23,24
よりさらに粗い組織となつていて重合した緯糸2
3,24の上(表面からみれば下)に重合する
(第6図参照)。従つて、裏面側では、緯糸が表面
に現れず、重合した綴糸26と重合していない綴
糸27とで図柄が表されることになる訳である。
【図面の簡単な説明】
図面は、技術的手段の具体例を説明するための
もので、第1図は織物の表面図、第2図はその裏
面図、第3図は第1図の−箇所の断面図、第
4図は他の実施例の織物の表面図、第5図はその
裏面図、第6図は第4図の−箇所の断面図、
第7図は従来の織物の表面図である。 11,21……平織部分、12,22……綴織
部分、13,14,23,24……緯糸、16,
17,26,27……綴糸、15……経糸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 整経された経糸に対して一方の緯糸を粗い組織
    に他方の緯糸を細かい組織にして緯糸を重合せし
    めその前後に綴織りを施して表裏両面に図柄を表
    した織物において、綴糸を緯糸の組織よりも粗く
    して同一面に浮かせ、一方の綴糸を重合している
    緯糸の上へ重合させた織物。
JP3367786U 1986-03-07 1986-03-07 Expired JPH0318522Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3367786U JPH0318522Y2 (ja) 1986-03-07 1986-03-07

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3367786U JPH0318522Y2 (ja) 1986-03-07 1986-03-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62162278U JPS62162278U (ja) 1987-10-15
JPH0318522Y2 true JPH0318522Y2 (ja) 1991-04-18

Family

ID=30841507

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JP3367786U Expired JPH0318522Y2 (ja) 1986-03-07 1986-03-07

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JP (1) JPH0318522Y2 (ja)

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JPS62162278U (ja) 1987-10-15

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