JP2582997B2 - 鋼板入出庫装置における鋼板センタリング装置および変形鋼板センタリング方法 - Google Patents

鋼板入出庫装置における鋼板センタリング装置および変形鋼板センタリング方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、立体収容棚に対して鋼
板素材を出し入れする鋼板入出庫装置において、矩形鋼
板をセンタリングする鋼板センタリング装置および板継
ぎされた変形の鋼板をセンタリングするセンタリング方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、段ボール詰めされた物品やコンテ
ナ入りの物品など、比較的取扱やすい荷については、入
出庫および格納システムが確立されつつあるが、大重量
で広い格納面積を必要とする鋼板素材などについては、
その入出庫および格納システムが未完成であり、トラッ
クなどで搬入された鋼板素材をクレーンなどを使用して
複数段の棚に搬入し、必要に応じてクレーンにより棚か
ら取り出し、加工ラインに入荷していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】素材鋼板などにおいて
も自動化が要請されているが、たとえば従来の立体倉庫
等で使用されるスタッカークレーンは、移動台車に昇降
台を配置し、この昇降台に出退自在なフォークなどの出
し入れ具を設けた構造であり、このスタッカークレーン
を使用して、重量があり面積の大きい素材鋼板を収納棚
の収容空間に対して正確に出し入れするのは極めて困難
であり、鋼板は広い面積を占有することから、正確にセ
ンタリングされずに鋼板が搬入されると、収納棚の占有
空間が広くなって無駄な空間が多くなるという問題があ
った。また、特に複数の継ぎ材を溶接接合した変形の鋼
板を含めて取り扱う場合、従来のスタッカークレーンで
は殆ど困難であった。
【0004】本発明は、上記問題点を解決して、鋼板入
出庫装置において、重量があり面積の大きい素材鋼板を
容易かつ正確にセンタリングして、棚の収納空間に正確
に出し入れすることができるとともに、変形鋼板であっ
ても正確にセンタリングできる鋼板入出庫装置における
鋼板センタリング装置および変形鋼板センタリング方法
を提供することを目的とする。
【0005】上記問題点を解決するために本発明の鋼板
入出庫装置における鋼板センタリング装置は、昇降台に
水平に載置された変形鋼板を昇降台のセンターラインに
沿ってセンタリング可能な鋼板センタリング装置であっ
て、この昇降台のセンターラインの両側に互いに接近離
間自在に配置された左右一対のセンタリングブロックを
前後2組設けるとともに、左右のセンタリングブロック
を接近移動可能なセンタリング駆動装置を設け、4個の
前記センタリングブロックのうち少なくとも左右一対の
センタリングブロックまたは一方の側部前後位置のセン
タリングブロックの鋼材当接面をセンタリング状態の鋼
板の当接側縁と平行に形成するとともに各センタリング
ブロックの鋼材当接面の前後にそれぞれ前部接触検出器
および後部接触検出器を配置し、前記センターラインか
ら各センタリングブロックまでの距離を計測する位置検
出器を設け、各センタリングブロックをそれぞれ同期し
て接近移動させ、接触検出器により最初に鋼板に接触し
たセンタリングブロックを通る第1対角線とは異なる第
2対角線上のセンタリングブロックを停止し、第1対角
線上の一方のセンタリングブロックの前部接触検出器と
後部接触検出器の両方が鋼板の接触を検出した位置で第
1対角線上の両センタリングブロックを停止させ、さら
に第2対角線上のセンタリングブロックを接近移動して
それぞれ鋼板に接触した位置で停止させ、前記位置検出
器によりセンターラインから各センタリングブロックま
での距離を計測し、これら計測値による鋼板の最大幅の
中心位置とセンターラインとを一致させるように各セン
タリングブロックをそれぞれ同期して移動させるセンタ
リングコントローラーを設けたものである。
【0006】また鋼板入出庫装置における変形鋼板セン
タリング方法は、センターラインの両側に互いに接近離
間自在に配置された左右一対のセンタリングブロックを
前後2組使用し、これらセンタリングブロックを接近移
動して鋼板をセンタリングするに際し、4個のセンタリ
ングブロックのうち少なくとも左右一対のセンタリング
ブロックまたは一方の側部前後位置のセンタリングブロ
ックの鋼材当接面をセンタリング状態の鋼板の当接側縁
と平行に形成するとともに各センタリングブロックの鋼
材当接面の前後に配置された前部接触検出器および後部
