JPH10181915A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JPH10181915A
JPH10181915A JP34168896A JP34168896A JPH10181915A JP H10181915 A JPH10181915 A JP H10181915A JP 34168896 A JP34168896 A JP 34168896A JP 34168896 A JP34168896 A JP 34168896A JP H10181915 A JPH10181915 A JP H10181915A
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paper
sheet
claw
guide
feed roller
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JP34168896A
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Inventor
Akihiro Fujita
明弘 藤田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分離爪から外れた直後に用紙のスキューが発
生することを防止する。 【解決手段】 底板11に積載された用紙を一枚ずつ分離
するために、用紙の送出端側における両隅部に爪部13a
が係合するように一対の分離爪13,13をそれぞれ配置
し、さらに分離爪から外れた直後の用紙の幅方向の移動
を規制するガイド50を爪部13aに設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、定型カット紙を記
録用の用紙として使用する複写機,ファクシミリ装置,
プリンタ等に適用され、分離爪により用紙を分離搬送す
る給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の技術としては、実公平8
−5166号公報に記載された給紙装置がある。この公報に
は、分離爪により用紙を分離搬送する給紙装置が開示さ
れている。
【0003】図6は従来の給紙装置の構成を示す概略構
成図、図7は図6の給紙カセット全体を示す平面図であ
る。
【0004】図6に示すように、給紙装置10には、用紙
収納部である給紙カセット1と、その給紙カセット1内
の用紙Pを底板11を介して上昇方向へ付勢する部材、例
えばスプリングからなる上昇付勢部材12と、上昇付勢部
材12の付勢によって上昇した最上位の用紙に圧接し、回
転して給紙を行う給紙ローラ2と、用紙の送出端側3の
両隅部に爪部13aがそれぞれ配置されるように設置され
た一対の分離爪13,13と、給紙方向(図7のD方向)に直
交する紙幅方向(図7のE方向)に互いに移動可能な一対
のサイドフェンス7,8とが備えられている。
【0005】そして、上昇付勢部材12によって上昇され
る用紙Pの上昇限を規制できるように、分離爪13の支持
部13cを図6の矢印Gで示した方向に支持ピン14によっ
てサイドフェンス7,8に回動可能に取付ける。さら
に、一対の分離爪13,13の各爪部13a,13aの略直下部
に、係止部13dを用紙送出方向(図7のD方向)にそれぞ
れ突設させる。また、係止部13dの対向位置には、給紙
カセット1に係止部13dを受け入れかつサイドフェンス
7,8の移動方向(図7のE方向)に移動可能にする分離
爪上昇規制溝1e,1f(図9も参照)が形成されている。
【0006】また、各爪部13aの下面を、底板11上の用
紙の用紙面Paに略平行させると共に、その中間部13bを
底板11に干渉しないようにその下部を通して、後方の支
持部13cを前述のようにサイドフェンス7,8の前方側
面に取付けている。
【0007】さらに、4は用紙の送出端側3から給紙ロ
ーラ2の上方へ屈曲して延びる搬送路を示す。この搬送
路4は、給紙カセット1内から給紙される用紙Pを上方
へ案内するガイド板33と、その給紙下流側に設けられ、
用紙をガイドすると共に中間ローラ34の一方を回転可能
に支持するガイド板35と、固定の上ガイド46と、その上
ガイド46に対向する下ガイドであって、支軸19を中心と
して図6に矢印Cで示した方向に開放可能なガイド部材
20と、手差し挿入路38に合流する合流搬送路39とからな
る。そして、その給紙下流側にレジストローラ5が、そ
の直前にレジストセンサ29がそれぞれ設けられている。
【0008】ガイド部材20は、図6の矢印Cで示す方向
に回動させて搬送路4を開放した時に、ガイド部材20の
下面20bが給紙ローラ2に当接して給紙ローラ2を矢印
Bで示す方向に押し下げ可能な位置に配置されている。
また、ガイド部材20の図6で手前側の端縁の一部を延ば
して下方に折り曲げることによって押圧部20aが形成さ
れている。そして、ガイド部材20の開放時に、押圧部20
aが給紙ローラ2を一体に固定する給紙ローラ軸15(中央
の断面がコ字状)に当接する。
【0009】給紙カセット1は、図8に示すように複写
機本体6に対して、給紙方向(図8のD方向)に直交する
矢印Eで示す方向に挿脱可能であり、図7に示すよう
に、給紙カセット1の前部壁面1aの中央の突出部分
と、矢印Eで示す方向に接近・離間可能で互いに対向す
る一対のサイドフェンス7,8と、矢印Fで示す方向に
移動可能なバックフェンス9とによって、収納する用紙
Pが所定の位置に規制される。
【0010】その一対のサイドフェンス7,8は、下部
にラック36,37が平行になるようにそれぞれ一体に取付
けられる。この時、ラック36,37にピニオン43が互いに
両側から噛み合わせられる。そのため、サイドフェンス
7,8の何れか一方を矢印Eが示す方向に接近・離間さ
せた時に、他方がそれに運動して同量移動するようにな
る。
【0011】また、給紙カセット1の用紙の送出端側3
の底部には、平面から見た形状をHとする底板11が設け
られる。底板11は、図7に示すように左方の両側部に形
成した支持部11a,11bを給紙カセット1の両側の側壁1
c,1dの略中央に取付けピン等によって軸支させること
により、回動可能に取り付けられ。さらに、底板11の前
部(右方)下面と給紙カセット1の底部1bとの間には、
2個の上昇付勢部材12が係着しており、その上昇付勢部
材12によって底板11は図6で上方に常に付勢されるよう
になる。
【0012】給紙ローラ2は、図6で示すように、その
外周部の一部を切除して欠円部2aを形成することで半
月ローラ状に形成されており、非給送時には実線で示す
ように、欠円部2aが給紙カセット1内の最上位置の用
紙面Paに対向するように停止するように回転制御され
る。さらに給紙ローラ2は給紙カセット1内の用紙面P
aに略直交する図6の矢印Bで示す方向およびそれと反
対の方向に移動可能に支持されている。
【0013】また、給紙ローラ軸15上には、図8に示す
ように複数個の給紙ローラ2(この例では3個)が、各欠
円部2aの位置を揃えて等間隔に配置されている。給紙
ローラ2は、図10に示すようにローラ部2b(ゴム部分)
とローラ部2bに一体の固定部2cとが、例えば爪部2d
で給紙ローラ軸15に係止してそれをネジ32で止めること
によって固定(図6も参照)されており、給紙ローラ軸
15において操作側である図10で左方側が、後述する方法
によって給紙カセット1内の用紙面Pa(図6参照)に略
直交する矢印Bで示す方向及びそれと反対方向に移動可
能な側になっている。
【0014】給紙ローラ軸15は、中実軸部16と、中間の
ローラ支持部17と、図示しない駆動源に接続される駆動
側支持部18とからなり、中実軸部16の左方に形成された
丸軸部16aは軸受21に回転可能に嵌入され、右方に形成
された角状の軸部16bは縦断面形状をコ字状(図6も参
照)とするローラ支持部17の一端に例えばネジ止めによ
って一体になるように固定されている。
【0015】そして、縦断面形状をコ字状とする駆動側
支持部18の一端を、ローラ支持部17の他端に形成したU
字溝17aに貫通させて固設した連結ピン22に、図11で示
すように殆どガタのない状態で嵌入することで、それら
を一体に連結している。
【0016】軸受21は、図12で示すように、ブラケット
23に下方を開放側として形成したU字溝23a内に上下方
向に移動可能に嵌入されており、ブラケット23は複写機
本体6(図8参照)に固定されている。そして、軸受21の
下部には軸24によって矢印Hに示す方向に回動可能に支
持される加圧レバー25が設けられ、この加圧レバー25は
スプリング26の上方へ付勢力によって常に押し上げられ
ている。そして、給紙ローラ2または給紙ローラ軸15が
外力によって押し下げられない通常の状態においては、
給紙ローラ軸15がU字溝23aの上端の位置にあり、給紙
ローラ2が図6に実線で示す位置で矢印Aに示す方向に
回転するようにしている。
【0017】なお、加圧レバー25の下方への回動は、図
12に示すストッパピン27によって規制されており、それ
によって給紙ローラ2も所定量以上に下降しないように
なっている。
【0018】また、給紙ローラ軸15の右方にある駆動側
支持部18には、外周部を円形に形成した摺動部材45が嵌
入されるとともに、さらに摺動部材45の一端に形成され
た突起45aが駆動側支持部18の係合穴18aに係合すること
によって、給紙ローラ軸15と摺動部材45とが一体とな
り、この摺動部材45が複写機本体6の奥側の側板28に固
設した軸受31に回転可能に嵌入される。
【0019】ところで、図8に示すように、用紙Pを収
納した給紙カセット1を複写機本体6に装着すると、用
紙Pは図6に示すように上昇付勢部材12の上方への付勢
力によって底板11を介して押し上げられ、その用紙の送
出端側3の両隅部が分離爪13の爪部13aの下面に当接す
る。
【0020】この際、各分離爪13における用紙送出方向
へ突出する各係止部13dが、給紙カセット1の分離爪上
昇規制溝1eおよび1fの上端部に当接することによっ
て、その上昇限が規制される。係止部13dの位置は、図1
3に示すように、用紙からの上昇付勢力F1が直接作用す
る爪部13aの略直下部に設けられたので、係止部13dに作
用する力F2はF1に略等しくなる。
【0021】給紙可能な状態で給紙をスタートさせる
と、図6に実線で示す位置にある給紙ローラ2が矢印A
に示す方向に1回転して停止するが、その回転時に円弧
状の外周部が最上位の用紙の用紙面Paに圧接すると、
その用紙面Paは給紙ローラ2の円弧状の外周部の通過
(2点鎖線で図示)によって、若干量上昇付勢部材12の付
勢力に抗して押し下げられる。
【0022】そのとき、分離爪13は自重によって爪部13
aが下降する方向に回動し、用紙Pの下降に追従してそ
の用紙面Paの両隅部に爪部13aが接触するため、最上位
置の用紙が分離爪13によって1枚に分離されながら搬送
路4へ送り出されてレジストローラ5に達するようにな
る。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】ところで、給紙の際に
スキューが発生すると、画像が用紙における正規の位置
に記録されないことになる。また、大きなスキューが発
生した場合は、しわ,ジャム等の問題が発生する。特
に、分離爪を使用した用紙の分離搬送では、用紙が分離
爪から外れた直後において、その用紙の幅方向に移動を
規制する部材がないために、スキューが発生し易い状況
となる。
【0024】本発明は、このような問題点を解決し、分
離爪から外れた直後に用紙のスキューが発生することを
防止した給紙装置を提供することをその課題とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明は、用紙収納部と、この用紙収納部内の用紙を
底板を介して上昇方向へ付勢する上昇付勢部材と、この
上昇付勢部材によって上昇された最上位の用紙に圧接
し、かつ回転して給紙を行う給紙ローラと、用紙の送出
端側における両隅部に爪部がそれぞれ配置された一対の
分離爪とを備えた給紙装置において、前記分離爪の爪部
に、用紙の位置を規制するガイド部材を設けたことを特
徴とする。このような構成により、分離爪から抜け出し
た直後の用紙Pの両端の移動を規制することができる。
【0026】また、前記分離爪と前記ガイド部材とを一
体に構成したことを特徴とする。このような構成によ
り、低コスト化を実現することができる。
【0027】また、前記ガイド部材の取付け位置を用紙
の給紙方向に沿って変位可能に構成したことを特徴とす
る。このような構成により、ガイド部材の位置を変える
ことができるため、用紙Pの状態に応じてガイドするた
めにガイド部材を最適な位置に調整することが可能とな
る。
【0028】また、用紙収納部と、この用紙収納部内の
用紙を底板を介して上昇方向へ付勢する上昇付勢部材
と、この上昇付勢部材によって上昇された最上位の用紙
に圧接し、かつ回転して給紙を行う給紙ローラと、用紙
の送出端側における両隅部に爪部がそれぞれ配置された
一対の分離爪とを備えた給紙装置において、前記分離爪
に、前記爪部を下方向に移動させる力を付加するおもり
を設けたことを特徴とする。このような構成により、分
離爪の爪部と最上位の用紙との間に隙間を発生させるこ
とが防止できる。
【0029】また、前記おもりの取付け位置を変位可能
に構成したことを特徴とする。このような構成により、
おもりの位置を変えることで、用紙Pの状態に応じて分
離爪にかかるモーメントを最適な状態に調整することが
可能となる。
【0030】また、用紙収納部と、この用紙収納部内の
用紙を底板を介して上昇方向へ付勢する上昇付勢部材
と、この上昇付勢部材によって上昇された最上位の用紙
に圧接し、かつ回転して給紙を行う給紙ローラと、用紙
の送出端側における両隅部に爪部がそれぞれ配置された
一対の分離爪とを備えた給紙装置において、前記分離爪
の爪部に、用紙の位置を規制しかつ前記爪部を下方向に
移動させる力を付加するガイド兼おもり部材を設けたこ
とを特徴とする。このような構成により、ガイド部材と
おもりとを兼用させることで、低コスト化を実現するこ
とができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。
【0032】図1は、本発明の第1実施形態の装置にお
ける分離爪の構成を示す分解斜視図であり、50はガイド
面50aと取付面50bとからなる側面視L字型に構成された
ガイド、51は取付面50bに形成された孔、52は孔51を介
してガイド50を分離爪13に固定するネジを示す。なお、
図6〜図13に示した従来技術における部材と同一の部材
には、同一の符号を付すことで詳細な説明は省略した。
【0033】第1実施形態の装置は、図6〜図13に示し
た従来技術における分離爪13の爪部13aの上面にガイド5
0を固定したものである。2つの分離爪13,13に固定さ
れたガイド50,50におけるガイド面50a,50aは、底板11
を平面視したとき、底板11に積載される用紙Pの側部を
はさむような位置に立設しており、互いに対向してい
る。
【0034】図2は、第1実施形態の装置によって用紙
を給紙するときの、分離爪による分離動作を示す説明図
である。
【0035】図2(a)は、用紙がセットされたときに状
態を示すものであり、用紙Pの先端の角部が前面13g(図
4参照)に当接または近接している。そして、給紙動作
を開始させると、給紙ローラ2が回転する。この給紙ロ
ーラ2が回転により底板11が下方に回動し、用紙Pおよ
び分離爪13が下方に下がる。さらに給紙ローラ2が回転
して用紙Pを送ると、図2(b)に示すように、用紙Pの
送出端側における両隅部は、座屈しながら爪部13aの縁
を乗り越えて前進していく。爪部13aの縁を乗り越えた
直後の用紙Pは、図2(c)に示すように、その側部がガ
イド面50aに当接し、幅方向(図中X方向)の規制を受け
るため、大きく左右に移動できなくなり、ガイド50によ
るガイドに沿って進行するようになる。
【0036】このように第1実施形態を構成したことに
より、スキューが最も発生しやすい分離爪13を抜ける際
の用紙Pを、ガイド50によってガイドできるため、用紙
Pのスキューを小さく抑えることができる。また、ガイ
ド50を爪部13aに設けたことにより、用紙Pの送出端が
ガイド50に当たるため、ジャム等の発生を防止すること
ができる。特に、用紙Pの送出端が座屈させられて爪部
13aを抜けてガイド50に当接するため、ガイド50に当た
った衝撃により用紙Pの進行が妨害されないようにな
り、ジャムの発生が防止できる。
【0037】なお、仮に爪部13aよりも搬送方向に対し
て下流側にガイド50を設けた場合、用紙Pの送出端の位
置はスキュー等で変化するため、ガイド位置の設定が困
難であり、設定したとしてもスキュー防止の効果は少な
い。よって、本実施形態のように爪部13aのガイド50を
設けることが最も用紙Pに対する幅方向への規制に効果
がある。
【0038】なお、前述の第1実施形態の装置では、ガ
イド50をネジ52で分離爪13に固定したが、その構成に限
るものではなく、分離爪13とガイド50とを一体に構成し
ても良い。例えば、図3に示すように、爪部13aの一部
に90°の曲げを施すことでガイド部13eを形成し、この
ガイド部13eにガイド50と同等の機能を持たせても良
い。
【0039】ところで、用紙Pがセットされたときは、
通常、図4(a)に示すように、最上位の用紙Pの送出端
が、爪部13aの下面13fに、あるいは爪部13aの角部にお
ける下面13fに連続した前面13gに当接する。ところが、
爪部13aの下面13fと用紙Pの送出端との間に隙間Sが生
じており、その状態で、給紙動作を開始すると、図4
(b)に示すように、用紙Pの送出端が爪部13aの内側に潜
り込むことにより、スムーズに爪部13aから抜け出るこ
とができず、その結果用紙Pの両隅部に折れが生じた
り、ジャム、ノーフィード等を起こす恐れがある。
【0040】図4(b)に示すような隙間ができる原因と
しては、給紙ローラ2に回転により用紙Pと底板11が下
方向に押し下げられながら用紙Pが搬送されるが、その
際、用紙Pの束は、爪部13aに負荷を与えながら下方に
下がるため、分離爪13の自重が軽いと爪部13aにかかる
負荷に負けて、爪部13aが下方に下がらなくなることが
考えられる。
【0041】そこで、隙間Sを発生を防止するために、
ガイド50を分離爪13の自重をコントロールするためのお
もりとして作用させるように構成したものが、次に記載
する第2実施形態である。
【0042】図5は本発明の第2実施形態の装置にかか
るガイドの構成を示す斜視図であり、53は長孔を示す。
すなわち、第2実施形態の装置は、図1に示す第1実施
形態の装置にかかるガイド50の孔51を、長孔として構成
し、用紙Pの搬送方向に沿ってガイド50の位置調整を可
能としたものである。
【0043】このように第2実施形態を構成することに
より、用紙Pの厚さ,切断状況(用紙P先端面の粗さ),
寸法精度等で変わる、分離爪13の下方向に加わる力の条
件を、ガイド50の位置調整によって分離爪13に掛かるモ
ーメントを最適な状態に調整することにより、爪部13a
を下方に移動させて、隙間Sをなくすことができる。
【0044】
【発明の効果】以上、説明したように構成した本発明に
よれば、次に記載する効果を奏する。
【0045】請求項1記載の構成によれば、分離爪から
抜け出した直後の用紙Pの両側端をガイドできるため、
スキューの発生を防止できると共に、それに伴うジャム
の発生を防止することができる。
【0046】請求項2記載の構成によれば、分離爪とガ
イド部材とを一体化することにより低コスト化を実現す
ることができる。
【0047】請求項3記載の構成によれば、ガイド部材
の位置を変えることができるため、用紙Pの状態に応じ
てガイドするためにガイド部材を最適な位置に調整する
ことが可能となる。
【0048】請求項4記載の構成によれば、分離爪の爪
部と最上位の用紙との間に隙間を発生させることが防止
でき、用紙の角部における折れの発生を防止することが
できる。
【0049】請求項5記載の構成によれば、おもりの位
置を変えることで、用紙Pの状態に応じて分離爪にかか
るモーメントを最適な状態に調整することが可能とな
る。
【0050】請求項6記載の構成によれば、ガイド部材
とおもりとを兼用させることで、低コスト化を実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の装置における分離爪の
構成を示す分解斜視図である。
【図2】第1実施形態の装置によって用紙を給紙すると
きの、分離爪による分離動作を示す説明図である。
【図3】本発明の第1実施形態の装置における他の分離
爪の構成を示す斜視図である。
【図4】用紙がセットされたときの状態を示す説明図で
ある。
【図5】本発明の第2実施形態の装置における分離爪の
構成を示す斜視図である。
【図6】従来の給紙装置の構成を示す概略構成図であ
る。
【図7】図6の給紙カセット全体を示す構成図である。
【図8】図1の給紙装置を適用した複写機の一部を示す
外観斜視図である。
【図9】給紙カセット内の用紙の送出側の両隅部に配置
された分離爪の片側をその付近と共に拡大して示す斜視
図である。
【図10】給紙ローラ軸に複数の給紙ローラが取り付け
られている状態を一部を断面にして示す正面図である。
【図11】給紙ローラ軸の可動側の軸受付近の構造およ
び給紙ローラ軸のローラ支持部と駆動側支持部の連結部
の構造をそれぞれ示す側面図である。
【図12】図11の平面図である。
【図13】分離爪と爪部に作用する力と、係止部に作用
する力の関係を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1…給紙カセット、 2…給紙ローラ、 10…給紙装
置、 11…底板、 12…上昇付勢部材、 13…分離爪、
13a…爪部、 13e…ガイド部、 50…ガイド、50a…
ガイド面、 50b…取付面、 51…孔、 52…ネジ、 5
3…長孔。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙収納部と、この用紙収納部内の用紙
    を底板を介して上昇方向へ付勢する上昇付勢部材と、こ
    の上昇付勢部材によって上昇された最上位の用紙に圧接
    し、かつ回転して給紙を行う給紙ローラと、用紙の送出
    端側における両隅部に爪部がそれぞれ配置された一対の
    分離爪とを備えた給紙装置において、 前記分離爪の爪部に、用紙の位置を規制するガイド部材
    を設けたことを特徴とする給紙装置。
  2. 【請求項2】 前記分離爪と前記ガイド部材とを一体に
    構成したことを特徴とする請求項1記載の給紙装置。
  3. 【請求項3】 前記ガイド部材の取付け位置を用紙の給
    紙方向に沿って変位可能に構成したことを特徴とする請
    求項1記載の給紙装置。
  4. 【請求項4】 用紙収納部と、この用紙収納部内の用紙
    を底板を介して上昇方向へ付勢する上昇付勢部材と、こ
    の上昇付勢部材によって上昇された最上位の用紙に圧接
    し、かつ回転して給紙を行う給紙ローラと、用紙の送出
    端側における両隅部に爪部がそれぞれ配置された一対の
    分離爪とを備えた給紙装置において、 前記分離爪に、前記爪部を下方向に移動させる力を付加
    するおもりを設けたことを特徴とする給紙装置。
  5. 【請求項5】 前記おもりの取付け位置を変位可能に構
    成したことを特徴とする請求項4記載の給紙装置。
  6. 【請求項6】 用紙収納部と、この用紙収納部内の用紙
    を底板を介して上昇方向へ付勢する上昇付勢部材と、こ
    の上昇付勢部材によって上昇された最上位の用紙に圧接
    し、かつ回転して給紙を行う給紙ローラと、用紙の送出
    端側における両隅部に爪部がそれぞれ配置された一対の
    分離爪とを備えた給紙装置において、 前記分離爪の爪部に、用紙の位置を規制しかつ前記爪部
    を下方向に移動させる力を付加するガイド兼おもり部材
    を設けたことを特徴とする給紙装置。
JP34168896A 1996-12-20 1996-12-20 給紙装置 Pending JPH10181915A (ja)

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