JPH10182652A - (シクロ)脂肪族1,4−ジイソシアネートからの多環式イミノオキサジアジンジオン - Google Patents

(シクロ)脂肪族1,4−ジイソシアネートからの多環式イミノオキサジアジンジオン

Info

Publication number
JPH10182652A
JPH10182652A JP9363887A JP36388797A JPH10182652A JP H10182652 A JPH10182652 A JP H10182652A JP 9363887 A JP9363887 A JP 9363887A JP 36388797 A JP36388797 A JP 36388797A JP H10182652 A JPH10182652 A JP H10182652A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
iminooxadiazinedione
polycyclic
groups
isocyanate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9363887A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4235274B2 (ja
Inventor
Frank Dr Richter
フランク・リヒテル
Dieter Mager
デイーテル・マグエル
Josef Dr Pedain
ヨーゼフ・ペダイン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bayer AG
Original Assignee
Bayer AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bayer AG filed Critical Bayer AG
Publication of JPH10182652A publication Critical patent/JPH10182652A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4235274B2 publication Critical patent/JP4235274B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D498/00Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having nitrogen and oxygen atoms as the only ring hetero atoms
    • C07D498/02Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having nitrogen and oxygen atoms as the only ring hetero atoms in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D498/04Ortho-condensed systems
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
    • C08G18/70Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the isocyanates or isothiocyanates used
    • C08G18/72Polyisocyanates or polyisothiocyanates
    • C08G18/77Polyisocyanates or polyisothiocyanates having heteroatoms in addition to the isocyanate or isothiocyanate nitrogen and oxygen or sulfur
    • C08G18/78Nitrogen
    • C08G18/79Nitrogen characterised by the polyisocyanates used, these having groups formed by oligomerisation of isocyanates or isothiocyanates
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G2101/00Manufacture of cellular products
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G2150/00Compositions for coatings
    • C08G2150/20Compositions for powder coatings