接触検出器を使用し、まず各センタリングブロックをそ
れぞれ同期して接近移動させ、接触検出器により最初に
鋼板に接触したセンタリングブロックを通る第1対角線
とは異なる第2対角線上のセンタリングブロックを停止
し、第1対角線上の一方のセンタリングブロックの前部
接触検出器と後部接触検出器の両方が鋼板の接触を検出
した位置で第1対角線上の両センタリングブロックを停
止させ、さらに第2対角線上のセンタリングブロックを
接近移動してそれぞれ鋼板に接触した位置で停止させ、
センターラインから各センタリングブロックまでの距離
を計測し、これら計測値による鋼板の最大幅の中心位置
とセンターラインとを一致させるように各センタリング
ブロックをそれぞれ同期して移動させるものである。
【0007】
【0008】
【作用】 上記鋼板入出庫装置における鋼板センタリング
装置および 変形鋼板センタリング方法によれば、複数の
継ぎ材を溶接接合した変形鋼板であっても、4個のセン
タリングブロックを使用して少ない工程で、鋼板の最大
幅のセンターラインを正確に昇降台のセンターラインに
一致させることができ、棚の収容空間の幅を最大限に利
用することができるとともに、効率的な収納と正確な鋼
板の受渡しが可能となる。
【0009】
【実施例】以下、本発明に係る鋼板センタリング装置を
有する鋼板入出庫装置を備えた鋼板の格納および入出庫
設備の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0010】この鋼板入出庫装置を備えた鋼板の格納お
よび入出庫設備は、図10に示すように、搬送用トラッ
ク6が素材鋼板Tを入荷する入荷エリア1と、切断機や
溶接機により素材鋼板Tを加工する4本の切断加工ライ
ン2A〜2Dと、この切断加工ライン2A〜2Cの始端
部上に配置されて素材鋼板Tを1枚ずつ収納可能な複数
の区画収納空間3を有する鋼板収容棚4と、この鋼板収
容棚4の入荷エリア1側に鋼板収容棚4の前面に沿って
移動自在に配置され鋼板収容棚4の区画収納空間3に対
して素材鋼板Tを出し入れ可能で本発明に係る鋼板セン
タリング装置24を備えた鋼板入出庫装置5と、入荷エ
リア1の搬送用トラック6から素材鋼板Tを鋼板入出庫
装置5に移載する天井クレーン7とを備え、前記鋼板収
容棚4の最下部に切断加工ライン2A〜2Cにそれぞれ
接続されるライン搬入コンベヤ(ライン搬入装置)8が
配置されている。また、入荷エリア1の側部には切断し
た鋼板を溶接により連結して変形鋼板T′を形成する変
形鋼板製造ライン9が設けられている。
【0011】以下詳細を説明する。鋼板収容棚4は、図
11に示すように、支柱11と前後に連結された縦梁材
12と左右に連結された横梁材13とで高さの低い区画
収納空間4が複数段に複数列形成され、各区画収納空間
4には、前後の横梁材13間に掛け渡された左右一対の
支持材14aにチェーンローラー14bを取り付けた3
組の鋼板支持具14がそれぞれ配設され、素材鋼板(変
形鋼板T′も含む。以下同じ)Tを前後方向に移動自在
に載置格納することができる。15はチェーンローラー
14bの入口に配置された鋼板案内用スチールローラー
である。
【0012】また、鋼板収容棚4の最下部は、図10に
示すように、切断加工ライン2A〜2Cに対応して3つ
のライン搬入空間16に区画され、これらのライン搬入
空間16には、入荷された素材鋼板Tを切断加工ライン
2A〜2Cにそれぞれ移送可能な駆動ローラーを備えた
ライン搬入コンベヤ8が配置されている。
【0013】前記鋼板入出庫装置6は、図1に示すよう
に、鋼板収容棚4の前面に沿って敷設された左右一対の
走行レール21上を移動自在な走行台車22と、この走
行台車22に昇降自在に配置されて素材鋼板Tを横置き
載置可能な昇降台23と、走行台車22と昇降台23に
配置された鋼板センタリング装置24と、昇降台23に
前後方向移動自在に配置された鋼板出入装置25とで構
成されている。
【0014】すなわち、走行台車22には、四隅位置に
走行モーター26に駆動されて鋼板収容棚4の前部に敷
設された走行レール21上を走行する走行車輪27が設
けられている。また、走行台車22の四隅に立設された
昇降フレーム28に、昇降駆動装置29を介して昇降台
23が昇降自在に支持されている。この昇降駆動装置2
9は、各昇降フレーム28の上部および下部に配置され
たスプロケット29a,29bに巻き掛けられて昇降台
23に連結された昇降チェーン29cと、前後の下部ス
プロケット29bを連結する連動軸29dを減速用ギヤ
機構29eを介して回転駆動する昇降モーター29fと
で構成され、昇降モーター29fにより昇降チェーン2
