JP2567459Y2 - 板材搬出入装置 - Google Patents

板材搬出入装置

Info

Publication number
JP2567459Y2
JP2567459Y2 JP1991096966U JP9696691U JP2567459Y2 JP 2567459 Y2 JP2567459 Y2 JP 2567459Y2 JP 1991096966 U JP1991096966 U JP 1991096966U JP 9696691 U JP9696691 U JP 9696691U JP 2567459 Y2 JP2567459 Y2 JP 2567459Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
product
stocker
pallet
elevator
storage shelves
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1991096966U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0544328U (ja
Inventor
喜重 川田
幸雄 内野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Amada Co Ltd filed Critical Amada Co Ltd
Priority to JP1991096966U priority Critical patent/JP2567459Y2/ja
Publication of JPH0544328U publication Critical patent/JPH0544328U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2567459Y2 publication Critical patent/JP2567459Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Feeding Of Workpieces (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、板材搬出入装置に係
り、更に詳細には、パレットを格納支持する素材ストッ
カ及び製品ストッカの後方位置の間を移動自在の段取作
業台を設けて、各ストッカの後部側を利用して段取りを
行なう板材搬出入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、板材加工機としての例えばレーザ
加工機においては、X軸方向へ移動自在なワークテーブ
ル上にワークを載置支持せしめてワークテーブルをX軸
方向へ移動せしめると共に、Y軸方向へ移動自在なレー
ザ加工ヘッドをY軸方向へ移動せしめ、さらにレーザ加
工ヘッドの下端に設けられたレーザノズルからレーザビ
ームをワークへ向けて照射せしめることによって所望の
形状からなる製品の加工が行なわれている。
【0003】レーザ加工機で加工された製品およびワー
クから製品を抜き取った排材(スケルトン)はレーザ加
工機より搬出されている。また、新しい素材の供給も作
業者あるいはクレーンなどによって行なわれている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述したレ
ーザ加工機で加工された製品および排材は、それぞれ作
業者あるいはクレーンなどによってレーザ加工機から搬
出され、別の所に配置されている製品、排材置場に運ば
れてきて保管されている。また、新しい素材をレーザ加
工機へ搬入する時も、作業者あるいはクレーンなどによ
って行なわれている。
【0005】したがって、このように製品および排材の
搬出あるいは素材の搬入は、作業者あるいはクレーンな
どで行なわれ、しかも、別の場所に配置された製品、排
材置場に搬出されたり、素材置場から搬入されるため、
搬出,搬入作業が大変であると共に、スペースを要する
という問題がある。また、製品を搬出した後に排材を搬
出しているため、レーザ加工機の停止時間が長く稼働率
の低下を招く原因となっている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述のごとき従来の問題
に鑑みて、本考案は、素材を支持した複数の素材パレッ
トを出入自在に格納する複数の格納棚を上下方向に複数