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 封鎖剤を含有する従来公知のシステムと比較
してイソシアネート基の全部または少なくとも明確に減
少した量を封鎖剤の添加により失活させねばならない
が、高められた温度でさえモノマージイソシアネートま
で分解しないようなシステムを開発すること。 【解決手段】 式I 【化1】 に対応する多環式イミノオキサジアジンジオンAに関す
る。さらに、これら多環式イミノオキサジアジンジオン
と他のイソシアネート誘導体との混合物、並びに必要に
応じ発泡したポリウレタンプラスチックの製造、塗料お
よびコーチングの製造、並びに活性成分もしくは医薬製
品の製造もしくは処方などのための使用に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1,4−ジイソシ
アネートから作成される多環式イミノオキサジアジンジ
オン、その製造方法、およびポリイソシアネート付加生
成物を製造するためのその使用に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高分子量ポリマーを合成するためのイソ
シアネートと極めて多量のH−酸化合物との反応[O.
バイエル等の研究に基づく]は公知であり(たとえばD
E−A728,981号)、相当な工業用途が存在す
る。これはイソシアネート基と共反応体との高い反応性
を利用する。低分子イソシアネート(特にジイソシアネ
ート)の不快な生理学的性質はしばしば、たとえばコー
チング部門におけるその直接的使用を妨げる。したがっ
て、得られる生成物の蒸気圧を顕著に増大させると共に
生理学上安全な化合物を得る目的でこれらモノマーを改
変すべく各種の方法が用いられる。この例は過剰量のジ
イソシアネートと二価および多価アルコールとの反応で
あってプレポリマーを生成させ、或いはウレトジオン基
(「ダイマー」)、イソシアヌレート基(「トライマ
ー」)およびビウレット基を有するポリイソシアネート
の製造を含む。さらに、減少した反応性を有するNCO
基をたとえばできるだけ長い可使時間を有する1−成分
用途、ポリウレタン粉末被覆系および水性系に使用する
ことがしばしば必要である。これら用途に用いうる生成
物を得るには、ポリマー合成材料もしくは被覆フィルム
を形成させる架橋反応に際し、必要に応じ改変型にて分
解する化合物を用いて熱可逆性もしくは化学可逆性の封
鎖反応を行う必要がある[たとえばプログレス・オーガ
ニック・コーチングス、第3巻(1975)、第73頁
および第9巻(1981)、第3頁]。この目的で多く
の化合物、たとえばε−カプロラクタム、マロン酸ジア
ルキルエステルおよびブタノンオキシムが実用的に成功
すると証明されている。
【0003】これら全てのシステムの欠点は、硬化反応
に際し分解しない封鎖剤を処分せねばならない点であ
る。これらが生成物に残存すれば、「滲出」または生成
物の物理的および/または化学的安定性の劣化に基づ
き、その性質範囲に悪影響を及ぼしうる。或る面におい
て、この欠点の例外はウレトジオン基を有する上記被覆
用ポリイソシアネート(「ダイマー」)であって、多く
の他のイソシアネート誘導体とは異なり、最初のイソシ
アネートまで熱分解することができる。したがって、分
解生成物は硬化過程に際し放出されない。しかしなが
ら、ウレトジオン構造の熱不安定性から幾つかの欠点が
生ずる。高められた温度における長期貯蔵はウレトジオ
ン環の緩徐な分解をもたらして、残留モノマーの含有量
を増大させ、その結果としてもはや生理学上許容しえな
い生成物をもたらす。さらに、組成物の急速硬化を必要
とするウレトジオン環の熱誘発解離は比較的高温度での
み生じて、変色および他の望ましくない分解現象をもた
らしうる。さらにEP−A 14,365号に記載され
てウレトジオンと同様である、いわゆるα−ナイロン型
の「自己封鎖性」化合物の使用も知られている。しかし
ながら、架橋を必要とするこれらポリマーの分解は、ウ
レトジオンにつき必要とされる温度よりも少なくとも僅
か高い温度においてのみ成功する。この理由から、これ
らは特にコーチング部門では従来使用されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、封鎖
剤を含有する従来公知のシステムと比較してイソシアネ
ート基の全部または少なくとも明確に減少した量を封鎖
剤の添加により失活させねばならないが、高められた温
度でさえモノマージイソシアネートまで分解しないよう
なシステムを開発することにある。この課題は、本発明
による二環式および多環式のイミノオキサジアジンジオ
ン(以下、多環式イミノオキサジアジンジオンと称す
る)により解決することができる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、式(I)A
【化4】 [式中、R1 〜R8 は同一もしくは異なるものであって
水素またはアルキル、シクロアルキル、アラルキルおよ
びアリール基(これらの基はイソシアナト(シクロ)ア
ルキル基によりまたはイソシアネート基に対し反応しな
い基により置換することができる)を示し、又はR1
よび/またはR2 は互いにまたはR3 〜R8 からの1個
もしくはそれ以上の置換基およびAにおける7員環セグ
メントの対応炭素原子と共に1個もしくはそれ以上の必
要に応じ部分不飽和の環を形成することができ、または
3 もしくはR4 はR5 もしくはR6 と共におよび窒素
に結合しないAにおける7員環セグメントの2個の炭素
原子と共に芳香族環を形成することができ、R9 は水素
またはアルキル、シクロアルキル、アラルキル、アリー
ルもしくは複素環式基(これはイソシアナト(シクロ)
アルキル基によりまたはイソシアネート基に対し反応性
でない基により置換することができる)を示す]に対応
する多環式イミノオキサジアジンジオンAに関するもの
である。
【0006】さらに本発明は、これら多環式イミノオキ
サジアジンジオンとイソシアヌレート基、ウレトジオン
基、ビウレット基、アロファネート基、カルボジイミド
基および/またはウレタン基を有すると共に必要に応じ
イソシアネート基をも含有する他のイソシアネート誘導
体との混合物にも関するものであり、ここでイソシアネ
ート基は必要に応じ封鎖型で存在しうる。
【0007】さらに本発明は、ジイソシアネートまたは
式(III)
【化5】 に対応するイソシアネート基含有オリゴマーCと少なく
とも1種の同一もしくは異なるモノ−もしくはポリ−イ
ソシアネートとの触媒誘発反応による前記多環式イミノ
オキサジアジンジオンの製造方法にも関するものであ
る。
【0008】最後に本発明は、中間生成物としての或い
は必要に応じ発泡したポリウレタンプラスチックの製
造、塗料およびコーチングの製造、並びに活性成分もし
くは医薬製品の製造もしくは処方などに関する成分とし
ての本発明による多環式イミノオキサジアジンジオンの
使用に関するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】式(I)によれば、R9 は式II
【化6】 [式中、R1 〜R8 は上記の意味を有する]に対応する
基を示すことができる。さらに前記式によれば、イソシ
アネート基に対し反応しない基の例はハロゲン、オキソ
(−C(=O)−)、アルコキシもしくはアリールオキ
シ(R−O−)、アルコキシカルボニル(ROC(=
O)−)、アロイル(RC(=O)−)を包含し、置換
基R1 〜R9 に存在し或いは置換基として存在すること
ができる。
【0010】本発明は、1,4−ジイソシアネートを必
要に応じ他のモノ−および/またはポリ−イソシアネー
トの存在下に触媒誘発反応により本発明の多環式イミノ
オキサジアジンジオンまで変換させうるという驚異的観
察に基づいている。この知見は、1,4−ジイソシアネ
ートが広い温度範囲にわたり異なる触媒の存在下にオリ
ゴマー化(イソシアヌレート基の形成を伴う三量化、た
