JPH10183003A - 有機顔料の表面処理法 - Google Patents

有機顔料の表面処理法

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JPH10183003A
JPH10183003A JP9363244A JP36324497A JPH10183003A JP H10183003 A JPH10183003 A JP H10183003A JP 9363244 A JP9363244 A JP 9363244A JP 36324497 A JP36324497 A JP 36324497A JP H10183003 A JPH10183003 A JP H10183003A
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organic
pigments
amine
sulfosuccinate
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JP9363244A
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Ibraheem T Badejo
イブラヘーム・テイ・バデジヨ
Charles E Shannon
チヤールズ・イー・シヤノン
Guenter G Franke
ギユンター・ジー・フランケ
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Bayer Corp
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Bayer AG
Bayer Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面処理された有機顔料。 【解決手段】 本発明は、 (a)有機顔料を、(1)有機顔料に対して約0.1〜
約100重量%の立体障害された及び/または嵩高な第
1級アミン、(2)有機顔料に対して0〜約100重量
%の界面活性剤、そして(3)有機顔料1重量部に対し
て約5〜約15重量部の、有機顔料が実質的に不溶であ
る液体、で処理し、これによって表面処理された有機顔
料の液体中懸濁液を形成させ、 (b)この懸濁液を空洞化状態に露呈し、そして (c)顔料組成物を集める、ことを含んでなる、顔料組
成物の製造法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、有機顔料を、空洞化状態下に、
ある種の立体障害された及び/または嵩高な第1級アミ
ン及び随時分散剤で表面処理することによる、例えばプ
ラスチック及び他の高分子材料への改良された分散性を
有する顔料組成物の製造法に関する。
【0002】表面処理は、ある種の助剤、例えばロジン
または他の樹脂を顔料に適用して、その表面構造、即ち
その物理性及び着色性を変える一種の仕上げ法である。
例えば、W.ハ−ブスト(Herbst)及びK.ハン
ガ−(Hunger)、工業有機顔料(Industr
ial Organic Pigments)、VHC
出版社(New York),1993nen,205
〜207ペ−ジを参照。表面処理は、インキ、トナ−、
塗料、コ−テイング、及びプラスチックへの顔料分散性
を改善するための特に有用な方法である。
【0003】顔料分散液へのアミンまたはアミン誘導体
の使用は公知である。例えば、チェコ国特許第2277
79号は、有機顔料をインキに分散させる際に、先ず顔
料をC12〜C24脂肪酸の両性スルホネ−トの存在下に分
散させ、ついでこの分散させた顔料を疎水性アルキルア
ミンまたはエトキシル化C12〜C24脂肪酸で凝集せしめ
るという2段法を開示している。ヨ−ロッパ特許願第5
44441号は、顔料を、非極性添加剤で処理し、そし
てある種のロジンアミンまたは多官能性アミンを含む極
性添加剤を含有する溶液に分散させた有機顔料の分散液
を開示している。しかしながら、これらの2つの特許
は、2つの異なる種類の分散剤を用いる2段処理を必要
とすることに加えて、本発明の決定的な特徴である立体
障害された及び/または第1級アミン及び空洞化状態の
使用を開示していない。
【0004】日本国特許第63/305172号は、ス
テアリルアミン及びステアリルプロピレンアミンを含む
ある種の界面活性剤の存在下における有機顔料のインキ
分散液を開示している。しかしながら、この特許は立体
障害された及び/または第1級アミン及び空洞化状態の
使用、即ち本発明の決定的な特徴を開示していない。
【0005】米国特許第4929279号は、顔料の水
性スラリ−にある種の界面活性剤を添加し、ついでこの
処理した顔料を超音波処理することにより製造した水性
分散液を開示している。この界面活性剤は、2つのte
rt−アミノ基、2つの第4級アンモニウム基、または
第2級アミン基と第1級アミノ基との組み合わせ基を有
する、狭く限定された群のジアミンを含む。しかしなが