段に備えた素材ストッカの前側に、上記各格納棚に対し
て前記素材パレットを出入するエレベータを設け、製品
を支持した複数の製品パレットを出入自在に格納する複
数の格納棚を上下方向に複数段に備えた製品ストッカの
前側に上記格納棚に対して製品パレットを出入するエレ
ベータを設けると共に、上記製品ストッカを前記素材ス
トッカに隣接して設け、前記素材ストッカの後方位置と
前記製品ストッカの後方位置との間を移行自在の段取作
業台を設け、この段取作業台に上下動可能に設けた作業
台本体に、前記素材ストッカの各格納棚に対して素材パ
レットを後側へ出入自在かつ前記製品ストッカの各格納
棚に対して製品パレットを後側へ出入自在のパレット出
入装置を設けてなるものである。
【0007】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。本実施例における板材加工機としては種
々なものがあるが、レーザ加工機を例にとって説明す
る。
【0008】図4を参照するに、板材加工機としてのレ
ーザ加工機1が床面上に配置されていると共に、レーザ
加工機1の後側における右側には素材ストッカ3が、左
側には製品ストッカ5が配置されている。
【0009】まず、前記レーザ加工機1はすでに公知で
あるから概略的に説明すると、レーザ加工機1には床面
上にX軸方向へ延伸した箱形状のベース7が設けられて
いる。このベース7上には例えば図示省略の駆動モー
タ,ボールねじなどによってX軸方向へ移動自在な加工
テーブル9が設けられている。この加工テーブル9上に
は素材(ワーク)Wを載置支持した加工パレットPK
載せられる。
【0010】前記ベース7のX軸方向におけるほぼ中央
部にはベース7に跨がった門型形状のフレーム11が立
設されている。このフレーム11の上部フレーム11U
にはY軸方向へ移動自在な加工ヘッド13が設けられて
いる。この加工ヘッド13の先端にはレーザビームLB
を下方向へ照射するためのレーザノズル15が設けられ
ている。
【0011】上記構成により、加工テーブル9上にワー
クWを載置支持した加工パレットPK が載せられ、加工
テーブル9をX軸方向へ、加工ヘッド13をY軸方向へ
移動せしめる。また、図示省略のレーザ発振器から発振
されたレーザビームLBを加工ヘッド13内の集光レン
ズで集光せしめ、さらにノズル15からワークWへ向け
て照射せしめることによって、ワークWの所望位置でレ
ーザ加工が行なわれて所望形状の製品Gが加工されるこ
とになる。
【0012】前記素材ストッカ3としては枠組みされた
フレーム17が立設されており、このフレーム17の上
下方向には複数段の格納棚19が適宜な間隔で設けられ
ている。この各格納棚19にはワークWを載置支持した
素材パレットPW が格納されている。
【0013】また、素材ストッカ3と同様に、製品スト
ッカ5としては枠組みされたフレーム21が前記フレー
ム17に隣接して立設されており、このフレーム21の
上下方向における上部には複数段の格納棚23が適宜な
間隔で設けられている。この各格納棚には製品Gを載置
支持する製品パレットPG が格納されている。
【0014】前記フレーム21のほぼ中央部から下方部
には排材であるスケルトンS(製品の場合もある)を支
持して積載される支持テーブル25が上下動自在に設け
られている。この支持テーブル25の上下動は例えば支
持テーブル25の下方部にすでに公知のリフタ27を設
けて行なわれる。それ以外の上下動機構で行なわれても
構わない。
【0015】前記フレーム17,21の前側に設けられ
た複数の前側フレーム17F,21Fには上下動自在な
右エレベータ29,左エレベータ31が設けられてい
る。この右、左エレベータ29,31の上下動機構とし
ては、前記フレーム17,21におけるそれぞれの上部
フレーム17U,21Uには左右方向へ延伸した回転自
在な回転軸33,35が支承されている。この回転軸3
3,35を回転せしめるための駆動モータ37,39が
それぞれ前記上部フレーム17U,21Uに取付けられ
ていて、この駆動モータ37,39は前記回転軸33,
35に連動連結されている。
【0016】前記回転軸33,35の両端などには例え
ばベベルギヤが取付けられている。また、前記前側フレ
ーム17F,21Fには上下方向へ延伸した回転自在な
ボールねじ41,43が支承されていると共にガイドレ
ール45,47が設けられている。ボールねじ41,4
3に螺合した図示省略のナット部材が前記右エレベータ
29,左エレベータ31に取付けられている。