とえばEP 571,038号参照またはウレトジオン
基の形成を伴う二量化)する傾向を有し或いはしばしば
同時にα−ナイロン型の高分子量化合物の形成を伴う
(シクロ)重合化の傾向を有することが刊行物から公知
であるため極めて驚異的である。これは他の刊行物、た
とえばR.J.コッターおよびM.マッツナー、「オー
ガニック・ケミストリー、Aシリーズ・オブ・モノブラ
フス」、第2部、第13B2巻、第332頁以降にも記
載され、さらに実施例1でも説明する。既に上記したよ
うに、前記α−ナイロン型物質は、たとえば被覆用途に
おけるその使用に関し重大な欠点を有する。前記刊行物
は多環式イミノオキサジアジンジオンの生成につき記載
していない。
【0011】イソシアネートの触媒誘発改変によるイミ
ノオキサジアジンジオン化合物の形成につき記載した刊
行物は極く僅かしか存在しない。スロッタおよびチェッ
シェは、トリブチルホスフィンの存在下でのメチルイソ
シアネートの変換に際し他の生成物の他に単環式トリメ
チル誘導体(3,5−ジメチル−2−メチルイミノ−
4,6−ジケト−1,3,5−オキサジアジン)を得た
[ケミッシェ・ベリヒテ、第60巻(1927)、第2
95頁および第1011頁]。この化合物は、反応を
1,2−ジクロルエタンを溶剤として行えば一層良好な
収率で得られると言われる[C.R.アカド・サイエン
ス・シリーズC 277(1973)、第795頁]。
1当量のフェニルイソシアネートと2当量のメチルイソ
シアネートとから理論的に作成される3−フェニル−5
−メチル−2−メチルイミノ−4,6−ジケト−1,
3,5−オキサジアジンは、ジフェニルメチルイミドカ
ーボネートとトシルイソシアネートとの反応に際し他の
生成物と一緒に生成される[ケミッシェ・ベリヒテ、第
120巻(1987)、第339頁]。二酸化炭素の存
在下におけるヘキサメチレンジイソシアネートの三量化
に際し少量のトリス(6−イソシアナトヘキシル)誘導
体、すなわち3,5−ビス(6−イソシアナトヘキシ
ル)−2−(6−イソシアナトヘキシル)イミノ−4,
6−ジケト−1,3,5−オキサジアジンの生成がDE
−A 3,902,078号に記載されている。これら
化合物は、DE−A 19,611,849号における
情報から特定的に作成することができる。
【0012】イミノオキサジアジンジオン構造を有する
多環式化合物は最近まで全く未知であった。1,3−ジ
イソシアネートから出発して得られる代表例がDE−A
19,532,060号に記載されている。本発明に
よる多環式イミノオキサジアジンジオンは、必要に応じ
共反応体としての他のモノ−もしくはポリ−イソシアネ
ートと組合せてポリイソシアネート(好ましくはジイソ
シアネート)の触媒誘発反応により作成することがで
き、出発成分の少なくとも一方においてイソシアネート
基の2個は互いに1,4位置に配置される。
【0013】本発明による多環式イミノオキサジアジン
ジオンの製造に使用される1,4−ジイソシアネートは
140〜800、好ましくは140〜400の数平均分
子量を有する化合物である。これらジイソシアネートは
必要に応じ他のモノ−およびポリ−イソシアネートと混
合して使用することができ、可能であれば必要に応じ立
体異性体の混合物として使用することもできる。1,4
−ジイソシアネートの例は1,4−ジイソシアナトブタ
ン(ブタンジイソシアネートもしくはBDI)、2,
2,3,3−テトラフルオロ−1,4−ブタンジイソシ
アネート、2−クロル−1,4−ジイソシアナトブタ
ン、2,3−ジブロモ−1,4−ジイソシアナトブタ
ン、2,3−ビス(ジフルオロアミノ)−1,4−ジイ
ソシアナトブタン、1,4−ジイソシアナト−1,1,
2,2,3,3,4,4−オクタフルオロブタン、1,
4−ジイソシアナト−1−プロポキシブタン、1,4−
ジイソシアナトペンタン、1,4−ジイソシアナト−4
−メチルペンタン、2,5−ジイソシアナトヘキサン、
3,6−ジイソシアナトオクタン、1−イソシアナト−
3−(イソシアナトメチル)ペンタン、2,5−ジイソ
シアナト−2,5−ジメチルヘキサン、1−イソシアナ
ト−3−(イソシアナトメチル)−3,5,5−トリメ
チルヘキサン、1,3,6−トリイソシアナトヘキサ
ン、2,5,8−トリイソシアナトオクタン、1,4−
ジイソシアナト−1−ブテン、1,4−ジイソシアナト
−2−ブテン、2−ブタンジオイルジイソシアネート、
2−ブテンジオイルジイソシアネート、4,7−ジイソ
シアナト−2,6,6−トリメチル−2−ヘプテン、1
−メチレン−1,4−ブタンジイソシアネート、2,5
−ジイソシアナトペンタン酸のエチル、プロピル、ベン
ジル、ブチル、ヘキシル、オクチル、デシル、ドデシル
およびオクタデシルエステル、2,5−ジイソシアナト
ヘキサン酸メチル、2,5−ジイソシアナトヘプタン酸
メチル、2,5−ジイソシアナト−ジヘキサン酸のジメ
チル、ジエチルおよびジブチルエステル、1,2−ビス
(イソシアナトメチル)シクロブタン、1,4−ジイソ
シアナトシクロヘキサン、1,4−ジイソシアナト−2
−メチルシクロヘキサン、1,2−ビス(イソシアナト
メチル)シクロヘキサン、5,6−ビス−(イソシアナ
トメチル)ビシクロ−[2.2.1]ヘプト−2−エ
ン、1,4−ジイソシアナト−ビシクロ[2.2.2]
−オクタン、2−イソシアナト−6−イソシアナトメチ
ルピラン、1,1−ジメチル−3−イソシアナト−5−
イソシアナトメチル−シクロヘキサン、2−イソシアナ
ト−4−イソシアナトメチル−1,1,4−トリメチル
シクロヘキサン、2−イソシアナト−4−イソシアナト
メチル−1,1−ジメチルシクロブタン、1,4−ジイ
ソシアナト−2,3,5,6−テラメチルシクロヘキサ
ン、1−イソシアナト−3−イソシアナトメチル−1−
メチルシクロヘキサン(必要に応じ1−イソシアナト−
4−イソシアナトメチル−1−メチルシクロヘキサン、
IMCIの2つの異性体との混合物)、2−イソシアナ
ト−4−イソシアナトメチル−1−メチルシクロヘキサ
ン、5−イソシアナト−1−イソシアナトメチル−1,
3,3−トリメチルシクロヘキサン(IPDI)、2,
5−ジイソシアナト−1,1,3−トリメチルシクロヘ
キサン、1−イソシアナト−3−イソシアナト−メチル
シクロヘキサン、1−イソシアナト−3−(1−イソシ
アナトエチル)シクロヘキサン、1−イソシアナト−3
−(1−イソシアナトプロピル)シクロヘキサン、4−
シクロヘキセン−1,2−ジカルボニルジイソシアネー
ト、1,2−ビス(イソシアナトメチル)ベンゼン(キ
シリレンジイソシアネート、XDI)、1,2−ビス
(1−イソシアナト−1−メチルエチル)ベンゼン(テ
トラメチルキシリレンジイソシアネートもしくはTMX
DI)、4,5−ビス(イソシアナトメチル)−1,3
−ジチオラン、4,5−ビス(イソシアナトメチル)−
2−メチル−1,3−ジチオラン、2−(2−イソシア
ナトエチル)−2−(イソシアナトメチル)−1,3−
ジチオラン、2−(2−イソシアナトエチル)−2−
(イソシアナトメチル)−1,3−ジオキソラン、3,
4−ビス(イソシアナトメチル)テトラヒドロチオフェ
ン、2,3−ビス(イソシアナトメチル)−1,4−ジ
チアン、1,2,3,4−テトラメトキシ−1,4−ブ
タンジイソシアネートおよび1,4−ジイソシアナト−
1,2,3,4−ブタンテトロールテトラ酢酸を包含す
る。
【0014】これら1,4−ジイソシアネートは公知で
あり、たとえばホスゲンを使用して或いは使用せずに対
応のジアミンから従来技術の確立された方法により或い
は他のルート(カーチウス分解、ウレタン分解など)に
より作成することができる。脂環式1,4−ジイソシア
ネートを使用する場合、特に高比率の1,4−cis異
性体または高比率の1,3−trans異性体を有する
立体異性体の混合物を使用する場合、他の改変反応が可
能である。これらはイソシアヌレート構造および単環式
イミノオキサジアジンジオン構造の形成を伴う三量化
(DE−A 19,611,849号参照)、さらにカ
ルボジイミド/ウレトンイミン(uretonimine) 生成を伴
う三量化、並びにウレトジオン構造の形成を伴う二量化
を包含する。したがって、本発明による多環式イミノオ
キサジアジンジオンは上記従来技術からのイソシアネー
ト誘導体、たとえば尿素、ビウレット、ウレタンおよび
/またはアロファネートとの混合物として生ずることも
でき、或いはその後にこれらと混合することもできる。
本発明により多環式イミノオキサジアジンジオンは(シ
クロ)重合化物(α−ナイロン化合物)と一緒に生成す
ることもでき、それらから必要に応じたとえば抽出もし
くは蒸留により分離することができる。
【0015】本発明による多環式イミノオキサジアジン
ジオンは、1,4−ジイソシアネートから出発して特に
脂環式ジイソシアネートの場合には、純粋なtrans
−1,4−ジイソシアナトシクロアルカンから或いは純
粋なcis−1−イソシアナト−3−(1−イソシアナ
トアルキル)誘導体から出発すると共に1種もしくはそ
れ以上の公知の従来法により生成された生成物もしくは
生成物の混合物をたとえば蒸留、薄膜蒸留、分子蒸留、
結晶化もしくは抽出により精製して純粋型で得ることも
できる。
【0016】イソシアネート基およびさらにイソシアヌ
レート基、単環式イミノオキサジアジンジオン基および
/またはウレトジオン基をも有するオリゴマーの製造に
つき刊行物に引用された多くの化合物が、本発明による
多環式イミノオキサジアジンジオンAの製造に適してい
る。特に製造を約120℃以下の温度で行う場合は、た
とえばアルキルホスフィン(たとえばトリブチルホスフ
ィンもしくはトリオクチルホスフィン)(それぞれ必要
に応じ異性体の混合物として)およびジアルキルアミノ
ピリジン、たとえば4−(N,N−ジメチルアミノ)ピ
リジン(DMAP)のような緩和なルイス塩基を使用す
ることが好ましい。触媒は遊離型[均質触媒、H.J.
ラース等、ジャーナル・プラクチカル・ケミストリー、
第336巻(1994)、第192〜198頁参照]ま
たは支持体に固定された化学改変型[不均質触媒、EP
0,447,516A1号もしくはWO 93/18
014号参照]にて使用することができる。他の添加
剤、たとえば得られる生成物のカラーインデックスを向
上させるものの使用することができる[たとえばEP−
A 735,027号参照]。
【0017】イソシアヌレート基および/またはウレト
ジオン基を有するイソシアネート誘導体の製造につき、
これら触媒が適することは公知である[DE−A 1,
670,720号およびDE−A 3,379,549
号参照]。しかしながら、本発明による多環式イミノオ
キサジアジンジオンの製造に関するその使用は記載され
ていない。DE−A 1,670,720号には、或る
種の反応条件下(たとえば高められた温度および低濃度
の触媒の条件下)でカルボジイミドおよびウレトンイミ
ドの他に「アルキルイミノジアルキル−オキサジアジン
ジオン」をも生成する可能性が示されている。しかしな
がら、これらの主張は部分的にのみ正確であり[DE−
A 19,611,849号における理由参照]、比較
例がそこに示されている。刊行物にはどこにも、本発明
による二環式もしくは多環式イミノオキサジアジンジオ
ンにつき記載もなければ、1,3−ジイソシアネートの
使用[DE−A 19,532,060号参照]により
得られる特殊な利点およびその生成における1,4−ジ
イソシアネート(本発明)についても記載がない。
【0018】DE−A 3,739,549号は6〜1
5個の炭素原子を有する(シクロ)脂肪族ジイソシアネ
ートの使用を開示しており、これは4−ジアルキルアミ
ノ−ピリジン(たとえばDMAP)の存在下で99%の
選択率にて純粋ウレトジオン構造を有するポリイソシア
ネートまで変換することができる。本発明に記載する多
環式イミノオキサジアジンジオンの最も簡単な代表例、
すなわち2分子の1,4−ブダンジイソシアネート(B
DI)から生成されて式IV
【化7】 に対応する10−(4−イソシアナトブチル)−8−オ
キサ−1,6,10−トリアザビシクロ[5.4.0
1.7 ]ウンデセ−6−エン−9,11−ジオンDはDE
−A 3,739,549号の記載には入らない。した
がって、刊行物における情報からは上記触媒もしくは他
の触媒が本発明による多環式イミノオキサジアジンジオ
ンの生成につき単独で或いは他のイソシアネート誘導体
と混合して適することを予想しえないであろう。
【0019】反応は、(a)出発物質として単味のジ−
もしくはポリ−イソシアネートを用いて必要に応じイソ
シアネート基に対し不活性である溶剤の存在下に必要に
応じ周囲圧力以外の圧力で0℃〜出発(ジ)イソシアネ
ート分解温度の温度にて行うことができる。本発明によ
る多環式イミノオキサジアジンジオンは好ましくは−3
0〜550℃、好ましくは0〜500℃の温度にて製造
される。出発化合物の所望の変換度にて、反応は公知方
法[ジャーナル・プラクチカル・ケミストリー、第33
6巻(1994)、第192〜198頁]で、たとえば
触媒毒の添加によりおよび/または触媒の熱失活により
停止させることができる。しかしながら、反応はモノマ
ー1,4−ジイソシアナトアルカンの実質的に完全な変
換まで行うこともできる。かくして得られた生成物は、
さらに下記する用途にて直接使用することができる。或
いは生成物を次いで残留未反応モノマーから公知方法
(たとえば蒸留、薄膜蒸留もしくは抽出)により分離す
ることもできる。この方法の1特定(必要に応じ連続
式)具体例にて、反応はチューブ状反応器内で必要に応
じ反応成分に対し不活性である希釈剤を用いて行うこと
ができる。反応媒体の温度は好ましくは50〜550℃
である。
【0020】本発明による多環式イミノオキサジアジン
ジオンは、気相にて適する接触により作成することもで
きる。この方法の具体例につき最適の反応温度は出発イ
ソシアネート(混合物)の沸点に依存し、100〜50
0℃の範囲である。圧力は好ましくは1ミリバール〜5
バールである。本発明による多環式イミノオキサジアジ
ンジオンは、必要に応じ他の公知のイソシアネート誘導
体との混合物として、たとえば薄膜蒸留、抽出、結晶化
もしくは分子蒸留のような慣用の従来法により単離する
ことができ、無色もしくは僅かに着色した液体もしくは
固体として得られる。これは、使用するイソシアネート
(もしくはその混合物)に依存して約30〜190℃の
融点範囲を有する。本発明による多環式イミノオキサジ
アジンジオンは、活性物質の作成もしくは処方、並びに
プラスチックおよびコーチング部門での使用の両者につ
き中間生成物として適する極めて貴重な原料である。
【0021】適宜分枝した開鎖脂肪族1,4−ジイソシ
アネートから得られる代表的物質(二環式イミノオキサ
ジアジンジオン、たとえばD、実施例2〜4参照)は低
粘度の液体であって、既に上記した利点の他に高固形分
ポリウレタンコーチングに使用するための、いわゆる反
応性希釈剤としても極めて適している。イソシアネート
基の1部が自己封鎖型にてイミノオキサジアジンジオン
環に存在し、したがって分子量増大に必要な共反応体と
の反応を適する反応条件下でのみ、たとえば温度の上昇
および/または触媒の使用によってのみ行いうることも
利点である(実施例6〜8参照)。本発明による多環式
イミノオキサジアジンジオンは、それ自身で或いは他の
公知のポリイソシアネート誘導体、すなわちウレトジオ
ン基、ビウレット基、アロファネート基、イソシアヌレ
ート基、ウレタン基もしくはカルボジイミド基を有する
と共にその遊離NCO基が必要に応じ公知の封鎖剤で封
鎖されているものと組合せて使用することができる。こ
の点で本発明によるイミノオキサジアジンジオンがこれ
らポリイソシアネート誘導体の作成に際し生成されるか
どうか或いはこれらをその後にこれらと混合するかどう
かは無関係である。
【0022】好ましくは多環式イミノオキサジアジンジ
オンとウレトジオン基、イソシアヌレート基および/ま
たは単環式イミノオキサジアジンジオン(非対称性トラ
イマー)基との混合物が使用される。これらポリイソシ