ら、この特許は有機顔料の、本発明の決定的な特徴であ
る立体障害された及び/または第1級アミンでの処理、
即ち本発明の決定的な特徴を開示していない。
【0006】本発明の立体障害された及び/または第1
級アミンを空洞化状態と一緒に使用すれば、改良された
分散性有する顔料組成物が得られる。
【0007】本発明は、 (a)有機顔料を、(1)有機顔料に対して約0.1〜
約100重量%(好ましくは5〜20重量%)の立体障
害された及び/または嵩高な第1級アミン、(2)有機
顔料に対して0〜約100重量%の界面活性剤、そして
(3)有機顔料1重量部に対して約5〜約15重量部
(好ましくは6〜12重量部)の、有機顔料が実質的に
不溶である液体、で処理し、これによって表面処理され
た有機顔料の液体中懸濁液を形成させ、ついで (b)この懸濁液を空洞化状態に露呈し、そして (c)顔料組成物を集める、ことを含んでなる、顔料組
成物の製造法に関する。
【0008】本発明は、さらに本発明の方法で製造され
る顔料組成物、並びにその様な顔料組成物の、プラスチ
ック、コ−テイング、繊維、印刷インキ(ジェットイン
キを含む)などの顔料着色における使用法にも関する。
【0009】本発明の方法に適当な有機顔料は、キナク
リドン、フタロシアニン、及びペリレン顔料、並びに他
の公知の有機顔料を含む。その様な顔料の、固溶体を含
む混合物も適当である。
【0010】キナクリドン顔料は、特に適当な有機顔料
である。キナクリドン(未置換のキナクリドン、キナク
リドン誘導体、及びその固溶体を含む)は、技術的に公
知の方法で製造できるが、好ましくは種々の2、5−ジ
アニリノテレフタル酸前駆体を熱的に閉環することによ
って製造される。例えばS.S.ラバナ(Laban
a)及びL.L.ラバナ、「キナクリドン類」、ケミカ
ル・レビュ−(Chemical Review)、6
7、1〜18(1967)、及び米国特許第31576
59号、第3256285号、及び第3317539号
を参照。適当なキナクリドン顔料は、未置換でも、(例
えば1つまたはそれ以上のアルキル、アルコキシ、ハロ
ゲン例えば塩素、または他のキナクリドン顔料に典型的
な置換基で)置換されていてもよい。
【0011】金属フタロシアニン顔料も適当な有機顔料
である。銅フタロシアニンは好適であるけれど、他の金
属を含むフタロシアニン、例えば亜鉛、コバルト、鉄、
ニッケル、及び他のそのような金属に基づくものも使用
できる。適当なフタロシアニン顔料は、未置換でも、
(例えば1つまたはそれ以上のアルキル、アルコキシ、
ハロゲン例えば塩素、または他のフタロシアニン顔料に
典型的な置換基で)置換されていてもよい。
【0012】ペリレン類、特にペリレン3、4、9、1
0−テトラカルボン酸のジイミド及び二無水物も、適当
な有機顔料である。適当なペリレン顔料は、未置換で
も、(例えば1つまたはそれ以上のアルキル、アルコキ
シ、ハロゲン例えば塩素、または他のペリレン顔料に典
型的な置換基で)置換されていてもよい。
【0013】他の適当な有機顔料は、ジオキサジン(即
ちトリフェンジオキサジン)、1、4−ジケトピロロピ
ロ−ル、アンスラピリミジン、アンサントロン、フラバ
ントロン、インダントロン、イソインドリン、イソイン
ドリノン、ペリノン、ピラントロン、チオインジゴ、
4、4´−ジアミノ−1、1´−ジアンスラキノニル、
及びアゾ化合物、並びに置換誘導体を含む。
【0014】先ず工程(a)では、有機顔料を、有機顔
料が実質的に不溶である液体中において、立体障害され
た及び/または嵩高な第1級アミン及び随時いずれかの
界面活性剤と混合する。
【0015】適当な立体障害された第1級アミン(a)
(1)は、1つまたはそれ以上の第1級アミノ基がアミ
ン分子の立体的に混んだ領域に位置し或いは立体的に嵩
高な脂肪族基に結合するアミンである。好適な第1級ア
ミン(a)(1)はアミノ基が立体的に混んだ炭素原子
に直接結合するものであるけれど、アミノ基が結合する
残基が立体的に嵩高ならば、アミノ官能基は−CH2
を含む立体障害のより低い炭素原子に結合していてもよ
い。即ちそのようなアミンのアミノ基は、アミン分子の
混んだ領域に存在するが、依然として処理される顔料の
表面と相互作用することができる。そのようなアミン
は、しばしば高度に分岐している。アミンが立体障害さ
れている、立体的に嵩高である、或いはその両方である
と考えられるかどうかとは関係なく、そのようなアミン
は水性または他の極性媒体中において顔料表面に吸着さ
れたままであるという十分な疎水性が特徴である。アミ
ン(a)(1)は、勿論アミン分子の立体的に混んだ領
域に位置し或いは立体的に嵩高な脂肪族基に結合してい
る限り、2つまたはそれ以上のアミノ基を含むことがで
きる。
【0016】特に好適な立体障害された第1級アミン
(a)(1)は、式(I)
【0017】
【化1】
【0018】[式中、R1はC5〜C30(環式)脂肪族基
(好ましくはC5〜C22脂肪族基)であり、そしてR2
びR3は独立にC1〜C6アルキル(好ましくはメチル)
