JPH1018126A - 高強力ポリアミド繊維の製造方法 - Google Patents

高強力ポリアミド繊維の製造方法

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JPH1018126A
JPH1018126A JP16905896A JP16905896A JPH1018126A JP H1018126 A JPH1018126 A JP H1018126A JP 16905896 A JP16905896 A JP 16905896A JP 16905896 A JP16905896 A JP 16905896A JP H1018126 A JPH1018126 A JP H1018126A
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JP
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fiber
yarn
strength
polyamide fiber
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JP16905896A
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Daisuke Kawakami
大輔 川上
Katsunori Matsuda
克典 松田
Hiroshi Takahashi
洋 高橋
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高強度・高伸度であり、かつタイヤコード
などの加工工程における強力保持性や耐疲労性に優れた
ポリアミド繊維を、単糸切れや糸切れなく、簡便な方法
で効率良く製造する方法を提供する。 【解決手段】 硫酸相対粘度が3.0以上、強度が
9.0g/d以上、伸度が20%以上の物性を有する高
強力ポリアミド繊維を製造する方法において、溶融紡出
された糸条を、特定の高温雰囲気中を通過させ、50〜
500cmの長さで40〜120℃の実質的に乾燥した
気体が存在する加熱乾燥雰囲気中を通過させ、繊維に対
して0.3〜6.0重量%の水分を付与し、1000m
/分以下の紡糸速度でロールに引取リ、その後、引続い
てもしくは一旦巻取った後に延伸するという製糸方法に
よって高強力ポリアミド繊維を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高強力ポリアミド
繊維の製造方法に関するものである。特に、高強度、高
伸度を有し、ゴム補強用繊維や漁網用繊維等として有用
な高強力ポリアミド繊維を製造するための方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】ポリアミド繊維は強靭性、接着性、耐疲
労性等に優れているため、各種産業資材用途、例えばタ
イヤコード、漁網、ロープ、安全ベルト、スリング、タ
ーポリン、テント、組紐、縫糸等に広く用いられてい
る。
【0003】特に、ゴム補強用コ−ドとして用いられる
場合は、撚糸工程、接着剤付与後の熱セット工程、ゴム
加硫工程等の高次加工工程で受ける熱的や機械的刺激に
対して強力保持性に優れること、及びタイヤ走行時の繰
り返し疲労に対して強力保持性等に優れることが、より
一層求められてきている。そして、それらの要求を満足
させるための検討がなされ、種々の技術が提案されてき
ている。
【0004】10g/d以上のような高強度を有するポ
リアミド繊維を安定に生産するための製糸方法として、
未延伸糸に水を付与しないで熱延伸する方法、即ち、非
水系油剤を付与した後に熱延伸する方法が種々提案され
ている。例えば、特開昭59−187617号公報、特
開昭58−115114号公報等に開示された方法があ
る。
【0005】ところが、非水系油剤を付与した後に熱延
伸するという方法は、高強度が得られ易いものの、強力
保持性及び耐疲労性等の点は不十分となるために、製糸
工程やタイヤコード加工工程等で改良手段を組み合わせ
ることが必要となる。例えば熱延伸後に熱処理を強化し
たり、タイヤコード加工工程において接着剤付与後の熱
セットを強化したり、また、油剤や接着剤の組成を改良
したりする手段によって、強力保持性や耐疲労性を改善
することが試みられているが、これらの手段では未だ十
分な改善効果は得られ難い。
【0006】一方、ポリアミド繊維は、製糸工程、特に
その未延伸糸の段階で、水を付与し、引き続いて熱延伸
することにより、強力保持性及び耐疲労性に優れた物性
が得られ、しかも、これら物性の発現に寄与する安定な