アネート混合物は必要に応じ遊離NCO基または封鎖イ
ソシアネート基を含有することができる。混合物におけ
る多環式イミノオキサジアジンジオンの含有量は好まし
くは10モル%以上である(実施例2〜4をも参照)。
本発明による多環式イミノオキサジアジンジオンの利点
は、これらが長時間の熱応力の際にも出発モノマー
(ジ)イソシアネートまで分解する傾向を全く示さない
点である(実施例5をも参照)。さらに、これらはイソ
シアネート反応性基(すなわちツェレウィチノフ活性水
素)を含有する化合物に対し充分高い必要に応じ緩徐な
反応性をも有する。これら観察は、異性体イソシアヌレ
ートの研究からこの複素環システムが化学的に極めて不
活性であると知られているので驚異的である。さらに、
刊行物にはイミノオキサジアジンジオン環が溶剤分解反
応を受けうるという唯一の示唆も存在する[ケミッシェ
・ベリヒテ、第60巻(1927)、第295頁]。
【0023】式Iの置換基R1 〜R9 の内部に他の反応
性中心(たとえばイソシアネート基)が存在すれば、本
発明による多環式イミノオキサジアジンジオンはそれ自
身で二重架橋メカニズムを持った用途に適する。たとえ
ば、遊離反応性基(たとえばイソシアネート基)は初期
反応工程にて成分Z(OH)n もしくはZ[N(R′)
H]n と反応し(反応式1参照)、次いでイミノオキサ
ジアジンジオン構造の分解を伴う架橋が必要に応じ触媒
される独立の第2工程で行われる。ツェレウィチノフ活
性水素を含有する2種までの共反応体がイミノオキサジ
アジンジオン単位の1当量当たりに結合することができ
る(反応式1)。
【0024】反応式1:本発明による多環式イミノオキ
サジアジンジオンとの連鎖延長および架橋反応(ここに
最も簡単な代表例Dの反応例によって示す)
【化8】
【0025】上記式中、Zは水素、n−価のアルキル、
シクロアルキル、アラルキルもしくはアリール基、また
はn−価のポリアクリレート、ポリエステル、ポリカー
ボネートもしくはポリエーテル(1個もしくはそれ以上
のアミノもしくはヒドロキシル基を有する)からOHお
よび/またはN(R′)H基を除去して得られる残基を
示し、XはOもしくはNR′を示し、R′は水素、一価
のアルキル、シクロアルキル、アラルキルもしくはアリ
ール基、または一価のポリアクリレート、ポリエステ
ル、ポリカーボネートもしくはポリエーテル(1個のア
ミノもしくはヒドロキシル基を有する)からOH基およ
び/またはN(R′)H基を除去して得られる残基を示
し、nは1〜6である Zが水素を示せば、基Z(XH)n はH2 O、NH3
しくはN24 に対応する。
【0026】原理的に任意所要の官能価は、本発明によ
る多環式イミノオキサジアジンジオンの分子内に他の反
応性中心の同時的存在により或いは一官能性より高い成
分Z(XH)n (n>1)の存在下における上記「予備
延長工程」にて適する改変により得ることができる。第
1反応工程にて得られた生成物は、最終生成物を得るた
めの架橋(硬化)をイミノオキサジアジンジオン構造の
熱および/または触媒誘発分解により行う1−成分組成
物として使用することもできる。この種の生成物は、た
とえば1−成分ポリウレタン粉末被覆組成物として適し
ている。最終生成物を生成させる硬化は単一工程(2−
成分技術)でも行いうる。1−成分もしくは2−成分の
いずれのルートにより製造されたかには無関係に、得ら
れる生成物は公知のポリウレタン系の高品質を示す。
【0027】本発明による生成物および適宜の共反応体
の他に、組成物は溶剤または溶剤の混合物、たとえばト
ルエン、キシレン、シクロヘキサン、クロルゼンベン、
酢酸ブチル、酢酸エチル、エチレングリコールアセテー
ト、酢酸メトキシプロピル、アセトン、石油スピリッ
ト、高置換芳香族物質(たとえば溶剤ナフサ、ソルベッ
ソ、シェルソール、イソパール、ナッパールおよびジア
ソール溶剤)をも含有することができる。さらに、たと
えば湿潤剤、流れ調節剤、革張り防止剤、消泡剤、平滑
剤、粘度調整用物質、NCO−OH/NH反応および/
またはイミノオキサジアジンジオン環の開環のための触
媒、顔料、染料、UV吸収剤、並びに熱および酸化安定
剤のような添加剤も適している。本発明による多環式イ
ミノオキサジアジンジオンを含有する被覆組成物はたと
えは木材、プラスチック、皮革、金属、紙、コンクリー
ト、石材、セラミックおよび繊維のような各種の支持体
の被覆につき使用することができる。
【0028】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに説明し、
ここで部数および%は特記しない限り全て重量による。
【0029】例1:比較例(EP−A 571,038
号、例1〜3およびEP−A 57,653号または米
国特許第4,412,073号をも参照) それぞれの場合、200g(1.43モル)の1,4−
ジイソシアナトブタン(BDI)を60℃(a〜c)お
よび120℃(d)にて撹拌しながら機械撹拌機と内部
温度計と還流凝縮器と触媒の計量装置とが装着された2
50mLの4つ首フラスコに入れた。次いで下記する総
量にて次の成分を外部加熱もしくは冷却しながら2〜3
時間かけて増量添加し、60〜70℃(a〜c)および
120℃(d)の反応温度を維持した: (a)2−エチル−1,3−ヘキサンジオールに溶解さ
れた25mgの水酸化ベンジルトリメチルアンモニウム
(トリトンB、アルドリット社)、(b)n−ヘキサン
に溶解された55mgのN,N′,N″−トリス(ジメ
チルアミノプロピル)ヘキサヒドロトリアジン(ポリカ
ット41、エア・プロダクツ社)、(c)ブタノールに
溶解された8gの1,4−ジアザ[2.2.2]ビシク
ロオクタン(DABCO、エア・プロダクツ社)、
(d)未希釈の3gのビス(トリメチルシリル)アミン
(HMDS、アルドリッチ社)。反応溶液が約53%の
滴定(DIN 53 185)測定されたNCO含有量
に達した後、反応をそれぞれの場合に化学量論量(使用
触媒の量に対応)の(a)〜(c)ではジ−n−ブチル
ホスフェートおよび(d)においてはH2 Oの添加によ
り停止させた。次いで反応混合物をゲル透過クロマトグ
ラフィー(GPC)により分析した。その結果を表1に
示す。
【0030】
【表1】 1) ポリマー比率の分子量分布は各実験にて僅かに変化し、大抵の場合は平均 値が10,000g/モルより大であった。これらポリマーの構造に対す る検討は行わなかった[Y.イワクラ、K.ウエノおよびK.イチカワ、 ジャーナル・オブ・ポリマー・サイエンス、第A部、第2巻(1964) 、第3387〜3404頁をも参照]。イソシアヌレートポリイソシアネ ートの他に、主としてウレトジオン基を有する化合物および触媒もしくは 触媒溶液(「その他」として要約)の反応生成物も存在した。 2) 面積%=モノマーなしのGPCによる面積%(基準化せず);Dを除き、 全ての物質は多かれ少かれ互いに部分的に重なる明瞭なオリゴマーのシリ ーズとして得られたので、一層正確なデータは可能でなかった。 n.d. 検出せず
【0031】薄膜蒸留による過剰モノマーの分離は
(d)の場合にのみ可能であった(a)〜(c)の場合
には多量のポリマー、表1参照)ので、最初に挙げた3
種の実験における実質的にポリマーフリーの樹脂をEP
−A 0,571,038号に記載した手順を用いて抽
出により得、抽出剤および同時抽出モノマーを薄膜蒸留
により分離した後に再分析した。NCO含有量は、23
℃で測定して(a)〜(c)の場合には約5,000m
Pa.sおよび(d)の場合には約15,000mP
a.sの動粘度にて27.3%および29.2%であっ
た。イソシアヌレート構造が優勢であることは、IRス
ペクトロスコピーおよびNMRスペクトロスコピーによ
り明かに証明させた。いずれの場合も、Dが約5モル%
のモル比率で見られた。
【0032】例2(本発明による) 例1の手順を反復したが、ただし500gのBDIを
1.0〜1.2gのトリブチルホスフィン(ヘキスト
社)の増量添加でオリゴマー化させた: (a)90℃ (b)60℃ (c)60℃ (d)30℃ 混合物が次の滴定されたNCO含有量に達した際に停止
させた: (a)47.9% (b)47.9% (c)21.0%、および (d)43.5%。 停止は次の成分の添加によって行った: (a)0.75gのp−トルエンスルホン酸メチル(T
SE)および/次いで80℃にて1時間にわたる加熱、 (b)〜(d)それぞれの場合、0.06gの元素硫
黄。
【0033】最初の2種のバッチを100℃/0.2ミ
リバールにて薄膜蒸留した後、それぞれの場合173g
の実質的に無色の樹脂が得られ、これは(a):21.
6%および(b):18.9%のNCO含有量と
(a):600mPa.sおよび(b):1960mP
a.s(23℃)の粘度とを有した。(a)および
(b)におけるモノマーBDIの含有量は0.2%(G
PC分析)であり、(c)では約10%(GPC分析)
であり、さらに(d)では約42%(GPC分析)であ
った。オリゴマー生成物(すなわち(c)および(d)
における比率で存在するモノマーを除く)における二環
式イミノオキサジアジンジオンの含有量(GPCにより
測定)は次の通りである: (a)約36面積%、(b)約49面積%、(c)約3
9面積%、(d)約48面積%。
【0034】Dの本体は元素分析(物質の特性化、例4
をも参照)のデータとGPC、GC−MS、 1Hスペク
トロスコピー、13C−NMRスペクトロスコピーおよび
IRスペクトロスコピーから確認した。樹脂のNCO誘
導体に対するイミノオキサジアジンジオン基のモル比率
(NMR−スペクトロスコピーにより測定)は次の通り
である: (a)約43モル%、(b)約59モル%、(c)約6
9モル%、および(d)約75モル%。
【0035】例3:(本発明による) 173gの例(2a)からの樹脂を180℃の温度およ
び0.2ミリバールの圧力にて加熱用媒体により薄膜蒸
留にかけた。134gの無色液体を留去し、これを再び
120℃/0.2ミリバールでの薄膜蒸留にかけて、ウ
レトジオン基の熱分解から高蒸留温度で生成されたモノ
マーBDIを分離除去した。22.3%のNCO含有量
と640mPa.s(23℃)の動粘度とを有する69
gのモノマーフリーの生成物が得られた。この生成物
は、約60%の式(V)
【化9】 に対応するウレトジオンEの他に、式(IV)に対応す
る実質的に純粋なDをも含有した。
【0036】例4:(本発明による) 例1の手順を反復したが、ただし900gのトルエンに
溶解された100gのBDIを反応フラスコに入れると
共に6gのトリブチルホスフィンをこの混合物に増量添
加した。反応を、滴定して混合物のNCO含有量が4.
21%になるまで60℃にて行った。反応を1gの元素
硫黄の添加により停止させ、次いで大部分のトルエンを
回転蒸発器で50℃/5ミリバールにて抜き取った。3
3.8%のNCO含有量を有する114.8gの液体が
得られた。生成物のNMRスペクトロスコピー分析は、
NCO誘導体の約85モル%が本発明による二環式イミ
ノオキサジアジンジオン構造を有することを証明した。
未反応モノマーを蒸留により除去した後、滴定NCO当
量に対応する化学量論量におけるトルエン中のメチルア
ミン溶液を室温にて滴下した。IRにより測定してNC
O基が完全に反応した後、混合物を徐々に小容量まで濃
縮した。結晶化の開始に際し濃縮過程を中断し、結晶を
冷蔵庫内で1晩貯蔵し、次いで沈降した沈殿物を吸引濾
過し、低温エーテルで数回洗浄し、次いで乾燥させた。
Dからのモノメチル尿素の元素分析は次の結果を与え
た:実測値(C132154 に対する計算値):C:
50.21%(50.15%)、H:6.92%(6.
80%)、N:22.48%(22.49%)。
【0037】例5:(本発明による、多環式イミノオキ
サジアジンジオンの熱安定性を示す) 例3に記載した手順により得られた10gのポリイソシ
アネートの混合物(イミノオキサジアジンジオンとウレ
トジオンとのモル比=0.7)をゆっくり2ミリバール
から0.1ミリバールまで低下させた圧力にて150℃
から180℃まで50分間かけて標準蒸留装置内で微細
過ぎない横毛細管により通過させた微細真珠状の窒素流
の下で加熱した。通過した蒸留液の95%以上(5.0
g)がガスクロマトグラフ分析からBDIであると判明
した(nD 20=1.4518)。次いで蒸留残渣を20
0℃〜250℃/0.5ミリバールにてクーゲルロール
蒸留にかけた。3.33gの無色液体が得られた。NM
Rスペクトロスコピー分析は、イミノオキサジアジンジ
オンとウレトジオンとのモル比が2.6まで上昇したこ
とを示した。この実験は、異性体ウレトジオンダイマー
Eとは異なり二環式イミノオキサジアジンジオン構造を
有するBDIダイマーDが初期イソシアネート(BD
I)まで熱分解する検出可能な傾向を示さなかったこと
を証明する。したがって、本発明によるイミノオキサジ
アジンジオンは熱分解に対し極めて耐性である。
【0038】例6:(本発明による、反応式1にしたが
うモデル架橋反応) それぞれの場合、15gの例(2b)からのポリイソシ
アネートの混合物に次の成分を撹拌しながら添加した: (a)5gのn−ブタノール、(b)5gのn−ブタノ
ールおよび50mgのジラウリン酸ジブチル錫、(c)
10gのn−ブタノール、および(d)10gのn−ブ
タノールおよび50mgのジラウリン酸ジブチル錫。 熱発生が停止した後、(a)および(b)を2時間にわ
たり50℃に維持すると共に、(c)および(d)を緩
和な還流条件下で130℃の浴温に維持した。次いで、
これら混合物を分析した。(a)にて未反応NCOおよ
び遊離ブタノールの両者が検出された。(b)のIRス
ペクトルにおいては、NCOバンドが全く存在しなかっ
た。アルコールはウレタンとして完全に反応した。
(a)および(b)の両者にて、イミノオキサジアジン
ジオン基とウレトジオン基とのモル比は初期値から実質
的に変化しなかった。(c)および(d)においてNC
OバンドはIRスペクトルに出現しなかった。イミノオ
キサジアジンジオン環は(c)の場合にのみNMRスペ
クトロスコピーにより検出された。(c)および(d)
にてウレトジオン基が明かに検出された。さらに、反応
式1にしたがう開環反応から生成された化合物も検出さ
れた。
【0039】例7:(本発明による、2−成分処理方の
例) 例(2a)に記載した手順により得られた10gのポリ
イソシアネートの混合物を、無水フタル酸とトリメチロ
ールプロパンとから作成されて260のOH価を有する
11.1gのOH官能性ポリエステル(当量=215)
と15gの酢酸n−ブチル中で混合した(NCO:OH
当量比=1.1)。この被覆組成物を厚さ180μmの
層にてガラス板に施し、次いで80℃にて30分間にわ
たり強制乾燥にかけた。100回のMEK二重摩擦の
後、コーチングは支持体から剥離した。50%過剰のO
H−官能性ポリエステル成分を使用した場合(これは従
来のイソシアネート硬化剤を使用した場合に得られるコ
ーチングの被覆特性における明確な劣化をもたらす)お
よび架橋反応を130℃にて60分間にわたり行った場
合、透明なコーチングが得られ、これは150回のME
K二重摩擦の後にさえ支持体からの剥離の徴候を示さな
かった。向上した溶剤耐性は、イミノオキサジアジンジ
オン環の開環(反応式1参照)に基づき一層高温度にて
開始する追加架橋の結果である。
【0040】以上、本発明を例示の目的で詳細に説明し
たが、この詳細は単に例示の目的に過ぎず、本発明の思
想および範囲を逸脱することなく各種の改変をなしうる
ことが当業者には了解されよう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08G 101:00) (72)発明者 デイーテル・マグエル ドイツ連邦共和国デイー51377 レーフエ ルクーゼン、エリザベート・フオン・タツ デン−シユトラーセ 31 (72)発明者 ヨーゼフ・ペダイン ドイツ連邦共和国デイー51061 ケルン、 ハーフエルカムプ 6

