JP4490813B2 - ウレトジオン基を含むイソシアネート - Google Patents

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Description

本発明は、ウレトジオン基を含む化合物、並びに第2級および/または第3級的に結合した(第2級および/または第3級)イソシアネート基のみを有する脂肪族および/または脂環式イソシアネートを二量化することによりそのような化合物を製造する方法に関する。第2級および/または第3級イソシアネート基のみを有する脂肪族および/または脂環式イソシアネートからその方法により得ることができるウレトジオンポリイソシアネートは、ポリウレタン樹脂の製造のための出発成分として、特にウレトジオン粉体塗料架橋剤の製造におけるイソシアネート成分として使用することができる。
脂肪族または脂環式ジイソシアネートモノマーの触媒二量化および場合により同時の三量化により、ウレトジオン構造を有するポリイソシアネートを製造することは、知られている。産業的に使用できる従来技術の二量化方法およびそれら方法で使用される触媒および触媒系の包括的な概観は、J. prakt. Chem. 336 (1994) 185-200 にある。
耐光性ウレトジオンポリイソシアネートの中では、特に脂環式ジイソシアネートの線状二量体、すなわちイソシアヌレート基無含有二量体に、大きな関心が集まっている。これらは、ブロック化剤を含まないポリウレタン(PU)粉体塗料架橋剤の製造における好ましい出発化合物となる(例えば、欧州特許出願公開第45 996号、欧州特許出願公開第639 598号または欧州特許出願公開第669 353号)。
少なくとも1つの第1級的に結合した(第1級)イソシアネート基を含む脂肪族および/または脂環式ジイソシアネート、例えば1,6−ジイソシアナトヘキサン(HDI)または1−イソシアナト−3,3,5−トリメチル−5−イソシアナトメチルシクロヘキサン(イソホロンジイソシアネート;IPDI)の線状触媒二量化については、種々の方法があり(例えば、欧州特許出願公開第45 995号、欧州特許出願公開第317 744号、欧州特許出願公開第735 027号および欧州特許出願公開第896 973号)、それらの幾つかは、粉体塗料架橋剤の製造において工業的規模でも採用されている。これに対し、第2級および/または第3級イソシアネート基のみを有する脂肪族および/または脂環式ジイソシアネートから生成されたイソシアヌレート基を含まないウレトジオンポリイソシアネートの開示は、現在まで無い。そのようなジイソシアネートに関して通例の二量化触媒の活性は無いか、またはあるとしても非常に低く、それらが使用される場合に非常に高濃度でさえ、対応するダイマーを、あるとしてもほとんどないくらい小さい収率でしか製造することができない。
イソシアネートの触媒二量化についてのいくつかの刊行物(例えば、欧州特許出願公開第178 520号、ドイツ特許出願公開第34 20 114号、欧州特許出願公開第317 744号または欧州特許出願公開第896 973号)は、可能な出発化合物として、とりわけ2,4'−および/または4,4'−ジイソシアナトジシクロヘキシルアミン、1,3−および/または1,4−ジイソシアナトシクロヘキサン、1,3−ジイソシアナトシクロブタン若しくは1,3−ジイソシアナト−2(4)−メチルシクロヘキサンのようなジイソシアネートを記載しているが、現在までに知られている二量化触媒の活性欠如の故に、第1級イソシアネート基を含まない脂環式ジイソシアネートから生成されたウレトジオンポリイソシアネートについての特別な記載はない。
欧州特許出願公開第45 996号 欧州特許出願公開第639 598号 欧州特許出願公開第669 353号 欧州特許出願公開第45 995号 欧州特許出願公開第317 744号 欧州特許出願公開第735 027号 欧州特許出願公開第896 973号 欧州特許出願公開第178 520号 ドイツ特許出願公開第34 20 114号 欧州特許出願公開第317 744号 欧州特許出願公開第896 973号 J. prakt. Chem. 336 (1994) 185-200
従って、本発明の目的は、第2級および/または第3級イソシアネート基のみを含む脂肪族および/または脂環式ジイソシアネートからウレトジオンポリイソシアネートを製造する新規な方法であって、高い反応性および選択性を持つ触媒を用いて、例えばウレトジオン粉体塗料架橋剤のための出発成分として求められているように、理想的には線状で、好ましくはイソシアヌレート基を含まない生成物を製造する方法を提供することである。
本発明は、第2級および/または第3級イソシアネート基のみを有する脂肪族および/または脂環式イソシアネートを二量化することにより得ることができ、ウレトジオン基およびイソシアヌレート基の合計を基準に10%以下のモル割合のイソシアヌレート構造を有するウレトジオン基含有化合物を提供する。
また本発明は、第2級および/または第3級イソシアネート基のみを有する化合物を二量化する方法であって、出発化合物としての、第2級および/または第3級炭素原子に結合したイソシアネート基のみを有するイソシアネートを、アニオンで1,2,3-および/または1,2,4-トリアゾレート構造を有する塩様のオリゴマー化触媒の少なくとも1種の存在下に反応させることを含む方法も提供する。
本発明の上記方法により、第2級および/または第3級イソシアネート基のみを有するジイソシアネートから得ることができるウレトジオンポリイソシアネートはポリウレタン樹脂の製造のための出発成分として、特にウレトジオン粉体塗料架橋剤の製造におけるイソシアネート成分として使用することができる。
本発明の方法のための出発化合物は、第2級および/または第3級イソシアネート基のみを有する脂肪族および/または脂環式モノイソシアネートおよび/またはジイソシアネートであり、これらを、あらゆる所望の方法、例えばホスゲン化、またはホスゲンフリー経路、例えばウレタン開裂により製造することができる。脂肪族および/または脂環式の呼称は、単に、イソシアネート基を持つ炭素原子の性質を指す。言い換えれば、該分子が芳香族構造を含有し得る。適当な出発イソシアネートは、例えば、モノイソシアネート、具体的には、2-イソシアナトプロパン、2-イソシアナト-2-メチルプロパン、イソシアナトシクロヘキサン、1-イソシアナト-4-イソプロペニル-1-メチル-シクロヘキサン、4-(1-イソシアナト-1-メチルエチル)-1-メチル-1-シクロヘキセン、1,3-ジメチル-5-イソシアナトアダマンタンまたは1-(1-イソシアナト-1-メチルエチル)-3-イソプロペニルベンゼン(TMI)、あるいはジイソシアネート、具体的には、1,3-および/または1,4-ジイソシアナトシクロヘキサン、1,4-ジイソシアナト-3,3,5-トリメチルシクロヘキサン、1,3-ジイソシアナト-2-メチルシクロヘキサン、1,3-ジイソシアナト-4-メチルシクロヘキサン、1,8-ジイソシアナト-p-メンタン、4,4'-ジイソシアナト-1,1'-ビ(シクロヘキシル)、4,4'-ジイソシアナト-3,3'-ジメチル-1,1'-ビ(シクロヘキシル)、4,4'-ジイソシアナト-2,2',5,5'-テトラメチル-1,1'-ビ(シクロヘキシル)、4,4'-ジイソシアナトジシクロヘキシルメタン、4,4'-ジイソシアナト-3,3'-ジメチルジシクロヘキシルメタン、4,4'-ジイソシアナト-3,3',5,5'-テトラメチルジシクロヘキシルメタン、1,3-ジイソシアナトアダマンタン、1,3-ジメチル-5,7-ジイソシアナトアダマンタン、1,3-および1,4-ビス(1-イソシアナト-1-メチルエチル)ベンゼン(TMXDI)、ビス(4-(1-イソシアナト-1-メチルエチル)フェニル)カーボネートおよびそのようなモノイソシアネートおよびジイソシアネートの所望の混合物である。第2級および/または第3級のイソシアネート基のみを有する同様に適当なさらなる出発イソシアネートは、例えば Justus Liebigs Annalen der Chemie 第562巻,(1949年)p. 75-136 でさらに見出すことができる。
本発明の方法のために好ましいイソシアネートは、明確に上記した種のジイソシアネートである。特に好ましい出発化合物は、4,4'-ジイソシアナトジシクロヘキシルメタン、1,3-および/または1,4-ジイソシアナトシクロヘキサンまたはTMXDIである。特に好ましい出発イソシアネートは、4,4'-ジイソシアナトジシクロヘキシルメタンである。
本発明の方法に用いられるオリゴマー化触媒は、アニオンで1,2,3-および/または1,2,4-トリアゾレート構造を有するあらゆる塩様化合物である。これらは、一般式(I)および/または(II):
Figure 0004490813
〔式中、
1、R2、R3およびR4は、同じまたは異なる基であり、それぞれ水素原子、フッ素、塩素若しくは臭素の群からのハロゲン原子、またはニトロ基、飽和若しくは不飽和の脂肪族若しくは脂環式基、または任意に置換されている芳香族若しくは芳香脂肪族基であり、これらは、20個までの炭素原子および任意に酸素、硫黄および窒素の群からの3個までのヘテロ原子を有することができ、任意にハロゲン原子またはニトロ基により置換されていてもよく、
ここで、R3およびR4は、式(II)中において、1,2,3-トリアゾレート五員環の炭素原子と共に、3〜6個の炭素原子を有する縮合環も形成することができる。〕
で示されるトリアゾレート構造をアニオンで有する化合物である。
好ましいオリゴマー化触媒は、式中、
1およびR2が、同じまたは異なる基であり、それぞれ水素原子、フッ素、塩素若しくは臭素の群からのハロゲン原子、またはニトロ基、飽和の脂肪族若しくは脂環式基、または任意に置換されている芳香族若しくは芳香脂肪族基であり、これらは、12個までの炭素原子および任意に酸素、硫黄および窒素の群からの3個までのヘテロ原子を有することができ、任意にハロゲン原子またはニトロ基により置換されていてもよい、
一般式(I)で示されるトリアゾレート構造をアニオンで有するものである。
同様に好ましいオリゴマー化触媒は、式中、
3およびR4が、同じまたは異なる基であり、それぞれ水素原子、フッ素、塩素若しくは臭素の群からのハロゲン原子、またはニトロ基、飽和若しくは不飽和の脂肪族若しくは脂環式基、または任意に置換されている芳香族若しくは芳香脂肪族基であり、これらは、12個までの炭素原子および任意に酸素、硫黄および窒素の群からの3個までのヘテロ原子を有することができ、任意にハロゲン原子またはニトロ基により置換されていてもよく、1,2,3-トリアゾレート五員環の炭素原子と共に、3〜6個の炭素原子を有する縮合環も形成することができる、
一般式(II)で示されるトリアゾレート構造をアニオンで有するものである。
該方法のために特に好ましいオリゴマー化触媒は、1,2,4-トリアゾール、1,2,3-トリアゾールおよび/または1,2,3-ベンゾトリアゾールの塩である。
触媒活性のトリアゾレートアニオンの対イオンとして、本発明に従い使用される触媒は、あらゆる所望のカチオンを含有し得る。ここで例として、アルカリ金属カチオン、例えばLi+、Na+およびK+、アルカリ土類金属カチオン、例えばMg2+およびCa2+、並びに一般式(III):
Figure 0004490813
〔式中、
Eは、窒素またはリンであり、
5、R6、R7およびR8は、同じまたは異なる基であり、それぞれ水素原子、飽和若しくは不飽和の脂肪族若しくは脂環式基、または任意に置換されている芳香族若しくは芳香脂肪族基であり、これらは、24個までの炭素原子および任意に酸素、硫黄および窒素の群からの3個までのヘテロ原子を有することができ、任意にハロゲン原子またはヒドロキシル基により置換されていてもよく、その中で
8はまた、式(IV):
Figure 0004490813
(式中、
Xは、12個までの炭素原子を有する二価の任意に置換されている、脂肪族、脂環式、芳香脂肪族または芳香族基であり、
5、R6、R7およびEは、上で定義したものと同じである。)
で示される基であり得る。〕
で示されるアンモニウムまたはホスホニウムカチオンを挙げることができる。
好ましいカチオンは、アルカリ金属イオン、または式中、
Eが、窒素またはリンであり、
5、R6、R7およびR8が、同じまたは異なる基であり、それぞれ18個までの炭素原子を有する飽和の脂肪族若しくは脂環式基、または任意に置換されている芳香族若しくは芳香脂肪族基である、
一般式(III)で示される一価のアンモニウム若しくはホスホニウムカチオンである。
本発明の方法でオリゴマー化触媒として使用される塩様化合物は、いくつかの場合で、例えばそれらのナトリウム塩の形態で市販されており、その他、通例の実験室的方法により容易に得ることができる。
本発明の方法においてこれらの触媒は、用いられる分子イソシアネートの量を基準に、一般に0.01〜3質量%、好ましくは0.1〜2質量%の量で用いられる。それらを、バルクで反応混合物に添加することができる。しかしながら任意に触媒を、適当な有機溶媒中の溶液でも使用することができる。触媒溶液の希釈度は、この場合、非常に広い範囲で自由に選ぶことができる。触媒活性溶液は、0.01質量%またはそれ以上の濃度を有するものである。
適当な触媒溶媒の例は、イソシアネート基に対して不活性である溶媒、例えばヘキサン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン、酢酸エチル、酢酸ブチル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジプロピレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールモノメチル若しくはモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールエチルおよびブチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、1-メトキシプロプ-2-イルアセテート、3-メトキシ-n-ブチルアセテート、プロピレングリコールジアセテート、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、ラクトン、例えばβ-プロピオラクトン、γ-ブチロラクトン、ε-カプロラクトンおよびε-メチルカプロラクトン、しかしまたN-メチルピロリドンおよびN-メチルカプロラクタム、1,2-プロピレンカーボネート、塩化メチレン、ジメチルスルホキシド、トリエチルホスフェートのような溶媒、またはそのような溶媒のあらゆる混合物である。
もし触媒溶媒が本発明の方法で用いられる場合、それらは、好ましくはイソシアネート反応性基を持ち、反応生成物に組み込まれるものである。そのような溶媒の例は、一価または多価の単純アルコール、例えばメタノール、エタノール、n-プロパノール、イソプロパノール、n-ブタノール、n-ヘキサノール、2-エチル-1-ヘキサノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、異性体のブタンジオール、2-エチル-1,3-ヘキサンジオール若しくはグリセロール、エーテルアルコール、例えば1-メトキシ-2-プロパノール、3-エチル-3-ヒドロキシメチルオキセタン、テトラヒドロフルフリルアルコール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、若しくは他の液状高分子量ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、混合ポリエチレン/ポリプロピレングリコール、およびまたそれらのモノアルキルエーテル、エステルアルコール、例えばエチレングリコールモノアセテート、プロピレングリコールモノラウレート、グリセリルモノアセテートおよびジアセテート、グリセリルモノブチラート若しくは2,2,4-トリメチル-1,3-ペンタンジオールモノイソブチラート、不飽和アルコール、例えばアリルアルコール、1,1-ジメチルアリルアルコール若しくはオレイルアルコール、芳香脂肪族アルコール、例えばベンジルアルコール、N-モノ置換アミド、例えばN-メチルホルムアミド、N-メチルアセトアミド、シアノアセトアミド若しくは2-ピロリジノン、またはそのような溶媒のあらゆる混合物である。
所望により、特にジイソシアネートを反応させる場合、本発明の方法におけるオリゴマー化反応は、所望の転化率で、例えば出発混合物中に当初存在したイソシアネート基の10〜60%が反応したときに、適当な触媒毒により停止させられる。そのような触媒毒の例は、無機酸、例えば塩酸、亜リン酸またはリン酸、酸塩化物、例えば塩化アセチル、塩化ベンゾイルまたはイソフタロイルジクロリド、スルホン酸およびスルホン酸エステル、例えばメタンスルホン酸、p-トルエンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、パーフルオロブタンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、メチル-p-トルエンスルホネートおよびエチル-p-トルエンスルホネート、モノアルキルおよびジアルキルホスフェート、例えばモノトリデシルホスフェート、ジブチルホスフェートおよびジオクチルホスフェート、しかしまたシリル化酸、例えばトリメチルシリルメタンスルホネート、トリメチルシリルトリフルオロメタンスルホネート、トリス(トリメチルシリル)ホスフェートおよびジエチルトリメチルシリルホスフェートである。
反応を停止させるために必要とされる触媒毒の量は、使用触媒のモル量により左右される。一般的に言えば、開始に使用されるオリゴマー化触媒を基準に、等モル量の停止剤が用いられる。しかしながら反応中に起こり得る触媒損失を考慮して、当初に用いられた触媒のモル量を基準に、ただ20〜80モル%の触媒毒を使用して反応を停止させることが充分である場合がある。
前記触媒毒を、バルクまたは適当な有機溶媒中の溶液のいずれかで使用することができる。適当な溶媒は、例えば可能な触媒溶媒として既に上で記載した溶媒、またはその混合物である。希釈度は、非常に広い範囲で自由に選ぶことができる。例えば適当な溶媒は、10質量%またはそれ以上の濃度を有するものである。
言及した有機溶媒に加えて、第2級および/または第3級イソシアネート基のみを有する前記の出発イソシアネートはまた、本発明の方法における触媒毒のための溶媒として、但しそれらがイソシアネート基に対して充分に不活性であり、そうして貯蔵安定な溶液を製造することができることを条件として、機能し得る。
本発明の方法において所望により、ポリウレタン化学において安定剤として通例の添加剤を使用することもできる。そのような添加剤は、例えばフェノール系酸化防止剤、例えば2,6-ジ-t-ブチル-4-メチルフェノール、2,4,6-トリ-t-ブチルフェノールおよび3,5-ジ-t-ブチル-4-ヒドロキシアニソール、またはアルキルおよび/またはアリール基による三置換ホスフィット安定剤、例えばトリフェニルホスフィット、トリス(ノニルフェニル)ホスフィット、ジフェニルイソオクチルホスフィット、ジフェニルイソデシルホスフィット、ジイソデシルフェニルホスフィット、ジイソオクチルオクチルフェニルホスフィット、フェニルネオペンチルグリコールホスフィット、2,4,6-トリ-t-ブチルフェニル-2-ブチル-2-エチル-1,3-プロパンジオールホスフィット、トリイソデシルホスフィット、トリラウリルホスフィット、トリス(トリデシル)ホスフィット、ジイソデシルペンタエリトリトールジホスフィット、ジステアリルペンタエリトリトールジホスフィット、ビス(2,4-ジ-t-ブチルフェニル)ペンタエリトリトールジホスフィットおよびテトラフェニルジプロピレングリコールジホスフィット、あるいはそのような添加剤のあらゆる混合物である。
もしこれらの添加剤を使用する場合、それらは、用いられる出発イソシアネートの量を基準に5質量%まで、好ましくは3質量%までの量で反応混合物に添加される。
本発明の方法の1つの特定の実施態様において、室温で液状である明記した種類の添加剤、好ましくは言及した液状ホスフィット安定剤が、用いられる触媒および/または触媒毒のための溶媒として機能する。
使用し得るあらゆる触媒溶媒および/または停止剤溶媒は別にして、本発明の方法は、好ましくはバルクで行われる。しかしながらそれを、所望によりイソシアネート基に対して不活性であるさらなる量の溶媒の存在下でも行うこともできる。適当な例は、可能な触媒溶媒として既に上で記載した非反応性溶媒、またはこれら溶媒のあらゆる所望混合物を含み、これらを、任意に、出発イソシアネートおよび添加溶媒の総量を基準に80質量%までの量で使用することができる。
本発明の方法を行うために、第2級および/または第3級イソシアネート基のみを有する記述した出発化合物は、任意に不活性ガス、例えば窒素下で、任意に適当な溶媒および任意に明記した種類の安定剤の存在下において、0〜100℃、好ましくは20〜60℃の温度で容器に装填される。次いでオリゴマー化触媒または前記種類のオリゴマー化触媒の溶液が、上で示された量で添加され、反応温度が、適切な場合に、適当な処置(加熱または冷却)により20〜100℃、好ましくは25〜80℃の温度に調節される。触媒を、全反応時間にわたって、1つまたはそれ以上に分けて、または他に例えば適当な供給ポンプを使用して連続に添加することができる。反応を、任意に目標のオリゴマー化度で、例えば10〜60%、好ましくは10〜40%のオリゴマー化度に達した際に、例示した種類の触媒毒を添加し、任意にその後に反応混合物を、例えば80℃を越える温度で簡単に加熱することにより終了させることができる。ここで「オリゴマー化度」により、本発明の反応中に(特に二量化により、さらに三量化で、およびそのうえ記載した触媒溶媒、例えばアルコール性の触媒溶媒が使用される場合、例えばウレタン化を含むイソシアネート基との反応により)消費される出発混合物中に当初存在したイソシアネート基(100%に対応)の割合(%)が意味される。記述したオリゴマー化度は、一般に30分〜8時間、好ましくは1〜6時間の反応時間後に達せられる。
その後に反応混合物から、好ましくは0.001〜20mbar、より好ましくは0.01〜5mbarの圧力で、できる限り穏やかな条件下、例えば120〜220℃、好ましくは140〜190℃の温度での薄膜蒸留により、揮発成分(過剰のモノマー出発イソシアネート並びにあらゆる使用した非反応性溶媒および安定剤)が除かれる。
より好ましいのではないが、本発明の方法の別の実施態様において、記述した揮発性成分は、イソシアネート基に対して不活性である適当な溶媒、例えば脂肪族または脂環式炭化水素、例えばペンタン、ヘキサン、ヘプタン、シクロペンタンまたはシクロヘキサンでの抽出によりオリゴマー化生成物から分離される。
このようにすると、選択した出発イソシアネートの性質に依存して、ウレトジオン基を含み、イソシアネート基含有量が、オリゴマー化度によるが、25.4質量%まで、好ましくは23.9質量%まで、出発化合物としてもっぱらジイソシアネートを使用した場合は11.2〜25.4質量%、好ましくは12.8〜23.9質量%であり、かつ、5質量%未満、好ましくは2質量%未満、より好ましくは1質量%のモノマー出発イソシアネートを含む、淡色のまたはほとんど無色の生成物が得られる。本発明の方法生成物中のイソシアヌレート構造のモル割合は、ウレトジオン基およびイソシアヌレート基の合計を基準にして、好ましくは10質量%以下、より好ましくは8質量%以下、非常に好ましくは5質量%以下である。
未反応モノマー出発イソシアネートに加えて、使用したあらゆる溶媒および安定剤を含有する、およびまた触媒毒の不存在下において活性触媒を含有し得る、得られた留出物を、さらなるオリゴマー化のために容易に使用することができる。
本発明の方法で、所望により部分触媒重合、および触媒毒の添加による目標オリゴマー化度での反応停止後に、過剰の未反応出発ジイソシアネートの除去を省略することができる。この場合に得られる該方法の生成物は、ウレトジオン基をモノマー出発イソシアネートの70質量%までで有する化合物の淡色溶液である。
本発明の方法により、簡単な手段で非常に低い触媒濃度を使用して、かつ非常に短い反応時間で第2級および/または第3級イソシアネート基を二量化することが、初めて可能になる。
本発明の方法により、第2級および/または第3級イソシアネート基のみを有するジイソシアネート、あるいはモノマー出発ジイソシアネート中の該ポリイソシアネートの溶液から得ることができるウレトジオンポリイソシアネートは、重付加法によるポリウレタンポリマーの製造のための、好ましくは一成分または二成分ポリウレタン塗料物質の製造のための有用な出発物質を構成する。これに関してそれらを、一成分焼付ラッカーのための架橋剤成分として、それらがポリウレタン化学から自体既知のブロック化剤でブロックされた形態で使用することもできる。適当なブロック化剤の例は、ポリウレタン化学からイソシアネート基のためのブロック化剤として知られている以下の化合物:オキシム、例えばアセトンオキシム、ブタノンオキシムおよびシクロヘキサノンオキシム、ラクタム、例えばε-カプロラクタム、C-H酸性化合物、例えばジエチルマロネートおよびアセトアセテート、N-複素環類、例えば1,2,4-トリアゾール、ジメチル-1,2,4-トリアゾール、3,5-ジメチルピラゾールおよびイミダゾール、並びにこれらブロック化剤のあらゆる混合物である。
2級および/または第3級イソシアネート基のみを有するジイソシアネートから本発明の方法により得られるウレトジオンポリイソシアネートは、ウレトジオン粉体塗料架橋剤の製造のための出発成分として特に適している。
以下の実施例は、本発明をさらに例示するものである。用語「オリゴマー化度」は、本発明の反応中に消費される、例えば、二量化および三量化によって消費される出発混合物中に当初存在したイソシアネート基(100%に対応)の割合(%)を示す。
触媒の製造
触媒1:ナトリウム-1,2,4-トリアゾレート
機械的撹拌機、内部温度計および還流凝縮器を備えた三つ口フラスコ撹拌装置に、乾燥窒素下で乾燥メタノール200mlおよびナトリウムメトキシドの30質量%濃度のメタノール溶液45ml(ナトリウムメトキシド0.25molに相当)を装填した。それに1,2,4-トリアゾール17.4g(0.25mol)を、室温で分けて添加した。1,2,4-トリアゾールの添加終了後に、反応混合物を還流温度で4時間撹拌した。その後に溶媒を減圧下で留去し、残った油状残留物を、室温で塩化メチレン200mlと混合した。混合物を室温で15分間撹拌し、析出固形生成物を濾過した。これは、ナトリウム-1,2,4-トリアゾレート22.5g(収率:理論の98%)を無色粉末の形態で与えた。生成物は、その1H-NMRスペクトルによれば純粋であり、使用した1,2,4-トリアゾールは無かった。
触媒2:ナトリウム-1,2,3-トリアゾレート
1,2,3-トリアゾール17.4g(0.25mol)を、当量のメタノール200ml中ナトリウムメトキシドのメタノール溶液と、触媒1のために記載した方法により反応させた。反応混合物を上記のように処理し、ナトリウム-1,2,3-トリアゾレート22.4g(収率:理論の98%)を実質的に無色の粉末形態で与えた。生成物は、その1H-NMRスペクトルによれば純粋であり、使用した出発物質は無かった。
触媒3:ナトリウムベンゾトリアゾレート
ベンゾトリアゾール29.8g(0.25mol)を、当量のメタノール200ml中ナトリウムメトキシドのメタノール溶液と、触媒1のために記載した方法により反応させた。反応混合物を上記のように処理し、ナトリウムベンゾトリアゾレート34.2g(収率:理論の97%)を実質的に無色の粉末形態で与えた。生成物は、その1H-NMRスペクトルによれば純粋であり、使用した出発物質は無かった。
触媒4:テトラブチルホスホニウム-1,2,4-トリアゾレート
機械的撹拌機、内部温度計および還流凝縮器を備えた三つ口フラスコ撹拌装置に、室温で乾燥窒素下において、ナトリウムメトキシドの30質量%濃度のメタノール溶液18.0g(ナトリウムメトキシド0.1molに相当)を装填した。20分にわたって、メタノール20ml中1,2,4-トリアゾール6.9g(0.1mol)の溶液を滴下して加え、その後に反応混合物を1時間撹拌し、次いで20分にわたってイソプロパノール中塩化テトラブチルホスホニウムの71.4質量%濃度の溶液(Cyphos(商標) 443P、Cytec Industries、ノイス)41.3g(0.1mol)を添加した。ホスホニウム塩の添加開始に続いて直ぐに、塩化ナトリウムの析出が始まった。反応混合物を室温でさらに1時間撹拌し、濾過し、最後に濾液を、浴温40℃および圧力約1mbarにおけるロータリーエバポレーターで体積約50mlに濃縮した。残留物を再び濾過し、メタノール/イソプロパノール混合物中、透明でほとんど無色のテトラブチルホスホニウム-1,2,4-トリアゾレート溶液42.5gを与えた。フェノールフタレインに対して0.1NのHClを用いる酸滴定による活性触媒含有量は、73.0質量%であった。メタノール対イソプロパノールの比は、ガスクロマトグラフィー(GC)により25.4:74.6%(面積%)と測定された。
触媒5:メチルトリオクチルアンモニウム-1,2,4-トリアゾレート
触媒4のために記載した方法を使用して、メタノール20gの溶液中の1,2,4-トリアゾール6.9g(0.1mol)を、まずナトリウムメトキシドの30質量%濃度のメタノール溶液18.0g(0.1mol)と、次いでメタノール中塩化メチルトリオクチルアンモニウム(Aliquat(商標) 336、Cognis Deutschland GmbH & Co. KG、デュッセルドルフ)の50%濃度の溶液80.6g(塩化メチルトリオクチルアンモニウム0.1molに相当)と反応させた。濾過、ロータリーエバポレーターによる溶媒除去、およびさらなる濾過は、透明な淡黄色液体としてメチルトリオクチルアンモニウム-1,2,4-トリアゾレート40.3gを与えた。0.1NのHClを用いる酸滴定による活性触媒含有量は、92.3質量%であった。
触媒6:トリヘキシルテトラデシルホスホニウム-1,2,4-トリアゾレート
機械的撹拌機、内部温度計および還流凝縮器を備えた三つ口フラスコ撹拌装置に、室温で乾燥窒素下において、ナトリウムメトキシドの30質量%濃度のメタノール溶液180.0g(ナトリウムメトキシド1.0molに相当)を装填した。45分にわたって、メタノール200ml中1,2,4-トリアゾール69g(1.0mol)の溶液を滴下して加え、その後に反応混合物を12時間撹拌した。次いで1時間にわたってメタノール60g中塩化トリヘキシルテトラデシルホスホニウム(Cyphos(商標) 3653P、Cytec Industries、ノイス)518g(1.0mol)の溶液を、滴下して加えた。ホスホニウム塩の添加開始に続いて直ぐに、塩化ナトリウムの析出が始まった。反応混合物を一晩撹拌し、析出した塩化ナトリウムを濾過し、その後に溶媒を、産業的に通例の薄膜蒸発機において、温度50℃および圧力約0.3mbarで留去した。残留物を再び濾過し、透明でほとんど無色の液体として、粘度570mPas(23℃)および屈折率nD 201.4821を有するトリヘキシルテトラデシルホスホニウム-1,2,4-トリアゾレート510g(収率:理論の92.6%)を与えた。残留メタノール含有量は0.1質量%であった。
実施例1
4,4'-ジイソシアナトジシクロヘキシルメタン1,000g(3.82mol)を、30℃で乾燥窒素下において撹拌しながら、ジメチルスルホキシド(DMSO)25ml中ナトリウム-1,2,4-トリアゾレート(触媒1)2g(0.022mol)の溶液と混合し、その結果、反応混合物の温度は、放出された反応熱により39℃に上昇した。60分の反応時間後に(その間に発熱は元の状態に静まる)、反応混合物のNCO含有量は26.3質量%に低下した。これはオリゴマー化度15.6%に相当する。次いで触媒を、ジブチルホスフェート4.6g(0.022mol)を添加することにより失活させた。この失活において生じた濁りを濾過により除去し、無色透明の反応混合物から、揮発成分(過剰のジイソシアネートおよび触媒溶媒)を温度155℃および圧力0.2mbarで除いた。これは、14.1質量%の遊離NCO基含有量、0.4質量%のモノマー4,4'-ジイソシアナトジシクロヘキシルメタン含有量、200,000mPas(23℃)を超える粘度(DIN 53 018 による)、および塩化メチレン中10質量%濃度の溶液で測定した12の色数(APHA)を有する無色ウレトジオンポリイソシアネートを与えた。13C-NMR分光法によるウレトジオン構造対イソシアヌレート構造のモル比は98.4:1.6であった。