繊維構造が形成され易い。この安定な繊維構造とは、タ
イヤコードの加工工程やタイヤ走行時に受ける熱的や機
械的刺激に対して、繊維構造の変化が小さいことを意味
する。
【0007】これらの方法として、例えば、特開昭54
−15022号公報、特開昭55−45863号公報、
特公昭58−37419号公報、特開平1−16891
5号公報等の提案がある。
【0008】特開昭54−15022号公報及び特開昭
55−45863号公報には、未延伸糸条に水系エマル
ジョン型の油剤液を付与した後、直ちに交絡ノズルで流
体を吹き付けて未延伸糸条の各フィラメントを均一にマ
イグレーションさせた後に、熱延伸する方法が開示され
ている。そしてかかる方法によって、高強度で、かつタ
イヤコード加工工程における強力保持率が改善され、耐
疲労性の優れたポリアミド繊維が得られることが示され
ている。
【0009】また、特公昭58−37419号公報や特
開平1−168915号公報には、未延伸糸条をスチー
ム雰囲気中を通過させて各フィラメントの表層を均一に
処理し、その直後に紡糸油剤を付与して引取り、熱延伸
する方法が示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、未延伸
糸の段階で水を付与した場合には、上記のごとく安定な
繊維構造が形成され、優れた強力保持性及び耐疲労性が
得られる反面、強度を十分に高められないという問題点
があった。
【0011】ポリアミド未延伸糸に水を付与すると高強
度糸が得難くなる理由は一般に、次のように考えられ
る。
【0012】繊維に急速に水が浸透すると、水が侵入し
た繊維表層部分ではエンタルピー緩和による結晶化が進
み、繊維内層部分ではエントロピー緩和による非晶化が
進む。その結果、未延伸糸の内部に局所的な不均一構造
が形成され、延伸の際に、その不均一構造の局所的部分
に応力が集中する。応力が集中した場所では構造欠陥と
なり易いので、高強度とすることが困難である。
【0013】前記した特開昭54−15022号公報や
特開昭55−45863号公報の技術は、水系エマルジ
ョン油剤液を付与した後、直ちに流体で交絡処理するこ
とによって油剤をフィラメント間にマイグレーションす
ることにより、単位表面積当たりの水分付着量を少なく
することで繊維内部への水分子の拡散を抑制し、その結
果、未延伸糸構造変化をコントロールしようとするもの
である。この技術によると、9.6g/d程度までの高
強力糸を得ることはできるが、構造変化の制御は十分と
はいえず、10g/d以上の高強力糸を安定に得ること
は困難である。さらに、繊維構造が形成される前の未延
伸糸を高圧の気体によって交絡処理するために、未延伸
糸に擦過によるキズ等の欠点が生じ易く、延伸時に単糸
切れや糸切れが発生し易くなるなどの問題もある。
【0014】一方、特公昭58−37419号公報や特
開平1−168915号公報に開示された方法は、スチ
ーム処理することにより、未延伸糸に作用する水の量を
コントロールし十分な繊維構造緩和の制御を行うことに
よって、10g/d以上の高強度で強力保持性及び耐疲
労性の優れたポリアミド繊維を得ようとするものであ
る。
【0015】しかし、この技術はスチーム処理筒を設置
してその中に未延伸糸を通し、未延伸糸に付与するスチ
ーム量を厳密に管理する必要があるので、紡糸条件を変
更した場合には、それに合わせたスチーム処理条件の試
行錯誤による設定変更が必要であり、工程管理が繁雑で
あるという欠点を有している。もしスチーム処理条件を
厳密にコントロールできない場合には、所望の物性や製
糸性を得ることが困難となる。例えば、スチーム量が少
な過ぎると単糸内及び単糸間に処理ムラが生じ、単糸切
れや糸切れが多発する。スチーム量が多過ぎると強度な
どの物性が低下し易く、所望の物性が得られ難い。
【0016】このように、強力保持性や耐疲労性に優れ
たポリアミド繊維を得るためには、水分によって未延伸
糸構造変化を予め行うことで構造の安定化を図り、これ
によって高次加工段階での繊維構造変化を抑制すること
が有効であるが、未延伸糸に水分を付与する場合には過
度な構造変化が生じ易いので、前述した従来技術では、
原糸強度や伸度が低下するという問題点が生じていた。
【0017】そこで、本発明は、上記した従来技術の問
題点を解決し、高強度・高伸度であり、かつタイヤコー
ドなどの加工工程における強力保持性や耐疲労性に優れ
たポリアミド繊維を、単糸切れや糸切れなく、簡便な方
法で効率良く製造する方法を提供することを主な目的と
する。
【0018】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、硫酸相対粘度が3.0以上、強度が9.