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I)A 【化1】 [式中、 R1 〜R8 は同一もしくは異なるものであって水素また
    はアルキル、シクロアルキル、アラルキルおよびアリー
    ル基(これらの基はイソシアナト(シクロ)アルキル基
    により、またはイソシアネート基に対し反応しない基に
    より置換することができる)を示し、またはR1 および
    /またはR2 は互いにまたはR3 〜R8 からの1個もし
    くはそれ以上の置換基およびAにおける7員環セグメン
    トの対応炭素原子と共に1個もしくはそれ以上の必要に
    応じ部分不飽和の環を形成することができ、またはR3
    もしくはR4 はR5 もしくはR6 と共におよび窒素に結
    合しないAにおける7員環セグメントの2個の炭素原子
    と共に芳香族環を形成することができ、 R9 は水素またはアルキル、シクロアルキル、アラルキ
    ル、アリールもしくは複素環式基(これはイソシアナト
    (シクロ)アルキル基によりまたはイソシアネート基に
    対し反応性でない基により置換することができる)を示
    す]に対応する多環式イミノオキサジアジンジオン。
  2. 【請求項2】 R9 が式II 【化2】 [式中、R1 〜R8 は上記の意味を有する]に対応する
    基を示す請求項1に記載の多環式イミノオキサジアジン
    ジオン。
  3. 【請求項3】 2個のイソシアネート基が互いに1,4
    位置に配置された必要に応じ分枝した開鎖脂肪族ジイソ
    シアネートから作成された請求項1に記載の多環式イミ
    ノオキサジアジンジオン。
  4. 【請求項4】 式 【化3】 に対応する10−(4−イソシアナトブチル)−8−オ
    キサ−1,6,10−トリアザビシクロ−[5.4.0
    1.7 ]ウンデセ−6−エン−9,11−ジオンD。
  5. 【請求項5】 少なくとも10モル%の請求項1に記載
    の多環式イミノオキサジアジンジオンを含有し、残部が
    イソシアヌレート基、ウレトジオン基、ビウレット基、
    アロファネート基、カルボジイミド基および/またはウ
    レタン基を有すると共に必要に応じイソシアネート基N
    COを有するイソシアネート誘導体からなり、イソシア
    ネート基が必要に応じ封鎖型にて存在しうることを特徴
    とする組成物。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の多環式イミノオキサジ
    アジンジオンを含有する必要に応じ発泡したポリウレタ
    ンプラスチックを製造するための、またはコーチングを
    製造するための組成物。
JP36388797A 1996-12-20 1997-12-18 (シクロ)脂肪族1,4−ジイソシアネートからの多環式イミノオキサジアジンジオン Expired - Fee Related JP4235274B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19653583A DE19653583A1 (de) 1996-12-20 1996-12-20 Polycyclische Iminooxadiazindione aus (cyclo)aliphatischen 1,4-Diisocyanaten
DE19653583.2 1996-12-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10182652A true JPH10182652A (ja) 1998-07-07
JP4235274B2 JP4235274B2 (ja) 2009-03-11