9cを駆動して昇降台23を昇降移動させることができ
る。
【0015】また昇降台23には、図4に示すように、
ガイドローラー31を前後方向に一定間隔ごとに配置し
たローラー列を4列配置した鋼板案内支持具32が設け
られて、素材鋼板Tを前後方向に移動自在に支持すると
ともに、ローラー列の中央部に鋼板センタリング装置2
4が配置されて素材鋼板Tをセンタリング可能に構成さ
れている。
【0016】この鋼板センタリング装置24は、図2に
示すように、左右一対で前後2組のセンタリングブロッ
ク24AR,24AL,24BR,24BLを、左右方
向に配置された前後一対のねじ軸24aにそれぞれ雌ね
じ部材24bを介して互いに接近離間自在に設け、矩形
素材鋼板Tの場合には、それぞれセンタリング駆動装置
のセンタリングモーター24cでスプロケット24d,
24eおよびチェーン24fを介してねじ軸24aを同
期回転させることにより、センタリングブロック24A
R,24AL,24BR,24BLを同期して互いに接
近離間させ、素材鋼板Tの両側縁にセンタリングブロッ
ク24AR,24AL,24BR,24BLを当接させ
て素材鋼板Tを昇降台23のセンターラインC上に移動
させることができる。
【0017】しかし、重量物である素材鋼板Tをガイド
ローラー31の搬送方向と直交する方向に摺動するため
には、大きい駆動力を要するとともに、摺動面が傷付く
おそれがある。これを防止して素材鋼板Tを容易に左右
方向にスライドさせるために、このセンタリング装置2
4では、図6,図7に示すように、走行台車23上でガ
イドローラー31に干渉しない位置に支持ポスト24g
を複数本立設し、各支持ポスト24g上端部に素材鋼板
Tを左右方向に搬送可能なセンタリング用ローラー24
hをそれぞれ配置している。したがって、図7に示すよ
うに、昇降台23を下降して素材鋼板Tをガイドローラ
ー31からセンタリング用ローラー24hに受渡した
後、センタリングブロック24AR,24AL,24B
R,24BLを接近移動することにより、素材鋼板Tを
容易にセンタリングすることができる。
【0018】またこの鋼板センタリング装置24には、
変形鋼板製造ライン9で複数の素材鋼板を繋ぎ合わせて
形成した変形鋼板T′の、最大幅の中心を通るセンター
ラインTCをセンターラインCに一致させるセンタリン
グ機構が設けられている。
【0019】すなわち、図2,図3に示すように、セン
タリングブロック24AR,24AL,24BR,24
BLの鋼板当接面には、それぞれ前後位置にマットスイ
ッチ(接触検出器)33A,33Bが設けられ、これら
マットスイッチ33A,33Bの検出信号に基づいて各
センタリングモーター24cを制御するセンタリングコ
ントローラー34が設けられている。また、これらマッ
トスイッチ33A,33Bの前面には素材鋼板Tの当接
による損傷を防止するための防護カバー35A,35B
がそれぞれヒンジ36を介して揺動自在に設けられてい
る。さらに、たとえばセンタリングモーター24cの回
転量によりセンタリングブロック24AR,24AL,
24BR,24BLの位置をそれぞれ検出する位置検出
器(図示せず)が設けられている。また各センタリング
ブロック24AR,24AL,24BR,24BLの鋼
板当接面はそれぞれセンターラインCと平行に形成さ
れ、一方センタリング状態の変形鋼板T′の側縁は、段
部が形成された後部右側以外がセンターラインCと平行
に形成されている。したがって、変形鋼板T′がセンタ
ーラインCと平行な状態で後部右側のセンタリングブロ
ック24BRを除くセンタリングブロック24AR,2
4AL,24BLのマットスイッチ33A,33Bがそ
れぞれ当接を検出することになる。
【0020】なお、これら鋼板当接面は4個のセンタリ
ングブロック24AR,24AL,24BR,24BL
のうち少なくとも左右一対または一方の側部前後のセン
タリングブロックの鋼材当接面をセンタリング状態の変
形鋼板T′の当接側縁と平行に形成すればよく、もちろ
ん鋼板当接面が変形鋼板T′の当接側縁に対応してセン
ターラインCに対して傾斜していてもよい。
【0021】そして、後述するようにセンタリングコン
トローラー34によりマットスイッチ33A,33Bの
検出信号および位置検出器の検出値に基づいて各センタ
リングブロック24AR,24AL,24BR,24B
Lを別々に接近移動させることにより、変形鋼板T′を
センタリングすることができる。
【0022】前記鋼板出入装置25は、図8,図9に示
すように、昇降台23上に前後方向に移動自在に配置さ
れたクランプ台車41と、クランプ台車41を前後方向