である]を有する第1級tert−アミンである。ここ
に「C1〜C6アルキル」とは、炭素数1〜6の直鎖また
は分岐鎖脂肪族炭化水素基を意味する。C1〜C6アルキ
ルの例は、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチ
ル、ヘキシル、及びそれらの異性体形である。しかしな
がら、R2及びR3は、C−NH基に結合した炭素原子
において分岐しているべきでない。「C5〜C30(環
式)脂肪族基」は、分岐した及び分岐してない飽和及び
不飽和の脂肪族基、並びに炭素数5〜30の脂環族基か
らなるまたはそれを含む基に関するものである。しかし
ながら、R1基は好ましくはC−NH2基に結合した炭素
原子において分岐または不飽和ではない。適当なC5
30(環式)脂肪族基の例は、C5〜C30アルキル、C5
〜C30アルケニル、C5〜C30アルカジエニル、C5〜C
30アルカトリエニル、並びにそれらの異性体分岐鎖形、
及びC5〜C8シクロアルキル、C5〜C8シクロアルケニ
ル、及びC5〜C8シクロアルカジエニルを含む。適当な
5〜C30(環式)脂肪族基の例は、全炭素数が30を
越えない限りにおいて、主鎖に1つまたはそれ以上のC
5〜C8シクロアルキレン、C5〜C8シクロアルケニレ
ン、またはC5〜C8シクロアルカジエニレン基が介在し
ていてもよいアルキル、アルケニル、アルカジエニル、
及びアルカトリエニル基も含む。一般的には好適でない
けれど、(環式)脂肪族基の炭素原子の1つまたはそれ
以上がハロゲン(例えば弗素または塩素)、C1〜C6
ルコキシ、またはC6〜C10芳香族炭化水素(好ましく
はフェニルまたはナフチル)で置換された(環式)脂肪
族基を包含することもできる。また更に好適でないけれ
ど、1つまたはそれ以上の隣り合っていない(環式)脂
肪族基の炭素原子が、酸素または硫黄原子或いはNRa
基(但し、RaはC1〜C6アルキルまたはC6〜C10アリ
−ル)で置換されていてもよい。更にR1基の1つまた
はそれ以上の隣り合っていない脂肪族鎖炭素原子は、
(得られる基が形式的な意味において「脂肪族」基でな
いが)芳香族環、例えばベンゼン環で置換されていても
よい。一般に、好適な第1級tert−アルキルアミン
は、R1基が炭素数5〜22の非環式脂肪族基のもので
ある。R1基に対して使用されるような「C5〜C30アル
キル」とは、炭素数5〜30のアルキル基、例えばペン
チル、ヘキシル、ラウリル(即ちドデシル)、ミリスチ
ル(即ちミリスチル)、セチル(即ちヘキサデシル)、
ステアリル(即ちオクタデシル)、エイコサニル、ドコ
サニル、及びそれらの異性体形を意味する。「C5〜C
30アルケニル」、「C5〜C30アルカジエニル」、及び
「C5〜C30アルカトリエニル」は、それぞれ1つ、2
つ、及び3つの炭素−炭素二重結合を有する対応する不
飽和基を意味する。
【0019】「C5〜C8シクロアルキル」とは、炭素数
5〜8の脂環族炭化水素基に関するものである。C5
8シクロアルキルの例は、シクロペンチル、シクロヘ
キシル、シクロヘプチル、及びシクリオクチルである。
「C5〜C8シクロアルケニル」及び「C5〜C8シクロア
ルカジエニル」は、それぞれ1つ及び2つの炭素−炭素
二重結合を有する対応する不飽和環式基を意味する。
「C5〜C8シクロアルキレン」、「C5〜C8シクロアル
ケニレン」、及び「C5〜C8シクロアルカジエニレン」
とは、対応する2官能性脂環族基を意味する。「C1
6アルコキシ」は、炭素数1〜6の直鎖または分岐鎖
アルコキシ基を意味する。C1〜C6アルコキシの例は、
メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、ペンチロ
キシ、ヘキシロキシ、及びそれらの異性体形である。
「C6〜C10芳香族炭化水素」は、フェニル及び1−ナ
フチルまたは2−ナフチル、並びにC1〜C6アルキル、
1〜C6アルコキシ、またはハロゲンで置換されたフェ
ニル及びナフチル基を意味する。適当なハロゲンの例は
弗素、塩素、及び臭素である。適当な第1級tert−
アルキルアミンは、ロ−ム・アンド・ハ−ス社(Rho
m and Haas Co.、ペンシルバニア州フィ
ラデルフィア市)からプリメン(PRIMENE)の名
で上市されている。
【0020】他の適当な第1級アミン(a)(1)は、
アミノ基が立体的に混んだ炭素原子に直接結合していな
いが、上述した意味において立体的に嵩高な基に結合し
ている化合物を含む。適当なそのような嵩高な第1級ア
ミンの例は、デヒドロアビエチルアミン、デヒドロアビ
エタン−1−アミン、ジヒドロアビエチルアミン、テト
ラヒドロアビエチルアミン、並びにそれらの2量体、3
量体、4量体、または多量体形を含むロジンアミンまた
はロジニルアミン及びその誘導体、並びにそれらの混合
物である。天然または合成のいずれであってもよい適当
なアミン(a)(1)は、遊離のアミンとしてまたは無
機または有機酸のアミン塩として使用できる。特に好適
なこの種のアミンは、デヒドロアビエチルアミン(式
(II))
【0021】
【化2】
【0022】及びその塩、例えば酢酸塩、ギ酸塩、塩酸
塩、燐酸塩、及びスルホン酸塩(多官能性酸の部分的エ
ステルを含む)である。デヒドロアビエチルアミン及び
その酢酸塩は、ハ−キュレス社(Hercules I
nc.,Wilmington,Delaware)か
ら上市されている。
【0023】随時の界面活性剤(a)(2)は、技術的
に公知の非イオン性、カチオン性、ツビッタ−イオン
性、両性、及びアニオン性界面活性剤を含む。好適な界
面活性剤は、カルボキシレ−ト、スルホネ−ト、ホスフ
ェ−ト、またはホスホネ−ト基を、遊離酸としてまたは
アルカリ金属、アルカリ土類金属またはアンモニウム塩
(特にナトリウムまたはカリウム塩)として含むアニオ
ン性界面活性剤である。特に好適なアニオン界面活性剤
は、スルホサクシネ−ト、スルホサクシナメ−ト、及び
それらの誘導体である。適当なスルホサクシネ−トの例
は、スルホ琥珀酸ジナトリウム、スルホ琥珀酸ジアミル
ナトリウム、スルホ琥珀酸ジブチルナトリウム、スルホ
琥珀酸ジイソブチルナトリウム、スルホ琥珀酸ジヘキシ
ル、スルホ琥珀酸ジヘキシルナトリウム、スルホ琥珀酸
ジオクチル、スルホ琥珀酸ジオクチルナトリウム、スル
ホ琥珀酸ジイソオクチルナトリウム、スルホ琥珀酸イソ
デシルジナトリウム、スルホ琥珀酸ビス(トリデシ
ル)、スルホ琥珀酸ビス(トリデシル)ナトリウム、ス
ルホ琥珀酸ラウリル、スルホ琥珀酸ラウリルジナトリウ
ム、スルホ琥珀酸ラウリルジアンモニウム、スルホ琥珀
酸ジシクロヘキシルナトリウム、他のスルホ琥珀酸アル
キルナトリウム及びスルホ琥珀酸(シクロ)アルキルジ
ナトリウム、ラウレトスルホ琥珀酸ジナトリウム、スル
ホ琥珀酸ラウリルエ−テル、スルホ琥珀酸ラウラミド−
エタノ−ルアミンジナトリウム、ラウリンジエタノ−ル
アミドのスルホ琥珀酸ナトリウムエステル、スルホ琥珀
酸ラウラミドイソプロパノ−ルアミンジナトリウム、ス
ルホ琥珀酸オレイン、スルホ琥珀酸リシノレイン、オレ
ト−3−スルホ琥珀酸ジナトリウム、オレアミド−エタ
ノ−ルアミンスルホ琥珀酸ジナトリウム、オレアミド−
イソプロパノ−ルアミンスルホスルホ琥珀酸ジナトリウ
ム、モノ−オレアミドPEG−2スルホ琥珀酸ジナトリ
ウム、ココナッツスルホサクシネ−ト、コカミド−イソ
プロパノ−ルアミンスルホ琥珀酸ジナトリウム、スルホ
琥珀酸ジナトリウムのエトリシル化半エステル、ノノキ
シノ−ル−10−スルホ琥珀酸ジナトリウム、及びモノ
及びジドデシルジフェニルオキシドジスルホン酸ジナト
リウムである。適当なスルホサクシナメ−トの例は、ジ
ナトリウムN−オクタデシルスルホサクシナメ−ト及び
他のN−アルキル及びN−ジアルキルスルホサクシナメ
−ト及びN−(1,2−カルボキシエチル)−N−オク
タデシルスルホサクシナメ−トである。他の適当なアニ
オン性分散剤は、ネオデカン酸、ナトリウムN−メチル
−N−オレイルタウレ−ト、スルホン化脂肪族ポリエス
テル、及び芳香族スルホネ−ト分散剤を含む。適当な非
イオン性界面活性剤はエトキシル化脂肪酸及びアミド、
エトキシル化アルコ−ル、エトキシル化アルキルフェノ
−ル、及びグリコ−ルエステルを含む。適当なカチオン
性界面活性剤は、エトキシル化及び/またはプロポキシ
ル化アミン、ジアミン、及び第4級アンモニウム塩を含
む。適当な両性及びツビッタ−イオン性界面活性剤はア
ミンオキシド及びベタイン誘導体を含む。界面活性剤の
混合物も、もちろん適当である。
【0024】表面処理工程(a)は、有機顔料が実質的
に溶解しない且つ工程(b)で用いる空洞化状態下に適
当に安定である液体(a)(3)中で行われる。好適な
液体(a)(3)は、水、水と混和する有機液体(例え
ばメタノ−ルまたは他の低級脂肪族アルコ−ル)、また
はそれらの混合物を含む。立体障害された及び/または
嵩高な第1級アミンが液体(a)(3)に少なくとも部
分的に不溶である事は望ましいが、必ずしもそうである
必要はない。界面活性剤(a)(2)は、しばしば液体
(a)(3)に可溶であるが、その溶解性は本質的なこ
とではない。適当な液体(a)(3)は、水及び/また
は水と混和する有機液体、例えば低級脂肪族アルコ−ル
例えばメタノ−ル、ケトン及びケトアルコ−ル例えばア
セトン、メチルエチルケトン、及びジアセトンアルコ−
ル、アミド例えばジメチルホルムアミド及びジメチルア
セトアミド、エ−テル例えばテトラヒドロフラン及びジ
オキサン、アルキレングリコ−ル及びトリオ−ル例えば
エチレングリコ−ル及びグリセロ−ル、並びに他の技術
的に公知の有機液体を含む。他の有機液体も使用できる
が、一般にそれほど好適でない。
【0025】表面処理を行う温度は、一般に厳密でない
が、普通約5〜約200℃に維持される。5℃ないし混
合物の沸点(加圧下でもよい)の温度は、一般に好適で
ある。
【0026】空洞化工程(b)は、いずれか公知の方法
を用いて行われるが、好ましくは超音波を用いて行われ
る。例えば米国特許第4588575号及び第4929
279号を参照。超音波照射は、通常の系、即ち適当な
容器に高周波数振動源、例えばピエゾ電気的、機械的、
または磁気レストリクチブ(restrictive)
音波発生器を装備させた系によって行われる。この場
合、約15〜約20000キロヘルツの範囲の音の周波
数が適当であるが、約15〜約3000キロヘルツが一
般に好適である。超音波の強度は、一般に約20〜50
0ワット/cm2である。随時の空洞化工程を行う温度
は一般に厳密ではないが、普通約5〜約80℃である。
しかし安全の理由から、温度は好ましくは十分に液体媒
体の沸点以下に保たれる。
【0027】得られる顔料は、技術的に公知の方法によ
り工程(c)で集められるが、好ましくは濾過、続く残
存している酸の洗浄による除去により行われる。他の技
術的に公知の捕集法、例えば遠心分離または単純な傾斜
も適当であるが、一般にそれほど好ましくはない。つい
でこの顔料を、使用のためにまたは使用前の更なる処理
のために乾燥する。
【0028】本発明の顔料は高い耐水性、耐油性、耐酸
性、耐石灰性、耐アルカリ性、耐溶媒性、塗り過ぎに対
する堅牢性、噴霧し過ぎに対する堅牢性、昇華堅牢性、
熱堅牢性、及び加硫堅牢性であり、非常に良好な着色収
率を与え、そして(例えばプラスチック材料に)容易に
分散できる。本発明による顔料は、その光堅牢性及び移
動性のために、多くの異なった顔料の用途に対して適当
である。例えば本発明に従って製造した顔料は、光堅牢
性の顔料着色系に対して着色剤(または1つまたはそれ
以上の着色剤)として使用できる。
【0029】本発明の顔料は高分子材料、特に合成高分
子物質と共用するのに特に適当である。この合成高分子
物質の例は、プラスチック材料例えばポリ塩化ビニル、
ポリ酢酸ビニル、及びポリプロピオン酸ビニル、ポリオ
レフィン例えばポリエチレン及びポリプロピレン、高分
子量ポリアミド、アクリレ−ト、メタクリレ−ト、アク
リロニトリル、アクリルアミド、ブタジエン、またはス
チレンの重合体及び共重合体、ポリウレタン、及びポリ
カ−ボネ−トを含む。他の適当な高分子物質は、天然起
源のもの例えばゴム、化学的に改変したもの例えば酢酸
セルロ−ス、酪酸セルロ−ス、またはビスコ−ス、及び
重縮合物を含む。本発明の顔料で着色した材料は、いず
れか所望の形態または形をとり得る。
【0030】本発明の顔料は、他の材料、顔料処方物、
塗料、印刷インキ、及び着色紙との顔料着色混合物に対
しても適当である。ここに、「他の材料との混合物」と
は、例えば無機白色顔料例えば二酸化チタン(ルタイ
ル)またはセメント、或いは他の無機顔料との混合物を
包含するものと理解すべきである。顔料処方物の例は、
有機液体でフラッシュしたぺ−スト或いは水、分散剤、
及び適当ならば保存剤とのぺ−スト及び分散液を含む。
本発明の顔料が使用できる塗料の例は、例えば耐候性コ
−テイング及びデイステンパ−(distemper)
に対する物理的にまたは酸化的に乾燥するラッカ−、ス
ト−ビングエナメル、反応性塗料、2成分塗料、溶媒ま
たは水に基づく塗料、エマルジョン塗料を含む。印刷イ
ンキは、紙、織物、及びブリキ板の印刷に使用するのに
公知のものを含む。
【0031】次の実施例は、更に本発明の方法の詳細を
例示する。以上に開示した本発明は、精神的にも、範囲
的にもこれらの実施例によって限定されるものではな
い。同業者は、以下の方法の条件を変化させて使用でき
ることを容易に理解するであろう。実施例中、断らない
限り、すべての温度は摂氏であり、またすべてのパ−セ
ントは重量%である。
【0032】
【実施例】
キナクリドン 次のキナクリドン顔料を本実施例に対する出発物質とし
て使用した。
【0033】キナクリドン(ベ−タ形)、2、9−ジメ
チルキナクリドン、及び2、9−ジクロロキナクリドン
は、米国特許第3342828号の方法にしたがって製
造し、反応混合物をメタノ−ル中に漬けることにより、
粗フィルタ−ケ−キの形で得た。得られた粗顔料を集め
たが、調整または表面処理をしなかった。
【0034】立体障害された且つ嵩高な第1級アミン 次の本発明による立体障害された且つ嵩高な第1級アミ
ンを実施例で使用した。
【0035】アミンA ロ−ム・アンド・ハ−ス社から
プリメンJM−Tとして入手できるtert−C16〜C
22アミン アミンB ハ−キュレス社からアミンDアセテ−トとし
て入手できるデヒドロアビエチルアミンアセテ−ト PVCへの分散性 実施例に従って製造した顔料の分散性を、処理してない
顔料及び/または比較のための市販の顔料を用いてポリ
塩化ビニル(PVC)中で決定した。分散性は、次の方
法に従い、ホットミル及びコ−ルドミルで処理した色の
発現を比較することにより評価した。試験した各試料に
対して、軟質PVCの50g部分を、ニップの厚さが2
5ミル(約0.6mm)の熱い(155℃)2ロ−ルミ
ルに添加し、均一になるまで溶融した。試験顔料または
対照顔料の0.050g部分を約10秒の期間に亘って
ニップ中へ散布し、ついでこの溶融した材料を切断し、
5分間の間ロ−ルミル処理した。顔料で着色したシ−ト