0g/d以上、伸度が20%以上の物性を有する高強力
ポリアミド繊維を製造する方法において、(イ) 紡糸
口金から溶融紡出された糸条を、口金直下において、2
50℃以上の温度に加熱された高温雰囲気中を通過さ
せ、(ロ) 50〜500cmの長さを有し、かつ、4
0〜120℃の実質的に乾燥した気体が存在する加熱乾
燥雰囲気中を通過させ、(ハ) 繊維に対して0.3〜
6.0重量%の水分を付与し、(ニ) 1000m/分
以下の紡糸速度でロールに引取リ、その後、(ホ) 引
続いて、もしくは一旦巻取った後に、延伸すること、を
特徴とする。
【0019】即ち、未延伸糸に水分を付与する時点にお
ける糸条の繊維内部構造(例えば複屈折率等)を適正に
制御することにより、未延伸糸の水分による構造変化の
制御を容易化し、この結果、高強度・高伸度であり、か
つ高次加工工程での強力保持性や熱寸法安定性に優れた
ポリアミド繊維が製造できるものである。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明法で用いるポリアミドとし
ては、ポリカプラミド、ポリヘキサメチレンアジパミ
ド、ポリテトラメチレンアジパミド、ポリヘキサンメチ
レンセバカミドなどが挙げられるが、これらに限定され
るものではない。なかでも、ポリカプラミド、ポリヘキ
サンメチレンアジパミドが好ましく、特にポリカプラミ
ドが好ましい。これらポリアミドは、分子鎖の繰り返し
構造単位の5モル%未満であれば共重合成分を含有して
いてもよい。共重合成分としては、例えばカプラミド、
テトラメチレンアジパミド、ヘキサメチレンアジパミ
ド、ヘキサメチレンセバカミド、ヘキサメチレンイソフ
タラミド、テトラメチレンテレフタラミド、キシリレン
フタラミド等がある。共重合成分を5モル%以上含有し
た場合は、ポリアミド繊維の結晶性が低下し、耐熱性、
熱寸法安定性が低下するため好ましくない。
【0021】更に、これらポリマはポリアミドに対して
通常用いられる添加剤、例えば、酢酸銅、塩化銅、ヨウ
化銅などの熱安定剤、次亜リン酸マンガン、酢酸マンガ
ン等の光安定剤、リン酸、フェニルフォスフォン酸、ピ
ロリン酸ナトリウム等の増粘剤、二酸化チタン、二酸化
ケイ素、カオリン等の艶消剤を含んでいてもよいが、エ
チレンビスステアリルアミド、ステアリン酸カルシウム
等の滑剤や可塑剤であって融点が200℃以下の添加剤
を0.1%以上含有することは耐熱性や熱寸法安定性が
低下し易くなるので好ましくない。
【0022】本発明法によって得ようとする高強力ポリ
アミド繊維は、強度9.0g/d以上、伸度20%以
上、好ましくは強度10.0g/d以上、伸度22%以
上を有し、通常タイヤコード、ベルト、ホース等のゴム
資材用途や漁網用途に好適なマルチフィラメント繊維で
ある。このような高強度、高タフネスポリアミド繊維と
するため、繊維の硫酸相対粘度は3.0以上、好ましく
は3.2以上と、高分子量ポリマから形成される。
【0023】図1は、本発明法を実施するための製糸工
程の一実施態様を示す工程概略図である。図1におい
て、溶融紡糸口金1から紡出されたポリアミド繊維糸条
Yは、口金1の直下に設けられた高温加熱筒2を通過
し、次に、冷却装置又は温風吹出し装置3、加熱チュー
ブ又は非加熱ダクト4を順に通過し、1段目の給油装置
(オイリングローラー)5で水系油剤液を付与された
後、引取りロール6で所定の紡糸速度で引取られ、2段
目の給油装置(オイリングローラー)5′でさらに油剤
を付与された後、引続いて、第2供給ロール7、第1延
伸ロール8、第2延伸ロール9、第3延伸ロール10に
よって多段延伸され、リラックスロール11を経て巻取
機12で巻取られる。
【0024】ここにおいて、高温加熱筒2は高温雰囲気
のためのものであり、また、加熱乾燥雰囲気は、3を温
風吹出し装置とすること、又は、4を加熱チューブとす
ることにより得られる。
【0025】本発明法では、紡糸口金から溶融紡出され
た糸条を口金直下において所定の高温雰囲気中を通過さ
せる必要がある。そのためには口金直下に高温加熱筒を
設置することが好ましい。ここにいう高温加熱筒は紡糸
ノズルの直下に設置され、紡糸ノズルから吐出された直
後の糸条をとり囲む雰囲気温度をポリアミドの融点に近
い高温に保つためのものである。
【0026】この高温雰囲気中の通過によって、分子鎖
の配向を緩和すると同時にからみあいをほどくことがで
きるので、高倍率延伸が可能となり、繊維の高強度・高
伸度の発現が容易となる。
【0027】この高温雰囲気温度は250℃以上、好ま
しくは265〜360℃である。250℃未満では分子
鎖の配向緩和及び分子鎖のからみあいをほどく効果が不
十分であり、所望の強伸度の繊維を安定して得ることが
できず、加硫後強度も不十分となる。一方、この温度が
高過ぎると口金面の温度が上がり過ぎて口金汚れが多く
なり、操業性が悪化する傾向となるので好ましくない。
【0028】この高温雰囲気温度が維持される長さは1
0〜50cmが好ましく、さらに好ましくは15〜30
cmである。10cm未満では分子鎖の配向緩和及び分
子鎖のからみをほどく効果が不十分となり易いので好ま
しくない。また50cmを越えると繊維長手方向の繊度
ムラが大きくなる傾向があり、糸の品質が低下し易いの
で好ましくない。
【0029】また、この高温雰囲気を得るための手段と
しては、高温加熱筒の単独使用が好ましいが、高温加熱
筒と無加熱の保温筒とを組合せて用いてもよい。
【0030】このような高温雰囲気中を通過させた糸条
は、未延伸糸に水分を付与する時点における糸条の繊維
内部構造を制御するために、所定の加熱乾燥雰囲気中を
通過させることが必要である。
【0031】この加熱乾燥雰囲気は、長さが50〜50
0cm、好ましくは70〜200cmであり、かつ、温
度が40〜120℃、好ましくは50〜90℃であるこ
とを要するものであり、この雰囲気の通過によって、紡
糸張力下での繊維の分子運動性をあげて配向を促進する
ことができる。
【0032】この加熱乾燥雰囲気の長さが50cm未満
では繊維に十分に熱を伝えることができないため分子の
運動性が上がらず、所望の複屈折率となるまで配向を促
進させることができない。逆に500cmを越えると繊
維の配向結晶化が進み過ぎて所望の複屈折率とすること
ができず、原糸強度・伸度が低下するので目的とする高
強力繊維が得られない。
【0033】また、その加熱乾燥雰囲気の温度が40℃
未満では分子鎖の運動性を活発化するには不十分である
ので、繊維の配向は生じない。逆に120℃を越えると
分子鎖の動きが過度に活発化して繊維の配向結晶化が促
進され過ぎ、望ましい物性の糸を得ることができない。
【0034】この加熱乾燥雰囲気中の通過によって配向
を適度に促進させると、水分付与時における繊維の複屈
折率を8×10-3〜27×10-3、特に10×10-3
25×10-3の所望水準まで高めることができるので、
従来法における問題点を解消できるのである。この繊維
の複屈折率が8×10-3未満であると、水分付着時の繊
維構造が不安定であり、繊維内部へ拡散した水分子によ
って急速な構造緩和と結晶化が不均一におこり易いの
で、強伸度特性や製糸性が不十分となり易い。また、そ
の複屈折率が27×10-3を越える場合は、水分子によ
る構造変化は小さいものの、配向に伴う結晶化が進み過
ぎて繊維構造が固定されるために、その後で延伸しても
所望の特性を安定に得ることが困難となり易い。
【0035】このように、水分付与時の繊維の複屈折率
を上記の範囲内とすることが、未延伸糸に水分を付与す
る際の構造変化を所望の範囲内に制御するために有効で
あるので、このような複屈折率が得られるように、水分
付与前に行う加熱乾燥雰囲気中の通過の条件は、前記し
た長さ及び温度の範囲内で最適化すればよい。
【0036】この加熱乾燥雰囲気は、紡糸ノズル直下の
高温雰囲気の後、かつ水分付与の前に設けられれば、そ
の手段や位置は特に限定されない。例えば、高温雰囲気
に続いて紡出糸条を固化させるために一般に設けられて
いる冷却装置を、40〜120℃の実質的に乾燥した温
風を吹出す温風吹出し装置(装置の長さが50〜500
c)とすることによって形成してもよいし、また、高温
雰囲気に続いて設けられる冷却装置の次に、50〜50
0cmの長さ、かつ、40〜120℃の実質的に乾燥し
た気体が存在する加熱チューブ(円筒状或いは矩形状の
加熱帯等)を設けることによって形成させてもよい。
【0037】温風吹出し装置による場合は、所定温度の
温風を走行糸条に吹付ければよく、その吹出し速度は1
0〜50m/分程度であればよく、また、一方向からの
吹出しでも全周方向からの吹出しでもよい。
【0038】また、冷却装置と加熱チューブとを組合せ
る場合、冷却装置としては、30℃以下の冷却風を10
〜50m/分程度で一方向又は全周方向から吹出すとい
う装置を、加熱チューブとしては、所定の長さ及び温度
条件が得られるような加熱されたチューブを、それぞれ
用いればよい。
【0039】このようにして配向結晶化が制御された糸
条は、次に、繊維に対して0.3〜6.0重量%、好ま
しくは0.4〜5.0重量%の水分が付与される。この
付着水分量が0.3重量%未満であると繊維に作用する
水が不足して構造安定化を行うことができず、高次加工
段階における強力保持性の低下を抑制できない。また
6.0重量%を越えると繊維内部への水の拡散が不均一
化となり、急速な構造変化を招いて原糸強伸度が低下
し、所望の強伸度の繊維を安定して得ることができず、
加硫後強度も不満足となる。
【0040】ここでいう水分付与の方法としては、例え
ば、水系油剤液を付与すること、油剤付与とは別に水を
付与することが挙げられるが、工程の安定性・簡素化や
糸の擦過による糸物性への悪影響等を考慮すると、水系
エマルジョン油剤液を付与することによって所定量の水
分を付与することが好ましい。
【0041】これらの水系油剤液や水の付与手段は、糸
条に対して効率的に付着できるものであればよく、例え
ば、オイリングローラー、油剤付与ガイド、ミスト給油
などがあげられ、多フィラメント糸条への均一付着性の
達成のためからオイリングローラーによる給油が好まし
い。
【0042】紡糸油剤は、繊維が口金から紡出されてか
ら引取りロールに繊維が到達する前に付与されるもので
あり、水分付与が油剤付与と独立に行われる場合は、非
含水系油剤でもよいが、水系油剤を用いる場合は、その
油剤液の水分率は70重量%以上、好ましくは80重量
%以上がよい。水分率が70重量%未満では繊維に付着
する水分が不足し易いので、所定の水分量の付着が得ら
れ難くなる。またエマルジョンの加水粘性を低くして繊
維への油剤の均一付着性を向上する目的やエマルジョン
の安定性の観点からも、油剤の水分率を70重量%以
上、特に80重量%以上にすることが好ましい。
【0043】ここでいう紡糸油剤は平滑剤、乳化剤等を
油剤有効成分として含む組成物である。その平滑剤とし
ては、例えば、オレイルオレート、イソステアリルオレ
ート等の高級アルコールと高級脂肪酸とのエステル、オ
レイルアジペートジイソステアリルセバケート等の二塩
基酸と高級アルコールとのエステル、トリイソデシルト
リメリラート等の芳香族カルボン酸と高級アルコールと
のエステル、ネオペンチルグリコールジラウレート等の
多価アルコールと高級脂肪酸とのエステル等を用いられ
る。また、乳化剤としては、例えば、グリセリン、ソル
ビタン等の多価アルコールのエチレンオキサイド付加
物、オレイン酸、ラウリン酸等の高級脂肪酸エステル、
ヒマシ油等の天然油脂にエチレンオキサイドを付加させ
たもの、高級アルコール、高級アミン、アルキルフェノ
ール等にエチレンオキサイドを付加したもの等が用いら
れる。
【0044】水系エマルジョン型油剤液の付与等によっ
て所定の水分が付与された糸条は、所定の紡糸速度で回
転する引取りロールによって引取られる。その紡糸速度
は、水分付与以前に配向を促進させる本発明法において
は、1000m/分以下、好ましくは700m/分以下
とする。紡糸速度が1000m/分を越えると、高紡糸
張力下で分子鎖運動が活発化するために、分子鎖配向が
必要以上に促進されるので、満足な特性を持った繊維を
安定に製造することが難しい。
【0045】溶融紡出された糸条がはじめて集束された
状態で入る最初のロールは、一般には上記した引取りロ
ールとなるが、水分付与の後であれば引取りロールより
前に、糸の走行方向を変えるためのロールや、糸条を周
速するためのガイドロールを設けてもよい。
【0046】引取りロールによる引取り後は、引続いて
延伸することにより、又は、一旦巻取った後に延伸する
ことにより、所望の強伸度特性を有するポリアミド繊維
とする。この延伸は多段延伸により行えばよいが、その
延伸倍率や延伸温度、巻取速度等の条件は、通常の条件
をとればよい。
【0047】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明す
る。尚、本明細書中に記載した繊維構造物性、繊維特
性、タイヤコード特性等の定義、及び測定法は以下の通
りである。
【0048】(1)硫酸相対粘度(ηr):試料2.5
gを98%硫酸25ccに溶解し、オストワルド粘度計
を用いて25℃で測定する。
【0049】(2)複屈折率:日本光学工業(株)製P
OH型偏光顕微鏡を用い、光源として白色光を用いてベ
レックコンペンセーター法により測定する。
【0050】(3)強度(T/D),伸度(E),中間
伸度(ME):“テンシロン”UTL−4L型引張試験
装置((株)オリエンテック社製)を用い、JIS L
−1017,7.5によって測定する。原糸の中間伸度
は、荷重−伸張曲線において、(5.36×D/100
0)kgの荷重時の伸度であり、コードの中間伸度は、
荷重−伸張曲線において、[(5.36×D×n)/2
×1000]kg時の伸度である。ここで、Dは原糸の
繊度(デニール)、nは合撚糸した原糸の本数である。
【0051】(4)GY疲労寿命:JIS L−101
7,3.2.2.1Aに従って測定した。
【0052】(5)加硫後強力保持率:ディップ処理コ
ードを未加硫ゴムシートに並べ、別の未加硫ゴムシート
と合わせてモールドにセットし、175℃に設定したヒ
ートプレス機で30分加硫処理した。ヒートプレス機か
らモールドを取り出した後直ちにモールドを水冷し、ゴ
ム中のコードを急激に自由収縮させた。次いでゴムシー
トからコードを取り出し、20℃、65%RHの温湿度
調整室に24時間以上放置した後加硫後コードの強力を
測定し、加硫前のコード強力との比を求めた。
【0053】(6)製糸性:5分以上糸切れがなく、か
つウースターむらが1%未満の糸が得られるレベルを
○、5分以上糸切れがなく製糸できるがウースターむら
が1%をこえるものを△、5分以上の連続製糸ができな
いものを×として評価した。
【0054】[実施例1〜9、及び比較例1〜8]酢酸
銅0.01重量%、ヨウ化カリウム0.1重量%、臭化
カリウム0.1重量%を含み、硫酸相対粘度が3.65
のポリカプラミドを、エクストルーダー型紡糸機で溶融
紡出した。吐出量は巻き取り後の延伸糸の糸条繊度が1
780dになるように調節した。また口金は吐出孔の孔
径0.3mmφ、孔数306のものを用い、溶融紡糸温
度は280℃とした。濾過には10μカットの不織布フ
ィルターを用いた。
【0055】図1に示す製糸工程において、3を温風吹
出し装置とし、4を非加熱ダクトとした製糸装置で、以
下の条件で製糸した。
【0056】口金下25cmの雰囲気を窒素ガス5Nl
/分でシールし、表1に示した条件の高温加熱筒中を通
過させ、次いで5cm長さの断熱ゾーンを介して取り付
けた表1の温風チムニーを通過させた。温風チムニー風
速は30m/分とし、その風温は表1に示したように変
更した。
【0057】その後、2段に配置したオイリングローラ
ーによって、1段目で水系エマルジョン型油剤液を付与
した。この油剤はジオレイルアジペートを主成分とし、
POE(24)トリメチロールプロパンジステアレー
ト、POE(20)硬化ヒマシ油トリオレートの活性剤
を含んだものである。次に、糸条は所定の速度で回転す
る引取りロールで引取り、次いで、第1供給ロールと5
0℃に加熱した第2供給ロールとの間で5%のストレッ
チをかけた。第1供給ロールと第2供給ロールとの間で
は追加の2段目の給油(非水系油剤)を行い、延伸工程
を経て巻取った後の繊維に付着する油分の総量が繊維に
対して約1.0重量%になるような給油量とした。
【0058】次に糸条は170℃に加熱した第1ロール
との間で1段目延伸、190℃に加熱した第2延伸ロー
ルとの間で2段目延伸、更に200℃に加熱した第3延
伸ロールとの間で3段目延伸を行い、第3ロールと14
0℃に加熱したリラックスロールとの間で8%のリラッ
クスを行って巻き取った。尚、紡糸速度(第1供給ロー
ル周速度)及び延伸倍率(=第3ロール周速度/第1供
給ロール周速度)は表1に示す通りとした。得られた延
伸糸の硫酸相対粘度は3.80であった。
【0059】次に、得られた延伸糸をそれぞれ10cm
当たり39回の下撚をかけた後、該下撚コード2本を合
わせて下撚と反対方向に同数の上撚をかけて生コードと
した。生コードはリツラー社製“コンピュートリータ”
ディッピング機を用いて、接着剤を付与し、引き続いて
熱処理した。接着剤は通常のRFL液を用い、付着量が
約5重量%となるよう液濃度及び液切り条件を調整し
た。
【0060】熱処理条件は、乾燥ゾーンを160℃で1
20秒間定長で通過させた後、235℃の熱処理ゾーン
を40秒間、熱処理ゾーンの出口の応力(張力をディッ
プコードの繊度で除した値)が1g/dになるようスト
レッチをかけて通過させた。次いでノルマライジングで
は230℃で40秒間、1%の弛緩を与えて熱処理し
た。得られたディップコードについてタイヤコードとし
ての特性を測定し、表1に示した。
【0061】
【表1】
【0062】
【表2】
【0063】
【表3】
【0064】[実施例10〜12、及び比較例9〜1
6]酢酸銅0.01重量%、ヨウ化カリウム0.1重量
%、臭化カリウム0.1重量%を含み、硫酸相対粘度が
3.65のポリカプラミドを、エクストルーダー型紡糸
機で紡出した。吐出量は巻き取り後の延伸糸の糸条繊度
が1780dになるように調節した。また口金は吐出孔
の孔径0.3mmφ、孔数306のものを用い、溶融紡
糸温度は280℃とした。濾過には10μカットの不織
布フィルターを用いた。
【0065】図1に示す製糸工程において、3を通常の
冷却装置(ユニフローチムニー)とし、4を所定温度に
加熱した加熱チューブにした製糸装置で、以下の条件で
製糸した。
【0066】口金下25cmの雰囲気を窒素ガス5Nl
/分でシールし、表2に示した条件の高温加熱筒中を通
過させ、次いで5cm長さの断熱ゾーンを介して取り付
けた90cm長さのユニフロチムニーを通過させた。チ
ムニー風速は30m/分とし、風温は20℃とした。
【0067】その後、表2に示したように内部雰囲気温
度を制御した加熱チューブの中を通過させて、次いで2
段に配置したオイリングローラーによって、1段目で水
系エマルジョン型油剤液を付与した。この油剤はジオレ
イルアジペートを主成分とし、POE(24)トリメチ
ロールプロパンジステアレート、POE(20)硬化ヒ
マシ油トリオレートの活性剤を含んだものである。次
に、糸条は所定の速度で回転する引取りロールで引取
り、次いで、第1供給ロールと50℃に加熱した第2供
給ロールとで5%のストレッチをかけた。第1供給ロー
ルと第2供給ロールの間では追加の2段目の給油(非水
系油剤)を行い、延伸工程を経て巻取った後の繊維に付
着する油分の総量が繊維に対して約1.0重量%になる
ような給油量とした。
【0068】次に糸条は170℃に加熱した第1ロール
との間で1段目延伸、190℃に加熱した第2延伸ロー
ルとの間で2段目延伸、更に200℃に加熱した第3延
伸ロールとの間で3段目延伸を行い、第3ロールと14
0℃に加熱したリラックスロールとの間で8%のリラッ
クスを行って巻き取った。なお、紡糸速度(第1供給ロ
ール周速度)及び延伸倍率(=第3ロール周速度/第1
供給ロール周速度)は表2に示す通りとした。得られた
延伸糸の硫酸相対粘度は3.80であった。
【0069】次に、得られた延伸糸を、撚糸、ディッ
プ、及び熱処理加硫してディップコードとし、実施例1
と同様の条件で評価した。
【0070】
【表4】
【0071】
【表5】
【0072】
【発明の効果】本発明法では、水分付与前に特定の加熱
乾燥雰囲気を通過させることによって配向を促進させ、
未延伸糸への水分付与時の配向の程度を従来よりも高く
しているので、高強力でかつ強力保持性や耐疲労性も高
いポリアミド繊維を製造することができる。
【0073】従って、本発明法で得られる高強力ポリア
ミド繊維は、高強度、かつ高伸度を有し、特にゴム補強
用繊維として、ゴムに埋め込まれて加硫処理された時に
強力低下が少なく、高強度の加硫コードとすることがで
きる。かかる高強度加硫コードを用いると、タイヤ補強
材としてのコード本数を減らしたり、スダレ状織物のプ
ラス数を減らすことができる。或いはあらかじめ繊維の
繊度を低くしたコードを用いることができる。いずれに
しろ、補強機能を損なうことなく繊維の重量を減少させ
ることができ、タイヤの軽量化が可能となる。
【0074】また漁網用繊維として用いたときは、高タ
フネスであるため耐久性に優れていること、また未延伸
糸段階で水の影響を受けているために水中での強力低下
が少なく、漁網用繊維として好適に使用できる。
【0075】更に別の効果として、油剤原油の希釈剤と
して低粘性鉱物油を用いないので、従来の高強力ポリア
ミド繊維の製造法に使われていた非水系油剤に比べて防
災上有利であり、また繊維の製造を安価で行うことがで
きる。
【0076】このように、本発明法による高強力ポリア
ミド繊維はゴム補強用繊維や漁網用繊維として好適であ
り、特に、高強度で、加硫工程での強力低下が少ない特
徴を生かして、ゴム補強用コードとして材料使用量の減
少を可能とし、製品のコストダウン、軽量化に寄与でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明法を実施するための製糸工程の一実施態
様を示す工程概略図である。
【符号の説明】
Y:紡糸糸条 1:溶融紡糸口金 2:高温加熱筒 3:冷却装置又は温風吹出し装置 4:加熱チューブ又は非加熱ダクト 5、5′:給油装置(オイリングローラー) 6:引取りロール 7:第2供給ロール 8:第1延伸ロール 9:第2延伸ロール 10:第3延伸ロール 11:リラックスロール 12:巻取機

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硫酸相対粘度が3.0以上、強度が
    9.0g/d以上、伸度が20%以上の物性を有する高
    強力ポリアミド繊維を製造する方法において、(イ)
    紡糸口金から溶融紡出された糸条を、口金直下におい
    て、250℃以上の温度に加熱された高温雰囲気中を通
    過させ、(ロ) 50〜500cmの長さを有し、か
    つ、40〜120℃の実質的に乾燥した気体が存在する
    加熱乾燥雰囲気中を通過させ、(ハ) 繊維に対して
    0.3〜6.0重量%の水分を付与し、(ニ) 100
    0m/分以下の紡糸速度でロールに引取リ、その後、
    (ホ) 引続いて、もしくは一旦巻取った後に、延伸す
    ること、を特徴とする高強力ポリアミド繊維の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 水分を付与する時点での繊維の複屈折
    率が8×10-3〜27×10-3であることを特徴とする
    請求項1記載の高強力ポリアミド繊維の製造方法。
  3. 【請求項3】 繊維への水分付与が、水系エマルジョ
    ン型油剤液の付与により行われることを特徴とする請求
    項1又は2記載の高強度ポリアミド繊維の製造方法。
  4. 【請求項4】 紡糸速度が700m/分以下であるこ
    とを特徴とする請求項1、2又は3記載の高強力ポリア
    ミド繊維の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記(イ)の高温雰囲気中を通過させ
    た後、積極的に冷却することなく、前記(ロ)の加熱乾
    燥雰囲気中を通過させること、及び、該加熱乾燥雰囲気
    の装置が、40〜120℃の実質的に乾燥した温風を吹
    出す温風吹出し装置であることを特徴とする請求項1〜
    4のいずれか1項に記載の高強力ポリアミド繊維の製造
    方法。
  6. 【請求項6】 前記(イ)の高温雰囲気中を通過させ
    た後、かつ前記(ロ)の加熱乾燥雰囲気中を通過させる
    前に、常温以下の冷却風による積極的冷却を行うことを
    特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の高強力
    ポリアミド繊維の製造方法。
  7. 【請求項7】 ポリアミド繊維が、強度10g/d以
    上、及び伸度22%以上を有することを特徴とする請求
    項1〜6のいずれか1項に記載の高強力ポリアミド繊維
    の製造方法。
  8. 【請求項8】 ポリアミド繊維がポリカプラミド繊維
    であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に
    記載の高強力ポリアミド繊維の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005232668A (ja) * 2004-01-23 2005-09-02 Toray Ind Inc 溶融紡糸方法および繊維
JP2013233487A (ja) * 2012-05-07 2013-11-21 Hiroshima Univ リン捕集材、その製造方法及びリン捕集方法
WO2019034488A1 (de) * 2017-08-16 2019-02-21 Oerlikon Textile Gmbh & Co. Kg Verfahren und vorrichtung zur herstellung eines multifilen vollverstreckten fadens aus einer polyamidschmelze

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