JPH10181540A - ワイパーブレード用コネクタ - Google Patents

ワイパーブレード用コネクタ

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JPH10181540A
JPH10181540A JP9323788A JP32378897A JPH10181540A JP H10181540 A JPH10181540 A JP H10181540A JP 9323788 A JP9323788 A JP 9323788A JP 32378897 A JP32378897 A JP 32378897A JP H10181540 A JPH10181540 A JP H10181540A
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pin
wiper blade
wiper arm
hook
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JP9323788A
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English (en)
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James Patrick Witek
ジェームス・パトリック・ウィテック
Richard Allen Herring
リチャード・アレン・ヘリング
Alan Jeffrey Stahlhut
アラン・ジェフリー・スタールハット
William Arthur Powell
ウィリアム・アーサー・パウエル
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Cooper Industries LLC
Original Assignee
Cooper Industries LLC
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Publication date
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    • Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T403/00—Joints and connections
    • Y10T403/59—Manually releaseable latch type

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイパーブレード組立体をワイパーアームに
装着する作業に大きな負担がかかる。 【解決手段】 車両用フロントガラスのワイパーブレー
ド組立体をワイパーアームに装着可能とするコネクタ１
０にあって、ピン型ワイパーアーム２００のピン部２０
５を挿着可能とする挿着孔９５をそれぞれ形成し、互い
に離間して配置した両側壁部２０と、両側壁部間を連結
する上面壁部１５と、挿着孔の近傍に配置され、ピン部
が挿着孔に挿着されて、コネクタがピン型ワイパーアー
ムに装着されると、このピン部と係合する可動片６０
と、この可動片に形成され、コネクタがフックスロット
型ワイパーアーム３００に装着されると、フックスロッ
ト型ワイパーアームのフック部３１０に形成したスロッ
ト部３１５と係合する突起部７０と、両側壁部の上端と
上面壁部とで構成して、フックスロット型ワイパーアー
ムの部位を固定保持する保持溝５５とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車両用フロ
ントガラスのワイパーブレードに関し、殊にワイパーア
ームにワイパーブレード組立体を装着するためのワイパ
ーブレード用コネクタに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、このような車両用フロントガラス
のワイパーブレード組立体に装着するワイパーアームと
しては、ピン型ワイパーアームや、フックスロット型ワ
イパーアーム等があげられる。
【０００３】では、これら各種ワイパーアームにワイパ
ーブレード組立体を装着するワイパーアーム装着構造に
ついて説明する。
【０００４】例えばピン型ワイパーアームにワイパーブ
レード組立体を装着する場合には、このワイパーブレー
ド組立体のコネクタに設けた孔部にピン型ワイパーアー
ムのピン部を挿入することによって、このピン型ワイパ
ーアームにワイパーブレード組立体を装着することがで
きる。
【０００５】また、フックスロット型ワイパーアームに
ワイパーブレード組立体を装着する場合には、このフッ
クスロット型ワイパーアームのフック部がワイパーブレ
ード組立体のコネクタ上を摺動し、このコネクタに設け
た突起部がフックスロット型ワイパーアームのスロット
部と係合することによって、このフックスロット型ワイ
パーアームにワイパーブレード組立体を装着することが
できる。
【０００６】近年、車両用ワイパーブレードの市場にお
いては、様々なワイパーアームの形状に対応可能なワイ
パーブレード組立体が出回っている。このために、この
ようなワイパーブレード組立体の製造メーカーとして
は、標準規格のワイパーブレード組立体を製造し、この
標準規格のワイパーブレード組立体に対して各種のワイ
パーアームを装着可能とするコネクタを備品として準備
している。なお、このようなワイパーブレード組立体の
販売市場においては、ワイパーブレード組立体が各種ワ
イパーアームにそれぞれ対応した各コネクタと一緒に売
られている。
【０００７】従って、このようなワイパーブレード組立
体を購入したユーザーは、このワイパーブレード組立体
をワイパーアームに装着する場合に、まず装着対象のワ
イパーアームに対応したコネクタを選択し、このコネク
タをワイパーブレード組立体に装着した後、このコネク
タを介してワイパーアームにワイパーブレード組立体を
装着することができる。
【０００８】つまり、ユーザーは、装着対象のワイパー
アームに対応したコネクタをワイパーブレード組立体に
装着さえすれば、このワイパーブレード組立体を各種ワ
イパーアームに装着することができる。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のワイパーブレード用コネクタによれば、このワイパ
ーブレード組立体に装着中のワイパーアーム（例えばピ
ン型ワイパーアーム）を他のワイパーアーム（例えばフ
ックスロット型ワイパーアーム）に取り替える場合、こ
のワイパーブレード組立体及びワイパーアーム間の現在
装着中のコネクタを取り外し、他のワイパーアームの種
類やサイズ等の形状に対応したコネクタを準備し、この
コネクタをワイパーブレード組立体に装着した後、この
ワイパーブレード組立体を他のワイパーアームに装着す
るようにしたが、コネクタの取外作業や装着作業等、ユ
ーザーに大きな作業負担をかけてしまうといった問題点
があった。
【００１０】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、ユーザーの作業負担
を軽減しながら、ワイパーブレード組立体を各種形状の
ワイパーアームに装着することができるワイパーブレー
ド用コネクタを提供することにある。
【００１１】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明における請求項１記載のワイパーブレード用コ
ネクタは、車両用フロントガラスのワイパーブレード組
立体をワイパーアームに装着可能とするワイパーブレー
ド用コネクタにあって、このワイパーブレード用コネク
タは、ピン型ワイパーアームのピン部を挿着可能とする
挿着孔を形成した側壁部と、この側壁部に形成した挿着
孔の近傍に配置され、前記ピン型ワイパーアームのピン
部が側壁部の挿着孔に挿着されて、このワイパーブレー
ド用コネクタがピン型ワイパーアームに装着されると、
このピン型ワイパーアームのピン部と係合する可動片
と、この可動片に形成され、このワイパーブレード用コ
ネクタがフックスロット型ワイパーアームに装着される
と、フックスロット型ワイパーアームのフック部に形成
したスロット部と係合する突起部とを有することを特徴
とする。
【００１２】前記ピン型ワイパーアームとは、ワイパー
アーム本体の先端部近傍の側面にピン部を有するワイパ
ーアームに相当するものである。
【００１３】前記フックスロット型ワイパーアームと
は、ワイパーアーム本体の一端を断面略Ｊ字形状にして
フック部を構成するようにしたワイパーアームに相当す
るものである。
【００１４】前記側壁部に形成した挿着孔は、ピン型ワ
イパーアームのピン部を挿着する環状孔に相当するもの
である。
【００１５】従って、本発明における請求項１記載のワ
イパーブレード用コネクタによれば、側壁部に形成した
挿着孔にピン型ワイパーアームのピン部を挿着すること
によって、ワイパーブレード組立体をピン型ワイパーア
ームに装着することができると共に、前記可動片の突起
部がフックスロット型ワイパーアームのスロット部に係
合することによって、このワイパーブレード組立体をフ
ックスロット型ワイパーアームに装着することができ
る。つまり、このワイパーブレード用コネクタによれ
ば、ワイパーブレード組立体をピン型ワイパーアーム又
はフックスロット型ワイパーアームのどちらにも装着可
能となる。
【００１６】また、本発明における請求項２記載のワイ
パーブレード用コネクタは、上記請求項１記載の構成に
加えて、前記側壁部と離間して配置した第２側壁部を有
し、この第２側壁部には、前記側壁部に形成した挿着孔
と連通する挿着孔が形成してあることを特徴とする。
【００１７】従って、本発明における請求項２記載のワ
イパーブレード用コネクタによれば、上記請求項１記載
の効果に加えて、ピン型ワイパーアームのピン部を第１
側壁部の挿着孔から第２側壁部の挿着孔まで挿着するこ
とによって、ワイパーブレード組立体をピン型ワイパー
アームにより強力に装着することができる。
【００１８】また、本発明における請求項３記載のワイ
パーブレード用コネクタは、上記請求項２記載の構成に
加えて、前記側壁部及び第２側壁部間を連結する上面壁
部を有することを特徴とする。
【００１９】従って、本発明における請求項３記載のワ
イパーブレード用コネクタによれば、上記請求項２記載
の効果に加えて、前記側壁部及び第２側壁部と上面壁部
とで側壁部及び第２側壁部の下端部が開口する用にコネ
クタを断面略コ字状にすることができる。
【００２０】また、本発明における請求項４記載のワイ
パーブレード用コネクタは、上記請求項３記載の構成に
加えて、前記側壁部及び第２側壁部の上端と上面壁部と
で構成する保持溝を有し、この保持溝は、前記フックス
ロット型ワイパーアームがワイパーブレード用コネクタ
に装着されると、このフックスロット型ワイパーアーム
の部位を固定保持することを特徴とする。
【００２１】従って、本発明における請求項４記載のワ
イパーブレード用コネクタによれば、上記請求項３記載
の効果に加えて、コネクタがフックスロット型ワイパー
アームに装着されると、このコネクタの保持溝にフック
スロット型ワイパーアームの部位を固定保持するように
したので、コネクタ及びフックスロット型ワイパーアー
ム間の装着状態を安定化させることができる。
【００２２】また、本発明における請求項５記載のワイ
パーブレード用コネクタは、上記請求項１記載の構成に
加えて、前記可動片は、前記側壁部に直接触れない部位
に配置されることを特徴とする。
【００２３】また、本発明における請求項６記載のワイ
パーブレード用コネクタは、上記請求項１記載の構成に
加えて、前記可動片は、前記突起部を設けた第１面部
と、このワイパーブレード用コネクタがピン型ワイパー
アームに装着されると、このピン型ワイパーアームのピ
ン部と係合する第２面部とを有することを特徴とする。
【００２４】前記可動片の第２面部は、コネクタがピン
型ワイパーアームに装着されると、ピン型ワイパーアー
ムのピン部、例えばピン部の外周縁に形成した環状溝と
係合するものである。
【００２５】従って、本発明における請求項６記載のワ
イパーブレード用コネクタによれば、上記請求項１記載
の効果に加えて、この可動片の第１面部に形成した突起
部でフックスロット型ワイパーアームのスロット部と係
合することにより、コネクタをフックスロット型ワイパ
ーアームに装着することができると共に、この可動片の
第２面部がピン型ワイパーアームのピン部に係合するこ
とにより、コネクタをピン型ワイパーアームに装着する
ことができる。
【００２６】また、本発明における請求項７記載のワイ
パーブレード用コネクタは、上記請求項１記載の構成に
加えて、前記突起部は、このワイパーブレード用コネク
タがフックスロット型ワイパーアームに装着されるとき
に、このフックスロット型ワイパーアームのフック部の
端部が滑るように傾斜面を有することを特徴とする。
【００２７】従って、本発明における請求項７記載のワ
イパーブレード用コネクタによれば、上記請求項１記載
の効果に加えて、前記突起部に傾斜面を設けるようにし
たので、このコネクタがフックスロット型ワイパーアー
ムに装着されるとき、つまり突起部がスロット部に係合
されるまでフックスロット型ワイパーアームのフック部
の端部を円滑に移動することができる。
【００２８】また、本発明における請求項８記載のワイ
パーブレード用コネクタは、上記請求項１記載の構成に
加えて、前記可動片及び突起部は、このワイパーブレー
ド用コネクタがフックスロット型ワイパーアームに装着
されているとき、この可動片が押圧されて曲がると、こ
のフックスロット型ワイパーアームのスロット部から突
起部が外れ、このフックスロット型ワイパーアームから
ワイパーブレード用コネクタを取り外すことができるよ
うに構成したことを特徴とする。
【００２９】従って、本発明における請求項８記載のワ
イパーブレード用コネクタによれば、上記請求項１記載
の効果に加えて、可動片を押圧して曲げることでスロッ
ト部に係合中の突起部が外れることにより、フックスロ
ット型ワイパーアームからコネクタを簡単に外すことが
できる。
【００３０】また、本発明における請求項９記載のワイ
パーブレード用コネクタは、上記請求項８記載の構成に
加えて、前記可動片は、この可動片を押圧するボタン部
を有することを特徴とする。
【００３１】従って、本発明における請求項９記載のワ
イパーブレード用コネクタによれば、上記請求項８記載
の効果に加えて、可動片に形成したボタン部で可動片を
押圧して曲げることができる。
【００３２】また、本発明における請求項１０記載のワ
イパーブレード用コネクタは、上記請求項９記載の構成
に加えて、前記ボタン部は、その操作部を滑り止め形状
にしたことを特徴とする。
【００３３】従って、本発明における請求項１０記載の
ワイパーブレード用コネクタによれば、上記請求項９記
載の効果に加えて、ボタン部を滑り止め形状にしたの
で、ユーザーはボタン部を押す際に滑ることはない。
【００３４】また、本発明における請求項１１記載のワ
イパーブレード用コネクタは、上記請求項１記載の構成
に加えて、前記可動片は、前記側壁部に形成した挿着孔
にピン型ワイパーアームのピン部が挿着されたとき、こ
のピン部が部分的に接触するように挿着孔近傍に配置さ
れたことを特徴とする。
【００３５】従って、本発明における請求項１１記載の
ワイパーブレード用コネクタによれば、上記請求項１記
載の効果に加えて、前記側壁部に形成した挿着孔にピン
型ワイパーアームのピン部が挿着されたとき、このピン
部が部分的に接触するように挿着孔近傍に可動片を配置
するようにしたので、ピン型ワイパーアームのピン部が
可動片に係合しやすくなる。
【００３６】また、本発明における請求項１２記載のワ
イパーブレード用コネクタは、上記請求項１記載の構成
に加えて、前記可動片の端部は、このワイパーブレード
用コネクタがピン型ワイパーアームに装着されたとき、
このピン型ワイパーアームのピン部に形成した装着溝と
係合することを特徴とする。
【００３７】前記ピン型ワイパーアームのピン部に形成
した装着溝とは、ピン部の外周縁に形成した環状溝に相
当するものである。
【００３８】従って、本発明における請求項１２記載の
ワイパーブレード用コネクタによれば、上記請求項１記
載の効果に加えて、ピン型ワイパーアームのピン部に形
成した装着溝に可動片の端部が係合することによって、
このコネクタをピン型ワイパーアームに強力に係合する
ことができる。
【００３９】また、本発明における請求項１３記載のワ
イパーブレード用コネクタは、上記請求項１記載の構成
に加えて、ワイパーブレード組立体に装着する構造を有
することを特徴とする。
【００４０】また、本発明における請求項１４記載のワ
イパーブレード用コネクタは、上記請求項１３記載の構
成に加えて、前記ワイパーブレード組立体に装着する構
造として、このワイパブレード組立体に装着するための
弾性ラッチ部を有することを特徴とする。
【００４１】前記弾性ラッチ部は、ワイパーブレード組
立体の内、例えばキャリアに装着することによってキャ
リアをコネクタに装着するものである。
【００４２】従って、本発明における請求項１４記載の
ワイパーブレード用コネクタによれば、上記請求項１３
記載の効果に加えて、このコネクタに設けた弾性ラッチ
部によって、このコネクタをワイパーブレード組立体に
装着することができる。
【００４３】また、本発明における請求項１５記載のワ
イパーブレード用コネクタは、上記請求項１記載の構成
に加えて、前記可動片は、片持ち状の部材であることを
特徴とする。
【００４４】また、本発明における請求項１６記載のワ
イパーブレード用コネクタは、上記請求項１記載の構成
に加えて、前記ワイパーブレード組立体は、このワイパ
ーブレード用コネクタを装着するワイパーブレード用キ
ャリアと、このワイパーブレード用キャリアに取り付け
たワイパーブレードとを有し、このワイパーブレード組
立体にワイパーブレード用コネクタが含まれることを特
徴とする。
【００４５】従って、本発明における請求項１６記載の
ワイパーブレード用コネクタによれば、上記請求項１記
載の効果に加えて、このコネクタをワイパーブレード用
キャリアに装着することにより、このコネクタをワイパ
ーブレード組立体に含めることができる。
【００４６】また、本発明における請求項１７記載のワ
イパーブレード用コネクタは、車両用フロントガラスの
ワイパーブレード組立体をワイパーアームに装着可能と
するワイパーブレード用コネクタにあって、このワイパ
ーブレード用コネクタは、ピン型ワイパーアームのピン
部を挿着可能とする挿着孔を形成した第１側壁部と、こ
の第１側壁部と離間して配置し、第１側壁部に形成した
挿着孔と連通する挿着孔を形成した第２側壁部と、前記
第１側壁部及び第２側壁部間を連結する上面壁部と、前
記第１側壁部及び第２側壁部の挿着孔の近傍に配置さ
れ、前記ピン型ワイパーアームのピン部が第１側壁部の
挿着孔に挿着されて、このワイパーブレード用コネクタ
がピン型ワイパーアームに装着されると、このピン型ワ
イパーアームのピン部と係合する片持ち状の可動片と、
この片持ち状の可動片に形成され、このワイパーブレー
ド用コネクタがフックスロット型ワイパーアームに装着
されると、フックスロット型ワイパーアームのフック部
に形成したスロット部と係合する突起部と、前記第１側
壁部及び第２側壁部の上端と上面壁部とで構成する保持
溝とを有し、この保持溝は、このワイパーブレード用コ
ネクタがフックスロット型ワイパーアームに装着される
と、このフックスロット型ワイパーアームの部位を固定
保持することを特徴とする。
【００４７】前記ピン型ワイパーアームとは、ワイパー
アーム本体の先端部近傍の側面にピン部を有するワイパ
ーアームに相当するものである。
【００４８】前記フックスロット型ワイパーアームと
は、ワイパーアーム本体の一端を断面略Ｊ字形状にして
フック部を構成するようにしたワイパーアームに相当す
るものである。
【００４９】前記第１側壁部及び第２側壁部に形成した
挿着孔は、ピン型ワイパーアームのピン部を挿着する環
状孔に相当するものである。
【００５０】従って、本発明における請求項１７記載の
ワイパーブレード用コネクタによれば、第１及び第２側
壁部に形成した挿着孔にピン型ワイパーアームのピン部
を挿着することによって、ワイパーブレード組立体をピ
ン型ワイパーアームに装着することができると共に、前
記可動片の突起部がフックスロット型ワイパーアームの
スロット部に係合し、さらにフックスロット型ワイパー
アームの部位を保持溝に固定保持することによって、こ
のワイパーブレード組立体をフックスロット型ワイパー
アームに装着することができる。
【００５１】また、本発明における請求項１８記載のワ
イパーブレード用コネクタは、上記請求項１７記載の構
成に加えて、前記可動片は、前記突起部を設けた第１面
部と、このワイパーブレード用コネクタがピン型ワイパ
ーアームに装着されると、このピン型ワイパーアームの
ピン部と係合する第２面部とを有することを特徴とす
る。
【００５２】前記可動片の第２面部は、コネクタがピン
型ワイパーアームに装着されると、ピン型ワイパーアー
ムのピン部、例えばピン部の外周縁に形成した環状溝と
係合するものである。
【００５３】従って、本発明における請求項１８記載の
ワイパーブレード用コネクタによれば、上記請求項１７
記載の効果に加えて、この可動片の第１面部に形成した
突起部でフックスロット型ワイパーアームのスロット部
と係合することにより、コネクタをフックスロット型ワ
イパーアームに装着することができると共に、この可動
片の第２面部がピン型ワイパーアームのピン部に係合す
ることにより、コネクタをピン型ワイパーアームに装着
することができる。
【００５４】また、本発明における請求項１９記載のワ
イパーブレード用コネクタによれば、上記請求項１７記
載の構成に加えて、前記突起部は、このワイパーブレー
ド用コネクタがフックスロット型ワイパーアームに装着
されるとき、このフックスロット型ワイパーアームのフ
ック部の端部が滑るように傾斜面を有することを特徴と
する。
【００５５】従って、本発明における請求項１９記載の
ワイパーブレード用コネクタによれば、上記請求項１７
記載の効果に加えて、前記突起部に傾斜面を設けるよう
にしたので、このコネクタがフックスロット型ワイパー
アームに装着されるとき、つまり突起部がスロット部に
係合されるまでフックスロット型ワイパーアームのフッ
ク部の端部を円滑に移動することができる。
【００５６】また、本発明における請求項２０記載のワ
イパーブレード用コネクタは、上記請求項１７記載の構
成に加えて、前記片持ち状の可動片及び突起部は、この
ワイパーブレード用コネクタがフックスロット型ワイパ
ーアームに装着されているとき、この可動片が押圧され
て曲がると、このフックスロット型ワイパーアームのス
ロット部から突起部が外れ、このフックスロット型ワイ
パーアームからワイパーブレード用コネクタを取り外す
ことができるように構成したことを特徴とする。
【００５７】従って、本発明における請求項２０記載の
ワイパーブレード用コネクタによれば、上記請求項１７
記載の効果に加えて、可動片を押圧して曲げることでス
ロット部に係合中の突起部が外れることにより、フック
スロット型ワイパーアームからコネクタを簡単に外すこ
とができる。
【００５８】また、本発明における請求項２１記載のワ
イパーブレード用コネクタは、上記請求項１７記載の構
成に加えて、前記片持ち状の可動片は、前記第１側壁部
及び第２側壁部に挿着孔間の連通路を部分的に閉塞する
ように挿着孔近傍に配置されたことを特徴とする。
【００５９】従って、本発明における請求項２１記載の
ワイパーブレード用コネクタによれば、上記請求項１７
記載の効果に加えて、前記第１側壁部及び第２側壁部に
形成した挿着孔にピン型ワイパーアームのピン部が挿着
されたとき、このピン部が部分的に接触するように挿着
孔近傍に可動片を配置するようにしたので、ピン型ワイ
パーアームのピン部が可動片に係合しやすくなる。
【００６０】また、本発明における請求項２２記載のワ
イパーブレード用コネクタは、上記請求項１７記載の構
成に加えて、前記片持ち状の可動片の端部は、このワイ
パーブレード用コネクタがピン型ワイパーアームに装着
されたとき、このピン型ワイパーアームのピン部に形成
した装着溝と係合することを特徴とする。
【００６１】前記ピン型ワイパーアームのピン部に形成
した装着溝とは、ピン部の外周縁に形成した環状溝に相
当するものである。
【００６２】従って、本発明における請求項２２記載の
ワイパーブレード用コネクタによれば、上記請求項１７
記載の効果に加えて、ピン型ワイパーアームのピン部に
形成した装着溝に可動片の端部が係合することによっ
て、このコネクタをピン型ワイパーアームに強力に係合
することができる。
【００６３】また、本発明における請求項２３記載のワ
イパーブレード用コネクタは、上記請求項１７記載の構
成に加えて、前記ワイパーブレード組立体に装着する構
造として、このワイパブレード組立体に装着するための
弾性ラッチ部を有することを特徴とする。
【００６４】前記弾性ラッチ部は、ワイパーブレード組
立体の内、例えばキャリアに装着することによってキャ
リアをコネクタに装着するものである。
【００６５】従って、本発明における請求項２３記載の
ワイパーブレード用コネクタによれば、上記請求項１７
記載の効果に加えて、このコネクタに設けた弾性ラッチ
部によって、このコネクタをワイパーブレード組立体に
装着することができる。
【００６６】また、本発明における請求項２４記載のワ
イパーブレード用コネクタは、上記請求項１７記載の構
成に加えて、前記ワイパーブレード組立体は、このワイ
パーブレード用コネクタを装着するワイパーブレード用
キャリアと、このワイパーブレード用キャリアに取り付
けたワイパーブレードとを有し、このワイパーブレード
組立体にワイパーブレード用コネクタが含まれることを
特徴とする。
【００６７】従って、本発明における請求項２４記載の
ワイパーブレード用コネクタによれば、上記請求項１７
記載の効果に加えて、このコネクタをワイパーブレード
用キャリアに装着することにより、このコネクタをワイ
パーブレード組立体に含めることができる。
【００６８】また、本発明における請求項２５記載のワ
イパーブレード用コネクタは、ピン型ワイパーアームの
ピン部に装着するピン支持部と、フックスロット型ワイ
パーアームのフック部に装着するフック支持部とを有
し、前記ピン支持部は、支持軸と、この支持軸及びピン
部が軸方向に動かないようにしながら、前記ピン部の縦
軸と直線上でピン部にワイパーブレード用コネクタを固
定する機構を有し、前記フック支持部は、前記ピン支持
部がフックスロット型ワイパーアームの長さ方向に対し
て垂直に、かつ、このフック部で形成したスペース内に
ありながら、フックスロット型ワイパーアームのフック
部を縦方向に動かないように固定する機構を有すること
を特徴とする。
【００６９】従って、本発明における請求項２５記載の
ワイパーブレード用コネクタによれば、コネクタのピン
支持部にてコネクタをピン型ワイパーアームに装着する
ことができると共に、コネクタのフック支持部にてコネ
クタをフック型ワイパーアームに装着することができ
る。
【００７０】また、本発明における請求項２６記載のワ
イパーブレード用コネクタは、ピン型ワイパーアームに
装着可能な形状を有するピン装着部と、フックスロット
型ワイパーアームに装着可能な形状を有するフック装着
部と、前記ピン装着部のピン型ワイパーアームに装着さ
れる第１の部位及び、前記フック装着部のフックスロッ
ト型ワイパーアームに装着される第２の部位の間を移動
可能とする突起部とを有することを特徴とする。
【００７１】従って、本発明における請求項２６記載の
ワイパーブレード用コネクタによれば、コネクタのピン
装着部にてコネクタをピン型ワイパーアームに装着する
ことができると共に、コネクタのフック装着部にてコネ
クタをフック型ワイパーアームに装着することができ
る。
【００７２】つまり、本発明のワイパーブレード用コネ
クタによれば、このワイパーブレード組立体のコネクタ
を取り外さなくても、ピン型ワイパーアーム又はフック
スロット型ワイパーアームに装着することができるの
で、この装着作業に要するユーザーの作業負担を大幅に
軽減することができる。
【００７３】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態に示す車両用ワイパーブレードにおけるワイパ
ーブレード組立体のワイパーアーム装着構造について説
明する。図１は本発明の実施の形態に示すワイパーブレ
ード組立体のワイパーアーム装着構造に使用されるワイ
パーブレード用コネクタの斜視図である。図２は同平面
図、図３は同正面図、図４は同底面図、図５は同側面図
である。
【００７４】図１乃至図５に示すように車両用フロント
ガラスのワイパーブレード用コネクタ（以下、単にコネ
クタと称する）１０は、図６に示すピン型ワイパーアー
ム２００又は図７に示すフックスロット型ワイパーアー
ム３００のどちらにも装着可能な形状にしてある。
【００７５】このコネクタ１０は、互いに離間して配置
した一対の立壁状の側壁部２０，２０と、これら側壁部
２０，２０の上端部間を連結する上面壁部１５とを有
し、これら側壁部２０，２０と上面壁部１５とで側壁部
２０，２０の下端部が開口するように断面略コ字状に一
体形成されている。
【００７６】これら両側壁部２０，２０の前端部側には
切欠部３５，３５が形成してあり、この切欠部３５，３
５は、図８に示すワイパーブレード組立体のキャリア４
００に設けたロッド４１０を回動可能に保持する保持孔
３０ａ，３０ａと、この保持孔３０ａ，３０ａの下端を
側壁部２０，２０の下端部側に開口する狭窄部４０，４
０と、この狭窄部４０，４０から側壁部２０，２０の下
端部側に行くにしたがって徐々に開口する拡開開口部４
２，４２とで構成している。尚、前記狭窄部４０，４０
の開口幅は、前記ロッド４１０の径よりも若干小さくし
てある。
【００７７】さらに、両側壁部２０，２０は、この切欠
部３５，３５が形成されることで、拡開方向に弾性変形
可能で、しかも、この保持孔３０ａ，３０ａを中心にし
て１８０度以上の角度を有するアーク形状の弾性ラッチ
部２５，２５を構成している。尚、この弾性ラッチ部２
５，２５は、後述するように、このコネクタ１０をワイ
パーブレード組立体に装着するためのものである。
【００７８】また、前記保持孔３０ａ，３０ａから側壁
部２０，２０の後端部側に偏倚した位置には、図６に示
すピン型ワイパーアーム２００のピン部２０５を装着保
持する環状孔９５，９５が形成してある。
【００７９】また、前記上面壁部１５は、この上面壁部
１５に連結した側壁部２０，２０の上端部側の突部２０
ａ，２０ａで、図７に示すフックスロット型ワイパーア
ーム３００のアーム本体３２０を保持する保持溝５５を
構成している。
【００８０】また、前記上面壁部１５は、両側壁部２
０，２０の前端部側において下端部側方向に湾曲する湾
曲部４５を有し、この湾曲部４５によって側壁部２０，
２０の前端部側でエプロン部５０を形成することにな
り、この結果、前記保持溝５５も両側壁部２０，２０の
前端部側において回り込んで湾曲形状となっている。
【００８１】さらに、前記上面壁部１５において、この
エプロン部５０と対向する部位には隔壁６５が形成して
ある。この隔壁６５には、可動片６０の一端部、すなわ
ち基端部が設けてあり、これによって、可動片６０を側
壁部２０，２０の後端部側に延在させて片持ち状として
いる。
【００８２】この可動片６０は、この可動片６０と側壁
部２０，２０との間にそれぞれ間隙２０ａ，２０ａが形
成してあるので、可動片６０は側壁部２０，２０と接触
することはなく、この間隙２０ａ，２０ａによって側壁
部２０，２０の上下端部側方向に揺動可能となる。
【００８３】また、この可動片６０の下面の略中央部に
は、側壁部２０，２０の下端部側方向に突出する突起部
７０が形成され、また、可動片６０の他端部には、その
下面側に作業等の操作部９０ａを滑り止め形状とするボ
タン部９０が形成されている。
【００８４】前記突起部７０は、側壁部２０，２０の後
端部側の部位に形成した円形面８０と、側壁部２０，２
０の前端部側方向から後端部側方向に下向きに傾斜する
傾斜面７５と、これら円形面８０及び傾斜面７５の間を
平坦とする平坦面８５とで構成している。
【００８５】尚、この突起部７０は、図７に示すよう
に、このコネクタ１０をフックスロット型ワイパーアー
ム３００に装着する際に、このフックスロット型ワイパ
ーアーム３００のフック部３１０の係合保持部３１０ａ
に形成したスロット部３１５に係合するものである。
【００８６】また、前記可動片６０のボタン部９０が側
壁部２０，２０の上端部側方向に押圧されると、この可
動片６０が隔壁６５を支点にして上端部側方向に押し曲
げられ、この可動片６０の突起部７０が移動する。
【００８７】さらに、この可動片６０の突起部７０が移
動すると、このフックスロット型ワイパーアーム３００
のスロット部３１５に係合中の突起部７０は、このスロ
ット部３１５から外れて、このフックスロット型ワイパ
ーアーム３００からコネクタ１０を取り外すことができ
るものである。
【００８８】また、前記上面壁部１５のエプロン部５０
と隔壁６５とは、各側壁部２０，２０の保持孔３０ａ，
３０ａ同士が連通するようにアーチ状通路３０を構成す
る。尚、このアーチ状通路３０は、図２に示すように保
持孔３０ａ，３０ａの同心軸３２上にあるものとする。
【００８９】また、このアーチ状通路３０は、図８に示
すワイパーブレード組立体のキャリア４００のロッド４
１０を回動可能に保持するものであり、このコネクタ１
０をワイパーブレード組立体に強く装着するのであれ
ば、前記拡開開口部４２，４２の幅とアーチ状通路３０
の幅とを等しくするだけで良い。
【００９０】また、前記環状孔９５，９５は、前述した
ように保持孔３０ａ，３０ａから側壁部２０，２０の後
端部側に偏倚した位置に形成されて、ピン型ワイパーア
ーム２００のピン部２０５を挿着可能に挿着するもので
あり、このピン部２０５が環状孔９５，９５内に挿着さ
れたとき、このピン部２０５が可動片６０の上壁部６０
ａに当接する位置に形成されている。
【００９１】また、このようにピン型ワイパーアーム２
００のピン部２０５が環状孔９５，９５内に挿着された
とき、可動片６０はピン部２０５の外周縁上に形成され
た環状溝２１５に嵌合することになる。尚、この環状溝
２１５の幅は可動片６０の幅と略等しくするのが望まし
い。
【００９２】では、このコネクタ１０をピン型ワイパー
アーム２００に装着する装着工程について説明する。図
６（ａ）乃至図６（ｃ）はピン型ワイパーアーム２００
にコネクタ１０を装着する装着工程を示す説明図であ
る。
【００９３】これら図６（ａ）乃至図６（ｃ）に示す装
着工程によって、このコネクタ１０（又はコネクタ１０
を含むワイパーブレード組立体）は、ピン型ワイパーア
ーム２００に装着することができる。
【００９４】このピン型ワイパーアーム２００には、図
６（ａ）に示すように、その一方の側面にピン部２０５
が備えてあり、このピン部２０５は、このピン本体の外
周縁に形成した環状溝２１５と、このピン本体の先端に
形成した円状端部２１０とを有している。
【００９５】このピン型ワイパーアーム２００にコネク
タ１０を装着する場合には、図６（ａ）に示すように、
このピン型ワイパーアーム２００のピン部２０５をコネ
クタ１０の一方の側壁部２０に形成した環状孔９５に合
わせて、この環状孔９５内にピン部２０５を挿入する。
【００９６】このピン部２０５が環状孔９５内に挿入さ
れると、このピン部２０５の円状端部２１０が可動片６
０の上壁部６０ａと接触して、図６（ｂ）に示すように
可動片６０を側壁部２０，２０の下端部側方向（Ａ方
向）に押し下げる。
【００９７】このピン部２０５による可動片６０への押
し下げ力によって、ピン部２０５は可動片６０を曲げ
て、さらにピン部２０５が環状孔９５内に挿入される。
さらに、このピン部２０５の円状端部２１０が一方の側
壁部２０に形成した環状孔９５から他方の側壁部２０に
形成した環状孔９５内にまで到達すると、このコネクタ
１０内部の可動片６０はピン部２０５の外周縁上に形成
した環状溝２１５に合致する。
【００９８】この可動片６０が環状溝２１５に合致する
と、このピン部２０５による押下力が無くなって、図６
（ｃ）に示すように可動片６０は側壁部２０，２０の上
端部側方向（Ｂ方向）に弾性復帰して、この可動片６０
の上壁部６０ａは環状溝２１５と嵌合する。
【００９９】つまり、コネクタ１０は、可動片６０が環
状孔２１５に嵌合されると、このピン部２０５に沿って
横方向に動かないように保持しながら、このピン部２０
５を軸にしてピン型ワイパーアーム２００に対して回動
可能に装着されたことになる。
【０１００】また、このようにピン型ワイパーアーム２
００に装着したコネクタ１０を取外す場合には、次に説
明するような二つの工程を経るだけで済む。
【０１０１】まず、ユーザーが可動片６０のボタン部９
０をＡ方向に押圧すると、前記ピン部２０５の環状溝２
１５に装着中の可動片６０を環状溝２１５から解放す
る。
【０１０２】次に、ユーザーはコネクタ１０の環状孔９
５内からピン部２０５を引き抜くように、このピン部２
０５に沿ってコネクタ１０を摺動することにより、この
コネクタ１０をピン型ワイパーアーム２００から取り外
すことができる。
【０１０３】では、このコネクタ１０をフックスロット
型ワイパーアーム３００に装着する装着工程について説
明する。図７（ａ）乃至図７（ｃ）はフックスロット型
ワイパーアーム３００にコネクタ１０を装着する装着工
程を示す説明図である。
【０１０４】このフックスロット型ワイパーアーム３０
０は、このアーム本体３２０の一端を曲げることで断面
略Ｕ字形状のフック部３１０を構成する。さらに、この
フック部３１０の端部３０５には、コネクタ１０を保持
する係合保持部３１０ａと、この係合保持部３１０ａ上
に、このコネクタ１０の可動片６０に形成した突起部７
０と係合するスロット部３１５とが形成してある。
【０１０５】このフックスロット型ワイパーアーム３０
０にコネクタ１０を装着する場合には、図７（ａ）に示
すように、このフックスロット型ワイパーアーム３００
のアーム本体３２０がコネクタ１０の保持溝５５に対向
し、さらには、フックスロット型ワイパーアーム３００
のフック部３１０がコネクタ１０の弾性ラッチ部２５，
２５に隣接するように、このコネクタ１０をフックスロ
ット型ワイパーアーム３００に配置する。
【０１０６】このコネクタ１０はフックスロット型ワイ
パーアーム３００に沿って移動すると、さらにはコネク
タ１０の両側壁部２０，２０の弾性ラッチ部２５，２５
がフック部３１０を挟み込むようにして通過しながら、
このコネクタ１０の湾曲部４５がフック部３１０の係合
保持部３１０ａとアーム本体３２０との間を通過する。
【０１０７】このフックスロット型ワイパーアーム３０
０の端部３０５が可動片６０の突起部７０に当接する
と、このフックスロット型ワイパーアーム３００のフッ
ク部３１０の係合保持部３１０ａは、この突起部７０の
傾斜面７５に沿って水平方向に摺動する。このフック部
３１０の係合保持部３１０ａが突起部７０の傾斜面７５
上をスムーズに摺動すると、図７（ｂ）に示すように、
この可動片６０をＢ方向に曲げるように押し上げる。
【０１０８】このフック部３１０は、突起部７０の先端
部８０が係合保持部３１０ａに形成したスロット部３１
５と対向するまで、この可動片６０を曲げるように押し
上げ続ける。この突起部７０の円形面８０がスロット部
３１５と対向すると、この可動片６０は、図７（ｃ）に
示すようにＡ方向に弾性復帰することにより、この可動
片６０の突起部７０はスロット部３１５内に入り込む。
【０１０９】この突起部７０がスロット部３１５内に入
り込むと、この突起部７０の円形面８０はスロット部３
１５の内壁に接して、突起部７０はスロット部３１５と
係合する。
【０１１０】このようにしてコネクタ１０の保持溝５５
上にアーム本体３２０が保持され、さらには可動片６０
の突起部７０が係合保持部３１０ａに形成したスロット
部３１５と係合することにより、コネクタ１０はフック
スロット型ワイパーアーム３００に装着されたことにな
る。
【０１１１】また、このようにフックスロット型ワイパ
ーアーム３００に装着されたコネクタ１０を取り外す場
合には、次に説明するような二つの工程を経るだけで良
い。
【０１１２】まず、ユーザーは、コネクタ１０から露出
するボタン部９０をＢ方向に押圧すると、この可動片６
０をＢ方向に押し上げて、スロット部３１５内から突起
部７０を外す。
【０１１３】次に、ユーザーは、フック部３１０の係合
保持部３１０ａ及びアーム本体３２０間のコネクタ１０
をフックスロット型ワイパーアーム３００に沿って摺動
することにより、フックスロット型ワイパーアーム３０
０からコネクタ１０を取り外すことができる。
【０１１４】では、このコネクタ１０を備えたワイパー
ブレード用キャリア４００について説明する。
【０１１５】このワイパーブレード用キャリア４００
は、図８（ａ）に示すように、前記コネクタ１０を収容
する収容開口部４１５と、この収容開口部４１５内に設
け、この収容開口部４１５内でコネクタ１０を回動可能
に軸支するロッド４１０と、フロントガラス用ワイパー
ブレードに取り付ける接続部材を取り付けるための取付
孔４０５とを有している。
【０１１６】では、このキャリア４００にコネクタ１０
を装着するための装着工程について説明する。
【０１１７】前記キャリア４００の収容開口部４１５内
のロッド４１０上にコネクタ１０を載置する。このロッ
ド４１０はコネクタ１０の切欠部３５，３５の拡開開口
部４２，４２で案内されながら狭窄部４０，４０を通過
してアーチ状通路３０方向に移動する。尚、このロッド
４１０が狭窄部４０，４０を通過するときは、このロッ
ド４１０によって狭窄部４０，４０が弾性的に拡開し
て、コネクタ１０の全体形状が変形する。
【０１１８】さらに、このロッド４１０が狭窄部４０，
４０を通過してアーチ状通路３０内に移動すると、この
狭窄部４０，４０は弾性復帰してアーチ状通路３０内の
ロッド４１０を保持する。尚、この狭窄部４０，４０が
弾性復帰すると、コネクタ１０の全体形状は元の形状に
戻る。
【０１１９】このようにコネクタ１０は、この収容開口
部４１５内を回動可能にしながらキャリア４００に装着
することができる。
【０１２０】では、このようにコネクタ１０を装着した
キャリア４００をピン型ワイパーアーム２００に装着す
るための装着工程について説明する。図８（ａ）乃至図
８（ｃ）はキャリア４００をピン型ワイパーアーム２０
０に装着するための装着工程を示す説明図である。
【０１２１】まず、図８（ａ）に示すように、前記コネ
クタ１０の各側壁部２０，２０に形成した環状孔９５，
９５がキャリア４００の側面に形成した透孔４２０と合
わさるように、コネクタ１０はキャリア４００の収容開
口部４１５内をロッド４１０を軸にしてＣ方向に回動す
る。
【０１２２】次に、コネクタ１０の環状孔９５，９５と
前記キャリア４００の透孔４２０とが合致すると、図８
（ｂ）に示すように、ピン型ワイパーアーム２００のピ
ン部２０５を透孔４２０内に挿入し、さらにピン部２０
５がコネクタ１０の環状孔９５内に押し込まれると、こ
のピン部２０５はコネクタ１０の可動片６０の上壁部６
０ａを押圧し、この可動片６０を弾性変形する。
【０１２３】この可動片６０の上壁部６０ａは、図８
（ｃ）に示すように、ピン型ワイパーアーム２００のピ
ン部２０５の外周縁上に形成した環状溝２１５と対向す
ると、弾性復帰して、この環状溝２１５に嵌合する。つ
まり、キャリア４００はピン型ワイパーアーム２００に
装着されたことになる。
【０１２４】また、図８（ｃ）に示すように、キャリア
４００がピン型ワイパーアーム２００に装着されると、
このコネクタ１０のボタン部９０はキャリア４００の収
容開口部４１５で露出することになるので、このボタン
部９０を押しながら、キャリア４００をピン部２０５か
ら外すように摺動することによって、キャリア４００を
ピン型ワイパーアーム２００から取り外すことができ
る。
【０１２５】なお、このコネクタ１０のボタン部９０を
押しながら、ピン型ワイパーアーム２００からキャリア
４００を取り外すのと逆の動作を行えば、このキャリア
４００をピン型ワイパーアーム２００に装着することが
できるものである。
【０１２６】では、このコネクタ１０を装着したキャリ
ア４００をフックスロット型ワイパーアーム３００に装
着するための装着工程について説明する。図９（ａ）乃
至図９（ｄ）はキャリア４００をフックスロット型ワイ
パーアーム３００に装着するための装着工程を示す説明
図である。
【０１２７】まず、図９（ａ）に示すようにロッド４１
０を軸にしてキャリア４００の収容開口部４１５内でコ
ネクタ１０をＤ方向に回動して、図９（ｂ）に示すよう
に、隙間を空けるようにコネクタ１０の可動片６０を収
容開口部４１５から突出させる。
【０１２８】次にキャリア４００は、図９（ｂ）に示す
ようにフックスロット型ワイパーアーム３００のフック
部３１０を通過するように移動すると、図９（ｃ）に示
すように、このフック部３１０が収容開口部４１５を通
り抜け、さらに、このフックスロット型ワイパーアーム
３００のアーム本体３２０をコネクタ１０の保持溝５５
上に保持させる。
【０１２９】次にキャリア４００は、図９（ｃ）に示す
ようにフック部３１０に向かって移動すると、アーム本
体３２０及び係合保持部３１０ａ間にキャリア４００の
コネクタ１０が移動する。さらにキャリア４００がフッ
ク部３１０に向かって移動すると、このコネクタ１０側
の可動片６０の突起部７０は係合保持部３１０ａのスロ
ット部３１５内に入り込んで、突起部７０がスロット部
３１５内に係合することによって、図９（ｄ）に示すよ
うにキャリア４００はフックスロット型ワイパーアーム
３００に装着されたことになる。
【０１３０】また、図９（ｄ）に示すように、キャリア
４００がフックスロット型ワイパーアーム３００に装着
されると、このキャリア４００の収容開口部４１５から
コネクタ１０のボタン部９０が露出することになるの
で、このボタン部９０を押して、このフックスロット型
ワイパーアーム３００のスロット部３１５から可動片６
０の突起部７０を外すことによって、フックスロット型
ワイパーアーム３００からキャリア４００を取り外すこ
とができる。
【０１３１】なお、このコネクタ１０のボタン部９０を
押しながら、フックスロット型ワイパーアーム３００か
らキャリア４００を取り外すのと逆の動作を行えば、こ
のキャリア４００をフックスロット型ワイパーアーム３
００に装着することができるものである。
【０１３２】なお、図１に示すコネクタ１０は、直径が
３／１６インチのピン部２０５を有するピン型ワイパー
アーム２００に装着するのに対応したものである。
【０１３３】従って、図１に示すコネクタ１０によれ
ば、ワイパーブレード組立体のコネクタ１０を取り外さ
なくても、４ｍｍ未満の厚みを有する９ｍｍ幅のフック
スロット型ワイパーアーム及び３／１６インチピン型ワ
イパーアームのどちらにも装着することができる。
【０１３４】そこで、１／４インチのピン部を有するピ
ン型ワイパーアームに装着するのに対応したコネクタ５
００について説明する。図１０（ａ）は１／４インチピ
ン型ワイパーアームに装着可能なコネクタ５００の斜視
図、図１０（ｂ）は同平面図、図１０（ｃ）は同正面
図、図１０（ｄ）は同底面図、図１０（ｅ）は同左側面
図である。尚、図１に示すコネクタ１０と重複するもの
には同一符号を付すと共に、その構成及び動作の説明に
ついては省略する。
【０１３５】図１０（ａ）乃至図１０（ｅ）に示すコネ
クタ５００が図１に示すコネクタ１０と異なるところ
は、このコネクタ５００の側壁部２０、２０に形成した
環状孔５０５，５０５の径が１／４インチピン型ワイパ
ーアームのピン部を装着可能にするために、コネクタ１
０の環状孔９５，９５の径よりも大きくした点にある。
【０１３６】また、これらコネクタ１０、５００は、
２．５ｍｍ，２．８ｍｍ，３．０ｍｍ，３．２ｍｍ又は
３．５ｍｍの厚みを有する９ｍｍ幅のフックスロット型
ワイパーアーム３００に装着するように対応してある。
【０１３７】従って、図１０に示すコネクタ５００によ
れば、ワイパーブレード組立体のコネクタ５００を取り
外さなくても、４ｍｍ未満の厚みを有する９ｍｍ幅のフ
ックスロット型ワイパーアーム及び１／４インチピン型
ワイパーアームのどちらにも装着することができる。
【０１３８】しかしながら、米国の自動車市場において
は、１９９２年からＩＳＯ（国際標準化機構）規格の９
ｍｍ幅×４ｍｍ厚さのフックスロット型ワイパーアーム
３００が導入されて以来、この９ｍｍ×４ｍｍフックス
ロット型ワイパーアームは極めて一般的となっている。
【０１３９】そこで、この９ｍｍ×４ｍｍフックスロッ
ト型ワイパーアーム及び１／４インチピン型ワイパーア
ームに装着するのに対応したコネクタ６００について説
明する。図１１（ａ）は同コネクタ６００の正面図、図
１１（ｂ）は同平面図、図１１（ｃ）は同底面図、図１
１（ｄ）は同左側面図、図１１（ｅ）は同右側面図であ
る。尚、図１に示すコネクタ１０及び図１０に示すコネ
クタ５００と重複するものには同一符号を付すと共に、
その構成及び動作の説明については省略する。
【０１４０】図１１（ａ）乃至図１１（ｅ）に示すコネ
クタ６００が図１に示すコネクタ１０と異なるところ
は、９ｍｍ×４ｍｍフックスロット型ワイパーアームの
厚さ４ｍｍのフック部に装着可能とするように、図１に
示すコネクタ１０及び図１０に示すコネクタ５００より
も大きな形状を有する点にある。
【０１４１】従って、図１１に示すコネクタ６００によ
れば、ワイパーブレード組立体のコネクタ６００を取り
外さなくても、９ｍｍ×４ｍｍフックスロット型ワイパ
ーアーム及び１／４インチピン型ワイパーアームのどち
らにも装着することができる。
【０１４２】従って、本実施の形態によれば、ワイパー
ブレード組立体のコネクタを取り外さなくても、ピン型
ワイパーアームやフックスロット型ワイパーアームのど
ちらにも装着することができ、このピン型ワイパーアー
ム及びフックスロット型ワイパーアームにワイパーブレ
ード組立体を装着するための作業負担を大幅に軽減する
ことができる。
【０１４３】なお、上記実施の形態にとらわれることな
く、本発明の請求項の範囲を逸脱しない限りにおいて、
様々な形態が可能であることは言うまでもない。
【０１４４】
【発明の効果】上記のように構成された本発明における
請求項１記載のワイパーブレード用コネクタによれば、
側壁部に形成した挿着孔にピン型ワイパーアームのピン
部を挿着することによって、ワイパーブレード組立体を
ピン型ワイパーアームに装着することができると共に、
前記可動片の突起部がフックスロット型ワイパーアーム
のスロット部に係合することによって、このワイパーブ
レード組立体をフックスロット型ワイパーアームに装着
することができる。つまり、このワイパーブレード用コ
ネクタによれば、ワイパーブレード組立体をピン型ワイ
パーアーム又はフックスロット型ワイパーアームのどち
らにも装着可能となる。
【０１４５】また、本発明における請求項２記載のワイ
パーブレード用コネクタによれば、上記請求項１記載の
効果に加えて、ピン型ワイパーアームのピン部を第１側
壁部の挿着孔から第２側壁部の挿着孔まで挿着すること
によって、ワイパーブレード組立体をピン型ワイパーア
ームにより強力に装着することができる。
【０１４６】また、本発明における請求項３記載のワイ
パーブレード用コネクタによれば、上記請求項２記載の
効果に加えて、前記側壁部及び第２側壁部と上面壁部と
で側壁部及び第２側壁部の下端部が開口する用にコネク
タを断面略コ字状にすることができる。
【０１４７】また、本発明における請求項４記載のワイ
パーブレード用コネクタによれば、上記請求項３記載の
効果に加えて、コネクタがフックスロット型ワイパーア
ームに装着されると、このコネクタの保持溝にフックス
ロット型ワイパーアームの部位を固定保持するようにし
たので、コネクタ及びフックスロット型ワイパーアーム
間の装着状態を安定化させることができる。
【０１４８】また、本発明における請求項６記載のワイ
パーブレード用コネクタによれば、上記請求項１記載の
効果に加えて、この可動片の第１面部に形成した突起部
でフックスロット型ワイパーアームのスロット部と係合
することにより、コネクタをフックスロット型ワイパー
アームに装着することができると共に、この可動片の第
２面部がピン型ワイパーアームのピン部に係合すること
により、コネクタをピン型ワイパーアームに装着するこ
とができる。
【０１４９】また、本発明における請求項７記載のワイ
パーブレード用コネクタによれば、上記請求項１記載の
効果に加えて、前記突起部に傾斜面を設けるようにした
ので、このコネクタがフックスロット型ワイパーアーム
に装着されるとき、つまり突起部がスロット部に係合さ
れるまでフックスロット型ワイパーアームのフック部の
端部を円滑に移動することができる。
【０１５０】また、本発明における請求項８記載のワイ
パーブレード用コネクタによれば、上記請求項１記載の
効果に加えて、可動片を押圧して曲げることでスロット
部に係合中の突起部が外れることにより、フックスロッ
ト型ワイパーアームからコネクタを簡単に外すことがで
きる。
【０１５１】また、本発明における請求項９記載のワイ
パーブレード用コネクタによれば、上記請求項８記載の
効果に加えて、可動片に形成したボタン部で可動片を押
圧して曲げることができる。
【０１５２】また、本発明における請求項１０記載のワ
イパーブレード用コネクタによれば、上記請求項９記載
の効果に加えて、ボタン部を滑り止め形状にしたので、
ユーザーはボタン部を押す際に滑ることはない。
【０１５３】また、本発明における請求項１１記載のワ
イパーブレード用コネクタによれば、上記請求項１記載
の効果に加えて、前記側壁部に形成した挿着孔にピン型
ワイパーアームのピン部が挿着されたとき、このピン部
が部分的に接触するように挿着孔近傍に可動片を配置す
るようにしたので、ピン型ワイパーアームのピン部が可
動片に係合しやすくなる。
【０１５４】また、本発明における請求項１２記載のワ
イパーブレード用コネクタによれば、上記請求項１記載
の効果に加えて、ピン型ワイパーアームのピン部に形成
した装着溝に可動片の端部が係合することによって、こ
のコネクタをピン型ワイパーアームに強力に係合するこ
とができる。
【０１５５】また、本発明における請求項１４記載のワ
イパーブレード用コネクタによれば、このコネクタに設
けた弾性ラッチ部によって、このコネクタをワイパーブ
レード組立体に装着することができる。
【０１５６】また、本発明における請求項１６記載のワ
イパーブレード用コネクタによれば、上記請求項１記載
の効果に加えて、このコネクタをワイパーブレード用キ
ャリアに装着することにより、このコネクタをワイパー
ブレード組立体に含めることができる。
【０１５７】また、本発明における請求項１７記載のワ
イパーブレード用コネクタによれば、第１及び第２側壁
部に形成した挿着孔にピン型ワイパーアームのピン部を
挿着することによって、ワイパーブレード組立体をピン
型ワイパーアームに装着することができると共に、前記
可動片の突起部がフックスロット型ワイパーアームのス
ロット部に係合し、さらにフックスロット型ワイパーア
ームの部位を保持溝に固定保持することによって、この
ワイパーブレード組立体をフックスロット型ワイパーア
ームに装着することができる。
【０１５８】また、本発明における請求項１８記載のワ
イパーブレード用コネクタによれば、上記請求項１７記
載の効果に加えて、この可動片の第１面部に形成した突
起部でフックスロット型ワイパーアームのスロット部と
係合することにより、コネクタをフックスロット型ワイ
パーアームに装着することができると共に、この可動片
の第２面部がピン型ワイパーアームのピン部に係合する
ことにより、コネクタをピン型ワイパーアームに装着す
ることができる。
【０１５９】また、本発明における請求項１９記載のワ
イパーブレード用コネクタによれば、上記請求項１７記
載の効果に加えて、前記突起部に傾斜面を設けるように
したので、このコネクタがフックスロット型ワイパーア
ームに装着されるとき、つまり突起部がスロット部に係
合されるまでフックスロット型ワイパーアームのフック
部の端部を円滑に移動することができる。
【０１６０】また、本発明における請求項２０記載のワ
イパーブレード用コネクタによれば、上記請求項１７記
載の効果に加えて、可動片を押圧して曲げることでスロ
ット部に係合中の突起部が外れることにより、フックス
ロット型ワイパーアームからコネクタを簡単に外すこと
ができる。
【０１６１】また、本発明における請求項２１記載のワ
イパーブレード用コネクタによれば、上記請求項１７記
載の効果に加えて、前記第１側壁部及び第２側壁部に形
成した挿着孔にピン型ワイパーアームのピン部が挿着さ
れたとき、このピン部が部分的に接触するように挿着孔
近傍に可動片を配置するようにしたので、ピン型ワイパ
ーアームのピン部が可動片に係合しやすくなる。
【０１６２】また、本発明における請求項２２記載のワ
イパーブレード用コネクタによれば、上記請求項１７記
載の効果に加えて、ピン型ワイパーアームのピン部に形
成した装着溝に可動片の端部が係合することによって、
このコネクタをピン型ワイパーアームに強力に係合する
ことができる。
【０１６３】また、本発明における請求項２３記載のワ
イパーブレード用コネクタによれば、上記請求項１７記
載の効果に加えて、このコネクタに設けた弾性ラッチ部
によって、このコネクタをワイパーブレード組立体に装
着することができる。
【０１６４】また、本発明における請求項２４記載のワ
イパーブレード用コネクタによれば、上記請求項１７記
載の効果に加えて、このコネクタをワイパーブレード用
キャリアに装着することにより、このコネクタをワイパ
ーブレード組立体に含めることができる。
【０１６５】また、本発明における請求項２５記載のワ
イパーブレード用コネクタによれば、コネクタのピン支
持部にてコネクタをピン型ワイパーアームに装着するこ
とができると共に、コネクタのフック支持部にてコネク
タをフック型ワイパーアームに装着することができる。
【０１６６】また、本発明における請求項２６記載のワ
イパーブレード用コネクタによれば、コネクタのピン装
着部にてコネクタをピン型ワイパーアームに装着するこ
とができると共に、コネクタのフック装着部にてコネク
タをフック型ワイパーアームに装着することができる。
【０１６７】つまり、本発明のワイパーブレード用コネ
クタによれば、このワイパーブレード組立体のコネクタ
を取り外さなくても、ワイパーブレード組立体をピン型
ワイパーアーム又はフックスロット型ワイパーアームに
装着することができるので、この装着作業に要するユー
ザーの作業負担を大幅に軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態に示す車両用ワイパーブレ
ードに使用されるコネクタの斜視図である。
【図２】図１に示すコネクタの平面図である。
【図３】図１に示すコネクタの正面図である。
【図４】図１に示すコネクタの底面図である。
【図５】図１に示すコネクタの左側面図である。
【図６】（ａ）〜（ｃ）図１に示すコネクタをピン型ワ
イパーアームに装着する装着工程を示す説明図である。
【図７】（ａ）〜（ｃ）図１に示すコネクタをフックス
ロット型ワイパーアームに装着する装着工程を示す説明
図である。
【図８】（ａ）〜（ｃ）図１に示すコネクタを装着した
ワイパーブレード用キャリアをピン型ワイパーアームに
装着する装着工程を示す説明図である。
【図９】（ａ）〜（ｄ）図１に示すコネクタを装着した
ワイパーブレード用キャリアをフックスロット型ワイパ
ーアームに装着する装着工程を示す説明図である。
【図１０】１／４インチピン型ワイパーアームに装着可
能なコネクタの説明図である。 ａ）同コネクタの斜視図 ｂ）同コネクタの平面図 ｃ）同コネクタの正面図 ｄ）同コネクタの底面図 ｅ）同コネクタの左側面図
【図１１】１／４インチピン型ワイパーアーム及び９ｍ
ｍ×４ｍｍフックスロット型ワイパーアームに装着可能
なコネクタの説明図である。 ａ）同コネクタの正面図 ｂ）同コネクタの平面図 ｃ）同コネクタの底面図 ｄ）同コネクタの左側面図 ｅ）同コネクタの右側面図
【符号の説明】
１０ ワイパーブレード用コネクタ（コネクタ） １５ 上面壁部 ２０ 側壁部（第１側壁部、第２側壁部） ２５ 弾性ラッチ部 ５５ 保持溝 ６０ 可動片 ７０ 突起部 ９０ ボタン部 ９５ 環状孔（挿着孔） ２００ ピン型ワイパーアーム ２０５ ピン部 ２１５ 環状溝 ３００ フックスロット型ワイパーアーム ３１０ フック部 ３１５ スロット部 ４００ ワイパーブレード用キャリア（キャリア） ４１０ ロッド（ロッド部） ５００ ワイパーブレード用コネクタ（コネクタ） ５０５ 環状孔（挿着孔） ６００ ワイパーブレード用コネクタ（コネクタ）
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 リチャード・アレン・ヘリング アメリカ合衆国 インディアナ州 46530 グレインジャー スプリング・バレー・ レーン 52622 (72)発明者 アラン・ジェフリー・スタールハット アメリカ合衆国 インディアナ州 46383 バルパレイソ ハイ・メドーズ・サーク ル 476 (72)発明者 ウィリアム・アーサー・パウエル アメリカ合衆国 インディアナ州 46996 ウィナマック ルーラル・ルート ３, ボックス 309−５−エー

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 車両用フロントガラスのワイパーブレー
    ド組立体をワイパーアームに装着可能とするワイパーブ
    レード用コネクタにあって、 このワイパーブレード用コネクタは、 ピン型ワイパーアームのピン部を挿着可能とする挿着孔
    を形成した側壁部と、 この側壁部に形成した挿着孔の近傍に配置され、前記ピ
    ン型ワイパーアームのピン部が側壁部の挿着孔に挿着さ
    れて、このワイパーブレード用コネクタがピン型ワイパ
    ーアームに装着されると、このピン型ワイパーアームの
    ピン部と係合する可動片と、 この可動片に形成され、このワイパーブレード用コネク
    タがフックスロット型ワイパーアームに装着されると、
    フックスロット型ワイパーアームのフック部に形成した
    スロット部と係合する突起部とを有することを特徴とす
    るワイパーブレード用コネクタ。
  2. 【請求項２】 前記側壁部と離間して配置した第２側壁
    部を有し、 この第２側壁部には、前記側壁部に形成した挿着孔と連
    通する挿着孔が形成してあることを特徴とする請求項１
    記載のワイパーブレード用コネクタ。
  3. 【請求項３】 前記側壁部及び第２側壁部間を連結する
    上面壁部を有することを特徴とする請求項２記載のワイ
    パーブレード用コネクタ。
  4. 【請求項４】 前記側壁部及び第２側壁部の上端と上面
    壁部とで構成する保持溝を有し、 この保持溝は、前記フックスロット型ワイパーアームが
    ワイパーブレード用コネクタに装着されると、このフッ
    クスロット型ワイパーアームの部位を固定保持すること
    を特徴とする請求項３記載のワイパーブレード用コネク
    タ。
  5. 【請求項５】 前記可動片は、前記側壁部に直接触れな
    い部位に配置されることを特徴とする請求項１記載のワ
    イパーブレード用コネクタ。
  6. 【請求項６】 前記可動片は、 前記突起部を設けた第１面部と、 このワイパーブレード用コネクタがピン型ワイパーアー
    ムに装着されると、このピン型ワイパーアームのピン部
    と係合する第２面部とを有することを特徴とする請求項
    １記載のワイパーブレード用コネクタ。
  7. 【請求項７】 前記突起部は、このワイパーブレード用
    コネクタがフックスロット型ワイパーアームに装着され
    るときに、このフックスロット型ワイパーアームのフッ
    ク部の端部が滑るように傾斜面を有することを特徴とす
    る請求項１記載のワイパーブレード用コネクタ。
  8. 【請求項８】 前記可動片及び突起部は、このワイパー
    ブレード用コネクタがフックスロット型ワイパーアーム
    に装着されているとき、この可動片が押圧されて曲がる
    と、このフックスロット型ワイパーアームのスロット部
    から突起部が外れ、このフックスロット型ワイパーアー
    ムからワイパーブレード用コネクタを取り外すことがで
    きるように構成したことを特徴とする請求項１記載のワ
    イパーブレード用コネクタ。
  9. 【請求項９】 前記可動片は、この可動片を押圧するボ
    タン部を有することを特徴とする請求項８記載のワイパ
    ーブレード用コネクタ。
  10. 【請求項１０】 前記ボタン部は、その操作部を滑り止
    め形状にしたことを特徴とする請求項９記載のワイパー
    ブレード用コネクタ。
  11. 【請求項１１】 前記可動片は、前記側壁部に形成した
    挿着孔にピン型ワイパーアームのピン部が挿着されたと
    き、このピン部が部分的に接触するように挿着孔近傍に
    配置されたことを特徴とする請求項１記載のワイパーブ
    レード用コネクタ。
  12. 【請求項１２】 前記可動片の端部は、このワイパーブ
    レード用コネクタがピン型ワイパーアームに装着された
    とき、このピン型ワイパーアームのピン部に形成した装
    着溝と係合することを特徴とする請求項１記載のワイパ
    ーブレード用コネクタ。
  13. 【請求項１３】 ワイパーブレード組立体に装着する構
    造を有することを特徴とする請求項１記載のワイパーブ
    レード用コネクタ。
  14. 【請求項１４】 前記ワイパーブレード組立体に装着す
    る構造として、このワイパブレード組立体に装着するた
    めの弾性ラッチ部を有することを特徴とする請求項１３
    記載のワイパーブレード用コネクタ。
  15. 【請求項１５】 前記可動片は、片持ち状の部材である
    ことを特徴とする請求項１記載のワイパーブレード用コ
    ネクタ。
  16. 【請求項１６】 前記ワイパーブレード組立体は、 このワイパーブレード用コネクタを装着するワイパーブ
    レード用キャリアと、 このワイパーブレード用キャリアに取り付けたワイパー
    ブレードとを有し、 このワイパーブレード組立体にワイパーブレード用コネ
    クタが含まれることを特徴とする請求項１記載のワイパ
    ーブレード用コネクタ。
  17. 【請求項１７】 車両用フロントガラスのワイパーブレ
    ード組立体をワイパーアームに装着可能とするワイパー
    ブレード用コネクタにあって、 このワイパーブレード用コネクタは、 ピン型ワイパーアームのピン部を挿着可能とする挿着孔
    を形成した第１側壁部と、 この第１側壁部と離間して配置し、第１側壁部に形成し
    た挿着孔と連通する挿着孔を形成した第２側壁部と、 前記第１側壁部及び第２側壁部間を連結する上面壁部
    と、 前記第１側壁部及び第２側壁部の挿着孔の近傍に配置さ
    れ、前記ピン型ワイパーアームのピン部が第１側壁部の
    挿着孔に挿着されて、このワイパーブレード用コネクタ
    がピン型ワイパーアームに装着されると、このピン型ワ
    イパーアームのピン部と係合する片持ち状の可動片と、 この片持ち状の可動片に形成され、このワイパーブレー
    ド用コネクタがフックスロット型ワイパーアームに装着
    されると、フックスロット型ワイパーアームのフック部
    に形成したスロット部と係合する突起部と、 前記第１側壁部及び第２側壁部の上端と上面壁部とで構
    成する保持溝とを有し、 この保持溝は、このワイパーブレード用コネクタがフッ
    クスロット型ワイパーアームに装着されると、このフッ
    クスロット型ワイパーアームの部位を固定保持すること
    を特徴とするワイパーブレード用コネクタ。
  18. 【請求項１８】 前記可動片は、 前記突起部を設けた第１面部と、 このワイパーブレード用コネクタがピン型ワイパーアー
    ムに装着されると、このピン型ワイパーアームのピン部
    と係合する第２面部とを有することを特徴とする請求項
    １７記載のワイパーブレード用コネクタ。
  19. 【請求項１９】 前記突起部は、このワイパーブレード
    用コネクタがフックスロット型ワイパーアームに装着さ
    れるときに、このフックスロット型ワイパーアームのフ
    ック部の端部が滑るように傾斜面を有することを特徴と
    する請求項１７記載のワイパーブレード用コネクタ。
  20. 【請求項２０】 前記片持ち状の可動片及び突起部は、
    このワイパーブレード用コネクタがフックスロット型ワ
    イパーアームに装着されているとき、この可動片が押圧
    されて曲がると、このフックスロット型ワイパーアーム
    のスロット部から突起部が外れ、このフックスロット型
    ワイパーアームからワイパーブレード用コネクタを取り
    外すことができるように構成したことを特徴とする請求
    項１７記載のワイパーブレード用コネクタ。
  21. 【請求項２１】 前記片持ち状の可動片は、前記第１側
    壁部及び第２側壁部に挿着孔間の連通路を部分的に閉塞
    するように挿着孔近傍に配置されたことを特徴とする請
    求項１７記載のワイパーブレード用コネクタ。
  22. 【請求項２２】 前記片持ち状の可動片の端部は、この
    ワイパーブレード用コネクタがピン型ワイパーアームに
    装着されたとき、このピン型ワイパーアームのピン部に
    形成した装着溝と係合することを特徴とする請求項１７
    記載のワイパーブレード用コネクタ。
  23. 【請求項２３】 前記ワイパーブレード組立体に装着す
    る構造として、このワイパブレード組立体に装着するた
    めの弾性ラッチ部を有することを特徴とする請求項１７
    記載のワイパーブレード用コネクタ。
  24. 【請求項２４】 前記ワイパーブレード組立体は、 このワイパーブレード用コネクタを装着するワイパーブ
    レード用キャリアと、 このワイパーブレード用キャリアに取り付けたワイパー
    ブレードとを有し、 このワイパーブレード組立体にワイパーブレード用コネ
    クタが含まれることを特徴とする請求項１７記載のワイ
    パーブレード用コネクタ。
  25. 【請求項２５】 ピン型ワイパーアームのピン部に装着
    するピン支持部と、 フックスロット型ワイパーアームのフック部に装着する
    フック支持部とを有し、 前記ピン支持部は、 支持軸と、この支持軸及びピン部が軸方向に動かないよ
    うにしながら、前記ピン部の縦軸と直線上でピン部にワ
    イパーブレード用コネクタを固定する機構を有し、 前記フック支持部は、 前記ピン支持部がフックスロット型ワイパーアームの長
    さ方向に対して垂直に、かつ、このフック部で形成した
    スペース内にありながら、フックスロット型ワイパーア
    ームのフック部を縦方向に動かないように固定する機構
    を有することを特徴とするワイパーブレード用コネク
    タ。
  26. 【請求項２６】 ピン型ワイパーアームに装着可能な形
    状を有するピン装着部と、フックスロット型ワイパーア
    ームに装着可能な形状を有するフック装着部と、前記ピ
    ン装着部のピン型ワイパーアームに装着される第１の部
    位及び、前記フック装着部のフックスロット型ワイパー
    アームに装着される第２の部位の間を移動可能とする突
    起部とを有することを特徴とするワイパーブレード用コ
    ネクタ。
JP9323788A 1996-11-08 1997-11-10 ワイパーブレード用コネクタ Pending JPH10181540A (ja)

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