実施例2
4,4'-ジイソシアナトジシクロヘキシルメタン1,000g(3.82mol)を、30℃で乾燥窒素下において撹拌しながら、ジメチルスルホキシド(DMSO)25ml中ナトリウム-1,2,3-トリアゾレート(触媒2)2g(0.022mol)の溶液と混合し、その結果、反応混合物の温度は、放出された反応熱により39℃に上昇した。60分の反応時間後に(その間に発熱は元の状態に静まる)、反応混合物のNCO含有量は26.7質量%に低下した。これはオリゴマー化度14.3%に相当する。次いで触媒を、ジブチルホスフェート4.6g(0.022mol)を添加することにより失活させ、反応混合物を実施例1に記載したように処理した。これは、14.1質量%の遊離NCO基含有量、0.5質量%のモノマー4,4'-ジイソシアナトジシクロヘキシルメタン含有量、および塩化メチレン中10質量%濃度の溶液で測定した14の色数(APHA)を有する高粘度の無色ウレトジオンポリイソシアネートを与えた。13C-NMR分光法によるウレトジオン構造対イソシアヌレート構造のモル比は99.1:0.9であった。
実施例3
4,4'-ジイソシアナトジシクロヘキシルメタン1,000g(3.82mol)を、30℃で乾燥窒素下において撹拌しながら、ジメチルスルホキシド(DMSO)40ml中ナトリウムベンゾトリアゾレート(触媒3)3.0g(0.021mol)の溶液と混合し、その結果、反応混合物の温度は、放出された反応熱により37℃に上昇した。60分の反応時間後に(その間に発熱は元の状態に静まる)、反応混合物のNCO含有量は26.5質量%に低下した。これはオリゴマー化度13.6%に相当する。次いで触媒を、ジブチルホスフェート4.4g(0.021mol)を添加することにより失活させ、反応混合物を実施例1に記載したように処理した。これは、14.0質量%の遊離NCO基含有量、0.5質量%のモノマー4,4'-ジイソシアナトジシクロヘキシルメタン含有量、および塩化メチレン中10質量%濃度の溶液で測定した21の色数(APHA)を有する高粘度の無色ウレトジオンポリイソシアネートを与えた。13C-NMR分光法によるウレトジオン構造対イソシアヌレート構造のモル比は96.4:3.6であった。
実施例4
4,4'-ジイソシアナトジシクロヘキシルメタン1,000g(3.82mol)を、30℃で乾燥窒素下において撹拌しながら、触媒4(メタノール/イソプロパノール中のテトラブチルホスホニウム-1,2,4-トリアゾレート)2.3g(5.1mmol)の溶液と混合し、その結果、反応混合物の温度は、放出された反応熱により42℃に上昇した。発熱が静まった後にバッチを、40分後にさらに触媒溶液2.3g(5.1mmol)で再触媒した。合計1時間25分の反応時間後に、反応混合物のNCO含有量は26.5質量%に低下した。これはオリゴマー化度13.6%に相当する。次いで触媒を、ジブチルホスフェート2.15g(10.2mmol)を添加することにより失活させ、反応混合物から、実施例1に記載したように薄膜蒸留により過剰のジイソシアネートを除いた。これは、14.2質量%の遊離NCO基含有量、0.4質量%のモノマー4,4'-ジイソシアナトジシクロヘキシルメタン含有量、および塩化メチレン中10質量%濃度の溶液で測定した17の色数(APHA)を有する高粘度の淡黄色ウレトジオンポリイソシアネートを与えた。13C-NMR分光法によるウレトジオン構造対イソシアヌレート構造のモル比は97.4:2.8であった。
実施例5
4,4'-ジイソシアナトジシクロヘキシルメタン1,000g(3.82mol)を、減圧(2mbar)下で1時間脱気し、次いで乾燥窒素でガスシールし、30℃に温めた。撹拌しながら触媒5(メチルトリオクチルアンモニウム-1,2,4-トリアゾレート)8g(0.02mol)を添加した。反応混合物は、放出された反応熱により43℃に温まった。70分の反応時間後に(その間に発熱は元の状態に静まる)、反応混合物のNCO含有量は26.6質量%に低下した。これはオリゴマー化度16.2%に相当する。次いで触媒を、ジブチルホスフェート4.2g(0.2mol)を添加することにより失活させ、生じた無色透明の混合物から、実施例1に記載したように薄膜蒸留により過剰のジイソシアネートを除いた。これは、14.0質量%の遊離NCO基含有量、0.3質量%のモノマー4,4'-ジイソシアナトジシクロヘキシルメタン含有量、および10質量%濃度の塩化メチレン溶液で測定した10の色数(APHA)を有する高粘度で実質的に無色のウレトジオンポリイソシアネートを与えた。13C-NMR分光法によるウレトジオン構造対イソシアヌレート構造のモル比は99.3:0.7であった。
実施例6
4,4'-ジイソシアナトジシクロヘキシルメタン1,000g(3.82mol)を、減圧(2mbar)下で1時間脱気し、次いで乾燥窒素でガスシールし、30℃に温めた。その後に撹拌しながら触媒6(トリヘキシルテトラデシルホスホニウム-1,2,4-トリアゾレート)12g(0.022mol)を、3時間の反応時間にわたって、実験室用注入ポンプ(KDS 100、KD Scientific、ボストン)を使用して連続に添加した。引き続きの30分の撹拌時間後に、反応混合物のNCO含有量は26.2質量%であった。これはオリゴマー化度17.1%に相当する。次いで触媒を、ジブチルホスフェート4.6g(0.022mol)を添加することにより失活させ、生じた無色透明の混合物から、実施例1に記載したように薄膜蒸留により過剰のジイソシアネートを除いた。これは、14.2質量%の遊離NCO基含有量、0.5質量%のモノマー4,4'-ジイソシアナトジシクロヘキシルメタン含有量、および10質量%濃度の塩化メチレン溶液で測定した11の色数(APHA)を有する高粘度で実質的に無色のウレトジオンポリイソシアネートを与えた。生成物は、13C-NMR分光法によれば、もっぱらウレトジオン基を有した。イソシアヌレート構造は検出できなかった。
比較例1(欧州特許出願公開第0 317 744号に従う)
4,4'-ジイソシアナトジシクロヘキシルメタン1,000g(3.82mol)を、室温で乾燥窒素下において撹拌しながら、4-ジメチルアミノピリジン(DMAP)触媒20g(2質量%)と混合した。5日後に実質的に無色の反応混合物は、未変化のNCO含有量31.4質量%を有した。そのうえIRスペクトルにおいて、ウレトジオン基は検出されなかった。
比較例2(欧州特許出願公開第0 317 744号に従う)
4,4'-ジイソシアナトジシクロヘキシルメタン1,000gを、比較例1に記載したようにDMAP20g(2質量%)と混合し、次いで50℃で5日間加熱した。淡黄色の反応混合物は、未変化のNCO含有量31.4質量%を有した。IRスペクトルにおいて、ウレトジオン基は検出されなかった。
比較例3(欧州特許出願公開第0 317 744号に従う)
4,4'-ジイソシアナトジシクロヘキシルメタン1,000g(3.82mol)を、室温で乾燥窒素下において撹拌しながら、4-ジメチルアミノピリジン(DMAP)触媒100g(10質量%)と混合した。5日後にIRスペクトルは、1760cm-1で非常に弱い特徴的なバンドを示し、これは、少量のウレトジオン基が存在するしるしと解釈することができる。淡黄色反応混合物のNCO含有量は、29.0質量%から28.6質量%に低下した。これは、オリゴマー化度1.4%に相当する。
比較例4(欧州特許出願公開第0 45 995号に従う)
4,4'-ジイソシアナトジシクロヘキシルメタン1,000g(3.82mol)を、室温で乾燥窒素下において撹拌しながら、ヘキサメチルホスホルアミド50g(5質量%)と混合した。5日後に実質的に無色の反応混合物は、未変化のNCO含有量31.3質量%を有した。IRスペクトルにおいて、ウレトジオン基は検出されなかった。
比較例は、イソシアネートの高選択性二量化のために文献から知られている触媒が、本発明の方法の触媒とは対照的に高濃度でさえ、第2級イソシアネート基に対して活性を有さないか、またはウレトジオンポリイソシアネートの工業的製造のために全く不充分な極端に低い活性しか有さないことを示す。
実施例7および8
実施例6に記載した方法に従って、4,4'−ジイソシアナト−3,3'−ジメチルジシクロヘキシルメタン(実施例7)およびTMXDI(実施例8)それぞれ500gを、触媒6の存在下、30℃でオリゴマー化した。各反応混合物に等モル量のジブチルホスフェートを加えて停止し、次いで、薄膜蒸留により後処理した。下記の表に、触媒および使用した停止剤の個々の量(各場合、質量%は使用した出発イソシアネートの量に基づく)、反応時間および薄膜蒸留後に得た樹脂の特性データを示す。
Figure 0004490813
実施例9
シクロヘキシルイソシアネート100gを、乾燥窒素中室温で、1質量%の触媒6と混合した。室温で24時間後、NCO含有量は、最初の33.6質量%から29.9質量%に低下した。これは、10.1%のオリゴマー化度に相当する。IRスペクトルによれば、もっぱらウレトジオン構造(1760.7cm−1でのバンド)が形成され、イソシアヌレート構造は検出されなかった。
実施例10
t−ブチルイソシアネート100gを、乾燥窒素中室温で、1質量%の触媒6と混合した。室温で24時間後、NCO含有量は、最初の42.0質量%から35.7質量%に低下した。これは、15.0%のオリゴマー化度に相当する。IRスペクトルによれば、もっぱらウレトジオン構造(1763.5cm−1でのバンド)が形成され、イソシアヌレート構造は検出されなかった。

Claims (2)

  1. 2級および/または第3級イソシアネート基のみを有する脂肪族および/または脂環式イソシアネートを二量化することにより得ることができ、ウレトジオン基およびイソシアヌレート基の合計を基準に10%以下のモル割合のイソシアヌレート構造を有するウレトジオン基含有化合物。
  2. 2級および/または第3級イソシアネート基のみを有する化合物を二量化する方法であって第2級および/または第3級イソシアネート基のみを有するNCO基含有出発化合物を、アニオンで1,2,3-および/または1,2,4-トリアゾレート構造を有する塩様のオリゴマー化触媒の存在下に二量化することを含む方法。
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