に駆動する出入駆動装置42と、クランプ台車41に搭
載された鋼板クランプ装置43とで構成されている。
【0023】前記クランプ台車41は、昇降台23の中
央部に前後方向にわたって配置された左右一対のガイド
レール44に走行車輪41aを介して移動自在に配置さ
れている。前記出入駆動装置42は、昇降台23の前部
でガイドレール44間に配置されて出入駆動モーター4
2aにより回転駆動される駆動スプロケット42bと、
昇降台23の後部でガイドレール44間に配置された従
動スプロケット42cとの間に、無端状の駆動チェーン
42dが巻張され、この駆動チェーン42dの一端が連
結具42eによりクランプ台車41に固定されており、
出入駆動モーター42aによりスプロケット42b,4
2cを介して駆動チェーン42dを移動させ、クランプ
台車41をガイドレール44に沿って往復移動させるよ
うに構成されている。
【0024】さらにクランプ装置43は、中間部が支持
ピン43aを介して上下方向に回動自在にクランプフレ
ーム43bに支持された上下一対のクランプアーム43
c,43dが左右2組配置され、クランプアーム43
c,43dの後端部に連結されたクランプシリンダー4
3eを伸縮することにより、クランプアーム43c,4
3dの前端部に設けた把持具43f,43gで素材鋼板
Tの上面および下面をクランプするように構成されてい
る。
【0025】まず、上記構成の鋼板格納および入出庫設
備の入庫動作を説明する。 (1)搬送用トラック6により入荷エリア1に素材鋼板
Tが搬入されると、一枚ずつ天井クレーン7で鋼板入出
庫装置5の昇降台23上に移載する。
【0026】(2)鋼板入出庫装置5では、昇降台23
はセンタリングローラー24hが走行台車22のガイド
ローラー31より下位となるセンタリング位置に停止さ
れており、矩形素材鋼板Tの場合は、鋼板センタリング
装置24によりセンタリングブロック24AR,24A
L,24BR,24BLを同期して接近移動すること
で、矩形素材鋼板Tのセンタリングを行う。また変形鋼
板T′の場合は別に後述する。
【0027】(3)鋼板出入装置25の出入駆動装置4
2によりクランプ台車41を素材鋼板Tの手前まで前進
させて停止させ、鋼板クランプ装置43のクランプシリ
ンダー43eを進展してクランクアーム43c,43d
を閉動させ、把持具43f,43gにより素材鋼板Tの
前部上下面を把持し素材鋼板Tを固定する。
【0028】(4)走行モーター26を駆動して走行台
車22を移動させるとともに、昇降駆動装置29により
昇降台23を上昇して、昇降台23を目的とする鋼板収
容棚4の区画収納空間5の前方に対向して停止する。
【0029】(5)出入駆動装置42によりクランプ台
車41を前方に移動して素材鋼板Tを区画収納空間5側
に押出し、昇降台23のガイドローラー31上からチェ
ーンローラー14b上に移載する。
【0030】(6)鋼板クランプ装置43によりクラン
プアーム43c,43dを開動させ、把持具43f,4
3gを素材鋼板Tから離間させる。出入駆動装置42に
よりクランプ台車41を後退させる。
【0031】次に、変形鋼板T′のセンタリング作業を
図12〜図16を参照して説明する。 (1)図12に示すように、センタリング位置の昇降台
23に載置された変形鋼板T′に対して、センタリング
コントローラー34の信号により、センタリレングモー
ター24cをそれぞれ同期駆動してセンタリングブロッ
ク24AR,24AL,24BR,24BLを互いに接
近させる。そして、仮想線で示すように、センタリング
ブロック24ALのマットスイッチ33Aが変形鋼板
T′の当接を検出すると、センタリングブロック24A
Lを通る第1対角線D1と反対の第2対角線D2上のセ
ンタリングブロック24AR,24BLを停止するとと
もに、第1対角線D1上センタリングブロック24A
L,24BRは移動を続行する。
【0032】(2)図13に示すように、後部右側のセ
ンタリングブロック24BRも変形鋼板T′に当接し
て、両センタリングブロック24AL,24BRで変形
鋼板T′を回動させる。そして、図14に示すように、
変形鋼板T′のセンターラインTCとセンターラインC
とが平行になると、センタリングブロック24ALの前
後のマットスイッチ33A,33Bが変形鋼板T′の当
接を同時に検出し、この検出信号に基づいてセンタリン
グブロック24AL,24BRが停止される。
【0033】(3)第2対角線D2上のセンタリングブ
ロック24AR,24BLが接近移動され、図15に示
すように、各センタリングブロック24AR,24BL
のマットスイッチ33A,33Bのどれかが変形鋼板
T′の当接を検出すると、センタリングブロック24A
R,24BLがそれぞれ停止される。
【0034】(4)ここで位置検出器により各センタリ
ングブロック24AR,24AL,24BR,24BL
の位置が計測されてセンタリングコントローラー34に
入力され、センタリングコントローラー34で変形鋼板
T′の最大幅Wから変形鋼板T′のセンターラインTC
と昇降台23のセンターラインCのずれ量Sが演算され
る。このずれ量S分だけ各センタリングブロック24A
R,24AL,24BR,24BLが同一方向に移動し
て変形鋼板T′を平行移動され、変形鋼板T′のセンタ
ーラインTCが昇降台23のセンターラインCに一致さ
れる。
【0035】上記実施例によれば、大重量の素材鋼板T
であっても、昇降台23を下降させてガイドローラー3
1間からセンタリング用ローラー24hを突出させるこ
とにより、素材鋼板Tを鋼板出入装置25による出し入
れ方向と直交する方向に移動自在に支持させることがで
き、したがって、4個のセンタリングブロック24A
R,24AL,24BR,24BLにより、小さい駆動
力で容易にセンタリングすることができる。
【0036】また、4個のセンタリングブロック24A
R,24AL,24BR,24BLの各鋼板当接面の前
後位置に設けたマットスイッチ33a,33bと、マッ
トスイッチ33a,33bの信号とセンタリングブロッ
ク24AR,24AL,24BR,24BLの位置検出
器の信号に基づいてセンタリングコントローラー34と
により、各センタリングブロック24AR,24AL,
24BR,24BLを順次移動させることにより、少な
い工程で形の歪な変形鋼板T′であっても、その最大幅
の中心を通るセンターラインTCを昇降台23のセンタ
ーラインCに正確に一致させることができる。したがっ
て、鋼板収納棚4の区画収納空間3の幅を有効に利用す
ることができ、正確な変形鋼板T′の入出庫が可能とな
る。
【0037】
【0038】
【発明の効果】以上に述べたごとく本発明の鋼板入出庫
装置における鋼板センタリング装置および変形鋼板セン
タリング方法によれば、複数の継ぎ材を溶接接合した変
形の鋼板であっても、4個のセンタリングブロックを使
用して少ない工程で、変形鋼板の最大幅の中心を通るセ
ンターラインを正確に昇降台のセンターラインに一致さ
せることができ、棚の収容空間の幅を最大限に利用する
ことができるとともに、効率的な棚への収納と正確な鋼
板の受渡しが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る鋼板入出庫装置の一実施例を示す
全体斜視図である。
【図2】同鋼板センタリング装置を示す斜視図である。
【図3】同センタリングブロックの横断面図である。
【図4】同鋼板入出庫装置の昇降台を示す平面図であ
る。
【図5】同鋼板入出庫装置の昇降台を示す側面図であ
る。
【図6】同鋼板センタリング装置のセンタリング用ロー
ラーを示す正面図である。
【図7】同鋼板センタリング装置のセンタリング用ロー
ラーを示す平面図である。
【図8】同鋼板クランプ装置を示す部分側面図である。
【図9】同鋼板クランプ装置を示す部分平面図である。
【図10】同鋼板入出庫装置を備えた鋼板格納および入
出庫設備を示す斜視図である。
【図11】同鋼板収容棚の区画収納空間を示す切欠き斜
視図である。
【図12】変形鋼板のセンタリング手順を説明する概略
平面図である。
【図13】変形鋼板のセンタリング手順を説明する概略
平面図である。
【図14】変形鋼板のセンタリング手順を説明する概略
平面図である。
【図15】変形鋼板のセンタリング手順を説明する概略
平面図である。
【図16】変形鋼板のセンタリング手順を説明する概略
平面図である。
【符号の説明】
T′ 変形鋼板 T 素材鋼板 C 昇降台センターライン TC 変形鋼板センターライン D1,D2 対角線 4 鋼板収容棚 5 鋼板入出庫装置 21 走行レール 22 走行台車 23 昇降台 24 鋼板センタリング装置 24AR,24AL センタリングブロック 24BR,24BL センタリングブロック 24a ねじ軸 24b 雌ねじ部材 24c センタリングモーター 24d スプロケット 24e スプロケット 24f チェーン 24g 支持ポスト 24h センタリング用ローラー 25 鋼板出入装置 29 昇降駆動装置 31 ガイドローラー 32 鋼板案内支持具 33A,33B マットスイッチ 34 センタリングコントローラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川端 高 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28 号 日立造船株式会社内 (72)発明者 藤井 義和 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28 号 日立造船株式会社内 (72)発明者 斉藤 幸二 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28 号 日立造船株式会社内 (72)発明者 岩井 富成 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28 号 日立造船株式会社内 (72)発明者 芳野 智臣 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28 号 日立造船株式会社内 (56)参考文献 特開 昭54−108376(JP,A) 実開 昭63−175607(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降台に水平に載置された変形鋼板を昇
    降台のセンターラインに沿ってセンタリング可能な鋼板
    センタリング装置であって、この昇降台のセンターライ
    ンの両側に互いに接近離間自在な左右一対のセンタリン
    グブロックを前後2組設けるとともに、左右のセンタリ
    ングブロックを接近移動可能なセンタリング駆動装置を
    設け、4個の前記センタリングブロックのうち少なくと
    も左右一対のセンタリングブロックまたは一方の側部前
    後位置のセンタリングブロックの鋼材当接面をセンタリ
    ング状態の鋼板の当接側縁と平行に形成するとともに各
    センタリングブロックの鋼材当接面の前後にそれぞれ前
    部接触検出器および後部接触検出器を配置し、前記セン
    ターラインから各センタリングブロックまでの距離を計
    測する位置検出器を設け、各センタリングブロックをそ
    れぞれ同期して接近移動させ、接触検出器により最初に
    鋼板に接触したセンタリングブロックを通る第1対角線
    とは異なる第2対角線上のセンタリングブロックを停止
    し、第1対角線上の一方のセンタリングブロックの前部
    接触検出器と後部接触検出器の両方が鋼板の接触を検出
    した位置で第1対角線上の両センタリングブロックを停
    止させ、さらに第2対角線上のセンタリングブロックを
    接近移動してそれぞれ鋼板に接触した位置で停止させ、
    前記位置検出器によりセンターラインから各センタリン
    グブロックまでの距離を計測し、これら計測値による鋼
    板の最大幅の中心位置とセンターラインとを一致させる
    ように各センタリングブロックをそれぞれ同期して移動
    させるセンタリングコントローラーを設けたことを特徴
    とする鋼板入出庫装置における鋼板センタリング装置。
  2. 【請求項2】 センターラインの両側に互いに接近離間
    自在に配置された左右一対のセンタリングブロックを前
    後2組使用し、これらセンタリングブロックを接近移動
    して鋼板をセンタリングするに際し、4個のセンタリン
    グブロックのうち少なくとも左右一対のセンタリングブ
    ロックまたは一方の側部前後位置のセンタリングブロッ
    クの鋼材当接面をセンタリング状態の鋼板の当接側縁と
    平行に形成するとともに各センタリングブロックの鋼材
    当接面の前後に配置された前部接触検出器および後部接
    触検出器を使用し、まず各センタリングブロックをそれ
    ぞれ同期して接近移動させ、接触検出器により最初に鋼
    板に接触したセンタリングブロックを通る第1対角線と
    は異なる第2対角線上のセンタリングブロックを停止
    し、第1対角線上の一方のセンタリングブロックの前部
    接触検出器と後部接触検出器の両方が鋼板の接触を検出
    した位置で第1対角線上の両センタリングブロックを停
    止させ、さらに第2対角線上のセンタリングブロックを
    接近移動してそれぞれ鋼板に接触した位置で停止させ、
    センターラインから各センタリングブロックまでの距離
    を計測し、これら計測値による鋼板の最大幅の中心位置
    とセンターラインとを一致させるように各センタリング
    ブロックをそれぞれ同期して移動させることを特徴とす
    る鋼板入出庫装置における変形鋼板センタリング方法。
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