【0017】上記構成により、駆動モータ37,39を
それぞれ駆動せしめると回転軸33,35を介してボー
ルねじ41,43が回転される。このボールねじ41,
43の回転により、右エレベータ29、左エレベータ3
1がそれぞれ単独にガイドレール45,47に案内され
て上下動されることになる。
【0018】前記フレーム17と21の両内側における
後部フレーム17Bと21Bとの間には連結フレーム4
9が適宜な高さ位置で連結されていると共に、この連結
フレーム49にはガイドフレーム51が前記前部フレー
ム17Fと21Fとの間で固定されている。
【0019】前記右エレベータ29あるいは左エレベー
タ31には左右方向へ接近、離反自在な一対のマニプレ
ータ53A,53Bが設けられている。この一対のマニ
プレータレータ53A,53Bは自走式で移動されるも
のである。より詳細には、マニプレータ53A,53B
の後部には駆動モータ55A,55Bが設けられている
と共に、この駆動モータ55A,55Bには図示省略の
ピニオンが連動連結されている。一方、右エレベータ2
9,左エレベータ31の本体フレーム29F,31Fの
前部およびガイドフレーム51の前部にはラック57,
59,61が設けられていて、このラック57,59,
61には図示省略のピニオンが噛合される。
【0020】上記構成により、駆動モータ55A,55
Bを駆動せしめると、図示省略のピニオンが回転されて
ラック57,59,61上に沿って左右方向へ転動する
ので、マニプレータ53A,53Bがそれぞれ独立して
接近したり、あるいは離反したり、さらには同方向へ移
動されることになる。
【0021】前記右エレベータ29,左エレベータ31
にはそれぞれ左右アーム29R,29L;31R,31
Lが設けられており、この左アーム29Rと右アーム2
9L,左アーム31Rと右アーム31Lにおける前後に
は上下に段差部を備えた連結アーム29A,31Aが連
結されている。また、右アーム29R,31R;左アー
ム29L,31Lの下部における前後には加工パレット
K を支持せしめる支持プレート63が例えば流体シリ
ンダなどで左右方向へ出入り自在に設けられている。
【0022】前記各左アーム29L,31L,右アーム
29R,31Rには素材パレットPW ,製品パレットP
G を格納棚19,23から引き出して右エレベータ2
9,右エレベータ31の連結アーム29A,31A上に
支持せしめたり、加工パレットPK を加工テーブル9か
ら引き出して連結アーム29A,31Aの下部に設けた
支持プレート63上に支持せしめるためのパレット出入
り装置が設けられている。このパレット出入り装置は図
示省略されているが、例えば駆動モータに連動連結され
た駆動スプロケットと、従動スプロケットと、この駆動
スプロケットと従動スプロケットに巻回されたチェン
と、このチェンの一部に固定されたドグが素材パレット
W ,製品パレットPK ,加工パレットPK の各パレッ
トにおける前後左右に形成された溝に嵌まり込んで各パ
レットが出入りするようになっている。
【0023】前記各マニプレータ53A,53Bにおけ
るU字形状のマニプレータ本体65には、図5を併せて
参照するに、ワーク保持装置67が設けられている。こ
のワーク保持装置67は、L字形状の上部フレーム67
Uと下部フレーム67Dとが一体的に構成されている。
この下部フレーム67Dの下部には複数の吸着パッドを
備えた吸着プレート69が前後方向(図5において左右
方向)へ移動自在に設けられている。前記ワーク保持装
置67は上下動自在に設けられている。この上下動は、
流体シリンダあるいはボールねじ、さらには複数のプー
リ,ワイヤなどによって行なわれる。
【0024】また、前記マニプレータ本体65の左側部
における前後には回転自在なスプロケット71F,71
Bが支承されていると共に、このスプロケット71Fと
71Bとにはチェン73が巻回されている。このチェン
73の一部がチェンクランプ75を介して上部フレーム
67Uの前部に取付けられている。一方、前記下部フレ
ーム67Dの前後には回転自在なスプロケット77F,
77Bが支承されていると共に、このスプロケット77
Fと77Bとにはチェン79が巻回されている。このチ
ェン79の一部には前記吸着プレート69の前部に設け
られた突出部69Tに固定されている。
【0025】前記チェン79の後部はリンク機構81の
一端部81Aを介して前記マニプレータ本体65に固定
されている。しかも、前記スプロケット71Bの回転軸
は図4に示されている駆動モータ83に連動連結されて
いる。
【0026】上記構成により、駆動モータ83を駆動せ
しめると回転軸を介してスプロケット71Bが回転され
る。このスプロケット71Bの回転によりチェン73が
図5において左方向へ走行されることによりワーク保持
装置67が図5において左方向へ移動されることにな
る。また、チェン79の一部はリンク機構81を介して
マニプレータ本体65に固定されているから、スプロケ
ット77F,77Bが図5において時計方向回りに回転
されることにより、吸着プレート69が図5において左
方向へ倍速で移動されることになる。
【0027】素材ストッカ3の格納棚19にある素材パ
レットPW 上に支持されているワークWにレーザ加工を
施して所望の製品Gを得ると共に、排材となるスケルト
ンSを自動的に搬出せしめる作用を説明する。
【0028】まず、素材ストッカ3の複数段に備えられ
た格納棚19から任意の格納棚19を選択し、この格納
棚19に右エレベータ29を上下動せしめて位置決めす
る。左,右アーム29L,29Rに設けられているパレ
ット出入り装置によりワークWを支持した素材パレット
W を引き出して本体フレーム29A上に載置せしめ
る。次いで、一対のマニプレータ53A,53Bをワー
クWの大きさに離反せしめて位置決めした後、吸着プレ
ート69を下降せしめてワークWを吸着パッドにより吸
着し上昇せしめる。パレット出入り装置により素材パレ
ットPW を所定の格納棚19に戻す。
【0029】吸着プレート69を下降せしめて、右エレ
ベータ29における本体フレーム29Fの下部に支持プ
レート63で支持されている加工パレットPK 上に吸着
パッドを解放せしめてワークWを載せる。
【0030】右エレベータ29を下降せしめて加工パレ
ットPK が加工テーブル9に近ずいたら、支持プレート
63を作動させて引っ込めることにより、加工パレット
Kが加工テーブル9上に支持して固定される。
【0031】加工テーブル9をX軸方向へ、レーザ加工
ヘッド13をY軸方向へ移動せしめることによりレーザ
加工が行なわれ、所望の製品GとスケルトンSが得られ
る。レーザ加工された製品GとスケルトンSを載せた加
工パレットPK は右エレベータ29の支持プレート63
上に支持される。
【0032】レーザ加工機1には次のワークWを支持せ
しめた加工パレットPK が上述した要領で左エレベータ
31からパレット出入り装置によって加工テーブル9上
に支持固定されて次のレーザ加工が開始される。
【0033】次のレーザ加工を行なっている間に、右エ
レベータ29を上昇せしめてガイドフレーム51の高さ
位置に位置決めした後、ワーク保持装置67の吸着プレ
ート69を下降し製品Gを吸着せしめると共に上昇せし
める。この状態でマニプレータ53A,53Bを左エレ
ベータ31へ移動せしめると、左エレベータ31にはパ
レット出入り装置によって製品パレットPG が引き出さ
れているから、吸着プレート69を下降し製品Gを製品
パレットPG の所望位置に降す。加工パレットPK 上に
あるすべての製品Gを上述した要領で製品パレットPG
上に載せる。
【0034】すべての製品Gが製品パレットPG 上に載
せ終ると、次に、左エレベータ29にある加工パレット
K 上のスケルトンSを、吸着プレート69の上下動に
よって吸着パッドに吸着し上昇せしめた状態にする。一
対のマニプレータ53A,53Bを左エレベータ31へ
移動せしめる。
【0035】この状態で左エレベータ31を下降せしめ
て、スケルトンSを支持しせめる支持テーブル35の上
方位置に位置決めする。ワーク保持装置67を後側へ移
動せしめると、スケルトンSを吸着した吸着プレート6
9が支持テーブル25の上方位置まで移動して位置決め
される。支持テーブル25を上昇せしめると共に吸着パ
ッドを解放せしめることによってスケルトンSが吸着パ
ッドから支持テーブル25に載置される。以後、製品G
並びにスケルトンSが発生した度毎に上述した要領の作
動を繰返すことによって、スケルトンSが逐次支持テー
ブル25上に集積されることになる。
【0036】図4に示すように、前記素材ストッカ3と
製品ストッカ5との後方位置の間を移行自在の段取作業
台85が設けられている。すなわち、段取作業台85
は、複数個の車輪87を備えた台89に図示省略の駆動
源によりリンク機構91を介して作業台本体93が昇降
自在に設けられている。
【0037】より詳細には、図1を参照するに、素材ス
トッカ3と製品ストッカ5の後部フレーム17Bと21
Bに隣接して段取作業台85は設けられ、この段取作業
台85は複数個例えば4個の車輪87を備えた台89上
に構成されている。すなわち、台89上に図示を省略し
たが例えば流体圧作動のシリンダなどにより作動するリ
ンク機構91が設けられ、このリンク機構91の上部に
作業台本体93が上下移動自在に装着されている。
【0038】この作業台本体93は矩形を成し、上面に
製品Gを載置した製品パレットPGあるいは素材Wを載
置した素材パレットPW が載置されるが、前記素材スト
ッカ3あるいは製品ストッカ5より素材パレットPW
るいは製品パレットPG を搬出入させるためにパレット
出入装置95が設けられている。このパレット出入装置
95は、前記作業台本体93の両端側に設けられ、枠体
97内にボールねじ99がパレット搬出入方向に延伸し
て回転自在に装着されている。ボールねじ99の片端
(図1において左側)にベベルギヤ101aが固着さ
れ、このベベルギヤ101aにベベルギヤ101bが噛
合され、ベベルギヤ101bは連結軸103で連結さ
れ、連結軸103の片端に駆動モータ105が連結装着
されている。
【0039】前記ボールねじ99にナット部材107が
螺合され、このナット部材107にドグ109が設けら
れていて、このドグ109は、素材パレットPW あるい
は製品パレットPG に設けられ係合溝111に係合離脱
自在となっている。
【0040】ナット部材107について、更に詳細に説
明する。図2および図3を参照するに、枠体97の内部
に内部にナット部材107が設けられ、ボールねじ99
に螺合されている。このナット部材107はナット本体
113を囲繞してスライダ115が設けられ、スライダ
115とナット本体113とは複数本のボルト117に
より一体的に固着されている。また、スライダ115に
は素材パレットPW あるいは製品パレットPG の係合溝
111に係合離脱自在となるドグ109が設けられてい
る。なお、このドグ109は固定式であっても、あるい
は図示を省略したが、例えばシリンダ等により出没自在
に設けられていても、どちらでも可能である。
【0041】更に、前記スライダ115の側面には係合
溝119が形成され、この係合溝119に枠体97側に
形成した係合突起121が係合し摺動自在となってい
る。このため、ナット部材107は係合突起121に案
内され円滑にY軸方向へ移動自在となると共に、回り止
め効果もあり、余分なガイド部材を必要とせず、コンパ
クト化を図ることができる。
【0042】上記構成により、製品ストッカ5の格納棚
23に格納された製品パレットPGを搬出するには、段
取作業台85を製品ストッカ5の後方位置へ移動させて
製品ストッカ5の格納棚23の後へ位置せしめ、リンク
機構91の作動により作業台本体93を搬出する製品パ
レットPG の後側に位置決めする。そして、駆動モータ
105を駆動せしめ、ベベルギヤ101a,101b、
連結軸103を介してボールねじ99を回転させ、この
ボールねじ99に螺合したナット部材107が前後方向
(図1において左右方向)へ移動自在となる。よって、
ナット部材107に設けたドグ109を製品パレットP
G に設けた係合溝119に係合させて、作業台本体93
上に搬出する。
【0043】また、素材ストッカ3の格納棚19へ素材
パレットを格納するには、素材ストッカ3の後方位置へ
段取作業台85を移動し位置決めすると共に、作業台本
体93上の素材Wを載置した素材パレットPW を乗せる
素材パレットPW に設けた係合溝119にナット部材1
07に設けたドグ109を係合させる。そして、段取作
業台85を素材ストッカ3の格納棚19の所望位置にリ
ンク機構91を作動せしめて作業台本体93に乗った素
材パレットPW を位置決めする。
【0044】ついで、駆動モータ105を駆動せしめ、
ベベルギヤ101a,101b、連結軸103を介して
ボールねじ99を回転させ、このボールねじ99に螺合
したナット部材107に備えたドグ109を介して素材
パレットPW を所望の格納棚19内へ格納する。
【0045】したがって、素材ストッカ3への素材パレ
ットPW の搬入、製品ストッカ5より製品パレットPG
の搬出を、加工ライン外にて行なうことができるので、
レーザ加工機1の稼働率を向上させることができる。し
かも、作業性の改善と作業時間の短縮を図ることができ
る。
【0046】なお、この考案は、前述した実施例に限定
されることなく、適宜の変更を行なうことにより、その
他の態様で実施し得るものである。
【0047】
【考案の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、要するに本考案は、素材を支持した複数の素
材パレット(PW )を出入自在に格納する複数の格納棚
(19)を上下方向に複数段に備えた素材ストッカ
(3)の前側に、上記各格納棚(19)に対して前記素
材パレット(PW )を出入するエレベータ(29)を設
け、製品を支持した複数の製品パレット(PG )を出入
自在に格納する複数の格納棚(23)を上下方向に複数
段に備えた製品ストッカ(5)の前側に上記格納棚(2
3)に対して製品パレット(PG )を出入するエレベー
タ(31)を設けると共に、上記製品ストッカ(5)を
前記素材ストッカ(3)に隣接して設け、前記素材スト
ッカ(3)の後方位置と前記製品ストッカ(5)の後方
位置との間を移行自在の段取作業台(85)を設け、こ
の段取作業台(85)に上下動可能に設けた作業台本体
(93)に、前記素材ストッカ(3)の各格納棚(1
9)に対して素材パレット(PW )を後側へ出入自在か
つ前記製品ストッカ(5)の各格納棚(23)に対して
製品パレット(PG )を後側へ出入自在のパレット出入
装置(95)を設けてなるものである。
【0048】上記構成より明らかなように、本考案にお
いては素材ストッカ3と製品ストッカ5とが隣接してあ
り、上記素材ストッカ3の後方位置と製品ストッカ5の
後方位置との間を移動自在の段取作業台85が設けてあ
る。そして、この段取作業台85に上下動可能に設けた
作業台本体93には、素材ストッカ3の格納棚19及び
製品ストッカ5の格納棚23に対して素材パレット
W ,製品パレットPG を後側へ出入自在のパレット出
入装置95が設けてある。
【0049】したがって、本考案によれば、素材ストッ
カ3の後方位置及び製品ストッカ5の後方位置へ段取作
業台85を移動せしめて、素材ストッカ3の各格納棚1
9に対して素材パレットPW の出入れを行って段取りを
行うことができ、また製品ストッカ5の各格納棚23に
対して製品パレットPG の出入れを行って段取りを行う
ことができるものである。
【0050】よって、前記素材ストッカ3の前側から素
材パレットを取出して板材加工機へ素材を供給し、板材
加工機によって加工された製品等を載置した製品パレッ
トを製品ストッカ5の各格納棚へ格納する加工を連続し
て行うとき、素材ストッカ3及び製品ストッカ5の後側
において素材パレット,製品パレットの出入れを行うこ
とができ、加工機の稼働率の向上を図ることができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の主要部である段取作業台を示す側面
図である。
【図2】図1におけるII矢視部の拡大平面図である。
【図3】図2におけるIII−III線に沿った断面図
である。
【図4】この考案を実施する一実施例の加工機の後側に
素材、製品ストッカを備えた板材搬出入装置の斜視図で
ある。
【図5】ワーク保持装置をエレベータから素材ストッカ
または製品ストッカに出入れせしめる作用を説明する概
略的な側面図である。
【符号の説明】
3 素材ストッカ 5 製品ストッカ 19,23 格納棚 29,31 右、左エレベータ 85 段取作業台

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 素材を支持した複数の素材パレット(P
    W )を出入自在に格納する複数の格納棚(19)を上下
    方向に複数段に備えた素材ストッカ(3)の前側に、上
    記各格納棚(19)に対して前記素材パレット(PW
    を出入するエレベータ(29)を設け、製品を支持した
    複数の製品パレット(PG )を出入自在に格納する複数
    の格納棚(23)を上下方向に複数段に備えた製品スト
    ッカ(5)の前側に上記格納棚(23)に対して製品パ
    レット(PG )を出入するエレベータ(31)を設ける
    と共に、上記製品ストッカ(5)を前記素材ストッカ
    (3)に隣接して設け、前記素材ストッカ(3)の後方
    位置と前記製品ストッカ(5)の後方位置との間を移行
    自在の段取作業台(85)を設け、この段取作業台(8
    5)に上下動可能に設けた作業台本体(93)に、前記
    素材ストッカ(3)の各格納棚(19)に対して素材パ
    レット(PW )を後側へ出入自在かつ前記製品ストッカ
    (5)の各格納棚(23)に対して製品パレット
    (PG )を後側へ出入自在のパレット出入装置(95)
    を設けてなることを特徴とする板材搬出入装置。
JP1991096966U 1991-11-26 1991-11-26 板材搬出入装置 Expired - Fee Related JP2567459Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991096966U JP2567459Y2 (ja) 1991-11-26 1991-11-26 板材搬出入装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991096966U JP2567459Y2 (ja) 1991-11-26 1991-11-26 板材搬出入装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0544328U JPH0544328U (ja) 1993-06-15
JP2567459Y2 true JP2567459Y2 (ja) 1998-04-02

Family

ID=14178981

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991096966U Expired - Fee Related JP2567459Y2 (ja) 1991-11-26 1991-11-26 板材搬出入装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2567459Y2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6118231U (ja) * 1984-07-04 1986-02-01 トヨタ自動車株式会社 プレス部品積込装置
JPS6141684U (ja) * 1984-08-20 1986-03-17 三洋電機株式会社 洗濯機
JPH0783907B2 (ja) * 1990-01-30 1995-09-13 株式会社小松製作所 板金加工システムの板材搬送装置
JP3035940U (ja) * 1996-09-19 1997-04-08 正嗣 高田 背広衿の汚れ防止具

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0544328U (ja) 1993-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0576676B1 (en) Apparatus for carrying materials and products into and out from working machine
JP3829633B2 (ja) 荷保管設備
JP5094145B2 (ja) 棚装置及び製品パレットへのワーク載置方法
JP3167759B2 (ja) 板材搬出入装置
JP2567459Y2 (ja) 板材搬出入装置
JP2549037Y2 (ja) パレットストッカ
JP3276474B2 (ja) レーザ加工装置
JP2955195B2 (ja) 板材自動倉庫
JP2955045B2 (ja) 加工機に対するパレットの搬出入装置
JPH06183513A (ja) 荷保管設備
JP2947491B2 (ja) 板材加工装置
JPH0442019Y2 (ja)
JP2823745B2 (ja) レーザ加工システムにおけるワークの処理方法及びその装置
JP2568629B2 (ja) 筒状物格納装置
JPH082619A (ja) 自動倉庫用の出し入れ装置
JPS6031899Y2 (ja) 工作機械の自動パレツト搬送装置
JP4429699B2 (ja) 床下収納装置
JPH05139512A (ja) パレツト搬出入装置
JP3002622U (ja) パレット交換装置
JPH058046Y2 (ja)
JPH0321874Y2 (ja)
JPH0321873Y2 (ja)
JPH10338381A (ja) 板材加工機に対するワーク搬入方法及びその装置
JP3041112B2 (ja) パレット搬出入装置
JPH04371395A (ja) 加工機に対するワーク搬出入装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees