JPH10180675A - ワーク取出装置 - Google Patents

ワーク取出装置

Info

Publication number
JPH10180675A
JPH10180675A JP34853896A JP34853896A JPH10180675A JP H10180675 A JPH10180675 A JP H10180675A JP 34853896 A JP34853896 A JP 34853896A JP 34853896 A JP34853896 A JP 34853896A JP H10180675 A JPH10180675 A JP H10180675A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
pallet
traveling
sprocket
swing arm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34853896A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Kondo
純一 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Heavy Industries Ltd filed Critical Fuji Heavy Industries Ltd
Priority to JP34853896A priority Critical patent/JPH10180675A/ja
Publication of JPH10180675A publication Critical patent/JPH10180675A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manipulator (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 上段及び下段用敷板上にワークを収納するパ
レットからワークを迅速かつ安定的に取り出し得るワー
ク取出装置を提供する。 【解決手段】 第1、第2走行レール12、13に沿っ
て配置されるパレット100の上段用敷板105上から
第1、第2走行レール12、13に沿って移動する走行
台車21に回転装置35、フローティング装置37等を
介して支持されるワーク用クランプ装置39によりワー
クWを取り出し搬出し、上段用敷板105上のワークW
の取り出し完了を検知すると、パレット開放装置40に
より上段用敷板105を開放し、続いて下段用敷板10
4上のワークWを取り出し搬出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パレットによって
搬入されたワークを自動的に取り出すワーク取出装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、一般に自動車組立工場の艤装組
立ラインにおいて車体に組付けるディファレンシャル装
置等の大重量のワークは、その仕様毎に予め仕分けられ
てパレットに収納されて搬入される。そして搬入された
ワークはロボット等によってパレットから取り出されて
艤装組立ラインの組立ステーションに搬入されて車体に
組付けられる。
【0003】各パレットはワークを効率的に収納するた
めワークを載置する敷板を上段用及び下段用の2段に設
けて上段と下段とに区画し、上段及び下段用敷板に各々
複数のワークを載置収納され、パレットによって搬入さ
れたワークは、上段用敷板上に収納されたワークをロボ
ットにより取り出し、上段用敷板上に収納されたワーク
の取り出しが完了した後に、下段の蓋となる上段用敷板
をロボット或いは作業者が開放して下段用敷板上に収容
されたワークをロボットによって取り出すようになって
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、仕様毎に仕分
けられたワークを各々収納する複数のパレットが順に置
かれ、そのパレット間を移動するロボットにより該当す
るワークが収納されているパレットからワークを取り出
すには、その作業に時間を要し、かつ空になったパレッ
トとの交換時にはロボットによるワーク取り出し作業を
中断しなければならず、サイクルタイムに余裕がなくな
る等の不具合がある。
【0005】この対策として上段用敷板上に収納された
ワークを取り出しが完了した後、下段用敷板上のワーク
の取り出しに移行する際、上段用敷板を開放する迅速な
開放作業及び下段のワークをパレットから迅速に、かつ
安定的に取り出すことが要求される。
【0006】従って、本発明はかかる点に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、上段及び下段用敷
板上にワークを収納するパレットからワークを迅速かつ
安定的に取り出し得るワーク取出装置を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明によるワーク取出装置は、走行案内装置に沿って案内
されて移動し、かつ走行案内装置に沿って配置されたワ
ークを載置収納する下段用敷板及び上段用敷板を具備す
るパレットの上段用敷板上に載置されたワークを取り出
し搬出した後、上段用敷板を開放して下段用敷板上に載
置されたワークを取り出し搬出するワーク取出装置にお
いて、走行案内装置と、走行案内装置に沿って案内され
て移動可能な走行装置と、ワークを載置する下段用敷板
及び上段用敷板を具備し、走行案内装置に沿って配置さ
れたパレットからワークをクランプして上昇せしめる走
行装置に支持された移載装置と、走行装置に設けられた
上段用敷板を開放せしめるパレット開放装置とを有する
ことを特徴とするものである。従って、走行案内装置に
案内されて移動する走行装置にワークをクランプしてパ
レットから上昇せしめる移載装置及び上段用敷板を開放
せしめるパレット開放装置を設けることにより、走行案
内装置に沿って走行装置を往復移動して走行案内装置に
沿って配設されるパレットの上段用敷板上に載置される
ワークを移載装置により取り出し搬送し、上段用敷板上
のワークの取り出しが完了すると、パレット開放装置に
より上段用敷板を開放し、継続して下段用敷板上のワー
クが取り出し搬送され、ワークを迅速かつ安定的に取り
出すことが可能になる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明におけるワーク取出
装置の一実施の形態を図によって説明する。
【0009】図1はワーク取出装置1の概要を示す全体
側面図、図2は同じく概要を示す全体平面図、図3は図
1の矢視A方向からの全体側面図であり、図4は図1の
B部拡大図、図5は図3のC部拡大図、図6は図5のD
部拡大図である。
【0010】ワーク取出装置1は、走行案内装置10、
走行装置20、移載装置30及びパレット開放装置40
を主要部としている。
【0011】走行案内装置10は、図5及び図6に示す
ようにフロアに配設される架台11を有し、架台11上
に相対向して第1及び第2走行レール12、13が敷設
され、かつ第1走行レール12に沿って複数立設する支
柱14に支持されて第1走行レール12に沿う歯車ラッ
ク14aを具備している。
【0012】更に走行案内装置10は、第1及び第2走
行レール12、13と対向して天井に配設される案内レ
ール15を有している。
【0013】フロア上には走行案内装置10の架台11
に沿って複数、本実施の形態では11個のパレット載置
位置16a、16b‥‥16kが等間隔で設けられ、各
パレット載置位置16a、16b‥‥16kには予め仕
様毎に仕分けされた例えばディファレンシャル装置等の
ワークWが収納される各パレット100がフォーク等で
搬入されて置かれている。
【0014】走行装置20は架台11上を走行する走行
台車21と、走行台車21に立設する垂直部22a及び
垂直部22aの頂部に配設される水平部22bからなる
略T字状の取出ロボット本体22と、取出ロボット本体
22から上方に延設されて上端が案内レール15に係止
して移動する案内部材23を有し、案内部材23の上端
に給電用トロリ24が設けられている。
【0015】走行台車21は図5及び図6に示すように
第1走行レール12上を滑動するスライダ25a及び第
2走行レール13の端縁を挾持して転動する一対のロー
ラ25bを有する支持台25によって第1及び第2走行
レール12、13に沿って案内移動可能に支持され、更
に図5に示すように走行台車21には上記歯車ラック1
4aに噛合するピニオン26aを具備する電動モータ2
6b等からなる走行駆動装置26が設けられ、更に後述
するパレット100の上段用敷板105が閉鎖状態でか
つ上段用敷板105上にワークWが載置されていないこ
とを検知する開放確認センサ(図示せず)が設けられて
いる。
【0016】移載装置30は、図4及び図5に示すよう
に上記取出ロボット本体22の水平部22bに沿って設
けられる水平案内レール31aに沿って平面視第1及び
第2走行レール12、13に対して直交する方向に移動
可能に支持される支持部本体31を有し、この支持部本
体31は水平方向駆動装置、例えば水平部22bと支持
部本体31との間に架設される水平移動用エアシリンダ
32の伸縮によって水平案内レール31aに沿って往復
移動する。
【0017】支持部本体31にはこの支持部本体31か
ら上方に延設される支持部材33に支持される垂直駆動
装置、例えば垂直移動用エアシリンダ34によって上下
移動可能に回転装置35が設けられ、回転装置35によ
って垂直方向の回転軸芯を中心に回転駆動される回転軸
36の下端にフローティング装置37が設けられてい
る。
【0018】フローティング装置37は、図7に図5の
E−E線断面を示し、図8に図7のF−F線断面を示す
ように、回転軸36の下端に取り付けられる上板37a
と、上板37aと対向配置して中央部に開口部37cが
開口する下板37bと、上板37aと下板37bとの各
々の側縁間を連結する側板37dと、下板37b上に配
設される複数のボールキャスタ37eを介して水平移動
可能に支持される矩形のフローティングプレート37f
と、一方の対向する側板37dに各々2個及び他方の対
向する側板37dに各々1個の固定用エアシリンダ37
gとを有している。
【0019】そして各固定用エアシリンダ37gのピス
トンロッド先端に設けられるローラ37hの圧接によっ
てフローティングプレート37fの位置決めを行うこと
により、フローティングプレート37fから開口部37
cを貫通して垂下する支持軸38をセンタリングするよ
うに構成されている。
【0020】更に支持軸38の下端にはワークWをクラ
ンプ及びアンクランプするワーク用クラン装置39が取
り付けられている。
【0021】一方、パレット開放装置40は、図6、図
9に図6の矢視G方向からの正面図、図10に図9の平
面図を示すように、パレット載置位置16a、16b‥
‥16kに載置されるパレット100と対向するように
走行台車21に取り付けられる第1及び第2ブラケット
41、42を有している。
【0022】第1ブラケット41には平面視第1及び第
2走行レール12、13と直交して水平方向に延びる第
1回転軸43が配設され、第1回転軸43に第1スプロ
ケット44が取り付けられている。更に第1ブラケット
41にはドライブスプロケット45を具備する電動モー
タ46等の回転駆動装置が設けられている。
【0023】一方、第2ブラケット42には第1回転軸
43に対して平行配置される第2及び第3回転軸47、
48が設けられ、第2回転軸47に第2スプロケット4
9及びドライブギヤ50が取り付けられる一方、第3回
転軸48にはドライブギヤ50と噛み合うドリブンギヤ
51が取り付けられている。
【0024】更に電動モータ46のドライブスプロケッ
ト45、第1スプロケット44及び第2スプロケット4
9間にはチェーン52が巻回されていて電動モータ46
の回転により第1スプロケット44とドライブギヤ50
に噛み合うドリブンギヤ51とは互いに逆方向に回転し
て連動するよう構成されている。
【0025】第1スプロケット44及びドリブンギヤ5
1には各々揺動アーム53の基端53aが取り付けら
れ、各揺動アーム53の先端53bにはパレット敷板係
合部55が設けられている。
【0026】パレット敷板係合部55は、図11に揺動
アーム53の先端53bを示すように第1回転軸43及
び第3回転軸48に対して平行な軸芯を有する挿通孔5
6aが開口する揺動アーム53の先端53bに設けられ
たピン案内部56と、この挿通孔56aにその軸芯方向
に沿って往復移動可能に嵌入して先端57aがピン案内
部56から突出するピン57と、揺動アーム53の先端
53bとピン57との間に架設されるピン駆動用シリン
ダ58を具備するピン駆動部とによって構成される。
【0027】そしてピン駆動用シリンダ58の伸長によ
ってピン57の先端57aがピン案内部56の挿通孔5
6aに案内されて出没するように構成されていて、電動
モータ46の正逆回転駆動により第1スプロケット44
及びドリブンギヤ51に各々取り付けられた揺動アーム
53が回動してパレット敷板係合部55が互いに円弧状
に揺動して接離する。なお図中符号59は第1ブラケッ
ト41に取り付けられてチェーン52の張力を調整する
テンション装置である。
【0028】一方パレット100は、図12に斜視図を
示すように、矩形板状の底板102及び底板102の各
隅部に立設する支持柱103によって形成される基枠1
01を有し、各支持柱103の下端近傍間に底板102
に対して平行に板状の下段用敷板104が架設されてい
る。
【0029】相対向する支持柱103の中間高さ位置に
はヒンジ106によって基端が軸支される一対の上段用
敷板105が揺動可能に設けられ、両上段用敷板105
の先端は下段用敷板104に立設する上段用敷板支持部
材107の頂端によって略両上段用敷板105が面一に
支承される。
【0030】両上段用敷板105の先端上部には上記ピ
ン57の先端57aが挿入可能な係止穴108aを具備
する係止片108が設けられ、上段用敷板105は観音
開き状に上方に揺動するとともに、下段用敷板104及
び上段用敷板105の上面には複数のワークWを位置決
め載置するためのワーク位置決め部材109が設けられ
ている。
【0031】次にこのように構成されるワーク取出装置
1の作用について説明する。
【0032】先ず、各パレット100毎に異なる仕様の
ワークWが下段用敷板104上及び上段用敷板105上
にワーク位置決め部材109によって位置決めされて複
数、例えば下段用敷板104上及び上段用敷板105上
に各々10個のワークWが収納され、ワーク10を収納
した各パレット100は図2に示すように各パレット載
置位置16a、16b‥‥16k上に搬入されて準備さ
れる。
【0033】そして予め設定された仕様に基づいて走行
駆動装置26の電動モータ26bの回転駆動によりラッ
ク15に噛み合うピニオン26aにより走行台車21を
第1走行レール12及び第2走行レール13に沿って対
応する仕様のワークWが収納されるパレット100が載
置される位置、例えば16c上にワーク用クランプ装置
39が対向するワーク取り出し位置で停止せしめる。こ
の停止した状態でパレット100の各ヒンジ106と同
軸上に第1回転軸43及び第3回転軸48が位置し、各
ピン57が各係止片108の係止穴108aと対向す
る。
【0034】次に取出ロボット本体22に設けられる水
平移動用エアシリンダ32の伸縮により支持部本体31
を水平案内レール31aに沿ってパレット100の上段
用敷板105上のワークWとワーク用クランプ装置39
とを対向させ、かつ回転装置35により回転軸36、フ
ローティング装置37を介してワーク用クランプ装置3
9を回動せしめ、ワークWに対向するワーク用クランプ
装置39の概略的な相対位置決めを行う。
【0035】続いてフローティング装置37の各固定用
エアシリンダ37gが収縮したフローティングプレート
37fの移動が許容された状態で垂直移動用エアシリン
ダ34を伸長させて回転装置35、フローティング装置
37、支持軸38等を介して支持軸38の下端に設けら
れたワーク用クランプ装置39を下降させてワークワー
クWをクランプする。
【0036】このワークWのクランプに際してフローテ
ィング装置37のボールキャスタ37e上をフローティ
ングプレート37fが水平移動可能であることからワー
ク用クランプ装置39の水平移動が許容され、ワークW
とワーク用クランプ装置39との相対的なずれやパレッ
ト100内に障害物がある場合でもワークWや障害物に
当接してワーク用クランプ装置39が容易に移動してワ
ークWをクランプすることができる。
【0037】ワーク在席検出スイッチ39aと過下降検
出スイッチ39bからの信号を確認した後、垂直移動用
エアシリンダ34の収縮によりワークWをクランプした
ワーク用クランプ装置39が上昇せしめられる。
【0038】続いてフローティング装置37の各固定用
エアシリンダ37gを伸長して、各固定用エアシリンダ
37gの先端に設けられたローラ37hをフローティン
グプレート37fに圧接してフローティングプレート3
7fを固定し、ワーク用クランプ装置39と回転装置3
5との間の相対変位を規制する。
【0039】そして走行駆動装置26の電動モータ26
bを上記と逆方向に回転駆動して走行台車21を移動さ
せてワークWをワーク取付位置または搬出位置へ搬出す
る。同様の作動を繰り返すことにより各仕様に応じて各
パレツト100からワークWを取り出す。
【0040】そしてパレット100の上段用敷板105
上のワークWの取り出しが完了すると、上段用敷板10
5を開放し、下段用敷板104上のワークWを取り出
す。
【0041】次に上段用敷板105の開放について説明
する。
【0042】設定された仕様に基づいてワーク取り出し
のために走行駆動装置26により対応する仕様が収納さ
れたパレット100位置に、例えば16c上にワーク用
クランプ装置39が対向するワーク取り出し位置まで走
行台車21が移動して停止する。
【0043】ワーク取り出し位置に走行台車21が停止
した状態では、パレット開放装置40のオフセット分だ
けズレているので更にオフセット分だけ移動して停止す
る。パレット100の各上段用敷板105の先端上部に
設けられた各係止片108の係止穴108aの軸芯と、
パレット開放装置40の各揺動アーム53に設けられる
ピン57の軸芯が略同軸上に位置される。
【0044】この状態において上段用敷板105が閉鎖
状態でかつ上段用敷板105上にワークWが載置されて
いないことを開放確認センサが検知すると、その信号に
従ってピン駆動用シリンダ58を伸長せしめることによ
り図11にピン57の後退位置を二点鎖線57′で示す
状態からピン案内部56の挿通孔56aに案内されて前
進移動して係止片108の係止穴108aに先端57a
が挿入される。
【0045】次に電動モータ46によりドライブスプロ
ケット45を回転してチェーン52を介して第1スプロ
ケット44、第2スプロケット49、ドライブギヤ50
及びドリブンギヤ51を連動せしめ、第1スプロケット
44及びドリブンギヤ51に各々基端53aが取り付け
られた各揺動アーム53を図9に二点鎖線53′で示す
ように先端53aが互いに離間するように揺動する。
【0046】各揺動アーム53の揺動に伴って先端57
aが係止片108の係止穴108aに挿入されたピン5
7は互いに離間する円弧状に揺動し、各上段用敷板10
5はヒンジ106を揺動中心として観音開き状に開放さ
れ、各上段用敷板105はストッパ(図示せず)により
開放状態に保持される。
【0047】各上段用敷板105を開放した後、ピン駆
動用シリンダ58の収縮によりピン57を図11に二点
鎖線57′で示す後退位置へ後退させて係止片108の
係止穴108aから先端57aを抜き外し、上段用敷板
105と揺動アーム53の先端53aとの係合を解除す
る。
【0048】そして電動モータ46によりドライブスプ
ロケット45を逆回転してチェーン52を介して第1ス
プロケット44及びドリブンギヤ51を逆方向に回動さ
せて各揺動アーム53の先端53aが互いに接近するよ
う揺動アーム53を揺動させて実線で示す元の位置に復
帰させる。
【0049】しかる後、前記オフセット分だけ走行台車
21を移動してワーク取出し位置に戻し、水平移動用エ
アシリンダ32の伸縮による支持部本体31の移動及び
回転装置35、フローティング装置37によりワーク用
クランプ装置39を下段用敷板104上に位置決め載置
されたワークWに対するセンタリングを行い、垂直用エ
アシリンダ34の伸長によりワーク用クランプ装置39
を下降させて下段用敷板104上のワークWをクランプ
する。
【0050】続いて垂直移動用エアシリンダ34の収縮
によりワーク用クランプ装置39を上昇させてワークW
をパレット100から取り出し、走行駆動装置20を駆
動させてワークWをワーク取付位置へ排出する。
【0051】上記各作業を繰り返すことにより各パレッ
ト100の上段用敷板105及び下段用敷板104上の
ワークWを取り出してワーク取付位置または搬出位置に
搬出し、かつワークWの取り出しが完了したパレット1
00は順次ワークWが収納されたパレット100と交換
される。
【0052】以上説明した本実施の形態によると、予め
設定された仕様に基づいて走行台車21を第1、第2走
行レール12、13に沿って案内されて対応するワーク
Wが収納されているパレット100の位置に対向するワ
ーク取出位置で停止し、回転装置35、フローティング
装置37により位置調整されるワーク用クランプ装置3
9により安定的にパレット100の上段用敷板105上
のワークWがクランプされ取り出される。
【0053】更に上段用敷板105上のワークW取り出
しの完了を開放確認センサが検知すると、パレット開放
装置40により上段用敷板105を開放して引続き下段
用敷板104上のワークWの取り出しが再開されるので
上段及び下段用敷板104、105上に収納されたワー
クを迅速にかつ安定的に取り出すことが可能になり作業
効率が大幅に向上する。
【0054】なお、パレット開放装置40の両揺動アー
ム53の連動機構を第1スプロケット44、第2スプロ
ケット49、チェーン52、ドライブギヤ50、ドリブ
ンギヤ51等を用いることなく、リンク機構を用いる等
のように、上記実施の形態に限らず、本発明の要旨の範
囲内で種々の追加、変更等を行うことができる。
【0055】
【発明の効果】以上説明した本発明のワーク取出装置に
よると、走行案内装置上を移動する走行装置にワークを
クランプして上昇せしめる移載装置及び上段用敷板を開
放せしめるパレット開放装置を設けることにより走行案
内装置に沿って配置されるパレットの上段用敷板上に載
置されるワークの取り出し作業に続いて上段用敷板をパ
レット開放装置により開放して下段用敷板上のワーク取
り出し作業が連続的に行え、上下2段の敷板上にワーク
を収納するパレットからのワークを迅速かつ安定的に取
り出し搬送することが可能になりワーク取り出しの作業
効率が大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施の形態の概要を示す全体正
面図である。
【図2】同じく一実施の形態の概要を示す全体平面図で
ある。
【図3】図1の矢視A方向からの全体側面図である。
【図4】図1のB部拡大図である。
【図5】図3のC部拡大図である。
【図6】図5のD部拡大図である。
【図7】図5のE−E線断面図である。
【図8】図7のF−F線断面図である。
【図9】図6の矢視G方向からの側面図である。
【図10】9図の平面図である。
【図11】本実施の形態に用いられる揺動アームの先端
部を示す説明図である。
【図12】本実施の形態に用いられるパレットを説明す
る斜視図である。
【符号の説明】
1 ワーク取出装置 10 走行案内装置 12 第1走行レール 13 第2走行レール 20 走行装置 21 走行台車 22 取出ロボット本体 30 移載装置 31 支持部本体 33 支持部材 37 フローティング装置 38 支持軸 40 パレット開放装置 44 第1スプロケット 45 ドライブスプロケット 46 電動モータ 49 第2スプロケット 50 ドライブギヤ 51 ドリブンギヤ 52 チェーン 53 揺動アーム 53a 基端 53b 先端 55 パレット敷板係合部 56 ピン案内部 57 ピン 58 ピン駆動用シリンダ 100 パレット 101 基枠 104 下段用敷板 105 上段用敷板 108 係止片 108a 係止穴

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行案内装置に沿って案内されて移動
    し、かつ走行案内装置に沿って配置されたワークを載置
    収納する下段用敷板及び上段用敷板を具備するパレット
    の上段用敷板上に載置されたワークを取り出し搬出した
    後、上段用敷板を開放して下段用敷板上に載置されたワ
    ークを取り出し搬出するワーク取出装置において、 走行案内装置と、 走行案内装置に沿って案内されて移動可能な走行装置
    と、 ワークを載置する下段用敷板及び上段用敷板を具備し、
    走行案内装置に沿って配置されたパレットからワークを
    クランプして上昇せしめる走行装置に支持された移載装
    置と、 上段用敷板を開放せしめる走行装置に設けられたパレッ
    ト開放装置とを有することを特徴とするワーク取出装
    置。
  2. 【請求項2】 走行案内装置がフロア上に敷設されるレ
    ールであり、走行装置がレール上を走行する走行台車及
    び走行台車上に設けられて移載装置を支持する取出ロボ
    ット本体を具備することを特徴とする請求項1に記載の
    ワーク取出装置。
  3. 【請求項3】 移載装置が 走行装置の移動方向に対して直交する水平方向で移動可
    能に走行装置に支持された支持部本体と、 上下動可能に支持部本体に設けられかつ垂直方向の回転
    軸芯を有する回転可能に回転軸を支持する回転装置と、 回転軸に設けられてワーク用クランプ装置を選択的に水
    平移動及び固定可能に支持するフローティング装置と、 を有することを特徴とする請求項1または2に記載のワ
    ーク取出装置。
  4. 【請求項4】 上段用敷板の基端がパレットの基枠にヒ
    ンジを介して揺動可能に支持され先端に係止穴を具備
    し、 パレット開放装置が、 上段用敷板の揺動方向と略対向して上記ヒンジと略同軸
    上に揺動中心を有して揺動可能な揺動アームと、 揺動アーム先端に設けられて上記係止穴に係脱するピン
    と、 揺動アームを揺動する駆動装置とを有することを特徴と
    する請求項1〜3のいずれかに記載のワーク取出装置。
  5. 【請求項5】 一対の上段用敷板の各基端が各々相対向
    するパレットの基枠にヒンジを介して揺動可能に支持さ
    れ、各上段用敷板の先端に各々係止穴を具備し、 パレット開放装置が、 各上段用敷板の揺動方向と略対向して上記各ヒンジと略
    同軸上に揺動中心を有して揺動可能な一対の揺動アーム
    と、 各揺動アーム先端に各々設けられて上記各上段用敷板先
    端の係止穴に係脱するピンと、 両揺動アームを連動して先端が互に接離するよう揺動す
    る駆動装置と、 有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
    のワーク取出装置。
  6. 【請求項6】 駆動装置が、 回転駆動装置によって回転駆動されるドライブスプロケ
    ットと、 一方の揺動アームの基端が一体的に設けられる第1スプ
    ロケットと、 第2スプロケットと、 上記ドライブスプロケット、第1スプロケット及び第2
    スプロケットに巻回されるチェーンと、 第2スプロケットと同軸上でかつ第2スプロケットと一
    体的に回転するドライブギヤと、 他方の揺動アームの基端が一体的に設けられると共にド
    ライブギヤに噛合するドリブンギヤとを有することを特
    徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のワーク取出装
    置。
  7. 【請求項7】 ピンが、 揺動アーム先端に設けられるピン案内部に出没可能に支
    持され、ピンと揺動アーム先端との間に架設されるピン
    駆動用シリンダの伸縮によりピン案内部から出没するこ
    とを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載のワーク
    取出装置。
JP34853896A 1996-12-26 1996-12-26 ワーク取出装置 Pending JPH10180675A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34853896A JPH10180675A (ja) 1996-12-26 1996-12-26 ワーク取出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34853896A JPH10180675A (ja) 1996-12-26 1996-12-26 ワーク取出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10180675A true JPH10180675A (ja) 1998-07-07

Family

ID=18397691

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34853896A Pending JPH10180675A (ja) 1996-12-26 1996-12-26 ワーク取出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10180675A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105290021A (zh) * 2014-07-24 2016-02-03 速技能机械有限公司 清洗装置
EP3868519A3 (de) * 2020-01-29 2021-12-15 Linde Material Handling GmbH Mobiler kommissionierroboter und verfahren zu seinem betrieb

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105290021A (zh) * 2014-07-24 2016-02-03 速技能机械有限公司 清洗装置
JP2016022461A (ja) * 2014-07-24 2016-02-08 株式会社スギノマシン 洗浄装置
CN105290021B (zh) * 2014-07-24 2019-06-28 速技能机械有限公司 清洗装置
EP3868519A3 (de) * 2020-01-29 2021-12-15 Linde Material Handling GmbH Mobiler kommissionierroboter und verfahren zu seinem betrieb

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5212632B2 (ja) 溶接加工装置
US8141856B2 (en) Pallet loader and manipulator
JPH10180675A (ja) ワーク取出装置
JP3952858B2 (ja) 箱体の組み立て方法
JP3903796B2 (ja) 物品移載装置
JPH08243792A (ja) 片面溶接における裏当て部材の保持装置および保持方法
JPH10277742A (ja) 金属製箱状構造体の自動溶接ライン
JPS6132213B2 (ja)
JPH0239671Y2 (ja)
JPH01257552A (ja) 加工設備
JP2559559B2 (ja) 鋼板入出庫装置
JP2582997B2 (ja) 鋼板入出庫装置における鋼板センタリング装置および変形鋼板センタリング方法
JP2658670B2 (ja) 車体パネルの組立装置
JPH0527273Y2 (ja)
JPH0372528B2 (ja)
JP2772536B2 (ja) シート状部材の積降し装置
JP3070897U (ja) エンドレス搬送装置
JPS62230478A (ja) タブ板自動溶接装置
JPH04169416A (ja) アンロードステーション
JPH058046Y2 (ja)
JP3599580B2 (ja) セグメント組立装置への部品供給設備
JP3313349B2 (ja) 梱包用天枠の製造装置
JP2567459Y2 (ja) 板材搬出入装置
JP2000177806A (ja) ワーク自動積み込み装置
JPS62238074A (ja) 骨材構造物の溶接装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20040414

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20040520

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20040709

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Effective date: 20040824

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02