をミルから取り出し、綺麗な平面上に置いて冷却した。
得られたシ−トから切断し、室温まで冷却下試験片を評
価のためのホットミル処理試料として用いた。同一のシ
−トから、依然暖かい間に切断した試料を、ニップの厚
さが21ミル(約0.5mm)の冷たい(24℃)2ロ
−ルミル上に置き、ついで折り重ねて、ミル中を7回通
過させた。この冷ロ−ル処理したシ−トを再び滑らかに
なるまで熱ミル中で溶融した。得られた試料から切断し
た試料を評価のためのコ−ルドミル処理試料として用い
た。色の発現は、ホットミル及びコ−ルドミル処理した
試料の色の発現間の差に基づく1〜5のスケ−ルを用い
て評価した。この場合、1は(色の発現の極端な相違に
よって明らかなように)貧弱な分散性を表し、そして5
は(色の発現の差が実質的にないことよって明らかなよ
うに)優秀な分散性を表す。
【0036】次の上市されている顔料を、2、9−ジク
ロロキナクリドン及びキナクリドン顔料の分散性試験に
おける対照基準として使用した。
【0037】基準A バイエル社からモナストラル(M
ONASTRALR)マジェンタRT−235−Dとし
て入手できる2、9−ジクロロキナクリドン 基準B バイエル社からキンド(QUINDOR)マジ
ェンタRV−6911として入手できるキナクリドン 基準C バイエル社からキンド(QUINDOR)マジ
ェンタRV−6704として入手できる赤色のキナクリ
ドン 色の評価 顔料の色及び外観の評価にルバウト(rubout)試
験を用いた。分散液を、2つのガラス板及び1つの50
ポンド(約22.5kg)の重りを備えたフ−バ−自動
擂潰し機M4型[フ−バ−・カラ−社(Hoover
Color Corp.,Hiwassee,Virg
inia)]で調製した。マスト−ン(masston
e)分散液に対しては、乾燥顔料200mgを、アマニ
油[ユナイテッド・スペシャルテイ−ズ・オブ・アメリ
カ(United Specialties of A
merica、Orlando,Florida)]2
40mgに添加し、混合物を擂潰し機の下側の板上に置
いた。上側の板を下側の板と接触させて置き、下側の板
を50回回転させた。板を剥がした後、上側の板上にあ
るペ−ストをスパチュラで除き、下側の板に付加した。
この分散工程をもう3回繰り返した。得られたペ−スト
をアマニ油480mgで希釈し、擂潰し分散工程を2回
繰り返した。少量の得られたマスト−ン分散液をスライ
ドの上に置き、同一の擂潰し分散工程で調製した対照分
散液と比較して評価した。
【0038】ルバウト試験は、(最終)マスト−ン分散
液100mg及び酸化亜鉛ブリ−チ・ホワイトW−36
89[スペリア・プリンテイング・インクズ(Supe
rior Printing Inks,New Yo
rk, NY)]2.0gを用いる薄色(色調)評価も
含んだ。この混合工程は、スパチュラを用いて行った。
薄色も、対照の薄色分散液と対比した。
【0039】実施例1(対照実施例) 2、9−ジメチルキナクリドンは、立体障害されたまた
は嵩高な第1級アミン、界面活性剤及び超音波の不存在
下に製造した。
【0040】粗2、9−ジメチルキナクリドンのプレス
ケ−キ(120.0g、100%の顔料25.0gに相
当)を、水155.0gに再スラリ−化した。このスラ
リ−を実験室パ−ル反応器で140〜145℃下に2時
間加熱した。混合物を室温まで冷却し、pHを3.4ま
で調節した。ついでスラリ−を60℃で30分間撹拌
し、その後得られたスラリ−を濾過し、水洗した。湿っ
たプレスケ−キを60℃の炉で夜通し乾燥し、表面処理
してないマジェンタ(即ち赤紫)色の顔料25.0gを
得た。
【0041】実施例2(対照実施例) 2、9−ジメチルキナクリドンは、立体障害された及び
/または嵩高な第1級アミンの存在下に、但し界面活性
剤及び超音波の不存在下に製造した。
【0042】粗2、9−ジメチルキナクリドンのプレス
ケ−キ(120.0g、100%の顔料25.0gに相
当)を、水155.0g及びアミンA5.0gに再スラ
リ−化した。このスラリ−を実験室パ−ル反応器で14
0〜145℃下に2時間加熱した。混合物を室温まで冷
却し、pHを3.4まで調節した。ついでスラリ−を6
0℃で30分間撹拌し、その後得られたスラリ−を濾過
し、水洗した。湿ったプレスケ−キを60℃の炉で夜通
し乾燥し、表1に示すようにPVCに良好に分散するマ
ジェンタ色の顔料27.8gを得た。
【0043】実施例3(対照実施例) 2、9−ジメチルキナクリドンは、立体障害された及び
/または嵩高な第1級アミン及び界面活性剤の存在下
に、但し超音波の不存在下に製造した。
【0044】粗2、9−ジメチルキナクリドンのプレス
ケ−キ(120.0g、100%の顔料25.0gに相
当)を、水155.0g及びアミンA5.0gに再スラ
リ−化した。このスラリ−を実験室パ−ル反応器で14
0〜145℃下に2時間加熱した。混合物を室温まで冷
却し、pHを3.4まで調節した。ついでアニオン性ス
ルホサクシネ−ト界面活性剤0.9g、石油留分13.
1g、及び水25.0gの乳化液を添加し、このスラリ
−を50℃で3時間撹拌し、その後得られたスラリ−を
濾過し、水洗した。湿ったプレスケ−キを60℃の炉で
夜通し乾燥し、表1に示すようにPVCに良好に分散す
るマジェンタ色の顔料29.3gを得た。
【0045】実施例4 2、9−ジメチルキナクリドンは、立体障害された及び
/または嵩高な第1級アミン、界面活性剤、及び超音波
の存在下に製造した。
【0046】粗2、9−ジメチルキナクリドンのプレス
ケ−キ(83.3g、100%の顔料17.0gに相
当)を、水92.0g及びアミンA3.4gに再スラリ
−化した。このスラリ−を実験室パ−ル反応器で140
〜145℃下に2時間加熱した。混合物を室温まで冷却
し、pHを3.4まで調節した。ついでアニオン性スル
ホサクシネ−ト界面活性剤0.9g、石油留分13.1
g、及び水25.0gの乳化液を添加し、この混合物を
室温下に3時間、超音波ホ−ン(20kHz、25〜5
0ワット)で超音波処理し、その後得られたスラリ−を
濾過し、水洗した。湿ったプレスケ−キを60℃の炉で
夜通し乾燥し、表1に示すようにPVCに良好に分散す
るマジェンタ色の顔料17.6gを得た。
【0047】表1 対照実施例1〜3及び本発明の実施
例4の2、9−ジメチルキナクリドン顔料の、PVCへ
の分散性 試験試料 分散性 実施例1(対照実施例) 1 実施例2(対照実施例) 2〜3 実施例3(対照実施例) 3 実施例4 4 実施例5(対照実施例) 2、9−ジクロロキナクリドンは、立体障害されたまた
は嵩高な第1級アミン、界面活性剤、及び超音波の不存
在下に製造した。
【0048】粗2、9−ジクロロキナクリドンのプレス
ケ−キ(115.0g、100%の顔料34.5gに相
当)を、水436gに再スラリ−化した。このスラリ−
を実験室パ−ル反応器で140〜145℃下に2時間加
熱した。混合物を室温まで冷却し、得られたスラリ−を
濾過し、水洗した。湿ったプレスケ−キを60℃の炉で
夜通し乾燥し、マジェンタ色の対照顔料32gを得た。
【0049】実施例6 2、9−ジクロロキナクリドンは、立体障害された及び
/または嵩高な第1級アミン、界面活性剤、及び超音波
の存在下に製造した。
【0050】粗2、9−ジクロロキナクリドンのプレス
ケ−キ(39.0g、100%の顔料13.0gに相
当)を、水92.0g及びアミンA2.6gに再スラリ
−化した。このスラリ−を実験室パ−ル反応器で140
〜145℃下に2時間加熱した。混合物を室温まで冷却
し、pHを3.2に調節した。ついでアニオン性スルホ
サクシネ−ト界面活性剤0.65g及び石油留分9.0
gの水中乳化液を添加し、この混合物を室温下に3時
間、超音波ホ−ン(20kHz、25〜50ワット)で
超音波処理し、その後得られたスラリ−を濾過し、水洗
した。湿ったプレスケ−キを60℃の炉で夜通し乾燥
し、表2に示すようにPVCに優秀に分散するマジェン
タ色の顔料13.9gを得た。
【0051】表2 対照実施例5、基準A、及び本発明
の実施例6の2、9−ジクロロキナクリドン顔料の、P
VCへの分散性 試験試料 分散性 実施例5(対照実施例) 1〜2 基準A 3 実施例6 4〜5 実施例7 顔料のキナクリドンは、立体障害された及び/または嵩
高な第1級アミン、界面活性剤、及び超音波の存在下に
製造した。
【0052】粗ベ−タ形のキナクリドンのプレスケ−キ
(50.0g、100%の顔料18.3gに相当)を、
水145.0g及びアミンA3.6gに再スラリ−化し
た。このスラリ−を実験室パ−ル反応器で140〜14
5℃下に2時間加熱した。混合物を室温まで冷却し、p
Hを3.2に調節した。ついでアニオン性スルホサクシ
ネ−ト界面活性剤0.65g及び石油留分9.0gの水
中乳化液を添加し、この混合物を25℃下に3時間、超
音波ホ−ン(20kHz、25〜50ワット)で超音波
処理し、その後得られたスラリ−を濾過し、水洗した。
湿ったプレスケ−キを60℃の炉で夜通し乾燥し、表3
に示すようにPVCに優秀に分散する紫色の顔料18.
2gを得た。
【0053】表3 基準B及び本発明の実施例7のキナ
クリドン顔料の、PVCへの分散性 試験試料 分散性 基準B 2〜3 実施例7 4〜5 実施例8(対照実施例) 赤色相のキナクリドンは、立体障害された及び/または
嵩高な第1級アミンの存在下に、但し界面活性剤及び超
音波の不存在下に製造した。
【0054】80℃に加熱したポリ燐酸(燐酸117
%)150gに、2、5−ジアニリノテレフタル酸60
gを30分間に亘って添加した。この時、温度は添加速
度を調節して95℃以下に維持した。この反応混合物を
6時間103〜105℃に加熱した。95℃まで冷却し
た後、反応混合物を、アミンA1.5gを含む水300
g中へ10℃下にゆっくりと注いだ。この時、外部から
の冷却により及び溶融物の添加速度を調節することによ
り温度を25℃以下に維持した。このスラリ−を50℃
下に30分間加熱し、ついで固体成分を濾過によって集
め、水洗した。得られた粗キナクリドンのプレスケ−キ
(115.0g、100%の顔料20.0gに相当)
を、水65.0gに再スラリ−化した。pHを水酸化ナ
トリウムで8.5に調節した後、メタノ−ル150.0
gを添加した。得られたスラリ−を実験室パ−ル反応器
で120℃下に6時間加熱した。スラリ−を室温まで冷
却し、固体成分を濾過によって集め、水洗した。湿った
プレスケ−キを60℃の炉で夜通し乾燥し、赤色相マジ
ェンタ色の顔料20.0gを得た。
【0055】実施例9 赤色相のキナクリドン顔料は、立体障害された及び/ま
たは嵩高な第1級アミン、界面活性剤、及び超音波の存
在下に製造した。
【0056】80℃に加熱したポリ燐酸(燐酸117
%)150gに、2、5−ジアニリノテレフタル酸60
gを30分間に亘って添加した。この時、温度は添加速
度を調節して95℃以下に維持した。この反応混合物を
6時間103〜105℃に加熱した。95℃まで冷却し
た後、反応混合物を、アミンB1.5gを含む水300
g中へ10℃下にゆっくりと注いだ。この時、外部から
の冷却により及び溶融物の添加速度を調節することによ
り温度を25℃以下に維持した。このスラリ−を、通常
の超音波洗浄浴(43〜47kHz、最大入力80〜3
20ワット)で超音波処理しつつ、30分間50℃に加
熱した。その後固体成分を濾過によって集め、水洗し
た。得られた粗キナクリドンのプレスケ−キ(115.
0g、100%の顔料20.0gに相当)を、水65.
0gに再スラリ−化した。pHを水酸化ナトリウムで
8.5に調節した後、メタノ−ル150.0gを添加し
た。得られたスラリ−を実験室パ−ル反応器で120℃
下に6時間加熱した。スラリ−を室温まで冷却し、固体
成分を濾過によって集め、水洗した。湿ったプレスケ−
キを60℃の炉で夜通し乾燥し、表4に示すように、P
VCに優秀に分散する赤色相マジェンタ色の顔料20.
0gを得た。
【0057】表4 対照実施例8、基準C、及び本発明
の実施例9の赤色相キナクリドン顔料の、PVCへの分
散性 試験試料 分散性 実施例8(対照実施例) 2 基準C 2 実施例9 4〜5 本発明の特徴及び態様は以下の通りである。
【0058】1.(a)有機顔料を、(1)有機顔料に
対して約0.1〜約100重量%の立体障害された及び
/または嵩高な第1級アミン、(2)有機顔料に対して
0〜約100重量%の界面活性剤、そして(3)有機顔
料1重量部に対して約5〜約15重量部の、有機顔料が
実質的に不溶である液体、で処理し、これによって表面
処理された有機顔料の液体中懸濁液を形成させ、 (b)この懸濁液を空洞化状態に露呈し、そして (c)顔料組成物を集める、ことを含んでなる、顔料組
成物の製造法。
【0059】2.有機顔料を、有機顔料に対して2〜2
0重量%の立体障害された及び/または嵩高な第1級ア
ミンで処理する、上記1の方法。
【0060】3.立体障害された及び/または嵩高な第
1級アミン(a)(1)が式
【0061】
【化3】
【0062】[式中、R1はC5〜C30(環式)脂肪族基
であり、そしてR2及びR3はは独立にC1〜C6アルキル
である]を有する、上記1の方法。
【0063】4.立体障害された及び/または嵩高な第
1級アミン(a)(1)がロジンアミン、ロジニルアミ
ン、またはそれらの誘導体である、上記1の方法。
【0064】5.立体障害された及び/または嵩高な第
1級アミン(a)(1)がデヒドロアビエチルアミンで
ある、上記1の方法。
【0065】6.有機顔料1重量部に対して6〜12重
量部の液体(a)(3)を用いる、上記1の方法。
【0066】7.有機顔料の溶解しない液体(a)
(3)が水、水に混和する有機液体、またはそれらの混
合物である、上記1の方法。
【0067】8.空洞化工程(b)を、超音波を用いて
行う、上記1の方法。
【0068】9.顔料組成物を濾過により集める、上記
1の方法。
【0069】10.上記1の方法で製造した顔料組成
物。
【0070】11.上記1の方法で製造した顔料組成物
を顔料として含む、顔料で着色した高分子材料。
【0071】12.上記1の方法で製造した顔料組成物
を顔料として含む、顔料で着色したコ−テイング。
【0072】13.上記1の方法で製造した顔料組成物
を顔料として含む、顔料で着色した印刷インキ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C09D 11/02 C09D 11/02 (72)発明者 ギユンター・ジー・フランケ ドイツ42799ライヒリンゲン・ラントラー ト−トリムボルン−シユトラーセ60

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)有機顔料を、(1)有機顔料に対
    して約0.1〜約100重量%の立体障害された及び/
    または嵩高な第1級アミン、(2)有機顔料に対して0
    〜約100重量%の界面活性剤、そして(3)有機顔料
    1重量部に対して約5〜約15重量部の、有機顔料が実
    質的に不溶である液体、で処理し、これによって表面処
    理された有機顔料の液体中懸濁液を形成させ、 (b)この懸濁液を空洞化(cavitating)状
    態に露呈し、そして (c)顔料組成物を集める、ことを含んでなる、顔料組
    成物の製造法。
  2. 【請求項2】 請求項1の方法で製造した顔料組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1の方法で製造した顔料組成物を
    顔料として含む、顔料で着色した高分子材料。
  4. 【請求項4】 請求項1の方法で製造した顔料組成物を
    顔料として含む、顔料で着色したコ−テイング。
  5. 【請求項5】 請求項1の方法で製造した顔料組成物を
    顔料として含む、顔料で着色した印刷インキ。
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