Family

ID=7815720

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36388797A Expired - Fee Related JP4235274B2 (ja) 1996-12-20 1997-12-18 (シクロ)脂肪族1,4−ジイソシアネートからの多環式イミノオキサジアジンジオン

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5882544A (ja)
EP (1) EP0849268B1 (ja)
JP (1) JP4235274B2 (ja)
CA (1) CA2224954A1 (ja)
DE (2) DE19653583A1 (ja)
ES (1) ES2164292T3 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016035887A1 (ja) * 2014-09-04 2016-03-10 旭化成ケミカルズ株式会社 ポリイソシアネート組成物、塗料組成物、塗膜及びその製造方法、並びに湿気安定化方法

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20010011224A1 (en) * 1995-06-07 2001-08-02 Stephen James Brown Modular microprocessor-based health monitoring system
ATE225777T1 (de) * 1998-06-02 2002-10-15 Bayer Ag Verfahren zur herstellung iminooxadiazindiongruppen enhaltender polyisocyanate
WO2003009221A2 (en) * 2001-07-20 2003-01-30 Hill-Rom Services, Inc. Badge for a locating and tracking system
US10464948B2 (en) 2017-05-30 2019-11-05 Covestro Deutschland Ag Polycyclic diiminooxadiazinones
CN112574389B (zh) * 2020-12-09 2022-07-15 万华化学(宁波)有限公司 一种多异氰酸酯组合物及其制备方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3739549C2 (de) * 1987-11-21 1994-10-27 Huels Chemische Werke Ag Verfahren zur Herstellung (cyclo)aliphatischer Uretdione
DE3902078A1 (de) * 1989-01-25 1990-07-26 Bayer Ag Verfahren zur herstellung von modifizierten, isocyanuratgruppen aufweisenden polyisocyanaten und ihre verwendung
NL9200906A (nl) * 1992-05-22 1993-12-16 Dsm Nv Werkwijze voor de bereiding van een isocyanuraatgroepen bevattend polyisocyanaat.
DE19532060A1 (de) * 1995-08-31 1997-03-06 Bayer Ag Polycyclische Iminooxadiazindione, deren Herstellung und Verwendung
DE19611849A1 (de) * 1996-03-26 1997-10-02 Bayer Ag Neue Isocyanattrimerisate und Isocyanattrimerisatmischungen, deren Herstellung und Verwendung

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016035887A1 (ja) * 2014-09-04 2016-03-10 旭化成ケミカルズ株式会社 ポリイソシアネート組成物、塗料組成物、塗膜及びその製造方法、並びに湿気安定化方法
JPWO2016035887A1 (ja) * 2014-09-04 2017-06-29 旭化成株式会社 ポリイソシアネート組成物、塗料組成物、塗膜及びその製造方法、並びに湿気安定化方法
US9988481B2 (en) 2014-09-04 2018-06-05 Asahi Kasei Kabushiki Kaisha Polyisocyanate composition, coating composition, coating film and method for producing same, and humidity stabilization method

Also Published As

Publication number Publication date
ES2164292T3 (es) 2002-02-16
DE19653583A1 (de) 1998-06-25
JP4235274B2 (ja) 2009-03-11
US5882544A (en) 1999-03-16
EP0849268A1 (de) 1998-06-24
CA2224954A1 (en) 1998-06-20
DE59704860D1 (de) 2001-11-15
EP0849268B1 (de) 2001-10-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5914383A (en) Isocyanate trimers containing iminooxadiazine dione groups, their preparation and use
JP4106134B2 (ja) イミノオキサジアジンジオン基を有するポリイソシアネートおよびその製造方法
EP0524501B2 (en) A process for the production of polyisocyanates containing allophanate and isocyanurate groups
Delebecq et al. On the versatility of urethane/urea bonds: reversibility, blocked isocyanate, and non-isocyanate polyurethane
JP4490813B2 (ja) ウレトジオン基を含むイソシアネート
CA2200567C (en) Polyisocyanates containing uretidione and allophanate groups
JPS6123807B2 (ja)
US5717091A (en) Polycyclic iminooxadiazinediones, their preparation and use
JPH0211554A (ja) イソシアヌレート基含有ポリイソシアネートの製造方法およびそれらの使用
ES2355005T3 (es) Preparación de uretdionas-poliisocianatos.
US5750629A (en) Uretdione diisocyanates and a process for their production
JPH0645606B2 (ja) イソシアヌレート基含有ポリイソシアネートの製造方法
JP4235274B2 (ja) (シクロ)脂肪族1,4−ジイソシアネートからの多環式イミノオキサジアジンジオン
EP0351873A2 (en) Process for the preparation of polyisocyanate
JPH11140157A (ja) 淡色ウレトジオンポリイソシアネートの製造方法
KR100924485B1 (ko) 높은 관능도를 가진 저점도 폴리이소시아네이트 조성물 및그 제조방법
JPH0419994B2 (ja)
JPH09216930A (ja) 低粘度ポリイソシアネート混合物及び該混合物を用いて製造したコーティング組成物
US5091496A (en) Polyisocyanatoalkylphenyl-isocyanurates, method for the preparation thereof and use thereof
GB2107315A (en) Alpha epsilon alkane diisocyanates and their use in polyurethane production
JP2840112B2 (ja) ジイソシアナートおよびその製造方法
JPH02265A (ja) ウレタン変性ビューレットポリイソシアネートの製造方法
JPS60115566A (ja) 新規なイソシアナト‐イソシアヌレート、その製造方法およびイソシアネート重付加生成物の製造におけるその使用
JP2960367B2 (ja) ポリイソシアナト−イソシアヌレート及びその製造方法
JPH0328448B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080805

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081029

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081125

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081215

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111219

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees